JP2001337030A - 微粒子成分分析装置 - Google Patents

微粒子成分分析装置

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JP2001337030A
JP2001337030A JP2000158037A JP2000158037A JP2001337030A JP 2001337030 A JP2001337030 A JP 2001337030A JP 2000158037 A JP2000158037 A JP 2000158037A JP 2000158037 A JP2000158037 A JP 2000158037A JP 2001337030 A JP2001337030 A JP 2001337030A
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JP2000158037A
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Toshitsugu Ueda
敏嗣 植田
Muneaki Wakamatsu
宗明 若松
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Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブレークダウンの促進を図った微粒子測定装
置を提供する。 【解決手段】 セル内に微粒子を導入する手段と、セル
内の微粒子にレーザ光を照射する手段と、レーザ光の照
射によりブレークダウンして発光する微粒子の光を伝送
する伝送手段と、伝送手段により伝送された光を分光す
る分光手段と、分光された光を受光する光検出器を具備
し、前記微粒子の大きさや成分を分析する微粒子成分分
析装置において、前記セル内にアシストガスを導入する
手段を設け微粒子のブレークダウンの促進を図った。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば大気中やク
リーンルーム内に浮遊する微粒子若しくは液体中に含ま
れる微粒子の大きさや元素分析を行なう微粒子成分分析
装置に関し,装置の小型化,低価格化をはかった微粒子
成分分析装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】気体中でパルスレーザによる強力な電場
を集中させることにより分析対象とする微粒子の成分を
選択的に測定するレーザ励起型の検出器が知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これま
での技術では微粒子成分を元素単位に分解するために大
型で大パワーのレーザが必要であり、システム全体が大
掛かりになるとともに、長期間の耐用寿命が得られない
等の問題があった。
【0004】本発明は上記従来技術の問題点を解決する
ためになされたもので、パルスレーザの上流に所定の距
離を隔ててによるブレークダウンを促進するガスを用い
たり微粒子とレーザの邂逅効率を上げて効果的なブレー
クダウンを図った微粒子成分分析装置を提供することを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、請求項1においては、セル内に微粒子を
導入する手段と、セル内の微粒子にパルスレーザを照射
する手段と、パルスレーザの照射によりブレークダウン
して発光する微粒子の光を伝送する伝送手段と、伝送手
段により伝送された光を分光する分光手段と、分光され
た光を受光する光検出器を具備し、前記微粒子の大きさ
や成分を分析する微粒子成分分析装置において、前記セ
ル内にアシストガスを導入する手段を設け微粒子のブレ
ークダウンの促進を図ったことを特徴とする。
【0006】請求項2においては、請求項1記載の微粒
子成分分析装置において、パルスレーザの出力は前記ア
シストガスが電離し、電離したアシストガスが微粒子の
ブレークダウンを促進する程度のパワーに設定されてい
ることを特徴とする。請求項3においては、請求項1記
載の微粒子成分分析装置において、セル内は減圧され減
圧雰囲気中にアシストガスを導入することを特徴とす
る。
【0007】請求項4においては、請求項1〜3いずれ
かに記載の微粒子成分分析装置において、アシストガス
として不活性ガスを用いたことを特徴とする。請求項5
においては、請求項4記載の微粒子成分分析装置におい
て、アシストガスはAr,Kr,Xeガスのいずれか若
しくはこれらの混合ガスであることを特徴とする。
【0008】請求項6においては、セル内に微粒子を導
入する手段と、セル内の微粒子にパルスレーザを照射す
