JP2001319204A - データキャリア - Google Patents

データキャリア

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JP2001319204A
JP2001319204A JP2000135964A JP2000135964A JP2001319204A JP 2001319204 A JP2001319204 A JP 2001319204A JP 2000135964 A JP2000135964 A JP 2000135964A JP 2000135964 A JP2000135964 A JP 2000135964A JP 2001319204 A JP2001319204 A JP 2001319204A
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card
telephone
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punched
carrier
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Hideaki Yamamoto
英朗 山本
Shigeaki Iwane
重明 岩根
Akira Yamaguchi
晃 山口
Toshinori Sonehara
利法 曽根原
Shinji Nishimura
眞次 西村
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Nippon Telegraph and Telephone West Corp
Nippon Telegraph and Telephone East Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Nippon Telegraph and Telephone West Corp
Nippon Telegraph and Telephone East Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用形態を容易に識別でき、間違った利用を
防止することができるデータキャリアを提供する。 【解決手段】 ICチップ15およびアンテナコイル1
7を搭載したキャリア基材10には、テレホンカードで
あることを示す受話器の形状のテレホン図形11および
電話の最大利用可能度数を表す度数表示図形13a,1
3b,13cが打ち抜き図形として形成され、これらの
テレホン図形11を一目見たり、指などで触ることによ
りテレホンカードであるということが容易にわかり、間
違って利用することが防止され、また度数表示図形13
a,13b,13cを見ることにより、その最大度数が
それぞれ100,200,300であることも容易に認
識することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば磁気カード
やICカードなどのようにデータを記録する記録媒体お
よび該記録媒体を搭載した薄板状のキャリア基材を備え
たデータキャリアに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気カード、接触式ICカード、
非接触式ICカードに代表されるように、データを記録
した媒体を搭載したデータキャリアが広く用いられてい
る。その利用形態は、電話用カード、鉄道用カード、ク
レジットカード、キャッシュカード、ポイントカード等
多岐にわたる。また、利用形態に応じて記録媒体の選択
も時代とともに異なってきている。例えば、テレホンカ
ードは昭和57年の導入以来、磁気カードが用いられて
きているが、変造対策・使い勝手向上の観点から、平成
11年3月に非接触式ICテレホンカードを用いた公衆
電話サービスを開始した。また、鉄道の定期券改札シス
テムにも、非接触式ICカードを導入する動きがみられ
る。
【0003】実生活では、用途の異なるカードを財布入
れ等に複数枚入れて持ち運ぶ場合が多い。また、同じ用
途のカードが複数枚入っていてもその金額が異なってい
ることもある。この結果、鉄道用プリペイドカードを誤
って公衆電話機に挿入したり、残り度数の少ないテレホ
ンカードを挿入したことに気づかず、通話切断の直前に
慌てて別のテレホンカードを探すといった事例もあり、
不便である。
【0004】これらの不便さは、外見だけではどの用途
のカードなのかを容易に判別できないのが主な原因であ
る。
【0005】この問題を解決するために、従来から用い
