JP2001336797A - クリーンルーム内における防爆装置 - Google Patents

クリーンルーム内における防爆装置

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JP2001336797A
JP2001336797A JP2000155790A JP2000155790A JP2001336797A JP 2001336797 A JP2001336797 A JP 2001336797A JP 2000155790 A JP2000155790 A JP 2000155790A JP 2000155790 A JP2000155790 A JP 2000155790A JP 2001336797 A JP2001336797 A JP 2001336797A
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explosion
proof
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clean room
equipment
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JP2000155790A
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Hitoshi Yamamoto
仁士 山本
Kazuhiro Shimizu
和宏 清水
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Shibuya Corp
Original Assignee
Shibuya Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 清浄空気の取り入れ口を有する各種クリーン
ルーム内において、既存設備が有する点火源となる電気
機器類を取り囲むようにチャンバ7を設け、前記清浄空
気の取り入れ口近傍から前記チャンバ7内に清浄空気を
供給して増圧し、常に前記チャンバ7内が外部より陽圧
となるようにしたクリーンルーム内における防爆装置。 【効果】 非防爆型である既設の設備そのものは全く変
更せずに内圧防爆に対応した設備とすることができ、改
造に要する費用を抑制することができるという効果を得
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クリーンルーム内
に設置される設備を防爆仕様とすることができるクリー
ンルーム内における防爆装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として、薬品等の調合設備
は、クリーンルーム内において液タンク、熱交換器、サ
ニタリーポンプ、必要に応じてニーダー等を備えてお
り、調合された薬品は別のクリーンルームに設置された
フィラに供給される。薬品として爆発性ガスを発生する
ような揮発性のアルコール類を取り扱う場合、その爆発
性ガスがクリーンルーム内に充満し、爆発の危険性が増
すことになる。そのため、クリーンルーム内にある点火
源となる電気機器を有する装置は爆発性ガスから隔離し
た防爆仕様にしなければならない。すなわち、上記した
調合設備のうちサニタリーポンプには電動モータが付い
ているので、防爆化が必要となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術においては、一般に、防爆仕様のポンプなどは非
防爆のものと比較して点火源となる恐れがある部分を周
囲の雰囲気から隔離する構造となっているのでサイズが
大きい。そのため既存の設備を防爆仕様に改造する場
合、ポンプのサイズが異なるために接続配管までも交換
しなければならなくなり、非常に大掛かりな作業となる
という問題があった。また、クリーンルーム内に新たに
設備を設置する場合にも、高価な防爆型のポンプを使用
しなければならなかった。
【0004】本発明は、このような事情に鑑み、クリー
ンルーム内に設置された既存の設備を交換することな
く、防爆対応とすることができ、また、クリーンルーム
内に新たに設置される防爆対応の設備に要する費用を抑
制することができるようにしたクリーンルーム内におけ
る防爆装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題の解
決を図ったもので、清浄空気の取り入れ口を有するクリ
ーンルーム内において、設置される設備が有する点火源
となる電気機器類を取り囲むようにチャンバを設け、前
記清浄空気の取り入れ口近傍から前記チャンバ内に清浄
空気を供給して増圧し、常に前記チャンバ内が外部より
陽圧にするという技術手段を採用した。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面で詳細に
説明する。
【0007】先ず、図4に基づいてクリーンルーム20
内に設けられる非防爆仕様の調合設備について概略説明
する。調合タンク1内に一旦蓄えられた薬液はサニタリ
ーポンプ2によって熱交換器3を経て別のクリーンルー
ム20内に設置されるフィラ(図面上は省略)に送液さ
れる。また、熱交換器3に使用された蒸気は回収タンク
4に一旦供給され貯留された後、ポンプ5によって埋設
された配管6を通って室外に排出されるように構成され
ている。これらの設備がクリーンルーム20内に設置さ
れ、このクリーンルーム20の天井部には、外部から清
浄空気を導入するHEPAフィルタ19が数台備え付け
られている。
【0008】次に、本発明の第一実施例について、図1
および図2に基づいて、クリーンルーム20内の調合設
備について説明する。一旦調合タンク1に蓄えられた薬
液はサニタリーポンプ2によって熱交換器3を経て、隣
接する別のクリーンルーム20内にあるフィラ(図面上
は省略)に送液される。また、熱交換器3に使用された
蒸気は回収タンク4に一旦供給され貯留された後、ポン
プ5によって埋設された配管6を通って室外に排出され
る。この基本構成は図4に示した非防爆仕様の場合とな
んら異なるところはないものである。
【0009】このような設備において、爆発性ガスを発
生する揮発性のアルコール類を取り扱う場合に、設備を
防爆仕様に変更しなければならない。
【0010】防爆仕様とする場合について詳しく説明す
ると、点火源となる電動モータが付属される送液用のサ
ニタリーポンプ2および蒸気排出用ポンプ5はそれぞれ
耐火チャンバ7,8によって囲まれ、外部の雰囲気と遮
断される。また、HEPAフィルタ19近傍に空気取り
