JP2001326651A - Avデータ転送制御方法、avデータ転送システム、avデータ受信装置及びavデータ送信装置 - Google Patents

Avデータ転送制御方法、avデータ転送システム、avデータ受信装置及びavデータ送信装置

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JP2001326651A
JP2001326651A JP2000143763A JP2000143763A JP2001326651A JP 2001326651 A JP2001326651 A JP 2001326651A JP 2000143763 A JP2000143763 A JP 2000143763A JP 2000143763 A JP2000143763 A JP 2000143763A JP 2001326651 A JP2001326651 A JP 2001326651A
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Takeshi Saito
健 斉藤
Yoshiaki Takahata
由彰 高畠
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サブユニットやプラグの概念を持ったAVネ
ットワークにおいて著作権保護を実現するためのAVデ
ータ転送システムを提供すること。 【解決手段】 無線ネットワーク106を介して受信側
シンク機器103から送信側ソース機器101にその特
定サブユニットに関する問合せを行い、ソース機器から
シンク機器に該特定サブユニットが持つAVデータ送信
機能と、該機能に対応する論理プラグ番号との対応関係
に関する情報を転送し、両機器間でAVデータ転送に用
いる論理コネクションを確立し、シンク機器からソース
機器に該論理コネクションと該特定のサブユニットの特
定の論理プラグ番号との接続を要求するとともに、上記
サブユニットに関する問合せにおいておよびまたは上記
接続要求の後に、シンク機器からソース機器に該確立さ
れた論理コネクションを通して転送されるAVデータに
施される著作権保護に関する情報を問い合わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、Bluetoot
hのようなサブユニットやプラグの概念を持ったAVネ
ットワークにおいて著作権保護を実現するためのAVデ
ータ転送制御方法、AVデータ転送システム、AVデー
タ受信装置及びAVデータ送信装置。
【0002】
【従来の技術】デジタル技術の急激な進展に伴い、AV
の分野でもデジタル化が急である。放送のデジタル化は
もちろん、ビデオカメラ等のAV機器のデジタル化、I
EEE1394などの機器間ケーブルのデジタル化、音
楽配信等のデジタルコンテンツ流通など、広い範囲でデ
ジタル化、あるいはそれに伴う新しい技術/サ−ビスが
次々と登場している。
【0003】一方、これまで有線で支配されてきたAV
機器間接続(例えばプレーヤとスピーカの間など)にお
いて、無線接続が注目を集めている。これは、携帯電話
やコードレス電話、無線LAN等の普及により、「配線
が不要な世界」の便利さに、ユーザが気づき、「AVの
世界でもコードレスに」というユーザの声の高まりが、
大きな理由となっている。
【0004】この無線ネットワーク技術、あるいは「配
線不要技術」として注目を集めているのがBlueto
othである。Bluetoothは、低コスト、低消
費電力などの特徴を持った無線LANの一種であり、
「配線のリプレース」を狙った技術である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このBluetoot
hのようなネットワークにおいて、AVデータの転送を
行なうことを考えた場合、問題となるのは著作権保護の
問題である。良く知られている様に、デジタルAVの世
界では、不正コピーや、その不正な配信等がきわめて容
易に行うことができてしまうため、これらを未然に防ぐ
ために著作権保護技術が用いられる。具体的には、ネッ
トワーク上にAVデータを転送する場合には、事前に送
受信装置間で認証鍵交換を行ない、データの送信は暗号
化した上で行なう、などの処置を施す。
【0006】ところが、Bluetoothのようなネ
ットワークでこれを行なおうとした場合、以下のような
問題が考えられる。すなわち、Bluetooth等の
ネットワークでは、サブユニットやプラグなどの概念の
元に、機器の制御が行われる(これはIEEE1394
でも同様であった)。ところが、従来の技術(IEEE
1394の著作権保護など)では、「機器ごとの著作権
保護」は考慮されてきたが、「サブユニットやプラグご
との著作権保護」といった、きめ細やかな制御は考慮さ
れていなかった。サブユニットやプラグごとの著作権保
護は、同一の機器間で複数の暗号方式を使いたいとき
や、安全性を増したいとき、機器がモジュール化されて
いるとき、ネットワークの縦続接続をしたいとき、など
に必要となってくる。
【0007】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、Bluetoothのようなサブユニットやプラ
グの概念を持ったAVネットワークにおいて著作権保護
を実現するためのAVデータ転送制御方法、AVデータ
転送システム、AVデータ受信装置及びAVデータ送信
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1)に係
るAVデータ転送制御方法は、ネットワークを介して接
続されたAVデータ受信装置及びAVデータ送信装置の
一方の装置から他方の装置へ、該他方の装置の特定のサ
ブユニットに関する問合せを行なう第1のステップと、
前記他方の装置から前記一方の装置へ、該他方の装置の
特定のサブユニットが持つAVデータの送信又は受信の
機能と、各機能に対応する論理プラグの番号との対応関
係に関する情報を転送する第2のステップと、前記一方
の装置と前記他方の装置との間でAVデータの転送に用
いる論理コネクションをネットワーク上に確立する第3
のステップと、前記一方の装置から前記他方の装置へ、
前記確立された論理コネクションと、前記特定のサブユ
ニットの特定の論理プラグ番号との接続を要求する第4
のステップとを有し、更に前記第1のステップにおいて
及び又は前記第4のステップの後に、前記AVデータ受
信装置から前記AVデータ送信装置へ、前記特定のサブ
ユニット、前記特定のサブユニットの特定の論理プラグ
番号、又は前記確立された論理コネクションを通して転
送されるAVデータに施される著作権保護に関する情報
を問い合わせることを特徴とする。
【0009】本発明(請求項4)に係るAVデータ受信
装置は、ネットワークを介して接続された相手機器の特
定のサブユニットに関する問合せを行なうサブユニット
情報問合せ手段と、前記特定のサブユニットが持つAV
データの送信機能と、各送信機能に対応する論理プラグ
の番号との対応関係に関する情報を受信するサブユニッ
ト情報応答受信手段と、前記相手機器との間でのAVデ
ータの転送に用いる論理コネクションをネットワーク上
に確立するコネクション確立手段と、前記相手機器に対
して、前記確立された論理コネクションと、前記特定の
サブユニットの特定の論理プラグ番号との接続を要求す
るストリーム接続要求手段と、前記特定のサブユニッ
ト、前記特定のサブユニットの特定の論理プラグ番号、
又は前記確立された論理コネクションを通して転送され
るAVデータに施される著作権保護に関する情報を問い
合わせる著作権保護情報問合せ手段とを備えたことを特
徴とする。
【0010】本発明(請求項5)に係るAVデータ受信
装置は、ネットワークを介して接続された相手機器か
ら、自装置の特定のサブユニットに関する問合せを受け
るサブユニット情報問合せ受信手段と、前記特定のサブ
ユニットが持つAVデータの受信機能と、各受信機能に
対応する論理プラグの番号との対応関係に関する情報を
送信するサブユニット情報応答送信手段と、前記相手機
器との間でのAVデータの転送に用いる論理コネクショ
ンをネットワーク上に確立するコネクション確立手段
と、前記相手機器から、前記確立された論理コネクショ
ンと、前記特定のサブユニットの特定の論理プラグ番号
との接続の要求を受けるストリーム接続要求受信手段
と、前記特定のサブユニット、前記特定のサブユニット
の特定の論理プラグ番号、又は前記確立された論理コネ
クションを通して転送されるAVデータに施される著作
権保護に関する情報を問い合わせる著作権保護情報問合
せ手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】本発明(請求項9)に係るAVデータ受信
装置は、ネットワークを介して接続された相手機器の特
定のサブユニットに関する問合せを行なうサブユニット
情報問合せ手段と、前記特定のサブユニットが持つAV
データの送信機能と、各送信機能に対応する論理プラグ
の番号との対応関係に関する情報を受信するサブユニッ
ト情報応答受信手段と、前記相手機器との間でのAVデ
ータの転送に用いる論理コネクションをネットワーク上
に確立するコネクション確立手段と、前記相手機器に対
して、前記確立された論理コネクションと、前記特定の
サブユニットの特定の論理プラグ番号との接続を要求す
るストリーム接続要求手段と、前記相手機器に対して著
作権保護のための認証鍵交換を行なう認証鍵交換手段と
を備え、前記認証鍵交換手段は、前記特定のサブユニッ
ト、前記特定のサブユニットの特定のプラグ番号、又は
前記特定の論理コネクションの番号を、認証鍵交換手続
きのやり取りに付与することを特徴とする。
【0012】本発明(請求項10)に係るAVデータ受
信装置は、ネットワークを介して接続された相手機器か
ら、自装置の特定のサブユニットに関する問合せを受け
るサブユニット情報問合せ受信手段と、前記特定のサブ
ユニットが持つAVデータの受信機能と、各受信機能に
対応する論理プラグの番号との対応関係に関する情報を
送信するサブユニット情報応答送信手段と、前記相手機
器との間でのAVデータの転送に用いる論理コネクショ
ンをネットワーク上に確立するコネクション確立手段
と、前記相手機器から、前記確立された論理コネクショ
ンと、前記特定のサブユニットの特定の論理プラグ番号
との接続の要求を受けるストリーム接続要求受信手段
と、前記相手機器に対して著作権保護のための認証鍵交
換を行なう認証鍵交換手段とを備え、前記認証鍵交換手
段は、前記特定のサブユニット、前記特定のサブユニッ
トの特定のプラグ番号、又は前記特定の論理コネクショ
ンの番号を、認証鍵交換手続きのやり取りに付与するこ
とを特徴とする。
【0013】本発明(請求項12)に係るAVデータ送
信装置は、ネットワークを介して接続された相手機器か