られているカード外辺切り欠きが考えられる。この切り
欠きは、本来、磁気カード等、挿入方向が限定されてい
るカード挿入方向を識別するためのものであるが、例え
ば電話用、鉄道用、図書用等、カードの用途毎に異なる
外辺切り欠きを設けることによって券種を区別すること
が可能である。しかし、印面の商品価値が損われないよ
う印面への切り込みを極力小さくしなければならないこ
とが多いので、限られたサイズであらゆる用途のカード
を区別するのは困難である。また、サイズの小さい切り
欠きを注視してカード用途を判別する程度であれば、券
面に印刷された文字を見て判別すれば済むことであり、
切り欠きがなくても特に重大な問題は生じない。また、
視覚障害者にとっては、複数の切り欠き形状に対応した
カード用途や金額を予め記憶していなければならず、カ
ード入れに入っている複数枚のカードを手探りし、所望
のカードをすぐに識別して取り出すのは困難である。
【0006】また近年、異なるアプリケーションを1枚
のカードで実現する「多目的カード」の検討もなされて
いる。しかし、ある多目的カードを一目見ただけで、そ
のカードがどの用途に使えるのかをすぐに判別するのは
難しい。加えて、多目的カードの作製には大容量の半導
体素子が要求され、高価となることから、一般に普及す
るには時間がかかるものと予想される。従って、多目的
カードが実用化されたとしても、利用者は従来通り複数
枚のカードを所持し、利用形態に応じてカードを使い分
ける状況が続くものと考えられる。また、カード社会の
さらなる進展に伴い、1人あたりが所持するカード枚数
が増加していくことを考慮すると、利用者が複数枚のカ
ードを容易に判別する必要性は、ますます増大するであ
ろう。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の磁気カードやI
Cカード等のようなデータキャリアは、その外見だけで
はどの用途のものであるか容易に判別することが困難で
あり、間違って使用してしまうことがあるという問題が
ある。
【0008】また、従来のカードは視覚障害者にとって
は手探りでカードの種類や用途を識別することが困難で
あるという問題もある。
【0009】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、利用形態を容易に識別でき、
間違った利用を防止することができるデータキャリアを
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の本発明は、データを記録する記録媒
体および該記録媒体を搭載した薄板状のキャリア基材を
備えたデータキャリアであって、データキャリアの利用
形態を表す図形がキャリア基材を貫通して、打ち抜き図
形として形成されていることを要旨とする。
【0011】請求項1記載の本発明にあっては、データ
キャリアの利用形態を表す図形がキャリア基材を貫通し
て、打ち抜き図形として形成されているため、この打ち
抜き図形を一目見たり、または指などで触るだけで、デ
ータキャリアの用途を容易に識別することができ、間違
って利用することを防止することができる。
【0012】また、請求項2記載の本発明は、請求項1
記載の発明において、前記打ち抜き図形が、キャリア基
材の外観形状の輪郭の内側部分およびキャリア基材の外
辺輪郭部分のうちの1つ以上の部分のキャリア基材を貫
通して、打ち抜き図形として形成されるものであること
を要旨とする。
【0013】請求項2記載の本発明にあっては、キャリ
ア基材の外観形状の輪郭の内側部分およびキャリア基材
の外辺輪郭部分のうちの1つ以上の部分のキャリア基材
を貫通して、打ち抜き図形として形成されるものである
ため、内部の打ち抜き図形のみでなく、外観からもデー
タキャリアを一目見たり、または指などで触るだけで、
データキャリアの用途を容易に識別でき、複数のデータ
キャリアが混在している場合でも目的のデータキャリア
を外観から容易に識別することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に
係るデータキャリアの構成を示す図である。同図
(a),(b),(c)に示すデータキャリア1a,1
b,1cは、それぞれ非接触式ICテレホンカードを構
成するものであり、そのテレホンカードであることを示
す受話器の図形が符号11で示すようにデータキャリア
本体を貫通して、打ち抜き図形として形成されるととも
に、電話の最大利用可能度数を表す数字の図形がそれぞ
れ符号13a,13b,13cで示す100,200,
