JP2001319430A - 情報再生装置又は情報記録媒体の評価方法、所定の評価基準を満たした情報記録媒体、及び所定の評価基準を満たした情報記録媒体を再生する情報再生装置 - Google Patents

情報再生装置又は情報記録媒体の評価方法、所定の評価基準を満たした情報記録媒体、及び所定の評価基準を満たした情報記録媒体を再生する情報再生装置

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JP2001319430A JP2000137178A JP2000137178A JP2001319430A JP 2001319430 A JP2001319430 A JP 2001319430A JP 2000137178 A JP2000137178 A JP 2000137178A JP 2000137178 A JP2000137178 A JP 2000137178A JP 2001319430 A JP2001319430 A JP 2001319430A
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Yutaka Kashiwabara
裕 柏原
Yutaka Okamoto
豊 岡本
Chosaku Nozen
長作 能弾
Hideo Ando
秀夫 安東
Koichi Hirayama
康一 平山
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単に情報再生装置又は情報記録媒体を評価す
ることが可能な評価方法を提供すること。 【解決手段】再生信号処理にPRML(Partial Respons
e and Maximum Likelihood)方式を採用して情報記録媒
体を再生する情報再生装置において、一定期間に最小パ
スメトリックが増加する量を計算し、計算された値を評
価基準値として、この情報再生装置又は情報記録媒体を
評価する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報を高密度記録
した光ディスク等の情報記録媒体を再生する情報再生装
置において、この情報再生装置又は情報記録媒体を評価
する評価方法に関する。また、本発明は、所定の評価基
準を満たした情報記録媒体に関する。さらに、本発明
は、所定の評価基準を満たした情報記録媒体を再生する
情報再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】直径12cmの光ディスク片面にMPEG2画像
を2時間以上録画したいという要求から、DVDシステムが
商品化されている。DVD規格ではディスクの記憶容量は
片面4.7GBであり、トラック密度は0.74μm/トラック、
線密度は0.267μm/ビットである。以後、この規格に基
づくDVDを現行DVDと呼ぶ。
【0003】DVDのような光ディスクに記録された情報
の再生は、光ヘッドを用いて行われる。光ヘッドにおい
ては、LD(レーザダイオード)から出射される光ビームが
対物レンズにより光ディスクのトラック上のピット系列
に集光され、光ディスクで反射された光ビームは、集光
レンズで光検出器に集光され、再生信号が得られる。こ
の光検出器からの再生信号は再生信号処理系に入力さ
れ、等化器で波形等化を受けた後、検出器でデータの復
号が行われる。DVD規格の場合、光ヘッド中のLDの波長
は0.65μm、対物レンズの開口数は0.6である。
【0004】現行DVDシステムでは、再生信号処理方式
として波形スライス方式が一般に用いられる。この波形
スライス方式について、図15の動作波形図を用いて説明
する。光ディスクには、記録すべき情報である図15(a)
に示す記録データに対応する図15(b)に示す記録波形に
従って、図15(c)に示すようにピット系列が形成されて
いる。
【0005】このようにして光ディスクに記録された情
報を再生する場合、光ディスク上に光ヘッド内のLDから
再生用光ビームが図15(c)中に円形で示すような微小な
ビームスポットとして照射され、ピット系列が読み出さ
れることにより、再生信号が得られる。この再生信号の
波形(再生波形)は、記録再生系の特性から図15(b)の記
録波形ような矩形波にはならず、図15(d)に示すように
鈍った波形として得られる。
【0006】そこで、等化器では再生波形に対して図15
(e)に示すように等化波形とある設定された閾値(一点鎖
線で示す)との交点がウィンドウの中心になるような波
形等化が施される。具体的には、再生信号の高周波成分
の増幅が行なわれる。検出器では、図15(f)に示すよう
に等化波形と閾値との交点を検出し、ウィンドウ内で交
点が検出されれば'1'、検出されなければ'0'として2値
データを出力する。そして、この交点検出後により得ら
れた2値データにNRZI変換を施すことにより、図15(g)に
示すように復号データが得られる。
【0007】等化波形と閾値との交点は、雑音等のため
必ずしもウィンドウの中心とはならない。交点検出箇所
がウィンドウに対しどのような分布になるかを図16に示
す。ウィンドウ幅で規格化したときの交点データの標準
偏差はジッタと呼ばれ、媒体評価や回路調整の基準値に
使用される。
【0008】現行DVDと同じ光ヘッドを用いて、現行DVD
よりも高密度化した光ディスクを再生する場合を考え
