JP2001328280A - 取付構造体及び液体容器 - Google Patents

取付構造体及び液体容器

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JP2001328280A
JP2001328280A JP2000147053A JP2000147053A JP2001328280A JP 2001328280 A JP2001328280 A JP 2001328280A JP 2000147053 A JP2000147053 A JP 2000147053A JP 2000147053 A JP2000147053 A JP 2000147053A JP 2001328280 A JP2001328280 A JP 2001328280A
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container
liquid
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ink
mounting structure
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JP2000147053A
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Kenji Tsukada
憲児 塚田
Munehide Kanetani
宗秀 金谷
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液体容器に配備する圧電装置によって液体を
検出する液体容器において、液体を収容する容器から圧
電装置を容易に取り付けることができ、かつ容易に取り
外すことができる液体容器を提供する。一方で、当該液
体容器は液密に保持され、かつ液体容器に配備する圧電
装置がユーザーの手によっては液体容器から容易に外れ
ないように形成された液体容器を提供する。 【解決手段】 本発明による取付構造体は、液体を収容
する液体容器内の液体の消費状態を検出する圧電装置
と、圧電装置を装着する圧電装置装着部と、圧電装置を
容器に取り付ける液体容器取付部とを備え、液体容器に
対して着脱することができる。圧電装置は、振動を生ず
る振動部を有し、振動部に残留する残留振動によって発
生する逆起電力に基づいて、液体の消費状態を検出す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音響インピーダン
スの変化を検出することで、その中でも特に共振周波数
の変化を検出することで、液体を収容する液体容器内の
液体の消費状態を検知するための圧電装置が備えられた
取付構造体および液体容器に関し、さらに詳しくは、圧
力発生手段により圧力発生室のインクを印刷データに対
応させて加圧してノズル開口からインク滴を吐出させて
印刷するインクジェット記録装置に適用されるインクの
消費状態を検出する圧電装置が備えられた取付構造体お
よび液体容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明が適用される液体容器として、イ
ンクジェット式記録装置に装着されるインクカートリッ
ジを例にとって説明する。一般にインクジェット記録装
置には、圧力発生室を加圧する圧力発生手段と、加圧さ
れたインクをノズル開口からインク滴として吐出するノ
ズル開口とを備えたインクジェット式記録ヘッドが搭載
されたキャリッジと、流路を介して記録ヘッドに供給さ
れるインクを収容するインクタンクとを備えており、連
続印刷が可能なように構成されている。インクタンクは
インクが消費された時点で、ユーザが簡単に交換できる
ように、記録装置に対して着脱可能なカートリッジとし
て構成されているものが一般的である。
【0003】従来、インクカートリッジのインク消費の
管理方法として、記録ヘッドによって吐出されるインク
滴のカウント数と、印字ヘッドのメンテナンス工程で吸
引されたインク量とをソフトウエアにより積算し、計算
上でインク消費を管理する方法や、インクカートリッジ
に直接液面検出用の電極を2本取付けることによって、
実際にインクが所定量消費された時点を検知することで
インク消費を管理する方法などが知られていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ソフト
ウェアによりインク滴の吐出数や吸引されたインク量を
積算してインク消費を計算上で管理する方法は、使用環
境により、例えば使用室内の温度や湿度の高低、インク
カートリッジの開封後の経過時間、ユーザサイドでの使
用頻度の違いなどによって、インクカートリッジ内の圧
力やインクの粘度が変化してしまい、計算上のインク消
費量と実際の消費量との間に無視できない誤差が生じて
しまうという問題があった。また同一カートリッジを一
旦取外し、再度装着した場合には積算されたカウント値
はリセットされてしまうので、実際のインク残量がまっ
たくわからなくなってしまうという問題もあった。
【0005】一方、電極によりインクが消費された時点
を管理する方法は、インク消費のある一点の実量を検出
できるため、インク残量を高い信頼性で管理できる。し
かしながら、インクの液面を検出するためにインクは導
電性でなくてはならず、よって使用されるインクの種類
が限定されてしまう。また、電極とインクカートリッジ
との間の液密構造が複雑化する問題がある。さらに、電
極の材料として、通常は導電性が良く耐腐食性も高い貴
金属を使用するので、インクカートリッジの製造コスト
がかさむという問題もあった。さらに、2本の電極をそ
れぞれインクカートリッジの別な場所に装着する必要が
あるため、製造工程が多くなり結果として製造コストが
かさんでしまうという問題もあった。
【0006】また、インクカートリッジに装着される電
極は、通常、取り外すことができない。従って、インク
カートリッジのリサイクルの際に、電極のみまたはイン
クカートリッジの容器のみをリサイクルに使用すること
ができない。また、インクカートリッジを廃棄する際に
は、電極とインクカートリッジの容器とを独立に分離す
ることができないので、環境に悪影響を与えるという問
題がある。また、圧電装置をインクカートリッジに配備
して液体を検出することが考えられる。かかる圧電装置
を利用した液体を検出する装置においても、電極を用い
たインクカートリッジと同様に、圧電装置とインクカー
トリッジの容器とを独立に分離することができれば、リ
サイクルおよび廃棄する際に優位である。
【0007】そこで本発明は、上記の課題を解決するこ
とのできる、液体の消費状態を正確に検出でき、かつ複
雑なシール構造を不要とした液体容器を提供することを
目的とする。
【0008】また、液体容器に配備する圧電装置等によ
って液体を検出する液体容器において、液体を収容する
容器から圧電装置等を容易に着脱可能な取付構造体と液
体容器を提供することを目的とする。一方で、当該液体
容器は液密に保持され、かつ液体容器に配備する圧電装
置等がユーザーの手によっては液体容器から容易に外れ
ないように形成された液体容器を提供することを目的と
する。
【0009】この目的は特許請求の範囲における独立項
に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属
項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
【0010】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明による取付
