JP2001326963A - 無線通信システム及び携帯端末 - Google Patents

無線通信システム及び携帯端末

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JP2001326963A
JP2001326963A JP2000141340A JP2000141340A JP2001326963A JP 2001326963 A JP2001326963 A JP 2001326963A JP 2000141340 A JP2000141340 A JP 2000141340A JP 2000141340 A JP2000141340 A JP 2000141340A JP 2001326963 A JP2001326963 A JP 2001326963A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来は、携帯電話の設定を暗証番号入力して
暗証番号を確認できて発信できるという設定にしなけれ
ばならない煩わしさがあり、もしその設定をなされてい
ない状態で第三者に携帯電話が渡ってしまえば容易に発
信されてしまう。 【解決手段】 携帯電話所有者が発信端末10を使用し
て情報TX0を基地局20へ発信すると(ステップ10
1)、基地局20はその情報TX0を受信した後、データ
ベース30へ送る。データベース30は情報TX0中の製
造番号Cが該当加入者番号Bに付属した固有のものである
と確認すると(ステップ102,103)、受信した情
報tx0中の制御信号が該当する携帯電話の発着信を不可
能にすることを示す制御信号0か判定し、制御信号0のと
きは制御信号0と対応する判定信号0を記憶部へ書き込み
(ステップ104)、以後基地局20及び他の基地局に
対してこの携帯電話に関しては発着信不許可とするよう
に制御する(ステップ105)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無線通信システム及
び携帯端末に係り、特に携帯電話等の携帯型情報端末
(携帯端末)の不正使用を防止する無線通信システム及
び携帯端末に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、携帯電話の忘れ物・紛失はかなり
の数で急増しており、それに伴い携帯電話の不正使用
(不正使用とは、携帯電話の持ち主が携帯電話の使用を
許可していない第三者に携帯電話を使用されること)が
大きな問題となっている。携帯電話の不正使用防止策は
従来から種々提案されている。その最も簡単な方法の一
つは、携帯電話に暗証番号を登録する無線通信システム
である(例えば、特開平11−215553号公報)。
この従来の無線通信システムは、予め使用する携帯電話
に使用者(通常は使用携帯電話の持ち主)が暗証番号を
登録しておき、暗証番号を入力し該当暗証番号であるこ
とが確認された場合のみ発信できるようにすることによ
り、確認できないと発信不可能にするという不正使用防
止策である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記従来の
無線通信システムでは、使用者が使用後に必ず携帯電話
の設定を暗証番号入力して暗証番号を確認できて発信で
きるという設定にしなければならない煩わしさがあり、
もしその設定をなされていない状態で第三者に携帯電話
が渡ってしまえば容易に発信なされてしまい、不正使用
防止不可能となる。すなわち、上記の暗証番号を携帯電
話に登録する従来の無線通信システムは、不正使用防止
対策が十分であるとはいえない。
【0004】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
携帯端末所有者が加入者番号(電話番号)+固有番号
(製造番号)+制御信号(該当携帯端末を発着信可能・
不可能にする)を無線通信接続ネットワーク側へ発信
し、その送られた信号についてネットワーク側が解析・
制御することにより該当携帯端末の発着信の許可・不許
可を制御して携帯端末の不正使用を防止し得る無線通信
システム及び携帯端末を提供することを目的とする。
【0005】また、本発明の他の目的は、携帯端末発見の
ために、呼出し制御が行われる際に、携帯端末の記憶部
に記憶されている音声を自動で発信可能にすることで携
帯端末の不正使用を防止し得る無線通信システム及び携
帯端末を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の無線通信システ
ムは上記の目的を達成するため、基地局が自己の無線ゾ
ーンに在圏する携帯端末との間で無線通信すると共に、
基地局が網に接続された相手端末と携帯端末との間での
通話を可能とする無線通信システムにおいて、加入者番
号及び加入者番号に対応した固有番号と共に、加入者番
号に当する所定の携帯端末の発着信制御信号とをそれぞ
れ無線送信する発信端末と、発信端末から送信された加
入者番号、固有番号及び発着信制御信号を受信し、外部
から入力された判定信号に基づいて指示された加入者番
号の携帯端末の発着信を制御する基地局と、基地局によ
り受信された加入者番号、固有番号及び発着信制御信号
を基地局から入力として受け、入力された加入者番号及
び固有番号を予め記憶している加入者番号及び固有番号
と照合して認証する認証手段と、認証手段により正当性
が確認されたときに、入力された発着信制御信号の値に
基づいて判定した発着信許可又は発着信不許可を示す値
の判定信号を加入者番号と共に基地局に通知する判定手
段とを備えたデータベースとを有し、基地局は発着信不
許可を示す値の判定信号がデータベースから入力された
ときには、入力された加入者番号の携帯端末への発着信
を不可能に動作することを特徴とする。
【0007】この発明では、発信端末から基地局へ送信
された加入者番号、固有番号及び発着信制御信号に基づ
き、データベースで加入者番号及び固有番号に対応する
携帯端末の存在が認証できたときには、基地局を介して
データベースに入力された発信端末からの発着信制御信
号の値に基づいて、データベースから存在を認証した携
帯端末に対する基地局の発着信を制御できるようにした
