JP2001319416A - 情報検出装置 - Google Patents

情報検出装置

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JP2001319416A
JP2001319416A JP2000140290A JP2000140290A JP2001319416A JP 2001319416 A JP2001319416 A JP 2001319416A JP 2000140290 A JP2000140290 A JP 2000140290A JP 2000140290 A JP2000140290 A JP 2000140290A JP 2001319416 A JP2001319416 A JP 2001319416A
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Kazusane Sugaya
和実 菅谷
Hiroshi Iwamura
宏 岩村
Shujiro Azuma
秀司郎 東
Keiji Katada
啓二 片多
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Pioneer Electronic Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速データストリームから電子透かし等の特
定の情報を確実に検出することができる低コストな情報
検出装置を提供する。 【解決手段】 高速データストリームの中から特定の情
報を含むデータを抽出する抽出手段と、その抽出手段に
よって抽出されたデータから特定の情報を低速で検出処
理する検出手段とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、電子透かし等の特
定の情報が埋め込まれたデータを含む高速データストリ
ームから特定の情報を検出する情報検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】DVD等の光学式記録媒体に記録された
映像情報等の記録情報の違法コピーを防止する為の策を
施す必要があるので、著作権情報やコピーガードを示す
情報を視覚的に目立ちにくい電子透かし(デジタルウォ
ーターマーク)と呼ばれるノイズ状の画像パターンにて
表し、この電子透かしを映像データに埋め込んだものを
伝送、又は記録媒体に記録するようにした技術が着目さ
れている。
【0003】例えば、DVDから記録情報を読み取って
得られるMPEGデータストリーム等の高速データスト
リーム中にはウォーターマークの如き電子透かし成分が
含まれているので、電子透かし成分を検出するために高
速データストリームの全てを透かし情報検出装置でリア
ルタイムに処理することが行われている。従来の透かし
情報検出装置においては、高速データストリーム内のデ
ータ構造を高速に解析する高速パーサと、高速パーサに
て解析されたデータ構造の所定部分から透かし情報を検
出する高速透かしディテクタとを備える必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近時、パー
ソナルコンピュータの外部記憶装置としてDVD−RO
Mドライブが用いられている。このDVD−ROMドラ
イブとしては、ディスクからの記録情報を例えば、8倍
速のように高速にて読み出すことができるものが一般的
になりつつある。このような高速DVD−ROMドライ
ブにおいては、読み取られて出力されるデータストリー
ムは更に高速となってしまうので、透かし情報検出装置
ではリアルタイムに処理する性能を得ることが困難とな
ったり、また高速デコーダを構成することは透かし情報
検出装置のコストの上昇を招くという問題点があった。
【0005】そこで、本発明の目的は、高速データスト
リームから電子透かし等の特定の情報を確実に検出する
ことができる低コストな情報検出装置を提供することで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の情報検出装置
は、高速データストリームの中から特定の情報を含むデ
ータを抽出する抽出手段と、その抽出手段によって抽出
されたデータから特定の情報を低速で検出処理する検出
手段とを備えたことを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照しつつ詳細に説明する。図1は本発明を適用した透か
し情報検出装置の構成を示している。この透かし情報検
出装置は、バッファメモリ1、低速パーサ2及び低速透
かしディテクタ3から構成される。バッファメモリ1
は、DVDドライブ11においてDVDから読み出され
た高速データストリームが出力されるバスライン12に
接続されている。ここでは、高速データストリームとし
てMPEG方式で符号化されたデータストリームが出力
される。バッファメモリ1は、例えば、1GOP(Group
