JP2001326725A - 信号をフィルタリングするための装置および方法 - Google Patents
信号をフィルタリングするための装置および方法Info
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- H04Q11/0428—Integrated services digital network, i.e. systems for transmission of different types of digitised signals, e.g. speech, data, telecentral, television signals
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- H04M11/00—Telephonic communication systems specially adapted for combination with other electrical systems
- H04M11/06—Simultaneous speech and data transmission, e.g. telegraphic transmission over the same conductors
- H04M11/062—Simultaneous speech and data transmission, e.g. telegraphic transmission over the same conductors using different frequency bands for speech and other data
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- Telephonic Communication Services (AREA)
- Networks Using Active Elements (AREA)
- Filters And Equalizers (AREA)
- Telephone Function (AREA)
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 信号をフィルタリングするための装置および
方法を提供する。 【解決手段】 ＸＤＳＬとＩＳＤＭ／ＰＯＴＳが組み合
わされる通信システムのための、ＩＳＤＮ信号成分およ
びＩＳＤＮ直流成分、またはＰＯＴＳ信号成分およびＰ
ＯＴＳ直流成分を含む複合信号から、ＩＳＤＮ信号およ
びＰＯＴＳ信号をフィルタリングするための装置３およ
び６を提供する。装置３および６は、ＩＳＤＮ直流成分
およびＰＯＴＳ直流成分を検出するようになされた検出
器１２を備え、検出器１２は、検出器１２がＩＳＤＮ直
流成分を検出すると、ＩＳＤＮフィルタ１５を起動し、
ＰＯＴＳ直流成分を検出すると、ＰＯＴＳフィルタ１６
を起動する
方法を提供する。 【解決手段】 ＸＤＳＬとＩＳＤＭ／ＰＯＴＳが組み合
わされる通信システムのための、ＩＳＤＮ信号成分およ
びＩＳＤＮ直流成分、またはＰＯＴＳ信号成分およびＰ
ＯＴＳ直流成分を含む複合信号から、ＩＳＤＮ信号およ
びＰＯＴＳ信号をフィルタリングするための装置３およ
び６を提供する。装置３および６は、ＩＳＤＮ直流成分
およびＰＯＴＳ直流成分を検出するようになされた検出
器１２を備え、検出器１２は、検出器１２がＩＳＤＮ直
流成分を検出すると、ＩＳＤＮフィルタ１５を起動し、
ＰＯＴＳ直流成分を検出すると、ＰＯＴＳフィルタ１６
を起動する
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、請求項１のプリア
ンブルで説明されている、信号をフィルタリングするた
めの装置、請求項１１のプリアンブルで説明されてい
る、信号をフィルタリングするための装置、および請求
項８のプリアンブルで説明されている、信号をフィルタ
リングする方法に関する。
ンブルで説明されている、信号をフィルタリングするた
めの装置、請求項１１のプリアンブルで説明されてい
る、信号をフィルタリングするための装置、および請求
項８のプリアンブルで説明されている、信号をフィルタ
リングする方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】今日の多くの通信ネットワークでは、加
入者は、ＸＤＳＬ技術を用いて接続されている。ＤＳＬ
とは、「Ｄｉｇｉｔａｌ Ｓｕｂｓｃｒｉｂｅｒ Ｌｉ
ｎｅ、ディジタル加入者回線」を意味し、加入者は、メ
ガビット範囲のデータ転送速度で、ディジタルアクセス
することができる。この技術は、ビデオ情報が含まれる
ことが多い情報のダウンロードが加速されるため、特に
インタネットに接続する場合に有利である。文字Ｘは、
例えば、Ａ（ａｓｙｎｃｈｒｏｎｏｕｓ、非同期式）、
Ｓ（ｓｙｎｃｈｒｏｎｏｕｓ、同期式）、Ｈ（ｈｉｇｈ
ｂｉｔ ｒａｔｅ、高ビットレート）、またはＶ（ｖ
ｅｒｙ ｈｉｇｈ ｂｉｔ ｒａｔｅ、超高ビットレー
ト）を表している。例えば、様々なサービスへのアクセ
スを提供するために、ＡＤＳＬモデムが加入者端に設置
される。インタネットサービス、音声サービスおよび／
またはビデオサービスを統合するために、ＡＤＳＬライ
ンが同様に使用され、ＩＳＤＮ（Ｉｎｔｅｇｒａｔｅｄ
Ｓｅｒｖｉｃｅｓ Ｄｉｇｉｔａｌ Ｎｅｔｗｏｒ
ｋ、統合ディジタル通信サービス網）サービスあるいは
ＰＯＴＳ（Ｐｌａｉｎ Ｏｌｄ Ｔｅｌｅｐｈｏｎｅ
Ｓｅｒｖｉｃｅ、旧来の電話サービス）が転送されてい
る。
入者は、ＸＤＳＬ技術を用いて接続されている。ＤＳＬ
とは、「Ｄｉｇｉｔａｌ Ｓｕｂｓｃｒｉｂｅｒ Ｌｉ
ｎｅ、ディジタル加入者回線」を意味し、加入者は、メ
ガビット範囲のデータ転送速度で、ディジタルアクセス
することができる。この技術は、ビデオ情報が含まれる
ことが多い情報のダウンロードが加速されるため、特に
インタネットに接続する場合に有利である。文字Ｘは、
例えば、Ａ（ａｓｙｎｃｈｒｏｎｏｕｓ、非同期式）、
Ｓ（ｓｙｎｃｈｒｏｎｏｕｓ、同期式）、Ｈ（ｈｉｇｈ
ｂｉｔ ｒａｔｅ、高ビットレート）、またはＶ（ｖ
ｅｒｙ ｈｉｇｈ ｂｉｔ ｒａｔｅ、超高ビットレー
ト）を表している。例えば、様々なサービスへのアクセ
スを提供するために、ＡＤＳＬモデムが加入者端に設置
される。インタネットサービス、音声サービスおよび／
またはビデオサービスを統合するために、ＡＤＳＬライ
ンが同様に使用され、ＩＳＤＮ（Ｉｎｔｅｇｒａｔｅｄ