構造体の形態によると、液体を収容する液体容器内の液
体の消費状態を検出する圧電装置と、圧電装置を装着す
る圧電装置装着部と、圧電装置を容器に取り付ける液体
容器取付部とを備える。当該取付構造体は液体容器に対
して着脱することができる。
【0011】取付構造体の液体容器取付部は液体容器の
壁に配設された貫通孔に勘合するように形成してもよ
い。取付構造体の液体容器取付部は液体容器の壁に配設
された窪みに受容されるように形成してもよい。好まし
くは、取付構造体の液体容器取付部の外周は弾性体で囲
まれている。取付構造体は液体容器の壁に液体容器の内
側から装着し、または脱抜することができるように形成
してもよい。
【0012】取付構造体の液体容器取付部は、所定の器
具を引掛けることによって該取付構造体を容器から脱抜
することができるように形成された引掛部を有してもよ
い。引掛部は容器の内側にあってもよい。引掛部は容器
の外側にあってもよい。
【0013】取付構造体の液体容器取付部は容器の壁に
係合する係合部を有してもよい。好ましくは、係合部は
弾性体で形成される。係合部はバイヨネット取付方式に
よって容器の壁に係合してもよい。また、係合部はスク
リュー取付方式によって容器の壁に係合してもよい。
【0014】取付構造体の液体容器取付部と容器の壁と
は熱融着により結合してもよい。取付構造体の液体容器
取付部と容器の壁とは磁力により結合してもよい。取付
構造体の液体容器取付部と容器の壁とは気圧により結合
してもよい。
【0015】好ましくは、取付構造体の圧電装置は振動
部を有し、振動部に残留する残留振動によって発生する
逆起電力に基づいて、液体の消費状態を検出する。ま
た、圧電装置は液体の少なくとも音響インピーダンスを
検出し、この音響インピーダンスに基づいて液体の消費
状態を検出してもよい。
【0016】本発明による液体容器の形態によると、液
体を収容する容器と、液体を容器の外部へ供給する液体
供給口と、容器内の液体の消費状態を検出する圧電装
置、圧電装置を装着する圧電装置装着部、および圧電装
置を前記容器に取り付ける液体容器取付部を備える取付
構造体とを備え、取付構造体が容器に対して着脱するこ
とができるように配備される。
【0017】好ましくは、当該液体容器は、インク滴を
吐出する記録ヘッドを有するインクジェット記録装置に
装着され、記録ヘッドへ容器内の液体を供給する。
【0018】当該液体容器容器は少なくとも二つの液体
収容室に仕切る隔壁をさらに有し、少なくとも二つの液
体収容室のそれぞれに取付構造体が配備されていてもよ
い。
【0019】なお上記の発明の概要は、本発明の必要な
特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群の
サブコンビネーションも又発明となりうる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を通じて
本発明を詳細に説明する。以下の実施形態はクレームに
かかる発明を限定するものではなく、又実施形態の中で
説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手
段に必須であるとは限らない。
【0021】本発明の基本的概念は、振動現象を利用す
ることで、液体容器内の液体の状態(液体容器内の液体
の有無、液体の量、液体の水位、液体の種類、液体の組
成を含む)を検出することである。具体的な振動現象を
利用した液体容器内の液体の状態の検出としてはいくつ
かの方法が考えられる。例えばアクチュエータが液体容
器の内部に対して弾性波を発生し、液面あるいは対向す
る壁によって反射する反射波を受波することで、液体容
器内の媒体およびその状態の変化を検出する方法があ
る。また、これとは別に、振動する物体の振動特性から
音響インピーダンスの変化を検知する方法もある。音響
インピーダンスの変化を利用する方法としては、圧電素
子を有する圧電装置またはアクチュエータの振動部を振
動させ、その後に振動部に残留する残留振動によって生
ずる逆起電力を測定することによって、共振周波数また
は逆起電力波形の振幅を検出することで音響インピーダ
ンスの変化を検知する方法や、測定機、例えば伝送回路
等のインピーダンスアナライザによって液体のインピー
ダンス特性またはアドミッタンス特性を測定し、電流値
や電圧値の変化または、振動を液体に与えたときの電流
値や電圧値の周波数による変化を測定する方法がある。
【0022】本実施例においては、圧電装置またはアク
チュエータを使用することによって、圧電装置またはア
クチュエータの振動部に残留する残留振動により液体容
器内の媒体およびその状態の変化を検出する。
【0023】図1は、本発明が適用される単色、例えば
ブラックインク用のインクカートリッジの一実施形態の
断面図である。図1のインクカートリッジは、圧電装置
の実施例の1つとしてアクチュエータ106を用いる。
インクを収容する容器1には、記録装置のインク供給針
に接合するインク供給口2が設けられている。容器1の
底面1aの外側には、アクチュエータ106が貫通孔1
cを介して内部のインクに接触できるように取付けられ
ている。インクKがほぼ消費されつくした段階、つまり
インクニアエンドとなったときに、アクチュエータ10
6の周辺の媒体がインクから気体へと変更するべく、ア
クチュエータ106はインク供給口2よりも若干上方の
位置に設けられている。なお、アクチュエータ106
は、振動を発生せず単に振動を検出する手段として用い
ても良い。また、アクチュエータ106に代えて、図5
から図8に示すアクチュエータやアクチュエータ106
を含む取付構造体をインクカートリッジに配備してもよ
い。
【0024】インク供給口2にはパッキン4及び弁体6
が設けられている。図3に示すように、パッキン4は記
録ヘッド31に連通するインク供給針32と液密に係合
する。弁体6は、バネ5によってパッキン4に対して弾
接されている。インク供給針32が挿入されると、弁体
6はインク供給針32に押されてインク流路を開放し、
容器1内のインクがインク供給口2およびインク供給針
32を介して記録ヘッド31へ供給される。容器1の上
壁の上には、インクカートリッジ内のインクに関する情
報を格納した半導体記憶手段7が装着されている。
【0025】図2は、複数種類のインクを収容するイン
クカートリッジの一実施例を示す裏側から見た斜視図で
ある。容器8は、隔壁により3つのインク室9、10及
び11に分割される。それぞれのインク室には、インク
供給口12、13及び14が形成されている。それぞれ
のインク室9、10及び11の底面8aには、アクチュ
エータ15、16および17が、容器8を介して各イン
ク室内に収容されているインクに弾性波を伝達できるよ
うに取付けられている。
【0026】図3は、図1及び図2に示したインクカー
トリッジに適したインクジェット記録装置の要部の実施
形態を示す断面図である。記録用紙の幅方向に往復動可
能なキャリッジ30は、サブタンクユニット33を備え
ていて、記録ヘッド31がサブタンクユニット33の下
面に設けられている。また、インク供給針32はサブタ
ンクユニット33のインクカートリッジ搭載面側に設け
られている。
【0027】図3に示すように、容器1のインク供給口
2をサブタンクユニット33のインク供給針32に挿通
すると、弁体6がバネ5に抗して後退し、インク流路が
形成され、容器1内のインクがインク室34に流れ込
む。インク室34にインクが充填された段階で、記録ヘ
ッド31のノズル開口に負圧を作用させて記録ヘッド3
1にインクを充填した後、記録動作を実行する。
【0028】記録動作により記録ヘッド31においてイ