る。トラック密度が高くなると、再生信号にはクロスト
ーク成分と呼ばれる信号劣化成分が多く含まれることと
なる。一方、線密度が高くなると、再生波形はより鈍っ
た波形となる。等化器では、前述したように再生信号の
高周波成分の増幅が行なわれているので、入力する再生
波形がより鈍っている場合には、高周波成分をより増幅
する必要がある。その結果、等化器はこうした信号劣化
成分までも増幅させることとなる。このように信号検出
方式に波形スライス方式を用いた場合には、どのように
高密度化をしても信号劣化成分が増加してしまい、もは
や、正しくデータの復号を行うことはできない。
【0009】このように再生信号のSNR(Signal to Nois
e Ratio)が低下した場合の再生信号処理方式として、波
形スライス方式の代わりにPRML(Partial Response and
Maximum Likelihood)方式の利用が検討されている。PRM
L方式においては、まず等化器でPR特性と呼ばれる識別
点間で既知の相関を持った波形へと等化される。
【0010】図17を用いて種々のPR特性について説明す
る。図17(a)〜(d)は、図15(a)〜(d)と同様であり、それ
ぞれ記録データ、記録波形、ピット系列、再生波形を示
す。図17(d)の再生波形に対し、等化器でPR(1,1)特性、
PR(1,2,1)特性、PR(1,2,2,1)特性に基づく等化を行った
場合の等化後の波形を図17(e)(f)(g)にそれぞれ示す。P
R(1,1)特性とは、インパルス応答が、連続する2識別点
に各々1:1の割合で現れる特性をいう。PR(1,2,1)特性と
は、インパルス応答が、連続する3識別点に各々1:2:1の
割合で現れる特性をいう。PR(1,2,2,1)特性とは、イン
パルス応答が、連続する4識別点に各々1:2:2:1の割合で
現れる特性をいう。図示しないが、他のPR特性について
も同様である。
【0011】図17(e)(f)(g)に示した通り、PR(1,1)特性
→PR(1,2,1)特性→PR(1,2,2,1)特性の順に等化後の波形
は鈍った特性になっていることが分かる。PRML方式で
は、再生波形の特性に近いPR特性へ波形等化することに
より、等化器での信号劣化成分の増加を抑制できる。
【0012】一方、PRML方式の再生信号処理系におい
て、等化器の後に配置される検出器には、最尤復号器の
代表的な一つであるヴィタビ復号器が一般に用いられ
る。等化器で再生波形はPR(1,2,2,1)特性へ等化された
とすると、ヴィタビ復号器は、PR(1,2,2,1)特性を満た
す全ての系列の中から等化波形のサンプル系列との誤差
が最も小さい系列を選択し、選択された系列に対応する
2値データ(復号データ)を出力する。この様子を図18に
示す。PRML方式では、復号を1つのサンプル値から行な
うのではなく、複数のサンプル値から行なうため、サン
プル値間で相関を持たない信号劣化成分に対する耐性が
強い。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】PRML方式を用いた情報
再生装置の回路調整あるいは媒体評価のための基準値と
して、従来はビットエラー率や等化誤差が用いられてい
る。ビットエラー率の測定には膨大なデータ収集を必要
とするという問題がある。また、等化誤差を求めるに
は、評価装置の複雑化を招くという問題がある。
【0014】この発明の目的は、上記したような事情に
鑑み成されたものであって、下記に示す情報再生装置又
は情報記録媒体の評価方法、所定の評価基準を満たした
情報記録媒体、及び所定の評価基準を満たした情報記録
媒体を再生する情報再生装置を提供することにある。
【0015】(1)簡単に情報再生装置又は情報記録媒
体を評価することが可能な評価方法。
【0016】(2)簡単に情報記録媒体を評価すること
が可能な評価方法により評価された結果、所定の評価基
準を満たした情報記録媒体。
【0017】(3)簡単に情報記録媒体を評価すること
が可能な評価方法により評価された結果、所定の評価基
準を満たした情報記録媒体を再生する情報再生装置。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、この発明の評価方法、所定の評価基準
を満たした情報記録媒体、及び所定の評価基準を満たし
た情報記録媒体を再生する情報再生装置は、以下のよう
に構成されている。
【0019】(1)この発明の評価方法は、再生信号処
理にPRML(Partial Response and Maximum Likeliho
od)方式を採用して情報記録媒体を再生する情報再生装
置において、前記情報記録媒体から得られる再生信号を
等化信号へ変換し、前記等化信号に基づきブランチメト
リック値を計算し、前記ブランチメトリック値に基づき
PRML方式の各状態における各パスメトリック値を計
算し、前記各パスメトリック値の中から最小のパスメト
リック値を選択し、前記最小のパスメトリック値が一定
期間に増幅する量を評価基準値として、この情報再生装
置又は情報記録媒体を評価する。
【0020】(2)この発明の情報記録媒体は、再生信
号処理にPRML(Partial Response and Maximum Like
lihood)方式を採用して情報記録媒体を再生する情報再
生装置で、前記情報記録媒体から得られる再生信号を等