ら、自装置の特定のサブユニットに関する問合せを受け
るサブユニット情報問合せ受信手段と、前記特定のサブ
ユニットが持つAVデータの送信機能と、各送信機能に
対応する論理プラグの番号との対応関係に関する情報を
送信するサブユニット情報応答送信手段と、前記相手機
器との間でのAVデータの転送に用いる論理コネクショ
ンをネットワーク上に確立するコネクション確立手段
と、前記相手機器から、前記確立した論理コネクション
と、前記特定のサブユニットの特定の論理プラグ番号と
の接続の要求を受けるストリーム接続要求受信手段と、
前記特定のサブユニット、前記特定のサブユニットの特
定の論理プラグ番号、又は前記確立された論理コネクシ
ョンを通して転送されるAVデータに施される著作権保
護に関する情報の問合せを受ける著作権保護情報問合せ
受信手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】本発明(請求項13)に係るAVデータ送
信装置は、ネットワークを介して接続された相手機器の
特定のサブユニットに関する問合せを行なうサブユニッ
ト情報問合せ手段と、前記特定のサブユニットが持つA
Vデータの受信機能と、各受信能に対応する論理プラグ
の番号との対応関係に関する情報を受信するサブユニッ
ト情報応答受信手段と、前記相手機器との間でのAVデ
ータの転送に用いる論理コネクションをネットワーク上
に確立するコネクション確立手段と、前記相手機器に対
して、前記確立された論理コネクションと、前記特定の
サブユニットの特定の論理プラグ番号との接続を要求す
るストリーム接続要求手段と、前記特定のサブユニッ
ト、前記特定のサブユニットの特定の論理プラグ番号、
又は前記確立された論理コネクションを通して転送され
るAVデータに施される著作権保護に関する情報の問合
せを受ける著作権保護情報問合せ受信手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0015】本発明(請求項17)に係るAVデータ送
信装置は、ネットワークを介して接続された相手機器の
特定のサブユニットに関する問合せを受けるサブユニッ
ト情報問合せ受信手段と、前記特定のサブユニットが持
つAVデータの受信機能と、各受信機能に対応する論理
プラグの番号との対応関係に関する情報を送信するサブ
ユニット情報応答送信手段と、前記相手機器との間での
AVデータの転送に用いる論理コネクションをネットワ
ーク上に確立するコネクション確立手段と、前記相手機
器から、前記確立した論理コネクションと、前記特定の
サブユニットの特定の論理プラグ番号との接続の要求を
受けるストリーム接続要求受信手段と、前記相手機器に
対して著作権保護のための認証鍵交換を行なう認証鍵交
換手段とを備え、前記認証鍵交換手段は、前記特定の論
理コネクションの番号、前記特定のサブユニット、又は
前記特定のサブユニットの特定のプラグ番号を、認証鍵
交換手続きのやり取りに付与することを特徴とする。
【0016】本発明(請求項18)に係るAVデータ送
信装置は、ネットワークを介して接続された相手機器の
特定のサブユニットに関する問合せを行なうサブユニッ
ト情報問合せ手段と、前記特定のサブユニットが持つA
Vデータの受信機能と、各受信能に対応する論理プラグ
の番号との対応関係に関する情報を受信するサブユニッ
ト情報応答受信手段と、前記相手機器との間でのAVデ
ータの転送に用いる論理コネクションをネットワーク上
に確立するコネクション確立手段と、前記相手機器に対
して、前記確立された論理コネクションと、前記特定の
サブユニットの特定の論理プラグ番号との接続を要求す
るストリーム接続要求手段と、前記相手機器に対して著
作権保護のための認証鍵交換を行なう認証鍵交換手段と
を備え、前記認証鍵交換手段は、前記特定の論理コネク
ションの番号、前記特定のサブユニット、又は前記特定
のサブユニットの特定のプラグ番号を、認証鍵交換手続
きのやり取りに付与することを特徴とする。
【0017】また、本発明(請求項2)は、請求項4の
AVデータ受信装置と請求項12のAVデータ送信装置
を含むAVデータ転送システムである。また、本発明
(請求項3)は、請求項5のAVデータ受信装置と請求
項13のAVデータ送信装置を含むAVデータ転送シス
テムである。また、例えば、請求項9のAVデータ受信
装置と請求項17のAVデータ送信装置を含むAVデー
タ転送システムも可能である。また、例えば、請求項1
0のAVデータ受信装置と請求項18のAVデータ送信
装置を含むAVデータ転送システムも可能である。
【0018】なお、装置に係る本発明は方法に係る発明
としても成立し、方法に係る本発明は装置に係る発明と
しても成立する。また、装置または方法に係る本発明
は、コンピュータに当該発明に相当する手順を実行させ
るための(あるいはコンピュータを当該発明に相当する
手段として機能させるための、あるいはコンピュータに
当該発明に相当する機能を実現させるための)プログラ
ムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体として
も成立する。
【0019】本発明によれば、サブユニットやプラグご
と著作権保護に関する手続を行うことが可能になるの
で、Bluetoothのようなサブユニットやプラグ
の概念を持ったAVネットワークにおいて著作権保護を
実現することができるようになる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら発明の
実施の形態を説明する。
【0021】(第1の実施形態)図1に、本実施形態の
AVデータ転送システムの構成例を示す。
【0022】図1に示されるように、ソース機器(無線
端末または無線インタフェースを有する装置)101
と、シンク機器(無線端末または無線インタフェースを
有する装置)103が、無線ネットワーク106に接続
されている。無線ネットワーク106としては、Blu
etoothを仮定して説明する。Bluetooth
は、低コスト、低消費電力などを特徴とする無線LAN
の一種である(例えば、http://www.blu
etooth.comにて取得可能に開示されている文
書に説明が詳しい)。なお、ソース機器101のノード
ID=[A]、シンク機器103のノードID=[B]
であるものとする。
【0023】ソース機器とは、AVデータの送信元すな
わちソースとなる機器(例えばVTR(ビデオテープレ
コーダ))のことを意味し、シンク機器とは、AVデー
タの受信先すなわちシンクとなる機器(例えばディスプ
レイ)のことを意味する。ここで、AVデータ(もしく
はAVストリーム)は、映像や音声がこれに該当する
が、映像や音声にそれら以外のデータが含まれている場
合もある。
【0024】本実施形態では、ソース機器とシンク機器
との間でやり取りされる(すなわち、ソース機器が送信
し、シンク機器が受信する)AVデータは、著作権保護
がかけられるべきデータであるとする。著作権保護のた
めには、AVデータを暗号化した状態で送受信する(す
なわち、ソース機器側で暗号化し、シンク機器側で復号
化する)ものとする。このため、ソース機器とシンク機
器との間では、AVデータのやり取りに先立って認証鍵
交換手順が行われることになる。
【0025】なお、本実施形態では、一例として、ソー
ス機器101は、MPEG4映像およびAAC音声のソ
ース(エンコードされたもの)を提供する機能を有する
機器であり、シンク機器103は、受信したMPEG4
映像およびAAC音声のデータをデコードしてそれらを
映像表示/音声出力する機能を有する機器であるものと
する。
【0026】図2に、ソース機器101の内部構成例を
示す。
【0027】図2に示されるように、このソース機器1
01は、Bluetoothの物理レイヤ処理を実行す
るBluetoothインタフェース(I/F)処理部
1001、Bluetoothのデータリンクレイヤ処
理を実行するL2CAP処理部1002、ストリーム制
御を行うためのストリームプロトコル(SP)処理部1
003、AVデータ転送制御を行うためのトランスポー
トプロトコル(TP)処理部1004、AVデータ転送
のためのセッション制御を行うためのコントロールプロ
トコル(CP)処理部1005、MPEG4エンコーダ
1007、AACエンコーダ1008、VTR処理部1
006を有する。また、L2CAP処理部1002は、
チャネル対応テーブル1021を持つ。また、ストリー
ムプロトコル(SP)処理部1003は、チャネル/サ
ブユニット/プラグ対応テーブル1031、著作権保護
処理部1032を持つ。さらに、著作権保護処理部10
32は、証明書Acert1321を持つ。また、トラ
ンスポートプロトコル(TP)処理部1004は、暗号
化/復号化処理部1041を持つ。
【0028】次に、図3に、シンク機器103の内部構
成例を示す。
【0029】図3に示されるように、このシンク機器1
03は、Bluetoothの物理レイヤ処理を実行す
るBluetoothインタフェース(I/F)処理部
3001、Bluetoothのデータリンクレイヤ処
理を実行するL2CAP処理部3002、ストリーム制
御を行うためのストリームプロトコル(SP)処理部3
003、AVデータ転送制御を行うためのトランスポー
トプロトコル(TP)処理部3004、AVデータ転送
のためのセッション制御を行うためのコントロールプロ
トコル(CP)処理部3005、MPEG4デコーダ3
007、AACデコーダ3008、ディスプレイ処理部
3006を有する。また、L2CAP処理部3002
は、チャネル対応テーブル3021を持つ。また、スト
リームプロトコル(SP)処理部3003は、チャネル
/サブユニット/プラグ対応テーブル3031、著作権
保護処理部3032を持つ。さらに、著作権保護処理部
3032は、証明書Bcert3321を持つ。また、
トランスポートプロトコル(TP)処理部3004は、
暗号化/復号化処理部3041を持つ。
【0030】次に、ソース機器101とシンク機器10
3との間のシーケンスの初期手順について説明する。
【0031】図4および図5(図5は図4の続きであ
る)に、ソース機器101とシンク機器103との間の
シーケンスの初期手順例を示す。
【0032】ここで、本実施形態においては、ソース機
器101とシンク機器103との間でやり取りされるA
Vデータごと、つまりAVデータが転送されるBlue
toothのチャネルごとに異なる暗号鍵が与えられて
いる場合について説明する。また、本実施形態では、シ
ンク機器103の側がコントローラとなり、ソース機器
101を制御する場合を考える。
【0033】まず、ソース機器101とシンク機器10
3は、互いにL2CAPのコネクト要求とコネクト応答
のやり取りを行う(S41)。本実施形態のBluet
oothにおいては、Bluetooth上のAVデー
タのやり取りを行うためのチャネル設定や制御情報の交
