JP2001318931A - 間取り図検索システム、及び間取り図検索システムにおける管理用コンピュータ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者の要望に合った住居の間取り図を、複
数の図面の中から容易に選び出すことが可能な間取り図
検索システムを提供する。 【解決手段】 検索システム１は、複数の物件における
間取り図の図面情報、及び各図面情報毎に関連付けられ
た関連情報がそれぞれ記憶されている記憶手段２８と、
検索条件を入力するための条件入力手段と、検索条件と
関連情報とを比較し、記憶手段２８の中から検索条件を
満たす物件を全て抽出する抽出手段２６と、抽出された
全ての物件の間取り図を一覧表の形態で表示させる一覧
表示制御手段２４と、選択指示手段によって選択された
間取り図を、表示手段に拡大して表示させる拡大表示制
御手段２５とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、間取り図検索シス
テム、及びそのシステムにおける管理用コンピュータに
関するものであり、特に、コンピュータを利用して、利
用者の希望にあった住宅の間取り図を速やかに提供する
ことができる間取り図検索システムに関するものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】住まいは日常生活の場であることから、
健康的で文化的な生活が送れるように、各家族に応じた
住まいを選ぶことが求められている。しかし、現在の住
宅事情においては、相応しい住まいを選ぶことが困難な
状況となっている。すなわち、すでに完成している建て
売り住宅や、規格の決まっているメーカーハウスを購入
する場合が多く、住まいに暮らしを合わせているのが実
情である。また、注文住宅の場合でも、基本的な構想や
具体的な設計に関しては建築士や工務店に任せるケース
が多い。

【０００３】このため、住んでみて使い勝手の悪さに気
付いたり、想像していたものと異なることから不満が残
ったりすることが多い。また、家を建てようとする人
（建築主）にとっては、間取りを決める作業が最も楽し
みな作業であるにもかかわらず、建築士や工務店に任せ
た場合には、決められた範囲内でしか変更することがで
きず、楽しみが半減していた。

【０００４】そこで、家を建てる際には、建築士や工務
店に全面的に任せるのではなく、その家族の構成や生活
環境に相応しい住まいとなるように、建築主自身が構想
を練ることが望まれる。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかし、専門知識がな
い建築主にとっては、一から構想を練ることは困難であ
った。このため、時間をかけて構想を考えても、その構
想が建築基準に合わなかったり、極めて多額の費用がか
かる構成となったりして、折角考えた構想が無駄になる
恐れもあった。

【０００６】なお、専門書や雑誌、または展示会等にお
いて紹介されている事例（間取り図等）を参考にして構
想を練るようにすれば、それほど大きな間違いは生じな
い。ところが、家族の構成や生活環境は様々であり、例
えば家族の人数、同居する世帯数、土地の大きさ、土地
の形状、または家（玄関）の方角等の要件は、人それぞ
れ異なっている。このため、複数の要件が全て満足され
る事例を探すことは極めて困難であった。特に、専門知
識がない人にとっては、間取り図をみても要件が全て満
たされているのか否かが容易に理解できず、最適な事例
を探し出すまでに多くの時間がかかっていた。

【０００７】また、要件の全てが満足される事例が見つ
かったとしても、紹介されている事例はいずれも簡略化
された概略図面のみであり、詳細な設計図面を入手する
ことはできなかった。このため、このような概略図面を
もとに、建築士や工務店に依頼した場合には、建築主が
構想したものと、工務店等によって設計されたものとが
一致せず、建築主に不満を生じさせる恐れがあった。

【０００８】そこで、本発明は、上記の実情に鑑み、要
件に合った住居の間取り図を、複数の図面の中から容易
に選び出すことが可能な間取り図検索システム、及びそ
のシステムにおける管理用コンピュータの提供を第一の
課題とし、選択された間取り図に対応する設計図面を利
用者（建築主）が入手することができる間取り図検索シ
ステムの提供を第二の課題とするものである。

【０００９】

【課題を解決するための手段】請求項１の発明にかかる
間取り図検索システムは、複数の物件における間取り図
の図面情報、及び各図面情報毎に関連付けられた関連情
報がそれぞれ記憶されている記憶手段と、前記間取り図
を表示することが可能な表示手段と、前記物件の検索条
件を入力するための条件入力手段と、該条件入力手段に
よって入力された前記検索条件と前記記憶手段に記憶さ
れている前記関連情報とを比較し、前記記憶手段の中か
ら前記検索条件を満たす物件を全て抽出する抽出手段
と、該抽出手段によって抽出された全ての前記物件にお
ける前記図面情報を前記表示手段に出力し、複数の間取
り図を一覧表の形態で表示させる一覧表示制御手段と、
前記表示手段に一覧表の形態で表示された複数の間取り
図の中から所望の間取り図を選択指示するための選択指
示手段と、該選択指示手段によって選択された前記間取
り図を、前記表示手段に拡大して表示させる拡大表示制
御手段とを具備するものである。

【００１０】したがって、請求項１の発明の間取り図検
索システムによれば、条件入力手段によって物件の検索
条件が入力されると、抽出手段は、検索条件と記憶手段
に記憶されている関連情報とを比較し、検索条件を満た
す物件を全て抽出する。すなわち、この抽出手段によっ
て利用者の要件に合う物件（図面情報を含む）が全て抽
出される。一覧表示制御手段は、このように抽出された
物件の図面情報を表示手段に出力し、一覧表の形態で表
示させる。これにより、利用者は、一覧表の形態で表示
された複数の間取り図を目次として活用することが可能
となる。