ンクが消費されると、膜弁36の下流側の圧力が低下す
るので、膜弁36が弁体38から離れて開弁する。膜弁
36が開くことにより、インク室34のインクはインク
供給路35を介して記録ヘッド31に流れこむ。記録ヘ
ッド31へのインクの流入に伴なって、容器1のインク
は、インク供給針32を介してサブタンクユニット33
に流れ込む。
【0029】記録装置の動作期間中には、あらかじめ設
定された検出のタイミング、例えば一定周期でアクチュ
エータ106に駆動信号が供給される。
【0030】アクチュエータ106を容器1に貼着する
ことにより、インクカートリッジ自体にインクの残量を
検出する機能を付与することができる。本発明によれ
ば、容器1の成形時における液面検出用の電極の埋め込
みが不要となるので、射出成形工程が簡素化され、電極
埋めこみ領域からの液漏れがなくなり、インクカートリ
ッジの信頼性が向上できる。
【0031】図4は、圧電装置の一実施形態であるアク
チュエータ106の詳細および等価回路を示す。ここで
いうアクチュエータは、少なくとも音響インピーダンス
の変化を検知して液体容器内の液体の消費状態を検出す
る方法に用いられる。特に、残留振動により共振周波数
の検出することで、少なくとも音響インピーダンスの変
化を検知して液体容器内の液体の消費状態を検出する方
法に用いられる。図4(A)は、アクチュエータ106
の拡大平面図である。図4(B)は、アクチュエータ1
06のB−B断面を示す。図4(C)は、アクチュエー
タ106のC-C断面を示す。
【0032】アクチュエータ106は、ほぼ中央に円形
状の開口161を有する基板178と、開口161を被
覆するように基板178の一方の面(以下、表面とい
う)に配備される振動板176と、振動板176の表面
の側に配置される圧電層160と、圧電層160を両方
からはさみこむ上部電極164および下部電極166
と、上部電極164と電気的に結合する上部電極端子1
68と、下部電極166と電気的に結合する下部電極端
子170と、上部電極164および上部電極端子168
の間に配設され、かつ両者を電気的に結合する補助電極
172と、を有する。圧電層160、上部電極164お
よび下部電極166はそれぞれの主要部として円形部分
を有する。圧電層160、上部電極164および下部電
極166のそれぞれの円形部分は圧電素子を形成する。
【0033】振動板176は、基板178の表面に、開
口161を覆うように形成される。キャビティ162
は、振動板176の開口161と面する部分と基板17
8の表面の開口161とによって形成される。基板17
8の圧電素子とは反対側の面(以下、裏面という)は液
体容器側に面しており、キャビティ162は液体と接触
するように構成されている。キャビティ162内に液体
が入っても基板178の表面側に液体が漏れないよう
に、振動板176は基板178に対して液密に取り付け
られる。
【0034】下部電極166は振動板176の表面、即
ち液体容器とは反対側の面に位置しており、下部電極1
66の主要部である円形部分の中心と開口161の中心
とがほぼ一致するように取り付けられている。なお、下
部電極166の円形部分の面積が開口161の面積より
も小さくなるように設定されている。一方、下部電極1
66の表面側には、圧電層160が、その円形部分の中
心と開口161の中心とがほぼ一致するように形成され
ている。圧電層160の円形部分の面積は、開口161
の面積よりも小さく、かつ下部電極166の円形部分の
面積よりも大きくなるように設定されている。
【0035】一方、圧電層160の表面側には、上部電
極164が、その主要部である円形部分の中心と開口1
61の中心とがほぼ一致するように形成される。上部電
極164の円形部分の面積は、開口161および圧電層
160の円形部分の面積よりも小さく、かつ下部電極1
66の円形部分の面積よりも大きくなるよう設定されて
いる。
【0036】したがって、圧電層160の主要部は、上
部電極164の主要部と下部電極166の主要部とによ
って、それぞれ表面側と裏面側とから挟みこまれる構造
となっていて、圧電層160を効果的に変形駆動するこ
とができる。圧電層160、上部電極164および下部
電極166のそれぞれの主要部である円形部分がアクチ
ュエータ106における圧電素子を形成する。上述のよ
うに圧電素子は振動板176に接している。また、上部
電極164の円形部分、圧電層160の円形部分、下部
電極166の円形部分および開口161のうちで、面積
が最も大きいのは開口161である。この構造によっ
て、振動板176のうち実際に振動する振動領域は、開
口161によって決定される。また、上部電極164の
円形部分、圧電層160の円形部分および下部電極16
6の円形部分は開口161より面積が小さいので、振動
板176がより振動しやすくなる。さらに、圧電層16
0と電気的に接続する下部電極166の円形部分および
上部電極164の円形部分のうち、下部電極166の円
形部分の方が小さい。従って、下部端子166の円形部
分が圧電層160のうち圧電効果を発生する部分を決定
する。
【0037】上部電極端子168は、補助電極172を
介して上部電極164と電気的に接続するように振動板
176の表面側に形成される。一方、下部電極端子17
0は、下部電極166に電気的に接続するように振動板
176の表面側に形成される。上部電極164は、圧電
層160の表面側に形成されるため、上部電極端子16
8と接続する途中において、圧電層160の厚さと下部
電極166の厚さとの和に等しい段差を有する必要があ
る。上部電極164だけでこの段差を形成することは難
しく、かりに可能であったとしても上部電極164と上
部電極端子168との接続状態が弱くなってしまい、切
断してしまう危険がある。そこで、補助電極172を補
助部材として用いて上部電極164と上部電極端子16
8とを接続させている。このようにすることで、圧電層
160も上部電極164も補助電極172に支持された
構造となり、所望の機械的強度を得ることができ、また
上部電極164と上部電極端子168との接続を確実に
することが可能となる。
【0038】なお、圧電素子と振動板176のうちの圧
電素子に直面する振動領域とが、アクチュエータ106
において実際に振動する振動部である。また、アクチュ
エータ106に含まれる部材は、互いに焼成されること
によって一体的に形成されることが好ましい。アクチュ
エータ106を一体的に形成することによって、アクチ
ュエータ106の取り扱いが容易になる。さらに、基板
178の強度を高めることによって振動特性が向上す
る。即ち、基板178の強度を高めることによって、ア
クチュエータ106の振動部のみが振動し、アクチュエ
ータ106のうち振動部以外の部分が振動しない。ま
た、アクチュエータ106の振動部以外の部分が振動し
ないためには、基板178の強度を高めるのに対し、ア
クチュエータ106の圧電素子を薄くかつ小さくし、振
動板176を薄くすることによって達成できる。
【0039】圧電層160の材料としては、ジルコン酸
チタン酸鉛(PZT)、ジルコン酸チタン酸鉛ランタン
(PLZT)または鉛を使用しない鉛レス圧電膜を用い
ることが好ましく、基板178の材料としてジルコニア
またはアルミナを用いることが好ましい。また、振動板
176には、基板178と同じ材料を用いることが好ま
しい。上部電極164、下部電極166、上部電極端子
168および下部電極端子170は、導電性を有する材
料、例えば、金、銀、銅、プラチナ、アルミニウム、ニ
ッケルなどの金属を用いることができる。
【0040】上述したように構成されるアクチュエータ
106は、液体を収容する容器に適用することができ