Ｓｅｒｖｉｃｅｓ Ｄｉｇｉｔａｌ Ｎｅｔｗｏｒ
ｋ、統合ディジタル通信サービス網）サービスあるいは
ＰＯＴＳ（Ｐｌａｉｎ Ｏｌｄ Ｔｅｌｅｐｈｏｎｅ
Ｓｅｒｖｉｃｅ、旧来の電話サービス）が転送されてい
る。
【０００３】例えば、ＩＳＤＮは、ディジタル電話信号
および／またはディジタルビデオ電話信号を転送し、Ｐ
ＯＴＳは、アナログ電話信号を転送している。
および／またはディジタルビデオ電話信号を転送し、Ｐ
ＯＴＳは、アナログ電話信号を転送している。
【０００４】アナログ電話接続しか持っていない加入者
は、ＡＤＳＬを用いて自己の接続をアップグレードし、
アナログ設備を介して電話機能を継続すると共に、イン
タネットに接続することもできる。
は、ＡＤＳＬを用いて自己の接続をアップグレードし、
アナログ設備を介して電話機能を継続すると共に、イン
タネットに接続することもできる。
【０００５】したがって、ＡＤＳＬ上で特に音声を転送
するために、ＩＳＤＮまたはＰＯＴＳが使用されてい
る。ＩＳＤＮまたはＰＯＴＳは、第１の周波数範囲で転
送され、ＡＤＳＬは、第２の周波数範囲で転送される。
この２つの周波数範囲はオーバーラップしていない。Ｉ
ＳＤＮ信号とＰＯＴＳ信号とを分離する設備が必要であ
り、一般的に、ＰＯＴＳフィルタおよびＩＳＤＮフィル
タが使用されている。ＩＳＤＮおよびＰＯＴＳいずれの
場合においても、遠隔で電源を供給するために、ユーザ
情報信号と共に直流成分が転送される。この直流成分の
ために、フィルタの直列アーム中にコイルが必要となっ
ている。コイルは、厳しい要求事項を満足しなければな
らず、コイルは非常に高価である。
するために、ＩＳＤＮまたはＰＯＴＳが使用されてい
る。ＩＳＤＮまたはＰＯＴＳは、第１の周波数範囲で転
送され、ＡＤＳＬは、第２の周波数範囲で転送される。
この２つの周波数範囲はオーバーラップしていない。Ｉ
ＳＤＮ信号とＰＯＴＳ信号とを分離する設備が必要であ
り、一般的に、ＰＯＴＳフィルタおよびＩＳＤＮフィル
タが使用されている。ＩＳＤＮおよびＰＯＴＳいずれの
場合においても、遠隔で電源を供給するために、ユーザ
情報信号と共に直流成分が転送される。この直流成分の
ために、フィルタの直列アーム中にコイルが必要となっ
ている。コイルは、厳しい要求事項を満足しなければな
らず、コイルは非常に高価である。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、請求項１に
説明されている、信号をフィルタリングするための装
置、請求項１１に説明されている、信号をフィルタリン
グするための装置、および請求項８に説明されている、
信号をフィルタリングする方法を開示する。
説明されている、信号をフィルタリングするための装
置、請求項１１に説明されている、信号をフィルタリン
グするための装置、および請求項８に説明されている、
信号をフィルタリングする方法を開示する。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、特に、ＩＳＤ
Ｎ信号成分およびＩＳＤＮ直流成分、またはＰＯＴＳ信
号成分およびＰＯＴＳ直流成分を含む複合信号から、Ｉ
ＳＤＮ信号およびＰＯＴＳ信号をフィルタリングするた
めの装置を提供する。該装置は、直列に結合された第１
の分離フィルタ、フィルタバンク、および第２の分離フ
ィルタを備えることと、第１および第２の分離フィルタ
が、フィルタバンクを介してＩＳＤＮ信号成分およびＰ
ＯＴＳ信号成分を転送し、かつ、個別経路を介してＩＳ
ＤＮ直流成分およびＰＯＴＳ直流成分を転送するように
なされていることと、ＩＳＤＮ直流成分およびＰＯＴＳ
直流成分を検出するようになされた検出器を備えること
と、フィルタバンクが、検出器を介して制御可能なＩＳ
ＤＮフィルタおよびＰＯＴＳフィルタを備えることと、
検出器は、ＩＳＤＮ直流成分が検出されると、ＩＳＤＮ
フィルタを起動することと、検出器は、ＰＯＴＳ直流成
分が検出されると、ＰＯＴＳフィルタを起動することと
を特徴としている。
Ｎ信号成分およびＩＳＤＮ直流成分、またはＰＯＴＳ信
号成分およびＰＯＴＳ直流成分を含む複合信号から、Ｉ
ＳＤＮ信号およびＰＯＴＳ信号をフィルタリングするた
めの装置を提供する。該装置は、直列に結合された第１
の分離フィルタ、フィルタバンク、および第２の分離フ
ィルタを備えることと、第１および第２の分離フィルタ
が、フィルタバンクを介してＩＳＤＮ信号成分およびＰ
ＯＴＳ信号成分を転送し、かつ、個別経路を介してＩＳ
ＤＮ直流成分およびＰＯＴＳ直流成分を転送するように
なされていることと、ＩＳＤＮ直流成分およびＰＯＴＳ
直流成分を検出するようになされた検出器を備えること
と、フィルタバンクが、検出器を介して制御可能なＩＳ
ＤＮフィルタおよびＰＯＴＳフィルタを備えることと、
検出器は、ＩＳＤＮ直流成分が検出されると、ＩＳＤＮ
フィルタを起動することと、検出器は、ＰＯＴＳ直流成
分が検出されると、ＰＯＴＳフィルタを起動することと
を特徴としている。
【０００８】遠隔電源の直流成分は、例えばコンデンサ
を用いて、ＩＳＤＮユーザ情報信号から分離され、個別
経路上を転送される。したがって、フィルタリングされ
た信号はもう直流成分を含まず、すなわち直流オフセッ
トを含まない。そのため、簡易設計のフィルタ、例え
ば、フィルタの直列アーム内のコイルの代わりにコンデ
ンサを使用することができ、あるいは、絶縁耐力が小さ
い、例えば１００Ｖの代わりに１０ないし１５Ｖのフィ
ルタを使用することができる。コイルより寸法が小さい
コンデンサは、安価であり、回路への組込みが容易であ
る。また、コンデンサは集積化に適しており、フィルタ
のコストを低減することができる。また、例えばサイリ
スタを用いた能動素子から、フィルタを構成することも
できる。また、受信複合信号の直流成分の値が検出され
る。あるいは、少なくとも直流成分の値が所定のしきい
値より大きいか、小さいかが決定される。ＩＳＤＮ信号
は、例えば約１００Ｖの遠隔電源電圧と共に伝送され、
ＰＯＴＳ信号は約６０Ｖの遠隔電源電圧と共に伝送され
る。しきい値を約８０Ｖにすることにより、ＩＳＤＮ信
号とＰＯＴＳ信号とを区別することができる。遠隔電源
電圧が約８０Ｖを超えていれば、その信号はＩＳＤＮ信
号であり、遠隔電源電圧が８０Ｖ未満であれば、その信
号はＰＯＴＳ信号である。直流成分の値に応じて、ＩＳ
ＤＮフィルタまたはＰＯＴＳフィルタのいずれかが自動
的にターンオン、すなわち起動されることになる。この
ように、検出器は簡単な方法で、受信している信号がＩ
ＳＤＮ信号であるか、あるいはＰＯＴＳ信号であるかを