換を行うプロトコルが存在する(ここでは、このプロト
コルをストリームプロトコルと呼ぶ;またSPはストリ
ームプロトコルの略である)。
【0034】このコネクト要求/応答は、このSPを行
うためのチャネルを確立するためのやり取りである。こ
のやり取りを通して、ソース機器101側はチャネルA
0(以下、CH−A0と表記する)を、シンク機器10
3側はチャネルB0(以下、CH−B0と表記する)を
確保する(S42,S43)。
【0035】本実施形態のソース機器101とシンク機
器103は、それぞれ内部にこれらのチャネルの対応関
係を記述したチャネル対応テーブルを持っている。図6
に、ソース機器101側のチャネル対応テーブルを示
す。なお、シンク機器103側のチャネル対応テーブル
は、図6の自側チャネルのフィールドと相手チャネルの
フィールドの関係を逆にし、相手側ノードをAとしたも
のである。この時点では、図6の最上段のテーブル(S
Pと示してあるもの)が記載されることになる(S4
4,S45)。このように、両機器はSPで用いられる
両チャネル(CH−A0とCH−B0)の対応関係をこ
のチャネル対応テーブルから知ることができる。
【0036】次に、この確立されたチャネルを用いて、
ストリームプロトコルのやり取りが行われる。まず、シ
ンク機器103は、何らかの方法(例えば、コントロー
ルプロトコルのUNITコマンドで問い合わせることに
よって、あるいはユーザが入力することによって)でソ
ース機器101側がVTRであることを認識していると
する。このとき「ソース機器はどのような構成を持った
VTRであるか」を知るためのコマンドがSUBUNI
T INFOコマンドである。このコマンドを通して、
シンク機器103は、ソース機器101に対して、ソー
ス機器101のVTRサブユニットがどのような構成を
しているかについて問い合わせることが可能である(S
46)。なお、サブユニットとは、IEEE1394や
Bluetooth等のAV機器で、ある機器内の機能
を構成要素として論理的に記述する際に用いられる概念
である(その詳細は1394AV/Cスペックに開示さ
れている)。
【0037】ここで、ソース機器101は、図7に示す
ような内部論理構成を持っているものとする。つまり、
機器(VTRサブユニット内)にMPEG4ソースとA
ACソースを持っており、それらがそれぞれ出力プラグ
1、出力プラグ2に接続されている(なお、図7に併記
したプラグとチャネルの対応はこの時点ではまだ設定さ
れていない)。この様子(サブユニット内の機能とプラ
グの関係)を、ソース機器101は、SP SUBUN
IT INFO応答として、シンク機器103に対して
通知する(S47)。なお、入力プラグnや出力プラグ
nは、IEEE1394AV/Cスペックにて規定され
る論理的な番号であり、ネットワークインタフェース
(本実施形態の場合、Bluetoothインタフェー
ス)から入力または出力されるAVデータを入力または
出力する入口番号または出口番号と考えればよい。
【0038】さて、ここで、図8に例示するように、S
P SUBUNIT INFO応答内に、当該サブユニ
ット内の機能とプラグの関係の他に、当該サブユニット
またはプラグが用いる(可能性のある)著作権保護の方
式についての情報を設けても良い。AVデータを受ける
側(あるいは送信する側)は、その著作権情報の認証の
方式や、場合によっては著作権保護の方式そのもの等を
事前に認識しておかないと、相手側機器(あるいはサブ
ユニットあるいはプラグ)に対して認証鍵交換の要求す
ら出せない場合があり得る。そこで、図8のように、S
P SUBUNIT INFO応答として著作権保護の
有無、方式(本例ではDTCP(デジタルトランスミッ
ションコンテンツプロテクション)とする;なおDTC
Pの詳細はhttp://www.dtla.comに
詳しい)、認証の方式(例えばフル認証)を、各機能
(本例ではMPEG4ソースとAACソース)ごとに
(あるいはプラグごとに、結果的にはチャネルごとに)
通知することができるようになっていても良い。
【0039】次に、ソース機器101とシンク機器10
3は、L2CAPのコネクト要求/コネクト応答のやり
取りを、AVデータの転送のためのプロトコル(ここで
は、このプロトコルをトランスポートプロトコルと呼
ぶ;またTPはトランスポートプロトコルの略である)
がチャネルを確立するために行う。ここではMPEG4
ビデオとAACオーディオの2チャネル分確保(CH−
A1/CH−B1及びCH−A2/CH−B2)する
(S48〜S53)。
【0040】次に、これらの確保したBluetoot
hチャネルを、対象となる出力プラグに接続するための
手順を行う。これも、SPの一部分であるため、SPの
コマンドの一つであるSPコネクトコマンドが用いられ
る(S54,S55)。ここでは、「CH−A1はVT
Rサブユニットの出力プラグ1に繋ぎなさい」という意
味のメッセージや「CH−A2はVTRサブユニットの
出力プラグ2に繋ぎなさい」という意味のメッセージが
ソース機器101側に届く。ソース機器101は、この
指示に従う(図7に記述したL2CAPチャネルと出力
プラグの対応関係のように接続される)。
【0041】ここで、このSPコネクトコマンドには、
相手側(この例の場合、ソース機器101)側のチャネ
ルとサブユニット/プラグの対応関係の情報の他に、こ
のコマンドの送信側(この例の場合、シンク機器10
3)のチャネルとサブユニット/プラグの対応関係の情
報も記載してあってもよい。このようにすることで、相
手側機器(この例の場合、ソース機器101)に対し
て、コマンドの送信側のチャネルとサブユニット/プラ
グの対応関係を明に通知することが可能となる。これに
よって、例えば、相手側機器が、自機器のどのサブユニ
ットやプラグに対して認証鍵交換等の手続を行うべきか
についての情報を相手側機器に対して通知することが可
能となる。
【0042】なお、シンク機器103は、図9に示すよ
うな内部論理構成を持っているものとする。つまり、機
器(ディスプレイサブユニット内)にMPEG4デコー
ダとAACデコーダを持っており、それらがそれぞれ入
力プラグ1、入力プラグ2に接続されている。
【0043】このSPコネクトコマンドによって、シン
ク機器103は、ソース機器101のVTRサブユニッ
トの出力プラグ1と出力プラグ2(またはCH−B1と
CH−B2)からAVデータ(すなわち映像データと音
声データ)が今後送信されてくることが予想できる(A
Vデータの送信を行わせるために、このSPコネクトコ
マンドを発行しているので)。
【0044】ここで、シンク機器103が、ソース機器
101に対して、そのチャネル(またはサブユニットま
たはプラグ)が用いる(可能性のある)著作権保護の方
式についての問い合わせを行ってもよい。これを行うの
が、SPコピープロテクションコマンドである。
【0045】この問い合わせは、各チャネルごとに行っ
てもよい。この場合、このコマンドに、チャネルを指定
することによって、そのチャネルにおいて使用される
(可能性のある)著作権保護方式の問い合わせを行う
(S56/S58)。これに対して、ソース機器101
は、著作権保護の有無、方式(例えばDTCP)、認証
の方式(例えばフル認証)を、各チャネルごと(結果的
にプラグごと)に通知することができるようになってい
る(S57/S59)。
【0046】なお、この問い合わせを複数チャネルにつ
いて一括して行ってもよい。
【0047】ところで、以上では、著作権保護の方式に
ついての問い合わせ/通知は、SPSUBUNIT I
NFOコマンド/応答で行う例と、SPコピープロテク
ションコマンド/応答で行う例を示したが、いずれか一
方で行ってもよいし、両方で行ってもよい。ただし、S
UBUNIT INFOコマンド/応答では著作権保護
の方式についての問い合わせ/通知を行わない場合であ
ってもSUBUNIT INFOコマンド/応答自体は
本来の目的のために行うことになるが、SPコピープロ
テクションコマンド/応答では著作権保護の方式につい
ての問い合わせ/通知を行わない場合にはS56〜S5
9は省かれることになる。
【0048】さて、このようにSP SUBUNIT
INFOコマンドおよびまたはSPコピープロテクショ
ンコマンドによって、シンク機器103は、ソース機器
101の特定チャネル(またはサブユニット)において
どのような方式の著作権保護がなされるかについての情
報を得ることが可能である。
【0049】これらの情報交換によって、シンク機器1
03やソース機器101にて、Bluetoothのチ
ャネルと、そのチャネルにつながるサブユニット(サブ
ユニット種別やサブユニットID等)、プラグ、および
著作権保護の方式等の対応関係を記述したチャネル/サ
ブユニット/プラグ対応テーブルを作成することが可能
となる。図10に、ソース機器101側のチャネル/サ
ブユニット/プラグ対応テーブルの一例を示す。なお、
シンク機器103側のチャネル/サブユニット/プラグ
対応テーブルは、図10の自側チャネルに関するフィー
ルドと相手チャネルに関するフィールドの関係を逆に
し、相手側ノードをAとしたものである。
【0050】次に、ソース機器101とシンク機器10
3との間のシーケンス初期手順以降の手順について説明
する。
【0051】続いて、シンク機器103は、DTCPの
方式に従って、ソース機器101に対して著作権保護の
ための認証鍵交換の手続をはじめる。この認証鍵交換の
方式としては、いくつかの方法が考えられる。
【0052】<第1の方法>図11に、第1の方法の場
合のシーケンスの一例を示す。
【0053】第1の方法は、認証鍵交換の際に、ソース
機器101側/シンク機器103側双方の、Bluet
oothチャネルに関する情報、またはサブユニットと
プラグに関する情報(図10のような対応テーブルを参
照することによって、どちらの情報からも同様の情報を
入手することが可能であるため、どちらでもよい)を添
付させる方法である。このようにすることにより、ソー
ス機器101は、この認証鍵交換についての要求(チャ
レンジ)が、どのチャネルに対するものであるかを認識
することが可能である。この双方のBluetooth
チャネルに関する情報または双方のサブユニットとプラ
グに関する情報は、図11のように、DTCPの認証鍵
交換のやり取りに添付される。
【0054】この場合の認証鍵交換は以下のようにな
る。
【0055】まず、シンク機器103からソース機器1
01へ、チャレンジ変数Bnと証明書Bcertを送付
する(S111)。なお、それらの情報に、チャネル情
報、またはサブユニット/プラグ情報が添付される。こ
の点は、図11に示すように、以下の手順でも同様であ
る。
【0056】次に、ソース機器101からシンク機器1
03へのチャレンジ変数Anと証明書Acertの送付
を行い(S112)、これらを元に認証を行う。
【0057】次に、シンク機器103からソース機器1
01に対して、両機器間の認証鍵生成のための情報(B
v)、システムリニューアビリティ管理情報Bsrm、
署名Sを送付する(S113)。
【0058】つぎに、ソース機器101からシンク機器
103に対して、両機器間の認証鍵精製のための情報
(Av)、システムリニューアビリティ管理情報Asr
m、署名Sを送付する(S114)。
【0059】次に、両機器にて認証鍵Kauthの生
成、共有を行う。
【0060】次に、ソース機器101からシンク機器1
03に対して、ある関数gを使って、交換鍵Kx、認証
鍵Kauthを変数としたg(Kx、Kauth)を送
信し(S115)、ソース機器101とシンク機器10
3との間でKxを共有する。
【0061】次に、ソース機器101からシンク機器1
03に対して、整数Ncを送信する(S116)。
【0062】そして、ある関数fを用いて、f(Kx、
Nc)を計算することにより、暗号鍵Kを計算する。
【0063】以上の手順により、ソース機器101とシ
ンク機器103との間で、AVデータを暗号化して転送
するための暗号鍵の共有を図ることができるようにな
る。
【0064】以上の手順はCH−A1/CH−B1につ
いてのものであったが、CH−A2/CH−B2につい
ても以上と同様の手順を行う(S117)。なお、CH
−A1/CH−B1についての処理をすべて行ってから
CH−A2/CH−B2についての処理を行うようにし
てもよいし、その逆の順番で行うようにしてもよいし、
CH−A1/CH−B1についての処理とCH−A2/
CH−B2についての処理を1つずつ交互に行ってもよ
い。
【0065】本実施形態では、Bluetoothチャ
ネルごとに別々の暗号鍵を使ってAVデータの暗号化を
行うことになる。なお、証明書(Acert、Bcer
t)は、各機器ごとに1つづつ持っていればよく、必ず
しもサブユニットごとあるいはプラグごとに持つ必要は
ない。
【0066】さて、CH−A1/CH−B1についての
暗号鍵(K1とする)と、CH−A2/CH−B2につ
いての暗号鍵(K2とする)が共有された後、シンク機
器103からソース機器101に対して、AVデータの
送信を要求するための制御コマンド(CP PLAYコ
マンド;CPはコントロールプロトコルの略)を送信す
ると(S118)、シンク機器103からPLAYコマ
ンドを受信したソース機器101は、暗号鍵k1でMP
EG4データ(C1とする)を暗号化した映像データ
[C1]k1をCH−A1/CH−B1によって送信す
るとともに(S119)、暗号鍵k2でAACデータ
(C2とする)を暗号化した音声データ[C2]k2を
CH−A2/CH−B2によって送信する(S12
0)。そして、シンク機器103は、CH−A1/CH
−B1で受信した映像データ[C1]k1を暗号鍵k1
で復号化した後に例えばこれをデコードして映像表示す
るとともに、CH−A2/CH−B2で受信した音声デ
ータ[C2]k2を暗号鍵k2で復号化した後に例えば
これをデコードして音声出力することができる。
【0067】<第2の方法>図12に、第2の方法の場
合のシーケンスの一例を示す。
【0068】第2の方法は、認証鍵交換の際に、シンク
機器103側の、Bluetoothチャネルに関する
情報、またはサブユニットとプラグに関する情報(図1
0のような対応テーブルを参照することによって、どち
らの情報からも同様の情報を入手することが可能である
ため、そちらでもよい)を添付する方法である。第1の
方法との相違は、ソース機器101側の情報が添付され
ない点である。シンク機器103の、Bluetoot
hチャネルに関する情報またはサブユニットとプラグに
関する情報は、図12のように、DTCPの認証鍵交換
のやり取りに添付される。
【0069】この方法を用いることによっても、ソース
機器101は、この認証鍵交換についての要求(チャレ
ンジ)が、どのチャネルに対するものであるのかを認識
することが可能である。つまり、図6のようなチャネル
対応テーブルまたは図10のようなチャネル/サブユニ
ット/プラグ対応テーブルを参照することにより、シン
ク機器103のどのBluetoothチャネルが、ど
のソース機器101のBluetoothチャネルに対
応しているかを認識し、これをもって、ソース機器10
1のどのサブユニット/プラグについての認証鍵交換要
求であるかを認識することができる。
【0070】認証鍵交換の手順は、第1の方法と基本的
に同様である。この場合も、Bluetoothチャネ
ルごとに別々の暗号鍵を使ってAVデータの暗号化を行
うことになる。
【0071】<第3の方法>図13に、第3の方法の場
合のシーケンスの一例を示す。
【0072】第3の方法は、図4のSP SUBUNI
T INFO応答やSPコピープロテクションコマンド
のように事前に著作権保護に関する情報交換の手順を踏
んだ後に認証鍵交換を要求に行くのではなく、暗号化さ
れたAVデータをシンク機器103が受信してはじめて
ソース機器101に対して認証鍵交換を要求に行くよう
にした場合の例である。ここでは、著作権保護に関する
情報が既知であるものとする(例えば、方式が固定され
ているなどである)。
【0073】この場合の認証鍵交換は以下のようにな
る。
【0074】まず、シンク機器103からソース機器1
01に対して、CP PLAYコマンドが発行される
(S131)。
【0075】シンク機器103からCP PLAYコマ
ンドを受信したソース機器101は、指定されたサブユ
ニットからのAVデータの送信を開始する(S132,
S133)。ここで、例えば、最初の数秒間は、実際の
AVデータ(暗号化データ)は送信せず、空データの送
信を行ってもよい。これは、認証鍵交換が終了するま
で、シンク機器103は実際のAVデータ再生は行うこ
とができないため、認証鍵交換を行う時間を与える意味
がある。
【0076】さて、これを受け取ったシンク機器103
は、「該データが、ソース機器101から送られてき
た、暗号化された、AVデータである」ということを認
識することができる。なお、AVデータであることは、
先のSPコネクトコマンドから認識可能である。また、
ソース機器101から送られてきているということは、
Bluetoothパケットヘッダを見ることにより認
識可能である。また、暗号化されていることは、AVデ
ータに付与されたトランスポートヘッダから認識可能で
ある。
【0077】ここで、シンク機器103は、ソース機器
101に対して、認証鍵交換の要求を行うが、シンク機
器103側の、Bluetoothチャネルに関する情
報、またはサブユニットとプラグに関する情報(前述と
同様の理由によっていずれでもよい)を添付する。以降
の手順は、基本的に第2の方法と同様である。シンク機
器103のBluetoothチャネルに関する情報ま
たはサブユニットとプラグに関する情報は、図13のよ
うに、DTCPの認証鍵交換のやり取りに添付される。
【0078】さて、CH−A1/CH−B1についての
暗号鍵(K1とする)が共有された後、ソース機器10
1は、暗号鍵k1でMPEG4データ(C1)を暗号化
した映像データ[C1]k1をCH−A1/CH−B1
によって送信し(S140)、シンク機器103は、C
H−A1/CH−B1で受信した映像データ[C1]k
1を暗号鍵k1で復号化した後に例えばこれをデコード
して映像表示することができる。
【0079】CH−A1/CH−B1についても以上と
同様である。
【0080】この方法を用いることによっても、ソース
機器101は、この認証鍵交換についての要求(チャレ
ンジ)が、どのチャネルに対するものであるかを認識す
ることが可能である。つまり、図6のようなチャネル対
応テーブル、または図10のようなチャネル/サブユニ
ット/プラグ対応テーブルを参照することにより、シン
ク機器103のどのBluetoothチャネルが、ど
のソース機器101のBluetoothチャネルに対
応しているかを認識し、これをもって、ソース機器10
1のどのサブユニット/プラグについての認証鍵交換要
求であるかを認識することができる。
【0081】この場合も、Bluetoothチャネル
ごとに別々の暗号鍵を使ってAVデータの暗号化を行う
ことになる。
【0082】なお、第3の方法では、(第2の方法と同
様に)シンク機器103側のみについての、Bluet
oothチャネルに関する情報またはサブユニットとプ
ラグに関する情報を添付したが、第3の方法において
(第1の方法と同様に)シンク機器103側とソース機
器101側の双方についての、Bluetoothチャ
ネルに関する情報またはサブユニットとプラグに関する
情報を添付するようにした第4の方法も可能である。
【0083】また、以上の第1〜第4の方法のそれぞれ
において、ソース機器101/シンク機器103間で、
「同一のサブユニットに関しては(たとえ異なるBlu
etoothチャネルを用いてAVデータを送信すると
しても)同一の暗号鍵を用いてAVデータの暗号化を行
う」というルールがある場合には、サブユニットごとに
1回づつ認証鍵交換を行えばよい(例えば、CH−A1
/CH−B1に関して認証鍵交換手続を行うことにすれ
ば、CH−A2/CH−B2に関しての認証鍵交換続を
行う必要はない)。
【0084】(第2の実施形態)次に、第2の実施形態
について説明する。
【0085】本実施形態の構成は基本的には第1の実施
形態と同様である(図1、2、3、6、7、8、9、1
0参照)。第1の実施形態では、シンク機器103がソ
ース機器101をコントロールするコントローラとなっ
たが、本実施形態では、ソース機器101がシンク機器
103をコントロールするコントローラとなっている。
【0086】以下では、本実施形態が第1の実施形態と
相違する点を中心に説明する。
【0087】まず、ソース機器101とシンク機器10
3との間のシーケンスの初期手順について説明する。
【0088】図14および図15(図15は図14の続
きである)に、ソース機器101とシンク機器103の
シーケンスの初期手順例を示す。ここでも、AVデータ
が転送されるBluetoothのチャネルごとに異な
る暗号鍵が用いられる場合について説明する。
【0089】まず、ソース機器101とシンク機器10
3は、SPのためのL2CAPのコネクト要求とコネク
ト応答のやり取りを行い、それぞれにCH−A0,CH
−B0を確保し、チャネル対応テーブル(図6参照)を
作成する(S151〜S155)。
【0090】次に、確立されたこのチャネルを用いて、
SP(ストリームプロトコル)のやり取りが行われる。
本実施形態では、ソース機器101がコントローラであ
るので、ソース機器101は、何らかの方法でシンク機
器103側がディスプレイであることを認識しており、
「どのような構成を持ったディスプレイであるか」を知
るためのSUBUNIT INFOコマンドをシンク機
器103に発行する(S156)。これに対して、シン
ク機器103は、図9に例示するような内部論理構成
を、SP SUBUNIT INFO応答としてソース
機器101に対して通知する(S157)。
【0091】ここで、著作権保護(AVデータの暗号
化)をかけてAVデータを送出するのはソース機器10
1側であるので、シンク機器103側から到達するSP
SUBUNIT INFO応答には、著作権保護に関
する情報は記載されていなくてもよい(第1の実施形態
では、SP SUBUNIT INFO応答を送信して
いたのはソース機器101であったため、著作権保護に
関する情報を記載することも可能であった)。
【0092】なお、S156およびS157の後に、第
1の実施形態の図4のS46およびS47に相当するよ
うな手続を行って、ソース機器101からシンク機器1
03へのSP SUBUNIT INFO応答を利用し
て、著作権保護に関する情報を通知するようにすること
も可能である。
【0093】次に、ソース機器101とシンク機器10
3は、L2CAPのコネクト要求/コネクト応答のやり
取りを、TP(トランスポートプロトコル)チャネル確
立のために行う。ここではMPEG4ビデオとAACオ
ーディオの2チャネル分確保(CH−A1/CH−B
1、およびCH−A2/CH−B2)する(S158〜
S163)。
【0094】次に、これらの確保したBluetoot
hチャネルを、対象となる出力プラグに接続するための
手順を行う。ここでは、コントローラがソース機器10
1であるため、SPコネクトコマンドがソース機器10
1側からシンク機器103側に発行される(S164,
S165)。ここでは、「CH−B1はディスプレイサ
ブユニットの入力プラグ1に繋ぎなさい」という意味の
メッセージや「CH−B2はディスプレイサブユニット
の入力プラグ2に繋ぎなさい」という意味のメッセージ
がシンク機器103側に届く。シンク機器103は、こ
の指示に従う(図9に記述したL2CAPチャネルと入
力プラグの対応関係のように接続される)。
【0095】ここで、このSPコネクトコマンドには、
相手側(この例の場合、シンク機器103)側のチャネ
ルとサブユニット/プラグの対応関係の情報の他に、こ
のコマンドの送信側(この例の場合、ソース機器10
1)のチャネルとサブユニット/プラグの対応関係の情
報も記録してあってもよい。このようにすることで、相
手側機器(本実施形態の場合、シンク機器103)に対
して、コマンドの送信側のチャネルとサブユニット/プ
ラグの対応関係を明に通知することが可能となる。これ
によって、例えば、相手側機器が、自機器のサブユニッ
トやプラグを単位に認証鍵交換を行わなければならない
ような場合において、自機器のどのサブユニットやプラ
グに対してこれを行うべきかについての情報を相手側機
器に対して通知することが可能となる。
【0096】このSPコネクトコマンドによって、シン
ク機器103は、ソース機器101のVTRサブユニッ
トの出力プラグ1と出力プラグ2(またはCH−B1と
CH−B2)からAVデータ(すなわち映像データと音
声データ)が今後送信されてくることが予想できる(A
Vデータの送信を行わせるために、このSPコネクトコ
マンドを発行しているので)。
【0097】ここで、シンク機器103が、ソース機器
101側に対して、そのチャネル(またはサブユニット
またはプラグ)が用いる(可能性のある)著作権保護の
方式についての問い合わせを行ってもよい。すなわち、
第1の実施形態と同様に、SPコピープロテクションコ
マンドに、チャネル(CH−A1,CH−A2)を指定
することによって、そのチャネルにおいて使用される
(可能性のある)著作権保護方式の問い合わせを行う
(S166/S168)。これに対して、ソース機器1
01は、著作権保護の有無、方式(例えばDTCP)、
認証の方式(例えばフル認証)を、各チャネルごと(結
果的にプラグごと)に通知することができるようになっ
ている(S167/S169)。なお、前述したよう
に、この問い合わせを複数チャネルについて一括して行
ってもよい。
【0098】さて、このようにSPコピープロテクショ
ンコマンド(およびまたはSP SUBUNIT IN
FOコマンド)によって、シンク機器103は、ソース
機器101の特定チャネル(またはサブユニット/プラ
グ)においてどのような方式の著作権保護がなされるか
についての情報をこの時点で得ることが可能である。
【0099】これらの情報交換によって、シンク機器1
03やソース機器101にて、Bluetoothのチ
ャネルと、そのチャネルにつながるサブユニット(サブ
ユニット種別やサブユニットID等)、プラグおよび著
作権保護の方式等の対応関係を記述したチャネル/サブ
ユニット/プラグ対応テーブル(図10参照)を作成す
ることが可能となる。
【0100】次に、ソース機器101とシンク機器10
3との間のシーケンス初期手順以降の手順について説明
する。
【0101】続いて、シンク機器103は、DTCPの
方式に従って、ソース機器101に対して著作権保護の
ための認証鍵交換の手続をはじめる。この認証鍵交換の
方式として、第1の実施形態と同様に、いくつかの方法
が考えられる。
【0102】<第1の方法>図16に、本実施形態の第
1の方法の場合のシーケンスの一例を示す。
【0103】本実施形態の第1の方法は、第1の実施形
態の第1の方法(図11参照)と同様に、認証鍵交換の
際に、ソース機器101側/シンク機器103側双方
の、Bluetoothチャネルに関する情報、または
双方のサブユニットとプラグに関する情報(前述と同様
の理由によっていずれでもよい)を添付させる方法であ
る。このようにすることにより、ソース機器101は、
この認証鍵交換についての要求(チャレンジ)が、どの
チャネルに対するものであるかを認識することが可能で
ある。この双方のBluetoothチャネルに関する
情報または双方のサブユニットとプラグに関する情報
は、図16のように、DTCPの認証鍵交換のやり取り
に添付される。
【0104】第1の実施形態の図11のS118では、
シンク機器103からソース機器101に対して、AV
データの送信を要求するための制御コマンドであるCP
PLAYコマンドが送信されたが、本実施形態の図1
6のS171では、ソース機器101からシンク機器1
03に対して、AVデータの受信を要求するための制御
コマンドであるCP 表示コマンドが送信される。
【0105】この手順により、各Bluetoothチ
ャネルについて、ソース機器101とシンク機器103
で、AVデータを暗号化して転送するための暗号鍵の共
有を図ることができるようになる。
【0106】本実施形態では、Bluetoothチャ
ネルごとに別々の暗号鍵を使ってAVデータの暗号化を
行うことになる。なお、証明書(Acert、Bcer
t)は、各機器ごとに1つづつ持っていればよく、必ず
しもサブユニットごとあるいはプラグごとに持つ必要は
ない。
【0107】<第2の方法>図17に、本実施形態の第
2の方法の場合のシーケンスの一例を示す。
【0108】本実施形態の第2の方法は、第1の実施形
態の第2の方法(図12参照)と同様、認証鍵交換の際
に、シンク機器103側の、Bluetoothチャネ
ルに関する情報、またはサブユニットとプラグに関する
情報(前述と同様の理由によっていずれでもよい)を添
付する方法である。(第1の実施形態における第1の方
法と第2の方法の関係と同様に)本実施形態の第1の方
法との相違は、ソース機器101側の情報が添付されな
い点である。シンク機器103の、Bluetooth
チャネルに関する情報またはサブユニットとプラグに関
する情報は、図17のように、DTCPの認証鍵交換の
やり取りに添付される。
【0109】なお、第1の実施形態の図12のS128
では、シンク機器103からソース機器101に対し
て、AVデータの送信を要求するための制御コマンドで
あるCP PLAYコマンドが送信されたが、本実施形
態の図17のS181では、ソース機器101からシン
ク機器103に対して、AVデータの受信を要求するた
めの制御コマンドであるCP 表示コマンドが送信され
る。
【0110】この方法を用いることによっても、ソース
機器101は、この認証鍵交換についての要求(チャレ
ンジ)が、どのチャネルに対するものであるのかを認識
することが可能である。つまり、図6のようなチャネル
対応テーブルまたは図10のようなチャネル/サブユニ
ット/プラグ対応テーブルを参照することにより、シン
ク機器103のどのBluetoothチャネルが、ど
のソース機器101のBluetoothチャネルに対
応しているかを認識し、これをもって、ソース機器10
1のどのサブユニット/プラグについての認証鍵交換要
求であるかを認識することができる。
【0111】<第3の方法>図18に、本実施形態の第
3の方法の場合のシーケンスの一例を示す。
【0112】本実施形態の第3の方法は、第1の実施形
態の第3の方法(図13参照)と同様に、図17のSP
SUBUNIT INFO応答や、SPコピープロテ
クションコマンドのように、事前に著作権保護に関する
事前の情報交換は行わず、暗号化されたAVデータをシ
ンク機器103が受信して、はじめて、ソース機器10
1に対して認証鍵交換を要求に行く場合である。
【0113】まず、第1の実施形態の図13のS131
では、シンク機器103からソース機器101に対し
て、AVデータの送信を要求するための制御コマンドで
あるCP PLAYコマンドが送信されたが、本実施形
態の図18のS190では、ソース機器101からシン
ク機器103に対して、AVデータの受信を要求するた
めの制御コマンドであるCP 表示コマンドが発行され
る。ここで、ソース機器101は、(CH−B1,CH
−B2経由で)AVデータの送信を開始する(S13
2,S133)。以降の手順は、基本的に第1の実施形
態の第3の方法(図13参照)と同様である。
【0114】さて、これを受け取ったシンク機器103
は、「該データが、ソース機器101から送られてき
た、暗号化された、AVデータである」ということを認
識することができる。なお、AVデータであることは、
先のSPコネクトコマンドから認識可能である。また、
ソース機器101から送られてきているということは、
Bluetoothパケットヘッダを見ることにより認
識可能である。また、暗号化されていることは、AVデ
ータに付与されたトランスポートヘッダから認識可能で
ある。
【0115】ここで、シンク機器103は、ソース機器
101に対して、認証鍵交換の要求を行うが、シンク機
器103側のBluetoothチャネルに関する情
報、またはサブユニットとプラグに関する情報(前述と
同様の理由によっていずれでもよい)を添付する。
【0116】送信側のソース機器101は、このBlu
etoothチャネルに関する情報、またはサブユニッ
トとプラグに関する情報を参照し、図6のようなチャネ
ル対応テーブルや図10のようなチャネル/サブユニッ
ト/プラグ対応テーブルを参照するなどして、ソース機
器101は、この認証鍵交換についての要求(チャレン
ジ)が、どのチャネルに対するものであるのかを認識す
ることが可能である。
【0117】この場合も、Bluetoothチャネル
ごとに別々の暗号鍵を使ってAVデータの暗号化を行う
ことになる。
【0118】なお、第1の実施形態と同様に、本実施形
態の第3の方法では、(第2の方法と同様に)シンク機
器103側のみについての、Bluetoothチャネ
ルに関する情報またはサブユニットとプラグに関する情
報を添付したが、第3の方法において(第1の方法と同
様に)シンク機器103側とソース機器101側の双方
についての、Bluetoothチャネルに関する情報
またはサブユニットとプラグに関する情報を添付するよ
うにした本実施形態の第4の方法も可能である。
【0119】(第3の実施形態)第1、第2の実施形態
では、SPコネクトコマンドにてソース機器101側/
シンク機器103側双方のBluetoothチャネル
と、サブユニット/プラグの対応関係を通知していた。
これに対し、SPコネクトコマンドでは、相手側機器
(第1の実施形態ではソース機器101、第2の実施形
態ではシンク機器103)のBluetoothチャネ
ルとサブユニット/プラグの対応関係のみを記載して、
その接続を促す方法も考えられる。
【0120】この場合、SP コピープロテクションコ
マンドについて考えると、第1の実施形態では既に説明
したシーケンスで可能である(どのBluetooth
チャネルについて、SPコピープロテクションコマンド
を送出すればよいかは、SPコネクトコマンドを見れば
わかるので)。
【0121】しかしながら、第2の実施形態では、シン
ク機器103は、「ソース機器101の、どのBlue
toothチャネル、あるいはサブユニット/プラグか
らAVデータが送られてくるのかがわからない」ため、
SPコピープロテクションコマンドをソース機器101
に対して送出することができない。
【0122】図19に、第2の実施形態において、「S
Pコネクトコマンドでは、相手側機器(第2の実施形態
ではシンク機器103)のBluetoothチャネル
とサブユニット/プラグの対応関係のみを記載して、そ
の接続を促す方法」を可能とするためのシーケンスの一
例を示す。図19は、図14および図15を修正したも
のである。
【0123】まず、第2の実施形態の図15のSPコピ
ープロテクションコマンドのやり取りは省略される。こ
の場合は、認証鍵交換の方式も、第2の実施形態の第2
の方法か、第3の方法をとることになる。ソース機器1
01は、図6のようなチャネル対応テーブルか、図10
のようなチャネル/サブユニット/プラグ対応テーブル
を参照して、この認証鍵交換についての要求(チャレン
ジ)が、どのチャネルに対するものであるのかを認識す
ることになる。
【0124】(第4の実施形態)次に、第4の実施形態
について説明する。
【0125】本実施形態の構成は基本的には第2の実施
形態と同様である。
【0126】以下では、本実施形態が第2の実施形態と
相違する点を中心に説明する。
【0127】第2の実施形態との相違は、第2の実施形
態においては認証鍵交換の単位がBluetoothチ
ャネル(または、サブユニット/プラグ)の単位であっ
たのに対して、本実施形態においては、認証鍵交換の単
位がサブユニットごととなっている点である。
【0128】まず、ソース機器101とシンク機器10
3との間のシーケンスの初期手順について説明する。
【0129】図20に、ソース機器101とシンク機器
103のシーケンスの初期手順例を示す。
【0130】まず、第2の実施形態の初期手順シーケン
ス(図14および図15)のSPコネクトコマンドのや
り取りまでは、第2の実施形態と同様である。このSP
コネクトコマンドには、相手側(シンク機器103側)
のチャネルとサブユニット/プラグの対応関係の情報の
他に、このコマンドの送信側(ソース機器101)のチ
ャネルとサブユニット/プラグの対応関係の情報も記載
してある。このようにすることで、相手側機器(本実施
形態の場合、シンク機器103)に対して、コマンドの
送信側のチャネルとサブユニット/プラグの対応関係を
明に通知することが可能となる。これによって、例えば
相手側機器が、自機器のサブユニットやプラグを単位に
認証鍵交換を行わなければならないような場合におい
て、自機器のどのサブユニットやプラグに対してこれを
行うべきかについての情報を相手側機器に対して通知す
ることが可能となる。
【0131】このSPコネクトコマンドによって、シン
ク機器103は、ソース機器101のVTRサブユニッ
トからAVデータ(すなわち映像データと音声データ)
が今後送信されてくることが予想できる(AVデータの
送信を行わせるために、このSPコネクトコマンドを発
行しているので)。
【0132】このSPコネクトコマンドの時点で、シン
ク機器103は、CH−A1、CH−A2に関する認証
先が、ソース機器101のVTRサブユニットであるこ
とを認識する(S208)。
【0133】ここで、シンク機器103が、ソース機器
101側に対して、サブユニットが用いる(可能性のあ
る)著作権保護の方式についての問い合わせを行っても
よい。すなわち、SPコピープロテクションコマンド
に、サブユニットを指定することによって、そのサブユ
ニットにおいて使用される(可能性のある)著作権保護
方式の問い合わせを行う(S209)。これに対して、
ソース機器101は、著作権保護の有無、方式(例えば
DTCP)、認証の方式(例えばフル認証)を、各チャ
ネルごと(結果的にプラグごと)に通知することができ
るようになっている(S210)。なお、前述したよう
に、この問い合わせを複数チャネルや複数サブユニット
について一括して行ってもよい。
【0134】さて、このようにSPコピープロテクショ
ンコマンドによって、シンク機器103は、ソース機器
101の特定チャネル(またはサブユニット/プラグ)
においてどのような方式の著作権保護がなされるかにつ
いての情報をこの時点で得ることが可能である。
【0135】次に、ソース機器101とシンク機器10
3との間のシーケンス初期手順以降の手順について説明
する。
【0136】続いて、シンク機器103はDTCPの方
式に従って、ソース機器101に対して著作権保護のた
めの認証鍵交換の手続をはじめる。この認証鍵交換の方
式として、第2の実施形態と同様に、いくつかの方法が
考えられる。
【0137】<第1の方法>図21に、本実施形態の第
1の方法の場合のシーケンスの一例を示す。
【0138】第1の方法は、認証鍵交換の際に、ソース
機器101側のサブユニットに関する情報を添付する方
法である。このようにすることにより、ソース機器10
1は、この認証鍵交換についての要求(チャレンジ)
が、どのサブユニットに対するものであるかを認識する
ことが可能である。このソース機器101の送信サブユ
ニットに関する情報は、図21のように、DTCPの認
証鍵交換のやり取りに添付される。
【0139】この手順により、各サブユニットごとに、
ソース機器101とシンク機器103で、AVデータを
暗号化して転送するための暗号鍵の共有を図ることがで
きるようになる。
【0140】本実施形態では、各サブユニットごとに別
々の暗号鍵を使ってAVデータの暗号化を行うことにな
る。なお、証明書(Acert、Bcert)は、各機
器ごとに1つづつ持っていればよく、必ずしもサブユニ
ットごとあるいはプラグごとに持つ必要はない。
【0141】<第2の方法>図22に、本実施形態の第
1の方法の場合のシーケンスの一例を示す。
【0142】第2の方法は、暗号化されたAVデータを
シンク機器103が受信してから、ソース機器101に
対して認証鍵交換を要求にいく場合である。
【0143】この場合は、まず、ソース機器101から
シンク機器103に対して、AVデータの受信を要求す
るための制御コマンドであるCP表示コマンドが発行さ
れる(S221)。ここで、(CH−B1,CH−B2
経由で)ソース機器101は、AVデータの送信を開始
する(S222,S223)。
【0144】これを受け取ったシンク機器103は、
「該データが、ソース機器101の、VTRサブユニッ
トから送られてきた、暗号化された、AVデータであ
る」ということを認識することができる。なお、AVデ
ータであることは、先のSPコネクトコマンドから認識
可能である。また、ソース機器101から送られてきて
いるということは、Bluetoothパケットヘッダ
を見ることにより認識可能である。また、暗号化されて
いることは、AVデータに付与されたトランスポートヘ
ッダから認識可能である。どのサブユニットから送られ
てきているということは、Bluetoothパケット
ヘッダを見ることにより認識可能である。
【0145】ここで、シンク機器103は、ソース機器
101の特定のサブユニットを指定して、認証鍵交換の
要求を行う。送信側のソース機器101は、このサブユ
ニットに関する情報を参照して、この認証鍵交換につい
ての要求(チャレンジ)が、どのサブユニットに対する
ものであるのかを認識する。この後、そのサブユニット
のための認証鍵交換を行う。この場合は、サブユニット
ごとに別々の暗号鍵を使ってAVデータの暗号化を行う
ことになる。
【0146】なお、本実施形態は、第2の実施形態にお
いて認証鍵交換の単位をサブユニットごととしたもので
あったが、第1の実施形態において認証鍵交換の単位を
サブユニットごととした第4の実施形態も可能である。
【0147】ところで、以上では、ソース機器101
は、VTR機能を有するものとして説明したが、ディス
ク装置あるいは半導体メモリから読み出したMPEG4
映像/AAC音声データを送信するもの、あるいは他の
装置から受信したMPEG4映像/AAC音声データを
中継するものであっても本発明は適用可能である。同様
に、シンク機器103は、デコード表示機能を有するも
のとして説明したが、受信したMPEG4映像/音声デ
ータを、ビデオテープあるいはディスク装置あるいは半
導体メモリに記録するもの、あるいは他の装置へ中継す
るものであっても本発明は適用可能である。また、ソー
ス機器101は、MPEG4やAACなどの符号化がす
でになされているものを送信するものでもよいし、自身
がMPEG4やAACなどの符号化を施して送信するも
のでもよいし、その両方の機能を有するものであっても
よい。同様に、シンク機器103は、受信したMPEG
4やAACなどの符号化データをそのまま出力するもの
であってもよいし、自身がデコードして出力するもので
あってもよいし、その両方の機能を有するものであって
もよい。
【0148】また、ソース機器101やシンク機器10
3は、もちろん他の機能機能を持っていても良いし、ソ
ース機器とシンク機器の両方の機能を持っていても良
い。
【0149】なお、以上の各処理は、ソフトウェアとし
ても実現可能である。
【0150】また、本実施形態は、コンピュータに所定
の手段を実行させるための(あるいはコンピュータを所
定の手段として機能させるための、あるいはコンピュー
タに所定の機能を実現させるための)プログラムを記録
したコンピュータ読取り可能な記録媒体としても実施す
ることもできる。
【0151】本発明は、上述した実施の形態に限定され
るものではなく、その技術的範囲において種々変形して
実施することができる。
【0152】
【発明の効果】本発明によれば、Bluetoothの
ようなサブユニットやプラグの概念を持ったAVネット
ワークにおいて著作権保護を実現することができるよう
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るAVデータ転送シス
テムの構成例を示す図
【図2】ソース機器101の内部構成例を示す図
【図3】シンク機器103の内部構成例を示す図
【図4】ソース機器101とシンク機器103との間の
シーケンスの初期手順の一例を示す図
【図5】ソース機器101とシンク機器103との間の
シーケンスの初期手順の一例を示す図
【図6】チャネル対応テーブルの構成例を示す図
【図7】ソース機器101のVTRサブユニットの論理
構成例について説明するための図
【図8】SP SUBUNIT INFO応答内に記述
する場合の著作権保護の方式についての情報の内容の一
例を示す図
【図9】シンク機器103のディスプレイサブユニット
の論理構成例について説明するための図
【図10】チャネル/サブユニット/プラグ対応テーブ
ルの構成例を示す図
【図11】ソース機器101とシンク機器103との間
のシーケンスの認証鍵交換手順およびデータ転送手順の
一例を示す図
【図12】ソース機器101とシンク機器103との間
のシーケンスの認証鍵交換手順およびデータ転送手順の
他の例を示す図
【図13】ソース機器101とシンク機器103との間
のシーケンスの認証鍵交換手順およびデータ転送手順の
さらに他の例を示す図
【図14】ソース機器101とシンク機器103との間
のシーケンスの初期手順の他の例を示す図
【図15】ソース機器101とシンク機器103との間
のシーケンスの初期手順の他の例を示す図
【図16】ソース機器101とシンク機器103との間
のシーケンスの認証鍵交換手順およびデータ転送手順の
さらに他の例を示す図
【図17】ソース機器101とシンク機器103との間
のシーケンスの認証鍵交換手順およびデータ転送手順の
さらに他の例を示す図
【図18】ソース機器101とシンク機器103との間
のシーケンスの認証鍵交換手順およびデータ転送手順の
さらに他の例を示す図
【図19】ソース機器101とシンク機器103との間
のシーケンスの初期手順のさらに他の例を示す図
【図20】ソース機器101とシンク機器103との間
のシーケンスの初期手順のさらに他の例を示す図
【図21】ソース機器101とシンク機器103との間
のシーケンスの認証鍵交換手順およびデータ転送手順の
さらに他の例を示す図
【図22】ソース機器101とシンク機器103との間
のシーケンスの認証鍵交換手順およびデータ転送手順の
さらに他の例を示す図
【符号の説明】 101…ソース機器101 103…シンク機器103 106…無線ネットワーク 1001,3001…Bluetoothインタフェー
ス処理部 1002,3002…L2CAP処理部 1021,3021…チャネル対応テーブル 1003,3003…ストリームプロトコル処理部 1031,3031…チャネル/サブユニット/プラグ
対応テーブル 1032,3032…著作権保護処理部 1004,3004…トランスポートプロトコル処理部 1041,3041…暗号化/復号化処理部 1005,3005…コントロールプロトコル処理部 1006,3006…VTR処理部 1007…MPEG4エンコーダ 1008…AACエンコーダ 3007…MPEG4デコーダ 3008…AACデコーダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D044 AB05 AB07 BC01 BC03 CC03 CC04 DE49 DE50 GK17 HL02 HL08 HL11 5K033 AA08 BA15 CB01 DA17 DB10

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネットワークを介して接続されたAVデー
    タ受信装置及びAVデータ送信装置の一方の装置から他
    方の装置へ、該他方の装置の特定のサブユニットに関す
    る問合せを行なう第1のステップと、 前記他方の装置から前記一方の装置へ、該他方の装置の
    特定のサブユニットが持つAVデータの送信又は受信の
    機能と、各機能に対応する論理プラグの番号との対応関
    係に関する情報を転送する第2のステップと、 前記一方の装置と前記他方の装置との間でAVデータの
    転送に用いる論理コネクションをネットワーク上に確立
    する第3のステップと、 前記一方の装置から前記他方の装置へ、前記確立された
    論理コネクションと、前記特定のサブユニットの特定の
    論理プラグ番号との接続を要求する第4のステップとを
    有し、 更に前記第1のステップにおいて及び又は前記第4のス
    テップの後に、前記AVデータ受信装置から前記AVデ
    ータ送信装置へ、前記特定のサブユニット、前記特定の
    サブユニットの特定の論理プラグ番号、又は前記確立さ
    れた論理コネクションを通して転送されるAVデータに
    施される著作権保護に関する情報を問い合わせることを
    特徴とするAVデータ転送制御方法。
  2. 【請求項2】ネットワークを介して接続されたAVデー
    タ送信装置からAVデータ受信装置へ著作権保護を施さ
    れたAVデータを転送するAVデータ転送システムにお
    いて、 前記AVデータ受信装置は、 ネットワークを介して接続された相手機器の特定のサブ
    ユニットに関する問合せを行なうサブユニット情報問合
    せ手段と、 前記特定のサブユニットが持つAVデータの送信機能
    と、各送信機能に対応する論理プラグの番号との対応関
    係に関する情報を受信するサブユニット情報応答受信手
    段と、 前記相手機器との間でのAVデータの転送に用いる論理
    コネクションをネットワーク上に確立するコネクション
    確立手段と、 前記相手機器に対して、前記確立された論理コネクショ
    ンと、前記特定のサブユニットの特定の論理プラグ番号
    との接続を要求するストリーム接続要求手段と、 前記特定のサブユニット、前記特定のサブユニットの特
    定の論理プラグ番号、又は前記確立された論理コネクシ
    ョンを通して転送されるAVデータに施される著作権保
    護に関する情報を問い合わせる著作権保護情報問合せ手
    段とを備え、 前記AVデータ送信装置は、 ネットワークを介して接続された相手機器から、自装置
    の特定のサブユニットに関する問合せを受けるサブユニ
    ット情報問合せ受信手段と、 前記特定のサブユニットが持つAVデータの送信機能
    と、各送信機能に対応する論理プラグの番号との対応関
    係に関する情報を送信するサブユニット情報応答送信手
    段と、 前記相手機器との間でのAVデータの転送に用いる論理
    コネクションをネットワーク上に確立するコネクション
    確立手段と、 前記相手機器から、前記確立した論理コネクションと、
    前記特定のサブユニットの特定の論理プラグ番号との接
    続の要求を受けるストリーム接続要求受信手段と、 前記特定のサブユニット、前記特定のサブユニットの特
    定の論理プラグ番号、又は前記確立された論理コネクシ
    ョンを通して転送されるAVデータに施される著作権保
    護に関する情報の問合せを受ける著作権保護情報問合せ
    受信手段とを備えたことを特徴とするAVデータ転送シ
    ステム。
  3. 【請求項3】ネットワークを介して接続されたAVデー
    タ送信装置からAVデータ受信装置へ著作権保護を施さ
    れたAVデータを転送するAVデータ転送システムにお
    いて、 前記AVデータ受信装置は、 ネットワークを介して接続された相手機器から、自装置
    の特定のサブユニットに関する問合せを受けるサブユニ
    ット情報問合せ受信手段と、 前記特定のサブユニットが持つAVデータの受信機能
    と、各受信機能に対応する論理プラグの番号との対応関
    係に関する情報を送信するサブユニット情報応答送信手
    段と、 前記相手機器との間でのAVデータの転送に用いる論理
    コネクションをネットワーク上に確立するコネクション
    確立手段と、 前記相手機器から、前記確立された論理コネクション
    と、前記特定のサブユニットの特定の論理プラグ番号と
    の接続の要求を受けるストリーム接続要求受信手段と、 前記特定のサブユニット、前記特定のサブユニットの特
    定の論理プラグ番号、又は前記確立された論理コネクシ
    ョンを通して転送されるAVデータに施される著作権保
    護に関する情報を問い合わせる著作権保護情報問合せ手
    段とを備え、 前記AVデータ送信装置は、 ネットワークを介して接続された相手機器の特定のサブ
    ユニットに関する問合せを行なうサブユニット情報問合
    せ手段と、 前記特定のサブユニットが持つAVデータの受信機能
    と、各受信能に対応する論理プラグの番号との対応関係
    に関する情報を受信するサブユニット情報応答受信手段
    と、 前記相手機器との間でのAVデータの転送に用いる論理
    コネクションをネットワーク上に確立するコネクション
    確立手段と、 前記相手機器に対して、前記確立された論理コネクショ
    ンと、前記特定のサブユニットの特定の論理プラグ番号
    との接続を要求するストリーム接続要求手段と、 前記特定のサブユニット、前記特定のサブユニットの特
    定の論理プラグ番号、又は前記確立された論理コネクシ
    ョンを通して転送されるAVデータに施される著作権保
    護に関する情報の問合せを受ける著作権保護情報問合せ
    受信手段とを備えたことを特徴とするAVデータ転送シ
    ステム。
  4. 【請求項4】ネットワークを介して接続された相手機器
    の特定のサブユニットに関する問合せを行なうサブユニ
    ット情報問合せ手段と、 前記特定のサブユニットが持つAVデータの送信機能
    と、各送信機能に対応する論理プラグの番号との対応関
    係に関する情報を受信するサブユニット情報応答受信手
    段と、 前記相手機器との間でのAVデータの転送に用いる論理