of Pictures)分以上の量のデータを蓄積することがで
きる。
【0008】低速パーサ2はバッファメモリ1に蓄積さ
れたデータのデータ構造を後述するように解析してIピ
クチャを検索して内部メモリ(図示せず)に蓄える。低
速透かしディテクタ3は低速パーサ2で検索されたIピ
クチャのデータ中から電子透かしであるところのウォー
ターマークを検出する。これは、Iピクチャがそれ自体
で1画面を構成し、ウォーターマークは1画面の中に存
在するので、Iピクチャをウォーターマーク検出の範囲
とすれば、必ず検出することができるからである。
【0009】DVDドライブ11から出力されるMPE
G方式の高速データストリームは、図2(a)に示すよう
なフォーマットを有している。n個のパケットを1パッ
クとしてその先頭にパックヘッダが配置されている。パ
ケットではビデオ情報からなるビデオパケット(パケッ
ト1,パケット3,…)とオーディオ情報からなるオー
ディオパケット(パケット2,…)とが交互に配置され
ている。ビデオパケットでは図2(b)に示すように、パ
ケットスタートコード、パケット長等のパケット情報に
続いてビデオ情報本体のパケットデータが配置されてい
る。パケットスタートコード=000001E0(16
進数)のときにはパケットデータはビデオ情報である。
連続するビデオパケット(パケット1,パケット3,
…)のパケットデータは図2(c)に示すように、ビデオ
エレメンタリーストリームを形成する。ビデオエレメン
タリーストリームはビデオ情報だけの本来のストリーム
であり、ビデオ情報再生の際にはこのビデオエレメンタ
リーストリームが再現される。
【0010】また、ビデオエレメンタリーストリームの
ビデオ情報としての構造は、図2(d)に示すようにシー
ケンスヘッダで始まり、シーケンスエンドで終了する。
そのシーケンスヘッダとシーケンスエンドとの間に複数
のGOPと称される複数の画面(例えば、15画面)か
らなる画像データ群が配置されている。すなわち、各G
OPには図2(e)に示すように、GOPヘッダを先頭に
し、それに続いて複数のピクチャという単位が連続して
配置されている。そのピクチャでは、図2(f)に示すよ
うに先頭にピクチャスタートコードが配置され、その後
にピクチャコーディングタイプ、そして最後にピクチャ
データが配置されている。ピクチャコーディングタイプ
はピクチャの符号化モードを示す。このピクチャコーデ
ィングタイプにより、そのピクチャがイントラ符号化画
像データ(Iピクチャ)と前方予測符号化画像データ
(Pピクチャ)と両方向予測符号化画像データ(Bピク
チャ)との何れであるのかが示される。ピクチャスター
トコード=00000100(16進数)、ピクチャコ
ーディングタイプ=001(2進数)のときにはピクチ
ャデータはIピクチャである。
【0011】図2(a)に示す構造の高速データストリー
ムがバスライン12に供給されると、図3に示すよう
に、バッファメモリ1はバスライン12からデータを取
り込んで蓄積する(ステップS1)。この蓄積量は上記
したように1GOP分以上の量のデータである。低速パ
ーサ2はバッファメモリ1の蓄積データからビデオパケ
ットを抽出してそのパケットデータを内部メモリに保存
する(ステップS2)。パケットスタートコード=00
0001E0(16進数)を満足するパケットのパケッ
トデータが内部メモリに保存される。また、内部メモリ
には図2(c)又は図2(d)に示すビデオエレメンタリース
トリームの構造のデータが保存される。低速パーサ2は
内部メモリの保存データからIピクチャを検索し(ステ
ップS3)、Iピクチャを検出したか否かを判別する
(ステップS4)。低速パーサ2はピクチャスタートコ
ード=00000100(16進数)と、ピクチャコー
ディングタイプ=001(2進数)とを満たすピクチャ
を検索し、そのピクチャ内のピクチャデータがIピクチ
ャであるので、そのピクチャデータを取り出して低速透
かしディテクタ3に供給する(ステップS5)。
【0012】低速透かしディテクタ3は、供給されたI
ピクチャのピクチャデータに基づいて所望のウォーター
マークの検出処理を行い(ステップS6)、その結果を
出力する(ステップS7)。低速透かしディテクタ3の
具体的構成は図4に示す通りである。低速パーサ2の出
力は図4に示すように、低速透かしディテクタ3内のD
CT係数選択回路21に供給される。乱数発生器22
は、8×8の画素データからなる1画素データブロック
毎に"1"〜"64"なる範囲内にて乱数rを発生し、これを
DCT係数選択回路21に供給する。なお、乱数発生器
22は、ウォーターマークをMPEGのデータに重畳す
るための乱数発生器と同一の乱数発生アルゴリズムにて
乱数rを発生するものである。
【0013】DCT係数選択回路21は、低速パーサ2
から供給されたIピクチャのピクチャデータであるとこ
ろのDCT係数DC1〜DC64の内から、乱数rによっ
て示される次数のDCT係数DCrを少なくとも1つだ