決定し、対応するフィルタをターンオンする。受信信号
は、それぞれのフィルタに印加される。フィルタは、Ａ
ＤＳＬ信号を含んでいる可能性のある印加された複合信
号から適切な信号を選択し、選択した信号だけを転送す
る。ＩＳＤＮ信号がなくなると、対応するフィルタはタ
ーンオフされ、すなわち非活動状態になる。オフすなわ
ち非活動状態では、フィルタは電力を消費しないため、
信号を受信していない間、あるいは信号が存在していな
い間は、電源が節約される。フィルタには個別電源は不
要である。遠隔電源を用いて、フィルタに電源を供給す
ることができる。そのために、検出器は、印加された遠
隔電源電圧、例えばＩＳＤＮの場合であれば１００Ｖ
を、フィルタの動作に適した電圧、例えば５Ｖに変換す
る直流／直流変換器を備えている。
を用いて、ＩＳＤＮユーザ情報信号から分離され、個別
経路上を転送される。したがって、フィルタリングされ
た信号はもう直流成分を含まず、すなわち直流オフセッ
トを含まない。そのため、簡易設計のフィルタ、例え
ば、フィルタの直列アーム内のコイルの代わりにコンデ
ンサを使用することができ、あるいは、絶縁耐力が小さ
い、例えば１００Ｖの代わりに１０ないし１５Ｖのフィ
ルタを使用することができる。コイルより寸法が小さい
コンデンサは、安価であり、回路への組込みが容易であ
る。また、コンデンサは集積化に適しており、フィルタ
のコストを低減することができる。また、例えばサイリ
スタを用いた能動素子から、フィルタを構成することも
できる。また、受信複合信号の直流成分の値が検出され
る。あるいは、少なくとも直流成分の値が所定のしきい
値より大きいか、小さいかが決定される。ＩＳＤＮ信号
は、例えば約１００Ｖの遠隔電源電圧と共に伝送され、
ＰＯＴＳ信号は約６０Ｖの遠隔電源電圧と共に伝送され
る。しきい値を約８０Ｖにすることにより、ＩＳＤＮ信
号とＰＯＴＳ信号とを区別することができる。遠隔電源
電圧が約８０Ｖを超えていれば、その信号はＩＳＤＮ信
号であり、遠隔電源電圧が８０Ｖ未満であれば、その信
号はＰＯＴＳ信号である。直流成分の値に応じて、ＩＳ
ＤＮフィルタまたはＰＯＴＳフィルタのいずれかが自動
的にターンオン、すなわち起動されることになる。この
ように、検出器は簡単な方法で、受信している信号がＩ
ＳＤＮ信号であるか、あるいはＰＯＴＳ信号であるかを
決定し、対応するフィルタをターンオンする。受信信号
は、それぞれのフィルタに印加される。フィルタは、Ａ
ＤＳＬ信号を含んでいる可能性のある印加された複合信
号から適切な信号を選択し、選択した信号だけを転送す
る。ＩＳＤＮ信号がなくなると、対応するフィルタはタ
ーンオフされ、すなわち非活動状態になる。オフすなわ
ち非活動状態では、フィルタは電力を消費しないため、
信号を受信していない間、あるいは信号が存在していな
い間は、電源が節約される。フィルタには個別電源は不
要である。遠隔電源を用いて、フィルタに電源を供給す
ることができる。そのために、検出器は、印加された遠
隔電源電圧、例えばＩＳＤＮの場合であれば１００Ｖ
を、フィルタの動作に適した電圧、例えば５Ｖに変換す
る直流／直流変換器を備えている。
【０００９】したがって、ＡＤＳＬ（またはＳＤＳＬま
たはＸＤＳＬ）、ＩＳＤＮあるいはＰＯＴＳの低価格統
合化を、簡単に実現することができる。
たはＸＤＳＬ）、ＩＳＤＮあるいはＰＯＴＳの低価格統
合化を、簡単に実現することができる。
【００１０】本発明はさらに、第１の信号成分および第
１の直流成分、または、第２の信号成分および第２の直
流成分を含む複合信号から、第１および第２の信号をフ
ィルタリングする方法を提供する。該方法は、受信複合
信号の信号成分および直流成分を互いに分離すること、
直流成分の大きさに応じて、信号成分が印加される所定
のフィルタを起動すること、および、続いて、フィルタ
リングされた信号成分および直流成分を結合することを
特徴としている。
１の直流成分、または、第２の信号成分および第２の直
流成分を含む複合信号から、第１および第２の信号をフ
ィルタリングする方法を提供する。該方法は、受信複合
信号の信号成分および直流成分を互いに分離すること、
直流成分の大きさに応じて、信号成分が印加される所定
のフィルタを起動すること、および、続いて、フィルタ
リングされた信号成分および直流成分を結合することを
特徴としている。
【００１１】したがって、本発明は、ＡＤＳＬ、ＩＳＤ
Ｎ、またはＰＯＴＳの統合化に制限されるものではな
く、特に、少なくとも２つの異なる情報信号を有し、そ
れぞれ、互いに分離する必要のある直流成分と共に伝送
される、全てのシステムに適用することができる。
Ｎ、またはＰＯＴＳの統合化に制限されるものではな
く、特に、少なくとも２つの異なる情報信号を有し、そ
れぞれ、互いに分離する必要のある直流成分と共に伝送
される、全てのシステムに適用することができる。
【００１２】本発明は、添付の図面に照らして行う以下
の説明から、より明らかになるであろう。
の説明から、より明らかになるであろう。
【００１３】
【発明の実施の形態】第１の実施形態について、先ず図
１に関して説明する。図１は、ＡＤＳＬおよびＩＳＤＮ
／ＰＯＴＳを転送するための通信ネットワークの一部を
示したものである。通信ネットワークは、従来の電話ネ
ットワークであり、交換局から個々の加入者までのポイ
ント・ツー・ポイントリンクである。加入者は、ＩＳＤ
Ｎ利用者およびＰＯＴＳ利用者のいずれでも良い。した
がって、この通信ネットワークは、旧来のアナログ回線
およびディジタルＩＳＤＮ回線の両方をサポートしてい
る。さらに、この通信ネットワークは、ＡＤＳＬが可能
である。ＡＤＳＬ利用者は、それぞれＡＤＳＬモデム５
を所有しており、そのモデムを介して、インタネットア
クセスなどのＡＤＳＬトラフィックが処理される。した
がって、交換局と加入者との間の回線４を介して、ＡＤ
ＳＬとＩＳＤＮ、あるいは、ＡＤＳＬとＰＯＴＳの２つ
のサービスが同時に提供される。交換局端の装置３およ
び加入者端の装置６は、ＩＳＤＮおよびＰＯＴＳ信号を
フィルタリングしている。図の例では、加入者はＡＤＳ
ＬおよびＩＳＤＮ利用者であり、ＡＤＳＬサービスのた
めのＡＤＳＬモデム５を所有し、また、交換局から受信
するＡＤＳＬ信号、ＩＳＤＮ信号、およびＩＳＤＮ直流
成分を含む複合信号から、ＩＳＤＮ信号をフィルタリン
グするための装置６を所有している。加入者端の装置６
の出力信号は、ＩＳＤＮ信号のみを含み、ＩＳＤＮ直流
成分すなわちＡＤＳＬ信号は除去されている。
１に関して説明する。図１は、ＡＤＳＬおよびＩＳＤＮ
