JP2001326341A - 固体撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置

Info

Publication number
JP2001326341A
JP2001326341A JP2000142091A JP2000142091A JP2001326341A JP 2001326341 A JP2001326341 A JP 2001326341A JP 2000142091 A JP2000142091 A JP 2000142091A JP 2000142091 A JP2000142091 A JP 2000142091A JP 2001326341 A JP2001326341 A JP 2001326341A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
silicon substrate
imaging device
solid
state imaging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000142091A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Nagata
豪 永田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2000142091A priority Critical patent/JP2001326341A/ja
Priority to US09/842,141 priority patent/US6590195B2/en
Publication of JP2001326341A publication Critical patent/JP2001326341A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/14Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation
    • H01L27/144Devices controlled by radiation
    • H01L27/146Imager structures
    • H01L27/14601Structural or functional details thereof

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Light Receiving Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】シリコン基板側からの電荷の光電変換領域への
侵入を防止するとともに、固体撮像装置により表示され
た映像で発生するスミアやノイズをより低減させること
ができる固体撮像装置を提供すること。 【解決手段】第1導電型領域となるシリコン基板に第2
導電型領域となる光電変換領域を備えた固体撮像装置に
おいて、前記光電変換領域と前記シリコン基板との間に
前記シリコン基板より高濃度の不純物を拡散した第1導
電型領域となる高濃度拡散領域を有することを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、第1導電型領域と
なるシリコン基板に第2導電型領域となる光電変換領域
を備えた固体撮像装置に関し、特に、スミアやノイズを
より低減させることができる固体撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の固体撮像装置は、偽信号の原因と
なる電荷が第1導電型領域となるシリコン基板側から第
2導電型領域となるドレイン領域に侵入すると、該装置
により表示された映像にスミア(スメア:smear)やノ
イズが発生するため、これを防止する下記のような方法
が知られている。
【0003】例えば、第2導電型領域となる光電変換領
域をドレイン領域の接合深さより深く形成する方法が知
られている(特開昭61−99472号公報)。これは、
シリコン基板側からの電荷が、光電変換領域でなくドレ
イン領域に侵入するのを防止したものである。図16に
その構成を示すウェーハの断面概略図を示す。図16
は、従来の一例に係る固体撮像装置の断面概略図であ
る。
【0004】この固体撮像装置は、フォトダイオード1
01のP型基板105側に、P型基板105より低濃度
の不純物を拡散したP-層102を有する。P型基板1
05側で発生したスミアの原因となりうるスミア電荷
は、P-層102に引き寄せられ、フォトダイオード1
01に捕獲される。
【0005】この方法によれば、P型基板105側から
ドレイン104に電荷が侵入するのを防止できるので、
スミアの発生量を減少させることができる。
【0006】なお、シリコン基板側からの電荷には、シ
リコン基板というバルクで発生した電子や正孔、シリコ
ン基板に注入された電子や正孔の他、固体撮像装置では