化信号へ変換し、前記等化信号に基づきブランチメトリ
ック値を計算し、前記ブランチメトリック値に基づきP
RML方式の各状態における各パスメトリック値を計算
し、前記各パスメトリック値の中から最小のパスメトリ
ック値を選択し、前記最小のパスメトリック値が一定期
間に増幅する量を評価基準値として評価した結果、所定
の評価基準を満たす。
【0021】(3)この発明の情報再生装置は、再生信
号処理にPRML(Partial Response and Maximum Like
lihood)方式を採用して情報記録媒体を再生する情報再
生装置であって、前記情報記録媒体から得られる再生信
号を等化信号へ変換し、前記等化信号に基づきブランチ
メトリック値を計算し、前記ブランチメトリック値に基
づきPRML方式の各状態における各パスメトリック値
を計算し、前記各パスメトリック値の中から最小のパス
メトリック値を選択し、前記最小のパスメトリック値が
一定期間に増幅する量を評価基準値として評価した結
果、所定の評価基準を満たす情報記録媒体を再生する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0023】図1に本発明に係る光ディスクシステム
(情報再生装置)のブロック図を示す。光ディスク1に
は、(d,k)RLL(Run-Length Limit)符号のd=1の変調が行
われた情報が記録されている。光ディスク1から光ピッ
クアップヘッド(PUH)2を介して読み出された再生信号
は、増幅器3で増幅され、AD変換器4でAD変換された後、
等化器5でPR(1,2,2,1)特性を満たすような等化信号へと
変換される。等化信号は、0,1,2,3,4,5,6の7レベルに分
布する。PRクラスとRLL符号のd=1とから、0,1,2,3,4,5,
6の7値、S000, S001, S011, S100, S110, S111の6状態
のヴィタビ復号器6が用いられる。
【0024】図2に本発明の第一のヴィタビ復号器6の内
部ブロック図を示す。入力した等化信号Y(t)から、ま
ず、ブランチメトリック計算器7によりブランチメトリ
ックが計算される。ブランチメトリックは、下記式(1)
で計算される。
【0025】 BM(t,Level)={Y(t)-Level}2 (Level=0,1,…,6) …(1) 式(1)に従って計算された7つのブランチメトリックがAC
S(Add Compare Select)回路8に送られる。ACS回路8で
は、下記式(2)に基づいてパスメトリックが計算され
る。
【0026】 PM(t,S000)=min{PM(t-1,S000)+BM(t,0), PM(t-1,S100)+BM(t,1)} PM(t,S001)=min{PM(t-1,S000)+BM(t,1), PM(t-1,S100)+BM(t,2)} PM(t,S011)=PM(t-1,S101)+BM(t,3) PM(t,S100)=PM(t-1,S110)+BM(t,3) PM(t,S110)=min{PM(t-1,S011)+BM(t,4), PM(t-1,S111)+BM(t,5)} PM(t,S111)=min{PM(t-1,S011)+BM(t,5), PM(t-1,S111)+BM(t,6)} …(2) 計算されたパスメトリックがパスメトリックメモリ9に
蓄えられる。また、式(2)におけるmin()関数で、どちら
が選択されたかがパスメモリ10に送られる。
【0027】第一のヴィタビ復号器のパスメモリ10の内
部構造を図3に示す。パスメモリ10は、6×n(8≦n≦64)
個の1ビットレジスタ13と、4×(n-1)個のパス選択用ス
イッチ14とから構成される。初段の6個の1ビットレジス
タ13には、各々状態S000, S001, S011, S100, S110, S1
11の下位1ビットが記憶されている。パス選択用スイッ
チ14は、1段当り4個配置されており、2入力の中のどち
らを選択するかは、式(2)の4つのMin()関数の選択結果
に応じる。
【0028】第一のヴィタビ復号器の基準値計算器11の
内部構造を図4に示す。最小値選択器15は、パスメトリ
ックメモリ9に記憶された6つの値から最小のものを選択
し、その状態を示す番号と、最小値とを出力する。6つ
のパスメトリックから、最小値選択器15が出力する最小
パスメトリックを減算器16で減算する。減算結果は、パ
スメトリックメモリ9へ送られる。全パスメトリックか
ら最小値を減算することにより、パスメトリックの増加
によるオーバフローが防止される。パス選択器12では、
基準値算出器11が出力するパスメトリック最小となる状
態を示す番号に基づいて、パスメモリ10が出力する6つ
の復号データから1つを選択し、出力する。
【0029】最小値選択器15が出力する最小値は、累積
加算器17で一定期間累積加算される。計算された累積加
算値は、一定期間内に最小パスメトリックが幾ら増加し
たかを示す。最小パスメトリックは常に0以上であり、
等化信号に雑音が全く含まれない場合に最小パスメトリ
ックは0となる。しかし、等化信号に雑音が含まれる場
合には、最小パスメトリックは0より大きい値となり、
等化信号に含まれる雑音の量が多いほど、最小パスメト
リックの値は大きくなる。瞬間的に加わる雑音の値は時
々刻々変化するので、瞬間的な最小パスメトリックでは
