JP2001320793A - 自動利得調整装置 - Google Patents

自動利得調整装置

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JP2001320793A
JP2001320793A JP2000137521A JP2000137521A JP2001320793A JP 2001320793 A JP2001320793 A JP 2001320793A JP 2000137521 A JP2000137521 A JP 2000137521A JP 2000137521 A JP2000137521 A JP 2000137521A JP 2001320793 A JP2001320793 A JP 2001320793A
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Yukifumi Sakurazawa
享史 櫻澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 補正テーブルと演算処理によって自動的に音
量レベルを調整し、手動での調整の必要がなく、聴感に
合うように音量レベルを調整する自動利得調整装置の実
現を課題とする。 【解決手段】 音声信号の出力を聴感に合わせて自動調
整する自動利得調整装置において、入力音声信号のピー
クを検出するピーク検出手段1と、音声信号のピーク出
現率を算出するためのピーク出現率算出手段2と、音声
信号の平均値レベルを算出する平均値レベル算出手段3
と、音声信号の聴感レベルをピーク出現率と対比させた
ピーク出現率・聴感レベルテーブルを用いて、ピーク出
現率と平均値レベルとから音声信号の音量レベル調整量
を算出する音量調整量演算手段4と、音量レベル調整量
に従って音声信号のピークを調整するためのピーク値設
定手段5とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動利得調整装置
に関し、特に音声信号の出力を聴感に合わせて自動調整
する自動利得調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、音響のレベルに関して説明する。
音響工学では音量を電力デシベルで表示する。これは1
mWを0dBmとするもので、600Ωのインピーダン
ス系では出力端子電圧が0.775V(つまり実効値)
となる電力である。さらに、上述した音量を音量指示器
であるVUメータ(Volume Unit )を用いて表示する場
合には、0VUを1kHzの正弦波の4dBmの電力の
音量で表示することになっている(JIS)。
【0003】ところで、CDの場合には、振幅が16ビ
ットで表されているためにダイナミックレンジは16×
20log2=96dBである。放送規格の一つによる
とこのCDのダイナミックレンジの0dBをピーク振幅
に対応させ、−96dBを最低振幅に対応させたとき
に、−20dBの振幅となる出力電力を0VUとなるよ
うに定め、放送出力が規格をオーバーしないようにして
いる。すなわち、CDのデジタル信号のダイナミックレ
ンジで−20dBのデジタル信号が1kHzのアナログ
信号に再生された場合の出力電力は4dBmである。
【0004】さて、上述した定義では1kHzの正弦波
であったが、普通の音楽の信号は正弦波ではない。従っ
て等価にするためには、平均レベルが−20dBになる
ようにすればよい。例えば、0〜96dBの音楽信号の
平均レベルが−10dBで、5分間(サンプル周波数は
44.1kHz)の間に現れた0dBのピークが全体の
サンプルの70%であったとすると、ピークを10dB
下げた値、すなわち平均レベルを−10dB−10dB
=−20dBとすれば、上述した放送規格に合致したも
のになりそうである。しかし、ピークの出現率は必ずし
も70%ではなく、音楽のジャンルにより変化するし、
また、同じ70%であったとしても音楽のジャンルによ
り、上述の方法で測定して合わせたものと、実際に聞い
た聴感とは違ったものになる。
【0005】最近では、放送にCDを音源として用いる
場合が増えてきている。例えば、図5に示すように、C
D10を音源として放送する場合、CD10からの信号
をCD再生装置11で再生し、エンコーダサーバ12で
PCMに変換し、これをWAVE(マイクロソフト商品
名、非圧縮リニアファイル)などに変換して音量平均値
を計算し、音量を上述した理由から聴感に合うように一
