JP2001333449A - 移動通信システム及び呼び出し制御方法 - Google Patents

移動通信システム及び呼び出し制御方法

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JP2001333449A
JP2001333449A JP2000147236A JP2000147236A JP2001333449A JP 2001333449 A JP2001333449 A JP 2001333449A JP 2000147236 A JP2000147236 A JP 2000147236A JP 2000147236 A JP2000147236 A JP 2000147236A JP 2001333449 A JP2001333449 A JP 2001333449A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、無線制御チャネルの容量を圧迫し
ないように無線制御チャネル上の呼び出し信号を低減で
きる移動通信システム及び呼び出し制御方法を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 複数の一斉呼び出しエリアを持ち移動通
信網と移動局が双方向の通信を行う移動通信システムで
あって、前記移動通信網は、着呼があったとき前記移動
局固有の識別番号に剰余演算を施した結果を用いて前記
移動局を呼び出す手段を備えることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の一斉呼び出
しエリアを持ち移動通信網と移動局が双方向の通信を行
う移動通信システム及び呼び出し制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車電話、携帯電話等の移動通信シス
テムでは、加入者数の増加に対処するために、1つの移
動通信制御局が複数の一斉呼び出しエリアを制御する方
式が採用されている。
【0003】すなわち、この移動通信システムでは、1
つの移動通信制御局が例えば県域全体をサービスエリア
とする場合、県域を複数の位置登録エリアに区分し、各
位置登録エリア内に同じ周波数を使用する複数の無線基
地局を分散配置する。移動局は最寄りの無線基地局を介
して移動通信制御局に位置登録をする。これにより、移
動通信制御局は、移動局がどの位置登録エリア内に居る
かを認識する。
【0004】着呼があった場合には、移動通信制御局が
該当する位置登録エリア内の全ての無線基地局に呼び出
し指令を送り、その位置登録エリア内に各無線基地局か
ら一斉に着呼先移動局の呼び出しを行う。移動通信制御
局は、着呼先移動局から応答を受けた無線基地局を介し
て発呼元と通信回線を確保し、通信が行なえるようにす
る。つまり、位置登録エリアが一斉呼び出しエリアとな
っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように移動通信シ
ステムでは、着呼があると複数の無線基地局から一斉に
呼び出しを行う呼び出しエリアを複数有するが、その呼
び出し時に、従来では、移動局固有の識別番号を無線制
御チャネルで無線送信していた。したがって、加入者数
が増大すると呼び出しの信号量が増大し、無線制御チャ
ネルの容量を圧迫するという問題が生じる。したがっ
て、移動通信システムでは、呼び出し信号量をある程度
以下に制限する必要がある。
【0006】この問題に対処するため、呼び出しがある
程度以上となると信号量削減のために一斉呼び出しエリ
アを縮小することが考えられる。しかし、一斉呼び出し
エリアを縮小すると、移動局の頻繁な移動に伴い位置登
録数が増大するので、今度は無線制御チャネルの使用率
の増大、移動通信制御局の処理量の増大といった別の問
題が生じてしまう。
【0007】本発明の目的は、無線制御チャネルの容量
を圧迫しないように無線制御チャネル上の呼び出し信号
を低減できる移動通信システム及び呼び出し制御方法を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、次に掲げる構成を有する。請求項1記載の
発明の要旨は、複数の一斉呼び出しエリアを持ち移動通
信網と移動局が双方向の通信を行う移動通信システムで
あって、前記移動通信網は、着呼があったとき前記移動
局固有の識別番号に剰余演算を施した結果を用いて前記
