JP2001327481A - 体力の左右均衡度測定装置 - Google Patents

体力の左右均衡度測定装置

Info

Publication number
JP2001327481A
JP2001327481A JP2000154056A JP2000154056A JP2001327481A JP 2001327481 A JP2001327481 A JP 2001327481A JP 2000154056 A JP2000154056 A JP 2000154056A JP 2000154056 A JP2000154056 A JP 2000154056A JP 2001327481 A JP2001327481 A JP 2001327481A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
measuring
tool
degree
subject
wrist
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000154056A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3304079B2 (ja
Inventor
Takanori Kai
孝則 甲斐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ALMINE CO Ltd
Original Assignee
ALMINE CO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ALMINE CO Ltd filed Critical ALMINE CO Ltd
Priority to JP2000154056A priority Critical patent/JP3304079B2/ja
Publication of JP2001327481A publication Critical patent/JP2001327481A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3304079B2 publication Critical patent/JP3304079B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】被検者の整体に役立つ体力の左右均衡度測定装
置を提供する。 【解決手段】床面への据付け台(10)とこれから一体
的に垂立する支柱(11)とを備え、その支柱(11)
へ挙上限界と体側柔軟度測定用具(B)のほか、首捻転
度測定用具(C)、手関節背屈度測定用具(D)、手関
節廻内度・廻外度測定用具(E)又は/及び股関節開脚
度測定用具(F)を取り付ける一方、上記据付け台(1
0)の上面へ腰関節捻転度測定用具(G)、足関節背屈
度測定用具(H)又は/及び足関節廻外度測定用具
(I)を取り付けて、その各種測定用具(B)〜(I)
による測定対象部位の左右均衡度を検知するように定め
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は整体上有用な体力の
左右均衡度測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明者の整体経験によれば、人間各自
は身体の動きに癖を持っており、その癖が体力の左右不
均衡を招来する結果、足腰の痛みやその他の異常を惹起
すると考えられる。
【0003】つまり、身体における左右何れか一方の半
身を他方の半身に比して、無意識のうちによく使い、そ
の使用頻度の差に基く体力の不均衡な負担が、加齢に連
れて蓄積することになるため、その使用されない方の半
身が言わば弱く退化し、収縮により硬くなったり、血行
不良により冷えたり、更には骨が歪んだりして、その痛
みによる歩行障害や運動障害などを起すのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
体力の左右均衡度を測定できる便利な測定装置は未だ開
発されていない現状であり、そのため整体者としては自
己の熟練に基き、被検者における体力の左右不均衡を診
断し、マッサージを初め、トレーニングやストレッチン
グ指導などの療法を施しているが、これではその体力の
左右不均衡な異常状態を測定数値として目視できない結
果、その異常程度や整体効果を被検者にわかりやすく説
明し難いほか、異常程度とこれに応じた療法を言わばマ
ニュアル化して整体助手へ教授し、その後継の指導者を
育成することも困難である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
の解決を企図しており、そのために役立つ体力の左右均
衡度測定装置として、第1に床面への据付け台とこれか
ら一体的に垂立された支柱とを備え、その支柱の上段位
置へ挙上限界と体側柔軟度の測定用具を取り付けると共
に、
【0006】同じく支柱の上記測定用具よりも下段位置
へ、首捻転度の測定用具、手関節背屈度の測定用具、手
関節廻内度・廻外度の測定用具又は/及び股関節開脚度
の測定用具を取り付けて、その各種測定用具による測定
対象部位の左右均衡度を測定することを特徴とし、
【0007】又、第2に同じく床面への据付け台とこれ
から一体的に垂立された支柱とを備え、その支柱の上段
位置へ挙上限界と体側柔軟度の測定用具を取り付けると
共に、
【0008】同じく支柱の上記測定用具よりも下段位置
へ、首捻転度の測定用具、手関節背屈度の測定用具、手
関節廻内度・廻外度の測定用具又は/及び股関節開脚度
の測定用具を取り付ける一方、
【0009】上記据付け台の上面ヘ腰関節捻転度の測定
用具、足関節背屈度の測定用具又は/及び足関節廻外度
の測定用具を取り付けて、
【0010】その各種測定用具による測定対象部位の左
右均衡度を測定することを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基いて本発明の詳細
を説明すると、図1〜3はその本発明に係る左右均衡度
測定装置の概略全体を示しており、(10)は床面への
据付け台であって、好ましくは木質材から被検者(M)
の1人が立ち乗れる1畳程度の大きさに作成されてい
る。(11)はその据付け台(10)のほぼ中央部から
約2500mm以上の高さとして一体的に垂立された支
柱であり、断面多角形の鋼管やその他の剛性な材料から
成る。
【0012】その場合、支柱(11)は長い1本物であ
ってもさしつかえないが、据付け位置の変更や運搬など
の便宜に資するため、短かい複数本から抜き差し自在に
連結一体化することが望ましい。又、据付け台(10)
の前部に足跡模様などの被検者(M)が立ち乗る位置ガ
イドマーク(S)を表示しておくことが好ましい。
【0013】そして、上記支柱(11)に対しては被検
者(M)における肩関節伸展限界の測定用具(A)、挙
上限界と体側柔軟度の測定用具(B)、首捻転度の測定
用具(C)、手関節背屈度の測定用具(D)、手関節廻