ため、存在を認証した携帯端末を使用しなくても、発信
端末により携帯端末に対する発着信を不許可にすること
ができる。
【0008】また、本発明は上記の目的を達成するた
め、データベースの認証手段は、予め複数の加入者番号
のそれぞれについて、少なくとも加入者番号を固有番号
と対応付けてテーブル形式で記憶している記憶部と、基
地局から入力された加入者番号及び固有番号と記憶部か
ら読み出した加入者番号と固有番号とを照合する制御部
とを含むことを特徴とする。この発明では、基地局から
データベースに入力される加入者番号と固有番号に基づ
いて、携帯端末の存在を確認できる。
【0009】また、本発明は上記の目的を達成するた
め、認証手段が、基地局から入力された信号中に固有番
号が含まれていないために存在を認証できないときは、
判定手段は予め記憶されている基地局から入力された加
入者番号に対応する判定信号に基づいて、加入者番号の
携帯端末と基地局との無線回線を接続又は非接続に基地
局を制御することを特徴とする。この発明では、基地局
からデータベースに入力された信号中に固有番号が含ま
れていないために、携帯端末の存在が完全に認証できな
いときには、加入者番号に対応した携帯端末の以前の回
線接続又は非接続情報に基づいて、以前と同じ回線制御
ができる。
【0010】また、上記の目的を達成するため、本発明
システムは、基地局が自己の無線ゾーンに在圏する携帯
端末との間で無線通信すると共に、基地局が網に接続さ
れた相手端末と携帯端末との間での通話を可能とする無
線通信システムにおいて、加入者番号及び加入者番号に
対応した固有番号と共に、加入者番号に当する所定の携
帯端末の発着信制御信号とをそれぞれ無線送信する発信
端末と、発信端末から送信された加入者番号、固有番号
及び発着信制御信号を受信し、外部から入力された判定
信号に基づいて、指示された加入者番号の携帯端末の発
着信制御と呼出し信号にトリガ信号を付属させるかどう
かの動作を行う基地局と、基地局により受信された加入
者番号、固有番号及び発着信制御信号を基地局から入力
として受け、入力された加入者番号及び固有番号を予め
記憶している加入者番号及び固有番号と照合して認証す
る認証手段と、認証手段により正当性が確認されたとき
に、入力された発着信制御信号の値に基づいて判定した
発着信許可又は発着信不許可を示す値の判定信号を加入
者番号と共に基地局に通知すると共に、発着信不許可の
加入者番号の携帯端末に対して基地局からの呼出し時に
トリガ信号を付属させる判定手段とを備えたデータベー
スと、トリガ信号が付属した呼出し時には、予め記憶し
ておいた音声を発音する手段を備えた携帯端末とを有
し、基地局は発着信不許可を示し、かつ、トリガ信号を
付属させることを示す判定信号がデータベースから入力
されたときには、入力された加入者番号の携帯端末に対
する呼出し時にトリガ信号を付属させることを特徴とす
る。
【0011】この発明では、発信端末から基地局へ送信
された加入者番号、固有番号及び発着信制御信号に基づ
き、データベースで加入者番号及び固有番号に対応する
携帯端末の存在が認証できたときには、基地局を介して
データベースに入力された発信端末からの発着信制御信
号の値に基づいて、データベースから存在を認証した携
帯端末に対する基地局の発着信を制御すると共に、発着
信を不許可とする場合はその携帯端末に対する基地局か
らの呼出し時にトリガ信号を付属させるようにしたた
め、存在を認証した携帯端末を使用しなくても、発信端
末により携帯端末に対する発着信を不許可にすることが
できると共に、発着信を不許可とした携帯端末の呼出し
毎に、予め記憶しておいた音声を携帯端末から発音させ
ることができる。
【0012】また、本発明の携帯端末は上記の目的を達
成するため、基地局との間で無線通信する携帯端末にお
いて、予め携帯端末発見を促す音声データを記憶してい
る記憶部と、自局の呼出し時に基地局から送信された呼
出し信号中にトリガ信号が付属しているかどうか判定
し、トリガ信号が付属しているときには記憶部から音声
データを読み出す制御部と、記憶部から読み出された音
声データを音声として発音させる音声回路とを有する構
成としたものである。
【0013】この発明では、基地局からの呼出し信号中
にトリガ信号が付属しているときには、携帯端末の使用
者の意図とは関係なく、その携帯端末に予め記憶されて
いる携帯端末発見を促す音声データを自動的に発音され
るようにしたため、携帯端末の発見に役立たせることが
できる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図面と共に説明する。図1は本発明になる無線通信
システムの一実施の形態のブロック図、図2は図1の発
着信制御方法の説明図を示す。この無線通信システムは、
図1に示すように、発信を行う携帯端末(発信端末)1
0と、発信端末10との間で自局の無線ゾーン内で無線
通信する基地局20と、基地局20に接続されたデータ
ベース30とよりなる。基地局20は無線部21と制御
部22を有し、制御部22を介してデータベース30に
接続されている。基地局20は、また、自己の無線ゾー
ンに在圏する発信端末10との間で無線通信する。
【0015】データベース30は制御部31、記憶部3
2及び判定部33を有し、制御部31が基地局20の制
御部22に接続されている。なお、発信端末10の例と
して、この実施の形態では携帯電話を用い、また基地局2
0は周知のように図示しない交換網に接続され、図示し
ない相手端末と発信端末10との間での通話を可能とす
る。発信端末10は、通話のための発呼とは別に、情報
TXを基地局20へ送信する機能を有する。この情報T
Xは、発着信制御を要求する携帯電話の加入者番号、固
有番号(製造番号)及び発着信の許可又は不許可を示す
制御信号からなる。
【0016】まず、携帯電話所有者が所有携帯電話の発
着信を不可能にする制御について、図2(A)を併せ参
照して説明する。携帯電話所有者が所有携帯電話とは異
なる発信端末10を使用して情報TX0(加入者番号B+製
造番号C[固有番号]+制御信号0)を基地局20へ発信
すると(ステップ101)、基地局20はその情報TX0
を図1に示した内部の無線部21で受信した後、内部の