入れ口10を設けるようにしたダクト9がブロア11の
吸入口に接続されるとともに、ブロア11の排出口から
耐火チャンバ7へダクト12が接続される。ダクト12
の途中から分岐するようにして耐火チャンバ8にダクト
13が接続される。これより、HEPAフィルタ19か
ら出た清浄空気は、ブロア11の駆動によって耐火チャ
ンバ7および8内に供給されるようになっている。
【0011】また、ブロア11は防爆型、又は安全増防
爆型のものがクリーンルーム20内に設けられ、ブロア
制御盤14によってその駆動が制御される。なお、ブロ
ア制御盤14内には点火源となるリレー等が用いられて
いるため、防爆型とする必要があり、外部から加圧空気
が供給されることによって内圧防爆型となっている。
【0012】耐火チャンバ7は、ステンレスからなる枠
にパッキンを介してポリカーボネイトからなるパネルが
取り付けられている構造のものである。耐火チャンバ7
には、清浄空気が供給されるダクト9との接続口から離
れた位置にブロア11による清浄空気の供給量より排気
量が少となるような大きさの排気口15が設けられてい
る。また、耐火チャンバ7には差圧計16が取り付けら
れていて、耐火チャンバ7の外部と内部との圧力差を監
視するようになっている。耐火チャンバ8にも同様な排
気口15が設けられ、かつ差圧計16が取り付けられて
いる。差圧計16については、接点式のものを用いるこ
とによって、チャンバの内圧が低下した異常状態となっ
た場合に自動的に警報を鳴らしたり、クリーンルーム2
0内の換気を行うように制御することも可能である。
【0013】なお、符号17、18はブロア制御盤14
とブロア11、差圧計16とを結ぶ電気配線であり、防
爆対応型となっている。
【0014】以上のような設備において、ブロア11を
駆動すると、HEPAフィルタ19からクリーンルーム
20内に導入されたばかりの清浄空気がダクト9の空気
取り入れ口10から吸引されて、耐火チャンバ7および
8内に供給される。そして、清浄空気によって満たされ
た耐火チャンバ7および8内の圧力は差圧計16によっ
て監視され、常にチャンバ外部より陽圧になるようにブ
ロア11がブロア制御盤14によって制御される。この
ため、耐火チャンバ7内は常に清浄空気で満たされ爆発
性のガスが浸入することはなく、点火源である電動モー
タは爆発性ガスから隔離されることになる。
【0015】この第一実施例の変形例として、非防爆型
の汎用ブロアを用いて、サニタリーポンプとは別にブロ
ア自体を耐火チャンバで囲んで、ブロアから排出される
空気の一部をこの耐火チャンバ内に戻すようにして陽圧
とするようにしても良い。
【0016】また、ブロア制御盤14には外部の空気源
から加圧空気を供給しているが、防爆型ブロア11の下
流の加圧空気を供給するようにしても良い。
【0017】なお、熱交換器2は蒸気式のものを使用す
る場合には電気部分はないので、特に防爆化を考慮する
必要はないものである。
【0018】また、図3に示す第二実施例は、非防爆型
の汎用ブロア21を採用し、このブロア自体を耐火チャ
ンバ22内に設置したものである。その他の構成は、第
一実施例と同一なので詳細な説明は省略する。
【0019】このようにいずれの実施例においても、既
存の非防爆型のサニタリーポンプをそのまま使用して、
防爆化に対応した設備とすることができるものである。
また、本実施例は薬品の調合設備について適用した例で
あるが、これに限定されるものではなく、フィラに殺菌
用洗浄水を送液する設備などにも適用可能である。
【0020】以上、既存の設備を防爆化に対応した設備
に変更する場合について説明したが、クリーンルーム内
に新たに設備を設置する場合にも、非防爆型のサニタリ
ーポンプを使用することができる。さらに、アイソレー
タの中で爆発性ガスを発生するような液体を取り扱う場
合等にも適用できる。
【0021】
【発明の効果】本発明は、以上の構成を採用した結果、
次のような効果を得ることができる。 (1)クリーンルーム内の非防爆設備を防爆設備に変更
する場合、非防爆型である既設の設備そのものは全く変
更せずに内圧防爆に対応した設備とすることができ、改
造に要する費用を抑制することができる。 (2)クリーンルーム内に新設される防爆設備について
も、適宜非防爆型の装置を用いることができ、費用を低
減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を示すクリーンルーム内に
おける防爆構造の概略説明図である。
【図2】本発明の第一実施例における要部斜視図であ
る。
【図3】本発明の第二実施例における要部斜視図であ
る。
【図4】クリーンルーム内における非防爆仕様の概略説
明図である。
【符号の説明】
1‥‥調合タンク 2‥‥サニタ
リーポンプ 3‥‥熱交換器 4‥‥回収タ
ンク 5‥‥ポンプ 6‥‥配管 7‥‥耐火チャンバ 8‥‥耐火チ
ャンバ 9‥‥ダクト 10‥‥空気取
り入れ口 11‥‥ブロア 12‥‥ダク
ト 13‥‥ダクト 14‥‥ブロ
ア制御盤 15‥‥排気口 16‥‥差圧
計 17‥‥電気配線 18‥‥電気
配線 19‥‥HEPAフィルタ 20‥‥クリ
ーンルーム 21‥‥非防爆型の汎用ブロア 22‥‥耐火
チャンバ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 清浄空気の取り入れ口を有するクリーン
    ルーム内において、設置される設備が有する点火源とな
    る電気機器類を取り囲むようにチャンバを設け、前記清
    浄空気の取り入れ口近傍から前記チャンバ内に清浄空気
    を供給して増圧し、常に前記チャンバ内が外部より陽圧
    となるように構成したことを特徴とするクリーンルーム
    内における防爆装置。
JP2000155790A 2000-05-26 2000-05-26 クリーンルーム内における防爆装置 Pending JP2001336797A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102327787A (zh) * 2011-08-16 2012-01-25 天津开发区合普工贸有限公司 防爆式液、气相气溶胶暴露设备
CN102380433A (zh) * 2011-07-26 2012-03-21 天津开发区合普工贸有限公司 防爆式固相粉尘染毒设备
KR101503705B1 (ko) * 2014-05-23 2015-03-19 주식회사 아이이씨티 양압형 방폭장치

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