内度・廻外度の測定用具(E)並びに股関節開脚度の測
定用具(F)が、その何れも支柱(11)自身を昇降ガ
イドレールとする設置高さの調整自在に取り付けられて
いる一方、上記据付け台(10)の上面には腰関節捻転
度の測定用具(G)、足関節背屈度の測定用具(H)並
びに足関節廻外度の測定用具(I)が取り付けられてお
り、このような各種測定用具(A)〜(I)の全部又は
一部を被検者(M)に応じて使い分け、各自の整体に役
立てることができるようになっている。
【0014】上記各種測定用具(A)〜(I)の具体的
な構成について順次詳述すると、先ず肩関節伸展限界の
測定用具(A)はこれを拡大して示した図4〜6のよう
に、左右一対の平行な定規(12)(12)から形作ら
れており、上記据付け台(10)上に立ち乗った被検者
(M)が挙手したと仮定して、その指先が当たる高さに
相当する支柱(11)の最上段位置へ取り付け使用され
ることとなる。
【0015】つまり、被検者(M)が肩関節の廻りに後
方へ挙上し、その指先を指針として、これにより指し示
された定規(12)(12)の目盛を読み、肩関節伸展
限界を測定できるようになっているのである。その後方
への指先移動距離を肩関節の伸展限界として、定規(1
2)(12)により測定するようになっているため、据
付け台(10)上への立ち乗り位置に制約を受けず、そ
の立ち乗り位置が若干変っても支障なく正確に測定する
ことができる。
【0016】(13)はその定規(12)(12)を敷
設固定するための水平な支持アームであって、上記支柱
(11)から前方へ張り出す一定長さ(L1)を有して
おり、その根元部に付属するクランプ(14)が支柱
(11)へ抱き付けられた上、押えボルト(15)によ
り位置決め固定されている。(16)は同じく支持アー
ム(13)の張り出し前端部から一体的に垂下する支持
ノーズである。
【0017】次に、挙上限界と体側柔軟度の測定用具
(B)は上記定規(12)(12)の支持アーム(1
3)を兼用して、その支持ノーズ(16)へ組み付けユ
ニット化されている。
【0018】即ち、これを示した図4〜6において、
(17)は上記支持ノーズ(16)の下部位置へ前方か
ら固定された挙上限界並びに体側柔軟度の測定用分度器
であり、正面視の半円形を呈している。(18)(1
8)は上記定規(12)(12)の支持アーム(13)
と直交する関係の左右方向に沿って、一定長さ(L2)
だけ水平に延在された左右一対の平行なリンクアームで
あり、その一定長さ(L2)の中間部が各々中間支点軸
(19)(19)を介して上記支持ノーズ(16)へ、
シーソー運動し得るように枢着されている。そのリンク
アーム(18)(18)の一定長さ(L2)としては、
被検者(M)の肩幅とほぼ対応する寸法に設定すること
が好ましい。
【0019】又、(20)は下側リンクアーム(18)
の中間部へ背後から受け座金(21)を介して、リンク
アーム(18)と一体的に振れ動くように取り付け固定
された指針であり、上記分度器(17)の目盛を指し示
す。下側リンクアーム(18)の中間部を上記支持ノー
ズ(16)へ枢着するための中間支点軸(19)が、そ
の分度器(17)の基準点となる中心を貫通しているこ
とは言うまでもない。
【0020】(22)(22)は平行な上記リンクアー
ム(18)(18)の両端部へ各々端部支点軸(23)
(23)により枢着された左右一対の指先受け板であっ
て、側面視のほぼ倒立L字型に折り曲げられており、そ
の水平な天板片(22a)(22a)が被検者(M)の
挙手した指先によって突き上げられるようになっている
ほか、残る垂直な脚板片(22b)(22b)の下端部
からは被検者(M)が体側を伸縮させる時に、把手とし
て使えるチェンや紐、ベルトなどの索条(24)(2
4)が吊り下げられている。
【0021】その指先受け板(22)(22)の突き上
げによる被検者(M)の挙上限界と、索条(24)(2
4)を把持し乍ら伸縮される被検者(M)の体側柔軟度
が、共通の上記分度器(17)とその目盛を指し示す指
針(20)によって測定できるようになっているのであ
る。
【0022】首捻転度の測定用具(C)は所謂ヘッドホ
ーンの形態をなしており、上記据付け台(10)上へ立
ち乗った被検者(M)の頭部に相当する高さとして、支
柱(11)の上段位置に取り付け使用されることとな
る。
【0023】即ち、これを抽出拡大して示した図7〜9
において、(25)はその首捻転度の測定用具(C)を
吊り下げるための水平な支持アームであって、上記支柱
(11)から後方へ張り出す一定長さ(L3)を有して
おり、その根元部に付属するクランプ(26)が支柱
(11)へ抱き付けられた上、やはり押えボルト(2
7)により位置決め固定されている。
【0024】(28)はその支持アーム(25)の張り
出し後端部へ下方から固定された首捻転度測定用の分度
器であり、底面視の半円形をなしている。(29)は同
じく支持アーム(25)の張り出し後端部に軸受けされ
た垂直な回動軸であって、上記分度器(28)の基準点
となる中心を貫通しており、その回動軸(29)の中途
高さ位置には受け座金(30)を介して、上記分度器
(28)の目盛を指し示す左右一対の指針(31)(3
1)が取り付け一体化されている。
【0025】(32)は板バネ材からほぼ倒立U字型に
弯曲形成されたヘッドアームであって、その両端部から
垂下する向かい合う一対の延長アーム(33)(33)
を備えており、同じくヘッドアーム(32)の中間部が
上記回動軸(29)の下端部へ、分岐ホルダー(34)
を介して一体回動し得るように吊持されている。両延長
アーム(33)(33)はそのヘッドアーム(32)に
対して昇降調整することもできるようになっている。
【0026】又、(35)(35)は上記延長アーム
(35)(35)のアーチ状に弯曲する下端部へ各々水
平な支点軸(36)(36)を介して、起伏的な回動自
在に枢着されたクッション性の耳当てであり、上記ヘッ
ドアーム(32)を着用した被検者(M)の両耳へ、そ
の一対の耳当て(35)(35)が弾力的にフイットす
るようになっている。
【0027】その状態において被検者(M)が首部を左
右方向へ振り動かせば、その回動軸(29)により水平
回動する指針(31)(31)が、上記分度器(28)
の目盛を指し示すことになるため、被検者(M)の首捻
転度を測定することができる。
【0028】手関節背屈度の測定用具(D)と手関節廻
内度・廻外度の測定用具(E)は、上記据付け台(1
0)上へ立ち乗った被検者(M)の肩部にほぼ相当する
高さとして、支柱(11)の中段位置へ共通の支持アー
ム(37)(37)と固定バー(38)により取り付け
使用されることとなる。
【0029】即ち、これを抽出拡大して示した図10〜
13から明白なように、その2種の測定用具(D)
(E)に共通する支持アーム(37)(37)は、上記
支柱(11)から後方へ一定長さ(L4)だけ水平に張
り出す平行な左右一対として、その根元部に付属するク
ランプ(39)がやはり支柱(11)へ抱き付けられた
上、押えボルト(40)により位置決め固定されてい
る。