け選択し、これを量子化器23及び減算器24の各々に
供給する。量子化器23は、DCT係数DCrを図5
(a)に示されるが如き量子化規則に従って量子化し、
この際得られた量子化DCT係数DRを減算器24に供
給する。すなわち、量子化器23は、[k・n]以上であ
りかつ[(k+1)・n]未満の範囲内にあるDCT係数D
Crの値を(k+1/2)・nなる値を有する量子化DCT係
数DRに量子化し、これを減算器24に供給するのであ
る。なお、ここでnは量子化パラメータ、kは整数を表
す。
【0014】減算器24は、かかる量子化DCT係数D
Rと、DCT係数DCrとの差分により量子化雑音値を
求め、これを絶対値化回路25に供給する。絶対値化回
路25は、かかる量子化雑音値の絶対値を第1比較器2
6に供給する。第1比較器26は、かかる量子化雑音値
の絶対値が不感帯幅パラメータhによって示される領域
の下限値よりも小なる場合には、Iピクチャのピクチャ
データ中に重畳されているウォーターマークがウォータ
ーマークWM1であると暫定的に判別し、この際、1カ
ウントアップ信号U1を第1カウンタ27に供給する。
又、第1比較器26は、かかる量子化雑音値の絶対値が
不感帯幅パラメータhによって示される領域の上限値よ
りも大なる場合には、ピクチャデータ中に重畳されてい
るウォーターマークがウォーターマークWM2であると
暫定的に判別し、この際、1カウントアップ信号U2を
第2カウンタ28に供給する。
【0015】図6は、かかる量子化雑音の絶対値、及び
その不感帯領域と、1カウントアップ信号U1及びU2
との対応関係の一例を示す図である。かかる図6に示さ
れるように、不感帯領域の上限値及び下限値は夫々、 上限値={(n/4)+(h/2)] 下限値={(n/4)-(h/2)] n:量子化パラメータ h:不感帯幅パラメータ となる。
【0016】第1カウンタ27は、1カウントアップ信
号U1が供給される度にそのカウント値を1カウントア
ップさせ、かかるカウント値をカウント値C1として加
算器29及び比率計算回路31に夫々供給する。また、
かかる第1カウンタ27は、後述する第2比較器30か
らリセット信号RSが供給された場合には、そのカウン
ト値C1をリセットして"0"に戻す。
【0017】第2カウンタ28は、第1比較器26から
1カウントアップ信号U2が供給される度にそのカウン
ト値を1カウントアップさせ、かかるカウント値をカウ
ント値C2として加算器29に供給する。また、かかる
第1カウンタ27は、後述する第2比較器30からリセ
ット信号RSが供給された場合には、そのカウント値C
2をリセットして"0"に戻す。
【0018】加算器29は、カウント値C1及びC2各
々を加算した加算結果、すなわち(C1+C2)を第2
比較器30及び比率計算回路31の各々に供給する。第
2比較器30は、かかる加算結果(C1+C2)が所定
の判定個数パラメータfと等しくなった時にリセット信
号RSを発生し、これを第1カウンタ27、第2カウン
タ28、及び比率計算回路31の各々に供給する。
【0019】比率計算回路31は、リセット信号RSに
応じてカウント値C1と、かかるカウント値C1及びC
2の加算結果(C1+C2)との比率Hを以下の如く求
め、これをWM(ウォーターマーク)判定回路32に供
給する。比率H=C1/(C1+C2)WM判定回路3
2は、比率Hが所定の判定比率パラメータx以上の値で
ある場合には、Iピクチャのピクチャデータ中にウォー
ターマークが重畳していることを示す論理レベル"1"の
WM検出フラグを出力する。更に、この際、かかるピク
チャデータに重畳しているウォーターマークがウォータ
ーマークWM1であることを示す論理レベル"0"の情報
ビットを出力する。又、WM判定回路32は、比率H
が、(1−判定比率パラメータx)以下の値である場合
には、Iピクチャのピクチャデータ中にウォーターマー
クが重畳していることを示す論理レベル"1"のWM検出
フラグを出力すると共に、かかるピクチャデータに重畳
しているウォーターマークがウォーターマークWM2で
あることを示す論理レベル"1"の情報ビットを出力す
る。例えば、これらウォーターマークをコピー防止に用
いる際には、ウォーターマークWM1を"コピー禁止"、
ウォーターマークWM2は"コピー自由"を示すように規
定しておくのである。
【0020】また、WM判定回路32は、比率Hが、上
述の如き条件のいずれにも該当しない場合には、Iピク
チャのピクチャデータ中にウォーターマークが重畳して
いないことを示す論理レベル"0"のWM検出フラグを出
力する。以下に、図4に示した低速透かしディテクタの
動作による作用について説明する。
【0021】先ず、DCT係数選択回路21及び乱数発
生器22なる構成により、64個のDCT係数DC1
DC64の中からランダムに少なくとも1つのDCT係数
DCrを選択する。DCT係数選択回路21によって選
択されたDCT係数DCrは、図示しないウォーターマ