／ＰＯＴＳを転送するための通信ネットワークの一部を
示したものである。通信ネットワークは、従来の電話ネ
ットワークであり、交換局から個々の加入者までのポイ
ント・ツー・ポイントリンクである。加入者は、ＩＳＤ
Ｎ利用者およびＰＯＴＳ利用者のいずれでも良い。した
がって、この通信ネットワークは、旧来のアナログ回線
およびディジタルＩＳＤＮ回線の両方をサポートしてい
る。さらに、この通信ネットワークは、ＡＤＳＬが可能
である。ＡＤＳＬ利用者は、それぞれＡＤＳＬモデム５
を所有しており、そのモデムを介して、インタネットア
クセスなどのＡＤＳＬトラフィックが処理される。した
がって、交換局と加入者との間の回線４を介して、ＡＤ
ＳＬとＩＳＤＮ、あるいは、ＡＤＳＬとＰＯＴＳの２つ
のサービスが同時に提供される。交換局端の装置３およ
び加入者端の装置６は、ＩＳＤＮおよびＰＯＴＳ信号を
フィルタリングしている。図の例では、加入者はＡＤＳ
ＬおよびＩＳＤＮ利用者であり、ＡＤＳＬサービスのた
めのＡＤＳＬモデム５を所有し、また、交換局から受信
するＡＤＳＬ信号、ＩＳＤＮ信号、およびＩＳＤＮ直流
成分を含む複合信号から、ＩＳＤＮ信号をフィルタリン
グするための装置６を所有している。加入者端の装置６
の出力信号は、ＩＳＤＮ信号のみを含み、ＩＳＤＮ直流
成分すなわちＡＤＳＬ信号は除去されている。
【００１４】したがって装置６は、ＩＳＤＮ信号の他
に、フィルタによってＩＳＤＮ信号を分離することがで
きるよう、通常、他の周波数範囲で伝送されるＸＤＳＬ
などの追加サービスが提供されるネットワークでの使用
に最適な、フィルタ機能が統合されたネットワーク終端
装置であることを表している。また装置６を、上流側チ
ャンネルを用いてアップグレードされるケーブルテレビ
分配ネットワークに使用して、テレビジョン信号の分配
の他に、ＩＳＤＮなどの通信サービスを、オーバレイと
して提供することができる。加入者端でＩＳＤＮ信号を
分離しなければならないが、装置６を電力線ネットワー
ク内で使用することも可能である。ＩＳＤＮ信号および
直流成分は、ＩＳＤＮネットワーク終端装置７に印加さ
れる。ネットワーク終端装置７は、通常、２チャンネル
のベアラチャンネル（２チャンネルの６４キロバイト／
ｓＢチャンネル）と、１チャンネルの信号チャンネル
（１チャンネルの１６キロバイト／ｓＤチャンネル）を
有する、いわゆるＮＴＢＡである。ＮＴＢＡとは、ネッ
トワーク終端基本レートアクセス（Ｎｅｔｗｏｒｋ Ｔ
ｅｒｍｉｎａｔｉｏｎ Ｂａｓｉｃ ｒａｔｅ Ａｃｃ
ｅｓｓ）のことである。例えばＩＳＤＮ電話、ファック
ス装置、ビデオ電話などの端末装置８を８台まで、ネッ
トワーク終端装置７に接続することができる。加入者か
ら交換局へ伝送される要求信号などのＡＤＳＬ情報は、
ＡＤＳＬモジュール１を介して、電話ネットワークとは
無関係のネットワーク、例えばインタネットサービスプ
ロバイダに転送される。加入者から交換局へ伝送され
る、例えば電話信号などのＩＳＤＮ情報は、全てのＡＤ
ＳＬ信号を除去し、ＩＳＤＮ信号のみを通過させる装置
３を介して、ＩＳＤＮモジュール２へ転送され、ＩＳＤ
Ｎモジュール２からＩＳＤＮネットワークへ転送され
る。ＡＤＳＬとＩＳＤＮの組合せの代わりに、ＡＤＳＬ
とＰＯＴＳの組合せを使用することもできる。この場
合、モジュール２はＰＯＴＳモジュールになり、ネット
ワーク終端装置７は、フィルタ機能が統合されたＰＯＴ
Ｓネットワーク終端装置になる。端末装置８は、アナロ
グ電話などのＰＯＴＳ端末装置になる。
に、フィルタによってＩＳＤＮ信号を分離することがで
きるよう、通常、他の周波数範囲で伝送されるＸＤＳＬ
などの追加サービスが提供されるネットワークでの使用
に最適な、フィルタ機能が統合されたネットワーク終端
装置であることを表している。また装置６を、上流側チ
ャンネルを用いてアップグレードされるケーブルテレビ
分配ネットワークに使用して、テレビジョン信号の分配
の他に、ＩＳＤＮなどの通信サービスを、オーバレイと
して提供することができる。加入者端でＩＳＤＮ信号を
分離しなければならないが、装置６を電力線ネットワー
ク内で使用することも可能である。ＩＳＤＮ信号および
直流成分は、ＩＳＤＮネットワーク終端装置７に印加さ
れる。ネットワーク終端装置７は、通常、２チャンネル
のベアラチャンネル（２チャンネルの６４キロバイト／
ｓＢチャンネル）と、１チャンネルの信号チャンネル
（１チャンネルの１６キロバイト／ｓＤチャンネル）を
有する、いわゆるＮＴＢＡである。ＮＴＢＡとは、ネッ
トワーク終端基本レートアクセス（Ｎｅｔｗｏｒｋ Ｔ
ｅｒｍｉｎａｔｉｏｎ Ｂａｓｉｃ ｒａｔｅ Ａｃｃ
ｅｓｓ）のことである。例えばＩＳＤＮ電話、ファック
ス装置、ビデオ電話などの端末装置８を８台まで、ネッ
トワーク終端装置７に接続することができる。加入者か
ら交換局へ伝送される要求信号などのＡＤＳＬ情報は、
ＡＤＳＬモジュール１を介して、電話ネットワークとは
無関係のネットワーク、例えばインタネットサービスプ
ロバイダに転送される。加入者から交換局へ伝送され
る、例えば電話信号などのＩＳＤＮ情報は、全てのＡＤ
ＳＬ信号を除去し、ＩＳＤＮ信号のみを通過させる装置
３を介して、ＩＳＤＮモジュール２へ転送され、ＩＳＤ
Ｎモジュール２からＩＳＤＮネットワークへ転送され
る。ＡＤＳＬとＩＳＤＮの組合せの代わりに、ＡＤＳＬ
とＰＯＴＳの組合せを使用することもできる。この場
合、モジュール２はＰＯＴＳモジュールになり、ネット
ワーク終端装置７は、フィルタ機能が統合されたＰＯＴ
Ｓネットワーク終端装置になる。端末装置８は、アナロ
グ電話などのＰＯＴＳ端末装置になる。
【００１５】次に、図２を参照して、第１の実施形態に
ついてさらに説明する。図２は、ＩＳＤＮおよびＰＯＴ
Ｓをフィルタリングするための、本発明による装置を示
したものである。装置は、図１の装置６に相当してい
る。図１の装置３および装置６は、構造が同一であり、
いずれも双方向フィルタリングに適している。したがっ
て装置３の詳細説明については省略する。装置３および
装置６は、ＡＤＳＬとＩＳＤＮの組合せ、およびＡＤＳ
ＬとＰＯＴＳの組合せのいずれの組合せにも、使用する
ことができる。すなわち、装置３および装置６は、普遍
的に適用できる。
ついてさらに説明する。図２は、ＩＳＤＮおよびＰＯＴ
Ｓをフィルタリングするための、本発明による装置を示
したものである。装置は、図１の装置６に相当してい
る。図１の装置３および装置６は、構造が同一であり、
いずれも双方向フィルタリングに適している。したがっ