る。例えば、インクジェット記録装置に用いられるイン
クカートリッジやインクタンク、あるいは記録ヘッドを
洗浄するための洗浄液を収容した容器などに装着するこ
とができる。
【0041】図4に示されるアクチュエータ106は、
液体容器の所定の場所に、キャビティ162を液体容器
内に収容される液体と接触するように装着される。液体
容器に液体が十分に収容されている場合には、キャビテ
ィ162内およびその外側は液体によって満たされてい
る。一方、液体容器の液体が消費され、アクチュエータ
の装着位置以下まで液面が降下すると、キャビティ16
2内には液体は存在しないか、あるいはキャビティ16
2内にのみ液体が残存されその外側には気体が存在する
状態となる。アクチュエータ106は、この状態の変化
に起因する、少なくとも音響インピーダンスの相違を検
出する。それによって、アクチュエータ106は、液体
容器に液体が十分に収容されている状態であるか、ある
いはある一定以上の液体が消費された状態であるかを検
知することができる。さらに、アクチュエータ106
は、液体容器内の液体の種類も検出することが可能であ
る。
【0042】図5(A)、(B)は、アクチュエータの
更に他の実施形態を示す斜視図である。本実施形態にお
いては、アクチュエータ670は、凹部形成基板80お
よび圧電素子82を備える。凹部形成基板80の一方の
面には凹部81がエッチング等の手法により形成され、
他方の面には圧電素子82が取り付けられる。凹部形成
基板80のうち、凹部81の底部が振動領域として作用
する。従って、アクチュエータ670の振動領域は凹部
81の周縁によって規定される。また、アクチュエータ
670は、図4の実施例によるアクチュエータ106の
うち、基板178および振動板176が一体として形成
された構造と類似する。従って、インクカートリッジを
製造する際に製造工程を短縮することができ、コストを
低減させる。アクチュエータ670は、容器1に設けら
れた貫通孔1cに埋め込み可能なサイズである。それに
よって、凹部81がキャビティとしても作用することが
できる。尚、図4の実施例によるアクチュエータ106
を、図5の実施例によるアクチュエータ670と同様に
貫通孔1cに埋め込み可能なように形成してもよい。ア
クチュエータ670は、接着剤や熱融着などによって容
器1に固定される。凹部形成基板80と貫通孔1cとの
間に弾性体を挟圧することによって、アクチュエータ6
70を容器1に固定してもよい。
【0043】次に取付構造体について詳細に説明する。
説明中、モジュール体として表現されているものは本発
明における取付構造体を示すものである。図6は、アク
チュエータ106を取り付けモジュール体100(以
下、モジュール体という)として一体形成した構成を示
す斜視図である。モジュール体100はインクカートリ
ッジの容器1の所定個所に装着される。モジュール体1
00は、インク液中の少なくとも音響インピーダンスの
変化を検出することにより、容器1内の液体の消費状態
を検知するように構成されている。本実施形態のモジュ
ール体100は、容器1にアクチュエータ106を取り
付けるための液体容器取付部101を有する。液体容器
取付部101は、平面がほぼ矩形の基台102上に駆動
信号により発振するアクチュエータ106を収容した円
柱部116を載せた構造になっている。モジュール体1
00が、インクカートリッジに装着されたときに、アク
チュエータ106が外部から接触できないように構成さ
れているので、アクチュエータ106を外部の接触から
保護することができる。なお、円柱部116の先端側エ
ッジは丸みが付けられていて、インクカートリッジに形
成された孔へ装着する際に嵌めやすくなっている。
【0044】図7は、モジュール体の他の実施形態を示
す斜視図である。本実施形態のモジュール体400は、
液体容器取付部401に圧電装置装着部405が形成さ
れている。液体容器取付部401は、平面がほぼ角丸の
正方形上の基台402上に円柱状の円柱部403が形成
されている。更に、圧電装置装着部405は、円柱部4
03上に立てられた板状要素406および凹部413を
含む。板状要素406の側面に設けられた凹部413に
は、アクチュエータ106が配置される。なお、板状要
素406の先端は所定角度に面取りされていて、インク
カートリッジに形成された孔へ装着する際に嵌めやすく
なっている。
【0045】図8は、モジュール体の更に他の実施形態
を示す。図6に示したモジュール体100と同様に、図
8のモジュール体500は、基台502および円柱部5
03を有する液体容器取付部501を含む。また、モジ
ュール体500は、リードワイヤ504a及び504
b、アクチュエータ106、フィルム508、及びプレ
ート510をさらに有する。液体容器取付部501に含
まれる基台502は、リードワイヤ504a及び504
bを収容できるよう中心部に開口部514が形成され、
アクチュエータ106、フィルム508、及びプレート
510を収容できるように凹部513が形成される。ア
クチュエータ106はプレート510を介して圧電装置
装着部505に固定される。従って、リードワイヤ50
4a及び504b、アクチュエータ106、フィルム5
08およびプレート510は、液体容器取付部501に
一体として取り付けられる。本実施形態のモジュール体
500は、平面がほぼ角丸の正方形上の基台上に上面が
上下方向に斜めな円柱部503が形成されている。円柱
部503の上面の上下方向に斜めに設けられた凹部51
3上にアクチュエータ106が配置されている。
【0046】モジュール体500の先端は傾斜してお
り、その傾斜面にアクチュエータ106が装着されてい
る。そのため、モジュール体500が容器1の底部又は
側部に装着されると、アクチュエータ106が容器1の
上下方向に対して傾斜する。モジュール体500の先端
の傾斜角度は、検出性能を鑑みてほぼ30°から60°
の間とすることが望ましい。
【0047】モジュール体500は、アクチュエータ1
06が容器1内に配置されるように容器1の底部又は側
部に装着される。モジュール体500が容器1の側部に
装着される場合には、アクチュエータ106が、傾斜し
つつ、容器1の上側、下側、又は横側を向くように容器
1に取り付けられる。一方、モジュール体500が、容
器1の底部に装着される場合には、アクチュエータ10
6が、傾斜しつつ、容器1のインク供給口側を向くよう
に容器1に取り付けられることが好ましい。
【0048】図9は、図6に示したモジュール体100
を容器1に装着したときのインク容器の底部近傍の断面
図である。モジュール体100は、容器1の側壁を貫通
するように装着されている。容器1の側壁とモジュール
体100との接合面には、Oリング365が設けられ、
モジュール体100と容器1との液密を保っている。O
リングでシールが出来るようにモジュール体100は図
6で説明したような円柱部を備えることが好ましい。モ
ジュール体100の先端が容器1の内部に挿入されるこ
とで、プレート110の貫通孔112を介して容器1内
のインクがアクチュエータ106と接触する。アクチュ
エータ106の振動部の周囲が液体か気体かによってア
クチュエータ106の残留振動の共振周波数が異なるの
で、モジュール体100を用いてインクの消費状態を検
出することができる。また、モジュール体100に限ら
ず、図7に示したモジュール体400、または図8に示
したモジュール体500を容器1に装着してインクの有
無を検出してもよい。
【0049】図10は、図6に示したモジュール体10
0の他の実施形態によるモジュール体100aが容器1
に取り付けられた様子を示す略図である。図10の実施
