JP2001328599A - オードナンス制御回路 - Google Patents

オードナンス制御回路

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JP2001328599A JP2000146117A JP2000146117A JP2001328599A JP 2001328599 A JP2001328599 A JP 2001328599A JP 2000146117 A JP2000146117 A JP 2000146117A JP 2000146117 A JP2000146117 A JP 2000146117A JP 2001328599 A JP2001328599 A JP 2001328599A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】人工衛星を搭載したロケット打ち上げに祭し、
火工品点火時に生じる振動/衝撃により制御リレーが誤
動作又は破損して太陽電池パドルや衛星アンテナ展開用
の火工品を誤点火させる虞を排除又は低減する高信頼性
のオードナンス制御回路を提供する。 【解決手段】点火制御リレーKOとしてラッチングリレ
ーを使用し、この点火制御リレーKOの接点リセット駆
動用コイルSO_RSTに目的の火工品30の点火時以
外、常に電力を供給し電磁力で接点をリセットに固定す
る。また、点火制御リレーKOの2接点SO1、SO2
中の1接点SO2を衛星バッテリー10の陽極および電
流制限用抵抗R1〜R4間に直列接続することで、目的
の火工品30の点火時以外は衛星バッテリー10のライ
ンを遮断する。更に、供給時間により電圧降下が生じる
衛星バッテリー10よりのドライブ電源ラインをリレー
の不感動電圧に下がるまで余裕がある例えば+28Vの
高電圧のドライブ電源とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はオードナンス制御回
路、特に人工衛星に搭載され、太陽電池パネルおよびア
ンテナ等を展開させるために使用するのに好適なオード
ナンス制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】オードナンス制御回路は、一般に人工衛
星の太陽電池パドルおよび衛星アンテナの展開に使用さ
れる火工品の点火制御を実行する回路である。ロケット
により打ち上げられる衛星をロケット本体から分離した
後の初期段階において、火工品の点火制御が実行され、
その機能を完了する。オードナンス制御回路は、衛星の
ミッション(実用又は耐用)期間とは直接関係なく短期
間の内に使用される機能である。しかし、衛星にとって
はこの機能が重要であり、オードナンス制御回路が誤動
作し、火工品が誤点火され目的と違った状況下で太陽電
池パドルやアンテナが展開してしまうと、衛星にとって
致命的な影響となる。このため、オードナンス制御回路
の動作は確実性又は高度の信頼性が要求される。
【0003】斯かるオードナンス制御回路の従来技術
は、例えば特開平10−16900号、特開平1−28
5311号、実開昭62−157698号および実開昭
63−131900号公報の「オードナンス制御回路」
および特開平7−68499号公報の「火工品点火装
置」等に開示されている。斯かる従来のオードナンス制
御回路の典型的な構成を図3に示す。図3のオードナン
ス制御回路20は、直列接続された複数のセル10a〜
10nより構成される衛星バッテリー(電池)10およ
び火工品群30に接続されている。この特定例にあって
は、火工品群30は、EED1〜EED4の4個を含
み、オードナンス制御回路20により制御されるよう構
成されている。
【0004】オードンス制御回路20の端子T1は、衛
星バッテリー10のセル10aおよび10b間に接続さ
れる。端子T12は、衛星バッテリー10(又はセル1
0nの)負極に接続される。また、端子T4〜T7は、
火工品群30の各EED1〜EED4の陽極にそれぞれ
接続される。端子T8〜T11は、火工品群30のEE
D1〜EED4の負極にそれぞれ接続される。更に、端
子T2およびT3は、点火指令信号源に接続される。オ
ードナンス制御回路20は、1個の点火制御リレーK0
と、火工品EEDの個数に対応して増加する点火リレー
K1〜K4、点火リレーと1対1で対応する電流制限用
抵抗R1〜R4を備える。これら点火制御リレーK0お
よび点火リレーK1〜K4には、ノンラッチリレーを使