精度良い評価はできない。上述のように最小パスメトリ
ックの累積加算値を用いることで雑音の量が平均化さ
れ、評価基準値として使用することができるようにな
る。
【0030】ここで、図19を参照して、一定期間に最小
パスメトリックが増加する量を評価基準値とする評価方
法についてまとめる。上述したように、パスメトリック
計算器7によりパスメトリック値が取得される(ST11)。
取得されたパスメトリック値はパスメトリックメモリ9
に記憶される。そして、最小値選択器15によりパスメト
リックメモリ9に記憶された値から最小値が選択される
(ST12)。最小選択器15により選択された最小値は累積加
算器17で一定期間累積加算され、最小パスメトリック増
加量が算出される(ST13)。
【0031】図5に本発明の第二のヴィタビ復号器を示
す。第一のヴィタビ復号器と同様に、等化信号から、ブ
ランチメトリック計算器7によりブランチメトリックが
計算された後、ACS回路8で、式(2)に基づいて、パスメ
トリックが計算される。パスメトリックがパスメトリッ
クメモリ9に出力され、また、式(2)におけるmin()関数
で、どちらが選択されたかがパスメモリ10に送られる。
パスメモリ10では、選択結果に基づいて、パスを選択
し、出力段の6つの復号データを出力する。
【0032】多数決判定器18では、パスメモリ10から出
力される6つの復号データの内、3つ以上が0ならば、0を
出力し、それ以外は、1を出力する。
【0033】第一のヴィタビ復号器の基準値αは、PRML
方式の状態数をn、各状態をSk(1≦k≦n)、時刻tでのパ
スメトリックをPM(Sk,t) (1≦k≦n)とすると、下記式
(3)のように表される。
【0034】
【数4】 上記式(3)の基準値αを用いて、下記式(4)を求める。
【0035】 20log10(1/α) …(4) 上記式(4)の値が16以上の時、ヴィタビ復号器では、十
分な信頼性の復号データが得られる。
【0036】ここで、図20を参照して、上記式(3)で表
される値を評価基準値とする評価方法についてまとめ
る。図20に示すように、期間Mが経過するまでの間(ST2
1、NO)、パスメトリック値の取り込み(ST22)、最小値選
択(ST23)、前回最小値との差分計算(ST24)、差分累積加
算(ST25)、最小パスメトリック値保存(ST26)、が繰り返
される。期Mが経過すると(ST21、YES)、累積加算値が
Mで除算される(ST27)。
【0037】図6に第二のヴィタビ復号器の基準値計算
器11の内部構造を示す。比較器19では、パスメトリック
メモリ9に記憶された6つの値とある固定値αとを比較
し、6つ値全てがα以上であれば、1を出力し、それ以外
は、0を出力する。減算値選択用スイッチ20は、比較器1
9の出力が1であれば、固定値β(β≦α)を出力し、比較
器19の出力が0であれば0を出力する。減算器16により、
各パスメトリックから減算値選択用スイッチ20が出力す
る値が減算される。この減算処理により、パスメトリッ
クの増加によるオーバフローが防止される。
【0038】カウンタ21では、一定期間に、比較器19の
出力が1となる回数がカウントされる。パスメトリック
の増加の様子は、等化信号に含まれる雑音の量に依存す
る。雑音の量が大きければ、パスメトリックが急激に増
加し、比較器19が1を出力する回数が増加する。つま
り、カウンタ21の出力を評価基準値として、回路調整や
媒体評価を行なう。
【0039】ここで、図21を参照して、上記したよう
に、全パスメトリックが所定値α以上となる回数を評価
基準値として評価する方法をまとめる。図21に示すよう
に、一定期間が経過するまで(ST31、NO)、パスメトリ
ック値の取り込み(ST32)、全パスメトリック値がα以上
となる回数(ST33、YES)がカウントされる(ST34)。
一定期間が経過すると(ST31、YES)、カウント値(=評価
基準値)が出力され(ST35)、カウント値がリセットさ
れる(ST36)。
【0040】図7に本発明の第三のヴィタビ復号器を示
す。第一のヴィタビ復号器と同様に、等化信号から、ブ
ランチメトリック計算器7によりブランチメトリックが
計算された後、ACS回路8で、式(2)に基づいて、パスメ
トリックが計算される。パスメトリックがパスメトリッ
クメモリ9に出力され、また、式(2)におけるmin()関数
で、どちらが選択されたかがパスメモリ10に送られる。
パスメモリ10では、選択結果に基づいて、パスを選択
し、出力段の6つの復号データを出力する。
【0041】図8に第三のヴィタビ復号器の基準値計算
器11の内部構造を示す。最小値選択器15は、パスメトリ
ックメモリ9に記憶された6つの値から最小のものを選択
し、その状態を示す番号と、最小値とを出力する。6つ
のパスメトリックから、最小値選択器15が出力する最小
パスメトリックを減算器16で減算する。減算結果は、パ
スメトリックメモリ9へ送られる。全パスメトリックか
ら最小値を減算することにより、パスメトリックの増加
によるオーバフローが防止される。パス選択器12では、
基準値算出器11が出力するパスメトリック最小となる状
態を示す番号に基づいて、パスメモリ10が出力する6つ
の復号データから1つを選択し、出力する。
【0042】図9に階層パスメトリックメモリ22の内部
構造を示す。階層パスメトリックメモリ22は、6×n(8≦