特に隣り画素等から発生した電子や正孔などがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、P型
基板105側からドレイン104へのスミア電荷の侵入
を防止できるが、P型基板105側からフォトダイオー
ド101への電荷の侵入については防止することはでき
ない。その理由は、フォトダイオード101(光電変換
領域)そのものにはP型基板105側(シリコン基板
側)からの電荷の侵入を防止するような策がとられてい
ないためである。
【0008】本発明の目的は、シリコン基板側からの電
荷の光電変換領域への侵入を防止するとともに、固体撮
像装置により表示された映像で発生するスミアやノイズ
をより低減させることができる固体撮像装置を提供する
ことである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の視点にお
いては、第1導電型領域となるシリコン基板に第2導電
型領域となる光電変換領域を備えた固体撮像装置におい
て、前記光電変換領域と前記シリコン基板との間に前記
シリコン基板より高濃度の不純物を拡散した第1導電型
領域となる高濃度拡散領域を有することを特徴とする。
【0010】また、前記固体撮像装置において、前記光
電変換領域と前記高濃度拡散領域との間に前記シリコン
基板及び前記高濃度拡散領域のそれぞれと異なる濃度の
不純物を拡散した第1導電型領域となる異濃度拡散領域
を有することが好ましい。
【0011】また、前記固体撮像装置において、前記シ
リコン基板と前記高濃度拡散領域との間に前記シリコン
基板及び前記高濃度拡散領域のそれぞれと異なる濃度の
不純物を拡散した第1導電型領域となる異濃度拡散領域
を有することが好ましい。
【0012】また、前記固体撮像装置において、前記高
濃度拡散領域は、前記光電変換領域の底面ないし側面の
少なくとも一部に有することが好ましい。
【0013】また、前記固体撮像装置においては、前記
異濃度拡散領域は、前記光電変換領域の底面ないし側面
の少なくとも一部に有することが好ましい。
【0014】また、前記固体撮像装置においては、前記
異濃度拡散領域は、前記高濃度拡散領域の底面ないし側
面の少なくとも一部に有することが好ましい。
【0015】本発明の第2の視点においては、第1導電
型領域となるシリコン基板に第2導電型領域となる光電
変換領域を備えた固体撮像装置において、前記シリコン
基板と前記光電変換領域の境界面から所定の間隔をおい
て離れた前記シリコン基板中に前記シリコン基板より高
濃度の不純物を拡散した第1導電型領域となる高濃度拡
散領域を有することを特徴とする。
【0016】また、前記固体撮像装置においては、前記
高濃度拡散領域は、前記光電変換領域の底面側ないし側
面側の少なくとも一部にに有することが好ましい。
【0017】本発明の第3の視点においては、固体撮像
装置の製造方法において、第1導電型領域のシリコン基
板に第2導電型領域となる光電変換領域を形成する工程
と、前記光電変換領域のシリコン基板側にシリコン基板
より高濃度の不純物を拡散した第1導電型領域となる高
濃度拡散領域を形成する工程と、を含むことを特徴とす
る。
【0018】本発明の第4の視点においては、固体撮像
装置の製造方法において、第1導電型領域となるシリコ
ン基板上に、前記シリコン基板より高濃度の不純物を拡
散した第1導電領域となる高濃度拡散領域を形成するた
めの第1レジストパターンを形成する工程と、前記第1
レジストパターン上からイオン注入によって前記シリコ
ン基板に前記高濃度拡散領域を形成する工程と、前記高
濃度拡散領域を形成したシリコン基板上に、前記第1レ
ジストパターンで形成した空部分の領域内における所定
の位置にその大きさより小さな空部分を有する第2レジ
ストパターンを形成する工程と、前記第2レジストパタ
ーン上からイオン注入によって前記シリコン基板に第2
導電型領域となる光電変換領域を形成する工程と、を含
むことを特徴とする。
【0019】また、固体撮像装置の製造方法において、
前記光電変換領域と前記高濃度拡散領域の間に、シリコ
ン基板及び高濃度拡散領域と異なる濃度の不純物を拡散
させた第1導電型領域の異濃度拡散領域を形成する工程
を含むことが好ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】、第1導電型領域となるシリコン
基板に第2導電型領域となる光電変換領域を備えた固体
撮像装置において、前記光電変換領域と前記シリコン基
板との間に前記シリコン基板より高濃度の不純物を拡散
した第1導電型領域となる高濃度拡散領域を備えること
により、高濃度拡散領域はシリコン基板側からの電荷に
対してポテンシャルバリアとなるとともに、電荷が光電
変換領域に侵入しにくくなり、光電変換領域で光電変換
することにより発生した電荷のシリコン基板側への漏れ
が少なくなるので、スミアやノイズが低減する。
【0021】
【実施例】本発明の実施例に係る固体撮像装置を図面を
用いて説明する。図1は、本発明の実施例1に係る固体
撮像装置の断面概略図である。この装置では、上記光電