【００１１】なお、一覧表示制御手段による表示では、
一画面に複数の間取り図を同時に表示させるため、異な
る物件の間取り図同志を比較するのに適しているが、一
物件当たりの間取り図の表示領域が少なくなるため、間
取り図が小さくなったり、間取り図の一部しか表示でき
なくなったりする。このため、間取りを正確に認識し難
い。そこで、本発明では、表示手段に一覧表の形態で表
示された複数の間取り図の中から、所望の間取り図が選
択指示手段によって選択指示されると、拡大表示制御手
段を動作させる。つまり、拡大表示制御手段は、選択指
示手段によって選択された間取り図を、表示手段に拡大
して表示させる。これにより、利用者は、所望の間取り
図を拡大された状態で確認することが可能となる。

【００１２】請求項２の発明にかかる間取り図検索シス
テムは、請求項１に記載の間取り図検索システムにおい
て、前記関連情報は、前記間取り図における、坪数、玄
関の向き、階数、世帯数、部屋数、及び敷地形状のう
ち、少なくとも一つの情報を含むものである。

【００１３】したがって、請求項２の発明の間取り図検
索システムによれば、請求項１の発明の間取り図検索シ
ステムの作用に加え、関連情報として坪数が記憶されて
いる場合には、建物の坪数を検索条件として入力するこ
とが可能となり、利用者が望む大きさの建物の間取り図
のみを抽出することが可能となる。また、関連情報とし
て玄関の向きが記憶されている場合には、玄関の向き
（東西南北）を検索条件として入力することが可能とな
り、敷地と道路との関係等に基づいて定めた玄関の方角
に対応した間取り図のみを抽出することが可能となる。
関連情報として世帯数が記憶されている場合には、同居
する世帯数を検索条件とすることが可能となり、利用者
の世帯数に適した間取り図のみを抽出することが可能と
なる。また、関連情報として部屋数が記憶されている場
合には、必要な部屋数を検索条件として入力することが
可能となり、利用者が望む部屋数を有した間取り図のみ
を抽出することが可能となる。さらに、関連情報として
敷地形状が記憶されている場合には、家を建てようとす
る敷地の形状（例えば長方形、正方形、台形等）を検索
条件として入力することが可能となり、利用者の敷地の
形状に合った建物の間取り図のみを抽出することが可能
となる。

【００１４】請求項３の発明にかかる間取り図検索シス
テムは、請求項１または請求項２のいずれかに記載の間
取り図検索システムにおいて、管理用コンピュータと、
該管理用コンピュータに通信ネットワークを介して接続
された端末装置とを備えた間取り図検索システムであっ
て、前記管理用コンピュータは、前記記憶手段、前記抽
出手段、前記一覧表示制御手段、及び前記拡大表示制御
手段を有し、前記端末装置は、前記表示手段、前記条件
入力手段、及び前記選択指示手段を有するものである。

【００１５】ここで、通信ネットワークとしては例えば
インターネットを利用することが可能である。また、見
取り図をホームページ上で表示し、ホームページのフォ
ームに検索条件を入力させることも可能である。

【００１６】したがって、請求項３の発明の間取り図検
索システムによれば、請求項１または請求項２のいずか
の発明の間取り図検索システムの作用に加え、利用者は
端末装置に備えられた条件入力手段によって検索条件を
入力すると、検索条件に応じた信号が通信ネットワーク
を介して管理用コンピュータに送られる。管理用コンピ
ュータは、送信された信号に基づいて記憶手段から検索
条件を満たす物件を全て抽出し、その物件の図面情報を
通信ネットワークを介して端末装置に送信する。これに
より、抽出された物件の見取り図が、端末装置の表示手
段に一覧表の形態で表示される。

【００１７】また、端末装置の選択指示手段によって、
複数の間取り図の中から所望のものが選択指示される
と、その信号は通信ネットワークを介して管理用コンピ
ュータに送られる。管理用コンピュータの拡大表示制御
手段は、端末装置の表示手段に、選択された間取り図を
拡大した状態で表示させるための信号を送信する。これ
により、端末装置の表示手段に拡大された間取り図が表
示される。

【００１８】請求項４の発明にかかる間取り図検索シス
テムは、請求項３に記載の間取り図検索システムにおい
て、前記表示手段に表示される前記間取り図は、間取り
の概略形象が示された概略図面であり、前記端末装置
は、間取りの詳細形象が示された詳細図面を、前記概略
図面に基づいて注文するための図面注文手段をさらに備
えるものである。

【００１９】したがって、請求項４の発明の間取り図検
索システムによれば、請求項３の発明の間取り図検索シ
ステムの作用に加え、利用者は、端末装置の表示手段に
表示された間取り図を確認し、その間取り図に関する詳
細図面（設計図面等）を入手したい場合には、端末装置
の図面注文手段によって詳細図面を注文する。図面注文
手段に入力された情報は、通信ネットワークを介して管
理用コンピュータに送られる。なお、詳細図面は、通信
ネットワークを介して端末装置に送信するようにしても
よく、管理者から利用者へ郵送等の手段によって送るよ
うにしてもよい。

