JP2001324377A - 組合せ計量装置 - Google Patents

組合せ計量装置

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JP2001324377A
JP2001324377A JP2000141891A JP2000141891A JP2001324377A JP 2001324377 A JP2001324377 A JP 2001324377A JP 2000141891 A JP2000141891 A JP 2000141891A JP 2000141891 A JP2000141891 A JP 2000141891A JP 2001324377 A JP2001324377 A JP 2001324377A
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Yoshimitsu Takada
良光 高田
Hiroyuki Sato
浩幸 佐藤
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Anritsu Corp
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Anritsu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分散供給部における被計量物の供給を装置の
組合せ能力及び計量能力に適合した設定を容易に行える
こと。 【解決手段】 分散供給部2は、分散部3が投入された
被計量物を周囲に分散させ、搬送部4はストックホッパ
7に搬送する。ストックホッパ7は被計量物Wを計量ホ
ッパ8に排出し、計量ホッパ8は被計量物を計量する。
装置は、複数の計量ホッパ8の計量値を組合せ目標質量
を満足する計量ホッパ8を選択し収容されている被計量
物Wを集合シュート10を介して排出する。制御手段2
0は、単位時間当たりにおける計量ホッパ8の計量能力
と、組合せ能力と、装置固有の計量ホッパの選択確率に
基づき、分散供給部2の供給能力を求め設定し、分散供
給部2の動作を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、投入された被計量
物を計量する組合せ計量装置に係り、特に、投入された
被計量物を分散供給する能力を、装置が有する組合せ能
力及び計量能力に適合させた設定を容易に行える組合せ
計量装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に食品生産ラインの包装工程では、
被計量物を計量する組合せ計量装置が用いられる。被計
量物として塊の単位が細かな食品の袋詰め時には、被計
量物を所定質量ずつ計量する組合せ計量装置が用いられ
る。以下、図9の側面図に示す組合せ計量装置の例で説
明する。この組合せ計量装置は、被計量物が供給され放
射状に分散させる分散供給部51と、周状に配置された
複数のストックホッパ52と、ストックホッパ52下部
に設けられる複数の計量ホッパ53と、計量ホッパ53
の下部に設けられた漏斗形の集合シュート54を有して
いる。
【0003】被計量物は分散供給部51に投入される
と、中央の分散部51aで放射状に分散され、搬送部5
1bの振動によりストックホッパ52部分まで搬送され
た後、ストックホッパ52を介して概ね同量ずつ各計量
ホッパ53に落とし込まれ、それぞれ質量が計測され
る。複数の計量ホッパ53での計量値には通常ある程度
のばらつきがあるため、複数の計量ホッパ53で得られ
た複数の計量値を適宜に組合せて所望の質量値(目標質
量)を満たす計量ホッパ53を選択的に作動させて被計
量物を集合シュート54に落下させる。集合シュート5
4の最低部には排出ホッパ(不図示)が設けられ、複数
の計量ホッパ53から落下した被計量物はここに集合し
たタイミングで包装装置に落下され、被計量物を上記目
標質量の単位で袋詰できる。
【0004】装置は、被計量物を計量する計量能力と、
目標質量単位で排出する組合せ能力を有している。これ
ら計量能力と組合せ能力は、被計量物の種類別に異なる
が、種類別の一定値が設定される。一方、組合せ計量装
置は、計量ホッパ53の数に基づきこの計量ホッパ53
の選択確率として所定の値を有する。例えば計量ホッパ
53の全体数が10であり、組合せ数が3であるとき、
ある1つの計量ホッパ53が選択され収容している被計
量物を排出する確率は3/10という値となる。即ち、
組合せ計量装置は一定間隔(例えば1秒)毎に目標質量
を満足する3つの計量ホッパ53を選択するが、この際
