JP2001331391A - Osiエージェントにおけるcmip要求の並列処理方式 - Google Patents

Osiエージェントにおけるcmip要求の並列処理方式

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JP2001331391A
JP2001331391A JP2000150029A JP2000150029A JP2001331391A JP 2001331391 A JP2001331391 A JP 2001331391A JP 2000150029 A JP2000150029 A JP 2000150029A JP 2000150029 A JP2000150029 A JP 2000150029A JP 2001331391 A JP2001331391 A JP 2001331391A
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Ichiro Imai
伊知郎 今井
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NEC Miyagi Ltd
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NEC Miyagi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数のCMIP要求を処理するOSIエージェ
ントにおいて、複数のCMIP要求を同時に処理するた
めに、主スレッドから依頼を受けたCMIP処理サブス
レッドが、独自の排他制御方式によりMOへの管理操作
の是非を決定することにより、高い並列処理性を実現す
る。 【解決手段】OSIエージェントに、複数のCMIP要
求をそれぞれ処理する複数のCMIP処理サブスレッド
と、CMIP処理サブスレッドの管理情報を保持するス
レッド管理テーブル記憶手段と、受信したCMIP要求
を保持するCMIP要求テーブル記憶手段と、CMIP
要求をOSIマネージャから受信してCMIP処理サブ
スレッドに処理を依頼する主スレッドと、MO(管理対
象)の名前とアドレスとCMIP要求の関係を保持する
アクセス情報付きMO検索情報記憶手段と、複数のMO
を有するMO領域とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はOSIエージェント
におけるCMIP要求の並列処理方式に関し、特に、複
数のCMIP(Commom Management
Information Protocol:共通管理
情報プロトコル)要求を処理するOSI(Open S
ystems Interconnection:開放
型システム間相互接続)エージェントにおいて、複数の
CMIP要求を同時に処理するために、主スレッド(t
hread)から依頼を受けたCMIP処理サブスレッ
ドが、独自の排他制御方式によりMO(Managem
ent Object:管理対象)への管理操作の是非
を決定することにより、高い並列処理性を実現すること
を特徴とするOSIエージェントにおけるCMIP要求
の並列処理方式に関する。
【0002】
【従来の技術】OSI管理の基本モデルを用いたネット
ワーク管理システムは、図13に示すように、管理シス
テムであるOSIマネージャ1−1と、被管理システム
であるOSIエージェント1−2とから構成され、OS
Iマネージャ1−1は、CMIPを用いてOSIエージ
ェント1−2と通信を行なってOSIエージェント1−
2の管理を行なう。OSIエージェント1−2は、ネッ
トワークを実現する伝送装置等のリソースとしての被管
理対象Aや被管理対象Bと接続され、OSIエージェン
ト1−2と被管理対象Aや被管理対象Bとは、CMIP
とは限らないローカルプロトコルを用いて通信を行な
う。
【0003】OSIエージェント1−2は、OSIエー
ジェント1−2の主制御部としてのエージェントコア1
−3と、ネットワークのリソースを抽象化した管理対象
(MO:Management Object)を複数
有するMO領域1−4とから構成されている。
【0004】OSIマネージャ1−1は、OSIエージ
ェント1−2を通してMO領域1−4内のMOを管理す
る。従って、例えばネットワークに関するMOを定義す
ることによって、OSIマネージャ1−1はネットワー
ク管理を行なうことが出来る。OSIマネージャ1−1
は、MOを操作する場合にはCMIP要求をOSIエー
ジェント1−2に対して送信し、OSIエージェント1
−2からCMIP応答を受信する。また、OSIマネー
ジャ1−1は、OSIエージェント1−2からMOで起
こった事象を通知として受信する。
【0005】OSIエージェント1−2は、複数のOS
Iマネージャ1−1からCMIP要求を非同期に受信す
る場合がある。この時、受信したCMIP要求を順次処
理していたのでは、処理に長い遅延が生じ、性能が低下
する可能性が有る。
【0006】このような非同期に受信したCMIP要求
を並列実行する方式の一例として、特表平9ー5118
58号公報記載の「OSIエージェントにおける要求の
並列実行」が知られている。
【0007】この公報では、OSIエージェントにおい
てスレッドを使用し、CMIP要求を受信した主スレッ
ドが、特定のMOがロックされていないかどうかを検査
してそのMOをロックし、このMOに対するCMIP要
求を処理するためにサブスレッドを開始する。これによ
り、主スレッドは別のサブスレッドを開始することが出
来、従って複数のCMIP要求の並列実行を可能とする
技術が記載されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のCMIP要求を並列実行する方式は、以下のよ
うな欠点を有している。
【0009】第1に、複数N個のMOを操作対象とする
CMIP要求(スコープ付きCMIP要求)を処理する
ために、操作対象のMOの数と同じN個のサブスレッド
が必要となる点である。このため、使用できるスレッド
