JP2001324670A - 自動的に焦点を検出する装置及びこの装置を備えたカメラ - Google Patents

自動的に焦点を検出する装置及びこの装置を備えたカメラ

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JP2001324670A
JP2001324670A JP2001066983A JP2001066983A JP2001324670A JP 2001324670 A JP2001324670 A JP 2001324670A JP 2001066983 A JP2001066983 A JP 2001066983A JP 2001066983 A JP2001066983 A JP 2001066983A JP 2001324670 A JP2001324670 A JP 2001324670A
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cycle
lens system
lens
peak positions
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Kazuya Kobayashi
一也 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蛍光灯等のフリッカの影響を取り除くことが
でき、且つ合焦動作を遅くすることなく、低照度下でも
正確な焦点検出を行うことができる。 【解決手段】 自動焦点検出装置においては、撮影レン
ズ系によって撮像素子上に光学像が結像され、この光学
像が撮像素子によって映像信号に変換される。この映像
信号は、撮影レンズ系のレンズ位置に応じて変化する高
周波成分を含み、この高周波成分に基づいて撮影レンズ
系の焦点位置が検出される。撮像素子上の結像状態を変
化させながら、フィールド周期VD毎に映像信号が読み
出され、映像信号分離回路10において、映像信号が光
源のフリッカ周期(1/100秒)とフィールド周期VD(1
/60秒)の最小公倍数である3VD周期でサンプリング
された3つの映像信号に分離される。各映像信号に含ま
れる高周波成分のピーク位置がピーク位置検出回路20
で検出され、補間演算回路30において、各ピーク位置
に基づいて補間演算によってコントラスト値のカーブが
決定されて合焦位置が検出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像素子からの撮
像信号に基づいて自動的に焦点を検出することができる
自動焦点検出装置に係り、特に、蛍光灯のように点滅す
る照明器具からのフリッカの影響を受けることなしに撮
像素子の撮像信号に基づいて自動的に焦点を検出するこ
とができる自動焦点検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、CCD等の撮像素子で画像を撮影
する撮像装置において、撮像素子からの映像信号に基づ
いて撮影レンズ系のレンズの焦点を調節する「山登り方
式」と称される自動合焦方式が知られている(NHK技
術研究報告:昭和40年、第17巻、第1号、通算86
号、第21頁〜第37頁)。この方式では、図1に示す
ように、合焦用レンズが駆動されて、その位置が変化さ
れ、各レンズ位置に対する映像信号が検出され、レンズ
位置に対する合焦の度合いを示す被写体画像の高周波成
分量、即ち、コントラスト値が得られる。そして、この
高周波成分量がピークとなる位置、即ち、最大コントラ
スト位置に合焦用レンズが駆動されることにより、レン
ズが合焦位置に合わされることとなる。
【0003】しかしながら、この種の方式にあっては、
次のような問題がある。NTSC方式(フィールド周波
数60Hz)でサンプリングするビデオカメラ等の撮影
装置では、商用周波数が50Hzの蛍光灯では、100
Hzで明滅され、この蛍光灯からの光線で被写体が撮影
されると、映像信号には、20Hzのフリッカ成分が高
周波成分量に重畳される。このフリッカ成分が重畳され
た高周波成分量のグラフが図2に示されている。この図
2においては、フィールド周期の3倍の周期(3VD)
でフリッカが発生していることになる。これでは、正確
なコントラスト値の最大値を求めることができず、フリ
ッカの影響で偽合焦することがある。
【0004】このフリッカの影響をキャンセルするため
の方式として、 3VD周期でコントラスト値がサンプリングされれ