変換領域の底面にもシリコン基板より高濃度の不純物を
拡散した高濃度拡散領域を形成したことを特徴とする。
この装置は、CMOS型トランジスタ構造であり、シリ
コン基板1と、素子分離領域3と、絶縁膜4と、電極5
と、高濃度拡散領域7と、光電変換領域8と、ドレイン
領域9と、接続線10と、を有する。
【0022】シリコン基板1は、P型の第1導電型領域
である。素子分離領域3は、隣り合う素子を分離し絶縁
するための酸化膜である。絶縁膜4は、シリコン基板上
に形成されたゲート絶縁膜であり、電極5が埋め込まれ
ている。電極5は、ゲート電極であり、絶縁膜4中に埋
め込まれている。高濃度拡散領域7は、光電変換領域8
とシリコン基板1との間であって光電変換領域8の底面
にシリコン基板1より高濃度の不純物を拡散したP+
の第1導電型領域である。光電変換領域8は、開口部を
シリコン基板の上面に配され、入射した光を電気信号に
変換するN型の第2導電型領域である。ドレイン領域9
は、N型の第2導電型領域である。接続線10は、電極
5と回路を電気的に接続する線である。
【0023】このようにシリコン基板側からの電荷に対
してポテンシャルバリアとなる高濃度拡散領域7が光電
変換領域のシリコン基板側や側面に存在すると、電荷が
光電変換領域に侵入しにくくなり、スミアやノイズが低
減する。従来法のドレイン領域での電荷侵入防止方法よ
り、光電変換領域への電荷侵入防止(光電変換領域から
シリコン基板への電荷の漏れ防止)のほうが、シリコン
基板側から光電変換領域に侵入する電荷が減少するのに
加え、光電変換領域で光電変換することにより発生した
電荷のシリコン基板側への漏れが少なくなり、固体撮像
装置のスミアやノイズの低減に効果的である。
【0024】次に、本発明の実施例1に係る固体撮像装
置の製造方法について図面を用いて説明する。図2は、
本発明の実施例1に係る固体撮像装置の製造方法につい
ての製造工程を説明するための断面概略図である。
【0025】図2を参照すると、本発明の実施例1に係
る固体撮像装置では、(a)第1導電型のシリコン基板
1の表面にシリコン窒化膜2を化学気相成長法により形
成し、フォトレジスト法でパターニングして、平面上で
素子分離領域となる部分のみシリコン窒化膜2を除去す
る。(b)素子分離領域3をシリコン酸化、またはイオ
ン注入法により形成する。これにより、素子分離領域3
は絶縁膜としてのシリコン酸化膜や第2導電型領域とな
る。(c)絶縁膜4をシリコン酸化、または化学気相成
長法により形成し、ドープされた多結晶シリコンやWS
iなどのシリサイドからなる電極5をフォトレジスト法
でパターニングして形成する。(d)フォトレジスト6
でパターニングするなどして、イオン注入法によりシリ
コン基板1より高濃度の不純物を拡散した第1導電領域
となる高濃度拡散領域7を形成する。(e)さらにフォ
トレジスト6でドレイン領域をパターニングするなどし
て、イオン注入法により第2導電型領域となる光電変換
領域8及びドレイン領域9を形成し、フォトレジスト6
を除去する。(f)シリコン酸化膜4を化学気相成長法
などにより形成し、フォトレジストでパターニングして
(図示せず)、電極5に接続するためのコンタクトホー
ルをドライエッチング法などによりあけ、導電体をコン
タクトホールに埋める。上記導電体に接続するように電
極への接続線10をアルミニウムや銅やその混合物など
により形成する。また、(d)高濃度拡散領域を形成す
る工程や(e)光電変換領域及びドレイン領域を形成す
る工程で、光電変換領域8と高濃度拡散領域7の間に、
シリコン基板1と異なる濃度の不純物を拡散させた第1
導電型領域の異濃度拡散領域11を形成することも可能
である(図11参照)。
【0026】なお、(a)から(f)までの順番で必ず
しも形成する必要はない。最終的に出来上がった固体撮
像装置が(f)のような構造となり、高濃度拡散領域7
が後述する図3〜図15に示すように形成されていれば
スミアやノイズの低減が効果的である。
【0027】次に、本発明の他の実施例に係る固体撮像
装置について図面を用いて説明する。
【0028】図3は、本発明の実施例2に係る固体撮像
装置の断面概略図である。これは、実施例1の高濃度拡
散領域7を光電変換領域8のドレイン領域9側の側面を
除く側面に接するようにして素子分離領域3と接するよ
うに延ばした場合である。実施例1(図1参照)の場合
に比べて、シリコン基板1側からの電荷が光電変換領域
8に侵入する確率は減少し(光電変換領域8からシリコ
ン基板1への電荷の漏出が減少)、固体撮像装置のスミ
アやノイズが低減する。
【0029】図4は、本発明の実施例3に係る固体撮像
装置の断面概略図である。これは、実施例2(図3参
照)の高濃度拡散領域7の底部を電極5側に延ばした場
合である。実施例2(図3参照)に比べて、シリコン基
板側からの電荷が光電変換領域8に侵入する確率は減少
し、固体撮像装置のスミアやノイズが低減する。
【0030】図5は、本発明の実施例4に係る固体撮像
装置の断面概略図である。これは、実施例2(図3参
照)の高濃度拡散領域7を底面側から光電変換領域8の