【００２０】請求項５の発明にかかる間取り図検索シス
テムは、請求項１乃至請求項４のいずれか一つに記載の
間取り図検索システムにおいて、前記一覧表示制御手段
によって前記表示手段に表示される複数の前記間取り図
の配列順序を、一定時間経過毎に並び替える第一並替手
段をさらに備えるものである。

【００２１】したがって、請求項５の発明の間取り図検
索システムによれば、請求項１乃至請求項４のいずれか
一つの発明の間取り図検索システムの作用に加え、複数
の間取り図が一覧表の形態で表示されることは前述の通
りであるが、第一並替手段は、一定時間経過する毎に、
この間取り図の配列の順序を強制的に並び替える。これ
により、前回の利用から一定時間以上の経過した時点で
再び利用すれば、たとえ検索条件が前回と同じ条件であ
っても、前回とは異なった順序で配列されることにな
る。

【００２２】請求項６の発明にかかる間取り図検索シス
テムは、請求項１乃至請求項５のいずれか一つに記載の
間取り図検索システムにおいて、前記間取り図の配列順
序を指定するための順序指定手段と、前記一覧表示制御
手段によって前記表示手段に表示された複数の前記間取
り図の配列順序を、前記順序指定手段の出力に基づいて
並び替える第二並替手段とをさらに備えるものである。

【００２３】ここで、指定される順序としては、例え
ば、建物の構造がシンプルな順、坪数の大きい順、部屋
数の多い順、敷地形状の複雑な順、または屋根の傾斜が
急な順、等が挙げられる。

【００２４】したがって、請求項６の発明の間取り図検
索システムによれば、請求項１乃至請求項５のいずれか
一つの発明の間取り図検索システムの作用に加え、順序
指定手段により間取り図の配列順序が指定されると、第
二並替手段は、その指定に基づいて、複数の間取り図の
配列順序を並び替える。これにより、利用者の望む順序
で並べられた間取り図が表示手段に表示される。

【００２５】請求項７の発明にかかる間取り図検索シス
テムは、請求項１乃至請求項６のいずれか一つに記載の
間取り図検索システムにおいて、前記表示手段に各間取
り図を表示させる際、該間取り図を施工の有無に応じて
互いに異なる色で表示させる着色制御手段をさらに備え
るものである。

【００２６】したがって、請求項７の発明の間取り図検
索システムによれば、請求項１乃至請求項６のいずれか
一つの発明の間取り図検索システムの作用に加え、着色
制御手段は、一覧表のの形態で複数の間取り図を表示す
る際、施工されたことのある住宅の間取り図と、施工さ
れたことのない住宅の間取り図とを、互いに異なる色で
表示する。

【００２７】請求項８の発明にかかる間取り図検索シス
テムにおける管理用コンピュータは、複数の物件におけ
る間取り図の図面情報、及び各図面情報毎に関連付けら
れた関連情報がそれぞれ記憶されている記憶手段と、条
件入力手段によって入力された検索条件と前記記憶手段
に記憶されている前記関連情報とを比較し、前記記憶手
段の中から前記検索条件を満たす物件を全て抽出する抽
出手段と、該抽出手段によって抽出された全ての前記物
件における前記図面情報を表示手段に出力し、複数の間
取り図を一覧表の形態で表示させる一覧表示制御手段
と、前記表示手段に表示した複数の間取り図の中から所
望の間取り図が選択された際、選択された前記間取り図
を前記表示手段に拡大して表示させる拡大表示制御手段
とを具備するものである。

【００２８】したがって、請求項８の発明の間取り図検
索システムにおける管理用コンピュータによれば、条件
入力手段によって物件の検索条件が入力されると、抽出
手段は、検索条件と記憶手段に記憶されている関連情報
とを比較し、検索条件を満たす物件を全て抽出する。一
覧表示制御手段は、このように抽出された物件の図面情
報を表示手段に出力し、一覧表の形態で表示させる。

【００２９】また、表示手段に一覧表の形態で表示され
た複数の間取り図の中から、所望の間取り図が選択指示
されると、拡大表示制御手段は、選択された間取り図
を、表示手段に拡大して表示させる。

【００３０】

【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態である
間取り図検索システム（以下、「検索システム」と称
す）について、図１乃至図６に基づき説明する。図１は
検索システムの端末装置の構成を示すブロック図であ
り、図２は検索システムの管理用コンピュータの構成を
示すブロック図であり、図３及び図４は検索システムに
おける処理動作を示すフローチャートであり、図５及び
図６は検索システムにおける表示画面の概要を示す説明
図である。

【００３１】本実施形態の検索システム１は、コンピュ
ータ及び通信ネットワークを使用して、利用者の希望に
あった住宅の間取り図を速やかに検索することを可能と
したものであり、管理用コンピュータ２（図２参照）
と、この管理用コンピュータ２に通信ネットワーク３
（例えばインターネット）を介して接続された端末装置
４（図１参照）とから構成されている。なお、管理用コ
ンピュータ２に対して複数台の端末装置４を同時に接続
させることが可能であるが、本実施形態では一台の端末
装置４が接続されている場合について具体的に説明す
る。