ば、フリッカがキャンセルされて適切に撮影レンズを合
焦させる動作を行うことができる。より具体的には、3
VD周期で映像信号が読み出され、繰り返し読み出され
る映像信号の高周波成分が検出され、その高周波成分が
ピーク位置を示す位置に撮影レンズが駆動される。
【0005】 シャッタ速度が蛍光灯等のフリッカ周
期と同一又はその整数倍に設定されて映像信号が読み出
される。そして、繰り返し読み出される映像信号の高周
波成分が検出され、その高周波成分がピークを示す位置
に撮影レンズが駆動される。例えば、シャッタ速度を1
/100秒(100Hz)として撮影レンズを合焦動作
させれば、フリッカの影響を受けずに合焦動作を行うこ
とができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記及び
の方式を採用すると、次のような問題がある。即ち、
の方式では、コントラスト値が3VD周期毎にしかサ
ンプリングされないことから、毎VDサンプリングされ
る合焦装置より、約3倍程度合焦動作が遅くなる。ま
た、の方式では、シャッタ速度が固定されてしまうた
め、特定の撮影環境下、例えば、低照度下での合焦動作
する場合、十分なコントラスト値が得られず、最悪の場
合は合焦不能となる問題がある。
【0007】この発明は、上述したような事情に鑑みな
されたものであって、その目的は、蛍光灯等の照明装置
からのフリッカの影響を受けることなく、且つ合焦動作
を遅くすることなく、低照度下でも正確な撮影レンズ系
の焦点位置を検出することができる自動焦点検出装置を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、撮影
レンズ系によって撮像素子上に結像された光学像の映像
信号が得られ、この映像信号の高周波成分に基づいて前
記撮影レンズ系の焦点位置を検出する自動焦点検出装置
において、前記撮像素子上の結像状態を変化させなが
ら、所定時間間隔で映像信号を読み出すための撮像手段
と、前記映像信号を、光源のフリッカ周期の整数倍で且
つ映像信号の読み出し周期の整数倍に等しい時間間隔で
読み出された複数成分に分離し、該分離されたそれぞれ
映像信号成分に含まれる高周波成分のピーク位置を検出
する検出手段と、前記検出手段によって求められた複数
のピーク位置に基づいて補間演算して合焦位置を検出す
るための演算手段と、を備えた自動焦点検出装置が提供
される。
【0009】ここで、この発明の自動焦点検出装置の望
ましい実施態様としては、次のものが挙げられる。
【0010】(1) 演算手段は、複数のピーク位置の算術
平均値を求めるものであること。
【0011】(2) 演算手段は、複数のピーク位置の加重
平均補間演算を行うものであること。
【0012】(3) 加重平均補間演算において、ピーク位
置に乗じる係数は2n(nは整数)であること。
【0013】(4) 検出手段は、フリッカ周期が1/10
0秒で、読み出し周期が1/60秒の場合、これらの最
小公倍数である1/20秒の周期(3VD周期)で読み
出された3つの成分に映像信号を分けるものであるこ
と。
【0014】(5) 検出手段で、映像信号を3VD周期で
読み出された3つの成分に分離する場合、演算手段は、
検出手段によって求められた3つのピーク位置の内で中
間位置の重み付けを最も大きくして加重平均補間演算す
ること。
【0015】本発明によれば、映像信号を、光源のフリ
ッカ周期の整数倍で且つ映像信号の読み出し周期の整数
倍に等しい時間間隔で読み出された複数の成分に分離す
ることにより、フリッカの影響を取り除くことができ
る。そしてこの場合、単に3VD周期でコントラスト情
報を得るのではなく、コントラスト情報は毎フィールド
毎に取っているので、合焦動作が遅くなる等の不都合は
ない。さらに、シャッタ速度を1/100秒等に固定す
るものではなく、シャッタ速度は映像信号の読み出し周
期の範囲で任意に可変できるため、低照度下においても
正確な焦点検出が可能である。また、複数成分のピーク
位置に基づいて補間演算を行うことによって、より正確
な焦点検出が可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の自動焦点調節装置に係る実施例を説明する。
【0017】図3は、本発明の実施形態に係わる自動焦
点調節装置の主要ブロック構成を示している。
【0018】図3に示される撮影装置、例えば、ディジ
タル・カメラは、撮影レンズ系1及びこの撮影レンズ系