【0030】その場合、支持アーム(37)(37)が
支柱(11)から後方へ張り出す一定長さ(L4)につ
いては、上記首捻転度測定用具(C)の支持アーム(2
5)の同じく支柱(11)から後方へ張り出す一定長さ
(L3)よりも短かく寸法化されている。
【0031】そして、その両支持アーム(37)(3
7)の張り出し後端部に、これと直交する固定バー(3
8)が貫通横架されているのである。その固定バー(3
8)は断面円形な一定長さ(L5)の鋼管やその他の剛
性な材料から成り、後述の回動ベースリングにおける起
伏的な回動作用の支点軸として機能し得るようになって
いる。
【0032】(41)(41)は上記固定バー(38)
の両端部付近へ押え座金(42)(42)を介して嵌め
付け一体化された左右一対の手関節背屈度測定用分度器
であって、側面視の半円形を呈しており、その目盛の基
準線上に位置する両端部からは横外方に向かって、上下
一対の指針位置決め用ストッパーピン(43)(43)
が各々突出されている。
【0033】又、(44)(44)は上記分度器(4
1)(41)と直交する左右一対の回動ベースリングで
あって、正面視の円環形態をなしており、その円周面の
一部から後方へ分度器(41)(41)と平行に折り曲
げられた脚片(45)(45)が、上記固定バー(3
8)の両端部へ各々起伏的な回動自在に枢着されてい
る。その固定バー(38)が上記分度器(41)(4
1)の基準点となる中心に位置していることは、言うま
でもない。しかも、その左右一対の脚片(45)(4
5)には上記分度器(41)(41)の目盛を指し示す
指針(46)(46)が、各々一体回動し得るように取
り付けられているのである。
【0034】その場合、上記回動ベースリング(44)
(44)にはこれらを兼用して、左右一対の手関節廻内
度・廻外度測定用具(E)も組み付けユニット化されて
いる。
【0035】その手関節廻内度・廻外度の測定用具
(E)を併せて示した図10〜13において、(47)
(47)は各回動ベースリング(44)(44)の前面
へ遊転自在に、且つ全体的な放射対称分布型に軸支され
た複数のローラーであり、その回動ベースリング(4
4)(44)の開口面を施蓋する円形な回動分度器(4
8)(48)の円周面が、その複数のローラー(47)
(47)によって脱落不能に受け持ち係合されている。
(49)(49)は上記ローラー(47)(47)の隣
り合う相互間に介在するやはり全体的な放射対称分布型
として、同じく回動ベースリング(44)(44)の前
面に取り付け固定された複数の指針であり、上記手関節
廻内度・廻外度測定用回動分度器(48)(48)の目
盛を指し示す。
【0036】更に、各回動分度器(48)(48)の中
心部には被検者(M)の片手挿入窓(50)(50)
が、正面視の水平方向に延在する長方形として切り欠か
れている。その挿入窓(50)(50)の左右相互間隔
としては、被検者(M)が両手をほぼ平行に挿入できる
程度に寸法化すると良い。(51)(51)は上記挿入
窓(50)(50)を挟むほぼ平行な上下一対として、
同じく回動分度器(48)(48)から後方へ一定長さ
(L6)だけ一体的に張り出された片手拘束板であり、
殊更その下側拘束板(51)(51)の入口部は片手の
挿入しやすい前下がり傾斜面(51a)(51a)とし
て拡開されている。その両拘束板(51)(51)の上
記張り出し長さ(L6)としては、被検者(M)の手首
から指先までの長さとほぼ対応させることが好ましい。
【0037】被検者(M)が片手を各回動分度器(4
8)(48)の片手挿入窓(50)(50)から片手拘
束板(51)(51)の相互間隙へ挿入し、その手首か
ら指先までが拘束された状態において、上記回動分度器
(48)(48)を時計方向又は反時計方向へ回動させ
れば、その回動分度器(48)(48)の目盛を指し示
す指針(49)(49)によって、被検者(M)の手関
節廻内度と廻外度を測定することができる。
【0038】又、同じく片手の手首から指先までが拘束
された状態のもとで、回動分度器(48)(48)の取
付ベースとなっている上記回動ベースリング(44)
(44)を、固定バー(38)の支点軸廻りに前後方向
へ起伏させれば、これとの一体的に回動する指針(4
6)(46)と、その固定バー(38)に付属している
固定の分度器(41)(41)とによって、被検者
(M)の手関節背屈度も測定することができるのであ
る。
【0039】股関節開脚度の測定用具(F)は上記据付
け台(10)上に立ち乗った被検者(M)の股部に相当
する高さとして、支柱(11)の下段位置に取り付け使
用されることとなる。
【0040】即ち、その測定用具(F)を抽出拡大して
示した図14〜16において、(52)は上記支柱(1
1)から前方へ一定長さ(L7)だけ張り出す水平な支
持アームであり、その根元部に付属のクランプ(53)
が支柱(11)へ抱き付けられた上、やはり押えボルト
(54)によって位置決め固定されている。
【0041】その場合、支持アーム(52)が支柱(1
1)から前方へ張り出す一定長さ(L7)については、
上記定規(12)(12)の支持アーム(13)が同じ
く支柱(11)から前方へ張り出す一定量(L1)より
も短かく設定されている。
【0042】(55)はその支持アーム(52)の張り
出し前端部へ上方から固定された分度器であって、平面
視の半円形をなしており、その目盛の基準線上に位置す
る両端部からは左右一対の指針位置決め用ストッパーピ
ン(56)(56)が上向きに突設されている。(5
7)は同じく支持アーム(52)の張り出し前端部に軸
受けされた垂直な回動軸であり、その上端部に嵌め付け
一体化された指針(58)が、上記分度器(55)の目
盛を指し示すようになっている。その回動軸(57)が
分度器(55)の基準点となる中心を貫通していること
は勿論である。
【0043】又、(59)は上記回動軸(57)から一
体的に垂下する延長基準杆であり、被検者(M)におけ
る股間の中心線上に当てがわれる。(60)は同じく回
動軸(57)の中途高さ位置から後方へ一定長さ(L
8)だけ一体的に張り出された水平な回動アームであ
り、上記支持アーム(52)とディスタンスカラー(6
1)を介して平行に延在している。(62)はその回動
アーム(60)の張り出し後端部から一体的に垂下する
接当杆であり、被検者(M)の開脚した大腿部へ当てが
われる。
【0044】肩関節伸展限界の測定用具(A)や挙上限
界と体側柔軟度の測定用具(B)、首捻転度の測定用具
(C)、手関節背屈度の測定用具(D)、手関節廻内度
・廻外度の測定用具(E)並びに股関節開脚度の測定用
具(F)は、上記の通り支柱(11)の最上段位置から
下段位置へ順次に取り付け固定されているが、これらと
異なって腰関節捻転度の測定用具(G)と足関節背屈度
の測定用具(H)並びに足関節廻外度の測定用具(I)
は、据付け台(10)の上面へ次のように組み付けユニ
ット化されている。
【0045】即ち、これらを抽出拡大して示した図17
〜19において、(63)は上記据付け台(10)の後
部へ上方から固定された腰関節捻転度測定用の分度器で
