JP2001333881A - 動物用体内観察鏡 - Google Patents

動物用体内観察鏡

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JP2001333881A
JP2001333881A JP2000159033A JP2000159033A JP2001333881A JP 2001333881 A JP2001333881 A JP 2001333881A JP 2000159033 A JP2000159033 A JP 2000159033A JP 2000159033 A JP2000159033 A JP 2000159033A JP 2001333881 A JP2001333881 A JP 2001333881A
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inner cylinder
long handle
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animals
animal
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JP2000159033A
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Inventor
Shinichiro Taguchi
信一朗 田口
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TAGUCHI ENTERP KK
Taguchi Enterprise KK
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TAGUCHI ENTERP KK
Taguchi Enterprise KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動物の体内を細部にわたって観察することに
より病巣の発見、健康診断に役立たしめる。 【解決手段】半球形の先端を透明部3とした内筒2の外
面に覆筒4を取り付けてなる長柄1と、覗き窓6を有し
且つ電源8とスイッチ9を備えた長柄後端に位置する中
空状の保持体5で構成され、内筒2と覆筒4の間に、前
方を照らす発光体10とその配線を組み込み、内筒2の
透明部3に映じた像が、保持体5の覗き窓6より観察さ
れる。また内筒2と覆筒4の間にCCDカメラとその配
線を組み込むことによりモニター画面20での観察もで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動物の体内を観察
して病巣の有無や健康状態を知るための動物用体内観察
鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】人間は別として動物の病気を早期に発見
して治療に役立たしめる技術はおのずから限定されてい
る。例えば特開平5−223812号公報に開示された
技術は動物の尿検査用試験材であって、動物の排泄物処
理材に混ぜて使用することで病気を容易に発見すること
を主旨としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような技術は排
泄物に反応するインキ組成物を基材に含有させたもので
あり、健康状態を知る目安にはなるが病巣や患部を具体
的に発見する手だてとはなり得ない。そのため動物の健
康状態は獣医による観察、触診等に頼らざるを得ない
が、それとて経験や技術差によって判断が大きく左右さ
れ、ましてや細部にわたる観察は難しく適切な診断を下
すのは困難であり、大型動物や高価な希少動物等の病気
判断を誤ると飼い主に多大な経済的打撃を及ぼす等の懸
念もある。
【0004】而して動物の病気発見が遅れたために社会
的問題となるケースも多く、例えば牛乳の代わりに山羊
の乳を飲用していた地域で、山羊が病気にかゝり、その
発見が遅れたために乳を飲用した住民が罹患するといっ
た事態が起きているが、このような場合も早期に病気発
見がなされていれば動物は勿論のこと人体への影響を最
小限に抑えることができていた筈であり、その意味でも
動物の病気の早期発見を簡易に行える技術の出現は喫緊
の課題といえるが、未だ適切な解決手段が見いだされて
いないのが現状である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような現状
に鑑みてなされたもので、動物の病巣の早期発見や日常
の健康状態を知る上で頗る有効な体内観察鏡を提供する
ことを所期したものであり、すなわち先端を半球形の透
明部3とした内筒2の外面に覆筒4を取り付けてなる二
重構造の長柄1と、覗き窓6を有し且つ電源8とスイッ
チ9を備えた長柄1後端に位置する中空状の保持体5で
構成された動物用体内観察鏡であって、前記内筒2と覆
筒4の間に、前方を照らす発光体10とその配線を組み
込み、内筒2の透明部3に映じた像が、内筒2と保持体
5内面のレンズ11及びミラー12を介して覗き窓6よ
り観察できることとしている。
【0006】前記内筒2と覆筒4の間に、発光体10と