例によるモジュール体100aは、液体容器取付部10
1のうち円柱部116に係合部1000を有する。好ま
しくは、係合部1000は弾性変形をすることができる
ように形成される。より詳細には、係合部1000はワ
イヤ、ゴム、などの弾性体である。また、係合部100
0は自ら弾性変形をすることなく、円柱部116の内方
へ弾性的に引込むことができるようにしてもよい。例え
ば、テフロン(登録商標)樹脂やプラスチック材料から
形成される係合部1000が、円柱部116内に配備さ
れる弾性体、例えば、バネ(図示せず)によって、円柱
部116の内方から外方へ向かう機械的な力によって支
持される様な構造としても良い。
【0050】インクカートリッジの容器1の壁には貫通
孔1cが配設される。モジュール体100aが貫通孔1
cに勘合する際に、係合部1000が弾性変形し、もし
くは弾性的に円柱部116の内方へ引込む。それによっ
て、円柱部116が貫通孔1cに挿入される。次に、円
柱部116が貫通孔1cに挿入され基台102が容器1
の外壁面1pに当接する際に、係合部1000は、容器
1内に達し、貫通孔1cに挿入される前の状態に回復す
る。基台102と係合部1000とがそれらの間に容器
1の壁を挟圧することによって、モジュール体100a
は容器1に固定される。
【0051】尚、モジュール体100aと容器1の壁と
の間は液密に保持される。より詳細には、液体容器取付
部101または係合部1000と容器1の壁との間を封
止するためのOリング(図9参照)を設けても良い。合
部1000は、ユーザーが手によってモジュール体10
0aを容器1から脱抜することができないほど十分に硬
いことが好ましい。または、係合部1000を支持する
弾性体は、ユーザーが手によってモジュール体100a
を容器1から脱抜することができないほどの弾性的な強
度を有することが好ましい。さらに、好ましくは、モジ
ュール体100aは、ユーザーが手によってモジュール
体100aを容器1から脱抜することができないほどに
十分に小さい。
【0052】一方で、モジュール体100aに所定の器
具を用いることによって、モジュール体100aは容器
1から容易に抜脱することができる。例えば、先端が平
坦な器具を基台102と外壁面1pとの間に差込み、抉
ることによって、モジュール体100aを容器1から抜
脱することができる。または、円柱部116の容器1内
にある先端部107を容器1の外側へ押し戻すことによ
って、モジュール体100aを容器1から抜脱すること
ができる。さらに、モジュール体100aを基台102
側からバキュームすることによって、またはモジュール
体100aを容器1の内部側から空気圧で押し戻すこと
によって、モジュール体100aを容器1から抜脱して
もよい。
【0053】本実施例にのように、モジュール体100
aを容器1に着脱できるように形成することによって、
インクカートリッジを廃棄するときに圧電素子を有する
モジュール体100aと容器1とを分別することができ
る。また、インクカートリッジをリサイクルする際に、
モジュール体100aまたは容器1を独立して再利用す
ることができる。例えば、容器1が破損している場合に
は、モジュール体100aのみを再利用してもよい。逆
に、モジュール体100aが破損している場合には、容
器1aのみを再利用してもよい。また、インクカートリ
ッジにインクを再び充填するときに、モジュール体10
0aを抜脱することによって、貫通孔1cから容器1内
の気体を排気しつつインクを充填することができる。従
って、インクカートリッジ内にインクを再充填しやすい
という効果もある。
【0054】図11(A)および(B)は、図6に示し
たモジュール体100のさらに他の実施形態によるモジ
ュール体100bを示す略図である。図11(A)およ
び(B)の実施例によるモジュール体100bは、液体
容器取付部101のうち基台102に係合部1100を
形成する。係合部1100は、基台102に溝を設ける
ことによって形成される。従って、係合部1100が基
台102の外部に張出していないので、ユーザーに対し
て安全である。また、基台102に設けられる溝は、ユ
ーザーの手や爪が入らない程度に狭い。一方で、所定の
器具2000を基台102の溝に入れることができる。
所定の器具2000を係合部1100と係合させ、図1
1(A)の矢印の方向に抉ることによって、モジュール
体100bは容易に容器1から脱抜することができる。
所定の器具2000は、例えば、先端が平坦な、または
先端が尖ったドライバなどである。
【0055】本実施例においては、図11(B)に示す
ように、係合部1100は基台102に円形状に形成す
る。しかし、係合部1100の形状や形成する場所は限
定しない。例えば、係合部1100は基台102の四隅
に設けてもよい。また、係合部1100は基台102の
側面に形成してもよい。
【0056】図12(A)は、図6に示したモジュール
体100のさらに他の実施形態によるモジュール体10
0cの略図を示す。本実施例によるモジュール体100
cは、所定の器具を引掛けることができるように、引掛
部1110が基台102の側面に設けられている。所定
の器具、例えば、先端が平坦な、または先端が尖ったド
ライバやワイヤなど、を引掛部1110に引掛け力を加
えることによって、容器1に配備されたモジュール体1
00cを容易に脱抜することができる。容器1の外側面
1pと引掛部1110との間には、間隙が設けられ、所
定の器具が引掛部1110に容易に掛かるように形成さ
れる。
【0057】図12(A)においては、円柱部116は
一般的な円柱状である。好ましくは、基台102または
円柱部116の周囲にOリング(図9参照)などの弾性
体を配備し、モジュール体100cと容器1との間を液
密に保持する。
【0058】図12(B)は、図6に示したモジュール
体100のさらに他の実施形態によるモジュール体10
0dが容器1に配備されたときの略図を示す。モジュー
ル体100dには、その円柱部116に容器1の壁と係
合する係合部1010が設けられる。係合部1010
は、図10の係合部1000と同様に、弾性変形し、も
しくは弾性的に円柱部116の内方へ引込む。それによ
って、円柱部116が貫通孔1cに挿入される。円柱部
116が貫通孔1cに挿入され基台102が容器1の外
壁面1pに当接する際に、係合部1010は、容器1の
貫通孔1cに設けられた窪みに受容される。それによっ
て、係合部1010は貫通孔1cに係合し、モジュール
体100dは容器1に固定される。
【0059】図12(C)は、図6に示したモジュール
体100のさらに他の実施形態によるモジュール体10
0eが容器1に配備されたときの略図を示す。容器1に
は、貫通孔1cにモジュール体100eの円柱部116
と係合する係合部1020が設けられる。係合部102
0は、図10の係合部1000と同様に、弾性変形し、
もしくは弾性的に容器1の側壁の内方へ引込む。それに
よって、円柱部116が貫通孔1cに挿入される。円柱
部116が貫通孔1cに挿入され基台102が容器1の
外壁面1pに当接する際に、係合部1020は、モジュ
ール体100eの円柱部116に設けられた窪みに受容
される。それによって、係合部1020は円柱部116
に係合し、モジュール体100eは容器1に固定され
る。
【0060】図12(B)および(C)の実施例による
モジュール体100dおよびモジュール体100eとも
に、図12(A)の実施例によるモジュール体100c
と同様に、円柱部116の側面に引掛部1110が形成
される。それによって、モジュール体を容器1から容易
に脱抜することができる。
【0061】図13(A)および(B)は、バヨネット
取付方式によってモジュール体100fが容器1に取り
