JP2001327504A - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JP2001327504A
JP2001327504A JP2000150214A JP2000150214A JP2001327504A JP 2001327504 A JP2001327504 A JP 2001327504A JP 2000150214 A JP2000150214 A JP 2000150214A JP 2000150214 A JP2000150214 A JP 2000150214A JP 2001327504 A JP2001327504 A JP 2001327504A
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Masahiko Komuro
雅彦 小室
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 超音波プローブのラジアルとリニア駆動を単
一の駆動モータで行うと、リニア駆動は、駆動モータに
追従せず、かつ、リニア駆動時にラジアル駆動を正転又
は回転駆動させるために、超音波画像が鏡像となる課題
があった。 【解決手段】 先端部に超音波振動子12を有し超音波
を送受信する超音波プローブ11と、超音波プローブ1
1を進退可能に挿通するアウターシース21の外周に設
けられたマーカ21で超音波プローブ11の先端部位置
を検出し、超音波プローブ11の進入時と後退時で異な
る方向に回転させるラジアル駆動時に、超音波プローブ
11を駆動して得られた超音波信号を音線メモリ37に
記憶する際に、超音波プローブ11の駆動回転方向に対
応させて音線メモリ37の書き込み記憶又は読み出しア
ドレスを設定する超音波診断装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は超音波プローブを回
転及び進退動させて、超音波3次元画像表示を行う超音
波診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の医療分野において、生体に超音波
を送信したときの反射波から身体の断層像を得る超音波
診断装置が知られている。通常の超音波断層像は2次元
画像であるが、連続した複数の画像のフレームを記憶
し、超音波プローブを進退させながら走査を行い、複数
の画像フレームを記憶して3次元画像を構築する3次元
超音波診断装置が特開平2−291884に開示されて
いる。3次元画像の表示方法としては俯瞰図で表示する
モードと、ラジアル画像とリニア画像を同時に表示する
モードがある。俯瞰画像は画像処理に時間がかかるもの
の、ラジアル画像とリニア画像の表示はリアルタイムで
行うことができる。
【0003】超音波プローブを回転及び進退させるため
の駆動方法は、回転(ラジアル)用と進退(リニア)用
の2つのモータを用いたり、または1つのモータで回転
と進退駆動させる方法がある。
【0004】例えば、本件の出願人が出願した特願平1
1−315651号には、前記超音波プローブに接続さ
れて、ラジアルとリニア駆動させる2つのモータを超音
波プローブ駆動装置に備え、この超音波プローブ駆動装
置を小型化する方法が提案されている。さらに、本件の
出願人が出願した特願平10−338033号には、超
音波プローブ駆動装置をさらに小型化するために、超音
波プローブのラジアルとリニア駆動を1つのモータで行
う方法が提案している。
【0005】これらは、超音波プローブ装置の操作性を
向上させるために超音波プローブ駆動装置の小型化を図
るために有用なものである。
【0006】また、これら超音波診断装置は、超音波プ
ローブのラジアルとリニア駆動の位置を検出し、その検
出された位置に応じた超音波エコー信号を基に三次元画
像を生成させるために、前記超音波プローブのラジアル
駆動位置検出用のロータリエンコーダやリニア駆動位置
検出用のリニアエンコーダを設けている。
【0007】一方、超音波プローブは、体腔内に挿入さ
れるために極力細径な形状が要求される。一般に、超音
波プローブのラジアル駆動は、ラジアル駆動モータに設
けたエンコーダで検出できることから、超音波プローブ
の細径化を阻害することはないが、超音波プローブの進