ある1つの計量ホッパ53は、おおよそ3.3回に1回
の割合で選択され、排出扉を開放して被計量物を排出す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記計量ホッパ53で
計量される被計量物は、上段のストックホッパ52から
供給され、このストックホッパ52に対する被計量物の
供給は分散供給部51から供給される。したがって、分
散供給部51における被計量物の供給能力が適切でない
と各計量ホッパ53に収容される被計量物の質量が適切
とならず、所定の組合せ能力、及び計量能力を得ること
ができない。従来は、実際に被計量物を計量動作しなが
ら、分散供給部51での供給能力が適切となるよう手作
業で調整していたため非常に手間がかかった。上記分散
供給部51の供給能力が適切に設定されないと、計量ホ
ッパ53に対する供給不足あるいは供給過多が生じ計量
精度の低下を招く。
【0006】また、組合せ計量装置は、計量ホッパ53
から被計量物が排出されると、上部のストックホッパ5
2から被計量物を供給し、ストックホッパ52から被計
量物が排出されると上部に設けられた分散供給部51の
搬送部51bは所定の供給能力で被計量物を搬送する構
成となっている。ここで、搬送部51bの供給能力を適
切に設定しないと、上記選択確率にてある計量ホッパ5
3が選択された際に、この選択された計量ホッパ53に
被計量物が未だ収容されていない状態が生じることがあ
る(供給能力が不足のとき)。この場合、計量ホッパ5
3に被計量物が収容されるまでこの計量ホッパ53から
被計量物を排出できないため、装置全体の効率を低下さ
せる。同時に組合せ選択数が減少し、計量精度が低下す
る。なお、搬送部51bを装置可動中連続的に動作させ
ると、各計量ホッパ53に対する被計量物の供給が過多
になりやすく、同様に計量精度と効率の低下を招く。
【0007】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、分散供給部における被計量物の供給を
装置の組合せ能力及び計量能力に適合した設定を容易に
行える組合せ計量装置の提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の組合せ計量装置は、請求項1記載のよう
に、投入された被計量物を分散供給部によって複数の計
量ホッパに振り分けて各計量ホッパ計量値を組合せて所
定重量の被計量物を得る組合せ計量装置において、単位
時間当たりにおける前記計量ホッパの計量能力と、組合
せ能力と、装置固有の計量ホッパの選択確率に基づき、
前記分散供給部の供給能力を求めて該分散供給部の動作
を制御する制御手段を備えたことを特徴とする。
【0009】また、請求項2記載のように、前記制御手
段は、単位時間当たりにおける前記計量ホッパの計量能
力と、組合せ能力と、装置固有の計量ホッパの選択確率
に基づき、下記式 (組合せ能力/計量能力)×(計量能力/供給能力)=
計量ホッパの選択確率 を演算して分散供給部の供給能力を求める構成としても
良い。
【0010】また、請求項2記載の発明は、投入された
被計量物を周囲に分散させて被計量物を搬送する分散供
給部と、前記各搬送部の直下にそれぞれ設けられ搬送さ
れた被計量物を収容するストックホッパと、前記ストッ
クホッパの直下に設けられ被計量物を計量する計量ホッ
パと、前記計量ホッパの下方に設けられ計量後の被計量
物を集合して排出する集合シュートと、前記各計量ホッ
パの計量値に基づき所望する目標質量を満足する計量ホ
ッパを選択し排出制御するものであり、単位時間当たり
における前記計量ホッパの計量能力と、組合せ能力と、
装置固有の計量ホッパの選択確率に基づき、前記分散供
給部の供給能力を求めて該分散供給部の動作を制御する
制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0011】また、請求項3記載のように、前記分散供
給部に被計量物を投入する投入手段を備え、前記制御手
段は、前記得られた供給能力に応じて前記投入手段にお
ける被計量物の投入量を設定する構成としても良い、
【0012】また、請求項4記載のように、前記分散供
給部は、投入された被計量物を周囲に分散させる分散部
と、分散された被計量物を搬送する搬送部とを有し、前
記制御手段は、前記得られた供給能力に応じて前記搬送
部における被計量物の搬送量を設定する構成としても良
い。
【0013】また、請求項5記載のように、前記分散供
給部は、投入された被計量物を周囲に分散させる分散部
と、分散された被計量物を搬送する搬送部とを有し、前
