JP2001328670A - 缶用マルチパック - Google Patents
缶用マルチパックInfo
- Publication number
- JP2001328670A JP2001328670A JP2000152861A JP2000152861A JP2001328670A JP 2001328670 A JP2001328670 A JP 2001328670A JP 2000152861 A JP2000152861 A JP 2000152861A JP 2000152861 A JP2000152861 A JP 2000152861A JP 2001328670 A JP2001328670 A JP 2001328670A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- handle
- cans
- plate
- upper plate
- cut
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 使用性に優れた缶用マルチパックを段ボール
で製作する。 【解決手段】 上板1、一対の側板2、2及び底板3を
連設して複数本の缶Cを包み込む筒状体12を形成し、
上板1及び底板3の両端縁に缶Cの頂部及び底部に係合
して筒状体12から缶Cを抜け止めする舌片5を設け、
上板1から側板2上部を切り込んで帯状の取手6を形成
し、取手6の中央部両側縁に上板1を切り込んで押込に
伴い指入穴をなす押込片7を突設し、上板1に取手6の
両端部及び押込片7の先端部をそれぞれ繋部8、9を介
して繋ぐ。繋部8、9により上板1からの取手6の落ち
込みが防止されるため、缶Cを筒状体12にスムーズに
挿入でき、取手6を持ち上げると、繋部8、9が容易に
切れて、上板1の膨れ上がりによる缶Cの飛び出しが防
止される。
で製作する。 【解決手段】 上板1、一対の側板2、2及び底板3を
連設して複数本の缶Cを包み込む筒状体12を形成し、
上板1及び底板3の両端縁に缶Cの頂部及び底部に係合
して筒状体12から缶Cを抜け止めする舌片5を設け、
上板1から側板2上部を切り込んで帯状の取手6を形成
し、取手6の中央部両側縁に上板1を切り込んで押込に
伴い指入穴をなす押込片7を突設し、上板1に取手6の
両端部及び押込片7の先端部をそれぞれ繋部8、9を介
して繋ぐ。繋部8、9により上板1からの取手6の落ち
込みが防止されるため、缶Cを筒状体12にスムーズに
挿入でき、取手6を持ち上げると、繋部8、9が容易に
切れて、上板1の膨れ上がりによる缶Cの飛び出しが防
止される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ビールや発泡酒
等の缶を複数本まとめて包装する缶用マルチパックに関
するものである。
等の缶を複数本まとめて包装する缶用マルチパックに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種のマルチパックとし
て、図5に示すようなものが使用されている。このマル
チパックは、耐水性の板紙から成り、上板50の両側縁
に側板51及び底板52を順次連設した筒状体53で複
数本の缶Cを包み込み、底板52同士を係合させ、側板
51の端縁から延出した折込片54を折り込み、その両
端から上板50に繋がる抱持片55を缶Cの外周に沿わ
せて筒状体53から缶Cを抜け止めし、上板50を切り
込んで一対の押込片56を設け、この押込片56を指で
押し込むことにより、掴んで持ち運べるようにしたもの
である。
て、図5に示すようなものが使用されている。このマル
チパックは、耐水性の板紙から成り、上板50の両側縁
に側板51及び底板52を順次連設した筒状体53で複
数本の缶Cを包み込み、底板52同士を係合させ、側板
51の端縁から延出した折込片54を折り込み、その両
端から上板50に繋がる抱持片55を缶Cの外周に沿わ
せて筒状体53から缶Cを抜け止めし、上板50を切り
込んで一対の押込片56を設け、この押込片56を指で
押し込むことにより、掴んで持ち運べるようにしたもの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、板紙製のマ
ルチパックは、全てゴミとして自治体等により処理され
