JP2001321211A - 草の根巻取器付き杖 - Google Patents

草の根巻取器付き杖

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JP2001321211A
JP2001321211A JP2000145561A JP2000145561A JP2001321211A JP 2001321211 A JP2001321211 A JP 2001321211A JP 2000145561 A JP2000145561 A JP 2000145561A JP 2000145561 A JP2000145561 A JP 2000145561A JP 2001321211 A JP2001321211 A JP 2001321211A
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cane
grass
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grass roots
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JP2000145561A
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Masashi Hayano
昌志 早野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 杖として歩行補助の他に草取り作業にも使用
できる。凍結路面などでの歩行を助ける。 【解決手段】 草の根巻取器付き杖10は、キャップ1
4を外し、突き刺し刃13を用いて草根を巻き取り除去
する。凍結路面、傾斜路面などに突き刺して歩行時の補
助ともできる。キャップ14で突き刺し刃13を覆い、
キャップ14が石突きとして通常の杖として使用する。
ゴム製キャップ14はすべり止めとなる。突き刺し刃1
3を草根に向かって十分な深さにまで突き刺す。各部分
刃の間の空間に草根が入り込む。突き刺した状態で、そ
のT字型のグリップ部12を両手で把持し、杖本体11
を1回転だけねじる。部分刃の側縁エッジで草根が切り
取られる。草の根巻取器付き杖10を抜き取ることで、
草根も抜き取られる。各部分刃のV字型の隙間などに入
り込んだ草根や土を除去し、次の除草作業を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は草の根巻取器付き
杖、詳しくは杖本来の役割の他にも草取り作業にも使用
することができる草の根巻取器付き杖に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から草取り作業に使用される杖とし
ては、例えば実開平7−14802号公報に記載したも
のが知られている。これは、杖の下端に、側面の形状が
フ形で先端に溝刃を有するカッターを取り付けた草根抜
き杖である。そして、フ形カッターの先端溝刃を草根の
根元に当ててカッターの上部を足で踏んで差し込む。次
いで、足を外してフ形の曲部を支点として杖を手前に引
き草根を掘り出す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、この杖
は、草取り作業を行うための道具としてのみ使用される
こととなる。杖本来の役割を果たすには不適当である。
つまり、歩行の際の補助具としては用いることができな
いという不具合があった。また、草取りにあってもその
先端溝刃がフ形であるため、クワを使うように打ち込ま
なければならず、深い草根を引き抜くには、一定の操作
の技術が必要であるという不具合も有していた。
【0004】
【発明の目的】そこで、この発明は、歩行の補助具とし
ての他に草取り作業にも使用することができる草の根巻
取器付き杖を提供することを、その目的としている。ま
た、この発明は、凍結した路面などでの歩行をも助ける
ことができる草の根巻取器付き杖を提供することを、そ
の目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、所定太さの棒材または軸材で形成された杖本体と、
この杖本体の基端に設けられたグリップ部と、この杖本
体の先端に設けられた突き刺し刃とを有する草の根巻取
器付き杖である。
【0006】請求項2に記載の発明は、上記突き刺し刃
は、杖本体の軸方向に突出する複数の部分刃を有し、こ
れらの部分刃の間には所定の間隙が形成された請求項1
に記載の草の根巻取器付き杖である。
【0007】請求項3に記載の発明は、上記突き刺し刃
は保護カバーで覆われる請求項1または請求項2に記載
の草の根巻取器付き杖である。
【0008】請求項4に記載の発明は、上記杖本体はそ
の軸方向に複数に分割可能である請求項1〜3のいずれ
か1項に記載の草の根巻取器付き杖である。分割構造と
しては、例えば杖本体を中空とし、その内部にゴムひも
を挿通したものなどがある。または、中空または中実の
杖本体を軸方向に複数に分割し、これらを嵌合などによ
り連結するタイプがある。この場合の杖本体の断面は矩
形などとする。
【0009】
【作用】請求項1〜請求項4に記載の発明によれば、歩
行に際しての補助具としてこの草の根巻取器付き杖を使
用することができる。草の根巻取器付き杖のグリップ部
を把持して先端の突き刺し刃を地面に突き立てて歩行す
ることができるからである。この際、突き刺し刃を保護
カバーで覆うこともできる。なお、凍結路面、滑りやす
い傾斜面などでは突き刺し刃で路面を堅固にグリップし
て歩行の補助としてきわめて有益である。また、草取り
作業においては、作業者が起立したままで草取りを簡単
に行うことができる。突き刺し刃で草根を突き刺し、こ
れを引き抜くのである。例えば突き刺した後、杖本体を
軸回りに回転させる(ねじる)と草の根先迄を巻き付け
て容易に引き抜くことができる。特に、グリップ部を軸
を中心として横方向両側に延ばし、この両端部を両手で
把持すると、ねじる際の力が小さくても簡単に草根を引
き抜くことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施例を図面を
参照して説明する。図1に示すように、この第1実施例
に係る草の根巻取器付き杖10にあっては、所定長さで
所定太さの中実の木製丸棒からなる杖本体11を有して
いる。この杖本体11の基端にはグリップ部12が固着