る手段と、パルスレーザの照射によりブレークダウンし
て発光する微粒子の光を伝送する伝送手段と、伝送手段
により伝送された光を分光する分光手段と、分光された
光を受光する光検出器を具備し、前記微粒子の大きさや
成分を分析する微粒子成分分析装置において、セル内を
微粒子が一定速度で移動する構成とし、上流側に微粒子
検出手段を、下流側にブレークダウン用レーザ照射手段
を設けたことを特徴とする。
【0009】請求項7においては、請求項6記載の微粒
子成分分析装置において、パルスレーザの上流に所定の
距離を隔ててCWレーザ照射手段を設け、CWレーザで
微粒子の存在を検出し、所定時間経過後、後段のパルス
レーザで微粒子を照射してブレークダウンによる発光を
得るようにしたことを特徴とする。
【0010】請求項8においては、請求項6記載の微粒
子成分分析装置において、パルスレーザの上流に所定の
距離を隔てて平行電極を設け、この平行電極の間を通過
する微粒子による静電容量変化により微粒子の存在を検
出し所定時間経過後、後段に設けたレーザで微粒子を照
射してブレークダウンによる発光を得るようにしたこと
を特徴とする。
【0011】請求項9においては、セル内に微粒子を導
入する手段と、セル内の微粒子にパルスレーザを照射す
る手段と、パルスレーザの照射によりブレークダウンし
て発光する微粒子の光を伝送する伝送手段と、伝送手段
により伝送された光を分光する分光手段と、分光された
光を受光する光検出器を具備し、前記微粒子の大きさや
成分を分析する微粒子成分分析装置において、光検出器
は入射端にパルスパワーレーザの波長を阻止するダイク
ロイックミラーを備え、基準光源からの基準波長を伝搬
する回折格子形光ファイバからの出射光とブレークダウ
ンして発光した光を入射して所定の範囲の波長を伝搬す
る1以上の回折格子形光ファイバの出射光を受光するよ
うに構成したことを特徴とする。
【0012】請求項10においては、請求項9記載の微
粒子成分分析装置において、光検出器は入射端にパルス
パワーレーザの波長を阻止するダイクロイックミラーを
備え、基準光源からの基準波長を伝搬する回折格子形光
ファイバからの出射光とブレークダウンして発光した光
を入射して所定の範囲の波長を伝搬する1以上の回折格
子形光ファイバの出射光と、ブレークダウンして発光し
た全ての光を入射して伝搬する多モード光ファイバの出
射光を受光するように構成したことを特徴とする。
【0013】請求項11においては、セル内に微粒子を
導入する手段と、セル内の微粒子にレーザ光を照射する
手段と、レーザ光の照射によりブレークダウンした微粒
子を挟んで配置され所定の電圧が印加された電極からな
り、ブレークダウン時に電極に生じる電流若しくは波形
から前記微粒子の大きさや成分を分析することを特徴と
する。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の請求項1〜5に
関する実施形態の一例を示す要部構成説明図である。図
において、1は光を遮断した真空紫外光が減衰しないで
伝搬できるキャビティであり、このキャビティ1内には
透明部材からなるセル2が配置されている。3はパルス
レーザ生成手段であり、例えば光源としてYAGレーザ
が用いられ、波長約1μm,強度10〜100Wでパル
ス幅0.1〜100ns程度の出力のものを使用する。
ここで、レーザの波長は測定対象となる元素の発光波長
が0.15〜0.9μm程度なので、レーザ光の波長を
測定成分の波長に重畳しないような範囲外の波長の使用
が望ましい。
【0015】ここで生成されたレーザはミラー4及び非
球面レンズ5を介して焦点での直径を0.1mm程度と
され、透明体からなるセル2の絞り部分2aを移動する
微粒子(例えば>0.03μm)6を照射する。セルの
一端には直径0.1mm程度のピンホール2bが設けられ
ている。7はセル内に微粒子を送り込む微粒子濃縮手段
であり、例えばサイクロン等によって空気中の微粒子が
濃縮され、その濃縮された微粒子がピンホール2bから
導入される。
【0016】8はセル2の他端に配置された真空ポンプ
で、セル2内の空気を吸引して減圧雰囲気とする。な
お、セル2のピンホール2bが形成された付近にはセル
2内に貫通する貫通孔2cが設けられ、この貫通孔2c
を介してセル2内にAr,Kr,Xeガスなどのように
空気(N2やO2)に対して原子の直径が大きく、従って
光の吸収面積が大きくイオン化し易いガス(アシストガ
ス)10が導入される。
【0017】従ってセル内は減圧雰囲気の例えばArガ
ス中に微粒子が浮遊する状態となる。9は紫外線光ファ
イバであり、先端の断面が逆円錐状に形成されている。
9aはフィルタで測定対象となる元素の発光波長が0.
