JP2001330159A - 弁装置 - Google Patents

弁装置

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JP2001330159A
JP2001330159A JP2000149499A JP2000149499A JP2001330159A JP 2001330159 A JP2001330159 A JP 2001330159A JP 2000149499 A JP2000149499 A JP 2000149499A JP 2000149499 A JP2000149499 A JP 2000149499A JP 2001330159 A JP2001330159 A JP 2001330159A
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JP
Japan
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valve
hole
retainer
valve seat
operating member
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JP2000149499A
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English (en)
Inventor
Tadatsugu Noda
忠世 野田
Yasuo Hirooka
康雄 広岡
Hiroyuki Ono
博之 大野
Ryuji Sakai
隆二 堺
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リテーナに固定される作動部材がリテーナか
ら分離しても、弁座部材の弁孔から作動部材が抜け出る
のを防止できる弁装置を提供する。 【解決手段】 弁装置4は、弁孔18および弁座19を
有する弁座部材15と、棒状の作動部材20と、リテー
ナ21と、抜止め部材30とを備える。作動部材20は
一端部に弁体部20aを有し、前記弁孔18に挿通され
て弁体部20aが前記弁座19に着座する。この作動部
材20の他端部は、リテーナ21の貫通孔23に貫通し
て固定される。抜止め部材30は、リテーナ21から分
離した作動部材20が弁孔18から前記一端部の方向に
抜け出るのを阻止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弁座部材の弁孔に
挿通される作動部材をリテーナの貫通孔に貫通して固定
した弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、直噴式エンジンの燃料噴射装置
(全体図を示す図1を参照)に用いられる従来のインジ
ェクターノズル(弁装置の一例)の構造を示す断面図で
ある。このインジェクターノズルは、作動部材であるニ
ードル42と、リテーナ43と、弁孔45および弁座4
6を有する弁座部材44とを備える。ニードル42は、
前記弁孔45に挿通されて、一端部の弁体部42aが前
記弁座46に着座する。リテーナ43は、ニードル42
の他端部が貫通して固定される貫通孔47を有する板状
の部材である。弁座部材44とリテーナ43との間には
スプリング48が介在し、リテーナ43に上方から付加
される燃料の圧力とスプリング48の弾性復帰力とによ
り、ニードル42がその軸方向に往復動する。ニードル
42の他端部のリテーナ43への固定は、電子ビームや
レーザービーム等を用いた溶接により行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記インジェクターノ
ズルでは、パルス状に加圧される燃料の圧力Pとスプリ
ング48の付勢力fとでニードル42が往復動を繰り返
すと、リテーナ43とニードル42の溶接部49に繰り
返し荷重が働くので、溶接部49が疲労し、場合によっ
ては、ニードル42がリテーナ43から分離することも
ある。
【0004】本発明は、以上の事情に鑑みてなされたも
ので、リテーナに固定される作動部材がリテーナから分
離することがあっても、弁座部材の弁孔から作動部材が
抜け出るのを防止できる弁装置を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ために、本発明の弁装置は、流体が通過する弁孔および
弁座を有する弁座部材と、前記弁孔に挿通されて一端部
の弁体部が前記弁座に着座する棒状の作動部材と、この
作動部材の他端部が貫通して固定される貫通孔を有する
リテーナと、前記作動部材が弁孔から前記一端部の方向
に抜け出るのを阻止する抜止め部材とを備えている。
【0006】前記弁装置によれば、作動部材がリテーナ
から分離することがあっても、分離した作動部材が弁座
部材の弁孔から抜け出るのを抜止め部材によって阻止す
ることができる。
【0007】本発明の好ましい実施形態では、前記作動
部材が、前記リテーナから分離したときに前記弁孔に嵌