ることから、板紙製の包装材を使用する飲料メーカー等
の事業者には、容器包装リサイクル法に基づいて、処理
費用の負担が求められる。
ルチパックは、全てゴミとして自治体等により処理され
ることから、板紙製の包装材を使用する飲料メーカー等
の事業者には、容器包装リサイクル法に基づいて、処理
費用の負担が求められる。
【0004】一方、再生が可能で回収率が高い段ボール
を素材とする包装材を用いると、そのような負担は不要
となるが、上記マルチパックの構成は、厚みのある段ボ
ールには適さない。
を素材とする包装材を用いると、そのような負担は不要
となるが、上記マルチパックの構成は、厚みのある段ボ
ールには適さない。
【0005】そこで、この発明は、段ボールを素材とし
て、使用性に優れた缶用マルチパックを製作しようとす
るものである。
て、使用性に優れた缶用マルチパックを製作しようとす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明では、上板、一対の側板及び底板を連設し
て複数本の缶を包み込む筒状体を形成し、上板及び底板
の両端縁に缶の頂部及び底部に係合して筒状体から缶を
抜け止めする舌片を設け、上板から側板上部を切り込ん
で帯状の取手を形成し、取手の中央部両側縁に上板を切
り込んで押込に伴い指入穴をなす押込片を突設し、上板
に取手の両端部及び押込片の先端部をそれぞれ繋部を介
して繋いだ構成の耐水段ボール製缶用マルチパックを提
供することとしたのである。
め、この発明では、上板、一対の側板及び底板を連設し
て複数本の缶を包み込む筒状体を形成し、上板及び底板
の両端縁に缶の頂部及び底部に係合して筒状体から缶を
抜け止めする舌片を設け、上板から側板上部を切り込ん
で帯状の取手を形成し、取手の中央部両側縁に上板を切
り込んで押込に伴い指入穴をなす押込片を突設し、上板
に取手の両端部及び押込片の先端部をそれぞれ繋部を介
して繋いだ構成の耐水段ボール製缶用マルチパックを提
供することとしたのである。
【0007】このマルチパックでは、上板からの取手の
落ち込みが繋部により防止されるため、筒状体に缶を挿
入する際、缶が取手に引っ掛かることがなく、スムーズ
に挿入できる。
落ち込みが繋部により防止されるため、筒状体に缶を挿
入する際、缶が取手に引っ掛かることがなく、スムーズ
に挿入できる。
【0008】また、持ち運びに際し、押込片を指で押し
込んで取手を持ち上げると、繋部が切れて上板の膨れ上
がりが防止されるので、舌片の缶への係合が外れて缶が
飛び出すこともない。
込んで取手を持ち上げると、繋部が切れて上板の膨れ上
がりが防止されるので、舌片の缶への係合が外れて缶が
飛び出すこともない。
【0009】そのほか、前記側板に鉤形の切目が横方向
に連続して並ぶジッパを形成し、その切目の水平部分に
繋部を設けると、ジッパを切断して容易に開封でき、筒
状体の組立時に側板がジッパで折れ曲がる現象は繋部に
より防止される。
に連続して並ぶジッパを形成し、その切目の水平部分に
繋部を設けると、ジッパを切断して容易に開封でき、筒
状体の組立時に側板がジッパで折れ曲がる現象は繋部に
より防止される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
1乃至図4に基づいて説明する。
1乃至図4に基づいて説明する。
【0011】このマルチパックは、少々の結露にも耐え
られる耐水段ボールから成り、6本の缶を3本ずつ2列
に収納するものである。そして、そのブランクでは、図
1に示すように、上板1を挟んで一対の側板2、2が連
設され、一方の側板2には底板3及び継代片4が順次繋
がり、上板1及び底板3の両端縁には2個ずつ舌片5が
設けられている。
られる耐水段ボールから成り、6本の缶を3本ずつ2列
に収納するものである。そして、そのブランクでは、図
1に示すように、上板1を挟んで一対の側板2、2が連
設され、一方の側板2には底板3及び継代片4が順次繋
がり、上板1及び底板3の両端縁には2個ずつ舌片5が
設けられている。
【0012】また、上板1から両側板2、2に若干食い
込んで帯状の取手6が切り込みにより形成され、取手6
の中央部両側縁には上板1への切り込みより押込片7が
突設されている。そして、取手6の両端部及び押込片7