15〜0.9μm以外の波長の通過を阻止する。なお、
図では省略するが紫外線光ファイバ9の他端には光検出
器が配置され光の強さとスペクトルから微粒子の大きさ
と成分が分析される。
【0018】上記の構成において、アシストガス中でパ
ルスレーザ光による強力な電場を集中させることによ
り、微粒子をブレークダウン(気中放電)を生じさせ
る。ブレークダウンは、気体中に微粒子が存在すると、
それによるエネルギ吸収のためにプラズマ化されるもの
であり、Ar,Kr,Xeは何れも空気(N2)よりも
大きいので、光を吸収して電離したりプラズマ化した気
体(アシストガス)が微粒子に衝突し微粒子のプラズマ
化を促進する。
【0019】このプラズマからは種々の光が発生する
が、発光からの時間経過とともに変化する。発光直後の
ナノ秒(10-9s)オーダーより短い時間帯では、プラ
ズマからの白色光が主要な光であるが、マイクロ秒(1
-6s)オーダ近くになると、プラズマ化されたイオン
が電子と再結合し、微粒子を構成する原子の蛍光が現
れ、その後、光は消滅する。
【0020】請求項1〜5の発明はアシストガス中でパ
ルスレーザ光を集中させることにより、微粒子をブレー
クダウン(気中放電)させたもので、強力なレーザ出力
を要することなく微粒子のプラズマ化が可能となる。な
お、例えば200〜160nmに含まれる炭素や硫黄な
どの短波長は空気中の酸素に吸収されるがキャビティ1
内に窒素ガス(N2)を充填することにより減衰を防止
することができる。
【0021】ところで、セル内の微粒子は濃縮手段で濃
縮されているとはいえ、その密度は必ずしも濃いとは言
えない。例えばパルスレーザ照射によるブレークダウン
領域(レーザスポット)は0.1mm球程度である。そ
して微粒子の密度が1個/mm3とするとレーザスポッ
トを微粒子が通過する確率は1/1000となる。ま
た、パルスレーザは電力の消費量が大きく微粒子が存在
しない状態で駆動しておくのは経済的な損失となる。
【0022】図2,図3は請求項6〜8における実施形
態の一例を示すもので、微粒子の存在を確認後パルスレ
ーザを照射するようにしてヒットする確率を向上させ、
合わせて電力消費量の削減を図ったものである。なお、
図1と同一要素には同一符号を付している。図2におい
ては微粒子の有無を認識する手段として連続発振を行う
CWレーザを配置し、図3は電極を配置したものであ
る。
【0023】図2において、セル2内には微粒子濃縮手
段7から微粒子6を含むガスが導入され、所定の速度で
流れている。19はCWレーザであり、このレーザの照
射径はレンズ11aによってセル2の内径をカバーする
程度の大きさに絞られている。そして、このレーザ領域
を微粒子6が通過すると散乱光を発する。この光はレン
ズ11bによって集光されフォトダイオード12などの
光検出手段で電気信号に変換される。
【0024】この信号はディレー発生装置13に入力さ
れ、微粒子を含むガスがセル2内の距離Lを移動してレ
ーザスポットPに達するまでの時間を遅らせてパルスレ
ーザ生成手段3にトリガ信号を送出する。このトリガ信
号はガスの流れのマージンを考慮して少し早めに送出さ
れ、パルスレーザ生成手段3はこのトリガによってオン
となり、一定時間経過したらオフとなるようにされてい
る。
【0025】図3は図2におけるCWレーザ19の代わ
りに平行平板電極14を設けたもので、この電極間を微
粒子6が通過すると静電容量が変化し電流計15の値が
変化する。この変化が電気信号としてディレー発生装置
13に出力され、前述と同様パルスレーザ生成手段3の
オンオフが行なわれる。
【0026】図4はCWレーザ19の出力(a)、微粒
子からの散乱光(b)、パルスレーザの出力(c)およ
びブレークダウンによる発光(d)のタイミングを示す
図である。図に示すように、CWレーザ10によって微
粒子6から散乱光が発され、Δt時間後にパルスレーザ
が出力され、この出力によってブレークダウンによる発