用している。
【0005】上述した点火制御リレーK0の駆動部(S
0_SET)は、端子T2およびT3に接続され、接点
S0の一端は、端子T1に接続される。また、接点S0
の他端は、点火リレーK1〜K4の接点駆動部の一端に
接続される。点火リレーK1〜K4の接点駆動部の他端
は、端子T12に接続される。電流制限用抵抗R1〜R
4の一端は端子T1に接続され、他端は点火リレーK1
〜K4接点の一端に、それぞれリレーK1の一端と電流
制限抵抗R1の他端、リレーK2の一端と電流制限抵抗
R2の他端の如く順次接続される。点火リレーK1〜K
4の他端は、端子T4〜T7に、それぞれリレーK1の
他端と端子T4、リレーK2の他端と端子T5の如く接
続される。上述の如く構成されたオードナンス制御回路
20では、点火指令信号が点火制御リレーK0の駆動部
S0_SETに印加されると、接点が閉じ、点火リレー
K1〜K4の駆動部に同時に駆動電流が流れる。このと
き、点火リレーK1〜K4の接点が閉じるため、火工品
群30の各火工品EED1〜EED4に点火電流(I1
〜I4)が流れ、火工品が点火することにより目的の動
作が達成される。
【0006】上述した如く、人工衛星に搭載される火工
品の点火制御は、打ち上げ初期段階の短期間での確実な
点火動作が要求される。しかし、近年の人工衛星の大型
化に伴うロケットの大型化により、打ち上げ時の振動お
よび衝撃レベルが増大し、火工品の誤点火が起こる可能
性が増加している。特に、従来のオードナンス制御回路
に使用されている点火制御リレーおよび点火リレーは、
上述の如くノンラッチリレーである。そして、接点のば
ね機構は、ばね力のみで維持されており、振動等の外的
要因に弱いという構造的な特性を有するので、誤動作お
よび破損の可能性が大きい。事実、宇宙耐環境条件によ
る誤動作および破損が過去において確認されている。従
来のオードナンス制御回路20では、斯かる振動・衝撃
により点火制御リレーの誤動作のみで複数の点火リレー
が誤動作を起こし、それに接続されている火工品が点火
してしまう。
【0007】また、点火リレーのうち1つでも誤動作す
ることでも火工品が誤点火してしまう。更に、点火制御
リレーの接点が閉じた状態で故障し且つ火工品の点火後
に陽極と陰極間で導通(異常時)すると、バッテリー電
力が常時消費されバッテリーを破損してしまい、衛星の
ミッションに致命的な影響を及ぼすこととなる。また、
衛星打ち上げ初期段階の太陽電池パドル展開前は、衛星
バッテリーの電源供給のみとなっており、バッテリー電
圧は電力供給時間に伴い徐々に下がっていくため、火工
品の点火タイミング時に点火リレー駆動部電圧が接点感
動電圧以下となってしまい、接点のON/OFFができ
なくなる可能性がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した如き従来のオ
ードナンス制御回路は、次の如き幾つかの課題を有す
る。第1に、点火制御リレーのみの誤動作で複数の点火
リレーが誤動作し、それに接続されている火工品が必ず
誤点火することである。その理由は、点火制御リレーに
使用しているノンラッチリレーは、ロケット打ち上げ時
に生じる振動・衝撃に弱く接点が誤動作する虞があるた
めである。第2に、従来の技術において複数の点火リレ
ーが1つでも誤動作することで、それに接続されている
火工品が誤点火することである。その理由は、複数の点
火リレーに使用しているノンラッチリレーは、ロケット
打ち上げ時に生じる振動・衝撃に弱く接点が誤動作し得
るためである。
【0009】第3に、従来の点火制御リレーの接点が閉
じたまま破損し且つ火工品の点火後に陽極と陰極間が導
通(異常時)した場合には、バッテリー電力が常時消費
されバッテリーが破損することである。その理由は、点
火制御リレーに使用しているノンラッチリレーが太陽電
池パドル又はアンテナの展開時に生じる衝撃に弱いため
である。第4に、バッテリー電力が供給されている点火
リレー駆動部の電圧が接点感動電圧以下となり、接点O
N/OFFの駆動ができなくなる可能性があることであ
る。特に、オードナンス制御回路は、確実性を追求され
るため、少しでも可能性があると問題となる。その理由
は、衛星打ち上げ初期段階の太陽電池パドル展開前には
バッテリーの電源供給のみであり、バッテリー電圧が供
給時間に伴い徐々に下がっていくため、火工品の点火時
にはリレー駆動部の感動電圧以下となる可能性があるた
めである。
【0010】
