JP2001321878A - リベッター - Google Patents

リベッター

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JP2001321878A
JP2001321878A JP2000146135A JP2000146135A JP2001321878A JP 2001321878 A JP2001321878 A JP 2001321878A JP 2000146135 A JP2000146135 A JP 2000146135A JP 2000146135 A JP2000146135 A JP 2000146135A JP 2001321878 A JP2001321878 A JP 2001321878A
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    • B21J15/10Riveting machines
    • B21J15/105Portable riveters
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    • B21JFORGING; HAMMERING; PRESSING METAL; RIVETING; FORGE FURNACES
    • B21J15/00Riveting
    • B21J15/02Riveting procedures
    • B21J15/04Riveting hollow rivets mechanically
    • B21J15/043Riveting hollow rivets mechanically by pulling a mandrel
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B21JFORGING; HAMMERING; PRESSING METAL; RIVETING; FORGE FURNACES
    • B21J15/00Riveting
    • B21J15/10Riveting machines
    • B21J15/16Drives for riveting machines; Transmission means therefor
    • B21J15/26Drives for riveting machines; Transmission means therefor operated by rotary drive, e.g. by electric motor

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Insertion Pins And Rivets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、穿孔機能及びリベッティング機能
を備える作動部と該作動部への回転駆動力を供給する回
転駆動部との一体化を図ることにより、取り扱いや保管
を容易にすることができるリベッタ―を提供することを
目的とする。 【解決手段】 本発明は、装填されたリベットを把持す
るジョー機構1が軸方向にスライド自在に収容された筒
状のケーシング2と、ジョー機構1が取付けられると共
に、後方側に螺杆部が設けられたシャフト12と、該螺
杆部に螺合されて軸回りに回転自在な回転ナット14
と、該回転ナット14に回転駆動力を伝達する回転駆動
系と、該回転駆動系を収容するハウジング本体30と、
シャフト12との相対回転を規制してシャフト12に外
挿されると共に、ケーシング2が取付けられて軸回りに
回転自在な回転フレーム36と、該回転フレーム36と
ハウジング本体30とを係脱自在に連結するクラッチ機
構39とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リベッターに関
し、より詳しくは、板材にリベット挿入孔を穿設する機
能を備えたリベッターに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のリベッターは、電動リベッター、
エアーリベッター、ハンドリベッター等、その構成の複
雑性、簡単性あるいは操作の難易性に関係なく、リベッ
ティング作業に際しては、例えば電動リベッターの場合
は、まず、板材に電気ドリル等によりリベット挿入孔を
穿設し、しかる後、リベッターに装填したリベットを該
孔に挿入してリベッティング作業を行なうように構成さ
れている。
【0003】このように、従来のリベッターの場合、電
気ドリル等の穿孔具による板材への開孔作業とリベッタ
ーによるリベッティング作業といった2種類の工具によ
る2つの作業が必要であるため、作業性が悪く、能率的
にリベッティング作業を行ない得ない問題があり、この
問題は足場の悪い高所等における作業時には一層増大さ
れ、2種の工具の取替え時に工具を落下したりする危険
性があり、不測の事故を誘発するといった問題がある。
【0004】そこで、本件出願人は、かかる問題を解決
するため、本件出願に先立ち、先端側をジョー機構に連
結すると共に、後方側に螺杆部を設け、且つ中間部適所
に軸線方向を横切って回り止めピンを貫設し、該ピンの
両端を突出させて構成したセンターシャフトと、該セン
ターシャフトの後端側に螺合したローリングナットと、
該ローリングナットと回転動力シャフトを係脱自在に連