ともにCCDカメラ13及びその配線を組み込むと、C
CDカメラ13で撮影した像を外部のモニター画面20
に取り込むことができ、動物の体内をモニター画面20
で確実に観察することが可能となる。
【0007】モニター画面20をポータブル型とした箱
体21の上部に装置し、箱体21下部の空所22をコー
ド等の収納部とすることによって必要部材を収納した状
態での移動、持ち運びが容易で往診などに便利となる。
【0008】動物の体内に長柄1を挿入しやすくするた
めに、長柄1の外側にシリコンゴムカバー14を被せる
と具合がよく、またその外側に、消毒したゴム製薄膜1
5を被せることによって衛生的となるので細菌発生等を
未然に防止できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明を説明
すると、1は長柄で、先端を半球形の透明部3とした合
成樹脂製の内筒2の外面に合成樹脂製の覆筒4を取り付
けてなる二重構造のものであり、内筒2は全体を試験管
のように透明部材で構成してもよく、覆筒4は透明部3
を除く内筒2の全体を覆っている。長柄1の長さと太さ
は動物の大きさによって異なるが、家畜類では数10c
m〜1mのものとなる。長柄1はジョイント式としても
よく、動物に応じ数本を接続して所望の長さとしたり長
さの異なるものを交換自在にすると都合がよい。
【0010】5は長柄1の後端に位置する中空状の保持
体であり長柄1と固定している。保持体5は水平状にし
た長柄1に対し鈍角状に立設したもので、上端に覗き窓
6を有し、また後面に張り出し形成した縦長ケース7内
に電源8である電池(単四形2本)を着脱自在に取り付
け、前面には電源8と関連するスイッチ9を左右に2個
そなえている。
【0011】長柄1における内筒2と覆筒4の間には、
前方を照らす小型電球である発光体10を周方向に複数
個設ける。発光体10のコード10aも内筒2と覆筒4
の間に配置されているので外部からは見えない。コード
10aは電源8に通じ、スイッチ9をオン・オフするこ
とによって発光体10は点滅するが、発光体10の一部
を点灯し一部を消灯することにより、明かりの強弱が調
節できる。
【0012】内筒2の透明部3に映じた像が保持体5の
覗き窓6より目視できるようにするため、内筒2と保持
体5内にレンズ11、ミラー12を設ける。すなわち内
筒2の奥端部と保持体5の下端部の境界位置にレンズ1
1を設けると像はこのレンズ11によって拡大され、保
持体5にレンズ11と隣接するミラー12を設けるとミ
ラー12によって反射された像が保持体5の上方に投影
し、覗き窓6で目視される。なお像を更に拡大したい場
合は、内筒2内に更にレンズを設ければよい。
【0013】内筒2と覆筒4の間に、発光体10ととも
にCCDカメラ13を設けておくことによって発光体1
0で照らされ透明部3に映じた像を撮影できる。このた
め内筒2と覆筒4の間にグラスファイバー13aを配線
し、該グラスファイバー13aを外部のモニター画面2
0に接続して、CCDカメラ13でキャッチした像を取
り込みできるようにしておく。なおCCDカメラ13の
電源はAC、DCいずれでも使用可能であることは勿論
である。而してCCDカメラ13でキャッチした像をデ
ジタル出力するとパソコン画面でも見ることができ、そ
れをプリントアウトすれば手元で確認することもでき
る。
【0014】モニター画面20をポータブル型箱体21
の上部に装置し、箱体21の下部に扉23付きの空所2
2を設けておくと、該空所22を交換又は接続用の長柄
1、コード10a、グラスファイバー13a等の収納部
として用いることもでき、現場に出向いて観察する必要
がある場合などに迅速な対応ができる。
【0015】動物の体内は大小の骨と肉質部分が微妙な
凹凸や屈折部を形成しているため、長柄1の外側にシリ
コンゴムカバー14を被せておくことが好ましく、こう
することによって体内(特に肛門)に長柄1を挿入する
と、シリコンゴムの柔軟で弾力のある特質が順応性を発
揮する。またその際シリコンゴムカバー14の外側に更
に消毒をしたゴム製薄膜15を被せると、衛生的でばい
菌などの発生を阻止できる。なお覆筒4をシリコンゴム
のような柔軟素材としておけば、特にカバーを被せる必
要はない。
【0016】覗き窓6より直接動物の体内を観察するに
は、スイッチ9をオンして発光体10を点灯し、動物の
肛門内に長柄1を静かに挿入して目的部位まで押し込
む。内筒2先端の透明部3には発光体10で照らされた
体内の様子が捉えられ、この像が内筒2内を直進し、レ
ンズ11とミラー12を通過すると保持体5の上方に反
射するので、覗き窓6からのぞくと透明部3に映じた像
が明瞭に目視できる。長柄1の挿入具合によって、体内
の奥部、中程部、手前側などいずれの個所も観察でき、
複数個ある発光体10の光の加減を調節することによっ
て映像を最も見やすい状態で観察することができる。
【0017】モニター画面20で動物の体内を観察する
には、上記と同様に長柄1を肛門にあてがって挿入し、
発光体10で内部を照らしつつCCDカメラ13で撮影
をする。カメラでキャッチされた像はグラスファイバー
13aからモニター画面20に送られるので像は拡大し
て写し出され、モニター画面20を見れば病巣などの存