【００３２】端末装置４は、汎用のコンピュータを利用
したものであり、各種の制御を行なうコンピュータ本
体、入力手段であるキーボード及びマウス、表示手段１
５に相当するディスプレイ等から構成されている。な
お、コンピュータ本体は、演算及び制御を行う中央情報
処理装置（ＣＰＵ）、読出専用メモリ（ＲＯＭ）及びラ
ンダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）からなる補助記憶装置
を備えており、プログラムに従って各種の制御を行うこ
とができるものである。また、端末装置４は、通信ネッ
トワーク３を介して通信を行なうための通信プログラム
を有している。

【００３３】端末装置４は、図１に示すように、機能的
構成として、条件入力手段５、選択指示手段６、順序指
定手段７、及び図面注文手段８を有している。これら
は、いずれも表示手段１５に表示されるホームページ上
のフォームに指示情報を入力させるための機能であり、
実際にはキーボード及びマウスを介して情報が入力され
る。条件入力手段５は、検索条件を入力させるためのも
のであり、具体的には図５（ａ）の「検索画面」に示す
ように、第一入力部５ａ〜第六入力部５ｆを備えてお
り、これらの一部あるいは全てについて、それぞれ検索
条件が入力できるようになっている。

【００３４】ここで、第一入力部５ａには「坪数」すな
わち建物の坪数を示す数値が入力され、第二入力部５ｂ
には「方向」すなわち玄関の向きを示す方角（東西南
北）が入力され、第三入力部５ｃには「階数」すなわち
建物の階数（例えば平屋、二階建て、三階建て）を示す
数値が入力される。また、第四入力部５ｄには「世帯
数」すなわち同居する家族の世帯数を示す数値が入力さ
れ、第五入力部５ｅには「部屋数」すなわち建物におけ
る個室の数を示す数値が入力され、第六入力部５ｆには
「敷地形状」すなわち住宅を建設する予定の土地の形状
を示す文字（例えば長方形、正方形、台形）が入力され
る。

【００３５】なお、検索条件を容易にしかも正確に入力
することができるように、各入力部の右側にはリスト指
示部５ｇが設けられている。つまり、利用者は、リスト
指示部５ｇの位置でマウスをクリックすると、各項目に
おいて入力可能な条件の一覧（リスト）が表示され、さ
らにそのリストの中の一つの条件の位置でクリックする
と、クリックされた条件が各入力部に入力されるように
なっている。すなわち、検索条件を入力する際にキーボ
ードを使用しなくてもマウスのみで入力することを可能
としている。

【００３６】図１において、選択指示手段６は、一覧表
の形態で表示されている複数の間取り図の中から所望の
間取り図を選択するためのものである。具体的には、図
５（ｂ）に示すように、表示手段１５に「間取り図目
次」すなわち複数の間取り図が表示されている状態にお
いて、所望の間取り図の位置でマウスをクリックするこ
とにより選択することができる。

【００３７】また、順序指定手段７は、表示手段１５に
表示される複数の間取り図の配列順序を指定するための
ものである。具体的には、図５（ｂ）に示すように、
「間取り図目次」の右側に表示された複数の指定条件
（並替項目）１５ａ〜１５ｆの中から一つの指定条件の
位置でマウスをクリックすることにより順序を指定する
ことができる。ここで、第一指定条件１５ａは建物の構
造がシンプルな順（安価に建築可能な順）であり、第二
指定条件１５ｂは敷地面積が大きい順であり、第三指定
条件１５ｃは一階における部屋数が多い順である。ま
た、第四指定条件１５ｄは居間の広さが大きい順であ
り、第五指定条件１５ｅは座敷の広さが大きい順であ
り、第六指定条件１５ｆは屋根の傾斜が急な順である。

【００３８】図面注文手段８は、所望の間取り図が見つ
かった際に、その間取り図に関する詳細図面（設計図
面）を注文するためのものである。具体的には、図６
（ｄ）に示すように、表示手段１５に表示された「購入
画面」において、注文用の各入力部８ａ〜８ｄに、キー
ボード等を使って利用者の氏名、住所、支払い方法、及
び注文する間取り図の管理番号等が入力される。特に、
支払い方法に関しては、条件入力手段５の入力部と同じ
ようにリスト指示部８ｇが設けられており、リストの中
から選択できるようになっている。

【００３９】また、間取り図の管理番号は、表示手段１
５に「間取り図目次」（図５（ｂ）参照）が表示された
状態においても入力することが可能である。具体的に
は、「間取り図目次」の下部側には第二選択指示手段９
が設けられており、この第二選択指示手段９に間取り図
の管理番号を直接入力することを可能としている。そし
て、第二選択指示手段９に入力された間取り図の管理番
号は、第二記憶手段１０（図１参照）に記憶され、その
後、「購入画面」に移行させると、第二記憶手段１０に
記憶されている間取り図の管理番号が入力部８ｄに表示
される。

【００４０】さらに端末装置４は、図１に示すように、
機能的構成として、端末側送信制御手段１１、端末側通
信手段１２、端末側受信制御手段１３、及び表示制御手
段１４を有している。具体的には、端末側送信制御手段
１１は、条件入力手段５、選択指示手段６、順序指定手
段７、及び図面注文手段８によって入力された情報を端
末側通信手段１２に送信するものである。また、端末側
通信手段１２は、変調復調の信号処理を行うデジタル信
号処理部、通信条件や設定値が記憶されたＲＡＭ、Ｄ／
Ａ変換及びＡ／Ｄ変換を行う変換器等を含んでおり、通
信ネットワーク３に接続されている。端末側受信制御手
段１３は、端末側通信手段１２を介して管理用コンピュ
ータ２から送信された信号を受信し、表示用の情報とし
て表示制御手段１４に送るものである。表示制御手段１
４は、この情報に基づいて表示手段１５を制御するもの
である。