て装置３の詳細説明については省略する。装置３および
装置６は、ＡＤＳＬとＩＳＤＮの組合せ、およびＡＤＳ
ＬとＰＯＴＳの組合せのいずれの組合せにも、使用する
ことができる。すなわち、装置３および装置６は、普遍
的に適用できる。
【００１６】装置６は、それぞれ直列に結合された第１
の分離フィルタ９、フィルタバンク１０、および第２の
分離フィルタ１１を備えている。装置６はさらに、検出
器１２および２つのチョーク１３、１４を含んでいる。
の分離フィルタ９、フィルタバンク１０、および第２の
分離フィルタ１１を備えている。装置６はさらに、検出
器１２および２つのチョーク１３、１４を含んでいる。
【００１７】交換局と加入者との間のＩＳＤＮ接続使用
時には、ＩＳＤＮ信号成分（ユーザ情報）および直流成
分（遠隔電源用）が、交換局から加入者へ伝送される。
ＩＳＤＮ信号成分およびＩＳＤＮ直流成分の両成分が、
分離フィルタ９で受信される。分離フィルタ９は、それ
ぞれ直列に結合された、第１のコイル、コンデンサ、お
よび第２のコイルから形成される一次側を有する中継コ
イルを含んでおり、コンデンサと第１のコイルとの間、
および、コンデンサと第２のコイルとの間で、ＩＳＤＮ
直流成分がピックオフされる。二次側は、直列に結合さ
れた、第３のコイルおよび第４のコイルを含んでいる。
中継コイルは電気絶縁をもたらし、それにより、干渉を
最小にしている。ＩＳＤＮ信号成分は、一次側から二次
側へ伝達され、フィルタバンク１０に供給される。ＩＳ
ＤＮ直流成分は、一次側でピックオフされ、個別ライン
上を、分離フィルタ１１へ転送される。すなわち、特に
フィルタバンク１０を経由して転送されることはない。
２つのチョークは、個別ラインに挿入されている。チョ
ークは、５０Ｈｚまでの通過帯域を有しており、電子チ
ョークとして構成されている。チョークは、ＩＳＤＮ信
号成分およびＡＤＳＬ信号を、ブロックするための低域
通過フィルタとして機能している。
時には、ＩＳＤＮ信号成分（ユーザ情報）および直流成
分（遠隔電源用）が、交換局から加入者へ伝送される。
ＩＳＤＮ信号成分およびＩＳＤＮ直流成分の両成分が、
分離フィルタ９で受信される。分離フィルタ９は、それ
ぞれ直列に結合された、第１のコイル、コンデンサ、お
よび第２のコイルから形成される一次側を有する中継コ
イルを含んでおり、コンデンサと第１のコイルとの間、
および、コンデンサと第２のコイルとの間で、ＩＳＤＮ
直流成分がピックオフされる。二次側は、直列に結合さ
れた、第３のコイルおよび第４のコイルを含んでいる。
中継コイルは電気絶縁をもたらし、それにより、干渉を
最小にしている。ＩＳＤＮ信号成分は、一次側から二次
側へ伝達され、フィルタバンク１０に供給される。ＩＳ
ＤＮ直流成分は、一次側でピックオフされ、個別ライン
上を、分離フィルタ１１へ転送される。すなわち、特に
フィルタバンク１０を経由して転送されることはない。
２つのチョークは、個別ラインに挿入されている。チョ
ークは、５０Ｈｚまでの通過帯域を有しており、電子チ
ョークとして構成されている。チョークは、ＩＳＤＮ信
号成分およびＡＤＳＬ信号を、ブロックするための低域
通過フィルタとして機能している。
【００１８】検出器１２は、しきい値検出器として構成
されており、約８０Ｖのしきい値を有している。検出器
１２の機能は、受信した直流成分が上記しきい値より大
きいか、あるいは小さいかを決定することである。ＩＳ
ＤＮでは約１００Ｖの電力が供給されており、一方、Ｐ
ＯＴＳでは約６０Ｖの電力が供給されている。直流電圧
成分が上記しきい値より大きいと判定されると、その信
号はＩＳＤＮ信号であり、直流電圧成分が上記しきい値
より小さいと判定されると、その信号はＰＯＴＳ信号で
ある。
されており、約８０Ｖのしきい値を有している。検出器
１２の機能は、受信した直流成分が上記しきい値より大
きいか、あるいは小さいかを決定することである。ＩＳ
ＤＮでは約１００Ｖの電力が供給されており、一方、Ｐ
ＯＴＳでは約６０Ｖの電力が供給されている。直流電圧
成分が上記しきい値より大きいと判定されると、その信
号はＩＳＤＮ信号であり、直流電圧成分が上記しきい値
より小さいと判定されると、その信号はＰＯＴＳ信号で
ある。
【００１９】フィルタバンク１０は、２つのフィルタを
備えている。すなわち、ＩＳＤＮ信号成分をフィルタリ
ングするためのＩＳＤＮフィルタと、ＰＯＴＳ信号成分
をフィルタリングするためのＰＯＴＳフィルタである。
いずれのフィルタも、検出器１２によって制御されてい
る。検出器１２がＩＳＤＮ信号成分を検出すると、ＩＳ
ＤＮフィルタが起動され、検出器がＰＯＴＳ成分を検出
すると、ＰＯＴＳフィルタが起動される。このフィルタ
の起動は、スイッチの反転によって実行される。スイッ
チを継電器として構成し、一方の位置をＰＯＴＳフィル
タ起動用に、他方の位置をＩＳＤＮフィルタ起動用にす
ることもできる。
備えている。すなわち、ＩＳＤＮ信号成分をフィルタリ
ングするためのＩＳＤＮフィルタと、ＰＯＴＳ信号成分
をフィルタリングするためのＰＯＴＳフィルタである。
いずれのフィルタも、検出器１２によって制御されてい
る。検出器１２がＩＳＤＮ信号成分を検出すると、ＩＳ
ＤＮフィルタが起動され、検出器がＰＯＴＳ成分を検出
すると、ＰＯＴＳフィルタが起動される。このフィルタ
の起動は、スイッチの反転によって実行される。スイッ
チを継電器として構成し、一方の位置をＰＯＴＳフィル
タ起動用に、他方の位置をＩＳＤＮフィルタ起動用にす
ることもできる。
【００２０】検出器１２はさらに、能動フィルタのため
の電源電圧を、遠隔電源電圧から引き出すための直流／
直流変換器を含んでいる。ＩＳＤＮ直流成分の一部が、
例えば１００Ｖから５Ｖに変換され、ＩＳＤＮフィルタ
に供給される。ＰＯＴＳモードの場合は、ＰＯＴＳ直流
成分の一部が、異なる直流電圧値に変換され、ＰＯＴＳ
フィルタに供給される。
の電源電圧を、遠隔電源電圧から引き出すための直流／
直流変換器を含んでいる。ＩＳＤＮ直流成分の一部が、
例えば１００Ｖから５Ｖに変換され、ＩＳＤＮフィルタ
に供給される。ＰＯＴＳモードの場合は、ＰＯＴＳ直流
成分の一部が、異なる直流電圧値に変換され、ＰＯＴＳ
フィルタに供給される。
【００２１】フィルタバンク１０でフィルタリングされ
たＩＳＤＮ信号成分あるいはＰＯＴＳ信号成分は、分離
フィルタ１１に供給される。分離フィルタ１１には、中
継コイルが含まれている。中継コイルの一次側は、それ
ぞれ直列に接続された第１のコイル、コンデンサ、およ
び第２のコイルを含んでおり、直流成分は、コンデンサ
と第１のコイル間、およびコンデンサと第２のコイル間
