JP2001325209A - データ転送制御装置 - Google Patents
データ転送制御装置Info
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- JP2001325209A JP2001325209A JP2000141720A JP2000141720A JP2001325209A JP 2001325209 A JP2001325209 A JP 2001325209A JP 2000141720 A JP2000141720 A JP 2000141720A JP 2000141720 A JP2000141720 A JP 2000141720A JP 2001325209 A JP2001325209 A JP 2001325209A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 受信したデータを効率よく転送することが可
能なDMAコントローラを有するデータ転送制御装置を
提供する。 【解決手段】 DMAコントローラ13を、データ属性
毎に複数の転送先アドレス管理部66,67を有するよ
う構成する。デバイスコントローラ12は、データの記
憶をDMAに要求するための信号であるDMAリクエス
ト17を送信する際に、データ属性識別信号16も同時
に送信する。DMAコントローラ13は、データ属性識
別信号16を認識して、転送先アドレスを自動的に選択
してDMA転送を行う。
能なDMAコントローラを有するデータ転送制御装置を
提供する。 【解決手段】 DMAコントローラ13を、データ属性
毎に複数の転送先アドレス管理部66,67を有するよ
う構成する。デバイスコントローラ12は、データの記
憶をDMAに要求するための信号であるDMAリクエス
ト17を送信する際に、データ属性識別信号16も同時
に送信する。DMAコントローラ13は、データ属性識
別信号16を認識して、転送先アドレスを自動的に選択
してDMA転送を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ転送制御装
置に関し、より詳細には、デバイス外部から送信されて
きたデータを、データの属性毎に設定されている、デバ
イス内のメモリに転送し記憶させるデータ転送制御装置
に関する。
置に関し、より詳細には、デバイス外部から送信されて
きたデータを、データの属性毎に設定されている、デバ
イス内のメモリに転送し記憶させるデータ転送制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パソコン等におけるデータ転送の
ために、DMA(Direct Memory Acc
ess)を用いた転送技術が開発されている。DMAを
用いれば、内部メモリと外部の周辺装置との間で、CP
Uを介することなくデータの転送を行えるので、CPU
の処理(ソフト処理)を軽減できるという利点がある。
ために、DMA(Direct Memory Acc
ess)を用いた転送技術が開発されている。DMAを
用いれば、内部メモリと外部の周辺装置との間で、CP
Uを介することなくデータの転送を行えるので、CPU
の処理(ソフト処理)を軽減できるという利点がある。
【0003】また、周辺装置とのデータ転送技術の例と
して、パソコンとプリンタ等の2つの装置間で、データ
転送を行うための方式としてのIEEE1284規格が
ある。この規格では、2つの装置間において、双方向の
データ転送を実現できるようになっており、また、転送
されるデータには画像データまたはコマンドデータとい
うように2種類の属性を与えて転送することができる。
この規格をECP(Extended Capabil
ity Port)モードで用いれば、2種類の属性の
データをその属性を保持したまま高速で転送することが
できる。
して、パソコンとプリンタ等の2つの装置間で、データ
転送を行うための方式としてのIEEE1284規格が
ある。この規格では、2つの装置間において、双方向の
データ転送を実現できるようになっており、また、転送
されるデータには画像データまたはコマンドデータとい
うように2種類の属性を与えて転送することができる。
この規格をECP(Extended Capabil
ity Port)モードで用いれば、2種類の属性の
データをその属性を保持したまま高速で転送することが
できる。
【0004】このようなIEEE1284とDMAを組
み合わせた装置として、特開平9−269876号公報
に記載のプリントシステム(パソコンとプリンタからな
るシステム)がある。
み合わせた装置として、特開平9−269876号公報
に記載のプリントシステム(パソコンとプリンタからな
るシステム)がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】例えば、IEEE12
84を用いた従来のプリントシステムでは、受信したデ
ータを一旦メモリに記憶し、そのデータを印刷時にメモ
リから読み出して印刷を行うという方法が用いられる。
受信するデータには画像データとコマンドデータがふく
まれており、受信したデータをそのままDMA転送によ
ってメモリに記憶すると、メモリ上には画像データとコ
マンドデータが混在した状態で記憶される。この場合、
印刷時にメモリから画像データを読み出す際にコマンド
データと分離することができず、正常な印刷ができない
という問題がある。このため、データ受信時に、画像デ
ータとコマンドデータを分離し、画像データをメモリ上
の連続したアドレスに記憶することが必要となる。例え
ば、特開平9−269876号公報に記載のプリントシ
ステムでは、受信したデータをDMA転送でメモリ上に
転送し、転送したデータがコマンドデータであった場合
には、そのコマンドデータをCPUによって読み出して
処理した後、次に受信したデータをコマンドデータが記
憶されていた領域に上書きするという方法をとってお
り、最終的にはメモリ上に画像データのみが連続して記
憶される構成となっている。
84を用いた従来のプリントシステムでは、受信したデ
ータを一旦メモリに記憶し、そのデータを印刷時にメモ
リから読み出して印刷を行うという方法が用いられる。
受信するデータには画像データとコマンドデータがふく
まれており、受信したデータをそのままDMA転送によ
ってメモリに記憶すると、メモリ上には画像データとコ
マンドデータが混在した状態で記憶される。この場合、
印刷時にメモリから画像データを読み出す際にコマンド
データと分離することができず、正常な印刷ができない
という問題がある。このため、データ受信時に、画像デ
ータとコマンドデータを分離し、画像データをメモリ上
の連続したアドレスに記憶することが必要となる。例え
ば、特開平9−269876号公報に記載のプリントシ
ステムでは、受信したデータをDMA転送でメモリ上に
転送し、転送したデータがコマンドデータであった場合
には、そのコマンドデータをCPUによって読み出して
処理した後、次に受信したデータをコマンドデータが記
憶されていた領域に上書きするという方法をとってお
り、最終的にはメモリ上に画像データのみが連続して記
憶される構成となっている。
【0006】しかしながら、上記の方法では、コマンド