【００４１】一方、管理用コンピュータ２は、図２に示
すように、端末装置４と通信を行うための機能的構成と
して、管理側通信手段２１、管理側受信制御手段２２、
及び管理側送信制御手段３４を備えている。また、端末
装置４の表示手段１５における表示（ホームページにお
ける表示画面）を制御するための機能的構成として、表
示処理制御手段２３、一覧表示制御手段２４、拡大表示
制御手段２５、及び抽出手段２６等を備えている。さら
に、注文された情報を処理するための機能的構成として
受注確認手段２７を備えている。また、管理用コンピュ
ータ２は記憶手段２８を備えており、この記憶手段２８
には、複数の物件の間取り図の図面情報と、それらの図
面情報毎に関連付けられた関連情報とが記憶されてい
る。なお、関連情報は前述した検索項目及び並替項目に
対応している。

【００４２】管理側通信手段２１は、通信ネットワーク
３に接続されており、端末側通信手段１２と同じよう
に、デジタル信号処理部、ＲＡＭ、及び変換器等を含ん
でいる。管理側受信制御手段２２は、端末装置４から送
信された情報を管理側通信手段２１を介して受信し、そ
の情報を表示処理制御手段２３及び受注確認手段２７へ
送るものである。

【００４３】表示処理制御手段２３は、端末装置４から
送信された表示指示情報を認識し、その情報に基づい
て、検索表示制御手段（図示しない）、抽出手段２６、
一覧表示制御手段２４、拡大表示制御手段２５、注文表
示制御手段（図示しない）、及び第二並替手段３２を動
作させるものである。検索表示制御手段は、端末装置４
の表示手段１５に「検索画面」（図５（ａ）参照）を表
示させるものであり、これにより検索条件の入力が可能
となる。

【００４４】抽出手段２６は、端末装置４から送信され
た検索条件と、記憶手段２８に記憶されている関連情報
とを比較し、記憶手段２８の中から検索条件を満たす物
件を全て抽出するものである。また、一覧表示制御手段
２４は、抽出手段２６によって抽出された物件の図面情
報に基づき、「間取り図目次」（図５（ｂ）参照）とし
て、複数の間取り図を一覧表の形態で表示させるもので
ある。なお、表示手段１５において、複数の間取り図が
表示される領域はスクローリングが可能となっており、
検索された間取り図が所定物件（例えば９物件）以上あ
る場合には、領域全体を上下方向にずらすことにより、
順次表示させることができる。

【００４５】ここで、一覧表示制御手段２４には、第一
並替手段３０、第二並替手段３２、及び着色制御手段３
３の出力が入力されている。これらは、表示手段１５に
表示される複数の間取り図を目次として有効に活用でき
るようにしたものである。具体的には、第一並替手段３
０は、タイマ３１に接続されており、一定時間経過する
毎に複数の間取り図の配列を強制的に並び替えるもので
ある。これによれば、前回の利用から一定時間経過した
以降に再び利用すると、たとえ検索条件が前回と同じで
あっても、前回と異なる順序で配列された複数の間取り
図が表示手段１５に表示される。

【００４６】第二並替手段３２は、端末装置４の順序指
定手段７によって指定された並替項目に基づいて、複数
の間取り図の配列順序を並び替えるものである。例え
ば、並替項目として第一指定条件１５ａが指定されれ
ば、記憶手段２８に記憶されている関連情報をもとに複
数の間取り図を建物の構造がシンプルな順に並び替え
る。同様に、第二指定条件１５ｂが指定されれば、複数
の間取り図を敷地面積が大きい順に並び替え、第三指定
条件１５ｃが指定されれば、建物の一階における部屋数
の多い順に並び替える。

【００４７】また、着色制御手段３３は、表示手段１５
に表示される各間取り図について、住宅の施工の有無に
関する情報を提供するためのものであり、例えば、既に
施工されたことのある住宅の間取り図を青色で表示さ
せ、まだ施工されたことのない間取り図を黒色で表示さ
せる。

【００４８】拡大表示制御手段２５は、端末装置４の選
択指示手段６によって、所望の間取り図が選択された際
に、その間取り図を、図６（ｃ）に示すように、拡大し
て表示させるものである。なお、この「拡大画面」で表
示させるのは間取り図のみではなく、住宅の斜視図や床
面積（図示しない）等も表示させる。

【００４９】注文表示制御手段（図示しない）は、端末
装置４の表示手段１５に「購入画面」（図６（ｄ）参
照）を表示させるものであり、これにより端末装置４の
図面注文手段８によって注文情報を入力させることが可
能となる。

【００５０】管理側送信制御手段３４は、上記のように
検索表示制御手段、一覧表示制御手段２４、拡大表示制
御手段２５、及び注文表示制御手段によって生成された
表示制御信号を、管理側通信手段２１を介して端末装置
４に送信するものである。

【００５１】受注確認手段２７は、端末装置４の図面注
文手段８から送信された注文情報を認識し、注文された
間取り図の管理番号に対応する詳細図面（設計図面）を
印刷装置２９に印刷させるものである。なお、この印刷
装置２９には、詳細図面のデータが格納された記憶装置
（図示しない）が接続されている。