n≦64)個のパスメトリック用レジスタ23と、4×(n-1)個
のパス選択用スイッチ14とから構成される。初段の6個
のパスメトリック用レジスタ23には、各々状態S000, S0
01, S011, S100, S110, S111のパスメトリック値が記憶
されている。パス選択用スイッチ14は、1段当り4個配置
されており、2入力の中のどちらを選択するかは、式(2)
の4つのMin()関数の選択結果に応じる。階層パスメトリ
ックメモリ22出力段の6個の1ビットレジスタ13に記憶さ
れる値は、パスが収束していれば全て一致する。
【0043】階層パスメトリックメモリ22の6出力か
ら、最小値選択器15で最小値が選択される。最小値選択
器15の出力を累積加算器17で、一定期間累積加算する。
累積加算器17の出力を評価基準値として、回路調整や媒
体評価を行なう。
【0044】パスメモリ10と同様の構成の階層パスメト
リックメモリ22を用いることにより、階層パスメトリッ
クメモリ22後段の最小値選択器15の出力は、復号データ
の尤度と完全に一致したパスメトリック値となる。第一
のヴィタビ復号器では、現時点の最小パスメトリックの
増加量を使用している。雑音の加わり方によっては、パ
スメトリックが最小となるパスと最終的に生き残るパス
とが異なる場合がある。このことが、第一のヴィタビ復
号器における基準値の精度を低下させる原因となってい
る。第三のヴィタビ復号器は、この問題が解決されてお
り、第一のヴィタビ復号器で算出する評価基準値よりも
より精度の高い評価基準値が算出できる。
【0045】ここで、図22を参照して、全生き残りパス
についてn(n≧2)チャネルクロック前の時点でのパスメ
トリックを記憶しておき、その中の最小パスメトリック
が増加する量を評価基準値として評価する方法について
まとめる。図22に示すように、nチャネルクロック前の
パスメトリック値が取得され(ST41)、最小値が選択さ
れ(ST42)、最小パスメトリック増加量が算出される(ST4
3)。
【0046】図10に本発明の第四のヴィタビ復号器を示
す。第一のヴィタビ復号器と同様に、等化信号から、ブ
ランチメトリック計算器7によりブランチメトリックが
計算された後、ACS回路8で、式(2)に基づいて、パスメ
トリックが計算される。パスメトリックがパスメトリッ
クメモリ9に出力され、また、式(2)におけるmin()関数
で、どちらが選択されたかがパスメモリ10に送られる。
パスメモリ10では、選択結果に基づいて、パスを選択
し、出力段の6つの復号データを出力する。多数決判定
器18では、パスメモリ10から出力される6つの復号デー
タの内、3つ以上が0ならば、0を出力し、それ以外は、1
を出力する。
【0047】基準値計算器11の内部構造を図11に示す。
標準偏差算出器24では、パスメトリックメモリ9に記憶
された6つの値に対する標準偏差を算出する。算出され
た標準偏差を累積加算器17で、一定期間、累積加算す
る。6つのパスメトリックの標準偏差は、雑音の量と出
現パターンに依存する。標準偏差を累積加算すること
で、出現パターンの影響はキャンセルされ、雑音の量の
みに依存するようになる。雑音の量が多いと累積加算値
は小さくなることから、累積加算器17の出力を評価基準
値として、回路調整や媒体評価を行なう。
【0048】使用されるPR特性の理想等化レベルの最小
レベル差を1、 (d,k)RLL符号のd=1の場合、第四のヴィ
タビ復号器の基準値が26以上の時、十分高い信頼性の復
号データが得られる。つまり、基準値が26以上となる情
報記録媒体が、所定の基準値を満たした情報記録媒体と
言える。また、使用されるPR特性の理想等化レベルの最
小レベル差を1、 (d,k)RLL符号のd=2の場合、第四のヴ
ィタビ復号器の基準値が10.5以上の時、十分高い信頼性
の復号データが得られる。つまり、基準値が10.5以上と
なる情報記録媒体が、所定の基準値を満たした情報記録
媒体と言える。
【0049】ここで、図23を参照して、各状態のパスメ
トリックに対する標準偏差の平均を評価基準値として評
価する方法をまとめる。図23に示すように、一定期間が
経過するまで(ST51、NO)、パスメトリック値の取得(ST5
2)、標準偏差の計算(ST53)が繰り返される。一定期間が
経過すると(ST51、YES)、標準偏差の平均が計算される(S
T54)。
【0050】図12に本発明の第五のヴィタビ復号器を示
す。第一のヴィタビ復号器と同様に、等化信号から、ブ
ランチメトリック計算器7によりブランチメトリックが
計算された後、ACS回路8で、パスメトリックが更新さ
れ、選択結果がパスメモリに出力される。
【0051】第五のヴィタビ復号器のパスメモリ10の内
部構造を図13に示す。パスメモリ10は、6×n(8≦n≦64)
個の3ビットレジスタ13と、4×(n-1)個のパス選択用ス
イッチ14と、3×(n-1)個の6入力ANDゲート26と、(n-1)
個の6入力NORゲート27と、(n-1)個の2入力ORゲート28
と、(n-1)個の3入力NANDゲート29と、加算器30と、累積
加算器19とから構成される。初段の6個の3ビットレジス
タ13には、各々状態S000, S001, S011, S100, S110, S1
11の状態番号が記憶されている。パス選択用スイッチ14
は、1段当り4個配置されており、2入力の中のどちらを