移動局を呼び出す手段を備えることを特徴とする移動通
信システムに存する。請求項2記載の発明の要旨は、前
記移動通信網では、無線基地局が、移動通信制御局から
呼び出し指令信号を受けて前記剰余演算を実行する手段
と、前記移動局へ無線送信する呼び出し信号に前記剰余
演算を施した結果を含める手段とを備えることを特徴と
する請求項1記載の移動通信システムに存する。請求項
3記載の発明の要旨は、前記移動通信網では、移動通信
制御局が、着呼を受けて前記剰余演算を実行する手段
と、無線基地局へ送信する呼び出し指令信号に前記剰余
演算を施した結果を含める手段とを備えることを特徴と
する請求項1記載の移動通信システムに存する。請求項
4記載の発明の要旨は、前記移動局は、自局の識別番号
に剰余演算を実行する手段と、前記剰余演算を施した結
果と無線受信した呼び出し信号に含まれる前記剰余演算
を施した結果とを比較する手段と、前記比較の結果が一
致であるときに前記移動通信網の無線基地局への応答信
号を自局の識別番号を含めて生成する手段とを備えるこ
とを特徴とする請求項1記載の移動通信システムに存す
る。請求項5記載の発明の要旨は、前記移動通信網の無
線基地局は、前記移動局からの応答信号に含まれる識別
番号と呼び出し時に用いた識別番号とを比較する手段
と、前記比較した結果が一致であるときに前記移動局か
らの応答信号を移動通信制御局へ送信する手段とを備え
ることを特徴とする請求項5記載の移動通信システムに
存する。請求項6記載の発明の要旨は、複数の一斉呼び
出しエリアを持ち移動通信網と移動局が双方向の通信を
行う移動通信システムにおける呼び出し制御方法であっ
て、前記移動通信網は、着呼があったとき前記移動局固
有の識別番号に剰余演算を施した結果を用いて前記移動
局を呼び出すことを特徴とする移動通信システムにおけ
る呼び出し制御方法に存する。請求項7記載の発明の要
旨は、前記移動通信網の無線基地局が、移動通信制御局
から呼び出し指令信号を受けて前記剰余演算を実行し、
その剰余演算を施した結果を含む呼び出し信号を生成
し、前記移動局へ向けて無線送信することを特徴とする
請求項6記載の移動通信システムにおける呼び出し制御
方法に存する。請求項8記載の発明の要旨は、前記移動
通信網の移動通信制御局が前記剰余演算を実行し、その
剰余演算を施した結果を含む呼び出し指令信号を無線基
地局に送信し、前記無線基地局は受け取った前記呼び出
し指令信号に含まれる剰余演算を施した結果を含む呼び
出し信号を生成し、前記移動局へ向けて無線送信するこ
とを特徴とする請求項6記載の移動通信システムにおけ
る呼び出し制御方法に存する。請求項9記載の発明の要
旨は、前記移動局は、無線受信した呼び出し信号に含ま
れる前記剰余演算を施した結果と自局の識別番号に剰余
演算を施した結果とを比較し、一致したときに前記移動
通信網の無線基地局へ自局の識別番号を含む応答信号を
無線送信することを特徴とする請求項6記載の移動通信
システムにおける呼び出し制御方法に存する。請求項1
0記載の発明の要旨は、前記移動通信網の無線基地局
は、前記移動局からの応答信号に含まれる識別番号と呼
び出し時に用いた識別番号とを比較し、一致したときに
前記移動局からの応答信号を移動通信制御局へ送信し、
不一致のときには前記移動局からの応答信号を破棄する
ことを特徴とする請求項9記載の移動通信システムにお
ける呼び出し制御方法に存する。本発明によれば、移動
局を呼び出す信号として、移動局固有の識別番号を用い
るのではなく、移動局識別番号に剰余演算を施したもの
を用いるので、無線制御チャネル上の呼び出し信号量を
低減できる。その結果、呼び出し信号量の上限によって
制限される一斉呼び出しエリアに収容できる加入者数が
増やせるので、一斉呼び出しエリアが大きくなることと
なり、位置登録の回数を減らすことができ、移動通信制
御局の処理量が低減できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態によ
る移動通信システムを図1乃至図12を参照して説明す
る。
【0010】図1は、本発明の一実施の形態による移動
通信システムの構成ブロック図である。図2は、本実施
の形態による移動通信システムにおける全エリア、一斉
呼び出しエリア、無線ゾーン及び無線基地局の相互関係
を示す図である。
【0011】まず、図2に示すように、本実施の形態に
よる移動通信システムにおいては、無線基地局400,
410,420,430及び440は、それぞれ、通信