1のレンズを駆動するレンズ駆動モータ8を備えてい
る。撮影レンズ系1は、このレンズ駆動モータ8により
駆動されて撮影レンズ系1のレンズ位置が変化されて合
焦に位置された時点で被写体が撮影される。撮影レンズ
系1を介して被写体からの光線が取り込まれ、被写体像
が撮像素子2、例えば、CCDに結像される。この被写
体像は、撮像装置1によって電気信号に変換され、撮像
処理回路3に入力される。撮像処理回路3においては、
撮像信号が増幅され、また、サンプルホールドされる。
また、撮像処理回路3においては、撮像信号は、A/D
変換され、輝度/色の変換処理がなされてディジタル撮
像信号として出力される。図3に示される撮影装置は、
映像信号処理に必要な基準信号(水平,垂直同期信号等
の各種パルス)を発生させるSG回路、即ちパルス発生
回路4及び図示しない映像記録再生系に映像信号を出力
する出力端子部5を備えている。撮像処理回路3から出
力された撮像信号は、BPF回路(バンドパスフィル
タ)6に出力され、このBPF回路(バンドパスフィル
タ)6において、合焦の程度を評価するための高周波成
分が撮像信号の輝度信号から抽出される。撮影装置は、
更にCPU,ROM,RAM,タイマなどで構成される
演算処理回路7及びレンズ駆動モータ8のためのモータ
ドライブ回路9を備えている。
【0019】この撮影装置においては、まず、被写体光
線が撮影レンズ系1を介して取り込まれ、撮像素子2の
受光面上に被写体像として結像される。撮像素子2の出
力信号は、撮像処理回路3において撮像信号増幅、サン
プルホールド、A/D変換、輝度/色変換処理等が行わ
れて、出力端子部5に出力されると共にBPF回路6を
介して演算処理回路7に出力される。そして、出力端子
部5から記録再生系の回路(図示せず)へと出力され
る。また、BPF回路6において、輝度(Y)信号より
高周波成分の量(以下、コントラスト値)が抽出され
る。
【0020】演算処理回路7においては、撮像処理回路
3から出力された輝度(Y)信号が積分されて測光(A
E)処理が実行され、色(C)信号によりホワイトバラ
ンス(WB)の処理が実行される。また、BPF回路5
において、コントラスト値が積分されて自動合焦(A
F)処理が実行される。このとき、垂直同期信号(V
D)、水平同期信号(HD)を利用してコントラスト値
の積分エリアが複数設定され、また、その積分エリアを
可変することが可能である。同様に、AE/WBのエリ
アを複数設定、可変することも可能となる。垂直同期信
号(VD)及び水平同期信号(HD)は、割込端子に接
続され、自動合焦(AF)、測光(AE)、ホワイトバ
ランス(WB)等の処理に利用される。
【0021】また、演算処理回路は、合焦判別及び合焦
用レンズ位置を管理し、更に合焦位置検出処理に加え
て、AF動作時にモータドライブ回路9を介してレンズ
駆動モータ8を駆動し、撮影レンズ系1のレンズを所定
の位置に移動せしめる制御機能、測光(AE)による撮
像素子2の蓄積積分時間を可変(以下、素子シャッタ)
する機能を有している。そして、これらの各機能を働か
せることにより、焦点検出、更には合焦動作が行われ
る。合焦位置であるピーク位置(頂点)予測は、ラグラ
ンジュ補間,スプライン補間,2次近似補間等で行えば
よい。
【0022】ここで、演算処理回路7による焦点を検出
する動作は、図4に示すような回路機能又はソフトウェ
アによって実現される。映像信号、即ち、Y映像成分
は、フィールド周期VD(1/60秒)で読み出される
が、これを映像信号分離部10により3VD(1/20
秒)間隔で読み出された3つの成分に分離される。即
ち、撮像素子2で得られる映像信号が光源のフリッカ周
期(1/100秒)と映像信号の読み出し周期(1/6
0秒)の最小公倍数に相当する周期(1/20秒)でサ
ンプリングされて3つの成分に分離される。分離された
3つの映像信号成分は、対応するピーク位置を検出する
ブロック20の各部21,22,23に入力される。各
々のピーク位置検出部では、レンズ位置に対する被写体
の高周波成分のピーク位置が検出される。
【0023】3つのピーク位置検出部21,22,23
から得られる、レンズ位置に対する高周波成分は、図5
に示すようになる。ここで、記号○,△、□がそれぞれ
の検出部21,22,23からの出力に対応している。
記号○同士、△同士、□同士を繋ぐと、前記図2とは異
なりフリッカの影響を除いた3つの特性曲線I、II、II
