JP2001319234A - 指紋照合装置および照合方法 - Google Patents
指紋照合装置および照合方法Info
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- JP2001319234A JP2001319234A JP2000138623A JP2000138623A JP2001319234A JP 2001319234 A JP2001319234 A JP 2001319234A JP 2000138623 A JP2000138623 A JP 2000138623A JP 2000138623 A JP2000138623 A JP 2000138623A JP 2001319234 A JP2001319234 A JP 2001319234A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】乾燥指等のため入力した指紋画像の品質状態が
悪く、照合できない場合における指紋照合処理を改善す
るものである。 【解決手段】指紋入力装置1により指紋画像を入力した
とき、画像・照合処理装置2で指紋画像の濃度値を判定
し、濃度値が規定値を満たしていない場合は、そのまま
さらに指紋入力装置1により指紋画像を入力し、前回入
力した指紋画像に濃度値を積算する。積算により濃度値
が規定値を満たした場合は、画像・照合処理装置により
情報記憶部3に登録された指紋データと照合し、指紋が
一致すれば、鍵制御装置4によりドア等の鍵を開錠す
る。これにより、乾燥指の照合不可を防ぐことが可能と
なる。
悪く、照合できない場合における指紋照合処理を改善す
るものである。 【解決手段】指紋入力装置1により指紋画像を入力した
とき、画像・照合処理装置2で指紋画像の濃度値を判定
し、濃度値が規定値を満たしていない場合は、そのまま
さらに指紋入力装置1により指紋画像を入力し、前回入
力した指紋画像に濃度値を積算する。積算により濃度値
が規定値を満たした場合は、画像・照合処理装置により
情報記憶部3に登録された指紋データと照合し、指紋が
一致すれば、鍵制御装置4によりドア等の鍵を開錠す
る。これにより、乾燥指の照合不可を防ぐことが可能と
なる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は指紋の照合装置及び
照合方法に関し、特に乾燥指等において十分な隆線部分
の濃度値が得られない場合における指紋の照合装置及び
照合方法に関する。
照合方法に関し、特に乾燥指等において十分な隆線部分
の濃度値が得られない場合における指紋の照合装置及び
照合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、入出門管理等で使用される指紋照
合装置では、乾燥しすぎた指などの場合に発生する品質
の悪い指紋画像が入力された場合、指紋の照合処理を中
止してしまうため指紋による認証が出来ず、暗証番号の
入力などの別の手段によって本人を判定している。
合装置では、乾燥しすぎた指などの場合に発生する品質
の悪い指紋画像が入力された場合、指紋の照合処理を中
止してしまうため指紋による認証が出来ず、暗証番号の
入力などの別の手段によって本人を判定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来技術
には、次のような問題があった。
には、次のような問題があった。
【0004】第1の問題点は、乾燥しすぎた指当から採
取した品質の悪い指紋画像の場合には、指紋照合ができ
ないことである。その理由は、画像処理の入力画像品質
判定で乾燥指などから採取された画像は、濃度値が小さ
く画像品質が悪いため却下されてしまい指紋照合を行う
前に打ち切られてしまう為である。
取した品質の悪い指紋画像の場合には、指紋照合ができ
ないことである。その理由は、画像処理の入力画像品質
判定で乾燥指などから採取された画像は、濃度値が小さ
く画像品質が悪いため却下されてしまい指紋照合を行う
前に打ち切られてしまう為である。
【0005】第2の問題点は、セキュリティが緩和され
てしまうことである。その理由は、乾燥指で照合できな
い場合、暗証番号等のみで本人を判定しているが、暗証