側面上における電極5側の一部と接するように延ばした
場合である。実施例3(図4参照)に比べて、シリコン
基板側からの電荷が第2導電型の光電変換領域8に侵入
する確率は減少し、更に固体撮像装置のスミアやノイズ
が低減する。
【0031】図6は、本発明の実施例5に係る固体撮像
装置の断面概略図である。これは、実施例4(図5参
照)における高濃度拡散領域7と素子分離領域3との接
触している部分を接しないようにした場合である。実施
例1(図1参照)に比べて、シリコン基板側からの電荷
が光電変換領域8に侵入する確率は減少し、更に固体撮
像装置のスミアやノイズが低減する。
【0032】図7は、本発明の実施例6に係る固体撮像
装置の断面概略図である。これは、シリコン基板1と光
電変換領域8との境界面から所定の間隔をおいて離れた
前記シリコン基板中に高濃度拡散領域7を有する場合で
ある。高濃度拡散領域7がない場合に比べて、シリコン
基板1側からの電荷が光電変換領域8に侵入する確率は
減少し、固体撮像装置のスミアやノイズが低減する。ま
た、実施例1(図1参照)の場合に比べ、光電変換領域
で可視光から赤外光での光電変換効率が良化しうる。
【0033】図8は、本発明の実施例7に係る固体撮像
装置の断面概略図である。これは、実施例6(図7参
照)の高濃度拡散領域7を光電変換領域8のドレイン領
域9側の側面を除く側面に接するようにして素子分離領
域3に接するように延ばした場合である。実施例6(図
7参照)に比べて、シリコン基板1側からの電荷が光電
変換領域8に侵入する確率は減少し、固体撮像装置のス
ミアやノイズが低減する。
【0034】図9は、本発明の実施例8に係る固体撮像
装置の断面概略図である。これは、実施例7(図8参
照)の高濃度拡散領域7の底部を電極5側に延ばした場
合である。実施例7(図8参照)に比べて、シリコン基
板1側からの電荷が光電変換領域8に侵入する確率は減
少し、固体撮像装置のスミアやノイズが低減する。
【0035】図10は、本発明の実施例9に係る固体撮
像装置の断面概略図である。これは、実施例7(図8参
照)の高濃度拡散領域7を底面側から光電変換領域8の
側面上における電極5側の一部と接するように延ばした
場合である。実施例8(図9参照)に比べて、シリコン
基板側からの電荷が光電変換領域8に侵入する確率は減
少し、固体撮像装置のスミアやノイズが低減する。
【0036】図11は、本発明の実施例10に係る固体
撮像装置の断面概略図である。これは、光電変換領域8
と高濃度拡散領域7との間にシリコン基板1と異なる濃
度の不純物を拡散させた異濃度拡散領域11を介入させ
た場合である。高濃度拡散領域7がない場合に比べて、
シリコン基板側からの電荷が光電変換領域8に侵入する
確率は減少し、固体撮像装置のスミアやノイズが低減す
る。
【0037】図12は、本発明の実施例11に係る固体
撮像装置の断面概略図である。これは、実施例10(図
11参照)の高濃度拡散領域7を光電変換領域8のドレ
イン領域9側の側面を除く側面に接するようにして、さ
らに素子分離領域3に接するように延ばした場合であ
る。実施例10(図11参照)に比べて、シリコン基板
側からの電荷が光電変換領域8に侵入する確率は減少
し、固体撮像装置のスミアやノイズが低減する。
【0038】図13は、本発明の実施例12に係る固体
撮像装置の断面概略図である。これは、実施例11(図
12参照)の高濃度拡散領域7の底部を電極5側に延ば
した場合である。実施例11(図12参照)の場合に比
べて、シリコン基板側からの電荷が光電変換領域8に侵
入する確率は減少し、固体撮像装置のスミアやノイズが
低減する。
【0039】図14は、本発明の実施例13に係る固体
撮像装置の断面概略図である。これは、実施例12(図
13参照)の高濃度拡散領域7を底面側から光電変換領
域8の側面上における電極5側の一部と接するように延
ばした場合である。実施例12(図13参照)の場合に
比べて、シリコン基板側からの電荷が光電変換領域8に
侵入する確率は減少し、固体撮像装置のスミアやノイズ
が低減する。
【0040】図15は、本発明の実施例14に係る固体
撮像装置の断面概略図である。これは、実施例13(図
14参照)における高濃度拡散領域7と素子分離領域3
との接触する部分を接しないようにした場合である。高
濃度拡散領域7がない場合に比べて、シリコン基板側か
らの電荷が光電変換領域8に侵入する確率は減少し、固
体撮像装置のスミアやノイズが低減する。
【0041】なお、異濃度拡散領域11は、光電変換領
域8の側面に形成される場合でも、高濃度拡散領域7の
底面外側ないし側面外側に形成される場合でも、同様の
効果が得られる。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、固体撮像装置のスミア
やノイズが低減できることである。その理由は、第1導
電型のシリコン基板側からの電荷にはポテンシャルバリ
アとなるシリコン基板より高濃度の不純物を拡散する第
1導電型の高濃度拡散領域が第2導電型の光電変換領域