選択するかは、式(2)の4つのMin()関数の選択結果に応
じる。
【0052】初段を除く各段に設けられた3個のANDゲー
ト26、NORゲート27には、各段の6個の3ビットレジスタ1
3に記憶されたデータがビット毎に入力する。前記ANDゲ
ート26とNORゲート27の後段に2入力ORゲート28が配置さ
れる。ORゲート28の出力は、各段の6個の3ビットレジス
タ13に記憶されたデータが一致している場合に1、それ
以外の場合に0となる。ORゲート28の後段には、NANDゲ
ート29が配置される。NANDゲート29の出力は、パスが収
束していれば0、収束していなければ1となる。加算器30
は、(n-1)個のNANDゲート29の出力が入力する。加算器3
0の出力は、パスが収束するまでの長さに対応する。た
だし、n段目で収束していなければ、便宜的にnとなる。
累積加算器19では、一定期間、加算器30の出力を累積加
算し、結果を出力する。
【0053】パスが収束するまでの距離は、データパタ
ーンと雑音の量に依存する。一定期間累積加算すること
により、データパターンの依存性がキャンセルされる。
つまり、累積加算器19から出力される値は、雑音の量だ
けに依存することとなる。雑音の量が多いと、収束する
までの距離は長くなり、累積加算器19の出力値が大きく
なる。このことを利用し、パスが収束するまでの長さの
平均を評価基準値として、回路調整や媒体評価を行な
う。
【0054】ここで、図24を参照して、パスが収束する
までの長さの平均を評価基準値として評価する方法をま
とめる。図24に示すように、一定期間が経過するまで(S
T61、NO)、パス収束までの長さの取得(ST62)、累積加算
(ST63)が繰り返される。一定期間が経過すると(ST61、Y
ES)、平均が計算される(ST64)。
【0055】第五のヴィタビ復号器のパスメモリ10の別
の内部構造を図14に示す。パスメモリ10は、6×n(8≦n
≦64)個の1ビットレジスタ13と、4×(n-1)個のパス選択
用スイッチ14と、 (n-1)個の6入力ANDゲート26と、(n-
1)×2個のNORゲート27と、加算器30と、累積加算器19と
から構成される。初段の6個の3ビットレジスタ13には、
各々状態S000, S001, S011, S100, S110, S111の下位1
ビットが記憶されている。パス選択用スイッチ14は、1
段当り4個配置されており、2入力の中のどちらを選択す
るかは、式(2)の4つのMin()関数の選択結果に応じる。
【0056】初段を除く各段に設けられたANDゲート26
とNORゲート27には、各段の6個の1ビットレジスタ13に
記憶されたデータが入力する。前記ANDゲート26とNORゲ
ート27の後段には、NORゲート27が配置される。後段に
配置されたNORゲート27の出力は、6入力全てが一致して
いる場合に0、それ以外の場合に1となる。加算器30は、
後段側の(n-1)個のNORゲート27の出力が入力する。累積
加算器19では、一定期間、加算器30の出力を累積加算
し、結果を出力する。累積加算器19の出力値を評価基準
値として、回路調整や媒体評価を行なう。図14のパスメ
モリ10は、図13のパスメモリ10の簡易型と言える。
【0057】第五および第六のヴィタビ復号器の基準値
が4以上32以下のとき、十分信頼性の高い復号データが
得られる。つまり、基準値が4以上32以下のとき、所定
の基準値を満たした情報記録媒体といえる。
【0058】第一のヴィタビ復号器、第三のヴィタビ復
号器では、パス選択器12の代わりに、多数決判定器18を
用いても良い。
【0059】第二のヴィタビ復号器、第四のヴィタビ復
号器、第五のヴィタビ復号器では多数決判定器の代わり
に、パス選択器12とパスメトリックの最小値を求める回
路とを用いても良い。
【0060】以上の実施例では、PR(1,2,2,1)クラスが
使用された場合について説明したが、本発明はこれに限
らず、各種PRクラスに応用できる。
【0061】以上説明したように、本発明によれば、再
生信号処理にPRML方式を採用した光ディスクシステムに
おいて、最小パスメトリックの増加の様子を基準値とす
ることにより、簡単に媒体評価あるいは回路調整をする
ことが可能となる。
【0062】また、本発明によれば、再生信号処理にPR
ML方式を採用した光ディスクシステムにおいて、パスが
収束するまでの長さの平均値を基準値とすることによ
り、簡単に媒体評価あるいは回路調整をすることが可能
となる。
【0063】
【発明の効果】この発明によれば下記の情報再生装置又
は情報記録媒体の評価方法、所定の評価基準を満たした
情報記録媒体、及び所定の評価基準を満たした情報記録
媒体を再生する情報再生装置を提供できる。
【0064】(1)簡単に情報再生装置又は情報記録媒
体を評価することが可能な評価方法。
【0065】(2)簡単に情報記録媒体を評価すること
が可能な評価方法により評価された結果、所定の評価基
準を満たした情報記録媒体。
【0066】(3)簡単に情報記録媒体を評価すること
が可能な評価方法により評価された結果、所定の評価基
準を満たした情報記録媒体を再生する情報再生装置。
【図面の簡単な説明】
【図1】PRML方式を採用したの光ディスクシステム
の概略を示す図である。
【図2】本発明の第一のヴィタビ復号器の概略を示す図
である。