【発明の目的】従って、本発明の目的は、上述した従来
技術の課題を解決し、部品点数の増加を最小限に抑え且
つ制御信号インタフェースを増加させることなく火工品
の誤点火のリスクを低減させ且つ衛星バッテリーの破損
を防止し、更に火工品の点火を確実に行うことのできる
オードナンス制御回路を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のオードナンス制
御回路は、火工品にバッテリーから電流制限用抵抗を介
して点火電流を供給する点火リレーおよび点火指令信号
により点火リレーを制御する点火制御リレーを含むもの
であって、この点火制御リレーは、点火指令信号が供給
されて接点をオンとして点火リレーの駆動部を駆動する
接点セット用駆動コイルおよび接点リセット用駆動コイ
ルを含むラッチングリレーである。
【0012】また、本発明のオードナンス制御回路の好
適実施形態例によると、点火制御リレーは、点火リレー
に直列接続され、点火リレーの駆動部を駆動する第1接
点および電流制限用抵抗に直列接続され、火工品の点火
時以外に電源を遮断する第2接点とを有する。接点制御
リレーの接点リセット用駆動コイルには、点火指令信号
を受けるドライブ回路により制御される電子スイッチが
接続される。点火リレーおよび電流制限用抵抗は、それ
ぞれ複数並列接続され、複数の火工品群の接続を可能と
し、点火制御リレーの第2接点は、それぞれ直列接続さ
れた点火リレーおよび電流制限用抵抗の共通接続点に接
続される。また、点火制御リレーの第2接点は、衛星バ
ッテリーに接続され、点火制御リレーの第1接点は、高
電圧の電源に接続される。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明によるオードナンス
制御回路の好適実施形態例の構成および動作を、添付図
を参照して詳細に説明する。尚、本発明の実施形態例に
おいて、上述した従来技術の構成要素に対応する構成要
素には、説明の便宜上、同様の参照符号を使用すること
とする。また、同一符号を付して示す構成要素の重複説
明は極力避けることとする。
【0014】図1は、本発明によるオードナンス制御回
路の好適実施形態例を含むオードナンス回路の全体構成
を示す。オードナンス制御回路20Aは、端子T1〜T
12を有し、端子T1およびT12間に複数のセル10
a〜10nよりなるバッテリー(衛星バッテリー)10
が接続される。また、端子T4〜T11には、火工品群
30の複数(4個)の火工品EED1〜EED4が接続
されている点で上述した図3のオードナンス制御回路2
0と同様である。
【0015】図1のオードナンス制御回路20Aの図3
に示す従来のオードナンス制御回路20との相違点は次
のとおりである。第1に、点火制御リレーK0がラッチ
ングリレーである。これに伴い接点リセット用駆動コイ
ルS0_RSTが追加されている。第2に、この接点リ
セット用駆動コイルS0_RSTの電源ラインをON/
OFF(オン・オフ)するFETスイッチ(電子スイッ
チ)SW1が追加されている。第3に、FETスイッチ
SW1をドライブするドライブ回路DRV1が追加され
ている。第4に、ラッチングリレーK0の接点は、接点
(第1接点)S01および接点(第2接点)S02の2
個を有している。第5に、点火リレー駆動コイルの電源
をリレー不感動電圧に下がるまでに余裕がある+28V
からの供給としている。
【0016】接点駆動コイルS0_RSTの陽極端子側
は+28V電源に接続され、陰極側は電源ラインON/
OFF用FETスイッチSW1のドレインDと接続され
ている。FETスイッチSW1のソースSは、端子T1
2に接続されている。また、点火制御リレーK0の接点
セット用駆動コイルS0_SETは、従来通り点火指令
信号の入力ラインであるが、その点火制御信号をドライ
ブ回路DRV1に分配するため接点セット用駆動コイル
SO_SETの陽極と陰極からそれぞれドライブ回路D
RV1に信号ラインが接続されている。
【0017】ラッチングリレーK0の接点S01は、一
端が+28V電源に接続され、他端は点火リレー駆動コ
イル(駆動部)K1〜K4の一端に接続されている。点
火リレー駆動コイルK1〜K4の他端は、図3に示す従
来のオードナンス制御回路20と同様に接続されてい
る。ラッチングリレーK0の接点S02は、一端が端子
T2に接続され、他端が電流制限用抵抗R1〜R4に接
続されている。これら電流制限用抵抗R1〜R4の他端