結する後方側のクラッチ機構と、前記センターシャフト
に被嵌して該センターシャフトの回り止めピンの両端突
出部を挿入する軸線方向に沿う2条の長孔を対設した筒
状の軸受フレームと、該軸受フレームに被嵌した前方側
のクラッチ機構と、該前方側のクラッチ機構を介在させ
て軸受フレームに被嵌した筒状のメインフレームとから
構成されており、前方側のクラッチ機構は、軸受フレー
ムに対設した2条の長孔と合致し且つ回り止めピンの両
端突出部を挿入する軸線方向に沿う2条の長孔を備える
と共に、後方に向ってバネ付勢されている前方クラッチ
と、メインフレームと同回転するようにメインフレーム
に一体的に嵌着された後方クラッチとから構成されてお
り、回転動力シャフトの先端側に所要深さの有底孔を設
けて回転シャフトの後退と後方側のクラッチ機構の切離
を可能に構成すると共に、該回転動力シャフトの正逆回
転により前方側のクラッチ機構の前方クラッチと後方ク
ラッチを係脱可能に構成したことを特徴とするリベッタ
ーを開発した(特公平6ー98439号)。
【0005】上記のように構成したリベッターにおいて
は、正逆回転モータ及びスイッチ機構等を備えたハンド
ル付き回転装置を回転動力シャフトに連結した状態で、
先端にドリル刃を備えたブラインドリベットをジョー機
構に装填し、該ブラインドリベットのドリル刃の先端を
所用の板材に押し当ててからハンドル付き回転装置を回
転駆動して回転動力シャフトを正回転させると、板材は
ドリル刃により穿孔され、同時に該孔にブラインドリベ
ットが挿入される。
【0006】次に、この状態において、メインフレーム
が回転しないように手で固定して回転動力シャフトを正
回転させると、前方側のクラッチ機構の前方クラッチと
メインフレームと共に固定されている後方クラッチは、
ブラインドリベットをセットするときには係合している
ため、この場合は、軸受フレームの回転は拘束され、セ
ンターシャフトが後退してリベッティング作業が行なわ
れる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のリベッターは、回転駆動部であるハンドル付き回転
装置と別体構成であるため、取り扱いや保管が煩雑とな
る。また、リベッティング作業においては、メインフレ
ームがハンドル付き回転装置の回転駆動力により回転し
ないように手で固定しなければならないが、該ハンドル
付き回転装置の回転駆動力に抗してメインフレームの回
転を制止するためにはある程度の力が必要とされ、従っ
て、リベッティング作業の回数が多くなるほど、作業者
に肉体的負担を与えることとなる。
【0008】本発明は、上記従来の問題に鑑みてなされ
たもので、穿孔機能及びリベッティング機能を備える作
動部と該作動部への回転駆動力を供給する回転駆動部と
の一体化を図ることにより、取り扱いや保管を容易に
し、且つ、リベッティング作業における作業者の肉体的
負担を軽減することができるリベッターを提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明に係るリベッターは、リベット6
0装填用の孔4aが設けられると共に、装填されたリベ
ット60のマンドレル軸62を把持するジョー機構1が
軸方向にスライド自在に収容された筒状のケーシング2
と、先方側にジョー機構1が取付けられると共に、後方
側に螺杆部12bが設けられたセンターシャフト12
と、該センターシャフト12の螺杆部12bに螺合され
て軸回りに回転自在な回転ナット14と、該回転ナット
14に回転駆動力を伝達する回転駆動系22と、該回転
駆動系22を収容するハウジング本体30と、前記セン
ターシャフト12との相対回転を規制して該センターシ
ャフト12に外挿されると共に、前記ケーシング2が取
付けられて軸回りに回転自在な回転フレーム36と、該
回転フレーム36と前記ハウジング本体30とを係脱自
在に連結するクラッチ機構39とを備えてなることを特
徴とする。
【0010】上記構成からなるリベッターによれば、リ
ベット60のマンドレル軸62をケーシング2の装填用
孔4aに挿入し、ジョー機構1にてマンドレル軸62を
把持してリベット60をケーシング2に装填する。しか
る後、クラッチ機構39の噛合を解除した状態におい
て、回転駆動系22の回転駆動力を回転ナット14に伝
達すると、回転ナット14とセンターシャフト12の螺
杆部12bとの螺合摩擦力により、回転ナット14とセ
ンターシャフト12とが協動回転する。また、センター
シャフト12と回転フレーム36とは相対回転が規制さ
れ、回転フレーム36にケーシング2が取付けられてい
るから、その結果、ケーシング2、センターシャフト1
2、回転ナット14、回転フレーム36、リベット60
が協動回転する。これにより、先端にドリル刃を備えた
リベット60を装填した場合、板材にリベット挿入孔を
穿設することができる。穿孔作業を終えた後、クラッチ
機構39を噛合状態にすると、回転フレーム36の回転
は規制されるから、ケーシング2、センターシャフト1
2、リベット60の回転も規制される。一方、回転ナッ
ト14の回転は規制されないから、回転駆動系22の回
転駆動力を回転ナット14に伝達すると、回転ナット1
4のみが回転する。さすれば、回転ナット14とセンタ
ーシャフト12との螺合関係から、センターシャフト1
2は後方側に移動し、その結果、マンドレル軸62が引
っ張られてリベッティングが行なわれる。このように、