制御部22からデータベース30へ送る。
【0017】データベース30は基地局20から出力さ
れた情報TX0を、制御部31で受信すると、情報TX0中の
加入者番号Bを検索し(ステップ102)、判定部33
にて受信した情報TX0に該当加入者番号Bの製造番号Cが
付加されているか調べる(ステップ103)。判定部3
3で製造番号Cが付加されている場合は、記憶部32か
ら読み出した情報と照合することにより、製造番号Cが
該当加入者番号Bに付属した固有のものであると確認す
ると、データベース30の判定部33は受信した情報tx
0中の制御信号の有無を確認し、制御信号が付加されて
いるとき制御信号0について判定する。
【0018】判定部33により制御信号が制御信号0
(該当する携帯電話の発着信を不可能にする)と判定さ
れると、データベース30はその制御信号0と、対応す
る判定信号0を記憶部32へ書き込み(ステップ10
4)、以後制御部31によって基地局20及び他の基地
局に対してこの携帯電話に関しては発着信不許可とする
ように制御する(ステップ105)。
【0019】次に、携帯電話の発着信を不可能→可能に
する制御について、図2(B)のシーケンス図と共に説
明する。携帯電話所有者は発信端末10を使用して情報
TX1(加入者番号B+製造番号C[固有番号]+制御信号
1)を基地局20へ発信すると(ステップ111)、基
地局20はその情報TX1を図1に示した内部の無線部2
1で受信した後、内部の制御部22からデータベース3
0へ送る。
【0020】データベース30は基地局20から出力さ
れた情報TX1を、制御部31で受信すると、情報TX1中の
加入者番号Bを検索し(ステップ112)、判定部33
にて受信した情報TX1に該当加入者番号Bの製造番号Cが
付加されているか調べる(ステップ113)。判定部3
3で製造番号Cが付加されている場合は、記憶部32か
ら読み出した情報と照合することにより、製造番号Cが
該当加入者番号Bに付属した固有のものであると確認す
ると、データベース30の判定部33は受信した情報tx
1中の制御信号の有無を確認し、制御信号が付加されて
いるとき制御信号0について判定する。
【0021】判定部33により制御信号が制御信号1
(該当する携帯電話の発着信を可能にする)と判定され
ると、データベース30はその制御信号1と、これに対
応する判定信号1を記憶部32へ書き込み(ステップ1
14)、以後制御部31によって基地局20及び他の基
地局に対してこの携帯電話に関しては発着信許可できる
ように制御する(ステップ115)。
【0022】参考として図5にデータベース30の記憶
部32の構成例を示す。同図に示すように、記憶部32
には、加入者番号、製造番号、制御信号及び判定信号を
対応付けたテーブル形式で記憶されており、また制御信
号と判定信号は随時書き換え可能とされている。基地局
20は接続要求された加入者番号に対応付けられた製造
番号、制御信号及び判定信号を記憶部32から読み出す
ことによって該当加入者番号の発着信許可・不許可の制
御を行う。
【0023】次に、判定部33における固有番号、制御
信号の有無の確認、判定方法について簡単な具体的例を
あげ説明する。例えば、発信端末10(携帯電話所有
者)は09010345678(加入者番号)と000[1](固有番
号。[]の数字は固有番号が付加されているか否かを示
すFLAGビット)と0[1](制御信号。[]の数字は制御
信号が付加されているか否かを示すFLAGビット)を発信
する。
【0024】発信された情報は基地局20を経由してデ
ータベース30へ送られ判定部33で解析される。ま
ず、固有番号の判定について述べる。判定部33は送信
された固有番号末尾のFLAGビットから固有番号が送信さ
れたか否か調べて、固有番号が送信されていないときは
FLAGビットがないため固有番号が送信されていないと判
定し、FLAGビットがあるときは固有番号が付属して送信
されたと判定する。そして、送信された固有番号が記憶
されている該当加入者番号に対応した固有番号と一致す
るかどうか記憶部32から固有番号が正規のものかを判
定する。
【0025】次に制御信号の判定について述べる。判定
部33は送信された制御信号末尾のFLAGビットから制御
信号が送信されたか否か調べて、制御信号が送信されて
いないときはFLAGビットがないため、制御信号が送信さ
れていないと判定し、FLAGビットがありでは制御信号が
付属して送信されたと判定する。そして送信された制御
信号が0か1かで判定信号が0か1を判定する。
【0026】次に、発信端末(携帯電話所有者)10が
所有携帯電話の発着信を不可能に設定する場合の動作に
ついて、図3のフローチャートと共に更に詳細に説明す
る。
【0027】携帯電話所有者が発信端末10で情報TX0
(加入者番号B+製造番号C+制御信号0)を送信後(ス
テップS1)、基地局20は情報TX0を受信し、データベ
ース30へ情報TX0を送信する(ステップS2)。
【0028】データベース30は情報TX0の加入者番号B
を検索し(ステップS3)、判定部33で受信情報TX0中
に製造番号が付加されているか確認する(ステップS
4)。製造番号が付加されていないとき、基地局20は
データベース30の記憶部32から加入者番号Bに対応
する携帯電話の設定について発着信許可・不許可か調べ
て、発着信許可の場合に基地局20は該当携帯電話の無
線回線を接続する制御を行い(ステップS11)、発着信
不許可の場合に基地局20は該当携帯電話の無線回線を
接続しない制御を行う(ステップS12)。
【0029】逆に製造番号が付加されているとステップ
S4で判定したときは、データベース30の判定部33
は製造番号Cが加入者番号B固有のものか判定して(ステ
ップS5)、製造番号Cが該当製造番号でない場合に基地
局20は携帯電話所有者との通信を切断し(ステップS1
3)、製造番号Cが加入者番号B固有のものであることが
確認された場合は制御信号が付加されているか確認する
(ステップS6)。
【0030】制御信号が付加されていない場合は、基地
局20は携帯電話所有者との通信を切断し(ステップS1
3)、制御信号が付加されている場合は、データベース