300のようにデータキャリア本体を貫通して、打ち抜
き図形として形成されている。
【0015】更に詳しくは、データキャリア1a,1
b,1cの各々は、薄板状、すなわちカード状の例えば
PET(ポリエチレンテレフタレート)などからなるキ
ャリア基材10で形成され、このキャリア基材10にデ
ータを記憶する記録媒体や演算制御を行う演算制御部や
変復調部などを構成するICチップ15および非接触で
カードリーダライタなどの外部装置と通信を行うための
アンテナコイル17が搭載されている。具体的には、I
Cチップ15およびアンテナコイル17はキャリア基材
10内に埋設されているが、接触式ICカードのように
キャリア基材10の表面に搭載されていてもよいもので
ある。なお、本実施形態では、記録媒体としてICチッ
プ15が使用されているが、本発明はこれに限定される
ものでなく、磁気ストライプ、光メモリなどでもよいも
のである。また、本実施形態のデータキャリア1a,1
b,1cは、上述したように非接触型ICテレホンカー
ドを構成するものであるため、外部装置と非接触で通信
するためのアンテナコイル17を有しているが、本発明
はこのようなアンテナコイル17を有するものに限られ
るものではなく、アンテナコイル17を有していないも
のでもよいものである。
【0016】このようにICチップ15およびアンテナ
コイル17が埋設されたキャリア基材10に対して、符
号11,13a,13b,13cで示すようなテレホン
図形11や度数表示図形13a,13b,13cがキャ
リア基材10を貫通して、打ち抜き図形として形成され
ているが、これらの図形はICチップ15やアンテナコ
イル17が埋設されていない部分のキャリア基材10を
貫通して形成されることは勿論のことである。また、こ
れらのテレホン図形11や度数表示図形13a,13
b,13cなどの打ち抜き図形は、キャリア基材10の
外観形状の輪郭の内側部分に閉じるように形成されてい
る。
【0017】上述したように構成されるデータキャリア
1a,1b,1cでは、キャリア基材10を貫通して、
打ち抜き図形として形成されるテレホン図形11を一目
見たり、または指などで触ることによりテレホンカード
であるということが容易にわかるため、他の用途に間違
って利用することが防止され、また度数表示図形13
a,13b,13cを見ることにより、その最大度数が
それぞれ100,200,300であることも容易に認
識することができる。すなわち、テレホン図形11や度
数表示図形13a,13b,13cなどの打ち抜き図形
は、視覚や触覚などによって容易に判別できるように形
成されているのである。
【0018】なお、テレホン図形11や度数表示図形1
3a,13b,13cなどの打ち抜き図形において、例
えば数字の「0」等の場合のように、「0」を打ち抜き
図形として形成すると、「0」の中央内部の円形部分が
欠落し、中央内部が中空状態になってしまうというよう
に数字「0」を正確に打ち抜けない場合には、中空とな
る部分をキャリア基材10の他の部分とつなげる連結部
分を形成するなどの工夫を行うことにより、数字「0」
のような数字を容易に推測し得るように形成する必要が
ある。すなわち、図1の例では、数字の「0」は、
「0」の上側と下側の部分を打ち抜かずに連結部を形成
し、この連結部により数字「0」の中空となる部分をキ
ャリア基材10の他の部分につなげている。
【0019】また、テレホン図形11や度数表示図形1
3a,13b,13cなどの打ち抜き図形は、データキ
ャリア1を携帯する人がデータキャリア1を衣服のポケ
ット等に入れたり、手で持ったりなどした場合に、衣服
や皮膚等を傷めたり、更には他のデータキャリアの表面
を傷めないように打ち抜き図形の隅の部分は丸みを持た
せるように形成することが望ましい。
【0020】なお、データキャリア1を構成するキャリ
ア基材10は、カード形状を有していて、このようなカ
ード形状の平面寸法は例えばISO7810で標準化さ
れているが、通常のカードと混在するシステムを想定す
るのでなければ、ISO7810で標準化されている平
面寸法以外の寸法のカード型データキャリアであっても
何ら差し支えないものである。
【0021】また、本実施形態のデータキャリアは、一
例として非接触式ICテレホンカードである場合につい
て説明しているが、本発明はこれに限定されるものでな
く、磁気カード、接触式ICカードのいずれにも適用し
得るものである。なお、この場合に、カードを打ち抜い
て形成されるテレホン図形11や度数表示図形13a,
13b,13cなどの打ち抜き図形は磁気ストライプ、