に導入される。中継コイルの二次側は、第３のコイルお
よび第４のコイルを直列に含んでいる。中継コイルは電
気絶縁をもたらし、それによって干渉を最小にしてい
る。フィルタリングされたＩＳＤＮ信号成分またはＰＯ
ＴＳ信号成分は、中継コイルの二次側から一次側へ伝達
され、結合された直流成分と共に出力部へ渡される。
たＩＳＤＮ信号成分あるいはＰＯＴＳ信号成分は、分離
フィルタ１１に供給される。分離フィルタ１１には、中
継コイルが含まれている。中継コイルの一次側は、それ
ぞれ直列に接続された第１のコイル、コンデンサ、およ
び第２のコイルを含んでおり、直流成分は、コンデンサ
と第１のコイル間、およびコンデンサと第２のコイル間
に導入される。中継コイルの二次側は、第３のコイルお
よび第４のコイルを直列に含んでいる。中継コイルは電
気絶縁をもたらし、それによって干渉を最小にしてい
る。フィルタリングされたＩＳＤＮ信号成分またはＰＯ
ＴＳ信号成分は、中継コイルの二次側から一次側へ伝達
され、結合された直流成分と共に出力部へ渡される。
【００２２】次に、第１の実施形態について、図３を参
照しながらさらに説明する。図３は、図２の新規フィル
タバンク１０の概略構成を示したものである。フィルタ
バンク１０は、ＩＳＤＮフィルタ１５、ＰＯＴＳフィル
タ１６、および４個のスイッチ１７、１８、１９、２０
を含んでいる。この４個のスイッチ１７、１８、１９、
２０は、一方の位置がＩＳＤＮフィルタを起動し、もう
一方の位置がＰＯＴＳフィルタを起動するようになされ
ており、検出器１２によって制御されている。検出器１
２はさらに、ＩＳＤＮフィルタ１５およびＰＯＴＳフィ
ルタ１６のための電源電圧を供給している。電力を節約
するため、稼動中のフィルタにのみ電源が供給される。
照しながらさらに説明する。図３は、図２の新規フィル
タバンク１０の概略構成を示したものである。フィルタ
バンク１０は、ＩＳＤＮフィルタ１５、ＰＯＴＳフィル
タ１６、および４個のスイッチ１７、１８、１９、２０
を含んでいる。この４個のスイッチ１７、１８、１９、
２０は、一方の位置がＩＳＤＮフィルタを起動し、もう
一方の位置がＰＯＴＳフィルタを起動するようになされ
ており、検出器１２によって制御されている。検出器１
２はさらに、ＩＳＤＮフィルタ１５およびＰＯＴＳフィ
ルタ１６のための電源電圧を供給している。電力を節約
するため、稼動中のフィルタにのみ電源が供給される。
【００２３】次に、第１の実施形態について、図４を参
照しながらさらに説明する。図４は、図３のＩＳＤＮフ
ィルタ１５の概略構成を示したものである。ＩＳＤＮフ
ィルタ１５は、直列に接続された３つのＬＣ部分を、直
列アーム中に有している。各ＬＣ部分は、並列に接続さ
れたコイルとコンデンサからなっている。４つの分路ア
ームが設けられており、それぞれコンデンサを含んでい
る。コンデンサおよびコイルの値は、これらのデバイス
が、ＩＳＤＮ信号を最適の方法で伝送するために割り当
てられた周波数範囲で、フィルタリング特性を発揮する
ように選択される。ＩＳＤＮフィルタを二重フィルタと
して、あるいは上記構成の等価フィルタとして構成する
こともできる。
照しながらさらに説明する。図４は、図３のＩＳＤＮフ
ィルタ１５の概略構成を示したものである。ＩＳＤＮフ
ィルタ１５は、直列に接続された３つのＬＣ部分を、直
列アーム中に有している。各ＬＣ部分は、並列に接続さ
れたコイルとコンデンサからなっている。４つの分路ア
ームが設けられており、それぞれコンデンサを含んでい
る。コンデンサおよびコイルの値は、これらのデバイス
が、ＩＳＤＮ信号を最適の方法で伝送するために割り当
てられた周波数範囲で、フィルタリング特性を発揮する
ように選択される。ＩＳＤＮフィルタを二重フィルタと
して、あるいは上記構成の等価フィルタとして構成する
こともできる。
【００２４】次に、第１の実施形態について、図５を参
照しながらさらに説明する。図５は、図３のＰＯＴＳフ
ィルタ１６の概略構成を示したものである。ＰＯＴＳフ
ィルタ１６は、直列に接続された２つのＬＣ部分を直列
アームに有している。ＬＣ部分はそれぞれ、並列に接続
されたコイルおよびコンデンサからなっている。１つの
分路アームが設けられており、コンデンサを含んでい
る。コンデンサおよびコイルの値は、これらのデバイス
が、ＰＯＴＳ信号を最適の方法で伝送するために割り当
てられた周波数範囲で、フィルタリング特性を発揮する
ように選択される。ＰＯＴＳフィルタを二重フィルタと
して、あるいは上記構成の等価フィルタとして実施する
こともできる。
照しながらさらに説明する。図５は、図３のＰＯＴＳフ
ィルタ１６の概略構成を示したものである。ＰＯＴＳフ
ィルタ１６は、直列に接続された２つのＬＣ部分を直列
アームに有している。ＬＣ部分はそれぞれ、並列に接続
されたコイルおよびコンデンサからなっている。１つの
分路アームが設けられており、コンデンサを含んでい
る。コンデンサおよびコイルの値は、これらのデバイス
が、ＰＯＴＳ信号を最適の方法で伝送するために割り当
てられた周波数範囲で、フィルタリング特性を発揮する
ように選択される。ＰＯＴＳフィルタを二重フィルタと
して、あるいは上記構成の等価フィルタとして実施する
こともできる。
【００２５】この第１の実施形態は、ＩＳＤＮおよびＰ
ＯＴＳへの本発明のアプリケーションを示したものであ
るが、本発明は、これらの信号に限定されるものではな
い。本発明を、３種類以上の信号を用いて使用すること
もできる。この場合、フィルタバンクは、３つ以上の起
動可能なフィルタを含むことになる。原理上は、少なく
とも２種類の信号成分および少なくとも１つの直流成分
を含む全ての複合信号を検出し、フィルタリングするこ
とが可能である。
ＯＴＳへの本発明のアプリケーションを示したものであ
るが、本発明は、これらの信号に限定されるものではな
い。本発明を、３種類以上の信号を用いて使用すること
もできる。この場合、フィルタバンクは、３つ以上の起
動可能なフィルタを含むことになる。原理上は、少なく
とも２種類の信号成分および少なくとも１つの直流成分
を含む全ての複合信号を検出し、フィルタリングするこ
とが可能である。
【００２６】次に、第２の実施形態について、図６を参
照しながら説明する。図６は、信号をフィルタリングす
るための本発明による他の装置を示したものであり、例
えば図１の装置６に対応している。図１の装置３および
６は同一構造であり、したがって装置３の詳細な説明は
省略する。装置３および６は、ＡＤＳＬとＩＳＤＮ、お
よびＡＤＳＬとＰＯＴＳのいずれの組合せにも使用され