曲づつ手動で調整して、送出サーバ13に送り、その送
出予定ファイルに組み入れて放送することにしている。
したがって、従来は曲ごとに調整の手数がかかり、作業
が大変であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のごとく、従来は
CDを音源として放送する際に、音量平均値を計算し
て、音量を聴感に合うように一曲ずつ手動で調整して放
送していたために、作業の手間がかかるという問題があ
った。本発明は、この点に鑑み、測定された音量平均値
と聴感とを関係づけた補正テーブルを用いて、自動的に
音量レベルを調整することにより、曲毎に手動で調整し
ていた作業をなくすことのできるPCM音声出力の自動
利得調整装置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明は、音声信号の出力を聴感に合わせて自動調
整するための音声出力の自動利得調整装置において、入
力音声信号のピークを検出するためのピーク検出手段
と、ピークを示したサンプル数と総サンプル数から前記
音声信号のピーク出現率を算出するためのピーク出現率
算出手段と、各サンプルの振幅レベルの総和と総サンプ
ル数とから前記音声信号の平均値レベルを算出する平均
値レベル算出手段と、前記音声信号の聴感レベルを前記
ピーク出現率と対比させたピーク出現率・聴感レベルテ
ーブルを予め格納した記憶手段と、前記記憶手段に記憶
されている前記ピーク出現率・聴感レベルテーブルを用
いて、前記ピーク出現率と、前記平均値レベルとから前
記音声信号の音量レベル調整量を算出する音量調整量演
算手段と、前記音量調整量演算手段が算出する前記音量
レベル調整量に従って前記音声信号のピークを調整する
ためのピーク値設定手段とを具備することを特徴とす
る。これにより、補正テーブルと演算処理によって自動
的に音量レベルを調整し、手動で調整する手間を必要と
することなく、聴感に合うように音量レベルを調整する
ことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる自動利得調
整装置を添付図面を参照にして詳細に説明する。
【0009】本発明は、測定された音量平均値と聴感を
予め関係づけた補正テーブルを用意しておき、これを用
いて自動的に音量レベルを調整して、従来、曲毎に手動
で調整していた作業をなくすことのできるPCM音声出
力の自動利得調整装置を提供することを課題としてい
る。図1〜図4を用いて、本発明のPCM音声出力の自
動利得調整装置の実施の形態について説明することにす
る。図1は、本発明のPCM音声出力の自動利得調整装
置の一実施の形態の構成を示すブロック図である。図1
において、符号1はピーク検出手段、符号2はピーク出
現率算出手段、符号3は平均値レベル算出手段、符号4
は調整量演算手段、符号5はピーク値設定手段である。
【0010】1)PCM入力がピーク検出手段1に入力
されて、その音楽信号(j)(一般的に音声信号を音楽
で代表して以下音楽と記載することにする。またjは音
楽の種類を示すものとする。)のピーク値レベルを検出
する。上述したようにピーク値は0dBであるが、別に
値を設定してこれをピーク値レベルとしてもよい。例え
ば−3dBを超える値がなければこれをピークとしても
よい。
【0011】2)上述の音楽信号(j)のピーク出現率
をピーク出現率算出手段2より、(ピーク値レベルを示
したサンプルの数)n/(サンプルの総数)Nに従って
演算して求める。
【0012】3)上述の音楽信号(j)の平均値レベル
A(j)を平均値レベル算出手段3により、
【0013】A(j)=(各サンプルの振幅レベルの総
和)ΣL/(サンプルの総数)Nにしたがって演算して
求める。A(j)は音楽信号の属するジャンルや規定さ
れているダイナミックレンジにより変化する。
【0014】4)記憶装置に格納されている音楽信号
(j)の平均値レベルを、−10dBとしたときの聴感
レベルX(j)を、記憶装置から読み出して調整量演算
手段4を用い、
【0015】 T=(A(j)+X(j)+20dB) にしたがって、この音楽信号(j)のピーク値レベル調
整量Tを演算によって求める。
【0016】5)音楽信号(j)のPCM出力に、4)
で求めたピーク値レベル調整量を示す値Tを付加して音
量を決定し、ピーク値設定手段5により以上で求めたP
CMの値にピーク値低減量を加算してピーク値を調整