【図3】第一のビィタビ復号器のパスメモリの内部構造
の概略を示す図である。
【図4】本発明の第一の基準値算出器の内部構造の概略
を示す図である。
【図5】本発明の第二のヴィタビ復号器の概略を示す図
である。
【図6】本発明の第二の基準値算出器の内部構造の概略
を示す図である。
【図7】本発明の第三のヴィタビ復号器の概略を示す図
である。
【図8】本発明の第三の基準値算出器の内部構造の概略
を示す図である。
【図9】階層パスメトリックメモリの内部構造の概略を
示す図である。
【図10】本発明の第四のヴィタビ復号器の概略を示す
図である。
【図11】本発明の第四の基準値算出器の内部構造の概
略を示す図である。
【図12】本発明の第五のヴィタビ復号器の概略を示す
図である。
【図13】本発明の第五のヴィタビ復号器のパスメモリ
の内部構造の概略を示す図である。
【図14】本発明の第五のヴィタビ復号器のパスメモリ
の内部構造(別例)の概略を示す図である。
【図15】波形スライス方式を説明するための図であ
る。
【図16】波形スライス方式の評価基準値を説明するた
めの図である。
【図17】PRML方式を説明するための図である。
【図18】ヴィタビ復号器の動作を説明するための図で
ある。
【図19】一定期間に最小パスメトリックが増加する量
を評価基準値とする評価方法を示すフローチャートであ
る。
【図20】式(3)で表される値を評価基準値とする評価
方法を示すフローチャートである。
【図21】全パスメトリックが所定値α以上となる回数
を評価基準値とする評価方法を示すフローチャートであ
る。
【図22】全生き残りパスについてn(n≧2)チャネルク
ロック前の時点でのパスメトリックを記憶しておき、そ
の中の最小パスメトリックが増加する量を評価基準値と
する評価方法を示すフローチャートである。
【図23】各状態のパスメトリックに対する標準偏差の
平均を評価基準値としる評価方法を示すフローチャート
である。
【図24】パスが収束するまでの長さの平均を評価基準
値とする評価方法を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…光ディスク 2…光ピックアップヘッド 3…増幅器 4…AD変換器 5…等化器 6…ヴィタビ復号器 7…ブランチメトリック算出器 8…ACS(Add Compare Select)回路 9…パスメトリックメモリ 10…パスメモリ 11…基準値計算器 12…パス選択器 13…1ビットレジスタ 14…パス選択用スイッチ 15…最小値選択器 16…減算器 17…累積加算器 18…多数決判定器 19…比較器 20…減算値選択用スイッチ 21…カウンタ 22…階層パスメトリックメモリ 23…パスメトリック用レジスタ 24…標準偏差算出器 25…3ビットレジスタ 26…ANDゲート 27…NORゲート 28…OR 29…NANDゲート 30…加算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 能弾 長作 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町工場内 (72)発明者 安東 秀夫 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町工場内 (72)発明者 平山 康一 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町工場内 Fターム(参考) 5J065 AA01 AB01 AC03 AD10 AE06 AF03 AG05 AH06 AH23

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】再生信号処理にPRML方式を採用して情
    報記録媒体を再生する情報再生装置において、 前記情報記録媒体から得られる再生信号を等化信号へ変
    換し、 前記等化信号に基づきブランチメトリック値を計算し、 前記ブランチメトリック値に基づきPRML方式の各状
    態における各パスメトリック値を計算し、 前記各パスメトリック値の中から最小のパスメトリック
    値を選択し、 前記最小のパスメトリック値が一定期間に増幅する量を
    評価基準値として、この情報再生装置又は情報記録媒体
    を評価する、 ことを特徴とする評価方法。
  2. 【請求項2】再生信号処理にPRML方式を採用して情
    報記録媒体を再生する情報再生装置において、 前記情報記録媒体から得られる再生信号を等化信号へ変
    換し、 前記等化信号に基づきブランチメトリック値を計算し、 前記ブランチメトリック値に基づきPRML方式の各状
    態における各パスメトリック値を計算し、 PRML方式の状態数をn、各状態をSk(1≦k≦
    n)、時刻tでのパスメトリックをPM(Sk、t)
    (1≦k≦n)とし、 【数1】 上記式で表される値を評価基準値として、この情報再生
    装置又は情報記録媒体を評価する、 ことを特徴とする評価方法。
  3. 【請求項3】再生信号処理にPRML方式を採用して情
    報記録媒体を再生する情報再生装置において、 前記情報記録媒体から得られる再生信号を等化信号へ変
    換し、 前記等化信号に基づきブランチメトリック値を計算し、 前記ブランチメトリック値に基づきPRML方式の各状