あり、平面視の円形を呈している。(64)はその基準
点となる中心を貫通する状態として、同じく据付け台
(10)に植え込み固定された垂直な支点軸であり、こ
れには軸受(65)を介して、ターンテーブル(66)
が水平回動し得るように差し込まれている。
【0046】上記ターンテーブル(66)は左右方向に
沿って延在する平面視の長方形をなし、その長辺の中間
部には前後一対の指針(67)(67)が取り付け一体
化されており、その指針(67)(67)により指し示
された上記腰関節捻転度測定用分度器(63)の目盛を
読み、被検者(M)の腰関節捻転度を測定できるように
なっている。
【0047】又、同じくターンテーブル(66)の両端
部からは左右一対づつの組をなす挟持枕(68)(6
8)が一体的に垂立されている。(69)(69)はそ
の各挟持枕(68)(68)を施蓋する水平状態の足関
節廻外度測定用分度器であって、平面視の半円形を呈し
ており、その下面に裏当て一体化された回動軸受(7
0)(70)が、各挟持枕(68)(68)の相互間へ
嵌め込まれている。
【0048】その場合、各挟持枕(68)(68)と回
動軸受(70)(70)は対応し合う側面視のほぼ扇型
として、その後面が何れも円弧状のガイド面(71)
(71)(72)(72)に形成されている。そのた
め、後述の足載せ皿と上記足関節廻外度測定用分度器
(69)(69)とが、水平な回動軸により前上がり傾
斜状態となり得る。
【0049】(73)(73)は上記回動軸受(70)
(70)により支持された垂直な回動軸であって、足関
節廻外度測定用分度器(69)(69)の基準点となる
中心を貫通しており、その回動軸(73)(73)の上
端部に足載せ皿(74)(74)の後部位置が固着され
ている。その足載せ皿(74)(74)の左右一対は上
記ターンテーブル(66)と直交する前後方向への細長
い長方形を呈しており、ここへ被検者(M)が前向きに
立ち乗ることとなる。その足載せ皿(74)(74)の
左右相互間隔としては、被検者(M)の自然に立つ両足
の幅とほぼ等しく寸法化することが好ましい。
【0050】(75)(75)はその足載せ皿(74)
(74)の短辺をなす後端部に取り付けられた指針であ
り、上記足関節廻外度測定用分度器(69)(69)の
目盛を指し示すようになっている。(76)(76)は
同じく足載せ皿(74)(74)の下面に付属一体化さ
れた位置決め片であって、上記分度器(69)(69)
の基準線上に向かって張り出しており、その分度器(6
9)(69)の目盛を指し示す指針の機能も発揮する。
【0051】又、(77)(77)はその足載せ皿(7
4)(74)の位置決め片(76)(76)を受け止め
るストッパーであって、上記足関節廻外度測定用分度器
(69)(69)の中途部から上向きに突出している。
(78)(78)は上記位置決め片(76)(76)の
張り出し先端部から、これと平行な分度器(69)(6
9)への下向きとして、抜き差し自在に差し込まれたロ
ックピンであり、そのロックピン(78)(78)の差
し込みと上記ストッパー(77)(77)での受け止め
によって、上記足載せ皿(74)(74)を水平回動し
ないように施錠している。
【0052】そして、そのロックピン(78)(78)
を抜き出せば、足載せ皿(74)(74)が上記垂直な
回動軸(73)(73)により、横外方へ水平回動する
こととなるため、その足載せ皿(74)(74)に付属
の指針(75)(75)と上記分度器(69)(69)
によって、被検者(M)の足関節廻外度を測定すること
ができる。
【0053】更に、(79)(79)は上記ターンテー
ブル(66)の中間部へ前後一対の挟持ステー(80)
(80)を介して、垂直状態に据え付け固定された足関
節背屈度測定用分度器の左右一対であり、何れも側面視
の半円形をなしている。(81)はその分度器(79)
(79)の基準点となる中心を貫通する一定長さ(L
9)の水平な回動軸であり、その両端部が上記挟持枕
(68)(68)と回動軸受(70)(70)によって
支持されている。
【0054】(82)(82)は上記足関節背屈度測定
用の分度器(79)(79)を挟む左右一対として、そ
の水平な回動軸(81)へ嵌め付け一体化された指針で
あり、その分度器(79)(79)の目盛を指し示すよ
うになっている。つまり、足載せ皿(74)(74)を
水平な回動軸(81)により前上がり傾斜状態に回動さ
せて、その指針(82)(82)が指し示す分度器(7
9)(79)の目盛を読むことにより、被検者(M)の
足関節背屈度を測定することができるのである。
【0055】図示実施形態の左右均衡度測定装置は、上
記のような各種測定用具(A)〜(I)を具備している
が、その相関々係について言及すると、据付け台(1
0)の前部に好ましく表示された立ち乗り位置ガイドマ
ーク(S)上へ、被検者(M)が前向きに立ち乗って、
その肩関節伸展限界の測定用具(A)並びに挙上限界と
体側柔軟度の測定用具(B)を使用する際、支柱(1
1)の下段位置に取り付けられている股関節開脚度の測
定用具(F)が干渉するおそれはなく、その肩関節伸展
限界や挙上限界と体側柔軟度の測定中にある被検者
(M)の身体を、その背後から股関節開脚度の測定用具
(F)によって、言わば安定良く受け止め得る位置関係
にある。
【0056】又、被検者(M)が据付け台(10)のガ
イドマーク(S)上へ後向きに立ち乗って、手関節背屈
度の測定用具(D)と手関節廻内度・廻外度の測定用具
(E)を使用する際、その身体を上記股関節開脚度の測
定用具(F)が受け止め規制して、被検者(M)が手関
節廻内度・廻外度測定用回動分度器(48)(48)の
上記挿入窓(50)(50)へ、両手を深く挿入し過ぎ
ず、その手首から指先までを正しく挿入できる関係状態
に保つ。
【0057】逆に、被検者(M)が股関節開脚度の測定
用具(F)を使用する場合、その手関節背屈度や手関節
廻内度・廻外度の測定用具(D)(E)における水平な
固定バー(38)を両手で把持することにより、安定な
立ち乗り姿勢のもとで開脚させることができるようにな
っている。
【0058】更に、被検者(M)が据付け台(10)の
後部へ前向きに立ち乗って、その首捻転度の測定用具
(C)を使用する際や、同じく後部に位置する上記足載
せ皿(74)(74)へ立ち乗って、腰関節捻転度と足
関節背屈度並びに足関節廻外度の測定用具(G)(H)
(I)を使用する際、やはり両手で上記固定バー(3
8)を把持することによって、特に足載せ皿(74)
(74)への立ち乗り姿勢を安定良く維持することがで
き、その被検者(M)における腰関節捻転度と足関節背
屈度並びに足関節廻外度の測定に役立つ。
【0059】何れにしても、支柱(11)へ取り付けら
れる各種測定用具(A)〜(F)の設置高さは、据付け
台(10)上へ立ち乗る被検者(M)の身長に応じ、そ
の支柱(11)をスライドガイドレールとして調整する
ことができる。
【0060】本発明の左右均衡度測定装置を使用して、
被検者(M)における体力の左右均衡度を測定する場合
には、少なくとも1人の助手(図示省略)が立ち会っ