退位置であるリニア駆動位置を検出する際には、超音波
プローブの先端部に配置されている超音波振動子部分の
位置検出が必要となることから、磁界コイルを内蔵させ
て、その磁界コイルから発生した磁界によりリニア位置
を検出方法が採用されている。例えば、本件の出願人が
出願した特願平11−343689号で提案されている
ように、超音波内視鏡の先端部に磁界発生用の送信コイ
ルを設け、この送信コイルは超音波内視鏡の先端部の方
位変化に応じた方位変更可能としている。この送信コイ
ルから発生した磁界を位置及び方位検出用受信コイルユ
ニットで検出して超音波内視鏡の先端部の位置を求めて
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述の3次元画像を得
る超音波診断装置では、超音波プローブを体腔内から引
き抜くとき(後退)に比べて、押し込むとき(進入)の
超音波プローブの先端の追従性が良くないため、引き込
むときのみ超音波走査を行っていた。つまり、超音波プ
ローブを進退(リニア)駆動させるモータによる進退駆
動運動に対して、体腔内の形状に応じて超音波プローブ
の形状が湾曲する。この湾曲された状態において、超音
波プローブを引き抜く方向へのリニア駆動は容易である
が、押し込む方向へのリニア駆動は超音波プローブの湾
曲により、超音波プローブをガイドするアウターシース
(外筒)との間で摩擦が大きく生じて押し込みが困難と
なる。なお、超音波プローブのラジアル駆動は、超音波
プローブの湾曲に影響なくラジアル駆動モータに追従し
て駆動する。
【0009】そのため、超音波診断装置で体腔内の観察
対象部位の超音波診断を行う際には、超音波プローブの
先端部を観察対象部位よりも深い位置に1度押し込み、
その押し込んだ位置から超音波プローブを引き抜きなが
ら超音波発振を行い診断している。このため、超音波診
断の操作に多くの時間を要し、超音波診断操作者や受検
者に時間的苦痛を与えることになる。
【0010】そこで、前記超音波プローブのリニア駆動
の追従性の問題を解決し、押し込むときも超音波走査が
可能ならしめて診断時間の短縮化することが行われる。
しかしながら、前記特願平10−338033号のよう
にラジアル回転とリニア進退を1つのモータで行うと、
リニア駆動の進退でラジアル回転方向が逆になってしま
い、そのリニア駆動の押し込み時と引き抜き時との超音
波画像が異なりいずれか一方の超音波画像が鏡像になっ
てしまうという問題がある。
【0011】本発明は、超音波プローブのラジアルとリ
ニア駆動を単一の駆動モータで行うと共に、リニア駆動
による超音波プローブの進退両方向で超音波走査が可能
で三次元超音波診断を可能とする超音波診断装置を提供
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の超音波診断装置
は、先端部に超音波振動子を有し、観察対象に超音波を
送受信する超音波プローブと、前記超音波プローブを進
退可能に挿通する外筒と、前記外筒に設けられ、前記超
音波プローブの先端部の位置を連続的に検出する先端部
検出手段と、前記超音波プローブで受信した超音波信号
を前記先端部検出手段で検出した前記先端部の位置情報
と対応させて超音波画像を生成する制御手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0013】また、本発明の超音波診断装置は、観察対
象に超音波を送受信する超音波プローブの進入時と後退
時で異なる方向に回転させる超音波プローブの駆動手段
と、前記駆動手段により前記超音波プローブを駆動して
得られた超音波信号を記憶する記憶手段と、前記駆動手
段により前記超音波プローブを駆動して得られた超音波
信号を前記超音波プローブの回転方向に対応させて前記
記憶手段に記憶させ、前記記憶手段に記憶された超音波
信号を前記超音波プローブの回転方向と対応させて読み
出して超音波画像を生成する画像生成手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0014】さらに、本発明の超音波診断装置は、先端
部に超音波振動子を有し、観察対象に超音波を送受信す
る超音波プローブと、前記超音波プローブを進退可能に
挿通する外筒と、前記外筒の内部表面に設けられた縞状
のマーカと、前記超音波プローブの先端に設けられ、前