    態における各パスメトリック値を計算し、 前記各パスメトリックに対する標準偏差の平均を評価基
    準値として、この情報再生装置又は情報記録媒体を評価
    する、 ことを特徴とする評価方法。
  4. 【請求項4】再生信号処理にPRML方式を採用して情
    報記録媒体を再生する情報再生装置において、 前記情報記録媒体から得られる再生信号を等化信号へ変
    換し、 前記等化信号に基づきブランチメトリック値を計算し、 前記ブランチメトリック値に基づきPRML方式の各状
    態における各パスメトリック値を計算し、 前記各パスメトリック値が収束するまでの長さの平均を
    評価基準値として、この情報再生装置又は情報記録媒体
    を評価する、 ことを特徴とする評価方法。
  5. 【請求項5】再生信号処理にPRML方式を採用して情
    報記録媒体を再生する情報再生装置で、 前記情報記録媒体から得られる再生信号を等化信号へ変
    換し、 前記等化信号に基づきブランチメトリック値を計算し、 前記ブランチメトリック値に基づきPRML方式の各状
    態における各パスメトリック値を計算し、 前記各パスメトリック値の中から最小のパスメトリック
    値を選択し、 前記最小のパスメトリック値が一定期間に増幅する量を
    評価基準値として評価した結果、所定の評価基準を満た
    す、 ことを特徴とする情報記録媒体。
  6. 【請求項6】再生信号処理にPRML方式を採用して情
    報記録媒体を再生する情報再生装置で、 前記情報記録媒体から得られる再生信号を等化信号へ変
    換し、 前記等化信号に基づきブランチメトリック値を計算し、 前記ブランチメトリック値に基づきPRML方式の各状
    態における各パスメトリック値を計算し、 PRML方式の状態数をn、各状態をSk(1≦k≦
    n)、時刻tでのパスメトリックをPM(Sk、t)
    (1≦k≦n)とし、 【数2】 上記式で表される値を評価基準値として評価した結果、
    所定の評価基準を満たす、 ことを特徴とする情報記録媒体。
  7. 【請求項7】再生信号処理にPRML方式を採用して情
    報記録媒体を再生する情報再生装置で、 前記情報記録媒体から得られる再生信号を等化信号へ変
    換し、 前記等化信号に基づきブランチメトリック値を計算し、 前記ブランチメトリック値に基づきPRML方式の各状
    態における各パスメトリック値を計算し、 前記各パスメトリックに対する標準偏差の平均を評価基
    準値として評価した結果、所定の評価基準を満たす、 ことを特徴とする情報記録媒体。
  8. 【請求項8】再生信号処理にPRML方式を採用して情
    報記録媒体を再生する情報再生装置で、 前記情報記録媒体から得られる再生信号を等化信号へ変
    換し、 前記等化信号に基づきブランチメトリック値を計算し、 前記ブランチメトリック値に基づきPRML方式の各状
    態における各パスメトリック値を計算し、 前記各パスメトリック値が収束するまでの長さの平均を
    評価基準値として評価した結果、所定の評価基準を満た
    す、 ことを特徴とする情報記録場体。
  9. 【請求項9】再生信号処理にPRML方式を採用して情
    報記録媒体を再生する情報再生装置であって、 前記情報記録媒体から得られる再生信号を等化信号へ変
    換し、 前記等化信号に基づきブランチメトリック値を計算し、 前記ブランチメトリック値に基づきPRML方式の各状
    態における各パスメトリック値を計算し、 前記各パスメトリック値の中から最小のパスメトリック
    値を選択し、 前記最小のパスメトリック値が一定期間に増幅する量を
    評価基準値として評価した結果、所定の評価基準を満た
    す情報記録媒体を再生する、 ことを特徴とする情報再生装置。
  10. 【請求項10】再生信号処理にPRML方式を採用して
    情報記録媒体を再生する情報再生装置であって、 前記情報記録媒体から得られる再生信号を等化信号へ変
    換し、 前記等化信号に基づきブランチメトリック値を計算し、 前記ブランチメトリック値に基づきPRML方式の各状
    態における各パスメトリック値を計算し、 PRML方式の状態数をn、各状態をSk(1≦k≦
    n)、時刻tでのパスメトリックをPM(Sk、t)
    (1≦k≦n)とし、 【数3】 上記式で表される値を評価基準値として評価した結果、
    所定の評価基準を満たす情報記録媒体を再生する、 ことを特徴とする情報再生装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7206351B2 (en) 2001-05-28 2007-04-17 Sharp Kabushiki Kaisha Signal evaluation devices and signal evaluation methods, signal quality evaluation methods and reproducing devices and recording devices

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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