数に上限が存在するシステム環境を有するOSIエージ
ェントには適用不可能である。
【0010】第2に、操作対象のMOが重複する複数の
CMIP要求は、最初のCMIP要求は処理されるが、
他のCMIP要求は、同方式の排他処理方式により、最
初のCMIP要求の処理が終了するまで全く処理されな
いという点である。
【0011】第3に、同一MOに対する複数のM−GE
T要求に対しても、排他処理が適用されている点であ
る。
【0012】本発明は、上述した欠点を解決するために
成されたものであり、本発明の目的は、複数のCMIP
要求を処理するOSIエージェントにおいて、複数のC
MIP要求を同時に処理するために、主スレッドから依
頼を受けたCMIP処理サブスレッドが、独自の排他制
御方式によりMOへの管理操作の是非を決定することに
より、高い並列処理性を実現する、OSIエージェント
におけるCMIP要求の並列処理方式を提供することに
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のOSIエージェ
ントにおけるCMIP要求の並列処理方式は、OSIマ
ネージャからCMIP要求を受信して自己の保有するM
Oへの管理操作を実行するOSIエージェントにおい
て、前記OSIエージェントは、複数のCMIP要求を
それぞれ処理する複数のCMIP処理サブスレッドと、
前記CMIP処理サブスレッドの管理情報を保持するス
レッド管理テーブル記憶手段と、前記OSIエージェン
トが受信したCMIP要求を保持するCMIP要求テー
ブル記憶手段と、CMIP要求を前記OSIマネージャ
から受信して前記CMIP処理サブスレッドに処理を依
頼する主スレッドと、MO(管理対象)の名前とアドレ
スとCMIP要求の関係を保持するアクセス情報付きM
O検索情報記憶手段と、複数のMOを有するMO領域と
を備えたことを特徴とする。
【0014】また、前記OSIエージェントは、前記O
SIエージェントの起動時に、複数かつ一定数の前記C
MIP処理サブスレッドを生成することを特徴とする。
【0015】さらに、前記OSIエージェントは、前記
OSIエージェントの起動時に一定数生成した前記CM
IP処理サブスレッドを使用して、複数のCMIP要求
を並列処理することを特徴とする。
【0016】また、前記CMIP要求テーブル記憶手段
は、前記OSIエージェントで受信したCMIP要求を
一意に識別するための識別子であるところのCMIP要
求ID部と、前記OSIエージェントで受信したCMI
P要求の情報であるところのCMIP要求部と、前記C
MIP要求部に示したCMIP要求が、前記CMIP処
理サブスレッドで実施されているかどうかの状態(「実
施中」と「未実施」の2つの状態の何れか1つの状態)
を示す実施状態部とを備え、前記CMIP処理サブスレ
ッドは、一つのCMIP要求の処理を完了したときに前
記CMIP要求テーブル記憶手段に「未実施」状態のC
MIP要求が存在した場合、あるいは、前記主スレッド
からの処理開始シグナルを受信した場合に、自律的に前
記CMIP要求テーブル記憶手段からCMIP要求を取
得して、要求された管理操作を前記MO領域内のMOに
対して行うことを特徴とする。
【0017】さらに、前記スレッド管理テーブル記憶手
段は、前記CMIP処理サブスレッドを一意に識別する
ことができる識別子であるところのスレッドID部と、
前記CMIP処理サブスレッドの状態(「依頼中」、
「処理中」、「処理再開待ち」、「休止中」の4つの状
態の何れか1つの状態)を示すスレッド状態部と、前記
CMIP処理サブスレッドで実行しているCMIP要求
を一意に識別するための識別子であるところのCMIP
要求ID部と、自CMIP処理サブスレッドで実行して
いる自CMIP要求より先行して処理が開始されたCM
IP要求の中で、自CMIP要求の処理が完了するため
に、完了が必要な先行CMIP要求のCMIP要求ID
のリストであるところの先行CMIP要求IDリスト部
とを備えることを特徴とする。
【0018】また、前記アクセス情報付きMO検索情報
記憶手段は、前記OSIエージェント内で一意に識別で
きるMOの名前の情報であるところの名前情報部と、M
Oを管理操作するために使用するMOのアドレスである
ところのMOアドレス部と、該当するMOに対するCM
IP要求のIDのリストであるところのCMIP要求I
Dリスト部とを備えることを特徴とする。
【0019】さらに、前記CMIP処理サブスレッド
は、まず、前記アクセス情報付きMO検索情報記憶手段
の情報に基づき、CMIP要求で指定されたMOを、す
ぐに処理可能なMOと、他のCMIP要求が実行されて
いるために処理待ちのMOとに選別し、次に、その選別
に従い、処理待ちのMOの処理を後回しにし、処理可能
なMOに対する処理を先に行うことを特徴とする。
【0020】また、前記OSIエージェントは、同一M
Oを処理する複数のM−GET要求を同時に受信した際
には、それぞれのM−GET要求を処理する前記CMI
P処理サブスレッドにおいて共に前記同一MOを処理可
能と選別することにより、前記同一MOを処理する複数
のM−GET要求を複数の前記CMIP処理サブスレッ
ドにより同時に処理することを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0022】図1は、本発明のOSIエージェントにお
けるCMIP要求の並列処理方式の一実施形態を示すブ
ロック図である。
【0023】図1に示す本実施の形態において、OSI
エージェント2−1は、複数のCMIP要求をそれぞれ
処理する複数のCMIP処理サブスレッド2−3と、C
MIP処理サブスレッド2−3の管理情報を保持するス
レッド管理テーブル2−5と、OSIエージェント2−
1が受信したCMIP要求を保持するCMIP要求テー
ブル2−4と、CMIP要求をOSIマネージャから受
信してCMIP処理サブスレッド2−3に処理を依頼す
る主スレッド2−2と、管理対象(MO)の名前とアド
レスとCMIP要求の関係を保持するアクセス情報付き