記縞状のマーカを検出する反射型光センサと、前記反射
型光センサで検出された信号により前記超音波プローブ
の先端の位置を検出する位置検出手段とを備えたことを
特徴とする。
【0015】本発明の超音波診断装置により、超音波プ
ローブで受信生成する超音波画像データを記憶手段に記
憶する際に、超音波プローブのラジアル駆動方向によっ
て、読み出しアドレスを変更させて鏡像化を回避し、か
つ、超音波プローブ先端部に設けた位置検出手段により
位置検出が容易となり、超音波プローブ押し込み時でも
超音波走査が可能となった。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について詳細に説明する。図1は、本発明に係る
超音波内視鏡装置の一実施形態の基本的構成を示すブロ
ック図で、図2は、本発明に係る超音波診断装置のアウ
ターシースの構成を示す説明図で、図3は、本発明に係
る超音波内視鏡装置の駆動及び信号処理系を示すブロッ
ク図で、図4は、本発明に係る超音波診断装置のラジア
ル動作を説明する説明図で、図5は、本発明に係る超音
波診断装置に用いられる音線データの記憶状態を説明す
る説明図である。
【0017】最初に図1を用いて本発明の超音波診断装
置の全体構成を説明する。体腔内に挿入される超音波プ
ローブ11は、超音波振動子12がフレキシブルシャフ
ト13の先端に取り付けられ、このフレキシブルシャフ
ト13の基端は、プローブコネクタ17が設けられてい
る。前記超音波振動子12とフレキシブルシャフト13
は、先端が半球面の中空のシース14に挿通されてお
り、前記プローブコネクタ17が接続される後述する駆
動部18からの回転駆動によりラジアル回転駆動とリニ
ア駆動する。前記シース14の外側面には、投光用光フ
ァイバ15と受光用光ファイバ16が設けられ、この投
光用と受光用の光ファイバ15,16の先端は、前記超
音波振動子12の近傍に位置し、基端は、前記プローブ
コネクタ17を介して、前記駆動部18に設けられた光
電変換部20に接続されている。この光電変換部20に
は、前記投光用光ファイバ15の基端に光を入射するた
めの光源、例えば発光ダイオードと、前記受光用光ファ
イバ16の基端から導出された光を受光し、電気信号に
変換する、例えばフォトダイオードからなっている。前
記駆動部18には、前記フレキシブルシャフト13及び
超音波振動子12をラジアル回転駆動させる駆動機構
と、リニア駆動させる進退回転部19を有している。
【0018】この進退回転部19は、詳細構成は図示し
ていないが、前記超音波振動子12及びフレキシブルシ
ャフト13が内挿されたシース14を前記プローブコネ
クタ17を介して接続固定される中空の回転伝達シャフ
トと、この回転伝達シャフトの基端に回転自在で軸方向
への移動を規制されて配置した回転支持部材と、この回
転支持部材の側周面に一端が固定されたアームが設けら
れ、このアームの他端にはボールネジを形成された固定
軸に螺合する雌ねじが形成された可動部が設けられてい
る。前記固定軸の基端には、平歯車が固定されおり、こ
の平歯車の中心軸には、駆動モータ軸が固定されてい
る。さらに、前記固定伝達シャフトには、軸方向に摺動
移動可能で、かつ、前記平歯車と歯合する歯車からなる
スプライン機構を有している。
【0019】つまり、前記駆動モータの回転は、平歯車
とスプライン駆動機構を介して、固定伝達シャフトに伝
達されて、前記超音波振動子12とフレキシブルシャフ
ト13をラジアル回転駆動させる。一方、前記駆動モー
タの回転は、前記平歯車が固定された前記固定軸に伝達
され、この固定軸の回転により、外周のボールネジに歯
合した可動部を有するアームが固定軸に沿って摺動移動
すると共に、アームの一端の固定支持部材を介して固定
されている回転伝達シャフトをリニア方向に移動させ
る。これにより、前記超音波振動子12及びフレキシブ
ルシャフト13がリニア方向に移動可能となる。
【0020】前記進退回転部19の回転駆動により前記
超音波プローブ11が進退回転駆動するが、この超音波
プローブ11を体腔内に挿入する際には、図2に示すア
ウターシース(外筒)21内に介挿される。このアウタ
ーシース21は、先端部は半球面形状の中空チューブ
で、超音波振動子12から発振される超音波パルスが減