【００５２】次に、本実施形態の検索システム１の動
作、特に管理用コンピュータ２の動作の流れを図３及び
図４に示すフローチャートに基づき説明する。端末装置
４が通信ネットワーク（インターネット）３を介して管
理用コンピュータ２のホームページに接続され、間取り
図検索が指示させると、まず、検索表示制御手段によ
り、端末装置４の表示手段１５に表示されているホーム
ページ上に、「検索画面」（図５（ａ）参照）を表示さ
せる（ステップＳ１）。そして、端末装置４の条件入力
手段５によって第一入力部５ａ〜第六入力部５ｆの一部
あるいは全てについて検索条件が入力され、さらに指示
部３５の位置でクリックされると（ステップＳ２におい
てＹＥＳ）、抽出手段２６は、送信された検索条件と記
憶手段２８に記憶された関連情報とを比較し、記憶手段
２８の中から入力された全ての検索条件を満たす物件を
抽出する（ステップＳ３）。さらに、一覧表示制御手段
２４は、「間取り図目次」（図５（ｂ）参照）として、
抽出手段２６によって抽出された物件の間取り図を一覧
表の形態で表示させる（ステップＳ４）。これにより、
利用者は間取り図の一覧表を目次として活用することが
できるようになる。なお、複数の間取り図を並べる順序
は、端末装置４の動作とは関係なく作動する第一並替手
段３０によって一定時間経過する毎に変更される。ま
た、表示される複数の間取り図には、着色制御手段３３
によって、施工の有無に応じた色が付けられる。

【００５３】「間取り図目次」が表示された状態におい
て、順序指定手段７によって間取り図の配列順序を並び
替える指示が与えられると（ステップＳ５においてＹＥ
Ｓ）、第二並替手段３２は、記憶手段２８に記憶されて
いる関連情報をもとに、順序指定手段７の指定条件に合
うように間取り図の配列順序を並び替える（ステップＳ
６）。

【００５４】その後（ステップＳ５においてＮＯとなっ
た場合も含む）、選択指示手段６の操作の有無（ステッ
プＳ７）、検索画面に戻す指示の有無（ステップＳ
８）、購入画面に移行させる指示の有無（ステップＳ
９）、及び終了指示の有無（ステップＳ１０）について
判断する。

【００５５】そして、ステップＳ７において、複数の間
取り図の中から、選択指示手段６によって所望の間取り
図が選択されると（ＹＥＳ）、拡大表示制御手段２５
は、表示手段１５に「拡大画面」（図６（ｃ）参照）を
表示させる。すなわち、選択された間取り図を拡大して
表示させる（ステップＳ１１）。これにより、利用者
は、所望の間取り図の内容を拡大された状態で確認する
ことが可能となる。なお、拡大された間取り図とともに
住宅の外観を示す斜視図も表示されるため、全体的なイ
メージも容易に認識することが可能となる。

【００５６】「拡大画面」が表示された状態において、
「間取り図目次」すなわち一覧表の表示画面に戻すこと
が指示されると（ステップＳ１２においてＹＥＳ）、ス
テップＳ４に戻り表示手段１５に「間取り図目次」を表
示させる。なお、「間取り図目次」に戻すことの指示
は、「拡大画面」の右下に設けられた指示部３６をマウ
スでクリックすることにより行われる。

【００５７】また、ステップＳ８において、「検索画
面」に戻す指示があった場合には（ＹＥＳ）、ステップ
Ｓ１に戻り、表示手段１５に「検索画面」を表示させ
る。なお、「検索画面」に戻す指示は、「間取り図目
次」の下部に設けられた指示部３７をマウスでクリック
することにより行われる。

【００５８】一方、「間取り図目次」において、指示部
３８のクリックにより「購入画面」に移行させる指示が
あった場合には（ステップＳ９においてＹＥＳ）、注文
表示制御手段（図示しない）は、表示手段１５に「購入
画面」（図６（ｄ）参照）を表示させる（ステップＳ１
３）。これにより、注文情報として、利用者の氏名、住
所、支払い方法、注文する間取り図の管理番号等を入力
することが可能となる。なお、前述したように、間取り
図の管理番号については、「間取り図目次」が表示され
た状態でも入力することが可能である。なお、「購入画
面」において入力された注文情報に誤りが有るか否かを
再度確認させるため、「購入画面」に設けられた指示部
３９がクリックされると、表示手段１５に「購入確認画
面」（図示しない）を表示させる。そして確認後、注文
情報が管理用コンピュータ２に送信される。

【００５９】受注確認手段２７は、端末装置４から注文
情報が送信されたことを確認すると（ステップＳ１４に
おいてＹＥＳ）、注文情報に含まれる間取り図の管理番
号に基づき、それに対応する詳細図面を印刷装置２９に
よって印刷させ、その後検索処理を終了する。印刷され
た詳細図面は、郵送によって利用者（注文者）に送信さ
れる。なお、「購入画面」に移行することなく検索を終
了させる指示があった場合（ステップＳ１０においてＹ
ＥＳ）でも、検索処理を終了する。