の先端部はそれぞれ繋部8、9を介して上板1に繋がれ
ている。
込んで帯状の取手6が切り込みにより形成され、取手6
の中央部両側縁には上板1への切り込みより押込片7が
突設されている。そして、取手6の両端部及び押込片7
の先端部はそれぞれ繋部8、9を介して上板1に繋がれ
ている。
【0013】さらに、一方の側板2には、鉤形の切目が
横方向に連続して並んだジッパ10が形成され、その切
目の水平部分には繋部11が設けられている。
横方向に連続して並んだジッパ10が形成され、その切
目の水平部分には繋部11が設けられている。
【0014】このようなブランクを組み立てて図2に示
すように缶Cを包装するには、上板1から両側板2、2
及び底板3を巻き込み、継代片4を反対側の側板2に貼
着して筒状体12を形成し、舌片5を内側へ折り曲げ
て、筒状体12内に缶Cを挿入する。
すように缶Cを包装するには、上板1から両側板2、2
及び底板3を巻き込み、継代片4を反対側の側板2に貼
着して筒状体12を形成し、舌片5を内側へ折り曲げ
て、筒状体12内に缶Cを挿入する。
【0015】この際、上板1からの取手6の落ち込みが
繋部8、9により防止されているため、缶Cを筒状体1
2の端面から取手6に引っ掛かることなくスムーズに挿
入できる。この状態において、缶Cの頂部及び底部に舌
片5が係合し、缶Cが筒状体12から抜け止めされる。
繋部8、9により防止されているため、缶Cを筒状体1
2の端面から取手6に引っ掛かることなくスムーズに挿
入できる。この状態において、缶Cの頂部及び底部に舌
片5が係合し、缶Cが筒状体12から抜け止めされる。
【0016】また、マルチパックの持ち運びに際し、図
3及び図4に示すように、押込片7を指で押し込んで繋
部9を切り、その抜出跡に形成された指入穴に指を入れ
て取手6を持ち上げると、繋部8が切れ、取手6の両端
部が缶Cの外周上部の傾斜に沿いに折れ曲がると共に、
取手6の中央部が上板1から浮き上がるので、取手6を
掴んで容易に持ち運ぶことができる。
3及び図4に示すように、押込片7を指で押し込んで繋
部9を切り、その抜出跡に形成された指入穴に指を入れ
て取手6を持ち上げると、繋部8が切れ、取手6の両端
部が缶Cの外周上部の傾斜に沿いに折れ曲がると共に、
取手6の中央部が上板1から浮き上がるので、取手6を
掴んで容易に持ち運ぶことができる。
【0017】このように繋部8が切れると、取手6の持
上に伴う上板1の膨れ上がりが防止され、また、繋部8
が切れなくても、上板1は僅かに膨れ上がるだけなの
で、舌片5の缶Cへの係合が外れて缶Cが飛び出すこと
がない。
上に伴う上板1の膨れ上がりが防止され、また、繋部8
が切れなくても、上板1は僅かに膨れ上がるだけなの
で、舌片5の缶Cへの係合が外れて缶Cが飛び出すこと
がない。
【0018】そして、マルチパックを開封する際、ジッ
パ10を切断すると、筒状体12が切り開かれて、缶C
を容易に取り出すことができ、筒状体12を折畳状態か
ら組み立てる際に側板2がジッパ10で折れ曲がる現象
は、繋部11の存在により防止される。
パ10を切断すると、筒状体12が切り開かれて、缶C
を容易に取り出すことができ、筒状体12を折畳状態か
ら組み立てる際に側板2がジッパ10で折れ曲がる現象
は、繋部11の存在により防止される。
【0019】
【発明の効果】以上のように、この発明に係るマルチパ
ックでは、上板に取手の両端部及び押込片の先端部をそ
れぞれ繋部を介して繋いだので、上板から取手が落ち込
むことがなく、筒状体に缶をスムーズに挿入でき、持ち
運びに際し、押込片を指で押し込んで取手を持ち上げる
と、繋部が容易に切れるので、上板の膨れ上がりによる
缶の飛び出しが防止される。
ックでは、上板に取手の両端部及び押込片の先端部をそ
れぞれ繋部を介して繋いだので、上板から取手が落ち込
むことがなく、筒状体に缶をスムーズに挿入でき、持ち
運びに際し、押込片を指で押し込んで取手を持ち上げる
と、繋部が容易に切れるので、上板の膨れ上がりによる
缶の飛び出しが防止される。
【0020】また、側板に鉤形の切目が横方向に連続し
て並ぶジッパを形成し、ジッパの切目の水平部分に繋部
を設けると、容易に開封でき、筒状体の組立時に側板が
ジッパで折れ曲がるトラブルも防止される。
て並ぶジッパを形成し、ジッパの切目の水平部分に繋部