合してこれを塞ぐ閉塞部を有している。これにより、リ
テーナから分離した作動部材自身が弁孔を塞ぐので、流
体が弁孔から弁装置の外部に噴出するのを防止できる。
【0008】前記抜止め部材は、作動部材の軸方向と直
交する方向に弁座部材に挿入された棒状のピンとするこ
とができる。この場合には、弁座部材の弁孔を通る液量
等に影響を与えないで、作動部材の抜け止めを行うこと
ができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の
一実施形態に係る弁装置を備えた燃料噴射装置の縦断面
図を示す。この燃料噴射装置1は、直噴式エンジンEの
燃焼室2に燃料Fを噴射するものであって、ほぼ筒状の
装置本体3内には、軸心方向に延びる燃料通路6が形成
され、この燃料通路6の先端部には弁装置であるインジ
ェクターノズル4が設けられ、このインジェクターノズ
ル4が燃焼室2に臨むように、燃料噴射装置1は直噴式
エンジンEのシリンダヘッドに取付用フランジ5を介し
て取り付けられる。
【0010】前記燃料通路6内には、圧力発生部11か
ら高圧の燃料(流体の一種)Fが押し出される。この圧
力発生部11は、図示しない噴射制御装置からの制御信
号(パルス信号)を受けて作動し、燃焼室2内での点火
タイミングに先立ち、高圧の燃料Fを、前記制御信号に
応じた量だけ燃料通路6に供給し、後述するようにイン
ジェクターノズル4を通して燃焼室2に噴射する。
【0011】前記インジェクターノズル4は、図2に示
すように、弁座部材15と、棒状の作動部材20と、板
状のリテーナ21と、スプリング17と、抜止め部材3
0とを備えている。弁座部材15は、その一端部(図2
における下端部)側を大径部15aとし、他端部(図2
における上端部)側を小径部15bとしたものであっ
て、前記一端部から他端部に向けて貫通して燃料Fを通
過させる弁孔18と、この弁孔18における弁座部材1
5の一端部側の開口縁に形成されたテーパ状の弁座19
とを有する。前記作動部材20とリテーナ21は、図3
に示すように、軸方向から見て円形を呈している。
【0012】図2に示す作動部材20は、その一端部に
弁体部20aを有し、前記弁座部材15の弁孔18に挿
入されて作動部材20の軸方向に往復動自在とされ、弁
体部20aは弁座部材15の弁座19に着座する。弁孔
18と作動部材20との間には噴出路22が形成されて
いる。作動部材20の他端部(図2における上端部)と
その近傍は、弁体20aを除いた作動部材20の他の部
分よりも大径とされて、弁孔18にほぼ隙間なく嵌合す
る大径部(閉塞部)20cを形成している。また、弁座
部材15の小径部15bには、その小径部15bの周囲
空間から前記噴出路22内にその径方向から燃料を導入
する導入路24が形成されている。リテーナ21は貫通
孔23を有し、この貫通孔23に作動部材20の他端部
が貫通して、電子ビームまたはレーザービームなどを用
いた溶接により、リテーナ21に固定されている。前記
溶接はリテーナ21における弁座部材15と対向しない
一端面側(図2における上端面側)に施されて、溶接部
である固定部27が形成されている。
【0013】スプリング17は、弁座部材15における
大径部15aの他端部側の端面と、前記リテーナ21と
の間に介装される。このスプリング17により、作動部
材20は、その弁体部20aが弁座部材15の弁座19
に着座する方向に付勢される。
【0014】また、弁座部材15には、作動部材20が
リテーナ21から分離したとき、作動部材20が弁孔1
8から弁座部材15の一端部の方向に抜け出るのを阻止
する抜止め部材30が設けられている。この抜止め部材
30は、丸い棒状のピンからなり、図3に示すように作
動部材20の軸方向と直交する方向に弁座部材15の貫
通した挿入孔12に挿入されて、一部が弁孔18内には
み出すように配置される。作動部材20の軸方向の中央
部(中胴部)には、その往復動が前記抜止め部材30で
妨げられないように、他の部分よりも小径とした絞り部
20bが形成されている。弁孔18への作動部材20の
挿通が抜止め部材30で妨げられないように、弁座部材
15への抜止め部材30の挿入は、作動部材20を弁孔
18に挿通した後で行われる。
【0015】前記インジェクターノズル4は、図1の燃
料噴射装置1における装置本体3の一端部に設けられた
状態で、そのリテーナ21が燃料通路6の上流側に向く
ように配置される。前記圧力発生部11によって加圧さ
れた燃料通路6内の燃料Fの圧力が、図2のリテーナ2
1に加わると、作動部材20が弁座部材15の一端部側
(下側)に押し出されて、弁体部20aが弁座19から
離れることで、弁孔18が開き、導入路24および噴出
路22を通った燃料Fが、燃焼室2に噴出される。
【0016】前記インジェクターノズル4では、リテー
ナ21に付加される燃料の圧力とスプリング17の付勢
力とによる作動部材20の往復動により、リテーナ21
と作動部材20の固定部27に繰り返し荷重が負荷さ
れ、この繰り返し荷重に起因してリテーナ21から作動