番号は、盗まれてしまった場合、容易に本人になりすま
すことができるからである。本発明は、以上の問題点を
解決する入出門管理等における指紋照合装置と照合方法
を提供する。
てしまうことである。その理由は、乾燥指で照合できな
い場合、暗証番号等のみで本人を判定しているが、暗証
番号は、盗まれてしまった場合、容易に本人になりすま
すことができるからである。本発明は、以上の問題点を
解決する入出門管理等における指紋照合装置と照合方法
を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願の第1の発明の指紋
照合装置は、指紋から入力したアナログ信号をデジタル
信号に変換して指紋画像を生成する指紋入力装置と、前
記指紋入力装置による指紋画像の濃度値を規定値と比較
し前記規定値を満たしていない場合は再度前記指紋入力
装置から指紋画像を入力してそれまでに採取した指紋画
像と画素ごとに積算を行い積算された指紋画像を前記規
定値と再度比較し前記規定値を満たすまで繰り返し行う
ことで前記規定値を満たす指紋画像を生成し該指紋画像
から照合に使用する画像情報を取り出す指紋入力手段と
前記画像情報の照合を行い本人と認定すると開錠の指示
をする指紋照合手段とを含む画像・照合処理装置と、前
記指紋照合手段が照合を行う画像情報を記憶する情報記
憶部と、前記指紋照合手段の照合の結果本人と確認され
た場合の開錠を行う鍵制御装置と、を備える。
照合装置は、指紋から入力したアナログ信号をデジタル
信号に変換して指紋画像を生成する指紋入力装置と、前
記指紋入力装置による指紋画像の濃度値を規定値と比較
し前記規定値を満たしていない場合は再度前記指紋入力
装置から指紋画像を入力してそれまでに採取した指紋画
像と画素ごとに積算を行い積算された指紋画像を前記規
定値と再度比較し前記規定値を満たすまで繰り返し行う
ことで前記規定値を満たす指紋画像を生成し該指紋画像
から照合に使用する画像情報を取り出す指紋入力手段と
前記画像情報の照合を行い本人と認定すると開錠の指示
をする指紋照合手段とを含む画像・照合処理装置と、前
記指紋照合手段が照合を行う画像情報を記憶する情報記
憶部と、前記指紋照合手段の照合の結果本人と確認され
た場合の開錠を行う鍵制御装置と、を備える。
【0007】本願の第2の発明の指紋照合装置は、第1
の発明において、前記指紋入力手段は、前記指紋画像の
濃度値の分布状態をヒストグラムとして表しヒストグラ
ムとして表された隆線部分のピーク値の濃度値を前記規
定値と比較し、前記隆線部分のピーク値の濃度値が前記
規定値を越えている場合に指紋の照合を実行することを
備える。
の発明において、前記指紋入力手段は、前記指紋画像の
濃度値の分布状態をヒストグラムとして表しヒストグラ
ムとして表された隆線部分のピーク値の濃度値を前記規
定値と比較し、前記隆線部分のピーク値の濃度値が前記
規定値を越えている場合に指紋の照合を実行することを
備える。
【0008】本願の第3の発明の指紋照合装置は、第1
又は第2の発明において、前記指紋入力手段は、前記ヒ
ストグラムとして表された隆線部分のピーク値の濃度値
が前記規定値を越えていない場合は、前記指紋入力装置
から指紋画像を再入力してそれまでに採取した指紋画像
と画素ごとに積算を行い積算した結果を基にヒストグラ
ムを再度作成し隆線部分のピーク値の濃度値を前記規定
値と再度比較し前記規定値を越えるまで繰り返すことを
備える。
又は第2の発明において、前記指紋入力手段は、前記ヒ
ストグラムとして表された隆線部分のピーク値の濃度値
が前記規定値を越えていない場合は、前記指紋入力装置
から指紋画像を再入力してそれまでに採取した指紋画像
と画素ごとに積算を行い積算した結果を基にヒストグラ
ムを再度作成し隆線部分のピーク値の濃度値を前記規定
値と再度比較し前記規定値を越えるまで繰り返すことを
備える。
【0009】本願の第4の発明の指紋照合装置は、第1
の発明において、前記指紋入力手段は、指紋画像の濃度
値が前記規定値に満たない場合前記指紋入力装置からの
指紋画像の再入力を行わず最初に入力した指紋画像を前
記規定値に満たない指紋画像に積算することを備える。
の発明において、前記指紋入力手段は、指紋画像の濃度