されている。グリップ部12は杖本体11とT字形をな
し、その長さは、大人が両手を揃えてその両側をそれぞ
れ握ることができる程度である。また、このグリップ部
12は杖本体11と同径の丸棒で形成している。杖本体
11の先端には金属製の突き刺し刃13(草の根巻取
器)が固着されている。突き刺し刃13は有底円筒体の
開口側を所定深さのV字状にカットしたものである。し
たがって、突き刺し刃13は4個の部分刃で構成されて
いる。各部分刃の間にはV字形の溝が形成され、これら
の部分刃で取り囲んだその中央部には空間が画成されて
いる。なお、これらの部分刃は所定の厚さを有している
が、その先端に向かって薄くなるように尖らせてもよ
い。この突き刺し刃13は、ゴム製のキャップ14で覆
うことができる。このゴム製キャップ14は有底円筒体
で構成され、突き刺し刃13を不使用の場合、これを覆
うとともに、覆った状態で杖として使用した場合のすべ
り止め機能を付加することができる。
【0011】以上の構成に係る草の根巻取器付き杖10
では、キャップ14を外したときは、突き刺し刃13を
用いて草根を巻き取り除去することができる。また、凍
結路面、傾斜路面などに突き刺して歩行時の補助とする
ことができる。キャップ14で突き刺し刃13を覆った
ときは、このキャップ14が石突きとして杖の機能を発
揮する。このゴム製キャップ14はすべり止め機能を付
加する。突き刺し刃13で草根を巻き取る場合の操作に
ついて説明する。まず、突き刺し刃13を草根の生え部
分の土に突き刺す。各部分刃の間の空間に草根が入り込
む形となる。十分な深さに突き刺したところで、T字型
のグリップ部12を両手で把持し、杖本体11を中心に
して1回転させるまでねじる。その結果、部分刃の側縁
エッジで草根が切り取られ、かつ、部分刃が深く土にね
じ込まれる。強く押し込みかつねじ切るようにすると、
草根が土から剥がれる。そして、草の根巻取器付き杖1
0を抜き取ることで、草根も抜き取られる。このとき、
各部分刃のV字型の隙間および中央部の空間には、草根
と土が入り込むので、これを除去すると、次の除草作業
が行える。
【0012】図2には、第2実施例に係る突き刺し刃2
3を示している。この突き刺し刃23は、3つ股又は四
つ股部分刃を有している。4つ股の部分刃よりも3つ股
刃の方が突き刺し易く、かつ、部分刃の間につまったど
ろなどを除去しやすい。
【0013】図3には第3実施例に係る突き刺し刃33
を示している。この実施例に係る突き刺し刃33は、部
分刃間を矩形にカットしてある。草根を抜き取る場合、
中央空間から草根が上記V溝よりも多くはみ出る。すな
わち、大きな草根をも抜き取ることが容易である。
【0014】図4,図5には、第4実施例に係る突き刺
し刃43を示している。この突き刺し刃43を構成する
2つの部分刃43A,43Bには、その内側に向かって
対向して水平に突出した横刃43Dがそれぞれ形成され
ている。突き刺し刃43を突き刺して杖本体11をねじ
るとき、この横刃43Dで草根を水平にカットするもの
である。太い茎の草根をも簡単に抜き取ることができ
る。
【0015】図6にはこの発明の第5実施例を示してい
る。この実施例では、杖本体を分割構造とした場合であ
る。矩形断面で中空のパイプ61,62で杖本体を構成
し、そのパイプ内部にゴムひも63が挿通されている。
組み立て時は、パイプ61,62同士を嵌合することな
る。断面が矩形のため、草取り作業で杖本体をねじるこ
とで、その先端刃を回転させることができる。なお、こ
の断面は3角形〜6角形でも可能である。その他の構造
は、上記各実施例と同様である。
【0016】なお、この発明は上記実施例に限られず、
この発明の要旨の範囲内で、種々の改変が可能である。
例えば突き刺し刃の形状、材質、グリップ部の形状、長
さなどを変更可能である。また、突き刺し刃は杖本体の
先端に着脱自在としてもよい。グリップ部を着脱可能と
することでもよい。
【0017】
【発明の効果】この発明によれば、歩行などに際しての
補助として、特に凍結路、傾斜面での補助として有効な
杖を得ることができる。同時に、草根を抜き取る作業用
の杖としても便利な草の根巻取器付き杖を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例に係る草の根巻取器付き
杖を示す正面図である。
【図2】この発明の第2実施例に係る草の根巻取器付き
杖の先端刃を示す斜視図である。
【図3】この発明の第3実施例に係る草の根巻取器付き
杖の先端刃を示す側面図である。
【図4】この発明の第4実施例に係る草の根巻取器付き
杖の先端刃を示す側面図である。
【図5】この発明の第4実施例に係る草の根巻取器付き
杖の先端刃を示す図4のV−V矢視図である。
【図6】この発明の第5実施例に係る草の根巻取器付き
杖の杖本体の連結構造を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
10 草の根巻取器付き杖、 11 杖本体、 12 グリップ部、 13 突き刺し刃、 14 キャップ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定太さの棒材または軸材で形成された
    杖本体と、この杖本体の基端に設けられたグリップ部
    と、この杖本体の先端に設けられた突き刺し刃とを有す
    る草の根巻取器付き杖。
  2. 【請求項2】 上記突き刺し刃は、杖本体の軸方向に突
    出する複数の部分刃を有し、これらの部分刃の間には所
    定の間隙が形成された請求項1に記載の草の根巻取器付
    き杖。
  3. 【請求項3】 上記突き刺し刃は保護カバーで覆われる
    請求項1または請求項2に記載の草の根巻取器付き杖。
  4. 【請求項4】 上記杖本体はその軸方向に複数に分割可
    能である請求項1〜3のいずれか1項に記載の草の根巻
    取器付き杖。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102510729A (zh) * 2009-08-21 2012-06-20 尼古拉斯·帕里 手杖

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102510729A (zh) * 2009-08-21 2012-06-20 尼古拉斯·帕里 手杖
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