ーク重畳装置において量子化された量子化DCT係数な
のである。
【0022】次に、量子化器23、減算器24及び絶対
値化回路25なる構成は、かかるDCT係数DCrを図
5(a)に示されるが如き量子化規則に従って量子化
し、この量子化によって生じた量子化誤差の絶対値を求
める。この際、DCT係数DCrが図5(a)に示され
るが如き量子化規則に従って量子化されたものであるな
らば、かかる量子化DCT係数によって求められる量子
化誤差の絶対値は"0"近傍の値となる。又、DCT係数
DCrが図5(b)に示される量子化規則に従って量子
化されたものであるならば、量子化誤差の絶対値は"n/
2"近傍の値となる。又、DCT係数DCrが図5(c)
に示される量子化規則に従って量子化されたものである
ならば、量子化誤差の絶対値は"n/4"近傍の値となるの
である。
【0023】第1比較器26は、かかる量子化誤差の絶
対値が、上述した如き"0"及び"n/2"のどちらにより近
い値であるのかを比較判定することにより、ピクチャデ
ータ中に重畳されているウォーターマークの種別、すな
わち、ウォーターマークWM1であるのか、又はWM2
であるのかを暫定的に判断する。かかる比較判定を行う
べく、第1比較器26は、図6に示されるが如き不感帯
領域の上限値及び下限値をその判定基準となるスレッシ
ョルドとして用いている。これは、量子化誤差の絶対値
が、"0"及び"n/2"の中間値である"n/4"の近傍、つま
り"0"及び"n/2"の双方から離れた値となっている場合
には、これを"0"及び"n/2"のどちらかに判定するには
そのデータとしての信頼性が低いと考えられるからであ
る。つまり、量子化誤差の絶対値に基づいてウォーター
マークの暫定的な種別判別を行うにあたり、この量子化
誤差の絶対値が不感帯領域内にある場合には、これを判
定対象外としているのである。
【0024】なお、上記した実施例においては、低速パ
ーサ2はバッファメモリ1からビデオパケットだけを抽
出して内部メモリに蓄えてIピクチャのピクチャデータ
を低速透かしディテクタ3に供給するが、低速パーサ2
はバッファメモリ1からIピクチャのピクチャデータを
直接抽出して低速透かしディテクタ3に供給する構成で
も良い。
【0025】図7は本発明の他の実施例を示している。
この図7の透かし情報検出装置は、バッファメモリ4、
高速パーサ5及び低速透かしディテクタ6から構成され
る。バッファメモリ4及び高速パーサ5は、図1に示し
たDVDドライブ11においてDVDから読み出された
高速データストリームが出力されるバスライン12に接
続されている。バッファメモリ4は、Iピクチャのピク
チャデータを保持するためのものである。
【0026】高速パーサ5はバスライン12の高速デー
タストリームからIピクチャのピクチャデータを検出
し、その検出時にバッファメモリ4にそのIピクチャの
ピクチャデータを蓄積させる。低速透かしディテクタ6
は図1の低速透かしディテクタ3と同様であり、バッフ
ァメモリ4に蓄積されたIピクチャのピクチャデータ中
から電子透かしであるところのウォーターマークを検出
する。
【0027】かかる構成の透かし情報検出装置の動作に
おいては、図8に示すように、先ず、高速パーサ5が高
速データストリームからIピクチャのピクチャデータを
検出してバッファメモリ4にそのIピクチャのピクチャ
データを蓄積させる(ステップS11)。このステップ
S11の動作を具体的に示すと、図9に示すように、高
速パーサ5は先ず、高速データストリーム中からパケッ
トスタートコードを探し出し(ステップS21)、高速
パーサ5はステップS21で探し出したパケットスター
トコードがビデオを示すか否かを判別する(ステップS
22)。パケットスタートコードがビデオでない場合に
はステップS21に戻って上記の動作を繰り返す。パケ
ットスタートコードがビデオである場合には、パケット
長に応じたデータを取り出し(ステップS23)、取り
出したデータ中からピクチャスタートコードを探し出し
(ステップS24)、ピクチャスタートコードを探し出
した後、ピクチャコーディングタイプを探し出す(ステ
ップS25)。図2(f)に示したようにピクチャスター
トコードは各ピクチャの先頭に配置され、ここでは、ピ
クチャスタートコード=00000100(16進数)
が探しだされる。また、ピクチャコーディングタイプは
ピクチャの符号化モードを示すためにピクチャスタート
コードよりも後に配置されている。
【0028】高速パーサ5はステップS25で探し出し
たピクチャコーディングタイプがIピクチャを示す00
1(2進数)であるか否かを判別する(ステップS2
6)。Iピクチャではない場合にはステップS24に戻
って上記の動作を繰り返す。Iピクチャである場合には
Iピクチャのピクチャデータをバッファメモリ4に保存
させる(ステップS27)。
【0029】バッファメモリ4のピクチャデータは低速
透かしディテクタ6に供給される(ステップS12)。