衰されにくい部材で形成され、基端部は、前記超音波プ
ローブ11の挿入用開口とこの開口は前記プローブコネ
クタ17に接続固定されるようになっている。
【0021】このアウターシース21の先端部の外周面
には、等間隔で縞状のマーカ22が設けられている。こ
のマーカ22は、白色部分と黒色部分が等間隔で、か
つ、所定の幅で設けられ、白色部分は投光用光ファイバ
15から投射された光を反射させて受光用光ファイバ1
6に入射され、黒色部分は前記光を吸収して受光用光フ
ァイバ16に反射光を入射させないようになっている。
なお、このマーカ22は、超音波振動子12から発振さ
れる超音波パルスの減衰又は反射等の生じない部材で形
成される。
【0022】次に、図3を用いて前記超音波プローブ1
1の駆動及び信号処理の構成について説明する。前記超
音波プローブ11と同じ構成の超音波プローブ31は、
前記駆動部18と同じ構成の駆動部32によって、進退
回転駆動すると共に、超音波振動子12を駆動制御し
て、超音波を発振され、かつ、生体から反射された超音
波エコー波を受信する。前記超音波プローブ31に内装
された超音波振動子で受信生成された超音波エコー信号
は、受信アンプ34で所定の信号レベルに増幅され、A
/Dコンバータ35でアナログ超音波エコー信号をデジ
タル超音波信号(以下、単にデジタル音線データと称す
る)に変換される。このA/Dコンバータ35で生成さ
れたデジタル音線データは、音線メモリ37に記憶され
る。つまり、前記超音波プローブ31がラジアル方向に
1回転する毎に得られた受信エコー信号は、後述するア
ドレス発生部36の制御の基で、デジタル音線データと
して、順次音線メモリ37に書き込み記憶される。この
音線メモリ37に書き込み記憶されたデジタル音線デー
タは、アドレス毎に読み出されTV信号発生部38で、
データ補間や三次元アナログTV信号に変換されてモニ
タ39に出力されて、三次元超音波画像として表示され
る。
【0023】前記駆動部32は、モータ制御部33で回
転駆動制御されると共に、前記モータ制御部33は、前
記駆動部32の駆動回転方向に応じて、音線メモリ37
に書き込み記憶するデジタル音線データのアドレスを設
定する。つまり、駆動部32又は超音波振動子12のラ
ジアル回転駆動方向やリニア進退駆動方向の座標変換を
行なう。
【0024】この座標変換の詳細はデジタルスキャンコ
ンバータ(DSC)として公知の技術であるので、ここ
では簡単に図4と図5を用いて説明するが、アドレス制
御の概念を説明するものであり、実際のDSCの動作と
は異なる。
【0025】図4は、デジタル音線データを便宜上、A
BCDの4つの領域に分けた例を示している。前記駆動
部32のモータが正回転のときA、B、C及びD領域の
順番に前記超音波プローブ31の超音波振動子12から
超音波が発振走査され、その受信エコー信号によるデジ
タル音線データが生成される。この生成されたデジタル
音線データは、前記モータ制御部33により、駆動部3
2が正回転駆動であることから、前記音線メモリ37の
メモリアドレス(以下、端ADDと称する)1には、図
5(a)に示すようにA領域のデジタル音線データが書
き込まれるようにアドレス制御し、同様にADD2には
B領域、ADD3にはC領域、及びADD4にはD領域
のデジタル音線データが書き込まれるようにアドレス制
御される。これにより、音線メモリ37から読み出しモ
ニタ39に表示するための超音波画像生成するデジタル
音線データは、A、B、C及びD領域の順番で読み出す
ためにADD1、ADD2、ADD3及びADD4のア
ドレス順に読み出すことが可能となる。
【0026】次に前記駆動部32のモータの回転をモー
タ制御部33の制御の基で逆回転させたときには、D、
C、B及びA領域の順番で超音波プローブ31から超音
波が発振走査されるので、この発振走査の順で音線メモ
リ37に各領域のデジタル音線データが書き込み記憶さ
れると、図5(b)に示すように、ADD1にD領域、
ADD2にC領域、ADD3にB領域、及びADD4に
A領域の順に書き込み記憶されることになる。このよう
に前記駆動部32の正回転のときと同じようなアドレス
順て逆回転の時の各領域のデジタル音線データを書き込
み記憶すると、上下逆の超音波画像になってしまう。
【0027】そこで、本発明の超音波診断装置では、前