MO検索情報2−6と、複数のMOを有するMO領域2
−7とから構成されている。
【0024】主スレッド2−2は、OSIマネージャか
ら受信したCMIP要求をCMIP要求テーブル2−4
に登録する。休止中のCMIP処理サブスレッド2−3
が存在したら、該CMIP処理サブスレッド2−3に対
して処理開始シグナル2−8を送信し処理を依頼する。
【0025】CMIP処理サブスレッド2−3は、主ス
レッド2−2からの処理開始シグナル2−8を受信し、
自律的にCMIP要求テーブル2−4からCMIP要求
を取得して、要求された管理操作をMO領域2−7内の
MOに対して行う。
【0026】CMIP要求テーブル2−4は、CMIP
要求の情報を保持するテーブルである。CMIP要求テ
ーブル2−4のエントリ数には上限値が設定されてお
り、上限を越えてCMIP要求を保持することはない。
CMIP要求テーブル2−4に対するアクセスは、mu
tex(相互排除)機能を使用して排他的に行う。mu
tex機能は、複数のスレッドが共用データにアクセス
する場合に使用され、mutexの使用により、共用デ
ータのアクセスが直列化される。
【0027】スレッド管理テーブル2−5は、CMIP
処理サブスレッド2−3の状態を管理するテーブルであ
る。CMIP処理サブスレッド2−3は、OSIエージ
ェント2−1の起動時に指定された数だけ生成され、ス
レッド管理テーブル2−5を用いて管理される。スレッ
ド管理テーブル2−5に対するアクセスは、mutex
を使用して排他的に行う。
【0028】アクセス情報付きMO検索情報2−6は、
MOの名前から(MOを操作するために使用する)MO
アドレスを検索するための情報に、MOに対して操作を
行っている(行う予定の)CMIP要求のIDの列を付
加した情報である。アクセス情報付きMO検索情報2−
6に対するアクセスは、mutexを使用して排他的に
行う。
【0029】MO領域2−7は、複数のMOを保持する
領域である。MOに対する管理操作は、アクセス情報付
きMO検索情報2−6で保持しているMOアドレスを用
いて行う。
【0030】次に、図2を参照し、図1のCMIP要求
テーブル2−4の構成要素に関して説明する。
【0031】CMIP要求ID3−1は、OSIエージ
ェント2−1で受信したCMIP要求を一意に識別する
ための識別子である。
【0032】CMIP要求3−2は、OSIエージェン
ト2−1で受信したCMIP要求の情報である。
【0033】実施状態3−3は、3−2に示したCMI
P要求が、CMIP処理サブスレッド2−3で実施され
ているかどうかの状態で、「実施中」と「未実施」の2
つの状態がある。
【0034】次に、図3を参照し、図1、図2のCMI
P要求に関して説明する。
【0035】図3は、CMIP要求の主なものを説明す
る図である。
【0036】M−GETは、MOの属性値の読み取りを
行なうCMIP要求である。M−SETは、MOの属性
値の設定・変更を行なう。M−ACTIONは、MOへ
の動作命令である。M−CREATEは、MOの生成を
行ない、M−DELETEは、MOの削除を行なうCM
IP要求である。
【0037】次に、図4を参照し、図1のスレッド管理
テーブル2−5の構成要素に関して説明する。
【0038】スレッドID4−1は、CMIP処理サブ
スレッド2−3を一意に識別することができる識別子で
ある。
【0039】スレッド状態4−2は、CMIP処理サブ
スレッド2−3の状態を示す。「依頼中」、「処理
中」、「処理再開待ち」、「休止中」の4つの状態があ
る。
【0040】CMIP要求ID4−3は、CMIP処理
サブスレッド2−3で実行しているCMIP要求のCM
IP要求IDである。図2のCMIP要求ID3−1と
同一である。
【0041】先行CMIP要求IDリスト4−4は、自
CMIP処理サブスレッドで実行している自CMIP要
求より先行して処理が開始されたCMIP要求の中で、
自CMIP要求の処理が完了するために、完了が必要な
先行CMIP要求のCMIP要求IDのリストである。
このリストの中で、CMIP要求IDの重複はない。例
えば、図4において、スレッドIDがTHREAD_I
D3のCMIP処理サブスレッドが「処理再開待ち」と
しているCMIP−ID−3の先行CMIP要求IDリ
ストは、4−5として示すようにCMIP−ID−1
(4−51)とCMIP−ID−2(4−52)であ
る。先行CMIP要求IDリスト4−4が存在しない場
合には、NULLが記入される。
【0042】次に、図5を参照し、図1のアクセス情報
付きMO検索情報2−6の構成要素に関して説明する。
【0043】名前情報5−1は、OSIエージェント2
−1内で一意に識別できるMOの名前の情報である。
【0044】MOアドレス5−2は、MOを管理操作す
るために使用するMOのアドレスである。例えば、MO
−1の名前情報のMOアドレスとしては、MO−1(5
−7)のアドレスが記入される。
【0045】CMIP要求IDリスト5−3は、該当す
るMOに対するCMIP要求のIDのリストである。例
えば、MO−1のCMIP要求IDリスト5−4は、管
理対象MO−1に対して、CMIP−ID−1(5−4
1)、CMIP−ID−3(5−42)、CMIP−I
D−5(5−43)の順でCMIP要求の処理が行われ
ることを示している。CMIP要求IDリスト5−3が
存在しない場合には、NULLが記入される。
【0046】次に、図1に示した本実施形態の動作につ
いて説明する。
【0047】OSIエージェント2−1の主スレッド2
−2は、OSIマネージャからCMIP要求を受信する
と、スレッド管理テーブル2−5から「休止中」のCM
IP処理サブスレッド2−3を選択し、選択したCMI
P処理サブスレッド2−3に対して処理開始シグナル2
−8を送信し、処理を依頼する。処理内容は、CMIP
要求テーブル2−4に記載されている。
【0048】CMIP処理サブスレッド2−3は、CM
IP要求テーブル2−4に記載されたCMIP要求に指
定されたMOに対して処理を行うもので、まず、アクセ
