JP2001325389A - 情報処理装置及び方法並びにプログラム記憶媒体 - Google Patents

情報処理装置及び方法並びにプログラム記憶媒体

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JP2001325389A
JP2001325389A JP2000143351A JP2000143351A JP2001325389A JP 2001325389 A JP2001325389 A JP 2001325389A JP 2000143351 A JP2000143351 A JP 2000143351A JP 2000143351 A JP2000143351 A JP 2000143351A JP 2001325389 A JP2001325389 A JP 2001325389A
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Yuichi Uchio
裕一 内尾
Osamu Motohashi
理 本橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、知財情報を効率よく管理すること
ができる情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
記憶媒体を提供することを目的とする。 【解決手段】 ネットワークを介して情報を通信するこ
とにより、単一の案件を複数人が検討する検討システム
において用いられる情報処理装置であって、1の検討者
から第2の検討者に対して第1の情報を添付して所定の
案件の検討を依頼する第1の通信手段と、前記第1の通
信手段による検討の依頼時に前記第1の情報に含まれて
いなかった第2の情報を前記所定の案件の検討のために
前記第2の検討者に対して送付する第2の通信手段とを
有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置、情
報処理方法、およびプログラム記憶媒体、詳しくは、文
書管理機能を有する情報処理装置、情報処理方法および
プログラム記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、特許関連の文書の電子化は急速に
進んできており、CD−ROMを媒体とした特許庁発行
の公開、登録公報の電子化を始め、ネットワーク接続に
よる特許庁への出願、特許庁からの発送書類の受け取り
等、いわゆるIT技術を利用したデータのやり取りが一
般的になってきた。
【0003】また、最近ではインターネットを利用した
検索システムや各種情報の公開などが盛んに行われてい
る。
【0004】一方、各企業では以前より、自社で出願し
た特許・実用新案などの知的財産を管理するためのコン
ピュータシステムが構築されてきたが、そのほとんどの
システムは、主に、たとえば特許等の出願日や出願番号
といったような、書誌情報のデータをデータベース等で
管理し、それを検索・表示しながら必要な期限管理等を
行うものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た文書の電子化、ネットワーク環境の進歩により、文書
形式で構成される、いわゆる特許出願の文書部分につい
ても、電子的に管理し、通常の期限管理のみでなく、発
明者からの提案管理、また特許事務所とネットワークを
結んで、出願書類や特許庁とのやりとりで使用する書類
そのものも管理する必要性が生じてきている。
【0006】特に、ある書類を作成するためにネットワ
ークを用いて、その案件を複数人が順次検討する場合
に、その検討の材料がすべて揃わないと次の検討者が検
討できないとすると、書類がすべて揃うまで次の検討者
に検討を回せず、トータルでの検討時間が増大するとい
う問題が考えられる。
【0007】そこで本願は、かかる必要性に鑑み、ネッ
トワークにおける効率的な検討システムを構築できる情
報処理装置、情報処理方法およびプログラム記憶媒体を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願の情報処理装置は、ネットワークを介して情報
を通信することにより、単一の案件を複数人が検討する
検討システムにおいて用いられる情報処理装置であっ
て、第1の検討者から第2の検討者に対して第1の情報
を添付して所定の案件の検討を依頼する第1の通信手段
と、前記第1の通信手段による検討の依頼時に前記第1
の情報に含まれていなかった第2の情報を前記所定の案
件の検討のために前記第2の検討者に対して送付する第
2の通信手段とを有することを特徴とする。
【0009】本願の他の発明の態様は、以下の詳細な説
明及び特許請求の範囲の記載から明らかになるであろ
う。
【0010】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下に添付
の図面を参照して、本発明の第1の実施の形態について
説明する。
【0011】(知的財産管理システム全体構成)図1は
本実施の形態の知的財産管理システムの代表的な構成を
示す図である。
【0012】図1において、107は研究・開発・製造
・販売などの経済活動を営む企業の本社であり、特許な
どの知的財産を管理する部門を含む。
【0013】104は知的財産管理部門であり、文書サ
ーバ116、管理サーバ117、サーバ118、11
9、120などを保有する。
【0014】文書サーバ116は、電子的に作成された
文書そのものや特許庁とのやりとりで生じる一連の文書
からなる包袋などを管理するための文書DB(データベ
ース)を含む。管理サーバ11は、出願番号、特許番
号、出願日、登録日その他の書誌的情報や特許庁のオフ
ィスアクションの期限、管理するDBを含む。サーバ1
18は、日本特許や米国特許など特定の公報を記憶する
汎用DBを含む。サーバ119は、後述のワークフロー
などを管理するアプリケーションシステムやその他のデ
ータベース(例えば引用文献データベース)を構成す
る。サーバ120は、サーバ116〜119を統合管理
し、知財情報管理システム全体を制御する。以下本実施
の形態で「システム」というときは、サーバ120によ
って管理されるシステムを指すものとする。
【0015】これらの構成要素は全て基幹のネットワー
ク127に接続されている。ただし、この部門の上の構
成要素は同一のコンピュータマシンで実現されていても
かまわない。
【0016】文書サーバ116に格納されうる文書とし
ては、通常のテキスト文書や通常イメージ情報として格
納される図面など、さらにテキストとイメージが混在し
たミックスモード文書、ワープロ固有のフォーマットの
文書などがある。電子的に作成された、特許庁とのやり
取りで使う書類や社内書類は、サーバ119のアプリケ
ーションシステムにより文書サーバ116のもつ文書デ
ータベースに格納される。通常、この文書データベース
には、その文書を特定するための番号が付与されてお
り、管理サーバ117にもつ書誌的項目の管理データベ
ースとリンクされている。
【0017】105は知的財産(知財)権利化部門であ
り、特許庁と直接・間接に文書のやり取りすることで知
的財産の権利を取得する部門である。
【0018】106は知財権利化支援部門であり、例え
ば、特許出願原稿の電子化や期限管理など権利化の支援
を行う部門である。
【0019】101は研究・開発を行う部門であり、実
際の研究・開発部門102と開発における知的財産の権
利化を支援する開発権利化支援部門103を含む。
【0020】知財権利化部門105、知財権利化支援部
門106は通常業務として、知財関係の情報入力、文書
作成などの作業を行うことを前提としており、原則とし
てクライアントPCの専用アプリケーション画面で作業
する事ができる。一方、研究・開発部門102は、通常
は研究開発を業務としており、知財関係の作業は付随的
に発生するものであることから、社内知財情報管理部門
107のサーバ116〜119を社内ネットワークを通