クラッチ機構39を噛合状態と噛合解除状態とに切り替
えることによって、穿孔機能とリベッティング機能とに
切り替えることが可能となる。
【0011】また、本発明に係るリベッターは、請求項
2記載の如く、前記回転フレーム36に、径外方向の鍔
部36bが設けられると共に、該鍔部36bに、軸方向
の貫通孔36cが形成され、前記クラッチ機構39が、
回転フレーム36の貫通孔36cに対し先方側から挿入
されて後方側に出退自在なピン軸40と、ハウジング本
体30に取付けられ、貫通孔36cの後方側から進出し
たピン軸40の後端部に係合するクラッチ板43とから
なる構成を採用することができる。
【0012】上記構成からなるリベッターによれば、ピ
ン軸40を後方側に移動させ、貫通孔36cの後方側か
ら進出したピン軸40の後端部をクラッチ板43に係合
させることにより、クラッチ機構39が噛合状態となる
一方、ピン軸40を先方側に移動させ、ピン軸40の後
端部を貫通孔36cに退避させることにより、クラッチ
機構39の噛合状態が解除される。
【0013】さらに、本発明に係るリベッターは、請求
項3記載の如く、前記クラッチ板43に、前記ピン軸4
0の後端部を係入可能な係入孔43cが形成され、さら
に、該クラッチ板43が、ハウジング本体30に対し、
軸方向の所定範囲にてスライド可能に取付けられ、且
つ、先方側に付勢されてなる構成を採用することができ
る。
【0014】上記構成からなるリベッターによれば、ピ
ン軸40を後方側に押圧すれば、貫通孔36cの後方側
から進出したピン軸40の後端部がクラッチ板43の係
入孔43cに係入して、クラッチ機構39が噛合状態と
なる一方、ピン軸40を先方側に戻せば、ピン軸40の
後端部が係入孔43cから脱抜され、クラッチ機構39
の噛合状態が解除される。尚、ピン軸40を後方側に押
圧する際、ピン軸40の後端部がクラッチ板43の非係
入孔部分に当接したとしても、回転フレーム36をある
程度回転操作すれば、ピン軸40と係入孔43cとが一
致した時、クラッチ板43が先方側に移動し、ピン軸4
0の後端部が係入孔43cに係入した状態となる。
【0015】また、本発明に係るリベッターは、請求項
4記載の如く、前記センターシャフト12及び回転フレ
ーム36のうち、一方に、ガイド体37が設けられ、他
方に、該ガイド体37を挿入可能なスライド長孔12c
が軸方向の所定範囲にて形成され、しかも、前記回転フ
レーム36が、回転ナット14に対し、軸方向の所定範
囲にてスライド可能に設けられてなる構成を採用するこ
とができる。
【0016】上記構成からなるリベッターによれば、リ
ベッティング作業を終えた後(クラッチ機構39は噛合
状態)、回転駆動系22を逆回転させて、センターシャ
フト12を先方側に移動させる。さすれば、しかる後、
スライド長孔12cの一端とガイド体37とが当接し
て、回転フレーム36は、センターシャフト12と共に
先方側に移動する。そして、この回転フレーム36の移
動に伴い、クラッチ機構39の噛合状態が自動的に解除
される。
【0017】また、本発明に係るリベッターは、請求項
5記載の如く、前記回転フレーム36に、径外方向の鍔
部36bが設けられると共に、該鍔部36bに、軸方向
の貫通孔36cが形成され、前記クラッチ機構39が、
回転フレーム36の貫通孔36cに対し先方側から挿入
されて後方側に出退自在なピン軸40と、ハウジング本
体30に形成され、貫通孔36cの後方側から進出した
ピン軸40の後端部に係合するクラッチ爪33bとから
なる構成を採用することができる。
【0018】上記構成からなるリベッターによれば、ピ
ン軸40を後方側に移動させ、貫通孔36cの後方側か
ら進出したピン軸40の後端部をハウジング本体30の
クラッチ爪33bに係合させることにより、クラッチ機
構39が噛合状態となる一方、ピン軸40を先方側に移
動させ、ピン軸40の後端部をクラッチ爪33bから離
間させることにより、クラッチ機構39の噛合状態が解
除される。
【0019】さらに、本発明に係るリベッターは、請求
項6記載の如く、前記センターシャフト12及び回転フ
レーム36のうち、一方に、ガイド体37が設けられ、
他方に、該ガイド体37を挿入可能なスライド長孔12
cが軸方向の所定範囲にて形成され、しかも、前記クラ
ッチ爪33bが、正回転方向側に位置する立面33b−
aと、逆回転方向側に位置する傾斜面33b−bとを備
えてなる構成を採用することができる。
【0020】上記構成からなるリベッターによれば、リ
ベッティング作業を終えた後(ピン軸40の後端部と立
面33b−aとが当接してクラッチ機構39は噛合状
態)、回転駆動系22を逆回転させて、センターシャフ
ト12を先方側に移動させる。さすれば、しかる後、ス
ライド長孔12cの一端とガイド体37とが当接して、
センターシャフト12の移動が規制され、回転フレーム
36は、センターシャフト12と共に逆回転を始める。
そして、この回転フレーム36の逆回転に伴い、ピン軸
40の後端部が傾斜面33b−b上をスライドして、ク
ラッチ機構39の噛合状態が自動的に解除される。
【0021】また、本発明に係るリベッターは、請求項
7記載の如く、前記ケーシング2とハウジング本体30
との間に、センターシャフト12、回転ナット14、回
転フレーム36、クラッチ機構39を収容するカバー体
46が、軸方向の所定範囲にてスライド可能に外装さ
れ、該カバー体46を後方側にスライドさせた際、カバ