ス情報付きMO検索情報2−6の情報に基づき、CMI
P要求で指定されたMOを、すぐに処理可能なMOと、
他のCMIP要求が実行されているために処理待ちのM
Oとに選別する。次に、その選別に従い、処理待ちのM
Oの処理を後回しにし、処理可能なMOに対する処理を
先に行うことにより、処理待ちMOに対する排他処理に
よるCMIP処理サブスレッドの不当なブロックを回避
するとともに、処理するMOが重複する複数のCMIP
要求も同時実行可能となる。さらに、同一MOを処理す
る複数のM−GET要求に対して、それぞれを処理する
CMIP処理サブスレッドにおいて、共に、同一MOを
処理可能と選別することにより、同一MOに対する同時
処理が可能となる。
【0049】次に、図6、図7、図8、図9、図10、
図11、図12を参照して、図1に示した本実施形態の
動作に関して詳細に説明する。
【0050】図6は、主スレッド2−2の処理フローを
説明するフローチャートであり、図7〜図12は、CM
IP処理サブスレッド2−3の処理フローを説明するフ
ローチャートである。
【0051】図6を参照し、主スレッドの動作に関して
詳細に記述する。
【0052】主スレッド2−2は、ステップ6−1にお
いて、OSIマネージャからCMIP要求が送信される
のを待つ。
【0053】CMIP要求を受信したら、ステップ6−
2において、CMIP要求テーブル2−4のエントリ数
が上限値に達しているかを確認する。
【0054】CMIP要求テーブル2−4のエントリ数
が上限値に達していた場合は、ステップ6−3におい
て、後述するCMIP処理サブスレッドの処理フローの
ステップ8−4で送信される「登録再開シグナル」(図
1の登録再開シグナル2−9)を受信するまで待つ。C
MIP要求テーブル2−4のエントリ数が上限値に達し
ていない場合は、そのまま次のステップ6−4に進む。
【0055】ステップ6−4では、CMIP要求テーブ
ル2−4にエントリを追加し、OSIエージェント2−
1内で一意に採番したCMIP要求IDと、受信したC
MIP要求と、CMIP要求の状態、すなわち、実施状
態をエントリに設定する。この時、CMIP要求の状態
として「未実施」を設定する。
【0056】次に、ステップ6−5において、「休止
中」状態のCMIP処理サブスレッド2−3が、スレッ
ド管理テーブル2−5に存在するか確認する。「休止
中」状態のCMIP処理サブスレッド2−3が存在しな
かった場合は、ステップ6−1に戻って、OSIマネー
ジャからCMIP要求が送信されるのを待つ。
【0057】ステップ6−5で「休止中」状態のCMI
P処理サブスレッド2−3が存在した場合は、ステップ
6−6において、「休止中」状態のCMIP処理サブス
レッド2−3をスレッド管理テーブル2−5から1つ選
択し、次に、ステップ6−7において、選択したCMI
P処理サブスレッド2−3の状態、すなわち、図4のス
レッド状態4−2を「休止中」から「依頼中」に変更す
る。
【0058】次に、ステップ6−8において、上記で選
択したCMIP処理サブスレッドに対して「処理開始シ
グナル」(図1の処理開始シグナル2−8)を送信し、
ステップ6−1に戻って、OSIマネージャからCMI
P要求が送信されるのを待つ。ここで、ステップ6−8
で送信された「処理開始シグナル」は、選択されたCM
IP処理サブスレッドにおいて、後述するCMIP処理
サブスレッドの処理フローのステップ7−1で受信され
る。
【0059】図7〜図12を参照し、CMIP処理サブ
スレッドの動作に関して詳細に記述する。
【0060】図7は、CMIP処理サブスレッドの動作
のうち、1つのCMIP要求に対する初期段階の処理
と、CMIP要求がM−CREATEの場合の処理フロ
ーを説明するフローチャートである。
【0061】OSIエージェント2−1の起動直後は、
CMIP処理サブスレッド2−3は、ステップ7−1に
おいて、「処理開始シグナル」を待つ。「処理開始シグ
ナル」は、前述した主スレッドの処理フローのステップ
6−8で送信される。
【0062】「処理開始シグナル」を受信したら、ステ
ップ7−2において、CMIP要求テーブル2−4中で
最も古い「未実施」状態のCMIP要求の情報を取得
し、CMIP要求テーブル2−4の状態、すなわち、図
2の実施状態3−3を「実施中」に変更する。
【0063】次に、ステップ7−3において、スレッド
管理テーブル2−5の自スレッドのエントリに、取得し
たCMIP要求のCMIP要求IDを設定し、スレッド
状態を「依頼中」から「処理中」に変更する。
【0064】次に、ステップ7−4において、取得した
CMIP要求がM−CREATE要求であるかを確認す
る。M−CREATEの場合は、ステップ7−5に進
み、M−CREATE以外の場合は、後述する図9のス
テップ9−1に進む。
【0065】ステップ7−5においては、CMIP要求
で指定されたMOの生成処理を行う。
【0066】次に、ステップ7−6において、アクセス
情報付きMO検索情報2−6に生成したMOのエントリ
を追加し、MOの名前情報(図5の名前情報5−1)と
ステップ7−5において生成したMOのアドレス(図5
のMOアドレス5−2)を設定する。このとき、該エン
トリのCMIP要求IDリスト5−3はNULLであ
る。ステップ7−6を終えたら以下に記述する図8のス
テップ8−1に進む。
【0067】図8は、CMIP処理サブスレッドの動作
のうち、1つのCMIP要求に対する終了段階の処理フ
ローを説明するフローチャートである。
【0068】ステップ8−1において、CMIP要求テ
ーブル2−4のエントリ数が上限に達しているか確認す
る。
【0069】CMIP要求テーブル2−4のエントリ数
が上限に達していない場合、ステップ8−2において、
自CMIP処理サブスレッドで処理が完了したCMIP
要求のエントリをCMIP要求テーブル2−4から削除
する。
【0070】CMIP要求テーブル2−4のエントリ数
が上限に達していた場合、ステップ8−3において、自
CMIP処理サブスレッドで処理が完了したCMIP要