ICチップなどの記録媒体部分、エンボス部分、カード
の文字部分などを避けて形成しなければならないことは
勿論のことである。
【0022】図2は、本発明の第2の実施形態に係るデ
ータキャリアの構成を示す図である。同図に示すデータ
キャリア2a,2b,2cは、図1の実施形態と同様に
受話器の形状のテレホン図形11を有していて、用途が
電話用のものであるが、図1の実施形態と度数表示図形
13a,13b,13cの代わりに各種サービスを表す
サービス図形23a,23b,23cが打ち抜き図形と
して形成されているものであり、その他の構成は図1の
実施形態のものと同じであり、同じ構成要素には同じ符
号が付されている。
【0023】図2(a)に示すデータキャリア2aの打
ち抜き図形であるサービス図形23aは、フリーダイヤ
ルカードの識別番号である「0120」のロゴマークを
打ち抜き図形として形成したものである。また、図2
(b)に示すデータキャリア2bの打ち抜き図形である
サービス図形23bは、クレジット通話(Credit)を示
す「C」なる文字を打ち抜き図形として形成したもので
ある。更に、図2(c)に示すデータキャリア2cの打
ち抜き図形であるサービス図形23cは、情報料回収代
行サービス(いわゆる「ダイヤルQ2」)用の識別番号
である「0990」なる文字を打ち抜き図形として形成
されたものである。
【0024】このように、図2に示すデータキャリア2
a,2b,2cは、それぞれテレホン図形11とフリー
ダイヤル用図形23a、クレジット通話用図形23b、
情報料回収代行サービス用図形23cが打ち抜き図形と
して形成されているため、これらの図形を一目見たり、
または指などで触ることにより電話用であることがわか
るとともに、更にフリーダイヤル用のカード、クレジッ
ト通話用のカード、または情報料回収代行サービス用の
カードであることを容易に識別することができ、間違っ
て利用することがなくなる。
【0025】図3は、本発明の第3の実施形態に係るデ
ータキャリアの構成を示す図である。同図(a)および
(b)にそれぞれ示すデータキャリア3aおよび3b
は、一例として磁気媒体を用いた鉄道用プリペイドカー
ドを示すものであるが、この鉄道用プリペイドカード3
aおよび3bの利用資格を区別するための打ち抜き図形
として「大人」および「こども」なる図形が形成されて
いるものである。
【0026】すなわち、図3(a)に示す鉄道用プリペ
イドカード3aは、このカードの利用資格として大人を
指定するために「大人」なる文字の利用資格図形33a
が打ち抜き図形として形成されており、また図3(b)
に示す鉄道用プリペイドカード33bは、このカードの
利用資格として子供を指定するために「こども」なる文
字の利用資格図形33bが打ち抜き図形として形成され
ている。なお、このような鉄道用プリペイドカード3に
おける利用資格図形33の打ち抜き図形は、運賃などの
磁気情報が記録されている磁気情報記録部分35a,3
5bを避けることは勿論のことであるが、改札機のロー
ラの動作に支障をきたさないように形成される必要があ
る。
【0027】図3に示すような「大人」や「こども」の
利用資格図形33aおよび33bを打ち抜き図形として
形成されたデータキャリアである鉄道用プリペイドカー
ド3aおよび3bを使用する場合には、この鉄道用プリ
ペイドカード3に打ち抜き図形として形成された大人用
図形33aまたはこども用図形33bを一目見たり、ま
たは指などで触ることにより、大人用のものであるのか
またはこども用のものであるのかを容易に識別すること
ができ、例えば子供が大人用の鉄道用プリペイドカード
3を誤使用して、大人用の運賃を間違って取られてしま
うということがなくなる。
【0028】すなわち、近年、鉄道用プリペイドカード
を直接改札機に通して、運賃を精算するシステムが普及
しているが、このようなシステムでは、大人用カード、
子供用カードの区別がない場合もあり、子供が利用する
にも関わらず、不用意に大人運賃で精算されてしまう場
合もある。この場合に本実施形態の利用資格図形33の
ある鉄道用プリペイドカード3を用いることにより、カ
ード利用者は一目見てまたは指などで触って利用資格を
判別できるため、このような誤使用の機会が減少するこ
とが期待される。
【0029】なお、本実施形態では、鉄道用プリペイド
カード3として磁気カードを使用した場合について説明
したが、本発明はこれに限定されるものでなく、接触式
ICカードや非接触式ICカードを用いても同様であ
る。また、本実施形態では、一例として大人用と子供用
について説明したが、例えば男性用と女性用等でもよい