Iが得られる。
【0024】次に、補間演算部30により、3つのピー
ク位置検出部21,22,23によって求められた複数
のピーク位置に基づいて補間演算を行い、以下に述べる
ようにして合焦位置が求められる。
【0025】図6には、フリッカ環境での各レンズ位置
でのコントラスト値が示されている。この図6に示され
るように、フリッカの影響では、コントラストカーブは
凹凸を示している。この状態で、3グループ(1G(L7,
L10,L13),2G(L5,L8,L11),3G(L6,L9,L12))に分け
て、予測した合焦点がそれぞれ、L8.4,L8.5,L8.9
になったとする。その後、例えば重み付けを均等にして
合焦点が求められる。
【0026】 (L8.4+L8.5+L8.9)/3=L8.6 …(1) 或いは、3予測点の中間位置の重み付けを大きくして合
焦点を求めること等が考えられる。
【0027】 (L8.4×1+L8.5×2+L8.9×1)/4=L8.56 …(2) その他に、3予測点の位置によって重みを付ける。これ
は、3予測点の中間位置の重み付けを1番大きくし、そ
の中間に近い方を2番目に大きくする。上記例では、 (L8.4×2+L8.5×4+L8.9×1)/7=L8.53 …(3) となる。
【0028】また、重み付けは必ずしも2のn乗に限る
ものではなく、(2) (3) 式を (L8.4×1+L8.5×3+L8.9×1)/5=L8.56 (2)’ (L8.4×2+L8.5×3+L8.9×1)/6=L8.53 (3)’ としてもよい。
【0029】このように本実施形態によれば、映像信号
をフィールド周期(1/60秒)の3倍である(1/2
0秒)の時間間隔で読み出された3つの成分に分離し、
該分離されたそれぞれの成分の映像信号に含まれる高周
波成分のピーク位置を基に補間演算によってコントラス
ト値が求められ、撮影レンズ系1の焦点を検出すること
ができる。そして、この場合、1/20秒という周期
は、蛍光灯のフリッカ周期(1/100秒)とフィール
ド周期(1/60秒)の最小公倍数であるため、蛍光灯
によるフリッカの影響を取り除くことができる。
【0030】しかも、コントラスト情報は、毎フィール
ド毎に取っているので、合焦動作が遅くなる等の不都合
を避けることができる。また、シャッタ速度を1/10
0秒等に固定するものではなく、シャッタ速度は映像信
号の読み出し周期の範囲で任意に可変できるため、低照
度下においても正確な焦点検出が可能である。さらに、
複数成分のピーク位置に基づいて補間演算を行うことに
よって、より正確な焦点検出が可能となる。
【0031】演算処理回路7における焦点を検出する動
作を図7及び8を参照してより詳細に説明する。
【0032】合焦点を検出する動作がステップS101
で開始されると、撮影レンズの位置でのコントラスト値
の測定が開始される。ここで、ステップS101におい
て、撮影レンズ系1のレンズは、無限遠の位置よりも光
学的に遠い位置に位置されるように駆動されても良く、
或いは、撮影レンズが現在位置されているその位置を維
持するままでも良い。焦点検出が開始されると、ステッ
プ102で示すように垂直同期信号VDが撮像処理回路
3に入力されたかが確認される。垂直同期信号VDが撮
像処理回路3に入力されていない場合には、その垂直同
期信号VDの入力を待つこととなる。垂直同期信号VD
が撮像処理回路3に入力されると、Y映像信号成分がB
PF6に入力され、そのコントラスト成分がBPF6か
ら演算処理会と7に出力される。このコントラスト成分
は、演算処理回路7において積分され、ステップS10
3に示すように第1グループのコントラスト値C0とし
て演算処理回路7内のメモリ(図示せず)に撮影レンズ
の位置に対応するアドレスで格納される。撮影レンズ系
1のレンズは、ステップS104に示すように時計方向
にレンズ駆動モータ8が回転されて微少距離前進され
る。ステップS102で垂直同期信号VDが発生されて
から、ステップ105に示すように1/60秒の経過を
待ち、この1/60秒の経過の時点で次の垂直同期信号
VDが発生されると、同様にY映像信号成分がBPF6
に入力され、そのコントラスト成分がBPF6から演算
処理会と7に出力される。そして、このコントラスト成
分は、演算処理回路7において積分され、ステップS1
06に示すように第2グループのコントラスト値C1と
して演算処理回路7内のメモリ(図示せず)に撮影レン
ズ系1のレンズ位置に対応するアドレスで格納される。