制御が可能な範囲を指定する無線ゾーン600,61
0,620,630及び640を有している。例えば、
無線基地局430の通信制御が可能な範囲は無線ゾーン
630である。
【0012】また、各無線基地局が同一位置コードで呼
び出す一斉呼び出しエリアは、複数の無線ゾーンで構成
される。図1の例で言えば、点線で囲った領域500と
510が一斉呼び出しエリアである。一斉呼び出しエリ
ア500は無線ゾーン600と610とで構成され、一
斉呼び出しエリア510は無線ゾーン620と630と
640とで構成されている。
【0013】更に、この移動通信システムの全エリア
は、一斉呼び出しエリア500と510とで構成され
る。全エリアには、1つのホームメモリ局100とこの
ホームメモリ局100に接続される移動通信制御局20
0とが配置されている。そして、移動通信制御局200
には、全エリア内の無線基地局400,410,42
0,430,440,450が接続されている。なお、
以下の説明では、複数の無線基地局400〜450は、
無線基地局400で代表することとする。
【0014】次に、図1において、ホームメモリ局10
0には、移動通信制御局200が接続され、移動通信制
御局200には、複数の無線基地局400〜450が接
続され、各無線基地局には、移動局300が無線接続さ
れる。
【0015】ホームメモリ局100は、移動局が位置登
録したエリア(すなわち、一斉呼び出しエリア)の位置
コードや加入者に関する情報を格納する加入者情報メモ
リ101を備えている。このホームメモリ局100に関
しては、当業者にはよく知られており、また本発明とは
直接関係しないので、その詳細な説明は省略する。
【0016】移動通信制御局200は、一斉呼び出し手
段201と、応答受付手段202と、呼び出し移動局メ
モリ203と、位置コード割り当てメモリ204とを備
えている。
【0017】一斉呼び出し手段201は、着呼がある
と、呼び出し対象移動局が位置登録した一斉呼び出しエ
リアの位置コードをホームメモリ局100内の加入者情
報メモリ101から取り出し、該当する一斉呼び出しエ
リアの無線基地局400に対し呼び出し指令信号を送出
する。この呼び出し指令信号には、例えば図3に示すよ
うに、着信識別番号と呼び出し対象の移動局が持つ固有
の識別番号(以下「移動局識別番号」という)とが含ま
れている。
【0018】応答受付手段202は、無線基地局400
を介して受けた移動局300からの応答信号中の移動局
識別番号が呼び出し移動局メモリ203内に格納されて
いるかを検索し、格納されていれば接続動作に移り、格
納されていない場合はその応答信号を破棄する。
【0019】呼び出し移動局メモリ203には、例えば
図4に示すように、着信識別番号毎に呼び出し中の移動
局があればその呼び出し中の移動局識別番号が格納され
ている。図4の例では、着信識別番号が1〜128とな
っており、着信識別番号3では呼び出し中の移動局はな
いので「空き」となっている。
【0020】また、位置割り当てコードメモリ204に
は、例えば図5に示すように、位置コード毎に属する無
線基地局400の番号が格納されている。各位置コード
に一斉呼び出しエリアが対応し、各移動局がどの一斉呼
び出しエリアに属するかは、上記したようにホームメモ
リ局100内の加入者情報メモリ101に格納されてい
る。
【0021】次に、無線基地局400は、呼び出し信号
送出手段401と、応答信号受付手段402と、図4に
示す呼び出し移動局メモリ203と同様構成の呼び出し
移動局メモリ403とを備えている。
【0022】呼び出し信号送出手段401は、移動通信
制御局200からの呼び出し指令を受けて、呼び出し対
象の移動局識別番号に予め決められた数値によって剰余
演算を施し、その剰余計算結果を含む呼び出し信号を無
線制御チャネルにて無線送信する。
【0023】すなわち、この呼び出し信号には、例えば
図6に示すように、着信識別番号と呼び出し対象の移動
局識別番号の剰余演算結果とが含まれている。このよう
な呼び出し信号が、一斉呼び出しエリア内の各無線基地
局それぞれの無線ゾーンで一斉に無線送信される。
【0024】応答信号受付手段402は、無線受信した
応答信号中の移動局識別番号が呼び出し対象移動局から
のものであるとき、その応答信号を移動通信制御局20
0へ送出する。応答信号には、例えば図7に示すよう
に、着信識別番号と移動局識別番号が含まれている。