低速透かしディテクタ6は、供給されたIピクチャのピ
クチャデータに基づいて所望のウォーターマークの検出
処理を行い(ステップS13)、その結果を出力する
(ステップS14)。低速透かしディテクタ6のウォー
ターマークの検出処理については低速透かしディテクタ
3の場合と同様である。
【0030】かかる図7の透かし情報検出装置では、高
速パーサを用いたことにより、バッファメモリ4にはピ
クチャデータが保存されるだけであるので、バッファメ
モリ4の容量を図1のバッファメモリ1よりも小さくす
ることができる。なお、上記した各実施例においては、
高速データストリームとしてMPEG方式の高速データ
ストリームからの電子透かしの検出の場合について説明
したが、高速データストリームとしては他のデータフォ
ーマットのものであっても本発明を適用することができ
る。
【0031】また、上記した各実施例では、Iピクチャ
のピクチャデータをバッファメモリへ抽出し、ウォータ
ーマークを検出する場合について説明したが、更に、
B,Pピクチャを抽出し、1画面を復号してからウォー
ターマークを検出しても良い。要はウォーターマークの
ような特定の情報が必ず存在するデータ量をバッファメ
モリへ抽出し、その後、低速ディテクタにてその特定の
情報を検出すれば良いのである。
【0032】
【発明の効果】以上の如く、本発明によれば、高速解析
するディテクタでなく低速解析のディテクタを用いても
高速データストリームから電子透かし等の特定の情報を
確実に検出することができるので、情報検出装置を安価
に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による透かし情報検出装置の構成を示す
ブロック図である。
【図2】MPEGフォーマットを示す構成図である。
【図3】図1の装置の動作を示すフローチャートであ
る。
【図4】低速透かしディテクタの構成を示すブロック図
である。
【図5】量子化規則を示す図である。
【図6】量子化雑音の絶対値及びその不感帯領域と、1
カウントアップ信号U1及びU2との相対関係を示す図
である。
【図7】本発明による透かし情報検出装置の構成を示す
ブロック図である。
【図8】図7の装置の動作を示すフローチャートであ
る。
【図9】高速パーサの動作を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1,4 バッファメモリ 2 低速パーサ 3,6 低速透かしディテクタ 5 高速パーサ 11 DVDドライブ 12 バスライン
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/24 H04N 7/13 Z (72)発明者 東 秀司郎 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内 (72)発明者 片多 啓二 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内 Fターム(参考) 5B057 AA20 CA12 CA16 CA19 CE09 DA06 DB02 5C059 MA00 PP05 RB02 RC35 SS13 UA05 UA34 5C076 AA14 BA06 5D044 AB05 AB07 BC03 BC06 CC04 DE17 FG10 FG18 FG24 GK08 5J104 AA14 NA32

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高速データストリームの中から特定の情
    報を含むデータを抽出する抽出手段と、 前記抽出手段によって抽出されたデータから前記特定の
    情報を低速で検出処理する検出手段と、を備えたことを
    特徴とする情報検出装置。
  2. 【請求項2】 前記抽出手段は、前記高速データストリ
    ームから所定量のデータを蓄積するバッファメモリと、 前記バッファメモリに蓄積されたデータ中から前記特定
    の情報を含むデータを低速解析して出力する低速パーサ
    と、からなることを特徴とする請求項1記載の情報検出
    装置。
  3. 【請求項3】 前記抽出手段は、前記高速データストリ
    ームの中から前記特定の情報を含むデータを高速解析し
    て検出する高速パーサと、 前記高速パーサによって前記特定の情報を含むデータが
    検出されたときその検出されたデータを前記高速データ
    ストリームの中から保存するバッファメモリと、からな
    ることを特徴とする請求項1記載の情報検出装置。
  4. 【請求項4】 前記高速データストリームはMPEGフ
    ォーマットのデータストリームであり、 前記抽出手段で抽出されるデータはIピクチャを示すピ
    クチャデータであることを特徴とする請求項1記載の情
    報検出装置。
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