同様に、撮影レンズ系1のレンズは、ステップS107
に示すように時計方向にレンズ駆動モータ8が回転され
て微少距離前進される。更に、ステップS106で垂直
同期信号VDが発生されてから、ステップ108に示す
ように1/60秒の経過を待ち、この1/60秒の経過
の時点で次の垂直同期信号VDが発生されると、同様に
Y映像信号成分がBPF6に入力され、そのコントラス
ト成分がBPF6から演算処理会と7に出力される。そ
して、このコントラスト成分は、演算処理回路7におい
て積分され、ステップS109に示すように第3グルー
プのコントラスト値C2として演算処理回路7内のメモ
リ(図示せず)に撮影レンズ系1のレンズ位置に対応す
るアドレスで格納される。
【0033】ステップS110で変数nが3に設定さ
れ、フラグPi, Pj, Pkが”0”に初期化され、ステップ
S111に示すように対物レンズ系1のレンズが至近方
向(CW方向)に向かって駆動される。ステップ130
で垂直同期信号VDが発生されるのを待ち、ステップS
131に示すようにこの垂直同期信号VDに同期して既
に説明したと同様に第1から第3グループのいずれかの
コントラスト値Cnとして演算処理回路7内のメモリ
(図示せず)に撮影レンズ系1のレンズ位置に対応する
アドレスで格納される。
【0034】次に、ステップS112において、コント
ラスト値Cnが第1から第3グループのいずれに属する
かが判断される。即ち、コントラスト値Cnの変数nが
3で割られ、その余りが求められる。コントラスト値C
nが第4番目のコントラスト値C3(n=3)であれ
ば、その余りは、ゼロであり、この第4番目のコントラ
スト値C3は、第1のグループに属することとなる。従
って、第4番目のコントラスト値C3(n=3)は、ス
テップS113において、第1番目のコントラスト値C
0(n−3=0)とその大小が比較される。第1番目の
コントラスト値C0よりも第4番目のコントラスト値C
3が大きければ、コントラスト値は、未だにピークに至
っていないとしてステップS119で次の第1のグルー
プに属するコントラスト値C6を求めるために変数nが
インクリメントされてステップS111に戻される。ま
た、コントラスト値Cnが第5番目のコントラスト値C
4(n=4)であれば、ステップS112において、そ
の余りは、1であり、この第5番目のコントラスト値C
4は、第2のグループに属することとなる。従って、第
5番目のコントラスト値C4(n=4)は、ステップS
114において、第2番目のコントラスト値C1(n−
3=1)とその大小が比較される。第2番目のコントラ
スト値C1よりも第5番目のコントラスト値C4が大き
ければ、コントラスト値は、未だにピークに至っていな
いとしてステップS119で次の第2のグループに属す
るコントラスト値C7を求めるために変数nがインクリ
メントされてステップS111に戻される。更に、コン
トラスト値Cnが第6番目のコントラスト値C5(n=
5)であれば、ステップS112において、その余り
は、2であり、この第6番目のコントラスト値C5は、
第3のグループに属することとなる。従って、第6番目
のコントラスト値C5(n=5)は、ステップS115
において、第3番目のコントラスト値C2(n−3=
2)とその大小が比較される。第3番目のコントラスト
値C2よりも第6番目のコントラスト値C5が大きけれ
ば、コントラスト値は、未だにピークに至っていないと
してステップS119で次の第3のグループに属するコ
ントラスト値C8を求めるために変数nがインクリメン
トされてステップS111に戻される。
【0035】ステップS113において、第4番目のコ
ントラスト値C3(n=3)が第1番目のコントラスト
値C0(n−3=0)よりも小さければ、コントラスト
値は、既にピークを通過したとして、ステップS116
において、フラグPiは、”1”に設定され、同様に、ス
テップS114において、第5番目のコントラスト値C
4(n=4)が第2番目のコントラスト値C1(n−3
=1)よりも小さければ、コントラスト値は、既にピー
クを通過したとして、ステップS117において、フラ
グPjは、”1”に設定され、また、ステップS115に
おいて、第6番目のコントラスト値C5(n=5)が第
3番目のコントラスト値C2(n−3=2)よりも小さ
ければ、コントラスト値は、既にピークを通過したとし
て、ステップS118において、フラグPkは、”1”に
設定される。