ー体46の内面がピン軸40を後方側に押圧してクラッ
チ機構39が噛合状態となる構成を採用することができ
る。
【0022】上記構成からなるリベッターによれば、カ
バー体46を後方側にスライドさせた際、カバー体46
の内面がピン軸40を後方側に押圧してクラッチ機構3
9が噛合状態となる一方、ピン軸40及びカバー体46
を接続しておけば、カバー体46を先方側にスライドさ
せた際、ピン軸も先方側に移動してクラッチ機構39の
噛合状態が解除される。
【0023】さらに、本発明に係るリベッターは、請求
項8記載の如く、前記回転駆動系22が、高速回転モー
ドと低速回転モードとを備え、カバー体46を後方側に
スライドさせた際、高速回転モードから低速回転モード
に切り替わるような構成を採用することができる。
【0024】上記構成からなるリベッターによれば、カ
バー体46を後方側にスライドさせた状態(クラッチ機
構39が噛合状態、即ち、リベッティング作業時)で
は、低速回転モード(高トルクモード)となり、カバー
体46を先方側にスライドさせた状態(クラッチ機構3
9の噛合が解除された状態、即ち、穿孔作業時)では、
高速回転モード(低トルクモード)となる。このよう
に、作業に合わせて回転速度を変えることにより、円滑
且つ確実な穿孔作業及びリベッティング作業を行なうこ
とができる。
【0025】また、本発明に係るリベッターは、請求項
9記載の如く、前記ピン軸40が、先方側に付勢される
一方、前記カバー体46が後方側にスライドした状態を
維持すべく、該カバー体46とハウジング本体30とが
係合する構成を採用することができる。
【0026】上記構成からなるリベッターによれば、ピ
ン軸40が先方側に付勢されるから、その付勢力によっ
てカバー体46が先方側に戻される。このため、カバー
体46とハウジング本体30とが係合する構成を採用し
た。また、ピン軸40が先方側に付勢されるということ
は、カバー体46を先方側にスライドさせれば、自動的
にクラッチ機構39の噛合が解除されることを意味す
る。
【0027】かかる場合、請求項4記載の構成に基づい
て説明すると、リベッティング作業を終えた後(クラッ
チ機構39は噛合状態)、回転駆動系22を逆回転させ
て、センターシャフト12を先方側に移動させる。さす
れば、しかる後、スライド長孔12cの一端とガイド体
37とが当接して、センターシャフト12及び回転フレ
ーム36の相対移動が規制され、回転フレーム36は、
センターシャフト12と共に先方側に移動する。そし
て、この回転フレーム36の移動に伴い、ピン軸40が
カバー体46を先方側に押圧して、カバー体46とハウ
ジング本体30との係合状態が解除されて先方側に復帰
すると共に、高速回転モードに切り替わり、また、クラ
ッチ機構39の噛合状態が自動的に解除される。従っ
て、リベッティング作業を行なう状態から次のリベット
60の穿孔作業を行なう状態に自動的に切り替わるよう
になる。
【0028】また、本発明に係るリベッターは、請求項
10記載の如く、前記ハウジング本体30が、ハンドル
部Cを備えてなる構成を採用することができる。
【0029】上記構成からなるリベッターによれば、ハ
ンドル部Cを掴んで穿孔作業及びリベッティング作業を
行なう。
【0030】
【発明の実施の形態】<第一実施形態>本発明の第一実
施形態に係るリベッターは、図1に示す如く、フランジ
部61とマンドレル軸62とを備え、先端にドリル刃6
3が形成されたブラインドリベット(以下、リベットと
いう)60のために開発されたもので、穿孔機能及びリ
ベッティング機能を備えた作動部Aと、該作動部Aに回
転駆動力を伝達する回転駆動部Bと、該回転駆動部Bの
オンオフ操作を行なうトリガー50を備えたハンドル部
Cと、該ハンドル部Cの下端に設けられた電源部Dとで
構成される。回転駆動部B内には、電動モーター(図示
せず)が収容されており、この電動モーターは、回転駆
動部Bに外装された切替スイッチ51によって高速回転
モード(0〜約1800rpm)と低速回転モード(0
〜約450rpm)に回転速度が切り替わるようになっ
ている。また、電動モーターは、回転駆動部Bに外装さ
れた正逆反転スイッチ52によって正回転モードと逆回
転モードとに切り替わるようになっている。
【0031】前記作動部A及び回転駆動部Bには、大別
して、ジョー機構1と、センターシャフト12と、回転
ナット14と、回転駆動系22と、ハウジング本体30
と、回転フレーム36と、カバー体46が設けられてい
る。
【0032】前記ジョー機構1は、円筒状のノーズケー
シング3と、該ノーズケーシング3の先端側に止着さ
れ、リベット60のマンドレル軸62を挿入可能な装填
孔4aが形成されたノーズピース4とで構成されるケー
シング2内にスライド自在に収容されたものであり、周
知の各ジョー部材、即ち、ジョーハウジング6内に収容
されたジョー7、ジョープッシャー8、ジョープッシャ
ースプリング9から構成されている。ジョーハウジング
6の内面及びジョー7の外面はテーパ状に形成されて面
当接しており、ジョー7に対してジョーハウジング6が
後退(後方側に移動)すれば、ジョー7の開口径が縮小
する一方、ジョー7に対してジョーハウジング6が前進
(先方側に移動)すれば、ジョー7の開口径が拡大す
る。
【0033】前記センターシャフト12は、先端部に軸
方向に沿った有底孔(凹孔)12aを設けると共に、後
端部に外周面の雄ネジからなる螺杆部12bを設け、さ