データをCPUによって処理している間はデータの転送
が停止するため、データ転送効率が低下するという問題
がある。
データをCPUによって処理している間はデータの転送
が停止するため、データ転送効率が低下するという問題
がある。
【0007】本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなさ
れたものであり、受信したデータを効率よく転送するこ
とが可能なDMAコントローラを有するデータ転送制御
装置を提供することをその目的とする。
れたものであり、受信したデータを効率よく転送するこ
とが可能なDMAコントローラを有するデータ転送制御
装置を提供することをその目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明のデータ転送制御装置は、DMAコント
ローラに、データ属性毎に複数の転送先アドレス管理部
を有している。そして、デバイスコントローラは、DM
Aリクエスト(データの記憶をDMAに要求するための
信号)を送信する際に、データ属性識別信号も同時に送
信する。DMAコントローラは、データ属性識別信号を
認識して、転送先アドレスを自動的に選択してDMA転
送を行う。以下、本発明における技術手段を説明する。
ために、本発明のデータ転送制御装置は、DMAコント
ローラに、データ属性毎に複数の転送先アドレス管理部
を有している。そして、デバイスコントローラは、DM
Aリクエスト(データの記憶をDMAに要求するための
信号)を送信する際に、データ属性識別信号も同時に送
信する。DMAコントローラは、データ属性識別信号を
認識して、転送先アドレスを自動的に選択してDMA転
送を行う。以下、本発明における技術手段を説明する。
【0009】本発明の第1の技術手段は、DMAコント
ローラに対して、DMAリクエストを発生すると同時
に、転送データの属性識別信号を発生するデバイスコン
トローラと、該デバイスコントローラから前記DMAリ
クエストを受信することによりDMA転送を開始し、同
時に、前記転送データの属性識別信号に応じてデータ転
送先アドレスを切り替えることが可能なDMAコントロ
ーラとを有することを特徴としたものである。すなわ
ち、プリンタ等のデバイスを制御するデバイスコントロ
ーラと、外部から送信されてきたデータを前記デバイス
内の記憶部へDMA転送を行うためのDMAコントロー
ラとを有するデータ転送制御装置において、前記デバイ
スコントローラは、外部からデータが送信されたときに
前記DMAコントローラに対して、DMAリクエストを
発生し、同時に、外部から送信されたデータの属性を識
別する属性識別信号を発生し、前記DMAコントローラ
は、前記デバイスコントローラから前記DMAリクエス
トを受信することによりDMA転送を開始し、同時に、
転送するデータの属性識別信号に応じてデータ転送先の
記憶部のアドレスを切り替えることが可能であることを
特徴としたものである。
ローラに対して、DMAリクエストを発生すると同時
に、転送データの属性識別信号を発生するデバイスコン
トローラと、該デバイスコントローラから前記DMAリ
クエストを受信することによりDMA転送を開始し、同
時に、前記転送データの属性識別信号に応じてデータ転
送先アドレスを切り替えることが可能なDMAコントロ
ーラとを有することを特徴としたものである。すなわ
ち、プリンタ等のデバイスを制御するデバイスコントロ
ーラと、外部から送信されてきたデータを前記デバイス
内の記憶部へDMA転送を行うためのDMAコントロー
ラとを有するデータ転送制御装置において、前記デバイ
スコントローラは、外部からデータが送信されたときに
前記DMAコントローラに対して、DMAリクエストを
発生し、同時に、外部から送信されたデータの属性を識
別する属性識別信号を発生し、前記DMAコントローラ
は、前記デバイスコントローラから前記DMAリクエス
トを受信することによりDMA転送を開始し、同時に、
転送するデータの属性識別信号に応じてデータ転送先の
記憶部のアドレスを切り替えることが可能であることを
特徴としたものである。
【0010】例えば、プリンタコントローラにおいて
は、IEEE1284ポートから画像データとコマンド
データとを受信した場合、従来は、受信したデータをC
PUがソフトウエア処理によって画像データとコマンド
データに分離していたため、CPUがデータ処理してい
る間は次のデータを受信することができず、データの受
信速度が遅くなるという問題があったが、データ転送を
全てDMA転送によって行うため、高速なデータ転送が
可能となる。
は、IEEE1284ポートから画像データとコマンド
データとを受信した場合、従来は、受信したデータをC
PUがソフトウエア処理によって画像データとコマンド
データに分離していたため、CPUがデータ処理してい
る間は次のデータを受信することができず、データの受
信速度が遅くなるという問題があったが、データ転送を
全てDMA転送によって行うため、高速なデータ転送が
可能となる。
【0011】本発明の第2の技術手段は、第1の技術手
段において、前記DMAコントローラは、DMA転送回
数のカウンタを、特定の属性のデータを転送した際にの
みインクリメントするように設定されていることを特徴
としたものである。すなわち、前記DMAコントローラ
は、データを転送した回数をカウントする転送数カウン
タを有し、該転送数カウンタが予め定められた値以上と
なったときに、DMA転送を終了し、前記転送数カウン
タは、特定の属性のデータを転送したときにのみインク
リメントするように設定されていることを特徴としたも
のである。
段において、前記DMAコントローラは、DMA転送回
数のカウンタを、特定の属性のデータを転送した際にの
みインクリメントするように設定されていることを特徴
としたものである。すなわち、前記DMAコントローラ
は、データを転送した回数をカウントする転送数カウン
タを有し、該転送数カウンタが予め定められた値以上と
なったときに、DMA転送を終了し、前記転送数カウン
タは、特定の属性のデータを転送したときにのみインク
リメントするように設定されていることを特徴としたも
のである。
【0012】本発明の第3の技術手段は、第2の技術手
段において、前記転送するデータは、コマンドの属性を
もつコマンドデータと、被処理の属性をもつ被処理デー
タとで構成されており、前記特定の属性のデータは前記
被処理データであることを特徴としたものである。
段において、前記転送するデータは、コマンドの属性を
もつコマンドデータと、被処理の属性をもつ被処理デー
タとで構成されており、前記特定の属性のデータは前記
被処理データであることを特徴としたものである。
【0013】通常、DMAコントローラでは、DMA転
送回数をカウントし、設定した値になるとDMA転送を
終了する。例えば、IEEE1284を用いるプリンタ
コントローラでは、コマンドデータが被処理データとし
ての画像データの間に不定期に挿入される。このとき、
DMA転送は、画像データを所定のデータ数分受信した
時点で終了させることが好ましい。そこで、上記の構成
では、コマンドデータの転送回数をカウント値に含め
ず、画像データの転送回数のみカウントするように設定
することにより、DMA転送を適切なタイミングで終了