【0036】ステップS120にフラグPi, Pj, Pkの全
てが”1”である場合には、ステップS121に進み、
フラグPi, Pj, Pkの1つが”0”である場合には、ステ
ップS119において変数nがインクリメントされてス
テップS111に戻されてステップS111からステッ
プ118が繰り返される。ステップS121において、
第1、第2及び第3グループ毎にコントラスト値のピー
クが算出される。
【0037】この第1、第2及び第3グループのコント
ラスト値から求められた3つのピークからステップS1
23に示すように撮影レンズ系1のレンズの合焦位置が
算出される。この合焦位置は、既に述べたような重み付
けを与えた補間計算で算出される。合焦位置が定まる
と、演算処理回路7からモータドライブ回路9に撮影レ
ンズ系1のレンズを合焦位置に位置させる為の移動方向
及び移動量の指示が与えられ、この移動指示に従ってモ
ータドライブ回路9がレンズ駆動モータを駆動して、ス
テップS123に示すように撮影レンズ系1のレンズを
合焦位置に移動させる。撮影レンズ系1のレンズが合焦
位置に移動されると、ステップS124に示すように一
連の合焦動作が終了される。
【0038】尚、図7及び図8を参照して説明した実施
例では、サンプリング数n=3(1/60秒×3=1/
20秒)の場合について説明したが、サンプリング数n
=6(1/60秒×6=1/10秒)等にも容易に適用
することができることは明らかである。
【0039】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れるものではない。本発明は、ビデオカメラ等の動画を
撮影するものやディジタル・カメラ等の静止画を撮影す
るものに限らず、撮像素子で得られる映像信号を基に焦
点検出を行うものに適用できる。
【0040】その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で、種々変形して実施することができる。
【0041】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、映
像信号を、光源のフリッカ周期の整数倍で且つ映像信号
の読み出し周期の整数倍に等しい時間間隔で読み出され
た複数成分に分離し、該分離されたそれぞれの成分の映
像信号の高周波成分のピーク位置を検出し、演算手段に
より、検出手段によって求められた複数のピーク位置に
基づいて補間演算を行い合焦位置を検出することによ
り、蛍光灯等のフリッカの影響を取り除くことができ、
且つ合焦動作を遅くすることなく、低照度下でも正確な
焦点検出を行うことができる自動焦点検出装置を実現す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】山登り方式と称せられる焦点検出方式に係る撮
影レンズ系を介して獲得された高周波成分量、即ち、コ
ントラスト値とその撮影レンズ系のレンズ位置との関係
を示すグラフである。
【図2】蛍光灯等の照明器具から照射されるフリッカを
照明下で影響を受ける撮影レンズ系を介して獲得された
コントラスト値とその撮影レンズ系のレンズ位置との関
係を示すグラフである。
【図3】この発明の第1の実施形態に係わる自動的に撮
影レンズ系の焦点を調整する自動焦点調節装置を示すブ
ロック図である。
【図4】演算処理回路による焦点検出動作の機能を説明
するための機能ブロック図である。
【図5】フィールド周期(VD周期)の3倍の周期でフ
リッカが発生している様子を示すグラフである。
【図6】フリッカを有する照明下でのコントラスト値と
その撮影レンズ系のレンズ位置との関係を示すグラフで
ある。
【図7】図3に示される自動焦点調節装置で焦点検出の
為に実行される動作のフローチャートを示している
【図8】図3に示される自動焦点調節装置で焦点検出の
為に実行される動作のフローチャートを示している
【符号の説明】
1…撮影レンズ系 2…撮像素子 3…撮像処理回路 4…パルス発生回路(SG) 5…出力端子部 6…バンドパスフィルタ(BPF) 7…演算処理回路 8…レンズ駆動モータ 9…モータドライブ回路 10…映像信号分離部 20(21,22,23)…ピーク位置検出部 30…補間演算部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮影レンズ系を介して光学像が撮像素子上
    に結像され、この撮像素子から出力される映像信号に含