30の判定部33はその制御信号の判定を行ってその制
御信号0・対応する判定信号0を記憶部32へ書き込む
(ステップS7)。
【0031】制御信号が制御信号0の場合、データベー
ス30から基地局20は対応する加入者番号の端末を発
着信不可能に制御する(ステップS8)。制御信号が制御
信号0でない場合、データベース30から基地局20は
対応する加入者番号の端末を発着信可能に制御する(ス
テップS9)。ここでは、発信端末10は情報TX0を送信
したので、制御信号は制御信号0であるので、データベ
ース30の記憶部32には情報TX0中の加入者番号Bに対
応する制御信号・判定信号がそれぞれ制御信号0、判定
信号0と書き込まれているので、以後制御信号・判定信
号が変更されるまでシステム側は該当する携帯電話の発
着信接続を行わないように制御する。
【0032】次に、発信端末(携帯電話所有者)10が
所有携帯電話の発着信を可能に設定する場合の動作につ
いて、図4のフローチャートと共に更に詳細に説明す
る。同図中、図3と同一処理ステップには同一符号を付
してある。この場合、発信端末10が発着信を可能とす
る情報TX1(加入者番号B+製造番号C+制御信号1)を送
信する(図4のステップS16)。すると、基地局20は
情報TX1を受信し、データベース30へ情報TX1を送信す
る(図4のステップS17)。
【0033】以後、図3と同様の動作が行われる。すな
わち、データベース30は情報TX1の加入者番号Bを検索
し(図4のステップS3)、判定部33で製造番号が付加
されているか確認する(図4のステップS4)。製造番号
が付加されていないとき、基地局20はデータベース3
0の記憶部32から加入者番号Bに対応する発信端末1
0の設定について発着信許可・不許可か調べて、発着信
許可の場合に基地局20は該当携帯電話(発信端末1
0)の無線回線を接続する制御を行い(図4のステップ
S11)、発着信不許可の場合は基地局20は該当携帯電
話(発信端末10)の無線回線を接続しない制御を行う
(図4のステップS12)。
【0034】逆に製造番号が付加されているときは、デ
ータベース30の判定部33は製造番号Cが加入者番号B
固有のものか判定して(図4のステップS5)、製造番号
Cが該当製造番号でない場合に基地局20は発信端末
(携帯電話所有者)10との通信を切断し(図4のステ
ップS13)、製造番号Cが加入者番号B固有のものである
ことが確認された場合は制御信号が付加されているか確
認する(図4のステップS6)。
【0035】制御信号が付加されていない場合、基地局
20は発信端末(携帯電話所有者)10との通信を切断
し(図4のステップS13)、制御信号が付加されている
場合はデータベース30の判定部33はその制御信号の
判定を行ってその制御信号1・対応する判定信号1を記憶
部32へ書き込む(図4のステップS18)。ここでは、
制御信号が制御信号1のため、データベース30から基
地局20は対応する加入者番号Bの携帯電話を発着信可
能に制御する(図4のステップS9)。
【0036】以後データベース30の記憶部32には加
入者番号Bに対応する制御信号・判定信号がそれぞれ制
御信号1、判定信号1と書き込まれているので、制御信号
・判定信号が変更されるまでシステム側は該当する携帯
電話の発着信接続可能として制御する。
【0037】このように、本実施の形態によれば、発信
端末10から発信する情報TX0により、その情報TX0が示
す携帯電話の発着信を不可能に設定できるため、第三者
による携帯電話の不正使用を防止できる。すなわち、こ
の実施の形態では、携帯電話所有者が携帯電話を紛失・
盗まれた等の理由で携帯電話の発着信を不可能に設定す
るために、紛失あるいは盗まれた携帯電話の加入者番号
+固有番号(製造番号)+制御信号(該当携帯電話を発
着信不可能にする)からなる情報TX0を発信端末10か
ら無線電話接続ネットワーク側へ発信し、その送られた
信号についてデータベース30が加入者番号・固有番号
を認証し、確認後データベース30は制御信号を判定し
対応する判定信号を決定して、制御信号・判定信号を記
憶部32へ書き込むようにしたため、それ以降、基地局
20は該当する携帯電話の発着信を不許可にするように
制御するからである。
【0038】また、この実施の形態では、所有者が携帯
電話を紛失・盗まれた後で所有者自らが該当する携帯電
話の発着信を不可能に設定できるため、携帯電話紛失時
における不正使用防止法として有効である。例えば、予
め使用する携帯電話に使用者が暗証番号を登録しておく
ことにより、暗証番号を入力し該当暗証番号であること
が確認された場合のみ発信できるようになり、確認でき
ないと発信不可能にする従来の不正使用防止方法では、
予め暗証番号を入力し、確認できて発信可能になる設定
をしていない場合でその携帯電話を紛失し第三者に該当
する携帯電話が渡ってしまった場合は不正使用を防止で
きないが、本実施の形態では携帯電話を紛失後でも前述
したように発信端末10から発着信不可能の情報TX0を
送信することで不正使用を防止できるため、不正使用防
止策として有効である。
【0039】次に、本発明の他の実施の形態について説
明する。図6は本発明になる無線通信システムの他の実
施の形態のブロック図、図7は図6の発着信制御方法の
シーケンス図を示す。図6中、図1と同一構成部分には
同一符号を付し、その説明を省略する。図1の実施の形
態では不正使用を防止できるが、所有者の携帯電話発見
の助けとはなりづらい。本実施の形態は先の実施の形態
に携帯電話の発見を手助けする手段を加えたものであ
る。
【0040】本実施の形態では、図6に示すように、携
帯電話Aは自局の呼び出し時に基地局20から送信され
るトリガ信号に対応して、携帯電話Aの発見の一助とな
る音声を記憶している記憶部42と、音声を発生する音
声回路43と、前述のトリガ信号の有無を判定し、トリ
ガ信号が有る場合に記憶部42から携帯電話発見の一助
となる音声を自動で音声回路43が発するように機能する
ように操作させる制御部41を有している。
【0041】まず、携帯電話所有者が紛失あるいは盗難
にあった所有携帯電話Aの発着信を不可能にする制御動
作について、図7(A)のシーケンス図を併せ参照して