て、被検者(M)が各種測定用具(A)〜(I)の測定
対象部位となる関節のみによって身体を動かし、その他
の余計な関節を使って一緒に動かさぬように指導すると
共に、その体力の正確な測定値を目視し記録するのであ
る。
【0061】即ち、先ず肩関節伸展限界の測定用具
(A)によって、被検者(M)の肩関節伸展限界を測定
するに当っては、上記据付け台(10)の前部に好まし
く表示された位置ガイドマーク(S)上へ、前向きに立
ち乗った被検者(M)が当初図20の実線で示す如く片
手づつ別個に、又は両手一緒に垂直方向へ挙上し、その
基準点から引き続き同図の鎖線に示す通り、肩関節の支
点廻りに後方へ挙上する。
【0062】そうすれば、その挙上した指先を指針と
し、これが基準点から後方へ移動した距離(X)を、上
記定規(12)(12)の目盛から読むことによって、
被検者(M)の肩関節伸展限界を知ることができ、殊更
上記挙上動作を片手づつ別個に行なうならば、その肩関
節伸展限界の左右均衡度も検査し得ることになる。
【0063】次に、挙上限界と体側柔軟度の測定用具
(B)を使って、被検者(M)の挙上限界を測定するに
当っては、同じく据付け台(10)の前部へ前向き又は
後向きに立ち乗った被検者(M)が、片手づつ別個に垂
直方向へ挙上して、上記指先受け板(22)(22)の
天板片(22a)(22a)を図21の実線で示す水平
状態から、同図の鎖線で示すように突き上げる。
【0064】そうすれば、平行なリンクアーム(18)
(18)のシーソー運動と連帯して、指針(20)が分
度器(17)の基準点から一定角度(α)だけ振れ動く
ため、その指針(20)の指し示す目盛を読むことによ
って、被検者(M)の挙上限界とその左右の均衡度を知
ることができる。
【0065】他方、被検者(M)の体側柔軟度を測定す
る場合には、その被検者(M)が上記指先受け板(2
2)(22)から吊り下がる索条(24)(24)を両
手により把持し乍ら、左半身と右半身との別個に体側を
伸ばす。その場合、図22では折り曲げた上腕を両脇に
密着させて、その上向く両手により上記索条(24)
(24)を把持した姿勢状態にあるが、下向きに伸ばし
た両手によって索条(24)(24)を把持しても良
い。
【0066】何れにしても、上半身の体側が縮む方の片
手によって、上記索条(24)(24)が引き下げられ
ることになるため、やはり平行なリンクアーム(18)
(18)はシーソー運動を行ない、上記挙上限界の測定
時と同様にして、その指針(20)が図22のように一
定角度(β)だけ振れ動き、これにより指し示された分
度器(17)の目盛を読めば、被検者(M)の体側柔軟
度とその左右均衡度も測定することができるのである。
【0067】首捻転度の測定用具(C)によって、被検
者(M)の首捻転度を測定するに当っては、上記据付け
台(10)の後部へ前向きに立ち乗った被検者(M)
が、その頭部へ図23のようにヘッドアーム(32)を
着用すると共に、同じく両耳へ耳当て(35)(35)
をフイットさせた状態において、その首部を左方向又は
右方向へ捻り廻す。
【0068】そうすれば、指針(31)(31)が垂直
な回動軸(29)によって、図24の実線で示す基準点
から、同図の鎖線で示すように一定角度(γ)だけ振れ
動くため、その分度器(28)の目盛を読むことによ
り、被検者(M)の首捻転度とその左右均衡度を検知で
きることになる。尚、被検者(M)が据付け台(10)
の後部へ逆な後向きに立ち乗っても、その首捻転度を支
障なく測定できることは言うまでもない。
【0069】手関節背屈度の測定用具(D)を使って、
被検者(M)の手関節背屈度を測定する場合には、上記
据付け台(10)の前部へ後向きに立ち乗った被検者
(M)が、図25、26のように両手を伸ばして、その
手首から指先までを回動分度器(48)(48)の片手
挿入窓(50)(50)へ挿入した上、図27のように
手首を背屈させる。
【0070】そうすれば、上記回動分度器(48)(4
8)の取付ベースをなす回動ベースリング(44)(4
4)が、水平な固定バー(38)の支点軸廻りに起き上
がり、これと連帯する指針(46)(46)が図27の
実線で示す基準点から、同図の鎖線で示すように一定角
度(δ)だけ回動するため、その固定バー(38)に付
属一体化している手関節背屈度測定用分度器(41)
(41)の目盛を読むことにより、被検者(M)の手関
節背屈度とその左右均衡度を検査することができる。
【0071】又、手関節廻内度・廻外度の測定用具
(E)によって、同じく手関節の廻内度と廻外度を測定
するに当っては、やはり被検者(M)が上記回動分度器
(48)(48)の片手挿入窓(50)(50)へ、図
25、26のように手首から指先までを挿入した状態の
もとで、その手首を図28のように時計方向又は反時計
方向へ廻すのである。
【0072】そうすれば、これに応じて回動分度器(4
8)(48)が基準点から一定角度(ε)だけ回動され
ることになるため、その停止した位置での目盛を、固定
状態にある回動ベースリング(44)(44)の指針
(49)(49)から読むことにより、被検者(M)に
おける手関節の廻内度と廻外度並びにこれらの左右均衡
度を知ることができる。
【0073】股関節開脚度の測定用具(F)を使って、
被検者(M)の股関節開脚度を測定するに当っては、上
記据付け台(10)の前部へ後向きに立ち乗った被検者
(M)が、図29から示唆される通り、その股間の中心
線上に延長基準杆(59)を当てがった状態において、
その膝を折り曲げ開脚した大腿部へ接当杆(62)が接
当するまで、立ち合い助手が回動アーム(60)を回動
させるのである。
【0074】そうすれば、その回動アーム(60)の回
動軸(57)上に付属する指針(58)が、図30の実
線で示す分度器(55)の基準点から、同図の鎖線で示
す位置まで一定角度(ζ)だけ振れ動くため、その分度
器(55)の目盛を読むことにより、被検者(M)の股
関節開脚度とその左右均衡度を検査することができる。
【0075】更に、腰関節捻転度の測定用具(G)を使
用して、被検者(M)の腰関節捻転度を測定する場合に
は、被検者(M)が図31のように上記据付け台(1
0)の後部に支持されている足載せ皿(74)(74)
上へ立ち乗り、その両手で水平な上記固定バー(38)
を把持し乍ら、下半身を左方向又は右方向へ捻り廻すの
である。
【0076】そうすれば、ターンテーブル(66)が図
32のように、垂直な支点軸(64)を中心として一定
角度(η)だけ水平回動し、これに付属の指針(67)
(67)が据付け台(10)に固定されている腰関節捻
転度測定用分度器(63)の目盛を指し示すため、これ
を読むことによって、被検者(M)の腰関節捻転度とそ
の左右均衡度を測定できることになる。
【0077】又、足関節背屈度の測定用具(H)によっ
て、被検者(M)の足関節背屈度を測定するに当って
は、やはり上記固定バー(38)を両手で把持した安定
な状態のもとに、足載せ皿(74)(74)上へ立ち乗
った被検者(M)が、その足先から浮上するように足首
を背屈させるのである。