    まれる高周波成分に基づいてあるフリッカ周期で点滅さ
    れる光源下においても前記撮影レンズ系の焦点位置を検
    出することができる自動焦点検出装置において、 前記撮像素子上の結像状態を変化させながら、所定時間
    間隔で出力される映像信号を、前記フリッカ周期の整数
    倍で、且つ、映像信号の読み出し周期の整数倍に等しい
    時間間隔でサンプリングして複数の映像信号成分に分離
    し、該分離されたそれぞれの映像信号成分に含まれる高
    周波成分のピーク位置を検出する検出手段と、 前記検出手段によって求められた複数のピーク位置に基
    づいて補間演算して撮影レンズ系の合焦位置を演算する
    ための演算手段と、 を具備することを特徴とする自動焦点検出装置。
  2. 【請求項2】前記演算手段は、前記複数のピーク位置の
    算術平均値を求めることを特徴とする請求項1記載の自
    動焦点検出装置。
  3. 【請求項3】前記演算手段は、前記複数のピーク位置の
    加重平均補間演算することを特徴とする請求項1記載の
    自動焦点検出装置。
  4. 【請求項4】前記加重平均補間演算において、前記ピー
    ク位置に乗じる係数は2n(nは整数)であることを特
    徴とする請求項3記載の自動焦点検出装置。
  5. 【請求項5】前記検出手段は、読み出し周期の3倍の周
    期で読み出された前記映像信号を3つの成分に分離し、
    前記演算手段は、前記検出手段によって求められた3つ
    のピーク位置の内で中間位置の重み付けを最も大きくす
    る加重平均補間演算することを特徴とする請求項1記載
    の自動焦点検出装置。
  6. 【請求項6】あるフリッカ周期で点滅される光源下にお
    いても被写体に焦点を合わせてこの被写体を電子的画像
    として撮影することができる電子カメラにおいて、 焦点調整の為に移動可能なレンズを含む撮影レンズ系
    と、 この撮影レンズ系のレンズを駆動するレンズ駆動手段
    と、 この撮影レンズ系を介して伝達される被写体の光学像が
    結像され、その光学像を映像信号に変換する撮像素子
    と、 撮影レンズ系のレンズを駆動しながら、撮像素子から所
    定周期で出力される映像信号を前記フリッカ周期の整数
    倍で、且つ、映像信号の所定周期の整数倍に等しい時間
    間隔で、映像信号に含まれる高周波信号成分をサンプリ
    ングして複数グループに分離し、グループ毎に信号成分
    に含まれる高周波成分のピーク位置を検出する検出手段
    と、 前記検出手段によって求められた複数のピーク位置に基
    づいて補間演算して撮影レンズ系の合焦位置を演算する
    ための演算手段と、 演算された合焦位置に前記撮影レンズ系のレンズが位置
    されるようにレンズ駆動手段を制御する制御手段と、 を具備することを特徴とする自動焦点検出装置。
  7. 【請求項7】前記演算手段は、前記複数のピーク位置の
    算術平均値を求めることを特徴とする請求項6記載のカ
    メラ。
  8. 【請求項8】前記演算手段は、前記複数のピーク位置の
    加重平均補間演算することを特徴とする請求項請求項6
    記載のカメラ。
  9. 【請求項9】前記加重平均補間演算において、前記ピー
    ク位置に乗じる係数は2n(nは整数)であることを特
    徴とする請求項6記載のカメラ。
  10. 【請求項10】前記検出手段は、読み出し周期の3倍の
    周期で読み出された前記映像信号を3つの成分に分離
    し、前記演算手段は、前記検出手段によって求められた
    3つのピーク位置の内で中間位置の重み付けを最も大き
    くする加重平均補間演算することを特徴とする項請求項
    6記載のカメラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009130531A (ja) * 2007-11-21 2009-06-11 Canon Inc 撮像装置およびその制御方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009130531A (ja) * 2007-11-21 2009-06-11 Canon Inc 撮像装置およびその制御方法

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