説明する。携帯電話所有者は先の実施の形態と同様に、
まず発信端末10から情報TX0(加入者番号B+製造番号
C[固有番号]+制御信号0)を基地局20へ発信すると
(ステップ201)、基地局20はその情報TX0を図6
に示した内部の無線部21で受信した後、内部の制御部
22からデータベース30へ送る。
【0042】データベース30は基地局20から出力さ
れた情報TX0を、制御部31で受信すると、情報TX0中の
加入者番号Bを検索し(ステップ202)、判定部33
にて受信した情報TX0に該当加入者番号Bの製造番号Cが
付加されているか調べる(ステップ203)。判定部3
3で製造番号Cが付加されている場合は、記憶部32か
ら読み出した情報と照合することにより、製造番号Cが
該当加入者番号Bに付属した固有のものであると確認す
ると、データベース30の判定部33は受信した情報tx
0中の制御信号の有無を確認し、制御信号が付加されて
いるとき制御信号0について判定する。
【0043】判定部33により制御信号が制御信号0
(該当する携帯電話の発着信を不可能にする)と判定さ
れると、データベース30はその制御信号0と、対応す
る判定信号0を記憶部32へ書き込み(ステップ20
4)、以後制御部31によって基地局20及び他の基地
局に対してこの携帯電話Aに関しては発着信不許可とす
るように制御する(ステップ205)。
【0044】以上のシーケンスは先の実施の形態と同様
であるが、この実施の形態では、更にデータベース30
は制御部31によって基地局20及び他の基地局に対し
てこの携帯電話Aに関して、呼び出し制御を行う際に、
携帯電話Aに携帯電話発見の助けとなる制御を行うため
のトリガ信号を付属して送信するように制御する(ステ
ップ206)。
【0045】すると、携帯電話Aは自局の呼び出し時に
前述のトリガ信号が付属しているか判定し、そのトリガ
信号が有る場合に携帯電話Aの制御部41は記憶部42
から予め記憶された携帯電話発見のための音声を音声回
路43から自動的に発する(ステップ207)。これに
より、携帯電話発見の一助となるようにして第三者に不
正使用できないようにする。
【0046】次に、携帯電話の発着信不可能を解除して
発着信可能とする場合の動作について、図7(B)のシ
ーケンス図と共に説明する。携帯電話所有者は発信端末
10から情報TX1(加入者番号B+製造番号C[固有番
号]+制御信号1)を基地局20へ発信する(ステップ
211)。基地局20はその情報TX1を制御部22より
データベース30へ送る。データベース30は情報TX1
を受信後に加入者番号Bを検索し(ステップ212)、
判定部33にて受信した情報TX1に該当加入者番号の製
造番号Cが付加されているか調べる。
【0047】判定部33で製造番号Cが付加されている
ことが確認されると(ステップ213)、その製造番号
Cが該当加入者番号Bに付属した固有のものであるか確認
した上で、判定部33は受信した情報TX1中の制御信号
の有無を確認し、制御信号が付加されているとき制御信
号1について判定する。判定部33により判定信号が判
定信号1(該当する携帯電話の発着信を可能にする)と
判定されると、データベース30は制御信号1、対応す
る判定信号1を記憶部32へ書き込み(ステップ21
4)、以後制御部31によって基地局20及び他の基地
局に対してこの携帯電話Aに関しては発着信許可できる
ように制御する(ステップ215)。
【0048】そして、データベース30は制御部31に
よって基地局20及び他の基地局に対してこの携帯電話
Aに関して、呼び出し制御を行う際に、携帯電話Aに携
帯電話発見の助けとなる制御を行うためのトリガ信号を
付属せず送信するように制御する。つまり通常の携帯電
話の呼び出しとなるように制御する(ステップ21
6)。
【0049】参考として図10にデータベース30の記
憶部32の構成例を示す。同図に示すように、記憶部3
2には、加入者番号、製造番号、制御信号、判定信号及
びトリガ信号送信要・不要を対応付けたテーブル形式で
記憶されており、また制御信号と判定信号、トリガ信号
送信の要・不要は随時書き換え可能とされている。基地
局20は接続要求された加入者番号に対応付けられた製
造番号、制御信号及び判定信号を記憶部32から読み出
すことによって該当加入者番号の発着信許可・不許可の
制御を行う。
【0050】次に、本実施の形態について簡単な具体例
をあげて更に説明する。今、携帯電話Aの使用をできな
いように制御するものとする。先の実施の形態と同様
に、例えば携帯電話所有者は09010345678(加入者番
号)と000[1](固有番号。[]の数字は固有番号が付
加されているか否かを示すFLAGビット)と0[1](制御
信号。[]の数字は制御信号が付加されているか否かを
示すFLAGビット)を発信する。発信された情報は基地局
20を経由してデータベース30へ送られ判定部33で
解析される。
【0051】まず、固有番号の判定について述べる。判
定部33は送信された固有番号末尾のFLAGビットから固
有番号が送信されたか否か調べて、固有番号が送信され
ていないときはFLAGビットがないため固有番号送信され
ていないと判定し、FLAGビットがありでは固有番号が付
属して送信されたと判定する。そして、送信された固有
番号が記憶されている該当加入者番号に対応した固有番
号と一致するかどうか記憶部32から固有番号が正規の
ものかを判定する。
【0052】次に、制御信号の判定について述べる。判
定部33は送信された制御信号末尾のFLAGビットから制
御信号が送信されたか否か調べて、制御信号が送信され
ていないときはFLAGビットがないため制御信号が送信さ
れていないと判定し、FLAGビットがありでは制御信号が
付属して送信されたと判定する。
【0053】このとき制御信号が0のため判定信号が0と
判定され、データベース30は携帯電話Aの呼び出し制
御を行うとき、携帯電話Aの自局番号と携帯電話発見の
助けとなる制御を行うためのトリガ信号1[1]([]の
数字はトリガ信号が付加されているか否かを示すFLAGビ
ット)を送信する。そして、携帯電話Aは自局番号+ト
リガ信号を受信すると、制御部41が記憶部42に記憶
されている携帯電話発見の一助となる音声データ(例.