記分散供給部の上部位置に上下動自在な中空円筒状の層
厚可変リングを設け、前記制御手段は、前記得られた供
給能力に応じて前記層厚可変リングを上下動させること
により、前記搬送部上における被計量物の層厚を設定す
る構成とすることも出来る。
【0014】上記構成によれば、制御手段は、単位時間
当たりにおける前記計量ホッパの計量能力と、組合せ能
力と、装置固有の計量ホッパの選択確率に基づき、前記
分散供給部の供給能力を求めて該分散供給部の動作を制
御する。例えば、供給能力に応じて投入手段における被
計量物の投入量を設定したり、搬送部における被計量物
の搬送量を設定したり、層厚可変リングを上下動させる
ことにより、前記搬送部上における被計量物の層厚を設
定する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、組合せ計量装置として組合
せ計量装置の例を用いて説明する。図1は組合せ計量装
置を示す平面図、図2は同側面図である。組合せ計量装
置1の上部中央で且つ被計量物Wの投入箇所直下位置に
は分散供給部2が設けられる。分散供給部2の上部位置
にはバケットコンベアなどの投入手段13が設けられて
いる。この投入手段13は、後述する組合せ計量装置1
の制御手段20の制御信号に基づき投入動作が制御さ
れ、分散供給部2に被計量物Wを投入、供給する。図示
の例では複数のバケット13aに収容された被計量物W
をこのバケット13a単位で分散供給部2上に投入す
る。
【0016】分散供給部2は、分散部3と、搬送部4で
概略構成されている。分散部3は、中央が上に向けて突
出した平たい円錐状に形成された分散テーブル3aとこ
の分散テーブル3aを回転させる駆動手段とを備えてい
る。
【0017】投入手段13が分散部3の上に被計量物W
を供給することにより、分散部3上は多数の被計量物W
が所定の安息角を有して常時積み重なった状態となり、
分散テーブル3aの回転によって被計量物Wは周囲に均
等にこぼれ落ちて供給される。この分散テーブル3aに
積載される被計量物Wの重量はロードセル等の計量セン
サによって検出される。なお、計量センサから出力され
る計量値のうち分散テーブル3a及び駆動手段の重量分
は電気的に相殺され被計量物Wのみの計量値が出力され
るようになっている。
【0018】分散テーブル3aの周囲には、複数基の搬
送部4が放射状の配置で設けられている。各搬送部4
は、断面略V字形の直線的な搬送路であるトラフ5と、
トラフ5を搬送方向に往復して直動させる駆動手段6と
を備えている。各搬送部4のトラフ5は、分散供給部2
を中心として周方向について等角度間隔で放射状に配置
されている。従って、各搬送部4のトラフ5に供給され
た被計量物Wは、駆動手段6によるトラフ5の動きによ
って配置の外側に向けて搬送されていく。
【0019】各トラフ5の外側の外端部は開放された状
態にあり、ここから被計量物Wが落下する。各トラフ5
の外端部の下方には、ストックホッパ7がそれぞれ配置
されている。即ち、トラフ5と同数の複数のストックホ
ッパ7が、周状に等間隔で配置されている。各ストック
ホッパ7は上面が開口した箱体であり、下面には開閉可
能な排出扉が取り付けられている。
【0020】各ストックホッパ7の下方には、それぞれ
計量ホッパ8が配置されている。即ち、ストックホッパ
7と同数の複数の計量ホッパ8が、周状に等間隔で配置
されている。計量ホッパ8は上面が開口した箱体であ
り、下面には開閉可能な排出扉が取り付けられている。
この計量ホッパ8にはロードセル等の計量手段が設けら
れており、その内部に収納された被計量物Wの質量を計
る。計量手段から出力される計量値のうち計量ホッパ8
の重量分は電気的に相殺され被計量物Wのみの計量値が
出力されるようになっている。
【0021】各計量ホッパ8の下方には、それぞれメモ
リホッパ9が配置されている。即ち、計量ホッパ8と同
数の複数のメモリホッパ9が、周状に等間隔で配置され
ている。メモリホッパ9は上面が開口した箱体であり、
下面には開閉可能な排出扉が取り付けられている。計量
ホッパ8で計量された被計量物Wはメモリホッパ9に収
納保持される。メモリホッパ9に収納された被計量物W
の質量は、本装置の制御手段で保持される。
【0022】ストックホッパ7と計量ホッパ8とメモリ
ホッパ9は、この順に上から下に向けて縦に並んでお
り、かつ上から下に向かうにつれて装置の内側に配置さ
れるとともに、被計量物Wの排出方向の傾斜が緩やかに
なるように配置されている。最終段のメモリホッパ9に
収納された被計量物Wは、底面の排出扉を開くことによ
って落下排出される。
