JP2001335066A - 液状薬剤分注容器 - Google Patents

液状薬剤分注容器

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JP2001335066A
JP2001335066A JP2000156148A JP2000156148A JP2001335066A JP 2001335066 A JP2001335066 A JP 2001335066A JP 2000156148 A JP2000156148 A JP 2000156148A JP 2000156148 A JP2000156148 A JP 2000156148A JP 2001335066 A JP2001335066 A JP 2001335066A
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JP
Japan
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container
disinfectant
liquid medicine
liquid
swab
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JP2000156148A
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English (en)
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Nobuhiro Ishibashi
伸浩 石橋
Tomomasa Ijiri
朋応 井尻
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Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】一回の使用量の液状薬剤を無駄なく分注でき、
綿棒等の塗布具を浸漬し易く、分注する際にこぼして周
りを汚染することのない容器の提供。 【解決手段】上部が解放し、該上部から底部に向かって
ロート様の傾斜部が形成され、底部には該傾斜部に連接
する有底の貯液部が形成されている液状薬剤分注容器に
より、上記課題が解決される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は創傷部の治療や消毒
に用いる薬剤塗布具に液状薬剤を付ける際に液状薬剤を
小分け分注するための容器に関するものである。更に詳
しくはポピドンヨードやエタノール等の液状消毒剤等を
小分け分注し、塗布具である綿棒等を浸漬する際に用い
る容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】創部等、患部の消毒には、ポピドンヨー
ド、エタノール、クロルヘキシジン等の液状薬剤を塗布
することが一般的である。この際には(1)薬剤の瓶に
直接綿棒を浸し、薬剤(消毒剤)の十分に染み込んだ綿
棒を患部に接触させて、消毒する、(2)消毒剤を小分
け容器に移し、そこへ綿棒を浸して消毒する等の方法が
とられている。(1)の場合には、汚染した綿棒もしく
は1度患部に触れた綿棒を消毒剤の瓶に入れてしまう事
態があれば、消毒剤そのものが汚染し、以後の操作には
効力の落ちた薬剤を使用することとなり、適切な消毒処
理を施せなくなる。ポピドンヨード等、多くの液状消毒
剤は、有機物の混入により、容易に効力を失う。特に消
毒剤の効力の低下は、目視したのみではわからず、効力
の落ちた消毒剤の繰り返し使用により、患部の治癒を大
幅に遅らせることにもなりかねない。
【0003】一方、(2)の場合は、液状消毒剤が小分
けして使用されるので、たとえ使用中の消毒剤が汚染し
たとしても、消毒剤の元の瓶は汚染から逃れることがで
きる。特に、毎使用時に新しい消毒剤を入れ、使用する
こと(いわゆる要事調整)は、消毒剤の汚染低下を防止
するためにも、有効な手段である。
【0004】このように消毒剤の分注には、適当なプラ
スチック容器等が使用されているが、必要以上に大きな
ものを使用すれば、消毒剤を無駄に入れ込む事態も多
く、また適量入れた場合でも、消毒剤が容器内で広がっ
てしまい、適切に綿棒等に染み込ませる事が困難とな
る。また必要以上に小さなものを使用すれば、容器への
消毒剤の分注が困難となり、容器外へこぼしてしまうこ
ともある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の様に従来の液状
薬剤分注容器は、液状薬剤を綿棒等で塗布する際に浸漬
するためには必ずしも好適なものではなかった。従っ
て、本発明の目的は、一回の使用量の液状薬剤を無駄な
く分注でき、綿棒等の塗布具を浸漬し易く、分注する際
にこぼして周りを汚染することのない容器を提供する事
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し目
的を達成するために、本発明は、液状薬剤を小分け分注
するための容器であって、容器は上部が解放し、上部か
ら底部に向かってロート様の傾斜部が形成され、底部に
は該傾斜部に連接する有底の貯液部が形成されている液
状薬剤分注容器を提供するものである。また、本発明
は、ロート様の傾斜部の傾斜角度が水平面に対して5〜
60度である液状薬剤分注容器を提供するものである。ま
た、本発明は、有底の貯液部の容量が1から2ミリリッ
トルである液状薬剤分注容器を提供するものである。更