させることができる。
送回数をカウントし、設定した値になるとDMA転送を
終了する。例えば、IEEE1284を用いるプリンタ
コントローラでは、コマンドデータが被処理データとし
ての画像データの間に不定期に挿入される。このとき、
DMA転送は、画像データを所定のデータ数分受信した
時点で終了させることが好ましい。そこで、上記の構成
では、コマンドデータの転送回数をカウント値に含め
ず、画像データの転送回数のみカウントするように設定
することにより、DMA転送を適切なタイミングで終了
させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態にか
かるプリントシステム(本システム)の構成を示す図で
ある。本システムは、プリンタ1およびパーソナルコン
ピュータ(PC)2とが、IEEE1284ケーブルに
よって接続されている構成である。
かるプリントシステム(本システム)の構成を示す図で
ある。本システムは、プリンタ1およびパーソナルコン
ピュータ(PC)2とが、IEEE1284ケーブルに
よって接続されている構成である。
【0015】PC2は、各種のソフトウエアを備えてい
る情報処理装置である。また、プリンタ1は、IEEE
1284ケーブルを介してPC2から送信される印刷デ
ータ3を印刷するものである。
る情報処理装置である。また、プリンタ1は、IEEE
1284ケーブルを介してPC2から送信される印刷デ
ータ3を印刷するものである。
【0016】図2は、印刷データ(パラレルデータ)の
一例を示す図である。本システムでは、印刷データは、
EPCモードで送信されるように設定されている。従っ
て、本システムでは、印刷データ中に、画像データとコ
マンドデータとが含まれている。図2に示すように、印
刷データ3は、D1〜D4で示す画像データと、C1,
C2で示すコマンドデータとが、混在した状態となって
いる。
一例を示す図である。本システムでは、印刷データは、
EPCモードで送信されるように設定されている。従っ
て、本システムでは、印刷データ中に、画像データとコ
マンドデータとが含まれている。図2に示すように、印
刷データ3は、D1〜D4で示す画像データと、C1,
C2で示すコマンドデータとが、混在した状態となって
いる。
【0017】図1に示すように、プリンタ1は、プリン
ト部10,CPU11,デバイスコントローラ12,D
MAコントローラ13,メモリ14およびシステムバス
15を備えた構成である。メモリ14は、PC2から送
信された印刷データ3を記憶するためのものである。ま
た、印刷データ3は、画像データとコマンドデータとか
ら構成されている。そして、メモリ14は、これら画像
データおよびコマンドデータを分離して記憶するため
に、画像データ領域MAおよびコマンドデータ領域MB
に分割されている。ここでいう画像データとは印字する
画像のデータであり、コマンドデータはプリンタの動作
制御を行うためのデータである。例えば、CPUは受信
したコマンドデータを解析して、印刷部数を設定した
り、印刷動作を開始するなどの動作制御を行う。
ト部10,CPU11,デバイスコントローラ12,D
MAコントローラ13,メモリ14およびシステムバス
15を備えた構成である。メモリ14は、PC2から送
信された印刷データ3を記憶するためのものである。ま
た、印刷データ3は、画像データとコマンドデータとか
ら構成されている。そして、メモリ14は、これら画像
データおよびコマンドデータを分離して記憶するため
に、画像データ領域MAおよびコマンドデータ領域MB
に分割されている。ここでいう画像データとは印字する
画像のデータであり、コマンドデータはプリンタの動作
制御を行うためのデータである。例えば、CPUは受信
したコマンドデータを解析して、印刷部数を設定した
り、印刷動作を開始するなどの動作制御を行う。
【0018】プリント部10は、メモリ14に記憶され
た画像データに応じてトナー像を生成し、これをシート
(記録用紙)に転写して外部に排出するプリントエンジ
ンである。CPU11は、プリント部10を制御して、
メモリ14に記憶されている画像データを印刷させるも
のである。デバイスコントローラ12は、PC2とプリ
ンタ1との間における印刷データの受信を管理するため
のものである。
た画像データに応じてトナー像を生成し、これをシート
(記録用紙)に転写して外部に排出するプリントエンジ
ンである。CPU11は、プリント部10を制御して、
メモリ14に記憶されている画像データを印刷させるも
のである。デバイスコントローラ12は、PC2とプリ
ンタ1との間における印刷データの受信を管理するため
のものである。
【0019】図3は、図1のデバイスコントローラ12
の構成を詳細に示す図である。この図に示すように、デ
バイスコントローラ12は、IEEE1284コントロ
ーラ41,システムバスコントローラ42,データバッ
ファ43を有している。IEEE1284コントローラ
41は、IEEE1284プロトコルに従って制御信号
を発生し、送信されてきた印刷データをバッファ43に
記憶させるものである。
の構成を詳細に示す図である。この図に示すように、デ
バイスコントローラ12は、IEEE1284コントロ
ーラ41,システムバスコントローラ42,データバッ
ファ43を有している。IEEE1284コントローラ
41は、IEEE1284プロトコルに従って制御信号
を発生し、送信されてきた印刷データをバッファ43に
記憶させるものである。
【0020】システムバスコントローラ42は、DMA
コントローラ13に対し、バッファ43の印刷データを
メモリ14に記憶させるよう、DMAリクエスト(DM
A要求信号)17を出力するとともに、バッファ43に
記憶した印刷データの種類(画像データあるいはコマン
ドデータ)を判断し、その種類に応じた属性識別信号1
6をDMAコントローラ13に出力するものである。ま
た、システムバスコントローラ42は、バッファ43に
記憶された印刷データをシステムバス15に出力する機
能も有している。
コントローラ13に対し、バッファ43の印刷データを
メモリ14に記憶させるよう、DMAリクエスト(DM
A要求信号)17を出力するとともに、バッファ43に
記憶した印刷データの種類(画像データあるいはコマン
ドデータ)を判断し、その種類に応じた属性識別信号1
6をDMAコントローラ13に出力するものである。ま
た、システムバスコントローラ42は、バッファ43に
記憶された印刷データをシステムバス15に出力する機
能も有している。
【0021】図4は、図1及び図3におけるDMAコン
トローラ13の構成を詳細に示す図である。本実施形態
において、デバイスコントローラ12は、データの記憶
をDMAに要求するための信号であるDMAリクエスト
17を送信する際に、データ属性識別信号16も同時に
送信する。DMAコントローラ13は、データ属性毎に
複数の転送先アドレス管理部66,67を有するよう構
成し、データ属性識別信号16を認識して、転送先の記
憶部のアドレスを自動的に選択してDMA転送を行う。
上述のごとくデータ転送を全てDMA転送によって行う
ため、高速なデータ転送が可能となる。以下、各構成要
素を詳細に説明する。
トローラ13の構成を詳細に示す図である。本実施形態