じてアクセスし、Web画面として表示させ、処理する
ことができる。Web画面を開くべきタイミングは社内
電子メールを対象者に送ることによりその対象者に知ら
せることができる。
【0021】108は、日本国内に存在する複数の国内
関係会社、109は日本国外に存在する複数の海外関係
会社である。これらは、専用回線(送信側、受信側およ
びデータの伝送経路が特定されている電子メール、ファ
クシミリ通信など)によりセキュリティが保証された状
態での通信が可能な状態となっている。
【0022】110は、本社107、国内関係会社10
8、海外関係会社109から構成される企業グループで
ある。
【0023】一方111は企業グループ110と共同研
究・開発を行う複数の外部会社である。両者は相互の契
約に基づき共同研究・開発の成果物を管理し、特許権利
化などの作業を行う。上記システムに対しては、インタ
ーネットによりデータの送受信が可能である。
【0024】112は、日本国内に存在する複数の知財
関連事務所であり、113は日本国外に存在する複数の
知財関連事務所である。これらは、上記システムに対し
て、上述のような専用線あるいはインターネットによ
り、データの送受信が可能である。
【0025】114は日本国特許庁であり、上記システ
ムとの間ではオンライン端末で結ばれている。
【0026】115は、複数の外国の特許庁であり、グ
ループ会社110との間では、海外事務所113を介し
て主として書面により手続きを行う。
【0027】以上の各部門は、それぞれ情報の入出力等
に用いられる複数の端末PCなどを有する。各部門の構
成員はそれぞれIDとパスワードを有し、上述のシステ
ムに対して直接・間接にアクセスすることができる。
【0028】各部門にはそれぞれネットワーク接続され
たクライアントコンピュータが複数存在し、サーバ11
6〜120の持つデータを表示させたり、サーバ116
〜120の持つデータを特定のフォーマットでプリンタ
により印刷したりすることができる。また、必要に応じ
て、イメージ入力のためのスキャナを有する。
【0029】情報の流出の度合いは複数段階に管理され
る。例えば、123と124の間すなわち知財情報管理
部門内は、高度な情報がすべて集中し、自由に流通する
ことから、ここから出て行く情報の量的(情報の量)、
質的(情報の種類)双方について、厳しい規制をかける
必要がある。
【0030】また、122から125の間すなわち本社
内では、情報の流通範囲が広くなるので、部門外閲覧禁
止など情報の流れに制限をつけ、特定の部門に高度な情
報が大量に流通しないようにする。121と126の
間、すなわちグループ会社内は、情報の流通範囲がより
広くなるので、各部門に流出する情報の量および質を更
に規制する。
【0031】一方セキュリティチェック度合いとして
は、および,流通する情報の量と質、および、情報流出
のリスクの大きさに応じて、セキュリティチェックの度
合いを決定する。
【0032】(知的財産管理システムでの情報の流れ)
図2は、上記知的財産管理システムにおける情報の流通
経路を示す図である。
【0033】日本国特許庁114との間では、国内事務
所112または知財権利化支援部門が書面やデータのや
り取りを行う。外国特許庁115との間では、海外事務
所113が書面やデータのやり取りを行う。海外事務所
113は国内事務所112または知財権利化支援部門1
06を介して書面やデータのやり取りを行う。国内に入
った電子化情報は必要に応じて知財情報管理部門104
のシステムに登録される。知財情報管理部門104は必
要に応じて、知財権利化支援部門106、知財権利化部
門105、開発権利化支援部門103、研究・開発部門
102に対して情報を供給したり、情報のシステム登録
を行う。外部会社111、国内関係会社108、海外関
係会社109は、本社107の各部門との間で、必要に
応じて書類、データのやり取りを行う。
【0034】図3は、知財権利化部門105、開発権利
化支援部門103、研究・開発部門102における組織
図の例である。
【0035】例えば、知財権利化部門105は、担当者
A・Bの上司として課長A、担当者Cの上司として課長
B、担当者D・Eの上司として課長C、課長A・Bの上
司として部長A、課長Cの上司として部長B、部長A・
Bの上司として所長Aという組織を構成している。
【0036】また、開発権利化支援部門103は、担当
者F・Gの上司として課長D、担当者Hの上司として課
長E、担当者I・Jの上司として課長F、課長D・Eの
上司として部長C、課長Fの上司として部長D、部長C
・Dの上司として所長Bという組織を構成している。
【0037】また、研究・開発部門102は、発明者A
・Bの上司として課長G、発明者Cの上司として課長
H、発明者D・Eの上司として課長I、課長Gの上司と
して部長E、課長Hの上司として部長D、部長C・Dの
上司として所長Bという組織を表している。このシステ
ムにおいては、組織の構成とともに、その組織を構成す
る人物を対応付けて人名コード(従業者のID番号)を
テーブル化してサーバ119に記憶させておく。
【0038】このような組織情報をテーブルとしてシス
テムに記憶させておくことにより、例えば、上司の承認
のために自動的に書類(メール)の送り先を自動設定す
ることができたり、順序の違う書類転送に対してエラー
チェックをかけることができるなど、システムの機能を
より使用者にとって使いやすくすることができる。反
面、このような組織情報は、定期的に更新し、正確な情
報を保たなければならず、そのメンテナンスは大きな負
荷となりうる。このような組織情報をシステムに記憶さ
せるかどうかは、例えば部門ごとに決めることもでき、
変更の少ない部門やメンテナンスの負荷を考慮してもシ
ステムを使いやすくなる部門については、システムに記
憶させておくことが好ましい。
【0039】図4は、本実施の形態におけるデータベー
ス管理の方法を説明する図である。
【0040】図4において、401は管理サーバ117
に含まれる管理DBを表す。ここには各種管理項目40
2が案件単位で記憶される。そして,管理項目はクライ
アントPC上の画面403から設定することができる。
【0041】404から406は、各案件についての書
類作成の単位となるユニットを表す。このユニットを本
実施の形態では「アクション」と呼び、この書類作成の
ために「アクションケース」というシステム上の仮想の
ファイルケースを定義する。
【0042】例えば、管理番号1234567の出願と
いう「アクション」404に対しては既に社内の発明提
案のための書類である提案書、願書、明細書、図面、要
約書等の文書407が作成されており、クライアントP
C上の画面408において、出願日、発明者などの出願
に付随する管理データが確定されている。前者の文書4
07については、文書サーバ116に形成される後述の
電子包袋412に登録され、後者の管理データについて
は、管理項目402としてDB401に登録される。こ
のアクションケースをユーザが表示させたい場合には、
管理項目については管理DB401をアクセスすること
により、また文書407については、電子包袋412と
リンクを張ることにより、実現することができる。
【0043】管理番号1234578の出願という「ア
クション」405に対しては、出願書類が現在まだ作成
されていない状態なので、提案書409のみがシステム
に登録されている。
【0044】また、特願平10−101号の拒絶理由通
知という「アクション」406に対しては手続補正書4
11が登録されている。
【0045】その他アクションとしては、拒絶査定、補
正却下、異議申し立て、審査請求、手続補正指令応答等
の法上の手続に対する対処が考えられる。
【0046】また、文書サーバ116内に形成される電
子包袋412の内容としては、案件ごとの書類413の
他に第三者の特許情報などの閲覧書類414や、その案
件について特許庁による審査の引用文献(引例)415
などが考えられるが、引例415は上述のように、別の
