JPH1016900A - オードナンス制御回路 - Google Patents
オードナンス制御回路Info
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- JPH1016900A JPH1016900A JP17643796A JP17643796A JPH1016900A JP H1016900 A JPH1016900 A JP H1016900A JP 17643796 A JP17643796 A JP 17643796A JP 17643796 A JP17643796 A JP 17643796A JP H1016900 A JPH1016900 A JP H1016900A
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- Japan
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- ignition
- contact
- control circuit
- pyrotechnic
- relay
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 運用時の高いストレスに耐え得るべく、誤点
火のリスクを軽減させたオードナンス制御回路を、部品
点数を増加させることなしに提供する。 【解決手段】 それぞれ接点駆動部K1 〜K4 と一対の
接点(k1A,k1B)〜(k4A,k4B)からなる第1乃至
第4の点火リレーを用い、4個の火工品EED1〜EE
D4 それぞれの陽極端子及び陰極端子を別々の点火リレ
ーの接点に接続し、いずれかの点火リレーの接点駆動部
が誤動作して対応する接点が閉じたとしても、各火工品
EED1 〜EED4 が電源EB に接続されることがない
ようにした。
火のリスクを軽減させたオードナンス制御回路を、部品
点数を増加させることなしに提供する。 【解決手段】 それぞれ接点駆動部K1 〜K4 と一対の
接点(k1A,k1B)〜(k4A,k4B)からなる第1乃至
第4の点火リレーを用い、4個の火工品EED1〜EE
D4 それぞれの陽極端子及び陰極端子を別々の点火リレ
ーの接点に接続し、いずれかの点火リレーの接点駆動部
が誤動作して対応する接点が閉じたとしても、各火工品
EED1 〜EED4 が電源EB に接続されることがない
ようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば人工衛星や
ロケットに搭載するオードナンス制御器に用いるオード
ナンス制御回路に関する。
ロケットに搭載するオードナンス制御器に用いるオード
ナンス制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、人工衛星やロケットに搭載され
る火工品は、打ち上げ初期段階(例えばトランスファ軌
道上またはドリフト軌道上)で点火制御が実行されてそ
の機能を完了する。すなわち、火工品に対しては人工衛
星のミッション期間とは直接関係なく、打ち上げ初期段
階の短期間での確実な点火動作が要求される。
る火工品は、打ち上げ初期段階(例えばトランスファ軌
道上またはドリフト軌道上)で点火制御が実行されてそ
の機能を完了する。すなわち、火工品に対しては人工衛
星のミッション期間とは直接関係なく、打ち上げ初期段
階の短期間での確実な点火動作が要求される。
【0003】このような火工品の点火制御を行う従来の
オードナンス制御回路の構成を図3に示す。尚、図3は
4個の火工品EED1〜EED4を制御する場合を例と
して示している。
オードナンス制御回路の構成を図3に示す。尚、図3は
4個の火工品EED1〜EED4を制御する場合を例と
して示している。
【0004】図3において、11がオードナンス制御回
路であり、この回路11の端子T1〜T4 は共に定電圧
電源EB の正極性端子に接続され、端子T5 は直流電源
EBの負極性端子に接続され、端子T6 〜T9 はそれぞ
れ順に第1乃至第4の火工品EED1〜EED4の陽極
端子に接続され、端子T10〜T13はそれぞれ順に第1乃
至第4の火工品EED1〜EED4の陰極端子に接続さ
れる。また、端子T14,T15は点火指令信号源(図示せ