付けられる様子を示す側面図および斜視図である。バヨ
ネット取付方式は、係合部1200が受容部1250に
勘合することによって、モジュール体100fを容器1
に固定する方式である。より詳細には、図13(B)に
おいて、係合部1200のうち突1200aがモジュー
ル体100fの挿入方向へ突出しており、掛1200b
が突1200aの一部からモジュール体100fの挿入
方向と垂直な方向へ折り曲げられるようにして突出して
いる。突1200aが受容部1250のうち溝1250
aに挿入される。受容部1250のうち受容口1250
bが溝1250aに比較して広く開口している。それに
よって、掛1200bを受容口1250bに挿入するこ
とができる。次に、モジュール体100fを回転し、掛
1200bが受容口1250bから溝1250aに受容
されることによって、係合部1200が受容部1250
に係合する。それによって、モジュール体100fが容
器1に固定される。本実施例のように、バヨネット取付
方式によれば、モジュール体100の取り付けおよび取
り外しが容易である。
【0062】尚、係合部1200や受容部1250の形
状は限定しない。また、係合部1200や受容部125
0が貫通孔1cの周囲全体に設けられる必要は無く、一
部に配設してもよい。ただし、係合部1200と受容部
1250とは、互いの形状や配設される部分に対応し
て、形成する必要がある。
【0063】図14は、スクリュー取付方式によってモ
ジュール体100gが容器1に取り付けられる様子を示
す側断面図である。スクリュー取付方式は、ネジ山13
50がネジ溝1300に勘合することによって、モジュ
ール体100gを容器1に固定する方式である。より詳
細には、モジュール体100gの円柱部116の側面に
ネジ溝1300が形成される。一方で、容器1の貫通孔
1cには、ネジ溝1300に対応するネジ山1350が
形成される。円柱部116の先端を貫通孔1cに当てつ
つ、モジュール体100gを回転させることによって、
ネジ溝1300とネジ山1350とを嵌合させる。それ
によって、円柱部116が貫通孔1cに挿入され、モジ
ュール体100gが容器1に固定される。
【0064】尚、ネジ溝1300およびネジ山1350
の形状や大きさは限定しない。ただし、ネジ溝1300
およびネジ山1350は互いに対応するように形成する
必要がある。
【0065】図15は、磁力によってモジュール体10
0hが容器1に取り付けられる様子を示す側断面図であ
る。モジュール体100hの液体容器取付部101に磁
力を有する磁性材料1400、1410を配備する。磁
性材料1400は基台102に配備され、磁性材料14
10は円柱部116に配備される。一方で、磁性材料1
400に対応する磁性材料1450および磁性材料14
10に対応する磁性材料1460が容器1に配備され
る。互いに対応する磁性材料1400と磁性材料145
0および磁性材料1410と磁性材料1460は、互い
に引力を生ずるように磁気的な極性を決定する。また、
磁性材料1400および磁性材料1450または磁性材
料1410および磁性材料1460の磁気的な結合力
は、ユーザーが手によってモジュール体100hを容器
1から取り外すことができないほどの強さを有する。磁
性材料1400および磁性材料1450が、または磁性
材料1410および磁性材料1460が磁気的に結合す
ることによって、円柱部116が貫通孔1cに挿入され
た後、モジュール体100hが容器1に固定される。
尚、磁性材料1400と磁性材料1450との対または
磁性材料1410と磁性材料1460との対は、両方の
対を配備してもよいが、一方の対を配備してもよい。
【0066】モジュール体100hを容器1から脱抜す
るときには、機械的な力、磁力、気圧などを、モジュー
ル体100hを容器1から脱抜する方向へ印加する。例
えば、磁性材料1400や磁性材料1450の磁力また
は磁性材料1410や磁性材料1460の磁力よりも強
い磁力を有する磁気装置3000を磁性材料1400、
1410、1450または1460に接近させる。それ
によって、モジュール体100hを容器1から脱抜する
ことができる。
【0067】また、容器1やモジュール体100hに電
導コイル(図示せず)を予め埋め込み電流をコイルに流
すことにより、磁性材料1400、1410、1450
または1460に電界を与える。それによって、磁性材
料1400と磁性材料1450との間、または磁性材料
1410と磁性材料1460との間に斥力を生じさせる
ことによって、モジュール体100hを容器1から脱抜
してもよい。
【0068】図16は、熱融着によりモジュール体10
0が容器1に取り付けられる様子を示す側断面図であ
る。本実施例においては、モジュール体100を容器1
に配備した後、モジュール体100と容器1とを加熱す
ることによって、モジュール体100と容器1とが熱融
着される。それによって、モジュール体100と容器1
とが液密に結合する。また、モジュール体100の基台
102が容器1の壁に埋め込まれるように配備される。
それによって、ユーザーが手によってモジュール体10
0を容器1から脱抜することができないように形成する
ことができる。リサイクル等する際には、再度加熱する
ことによって、モジュール体100を容器1から容易に
脱抜することができる。
【0069】図17は、図6に示したモジュール体10
0のさらに他の実施形態によるモジュール体100iの
略図を示す。本実施例によるモジュール体100iの基
台102は、円柱部116のうち圧電装置装着部105
の近くに配備される。一方で、係合部1000は円柱部
116のうち圧電装置装着部105の遠くに配備され
る。モジュール体100iは容器1の内側から取り付け
られる。モジュール体100iが取り付けられるときに
は、係合部1000は弾性変形し、貫通孔1cを通過し
て、外壁面1pに弾接する。基台102と係合部100
0との間に容器1の壁が挟圧されることによって、モジ
ュール体100aは容器1に固定される。
【0070】本実施例の場合、容器1の外部からモジュ
ール体100iを押すことによって、モジュール体10
0iを容器1から脱抜することができる。
【0071】図18は、モジュール体100のさらに他
の実施例としてモジュール体100jが容器1に取り付
けられる様子を示す側断面図である。モジュール体10
0jは、液体容器取付部のうち基台を有さず、円柱部1
16によって形成される。モジュール体100jは、容
器1の内側から取り付けられる。円柱部116には係合
部1010が配備される。係合部1010が容器1の壁
に設けられた窪みに係合することによって、モジュール
体100jは容器1に固定される。一方で、円柱部11
6には引掛部1110が配備される。引掛部1110に
所定の器具を引掛け抉ることによって、モジュール体1
00jを容器1から脱抜することができる。本実施例に
おいては、容器1の壁に凹部1dが配設され、貫通孔を
要しない。尚、容器1の外壁面1pには電極109が配
備される。モジュール体100jに含まれるアクチュエ
ータの電極端子と電極109とは例えば、細い金属ワイ
ヤによって電気的に接続する。従って、容器1の液密を
維持しつつ、アクチュエータは容器1の外部の装置との
電気的な接続を得ることができる。
【0072】図19は、モジュール体100のさらに他
の実施例としてモジュール体100jが容器1に取り付
けられる様子を示す側断面図である。本実施例によるモ
ジュール体100kは、液体容器取付部のうち基台を有
さず、円柱部116によって形成される。モジュール体
100kは、容器1の内側から取り付けられる。円柱部
116には突部1115が配備される。モジュール体1