し、その後エンコーダ等へ出力する。以上で本発明の実
施の形態を説明したが、特に上述の調整量演算手段4に
ついて、わかりやすいように例を挙げ、かつ、図2およ
び図3を用いて以下にさらに詳しく説明することにす
る。
【0017】図2はピーク出現率n/Nと聴感レベルX
(j)の関係を示すテーブルを示したものである。ここ
では、音楽信号(j)の平均値レベルが−10dBとな
るように設定して、各jの音楽信号(j)についてピー
ク出現率n/Nを(ピーク値レベルを示したサンプルの
数)/(サンプルの総数)に従って測定し、20%の範
囲で5種類に分割し、各ピーク出現率の範囲に対応する
音楽信号(j)を実際に聞いたとき人の聴感で感じる平
均値レベルをX1〜X5のように対応させて示したもの
である。
【0018】聴感レベルX(j)を測定するには平均値
レベルを−10dBになるように設定したとき、人の聴
感でもまた−10dBに聴こえるような所定の音楽信号
を選び、これを基準に用いてもよい。また、上述したピ
ーク出現率は5種類に分割したが特にこの数に限るわけ
ではない。ピーク出現率n/Nと聴感レベルX(j)の
テーブルは、後述するように記憶装置に格納される。
【0019】図3は音楽信号(j)が平均値レベルA
(j)でピーク検出手段1に入力され、かつ、各音楽信
号(j)が聴感レベルX(j)に対応していることを表
にまとめたものである。例えば、音楽信号1はピーク出
現率・聴感レベルテーブルによれば、平均値レベルを−
10dBに設定したとき、聴感レベルとしてはX1dB
に聴こえるということであり、この音楽信号1がピーク
検出手段1にA2の平均値レベルで入力されることを示
している。
【0020】もし、X1=−10dBで、かつA2も−
10dBであれば、設定された平均値レベルも聴感レベ
ルも等しいのであるから、調整量演算手段4では何等の
レベル調整も行われなくて良い。調整量演算手段4での
演算は(A+X+20dB)であるから、上述した値を
代入すると、
【0021】 (−10dB−10dB+20dB)=0dB となり全くレベル調整が行われないことを示している。
【0022】一般のA、Xに対する場合の演算の妥当性
はどうかというと、任意の音楽信号(j)について、聴
覚レベルX(j)に聞こえるは、この音楽信号(j)
を、−10dBの平均値レベルとなるように設定したと
きであるから、もし、平均値レベルがA(j)である場
合には、比例関係(X:−10=Y:A)、および対数
では除算が減算、乗算が加算になることに注意すると、
【0023】 Y(j)=A(j)+X(j)+10dB が音楽信号(j)の平均値レベルA(j)のときの聴感
レベルになる。
【0024】このY(j)dBのレベルが−10dBに
聴こえるようにするためには、当然ながら{Y(j)−
(−10dB)}だけレベルを調整してやればよい。以
上の説明から調整量演算手段4による音楽信号(j)
で、入力平均値レベルA(j)、平均値レベルー10d
Bの時の聴感レベルX(j)に対する調整量は
【0025】{Y(j)−(−10dB)}=A(j)
+X(j)+20dB となる。
【0026】具体的数値で示すならば、例えばA(j)
=−20dB、X(j)=−10dBという音楽信号
(j)は、聴感と信号レベルでの設定が一致しているも
のの、入力平均値レベルが低い。この場合の調整量は−
10dBである。また、A(j)=−5dB、X(j)
=−10dBという音楽信号(j)は聴感と信号レベル
での設定が一致しているものの、入力平均値レベルが高
い。この場合の調整量は5dBである。
【0027】すなわち、入力平均値レベルが低いと、調
整量は(−10dB)とその音楽信号(j)を増幅する
方向に働き、(−(−10dB))=10dBとして音
楽信号(j)のレベルを増す方向に働く。入力平均値レ
ベルが高いと調整量は5dBとその音楽信号(j)を低
減する方向に働く。また、例えばA(j)=−10d
B、X(j)=−20dBという音楽信号(j)は、入
力平均値レベルが標準の−10dBに一致しているもの
の、聴感と信号レベルでの設定が全く異なり、非常に小
さい音量に聞える。この場合の調整量は−10dBであ
る。また、A(j)=−10dB、X(j)=−5dB
という音楽信号(j)は入力平均値レベルが標準の−1
0dBに一致しているものの、聴感と信号レベルでの設
定が全く異なり、非常に大きい音量に聞える。この場合
の調整量は5dBである。すなわち、平均値レベルが同
一であっても、聴感レベルが低い(−20dB)と調整