【0078】そうすれば、その足載せ皿(74)(7
4)が水平な回動軸(81)によって、図33の実線か
ら鎖線のような前上がり傾斜状態に回動し、これに応じ
て一定角度(θ)だけ振れ動く指針(82)が、足関節
背屈度用分度器(79)の目盛を指し示すことになるた
め、その目盛を読むことにより、被検者(M)の足関節
背屈度とその左右均衡度を知ることができる。
【0079】足関節廻外度の測定用具(I)によって、
同じく足関節の廻外度を測定する場合には、上記のよう
に足載せ皿(74)(74)上へ被検者(M)が安定良
く立ち乗った状態において、その足載せ皿(74)(7
4)の位置決め片(76)(76)から足関節廻外度測
定用分度器(69)(69)への下向きに差し込まれて
いるロックピン(78)(78)を、助手が抜き出す。
【0080】その抜き出した状態のもとで、被検者
(M)が足首を外向きに廻すのであり、そうすれば図3
4のように足載せ皿(74)(74)が垂直な回動軸
(73)(73)により水平回動し、これに付属の指針
(75)(75)も一定角度(ι)だけ振れ動いて、上
記分度器(69)(69)の目盛を指し示すため、その
目盛を読むことによって、被検者(M)の足関節廻外度
とその左右均衡度を検査できるのである。
【0081】上記のような各種測定用具(A)〜(I)
を使って、その測定対象部位における体力の左右均衡度
を測定することができるため、その被検者(M)の測定
結果に基いて例えば身体における左右何れかの弱くなっ
たり、硬くなったり、冷えたりした一方の半身をマッサ
ージやトレーニング指導などの療法により、確実に便利
良く整体し得るのである。
【0082】
【発明の効果】以上のように、本発明は体力の左右均衡
度測定装置として、床面への据付け台(10)とこれか
ら一体的に垂立された支柱(11)とを備え、その支柱
(11)の上段位置へ挙上限界と体側柔軟度の測定用具
(B)を取り付けると共に、
【0083】同じく支柱(11)の上記測定用具(B)
よりも下段位置へ、首捻転度の測定用具(C)、手関節
背屈度の測定用具(D)、手関節廻内度・廻外度の測定
用具(E)又は/及び股関節開脚度の測定用具(F)を
取り付けて、
【0084】その各種測定用具(B)〜(F)による測
定対象部位の左右均衡度を測定するようになっているた
め、冒頭に述べた従来技術の課題を解決することがで
き、被検者(M)における体力の左右不均衡とその程度
差を知ることにより、その被検者(M)の整体に役立て
得る効果がある。
【0085】又、請求項2に記載のような、据付け台
(10)の上面へ、腰関節捻転度の測定用具(G)、足
関節背屈度の測定用具(H)又は/及び足関節廻外度の
測定用具(I)も取り付けた構成によれば、被検者
(M)の測定対象部位を一層増すことができ、その体力
の左右不均衡とその程度差に応じたマッサージを初め、
トレーニングやストレッチング指導などの適確な整体療
法を施せることとなり、著しく有益である。
【0086】更に、整体上最も重要な挙上限界と体側柔
軟度を診断する測定用具(B)のみならず、首捻転度の
測定用具(C)や手関節背屈度の測定用具(D)、手関
節廻内度・廻外度の測定用具(E)並びに股関節開脚度
の測定用具(F)も支柱(11)へ取り付ける場合に、
請求項3や請求項4に記載の構成を採用するならば、上
記各種測定用具(B)〜(I)を共通の支柱(11)や
限られた大きさの据付け台(10)へ、有機的な相関々
係のもとに効率良く取り付けることができ、測定対象部
位の豊富な一基の測定装置として提供し得る効果もあ
る。
【0087】更に、挙上限界と体側柔軟度の測定用具
(B)を請求項5のように構成するならば、分度器(1
7)とその目盛の指針(20)を、被検者(M)の挙上
限界と体側柔軟度の測定に兼用できる合理的な測定用具
(B)として組み付けユニットし得る効果があり、使用
上の利便性にも優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る左右均衡度測定装置の全体概略正
面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図2の3−3線に沿う拡大断面図である。
【図4】肩関節伸展限界の測定用具並びに挙上限界と体
側柔軟度の測定用具を抽出して示す拡大正面図である。
【図5】図4の側面図である。
【図6】図4の平面図である。
【図7】首捻転度の測定用具を抽出して示す拡大正面図
である。
【図8】図7の側面図である。
【図9】図8の9−9線に沿う断面図である。
【図10】手関節背屈度の測定用具と手関節廻内度・廻
外度の測定用具を抽出して示す拡大正面図である。
【図11】図10の平面図である。
【図12】図10の側面図である。
【図13】図10の13−13線に沿う拡大断面図であ
る。
【図14】股関節開脚度の測定用具を抽出して示す拡大
正面図である。
【図15】図14の側面図である。
【図16】図15の平面図である。
【図17】腰関節捻転度の測定用具と足関節背屈度の測
定用具並びに足関節廻外度の測定用具を抽出して示す拡
大正面図である。
【図18】図17の平面図である。
【図19】図17の側面図である。
【図20】肩関節伸展限界測定用具の使用による肩関節
伸展限界の測定状態を示す側面図である。
【図21】挙上限界と体側柔軟度測定用具の使用による
挙上限界の測定状態を示す側面図である。
【図22】同じく挙上限界と体側柔軟度測定用具の使用
による体側柔軟度の測定状態を示す側面図である。
【図23】首捻転度測定用具の使用による首捻転度の測
定状態を示す側面図である。
【図24】図23の拡大平面図である。
【図25】手関節背屈度測定用具と手関節廻内度・廻外
度測定用具への両手挿入状態を示す側面図である。
【図26】図25の拡大平面図である。
【図27】手関節背屈度測定用具の使用による手関節背
屈度の測定状態を示す側面図である。
【図28】手関節廻内度・廻外度測定用具の使用による
手関節廻内度・廻外度の測定状態を示す側面図である。
【図29】股関節開脚度測定用具の使用による股関節開
脚度の測定状態を示す側面図である。
【図30】図29の拡大平面図である。
【図31】腰関節捻転度測定用具と足関節背屈度測定用
具並びに足関節廻外度測定用具への立ち乗り状態を示す
側面図である。
【図32】腰関節捻転度測定用具の使用による腰関節捻
転度の測定状態を示す側面図である。
【図33】足関節背屈度測定用具の使用による足関節背
屈度の測定状態を示す側面図である。
【図34】足関節廻外度測定用具の使用による足関節廻
外度の測定状態を示す側面図である。
【符号の説明】