る。すなわち、装置３および６は、普遍的に適用でき
る。
照しながら説明する。図６は、信号をフィルタリングす
るための本発明による他の装置を示したものであり、例
えば図１の装置６に対応している。図１の装置３および
６は同一構造であり、したがって装置３の詳細な説明は
省略する。装置３および６は、ＡＤＳＬとＩＳＤＮ、お
よびＡＤＳＬとＰＯＴＳのいずれの組合せにも使用され
る。すなわち、装置３および６は、普遍的に適用でき
る。
【００２７】図６の装置は、第１の信号成分および第１
の直流成分を含む複合信号から、信号をフィルタリング
する働きをしている。装置は、直列に結合された第１の
分離フィルタ２１、フィルタ２２、および第２の分離フ
ィルタ２３を含んでいる。分離フィルタ２１および２３
は、図２の分離フィルタ９および１１と構造および動作
が同一である。分離フィルタ２１および２３は、フィル
タ２２を介して第１の信号成分、例えばＩＳＤＮ信号成
分あるいはＰＯＴＳ信号成分を転送し、かつ、個別経路
を介して第１の直流成分、例えばＩＳＤＮ直流成分ある
いはＰＯＴＳ直流成分を転送するように構成されてい
る。フィルタ２２は、例えばＩＳＤＮフィルタあるいは
ＰＯＴＳフィルタとして構成されている。図２の装置と
は異なり、図６の装置は、ハードワイヤードのフィルタ
を１つだけ含んでおり、常時オンであり、起動、起動解
除はできない。フィルタ２２は、図４および図５のフィ
ルタと同一構造である。フィルタ２２を、電源を必要と
しないとき、受動フィルタとして構成することができ
る。
の直流成分を含む複合信号から、信号をフィルタリング
する働きをしている。装置は、直列に結合された第１の
分離フィルタ２１、フィルタ２２、および第２の分離フ
ィルタ２３を含んでいる。分離フィルタ２１および２３
は、図２の分離フィルタ９および１１と構造および動作
が同一である。分離フィルタ２１および２３は、フィル
タ２２を介して第１の信号成分、例えばＩＳＤＮ信号成
分あるいはＰＯＴＳ信号成分を転送し、かつ、個別経路
を介して第１の直流成分、例えばＩＳＤＮ直流成分ある
いはＰＯＴＳ直流成分を転送するように構成されてい
る。フィルタ２２は、例えばＩＳＤＮフィルタあるいは
ＰＯＴＳフィルタとして構成されている。図２の装置と
は異なり、図６の装置は、ハードワイヤードのフィルタ
を１つだけ含んでおり、常時オンであり、起動、起動解
除はできない。フィルタ２２は、図４および図５のフィ
ルタと同一構造である。フィルタ２２を、電源を必要と
しないとき、受動フィルタとして構成することができ
る。
【００２８】複合信号は、少なくとも第２の信号成分、
特にＸＤＳＬ信号成分を含むことができる。分離フィル
タ２１および２３は、第２の信号成分をフィルタ２２に
転送するように構成されており、フィルタ２２は、第２
の信号成分をブロックし、第１の信号成分を通過させる
ように構成されている。
特にＸＤＳＬ信号成分を含むことができる。分離フィル
タ２１および２３は、第２の信号成分をフィルタ２２に
転送するように構成されており、フィルタ２２は、第２
の信号成分をブロックし、第１の信号成分を通過させる
ように構成されている。
【００２９】図２と異なり、検出器が不要であり、回路
構成が単純になっている。検出器がないため異なる信号
成分が区別されず、したがって、通常、図６の装置は、
使用されているフィルタ２２に基づいて、特定の一信号
成分についてのみ、フィルタリングすることができる。
所与のしきい値以下のＰＯＴＳおよびＩＳＤＮなど、例
えばＰＯＴＳでは２０ｋＨｚ、またはＩＳＤＮでは１０
０ｋＨｚ、およびこのしきい値より上のＡＤＳＬ信号成
分など、異なる信号成分が異なる周波数範囲で転送され
る場合、低域通過フィルタを用いることにより、２種類
以上の信号成分をフィルタリングすることができる。し
たがって、低域通過フィルタの遮断周波数を適切に選択
する（例えば１００ｋＨｚ）ことにより、ＩＳＤＮおよ
びＰＯＴＳ信号をフィルタリングし、ＡＤＳＬ信号をブ
ロックすることができる。
構成が単純になっている。検出器がないため異なる信号
成分が区別されず、したがって、通常、図６の装置は、
使用されているフィルタ２２に基づいて、特定の一信号
成分についてのみ、フィルタリングすることができる。
所与のしきい値以下のＰＯＴＳおよびＩＳＤＮなど、例
えばＰＯＴＳでは２０ｋＨｚ、またはＩＳＤＮでは１０
０ｋＨｚ、およびこのしきい値より上のＡＤＳＬ信号成
分など、異なる信号成分が異なる周波数範囲で転送され
る場合、低域通過フィルタを用いることにより、２種類
以上の信号成分をフィルタリングすることができる。し
たがって、低域通過フィルタの遮断周波数を適切に選択
する（例えば１００ｋＨｚ）ことにより、ＩＳＤＮおよ
びＰＯＴＳ信号をフィルタリングし、ＡＤＳＬ信号をブ
ロックすることができる。
【００３０】フィルタ２２を、プラグインモジュールと
して構成することができる。装置は、異なる信号成分に
容易に適合させることができる。例えば、ハウジング、
２個の分離フィルタ２１と２３、およびフィルタ２２の
ためのスロットが、事前に製作される。装置を使用する
状況に応じて、例えばＩＳＤＮフィルタリング用等、適
切な種類のフィルタを、所定位置に挿入するだけで良
い。プラグイン型変更態様は、修理作業、改造作業、保
守作業等においても有利である。
して構成することができる。装置は、異なる信号成分に
容易に適合させることができる。例えば、ハウジング、
２個の分離フィルタ２１と２３、およびフィルタ２２の
ためのスロットが、事前に製作される。装置を使用する
状況に応じて、例えばＩＳＤＮフィルタリング用等、適
切な種類のフィルタを、所定位置に挿入するだけで良
い。プラグイン型変更態様は、修理作業、改造作業、保
守作業等においても有利である。
【図１】ＡＤＳＬおよびＩＳＤＮ／ＰＯＴＳ伝送のため
の通信ネットワークの一部を示す略ブロック図である。
の通信ネットワークの一部を示す略ブロック図である。
【図２】本発明によるＩＳＤＮおよびＰＯＴＳをフィル
タリングするための装置の概略図である。
タリングするための装置の概略図である。
【図３】図２に示す装置のフィルタバンクの略ブロック
図である。
図である。
【図４】図３に示すフィルタバンクのＩＳＤＮフィルタ
の概略図である。
の概略図である。
【図５】図３に示すフィルタバンクのＰＯＴＳフィルタ
の概略図である。
の概略図である。
【図６】本発明による信号をフィルタリングするための
装置の概略図である。
装置の概略図である。