ず)に接続される。
路であり、この回路11の端子T1〜T4 は共に定電圧
電源EB の正極性端子に接続され、端子T5 は直流電源
EBの負極性端子に接続され、端子T6 〜T9 はそれぞ
れ順に第1乃至第4の火工品EED1〜EED4の陽極
端子に接続され、端子T10〜T13はそれぞれ順に第1乃
至第4の火工品EED1〜EED4の陰極端子に接続さ
れる。また、端子T14,T15は点火指令信号源(図示せ
ず)に接続される。
【0005】上記オードナンス制御回路11は、接点k
0 と接点駆動部K0 からなる1個の点火指令リレーと、
それぞれ一対の接点(k1A,k1B)〜(k4A,k4B)
(区別のため2つの接点を添字A,Bで表す)と接点駆
動部K1 〜K4 からなる第1乃至第4の点火リレーと、
4個の電流制限抵抗RCL1 〜RCL4 を備える。
0 と接点駆動部K0 からなる1個の点火指令リレーと、
それぞれ一対の接点(k1A,k1B)〜(k4A,k4B)
(区別のため2つの接点を添字A,Bで表す)と接点駆
動部K1 〜K4 からなる第1乃至第4の点火リレーと、
4個の電流制限抵抗RCL1 〜RCL4 を備える。
【0006】上記点火指令リレーの接点駆動部K0 の両
端は上記端子T14,T15に接続され、接点k0 の一方端
は上記端子T0 〜T4 全てに接続され、他方端は接点駆
動部K1 〜K4 の全ての一方端に接続される。この接点
駆動部K1 〜K4 の他方端は共に端子T5 に接続され
る。
端は上記端子T14,T15に接続され、接点k0 の一方端
は上記端子T0 〜T4 全てに接続され、他方端は接点駆
動部K1 〜K4 の全ての一方端に接続される。この接点
駆動部K1 〜K4 の他方端は共に端子T5 に接続され
る。
【0007】上記接点k1A〜k4Aの一方端はそれぞれ電
流制限抵抗RCL1 〜RCL4 を介して端子T1 〜T4 に接
続され、他方端はそれぞれ端子T6 〜T9 に接続され
る。また、接点k1B〜k4Bの一方端は共に端子T5 に接
続され、他方端はそれぞれ端子T10〜T13に接続され
る。
流制限抵抗RCL1 〜RCL4 を介して端子T1 〜T4 に接
続され、他方端はそれぞれ端子T6 〜T9 に接続され
る。また、接点k1B〜k4Bの一方端は共に端子T5 に接
続され、他方端はそれぞれ端子T10〜T13に接続され
る。
【0008】すなわち、上記構成におけるオードナンス
制御回路では、点火指令信号が点火指令リレーの接点駆
動部K0 に印加されると、接点k0 が閉じ、4つの点火
リレーの接点駆動部K1 〜K4 に同時に駆動電流が流れ
る。このとき、点火リレーの2つの接点(k1A,k1B)
〜(k4A,k4B)の組が閉じるため、各火工品EED1
〜EED4 に点火電流IE1〜IE4が流れ、目的の動作が
達成される。
制御回路では、点火指令信号が点火指令リレーの接点駆
動部K0 に印加されると、接点k0 が閉じ、4つの点火
リレーの接点駆動部K1 〜K4 に同時に駆動電流が流れ
る。このとき、点火リレーの2つの接点(k1A,k1B)
〜(k4A,k4B)の組が閉じるため、各火工品EED1
〜EED4 に点火電流IE1〜IE4が流れ、目的の動作が
達成される。
【0009】さて、先に述べたように人工衛星やロケッ
トに搭載される火工品の点火制御においては、打ち上げ
初期段階の短期間での確実な点火動作が要求されるが、
近年、人工衛星またはロケットの大型化が進み、それに
伴って火工品点火数も増加している。このような火工品
点火数の増大は動作時の衝撃波の増大をもたらし、また
打ち上げ時の振動レベルもますます増大しており、火工
品の誤点火が起こりうる可能性が増しているといわざる
を得ない。
トに搭載される火工品の点火制御においては、打ち上げ
初期段階の短期間での確実な点火動作が要求されるが、
近年、人工衛星またはロケットの大型化が進み、それに
伴って火工品点火数も増加している。このような火工品
点火数の増大は動作時の衝撃波の増大をもたらし、また
打ち上げ時の振動レベルもますます増大しており、火工
品の誤点火が起こりうる可能性が増しているといわざる
を得ない。
【0010】特に、従来のオードナンス制御回路に使用
される点火リレーはばね機構を用いた機械式または電磁