において、デバイスコントローラ12は、データの記憶
をDMAに要求するための信号であるDMAリクエスト
17を送信する際に、データ属性識別信号16も同時に
送信する。DMAコントローラ13は、データ属性毎に
複数の転送先アドレス管理部66,67を有するよう構
成し、データ属性識別信号16を認識して、転送先の記
憶部のアドレスを自動的に選択してDMA転送を行う。
上述のごとくデータ転送を全てDMA転送によって行う
ため、高速なデータ転送が可能となる。以下、各構成要
素を詳細に説明する。
【0022】DMAコントローラ13は、デバイスコン
トローラ12のDMAリクエスト17に応じて、デバイ
スコントローラ12内のデータをシステムバス15を介
して読み出し、一旦データを保持した後、再びシステム
バス15を介してメモリ14に書きこむためのものであ
る。図4に示すように、DMAコントローラ13は、転
送コントローラ61,システムバスコントローラ62,
データバッファ63,転送数カウンタ(転送カウンタ)
64,転送元アドレス管理部65,第1転送先アドレス
管理部66,第2転送先アドレス管理部67,転送先ア
ドレスセレクタ68を備えている。
トローラ12のDMAリクエスト17に応じて、デバイ
スコントローラ12内のデータをシステムバス15を介
して読み出し、一旦データを保持した後、再びシステム
バス15を介してメモリ14に書きこむためのものであ
る。図4に示すように、DMAコントローラ13は、転
送コントローラ61,システムバスコントローラ62,
データバッファ63,転送数カウンタ(転送カウンタ)
64,転送元アドレス管理部65,第1転送先アドレス
管理部66,第2転送先アドレス管理部67,転送先ア
ドレスセレクタ68を備えている。
【0023】転送コントローラ61は、デバイスコント
ローラ12から送信されるDMAリクエスト17および
属性識別信号16を受信し、データ種類に応じたデータ
転送を実行するようにDMAコントローラ13の各ブロ
ックに対して制御信号を発生するものである。制御信号
としては、転送カウンタ64を制御する転送カウンタ制
御信号69、転送元アドレス管理部65を制御する転送
元アドレス制御信号71、第1転送先アドレス管理部6
6を制御する転送先アドレス1制御信号72、第2転送
先アドレス管理部67を制御する転送先アドレス2制御
信号73、転送先アドレスセレクタ68を制御する転送
先アドレス選択信号77がある。システムバスコントロ
ーラ62は、システムバス15上のデータ転送を制御す
るものである。
ローラ12から送信されるDMAリクエスト17および
属性識別信号16を受信し、データ種類に応じたデータ
転送を実行するようにDMAコントローラ13の各ブロ
ックに対して制御信号を発生するものである。制御信号
としては、転送カウンタ64を制御する転送カウンタ制
御信号69、転送元アドレス管理部65を制御する転送
元アドレス制御信号71、第1転送先アドレス管理部6
6を制御する転送先アドレス1制御信号72、第2転送
先アドレス管理部67を制御する転送先アドレス2制御
信号73、転送先アドレスセレクタ68を制御する転送
先アドレス選択信号77がある。システムバスコントロ
ーラ62は、システムバス15上のデータ転送を制御す
るものである。
【0024】データバッファ63はデバイスコントロー
ラ12から読み出したデータを、メモリ14に書きこむ
まで一旦保持しておくものである。転送元アドレス管理
部65,第1転送先アドレス管理部66,第2転送先ア
ドレス管理部67は、転送元アドレス74および転送先
アドレス78の値を管理するものである。なお、本実施
形態では、転送元となるデバイスコントローラ12がI
EEE1284インタフェースであり、アドレス空間を
持たないため、デバイスコントローラ12からデータを
読み出すための転送元アドレス74は常に一定である。
しかし、デバイスコントローラ12を、アドレス空間を
持つプロトコルのインタフェースとするシステムでは、
転送元アドレス74をデータ転送毎にインクリメントす
る必要がある。
ラ12から読み出したデータを、メモリ14に書きこむ
まで一旦保持しておくものである。転送元アドレス管理
部65,第1転送先アドレス管理部66,第2転送先ア
ドレス管理部67は、転送元アドレス74および転送先
アドレス78の値を管理するものである。なお、本実施
形態では、転送元となるデバイスコントローラ12がI
EEE1284インタフェースであり、アドレス空間を
持たないため、デバイスコントローラ12からデータを
読み出すための転送元アドレス74は常に一定である。
しかし、デバイスコントローラ12を、アドレス空間を
持つプロトコルのインタフェースとするシステムでは、
転送元アドレス74をデータ転送毎にインクリメントす
る必要がある。
【0025】第1転送先アドレス管理部66は、画像デ
ータを記憶させるべきアドレス値(第1転送先アドレス
値)を設定するものである。同様に、第2アドレス管理
部67は、コマンドデータを記憶させるべきアドレス値
(第2転送先アドレス値)を設定するものである。な
お、これら第1・第2転送先アドレス値は、それぞれ、
メモリ14における画像データ領域MAおよびコマンド
データ領域MB上のアドレスに対応している。
ータを記憶させるべきアドレス値(第1転送先アドレス
値)を設定するものである。同様に、第2アドレス管理
部67は、コマンドデータを記憶させるべきアドレス値
(第2転送先アドレス値)を設定するものである。な
お、これら第1・第2転送先アドレス値は、それぞれ、
メモリ14における画像データ領域MAおよびコマンド
データ領域MB上のアドレスに対応している。
【0026】また、転送先アドレスセレクタ68は、属
性識別信号16に基づいて、転送先アドレス管理部6
6,67のどちらのアドレス値を有効とするかを決定す
るものである。転送カウンタ64は、メモリ14に記憶
するデータの種類に応じて、転送カウント値を数えるた
めのものである。転送カウント値は転送開始前にCPU
が最終カウント値を設定し、予定したデータ数を転送し
た時点でDMA転送を終了するためのものである。
性識別信号16に基づいて、転送先アドレス管理部6
6,67のどちらのアドレス値を有効とするかを決定す
るものである。転送カウンタ64は、メモリ14に記憶
するデータの種類に応じて、転送カウント値を数えるた
めのものである。転送カウント値は転送開始前にCPU
が最終カウント値を設定し、予定したデータ数を転送し
た時点でDMA転送を終了するためのものである。
【0027】次に、本システムの動作について説明す
る。図5は、本システムにおいてECPモード時に送受
信される信号を示す波形図であり、IEEE1284,
ECP転送時のタイミングチャートを示す図である。図
6は、図1及び図3におけるデバイスコントローラ12
の動作を説明するためのフロー図、図7及び図8は、図
1,図3,図4におけるDMAコントローラ13の動作
を説明するためのフロー図である。なお、図5(A)乃
至(C)の例は、図2に示す印刷データの転送処理に関
するものである。
る。図5は、本システムにおいてECPモード時に送受
信される信号を示す波形図であり、IEEE1284,
ECP転送時のタイミングチャートを示す図である。図