00kは、容器1の内側から凹部1dに挿入される。モ
ジュール体100kの挿入のときに、外壁面1pに配設
される孔1116から強制的に間隙G内の気体を排気す
ることによって、モジュール体100kの底部と容器1
の壁との間の間隙Gの気圧を外気圧と比較して低くす
る。それによって、モジュール体100kは凹部1dに
容易に挿入される。間隙G内の気体を排気した後、孔1
116を任意の方法により封止する。それによって、モ
ジュール体100kは容器1に固定された状態を維持す
ることができる。一方で、間隙Gに気体を封入し、外気
圧と同じかそれ以上の気圧にすることによって、モジュ
ール体100kは容器1から容易に脱抜することができ
る。間隙Gへ気体を封入する際には、孔1116の封止
を解くだけでもよい。例えば、容器1のうち間隙Gに対
応する部分の壁を外壁面1pから破壊することによって
間隙Gへ気体を封入してもよい。好ましくは、孔111
6から間隙Gへ強制的に気体を封入することによって、
間隙Gの気圧を外気圧よりも高くする。それによって、
モジュール体100kを容器1から取り外す。
【0073】図9から図19において、図6のモジュー
ル体100を基に実施例を示した。しかし、図7または
図8に示されるモジュール体400、500を使用して
図9から図19のように実施してもよい。また、図10
から図19の実施例において、モジュール体と容器との
間を液密に保持するために、図9の実施例に示すような
Oリングなどを適宜使用することが好ましい。
【0074】図20はインクカートリッジ180の更に
他の実施形態を示す。図20(A)はインクカートリッ
ジ180Cの断面図、図20(B)は図20(A)に示
したインクカートリッジ180Cの側壁194bを拡大
した断面図、及び図20(C)はその正面からの透視図
である。インクカートリッジ180Cは、半導体記憶手
段7とアクチュエータ106とが同一の回路基板610
上に形成されている。図20(B)、(C)に示すよう
に、半導体記憶手段7は回路基板610の上方に形成さ
れ、アクチュエータ106は同一の回路基板610にお
いて半導体記憶手段7の下方に形成されている。アクチ
ュエータ106の周囲を囲むように異型Oリング614
が、側壁194bに装着される。側壁194bには、回
路基板610をインク容器194に接合するためのカシ
メ部616が複数形成されている。カシメ部616によ
って回路基板610をインク容器194に接合し、異型
Oリング614を回路基板610に押しつけることで、
アクチュエータ106の振動領域がインクと接触するこ
とをできるようにしつつ、インクカートリッジの外部と
内部とを液密に保つ。
【0075】半導体記憶手段7及び半導体記憶手段7付
近には端子612が形成されている。端子612は半導
体記憶手段7とインクジェット記憶装置等の外部との間
の信号の受け渡しをする。半導体記憶手段7は、例えば
EEPROMなどの書き換え可能な半導体メモリによっ
て構成されてもよい。半導体記憶手段7とアクチュエー
タ106とが同一の回路基板610上に形成さているの
で、アクチュエータ106及び半導体記憶手段7をイン
クカートリッジ180Cに取付ける際に1回の取付け工
程で済む。また、インクカートリッジ180Cの製造時
及びリサイクル時の作業工程が簡素化される。更に、部
品の点数が削減されるので、インクカートリッジ180
Cの製造コストが低減できる。
【0076】アクチュエータ106は、インク容器19
4内のインクの消費状態を検知する。半導体記憶手段7
はアクチュエータ106が検出したインク残量などイン
クの情報を格納する。すなわち、半導体記憶手段7は検
出する際に用いられるインク及びインクカートリッジの
特性等の特性パラメータに関する情報を格納する。半導
体記憶手段7は、予めインク容器194内のインクがフ
ルのとき、すなわちインクがインク容器194内に満た
されたとき、又はエンドのとき、すなわちインク容器1
94内のインクが消費されたときの共振周波数を特性パ
ラメータの一つとして格納する。インク容器194内の
インクがフル又はエンド状態の共振周波数は、インク容
器が初めてインクジェット記録装置に装着されたときに
格納されてもよい。また、インク容器194内のインク
がフル又はエンド状態の共振周波数は、インク容器19
4の製造中に格納されてもよい。半導体記憶手段7に予
めインク容器194内のインクがフル又はエンドのとき
の共振周波数を格納し、インクジェット記録装置側で共
振周波数のデータを読出すことによりインク残量を検出
する際のばらつきを補正できるので、インク残量が基準
値まで減少したことを正確に検出することができる。
【0077】以上、キャリッジに装着される、キャリッ
ジと別体のインクカートリッジにおいて、インクカート
リッジ又はキャリッジにアクチュエータ106を装着す
る場合について述べたが、キャリッジと一体化され、キ
ャリッジと共に、インクジェット記録装置に装着される
インクタンクにアクチュエータ106を装着してもよ
い。更に、キャリッジと別体の、チューブ等を介して、
キャリッジにインクを供給するオフキャリッジ方式のイ
ンクタンクにアクチュエータ106を装着してもよい。
またさらに、記録ヘッドとインク容器とが一体となって
交換可能に構成されたインクカートリッジに、本発明の
アクチュエータを装着してもよい。
【0078】以上、本発明を実施の形態を用いて説明し
たが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範
囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又
は改良を加えることができる。その様な変更又は改良を
加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、
特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0079】
【発明の効果】本発明による液体容器は、液体の消費状
態を正確に検出でき、かつ複雑なシール構造を不要とす
る。
【0080】また、本発明による液体容器は、液体容器
に配備する圧電装置によって液体を検出する液体容器に
おいて、液体を収容する容器から圧電装置を容易に取り
付けることができ、かつ容易に取り外すことができる。
一方で、当該液体容器は液密に保持され、かつ液体容器
に配備する圧電装置がユーザーの手によっては液体容器
から容易に外れないように形成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】単色、例えばブラックインク用のインクカート
リッジの一実施例を示す図である。
【図2】複数種類のインクを収容するインクカートリッ
ジの一実施例を示す図である。
【図3】図1及び2に示したインクカートリッジに適し
たインクジェット記録装置の一実施例を示す図である。
【図4】アクチュエータ106の詳細を示す図である。
【図5】アクチュエータ670の更に他の実施形態を示
す図である。
【図6】モジュール体100を示す斜視図である。
【図7】モジュール体100の他の実施形態を示す図で
ある。
【図8】モジュール体100の更に他の実施形態を示す
図である。
【図9】図6に示したモジュール体100をインク容器
1に装着した断面図である。
【図10】図6に示したモジュール体100の他の実施
形態によるモジュール体100aが容器1に取り付けら
れた様子を示す略図である。
【図11】図6に示したモジュール体100のさらに他
の実施形態によるモジュール体100bを示す略図であ
る。
【図12】図6に示したモジュール体100のさらに他