石等を用いた電磁式のものであるので、構造的に振動な
どの外的要因に対して弱く、誤動作のおそれが大きい。
これに対し、上記のような従来の構成では、複数の点火
リレーのうち、1つでも誤動作を起こして接点が閉じる
と、それに接続された火工品が必ず点火してしまう。こ
のため、近年の人工衛星やロケットに搭載して用いるに
はリスクが大きいという問題点があった。
される点火リレーはばね機構を用いた機械式または電磁
石等を用いた電磁式のものであるので、構造的に振動な
どの外的要因に対して弱く、誤動作のおそれが大きい。
これに対し、上記のような従来の構成では、複数の点火
リレーのうち、1つでも誤動作を起こして接点が閉じる
と、それに接続された火工品が必ず点火してしまう。こ
のため、近年の人工衛星やロケットに搭載して用いるに
はリスクが大きいという問題点があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来のオードナンス制御回路では、複数の点火リレーのう
ち、1つでも誤動作を起こして接点が閉じると、それに
接続された火工品が必ず点火してしまうため、誤点火の
リスクが大きいという問題があった。
来のオードナンス制御回路では、複数の点火リレーのう
ち、1つでも誤動作を起こして接点が閉じると、それに
接続された火工品が必ず点火してしまうため、誤点火の
リスクが大きいという問題があった。
【0012】本発明は、上記の問題を解決し、既存の部
品(点火リレー)を使用し、部品点数を増加させること
なしに誤点火のリスクを軽減させることのできるオード
ナンス制御回路を提供することを目的とする。
品(点火リレー)を使用し、部品点数を増加させること
なしに誤点火のリスクを軽減させることのできるオード
ナンス制御回路を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明は、点火指令信号に応じて複数の火工品の陽
極端子及び陰極端子を電源に接続することで全ての火工
品を点火するオードナンス制御回路において、前記複数
の火工品に対応して設けられ、それぞれ接点駆動部及び
当該接点駆動部の動作に応じて閉じる一対の接点を有
し、一方の接点が前記火工品の陽極端子と電源との間に
介在され、他方の接点が前記火工品の陰極端子と電源と
の間に介在される複数の点火リレーと、前記複数の点火
リレーの接点駆動部を点火指令信号に応じて同時に動作
させる点火制御手段とを具備し、前記複数の火工品の陽
極端子及び陰極端子にそれぞれ互いに異なる点火リレー
の接点を接続するようにした。
めに本発明は、点火指令信号に応じて複数の火工品の陽
極端子及び陰極端子を電源に接続することで全ての火工
品を点火するオードナンス制御回路において、前記複数
の火工品に対応して設けられ、それぞれ接点駆動部及び
当該接点駆動部の動作に応じて閉じる一対の接点を有
し、一方の接点が前記火工品の陽極端子と電源との間に
介在され、他方の接点が前記火工品の陰極端子と電源と
の間に介在される複数の点火リレーと、前記複数の点火
リレーの接点駆動部を点火指令信号に応じて同時に動作
させる点火制御手段とを具備し、前記複数の火工品の陽
極端子及び陰極端子にそれぞれ互いに異なる点火リレー
の接点を接続するようにした。
【0014】前記点火制御手段は、前記点火指令信号に
応じて動作する接点駆動部及び当該接点駆動部の動作に
応じて閉じる接点を有する点火指令リレーを備え、前記
接点が閉じたとき前記複数の点火リレーの接点駆動部が
前記電源に接続されるようにした。
応じて動作する接点駆動部及び当該接点駆動部の動作に
応じて閉じる接点を有する点火指令リレーを備え、前記
接点が閉じたとき前記複数の点火リレーの接点駆動部が
前記電源に接続されるようにした。
【0015】すなわち、上記構成によるオードナンス制
御回路では、それぞれ接点駆動部と一対の接点からなる
複数の点火リレーを用い、各火工品それぞれの陽極端子
及び陰極端子を別々の点火リレーの接点に接続し、いず
れかの点火リレーの接点駆動部が誤動作して対応する接
点が閉じたとしても、各火工品が電源に接続されること
がないようにした。
御回路では、それぞれ接点駆動部と一対の接点からなる
複数の点火リレーを用い、各火工品それぞれの陽極端子