(10)・据付け台 (11)・支柱 (12)・定規 (13)・支持アーム (16)・支持ノーズ (17)・挙上限界と体側柔軟度用分度器 (18)・リンクアーム (19)・中間支点軸 (20)・指針 (22)・指先受け板 (22a)・天板片 (22b)・脚板片 (23)・端部支点軸 (24)・索条 (25)・支持アーム (28)・首捻転度用分度器 (31)・指針 (32)・ヘッドアーム (33)・延長アーム (35)・耳当て (37)・支持アーム (41)・手関節背屈度用分度器 (43)・ストッパーピン (44)・回動ベースリング (45)・脚片 (46)・指針 (47)・ローラー (48)・手関節廻内度・廻外度用分度器 (49)・指針 (50)・片手挿入窓 (51)・片手拘束板 (51a)・前下がり傾斜面 (52)・支持アーム (55)・股関節開脚度用分度器 (56)・ストッパーピン (57)・回動軸 (58)・指針 (60)・回動アーム (62)・接当杆 (63)・腰関節捻転度用分度器 (64)・支点軸 (66)・ターンテーブル (67)・指針 (68)・挟持枕 (69)・足関節廻外度用分度器 (75)・指針 (77)・ストッパー (78)・ロックピン (79)・足関節背屈度用分度器 (A)・肩関節伸展限界の測定用具 (B)・挙上限界と体側柔軟度の測定用具 (C)・首捻転度の測定用具 (D)・手関節背屈度の測定用具 (E)・手関節廻内度・廻外度の測定用具 (F)・股関節開脚度の測定用具 (G)・腰関節捻転度の測定用具 (H)・足関節背屈度の測定用具 (I)・足関節廻外度の測定用具 (M)・被検者
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F062 AA21 AA72 AA81 AA83 BC19 BC80 CC30 EE01 EE66 FF17 FF25 GG02 GG32 GG44 GG60 LL02 LL03 MM02 MM03 MM05 MM06 MM07 MM08 4C038 VA04 VA11 VB01 VB12 VB40 VC07 VC09 VC20

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】床面への据付け台(10)とこれから一体
    的に垂立された支柱(11)とを備え、その支柱(1
    1)の上段位置へ挙上限界と体側柔軟度の測定用具
    (B)を取り付けると共に、 同じく支柱(11)の上記測定用具(B)よりも下段位
    置へ、首捻転度の測定用具(C)、手関節背屈度の測定
    用具(D)、手関節廻内度・廻外度の測定用具(E)又
    は/及び股関節開脚度の測定用具(F)を取り付けて、 その各種測定用具(B)〜(F)による測定対象部位の
    左右均衡度を測定することを特徴とする体力の左右均衡
    度測定装置。
  2. 【請求項2】床面への据付け台(10)とこれから一体
    的に垂立された支柱(11)とを備え、その支柱(1
    1)の上段位置へ挙上限界と体側柔軟度の測定用具
    (B)を取り付けると共に、 同じく支柱(11)の上記測定用具(B)よりも下段位
    置へ、首捻転度の測定用具(C)、手関節背屈度の測定
    用具(D)、手関節廻内度・廻外度の測定用具(E)又
    は/及び股関節開脚度の測定用具(F)を取り付ける一
    方、 上記据付け台(10)の上面ヘ腰関節捻転度の測定用具
    (G)、足関節背屈度の測定用具(H)又は/及び足関
    節廻外度の測定用具(I)を取り付けて、 その各種測定用具(B)〜(I)による測定対象部位の
    左右均衡度を測定することを特徴とする体力の左右均衡
    度測定装置。
  3. 【請求項3】支柱(11)の最上段位置から前方へ長く
    張り出す水平な支持アーム(13)の前端部に、挙上限
    界と体側柔軟度の測定用具(B)を、 同じく支柱(11)の上段位置から後方へ長く張り出す
    水平な支持アーム(25)の後端部に、首捻転度の測定
    用具(C)を、 又、上記支柱(11)の中段位置から後方へ短かく張り
    出す水平な支持アーム(37)の後端部に、手関節背屈
    度の測定用具(D)と手関節廻内度・廻外度の測定用具
    (E)を、 更に、上記支柱(11)の下段位置から前方へ短かく張
    り出す水平な支持アーム(52)の前端部に、股関節開
    脚度の測定用具(F)を各々取り付けると共に、 上記各種測定用具(B)〜(F)の取り付け高さを何れ
    も据付け台(10)上へ立ち乗った被検者(M)の身長
    に応じて、調整できるように定めたことを特徴とする請
    求項1又は2記載の体力の左右均衡度測定装置。
  4. 【請求項4】支柱(11)の最上段位置から前方へ長く
    張り出す水平な支持アーム(13)の前端部に、挙上限
    界と体側柔軟度の測定用具(B)を、 同じく支柱(11)の上段位置から後方へ長く張り出す
    水平な支持アーム(25)の後端部に、首捻転度の測定
    用具(C)を、 又、上記支柱(11)の中段位置から後方へ短かく張り
    出す水平な支持アーム(37)の後端部に、手関節背屈
    度の測定用具(D)と手関節廻内度・廻外度の測定用具
    (E)を、 更に、上記支柱(11)の下段位置から前方へ短かく張
    り出す水平な支持アーム(52)の前端部に、股関節開
    脚度の測定用具(F)を各々取り付けると共に、 上記各種測定用具(B)〜(F)の取り付け高さを何れ
    も据付け台(10)上へ立ち乗った被検者(M)の身長
    に応じて、調整できるように定める一方、 その据付け台(10)の後部に腰関節捻廻度の測定用具
    (G)と足関節背屈度の測定用具(H)並びに足関節廻
    外度の測定用具(I)を取り付けたことを特徴とする請
    求項2記載の体力の左右均衡度測定装置。
  5. 【請求項5】挙上限界と体側柔軟度の測定用具(B)を
    支柱(11)から一定長さ(L1)だけ張り出す水平な
    支持アーム(13)と、その支持アーム(13)の張り
    出し先端部から一体的に垂下する支持ノーズ(16)へ
    取り付け固定された分度器(17)と、その分度器(1
    7)の基準点となる中心に貫通する中間支点軸(19)
    (19)を介して、上記支持ノーズ(16)へシーソー
    運動し得るように各々枢着された上下一対の平行なリン
    クアーム(18)(18)と、そのリンクアーム(1
    8)(18)の上記中間支点軸(19)(19)上へ一
    体的に振れ動くよう取り付けられた指針(20)と、同
    じくリンクアーム(18)(18)の両端部へ端部支点
    軸(23)(23)を介して各々枢着された左右一対の
    指先受け板(22)(22)と、その両指先受け板(2
    2)(22)から吊り下がる把手用の索条(24)(2
    4)とから形作り、 据付け台(10)上へ立ち乗った被検者(M)の挙上し
    た指先により、上記指先受け板(22)(22)を突き
    上げれば、その振れ動く指針(20)により指し示され
    る上記分度器(17)の目盛を、被検者(M)の挙上限
    界として測定できる一方、 同じく被検者(M)が両索条(24)(24)を把持し
    乍ら、体側を伸縮させれば、やはり振れ動く指針(2
    0)により指し示される上記分度器(17)の目盛を、
    その被検者(M)の体側柔軟度として測定できるように