値が前記規定値に満たない場合前記指紋入力装置からの
指紋画像の再入力を行わず最初に入力した指紋画像を前
記規定値に満たない指紋画像に積算することを備える。
【0010】本願の第5の発明の指紋照合方法は、指紋
から入力したアナログ信号をデジタル信号に変換して指
紋画像の生成を行い、前記指紋画像の濃度値を規定値と
比較し、前記規定値を満たしていない場合は再度指紋画
像の入力を行ってそれまでに採取した指紋画像と画素ご
とに積算を行うことで新たな指紋画像の濃度値を求めこ
れを前記規定値と比較し前記規定値を満たすまで繰り返
して前記規定値を満たす指紋画像を生成し、該指紋画像
から照合に使用する画像情報を取り出し、情報記憶部の
画像情報と照合を行い、照合の結果本人と確認がされる
と開錠を行う、ことを備える。
から入力したアナログ信号をデジタル信号に変換して指
紋画像の生成を行い、前記指紋画像の濃度値を規定値と
比較し、前記規定値を満たしていない場合は再度指紋画
像の入力を行ってそれまでに採取した指紋画像と画素ご
とに積算を行うことで新たな指紋画像の濃度値を求めこ
れを前記規定値と比較し前記規定値を満たすまで繰り返
して前記規定値を満たす指紋画像を生成し、該指紋画像
から照合に使用する画像情報を取り出し、情報記憶部の
画像情報と照合を行い、照合の結果本人と確認がされる
と開錠を行う、ことを備える。
【0011】本願の第6の発明の指紋照合方法は、第5
の発明において、暗証番号の入力が行われ、正しい暗証
番号の入力されると、前記規定値を満たした指紋画像か
ら取り出した画像情報を情報記憶部の画像情報と比較す
る時、照合判定をするための照合判定規定値を暗証番号
の入力を行わない時より下げて比較することを備える。
の発明において、暗証番号の入力が行われ、正しい暗証
番号の入力されると、前記規定値を満たした指紋画像か
ら取り出した画像情報を情報記憶部の画像情報と比較す
る時、照合判定をするための照合判定規定値を暗証番号
の入力を行わない時より下げて比較することを備える。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
て図面を参照して詳細に説明する。
【0013】図1を参照すると、指紋入力装置1は、プ
リズムや半導体センサにおかれた指からCCDや半導体
センサにより指紋画像のアナログ信号を検出し、ディジ
タル信号に変換された指紋画像として画像・照合処理装
置2に転送する。
リズムや半導体センサにおかれた指からCCDや半導体
センサにより指紋画像のアナログ信号を検出し、ディジ
タル信号に変換された指紋画像として画像・照合処理装
置2に転送する。
【0014】画像・照合処理装置2では、転送された指
紋画像を画像処理し、照合に必要な情報のみを画像情報
として抽出する。画像・照合処理装置2は、情報記憶部
3にあらかじめ登録された指紋の画像情報と入力された
画像情報を照合し、本人か否かを判定する。本人と認定
された場合、画像・照合処理装置2は、鍵制御装置4に
開錠を要求し、鍵制御装置4は、ドア等を開錠する。
紋画像を画像処理し、照合に必要な情報のみを画像情報
として抽出する。画像・照合処理装置2は、情報記憶部
3にあらかじめ登録された指紋の画像情報と入力された
画像情報を照合し、本人か否かを判定する。本人と認定
された場合、画像・照合処理装置2は、鍵制御装置4に
開錠を要求し、鍵制御装置4は、ドア等を開錠する。
【0015】画像・照合処理装置2は、指紋入力手段2
1と、指紋照合手段22と、を備える。指紋入力手段2
1は、指紋入力装置1により採取された指紋画像の濃度
値を規定値と比較し、規定値を満たしていない場合は、
再度指紋入力装置1より指紋画像を入力し、前回採取し
た指紋画像の濃度値と、それとを積算する。積算した濃
度値が規定値を満たしていない場合は、指紋画像入力と
積算の操作を規定値を満たすまで繰り返し、規定値を満
たした場合、あるいは最初から規定値を満たしている場
合は、指紋画像を処理し、照合に必要な情報を画像情報
として抽出する。指紋照合手段22は、指紋入力装置1
により採取され、指紋入力手段21によって抽出された
指紋の画像情報と、情報記憶部3に登録された画像情報
とを照合し、判定する。尚、以降、指紋画像の入力にお
いて散乱光検出方式をとった場合の説明をしているが、