「本携帯電話は山田一郎所有品です。恐れ入りますが*
****に連絡していただきますようお願いいたしま
す。」等。)を記憶部42から読み出して音声回路43
に供給し、これより自動的に音声信号に変換して音声回
路43内のスピーカより発音させるように動作する。
【0054】これにより、第三者は不正に使用すること
ができなくなり、かつ、紛失あるいは盗難にあった携帯
電話の発見の役に立てることができる。この時、一度デ
ータベース30の記憶部32に携帯電話Aの使用を不可
能になるように設定(すなわち携帯電話所有者が送った
制御信号0[1]により、記憶部32の携帯電話Aの判定
信号を0、つまり携帯電話Aの使用を不可能にする)す
ることにより、本設定を解除しない限り携帯電話Aの呼
び出し制御が行われるとき、常に自動で携帯電話発見の
助けとなる制御を行うためのトリガ信号が携帯電話Aへ
送信されるため、不正使用の防止・携帯電話の発見に有
効である。
【0055】次に、携帯電話所有者が所有携帯電話の発
着信を不可能に設定する場合の動作について、図8のフ
ローチャートと共に更に詳細に説明する。携帯電話所有
者が発信端末10を使用して情報TX0(加入者番号B+製
造番号C+制御信号0)を送信後(ステップS21)、基地
局20は情報TX0を受信し、データベース30へ情報TX0
を送信する(ステップS22)。データベース30は情報T
X0の加入者番号Bを検索し(ステップS23)、判定部33
で製造番号が付加されているか確認する(ステップS2
4)。
【0056】製造番号が付加されていないときは、基地
局20はデータベース30の記憶部32から加入者番号
Bに対応する携帯電話の設定について発着信許可・不許
可か調べて(ステップS33)、発着信許可の場合に基地
局20は該当携帯電話の無線回線を接続する制御を行い
(ステップS34)、発着信不許可の場合に基地局20は
該当携帯電話の無線回線を接続しない制御を行う(ステ
ップS35)。
【0057】逆に、製造番号が付加されているときは、
データベース30の判定部33は製造番号Cが加入者番
号B固有のものか判定して(ステップS25)、製造番号C
が該当製造番号でない場合に基地局20は携帯電話所有
者との通信を切断する(ステップS36)。一方、製造番号
Cが加入者番号B固有のものであることが確認された場合
は、情報TX0中に制御信号が付加されているか確認する
(ステップS26)。
【0058】制御信号が付加されていない場合、基地局
20は携帯電話所有者との通信を切断し(ステップS3
6)、制御信号が付加されている場合はデータベース3
0の判定部33はその制御信号の判定を行って、その制
御信号0・対応する判定信号0を記憶部32へ書き込む
(ステップS27)。ここでは、制御信号が制御信号0のた
め、データベース30から基地局20は対応する加入者
番号の端末に呼出し作業を行う際に、トリガ信号を付属
して送信し(ステップS28)、それを受信した携帯電話
Aの制御部41はトリガ信号が付属しているか否か判定
する(ステップS30)。
【0059】この場合、トリガ信号が付属しているた
め、制御部41は記憶部42から音声データを読み出
し、音声回路43へ音声を発信するように自動制御する
(ステップS31)。以後、データベース30の記憶部3
2には加入者番号Bに対応する制御信号・判定信号がそ
れぞれ制御信号0、判定信号0と書き込まれているので、
制御信号・判定信号が変更されるまでシステム側は該当
する携帯電話の呼出し作業を行う際にトリガ信号を付属
して送信するために、それを受信した携帯電話Aは上記
動作を行うことで携帯電話発見の一助となる音声が自動
発信され、不正に使用されることを防ぐことができ携帯
電話Aの発見に役立つことになる。
【0060】次に、携帯電話所有者が所有携帯電話の発
着信を可能に設定する場合の同際について図9のフロー
チャートと共に更に詳細に説明する。同図中、図8と同
一処理ステップには同一符号を付してある。携帯電話所
有者が情報TX1(加入者番号B+製造番号C+制御信号1)
を送信後(図9のステップS41)、基地局20は情報TX1
を受信し、データベース30へ情報TX1を送信する(図
9のステップS42)。データベース30は情報TX1の加入
者番号Bを検索し(図9のステップS23)、判定部33で
製造番号が付加されているか確認する(図9のステップ
S24)。
【0061】製造番号が付加されていないときは、基地
局20はデータベース30の記憶部32から加入者番号
Bに対応する携帯電話の設定について発着信許可・不許
可か調べて(図9のステップ33)、発着信許可の場合に
は基地局20は該当携帯電話の無線回線を接続する制御
を行い(図9のステップS34)、発着信不許可の場合に
は基地局20は該当携帯電話の無線回線を接続しない制
御を行う(図9のステップS35)。
【0062】一方、製造番号が付加されているときは、
データベース30の判定部33は製造番号Cが加入者番
号B固有のものか判定して(図9のステップS25)、製造
番号Cが該当製造番号でない場合に基地局20は携帯電
話所有者との通信を切断し(図9のステップS36)、製
造番号Cが加入者番号B固有のものであることが確認され
た場合は制御信号が付加されているか確認する(図9の
ステップS36)。
【0063】制御信号が付加されていない場合は、基地
局20は携帯電話所有者との通信を切断し(図9のステ
ップS36)、制御信号が付加されている場合は、データ
ベース30の判定部33は、制御信号の判定を行って、
判定したその制御信号1・対応する判定信号1を記憶部3
2へ書き込む(図9のステップS37)。
【0064】制御信号が制御信号1のため、データベー
ス30から基地局20は対応する加入者番号の端末に通
常の呼出し作業を行い(トリガ信号を付属せず信号送信
する)(図9のステップS29)、それを受信した携帯電
話Aの制御部41はトリガ信号が付属しているか否か判
定する(図9のステップS30)。この場合、トリガ信号