記モータ制御部33で駆動部32を逆回転駆動制御する
と、そのモータ制御部33での逆回転制御の基で、アド
レス発生部36でADD4、ADD3、ADD2、AD
D1の順番でアドレスを発生させ、音線メモリ37のA
DD4にD領域、ADD3にC領域、ADD2にB領
域、及びADD1にA領域が書き込み記憶されるように
アドレス制御を行う。
【0028】これにより、前記超音波プローブ31を駆
動させる駆動部32のモータを逆回転駆動させた際のデ
ジタル音線データは、ADD1〜ADD4の順で読み出
し可能となり、駆動部32のモータの逆回転時の鏡像化
は回避可能となる。
【0029】なお、前記駆動部32の正回転と逆回転に
おいて、前記アドレス発生器36で、前記音線メモリ3
7に書き込み記憶させるアドレスの順序を異ならせる制
御を行っているが、前記音線メモリ37に書き込み記憶
させる際には、前記駆動部32の正回転と逆回転に拘わ
らず、前記超音波プローブ31で走査された順に音線メ
モリ37のADD1〜ADD4に書き込み記憶させ、前
記駆動部32を逆回転させた際に前記音線メモリ37か
ら読み出すアドレス順をアドレス発生部36でADD4
〜ADD1の順に読み出すようにアドレス制御すること
も可能である。
【0030】これにより、超音波プローブ31をラジア
ル及びリニア方向への回転進退駆動を1つの駆動モータ
で行う際に、前記超音波プローブ31の観察対象部位へ
の押し込みと引き抜き時でラジアル回転の方向が異な
り、観察対象部位に投射され、かつ反射された超音波信
号の走査方向が異なるが、前記正転と逆転のラジアル回
転による超音波エコー信号の基で生成されたデジタル音
線データを正回転走査時と逆回転走査時では、前記音線
メモリ37に書き込み記憶させるアドレス位置順番を逆
にしたり、又は、読み出しアドレス位置順番を逆にする
ことで、前記超音波プローブ31の押し込みと引き抜き
のいずれの方向においても正確な超音波診断が可能とな
った。
【0031】次に、前記超音波プローブ11(又は超音
波プローブ31、以下、単に超音波プローブ11と称す
る)の進退(リニア)駆動の際の位置検出について説明
する。前記超音波プローブ11を体腔内に挿入する際に
は、図2に示した前記アウターシース21に前記超音波
プローブ11を挿入し、前記アウタシース21と共に体
腔内に挿入する。
【0032】前記アウタシース21内に挿入された超音
波プローブ11を体腔内の観察対象部位近傍に挿入させ
た後、前記進退回転部19により前記超音波プローブ1
1をリニア方向に進退駆動させる。このとき、前記光電
変換部20から投光用光ファイバ15の基端部から光を
入射すると、投射用光ファイバ15の先端部から光がア
ウターシース19の先端部分に設けた等間隔で所定の幅
を有した白色と黒色のマーカ22に対して投射される。
このマーカ22に投射された光は、白色の部分で反射さ
れ、黒色の部分で吸収非反射される。このマーカ22の
白色部分で反射された光は、前記受光用光ファイバ16
の先端部で受光され、基端部から前記光電変換部20に
出射される。この受光用光ファイバ16の基端部から出
射された光を光電変換部20で電気信号に変換する。す
なわち、前記超音波プローブ11の進退駆動に伴って、
受光用光ファイバー16で受光した光は光電変換部20
でパルス状の信号となって出力される。このパルス状の
信号を図示しないカウンタでカウントすることによっ
て、超音波プローブ11のアウターシース21内の位置
が検出することができる。
【0033】すなわち、前記超音波プローブ11をアウ
ターシース21に挿入し、前記超音波プローブ11を押
し込み駆動させた際に、アウターシース21のマーカ2
2の基端側から反射生成されたパルス信号をカウントす
ることにより、超音波プローブ11のアウターシース2
1内の位置が検出可能となる。この場合、仮に前記アウ
ターシース21及び超音波プローブ11が体腔内での湾
曲により前記進退回転部19の進退駆動に追従しない状
態で超音波プローブ11が押し込まれたとしても、前記
アウターシース21のマーカ22によるパルス信号をカ
ウントすることで、正確な位置か検出可能となる。 ま
た、前記超音波プローブ11の引き抜き駆動時において
も、従来から進退駆動部19の駆動に対する追従性が良
好ではあるが、前記マーカ22によるパルス信号のカウ