【００６０】このように、上記の検索システム１では、
検索条件を満たす物件の間取り図が一覧表の形態で表示
されるので、利用者の要望に合った間取り図を容易に検
索することができる。また、一覧表の形態で表示された
複数の間取り図の中から所望の間取り図が拡大して表示
されるので、間取り図の内容を容易に確認させることが
可能となる。

【００６１】また、上記の検索システム１では、通信ネ
ットワーク３を介して接続された端末装置４において間
取り図を検索することができるため、遠隔地においても
容易に検索でき、使い勝手に優れる。特に、通信ネット
ワーク３としてインターネットを利用することにより、
端末装置４が全国的または世界的な規模で設置されて
も、安価な通信料で間取り図を検索することができる。

【００６２】上記の検索システム１では、所望の間取り
図が見つかった際には、その間取り図に対する詳細図面
を注文することができるため、入手した詳細図面をもと
に工務店等に住宅の建築を直接依頼することが可能とな
る。特に、一覧表の形態で表示された複数の間取り図を
見ながら、複数件まとめて注文することができるため、
正確に且つ速やかに注文することができる。

【００６３】さらに、上記の検索システム１では、一覧
表の形態で表示される複数の間取り図の配列順序を一定
時間毎に並び替えるため、条件を満たす物件が極めて多
い場合であっても、満遍なく表示させることができ、利
用者により多くの物件の間取り図を紹介することができ
る。また、一覧表の形態で表示される複数の間取り図の
配列順序を、利用者によって指定される条件に基づいて
並び替えることもできるため、利用者に複数の間取り図
の一部のみを優先的に確認させることが可能となり、利
用者の負担をさらに軽くすることができる。また、施工
の有無に応じて表示色が異なるため、利用者に施工の有
無を容易に確認させることができる。

【００６４】また、上記の検索システム１では、間取り
図を拡大表示する際、間取り図とともに住宅の外観の斜
視図も表示するため、利用者に住宅の全体的なイメージ
を容易に認識することができる。

【００６５】以上、本発明について好適な実施形態を挙
げて説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定され
るものではなく、以下に示すように、本発明の要旨を逸
脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可
能である。

【００６６】すなわち、本実施形態の検索システム１で
は、指定可能な検索項目として、坪数、方向、階数、世
帯数、部屋数、及び敷地の形状の６項目を示したが、本
発明はこれら６項目に限定されるものではなく、これら
の中の一部の項目のみを指定可能とするようにしてもよ
く、あるいはさらに別の項目、例えば、敷地の面積、居
間の広さ、トイレの数、ベランダの有無、または書斎の
有無等の項目を追加するようにしてもよい。

【００６７】また、本実施形態の検索システム１では、
端末装置４から注文情報が送信された際、詳細図面を印
刷し、郵送で発送するものを示したが、詳細図面に関す
るデータを記録させた記録媒体を購入者に送るようにし
てもよく、あるいは通信ネットワーク３を介してデータ
を送信するようにしてもよい。

【００６８】

【発明の効果】以上のように、請求項１または請求項２
の発明の間取り図検索システムは、利用者の要望に合っ
た間取り図を一覧表の形態で表示し、さらにその中から
選択された所望の間取り図を拡大して表示するため、利
用者は複数の物件の中から所望の物件の間取り図を容易
に選びだすことができる。

【００６９】請求項３の発明の間取り図検索システム
は、請求項１または請求項２の発明の間取り図検索シス
テムの効果に加えて、通信ネットワークを介して接続さ
れた端末装置において間取り図を検索することができる
ため、遠隔地においても容易に検索でき、使い勝手に優
れる。

【００７０】請求項４の発明の間取り図検索システム
は、請求項３の発明の間取り図検索システムの効果に加
えて、所望の間取り図が見つかった場合には、その場で
詳細図面を注文することができるため、入手した詳細図
面をもとに工務店等に住宅の建築を直接依頼することが
可能となる。

【００７１】請求項５の発明の間取り図検索システム
は、請求項１乃至請求項４のいずれか一つの発明の間取
り図検索システムの効果に加えて、一覧表の形態で表示
される複数の間取り図の配列順序を一定時間毎に並び替
えるため、条件を満たす物件が極めて多い場合であって
も、満遍なく表示させることができ、利用者に多くの物
件の間取り図を紹介することができる。

【００７２】請求項６の発明の間取り図検索システム
は、請求項１乃至請求項５のいずれか一つの発明の間取
り図検索システムの効果に加えて、一覧表の形態で表示
された複数の間取り図の配列順序が、指定された条件に
基づいて並び替わるため、利用者に複数の間取り図の一
部のみを優先的に確認させることが可能となり、利用者
の負担をさらに軽くすることができる。

【００７３】請求項７の発明の間取り図検索システム
は、請求項１乃至請求項６のいずれか一つの発明の間取
り図検索システムの効果に加えて、施工の有無に応じて
色が異なるため、利用者に施工の有無を容易に確認させ
ることができる。このため、利用者は、施工の有無を参
考にして所望の間取り図を選択することが可能となる。

【００７４】請求項８の発明の間取り図検索システムに
おける管理用コンピュータは、利用者の要望に合った間
取り図を一覧表の形態で表示させ、さらにその中から選
択された所望の間取り図を拡大して表示させることがで
きる。このため、利用者は、表示手段を介して所望の物
件の間取り図を容易に選び出すことが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施形態である検索システムの端末
装置の構成を示すブロック図である。