３、６ 信号フィルタリング装置 ７ ＩＳＤＮネットワーク終端装置 ９、２１ 第１の分離フィルタ １０ フィルタバンク １１、２３ 第２の分離フィルタ １２ 検出器 １３、１４ 個別経路 １５ ＩＳＤＮフィルタ １６ ＰＯＴＳフィルタ １７、１８、１９、２０ スイッチ ２２ フィルタ
Claims (13)
- 【請求項１】 ＩＳＤＮ信号成分およびＩＳＤＮ直流成
分、あるいは、ＰＯＴＳ信号成分およびＰＯＴＳ直流成
分を含む複合信号から、ＩＳＤＮ信号およびＰＯＴＳ信
号をフィルタリングするための装置（３、６）であっ
て、該装置が、直列結合された第１の分離フィルタ
（９）、フィルタバンク（１０）、および第２の分離フ
ィルタ（１１）を備えることと、第１および第２の分離
フィルタ（９、１１）が、前記フィルタバンク（１０）
を介して、ＩＳＤＮ信号成分およびＰＯＴＳ信号成分を
転送し、かつ、個別経路（１３、１４）を介して、ＩＳ
ＤＮ直流成分およびＰＯＴＳ直流成分を転送するように
なされていることと、ＩＳＤＮ直流成分およびＰＯＴＳ
直流成分を検出するようになされた検出器（１２）を備
えることと、フィルタバンク（１０）が、検出器（１
２）を介して制御可能なＩＳＤＮフィルタ（１５）およ
びＰＯＴＳフィルタ（１６）を備えることと、検出器
（１２）は、ＩＳＤＮ直流成分が検出されると、ＩＳＤ
Ｎフィルタ（１５）を起動し、検出器（１２）は、ＰＯ
ＴＳ直流成分が検出されると、ＰＯＴＳフィルタ（１
６）を起動することとを特徴とする、ＩＳＤＮ信号およ
びＰＯＴＳ信号をフィルタリングするための装置（３、
６）。 - 【請求項２】 各第１および第２の分離フィルタ（９、
１１）が、一次側および二次側を有する中継コイルを備
えることと、一次側が、直列に結合された第１のコイ
ル、コンデンサ、および第２のコイルを含み、コンデン
サと第１のコイルとの間、およびコンデンサと第２のコ
イルとの間で、直流成分がピックオフされることと、二
次側が、直列に結合された第３のコイルおよび第４のコ
イルを含むこととを特徴とする請求項１に記載の装置
（３、６）。 - 【請求項３】 検出器（１２）がしきい値検出器であっ
て、該検出器が、所定のしきい値を越える直流成分、特
に６０Ｖから１００Ｖの範囲のしきい値を超える直流成
分を検出すると、ＩＳＤＮフィルタ（１５）を起動し、
しきい値未満の直流成分を検出すると、ＰＯＴＳフィル
タ（１６）を起動することを特徴とする請求項１に記載
の装置（３、６）。 - 【請求項４】 フィルタバンク（１０）がさらに、検出
器（１２）によって制御され、ＩＳＤＮフィルタ（１
５）およびＰＯＴＳフィルタ（１６）を起動および停止
させるための、少なくとも２つのスイッチ（１７、１
８、１９、２０）を備えることを特徴とする請求項１に
記載の装置（３、６）。 - 【請求項５】 検出器（１２）が、ＩＳＤＮおよびＰＯ
ＴＳフィルタ（１５、１６）を起動するために必要な直
流電流を、検出した直流成分から引き出すための直流／
直流変換器を備えることを特徴とする請求項１に記載の
装置（３、６）。 - 【請求項６】 各ＩＳＤＮおよびＰＯＴＳフィルタ（１
５、１６）が、直列アームと、少なくとも１つの分路ア
ームとからなり、直列アームは、直列に結合された少な
くとも２つのＬＣ部分を含み、少なくとも１つの分路ア
ームはコンデンサを含むことを特徴とする請求項１に記
載の装置（３、６）。 - 【請求項７】 各第１および第２の分離フィルタ（９、
１１）が、電気絶縁のための光結合器を備えることを特
徴とする請求項１に記載の装置（３、６）。 - 【請求項８】 第１の信号成分および第１の直流成分、
または、第２の信号成分および第２の直流成分を含む複
合信号から、第１および第２の信号をフィルタリングす
る方法であって、受信複合信号の信号成分および直流成
分を互いに分離することと、直流成分の大きさに応じ
て、信号成分が印加される所定のフィルタ（１５、１
６）を起動することと、続いて、フィルタリングされた
信号成分および直流成分が結合されることとを特徴とす
る、第１の信号成分および第１の直流成分、または、第
２の信号成分および第２の直流成分を含む複合信号か
ら、第１および第２の信号をフィルタリングする方法。 - 【請求項９】 第１の信号成分がＩＳＤＮ信号成分であ
り、第１の直流成分がＩＳＤＮ直流成分であり、第２の
信号成分がＰＯＴＳ信号成分であり、第２の直流成分が
ＰＯＴＳ直流成分であることを特徴とする請求項８に記
載の方法。 - 【請求項１０】 第１の信号成分がディジタル電話信号
成分であり、第１の直流成分が結合された直流成分であ
り、第２の信号成分がアナログ電話信号成分であり、第
２の直流成分が結合された直流成分であることを特徴と
する請求項８に記載の方法。 - 【請求項１１】 第１の信号成分および第１の直流成分
を含む複合信号から、信号をフィルタリングするための
装置（３、６）であって、該装置が、直列に結合された
第１の分離フィルタ（２１）、フィルタ（２２）、およ
び第２の分離フィルタ（２３）を備えることと、第１お
よび第２の分離フィルタ（２１、２３）が、フィルタ
（２２）を介して第１の信号成分を転送し、かつ、個別
経路を介して第１の直流成分を転送するようになされて
いることとを特徴とする、第１の信号成分および第１の
直流成分を含む複合信号から、信号をフィルタリングす
るための装置（３、６）。 - 【請求項１２】 フィルタ（２２）が、ＩＳＤＮフィル
タまたはＰＯＴＳフィルタであることを特徴とする請求
項１１に記載の装置（３、６）。 - 【請求項１３】 複合信号が、第２の信号成分、特にＸ
ＤＳＬ信号成分を含むことと、第１および第２の分離フ
ィルタ（２１、２３）が、第２の信号成分をフィルタ
（２２）に転送するようになされていることと、フィル
タ（２２）が、第２の信号成分をブロックし、かつ、第
１の信号成分を通過させるようになされていることとを
特徴とする請求項１１に記載の装置（３、６）。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE10011125A DE10011125A1 (de) | 2000-03-09 | 2000-03-09 | Vorrichtung und Verfahren zum Filtern von Signalen |
| DE10011125.4 | 2000-03-09 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
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