のシリコン基板側ないし側面に存在すると、光電変換領
域で光電変換することにより発生した電荷のシリコン基
板側への漏れが少なくなるとともに、シリコン基板側か
ら電荷が光電変換領域に侵入しにくくなるためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る固体撮像装置の断面概
略図である。
【図2】本発明の実施例1に係る固体撮像装置の製造方
法についての製造工程を説明するための断面概略図であ
る。
【図3】本発明の実施例2に係る固体撮像装置の断面概
略図である。
【図4】本発明の実施例3に係る固体撮像装置の断面概
略図である。
【図5】本発明の実施例4に係る固体撮像装置の断面概
略図である。
【図6】本発明の実施例5に係る固体撮像装置の断面概
略図である。
【図7】本発明の実施例6に係る固体撮像装置の断面概
略図である。
【図8】本発明の実施例7に係る固体撮像装置の断面概
略図である。
【図9】本発明の実施例8に係る固体撮像装置の断面概
略図である。
【図10】本発明の実施例9に係る固体撮像装置の断面
概略図である。
【図11】本発明の実施例10に係る固体撮像装置の断
面概略図である。
【図12】本発明の実施例11に係る固体撮像装置の断
面概略図である。
【図13】本発明の実施例12に係る固体撮像装置の断
面概略図である。
【図14】本発明の実施例13に係る固体撮像装置の断
面概略図である。
【図15】本発明の実施例14に係る固体撮像装置の断
面概略図である。
【図16】従来の一例に係る固体撮像装置の断面概略図
である。
【符号の説明】
1 シリコン基板(第1導電型) 2 シリコン窒化膜 3 素子分離領域 4 絶縁膜 5 電極 6 フォトレジスト 7 高濃度拡散領域(第1導電型) 8 光電変換領域(第2導電型) 9 ドレイン領域(第2導電型) 10 接続線 11 異濃度拡散領域(第1導電型) 101 フォトダイオード(光電変換領域、第2導電
型) 102 P-層(低濃度不純物拡散領域、第1導電型) 103 トランスファーゲート 104 ドレイン(第2導電型) 105 P型基板(シリコン基板、第1導電型)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1導電型領域となるシリコン基板に第2
    導電型領域となる光電変換領域を備えた固体撮像装置に
    おいて、 前記光電変換領域と前記シリコン基板との間に前記シリ
    コン基板より高濃度の不純物を拡散した第1導電型領域
    となる高濃度拡散領域を有することを特徴とする固体撮
    像装置。
  2. 【請求項2】前記光電変換領域と前記高濃度拡散領域と
    の間に前記シリコン基板及び前記高濃度拡散領域のそれ
    ぞれと異なる濃度の不純物を拡散した第1導電型領域と
    なる異濃度拡散領域を有することを特徴とする請求項1
    記載の固体撮像装置。
  3. 【請求項3】前記シリコン基板と前記高濃度拡散領域と
    の間に前記シリコン基板及び前記高濃度拡散領域のそれ
    ぞれと異なる濃度の不純物を拡散した第1導電型領域と
    なる異濃度拡散領域を有することを特徴とする請求項1
    又は2記載の固体撮像装置。
  4. 【請求項4】前記高濃度拡散領域は、前記光電変換領域
    の底面ないし側面の少なくとも一部に有することを特徴
    とする請求項1乃至3のいずれか一に記載の固体撮像装
    置。
  5. 【請求項5】前記異濃度拡散領域は、前記光電変換領域
    の底面ないし側面の少なくとも一部に有することを特徴
    とする請求項2又は4記載の固体撮像装置。
  6. 【請求項6】前記異濃度拡散領域は、前記高濃度拡散領
    域の底面ないし側面の少なくとも一部に有することを特
    徴とする請求項3乃至5のいずれか一に記載の固体撮像
    装置。
  7. 【請求項7】第1導電型領域となるシリコン基板に第2
    導電型領域となる光電変換領域を備えた固体撮像装置に
    おいて、 前記シリコン基板と前記光電変換領域の境界面から所定
    の間隔をおいて離れた前記シリコン基板中に前記シリコ
    ン基板より高濃度の不純物を拡散した第1導電型領域と
    なる高濃度拡散領域を有することを特徴とする固体撮像
    装置。
  8. 【請求項8】前記高濃度拡散領域は、前記光電変換領域
    の底面側ないし側面側の少なくとも一部に有することを
    特徴とする請求項7記載の固体撮像装置。
  9. 【請求項9】第1導電型領域のシリコン基板に第2導電
    型領域となる光電変換領域を形成する工程と、 前記光電変換領域のシリコン基板側にシリコン基板より
    高濃度の不純物を拡散した第1導電型領域となる高濃度
    拡散領域を形成する工程と、を含むことを特徴とする固
    体撮像装置の製造方法。
  10. 【請求項10】第1導電型領域となるシリコン基板上
    に、前記シリコン基板より高濃度の不純物を拡散した第
    1導電領域となる高濃度拡散領域を形成するための第1