ものであることは勿論である。
【0030】図4は、本発明の第4の実施形態に係るデ
ータキャリアの構成を示す図である。同図に示すデータ
キャリア4は、公衆電話とタクシーの運賃精算の両方に
使用できる非接触式ICカードを構成しているものであ
って、タクシー運賃精算に利用できることを示すタクシ
ーを象ったタクシー図形34aと公衆電話に利用できる
ことを示す受話器を象ったテレホン図形43bが打ち抜
き図形として形成されている。なお、その他の構成は同
じであり、同じ構成要素には同じ符号が付されている。
【0031】このように、図4に示すデータキャリア4
は、タクシー図形43aとテレホン図形43bの両方の
図形が打ち抜き形成されているため、これらの図形を一
目見たり、または指などで触ることにより、タクシーと
公衆電話の両方に使用できるデータキャリアであること
が容易にわかり、間違って使用されることを防止するこ
とができる。なお、本実施形態では、タクシー図形43
aとテレホン図形43bで示すように、2つの用途に有
効なデータキャリアを示しているが、2つに限定される
ものでなく、3つ以上でもよいことは勿論のことであ
る。
【0032】図5は、本発明の第5の実施形態に係るデ
ータキャリアの構成を示す図である。同図に示す第5の
実施形態のデータキャリア5は、図1〜図4に示したデ
ータキャリアのような通常の矩形のカードでなく、その
外観の形状そのものがカードの用途を示している特異な
形状のデータキャリアを示しているものである。
【0033】すなわち、図5に示すデータキャリア5
は、公衆電話機用ICテレホンカードを示しているもの
であり、その外観形状が公衆電話機(Public telephon
e)の「P」を打ち抜いて形成されている。この「P」
の外観形状の一部である脚の部分5aは、図1〜図4で
示したのと同じような通常のカードの形状を構成してお
り、この部分にICチップ15やアンテナコイル17が
搭載されている。なお、この部分5aの形状は例えばI
SO7810で標準化された平面寸法を有していてもよ
いものであり、この部分5aがICカード公衆電話機の
スロットに挿入されるものである。
【0034】また、P形状のデータキャリア5の脚部分
の上側の部分5bには、公衆電話機用ICテレホンカー
ドであることを示す電話機を象った図形53が打ち抜き
図形として形成されている。すなわち、本実施形態のデ
ータキャリア5は、データキャリアの外観形状である外
辺輪郭部を「P」形状に打ち抜き図形として形成すると
ともに、キャリア基材10の外観形状の輪郭の内側部分
を電話機の図形53のように貫通して打ち抜き図形とし
て形成したものである。
【0035】このように本実施形態のデータキャリア5
は、外観形状が公衆電話機用ICテレホンカードである
ことを示す「P」の形状に形成されるとともに、電話機
図形53が打ち抜き図形として形成されているため、一
目見たり、または指などで触ることにより、公衆電話機
用ICテレホンカードであることが容易にわかり、間違
って使用することを防止することができる。
【0036】なお、非接触式ICカードシステムは、読
み取り書き込み装置が複数枚のカードを同時に認識でき
るものであるので、既存の非接触式ICカードと本発明
の非接触ICカードが混在した状態でスロットに挿入さ
れても、外部装置と問題なく通信することができるもの
である。
【0037】図6は、本発明の第6の実施形態に係るデ
ータキャリアの構成を示す図である。同図に示すデータ
キャリア6は、図1に示した実施形態と同じように打ち
抜き図形として形成されたテレホン図形11を有する非
接触型ICテレホンカードであるが、カードのほぼ中央
にハート型の打ち抜き図形61が形成されている点が異
なるものである。
【0038】このハート型打ち抜き図形61は、例えば
誕生日、婚約、結婚等のような特別の記念を表すもので
あり、このようなハート型打ち抜き図形61をデータキ
ャリア6に形成することにより、データキャリアを見栄
えの良い記念用のカード、すなわち記念品として利用し
ようとするものである。
【0039】なお、上述した各実施形態におけるテレホ
ン図形11、度数表示図形13a,13b,13c、サ
ービス図形23a,23b,23c、利用資格図形3
3、タクシー図形43a、テレホン図形43b、電話機
図形53、ハート型打ち抜き図形61などの打ち抜き図
形は、例えばプレス機械などでキャリア基材10を貫通
するように打ち抜いて形成してもよいが、金型などを作
って、この金型に液状のカード基材を流し込んで形成し
てもよいし、または切削工法などで形成してもよいもの