求のエントリをCMIP要求テーブル2−4から削除
し、次に、ステップ8−4において、主スレッドに対し
て「登録再開シグナル」を送信する。「登録再開シグナ
ル」は、前述した主スレッドの処理フローのステップ6
−3において受信される。
【0071】次のステップ8−5からステップ8−10
の処理は、ステップ8−6において、検索結果のエント
リが存在しないことを確認するまで続けられる。
【0072】ステップ8−5において、先行CMIP要
求IDリストに自CMIP要求IDを持つエントリをス
レッド管理テーブル2−5で順次検索し、次のステップ
8−6において、検索結果のエントリが存在したか判断
する。エントリが存在した場合、ステップ8−7におい
て、該エントリの先行CMIP要求IDリストから自C
MIP要求IDを削除する。
【0073】次に、ステップ8−8において、該エント
リのスレッド状態が「処理再開待ち」状態か確認し、
「処理再開待ち」以外の状態の場合は、ステップ8−5
に戻って次のエントリを検索する。
【0074】ステップ8−8において「処理再開待ち」
状態の場合は、ステップ8−9において、該エントリの
スレッド状態を「処理再開待ち」から「処理中」に変更
し、ステップ8−10において、該エントリのスレッド
IDを用いて、対応するCMIP処理サブスレッドに
「処理再開シグナル」を送信し、ステップ8−5に戻っ
て次のエントリを検索する。ここで、「処理再開シグナ
ル」は、後述する図10のステップ10−7において受
信される。
【0075】ステップ8−6において、検索結果のエン
トリが存在しない場合、ステップ8−11において、
「未実施」状態のCMIP要求がCMIP要求テーブル
2−4に存在するか確認する。
【0076】CMIP要求テーブル2−4に「未実施」
状態のCMIP要求が存在した場合は、図7のステップ
7−2に戻り、CMIP要求テーブル2−4からCMI
P要求を取得する。
【0077】ステップ8−11においてCMIP要求テ
ーブル2−4に「未実施」状態のCMIP要求が存在し
ない場合は、ステップ8−12において、スレッド管理
テーブル2−5の自CMIP処理サブスレッドの状態を
「休止中」に変更し、図7のステップ7−1に戻り、
「処理開始シグナル」を待つ。
【0078】ここで、以降の説明に使用する「先行CM
IP要求ID」と「MOアクセス情報」の定義に関して
記述しておく。
【0079】図5に示したアクセス情報付きMO検索情
報2−6のCMIP要求IDリスト5−3は、該MOに
対するCMIP要求を先頭から順番にリストに保持す
る。各MOにおける自CMIP要求に対する「先行CM
IP要求ID」は、以下の規則に従って決められるもの
とする。 ・自CMIP要求がM−GETの場合、該MOにおける
自CMIP要求に対する「先行CMIP要求ID」は、
CMIP要求IDリスト5−3の自CMIP要求IDか
らリストの先頭に向かって捜査し、最初に発見されたM
−GET以外のCMIP要求のCMIP要求IDとす
る。 ・自CMIP要求がM−GET以外の場合、該MOにお
ける自CMIP要求に対する「先行CMIP要求ID」
は、CMIP要求IDリスト5−3の自CMIP要求I
Dからリストの先頭に向かって捜査し、最初に発見され
たCMIP要求のCMIP要求IDとする。 ・該当する「先行CMIP要求ID」が発見出来なかっ
た場合は、「先行CMIP要求ID」が存在しないこと
とする。
【0080】「MOアクセス情報」は、以下の情報から
構成される。 ・処理可能リスト:処理可能リストの個々の要素は、C
MIP要求のベースオブジェクトと範囲指定(スコー
プ)で指定されたMOの中で、自CMIP要求に対する
「先行CMIP要求ID」が存在しないMOに対応する
アクセス情報付きMO検索情報2−6のエントリの、M
Oの名前、MOアドレス、及び、エントリ位置の3つの
情報から構成される。 ・処理待ちリスト:処理待ちリストの個々の要素は、C
MIP要求のベースオブジェクトと範囲指定(スコー
プ)で指定されたMOの中で、自CMIP要求に対する
「先行CMIP要求ID」が存在するMOに対応するア
クセス情報付きMO検索情報2−6のエントリのエント
リ位置である。 ・先行CMIP要求IDリスト:先行CMIP要求ID
リストの個々の要素は、CMIP要求のベースオブジェ
クトと範囲指定(スコープ)で指定されるMOにおけ
る、自CMIP要求に対する「先行CMIP要求ID」
である。また、先行CMIP要求IDリストは、重複し
たCMIP要求IDを持たないように生成されるものと
する。
【0081】次に、図9を参照して、図7のステップ7
−4において、CMIP要求がM−CREATE以外で
あった場合の処理フローについて説明する。
【0082】図9は、CMIP処理サブスレッドの動作
のうち、CMIP要求の操作対象となる単一あるいは複
数のMOの情報、すなわち、MOアクセス情報を、アク
セス情報付きMO検索情報2−6から取得する場合の処
理フローを説明するフローチャートである。
【0083】ステップ9−1において、情報が設定され
ていないMOアクセス情報を用意する。
【0084】次のステップ9−2からステップ9−9の
処理は、ステップ9−3において、検索結果のエントリ
が存在しないことを確認するまで続けられる。
【0085】ステップ9−2において、自CMIP要求
のベースオブジェクトと範囲指定(スコープ)で指定さ
れるMOをアクセス情報付きMO検索情報2−6におい
て順次検索し、ステップ9−3において、検索の結果、
対応するエントリが存在したか確認する。
【0086】ステップ9−3において対応するエントリ
が存在した場合、ステップ9−4において、該エントリ
のMOアドレスがNULLか確認し、NULLの場合は
ステップ9−2に戻る。NULL以外の場合、ステップ
9−5において、自CMIP要求のCMIP要求IDと
CMIP要求の種別を該エントリのCMIP要求IDリ
ストの最後尾に追加する。
【0087】次にステップ9−6において、該エントリ
のCMIP要求IDリストに先行CMIP要求IDが存
在するか判断する。
