JP2001318924A - 織物組織検索方法及びそれを用いた織物組織検索システム並びに織物組織検索プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
織物組織検索方法及びそれを用いた織物組織検索システム並びに織物組織検索プログラムを記録した記録媒体Info
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- JP2001318924A JP2001318924A JP2000139088A JP2000139088A JP2001318924A JP 2001318924 A JP2001318924 A JP 2001318924A JP 2000139088 A JP2000139088 A JP 2000139088A JP 2000139088 A JP2000139088 A JP 2000139088A JP 2001318924 A JP2001318924 A JP 2001318924A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ヒューマン・ファクターを損なう事無く、コン
ピュータ支援の下に、織物を合目的に分類し、高速に検
索することができる織物組織検索方法及び織物組織検索
システム並びに織物組織の検索プログラムを記録したコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。 【構成】所定の範囲の織物組織図を二値化された二次元
配列に変換し、係る二次元配列の各行及び各列の和から
なる配列情報に基づいてデータ組織パターンとマスタ組
織パターンとのパターンマッチングを行った後、前記所
定の範囲の織物組織図の配列情報に基づいてパターンマ
ッチングを行うことを特徴とする。
ピュータ支援の下に、織物を合目的に分類し、高速に検
索することができる織物組織検索方法及び織物組織検索
システム並びに織物組織の検索プログラムを記録したコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。 【構成】所定の範囲の織物組織図を二値化された二次元
配列に変換し、係る二次元配列の各行及び各列の和から
なる配列情報に基づいてデータ組織パターンとマスタ組
織パターンとのパターンマッチングを行った後、前記所
定の範囲の織物組織図の配列情報に基づいてパターンマ
ッチングを行うことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、工芸品である織物に関
し、特に織物組織検索方法及びそれを用いた織物組織検
索システム並びに織物組織検索プログラムを記録したコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するものであ
る。
し、特に織物組織検索方法及びそれを用いた織物組織検
索システム並びに織物組織検索プログラムを記録したコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、人類と共に歩んできた織物
は、長い歴史をもち、芸術性を有している。その組織や
図柄は、論理的なものでは無く、全く自由であり、そう
あって然るべきものである。一方、織物を商品として取
り扱う場合には、これを分類し、検索する必要が派生し
て来る。
は、長い歴史をもち、芸術性を有している。その組織や
図柄は、論理的なものでは無く、全く自由であり、そう
あって然るべきものである。一方、織物を商品として取
り扱う場合には、これを分類し、検索する必要が派生し
て来る。
【0003】従って、織物ないしその素材を規格化し、
織物ないしその組織に識別用の品番号等のコードを付与
し、このコードによる検索が、今日ではコンピュータの
支援の下に、一般に行われている。
織物ないしその組織に識別用の品番号等のコードを付与
し、このコードによる検索が、今日ではコンピュータの
支援の下に、一般に行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
織物組織検索方法及び織物検索システムにおいては、検
索のために用いられるコード自体は、織物の幾何学的情
報を反映しない点に問題が生じていた。すなわち、規格
化して良いもの或いは既に規格化されているようなデジ
タルな情報に対しては、画一的なコード付けで良いが、
上記のようなヒューマン・ファクターをもつ織物に対し
て画一的にコード付けするのでは、その対応関係は論理
性を欠いており、コンピュータを適正に使用していると
は云い難い。例えば、織物の特徴に合った曖昧な検索を
するためには、コードを範囲指定し徐々に絞り込んで行
く作業が必要となるが、当然、その範囲は自然には定ま
らず、非論理的で非効率である。また、検索して得られ
た結果が果たして自分の意図する組織と本当に合致して