光が生じている。上述のように微粒子の存在を確認後パ
ルスレーザを照射するようにすればヒットの確率が向上
し、パルスレーザの電力消費量の削減を図ることができ
る。
【0027】図5(a,b)は請求項9,10における
実施形態の一例を示すもので、図5(b)は図5(a)
の拡大図である。なお、図1と同一要素には同一符号を
付している。図において、16は基準光源、17は入射
端にダイクロイックミラー17aが配置された光検出器
である。この実施例ではパルスレーザを搬送する手段と
して光ファイバは3aを用いるが、3b〜3dを含む光
ファイバ束を用いている。ダイクロイックミラー17a
はパルスレーザの波長が光検出器17に入射するのを阻
止するように作製されている
【0028】この場合、光ファイバ3aに入射するパル
スパワーレーザのパワーは光ファイバを破壊しない程度
の強さとし、出射側に屈折率分布型レンズを設け、この
レンズで出射したレーザを絞って微粒子をブレークダウ
ン可能なパワーとする。このような構成にすることによ
り光ファイバ3aの破壊を防止でき、出力側ではエネル
ギー密度が大きくなるので微粒子のブレークダウンを容
易にすることができる。
【0029】ブレークダウンによる発光は光ファイバ束
を構成する回折格子形光ファイバ3の一端から入射し光
検出器17に搬送される。この回折格子形光ファイバ3
bは一点鎖線で示すようなカップラとファイバグレーテ
ィングの機能を有している。
【0030】なお、回折格子形光ファイバ3bは図では
1本のみを示しているが、実際には検出したい元素の波
長によって複数本が用いられる。例えば炭素に特有な発
光波長である493〜515nmの範囲を通す回折格子
形光ファイバを用いれば微粒子に含まれる炭素の有無を
知ることができる。
【0031】光ファイバ3dはブレークダウンして発光
した全ての光を分光しないで入射して伝搬する多モード
光ファイバであり、回折格子形光ファイバ3bと同様に
光ファイバ束を構成している。基準光源16からの光は
ダイクロイックミラー17aを介して直接光検出器17
に入射する。
【0032】上記の構成において、光ファイバ3aで搬
送されたパルスレーザがセル2内に出射され、照射され
た微粒子6がブレークダウンによって発光するが、この
光の発光スペクトルはイで示すようなものとなる。そし
て、回折格子形光ファイバ3bによりロで示すように波
長が選択されて光検出器17に入射し、波長に基づく成
分分析が行われる。
【0033】光ファイバ3dはイで示す発光スペクトル
が全て入射して光検出器17に搬送され、光検出器17
はこの光ファイバからの出射光の強さを電気信号に変換
し微粒子の大きさとして測定する。基準光源16からの
光は光検出器17で分析する波長の校正波長として用い
られる。
【0034】図6は請求項11に関する実施形態の一例
を示すもので、ここでは要部の平行平板からなる電極2
0とこの電極に電圧を印加する電源21および波形測定
のためのオシロスコープ23のみを示す。微粒子は電極
間を通過中にパルスレーザで照射されてブレークダウン
を起こす。微粒子はブレークダウンにより原子,イオ
ン,電子に分解される。
【0035】イオンや電子は電極20にひきつけられ、
それらが電極に接すると電流が流れる。電子は質量が小
さいので一瞬にして電極に達する。イオンによる電流波
形をオシロスコープ23により観測する。いま、イオン
の電荷量をqとすると、イオンにかかる力Fは F=qV/d …(1) であらわされる。
【0036】イオンの質量をmとすると F=ma …(2) の関係があるので、加速度をaとすると、 a=F/m=qV/d/m …(3) で示される加速度でイオンは加速される。(3)式から
加速度は質量が重いほど小さく質量が軽いほど大きなも
のとなる。このことはイオンの種類により電極に到達す
る時間が異なることを意味しておりその到達時間(波
形)と波形の大きさを観測することにより元素の大きさ
と種類を特定することができる。