サーバ119にDBを構成してもよく、HTMLのリン
クによって案件のアクセスから容易に情報が引き出せる
ようにすることができる。
【0047】DB401から電子包袋412へはリンク
が張られているとともに、電子包袋412に登録された
文書から必要なデータを抽出して、DB401登録する
こともできる。また、DB401及び電子包袋412か
らサーバ118が形成する特許検索システム416へは
リンクが張られており、電子包袋412の書類から特許
検索システム416内の案件417に簡単にアクセスで
きるようになっている。
【0048】特許検索システム416の情報は、たとえ
ば、CD−ROMなどの媒体418を介してDB更新で
きるようになっている。
【0049】(アクションケース)図5は、上述のアク
ションケースの概念を説明するための図である。
【0050】図5において、501はあるアクションケ
ースを表しており、その内容である502、503は上
述の図4の出願アクション404、書類407にそれぞ
れ対応する。また、504、505、506、507は
それぞれ405、409、406、411に対応する。
【0051】上述のように、このアクションケースは、
508に示されるようなシステム上の仮想のファイルで
あり、その中には、記載項目として出願、拒絶理由など
のアクションの単位を示す種類、アクションケースの発
生日、終了日、アクションケースの名称(一連のアクシ
ョンに複数の文書が入る場合にはこのケースを表す代表
のもの)、法定期限日、アクションケースの希望返却日
(次にケースを処理する人に対する処理の期限日)、次
の人へのコメント、関連する案件番号、アクションケー
スの回覧履歴情報(どのような人を経由して自分の所へ
ケースがきたかを示す)等が記載された表紙512が挿
入される。また、その処理に必要な書類509や、画面
入力(表示)されるDB項目510が挿入され、更に、
処理結果511、例えば、補正書案を作成した場合に
は、その補正書案が処理者によって挿入される。処理結
果511は、アクションケースを受けた人が、自分の処
理内容をシステムに対してアップロードし、電子包袋4
12に登録されることで、挿入が完了する。
【0052】なお、アクションケースの概念は変形が可
能であり、例えば、もっと短い単位、例えば、提案書作
成、原稿チェックなどに区切ることも可能である。ま
た、複数の特許庁提出書類をまとめて一つのアクション
ケースとして移動・処理させることもできる。
【0053】アクションケースの例を図6〜図8に示
す。
【0054】図6は出願書類を作成する出願ケース、図
7は拒絶理由に応答するための拒絶理由応答ケース、図
8は拒絶査定に対して応答するための拒絶査定応答ケー
スである。
【0055】それぞれの工程(アクション)に対して、
アクションケース発生のタイミング、発生時の処理、消
滅のタイミング、消滅時の処理、その処理に関連する書
類などが定義されている。審査請求など、他の工程に関
しても同様に定義をすることができる。
【0056】図9は、図3に示されるような組織構成に
おける、アクションの検討経路の例を説明する図であ
る。例えば、(1)は検討依頼形態の例1であり、担当
者Aから担当者F、部長E、課長Gを経由して発明者A
へアクションケースが渡るという経路を示している。例
えば拒絶理由の検討などがこのパターンに該当する。
(2)は検討依頼形態の例2であり、担当者Aから自動
的にダイレクトに発明者Aにアクションケースが渡る例
である。例えば出願原稿のチェックなどがこのパターン
に該当する。(3)は検討依頼形態の例3であり、担当
者Aから順に任意の相手先を指定して、アクションケー
スを検討者まで回していくケースである。
【0057】(1)、(2)はシステムがワークフロー
を管理して自動的にケースが回っていくのに対して、
(3)はケースを受けた人が社内ルールに従い自分の判
断でケースを目的の人物に回していくものである。処理
の自動化という点からは前者が優れる反面、前者は組織
内における処理の柔軟性にかけるという欠点がある。本
実施の形態では、双方をサポートするシステムとするこ
とにより、アクションの種類、部門毎の状況などに応じ
て、柔軟にシステム運用ができるようにしている。
【0058】同様に、図10はアクション検討結果の承
認の経路の例を説明する図である。例えば、(1)は承
認形態の例1であり、発明者Aから課長G、部長E、所
長C、担当者F、課長D、部長C、所長B、担当者A、
課長A、部長Aを経由して所長Aへアクションケースが
渡るという経路を示している。例えば発明提案書の承認
・受け入れなどがこのパターンに該当する。(2)は承
認形態の例2であり、発明者Aから自動的にダイレクト
に担当者Aにアクションケースが渡る例である。例えば
出願原稿のチェックや緊急時の回答などがこのパターン
に該当する。(3)は検討依頼形態の例3であり、発明
者Aから順に任意の相手先を指定して、アクションケー
スを最終承認者まで回していくケースである。
【0059】承認の場合についても、上述の検討依頼と
同様の理由で、(3)の形態を設けている。
【0060】図11は、図9、図10に示されるアクシ
ョンの検討および承認の経路パターンを示すテーブルを
表している。(1)は検討経路パターンであり、A00
1からA005までのパターンを例として記載してい
る。例えば、A001は、アクションケースをシステム
が自動発生させ、知財権利化部門の課長から担当者、開
発権利化支援部門の課長から担当者、研究・開発部門の
課長から担当者へアクションケースが回るパターンであ
る。また、(2)は検討結果承認経路パターンであり、
B001からB005までのパターンを例として記載し
ている。例えば、B002は研究・開発部門の担当者か
ら知財権利化部門の担当者にアクションケースが回った
あとシステムが検討結果を自動登録する。
【0061】このような経路パターンをサーバ119に
複数予め登録しておくことにより、ワークフロー管理を
円滑に制御することができる。また、経路パターンをテ
ーブル化しておくことにより、テーブルの書き換えだけ
で、アクションケースのワークフローを容易に変更可能
となる。また、このテーブルにA000、B000とし
て、相手先指定の任意経路をというパターンを定義する
こともできる。
【0062】図12は、図11のパターンテーブルを用
いて部門別(3)、知財権利化担当者別(4)にワーク
フローを自由に組み立てるためのパターン選択テーブル
を示す。例えば、開発部門Aは、アクション検討経路パ
ターンとしてはA001を、検討承認経路パターンとし
てはB001を選択する。あるいは、担当者Aはアクシ
ョン検討経路パターンとしてはA001を、検討承認経
路パターンとしてはB005を選択する。このようなパ
ターン選択テーブルを持つことにより、部門ごと担当者
ごとのカスタマイズが可能になる。また、アクションケ
ースの種類ごとにパターンテーブルを持ったり、選択テ
ーブルを持ったりしてもよい。
【0063】図13は、アクションケースのフロー設定
を示すフローチャートである。
【0064】まず、S1300で図3に示されるような
組織情報がシステムに登録されているかどうかを判断
し、S1301で、図12(3)の部門別経路パターン
テーブルを適用するように設定されているか判断する。
適用される場合には、S1302で、部門別経路パター
ンテーブルを検索し、S1303で、当該アクションケ
ースに対して検討依頼・承認経路をシステムが自動設定
し、S1304で、実際のアクションケース処理を行
う。一方、部門別経路パターンテーブルを適用しない場
合には、S1305で、知財権利化担当者別経路パター
ンテーブルを適用するよう設定されているかどうかを判
断し、適用される場合には、S1306で、担当者別経
路パターンテーブルを検索し、S1307で、当該アク
ションケースに対して検討依頼・承認経路をシステムが
自動設定し、S1304で、実際のアクションケース処
理を行う。一方、担当者別経路パターンテーブルを適用
しない場合には、S1308で、当該アクションケース