【0025】また、移動局300は、応答手段301と
自局の移動局識別番号を記憶する移動局識別番号メモリ
302とを備えている。
【0026】応答手段301は、無線基地局400から
無線受信した呼び出し信号中の移動局識別番号の剰余計
算結果(図6参照)と、移動局識別番号メモリ302に
格納されている移動局識別番号に予め決められた数値に
よって剰余演算を施した結果とを比較し、一致した場合
に無線基地局400へ応答信号(図7参照)を無線送信
する。
【0027】次に、本実施の形態の動作を図8〜図12
を参照して説明する。図8〜図12本実施の形態の動作
を示すタイムチャートである。図8は、着呼時の移動通
信制御局の動作を示す。図9は、呼び出し指令受信時の
無線基地局の動作を示す。図10は、呼び出し信号受信
時の移動局の動作を示す。図11は、応答信号受信時の
無線基地局の動作を示す。図12は、応答信号受信時の
移動通信制御局の動作を示す。
【0028】図8において、移動通信制御局200は、
着呼があると、呼び出し対象移動局300が位置登録し
ている呼び出しエリアの位置コードをホームメモリ局1
00の加入者情報メモリ101から読み出すとともに
(ステップS1)、呼び出し移動局メモリ203の空き
の着信識別番号を探して呼び出し対象の移動局識別番号
を格納する(ステップS2)。
【0029】次いで移動通信制御局200は、ステップ
S1で読み出した位置コードに対応する無線基地局40
0を位置コード割り当てメモリ204から読み出し(ス
テップS3)、読み出した無線基地局400に対して着
信識別番号と移動局識別番号を含む呼び出し指令信号
(図3参照)を送出する(ステップS4)。
【0030】同時に移動通信制御局200は、タイマを
スタートし(ステップS5)、無線基地局400からの
応答を待つ(ステップS6)。タイマがタイマアウト
(ステップS7)する前に無線基地局400から応答が
あると、移動通信制御局200は、図12に示す応答受
付処理へ進む。
【0031】一方、タイマがタイマアウト(ステップS
7)する前に無線基地局400から応答がないと、移動
通信制御局200は、呼び出し対象の移動局識別番号を
呼び出し移動局メモリ203から削除する(ステップS
8)。
【0032】次に図9において、無線基地局400は、
移動通信制御局200から呼び出し指令信号(図3参
照)を受け取ると、その呼び出し指令信号から移動局識
別番号を取り出し、移動局メモリ403に格納する(ス
テップS9)。
【0033】次いで無線基地局400は、格納した呼び
出し対象の移動局識別番号に剰余演算を実行し(ステッ
プS10)、着信識別番号と呼び出し対象移動局識別番
号の剰余演算結果を含む呼び出し信号(図6参照)を無
線制御チャネルに乗せて無線ゾーンへ無線送信する(ス
テップS11)。
【0034】これにより、一斉呼び出しエリアでは、各
無線基地局それぞれの無線ゾーンに呼び出し信号が一斉
に無線送信される。
【0035】次に、図10において、移動局300は、
呼び出し信号を無線受信すると(ステップS12)、移
動局識別番号メモリ302内の移動局識別番号に剰余演
算を実行し(ステップS13)、その計算結果と呼び出
し信号内の呼び出し対象移動局識別番号の剰余演算結果
とを比較する(ステップS14)。
【0036】移動局300は、両剰余演算結果が一致し
ていない場合にはステップS12に戻り、次の呼び出し
信号の無線受信に備える。一方、両剰余演算結果が一致
した場合には、自局の移動局識別番号と受信した着信識
別番号を含む応答信号を無線基地局400に向けて無線
送信する(ステップS15)。
【0037】次いで図11において、無線基地局400
は、移動局300からの応答信号を無線受信すると、そ
の応答信号内の移動局識別番号と、呼び出し移動局メモ
リ403に格納されている応答信号内の着信識別番号に
対応する移動局識別番号とを比較する(ステップS1
6)。
【0038】無線基地局400は、両移動局識別番号が
一致した場合には、移動局識別番号と着信識別番号を含
む応答信号を移動通信制御局200へ送出する(ステッ
プS17)。無線基地局400は、両移動局識別番号が
一致しない場合には、何もせず処理を終了する。
【0039】次いで図12において、応答信号を受信す
る移動通信制御局200は、無線基地局400から受信
した応答信号内の移動局識別番号と、呼び出し移動局メ
モリ203に格納されている応答信号内の着信識別番号