ントで位置検出が可能となる。
【0034】これにより、超音波プローブ11に細径の
投光用と受光用の光ファイバ15,16を併設し、か
つ、アウターシース21に超音波信号に影響しない等間
隔で所定の幅を有したマーカ22を設けるのみで、体腔
内に挿入する超音波プローブ11部分の形状の細径化が
可能となり、かつ、前記超音波プローブ11をリニア方
向に進退駆動させる際に、特に、超音波プローブ11の
押し込み時の進退回転部19の駆動回転に追従しない押
し込み動作中においても、マーカ22で反射生成された
反射光を光電変換部20でパルス信号に変換し、カウン
タでパルス数をカウントすることで超音波プローブ11
のリニア方向の位置検出が可能となった。
【0035】この光電変換部20で生成されたパルス信
号のカウンタでのカウント値を前記アドレス発生部36
に供給し、前記モータ制御部3の正転又は逆転のラジア
ル回転時のアドレスデータと組み合わせることにより、
前記音線メモリ37に書き込み記憶する超音波デジタル
音線データの書き込みアドレス又は読み出しアドレスの
設定が可能となる。
【0036】この結果、超音波プローブ11を1つの駆
動モータで進退回転駆動させ、かつ、リニア駆動時に超
音波プローブ11の押し込み操作と引き抜き操作、並び
に、ラジアル駆動時の正転操作と逆転操作の両操作にお
いて、超音波デジタル音線データが得られ、そのデジタ
ル音線データを基に三次元超音波画像をモニタ39に表
示可能となった。
【0037】[付記]以上詳述した本発明の実施形態に
よれば、以下のごとき構成を得ることができる。
【0038】(1) 先端部に超音波振動子を有し、観
察対象に超音波を送受信する超音波プローブと、前記超
音波プローブを進退可能に挿通する外筒と、前記外筒に
設けられ、前記超音波プローブの先端部の位置を連続的
に検出する先端部検出手段と、前記超音波プローブで受
信した超音波信号を前記先端部検出手段で検出した前記
先端部の位置情報と対応させて超音波画像を生成する制
御手段と、を備えたことを特徴とする超音波診断装置。
【0039】(2) 観察対象に超音波を送受信する超
音波プローブの進入時と後退時で異なる方向に回転させ
る超音波プローブの駆動手段と、前記駆動手段により前
記超音波プローブを駆動して得られた超音波信号を記憶
する記憶手段と、前記駆動手段により前記超音波プロー
ブを駆動して得られた超音波信号を前記超音波プローブ
の回転方向に対応させて前記記憶手段に記憶させ、前記
記憶手段に記憶された超音波信号を前記超音波プローブ
の回転方向と対応させて読み出して超音波画像を生成す
る画像生成手段と、を備えたことを特徴とする超音波診
断装置。
【0040】(3) 先端部に超音波振動子を有し、観
察対象に超音波を送受信する超音波プローブと、前記超
音波プローブを進退可能に挿通する外筒と、前記外筒の
内部表面に設けられた縞状のマーカと、前記超音波プロ
ーブの先端に設けられ、前記縞状のマーカを検出する反
射型光センサと、前記反射型光センサで検出された信号
により前記超音波プローブの先端の位置を検出する位置
検出手段と、を備えたことを特徴とする超音波診断装
置。
【0041】(4) 1つの駆動手段によって、接続さ
れた超音波プローブの挿入軸方向に対して回転させると
ともに挿入軸方向に進退させる進退回転手段を有する駆
動部と、デジタル変換された受信超音波エコーのデジタ
ル音線データを記憶するメモリの書き込み又は読み出し
アドレスを超音波プローブの回転方向により変更するア
ドレス発生手段と、を備えたことを特徴とする超音波診
断装置。
【0042】(5) 超音波プローブを挿入して前記駆
動部に着脱自在なアウターシースと、該超音波プローブ
先端が進退する範囲の前記アウターシース内部表面に付
加された縞状のマーカと、前記超音波プローブ先端に具
備された投光部及び受光部と、前記投光部及び受光部の
光信号を駆動部に伝達する光ファイバーと、前記光ファ
イバーの光信号に基づいて前記超音波プローブの先端位
置を検出する位置検出手段と、を具えた付記4記載の超
音波診断装置。
【0043】
【発明の効果】本発明は、超音波プローブのリニア方向
の進退駆動と、リニア方向の駆動状態に応じてラジアル
方向の回転駆動を正転及び逆転させる単一の駆動源から
なる超音波診断装置において、リニア方向の超音波プロ