に対して検討依頼・承認経路をシステムが予め定めたデ
フォルトモード自動設定する。
【0065】また、組織情報がない場合には、S130
9で相手先をマニュアルで入力するモードを設定する。
【0066】以上のように、組織情報と経路テーブル、
選択テーブルの組み合わせにより、アクションケースの
移動を効率よく管理することができる。
【0067】(アクションケースの後追い機能)図14
はアクションケースに入るべき書類の後追い機能につい
て説明する図である。
【0068】この例では、システム1401が自動発生
させたアクションケースを担当者A(1403)、担当
者F(1404)、部長E(1405)、課長G(14
06)、発明者A(1407)の順に検討依頼が回って
いくとする。この場合に、システム1401がアクショ
ンケースを発生した時点で、拒絶理由通知に記載された
引用文献のうち、一部が入手に時間がかかるときに、ア
クションケースをこの引用文献入手までシステムに保持
していると、実質的な検討のための時間が無駄に失わ
れ、効率が悪くなる。
【0069】一方、実際に拒絶理由通知に対する応答を
考える検討者に渡るまでは、引用文献の一部はなくても
検討者を決める処理などについては適切な判断を下せる
場合も多い。
【0070】そこで、本実施の形態においては、このよ
うな場合に、アクションケースに一部未入手の書類があ
る状態で、回覧を開始し、後から必要な書類が入手され
た時点で、システム1401がアクションケースの保持
者のケースに例えば資料部門など他の部門1402で入
手した文献を後追いで挿入し、その文献が挿入されたこ
とを知らせるためのメールをそのアクションケースを既
に回覧した人に対して送るようにする。
【0071】なお、後追いの書類は、上述のようにもと
の検討依頼を発生した部門(人)ではない部門(人)か
ら発送してもよいし、同じ部門(人)でもよい。
【0072】図15は、書類後追い処理を示すフローチ
ャートである。
【0073】まず、S1501で、システムが書類を受
理すると、S1502で、その書類に関連書類のフラッ
グ(関連書類を識別するための識別コード)がついてい
るかどうかを判断し、関連書類のフラッグがついている
場合にはS1503で、関連書類のアクションケースを
検出する。そして、S1504で、アクションケースが
既に発送済みで、システムの手を離れているかどうかを
判断し、まだの場合にはS1505で、関連書類のアク
ションケースに新たに受理した書類を追加して発送し、
S1507のアクションケースの処理に移る。一方、既
にアクションケースを発送済みの場合には、現在関連書
類のアクションケースを保持している人のアクションケ
ースに新たな書類を追加するとともに、そのアクション
ケースを保持している人以前の人、即ち、既に回覧履歴
に載っている人に対して書類追加の旨を知らせるメール
を発送する。このメールを受け取った人は、新たに追加
された書類の閲覧をすることができる。メールにはその
追加の書類そのものを添付してもよいし、追加書類のD
B上のアドレスを記載することにより、アクセス可能に
してもよい。この場合、既にアクションケースを回して
しまった人はそのアクションケースに対して補正書案な
どの書類の登録をすることはできないが、仮に重要な処
理をそのアクションケースに対して行う必要がある場合
には、そのアクションケースを戻してもらったり、検討
結果が返ってくるときに、必要な書類の登録を行うこと
ができる。
【0074】また、関連書類のフラッグがない場合に
は、S1509で、新規アクションケースの発生など、
通常の処理を行うことになる。
【0075】以上のような、書類後追いの機能により、
限られた検討時間を有効に利用して、効率よく検討を行
うことができる。以上のような書類の後追い機能は、上
述のような特許のアクション(拒絶理由通知など)の検
討に限らず、ネットワーク上で何らかの検討(転送・承
認を含む)を複数人で行ういかなる検討にも適用でき、
ネットワーク上での検討の効率化を図ることができる。
【0076】(アクションケースのコピー機能)図16
は、アクションケースのコピー機能を説明する図であ
る。
【0077】上述のアクションケースの使用方法として
は、図16ののように、アクションケース1601を
受けた人がそのまま1602として次の人に1603と
して回すのが典型的である。これに対して、に示すよ
うに、アクションケース1604を受けた人が、160
5として自分が処理する一方で、次の人にも並行して検
討してもらいたい場合もありうる。このような場合に
は、本実施の形態のシステムでは、アクションケース1
605のコピーケース1607を作成し、自分が160
5を所有しつつ、コピーケース1607を別の人の検討
に出すことができる。ただし、この場合の規則として、
コピーケースを作成した人が、必ず、コピーされ、検討
の結果戻ってきたケース1608を統合することとす
る。即ち、依頼されたアクションケースを分割してもと
の人に返すのは原則として禁止する。
【0078】コピーケースの使用形態としては、上述の
ものに限らず、依頼元からきたケース1609に対し
て、1610の所有者が、コピーし1611、1612
に分割して並行した検討に回すことが考えられるが、戻
ってきた1613、1614をそのままばらばらで、依
頼元に返送するのではなく、コピーを作成した人が責任
をもってまとめて、依頼者に返送することとする。
【0079】図17は、コピーケースの使用方法をより
具体的にあらわす図である。
【0080】知財権利化支援部門からきたアクションケ
ース1701は、知財権利化部門において検討依頼書を
作成され、1702として開発権利化支援部門に送られ
るとともに、コピーケース1709を作成され、その他
の部門に送られる。開発権利化支援部門では、ケース1
703の検討依頼書を電子メールの添付書類として、開
発部門に送る一方、コピーケースを作成し、コピーケー
ス1705の検討依頼書を電子メールの添付書類とし
て、別の開発部門に送る。開発部門では、それぞれ17
04,1706という検討結果を編集し、それぞれ17
081707として開発権利化支援部門に返送する。こ
こで両者が合体、統合され、依頼元である知財権利化部
門に返送される。ここでは、他部門に検討に回されてい
た検討結果1710が1711に合体、統合され、必要
な書類を作成・追加した後、知財権利化支援部門でのタ
イプ依頼処理などに回される。
【0081】以上のような、アクションケースのコピー
機能を用いることにより、短期間で複数の人が効率よく
依頼事項を検討することができる。
【0082】図18は、開発部門内での情報伝達方法の
一例(検討者が順次次の検討者を指定する場合)を示す
図である。
【0083】まず、知財部門から検討依頼書1804が
メールでくると、代表発明者や担当者1801は、自分
のPC端末上で必要な検討項目、次の検討者を書類18
04に記入の上、その書類上にマクロとして埋め込まれ
た送信ボタンにより送信を指示する。この送信ボタンに
より、システムに書類1804が登録され、文書サーバ
116に記憶されるとともに、次の検討者(承認者)に
メール1805が送信される。そして次の上司1802
の同様に書類1806上に項目を記入し、システムに登
録するとともに、上司1803にメール1807を送信
する。
【0084】以上のワークフローは、システムにより管
理されており、検討者は次の検討者(承認者)を入力
し、送信ボタンを押すだけで、システム登録、メール送
信が行われるようにする。
【0085】図19は、本システムにおける知財関連事
務所からの請求書処理を示すフローチャートである。S
1901で、特許庁以外の機関(例えば、特許事務所、
翻訳事務所など)から書類(例えば、拒絶理由通知、意
見書・補正書案、出願原稿、外国出願用原稿など)を受
理すると、S1902で、サービス依頼時のID番号が
添付されているかどうかを確認する。ID番号がついて
いれば、S1906に移り、ついていない場合には、S