いるか確認するためには、人間の目視に頼らざるを得な
かった。
織物組織検索方法及び織物検索システムにおいては、検
索のために用いられるコード自体は、織物の幾何学的情
報を反映しない点に問題が生じていた。すなわち、規格
化して良いもの或いは既に規格化されているようなデジ
タルな情報に対しては、画一的なコード付けで良いが、
上記のようなヒューマン・ファクターをもつ織物に対し
て画一的にコード付けするのでは、その対応関係は論理
性を欠いており、コンピュータを適正に使用していると
は云い難い。例えば、織物の特徴に合った曖昧な検索を
するためには、コードを範囲指定し徐々に絞り込んで行
く作業が必要となるが、当然、その範囲は自然には定ま
らず、非論理的で非効率である。また、検索して得られ
た結果が果たして自分の意図する組織と本当に合致して
いるか確認するためには、人間の目視に頼らざるを得な
かった。
【0005】本発明は、以上の従来技術における問題に
鑑みてなされたものであり、ヒューマン・ファクターを
損なう事無く、コンピュータ支援の下に、織物を合目的
に分類し、高速に検索することができる織物組織検索方
法及びそれを用いた織物組織検索システム並びに織物組
織検索プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
な記録媒体を提供することを目的とする。
鑑みてなされたものであり、ヒューマン・ファクターを
損なう事無く、コンピュータ支援の下に、織物を合目的
に分類し、高速に検索することができる織物組織検索方
法及びそれを用いた織物組織検索システム並びに織物組
織検索プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
な記録媒体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に提供する本願第一の発明に係る織物組織検索方法は、
所定の範囲の織物組織図を二値化された二次元配列に変
換し、係る二次元配列の各行及び各列の和からなる配列
情報に基づいてデータ組織パターンとマスタ組織パター
ンとのパターンマッチングを行った後、前記所定の範囲
の織物組織図の配列情報に基づいてパターンマッチング
を行うことを特徴とする。
に提供する本願第一の発明に係る織物組織検索方法は、
所定の範囲の織物組織図を二値化された二次元配列に変
換し、係る二次元配列の各行及び各列の和からなる配列
情報に基づいてデータ組織パターンとマスタ組織パター
ンとのパターンマッチングを行った後、前記所定の範囲
の織物組織図の配列情報に基づいてパターンマッチング
を行うことを特徴とする。
【0007】織物組織図を二値化された二次元配列と見
做すことにより、織物組織を数値化でき、その不完全表
現によるデータ組織パターンとマスタ組織パターンとの
パターンマッチングを行った後、二値化される以前の織
物組織情報に基づいてパターンマッチングを行うことに
より、曖昧な検索ができるのみならず、比較回数の多い
完全情報に基づくパターンマッチングに先立って検索範
囲を狭めることができる。また、二次元配列の各行、各
列の和を求めることにより、容易に曖昧な情報を得るこ
とができる。
做すことにより、織物組織を数値化でき、その不完全表
現によるデータ組織パターンとマスタ組織パターンとの
パターンマッチングを行った後、二値化される以前の織
物組織情報に基づいてパターンマッチングを行うことに
より、曖昧な検索ができるのみならず、比較回数の多い
完全情報に基づくパターンマッチングに先立って検索範
囲を狭めることができる。また、二次元配列の各行、各
列の和を求めることにより、容易に曖昧な情報を得るこ
とができる。
【0008】前記課題を解決するために提供する本願第
二の発明に係る織物組織検索方法は、本願第一の発明に
係る織物組織検索方法において、織物の図柄を数値列で
表現すると共に、幾何学的な変換をマスタ図柄に作用さ
せたことを特徴とする。
二の発明に係る織物組織検索方法は、本願第一の発明に
係る織物組織検索方法において、織物の図柄を数値列で
表現すると共に、幾何学的な変換をマスタ図柄に作用さ
せたことを特徴とする。
【0009】係る方法を採用することにより、記憶装置
の負担が減り、また、その表現型は、幾何学的な変換の
作用を用いる論理的な分類ともなる。
の負担が減り、また、その表現型は、幾何学的な変換の
作用を用いる論理的な分類ともなる。
【0010】前記課題を解決するために提供する本願第
三の発明に係る織物検索方法は、織物組織図を利用して
パターンマッチングを行う織物組織検索方法であって、
織物組織図を二値化された0と1の二次元配列と見做
し、その各行の和及び各列の和及び総和とによりなるデ
ータ列を前記織物組織図が有する組織パターンの表現と
し、前記二次元配列の0と1の反転及びシフト及び軸対
称変換の少なくとも何れか一を含む変換をマスタ組織パ
ターンの前記表現に作用させてその表現型の数を減らし