全反射方式の場合でも濃度値の最高値たとえば255か
ら反射光強度を引いて明暗を逆転させると同じことにな
る。
1と、指紋照合手段22と、を備える。指紋入力手段2
1は、指紋入力装置1により採取された指紋画像の濃度
値を規定値と比較し、規定値を満たしていない場合は、
再度指紋入力装置1より指紋画像を入力し、前回採取し
た指紋画像の濃度値と、それとを積算する。積算した濃
度値が規定値を満たしていない場合は、指紋画像入力と
積算の操作を規定値を満たすまで繰り返し、規定値を満
たした場合、あるいは最初から規定値を満たしている場
合は、指紋画像を処理し、照合に必要な情報を画像情報
として抽出する。指紋照合手段22は、指紋入力装置1
により採取され、指紋入力手段21によって抽出された
指紋の画像情報と、情報記憶部3に登録された画像情報
とを照合し、判定する。尚、以降、指紋画像の入力にお
いて散乱光検出方式をとった場合の説明をしているが、
全反射方式の場合でも濃度値の最高値たとえば255か
ら反射光強度を引いて明暗を逆転させると同じことにな
る。
【0016】次に、本発明の実施の形態の動作について
図面を参照して説明する。
図面を参照して説明する。
【0017】図1、図2および図3のフローチャートを
参照して本実施例の動作について詳細に説明する。
参照して本実施例の動作について詳細に説明する。
【0018】図2は、指紋入力手段21により入力され
た指紋画像の濃度値分布を表したヒストグラムで、指紋
画像の周囲より落ち込んだ谷の部分に当たる背景濃度ピ
ーク値と指紋画像の周囲より飛び出た山の部分に当たる
隆線濃度ピーク値が存在する。
た指紋画像の濃度値分布を表したヒストグラムで、指紋
画像の周囲より落ち込んだ谷の部分に当たる背景濃度ピ
ーク値と指紋画像の周囲より飛び出た山の部分に当たる
隆線濃度ピーク値が存在する。
【0019】指紋入力手段21により、画像・照合処理
装置2は、指紋入力装置1から入力された(ステップA
1)指紋画像の濃度値についての分布状態を図2で示す
ようなヒストグラムを作成して表し、指紋の隆線濃度ピ
ーク値を検出する(ステップA3)。隆線濃度ピーク値
と指紋照合に最低必要な濃度値を規定した規定値とを比
較して(ステップA4)、規定値より小さい場合は、
(ステップA1)に戻って再度指紋画像を入力し、前回
入力した指紋画像の画素ごとに濃度値を積算して(ステ
ップA2)、再度ヒストグラムを作成する。積算した隆
線濃度ピーク値が規定値より小さい間、指紋画像入力と
積算の操作を繰り返す。
装置2は、指紋入力装置1から入力された(ステップA
1)指紋画像の濃度値についての分布状態を図2で示す
ようなヒストグラムを作成して表し、指紋の隆線濃度ピ
ーク値を検出する(ステップA3)。隆線濃度ピーク値
と指紋照合に最低必要な濃度値を規定した規定値とを比
較して(ステップA4)、規定値より小さい場合は、
(ステップA1)に戻って再度指紋画像を入力し、前回
入力した指紋画像の画素ごとに濃度値を積算して(ステ
ップA2)、再度ヒストグラムを作成する。積算した隆
線濃度ピーク値が規定値より小さい間、指紋画像入力と
積算の操作を繰り返す。
【0020】隆線濃度ピーク値が規定値以上になった場
合は、指紋画像から照合で使用する画像情報を抽出し
(ステップA5)、指紋照合手段22によって情報記憶
部3に登録された画像情報と照合し、本人か否かを判定
する(ステップA6)。本人と確認された場合は、鍵制
御装置4に対し開錠の指示を行う。
合は、指紋画像から照合で使用する画像情報を抽出し
(ステップA5)、指紋照合手段22によって情報記憶
部3に登録された画像情報と照合し、本人か否かを判定
する(ステップA6)。本人と確認された場合は、鍵制
御装置4に対し開錠の指示を行う。
【0021】尚、入力された指紋画像の隆線濃度ピーク
値の濃度値が規定値より低い場合、指紋画像入力装置1
から指紋画像の再入力を行うのではなく、最初に入力し
た指紋画像を保存しておき、規定値と比較の結果規定値
に満たない場合、保存した指紋画像を規定値に満たない
指紋画像に積算するような方法もある。
値の濃度値が規定値より低い場合、指紋画像入力装置1
から指紋画像の再入力を行うのではなく、最初に入力し