らに、中間部に軸方向のスライド長孔12cを設けた軸
体である。ジョー機構1のジョープッシャー8及びジョ
ープッシャースプリング9は前記有底孔12a内に収容
され、ジョープッシャー8は先方側にバネ付勢される。
また、ジョーハウジング6は、その後端部がセンターシ
ャフト12の先端部の外周面に止着され、センターシャ
フト12の軸方向におけるスライドに伴ってノーズケー
シング3内を軸方向にスライドする。尚、センターシャ
フト12は、ノーズケーシング3よりも長く形成されて
いるため、螺杆部12bがノーズケーシング3から後方
側に臨出した格好となる。
【0034】前記回転ナット14は、センターシャフト
12の螺杆部12bに螺合されるセンターワーク15
と、該センターワーク15の後端部に外嵌圧入されるス
リーブ16とからなる筒状体である。センターワーク1
5の中間部の外周面には段差部15aが形成され、該段
差部15aとスリーブ16の先端側端面とによって軸方
向が規制された状態で、ラジアルベアリング17がセン
ターワーク15に被嵌されている。また、センターワー
ク15の先端部には、鋼球からなるボール19の一部
(約半分)を収容可能な円周溝15bが刻設されてい
る。該円周溝15bは、軸方向に所定幅を有しており、
収容されたボール19は、軸方向に移動可能となってい
る。
【0035】前記回転駆動系22は、電動モーター(図
示しない)と、該電動モーターの駆動軸に連結されたギ
ア(内歯車)列23と、該ギア列23に連結されたフラ
ンジ状のクラッチ板24とで構成される。該クラッチ板
24は、先端側端面から軸方向に沿って設けられ、回転
ナット15から後方側に臨出するセンターシャフト12
の後端部を収容し得る有底孔(凹孔)24aを備えてい
る。さらに、クラッチ板24は、先端側端面に回転ナッ
ト14(スリーブ16)の後端側端面と凹凸嵌合し得る
クラッチ爪24bを備えると共に、ギア列23とクラッ
チ板24との間に介装されたプッシャースプリング25
によって先方側にバネ付勢される。従って、スリーブ1
6、クラッチ板24、プッシャースプリング25が、回
転ナット14と回転駆動系22とを係脱自在に連結する
クラッチ機構26を構成し、常時はバネ付勢によりスリ
ーブ16とクラッチ板24とが噛合して回転駆動系22
の回転駆動力が回転ナット14に伝達される一方、セン
ターシャフト12の後端部がバネ付勢に抗してクラッチ
板24を後方側に押圧すると、スリーブ16とクラッチ
板24との噛合が解除され、回転駆動系22の回転駆動
力が回転ナット14に伝達しなくなる。
【0036】前記ハウジング本体30は、回転駆動系2
2を収容してリベッターの外装部材(回転駆動部Bのハ
ウジング、ハンドル部Cのハウジングを含む)を構成す
る。即ち、回転駆動部B及びハンドル部Cのハウジング
31と、該ハウジング31に内装され、スリーブ16と
ギア列の内歯車23とに跨がって外挿された内側スリー
ブ32と、該内側スリーブ32に外嵌された外側スリー
ブ33とからハウジング本体30が構成される。尚、外
側スリーブ33の先端部の内周面には段差部33aが形
成され、該段差部33aと内側スリーブ32の先端側端
面とによって軸方向が規制された状態で、前記ラジアル
ベアリング17が外側スリーブ33に内嵌されている。
【0037】前記回転フレーム36は、センターシャフ
ト12の中間部及びセンターワーク15の先端部に外挿
されるフランジ状の筒状体である。該回転フレーム36
の先端部には、軸方向を横切り、センターシャフト12
のスライド長孔12cを挿通するピン軸からなるガイド
体37が貫設されている。このガイド体37は、センタ
ーシャフト12及び回転フレーム36の相対回転を規制
すると共に、センターシャフト12及び回転フレーム3
6の軸方向における所定範囲の相対移動を許容するため
に設けられている。即ち、スライド長孔12cの幅寸法
と略同一径に設定されたガイド体37がスライド長孔1
2cの側面と略当接状態にあるため、センターシャフト
12及び回転フレーム36の相対回転が規制される一
方、ガイド体37がスライド長孔12c内を軸方向にス
ライド可能であるため、センターシャフト12及び回転
フレーム36の軸方向における所定範囲の相対移動が許
容される。尚、回転フレーム36の内周面には段差部3
6aが形成され、該段差部33aとセンターワーク15
の先端側端面との間には、スラストベアリング38が介
装されている。
【0038】また、前記回転フレーム36には、径外方
向の鍔部36bが設けられると共に、該鍔部36bに
は、軸方向の貫通孔36cが形成されている。そして、
該貫通孔36cには、円柱状のピン軸40が先方側から
挿入され、後方側に出退可能となっている。また、該ピ
ン軸40の先端部は、膨径化して鍔部40aが形成され
ており、ピン軸40は、鍔部40aと回転フレーム36
の鍔部36bとの間に介装されたプッシャースプリング
41によって先方側にバネ付勢される。
【0039】一方、前記外側スリーブ33の先端部に
は、回転フレーム36の貫通孔36cの後方側から臨出
したピン軸40の後端部と係合するクラッチ板43が取
付けられている。該クラッチ板43は、図3にも示す如
く、スリーブ状の本体43aに対し、その先端側端縁の
適宜位置から径内方向に向けて突片43bを複数設ける
ことにより、一対の突片43b,43b間に、前記ピン
軸40の後端部を係入可能な係入孔43cを備えた構成