たものをマスタ組織パターンの付加情報としてデータベ
ース化に用い、検索時には、前記データ列による不完全
表現でデータ組織パターン及びその変換とマスタ組織パ
ターンの間のパターンマッチングを行った後、完全な組
織情報に基づいてパターンマッチングを行うことを特徴
とする。
三の発明に係る織物検索方法は、織物組織図を利用して
パターンマッチングを行う織物組織検索方法であって、
織物組織図を二値化された0と1の二次元配列と見做
し、その各行の和及び各列の和及び総和とによりなるデ
ータ列を前記織物組織図が有する組織パターンの表現と
し、前記二次元配列の0と1の反転及びシフト及び軸対
称変換の少なくとも何れか一を含む変換をマスタ組織パ
ターンの前記表現に作用させてその表現型の数を減らし
たものをマスタ組織パターンの付加情報としてデータベ
ース化に用い、検索時には、前記データ列による不完全
表現でデータ組織パターン及びその変換とマスタ組織パ
ターンの間のパターンマッチングを行った後、完全な組
織情報に基づいてパターンマッチングを行うことを特徴
とする。
【0011】織物組織図を0と1の二次元配列と見做す
ことにより、織物組織を数値化でき、更に、その各行、
各列の和及び総和とによりなるデータ列を前記織物組織
図をもつ組織パターンの表現としてパターンマッチング
を行うことにより、曖昧検索ができ、予め検索範囲を絞
ることができる。また、表現型を減らすことにより、記
憶装置の負担が減り、その表現型は、幾何学的な変換の
作用を用いる論理的な分類である。
ことにより、織物組織を数値化でき、更に、その各行、
各列の和及び総和とによりなるデータ列を前記織物組織
図をもつ組織パターンの表現としてパターンマッチング
を行うことにより、曖昧検索ができ、予め検索範囲を絞
ることができる。また、表現型を減らすことにより、記
憶装置の負担が減り、その表現型は、幾何学的な変換の
作用を用いる論理的な分類である。
【0012】前記課題を解決するために提供する本願第
四の発明に係る織物組織検索システムは、組織情報比較
手段と、組織情報更新手段と、記憶装置とを有する織物
組織検索システムにおいて、算出可能で不完全な組織情
報である付加情報を記憶する記憶部と、前記付加情報を
計算する付加情報計算手段と、前記付加情報を比較する
付加情報比較手段と、前記付加情報を更新する付加情報
更新手段とを備えたことを特徴とする。
四の発明に係る織物組織検索システムは、組織情報比較
手段と、組織情報更新手段と、記憶装置とを有する織物
組織検索システムにおいて、算出可能で不完全な組織情
報である付加情報を記憶する記憶部と、前記付加情報を
計算する付加情報計算手段と、前記付加情報を比較する
付加情報比較手段と、前記付加情報を更新する付加情報
更新手段とを備えたことを特徴とする。
【0013】算出可能で不完全な組織情報である付加情
報を記憶する記憶部と、前記付加情報を計算する付加情
報計算手段と、前記付加情報を比較する付加情報比較手
段とを備えたことにより、織物組織の曖昧検索ができ
る。また、付加情報更新手段を備えたことにより、織物
組織検索環境を形成し、フレキシブルに変更可能であ
る。
報を記憶する記憶部と、前記付加情報を計算する付加情
報計算手段と、前記付加情報を比較する付加情報比較手
段とを備えたことにより、織物組織の曖昧検索ができ
る。また、付加情報更新手段を備えたことにより、織物
組織検索環境を形成し、フレキシブルに変更可能であ
る。
【0014】前記課題を解決するために提供する本願第
五の発明に係る織物組織検索システムは、情報比較手段
と、情報更新手段と、記憶装置とを有する織物検索シス
テムにおいて、算出可能で不完全な組織情報である付加
情報を記憶する記憶部と、前記付加情報を計算する付加
情報計算手段と、前記付加情報を比較する付加情報比較
手段と、前記付加情報を更新する付加情報更新手段とを
備えたことを特徴とする。
五の発明に係る織物組織検索システムは、情報比較手段
と、情報更新手段と、記憶装置とを有する織物検索シス
テムにおいて、算出可能で不完全な組織情報である付加
情報を記憶する記憶部と、前記付加情報を計算する付加
情報計算手段と、前記付加情報を比較する付加情報比較
手段と、前記付加情報を更新する付加情報更新手段とを
備えたことを特徴とする。
【0015】算出可能で不完全な組織情報である付加情
報を記憶する記憶部と、前記付加情報を計算する付加情
報計算手段と、前記付加情報を比較する付加情報比較手
段とを備えたことにより、織物の曖昧検索ができる。ま
た、付加情報更新手段を備えたことにより、織物検索環
境を形成し、フレキシブルに変更可能である。
報を記憶する記憶部と、前記付加情報を計算する付加情
報計算手段と、前記付加情報を比較する付加情報比較手
段とを備えたことにより、織物の曖昧検索ができる。ま
た、付加情報更新手段を備えたことにより、織物検索環
境を形成し、フレキシブルに変更可能である。