量は(−10dB)と、その音楽信号(j)を増幅する
方向に働き、聴感レベルが高いと調整量は5dBとその
音楽信号(j)を低減する方向に働く。
【0028】図4は、本発明のPCM音声出力の自動利
得調整装置の実施の形態の、より詳細な構成を示すブロ
ック図である。図4で符号6は情報制御装置(CP
U)、符号7は出力装置、符号8は記憶装置、符号9は
入力装置である。図4では、情報制御装置6により記憶
装置8に格納された各種の実行形式のプログラム(オブ
ジェクトランゲージで書かれたプログラム)および上述
したピーク出現率・聴感レベルテーブルを参照して、図
1を参照して説明した各手段の動作を実現するものであ
る。
【0029】入力装置9より入力された音楽信号(j)
は、情報制御装置6がピーク検出プログラムを参照する
ことにより、ピーク値が検出される。さらにピーク出現
率算出プログラムが参照されて、ピーク出現率が算出さ
れ、平均値レベル算出プログラムによって平均値レベル
A(j)が算出される。
【0030】この後に、情報制御装置6はピーク出現率
・聴感レベルテーブルを参照して、音楽信号(j)のピ
ーク出現率が属する範囲からX(j)を抽出する。次
に、情報制御装置6は、ピーク調整量演算プログラムに
より、A(j)+X(j)+20dBを演算して調整量
を算出する。最後に、情報制御装置6は算出された調整
量とその音楽信号(j)を出力装置7に送り、出力装置
7からエンコーダヘと調整された音楽信号(j)が送出
される。
【0031】図4の詳しいブロック図は、情報制御装置
6および記憶装置8ならびに、記憶装置8に格納された
各種の処理プログラムおよびピーク出現率・聴感レベル
テーブルにより本発明を実施している例であるが、特に
この実施の形態に限るものではなく、例えば集積回路な
どを用いて実現することも可能である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1の
発明は、音声信号の出力を聴感に合わせて自動調整する
ための音声出力の自動利得調整装置において、入力音声
信号のピークを検出するためのピーク検出手段と、ピー
クを示したサンプル数と総サンプル数から音声信号のピ
ーク出現率を算出するためのピーク出現率算出手段と、
各サンプルの振幅レベルの総和と総サンプル数とから音
声信号の平均値レベルを算出する平均値レベル算出手段
と、音声信号の聴感レベルをピーク出現率と対比させた
ピーク出現率・聴感レベルテーブルを予め格納した記憶
手段と、記憶手段に記憶されているピーク出現率・聴感
レベルテーブルを用いて、ピーク出現率と平均値レベル
とから音声信号の音量レベル調整量を算出する音量調整
量演算手段と、音量調整量演算手段が算出する音量レベ
ル調整量に従って音声信号のピークを調整するためのピ
ーク値設定手段とを設けたことを特徴とする。これによ
り、実際に視聴者の聴感に合わせて、音楽信号の音量レ
ベルを自動的に調整することができ、従来行なっていた
ような特定の調整者を配置して音楽信号を聴きながら音
量レベルを一つ一つ手動調整していくという手間を省く
ことができ、放送の準備時間を短縮できるばかりでな
く、配置人員を削滅することもでき、経済効果が期待で
きる。
【0033】本発明の請求項2の発明は、ピーク出現率
・聴感レベルテーブルは、音声信号を所定の平均値レベ
ルになるように設定したときに、聴感により測定される
音声信号の平均値レベルを、音声信号のピーク出現率に
対応させたテーブルであり、かつ音声信号のピーク出現
率を範囲を区切って聴感による平均値レベルに対応させ
たテーブルであることを特徴とする。このように、観測
しやすい音声信号のピーク出現率を聴感による平均値レ
ベルに対応することで、聴感に合わせた音楽信号の音量
レベルの調整を迅速に実現することができる。
【0034】本発明の請求項3の発明は、調整量演算手
段は、ピーク出現率に基づいて、ピーク出現率・聴感レ
ベルテーブルから対応する音声信号の聴感による平均値
レベルを抽出し、音声信号の入力平均値レベルと、平均
値レベルから調整量を(入力平均値レベル)+(聴感に
よる平均値レベル)+2×(音声信号の所定の設定レベ
ル)に従って音声信号のピーク値を調整することを特徴
とする。これにより、比較的簡単に聴感に合わせた音楽
信号の音量レベルの調整量を求めることができ、音量レ
ベルの調整をより簡単にかつ迅速に実現することができ
る。
【0035】本発明の請求項4の発明は、ピーク出現率