が付属していないため、制御部41は通常動作を行うよ
うに制御する(図9のステップS32)。
【0065】以後、データベース30の記憶部32には
加入者番号Bに対応する制御信号・判定信号がそれぞれ
制御信号1、判定信号1と書き込まれているので、制御信
号・判定信号が変更されるまでシステム側は該当する携
帯電話の呼出し作業を通常動作で行い(フラグ信号を付
属せず呼出し作業を行う)、携帯電話は通常の発着信接
続可能となる。
【0066】なお、本発明は以上の実施の形態に限定さ
れるものではなく、例えば、携帯電話以外の携帯型の情報
無線端末にも適用可能である。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
以下の種々の効果を有する。 (1)第三者による携帯端末の不正使用防止の信頼度を
向上できる。携帯端末所有者が携帯端末を紛失・盗まれ
た等の理由で携帯端末の発着信を不可能に設定するため
に携帯端末の加入者番号+固有番号(製造番号)+制御
信号(該当携帯端末を発着信不可能にする)をネットワ
ーク側へ発信し、その送られた信号についてデータベー
スが加入者番号・固有番号を認証し、確認後データベー
スは制御信号を判定し、発着信不許可にする制御信号・
判定信号をデータベース内の記憶部に書き込むことによ
り、基地局が該当する携帯端末の発着信を不許可にする
ように制御するためである。
【0068】(2)携帯端末紛失時における不正使用防
止法として有効である。その理由は携帯端末所有者が携
帯端末を紛失・盗まれた後で所有者自らが該当する携帯
端末の発着信を不可能に設定できるためである。例え
ば、予め使用する携帯端末に使用者が暗証番号を登録し
ておくことにより、暗証番号を入力し該当暗証番号であ
ることが確認された場合のみ発信でき、確認できないと
きは発信不可能にする携帯端末を使用する従来の不正使
用防止法では、予め暗証番号を入力し、確認できて発信
可能になる設定をしていない状態で、その携帯端末を紛
失し第三者に該当する携帯端末が渡ってしまった場合は
不正使用を防止できないが、本発明では携帯端末を紛失
後でも、携帯端末の発着信を不可能に設定するために携
帯端末の加入者番号+固有番号(製造番号)+制御信号
(該当携帯端末を発着信不可能にする)をネットワーク
側へ発信し、その送られた信号に基づいて基地局が該当
する携帯端末の発着信を不許可にするように制御できる
からである。
【0069】(3)所有者が携帯端末を紛失・盗まれた
後でも携帯端末を発見することができる確率が高い。デ
ータベースは基地局に対して紛失・盗まれた携帯端末に
関して、呼び出し制御を行う際に、トリガ信号を付属し
て送信するように制御し、呼び出された携帯端末が自局
の呼び出し時にトリガ信号が付属しているか判定し、そ
のトリガ信号が有る場合に予め記憶された携帯端末発見
のための音声を自動的に発するようにしたためである。
これにより、携帯端末を不正に使用されるのを防ぐだけ
でなく、所有者の手元に携帯端末が戻ってくる確率が高
くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の概略ブロック図であ
る。
【図2】図1のシステムにおいて携帯電話の発着信の許
可・不許可を制御する概略シーケンス図である。
【図3】図1のシステムにおける不正使用防止制御フロ
ーチャート(携帯電話の発着信不可能に設定する場合)
である。
【図4】図1のシステムにおける不正使用防止制御フロ
ーチャート(携帯電話の発着信可能に設定する場合)で
ある。
【図5】図1中のデータベース内の記憶部のテーブルの
一例の構成を示す図である。
【図6】本発明の他の実施の形態の概略ブロック図であ
る。
【図7】図6のシステムにおいて携帯電話の発着信の許
可・不許可を制御する概略シーケンスである。
【図8】図6のシステムにおける不正使用防止制御フロ
ーチャート(携帯電話の発着信不可能に設定する場合)
である。
【図9】図6のシステムにおける不正使用防止制御フロ
ーチャート(携帯電話の発着信可能に設定する場合)で
ある。
【図10】図6中のデータベース内の記憶部のテーブル
の一例の構成を示す図である。
【符号の説明】
10 発信端末 20 基地局 21 無線部 22、31、41 制御部 30 データベース 32、42 記憶部 33 判定部 43 音声回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 3/42 H04L 11/26 9A001 H04Q 7/04 D Fターム(参考) 5K024 AA63 AA71 BB00 BB04 CC11 DD01 DD04 DD05 FF06 GG00 GG01 GG03 GG06 GG08 GG13 5K027 AA11 BB09 CC08 EE15 FF28 HH11 HH14 5K030 GA15 HC09 JL01 JT09 KA07 LB01 5K033 AA08 DA19 DB12 5K067 AA32 BB04 EE02 EE10 EE16 FF25 HH07 HH22 HH23 9A001 CC05 JJ12 KK56 LL03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局が自己の無線ゾーンに在圏する携
    帯端末との間で無線通信すると共に、該基地局が網に接
    続された相手端末と前記携帯端末との間での通話を可能
    とする無線通信システムにおいて、 加入者番号及び該加入者番号に対応した固有番号と共
    に、該加入者番号に該当する所定の携帯端末の発着信制
    御信号とをそれぞれ無線送信する発信端末と、 前記発信端末から送信された前記加入者番号、固有番号
    及び発着信制御信号を受信し、外部から入力された判定
    信号に基づいて指示された加入者番号の携帯端末の発着
    信を制御する前記基地局と、 前記基地局により受信された前記加入者番号、固有番号