6は、図1及び図3におけるデバイスコントローラ12
の動作を説明するためのフロー図、図7及び図8は、図
1,図3,図4におけるDMAコントローラ13の動作
を説明するためのフロー図である。なお、図5(A)乃
至(C)の例は、図2に示す印刷データの転送処理に関
するものである。
【0028】図5(A)に示すように、PC(あるいは
周辺装置(ホスト))2からは、IEEE1284規格
に応じて、画像データおよびコマンドデータを含む印刷
データ(パラレルデータ)3,HostAck34,H
ostClk32,その他のIEEE1284制御信号
の各信号が出力され、PeriphAck33の信号が
IEEE1284コントローラ41から出力される。H
ostAck34は、印刷データの種類(画像データあ
るいはコマンドデータ)を示す信号である。HostC
lk32は、印刷データ転送ハンドシェークのリクエス
ト信号であり、PeriphAck33は転送ハンドシ
ェークのアクノリッジ信号である。
周辺装置(ホスト))2からは、IEEE1284規格
に応じて、画像データおよびコマンドデータを含む印刷
データ(パラレルデータ)3,HostAck34,H
ostClk32,その他のIEEE1284制御信号
の各信号が出力され、PeriphAck33の信号が
IEEE1284コントローラ41から出力される。H
ostAck34は、印刷データの種類(画像データあ
るいはコマンドデータ)を示す信号である。HostC
lk32は、印刷データ転送ハンドシェークのリクエス
ト信号であり、PeriphAck33は転送ハンドシ
ェークのアクノリッジ信号である。
【0029】図6に示すように、デバイスコントローラ
12は、初期設定(ステップS1)によりPCとの通信
を確立した後、送信モードがECPモードであるか否か
を判断し(ステップS2)、ECPモードではないと判
断した場合、他モードでのデータ処理を行う(ステップ
S10)。一方、ECPモードで印刷データを受信した
場合、デバイスコントローラ12は、HostAck3
4に基づいて印刷データの種類を判断し、DMAリクエ
スト17を送信する。
12は、初期設定(ステップS1)によりPCとの通信
を確立した後、送信モードがECPモードであるか否か
を判断し(ステップS2)、ECPモードではないと判
断した場合、他モードでのデータ処理を行う(ステップ
S10)。一方、ECPモードで印刷データを受信した
場合、デバイスコントローラ12は、HostAck3
4に基づいて印刷データの種類を判断し、DMAリクエ
スト17を送信する。
【0030】図5(B)に示すように、デバイスコント
ローラ12とDMAコントローラ13との間には、DM
Aリクエスト17,DMAアクノリッジ18,属性識別
信号16が送受信される。そして、これらの信号に応じ
て、システムバス15を介して、アドレス値およびデー
タがそれぞれ送信されるように設定されている。システ
ムバス15にはアドレスバス51、データバス54、リ
ード信号52、ライト信号53が含まれ、DMAコント
ローラ13がアドレスとリード信号52を出力すると、
そのアドレスが指し示すデバイスコントローラ12から
データバス54上にデータが読み出される(例えば、図
5(B)中『RD1』)。また、アドレスとデータおよ
びライト信号53を出力すると、そのアドレスが指し示
すメモリに対してデータバス54上のデータを書きこむ
(例えば、図5(B)中『WD1』)。
ローラ12とDMAコントローラ13との間には、DM
Aリクエスト17,DMAアクノリッジ18,属性識別
信号16が送受信される。そして、これらの信号に応じ
て、システムバス15を介して、アドレス値およびデー
タがそれぞれ送信されるように設定されている。システ
ムバス15にはアドレスバス51、データバス54、リ
ード信号52、ライト信号53が含まれ、DMAコント
ローラ13がアドレスとリード信号52を出力すると、
そのアドレスが指し示すデバイスコントローラ12から
データバス54上にデータが読み出される(例えば、図
5(B)中『RD1』)。また、アドレスとデータおよ
びライト信号53を出力すると、そのアドレスが指し示
すメモリに対してデータバス54上のデータを書きこむ
(例えば、図5(B)中『WD1』)。
【0031】そして、転送の開始時、デバイスコントロ
ーラ12は、PC2から送信されたHostAck34
が1であるか判断し(ステップS4)、1である場合に
は、印刷データが画像データであるとみなし、属性識別
信号=0とDMAリクエスト=0とをDMAコントロー
ラ13に出力する(ステップS5,S6)。一方、Ho
stAck34が0である場合には、印刷データがコマ
ンドデータであるとみなし(ステップS11)、属性識
別信号=1とDMAリクエスト=0とをDMAコントロ
ーラ13に出力する。
ーラ12は、PC2から送信されたHostAck34
が1であるか判断し(ステップS4)、1である場合に
は、印刷データが画像データであるとみなし、属性識別
信号=0とDMAリクエスト=0とをDMAコントロー
ラ13に出力する(ステップS5,S6)。一方、Ho
stAck34が0である場合には、印刷データがコマ
ンドデータであるとみなし(ステップS11)、属性識
別信号=1とDMAリクエスト=0とをDMAコントロ
ーラ13に出力する。
【0032】一方、DMAコントローラ13は、初期設
定(ステップS21)において転送カウント最終値、転
送元アドレス74、第1転送先アドレス75の初期値、
第2転送先アドレス76の初期値を設定した後、転送カ
ウント値70が最終値以下であることを確認し(ステッ
プS22)、DMAリクエスト17を待つ(ステップS
23)。
定(ステップS21)において転送カウント最終値、転
送元アドレス74、第1転送先アドレス75の初期値、
第2転送先アドレス76の初期値を設定した後、転送カ
ウント値70が最終値以下であることを確認し(ステッ
プS22)、DMAリクエスト17を待つ(ステップS
23)。
【0033】そして、DMAリクエスト17を受信した
後、DMAコントローラ13は、システムバス15上に
転送元アドレスであるデバイスコントローラ12のアド
レス『PA』をドライブし(ステップS24)、リード
信号52を送信してデバイスコントローラ12から印刷
データを読み出す(ステップS25)。これにより、デ
ータバス54上に、印刷データがドライブされる。DM
Aコントローラ13はその印刷データをデータバッファ
63に記憶した後、DMAアクノリッジ=0をデバイス
コントローラ12に出力する(ステップS26)。
後、DMAコントローラ13は、システムバス15上に
転送元アドレスであるデバイスコントローラ12のアド
レス『PA』をドライブし(ステップS24)、リード
信号52を送信してデバイスコントローラ12から印刷
データを読み出す(ステップS25)。これにより、デ
ータバス54上に、印刷データがドライブされる。DM
Aコントローラ13はその印刷データをデータバッファ
63に記憶した後、DMAアクノリッジ=0をデバイス
コントローラ12に出力する(ステップS26)。
【0034】その後、DMAコントローラ13は、転送
元アドレスがインクリメントモードかどうかを判断し
(ステップS27)、転送元アドレスインクリメントモ