は、図3に示す従来のオードナンス制御回路20と同様
に接続されている。
【0018】次に、図1に示す本発明によるオードナン
ス制御回路20Aの動作を説明する。このオードナンス
制御回路20Aは、衛星バッテリー10より供給される
電力を点火リレーK1〜K4によりON/OFF制御
し、火工品群30の各EED1〜EED4に供給する。
点火リレーK1〜K4の制御は、点火制御リレーK0に
より行われる。点火制御リレーK0は、FETスイッチ
SW1のON/OFFと点火指令信号により制御され
る。衛星打ち上げ時から点火指令信号を受ける間、点火
制御リレーK0は、FETスイッチSW1のONにより
接点リセット用駆動コイルS0_RST側に常時電力を
供給しており、接点S01および接点02がリセット
(OPEN)で固定されている。点火制御リレーK0の
接点S01および接点S02が、リセットで電磁力によ
り固定されることで点火リレー駆動部K1〜K4へのド
ライブ信号が出力されず、同時に接点S02により衛星
バッテリー10のラインが切断されており電源が供給さ
れない。このため、火工品群30のEED1〜EED4
への電力供給/出力が遮断される。
【0019】また、点火指令信号を受けたときには、F
ETスイッチSW1がOFFとなり、点火制御リレー接
点リセット用駆動コイルS0_RSTへの電力供給がク
リアーされ、逆に点火制御リレー接点セット用駆動コイ
ルS0_SETに電力が供給される。接点セット用駆動
コイルS0_SETに電力が供給されると、点火制御リ
レーK0の接点S01およびS02が同時にセットされ
る。接点S01がセットすることにより、点火リレー駆
動部K1〜K4にドライブ信号が出力され、点火リレー
K1〜K4接点がセット(導通)となる。そして、接点
S02がセットされることで、衛星バッテリー10ライ
ンが導通となる。従って、衛星バッテリー10の電源が
点火リレー接点K1〜K4を介して火工品群30のEE
D1〜EED4に供給出力され、火工品群30が点火し
目的の動作を達成する。
【0020】尚、火工品群30に衛星バッテリー10が
一定時間供給された後、点火指令信号はクリアーされ
る。そして、点火制御リレーK0の接点セット用駆動コ
イルS0_SETへの電力供給がクリアーされる。同時
に、FETスイッチSW1がONとなり、点火制御リレ
ーS0_RSTへ再び電力が供給され、接点S01およ
びS02がリセットとなる。そこで、点火リレー駆動部
K1〜K4にドライブ信号が出力されなくなり且つ衛星
バッテリー10ラインが遮断される。ここで、FETス
イッチSW1は、ドライブ回路DRV1によりゲートG
に制御信号が入力されてON/OFF制御される。ドラ
イブ回路DRV1は、点火指令信号を検出する。点火指
令信号が印加されていないときは、FETスイッチSW
1をONにし、点火指令信号を受けたときは、OFFと
している。更に、点火リレー点火リレーK1〜K4のリ
レー接点駆動用コイルおよび点火制御リレーK0の接点
リセット用駆動コイルS0_RSTの信号を+28V電
源(常時電源)より入力しているため、太陽電池パドル
および衛星アンテナの展開のタイミングまでリレー接点
が不感動電圧に至らず火工品群30の各EED1〜EE
D4の点火を確実に制御することができる。
【0021】次に、図1のオードナンス回路を構成する
本発明によるオードナンス制御回路20Aの好適実施形
態例の構成を、図2を参照して詳細に説明する。このオ
ードナンス制御回路20Aは、4個の出力を有する。図
2に示すオードナンス制御回路20Aは、1個のラッチ
ング点火制御リレーK0、4個のノンラッチ点火リレー
K1〜K4、これらノンラッチリレーK1〜K4と対応
する電流制限用(巻線)抵抗R1〜R4、ラッチングリ
レーK0の接点リセット用駆動コイルを制御する1個の
FETスイッチSW1、FETスイッチSW1のON/
OFFを制御するドライブ回路DRV1およびこれらの
構成要素と外部構成要素とを接続する端子T1〜T12
を備える。
【0022】ラッチングリレーK0の接点セット用駆動
コイルS0_SETは、信号入力用の端子(テフロン
(登録商標)端子)T2およびT3と接続される。接点
リセット用駆動コイルは陽極が+28Vのリレードライ
ブ電源に接続され、陰極はFETスイッチSW1のドレ
インDと接続される。FETスイッチSW1のソースS
は、電源入力の陰極用端子T12に接続され、ゲートG
はドライブ回路DRV1に接続される。また、ドライブ
回路DRV1は、ラッチングリレーK0の接点セット用