及び陰極端子を別々の点火リレーの接点に接続し、いず
れかの点火リレーの接点駆動部が誤動作して対応する接
点が閉じたとしても、各火工品が電源に接続されること
がないようにした。
【0016】上記構成によれば、いずれの火工品も陽極
端子、陰極端子が同一の点火リレーの接点に接続されて
いないため、いずれかの点火リレーの接点駆動部が誤動
作して対応する接点が閉じたとしても、各火工品が電源
に接続されることはなく、誤点火を確実に防止可能とな
る。
端子、陰極端子が同一の点火リレーの接点に接続されて
いないため、いずれかの点火リレーの接点駆動部が誤動
作して対応する接点が閉じたとしても、各火工品が電源
に接続されることはなく、誤点火を確実に防止可能とな
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態を説明する。尚、図1において図3と同一部分
には同一符号を付して示し、ここでは重複する説明は省
略する。図1は本発明に係るオードナンス制御回路の構
成を示すもので、4つの火工品を同時に点火する場合を
例として示している。
実施形態を説明する。尚、図1において図3と同一部分
には同一符号を付して示し、ここでは重複する説明は省
略する。図1は本発明に係るオードナンス制御回路の構
成を示すもので、4つの火工品を同時に点火する場合を
例として示している。
【0018】回路構成は図3の従来例とほぼ同じである
が、各点火リレーの2個の接点のうち一方の接続が異な
り、第1の火工品EED1 に対して第2の点火リレーの
接点k2Bが接続され、第2の火工品EED2 に対して第
3の点火リレーの接点k3Bが接続され、第3の火工品E
ED3 に対して第4の点火リレーの接点k4Bが接続さ
れ、第4の火工品EED4 に対して第1の点火リレーの
接点k1Bが接続されている。
が、各点火リレーの2個の接点のうち一方の接続が異な
り、第1の火工品EED1 に対して第2の点火リレーの
接点k2Bが接続され、第2の火工品EED2 に対して第
3の点火リレーの接点k3Bが接続され、第3の火工品E
ED3 に対して第4の点火リレーの接点k4Bが接続さ
れ、第4の火工品EED4 に対して第1の点火リレーの
接点k1Bが接続されている。
【0019】点火指令信号が点火指令リレーの接点駆動
部K0 に印加されると、接点k0 が閉じ、4つの点火リ
レーの接点駆動部K1 〜K4 が同時に動作する。このと
き、各点火リレーの接点(k1A,k1B)〜(k4A,k4
B)が全て閉じるため、従来と同様に点火電流IE1〜IE
4が各火工品EED1 〜EED4 に流れ、目的の動作が
達成される。
部K0 に印加されると、接点k0 が閉じ、4つの点火リ
レーの接点駆動部K1 〜K4 が同時に動作する。このと
き、各点火リレーの接点(k1A,k1B)〜(k4A,k4
B)が全て閉じるため、従来と同様に点火電流IE1〜IE
4が各火工品EED1 〜EED4 に流れ、目的の動作が
達成される。
【0020】ここで、例えば第1の火工品EED1 のラ
インに着目すると、陽極端子側に第1の点火リレーの接
点k1Aが接続され、陰極端子側に第2の点火リレーの接
点k2Bが接続されている。他の火工品EED2 〜EED
4 についても同様に、陽極端子と陰極端子がそれぞれ別
の点火リレーの接点に接続されている。
インに着目すると、陽極端子側に第1の点火リレーの接
点k1Aが接続され、陰極端子側に第2の点火リレーの接
点k2Bが接続されている。他の火工品EED2 〜EED
4 についても同様に、陽極端子と陰極端子がそれぞれ別
の点火リレーの接点に接続されている。
【0021】このような接続となっているため、例えば
第1の点火リレーの接点駆動部K1が誤動作を起こし、
接点k1A及びk1Bが閉じたとしても、火工品EED1〜
EED4の点火はどれ1つとして起こらない。なぜな
ら、ここには陽極端子及び陰極端子が同じ点火リレーの
接点k1A,k1Bに接続された火工品は存在しないからで
ある。
第1の点火リレーの接点駆動部K1が誤動作を起こし、
接点k1A及びk1Bが閉じたとしても、火工品EED1〜
EED4の点火はどれ1つとして起こらない。なぜな
ら、ここには陽極端子及び陰極端子が同じ点火リレーの
接点k1A,k1Bに接続された火工品は存在しないからで