に対応する移動局識別番号とを比較する(ステップS1
8)。
【0040】移動通信制御局200は、両移動局識別番
号が一致した場合には、接続動作を実行するとともに
(ステップS19)、呼び出し対象の移動局識別番号を
呼び出し移動局メモリ203から削除する(ステップS
20)。両移動局識別番号が一致しない場合には、移動
通信制御局200は、何もせず処理を終了する。
【0041】なお、以上の説明は、無線基地局400が
移動局識別番号に剰余演算を施すとしたが、移動通信制
御局200が予め剰余演算を施したものを無線基地局へ
の呼び出し指令信号に含めることでもよい。つまり、移
動通信制御局と無線基地局を含めた移動通信網において
移動局識別番号に剰余演算を施すのである。
【0042】このように、本実施の形態による移動通信
システムでは、移動通信網が移動局300を呼び出す際
に移動局識別番号ではなく、その移動局識別番号に剰余
演算を施した結果を用いているので、無線制御チャネル
の呼び出し信号量を低減できる。これにより単位時間内
に呼び出せる加入者数が増えるので、一斉呼び出しエリ
アが大きくなることとなり、位置登録の回数が削減でき
ることになる。
【0043】以下、具体的な数値を用いて説明する。移
動通信システムでは、移動局識別番号は、10桁以上に
大きくなる場合がある。そのため、例えば移動局識別番
号が12桁とした場合に、100000で剰余演算を行
った後、無線制御チャネルに送出すると桁数が5桁にな
るため、移動局識別番号分のデータ量は約42%に削減
できる。
【0044】このとき、本実施の形態による移動通信シ
ステムでは、本来呼び出し対象ではない移動局が下5桁
の移動局識別番号が一致するために応答信号を上げてく
ることになる。この場合の台数を調べることとする。シ
ステムにも依存するが、呼び出し信号量の関係から一斉
呼び出しエリアは、そのエリア内での移動局数が数十万
台になるように設計されている。ここでは、100,0
00台と仮定する。
【0045】平均1台の移動局が偶然下5桁の識別番号
が一致して応答信号を上げることになるが、ある特定の
無線基地局に毎回発生するものではなく、またそのよう
な応答信号は無線基地局において移動局識別番号の不一
致により破棄されるため、移動通信網全体あるいは一部
においても処理を圧迫することはない。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
移動局識別番号に剰余演算を施したものを用い移動局を
呼び出すので、無線制御チャネル上の呼び出し信号量が
低減できる。その結果、一斉呼び出しエリアが大きくな
り、位置登録の回数を減らすことができるので、移動通
信制御局の処理量が低減できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による移動通信システム
の構成ブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態による移動通信システム
における全エリア、一斉呼び出しエリア、無線ゾーン及
び無線基地局の相互関係図である。
【図3】呼び出し指令信号の構成例である。
【図4】呼び出し移動局メモリの構成例である。
【図5】位置コード割り当てメモリの構成例である。
【図6】呼び出し信号の構成例である。
【図7】応答信号の構成例である。
【図8】本実施の形態の動作(着呼時の移動通信制御局
の動作)を示すタイムチャートである。
【図9】本実施の形態の動作(呼び出し指令受信時の無
線基地局の動作)を示すタイムチャートである。
【図10】本実施の形態の動作(呼び出し信号受信時の
移動局の動作)を示すタイムチャートである。
【図11】本実施の形態の動作(応答信号受信時の無線
基地局の動作)を示すタイムチャートである。
【図12】本実施の形態の動作(応答信号受信時の移動
通信制御局の動作)を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
100 ホームメモリ局 200 移動通信制御局 300 移動局 201 一斉呼び出し手段 202 応答受付手段 203 呼び出し移動局メモリ 204 位置コード割り当てメモリ 300 移動局 301 応答手段 302 移動局識別番号メモリ 401 呼び出し信号送出手段 402 応答信号受付手段 403 呼び出し移動局メモリ403 400,410,420,430、440、450 無