駆動コイルの陽極および陰極に接続されており、点火指
令信号を入力している。ラッチングリレーK0の接点S
01は、一端が+28Vリレードライブ電源に接続され
ており、他端はノンラッチリレーK1〜K4の駆動部に
接続されている。また、ラッチングリレー接点S02
は、一端が電源入力側の陽極用端子T1に接続されてお
り、他端は電流制限用抵抗R1〜R4の一端に接続され
ている。電流制限用抵抗R1〜R4の他端は、ノンラッ
チリレーK1〜K4の接点に順に接続されており、他端
は電源出力側の陽極用端子T4〜T7に順に接続されて
いる。電源出力側の陰極用端子T8〜T11は、電源入
力側の陰極用端子と接続されている。
【0023】次に、図2に示す本発明によるオードナン
ス制御回路20Aの動作を説明する。ノンラッチ点火リ
レーK1〜K4の制御は、ラッチング点火制御リレーK
0により行われる。ラッチング点火制御リレーK0は、
FETスイッチSW1のON/OFFと点火指令信号に
より制御される。衛星打ち上げ時から点火指令信号を受
ける間、ラッチング点火制御リレーK0は、FETスイ
ッチSW1のONにより接点リセット用駆動コイルS0
_RST側に常時電力を供給しており、接点S01およ
び接点S02が電磁力によりリセット(OPEN)で固
定されている。ラッチング点火制御リレーK0の接点S
01および接点S02がリセットで固定されることによ
り、ノンラッチ点火リレー駆動部K1〜K4へのライン
が完全にオープンとなり、リレードライブ信号が出力さ
れない。同時に、接点S02により電源ラインが完全に
オープンとなり、電流制限用抵抗R1〜R4およびノン
ラッチ点火リレーK1〜K4接点まで電源が供給されな
い。このため、オードナンス制御回路20Aの出力ライ
ンが遮断され電源が出力しない。
【0024】点火指令信号を受けたとき、FETスイッ
チSW1がOFFし、接点リセット用駆動コイルS0_
RSTへの電力供給がクリアーされ、逆に接点セット用
駆動コイルS0_SETに電力が供給される。接点セッ
ト用駆動コイルS0_SETに電力が供給されることに
より、ラッチング点火制御リレーK0の接点S01およ
びS02がセットされ、ノンラッチ点火リレー駆動部K
1〜K4にドライブ信号が出力される。これにより、ノ
ンラッチ点火リレーK1〜Kの4接点がセット(導通)
となり、ノンラッチ点火リレー接点K1〜K4まで電源
が供給され、オードナンス制御回路20Aの出力ライン
に電源が出力される。また、オードナンス制御回路20
Aに電源が一定時間出力された後に点火指令信号はクリ
アーされ、ラッチング点火制御リレーK0の接点セット
用駆動コイルS0_SETへの電力供給がクリアーされ
る。同時に、FETスイッチSW1がONし、ラッチン
グ点火制御リレーKOの接点リセット駆動コイルS0_
RSTへ再び電力が供給され接点S01およびS02が
リセットとなる。
【0025】接点S01がリセットすることにより、ノ
ンラッチ点火リレー駆動部K1〜K4へのラインが再び
オープンとなり、ドライブ信号が出力されなくなる。同
時に、接点S02がリセットされ、電源ラインがオープ
ンとなり、電流制限用抵抗R1〜R4およびノンラッチ
点火リレーK1〜K4接点まで電源が供給されなくな
る。このため、オードナンス制御回路20Aの出力ライ
ンが遮断され、電源が出力されなくなる。尚、ノンラッ
チ点火リレーK1〜K4の接点駆動用コイルおよびラッ
チング点火制御リレーK0の接点リセット用駆動コイル
S0_RSTには、リレー接点の不感動電圧に下がるま
で余裕のある+28Vを使用している。
【0026】以上、本発明によるオードナンス制御回路
の好適実施形態例およびそれを使用するオードナンス回
路の構成および動作を詳細説明した。しかし、斯かる実
施形態例は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発明
を限定するものではない。本発明の要旨を逸脱すること
なく、特定用途に応じて種々の変形変更が可能であるこ
と、当業者には容易に理解できよう。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明に
よるオードナンス制御回路によると、次の如き実用上の
顕著な効果が得られる。第1に、ロケット打ち上げ時や
火工品の点火時に生じる振動・衝撃に対し、点火制御リ
レーの誤動作の可能性を排除又は低減することである。
その理由は、点火制御リレーにノンラッチリレーを使用