    レジストパターンを形成する工程と、 前記第1レジストパターン上からイオン注入によって前
    記シリコン基板に前記高濃度拡散領域を形成する工程
    と、 前記高濃度拡散領域を形成したシリコン基板上に、前記
    第1レジストパターンで形成した空部分の領域内におけ
    る所定の位置にその大きさより小さな空部分を有する第
    2レジストパターンを形成する工程と、 前記第2レジストパターン上からイオン注入によって前
    記シリコン基板に第2導電型領域となる光電変換領域を
    形成する工程と、を含むことを特徴とする固体撮像装置
    の製造方法。
  11. 【請求項11】前記光電変換領域と前記高濃度拡散領域
    の間に、シリコン基板及び高濃度拡散領域と異なる濃度
    の不純物を拡散させた第1導電型領域の異濃度拡散領域
    を形成する工程を含むことを特徴とする請求項9又は1
    0記載の固体撮像装置の製造方法。
JP2000142091A 2000-05-15 2000-05-15 固体撮像装置 Withdrawn JP2001326341A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000142091A JP2001326341A (ja) 2000-05-15 2000-05-15 固体撮像装置
US09/842,141 US6590195B2 (en) 2000-05-15 2001-04-26 Solid-state image sensor with reduced smear and noise

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000142091A JP2001326341A (ja) 2000-05-15 2000-05-15 固体撮像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001326341A true JP2001326341A (ja) 2001-11-22

Family

ID=18649119

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000142091A Withdrawn JP2001326341A (ja) 2000-05-15 2000-05-15 固体撮像装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6590195B2 (ja)
JP (1) JP2001326341A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008091753A (ja) * 2006-10-04 2008-04-17 Sony Corp 固体撮像装置、撮像装置、固体撮像装置の製造方法
WO2010074252A1 (ja) * 2008-12-25 2010-07-01 国立大学法人静岡大学 半導体素子及び固体撮像装置
WO2011043339A1 (ja) * 2009-10-05 2011-04-14 国立大学法人静岡大学 半導体素子及び固体撮像装置

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW201106681A (en) * 2009-08-10 2011-02-16 Altek Corp An image data processing method for reducing dynamic smear in the image data
JP5620087B2 (ja) * 2009-11-30 2014-11-05 浜松ホトニクス株式会社 距離センサ及び距離画像センサ

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57162364A (en) * 1981-03-30 1982-10-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd Solid state image pickup device
JPS6084076A (ja) * 1984-08-15 1985-05-13 Hitachi Ltd 固体撮像装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008091753A (ja) * 2006-10-04 2008-04-17 Sony Corp 固体撮像装置、撮像装置、固体撮像装置の製造方法
US7928352B2 (en) 2006-10-04 2011-04-19 Sony Corporation Solid-state image capturing device, image capturing device, and manufacturing method of solid-state image capturing device