    及び発着信制御信号を該基地局から入力として受け、入
    力された前記加入者番号及び固有番号を予め記憶してい
    る加入者番号及び固有番号と照合して認証する認証手段
    と、該認証手段により存在が認証されたときに、入力さ
    れた前記発着信制御信号の値に基づいて判定した発着信
    許可又は発着信不許可を示す値の前記判定信号を前記加
    入者番号と共に前記基地局に通知する判定手段とを備え
    たデータベースとを有し、前記基地局は前記発着信不許
    可を示す値の前記判定信号が前記データベースから入力
    されたときには、入力された前記加入者番号の携帯端末
    への発着信を不可能に動作することを特徴とする無線通
    信システム。
  2. 【請求項2】 前記データベースの前記認証手段は、予
    め複数の加入者番号のそれぞれについて、少なくとも該
    加入者番号を固有番号と対応付けてテーブル形式で記憶
    している記憶部と、前記基地局から入力された前記加入
    者番号及び固有番号と前記記憶部から読み出した加入者
    番号と固有番号とを照合する制御部とを含むことを特徴
    とする請求項1記載の無線通信システム。
  3. 【請求項3】 前記認証手段が、前記基地局から入力さ
    れた信号中に前記固有番号が含まれていないために存在
    を認証できないときは、前記判定手段は予め記憶されて
    いる前記基地局から入力された加入者番号に対応する前
    記判定信号に基づいて、前記加入者番号の携帯端末と前
    記基地局との無線回線を接続又は非接続に前記基地局を
    制御することを特徴とする請求項1記載の無線通信シス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記認証手段が、前記基地局から入力さ
    れた信号中に前記制御信号が含まれていないとき、又は
    前記基地局から入力された前記固有番号が前記加入者番
    号と対応した値でないために存在を認証できないとき
    は、前記判定手段は、前記発信端末と前記基地局との無
    線回線を切断するように前記基地局を制御することを特
    徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  5. 【請求項5】 基地局が自己の無線ゾーンに在圏する携
    帯端末との間で無線通信すると共に、該基地局が網に接
    続された相手端末と前記携帯端末との間での通話を可能
    とする無線通信システムにおいて、 加入者番号及び該加入者番号に対応した固有番号と共
    に、該加入者番号に該当する所定の携帯端末の発着信制
    御信号とをそれぞれ無線送信する発信端末と、 前記発信端末から送信された前記加入者番号、固有番号
    及び発着信制御信号を受信し、外部から入力された判定
    信号に基づいて、指示された加入者番号の携帯端末の発
    着信制御と呼出し信号にトリガ信号を付属させるかどう
    かの動作を行う前記基地局と、 前記基地局により受信された前記加入者番号、固有番号
    及び発着信制御信号を該基地局から入力として受け、入
    力された前記加入者番号及び固有番号を予め記憶してい
    る加入者番号及び固有番号と照合して認証する認証手段
    と、該認証手段により正当性が確認されたときに、入力
    された前記発着信制御信号の値に基づいて判定した発着
    信許可又は発着信不許可を示す値の前記判定信号を前記
    加入者番号と共に前記基地局に通知すると共に、発着信
    不許可の前記加入者番号の携帯端末に対して前記基地局
    からの呼出し時に前記トリガ信号を付属させる判定手段
    とを備えたデータベースと、 前記トリガ信号が付属した呼出し時には、予め記憶して
    おいた音声を発音する手段を備えた携帯端末とを有し、
    前記基地局は前記発着信不許可を示し、かつ、前記トリ
    ガ信号を付属させることを示す前記判定信号が前記デー
    タベースから入力されたときには、入力された前記加入
    者番号の携帯端末に対する呼出し時に前記トリガ信号を
    付属させることを特徴とする無線通信システム。
  6. 【請求項6】 前記データベースの前記認証手段は、予
    め複数の加入者番号のそれぞれについて、少なくとも該
    加入者番号を固有番号と対応付けてテーブル形式で記憶
    している記憶部と、前記基地局から入力された前記加入
    者番号及び固有番号と前記記憶部から読み出した加入者
    番号と固有番号とを照合する制御部とを含むことを特徴
    とする請求項5記載の無線通信システム。
  7. 【請求項7】 前記認証手段が、前記基地局から入力さ
    れた信号中に前記固有番号が含まれていないために存在
    を認証できないときは、前記判定手段は予め記憶されて
    いる前記基地局から入力された加入者番号に対応する前
    記判定信号に基づいて、前記加入者番号の携帯端末と前
    記基地局との無線回線を接続又は非接続に前記基地局を
    制御することを特徴とする請求項5記載の無線通信シス
    テム。
  8. 【請求項8】 基地局との間で無線通信する携帯端末に
    おいて、 予め携帯端末発見を促す音声データを記憶している記憶
    部と、 自局の呼出し時に前記基地局から送信された呼出し信号
    中にトリガ信号が付属しているかどうか判定し、該トリ
    ガ信号が付属しているときには前記記憶部から前記音声
    データを読み出す制御部と、 前記記憶部から読み出された前記音声データを音声とし
    て発音させる音声回路とを有することを特徴とする請求
    項5記載の無線通信システムに用いる携帯端末。
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