していた従来技術と異なり、ラッチングリレーを採用し
且つラッチングリレーの接点リセット駆動用コイルに目
的の火工品点火時以外、常に電力を供給することで電磁
力により接点をリセットで固定するためである。
【0028】第2に、複数の点火リレーが1つでも誤動
作しても、それに接続されている火工品を誤点火させる
ことがない。その理由は、点火制御リレーで使用してい
るラッチングリレーの2接点中1接点を衛星バッテリー
の陽極と電流制限用抵抗間に直列で接続することで、目
的の火工品の点火時以外は衛星バッテリーラインを遮断
しているためである。
【0029】第3に、点火リレーのショート故障と火工
品の点火後における陽極および陰極間の導通(異常時)
で生じる過電流に対し部品を追加することなく、衛星バ
ッテリーへの波及故障を防止できる。その理由は、点火
制御リレーで使用しているラッチングリレーの2接点中
1接点を衛星バッテリーの陽極および電流制限用抵抗間
に直列で接続することで、目的の火工品点火時以外は衛
星バッテリーラインを遮断しているためである。
【0030】第4に、点火リレーおよび点火制御リレー
のドライブを確実とすることができる。その理由は、供
給時間により電圧降下が生じる衛星バッテリーからのリ
レードライブ電源ラインを、リレーの不感動電圧に下が
るまで余裕のある電圧源+28V出力にリレードライブ
電源を全て変更するためである。この+28V電源は、
常時電源であるため、衛星打ち上げ前から電源が供給さ
れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるオードナンス制御回路の好適実施
形態例を使用するオードナンス回路の構成図である。
【図2】図1に示す本発明によるオードナンス制御回路
の好適実施形態例の構成を示す図である。
【図3】従来のオードナンス回路の構成図である。
【符号の説明】
10 バッテリー 20、20A オードナンス制御回路 30 火工品群 K0 点火制御リレー(ラッチングリレ
ー) K1〜K4 点火リレー(ノンラッチリレー) R1〜R4 電流制限用抵抗(巻線抵抗) SW1 電子(FET)スイッチ DRV1 ドライブ回路 SO_SET 接点セット用駆動コイル SO_RST 接点リセット用駆動コイル SO1 第1接点 SO2 第2接点

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】火工品にバッテリーから電流制御用抵抗を
    介して点火電流を供給する点火リレーおよび点火指令信
    号により前記点火リレーを制御する点火制御リレーを含
    むオードナンス制御回路において、 前記点火制御リレーは、前記点火指令信号が供給されて
    接点をオンとして前記点火リレーの駆動部を駆動する接
    点セット用駆動コイルおよび接点リセット用駆動コイル
    を含むラッチングリレーであることを特徴とするオード
    ナンス制御回路。
  2. 【請求項2】前記点火制御リレーは、前記点火リレーに
    直列接続され、前記点火リレーの駆動部を駆動する第1
    接点および前記電流制限用抵抗に直列接続され、前記火
    工品の点火時以外の電源を遮断する第2接点を有するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のオードナンス制御回
    路。
  3. 【請求項3】前記点火制御リレーの前記接点リセット用
    駆動コイルには、前記点火指令信号を受けるドライブ回
    路で制御される電子スイッチが接続されることを特徴と
    する請求項1又は2に記載のオードナンス制御回路。
  4. 【請求項4】前記点火リレーおよび前記電流制限用抵抗
    は、それぞれ複数個並列接続され、複数の火工品群を接
    続可能にし、前記点火制御リレーの前記第2接点は、そ
    れぞれ直列接続された前記点火リレーおよび前記電流制
    御用抵抗の共通接続点に接続されることを特徴とする請
    求項1、2又は3に記載のオードナンス制御回路。
  5. 【請求項5】前記点火制御リレーの前記第2接点は、衛
    星バッテリーに接続され、前記点火制御リレーの前記第
    1接点は、高電圧の電源に接続されることを特徴とする
    請求項2、3又は4に記載のオードナンス制御回路。
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