【0037】本発明の以上の説明は、説明および例示を
目的として特定の好適な実施例を示したに過ぎない。し
たがって本発明はその本質から逸脱せずに多くの変更、
変形をなし得ることは当業者に明らかである。
【0038】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の請
求項1〜5によれば、セル内に微粒子を導入する手段、
セル内の微粒子にパルスレーザ光を照射する手段、レー
ザ光の照射により発光する微粒子の発光を伝送する伝送
手段、伝送手段により伝送された光を検出する光検出器
を有する微粒子成分分析装置において、セル内をアシス
トガス雰囲気としたのでプラズマ化を促進することがで
きる。
【0039】また、請求項6〜8によれば、セル内を微
粒子が一定速度で移動する構成とし、上流側に微粒子検
出手段を、下流側にブレークダウン用レーザ照射手段を
設けたので、微粒子とパルスレーザスポットの邂逅度を
向上させることができ、パルスレーザ生成手段の電力の
消費量を押さえことができる。また、請求項9,10に
よれば、回折格子形光ファイバを用いているので分光器
が不要となり、基準光源を設けたので波長の校正を容易
に行うことができる。また、請求項11によれば電極と
オシロスコープで成分分析が可能となり構成を簡単にす
ることができる。
【0040】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す微粒子測定装置の要部
を示す構成図である。
【図2】微粒子の有無を認識する手段を設けた実施形態
の一例を示す要部構成図である。
【図3】微粒子の有無を認識する他の実施形態を示す要
部構成図である。
【図4】CWレーザ、散乱光、パルスレーザの出力およ
びブレークダウンによる発光のタイミングを示す図であ
【図5】パルスレーザを光ファイバから出射し、ブレー
クダウン光を回折格子形光ファイバに入射するようにし
た要部構成図である。
【図6】ブレークダウン光の検出に電極を用いた実施形
態の一例を示す要部構成図である。
【符号の説明】 1 キャビティ 2 セル 3 レーザ生成手段 4 ミラー 5 非球面レンズ 6 微粒子 7 微粒子濃縮手段 8 真空ポンプ 9 紫外線ファイバー 10 アシストガス 11 レンズ 12 フォトダイオード 13 ディレー発生装置 14,20 電極 15 電流計 16 基準光源 17 光検出器 17a ダイクロイックミラー 19 CWレーザ 21 電源 23 オシロスコープ 30 屈折率分布型レンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G043 AA01 CA06 DA05 DA08 EA01 EA10 FA03 GA02 GA04 GA07 GB01 GB03 GB08 GB21 HA01 HA02 HA05 HA09 JA03 JA04 KA03 KA08 KA09 LA02 MA11 NA04

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セル内に微粒子を導入する手段と、セル内
    の微粒子にパルスレーザを照射する手段と、パルスレー
    ザの照射によりブレークダウンして発光する微粒子の光
    を伝送する伝送手段と、伝送手段により伝送された光を
    分光する分光手段と、分光された光を受光する光検出器
    を具備し、前記微粒子の大きさや成分を分析する微粒子
    成分分析装置において、 前記セル内にアシストガスを導入する手段を設け微粒子
    のブレークダウンの促進を図ったことを特徴とする微粒
    子成分分析装置。
  2. 【請求項2】パルスレーザの出力は前記アシストガスが
    電離し、電離したアシストガスが微粒子のブレークダウ
    ンを促進する程度のパワーに設定されていることを特徴
    とする請求項1記載の微粒子成分分析装置。