【0088】先行CMIP要求IDが存在しない場合、
ステップ9−7において、該エントリのエントリ位置と
MOの名前とMOアドレスを、MOアクセス情報の処理
可能リストの要素として追加し、ステップ9−2に戻
る。
【0089】ステップ9−6において先行CMIP要求
IDが存在した場合、ステップ9−8において、該エン
トリのエントリ位置をMOアクセス情報の処理待ちリス
トの要素として追加し、ステップ9−9において、MO
アクセス情報の先行CMIP要求IDリストに、同じ先
行CMIP要求IDが存在しなければ、先行CMIP要
求IDリストの要素として追加し、ステップ9−2に戻
る。
【0090】ステップ9−3において、検索結果のエン
トリが存在しない場合、図10のステップ10−1に進
む。
【0091】図10を参照し、上記で取得したMOアク
セス情報に基づき、MOに対して管理操作を行う処理フ
ローに関して詳細に記述する。
【0092】図10は、CMIP処理サブスレッドの動
作のうち、取得したMOアクセス情報に基づき、MOに
対して管理操作を行う場合の処理フローを説明するフロ
ーチャートである。
【0093】ステップ10−1において、情報が設定さ
れていないエントリ位置リスト1とエントリ位置リスト
2を用意する。ここで、エントリ位置リストは、アクセ
ス情報付きMO検索情報2−6のエントリのエントリ位
置を要素とするリストのことである。
【0094】次に、ステップ10−2において、上記で
取得したMOアクセス情報の処理可能リストと処理待ち
リストに登録されているエントリ位置をエントリ位置リ
スト1に追加する。
【0095】次に、ステップ10−3において、MOア
クセス情報の先行CMIP要求IDリストを、スレッド
管理テーブル2−5の自CMIP要求に対応するエント
リの先行CMIP要求IDリストに設定する。
【0096】次に、ステップ10−4において、CMI
P要求で指定された管理操作を、順次、MOアクセス情
報の処理可能リストに登録されている全てのMOに対し
て行う。
【0097】次に、ステップ10−5において、MOア
クセス情報の処理待ちリストに要素が存在するか確認す
る。
【0098】ステップ10−5において処理待ちリスト
に要素が存在しない場合は、後述する図12のステップ
12−1に進む。
【0099】ステップ10−5において処理待ちリスト
に要素が存在した場合は、ステップ10−6において、
MOアクセス情報の先行CMIP要求IDリストとスレ
ッド管理テーブル2−5の自CMIP要求に対応するエ
ントリの先行CMIP要求IDリストを比較することに
より、終了している先行CMIP要求が存在するか判断
する。ここで、他のCMIP処理サブスレッドの処理ス
テップ8−7においてスレッド管理テーブル2−5の先
行CMIP要求IDリストからCMIP要求IDが削除
されていれば、終了したCMIP要求が存在することに
なる。
【0100】ステップ10−6において終了したCMI
P要求が存在した場合は、後述する図11のステップ1
1−1に進む。
【0101】ステップ10−6において終了したCMI
P要求が存在しない場合は、ステップ10−7におい
て、他CMIP処理サブスレッドからの「処理再開シグ
ナル」を待つ。他CMIP処理サブスレッドからの「処
理再開シグナル」は、前述した図8のステップ8−10
から送信される。ステップ10−7において、「処理再
開シグナル」を受信したら後述する図11のステップ1
1−1に進む。
【0102】図11を参照し、MOアクセス情報をアク
セス情報付きMO検索情報2−6から再取得する処理フ
ローに関して詳細に記述する。
【0103】図11は、CMIP処理サブスレッドの動
作のうち、MOアクセス情報をアクセス情報付きMO検
索情報2−6から再取得する場合の処理フローを説明す
るフローチャートである。
【0104】ステップ11−1において、エントリ位置
リスト2を情報が設定されていない状態にする。
【0105】次に、ステップ11−2において、エント
リ位置リスト2にMOアクセス情報の処理待ちリストの
中の全ての要素(アクセス情報付きMO検索情報2−6
のエントリ位置)を追加する。
【0106】次にステップ11−3において、MOアク
セス情報を情報が設定されていない状態にする。
【0107】次のステップ11−4からステップ11−
10の処理は、ステップ11−10において、エントリ
位置リスト2の最後のエントリ(位置)であることを確
認するまで続けられる。
【0108】ステップ11−4において、エントリ位置
リスト2に保持しているアクセス情報付きMO検索情報
2−6のエントリに順次アクセスする。次に、ステップ
11−5において、該エントリのMOアドレスがNUL
Lであるか確認する。該エントリのMOアドレスがNU
LLの場合、ステップ11−4に戻る。
【0109】ステップ11−5において該エントリのM
OアドレスがNULL以外の場合、ステップ11−6に
おいて、該エントリのCMIP要求IDリストに先行C
MIP要求IDが存在するか判断する。
【0110】ステップ11−6において先行CMIP要
求IDが存在しない場合、ステップ11−7において、
該エントリのエントリ位置とMOの名前とMOアドレス
を、MOアクセス情報の処理可能リストの要素として追
加し、次のステップ11−10に進む。
【0111】ステップ11−6において先行CMIP要
求IDが存在した場合、ステップ11−8において、該
エントリのエントリ位置をMOアクセス情報の処理待ち
リストの要素として追加し、ステップ11−9におい
て、MOアクセス情報の先行CMIP要求IDリストに
同じ先行CMIP要求IDが存在しなければ、先行CM
IP要求IDリストの要素として追加し、次のステップ
11−10に進む。
【0112】ステップ11−10において、エントリ位
置リスト2の最後のエントリ(位置)であるか確認す
る。最後のエントリでない場合は、ステップ11−4に
戻る。
【0113】ステップ11−10において、エントリ位
置リスト2の最後のエントリ(位置)の場合は、先述し