    定めたことを特徴とする請求項1又は2記載の体力の左
    右均衡度測定装置。
JP2000154056A 2000-05-25 2000-05-25 体力の左右均衡度測定装置 Expired - Fee Related JP3304079B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000154056A JP3304079B2 (ja) 2000-05-25 2000-05-25 体力の左右均衡度測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000154056A JP3304079B2 (ja) 2000-05-25 2000-05-25 体力の左右均衡度測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001327481A true JP2001327481A (ja) 2001-11-27
JP3304079B2 JP3304079B2 (ja) 2002-07-22

Family

ID=18659209

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000154056A Expired - Fee Related JP3304079B2 (ja) 2000-05-25 2000-05-25 体力の左右均衡度測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3304079B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010207399A (ja) * 2009-03-10 2010-09-24 Kansai Medical Univ 生体の歪み検出装置、検出方法および検出プログラム
CN103156614A (zh) * 2012-11-05 2013-06-19 河北科技师范学院 平行恒力测量人体围度的装置
CN107126214A (zh) * 2017-04-26 2017-09-05 三峡大学 一种人体头颈部左右旋转角度测量装置

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103190912B (zh) * 2012-01-09 2014-12-10 上海理工大学 膝关节运动参数测试装置
CN107156976A (zh) * 2017-06-02 2017-09-15 厦门波耐模型设计有限责任公司 一种胸部测量系统及胸罩尺码获取方案

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010207399A (ja) * 2009-03-10 2010-09-24 Kansai Medical Univ 生体の歪み検出装置、検出方法および検出プログラム
CN103156614A (zh) * 2012-11-05 2013-06-19 河北科技师范学院 平行恒力测量人体围度的装置
CN107126214A (zh) * 2017-04-26 2017-09-05 三峡大学 一种人体头颈部左右旋转角度测量装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3304079B2 (ja) 2002-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DiVeta et al. Relationship between performance of selected scapular muscles and scapular abduction in standing subjects
Moe-Nilssen Test-retest reliability of trunk accelerometry during standing and walking
US4768779A (en) Back exercise apparatus with a neck exercise attachment
US5188121A (en) Range of motion instruments for the spine
US5588444A (en) Human range of motion measurement system
US2565381A (en) Device for measuring angular body movements
Lanska The Romberg sign and early instruments for measuring postural sway
KR101076935B1 (ko) 동적체 평형 검사 및 운동장치
CA2624736A1 (en) Isometric strength testing apparatus
Lee Influence of the proprioceptive neuromuscular facilitation exercise programs on idiopathic scoliosis patient in the early 20s in terms of curves and balancing abilities: single case study
JP4714799B1 (ja) 角度計
EP0897694B1 (en) Sitting-posture body anteflexion measuring device
US8758277B2 (en) Neuromuscular testing device and method to use
JP2001327481A (ja) 体力の左右均衡度測定装置
JP3692335B2 (ja) 調節可能なハンドルを備えた体成分分析装置
US5785665A (en) Body axes measuring device and method for controlling deviation of body axis
CN208822751U (zh) 人体体段质量测量装置
CN205795653U (zh) 一种平行于人体轴线的主动动觉方位测试装置
JPS5854089Y2 (ja) 姿勢測定器
JPH0956704A (ja) 筋力測定装置
CN109730653A (zh) 一种脑卒中患者手部康复评定系统及方法
CN208988848U (zh) 一种运动觉检查器
US2052452A (en) Measuring device
JP3175356B2 (ja) 身体軸の測定装置
CN212089542U (zh) 一种肩关节活动度测量仪

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080510

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090510

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees