JP2001326593A - ダイバシティ受信機 - Google Patents

ダイバシティ受信機

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JP2001326593A
JP2001326593A JP2000142587A JP2000142587A JP2001326593A JP 2001326593 A JP2001326593 A JP 2001326593A JP 2000142587 A JP2000142587 A JP 2000142587A JP 2000142587 A JP2000142587 A JP 2000142587A JP 2001326593 A JP2001326593 A JP 2001326593A
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JP2000142587A
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Toshikazu Shibata
俊和 芝田
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Toa Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンテナ切替ダイバシティ方式の受信機にお
いて、アンテナ切替時に発生するノイズの影響を低減す
る。 【解決手段】 監視部6は、受信部3による受信状態を
監視して、その監視して得た結果に応じて、2値の監視
信号を出力し、差動増幅回路8に入力する。この監視信
号の信号レベルは、上記受信部3の受信状態が悪化する
度に反転する。差動増幅回路8を構成する各トランジス
タ81、82は、監視信号に応じて、それぞれ全く反対
の動作をする。従って、これら各トランジスタ81、8
2のコレクタ端子からは常に反転関係にある信号が出力
され、これよって、各PiNダイオード21、22の一
方がONし、他方がOFFする。各PiNダイオード2
1、22は、それぞれ同じタイミングでON/OFF動
作するので、各アンテナ1、1は同時に切り替わり、よ
って、当該切替時のノイズの発生を抑制できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の受信アンテ
ナを備え、これら各アンテナのうち送信機から送られて
くる電波を良好に受信するものを切替選択して使用する
所謂切替型の空間ダイバシティ(=スペースダイバシテ
ィ:SD)受信機に関し、特に、各アンテナに対して復
調処理等を行う受信部を1つのみとし、この受信部の入
力側に接続するアンテナを切替選択する所謂アンテナダ
イバシティ方式の受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】上記アンテナダイバシティ方式の受信機
は、各アンテナ毎に受信部を備えこれら各受信部によっ
てそれぞれ復調処理等した後の信号を切替選択するとい
う所謂オーディオダイバシティ方式の受信機に比べて、
上記受信部を単一とする分、受信機全体を低コスト化で
きる等の利点がある。従って、このアンテナダイバシテ
ィ方式の受信機は、例えばワイヤレス・マイクロホン・
システム等を始めとする各種無線通信システムに、数多
く利用されている。このアンテナダイバシティ方式の受
信機の概略構成を、図3に示す。
【0003】同図に示すように、この受信機は、複数、
例えばA系統とB系統との2本の受信アンテナ1、1を
有している。これら各アンテナ1、1は、切替回路2の
入力側に接続されている。切替回路2は、後述する切替
制御信号に従って、各アンテナ1、1のうちの一方を選
択し、この選択して得たアンテナ1の出力する受信信号
(高周波信号)を、受信部3に入力する。受信部3は、
これに入力される受信信号を例えば増幅し、復調処理等
することにより、元の信号、例えばこの受信機がワイヤ
レス・マイクロホン・システム用の受信機である場合に
は音声信号、を再現して、出力端子4から出力する。
【0004】更に、この受信機は、受信部3に入力され
る受信信号の品質、例えば信号レベル、を監視する制御
部5を有している。制御部5は、この監視して得た上記
受信信号の信号レベルと所定の基準レベルとを比較し
て、当該受信信号の信号レベルが当該基準レベル以下に
なったとき、切替回路2によって現在選択しているアン
テナ1とは別のアンテナ1を選択するように、上記切替
制御信号を生成して、切替回路2に供給する。これによ
り、現在、無線通信に使用しているアンテナ1による電
波の受信電界強度が低下したときに(詳しくは、このア
ンテナ1から受信部3に入力される受信信号の信号レベ
ルが上記基準レベル以下となったときに)、自動的に他
方のアンテナ1を用いての無線通信動作に切り替わる。
よって、図示しない送信機との間で、例えばデッドポイ
ント等の影響を受けずに、常に安定した無線通信を実現
できる。なお、同図は、切替回路2によってA系統のア
ンテナ1が選択されている状態を示す。
【0005】ところで、上記のようなアンテナダイバシ
ティ方式の受信機においては、切替回路2による各アン
テナ1、1の切替動作を俊敏に行うために、当該切替回
路2として、例えば図4に示すようなPiNダイオード
21、22を用いたスイッチング回路を採用することが
多い。即ち、同図に示すように、各アンテナ1、1にそ
れぞれ対応して、上記各PiNダイオード21、22を
設け、これら各PiNダイオード21、22の各アノー
ド端子に、それぞれ各アンテナ1、1を接続する。そし
て、各PiNダイオード21、22の各カソード端子
を、それぞれに共通の直流カットコンデンサ23を介し
て受信部3の入力側に接続すると共に、それぞれに共通
の抵抗器24を介して接地電位(GND)に接続する。
【0006】更に、A系統側のPiNダイオード21の
アノード端子を、抵抗器25及び直流カットコンデンサ
26を介して、接地電位に接続する。これと同様に、B
系統側のPiNダイオード22についても、そのアノー
ド端子を、抵抗器27及び直流カットコンデンサ28を
介して、接地電位に接続する。更に、これら抵抗器25
とコンデンサ26との接続点、及び抵抗器27とコンデ
ンサ28との接続点を、それぞれ、次に説明する制御部
5の第1制御用端子51、及び第2制御用端子52に接
続する。
【0007】制御部5は、上記のように受信部3に入力
される受信信号の信号レベルを監視するが、これを実現
するために、監視部6を有している。この監視部6は、
上記監視して得た受信信号の信号レベルと上記基準レベ
ルとを比較して、その比較結果に応じて、H(ハイ)レ
ベルとL(ロー)レベルとから成る所謂2値の監視信号
を生成する。具体的には、監視部6は、上記監視して得
た受信信号の信号レベルが基準レベル以下になる度に、
上記監視信号の信号レベルをHレベルとLレベルとに交
互に反転させて、出力する。この監視部6の出力する監
視信号は、上記第1制御用端子51を介して上記A系統
側の抵抗器25とコンデンサ26との接続点に供給され
ると共に、反転(インバータ)回路7により反転された
後、第2制御用端子52を介して上記B系統の抵抗器2
7とコンデンサ28との接続点に供給される。即ち、上
記A系統側の抵抗器25とコンデンサ26との接続点
と、B系統の抵抗器27とコンデンサ28との接続点と
には、それぞれ、常に反転関係にある信号が、上記切替
制御信号として供給される。なお、上記反転回路7は、
例えば一般に知られているトランジスタ素子を用いたス
イッチング回路等によって構成できる。
【0008】上記のように構成された受信機の動作は、
次の通りである。例えば、今、上記監視信号として、H
レベルの信号が監視部6から出力されているとする。こ
の場合、制御部5の第1制御用端子51からは、上記H
レベルの信号がそのまま出力され、第2制御用端子52
からは、このHレベル信号を上記反転回路7により反転
して得たLレベルの信号が出力される。従って、A系統
については、上記第1制御用端子51からHレベルの信
号が出力されることにより、当該第1制御用端子51か
ら抵抗器25、PiNダイオード21及び抵抗器24を
介して接地電位に電流が流れ込み、これによって、Pi
Nダイオード21がON状態となる。一方、B系統につ
いては、上記第2制御用端子52から出力される信号が
Lレベルであるので、当該第2制御用端子52から抵抗
器27側には電流は流れず、よって、PiNダイオード
22はOFF状態となる。このように、監視信号の信号
レベルがHレベルである場合には、A系統のアンテナの
出力する受信信号が、PiNダイオード21及びコンデ
ンサ23を介して受信部3に入力され、即ちA系統のア
ンテナ1が選択される状態となる。
【0009】ここで、上記A系統のアンテナ1から受信
部3に入力される受信信号の信号レベルが上述した基準
レベル以下となったとする。すると、監視部6は、上記
監視信号として、Lレベルの信号を出力する。これによ
り、制御部5の第1制御用端子51からは、上記Lレベ
ルの信号がそのまま出力され、第2制御用端子52から
は、Hレベル信号が出力される。この場合、説明するま
でもなく、上記とは反対に、A系統側のPiNダイオー
ド21がOFF状態となり、B系統側のPiNダイオー
ド22がON状態となる。従って、B系統のアンテナ1
の出力する受信信号が、PiNダイオード22及びコン
デンサ23を介して受信部3に入力され、即ちB系統の
アンテナ1が選択される状態となる。そして、このB系
統のアンテナ1から受信部3に入力される受信信号の信
号レベルが上記基準レベル以下になると、再度、A系統
のアンテナ1が選択される状態となり、これ以降、受信
部3に入力される受信信号の信号レベルが基準レベル以
下になる度に、上記と同様の動作を繰り返す。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記図4に示
す従来技術においては、各PiNダイオード21、22
の各ON/OFF(スイッチング)動作を制御するため
の上記切替制御信号として、A系統については、監視部
6の出力する監視信号を直接、当該A系統側の抵抗器2
5とコンデンサ26との接続点に供給しているものの、
B系統については、上記監視信号の信号レベルを反転回
路7により反転してから、当該B系統側の抵抗器27と
コンデンサ28との接続点に供給している。従って、こ
の反転回路7の持つ時定数の影響により、各PiNダイ
オード21、22がON/OFF動作するタイミングに
時間的なズレが生じ、次のような問題が発生する。
【0011】例えば、今、A系統のアンテナ1を選択し
ている状態から、B系統のアンテナ1を選択する状態に
切り替わるとする。この場合、例えば図5(a)及び
(b)に誇張して示すように、A系統のPiNダイオー
ド21がON状態からOFF状態に遷移した後、上記反
転回路7の時定数に応じた時間tが経過してから、B系
統のPiNダイオード22がOFF状態からON状態に
遷移する。従って、上記時間tのあいだ、受信部3の入
力側にいずれのアンテナ1、1も接続されていない(開
放された)状態となり、これによって、同図(c)に示
すように、受信部3の出力信号にノイズNが現れる、と
いう問題がある。
【0012】これとは反対に、B系統のアンテナ1を選
択している状態からA系統のアンテナ1を選択する状態
に切り替わる場合には、図には示さないが、A系統のP
iNダイオード21がOFF状態からON状態に遷移し
た後、B系統のPiNダイオード22がON状態からO
FF状態に遷移する。よって、この場合、短時間ではあ
るが、受信部3の入力側に両方のアンテナ1、1が同時
に接続される状態が形成され、これら各アンテナ1、1
の反射等の影響により、受信部3の出力信号に上記と同
様のノイズNが現れる。従って、受信機が、例えばワイ
ヤレス・マイクロホン・システム用のものである場合に
は、選択するアンテナ1が切り替わる度に、上記ノイズ
Nが出力されて、聴感上、非常に不快な思いをすること
になる。
【0013】そこで、本発明は、上記のようなアンテナ
切替時におけるノイズNの発生を抑制できるダイバシテ
ィ受信機、を提供ことを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、送信機から送られてくる電波を受信す
る複数のアンテナと、入力される受信信号に所定の処理
を施して出力する受信部と、上記各アンテナにそれぞれ
対応して設けられ、個々に供給される開閉制御信号に従
って、それぞれ個別に、自己に対応する上記アンテナと
上記受信部の入力側との間を電気的に接続する第1の状
態、及び上記自己に対応するアンテナと上記受信部の入
力側との間を電気的に非接続とする第2の状態、のいず
れか一方の状態になる、複数の開閉部と、これら各開閉
部のうちのいずれか1つを上記第1の状態とすることに
よりこの第1の状態とした開閉部に対応するアンテナか
ら出力される受信信号を上記受信部に入力すると共に、
他の開閉部を第2の状態とするよう、これら各開閉部を
それぞれ個別に制御するための上記各開閉制御信号を生
成して該各開閉部に供給する開閉制御部と、を具備す
る。そして、上記開閉制御部は、上記受信部に入力され
る受信信号の或る品質を監視して、この品質が所定の基
準値以下になったとき、現在第1の状態としている開閉
部を第2の状態とすると共にこれとは別の第2の状態と
している開閉部を第1の状態とするよう上記各開閉制御
信号を生成し、その際、上記現在第1の状態としている
開閉部が第2の状態になるタイミングと、上記別の第2
の状態としている開閉部が第1の状態になるタイミング
とが、略一致するように、該各開閉制御信号を生成して
上記各開閉部に供給するよう構成する。
【0015】なお、上記各開閉部は、例えば、ダイオー
ドやトランジスタ、或いはアナログスイッチ等の半導体
スイッチング素子等を利用したスイッチング回路により
構成できる。特に、上記第1及び第2の各状態の一方か
ら他方への遷移動作を俊敏に行う場合には、PiNダイ
オードを用いるのが望ましい。
【0016】本発明において、例えば、今、或る開閉部
が第1の状態にあり、それ以外の開閉部は全て第2の状
態にあるとする。この状態においては、上記或る開閉部
に対応する或るアンテナから出力される受信信号が、受
信部に入力される。受信部は、これに入力される受信信
号に所定の処理、例えば増幅処理や復調処理等、を施し
て、例えば元の信号を再現して出力する。
【0017】更に、開閉制御部が、受信部に入力される
受信信号の或る品質、例えば当該受信信号の信号レベ
ル、を監視して、この受信信号の信号レベルと所定の基
準値とを比較する。なお、ここで言う基準値としては、
例えば、上記受信信号の信号レベルから、上記或るアン
テナが、相手方の送信機から送られてくる電波を十分な
受信電界強度で受信していると見なすことのできるレベ
ルの最低値、を設定する。従って、開閉制御部は、上記
或るアンテナの受信信号の信号レベルが上記基準値以下
になったとき、当該或るアンテナによれば安定した無線
通信を実現できないと判断する。この場合、開閉制御部
は、現在第1の状態としている開閉部を第2の状態とす
ると共に、これとは別の第2の状態にある開閉部を第1
の状態とするよう、これら各開閉部を制御する(詳しく
は、この制御を実現するために各開閉制御信号を生成し
て各開閉部に供給する)。これにより、受信機は、上記
別の切替部に対応するアンテナを用いての無線通信動作
に切り替わり、相手方の送信機との間で安定した無線通
信を実現できる。
【0018】ところで、開閉制御部は、上記のように各
開閉部の各状態を遷移させることにより実際に無線通信
に使用するアンテナを切り替える際、これら各開閉部の
各状態が遷移するタイミングが一致するように、当該各
開閉部を制御する。従って、各開閉部の各状態が遷移す
るタイミングに、上記従来技術のような時間差tは生じ
ないので、この時間差tによる上記ノイズNの発生を抑
制できる。
【0019】上記動作を実現するには、例えば、各開閉
部については、それぞれ、開閉制御信号が供給されるこ
とにより第1及び第2の各状態の一方から他方に遷移す
るのに要する時間が、当該各開閉部間において略同一と
なるように構成する。そして、開閉制御部については、
上記監視して得た品質が所定の基準値以下になったと
き、少なくとも上記第1及び第2の各状態の一方から他
方に遷移させようとする各開閉部に対して、それぞれの
開閉制御信号を略同一のタイミングで供給するよう構成
すればよい。このようにすれば、上記のように同一のタ
イミングで、各開閉部の各状態を遷移させることができ
る。
【0020】具体的には、開閉制御部については、上記
各開閉制御信号として、それぞれ、第1のレベルと、こ
の第1のレベルと反転関係にある第2のレベルと、から
成る2値信号を生成する。そして、各開閉部のいずれか
1つに、第1のレベルの信号を供給すると共に、他の開
閉部には、第2のレベルの信号を供給する。そして、上
記監視して得た品質が上記所定の基準値以下になる度
に、現在第1のレベルの信号を供給している上記1つの
開閉部に第2のレベルの信号を供給すると共に、現在第
2のレベルの信号を供給している他の開閉部のいずれか
1つに第1のレベルの信号を供給するよう、これら2つ
の開閉部に供給する各開閉制御信号の各信号レベルをそ
れぞれ略同一のタイミングで反転させるようにする。な
お、各開閉部については、それぞれ、開閉制御信号とし
て、第1のレベルの信号が供給されたときに第1の状態
となり、第2のレベルの信号が供給されたときに第2の
状態となるよう構成する。また、ここで言う上記第1及
び第2のレベルとは、例えば上述したHレベルまたはL
レベルのことを言う。
【0021】ところで、ダイバシティ受信機としては、
アンテナを2本とする構成のものが多い。このように、
アンテナを2本とする場合には、次のように構成すれば
よい。即ち、各アンテナに応じて、開閉部を2つ設け
る。そして、開閉制御部については、各開閉制御信号と
して、それぞれ、第1のレベルと、この第1のレベルと
反転関係にある第2のレベルと、から成る2値信号を生
成する。ここで、上記各開閉部の一方に上記第1のレベ
ルの信号を供給するとき、他方の開閉部に上記第2のレ
ベルの信号を供給し、上記一方の開閉部に上記第2のレ
ベルの信号を供給するとき、他方の開閉部に上記第1の
レベルの信号を供給するよう、即ち各開閉部に対してそ
れぞれ互いに反転関係にある開閉制御信号を供給するよ
う、構成する。更に、上記監視して得た品質が所定の基
準値以下になる度に、各開閉部に供給する上開閉制御信
号の各信号レベルを、それぞれ交互にかつ同一のタイミ
ングで反転させるようにする。なお、各開閉部について
は、それぞれ、上記と同様、開閉制御信号として、第1
のレベルの信号が供給されたときに第1の状態となり、
第2のレベルの信号が供給されたときに第2の状態とな
るよう構成する。
【0022】更に、上記開閉制御部については、次のよ
うに構成してもよい。即ち、当該開閉制御部の一構成要
素として、上記受信部に入力される受信信号の或る品質
を監視して、この品質が所定の基準値以下になる度に、
第3のレベルと、この第3のレベルと反転関係にある第
4のレベルとに、交互に信号レベルが変化する2値の監
視信号、を生成する監視部を設ける。これに加えて、上
記監視信号が入力され、この監視信号の入力に対して、
上記第1のレベルと上記第2のレベルとから成り、かつ
それぞれの信号レベルが互いに反転関係にある、2つの
信号、を出力する差動増幅回路、を設ける。なお、この
ような差動増幅回路は、上記監視信号の信号レベルが上
記第3のレベルと上記第4のレベルとに反転する度に、
上記2つの出力信号として、それぞれの信号レベルが同
一のタイミングで上記第1のレベルと上記第2のレベル
とに交互に反転する信号、を出力する。そして、この差
動増幅回路の出力する上記各信号を、各開閉制御信号と
して各開閉部に供給する。なお、ここで言う上記第3及
び第4のレベルもまた、上記HレベルまたはLレベルの
ことを言う。
【0023】上記差動増幅回路を用いる場合の具体例
は、次の通りである。例えば、今、上記のようにアンテ
ナと切替部とがそれぞれ2つずつ設けられているとす
る。この場合、同一規格の2つのトランジスタを備え、
これら各トランジスタの一方のベース端子を或る一定の
電位に保持した状態で、他方のトランジスタのベース端
子に上記監視信号を入力する。これと共に、これら各ト
ランジスタの各エミッタ端子を、それぞれに共通の抵抗
手段を介して所定の電位に接続することにより、上記差
動増幅回路を構成する。更に、各トランジスタのうち一
方のコレクタ端子から出力される信号を、各開閉部のう
ちの一方に上記開閉制御信号として供給し、他方のトラ
ンジスタのコレクタ端子から出力される信号を、他方の
開閉部に上記開閉制御信号として供給する。
【0024】即ち、上記のように一方のトランジスタの
ベース端子電圧が一定とされた構成の差動増幅回路によ
れば、他方のトランジスタのベース端子に入力される2
値の監視信号に応じて、これら各トランジスタが、全く
反対の動作をすることが知られている。従って、各トラ
ンジスタの各コレクタ端子からは、それぞれ全く反転関
係にある信号が出力される。よって、上記のように、全
く同一のタイミングで各開閉部の各状態を遷移させるこ
とが可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態について、
図1及び図2を参照して説明する。図1に、本実施の形
態の概略構成を示す。同図に示すように、本実施の形態
の受信機は、上述した図4に示す従来の受信機における
反転回路7に代えて、2つの同一規格のPNP型トラン
ジスタ81、82を備えた差動増幅回路8を設け、これ
ら各トランジスタ81、82の各コレクタ端子を、それ
ぞれ第1及び第2の各制御用端子51、52に接続した
ものである。また、本実施の形態においては、A系統側
のPiNダイオード21、抵抗器25及びコンデンサ2
6と、B系統側のPiNダイオード22、抵抗器27及
びコンデンサ28として、それぞれ同一規格のものを使
用する。なお、これ以外の構成については、上記図4と
同様であるので、これら同等部分には同一符号を付し
て、その詳細な説明を省略する。
【0026】即ち、差動増幅回路8は、上記2つのトラ
ンジスタ81、82と、5つの抵抗器83乃至87と、
から成る。各トランジスタ81、82の各エミッタ端子
は、それぞれに共通のエミッタ抵抗器83を介して、例
えば直流の回路電源Vccに接続されている。そして、一
方のトランジスタ81のベース端子は、抵抗器84を介
して上記回路電源Vccに接続されると共に、抵抗器85
を介して接地電位に接続されている。なお、これら各抵
抗器84、85としては、例えば同じ抵抗値を有するも
のを使用する。そして、このトランジスタ81のコレク
タ端子は、上記のように、第1制御用端子51に接続さ
れ、ひいてはA系統側の抵抗器25とコンデンサ26と
の接続点に接続される。
【0027】他方のトランジスタ82のベース端子は、
抵抗器86を介して回路電源Vccに接続されると共に、
抵抗器87を介して監視部6(詳しくは、この監視部6
の上述した監視信号を出力するための端子)に接続され
ている。そして、このトランジスタ82のコレクタ端子
は、上記のように、第2制御用端子52に接続され、ひ
いてはB系統側の抵抗器27とコンデンサ28との接続
点に接続される。なお、監視部6の出力する監視信号の
Hレベルは、概ね回路電源電圧Vccと同電位とされてお
り、Lレベルは、概ね接地電位と同電位とされている。
【0028】上記構成によれば、一方のトランジスタ8
1のベース端子には、回路電源Vccと接地電位との電圧
差(Vcc−0)を各抵抗器84、85により分圧して得
た一定の電圧(1/2Vcc)が印加される。これに対し
て、他方のトランジスタ82のベース端子には、上記監
視信号を回路電源Vccとの間で各抵抗器86、87によ
り分圧して得た信号(Vcc−VccまたはVcc−0)が入
力される。このように、一方のトランジスタ81のベー
ス端子電圧が一定とされた構成の差動増幅回路8におい
ては、他方のトランジスタ82のベース端子に入力され
る信号に応じて、各トランジスタ81、82が、それぞ
れ全く反対の動作をする。
【0029】具体的には、例えば、今、上記監視信号と
して、Hレベルの信号が監視部6から出力されていると
する。この場合、トランジスタ82のベース端子には、
概ねVccという電圧が印加される。このトランジスタ8
2のエミッタ端子には、エミッタ抵抗器83を介して回
路電源Vccが印加されているので、当該トランジスタ8
2のベース端子とエミッタ端子との間の所謂ベース−エ
ミッタ間電圧Vbeは、逆バイアスとなる。従って、この
トランジスタ82はOFF状態となり、B系統に対応す
る第2制御用端子52からは、電流は出力されず、よっ
て、当該B系統側のPiNダイオード22はOFF状態
となる。
【0030】一方、トランジスタ81のベース端子に
は、上記のように1/2Vccという一定の電圧が印加さ
れている。そして、このトランジスタ81のエミッタ端
子にも、上記トランジスタ82と同様、抵抗器83を介
して回路電源Vccが印加されている。即ち、このトラン
ジスタ81のベース端子とエミッタ端子との間には、或
る程度の電位差(1/2Vcc)があるので、このベース
−エミッタ間電圧Vbeにより、当該トランジスタ81は
ON状態となる。これにより、回路電源Vccからエミッ
タ抵抗器83及びトランジスタ81を介して、第1制御
用端子51から電流が出力される。そして、この電流
が、A系統側の抵抗器25、PiNダイオード21及び
抵抗器24を介して接地電位に流れ込み、当該A系統側
のPiNダイオード21がON状態となる。
【0031】このように監視信号の信号レベルがHレベ
ルである場合には、上記従来技術と同様、A系統のPi
Nダイオード21のみがON状態となり、B系統のPi
Nダイオード22はOFF状態となる。従って、A系統
のアンテナの出力する受信信号が、PiNダイオード2
1及びコンデンサ23を介して受信部3に入力されて、
A系統のアンテナ1が選択される状態となる。
【0032】ここで、上記A系統のアンテナ1から受信
部3に入力される受信信号の信号レベルが上述した基準
レベル以下となり、これによって、上記監視信号の信号
レベルが、Lレベルになったとする。すると、トランジ
スタ82のベース端子に印可する電圧が低下して、当該
トランジスタ82のベース−エミッタ間電圧Vbeが上昇
し、このトランジスタ82がON状態となる。これによ
り、回路電源Vccからエミッタ抵抗器83及びトランジ
スタ82を介して、第2制御用端子51から電流が出力
される。そして、この電流が、B系統側の抵抗器27、
PiNダイオード22及び抵抗器24を介して接地電位
に流れ込み、当該B系統側のPiNダイオード22がO
N状態となる。
【0033】上記トランジスタ82がON状態となるこ
とにより、エミッタ抵抗83を流れる電流が増大して、
トランジスタ81のエミッタ端子電圧が低下する。する
と、トランジスタ81のベース−エミッタ間電圧Vbeが
低下して、当該トランジスタはOFF状態となる。これ
により、A系統に対応する第1制御用端子51から電流
が出力されなくなり、当該A系統側のPiNダイオード
21がOFF状態となり、即ち、B系統のアンテナ1が
選択される状態となる。
【0034】そして、上記B系統のアンテナ1から受信
部3に入力される受信信号の信号レベルが上記基準レベ
ル以下になり、監視信号の信号レベルがHレベルになる
と、再度、A系統のアンテナ1が選択される状態にな
る。そして、これ以降、受信部3に入力される受信信号
の信号レベルが基準レベル以下になって監視信号の信号
レベルが反転する度に、上記と同様の動作を繰り返す。
【0035】このように、本実施の形態によれば、各ト
ランジスタ81、82が監視信号の信号レベルに応じ
て、それぞれ全く反対の動作をするので、これら各コン
デンサ81、82の各コレクタ端子からは、それぞれ互
いに反転関係にある信号が出力される。そして、これら
各信号の供給先であるA系統側のPiNダイオード2
1、抵抗器25及びコンデンサ26と、B系統側のPi
Nダイオード22、抵抗器27及びコンデンサ28と
は、それぞれ上記のように同一規格とされていので、各
PiNダイオード21、22は、上記各信号の供給に対
して、同じ時定数で動作する。従って、例えば図2に示
すように、監視信号の信号レベルが反転すると、各Pi
Nダイオード21、22は、それぞれ同じタイミングで
ON/OFF動作する。よって、各アンテナ1、1は、
それぞれ同じタイミングで選択または非選択状態に切り
替わり、受信部3から出力される信号に、上述したよう
なノイズNが現れることはない。
【0036】また、上記同一規格の2つのトランジスタ
81、82を用いた差動増幅回路8によれば、これら各
トランジスタ81、82は、それぞれが対称的かつ比較
的滑らかにON/OFF動作することが知られている。
従って、これら各トランジスタ81、82のON/OF
F動作による上記各アンテナ1、1の切替動作も、上記
図2に示すように、それぞれが対称的かつ比較的滑らか
(緩やか)に行われる。また、各トランジスタ81、8
2が、ON状態及びOFF状態の一方から他方に切り替
わる途中、所謂過渡期においては、各アンテナ1、1が
概ね半々の(所謂合計して1となる)状態で受信部3の
入力側に接続され、換言すれば各アンテナ1、1から出
力される各受信信号が概ね半々ずつ混合された形で受信
部3に入力される状態になる。よって、上記ノイズNの
影響をより軽減できる。
【0037】なお、本実施の形態においては、差動増幅
回路8として、PNP型トランジスタ81、82を用い
るものを利用したが、これらに代えて、NPN型のトラ
ンジスタを用いてもよい。また、各抵抗器83乃至87
の各抵抗値は、上記と同様の動作を確実に実現できるの
であれば、自由に定めてもよい。
【0038】そして、差動増幅回路8以外の回路によっ
て、本実施の形態と同様の作用を奏するよう構成しても
よい。例えば、一般に知られているトランジスタ構成の
反転スイッチング回路と、トランジスタ構成のエミッタ
ホロワ回路(所謂バッファ回路)と、を設ける。そし
て、それぞれの時定数が略同一となるようにこれら各回
路を構成し、一方の回路により監視信号を処理した後の
信号を第1制御用端子51から出力させると共に、他方
の回路により監視信号を処理した後の信号を第2制御用
端子52から出力させる。このようにすれば、それぞれ
互いに反転関係にあり、かつ監視信号の信号レベルが反
転する度に略同一のタイミングで反転する信号を、上記
第1及び第2の各制御用端子51、52からそれぞれ出
力させることができ、ひいては本実施の形態と同様の作
用及び効果を実現できる。
【0039】また、本実施の形態においては、2本のア
ンテナ1、1を備えた受信機について説明したが、3以
上のアンテナを備えた受信機についても、本発明を応用
できる。この場合、本実施の形態と同様に、各アンテナ
毎に対応して、それぞれ同一規格のPiNダイオードと
その周辺部品(例えば抵抗器25及びコンデンサ26等
の部品)とを設ける。そして、これら各PiNダイオー
ドのうちのいずれか1つのみをONし、他のPiNダイ
オードを全てOFFさせるように、かつ、これら各Pi
NダイオードのON/OFF動作が同時に行われるよう
に(言わばラッチ回路的に)、当該各PiNダイオード
をON/OFF動作するための各信号を同時に供給す
る。このようにすれば、3本以上のアンテナを備えたダ
イバシティ受信機においても、上記ノイズNの発生を抑
える、という本実施の形態と同様の作用及び効果を実現
できる。
【0040】そして、切替回路2として、PiNダイオ
ード21、22を用いたスイッチング回路を採用した
が、これに限らない。例えばトランジスタやアナログス
イッチ等のPiNダイオード以外のスイッチング素子に
より切替回路2を実現してもよい。ただし、上述したよ
うに、各アンテナ1、1の切替動作を俊敏に行うには、
本実施の形態のようにPiNダイオードを用いるのが望
ましい。そして、本発明は、ワイヤレス・マイクロホン
・システム以外の各種無線通信システムに応用できるこ
とは、言うまでもない。
【0041】なお、本実施の形態におけるPiNダイオ
ード21、22が、特許請求の範囲に記載の開閉部に対
応する。そして、これら各PiNダイオード21、22
のON状態が、特許請求の範囲に記載の第1の状態に対
応し、OFF状態が、特許請求の範囲に記載のON状態
に対応する。また、これら各PiNダイオード21、2
2のON/OFF動作を制御するために、制御部5の各
制御用端子51、52からそれぞれに供給する信号(切
替制御信号)が、特許請求の範囲に記載の開閉制御信号
に対応し、当該制御部5が、特許請求の範囲に記載の開
閉制御部に対応する。
【0042】そして、各トランジスタ81、82がON
状態にあるときに上記各制御端子51、52から出力さ
れる信号のレベルが、特許請求の範囲に記載の第1のレ
ベルに対応し、各トランジスタ81、82がOFF状態
にあるときに上記各制御端子51、52から出力される
信号のレベルが、特許請求の範囲に記載の第2のレベル
に対応する。また、監視部6が出力する監視信号のHレ
ベルが、特許請求の範囲に記載の第3のレベルに対応
し、当該監視信号のLレベルが、特許請求の範囲に記載
の第4のレベルに対応する。
【0043】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、各アン
テナ毎に対応して設けられ、これら各アンテナと受信部
の入力側との間をそれぞれ電気的に接続または非接続と
するための各開閉部、の各動作タイミングを一致させる
ことができる。従って、上述した従来技術において問題
としている上記動作タイミングの時間的なズレtによる
ノイズNの発生を抑制でき、快適な無線通信を実現でき
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す電気回路図であ
る。
【図2】同実施の形態の各要所部分における動作タイミ
ングを示す図である。
【図3】ダイバシティ受信機の概略構成を示す図であ
る。
【図4】従来のダイバシティ受信機の電気回路を示す図
である。
【図5】図5における各要所部分の動作タイミングを示
す図である。
【符号の説明】
1 受信アンテナ 2 切替回路 3 受信部 5 制御部 6 監視部 8 差動増幅回路 21、22 PiNダイオード 81、82 PNP型トランジスタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信機から送られてくる電波を受信する
    複数のアンテナと、 入力される受信信号に所定の処理を施して出力する受信
    部と、 上記各アンテナにそれぞれ対応して設けられ、個々に供
    給される開閉制御信号に従って、それぞれ個別に、自己
    に対応する上記アンテナと上記受信部の入力側との間を
    電気的に接続する第1の状態、及び上記自己に対応する
    アンテナと上記受信部の入力側との間を電気的に非接続
    とする第2の状態、のいずれか一方の状態になる、複数
    の開閉部と、 これら各開閉部のうちのいずれか1つを上記第1の状態
    とすることによりこの第1の状態とした開閉部に対応す
    るアンテナから出力される受信信号を上記受信部に入力
    すると共に、他の開閉部を上記第2の状態とするよう、
    これら各開閉部をそれぞれ個別に制御するための上記各
    開閉制御信号を生成して該各開閉部に供給する開閉制御
    部と、を具備し、 上記開閉制御部は、上記受信部に入力される受信信号の
    或る品質を監視して、この品質が所定の基準値以下にな
    ったとき、現在上記第1の状態としている開閉部を上記
    第2の状態とすると共にこれとは別の上記第2の状態と
    している開閉部を上記第1の状態とするよう上記各開閉
    制御信号を生成し、その際、上記現在第1の状態として
    いる開閉部が上記第2の状態になるタイミングと、上記
    別の第2の状態としている開閉部が上記第1の状態にな
    るタイミングとが、略一致するように、該各開閉制御信
    号を生成して上記各開閉部に供給する、ダイバシティ受
    信機。
  2. 【請求項2】 上記各開閉部は、それぞれ、上記開閉制
    御信号が供給されることにより上記第1及び第2の各状
    態の一方から他方に遷移するのに要する時間が、該各開
    閉部間において略同一となるように構成されており、 上記開閉制御部は、上記監視して得た品質が上記所定の
    基準値以下になったとき、上記各開閉部にそれぞれ上記
    各開閉制御信号を略同一のタイミングで供給するよう構
    成された、請求項1に記載のダイバシティ受信機。
  3. 【請求項3】 上記開閉制御部は、上記各開閉制御信号
    として、それぞれ、第1のレベルと、この第1のレベル
    と反転関係にある第2のレベルと、から成る2値信号を
    生成し、上記各開閉部のいずれか1つに上記第1のレベ
    ルの信号を供給すると共に、他の開閉部に上記第2のレ
    ベルの信号を供給し、上記監視して得た品質が上記所定
    の基準値以下になる度に、現在上記第1のレベルの信号
    を供給している上記1つの開閉部に上記第2のレベルの
    信号を供給すると共に、現在上記第2のレベルの信号を
    供給している上記他の開閉部のいずれか1つに上記第1
    のレベルの信号を供給する状態に、これら各開閉部に供
    給する上記各開閉制御信号の各信号レベルをそれぞれ略
    同一のタイミングで反転させるよう構成されており、 上記各開閉部は、それぞれ、上記開閉制御信号として、
    第1のレベルの信号が供給されたときに上記第1の状態
    となり、上記第2のレベルの信号が供給されたときに上
    記第2の状態となるよう構成された、請求項2に記載の
    ダイバシティ受信機。
  4. 【請求項4】 上記開閉制御部は、 上記受信部に入力される受信信号の或る品質を監視し
    て、この品質が所定の基準値以下になる度に、第3のレ
    ベルと、この第3のレベルと反転関係にある第4のレベ
    ルとに、交互に信号レベルが変化する2値の監視信号、
    を生成する監視部と、 上記監視信号が入力され、この監視信号の入力に対し
    て、上記第1のレベルと上記第2のレベルとから成りか
    つそれぞれの信号レベルが互いに反転関係にあると共に
    上記監視信号の信号レベルが上記第3のレベルと上記第
    4のレベルとに反転する度にそれぞれ同一のタイミング
    で上記第1のレベルと上記第2のレベルとに交互に反転
    する2つの信号、を出力する差動増幅回路と、を備え、 この差動増幅回路の出力する上記各信号を上記各開閉制
    御信号として上記各開閉部に供給する状態に構成され
    た、請求項3に記載のダイバシティ受信機。
  5. 【請求項5】 上記ダイバシティ受信機が、上記アンテ
    ナとこれに対応する上記開閉部とを、それぞれ2つずつ
    備えたものであって、 上記差動増幅回路は、同一規格の2つのトランジスタを
    備え、これら各トランジスタの一方のベース端子を或る
    一定の電位に保持した状態で、他方のトランジスタのベ
    ース端子に上記監視信号を入力すると共に、これら各ト
    ランジスタの各エミッタ端子をそれぞれに共通の抵抗手
    段を介して所定の電位に接続した構成のものであって、 上記各トランジスタのうち一方のコレクタ端子から出力
    される信号を、上記各開閉部のうちの一方に上記開閉制
    御信号として供給し、他方のトランジスタのコレクタ端
    子から出力される信号を、他方の開閉部に上記開閉制御
    信号として供給する状態に構成された、請求項4に記載
    のダイバシティ受信機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004215246A (ja) * 2003-01-07 2004-07-29 Lg Electronics Inc 同位相の合成ダイバーシティ受信装置及びその方法
EP2207273A1 (en) 2009-01-09 2010-07-14 AKG Acoustics GmbH Method for receiving digital audio data

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