1903でDBに書類を入力し、S1904でID番号
を発行し、S1905でID番号を知財関連事務所に送
付する。S1906では、請求書を受理し、ID番号と
書類の項目(種類など)を確認する。例えば、出願原稿
の作成依頼という項目でのID番号に対して、請求書の
内容が拒絶理由通知応答という項目での請求であれば、
エラーとなる。また、例えば、各サービスの種類に対し
て、予めシステムに設定した一定額以上の請求があった
場合には、社内のクライアントPC上でその旨表示さ
せ、間違いでないことがオフライン(例えば、電話やF
AXなど)により確認できない場合にマニュアルでエラ
ー通知を行うようにすることもできる。
【0086】S1907で、項目とID番号が一致して
いれば、S1910で支払を行い、一致して異なようで
あれば、S1908でエラー表示を行うとともに、知財
関連事務所にその旨通知する。そして、S1909で、
請求書の再送があるかどうかを確認する。
【0087】以上のように、依頼したサービスに対して
IDをつけ、サービスの納入時に内容と照合・確認する
ことにより、システム上でサービス内容と請求書をリン
クさせやすくなる。
【0088】(第2の実施の形態) (知的財産管理システム全体構成)図20は本願の第2
の実施の形態の知的財産管理システムの代表的な構成を
示す図である。
【0089】基本的な構成・機能は、図1と同様である
が、図1のシステムは国内外を問わず、ネットワークに
よるオンライン化を前提としているが、本実施の形態は
以下の点で、第1の実施の形態と異なる。
【0090】128、129は公衆回線であり、この回
線を通じてファクシミリデータを通信することができ
る。知財権利化支援部門106、海外事務所113、国
内事務所112その他は、少なくとも1台ファクシミリ
装置を備えている。システム全体の理想形としては、上
述の第1の実施の形態にような完全なオンラインである
が、過渡的には電子メール、Webが使用できない環境が
生じうる。
【0091】そこで本実施例では、補助的な通信手段と
して、紙媒体やファクシミリ通信を使用するものであ
る。
【0092】図21は、知財権利化支援部門106に設
置されているOA機器の例を示す図である。
【0093】基幹ネットワーク127に対して、クライ
アント2101、2102、2104、高速スキャナ・
プリンタ2103、高速スキャナ・プリンタ・FAX複
合機2105が接続されている。また、PC2102は
スキャナ・プリンタ2103のサーバの機能を有し、P
C2104は、複合機2105のサーバの機能を有す
る。2109アナログまたはデジタルの公衆回線であ
り、複合機2105が、ファクシミリデータの送受信の
ために用いる。2106、2107、2108はスタン
ドアローンのファクシミリ装置であり、それぞれ公衆回
線2110、2111、2112を介してファクシミリ
通信を行う。
【0094】知財権利化支援部門106へは海外事務所
113、国内事務所112など、外部機関からファクシ
ミリによる情報の受信が行われる。
【0095】このとき、緊急の場合(回答期限が迫って
いるものなど)には、送付元は複数の回線の中で緊急専
用の回線2109の番号に対してFAX送信を行い、フ
ァクシミリのカバーページとして、図22に示されるよ
うなシートを用いる。
【0096】図22において、カバーシート2201に
は、ケース番号とそのOCR用バーコード2206、法
定期限日とそのOCR用バーコード2207、送付書類
名とそのOCR用バーコード2208、引用例番号とそ
のOCR用バーコード2209、その他の書誌情報とそ
のOCR用バーコード2210が記載され、送信側で読
み込まれる。2202は例えばオフィスアクション(拒
絶理由通知)であり、2203は1件目の引用文献、2
204は2件目の引用文献、2205は3件目の引用文
献である。
【0097】このように、フロントページにOCR用の
コードとともに書誌情報を記載したものを受信すること
により、複合機2105を介して取り込まれたファクシ
ミリデータから、サーバ2104が処理情報を認識し、
システムに対して書誌情報の電子データを提供すること
ができる。また、オフィスアクション2202、引用文
献2203〜2205もファクスミリデータ(電子デー
タ)としてシステムに取り込むことができる。フロント
ページから抽出された書誌情報は管理サーバ117に登
録され、サーバ119により、その法定期限や事務所へ
の指定回答期限に応じて、上述のアクションケースが自
動発生する。一方、2202〜2205のファクシミリ
データは、文書サーバ116に登録される。ファクシミ
リデータは、G3方式でもG4方式でもよく、また、J
BIGなどの圧縮データであってもよい。特に、本実施
例のシステムのように、ファクシミリデータを直接デー
タベースに取り込むようにできるシステムにおいては、
JBIGのような階層符号化方式のデータとすること
は、データベース入力後、ユーザが使用する際に有効で
ある。
【0098】以上の処理の流れを表すフローチャートを
図23、図24に示す。
【0099】S2301でFAXの受信を待ち、受信し
た場合にS2302で、FAXサーバ2104が上述の
カバーレター上の情報OCRにより認識する。本実施の
形態においては、ファクシミリデータ中には、サーバ1
17が管理する案件を特定するための項目情報(ケース
番号)、今回のアクションの期限情報、送付される書類
の書類名情報、添付される特許庁発送の引用文献情報な
どが含まれる。そして、S2302で管理情報がサーバ
117に登録され、2202〜2205の文書データが
文書サーバ116に登録されるとともに、サーバ119
がケース番号を特定し、アクションケースを自動発生さ
れる。S2305で期限日を設定し(法定期限の管理で
よい場合は法定期限、事務所の指定期限がある場合は双
方の期限を設定する)する。そして、S2306で、サ
ーバ119が知財権利化部門担当者へアクションケース
を送信するとともに、知財権利化支援部門担当者および
知財権利化部門担当者上司に緊急のアクションケースが
入ったことを知らせるメールを送信する。
【0100】次に、S2307で、所定時間(例えば3
時間)経過後アクションケースが知財権利化部門担当者
によりアクセスされたか(開封されたか)どうかをシス
テムがチェックし、されていればS2310で担当者は
そのアクションの検討にうつる。一方、アクションケー
スが開封されていない場合には、S2308で、知財権
利化支援部門担当者及び知財権利化部門担当者上司へリ
マインドメールを送信し、S2309で知財権利化支援
部門担当者または知財権利化部門担当者上司がアクショ
ンケースを強制的に引き上げ、アクションケースを他の
担当者当てに送りなおすか、自らで処理を行う。
【0101】アクション検討後は、S2401で、アク
ション回答をシステム経由またはFAXで送付し、S2
402でアクションに回答の書誌情報を管理サーバ24
02のDBに登録する。そして、サーバ119はS24
03でアクション回答(回答依頼)に対するID番号を
発行し、S2404でID番号をアクション回答の送付
先に対して送付する。その後、S2405でアクション
回答の送付先からの請求書を受理し、S2406で請求
書の項目その他が一致していれば、S2409で請求額
を支払い、一致していなければ、S2407でエラー表
示・相手先への通知をおこない、S2408で再送があ
れば上記チェックを繰り返す。
【0102】なお、上記ID番号は緊急のファックス受
信の時、あるいはアクションケースの発生時に発行する
ようにしてもよい。
【0103】また、請求の支払いはオンラインで行って
もよく、オフラインで行ってもよい。
【0104】図25は、アクションケースの処理状況を
ユーザが確認するための表示画面の構成を説明する図で
ある。
【0105】図25(1)は知財権利化部門担当者がク
ライアントPC上でアクションケース処理状況を確認す
る場合に表示画面の例を示す図である。
【0106】表示項目としては、アクションケースを送