【図２】本発明の一実施形態である検索システムの管理
用コンピュータの構成を示すブロック図である。

【図３】本発明の一実施形態である検索システムの処理
動作を示すフローチャートである。

【図４】本発明の一実施形態である検索システムの処理
動作を示すフローチャートである。

【図５】（ａ）は「検索画面」の概要を示す説明図であ
り、（ｂ）は「間取り図目次」の概要を示す説明図であ
る。

【図６】（ｃ）は「拡大画面」の概要を示す説明図であ
り、（ｄ）は「購入画面」の概要を示す説明図である。

【符号の説明】

１ 検索システム（間取り図検索システム） ２ 管理用コンピュータ（間取り図検索システムにおけ
る管理用コンピュータ） ３ 通信ネットワーク ４ 端末装置 ５ 条件入力手段 ６ 選択指示手段 ７ 順序指定手段 ８ 図面注文手段 １５ 表示手段 ２４ 一覧表示制御手段 ２５ 拡大表示制御手段 ２６ 抽出手段 ２８ 記憶手段 ３０ 第一並替手段 ３２ 第二並替手段 ３３ 着色制御手段

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 5B046 AA03 BA04 BA10 CA06 DA07 DA09 GA01 GA04 HA04 HA05 HA09 KA06 5B049 AA02 AA06 BB05 CC01 EE05 FF01 5B075 ND20 PP13 PQ02 PQ22 PQ46 PQ49

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数の物件における間取り図の図面情
   報、及び各図面情報毎に関連付けられた関連情報がそれ
   ぞれ記憶されている記憶手段と、 前記間取り図を表示することが可能な表示手段と、 前記物件の検索条件を入力するための条件入力手段と、 該条件入力手段によって入力された前記検索条件と前記
   記憶手段に記憶されている前記関連情報とを比較し、前
   記記憶手段の中から前記検索条件を満たす物件を全て抽
   出する抽出手段と、 該抽出手段によって抽出された全ての前記物件における
   前記図面情報を前記表示手段に出力し、複数の間取り図
   を一覧表の形態で表示させる一覧表示制御手段と、 前記表示手段に一覧表の形態で表示された複数の間取り
   図の中から所望の間取り図を選択指示するための選択指
   示手段と、 該選択指示手段によって選択された前記間取り図を、前
   記表示手段に拡大して表示させる拡大表示制御手段とを
   具備することを特徴とする間取り図検索システム。
2. 【請求項２】 前記関連情報は、前記間取り図におけ
   る、坪数、玄関の向き、階数、世帯数、部屋数、及び敷
   地形状のうち、少なくとも一つの情報を含むことを特徴
   とする請求項１に記載の間取り図検索システム。
3. 【請求項３】 管理用コンピュータと、該管理用コンピ
   ュータに通信ネットワークを介して接続された端末装置
   とを備えた間取り図検索システムであって、 前記管理用コンピュータは、前記記憶手段、前記抽出手
   段、前記一覧表示制御手段、及び前記拡大表示制御手段
   を有し、 前記端末装置は、前記表示手段、前記条件入力手段、及
   び前記選択指示手段を有することを特徴とする請求項１
   または請求項２のいずれかに記載の間取り図検索システ
   ム。
4. 【請求項４】 前記表示手段に表示される前記間取り図
   は、間取りの概略形象が示された概略図面であり、 前記端末装置は、間取りの詳細形象が示された詳細図面
   を、前記概略図面に基づいて注文するための図面注文手
   段をさらに備えることを特徴とする請求項３に記載の間
   取り図検索システム。
5. 【請求項５】 前記一覧表示制御手段によって前記表示
   手段に表示される複数の前記間取り図の配列順序を、一
   定時間経過毎に並び替える第一並替手段をさらに備える
   ことを特徴とする請求項１乃至請求項４のいずれか一つ
   に記載の間取り図検索システム。
6. 【請求項６】 前記間取り図の配列順序を指定するため
   の順序指定手段と、 前記一覧表示制御手段によって前記表示手段に表示され
   た複数の前記間取り図の配列順序を、前記順序指定手段
   の出力に基づいて並び替える第二並替手段とをさらに備
   えることを特徴とする請求項１乃至請求項５のいずれか
   一つに記載の間取り図検索システム。
7. 【請求項７】 前記表示手段に各間取り図を表示させる
   際、該間取り図を施工の有無に応じて互いに異なる色で
   表示させる着色制御手段をさらに備えることを特徴とす
   る請求項１乃至請求項６のいずれか一つに記載の間取り
   図検索システム。
8. 【請求項８】 複数の物件における間取り図の図面情
   報、及び各図面情報毎に関連付けられた関連情報がそれ
   ぞれ記憶されている記憶手段と、 条件入力手段によって入力された検索条件と前記記憶手
   段に記憶されている前記関連情報とを比較し、前記記憶
   手段の中から前記検索条件を満たす物件を全て抽出する
   抽出手段と、 該抽出手段によって抽出された全ての前記物件における
   前記図面情報を表示手段に出力し、複数の間取り図を一
   覧表の形態で表示させる一覧表示制御手段と、 前記表示手段に表示した複数の間取り図の中から所望の
   間取り図が選択された際、選択された前記間取り図を前
   記表示手段に拡大して表示させる拡大表示制御手段とを
   具備することを特徴とする間取り図検索システムにおけ
   る管理用コンピュータ。