算出手段は(入力音声信号のピークを示したサンプル
数)/(入力音声信号の総サンプル数)によりピーク出
現率を算出することを特徴とする。これにより、比較的
簡単にピーク出現率を算出することができ、以後の処理
を容易に行うことができる。
【0036】本発明の請求項5の発明は、平均値レベル
算出手段は(入力音声信号の各サンプルの振幅レベルの
総和)/(入力音声信号の総サンプル数)に従って平均
値レベルを算出することを特徴とする。これにより、比
較的簡単に平均値レベルを算出することができ、以後の
処理を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のPCM音声出力の自動利得調整装置の
構成を示すブロック図。
【図2】本発明のピーク出現率と聴感レベルの関係を示
すテーブルの一例。
【図3】音楽信号とその聴感レベルおよび入力平均値レ
ベルの関係を示す図表。
【図4】本発明のPCM音声出力の自動利得調整装置
の、より詳細な構成を示すブロック図。
【図5】従来の音楽信号のレベル調整方法を説明するた
めの説明図。
【符号の説明】
1…ピーク検出手段、2…ピーク出現率算出手段、3…
平均値レベル算出手段、4…調整量演算手段、5…ピー
ク値設定手段、6…情報制御装置、7…出力装置、8…
記憶装置、9…入力装置、10…CD、11…再生装
置、12…エンコーダサーバ、13…送出サーバ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声信号の出力を聴感に合わせて自動調
    整するための音声出力の自動利得調整装置において、 入力音声信号のピークを検出するためのピーク検出手段
    と、 ピークを示したサンプル数と総サンプル数から前記音声
    信号のピーク出現率を算出するためのピーク出現率算出
    手段と、 各サンプルの振幅レベルの総和と総サンプル数とから前
    記音声信号の平均値レベルを算出する平均値レベル算出
    手段と、 前記音声信号の聴感レベルを前記ピーク出現率と対比さ
    せたピーク出現率・聴感レベルテーブルを予め格納した
    記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されている前記ピーク出現率・聴感
    レベルテーブルを用いて、前記ピーク出現率と、前記平
    均値レベルとから前記音声信号の音量レベル調整量を算
    出する音量調整量演算手段と、 前記音量調整量演算手段が算出する前記音量レベル調整
    量に従って前記音声信号のピークを調整するためのピー
    ク値設定手段とを具備することを特徴とする自動利得調
    整装置。
  2. 【請求項2】 前記ピーク出現率・聴感レベルテーブル
    は、前記音声信号を所定の平均値レベルになるように設
    定したときに、聴感により測定される前記音声信号の平
    均値レベルを、前記音声信号のピーク出現率に対応させ
    たテーブルであり、かつ音声信号のピーク出現率を範囲
    を区切って前記聴感による平均値レベルに対応させたテ
    ーブルであることを特徴とする請求項1に記載の自動利
    得調整装置。
  3. 【請求項3】 前記調整量演算手段は、前記ピーク出現
    率に基づいて、前記ピーク出現率・聴感レベルテーブル
    から対応する音声信号の聴感による平均値レベルを抽出
    し、前記音声信号の入力平均値レベルと、前記聴感によ
    る平均値レベルから調整量を(入力平均値レベル)+
    (聴感による平均値レベル)+2×(音声信号の所定の
    設定レベル)に従って前記音声信号のピーク値を調整す
    ることを特徴とする請求項1に記載の自動利得調整装
    置。
  4. 【請求項4】 前記ピーク出現率算出手段は(入力音声
    信号のピークを示したサンプル数)/(入力音声信号の
    総サンプル数)により前記ピーク出現率を算出すること
    を特徴とする請求項1に記載の自動利得調整装置。
  5. 【請求項5】 前記平均値レベル算出手段は(入力音声
    信号の各サンプルの振幅レベルの総和)/(入力音声信
    号の総サンプル数)に従って平均値レベルを算出するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の自動利得調整装置。
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