ある。
【0022】換言すれば、第1の火工品EED1 を点火
するには第1及び第2の点火リレーの接点駆動部K1 ,
K2 が動作して、接点k1A,k2Bが閉じることが必要と
なる。この場合、接点k2Aとk1Bも同時に閉じることと
なるが、接点k2Aは第2の火工品EED2 の陽極端子、
接点k1Bは第4の火工品EED4 の陰極端子に接続され
ているので、第2の火工品EED2 のライン、第4の火
工品EED4 のライン、勿論第3の火工品EED3 のラ
インにおいても回路ループが閉じることがなく、点火電
流IE2〜IE4は流れず、従って第2乃至第4の火工品E
ED2 〜EED4 の点火は起こらない。
するには第1及び第2の点火リレーの接点駆動部K1 ,
K2 が動作して、接点k1A,k2Bが閉じることが必要と
なる。この場合、接点k2Aとk1Bも同時に閉じることと
なるが、接点k2Aは第2の火工品EED2 の陽極端子、
接点k1Bは第4の火工品EED4 の陰極端子に接続され
ているので、第2の火工品EED2 のライン、第4の火
工品EED4 のライン、勿論第3の火工品EED3 のラ
インにおいても回路ループが閉じることがなく、点火電
流IE2〜IE4は流れず、従って第2乃至第4の火工品E
ED2 〜EED4 の点火は起こらない。
【0023】図2に従来のオードナンス制御回路を用い
た場合と本発明のオードナンス制御回路を用いた場合
の、各点火リレー動作時の火工品の点火の仕方を図1、
図2に準じて表示する。
た場合と本発明のオードナンス制御回路を用いた場合
の、各点火リレー動作時の火工品の点火の仕方を図1、
図2に準じて表示する。
【0024】通常の使用時においては、オードナンス制
御回路に接続された全ての火工品EED1〜EED4を
同時に点火するが、そのために全ての点火リレーの接点
駆動部K1 〜K4 を同時に動作させることは従来の回路
と同様である。これに対して、各点火リレーのうち、も
し1つが誤動作した場合には、従来のオードナンス制御
回路では必ず1つの火工品が点火されることになるが、
本実施形態のオードナンス制御回路によればいずれの火
工品も点火されることはない。
御回路に接続された全ての火工品EED1〜EED4を
同時に点火するが、そのために全ての点火リレーの接点
駆動部K1 〜K4 を同時に動作させることは従来の回路
と同様である。これに対して、各点火リレーのうち、も
し1つが誤動作した場合には、従来のオードナンス制御
回路では必ず1つの火工品が点火されることになるが、
本実施形態のオードナンス制御回路によればいずれの火
工品も点火されることはない。
【0025】したがって、上記のように構成した本実施
形態のオードナンス制御回路は、複数の点火リレーのう
ち、1つでも誤動作を起こして接点が閉じた場合でも、
それに接続された火工品の点火を防止することができる
ため、誤点火のリスクを解消することができる。このこ
とは、系の耐機械環境の向上に寄与するところが大き
い。しかも、従来の回路で使用していた既存の部品(点
火リレー)をそのまま利用できるので、部品点数を増加
させることなしに実現することができる。
形態のオードナンス制御回路は、複数の点火リレーのう
ち、1つでも誤動作を起こして接点が閉じた場合でも、
それに接続された火工品の点火を防止することができる
ため、誤点火のリスクを解消することができる。このこ
とは、系の耐機械環境の向上に寄与するところが大き
い。しかも、従来の回路で使用していた既存の部品(点
火リレー)をそのまま利用できるので、部品点数を増加
させることなしに実現することができる。
【0026】尚、本発明は上記の実施形態に限定される
ものではない。例えば、各接点k1A〜k4A,k1B〜k4B
の配置は必ずしも図1の通りでなくてもよく、例えば図
1においてk3Bとk4Bを入れ替えても同様の効果が得ら
れる。
ものではない。例えば、各接点k1A〜k4A,k1B〜k4B
の配置は必ずしも図1の通りでなくてもよく、例えば図
1においてk3Bとk4Bを入れ替えても同様の効果が得ら
れる。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、既存の部
品(点火リレー)を使用し、部品点数を増加させること