った先の人が、そのアクションケースにアクセスしたか
どうかを表示する「開封」、そのアクションケースの返
送を受領したかどうかを示す「返送」、アクションケー
スの種類を表す「アクションケース名」、アクションケ
ースを送付した日付を示す「送付日」、送付先を示す
「送付先」、アクションケースの送付者が設定し、アク
ション検討の期限を示す「指定期限」、特許庁などへの
書類の提出期限を示す「法定期限」が順に表示される。
【0107】表示の方法のルールの一例を以下に説明す
る。 送付先でアクションケースにアクセスがあったことを
ネットワークを介してシステムが検出し、「開封」のボ
ックスにマーキングする。 送付日から起算してN日(例えば3日)経過後に「開
封」されていなければ、そのアクションケースに対して
必要な表示(例えば黄色でペイントする)で知財権利化
部門担当者に対して視覚的にリマインドする。 指定期限を過ぎると「開封」されているか否かにかか
わらず、そのアクションケースに対してとは異なる色
(例えば青)でペイントし、知財権利化部門担当者に対
して視覚的にリマインドする(ただしすでに返送が済ん
でいるものについては、ペイントは行わない)。 法定期限のM日前(例えば7日前)になると「開封」
されているか否か、指定期間を過ぎているか否かにかか
わらず、そのアクションケースに対して、とは異な
る色(例えば赤)でペイントし、知財権利化部門担当者
に対して視覚的にリマインドする。 緊急FAXにより発生したアクションケースについて
は、「開封」されているか否かにかかわらず、と同じ
色でペイントし、知財権利化部門担当者に対して視覚的
にリマインドする。 上記表示パラメータ(N,Mの数値、ペイントの色など
のりマインドの条件)は知財権利化部門担当者がクライ
アントPC上で条件を設定し、そのクライアントPC内の不
揮発性メモリに記憶させることにより、カスタマイズ可
能とする。
【0108】次図26は、アクションケースの処理状況
をユーザが確認するための表示画面の構成を説明する図
である。
【0109】図26(2)は知財権利化部門担当者上司
または知財権利化支援部門担当者がクライアントPC上
で知財権利化部門担当者のアクションケース処理状況を
確認する場合に表示画面の例を示す図である。
【0110】表示項目としては、アクションケースを担
当する知財権利化部門担当者が、そのアクションケース
にアクセスしたかどうかを表示する「開封」、そのアク
ションケースを検討依頼に回したかどうかを示す「依
頼」、アクションケースの種類を表す「アクションケー
ス名」、アクションケースを知財権利化部門担当者が受
信した日付を示す「受信日」、知財権利化部門担当者名
を示す「担当者名」、アクションケースの送付者が設定
し、アクション検討の期限を示す「指定期限」、特許庁
などへの書類の提出期限を示す「法定期限」が順に表示
される。
【0111】表示の方法のルールの一例を以下に説明す
る。 知財権利化部門担当者によりアクションケースにアク
セスがあったことをネットワークを介してシステムが検
出し、「開封」のボックスにマーキングする。 知財権利化部門担当者がアクションケースを検討依頼
に出したことをネットワークを介してシステムが検出
し、「依頼」のボックスにマーキングする。 担当者受信日から起算してP日(例えば7日)経過後
に「開封」されていなければ、そのアクションケースに
対して必要な表示(例えば赤でペイントする)で知財権
利化部門担当者の上司に対して視覚的にリマインドす
る。 担当者受信日から起算してQ日(例えば10日)経過後
に「依頼」されていなければ、そのアクションケースに
対して必要な表示(例えば黄色でペイントする)で知財
権利化部門担当者の上司に対して視覚的にリマインドす
る。 緊急FAXにより発生したアクションケースについて
は、「開封」されているか否かにかかわらず、と同じ
色でペイントし、知財権利化部門担当者の上司に対して
視覚的にリマインドする。 上記表示パラメータ(P,Qの数値、ペイントの色な
どのりマインドの条件)は知財権利化部門担当者の上司
がクライアントPC上で条件を設定し、そのクライアント
PC内の不揮発性メモリに記憶させることにより、カスタ
マイズ可能とする。
【0112】アクションケースにアクセスしたかどうか
は、例えば、アクションケースの添付書類として文書サ
ーバ116に保持されている検討依頼書に対するアクセ
スがあったかどうかをサーバ119が定期的にチェック
することにより、実現することができる。
【0113】以上のような、アクセスチェックツールを
設けることにより、ネットワーク環境下でメールの不調
や本人のメール見落としなどの場合に第3者がリマイン
ドあるいは代わりに処理することが可能となる。
【0114】(アクションケースの強制引きあげについ
て)上述のように、所定の権限を持つ人(例えば、アク
ションケース保持者の上司や、管理部門の責任者、その
保持者にアクションケースを送った人)は、アクション
ケースを自分の手元に強制的に引きあげることができ
る。
【0115】これは例えば、サーバ119のワークフロ
ー管理テーブルの情報を書き換えて、アクションケース
の保持者を変更することにより実現できる。このような
機能は、例えばアクションケースの保持者が出張で不在
の場合など、アクションケースの処理が滞りそうな場合
に、特に有効である。
【0116】このとき、現在のアクションケースの保持
者に、強制引きあげがあった旨、及び、引きあげした人
の情報、引き上げ日時などの情報を含むメールを現在の
アクションケースの保持者に送る。これにより、アクシ
ョンケース所持者は自分が所持していたアクションケー
スが引き上げられたことを認識することができる。
【0117】また、引き上げ後は、自らが検討・承認な
どのの処理を行ってもよいし、別のものに検討依頼・承
認依頼を行ってもよい。
【0118】以上のツールは第1の実施の形態のシステ
ムにも用いることができる。
【0119】図27は、上述のファックスで送付される
書類が紙媒体で送付される場合のシステムへの入力の方
法を示すフローチャートである。
【0120】まず、S2701で、知財権利化支援部門
が紙の書類を受領する。この書類のカバーレターとして
は、図22の2201と同様のものを用いる。
【0121】S2702で、カバーレターを知財権利化
支援部門担当者に2103のイメージスキャナで読み取
らせる。S2703でスキャナサーバ2102がカバー
レター上の情報を認識する。S2704で、ケース番号
を特定し、S2705で、システムの管理サーバ117
にアクセスし、当該ケースの書誌情報画面をクライアン
トPCである2102のディスプレイ上に表示させる。
【0122】次にS2706で添付書類(例えば拒絶理
由通知)2202を入力する。S2707で引用文献の
添付があるかどうか判断し、ある場合には、その引用文
献が引用文献のDBを構成するサーバ118に記憶され
ているどうかを判断し、すでに記憶されている場合には
その引用文献のスキャナ入力を行わない。一方、引用文
献DBにその文献がない場合には、S2709で知財権
利化支援部門担当者に対応番号の引用文献をスキャナ入
力するようPCの画面上で促し他の引用文献がある場合
には上記S2708からS2709の処理を繰り返す。
以降、図28のS2801からS2806の処理は図2
3のS2305からS2310と同様なのでその説明を
省略する。また図24の処理も同様である。
【0123】(文献データベースについて)図29〜図
33は、サーバ118に構築される引用文献データベー
スの使用方法を説明するためのクライアントPCの表示
画面の図である。
【0124】図29は、ケース番号(案件)ごとの関連
資料を一覧表示したものである。2901は、ケース番
号であり、その会社の各国ごとの出願のリファレンス番
号である。この例では5桁の数字の後ろに国識別の英字
を組み合わせている。2902は、ファミリー番号であ
り、出願内容が実質的に等価である出願群を表す。29
03は、出願国名であり、このケースでは、US(米