ードである場合には、そのアドレスを1つ増加させる。
(ステップS28)。そして、DMAコントローラ13
は、DMAリクエスト17が1となるまで待機する(ス
テップS29)。
元アドレスがインクリメントモードかどうかを判断し
(ステップS27)、転送元アドレスインクリメントモ
ードである場合には、そのアドレスを1つ増加させる。
(ステップS28)。そして、DMAコントローラ13
は、DMAリクエスト17が1となるまで待機する(ス
テップS29)。
【0035】デバイスコントローラ12は、DMAアク
ノリッジ=0を受けた後、DMAリクエスト=1を出力
する(ステップS8)。これに応じて、DMAコントロ
ーラ13は、DMAアクノリッジ=1をデバイスコント
ローラ12に出力する(ステップS30)。さらに、デ
バイスコントローラ12は、DMAアクノリッジ=1を
受信した後、次データの受信動作に戻る(ステップS
9)。なお、これらの信号のやりとり(ステップS6〜
ステップS9,ステップS26〜ステップS30)は、
DMAコントローラ13がデータを取得したことを確認
するための作業である。
ノリッジ=0を受けた後、DMAリクエスト=1を出力
する(ステップS8)。これに応じて、DMAコントロ
ーラ13は、DMAアクノリッジ=1をデバイスコント
ローラ12に出力する(ステップS30)。さらに、デ
バイスコントローラ12は、DMAアクノリッジ=1を
受信した後、次データの受信動作に戻る(ステップS
9)。なお、これらの信号のやりとり(ステップS6〜
ステップS9,ステップS26〜ステップS30)は、
DMAコントローラ13がデータを取得したことを確認
するための作業である。
【0036】その後、DMAコントローラ13は、デバ
イスコントローラ12から取得した属性識別信号16が
0であるか否かを確認する(ステップS31)。そし
て、0である場合、データが画像データであると判断
し、DMAコントローラ13は、図4に示した第1転送
先アドレス管理部66の設定したアドレス値とデータバ
ッファ63に保持していた画像データをシステムバス1
5にドライブする(ステップS32)。そして、ライト
信号53を出力して、データバス54上の画像データ
を、メモリ14の画像データ領域MAにおける上記アド
レス値に記憶させる(ステップS33)。
イスコントローラ12から取得した属性識別信号16が
0であるか否かを確認する(ステップS31)。そし
て、0である場合、データが画像データであると判断
し、DMAコントローラ13は、図4に示した第1転送
先アドレス管理部66の設定したアドレス値とデータバ
ッファ63に保持していた画像データをシステムバス1
5にドライブする(ステップS32)。そして、ライト
信号53を出力して、データバス54上の画像データ
を、メモリ14の画像データ領域MAにおける上記アド
レス値に記憶させる(ステップS33)。
【0037】その後、DMAコントローラ13は、画像
データの転送によって転送カウント値70を増加させる
モードである場合には、転送カウント70を1つ増加さ
せる(ステップS34,S35)。そして、DMAコン
トローラ13は、第1転送先アドレス75を増加させる
モードであれば、そのアドレス値を1つ増加させる(ス
テップS36,S37)。例えば、本実施形態での例の
ように画像データをメモリに転送するシステムに適用す
る場合には、メモリ内のアドレス指定が必要あるため転
送先アドレスを増加させるモードを使用するが、FIF
O方式(先入れ先出し方式)のようにアドレス指定を必
要としないデバイスに転送するシステムに適用する場合
には、転送先アドレスを増加させないモードを使用す
る。
データの転送によって転送カウント値70を増加させる
モードである場合には、転送カウント70を1つ増加さ
せる(ステップS34,S35)。そして、DMAコン
トローラ13は、第1転送先アドレス75を増加させる
モードであれば、そのアドレス値を1つ増加させる(ス
テップS36,S37)。例えば、本実施形態での例の
ように画像データをメモリに転送するシステムに適用す
る場合には、メモリ内のアドレス指定が必要あるため転
送先アドレスを増加させるモードを使用するが、FIF
O方式(先入れ先出し方式)のようにアドレス指定を必
要としないデバイスに転送するシステムに適用する場合
には、転送先アドレスを増加させないモードを使用す
る。
【0038】その後、DMAコントローラ13は、転送
カウント値を確認した後、次のDMAリクエストを待
つ。一方、DMAコントローラ13は、デバイスコント
ローラ12から取得した属性識別信号16が1である場
合、データがコマンドデータであると判断し、図4に示
した第2転送先アドレス管理部67の設定したアドレス
値とデータバッファ63に保持していた画像データをシ
ステムバス15上にドライブし(ステップS38)、メ
モリ14のコマンドデータ領域MBにおける上記アドレ
ス値にコマンドデータを記憶させる(ステップS3
9)。
カウント値を確認した後、次のDMAリクエストを待
つ。一方、DMAコントローラ13は、デバイスコント
ローラ12から取得した属性識別信号16が1である場
合、データがコマンドデータであると判断し、図4に示
した第2転送先アドレス管理部67の設定したアドレス
値とデータバッファ63に保持していた画像データをシ
ステムバス15上にドライブし(ステップS38)、メ
モリ14のコマンドデータ領域MBにおける上記アドレ
ス値にコマンドデータを記憶させる(ステップS3
9)。
【0039】その後、DMAコントローラ13は、コマ
ンドデータの転送によってカウント値70を増加させる
モードである場合には、転送カウント値70を1つ増加
させる(ステップS40,S41)。そして、DMAコ
ントローラ13は、第2転送先アドレス76を増加させ
るモードであれば、そのアドレス値を1つ増加させる
(ステップS42,S43)。その後、DMAコントロ
ーラ13は、転送カウント値70を確認した後、次のD
MAリクエストを待つ。
ンドデータの転送によってカウント値70を増加させる
モードである場合には、転送カウント値70を1つ増加
させる(ステップS40,S41)。そして、DMAコ
ントローラ13は、第2転送先アドレス76を増加させ
るモードであれば、そのアドレス値を1つ増加させる
(ステップS42,S43)。その後、DMAコントロ
ーラ13は、転送カウント値70を確認した後、次のD
MAリクエストを待つ。
【0040】また、ステップS22において、転送カウ
ント値70が最終値以上となった場合、DMAコントロ
ーラ13は、転送処理を停止して、CPUにより再びD
MA転送の初期設定が行われるのを待つ。以上のような
処理により、印刷データの転送(デバイスコントローラ
12からメモリ14への転送)が行われる。
ント値70が最終値以上となった場合、DMAコントロ
ーラ13は、転送処理を停止して、CPUにより再びD
MA転送の初期設定が行われるのを待つ。以上のような
処理により、印刷データの転送(デバイスコントローラ
12からメモリ14への転送)が行われる。
【0041】例えば、図2に示すデータをECPモード
で転送する場合であって、転送元アドレスをインクリメ
ントせず、かつ、画像データを記憶するときだけ転送カ