【0016】前記課題を解決するために提供する本願第
六の発明に係る織物検索織物組織検索プログラムを記録
したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、所定の範
囲の織物組織図を二値化された二次元配列に変換し、係
る二次元配列の各行及び各列の和からなる配列情報に基
づいてデータ組織パターンとマスタ組織パターンとのパ
ターンマッチングを行った後、前記所定の範囲の織物組
織図の配列情報に基づいてパターンマッチングを行うこ
とを特徴とする。
六の発明に係る織物検索織物組織検索プログラムを記録
したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、所定の範
囲の織物組織図を二値化された二次元配列に変換し、係
る二次元配列の各行及び各列の和からなる配列情報に基
づいてデータ組織パターンとマスタ組織パターンとのパ
ターンマッチングを行った後、前記所定の範囲の織物組
織図の配列情報に基づいてパターンマッチングを行うこ
とを特徴とする。
【0017】織物組織図を二値化された二次元配列と見
做すことにより、織物組織を数値化でき、その不完全表
現でデータ組織パターンとマスタ組織パターンとのパタ
ーンマッチングを行った後、二値化される以前の織物組
織情報に基づいてパターンマッチングを行うことによ
り、曖昧な検索ができるのみならず、比較回数の多い完
全情報に基づくパターンマッチングに先立って検索範囲
を狭めることができる。また、二次元配列の各行、各列
の和を求めることにより、容易に曖昧な情報を得ること
ができる。
做すことにより、織物組織を数値化でき、その不完全表
現でデータ組織パターンとマスタ組織パターンとのパタ
ーンマッチングを行った後、二値化される以前の織物組
織情報に基づいてパターンマッチングを行うことによ
り、曖昧な検索ができるのみならず、比較回数の多い完
全情報に基づくパターンマッチングに先立って検索範囲
を狭めることができる。また、二次元配列の各行、各列
の和を求めることにより、容易に曖昧な情報を得ること
ができる。
【0018】前記課題を解決するために提供する本願第
七の発明に係る織物検索織物組織検索プログラムを記録
したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、織物の図
柄を数値列で表現すると共に、幾何学的な変換をマスタ
図柄に作用させたことを特徴とする。
七の発明に係る織物検索織物組織検索プログラムを記録
したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、織物の図
柄を数値列で表現すると共に、幾何学的な変換をマスタ
図柄に作用させたことを特徴とする。
【0019】係る方法を採用することにより、記憶装置
の負担が減り、また、その表現型は、幾何学的な変換の
作用を用いる論理的な分類ともなる。
の負担が減り、また、その表現型は、幾何学的な変換の
作用を用いる論理的な分類ともなる。
【0020】前記課題を解決するために提供する本願第
八の発明に係る織物検索織物組織検索プログラムを記録
したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、織物組織
図を二値化された0と1の二次元配列と見做し、その各
行の和及び各列の和及び総和とによりなるデータ列を前
記織物組織図が有する組織パターンの表現とし、前記二
次元配列の0と1の反転及びシフト及び軸対称変換の少
なくとも何れか一を含む変換をマスタ組織パターンの前
記表現に作用させてその表現型の数を減らしたものをマ
スタ組織パターンの付加情報としてデータベース化に用
い、検索時には、前記データ列による不完全表現でデー
タ組織パターン及びその変換とマスタ組織パターンの間
のパターンマッチングを行った後、完全な組織情報に基
づいてパターンマッチングを行うことを特徴とする。
八の発明に係る織物検索織物組織検索プログラムを記録
したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、織物組織
図を二値化された0と1の二次元配列と見做し、その各
行の和及び各列の和及び総和とによりなるデータ列を前
記織物組織図が有する組織パターンの表現とし、前記二
次元配列の0と1の反転及びシフト及び軸対称変換の少
なくとも何れか一を含む変換をマスタ組織パターンの前
記表現に作用させてその表現型の数を減らしたものをマ
スタ組織パターンの付加情報としてデータベース化に用
い、検索時には、前記データ列による不完全表現でデー
タ組織パターン及びその変換とマスタ組織パターンの間
のパターンマッチングを行った後、完全な組織情報に基
づいてパターンマッチングを行うことを特徴とする。
【0021】織物組織図を0と1の二次元配列と見做す
ことにより、織物組織を数値化でき、更に、その各行、
各列の和及び総和とによりなるデータ列を前記織物組織