    コネクションをネットワーク上に確立するコネクション
    確立手段と、 前記相手機器に対して、前記確立された論理コネクショ
    ンと、前記特定のサブユニットの特定の論理プラグ番号
    との接続を要求するストリーム接続要求手段と、 前記特定のサブユニット、前記特定のサブユニットの特
    定の論理プラグ番号、又は前記確立された論理コネクシ
    ョンを通して転送されるAVデータに施される著作権保
    護に関する情報を問い合わせる著作権保護情報問合せ手
    段とを備えたことを特徴とするAVデータ受信装置。
  5. 【請求項5】ネットワークを介して接続された相手機器
    から、自装置の特定のサブユニットに関する問合せを受
    けるサブユニット情報問合せ受信手段と、 前記特定のサブユニットが持つAVデータの受信機能
    と、各受信機能に対応する論理プラグの番号との対応関
    係に関する情報を送信するサブユニット情報応答送信手
    段と、 前記相手機器との間でのAVデータの転送に用いる論理
    コネクションをネットワーク上に確立するコネクション
    確立手段と、 前記相手機器から、前記確立された論理コネクション
    と、前記特定のサブユニットの特定の論理プラグ番号と
    の接続の要求を受けるストリーム接続要求受信手段と、 前記特定のサブユニット、前記特定のサブユニットの特
    定の論理プラグ番号、又は前記確立された論理コネクシ
    ョンを通して転送されるAVデータに施される著作権保
    護に関する情報を問い合わせる著作権保護情報問合せ手
    段とを備えたことを特徴とするAVデータ受信装置。
  6. 【請求項6】前記問い合わせる著作権保護情報には、著
    作権保護方式の種別を含むことを特徴とする請求項4ま
    たは5に記載のAVデータ受信装置。
  7. 【請求項7】前記著作権保護情報の問い合わせは、前記
    特定のサブユニットに関する問合せと同一のパケットに
    て行なうことを特徴とする請求項4に記載のAVデータ
    受信装置。
  8. 【請求項8】前記相手機器に対して著作権保護のための
    認証鍵交換を行なう認証鍵交換手段を更に備え、 前記認証鍵交換手段は、前記特定のサブユニット、前記
    特定のサブユニットの特定のプラグ番号、又は前記特定
    の論理コネクションの番号を、認証鍵交換手続きのやり
    取りに付与することを特徴とする請求項4または5に記
    載のAVデータ受信装置。
  9. 【請求項9】ネットワークを介して接続された相手機器
    の特定のサブユニットに関する問合せを行なうサブユニ
    ット情報問合せ手段と、 前記特定のサブユニットが持つAVデータの送信機能
    と、各送信機能に対応する論理プラグの番号との対応関
    係に関する情報を受信するサブユニット情報応答受信手
    段と、 前記相手機器との間でのAVデータの転送に用いる論理
    コネクションをネットワーク上に確立するコネクション
    確立手段と、 前記相手機器に対して、前記確立された論理コネクショ
    ンと、前記特定のサブユニットの特定の論理プラグ番号
    との接続を要求するストリーム接続要求手段と、 前記相手機器に対して著作権保護のための認証鍵交換を
    行なう認証鍵交換手段とを備え、 前記認証鍵交換手段は、前記特定のサブユニット、前記
    特定のサブユニットの特定のプラグ番号、又は前記特定
    の論理コネクションの番号を、認証鍵交換手続きのやり
    取りに付与することを特徴とするAVデータ受信装置。
  10. 【請求項10】ネットワークを介して接続された相手機
    器から、自装置の特定のサブユニットに関する問合せを
    受けるサブユニット情報問合せ受信手段と、 前記特定のサブユニットが持つAVデータの受信機能
    と、各受信機能に対応する論理プラグの番号との対応関
    係に関する情報を送信するサブユニット情報応答送信手
    段と、 前記相手機器との間でのAVデータの転送に用いる論理
    コネクションをネットワーク上に確立するコネクション
    確立手段と、 前記相手機器から、前記確立された論理コネクション
    と、前記特定のサブユニットの特定の論理プラグ番号と
    の接続の要求を受けるストリーム接続要求受信手段と、 前記相手機器に対して著作権保護のための認証鍵交換を
    行なう認証鍵交換手段とを備え、 前記認証鍵交換手段は、前記特定のサブユニット、前記
    特定のサブユニットの特定のプラグ番号、又は前記特定
    の論理コネクションの番号を、認証鍵交換手続きのやり
    取りに付与することを特徴とするAVデータ受信装置。
  11. 【請求項11】前記認証鍵交換手段でやり取りされる、
    前記特定のサブユニット、前記特定のサブユニットの特
    定のプラグ番号、又は前記特定の論理コネクションの番
    号は、自装置についての値のみを付与することを特徴と
    する請求項8ないし10のいずれか1項に記載のAVデ
    ータ受信装置。
  12. 【請求項12】ネットワークを介して接続された相手機
    器から、自装置の特定のサブユニットに関する問合せを
    受けるサブユニット情報問合せ受信手段と、 前記特定のサブユニットが持つAVデータの送信機能
    と、各送信機能に対応する論理プラグの番号との対応関
    係に関する情報を送信するサブユニット情報応答送信手
    段と、 前記相手機器との間でのAVデータの転送に用いる論理
    コネクションをネットワーク上に確立するコネクション
    確立手段と、 前記相手機器から、前記確立した論理コネクションと、
    前記特定のサブユニットの特定の論理プラグ番号との接
    続の要求を受けるストリーム接続要求受信手段と、 前記特定のサブユニット、前記特定のサブユニットの特
    定の論理プラグ番号、又は前記確立された論理コネクシ
    ョンを通して転送されるAVデータに施される著作権保
    護に関する情報の問合せを受ける著作権保護情報問合せ
    受信手段とを備えたことを特徴とするAVデータ送信装
    置。
  13. 【請求項13】ネットワークを介して接続された相手機
    器の特定のサブユニットに関する問合せを行なうサブユ
    ニット情報問合せ手段と、 前記特定のサブユニットが持つAVデータの受信機能
    と、各受信能に対応する論理プラグの番号との対応関係
    に関する情報を受信するサブユニット情報応答受信手段
    と、 前記相手機器との間でのAVデータの転送に用いる論理
    コネクションをネットワーク上に確立するコネクション
    確立手段と、 前記相手機器に対して、前記確立された論理コネクショ
    ンと、前記特定のサブユニットの特定の論理プラグ番号
    との接続を要求するストリーム接続要求手段と、 前記特定のサブユニット、前記特定のサブユニットの特
    定の論理プラグ番号、又は前記確立された論理コネクシ
    ョンを通して転送されるAVデータに施される著作権保
    護に関する情報の問合せを受ける著作権保護情報問合せ
    受信手段とを備えたことを特徴とするAVデータ送信装
    置。
  14. 【請求項14】前記問い合わせる著作権保護情報には、
    著作権保護方式の種別を含むことを特徴とする請求項1
    2または13に記載のAVデータ送信装置。
  15. 【請求項15】前記著作権保護情報の問い合わせは、前
    記特定のサブユニットに関する問合せと同一のパケット
    にて行なわれることを特徴とする請求項12に記載のA
    Vデータ送信装置。
  16. 【請求項16】前記相手機器に対して著作権保護のため
    の認証鍵交換を行なう認証鍵交換手段を更に備え、 前記認証鍵交換手段は、前記特定のサブユニット、前記
    特定のサブユニットの特定のプラグ番号、又は前記特定
    の論理コネクションの番号を、認証鍵交換手続きのやり
    取りに付与することを特徴とする請求項12または13
    に記載のAVデータ送信装置。
  17. 【請求項17】ネットワークを介して接続された相手機
    器の特定のサブユニットに関する問合せを受けるサブユ
    ニット情報問合せ受信手段と、 前記特定のサブユニットが持つAVデータの受信機能
    と、各受信機能に対応する論理プラグの番号との対応関
    係に関する情報を送信するサブユニット情報応答送信手
    段と、 前記相手機器との間でのAVデータの転送に用いる論理
    コネクションをネットワーク上に確立するコネクション
    確立手段と、 前記相手機器から、前記確立した論理コネクションと、
    前記特定のサブユニットの特定の論理プラグ番号との接
    続の要求を受けるストリーム接続要求受信手段と、 前記相手機器に対して著作権保護のための認証鍵交換を
    行なう認証鍵交換手段とを備え、 前記認証鍵交換手段は、前記特定の論理コネクションの
    番号、前記特定のサブユニット、又は前記特定のサブユ
    ニットの特定のプラグ番号を、認証鍵交換手続きのやり
    取りに付与することを特徴とするAVデータ送信装置。
  18. 【請求項18】ネットワークを介して接続された相手機
    器の特定のサブユニットに関する問合せを行なうサブユ
    ニット情報問合せ手段と、 前記特定のサブユニットが持つAVデータの受信機能
    と、各受信能に対応する論理プラグの番号との対応関係
    に関する情報を受信するサブユニット情報応答受信手段
    と、 前記相手機器との間でのAVデータの転送に用いる論理
    コネクションをネットワーク上に確立するコネクション
    確立手段と、 前記相手機器に対して、前記確立された論理コネクショ
    ンと、前記特定のサブユニットの特定の論理プラグ番号
    との接続を要求するストリーム接続要求手段と、 前記相手機器に対して著作権保護のための認証鍵交換を
    行なう認証鍵交換手段とを備え、 前記認証鍵交換手段は、前記特定の論理コネクションの
    番号、前記特定のサブユニット、又は前記特定のサブユ
    ニットの特定のプラグ番号を、認証鍵交換手続きのやり
    取りに付与することを特徴とするAVデータ送信装置。
  19. 【請求項19】前記認証鍵交換手段でやり取りされる、
    前記特定のサブユニット、前記特定のサブユニットの特
    定のプラグ番号、又は前記特定の論理コネクションの番
    号は、前記相手機器についての値のみを付与することを
    特徴とする請求項16ないし18のいずれか1項に記載
    のAVデータ送信装置。
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