ーブの位置検出が駆動源からの駆動に追従することなく
検出可能で、かつ、リニア方向の進退駆動に応じて、ラ
ジアル方向の回転が正転及び逆転させて得た超音波デジ
タル音線データを前記リニア駆動位置データとラジアル
駆動方向によって、音線メモリに書き込み又は読み出し
アドレスを異ならせることで、確実に三次元超音波画像
が得られる効果を有している。
【0044】また、超音波プローブの位置検出は、光フ
ァイバとアウターシースのマーカを設けることで実現で
き、超音波プローブの細径化が可能となる効果を有して
いる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る超音波内視鏡装置の一実施形態の
基本的構成を示すブロック図。
【図2】本発明に係る超音波診断装置のアウターシース
の構成を示す説明図。
【図3】本発明に係る超音波内視鏡装置の駆動及び信号
処理系を示すブロック図。
【図4】本発明に係る超音波診断装置のラジアル動作を
説明する説明図。
【図5】本発明に係る超音波診断装置に用いられる音線
データの記憶状態を説明する説明図。
【符号の説明】
11、31…超音波プローブ 12…超音波振動子 13…フレキシブルシャフト 14…シース 15…投射用光ファイバ 16…受光用光ファイバ 17…プローブコネクタ 18、32…駆動部 19…進退回転部 20…光電変換部 21…アウターシース 22…マーカ 33…モータ制御部 34…受信アンプ 35…A/Dコンバータ 36…アドレス発生器 37…音線メモリ 38…TV信号発生部 39…モニタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01D 5/30 G01D 5/30 E Fターム(参考) 2F065 AA02 CC00 FF16 FF18 LL02 2F068 AA39 AA40 CC07 FF12 JJ12 JJ14 KK12 RR02 TT04 TT05 2F103 CA01 CA03 DA01 DA12 EA02 EA13 EA25 EB32 ED21 4C061 AA00 BB08 CC10 DD00 HH52 NN05 WW16 4C301 AA02 BB01 BB03 BB13 BB28 BB33 BB34 EE13 EE19 EE20 FF01 GA15 GA16 GC15 GD06 JA19 JB03 JB04 JC01 LL04 LL06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部に超音波振動子を有し、観察対象
    に超音波を送受信する超音波プローブと、 前記超音波プローブを進退可能に挿通する外筒と、 前記外筒に設けられ、前記超音波プローブの先端部の位
    置を連続的に検出する先端部検出手段と、 前記超音波プローブで受信した超音波信号を前記先端部
    検出手段で検出した前記先端部の位置情報と対応させて
    超音波画像を生成する制御手段と、 を備えたことを特徴とする超音波診断装置。
  2. 【請求項2】 観察対象に超音波を送受信する超音波プ
    ローブの進入時と後退時で異なる方向に回転させる超音
    波プローブの駆動手段と、 前記駆動手段により前記超音波プローブを駆動して得ら
    れた超音波信号を記憶する記憶手段と、 前記駆動手段により前記超音波プローブを駆動して得ら
    れた超音波信号を前記超音波プローブの回転方向に対応
    させて前記記憶手段に記憶させ、前記記憶手段に記憶さ
    れた超音波信号を前記超音波プローブの回転方向と対応
    させて読み出して超音波画像を生成する画像生成手段
    と、 を備えたことを特徴とする超音波診断装置。
  3. 【請求項3】 先端部に超音波振動子を有し、観察対象
    に超音波を送受信する超音波プローブと、 前記超音波プローブを進退可能に挿通する外筒と、 前記外筒の内部表面に設けられた縞状のマーカと、 前記超音波プローブの先端に設けられ、前記縞状のマー
    カを検出する反射型光センサと、 前記反射型光センサで検出された信号により前記超音波
    プローブの先端の位置を検出する位置検出手段と、 を備えたことを特徴とする超音波診断装置。
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