を設けると、容易に開封でき、筒状体の組立時に側板が
ジッパで折れ曲がるトラブルも防止される。
【図1】この発明に係るマルチパックのブランクを示す
図
図
【図2】同上の包装状態を示す斜視図
【図3】同上の持上状態を示す斜視図
【図4】同上の縦断正面図
【図5】従来のマルチパックの包装状態を示す斜視図
1 上板 2 側板 3 底板 4 継代片 5 舌片 6 取手 7 押込片 8、9 繋部 10 ジッパ 11 繋部 12 筒状体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 肝付 卓嗣 大阪市福島区大開4丁目1番186号 レン ゴー株式会社中央研究所内 (72)発明者 小倉 則夫 大阪市北区梅田2丁目5番25号 レンゴー 株式会社本社事務所内 Fターム(参考) 3E067 AA22 AC12 BA20A BB02A CA07 EA04 EB03 EC13 EC38 EE12 EE59
Claims (2)
- 【請求項1】 上板1、一対の側板2、2及び底板3を
連設して複数本の缶Cを包み込む筒状体12を形成し、
上板1及び底板3の両端縁に缶Cの頂部及び底部に係合
して筒状体12から缶Cを抜け止めする舌片5を設け、
上板1から側板2の上部を切り込んで帯状の取手6を形
成し、取手6の中央部両側縁に上板1を切り込んで押込
に伴い指入穴をなす押込片7を突設し、上板1に取手6
の両端部及び押込片7の先端部をそれぞれ繋部8、9を
介して繋いだ耐水段ボール製の缶用マルチパック。 - 【請求項2】 前記側板2に鉤形の切目が横方向に連続
して並ぶジッパ10を形成し、その切目の水平部分に繋
部11を設けた請求項1に記載の缶用マルチパック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000152861A JP2001328670A (ja) | 2000-05-24 | 2000-05-24 | 缶用マルチパック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000152861A JP2001328670A (ja) | 2000-05-24 | 2000-05-24 | 缶用マルチパック |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001328670A true JP2001328670A (ja) | 2001-11-27 |
Family
ID=18658222
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000152861A Pending JP2001328670A (ja) | 2000-05-24 | 2000-05-24 | 缶用マルチパック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001328670A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009083903A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Sapporo Breweries Ltd | マルチパック包装体 |
KR102050569B1 (ko) * | 2019-02-15 | 2020-01-08 | 조재환 | 결속부의 보강력을 향상시킨 음료용기의 운반용 캐리어 |
-
2000
- 2000-05-24 JP JP2000152861A patent/JP2001328670A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009083903A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Sapporo Breweries Ltd | マルチパック包装体 |
KR102050569B1 (ko) * | 2019-02-15 | 2020-01-08 | 조재환 | 결속부의 보강력을 향상시킨 음료용기의 운반용 캐리어 |
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