となっている。また、本体43aには、軸方向にスライ
ド長孔43dを形成しており、外側スリーブ33の先端
部の外周面に埋入させたピン軸からなるガイド体34が
スライド長孔43dに挿入されて、クラッチ板43は、
外側スリーブ33に対し、軸方向における所定範囲のス
ライドが可能となっている。しかも、クラッチ板43
は、その後端側端面と外側スリーブ33の外周面に形成
された段差部との間に介装されたプッシャースプリング
44によって先方側にバネ付勢される。従って、ピン軸
40、クラッチ板43、プッシャースプリング44が、
回転フレーム36と外側スリーブ33とを係脱自在に連
結するクラッチ機構39を構成し、臨出したピン軸40
の後端部とバネ付勢にされたクラッチ板43とが噛合し
て、回転フレーム36の回転が規制される一方、バネ付
勢されてピン軸40の後端部が貫通孔36c内に退避す
ると、ピン軸40の後端部とクラッチ板43との噛合が
解除され、回転フレーム36の回転が許容される。
【0040】さらに、前記回転フレーム36の先端部の
内周面には雌ネジが刻設される一方、前記ノーズケーシ
ング3の後端部の外周面には雄ネジが刻設されており、
該ノーズケーシング3の雄ネジを回転フレーム36の雌
ネジに螺入することにより、ノーズケーシング3と回転
フレーム36とが一体的に固着され、両者が一緒に回転
するようになっている。ここで、第一実施形態において
は、ノーズケーシング3と回転フレーム36とを別体に
構成したが、両者を一体に構成してもよい。
【0041】前記カバー体46は、ケーシング2が臨出
するための開口を先端側に設け、センターシャフト1
2、回転ナット14、回転フレーム36、クラッチ機構
39を収容するカップ状の樹脂成形品である。該カバー
体46は、軸方向の所定範囲にてスライド可能に外装さ
れており、しかも、該カバー体46が切替スイッチ51
に連結されているため、カバー体46を後方側に引き操
作すれば、低速回転モードとなり、カバー体46を前方
側に押し操作すれば、高速回転モードとなる。また、カ
バー体46の内周面には段差部46aが形成されてお
り、この段差部46aとピン軸40の鍔部40a(先端
部)とが対峙する格好となる。従って、カバー体46を
引き操作すれば、段差部46がプッシャースプリング4
1の付勢に抗してピン軸40を後方側に押圧し、ピン軸
40の後端部がクラッチ板43の係入孔43c内に係入
し、噛合状態となる。
【0042】この時、カバー体46がプッシャースプリ
ング41の弾性復元力により先方側に復帰しない、即
ち、カバー体46が後退した状態を維持すべく、係合手
段が設けられている。該係合手段は、カバー体46の後
端側に設けられた軸方向に延びる可撓片46bに対し、
その内面側にボール47の一部が埋設される一方、前記
外側スリーブ33の外周面であって、カバー体46の後
退に伴う該ボール47の移動軌跡上に係合突起33cを
設けたものからなり、該係合突起33cの後方側端面に
ボール47が係止することにより、カバー体46の後退
状態が維持される。尚、係合突起33cの後方側端面
は、カバー体46に対して先方側に付勢される力が所定
以上になると、係合状態を解除できるよう、軸方向を横
切る面に対して傾斜するテーパ面となっている。
【0043】第一実施形態に係るリベッターは、以上の
構成からなり、次に第一実施形態に係るリベッターの動
作態様について説明する。
【0044】まず、ジョー機構1のジョー7が開かれた
状態にある時(図1参照)に、先端にリベット60のマ
ンドレル軸62を装填孔4aを通してジョー7内に挿入
した後、ケーシング2が回転しないように手で固定(従
って、回転フレーム36も固定)し、この状態で回転駆
動系22を僅かに正回転させることにより、クラッチ機
構26を介して回転ナット14が正回転し、回転フレー
ム36により回転が規制されたセンターシャフト12を
後退させるので、リベット60はジョー7により咬持さ
れる(図4(イ)参照)。
【0045】次に、ケーシング2から手を離してジョー
7に咬持されたリベット60のドリル刃63の先端を所
用の板材に押し当てて回転駆動系22を正回転させる
と、ケーシング2、センターシャフト12、回転ナット
14、回転フレーム36、リベット60が一体的に回転
するから、板材はドリル刃63により穿孔され、同時に
該孔にリベット60は挿入される。
【0046】この状態において、カバー体46を後方側
にスライドさせ、回転駆動系22を正回転させると、ク
ラッチ機構39が噛合状態となっているから、この場合
は、ケーシング2、センターシャフト12、回転フレー
ム36の回転は規制され、回転ナット14のみが切替ス
イッチ51による低速回転モードにて回転する(図4
(ロ)参照)。従って、センターシャフト12は後退し
て、ジョー7に咬持されたリベット60のマンドレル軸
62が破断され、リベッティング作業を終了する(図4
(ハ)参照)。
【0047】リベッティング作業の終了後に、回転駆動
系22を逆回転させると、クラッチ機構39は噛合状態
のままであるから、ケーシング2、センターシャフト1
2、回転フレーム36の回転は規制されており、回転ナ
ット14のみが回転して、センターシャフト12は前進
する。そして、しかる後、スライド長孔12cの後端部
とガイド体37とが当接する(図5(イ)参照)と、セ
ンターシャフト12と回転フレーム36とが同時に前進
し、この前進に伴い、ピン軸40がカバー体46を先方