ウンタをインクリメントさせ、さらに、第1・第2転送
先アドレスをインクリメントさせる構成である場合に
は、プリンタ1・PC2間で送受信される信号およびプ
リンタ1において設定されるアドレス・カウンタ値は、
図5(B)および(C)に示すようになる。
で転送する場合であって、転送元アドレスをインクリメ
ントせず、かつ、画像データを記憶するときだけ転送カ
ウンタをインクリメントさせ、さらに、第1・第2転送
先アドレスをインクリメントさせる構成である場合に
は、プリンタ1・PC2間で送受信される信号およびプ
リンタ1において設定されるアドレス・カウンタ値は、
図5(B)および(C)に示すようになる。
【0042】なお、図5(B)および(C)において、
アドレスバスに記載の『PA』,『MA1〜3』,『M
B1〜2』は、それぞれデバイスコントローラ12,画
像データ領域MA,コマンドデータ領域MBに対応する
アドレスである。また、データバスに記載の『RD1〜
RD4』,『WD1〜WD3』等は、『Read D1
−D4』『Write D1−D3』を意味している。
アドレスバスに記載の『PA』,『MA1〜3』,『M
B1〜2』は、それぞれデバイスコントローラ12,画
像データ領域MA,コマンドデータ領域MBに対応する
アドレスである。また、データバスに記載の『RD1〜
RD4』,『WD1〜WD3』等は、『Read D1
−D4』『Write D1−D3』を意味している。
【0043】以上のように、プリンタ1では、デバイス
コントローラ12が、DMAリクエスト17とともに、
印刷データの属性識別信号16を発生するように設定さ
れている。そして、DMAコントローラ13が、属性識
別信号16に応じて、データ転送先アドレスを切り替え
るようになっている。これにより、画像データとコマン
ドデータとが混在した状態の印刷データを受信しても、
メモリ14に、これらを分離した状態で保存できる。
コントローラ12が、DMAリクエスト17とともに、
印刷データの属性識別信号16を発生するように設定さ
れている。そして、DMAコントローラ13が、属性識
別信号16に応じて、データ転送先アドレスを切り替え
るようになっている。これにより、画像データとコマン
ドデータとが混在した状態の印刷データを受信しても、
メモリ14に、これらを分離した状態で保存できる。
【0044】また、プリンタ1では、図8におけるステ
ップS34,ステップS35,ステップS40,ステッ
プS41に示すように、転送カウンタ値70を、特定種
類のデータ(画像データあるいはコマンドデータ)の転
送時だけに、増加させられるようになっている。例え
ば、転送する画像データの総量は印刷するデータによっ
て決まるため、画像データ転送を開始する前にPCから
データサイズを受信して予め知ることができるが、コマ
ンドデータは画像データの転送途中に不定期に挿入され
るため、その数を予め知ることはできない。したがっ
て、所望の画像データを転送するためには、画像データ
の転送数のみをカウントしてデータ転送の終了を制御す
ることが必要である。そこで、画像データの転送時だけ
に、転送カウントを増加させるように設定し、ステップ
S22(図7)に示した最終値を画像データの総量に設
定しておけば、転送処理を適切なタイミングで停止させ
ることができる。
ップS34,ステップS35,ステップS40,ステッ
プS41に示すように、転送カウンタ値70を、特定種
類のデータ(画像データあるいはコマンドデータ)の転
送時だけに、増加させられるようになっている。例え
ば、転送する画像データの総量は印刷するデータによっ
て決まるため、画像データ転送を開始する前にPCから
データサイズを受信して予め知ることができるが、コマ
ンドデータは画像データの転送途中に不定期に挿入され
るため、その数を予め知ることはできない。したがっ
て、所望の画像データを転送するためには、画像データ
の転送数のみをカウントしてデータ転送の終了を制御す
ることが必要である。そこで、画像データの転送時だけ
に、転送カウントを増加させるように設定し、ステップ
S22(図7)に示した最終値を画像データの総量に設
定しておけば、転送処理を適切なタイミングで停止させ
ることができる。
【0045】以上、本発明の一実施形態について説明し
てきたが、本発明はなんらこの実施形態に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲でさまざまな形
で実施できることはもちろんである。例えば、プリント
システム以外にスキャナシステム等に適用可能なことは
言及するまでもない。また、デバイスコントローラはI
EEE1284のインタフェースに限らず、複数の属性
をもったデータを受信するためのインタフェースであれ
ばよい。また、データの属性は2種類とは限らず、DM
Aコントローラに転送先アドレス管理部を追加すること
によって、分離する属性を種類を増やすことも可能であ
る。また、データ転送先のデバイスはメモリに限らず、
レジスタなどの記憶素子としても同様の効果が得られる
ことはもちろんである。
てきたが、本発明はなんらこの実施形態に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲でさまざまな形
で実施できることはもちろんである。例えば、プリント
システム以外にスキャナシステム等に適用可能なことは
言及するまでもない。また、デバイスコントローラはI
EEE1284のインタフェースに限らず、複数の属性
をもったデータを受信するためのインタフェースであれ
ばよい。また、データの属性は2種類とは限らず、DM
Aコントローラに転送先アドレス管理部を追加すること
によって、分離する属性を種類を増やすことも可能であ
る。また、データ転送先のデバイスはメモリに限らず、
レジスタなどの記憶素子としても同様の効果が得られる
ことはもちろんである。
【0046】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、例えば、プリ
ンタコントローラにおいて、IEEE1284ポートか
ら画像データとコマンドデータとを受信した場合など、
データ転送を全てDMA転送によって行うため、高速な
データ転送が可能となる。
ンタコントローラにおいて、IEEE1284ポートか
ら画像データとコマンドデータとを受信した場合など、
データ転送を全てDMA転送によって行うため、高速な
データ転送が可能となる。
【0047】請求項2の発明によれば、例えば、コマン
ドデータの転送回数をカウント値に含めず、処理データ
の転送回数のみカウントするように設定することによ
り、DMA転送を適切なタイミングで終了させることが
できる。
ドデータの転送回数をカウント値に含めず、処理データ
の転送回数のみカウントするように設定することによ
り、DMA転送を適切なタイミングで終了させることが
できる。
【0048】請求項3の発明によれば、例えば、IEE
E1284を用いるプリンタコントローラにおいて、コ
マンドデータの転送回数をカウント値に含めず、画像デ
ータの転送回数のみカウントするように設定することに
より、DMA転送を適切なタイミングで終了させること
ができる。
E1284を用いるプリンタコントローラにおいて、コ
マンドデータの転送回数をカウント値に含めず、画像デ