部材20が分離することもある。
【0017】しかし、このインジェクターノズル4には
抜止め部材30が設けられているので、図4に示すよう
に、リテーナ21から作動部材20が分離しても、作動
部材20の絞り部20bが抜止め部材30に係止して、
弁孔18からの作動部材20の抜け出しが阻止される。
さらに、作動部材20の上部の大径部20cが、抜止め
部材30で抜け止めされた状態で、弁孔18に嵌合して
弁孔18を塞ぐ閉塞部として機能する。その結果、導入
路24から噴出路22に至る燃料Fの経路が遮断される
ことになり、燃料Fの噴出を防止することができる。
【0018】また、前記抜止め部材30は、作動部材2
0の軸方向と直交する方向に弁座部材15に挿入されて
おり、その外周面の滑らかな円弧面である一部分が噴出
路22内に露出しているに過ぎないから、通常動作時に
おける、噴出路22からの燃料噴射量に影響を与えるこ
とがない。
【0019】前記抜止め部材30は、弁孔18の内部に
若干突出する構造であればよいので、種々の構成を採用
できる。例えば、図5(A)に示すように、弁座部材1
5の盲孔31に丸い棒状のピン30Aを、作動部材20
の軸方向と直交する方向に挿入してもよい。また、図5
(B)に示すように、先端にピン32aを有するねじ体
32を、抜止め部材として、弁孔18の中心に向けて弁
座部材15にねじ込んで、そのピン32aの先端部を僅
かに弁孔18内に突出させてもよい。さらに、図5
(C)に示すように、弁孔18に径方向から連通する挿
入孔33を作動部材15に設け、この挿入孔33に抜止
め部材としてのボール34を挿入して、弁孔18内に僅
かに突出させておくこともできる。挿入孔33には盲栓
35を嵌め込んで固定し、ボール34が作動部材15か
ら外方へ脱落するのを防止する。
【0020】なお、本発明の弁装置は、燃料噴射装置以
外の装置に利用して、燃料以外の流体の通過を制御する
のに使用することもできる。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本発明の弁装置によれ
ば、流体が通過する弁孔および弁座を有する弁座部材
と、前記弁孔に挿通されて一端部の弁体部が前記弁座に
着座する棒状の作動部材と、この作動部材の他端部が貫
通して固定される貫通孔を有するリテーナと、前記作動
部材が弁孔から前記一端部の方向に抜け出るのを阻止す
る抜止め部材とを備えているため、作動部材がリテーナ
から分離することがあっても、分離した作動部材が弁座
部材の弁孔から抜け出るのを抜止め部材によって阻止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る弁装置を備えた燃料
噴射装置の縦断面図である。
【図2】同弁装置の拡大縦断面図である。
【図3】同弁装置の平面図である。
【図4】同弁装置の作動部材がリテーナから分離した状
態を示す縦断面図である。
【図5】(A)ないし(C)は抜止め部材30の変形例
を示す横断面図である。
【図6】従来例の縦断面図である。
【符号の説明】
4…インジェクターノズル(弁装置)、15…弁座部
材、18…弁孔、19…弁座、20…作動部材、20a
…弁体部、21…リテーナ、23…貫通孔、30,30
A…ピン(抜止め部材)、32…ねじ体(抜止め部
材)、34…ボール(抜止め部材)、F…燃料(流体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大野 博之 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内 (72)発明者 堺 隆二 兵庫県神戸市西区櫨谷町松本234番地 川 崎重工業株式会社西神戸工場内 Fターム(参考) 3G066 AA02 AB02 AD12 BA31 CC06T CC14 CC20 CC40 CC51 CE13 3H052 AA01 BA26 BA35 CA02 CD09 EA16

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体が通過する弁孔および弁座を有する
    弁座部材と、前記弁孔に挿通されて一端部の弁体部が前
    記弁座に着座する棒状の作動部材と、 この作動部材の他端部が貫通して固定される貫通孔を有
    するリテーナと、 前記作動部材が弁孔から前記一端部の方向に抜け出るの
    を阻止する抜止め部材とを備えた弁装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記作動部材は、前
    記リテーナから分離したときに前記弁孔に嵌合してこれ
    を塞ぐ閉塞部を有している弁装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記抜止め
    部材は、作動部材の軸方向と直交する方向に弁座部材に
    挿入された棒状のピンである弁装置。
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