側に押圧して、カバー体46とハウジング本体30との
係合状態が解かれる(図5(ロ)参照)。また、センタ
ーシャフト12の前進に関わらず、ジョー7はノーズピ
ース4と当接して前進が規制されるから、該ジョー7は
拡開し、破断されたマンドレル軸62を外部に排出可能
となる。
【0048】しかる後、センターシャフト12及び回転
フレーム36の前進が進行すると、ピン軸40の後端部
がクラッチ板43から離間して、クラッチ機構39の噛
合状態が解除される(図5(ハ)参照)。この状態にお
いて、ケーシング2、センターシャフト12、回転ナッ
ト14、回転フレーム36は一体的に回転するから、一
連の工程が終了したことを知る。
【0049】以上の如く、第一実施形態に係るリベッタ
ーによれば、リベット60の装填、、トリガー50の引
き操作、カバー体46の引き操作、正逆反転スイッチ5
2の切替操作さえ作業者が行なえば、後はリベットのク
ランプ工程、穿孔工程、リベッティング工程、初期状態
復帰工程の全てを装置が自動的に行なうため、使い勝手
が非常に良い。
【0050】<第二実施形態>本発明の第二実施形態に
係るリベッターが、第一実施形態に係るリベッターと異
なる点は、クラッチ機構39の構成の相違にある(その
他の構成は、同一であり、第一実施形態と同一番号を付
し、説明は省略する)。即ち、第二実施形態に係るリベ
ッターは、図6及び図7に示す如く、第一実施形態に係
るリベッターのガイド体34、クラッチ板43、及びプ
ッシャースプリング44を無くす代わりに、筒状の外側
スリーブ33の先端側にクラッチ爪33bを設けた点、
及び第一実施形態に係る回転ナット14と回転フレーム
36とを軸方向の所定範囲にてスライド可能に構成する
代わりに、回転ナット14と回転フレーム36との軸方
向における相対移動を規制した点にある。該クラッチ爪
33bは、外側スリーブ33の先端側端面から先方側に
突出した突起物であり、正回転方向側に位置し、端面と
直交する立面33b−aと、逆回転方向側に位置し、端
面に対して傾斜する傾斜面33b−bとを備えている。
従って、カバー体46を引き操作して、回転フレーム3
6の貫通孔36cの後方側から臨出したピン軸40の後
端部と立面33b−aとが当接することにより、クラッ
チ機構39が噛合状態となる一方、回転ナット14の逆
回転により前進するセンターシャフト12がガイド体3
7により移動が規制されると、回転フレーム36がセン
ターシャフト12と共に逆回転を始め、これに伴い、該
ピン軸40の後端部が傾斜面33b−b上をスライドす
ることにより、しかる後、クラッチ機構39の噛合状態
が解除される。
【0051】<その他の実施形態>尚、本発明に係るリ
ベッターは、上記何れの実施形態に限定されるものでは
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲にて種々の変更が
可能である。例えば、上記実施形態においては、ドリル
刃付きのブラインドリベットを例示しているが、本発明
に係るリベッターは、ドリル刃が付いていない一般的な
リベットをも対象としている。
【0052】
【発明の効果】本発明は、前記の構成からなり、前記の
ように操作して使用するものであるから、次のような優
れた効果を有する。即ち、(1)リベッティング作業に
際して、従来の各種リベッターのように、まずドリル工
具を用いて被リベッティング板材に穿孔した後に、リベ
ッターを用いてリベッティング作業を行なうといった、
2種類の工具を使用して2種類の作業を行なう必要が全
くなく、本リベッターのみにより穿孔作業とリベッティ
ング作業を連続的に達成できる。(2)作動部と回転駆
動部とが一体構成であるため、取り扱いや保管が簡単で
あり、また、リベッティング作業に際して、従来のよう
にメインフレームがハンドル付き回転装置の回転駆動力
により回転しないように手で固定する必要が無くなり、
作業者に肉体的負担を与えることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態に係るリベッターの側面
図を示す。
【図2】同実施形態のリベッターの作動部及び回転駆動
部の半断面図を示す。
【図3】同実施形態のクラッチ板であって、(イ)は、
正面図、(ロ)は、側面図を示す。
【図4】同実施形態のリベッターの作動部及び回転駆動
部の半断面図であって、(イ)は、リベットを装填した
状態、(ロ)は、カバー体を後退させた状態、(ハ)
は、リベッティング作業の状態を示す。
【図5】同実施形態の作動部及び回転駆動部の半断面図
であって、(イ)は、逆回転の状態、(ロ)は、マンド
レル軸の排出状態、(ハ)は、クラッチ機構の噛合解除
状態を示す。
【図6】第二実施形態に係るリベッターの作動部及び回
転駆動部の半断面図を示す。
【図7】同実施形態の外側スリーブであって、(イ)
は、正面図、(ロ)は、側面断面図を示す。
【符号の説明】
1…ジョー機構、2…ケーシング、4a…装填孔、7…
ジョー、12…センターシャフト、12b…螺杆部、1
2c…スライド長孔、14…回転ナット、22…回転駆
動系、24…クラッチ板、24b…クラッチ爪、26…
クラッチ機構、30…ハウジング本体、31…ハウジン
グ、32…内側スリーブ、33…外側スリーブ、33b
…クラッチ爪、36…回転フレーム、36b…鍔部、3
6c…貫通孔、37…ガイド体、39…クラッチ機構、
40…ピン軸、43…クラッチ板、43c…係入孔、4
6…カバー体、46b…可撓片、47…ボール、50…