なしに誤点火のリスクを軽減させることのできるオード
ナンス制御回路を提供することができる。
品(点火リレー)を使用し、部品点数を増加させること
なしに誤点火のリスクを軽減させることのできるオード
ナンス制御回路を提供することができる。
【図1】 本発明によるオードナンス制御回路の一実施
形態の構成を示す回路図。
形態の構成を示す回路図。
【図2】 同実施形態のオードナンス制御回路における
各点火リレー動作時の火工品の点火の仕方を従来回路の
場合と比較して表示する図。
各点火リレー動作時の火工品の点火の仕方を従来回路の
場合と比較して表示する図。
【図3】 従来のオードナンス制御回路の構成を示す回
路図。
路図。
EED1 〜EED4 …火工品 11…オードナンス制御回路 K0 …点火指令リレー接点駆動部 k0 …点火指令リレー接点 K1 〜K4 …点火リレー接点駆動部 k1A〜k4A,k1B〜k4B…点火リレー接点 EB …定電圧電源 RCL1 〜RCL4 …電流制限抵抗 T1 〜T15…接続端子
Claims (2)
- 【請求項1】点火指令信号に応じて複数の火工品の陽極
端子及び陰極端子を電源に接続することで全ての火工品
を点火するオードナンス制御回路において、 前記複数の火工品に対応して設けられ、それぞれ接点駆
動部及び当該接点駆動部の動作に応じて閉じる一対の接
点を有し、一方の接点が前記火工品の陽極端子と電源と
の間に介在され、他方の接点が前記火工品の陰極端子と
電源との間に介在される複数の点火リレーと、 前記複数の点火リレーの接点駆動部を点火指令信号に応
じて同時に動作させる点火制御手段とを具備し、 前記複数の火工品の陽極端子及び陰極端子にそれぞれ互
いに異なる点火リレーの接点を接続することを特徴とす
るオードナンス制御回路。 - 【請求項2】前記点火制御手段は、前記点火指令信号に
応じて動作する接点駆動部及び当該接点駆動部の動作に
応じて閉じる接点を有する点火指令リレーを備え、前記
接点が閉じたとき前記複数の点火リレーの接点駆動部が
前記電源に接続されるようにしたことを特徴とする請求
項1記載のオードナンス制御回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17643796A JPH1016900A (ja) | 1996-07-05 | 1996-07-05 | オードナンス制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17643796A JPH1016900A (ja) | 1996-07-05 | 1996-07-05 | オードナンス制御回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1016900A true JPH1016900A (ja) | 1998-01-20 |
Family
ID=16013698
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17643796A Pending JPH1016900A (ja) | 1996-07-05 | 1996-07-05 | オードナンス制御回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1016900A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012144056A (ja) * | 2011-01-06 | 2012-08-02 | Ihi Aerospace Co Ltd | 火工品点火装置及び火工品点火方法 |
CN103499244A (zh) * | 2013-09-24 | 2014-01-08 | 中国空间技术研究院 | 一种mosfet控制的火工装置起爆控制系统 |
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1996
- 1996-07-05 JP JP17643796A patent/JPH1016900A/ja active Pending
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