た図10のステップ10−4に戻る。
【0114】図12を参照し、CMIP要求がM−CR
EATE以外の場合に、アクセス情報付きMO検索情報
2−6を更新する処理フローに関して詳細に記述する。
【0115】図12は、CMIP処理サブスレッドの動
作のうち、アクセス情報付きMO検索情報2―6を更新
する場合の処理フローを説明するフローチャートであ
る。
【0116】ステップ12−1において、エントリ位置
リスト1に要素が存在するか確認する。要素が存在しな
い場合は、図8のステップ8−1に進む。
【0117】ステップ12−1において要素が存在した
場合は、ステップ12−2からステップ12−10まで
の処理を、ステップ12−10において、エントリ位置
リスト1の最後のエントリ(位置)であることを確認す
るまで続ける。
【0118】ステップ12−2において、アクセス情報
付きMO検索情報2−6において、エントリ位置リスト
1のエントリに順次アクセスする。
【0119】次に、ステップ12−3において、該エン
トリのCMIP要求IDリストから自CMIP要求ID
を削除し、ステップ12−4において、自CMIP要求
がM−DELETEであるか確認する。
【0120】ステップ12−4において自CMIP要求
がM−DELETEであった場合、ステップ12−5に
おいて、該エントリのCMIP要求IDリストが空であ
るか確認する。該エントリのCMIP要求IDリストが
空の場合、ステップ12−6において、該エントリをア
クセス情報付きMO検索情報2−6から削除し、ステッ
プ12−10に進む。該エントリのCMIP要求IDリ
ストが空でない場合、ステップ12−7において、該エ
ントリのMOアドレスをNULLにし、ステップ12−
10に進む。
【0121】ステップ12−4において自CMIP要求
がM−DELETE以外の場合、ステップ12−8にお
いて、該エントリのCMIP要求IDリストが空である
か確認する。該エントリのCMIP要求IDリストが空
でない場合はステップ12−10に進み、空の場合は、
ステップ12−9において、該エントリのMOアドレス
がNULLであるか確認する。MOアドレスがNULL
の場合はステップ12−6に進み、MOアドレスがNU
LLでない場合はステップ12−10に進む。
【0122】ステップ12−10において、エントリ位
置リスト1の最後のエントリ(位置)であるか確認す
る。最後のエントリでない場合は、ステップ12−2に
戻る。
【0123】ステップ12−10において、エントリ位
置リスト1の最後のエントリ(位置)の場合は、先述し
た図8のステップ8−1に進み、自CMIP要求に対す
る終了段階の処理フローを行う。
【0124】
【発明の効果】第1の効果は、OSIエージェント起動
時に一定数生成したCMIP処理サブスレッドを使用し
て、複数のCMIP要求を並列処理できる点である。こ
の結果、使用できるスレッド数に上限が存在するシステ
ム環境にも適用できる。
【0125】第2の効果は、処理するMOが重複する複
数のCMIP要求を同時に処理することが可能な点であ
る。
【0126】第3の効果は、処理待ちのMOの処理を後
回しにし、処理可能なMOに対する処理を先に行うこと
により、処理待ちMOに対する排他処理によるサブスレ
ッドの不当なブロックを回避できる点である。
【0127】第4の効果は、同一MOを処理する複数の
M−GET要求を同時に処理可能な点である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のOSIエージェントにおけるCMIP
要求の並列処理方式の一実施形態を示すブロック図であ
る。
【図2】図1のCMIP要求テーブルの構成要素に関し
て説明する図である。
【図3】CMIP要求の主なものを説明する図である。
【図4】図1のスレッド管理テーブルの構成要素に関し
て説明する図である。
【図5】図1のアクセス情報付きMO検索情報の構成要
素に関して説明する図である。
【図6】主スレッドの処理フローを説明するフローチャ
ートである。
【図7】CMIP処理サブスレッド(1つのCMIP要
求に対する初期段階の処理と、CMIP要求がM−CR
EATEの場合)の処理フローを説明するフローチャー
トである。
【図8】CMIP処理サブスレッド(1つのCMIP要
求に対する終了段階)の処理フローを説明するフローチ
ャートである。
【図9】CMIP処理サブスレッド(CMIP要求の操
作対象となる単一あるいは複数のMOの情報、すなわ
ち、MOアクセス情報を、アクセス情報付きMO検索情
報から取得する場合)の処理フローを説明するフローチ
ャートである。
【図10】CMIP処理サブスレッド(取得したMOア
クセス情報に基づき、MOに対して管理操作を行う場
合)の処理フローを説明するフローチャートである。
【図11】CMIP処理サブスレッド(MOアクセス情
報をアクセス情報付きMO検索情報から再取得する場
合)の処理フローを説明するフローチャートである。
【図12】CMIP処理サブスレッド(アクセス情報付
きMO検索情報を更新する場合)の処理フローを説明す
るフローチャートである。
【図13】OSI管理の基本モデルを用いたネットワー
ク管理システムを示すブロック図である。
【符号の説明】
1−1 OSIマネージャ 1−2 OSIエージェント 1−3 エージェントコア 1−4 MO領域 2−1 OSIエージェント 2−2 主スレッド 2−3 CMIP処理サブスレッド 2−4 CMIP要求テーブル 2−5 スレッド管理テーブル 2−6 アクセス情報付きMO検索情報 2−7 MO領域 2−8 処理開始シグナル 2−9 登録再開シグナル 3−1 CMIP要求ID 3−2 CMIP要求 3−3 実施状態 4−1 スレッドID 4−2 スレッド状態 4−3 CMIP要求ID 4−4 先行CMIP要求IDリスト 5−1 名前情報 5−2 MOアドレス 5−3 CMIP要求IDリスト

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 OSI(Open Systems I