の実施形態によるモジュール体100cの略図である。
【図13】バヨネット取付方式によってモジュール体1
00fが容器1に取り付けられる様子を示す側面図およ
び斜視図である。
【図14】スクリュー取付方式によってモジュール体1
00gが容器1に取り付けられる様子を示す側断面図で
ある。
【図15】磁力によってモジュール体100hが容器1
に取り付けられる様子を示す側断面図である。
【図16】熱融着によってモジュール体100が容器1
に取り付けられる様子を示す側断面図である。
【図17】図6に示したモジュール体100のさらに他
の実施形態によるモジュール体100iが容器1に取り
付けられる様子を示す略図である。
【図18】モジュール体100のさらに他の実施例とし
てモジュール体100jが容器1に取り付けられる様子
を示す側断面図である。
【図19】モジュール体100のさらに他の実施例とし
てモジュール体100jが容器1に取り付けられる様子
を示す側断面図である。
【図20】インクカートリッジおよび取付構造体の更に
他の実施形態を示す図である。
【符号の説明】
1・・・容器 1a・・・底面 1c・・・貫通孔 2・・・インク供給口 3、15、16、17・・・アクチュエータ 4・・・パッキン 5・・・バネ 6・・・弁体 7・・・半導体記憶手段 8・・・容器 8a・・・底面 9、10、11・・・インク室 12、13、14・・・インク供給口 30・・・キャリッジ 31・・・記録ヘッド 32・・・インク供給針 33・・・サブタンクユニット 34・・・インク室 35・・・インク供給路 36・・・膜弁 37・・・フィルタ 38・・・弁体 73、82、圧電振動板 80、178・・・基板 81・・・凹部 100・・・モジュール体 101、401、501・・・液体容器取付部 102・・・基台 104、362・・・リードワイヤ 105、405、505・・・圧電装置装着部 106、670・・・アクチュエータ 107・・・先端部 110・・・プレート 112・・・貫通孔 116・・・円柱部 160・・・圧電層 162・・・キャビティ 164・・・上部電極 166・・・下部電極 168・・・上部電極端子 170・・・下部電極端子 172・・・補助電極 174・・・圧電素子 176・・・振動板 180・・・インクカートリッジ 194・・・容器 194a・・・底面 194b・・・側壁 194c・・・上面 610・・・回路基板 612・・・端子 1000、1100、1010、1020、1200・
・・係合部 1110・・・引掛部 1115・・・突部 1116・・・孔 1200・・・係合部 1200b・・・掛 1250・・・受容部 1250a・・・溝 1250b・・・受容口 1300・・・ネジ溝 1350・・・ネジ山 1400、1410、1450、1460・・・磁性材
料 2000・・・器具 K・・・インク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 41/187 H01L 41/18 101D Fターム(参考) 2C056 EA19 EA29 EB20 EB29 EB51 FA10 KC01 KC13 KC30 KD06 2F014 AA11 AB01 AB02 AB03 CB01 3E062 AB01 BA07 BB02

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を収容する液体容器内の液体の消費
    状態を検出する圧電装置と、前記圧電装置を装着する圧
    電装置装着部と、前記圧電装置を前記容器に取り付ける
    液体容器取付部とを備え、前記液体容器に対して着脱す
    ることができることを特徴とする取付構造体。
  2. 【請求項2】 前記液体容器取付部が前記液体容器の壁
    に配設された貫通孔に勘合することを特徴とする請求項
    1に記載の取付構造体。
  3. 【請求項3】 前記液体容器取付部が前記液体容器の壁
    に配設された窪みに受容されることを特徴とする請求項
    1に記載の取付構造体。
  4. 【請求項4】 前記液体容器取付部の外周が弾性体で囲
    まれていることを特徴とする請求項1に記載の取付構造
    体。
  5. 【請求項5】 前記液体容器の壁に前記液体容器の内側
    から装着し、または脱抜することを特徴とする請求項1
    に記載の取付構造体。
  6. 【請求項6】 前記液体容器取付部は、所定の器具を引
    掛けることによって該取付構造体を前記容器から脱抜す
    ることができるように形成された引掛部を有することを
    特徴とする請求項1に記載の取付構造体。
  7. 【請求項7】 前記引掛部は前記容器の内側にあること
    を特徴とする請求項6に記載の取付構造体。
  8. 【請求項8】 前記引掛部は前記容器の外側にあること
    を特徴とする請求項6に記載の取付構造体。
  9. 【請求項9】 前記液体容器取付部は前記容器の壁に係
    合する係合部を有することを特徴とする請求項1に記載
    の取付構造体。
  10. 【請求項10】 前記係合部は弾性体で形成されること
    を特徴とする請求項9に記載の取付構造体。
  11. 【請求項11】 前記係合部はバイヨネット取付方式に
    よって前記容器の壁に係合することを特徴とする請求項
    9に記載の取付構造体。
  12. 【請求項12】 前記係合部はスクリュー取付方式によ
    って前記容器の壁に係合することを特徴とする請求項9
    に記載の取付構造体。
  13. 【請求項13】 前記液体容器取付部と前記容器の壁と
    が熱融着することを特徴とする請求項1に記載の取付構
    造体。
  14. 【請求項14】 前記液体容器取付部と前記容器の壁と
    が磁力により結合することを特徴とする請求項1に記載
    の取付構造体。
  15. 【請求項15】 前記液体容器取付部と前記容器の壁と
    が気圧により結合することを特徴とする請求項1に記載
    の取付構造体。
  16. 【請求項16】 前記圧電装置は振動部を有し、前記振
    動部に残留する残留振動によって発生する逆起電力に基
    づいて、前記液体の消費状態を検出することを特徴とす
    る請求項1から請求項15のいずれかに記載の取付構造
    体。
  17. 【請求項17】 前記圧電装置は液体の少なくとも音響
    インピーダンスを検出し、この音響インピーダンスに基
    づいて液体の消費状態を検出することを特徴とする請求
    項1から請求項15のいずれかに記載の取付構造体。
  18. 【請求項18】 液体を収容する容器と、 液体を前記容器の外部へ供給する液体供給口と、 前記容器内の液体の消費状態を検出する圧電装置、前記
    圧電装置を装着する圧電装置装着部、および前記圧電装
    置を前記容器に取り付ける液体容器取付部を備える取付
    構造体とを備え、 前記取付構造体が前記容器に対して着脱することができ
    るように配備されることを特徴とする液体容器。
  19. 【請求項19】 インク滴を吐出する記録ヘッドを有す
    るインクジェット記録装置に装着され、前記記録ヘッド
    へ前記容器内の液体を供給することを特徴とする請求項
    18に記載の液体容器。
  20. 【請求項20】 前記容器を少なくとも二つの液体収容
    室に仕切る隔壁をさらに有し、前記少なくとも二つの液
    体収容室のそれぞれに前記取付構造体が配備されること
    を特徴とする請求項18に記載の液体容器。
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