た指紋画像を保存しておき、規定値と比較の結果規定値
に満たない場合、保存した指紋画像を規定値に満たない
指紋画像に積算するような方法もある。
【0022】次に、本発明の第2の実施例について図面
を参照して詳細に説明する。
を参照して詳細に説明する。
【0023】図4のフローチャートを参照すると、(ス
テップB5)までは図3の(ステップA5)の内容と同
じであるため説明を略すが、指紋照合手段22により指
紋の照合・判定を行う前に正しい暗証番号が入力された
か確認し(ステップB6)、正しい暗証番号が入力され
た場合は、指紋照合手段22により指紋照合時の照合判
定規定値を緩和して照合・判定をする(ステップB
7)。例えば暗証番号の入力を行わない場合の照合判定
規定値を80とすると正しい暗証番号を入力した場合の
照合判定規定値を50に下げるというような内容とな
る。
テップB5)までは図3の(ステップA5)の内容と同
じであるため説明を略すが、指紋照合手段22により指
紋の照合・判定を行う前に正しい暗証番号が入力された
か確認し(ステップB6)、正しい暗証番号が入力され
た場合は、指紋照合手段22により指紋照合時の照合判
定規定値を緩和して照合・判定をする(ステップB
7)。例えば暗証番号の入力を行わない場合の照合判定
規定値を80とすると正しい暗証番号を入力した場合の
照合判定規定値を50に下げるというような内容とな
る。
【0024】(ステップB6)での判定で、暗証番号が
入力されていない場合は、標準の照合判定規定値で判定
する(ステップB8)。
入力されていない場合は、標準の照合判定規定値で判定
する(ステップB8)。
【0025】この実施例は、乾燥指などの照合判定が難
しい指紋画像に対し、指紋の照合と正しい暗証番号の入
力とを組み合わせ、照合判定の規定値を緩和することに
より、照合不可となる場合の改善ができるという効果
と、入力された暗証番号が正しくても緩和された照合判
定規定値を満たさない場合には不可として、暗証番号の
みによる照合を行わないことにより、暗証番号が盗まれ
た場合でもセキュリティが向上するという新たな効果を
有する。
しい指紋画像に対し、指紋の照合と正しい暗証番号の入
力とを組み合わせ、照合判定の規定値を緩和することに
より、照合不可となる場合の改善ができるという効果
と、入力された暗証番号が正しくても緩和された照合判
定規定値を満たさない場合には不可として、暗証番号の
みによる照合を行わないことにより、暗証番号が盗まれ
た場合でもセキュリティが向上するという新たな効果を
有する。
【0026】尚、以上の説明では入出門の管理を想定し
た説明を行ったが、入力した指紋の濃度値が規定値を満
たしていない場合、そのままさらに指紋入力装置1によ
り指紋画像を指紋画像を入力し、これまでの濃度値にそ
れを積算して規定値を満たすまで繰り返すという本発明
の内容は、指紋照合等を含む一般的な照合装置や照合方
法に適用できることは自明である。
た説明を行ったが、入力した指紋の濃度値が規定値を満
たしていない場合、そのままさらに指紋入力装置1によ
り指紋画像を指紋画像を入力し、これまでの濃度値にそ
れを積算して規定値を満たすまで繰り返すという本発明
の内容は、指紋照合等を含む一般的な照合装置や照合方
法に適用できることは自明である。
【0027】
【発明の効果】第1の効果は、乾燥指などの照合不可を
防ぐことができるということである。その理由は、指紋
の隆線部分の濃度値が小さいと画像処理で不明領域と判
定され、指紋照合に必要な指紋情報を抽出する画像処理
に移行できないが、指紋画像を複数回採取し、それらを
積算することにより、濃度値を大きくすることができる
からである。
防ぐことができるということである。その理由は、指紋
の隆線部分の濃度値が小さいと画像処理で不明領域と判
定され、指紋照合に必要な指紋情報を抽出する画像処理
に移行できないが、指紋画像を複数回採取し、それらを
積算することにより、濃度値を大きくすることができる
からである。
【0028】第2の効果は入力指紋画像の品質が向上す
るということである。その理由は、指紋画像濃度値を積
算することによって、隆線濃度値は大きくなるが、ラン
ダムノイズ成分が、相殺され、S/N比がよくなるから
である。
るということである。その理由は、指紋画像濃度値を積