    nterconnection:開放型システム間相互
    接続)マネージャからCMIP(Commom Man
    agement Information Proto
    col:共通管理情報プロトコル)要求を受信して自己
    の保有するMO(Management Objec
    t:管理対象)への管理操作を実行するOSIエージェ
    ントにおいて、前記OSIエージェントは、複数のCM
    IP要求をそれぞれ処理する複数のCMIP処理サブス
    レッドと、前記CMIP処理サブスレッドの管理情報を
    保持するスレッド管理テーブル記憶手段と、前記OSI
    エージェントが受信したCMIP要求を保持するCMI
    P要求テーブル記憶手段と、CMIP要求を前記OSI
    マネージャから受信して前記CMIP処理サブスレッド
    に処理を依頼する主スレッドと、MO(管理対象)の名
    前とアドレスとCMIP要求の関係を保持するアクセス
    情報付きMO検索情報記憶手段と、複数のMOを有する
    MO領域とを備えたことを特徴とするOSIエージェン
    トにおけるCMIP要求の並列処理方式。
  2. 【請求項2】 前記OSIエージェントは、前記OSI
    エージェントの起動時に、複数かつ一定数の前記CMI
    P処理サブスレッドを生成することを特徴とする請求項
    1に記載のOSIエージェントにおけるCMIP要求の
    並列処理方式。
  3. 【請求項3】 前記OSIエージェントは、前記OSI
    エージェントの起動時に一定数生成した前記CMIP処
    理サブスレッドを使用して、複数のCMIP要求を並列
    処理することを特徴とする請求項2に記載のOSIエー
    ジェントにおけるCMIP要求の並列処理方式。
  4. 【請求項4】 前記CMIP要求テーブル記憶手段は、
    前記OSIエージェントで受信したCMIP要求を一意
    に識別するための識別子であるところのCMIP要求I
    D部と、前記OSIエージェントで受信したCMIP要
    求の情報であるところのCMIP要求部と、前記CMI
    P要求部に示したCMIP要求が、前記CMIP処理サ
    ブスレッドで実施されているかどうかの状態(「実施
    中」と「未実施」の2つの状態の何れか1つの状態)を
    示す実施状態部とを備え、前記CMIP処理サブスレッ
    ドは、一つのCMIP要求の処理を完了したときに前記
    CMIP要求テーブル記憶手段に「未実施」状態のCM
    IP要求が存在した場合、あるいは、前記主スレッドか
    らの処理開始シグナルを受信した場合に、自律的に前記
    CMIP要求テーブル記憶手段からCMIP要求を取得
    して、要求された管理操作を前記MO領域内のMOに対
    して行うことを特徴とする請求項1から請求項3の何れ
    か1項に記載のOSIエージェントにおけるCMIP要
    求の並列処理方式。
  5. 【請求項5】 前記スレッド管理テーブル記憶手段は、
    前記CMIP処理サブスレッドを一意に識別することが
    できる識別子であるところのスレッドID部と、前記C
    MIP処理サブスレッドの状態(「依頼中」、「処理
    中」、「処理再開待ち」、「休止中」の4つの状態の何
    れか1つの状態)を示すスレッド状態部と、前記CMI
    P処理サブスレッドで実行しているCMIP要求を一意
    に識別するための識別子であるところのCMIP要求I
    D部と、自CMIP処理サブスレッドで実行している自
    CMIP要求より先行して処理が開始されたCMIP要
    求の中で、自CMIP要求の処理が完了するために、完
    了が必要な先行CMIP要求のCMIP要求IDのリス
    トであるところの先行CMIP要求IDリスト部とを備
    えることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1
    項に記載のOSIエージェントにおけるCMIP要求の
    並列処理方式。
  6. 【請求項6】 前記アクセス情報付きMO検索情報記憶
    手段は、前記OSIエージェント内で一意に識別できる
    MOの名前の情報であるところの名前情報部と、MOを
    管理操作するために使用するMOのアドレスであるとこ
    ろのMOアドレス部と、該当するMOに対するCMIP
    要求のIDのリストであるところのCMIP要求IDリ
    スト部とを備えることを特徴とする請求項1から請求項
    5の何れか1項に記載のOSIエージェントにおけるC
    MIP要求の並列処理方式。
  7. 【請求項7】 前記CMIP処理サブスレッドは、ま
    ず、前記アクセス情報付きMO検索情報記憶手段の情報
    に基づき、CMIP要求で指定されたMOを、すぐに処
    理可能なMOと、他のCMIP要求が実行されているた
    めに処理待ちのMOとに選別し、次に、その選別に従
    い、処理待ちのMOの処理を後回しにし、処理可能なM
    Oに対する処理を先に行うことを特徴とする請求項1か
    ら請求項6の何れか1項に記載のOSIエージェントに
    おけるCMIP要求の並列処理方式。
  8. 【請求項8】 前記OSIエージェントは、同一MOを
    処理する複数のM−GET要求を同時に受信した際に
    は、それぞれのM−GET要求を処理する前記CMIP
    処理サブスレッドにおいて共に前記同一MOを処理可能
    と選別することにより、前記同一MOを処理する複数の
    M−GET要求を複数の前記CMIP処理サブスレッド
    により同時に処理することを特徴とする請求項1から請
    求項7の何れか1項に記載のOSIエージェントにおけ
    るCMIP要求の並列処理方式。
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