US8035067B2 (en) 2006-10-04 2011-10-11 Sony Corporation Solid-state image capturing device, image capturing device, and manufacturing method of solid-state image capturing device
WO2010074252A1 (ja) * 2008-12-25 2010-07-01 国立大学法人静岡大学 半導体素子及び固体撮像装置
JPWO2010074252A1 (ja) * 2008-12-25 2012-06-21 国立大学法人静岡大学 半導体素子及び固体撮像装置
US8338248B2 (en) 2008-12-25 2012-12-25 National University Corporation Shizuoka University Semiconductor element and solid-state imaging device
JP5688756B2 (ja) * 2008-12-25 2015-03-25 国立大学法人静岡大学 半導体素子及び固体撮像装置
WO2011043339A1 (ja) * 2009-10-05 2011-04-14 国立大学法人静岡大学 半導体素子及び固体撮像装置
JPWO2011043339A1 (ja) * 2009-10-05 2013-03-04 国立大学法人静岡大学 半導体素子及び固体撮像装置
JP5648922B2 (ja) * 2009-10-05 2015-01-07 国立大学法人静岡大学 半導体素子及び固体撮像装置
US9231006B2 (en) 2009-10-05 2016-01-05 National University Corporation Shizuoka University Semiconductor element and solid-state imaging device

Also Published As

Publication number Publication date
US6590195B2 (en) 2003-07-08
US20010040210A1 (en) 2001-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6767811B2 (en) CMOS imager with a self-aligned buried contact
US7405101B2 (en) CMOS imager with selectively silicided gate
US6960795B2 (en) Pixel sensor cell for use in an imaging device
US7355229B2 (en) Masked spacer etching for imagers
US7898000B2 (en) Solid-state image pickup device and method for producing the same
US6927090B2 (en) Method for forming a contact line and buried contact line in a CMOS imager
US6291280B1 (en) CMOS imager cell having a buried contact and method of fabrication
US7122408B2 (en) Photodiode with ultra-shallow junction for high quantum efficiency CMOS image sensor and method of formation
US7397100B2 (en) Image sensor and method of manufacturing the same
US7279770B2 (en) Isolation techniques for reducing dark current in CMOS image sensors
US7510897B2 (en) Photodiode with self-aligned implants for high quantum efficiency and method of formation
JP2007317939A (ja) 固体撮像素子及びその製造方法
JP2921567B1 (ja) 固体撮像装置およびその製造方法
JPH11274461A (ja) 固体撮像装置とその製造方法
JP2005019781A (ja) 固体撮像装置およびその製造方法
JP2001326341A (ja) 固体撮像装置
US6511883B1 (en) Method of fabricating MOS sensor
JP3881134B2 (ja) Mosセンサーおよびその製造方法
JPS60173978A (ja) 固体撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070807