  3. 【請求項3】セル内は減圧され減圧雰囲気中にアシスト
    ガスを導入することを特徴とする請求項1記載の微粒子
    成分分析装置。
  4. 【請求項4】アシストガスとして不活性ガスを用いたこ
    とを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載の微粒子成
    分分析装置。
  5. 【請求項5】アシストガスはAr,Kr,Xeガスのい
    ずれか若しくはこれらの混合ガスであることを特徴とす
    る請求項4記載の微粒子成分分析装置。
  6. 【請求項6】セル内に微粒子を導入する手段と、セル内
    の微粒子にパルスレーザを照射する手段と、パルスレー
    ザの照射によりブレークダウンして発光する微粒子の光
    を伝送する伝送手段と、伝送手段により伝送された光を
    分光する分光手段と、分光された光を受光する光検出器
    を具備し、前記微粒子の大きさや成分を分析する微粒子
    成分分析装置において、 セル内を微粒子が一定速度で移動する構成とし、上流側
    に微粒子検出手段を、下流側にブレークダウン用パルス
    レーザ照射手段を設けたことを特徴とする微粒子成分分
    析装置。
  7. 【請求項7】パルスレーザの上流に所定の距離を隔てて
    CWレーザ照射手段を設け、CWレーザで微粒子の存在
    を検出し、所定時間経過後、後段のパルスレーザで微粒
    子を照射してブレークダウンによる発光を得るようにし
    たことを特徴とする請求項6記載の微粒子成分分析装
    置。
  8. 【請求項8】パルスレーザの上流に所定の距離を隔てて
    平行電極を設け、この平行電極の間を通過する微粒子に
    よる静電容量変化により微粒子の存在を検出し所定時間
    経過後、後段に設けたレーザで微粒子を照射してブレー
    クダウンによる発光を得るようにしたことを特徴とする
    請求項6記載の微粒子成分分析装置。
  9. 【請求項9】セル内に微粒子を導入する手段と、セル内
    の微粒子にパルスレーザを照射する手段と、パルスレー
    ザの照射によりブレークダウンして発光する微粒子の光
    を伝送する伝送手段と、伝送手段により伝送された光を
    分光する分光手段と、分光された光を受光する光検出器
    を具備し、前記微粒子の大きさや成分を分析する微粒子
    成分分析装置において、 光検出器は入射端にパルスレーザの波長を阻止するダイ
    クロイックミラーを備え、基準光源からの基準波長を伝
    搬する回折格子形光ファイバからの出射光とブレークダ
    ウンして発光した光を入射して所定の範囲の波長を伝搬
    する1以上の回折格子形光ファイバの出射光を受光する
    ように構成したことを特徴とする微粒子成分分析装置。
  10. 【請求項10】光検出器は入射端にパルスレーザの波長
    を阻止するダイクロイックミラーを備え、基準光源から
    の基準波長を伝搬する回折格子形光ファイバからの出射
    光とブレークダウンして発光した光を入射して所定の範
    囲の波長を伝搬する1以上の回折格子形光ファイバの出
    射光と、ブレークダウンして発光した全ての光を入射し
    て伝搬する多モード光ファイバの出射光を受光するよう
    に構成したことを特徴とする請求項9記載の微粒子成分
    分析装置。
  11. 【請求項11】セル内に微粒子を導入する手段と、セル
    内の微粒子にパルスレーザを照射する手段と、レーザの
    照射によりブレークダウンした微粒子を挟んで配置され
    所定の電圧が印加された電極からなり、ブレークダウン
    時に電極に生じる電流若しくは波形から前記微粒子の大
    きさや成分を分析することを特徴とする微粒子成分分析
    装置。
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