【0023】このメモリホッパ9には、計量ホッパ8で
計量後された被計量物Wが収容される。制御手段は、計
量後、各計量ホッパ8及び各メモリホッパ9に収容され
ている被計量物Wの計量値を選択的に組合せ、目標質量
を満足する計量ホッパ8とメモリホッパ9の組合せを選
び出す。選び出された計量ホッパ8,メモリホッパ9は
排出扉を開くことにより、集合シュート10に排出され
る。なお、計量ホッパ8とメモリホッパ9は上下配置さ
れているため、上部の計量ホッパ8は、下部のメモリホ
ッパ9の選択を前提として選択される。計量ホッパ8の
選択時、被計量物Wは、メモリホッパ9に収容されてい
る被計量物Wとともに排出される。
【0024】本発明では、上記のようなメモリホッパ9
を設け、計量ホッパ8での計量結果を一時記憶してお
き、上部位置にある計量ホッパ8と、下部のメモリホッ
パ9の各計量値を選択的に組合せることにより、選択組
合せ数を増加させている。そして、制御手段は、目標質
量を満足する計量ホッパ8、メモリホッパ9の組合せを
選び出す。選び出された計量ホッパ8、メモリホッパ9
の排出扉を開くことことにより、被計量物は集合シュー
ト10に排出される。
【0025】円周状に配置された複数のメモリホッパ9
の下方には、漏斗形の集合シュート10が設けられてい
る。本例の集合シュート10は、上面の投入口が相対的
に大きく下面に排出口が相対的に小さい中空円錐台形で
ある。この集合シュート10は、選択されたメモリホッ
パ9から排出された被計量物Wを集合させる。
【0026】集合シュート1の下面には、排出ホッパ1
1が設けられる。排出ホッパ11には目標質量の被計量
物Wが収容され、下部の排出扉を開くことにより、下段
の装置、例えば、包装装置に落下排出される。
【0027】図3は、本発明の組合せ計量装置の構成を
示すブロック図である。図示の制御手段20は、装置全
体の動作を制御するものであり、CPU、ROM、RA
M等と、CPUを実行制御する動作制御プログラムから
なる。図示の制御手段20は、本発明の要部である分散
供給部2の設定パラメータの最適値を演算し設定する。
【0028】この制御手段20には、入力手段21を介
して設定用の入力データが入力される。入力手段21
は、操作入力用のキーボードで構成される他、外部装置
から出力されるデータを受けるI/F部を備えた構成に
もできる。表示手段26は、CRT、LCD等で構成さ
れ、装置の設定画面や稼働状況等が表示される。
【0029】設定手段22には、この組合せ計量装置の
組合せ能力、計量ホッパ8の計量能力、ヘッド(計量ホ
ッパ8及びメモリホッパ9)の選択確率等のパラメータ
が設定されている。
【0030】供給能力算出手段24は、設定手段22に
設定された各パラメータに基づき、分散供給部2の供給
能力を算出する。供給制御手段25は、算出された供給
能力に適合するよう分散供給部2における供給動作を制
御する。例えば、後述する如く、搬送部4の駆動手段6
を求めて制御する。この供給制御手段25は、計量ホッ
パ8の計量能力(計量サイクル)を低下させないよう供
給動作が最適となるよう制御するものであり、計量ホッ
パ8の計量サイクルを低下させる供給動作となった場合
には、この計量ホッパ8に対する被計量物Wの供給量が
増大するよう分散供給部2の供給量を増大させる。同時
に警報を外部出力する。例えば表示手段26上に警報表
示する。
【0031】記憶手段29には、上記算出された搬送力
等、供給能力の設定値が記憶される。例えば、被計量物
の種類が違う場合には、上記設定手段22に設定される
パラメータが対応して異なるため、これによって供給能
力の設定値も異なる。このような被計量物の種類別の設
定値を記憶手段29に設定しておくことにより、被計量
物の種類に対応した設定値を呼び出し設定(プリセット
機能)できるようになっている。
【0032】次に、上記構成による分散供給部2の供給
能力の設定動作を説明する。図4は、装置全体における
被計量物Wの流れを示す概略図である。供給能力算出手
段24は、計量装置が有する組合せ能力と、計量能力
と、ヘッドの選択確率に基づき、下記式を用いて分散供
給部2の供給能力を算出する。 (組合せ能力/計量能力)×(計量能力/供給能力X)
=ヘッドの選択確率 上記式により、例えば、組合せ能力が120回/分、計
量能力が60回/分、ヘッドの選択確率が4である場
合、供給能力X=30回/分と算出される。上記各能力
値(回/分)は、各部における1分間当たりの被計量物
Wの排出回数を表している。
【0033】上記の組合せ能力、計量能力は、被計量物
Wの種類や、目標質量等によって変更される。即ち、被