であり、その作製方法は任意のものでよく、特に限定す
るものではない。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
データキャリアの利用形態を表す図形がキャリア基材を
貫通して、打ち抜き図形として形成されているので、こ
の打ち抜き図形でを一目見たり、または指などで触るだ
けで、その用途を容易に識別することができ、間違って
利用することを防止することができる。また、打ち抜き
図形を複数組合わせることにより、同一用途で異なる金
種のものとしたり、同一用途で異なるサービスのものと
したり、同一用途で利用資格を区別したものとしたり、
更には利用者の嗜好に応じてカスタマイズした種々のデ
ータキャリアを作成することができ、利便性を飛躍的に
向上することができる。
【0041】また、本発明によれば、キャリア基材の外
観形状の輪郭の内側部分およびキャリア基材の外辺輪郭
部分を含む部分のうちの1つ以上の部分のキャリア基材
を貫通して、打ち抜き図形として形成されるものである
ので、内部の打ち抜き図形のみでなく、外観からもデー
タキャリアの用途を一目見たり、または指などで触るだ
けで、容易に識別でき、複数のデータキャリアが例えば
重なって混在している場合でも目的のデータキャリアを
外観から容易に識別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るデータキャリア
の構成を示す図である。
【図2】本発明の第2の実施形態に係るデータキャリア
の構成を示す図である。
【図3】本発明の第3の実施形態に係るデータキャリア
の構成を示す図である。
【図4】本発明の第4の実施形態に係るデータキャリア
の構成を示す図である。
【図5】本発明の第5の実施形態に係るデータキャリア
の構成を示す図である。
【図6】本発明の第6の実施形態に係るデータキャリア
の構成を示す図である。
【符号の説明】
1−6 データキャリア 10 キャリア基材 11,43b テレホン図形 13 度数表示図形 15 ICチップ 17 アンテナコイル 23 サービス図形 33 利用資格図形 43a タクシー図形 53 電話機図形 61 ハート型打ち抜き図形
フロントページの続き (72)発明者 岩根 重明 大阪府大阪市中央区馬場町3番15号 西日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 山口 晃 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 東日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 曽根原 利法 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 東日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 西村 眞次 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 東日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 2C005 HA14 HA15 HB04 JA01 KA03 KB05 LA06 MA27 MB02 MB07 NA02 NA06 NA09 PA04 QC15 RA07 5B035 BA01 BB09 CA23

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを記録する記録媒体および該記録
    媒体を搭載した薄板状のキャリア基材を備えたデータキ
    ャリアであって、 データキャリアの利用形態を表す図形がキャリア基材を
    貫通して、打ち抜き図形として形成されていることを特
    徴とするデータキャリア。
  2. 【請求項2】 前記打ち抜き図形は、キャリア基材の外
    観形状の輪郭の内側部分およびキャリア基材の外辺輪郭
    部分のうちの1つ以上の部分でキャリア基材を貫通し
    て、打ち抜き図形として形成されるものであることを特
    徴とする請求項1記載のデータキャリア。
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JP2005515922A (ja) * 2002-01-25 2005-06-02 ダヴィラ,ミルトン マルチメディアギフトカード
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