ータの転送回数のみカウントするように設定することに
より、DMA転送を適切なタイミングで終了させること
ができる。
【図1】本発明の一実施形態にかかるプリントシステム
(本システム)の構成を示す図である。
(本システム)の構成を示す図である。
【図2】印刷データ(パラレルデータ)の一例を示す図
である。
である。
【図3】図1のデバイスコントローラの構成を詳細に示
す図である。
す図である。
【図4】図1及び図3におけるDMAコントローラの構
成を詳細に示す図である。
成を詳細に示す図である。
【図5】本システムにおいてECPモード時に送受信さ
れる信号を示す波形図である。
れる信号を示す波形図である。
【図6】図1及び図3におけるデバイスコントローラの
動作を説明するためのフロー図である。
動作を説明するためのフロー図である。
【図7】図1,図3,図4におけるDMAコントローラ
の動作を説明するためのフロー図である。
の動作を説明するためのフロー図である。
【図8】図1,図3,図4におけるDMAコントローラ
の動作を説明するためのフロー図である。
の動作を説明するためのフロー図である。
1…プリンタ、2…パソコン、3…印刷データ、11…
CPU、12…デバイスコントローラ、13…DMAコ
ントローラ、14…メモリ、15…システムバス、16
…属性識別信号、17…DMAリクエスト、18…DM
Aアクノリッジ、31…パラレルデータ、32…Hos
tClk、33…PeriphAck、34…Host
Ack、35…その他のIEEE1284制御信号、4
1…IEEE1284コントローラ、42,62…シス
テムバスコントローラ、43,63…データバッファ、
51…アドレスバス、52…リード信号、53…ライト
信号、54…データバス、61…転送コントローラ、6
4…転送カウンタ、65…転送元アドレス管理部、66
…第1転送先アドレス管理部、67…第2転送先アドレ
ス管理部、68…転送先アドレスセレクタ、69…転送
カウンタ制御信号、70…転送カウント値、71…転送
元アドレス制御信号、72…転送先アドレス1制御信
号、73…転送先アドレス2制御信号、74…転送元ア
ドレス、75…転送先アドレス1、76…転送先アドレ
ス2、77…転送先アドレス選択信号、78…転送先ア
ドレス。
CPU、12…デバイスコントローラ、13…DMAコ
ントローラ、14…メモリ、15…システムバス、16
…属性識別信号、17…DMAリクエスト、18…DM
Aアクノリッジ、31…パラレルデータ、32…Hos
tClk、33…PeriphAck、34…Host
Ack、35…その他のIEEE1284制御信号、4
1…IEEE1284コントローラ、42,62…シス
テムバスコントローラ、43,63…データバッファ、
51…アドレスバス、52…リード信号、53…ライト
信号、54…データバス、61…転送コントローラ、6
4…転送カウンタ、65…転送元アドレス管理部、66
…第1転送先アドレス管理部、67…第2転送先アドレ
ス管理部、68…転送先アドレスセレクタ、69…転送
カウンタ制御信号、70…転送カウント値、71…転送
元アドレス制御信号、72…転送先アドレス1制御信
号、73…転送先アドレス2制御信号、74…転送元ア
ドレス、75…転送先アドレス1、76…転送先アドレ
ス2、77…転送先アドレス選択信号、78…転送先ア
ドレス。
Claims (3)
- 【請求項1】 プリンタ等のデバイスを制御するデバイ
スコントローラと、外部から送信されてきたデータを前
記デバイス内の記憶部へDMA転送を行うためのDMA
コントローラとを有するデータ転送制御装置において、
前記デバイスコントローラは、外部からデータが送信さ
れたときに前記DMAコントローラに対して、DMAリ
クエストを発生し、同時に、外部から送信されたデータ
の属性を識別する属性識別信号を発生し、前記DMAコ
ントローラは、前記デバイスコントローラから前記DM
Aリクエストを受信することによりDMA転送を開始
し、同時に、転送するデータの属性識別信号に応じてデ
ータ転送先の記憶部のアドレスを切り替えることが可能
であることを特徴とするデータ転送制御装置。 - 【請求項2】 前記DMAコントローラは、データを転
送した回数をカウントする転送数カウンタを有し、該転
送数カウンタが予め定められた値以上となったときに、
DMA転送を終了し、前記転送数カウンタは、特定の属
性のデータを転送したときにのみインクリメントするよ
うに設定されていることを特徴とする請求項1に記載の
データ転送制御装置。 - 【請求項3】 前記転送するデータは、コマンドの属性
をもつコマンドデータと、被処理の属性をもつ被処理デ
ータとで構成されており、前記特定の属性のデータは前
記被処理データであることを特徴とする請求項2に記載
のデータ転送制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000141720A JP2001325209A (ja) | 2000-05-15 | 2000-05-15 | データ転送制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000141720A JP2001325209A (ja) | 2000-05-15 | 2000-05-15 | データ転送制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001325209A true JP2001325209A (ja) | 2001-11-22 |
Family
ID=18648798
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000141720A Pending JP2001325209A (ja) | 2000-05-15 | 2000-05-15 | データ転送制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001325209A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014167670A1 (ja) * | 2013-04-10 | 2014-10-16 | 三菱電機株式会社 | データ転送装置及びデータ転送方法 |
-
2000
- 2000-05-15 JP JP2000141720A patent/JP2001325209A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014167670A1 (ja) * | 2013-04-10 | 2014-10-16 | 三菱電機株式会社 | データ転送装置及びデータ転送方法 |
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KR101749850B1 (ko) | 2013-04-10 | 2017-06-21 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 데이터 전송 장치 및 데이터 전송 방법 |
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