計量物Wは種類別に粘性や容積が異なるため、各ホッパ
での流れ具合に対応した値が設定される。
【0034】上記式により分散供給部2の供給能力が得
られる。上記算出値に基づき、供給制御手段25は、分
散供給部2の供給が適切となるよう制御する。例えば、
搬送部4の駆動手段6の駆動を制御する。
【0035】図5は搬送部4を構成するトラフ5を示す
図であり、(a)は側面図、(b)は平面図である。こ
のトラフ5は分散部3によって分散された被計量物を長
手方向に搬送する。この為、下部に設けられる駆動手段
6はこの長手方向にトラフ5を振動させる。したがっ
て、上記算出された供給能力に対応する駆動手段6の振
動数を設定する。即ち、供給能力を増大させる場合に
は、振動距離を大きく設定する。例えば、振動時間を長
く、あるいは振動数を高く設定する。一方、供給能力を
減少させる場合には、振動距離を短く設定する。
【0036】また、分散供給部2に積載される被計量物
Wの積載量を制御することによっても上記供給部2の供
給能力を可変することができる。搬送部4における被計
量物Wの積載量(図5に示す層厚H1)は、分散部3上
に積載された被計量物Wが有する所定の安息角の麓部分
の高さに相当する。したがって、分散部3上に被計量物
Wを投入する投入手段13(図3参照)における被計量
物Wの投入量を制御することにより、搬送部4上の層厚
を可変出来るようになる。例えば、供給能力を増大させ
る場合には、投入量が大きくなるよう設定する。この為
に各バケット13aによる投入間隔を短くする。一方、
供給能力を減少させる場合には、バケット13aの投入
間隔を長くする。
【0037】また、搬送部4上での被計量物Wの層厚は
上記のような自然の積載状態で得るに限らず、図5記載
のように、分散部3の上部位置に中空円筒状の層厚可変
リング14を設けて規制する構成にもできる。層厚可変
リング14は上下移動調整可能であり、上下移動させる
ことにより、トラフ5の搬送面から層厚可変リング14
下端部までの距離の層厚H1を規制して作り出すことが
できる。したがって、上記算出された供給能力に対応し
て層厚可変リング14を上下方向に高さ調整してもよ
い。即ち、供給能力を増大させる場合には、層厚可変リ
ング14を上方向に移動させ層厚を厚く設定する。層厚
が厚ければ単位面積当たりの被計量物Wの搬送量を増や
すことが出来る。一方、供給能力を減少させる場合に
は、層厚可変リング14を下方向に移動させ層厚を薄く
設定する。
【0038】上記実施形態では、計量ホッパ8とメモリ
ホッパ9を用いて目標質量になる組合せを選択する構成
を説明した。これに限らず、計量ホッパ8だけで組合せ
を選択する構成(メモリホッパ9を設けない場合)や、
計量ホッパ8で計量後一時貯留のメモリホッパ9だけで
組合せを選択する構成の場合もある。これらの構成の場
合、上記ヘッドの選択確率は、計量ホッパ8の選択確
率、あるいはメモリホッパ9の選択確率であり、上記実
施形態同様に分散供給部の動作を制御できる。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、単位時間当たりにおけ
る計量ホッパの計量能力と、組合せ能力と、装置固有の
計量ホッパの選択確率に基づき、分散供給部の供給能力
を求めて分散供給部の動作を制御する構成であるため、
装置が有する計量ホッパの計量能力、組合せ能力に適合
した供給能力が得られ、設定を容易に行えるようにな
る。また、請求項3記載のように計量ホッパ及びメモリ
ホッパを用いて組合せ選択する構成や、請求項4記載の
ようにメモりホッパを用いて組合せ選択する構成におい
ても同様に分散供給部の供給能力を求めてこの分散供給
部の動作を最適に制御できるようになる。また、請求項
6記載のように、供給能力に応じて投入手段における被
計量物の投入量を設定したり、請求項7記載のように、
搬送部における被計量物の搬送量を設定したり、請求項
8記載のように層厚可変リングを上下動させることによ
り、前記搬送部上における被計量物の層厚を設定するこ
とができる。これらにより、被計量物が装置各部を円滑
に流れ装置の動作効率の向上が図れるようになる。また
被計量物の種類や目標質量の変更に伴う組合せ能力、計
量能力の変更に対応でき最適な供給能力を設定出来るよ
うになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の組合せ計量装置を示す平面図。
【図2】同装置の側面図。
【図3】装置の電気的構成を示すブロック図。
【図4】被計量物の流れを示す図。
【図5】分散供給部上での被計量物の状態を示す図。
【図6】従来の組合せ計量装置を示す側面図。