算することによって、隆線濃度値は大きくなるが、ラン
ダムノイズ成分が、相殺され、S/N比がよくなるから
である。
【0029】第3の効果は、品質の悪い指紋画像の場合
にも指紋の照合を行うことができ、暗証番号の入力と組
み合わせることで、セキュリティの確保が可能となるこ
とである。
にも指紋の照合を行うことができ、暗証番号の入力と組
み合わせることで、セキュリティの確保が可能となるこ
とである。
【図1】本発明の構成を表すブロック図である。
【図2】本発明の指紋画像の濃度値の分布状態を表すヒ
ストグラムである。
ストグラムである。
【図3】本発明の第1の実施例を説明するフローチャー
トである。
トである。
【図4】本発明の第2の実施例を説明するフローチャー
トである。
トである。
1 指紋入力装置 2 画像・照合処理装置 21 指紋入力手段 22 指紋照合手段 3 情報記憶部 4 鍵制御装置
Claims (6)
- 【請求項1】 指紋から入力したアナログ信号をデジタ
ル信号に変換して指紋画像を生成する指紋入力装置と、
前記指紋入力装置による指紋画像の濃度値を規定値と比
較し前記規定値を満たしていない場合は再度前記指紋入
力装置から指紋画像を入力してそれまでに採取した指紋
画像と画素ごとに積算を行い積算された指紋画像を前記
規定値と再度比較し前記規定値を満たすまで繰り返し行
うことで前記規定値を満たす指紋画像を生成し該指紋画
像から照合に使用する画像情報を取り出す指紋入力手段
と前記画像情報の照合を行い本人と認定すると開錠の指
示をする指紋照合手段とを含む画像・照合処理装置と、
前記指紋照合手段が照合を行う画像情報を記憶する情報
記憶部と、前記指紋照合手段の照合の結果本人と確認さ
れた場合の開錠を行う鍵制御装置と、を備えることを特
徴とする指紋照合装置。 - 【請求項2】 前記指紋入力手段は、前記指紋画像の濃
度値の分布状態をヒストグラムとして表しヒストグラム
として表された隆線部分のピーク値の濃度値を前記規定
値と比較し、前記隆線部分のピーク値の濃度値が前記規
定値を越えている場合に指紋の照合を実行することを特
徴とする請求項1記載の指紋照合装置。 - 【請求項3】 前記指紋入力手段は、前記ヒストグラム
として表された隆線部分のピーク値の濃度値が前記規定
値を越えていない場合は、前記指紋入力装置から指紋画
像を再入力してそれまでに採取した指紋画像と画素ごと
に積算を行い積算した結果を基にヒストグラムを再度作
成し隆線部分のピーク値の濃度値を前記規定値と再度比
較し前記規定値を越えるまで繰り返すことを特徴とする
請求項1又は2記載の指紋照合装置。 - 【請求項4】 前記指紋入力手段は、指紋画像の濃度値
が前記規定値に満たない場合前記指紋入力装置からの指
紋画像の再入力を行わず最初に入力した指紋画像を前記
規定値に満たない指紋画像に積算することを特徴とする
請求項1記載の指紋入力装置。 - 【請求項5】 指紋から入力したアナログ信号をデジタ
ル信号に変換して指紋画像の生成を行い、前記指紋画像
の濃度値を規定値と比較し、前記規定値を満たしていな
い場合は再度指紋画像の入力を行ってそれまでに採取し
た指紋画像と画素ごとに積算を行うことで新たな指紋画
像の濃度値を求めこれを前記規定値と比較し前記規定値
を満たすまで繰り返して前記規定値を満たす指紋画像を
生成し、該指紋画像から照合に使用する画像情報を取り
出し、情報記憶部の画像情報と照合を行い、照合の結果
本人と確認がされると開錠を行う、ことを特徴とする指
紋照合方法。 - 【請求項6】 暗証番号の入力が行われ、正しい暗証番
号の入力されると、前記規定値を満たした指紋画像から
取り出した画像情報を情報記憶部の画像情報と比較する
時、照合判定をするための照合判定規定値を暗証番号の
入力を行わない時より下げて比較することを特徴とする
請求項5記載の指紋照合方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000138623A JP2001319234A (ja) | 2000-05-11 | 2000-05-11 | 指紋照合装置および照合方法 |
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