国)、EP(ヨーロッパ)、AU(オーストラリア)、
JP(日本)の出願が存在することを表す。2904
は、ケース番号12345USという米国出願に関連す
る文献リストであり、主として、米国特許庁による審査
で引用されたものである。この例では、文献番号「12
000(自社ファミリー番号)」、「特開平05−12
345」、「USP123456」の3件がリスティン
グされている。各文献番号ごとに、入手先、入手日、概
要、拒絶理由対象個所、本願における差別化ポイントな
どの項目が表示される。2905は、そのケースのファ
ミリー(この場合US、EP、AU、JP)すべての関
連文献を表示する。即ち、この例では、US以外で、E
Pケースでは「DE1200001」、AUケースでは
「USP123456」、CAケースでは「USP12
3456」、JPケースでは「特開平06−1234
5」の4件が引用されており、それぞれ、その入手先
(例えばサーチレポート(SR))、入手日、概要など
が表示される。さらに、米国(US)、中国(CN)で
IDS(情報開示手続)が完了したか、していないか、
或いはする必要がないかを示すIDS情報もあわせて表
示される。このIDS情報は図29のようにUSとCN
をあわせて1つのフラッグで表示してもよく、US,C
Nそれぞれ分けて情報を持ち、複数独立して表示させて
もよい。
【0125】このように、関連文献をファミリーで表示
できるようにし、しかも関連文献のIDSの状態を示す
表示を行うことにより、IDS漏れを防止することがで
きるとともに、各国の権利化の際に、他の国での審査引
用例を考慮しやすくなり、効率よく有効な権利の取得を
行うことができる。
【0126】図30は、文献逆引き表示画面(タイプ1)
であり、3001は文献番号を表す。3002はその書
誌情報であり、例えば現状、出願番号と出願日、優先権
基礎出願番号と優先日、公開番号と公開日、公告番号と
公告日、登録番号と登録日を表示する。3003、30
05はガイド表示であり、マウスのカーソルをあわせる
ことで、その部分の機能説明を表示する。3004はこ
の文献の概要である。3006はこの文献が引用された
自社の案件(ケース番号)をリスティングしたものであ
る。ここで、ケース番号をクリックすると、サーバ11
6に登録された自社出願情報にアクセスすることができ
る。また、ここでは、ケース番号ごとに、項目(オフィ
スアクションなど経歴単位)、その日付、拒絶理由個
所、本願との差別化のポイントなどの項目が表示され
る。
【0127】このように、文献をキーにしてその文献が
引用された自社のケース番号を抽出・表示することで他
のケースでその文献との差別化を行った際のポイントを
即座に見出すことができ、オフィスアクションの検討を
効率よく行うことができるなどの効果がある。
【0128】図31は、文献逆引き表示画面(タイプ
2)であり、3101は文献番号を表す。3102は対
応外国出願検索ボタンであり、このボタンを押すと、サ
ーバ118の特許検索DBとのリンクがとられ、ファミ
リー(例えば米国出願、日本出願など)の文書をみるこ
とができる。3103はこの文献の状況(登録、消滅な
ど)を自動的にウオッチする社内手続を依頼するための
ボタンである。3104はいずれかのケースで引用され
たこの文献のファミリーの書誌情報を一覧表示したもの
である。3105は文献が引用されたケースの番号を逆
引きしてケース一覧として表示したものである。たとえ
ば、「USP12345」はケース番号「12345U
S」、「12345AU」、「098765JP」で引
用された文献であることが一目でわかるようになる。
【0129】図32はアクションケースでやり取りされ
る、オフィスアクション検討の結果(1案件の1経歴単
位)を表示したものである。3201は、本件のケース
番号、3202は開発権利化支援部門担当者、知財権利
担当者の名前、連絡先、3203は本件の概要、320
4は承認印、3205はオフィスアクションの種類を示
す。3206はこのケースの発明が実施される自社製
品、自社実施予定、他社製品を表示する。3207は開
発部門・開発権利化支援部門検討者のコメントである。
3208はそのケースで引用された文献のリストであ
り、その文献がUS,CNで先行技術開示されたか否かを示
すフラッグ、引例の概要、拒絶理由対応個所、本件発明
における差別化のポイントの項目が表示される。
【0130】図33は、各案件(ケース)単位での関連
文献の表示画面である。3301はケース番号、330
2はこのケース番号の現状や、出願・公開・登録番号な
どの書誌的事項、3303は関連文献の書誌的事項、3
304はその文献の概要、3305は、その文献の入手
日付、入手方法、拒絶理由対応個所、差別化のポイント
などのリストである。
【0131】以上のように、出願案件、経歴ごとに、関
連文献情報を持つことにより、案件・経歴単位での文献
検索・表示、更に文献単位の案件検索・表示が可能とな
り、拒絶理由通知の検討など、権利化処理を行なう上で
の効率を大幅に向上させることができる。特に、ネット
ワーク環境下で、書類のペーパーレスを行なう場合に
は、このような各案件・各経歴単位での文献のデータベ
ースが有効となる。
【0132】図34〜36は、上述のようなデータベー
スを構築するためのDB管理項目の定義を説明するため
の表である。
【0133】図34は、1文献単位にもつ情報であり、
国、引例番号、文献番号、公開番号、公開日、遡及日、
出願番号、出願日、公告番号、公告日、登録番号、登録
日、キーワード、概要、メモ、ファミリーの項目を定義する
表である。それぞれの項目に対して、概要、長さ、属
性、入力者、チェック者、備考が定められている。
【0134】例えば、「国」という項目名はその文献の
発行国を意味し、長さは英数の2文字、入力者・チェッ
ク者は事務部門(知財権利化支援部門)、備考として入
力が必須であることを定義している。このようなルール
に従い、文献データベースが構築される。
【0135】図35は、1案件(ケース番号に対応)単
位に持つ情報であり、File No、引例番号、IDS有無、ID
S種類、入手日、入手先の項目を定義する表である。そ
れぞれの項目に対して、図35と同様の定義の仕方であ
る。
【0136】例えば、「FileNo.」という項目に対して
は、国まで指定する旨か定められ、属性は英数字、入力
者はシステム自動入力、チェック者なし、備考としてこ
の項目が先行技術とこの案件とを結びつけるものである
ことを定義している。
【0137】図36は、1案件(ケース番号に対応)の1
経歴(例えば上述のアクションケースに対応)の1引例
単位にもつ情報であり、経歴番号、引例番号、拒絶理由
対象個所、差別化ポイントの項目を定義している。それ
ぞれの項目に対して、図35と同様の定義の仕方であ
る。
【0138】例えば、「引例番号」という項目に対して
は、属性が英数字、入力者・チェック者が事務部門、備
考として、入力が必須であると定義している。
【0139】以上のように定義した項目を入力すること
により、上述のようなDB管理、検索、表示が可能とな
る。
【0140】本願の発明は、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出
し実行することによっても達成できる。
【0141】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。プログラムコードを供
給するための記憶媒体としては、例えばフロッピー(登
録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁
気ディスク、CD―ROM、CD−R、磁気テープ、不
揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができ
る。
【0142】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペ
レーティングシステム)などが実際の処理の一部または