に、本発明は容器が硬質のプラスチック樹脂で成形され
ている液状薬剤分注容器を提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好適な実施の形態
について添付の図面を参照して詳細に説明する。図1は
本発明の液状薬剤分注容器の平面図であり、図2は本発
明の液状薬剤分注容器の断面図である。
【0008】図1、図2において明らかなように本発明
の液状薬剤分注容器1では、上部2が解放し、上部2か
ら底部3に向かってロート様の傾斜部4が形成され、底
部3には該傾斜部4に連接する有底の貯液部5が形成さ
れている。
【0009】集液用のロート様傾斜部4と貯液部5から
なることが特徴である。すなわちロートを用いて液体を
口の狭い瓶の中にこぼさずに入れ込むことができるよう
に、分注した消毒剤はロート様傾斜部4を介して、その
中心にある貯液部5に貯まる。このような形態により、
大きな容器の消毒剤の分注のし易さと、小さな容器の、
綿棒の浸しやすさの双方の利点を得ることができる。こ
のとき集液用のロート様傾斜部4の角度は水平面に対し
て5〜60度、好ましくは10〜45度であることが望まし
い。この角度が小さすぎれば、ロート様傾斜部4に分注
した消毒剤が残り、貯液部5に消毒剤が集まらず、綿棒
に消毒剤が浸しにくくなる。また、この角度が大きすぎ
れば、消毒剤の注ぎ口の面積(ロート様傾斜部、上部面
積)が小さくなるか、もしくは容器自体を巨大なものと
しなければならず、消毒剤の分注がかえって困難とな
る。
【0010】貯液部については、消毒剤を浸したい綿棒
の種類と数によるが、通常の3号綿棒を使用する場合に
は1〜2ml/本で消毒剤を十分に綿棒に浸すことがで
きる。この割合で貯液部を作製し、消毒剤を本容器に入
れる際には、ロート様傾斜部を介し、貯液部がほぼ満た
されるまで、消毒剤を入れれば、無駄なく使用すること
ができる。
【0011】本発明の液状消毒剤分注用容器の材質とし
ては、ガラス、ゴム、金属、プラスチック樹脂等を用い
ることができる。特にプラスチック樹脂が成形性の面か
ら好適である。プラスチック樹脂としてはポリプロピレ
ン、ポリエチレン、ポリカーボネート、ABS樹脂等を
用いることができる。プラスチック樹脂を用いて成形さ
れた液状薬剤分注容器は、軽量で廃棄も容易であな面か
も好ましい。形状としては、集液用のロート様傾斜部
4、貯液部5のほかに、使用前の薬剤付き綿棒を置くス
ペース、使用済みの綿棒を置くスペースなどを設けても
良い。また本容器を2連以上とし、2種以上の消毒剤を
同時に使用しながら、消毒操作を行うこともできる。
【0012】また、本発明の液状薬剤分注容器は、綿棒
と組み合わせて1つの包装袋に入れることもできる。
【0013】更に、その他にも用途に合わせ、ガーゼ、
綿球、絆創膏等と組み合わせて包装することもできる。
さらに小分けした消毒剤も入れれば、1回の消毒操作に
必要なものが全て揃った消毒セットとすることができ
る。またそれらを包む包材としては、紙、布、ビニー
ル、プラスチック等があげられる。特に不織布でくる
み、全体の滅菌処理を行えば、不織布を広げた状態で
は、無菌的な作業領域、器具が揃い、液状消毒剤を併用
すれば安全に、かつ安心に消毒操作を行うことが可能で
ある。
【0014】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、液
状の薬剤を周りにこぼしたりすることなく必要な使用量
を簡単に分注でき、綿棒等の塗布具を浸漬できる液状薬
剤分注容器が提供できる。また、本発明の液状薬剤分注
容器を使用することによって、薬液瓶に直接綿棒等の塗
布具を浸漬することがなくなり、薬液瓶中の薬剤の汚染
や劣化が防止でき、用事調整した薬液で、安全かつ安心
して創傷部位の消毒操作を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液状薬剤分注容器の平面図である。
【図2】本発明の液状薬剤分注容器の断面図である。
【符号の説明】
1;液状薬剤分注容器 2;上部 3;底部 4;傾斜部 5;貯液部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液状薬剤を小分け分注するための容器であ
    って、該容器は上部が解放し、該上部から底部に向かっ
    てロート様の傾斜部が形成され、底部には該傾斜部に連
    接する有底の貯液部が形成されている液状薬剤分注容
    器。
  2. 【請求項2】前記ロート様の傾斜部の傾斜角度が水平面
    に対して5〜60度である請求項1記載の液状薬剤分注容
    器。
  3. 【請求項3】前記有底の貯液部の容量が1から2ミリリ
    ットルである請求項1または2記載の液状薬剤分注容
    器。
  4. 【請求項4】前記容器が硬質のプラスチック樹脂で成形
    されている請求項1乃至3のいずれかに記載の液状薬剤
    分注容器。
JP2000156148A 2000-05-26 2000-05-26 液状薬剤分注容器 Pending JP2001335066A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021078684A (ja) * 2019-11-18 2021-05-27 大成化工株式会社 容器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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