線基地局 500、510 一斉呼び出しエリア 600,610,620,630、640 無線ゾーン

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の一斉呼び出しエリアを持ち移動通
    信網と移動局が双方向の通信を行う移動通信システムで
    あって、 前記移動通信網は、着呼があったとき前記移動局固有の
    識別番号に剰余演算を施した結果を用いて前記移動局を
    呼び出す手段を備えることを特徴とする移動通信システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記移動通信網では、無線基地局が、移
    動通信制御局から呼び出し指令信号を受けて前記剰余演
    算を実行する手段と、前記移動局へ無線送信する呼び出
    し信号に前記剰余演算を施した結果を含める手段とを備
    えることを特徴とする請求項1記載の移動通信システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記移動通信網では、移動通信制御局
    が、着呼を受けて前記剰余演算を実行する手段と、無線
    基地局へ送信する呼び出し指令信号に前記剰余演算を施
    した結果を含める手段とを備えることを特徴とする請求
    項1記載の移動通信システム。
  4. 【請求項4】 前記移動局は、自局の識別番号に剰余演
    算を実行する手段と、前記剰余演算を施した結果と無線
    受信した呼び出し信号に含まれる前記剰余演算を施した
    結果とを比較する手段と、前記比較の結果が一致である
    ときに前記移動通信網の無線基地局への応答信号を自局
    の識別番号を含めて生成する手段とを備えることを特徴
    とする請求項1記載の移動通信システム。
  5. 【請求項5】 前記移動通信網の無線基地局は、前記移
    動局からの応答信号に含まれる識別番号と呼び出し時に
    用いた識別番号とを比較する手段と、前記比較した結果
    が一致であるときに前記移動局からの応答信号を移動通
    信制御局へ送信する手段とを備えることを特徴とする請
    求項5記載の移動通信システム。
  6. 【請求項6】 複数の一斉呼び出しエリアを持ち移動通
    信網と移動局が双方向の通信を行う移動通信システムに
    おける呼び出し制御方法であって、 前記移動通信網は、着呼があったとき前記移動局固有の
    識別番号に剰余演算を施した結果を用いて前記移動局を
    呼び出すことを特徴とする移動通信システムにおける呼
    び出し制御方法。
  7. 【請求項7】 前記移動通信網の無線基地局が、移動通
    信制御局から呼び出し指令信号を受けて前記剰余演算を
    実行し、その剰余演算を施した結果を含む呼び出し信号
    を生成し、前記移動局へ向けて無線送信することを特徴
    とする請求項6記載の移動通信システムにおける呼び出
    し制御方法。
  8. 【請求項8】 前記移動通信網の移動通信制御局が前記
    剰余演算を実行し、その剰余演算を施した結果を含む呼
    び出し指令信号を無線基地局に送信し、前記無線基地局
    は受け取った前記呼び出し指令信号に含まれる剰余演算
    を施した結果を含む呼び出し信号を生成し、前記移動局
    へ向けて無線送信することを特徴とする請求項6記載の
    移動通信システムにおける呼び出し制御方法。
  9. 【請求項9】 前記移動局は、無線受信した呼び出し信
    号に含まれる前記剰余演算を施した結果と自局の識別番
    号に剰余演算を施した結果とを比較し、一致したときに
    前記移動通信網の無線基地局へ自局の識別番号を含む応
    答信号を無線送信することを特徴とする請求項6記載の
    移動通信システムにおける呼び出し制御方法。
  10. 【請求項10】 前記移動通信網の無線基地局は、前記
    移動局からの応答信号に含まれる識別番号と呼び出し時
    に用いた識別番号とを比較し、一致したときに前記移動
    局からの応答信号を移動通信制御局へ送信し、不一致の
    ときには前記移動局からの応答信号を破棄することを特
    徴とする請求項9記載の移動通信システムにおける呼び
    出し制御方法。
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