【符号の説明】
1…組合せ計量装置、2…分散供給部、3…分散部、3
a…分散テーブル、4…搬送部、5…トラフ、6…駆動
手段、7…ストックホッパ、8…計量ホッパ、9…メモ
リホッパ、10…集合シュート、11…排出ホッパ、1
3…投入手段、14…層厚可変リング、20…制御手
段、21…入力手段、22…設定手段、24…供給能力
制御手段、25…供給制御手段、26…表示手段、29
…記憶手段。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投入された被計量物を分散供給部によっ
    て複数の計量ホッパに振り分けて各計量ホッパの計量値
    を組合せて所定重量の被計量物を得る組合せ計量装置に
    おいて、 単位時間当たりにおける前記計量ホッパの計量能力と、
    組合せ能力と、装置固有の計量ホッパの選択確率に基づ
    き、前記分散供給部の供給能力を求めて該分散供給部の
    動作を制御する制御手段を備えたことを特徴とする組合
    せ計量装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、単位時間当たりにおけ
    る前記計量ホッパの計量能力と、組合せ能力と、装置固
    有の計量ホッパの選択確率に基づき、下記式 (組合せ能力/計量能力)×(計量能力/供給能力)=
    計量ホッパの選択確率 を演算して分散供給部の供給能力を求める請求項1記載
    の組合せ計量装置。
  3. 【請求項3】 前記各計量ホッパで計量値を得た被計量
    物を一時貯留し、計量ホッパとの組合せで所定重量の被
    計量物を得るためのメモリホッパを備え、 前記制御手段は、単位時間当たりにおける前記計量ホッ
    パの計量能力と、組合せ能力と、装置固有の計量ホッパ
    及びメモリホッパの選択確率に基づき、前記分散供給部
    の供給能力を求めて該分散供給部の動作を制御する請求
    項1記載の組合せ計量装置。
  4. 【請求項4】 前記各計量ホッパで計量値を得た被計量
    物を一時貯留するメモリホッパを備え、 前記制御手段は、単位時間当たりにおける前記計量ホッ
    パの計量能力と、組合せ能力と、装置固有のメモリホッ
    パの選択確率に基づき、前記分散供給部の供給能力を求
    めて該分散供給部の動作を制御する請求項1記載の組合
    せ計量装置。
  5. 【請求項5】 投入された被計量物を周囲に分散させて
    被計量物を搬送する分散供給部と、 前記各搬送部の直下にそれぞれ設けられ搬送された被計
    量物を収容するストックホッパと、 前記ストックホッパの直下に設けられ被計量物を計量す
    る計量ホッパと、 前記計量ホッパの下方に設けられ計量後の被計量物を集
    合して排出する集合シュートと、 前記各計量ホッパの計量値に基づき所望する目標質量を
    満足する計量ホッパを選択し排出制御するものであり、
    単位時間当たりにおける前記計量ホッパの計量能力と、
    組合せ能力と、装置固有の計量ホッパの選択確率に基づ
    き、前記分散供給部の供給能力を求めて該分散供給部の
    動作を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする
    組合せ計量装置。
  6. 【請求項6】 前記分散供給部に被計量物を投入する投
    入手段を備え、 前記制御手段は、前記得られた供給能力に応じて前記投
    入手段における被計量物の投入量を設定する請求項1〜
    5のいずれかに記載の組合せ計量装置。
  7. 【請求項7】 前記分散供給部は、投入された被計量物
    を周囲に分散させる分散部と、分散された被計量物を搬
    送する搬送部とを有し、 前記制御手段は、前記得られた供給能力に応じて前記搬
    送部における被計量物の搬送量を設定する請求項1〜5
    のいずれかに記載の組合せ計量装置。
  8. 【請求項8】 前記分散供給部は、投入された被計量物
    を周囲に分散させる分散部と、分散された被計量物を搬
    送する搬送部とを有し、 前記分散供給部の上部位置に上下動自在な中空円筒状の
    層厚可変リングを設け、 前記制御手段は、前記得られた供給能力に応じて前記層
    厚可変リングを上下動させることにより、前記搬送部上
    における被計量物の層厚を設定する請求項1〜5のいず
    れかに記載の組合せ計量装置。
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