トリガー、51…切替スイッチ、52…正逆反転スイッ
チ、60…ブラインドリベット、62…マンドレル軸、
63…ドリル刃、A…作動部、B…回転駆動部、C…ハ
ンドル部、D…電源部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リベット(60)装填用の孔(4a)が
    設けられると共に、装填されたリベット(60)のマン
    ドレル軸(62)を把持するジョー機構(1)が軸方向
    にスライド自在に収容された筒状のケーシング(2)
    と、先方側にジョー機構(1)が取付けられると共に、
    後方側に螺杆部(12b)が設けられたセンターシャフ
    ト(12)と、該センターシャフト(12)の螺杆部
    (12b)に螺合されて軸回りに回転自在な回転ナット
    (14)と、該回転ナット(14)に回転駆動力を伝達
    する回転駆動系(22)と、該回転駆動系(22)を収
    容するハウジング本体(30)と、前記センターシャフ
    ト(12)との相対回転を規制して該センターシャフト
    (12)に外挿されると共に、前記ケーシング(2)が
    取付けられて軸回りに回転自在な回転フレーム(36)
    と、該回転フレーム(36)と前記ハウジング本体(3
    0)とを係脱自在に連結するクラッチ機構(39)とを
    備えてなることを特徴とするリベッター。
  2. 【請求項2】 前記回転フレーム(36)に、径外方向
    の鍔部(36b)が設けられると共に、該鍔部(36
    b)に、軸方向の貫通孔(36c)が形成され、前記ク
    ラッチ機構(39)が、回転フレーム(36)の貫通孔
    (36c)に対し先方側から挿入されて後方側に出退自
    在なピン軸(40)と、ハウジング本体(30)に取付
    けられ、貫通孔(36c)の後方側から進出したピン軸
    (40)の後端部に係合するクラッチ板(43)とから
    なる請求項1記載のリベッター。
  3. 【請求項3】 前記クラッチ板(43)に、前記ピン軸
    (40)の後端部を係入可能な係入孔(43c)が形成
    され、さらに、該クラッチ板(43)が、ハウジング本
    体(30)に対し、軸方向の所定範囲にてスライド可能
    に取付けられ、且つ、先方側に付勢されてなる請求項2
    記載のリベッター。
  4. 【請求項4】 前記センターシャフト(12)及び回転
    フレーム(36)のうち、一方に、ガイド体(37)が
    設けられ、他方に、該ガイド体(37)を挿入可能なス
    ライド長孔(12c)が軸方向の所定範囲にて形成さ
    れ、しかも、前記回転フレーム(36)が、回転ナット
    (14)に対し、軸方向の所定範囲にてスライド可能に
    設けられてなる請求項2又は3記載のリベッター。
  5. 【請求項5】 前記回転フレーム(36)に、径外方向
    の鍔部(36b)が設けられると共に、該鍔部(36
    b)に、軸方向の貫通孔(36c)が形成され、前記ク
    ラッチ機構(39)が、回転フレーム(36)の貫通孔
    (36c)に対し先方側から挿入されて後方側に出退自
    在なピン軸(40)と、ハウジング本体(30)に形成
    され、貫通孔(36c)の後方側から進出したピン軸
    (40)の後端部に係合するクラッチ爪(33b)とか
    らなる請求項1記載のリベッター。
  6. 【請求項6】 前記センターシャフト(12)及び回転
    フレーム(36)のうち、一方に、ガイド体(37)が
    設けられ、他方に、該ガイド体(37)を挿入可能なス
    ライド長孔(12c)が軸方向の所定範囲にて形成さ
    れ、しかも、前記クラッチ爪(33b)が、正回転方向
    側に位置する立面(33b−a)と、逆回転方向側に位
    置する傾斜面(33b−b)とを備えてなる請求項5記
    載のリベッター。
  7. 【請求項7】 前記ケーシング(2)とハウジング本体
    (30)との間に、センターシャフト(12)、回転ナ
    ット(14)、回転フレーム(36)、クラッチ機構
    (39)を収容するカバー体(46)が、軸方向の所定
    範囲にてスライド可能に外装され、該カバー体(46)
    を後方側にスライドさせた際、カバー体(46)の内面
    がピン軸(40)を後方側に押圧してクラッチ機構(3
    9)が噛合状態となる請求項2乃至6の何れかに記載の
    リベッター。
  8. 【請求項8】 前記回転駆動系(22)が、高速回転モ
    ードと低速回転モードとを備え、カバー体(46)を後
    方側にスライドさせた際、高速回転モードから低速回転
    モードに切り替わる請求項7記載のリベッター。
  9. 【請求項9】 前記ピン軸(40)が、先方側に付勢さ
    れる一方、前記カバー体(46)が後方側にスライドし
    た状態を維持すべく、該カバー体(46)とハウジング
    本体(30)とが係合する請求項7又は8記載のリベッ
    ター。
  10. 【請求項10】 前記ハウジング本体(30)が、ハン
    ドル部(C)を備えてなる請求項1乃至9の何れかに記
    載のリベッター。
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