在を確実に把握できる。なおモニター画面20は、通常
のテレビに装置したりデジタル出力したパソコン画面に
よって代替できる。
【0018】
【発明の効果】本発明は、長柄を動物の体内に挿入し、
内部の状況を直接目で見ることによって病巣の有無、健
康状態の善し悪しを判断して病気の早期発見と予防等に
資するもので、従来の触診に比べて確実迅速な診断を下
せる結果、治療や療養に対する適切な処置と病気進行を
抑えて健康回復を図ることができるうえ、家畜の罹患か
ら生ずる人体への危険も予防でき、飼い主の経済的被害
・社会的問題の発生も未然に防止できる。
【0019】長柄に組み込んだ発光体によって体内の部
位が明瞭に映し出され、病巣の形状や大きさ、色合など
が細部にわたりレンズ、ミラーを介して保持体の覗き窓
より把握でき、覗き窓は長柄を回動すると見やすい位置
に設定できるので観察者が楽な姿勢で目視できる。
【0020】発光体とともにCCDカメラを組み込む
と、カメラによって体内の様子を外部のモニター画面で
観察でき、保持体の覗き窓から目視するのと異なって複
数人が同時に観察することができるとともに、画面の大
きさによって病巣等の部位を手にとるように把握でき
る。
【0021】CCDカメラをデジタル出力することによ
ってパソコン画面でも映像の再生ができ、且つプリント
アウトすれば写真を関係者に呈示できるので、例えば動
物の持ち主に対し獣医が患部の状況説明の資料・証拠と
して見せることによって手術の諾否の判断材料とするこ
とができる。
【0022】長柄と保持体が一体型でシンプルな外観を
呈し、電源とスイッチが保持体に設けられているので取
り扱いやすく、発光体とCCDカメラ及びそれらの配線
も二重構造とした長柄の内部に組み込まれているため体
裁がよく、収納に便利で携帯・持ち運びが容易であり、
場所や時間を問わずに観察できる。
【0023】長柄の外側にシリコンゴムカバーとゴム製
薄膜を被せると、凹凸や屈折のある体内への挿入がスム
ーズにでき、したがって動物に苦痛を与えたり皮膚を傷
つけることなく作業ができ、しかも衛生的で細菌などの
発生が防止できる。
【0024】長柄を交換自在として長短のものを各種用
意したり、また長柄をジョイント式として数本を接続し
たり取り外したりすることによって動物の大きさや種類
に応じた対処が速やかにできる。
【0025】モニター画面をポータブル型箱体の上部に
装置し、下部を空所にすると、この部分に長柄やケーブ
ル、あるいは電源電池や工具類等を収納することもでき
るので随時随所への持ち運びができて便利であり、自動
車のトランクなどに入れることによって遠方への往診な
どに迅速に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の概略断面図である。
【図2】 本発明の正面図である。
【図3】 モニター画面に接続した本発明の概略図であ
る。
【図4】 覆筒にシリコンゴムカバーとゴム製薄膜を被
せた断面図である。
【符号の説明】
1 長柄 2 内筒 3 透明部 4 覆筒 5 保持体 6 覗き窓 7 ケース 8 電源 9 スイッチ 10 発光体 10a コード 11 レンズ 12 ミラー 13 CCDカメラ 13a グラスファイバー 14 シリコンゴムカバー 15 ゴム製薄膜 20 モニター画面 21 箱体 22 空所

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端を半球形の透明部とした内筒の外面
    に覆筒を取り付けてなる二重構造の長柄と、覗き窓を有
    し且つ電源とスイッチを備えた長柄後端に位置する中空
    状の保持体で構成された動物用体内観察鏡であって、前
    記内筒と覆筒の間に、前方を照らす発光体とその配線を
    組み込み、内筒の透明部に映じた像が、内筒と保持体内
    面のレンズ及びミラーを介して覗き窓より観察されるこ
    ととした動物用体内観察鏡。
  2. 【請求項2】 内筒と覆筒の間に、発光体とともにCC
    Dカメラ及びその配線を組み込み、CCDカメラで撮影
    した像が、外部のモニター画面に取り込まれることとし
    た請求項1記載の動物用体内観察鏡。
  3. 【請求項3】 モニター画面をポータブル型箱体の上部
    に装置し、箱体下部の空所をコード等の収納部とした請
    求項2記載の動物用体内観察鏡。
  4. 【請求項4】 長柄の外側にシリコンゴムカバー、その
    外側に消毒したゴム製薄膜を被せてなる請求項1又は2
    記載の動物用体内観察鏡。
JP2000159033A 2000-05-29 2000-05-29 動物用体内観察鏡 Pending JP2001333881A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100679282B1 (ko) 2005-04-21 2007-02-06 (주)메가메디칼 의료용 무선 영상 진단 장치
CN104720741A (zh) * 2013-12-09 2015-06-24 苏州药明康德新药开发股份有限公司 一种兽医用万向带光源反光镜及其使用方法

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