全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能
が実現される場合も含まれる。
【0143】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された拡張ボードや
機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そ
のプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボー
ドや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の
一部または全部を行い、その処理によって前述した実施
形態の機能が実現される。
【0144】また、以上の実施の形態におけるワークフ
ロー、データベース作成、システム構成などの考え方は
任意に変形、組み合わせてもよい。
【0145】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ネット
ワークを介して情報を通信することにより、単一の案件
を複数人が検討する検討システムにおいて用いられる情
報処理装置において、例えば、第1の検討者から第2の
検討者に対して第1の情報を添付して所定の案件の検討
を依頼する際に、第1の情報に含まれていなかった情報
であって、その案件の検討に必要な情報を後から送付す
ることができ、一部の材料で検討を早めに開始すること
ができ、ネットワークによる効率のよい検討を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の知的財産管理システムの代表的
な構成を示す図
【図2】知的財産管理システムにおける情報の流通経路
を示す図
【図3】知財権利化部門105、開発権利化支援部門1
03、研究・開発部門102における組織図の例
【図4】本実施の形態におけるデータベース管理の方法
を説明する図
【図5】アクションケースの概念を説明するための図
【図6】出願書類を作成する出願ケースを示す図
【図7】拒絶理由に応答するための拒絶理由応答ケース
を示す図
【図8】拒絶査定に対して応答するための拒絶査定応答
ケースを示す図
【図9】図3に示されるような組織構成における、アク
ションの検討経路の例を説明する図
【図10】アクション検討結果の承認の経路の例を説明
する図
【図11】図9、図10に示されるアクションの検討お
よび承認の経路パターンを示すテーブル
【図12】図11のパターンテーブルを用いて部門別
(3)、知財権利化担当者別(4)にワークフローを自
由に組み立てるためのパターン選択テーブル
【図13】アクションケースのフロー設定を示すフロー
チャート
【図14】アクションケースに入るべき書類の後追い機
能について説明する図
【図15】書類後追い処理を示すフローチャート
【図16】アクションケースのコピー機能を説明する図
【図17】コピーケースの使用方法をより具体的にあら
わす図
【図18】開発部門内での情報伝達方法の一例を示す図
【図19】本システムにおける知財関連事務所からの請
求書処理を示すフローチャート
【図20】第2の実施の形態の知的財産管理システムの
代表的な構成を示す図
【図21】知財権利化支援部門106に設置されている
OA機器の例を示す図
【図22】ファクシミリのカバーページを示す図
【図23】FAX受信の処理の流れを表すフローチャー
【図24】FAX受信の処理の流れを表すフローチャー
【図25】アクションケースの処理状況をユーザが確認
するための表示画面の構成を説明する図
【図26】アクションケースの処理状況をユーザが確認
するための表示画面の構成を説明する図
【図27】ファックスで送付される書類が紙媒体で送付
される場合のシステムへの入力の方法を示すフローチャ
ート
【図28】ファックスで送付される書類が紙媒体で送付
される場合のシステムへの入力の方法を示すフローチャ
ート
【図29】サーバ118に構築される引用文献データベ
ースの使用方法を説明するためのクライアントPCの表
示画面の図
【図30】サーバ118に構築される引用文献データベ
ースの使用方法を説明するためのクライアントPCの表
示画面の図
【図31】サーバ118に構築される引用文献データベ
ースの使用方法を説明するためのクライアントPCの表
示画面の図
【図32】サーバ118に構築される引用文献データベ
ースの使用方法を説明するためのクライアントPCの表
示画面の図
【図33】サーバ118に構築される引用文献データベ
ースの使用方法を説明するためのクライアントPCの表
示画面の図
【図34】データベースを構築するためのDB管理項目
の定義を説明するための図
【図35】データベースを構築するためのDB管理項目
の定義を説明するための図
【図36】データベースを構築するためのDB管理項目
の定義を説明するための図
【符号の説明】
114 日本国特許庁 115 外国特許庁 104 知財情報管理部門

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して情報を通信するこ
    とにより、単一の案件を複数人が検討する検討システム
    において用いられる情報処理装置であって、 第1の検討者から第2の検討者に対して第1の情報を添
    付して所定の案件の検討を依頼する第1の通信手段と、 前記第1の通信手段による検討の依頼時に前記第1の情
    報に含まれていなかった第2の情報を前記所定の案件の
    検討のために前記第2の検討者に対して送付する第2の
    通信手段とを有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 更に、前記第2の検討者が既に第3の検
    討者に検討を依頼している場合に、該第3の検討者に対
    して前記第2の情報を送付する第3の通信手段とを有す
    ることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 更に、前記第3の通信手段により、前記
    第2の情報が前記第3の検討者に送付された場合に、前
    記第2の検討者が前記第2の情報にアクセス可能とする
    ための第3の情報を送付する第4の通信手段を有するこ
    とを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 更に、前記検討依頼の所持者を検出する
    検出手段を有することを特徴とする請求項1に記載の情
    報処理装置。
  5. 【請求項5】 ネットワークを介して情報を通信するこ
    とにより、単一の案件を複数人が検討する検討システム
    において用いられる情報処理方法であって、 第1の検討者から第2の検討者に対して第1の情報を添
    付して所定の案件の検討を依頼する第1の通信工程と、 前記第1の通信工程における検討の依頼時に前記第1の
    情報に含まれていなかった第2の情報を前記所定の案件
    の検討のために前記第2の検討者に対して送付する第2
    の通信工程とを有することを特徴とする情報処理方法。
  6. 【請求項6】 ネットワークを介して情報を通信するこ
    とにより、単一の案件を複数人が検討する検討システム
    において用いられる情報処理方法を実行するためのプロ
    グラムを記憶したプログラム記憶媒体であって、 第1の検討者から第2の検討者に対して第1の情報を添
    付して所定の案件の検討を依頼する第1の通信工程を実
    行するためのコードと、 前記第1の通信工程における検討の依頼時に前記第1の
    情報に含まれていなかった第2の情報を前記所定の案件
    の検討のために前記第2の検討者に対して送付する第2
    の通信工程を実行ためのコードとを有することを特徴と
    するプログラム記憶媒体。
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