図をもつ組織パターンの表現としてパターンマッチング
を行うことにより、曖昧検索ができ、予め検索範囲を絞
ることができる。また、表現型を減らすことにより、記
憶装置の負担が減り、その表現型は、幾何学的な変換の
作用を用いる論理的な分類である。
ことにより、織物組織を数値化でき、更に、その各行、
各列の和及び総和とによりなるデータ列を前記織物組織
図をもつ組織パターンの表現としてパターンマッチング
を行うことにより、曖昧検索ができ、予め検索範囲を絞
ることができる。また、表現型を減らすことにより、記
憶装置の負担が減り、その表現型は、幾何学的な変換の
作用を用いる論理的な分類である。
【0022】
【発明の実施の形態】(実施形態1)以下に、本発明に
係る織物組織検索システムの一実施の形態における構成
について図面を参照して説明する。図9は、本発明に係
る織物組織検索システムの一実施の形態における構成を
示すブロック図である。図9に示すように、本発明に係
る織物組織検索システムは、検索対象となるデータ組織
を入力する入力装置1と、検索プログラムにより動作す
るデータ処理装置2と、検索ライブラリ情報となるマス
タ組織に関する情報を記憶する記憶装置3と、検索情報
を表示するディスプレイ装置4とによりなる。このデー
タ処理装置2は、組織の付加情報を計算する付加情報計
算手段21と、データおよびマスタの付加情報をマッチ
ングする付加情報比較手段22と、付加情報が一致した
場合、組織情報をマッチングする組織情報比較手段23
と、記憶装置に登録されている組織のマスタ情報を更新
する付加情報・組織情報更新手段24とにより構成され
る。また、記憶装置3は、組織の白黒をそれぞれ0、1
として対応づけた組織パターン情報を保持する組織情報
記憶部32と、組織の特徴を示す付加情報を保持する付
加情報記憶部31とにより構成される。
係る織物組織検索システムの一実施の形態における構成
について図面を参照して説明する。図9は、本発明に係
る織物組織検索システムの一実施の形態における構成を
示すブロック図である。図9に示すように、本発明に係
る織物組織検索システムは、検索対象となるデータ組織
を入力する入力装置1と、検索プログラムにより動作す
るデータ処理装置2と、検索ライブラリ情報となるマス
タ組織に関する情報を記憶する記憶装置3と、検索情報
を表示するディスプレイ装置4とによりなる。このデー
タ処理装置2は、組織の付加情報を計算する付加情報計
算手段21と、データおよびマスタの付加情報をマッチ
ングする付加情報比較手段22と、付加情報が一致した
場合、組織情報をマッチングする組織情報比較手段23
と、記憶装置に登録されている組織のマスタ情報を更新
する付加情報・組織情報更新手段24とにより構成され
る。また、記憶装置3は、組織の白黒をそれぞれ0、1
として対応づけた組織パターン情報を保持する組織情報
記憶部32と、組織の特徴を示す付加情報を保持する付
加情報記憶部31とにより構成される。
【0023】ここで、以後の説明のために、次の用語、
記号を定義する。組織パターンの黒点の総和 S
Master|Data 対応列の黒点の総和
記号を定義する。組織パターンの黒点の総和 S
Master|Data 対応列の黒点の総和
【式1】 [XY]:X軸Y軸に対称に折り返したもの [‘]:白黒反転 [Master|Data]:マスタorデータ [X|Y]:インデックスの対応軸 [Index]:要素(1からの整数) たとえば図7において、Sx(1)は対応する組織のビ
ット列が、原点から順にY方向へ向かって1,1,0,1とな
るので、3となる。同様にSx(2)=1及びSy(1)
=2と表すことができる。上記組織パターンの各総和デ
ータを使用して、式1のような基本付加情報を作成す
る。基本付加情報表現
ット列が、原点から順にY方向へ向かって1,1,0,1とな
るので、3となる。同様にSx(2)=1及びSy(1)
=2と表すことができる。上記組織パターンの各総和デ
ータを使用して、式1のような基本付加情報を作成す
る。基本付加情報表現
【式2】 図7では、{S,Sx(1),Sx(2),Sx(3),Sx(4),Sy(1),Sy(2),
Sy(3),Sy(4)}=(8,3,1,2,2,2,1,3,2)となる。基本付加
情報は、以下の特徴を持つことは自明である。組織パタ
ーンの白黒を反転(図2)することは、Sをmax(S)
−Sに、Sx(n)をmax[Sx(n)]−Sx(n)に、Sy(n)をmax
[Sy(n)]−Sy(n)にすることである。また、組織パタ
ーンをX軸対称変換(図3)することは、Sy(1),…,Sy
(n)をSy(n),…,Sy(1)に並び替えることである。さら
に、組織パターンがY軸対称変換(図4)すること
は、Sx(1),…,Sx(n)をSx(n),…,Sx(1)に並び替えること
である。これらの性質から、組織の白黒反転パターン、
X・Y軸対称変換パターンおよびそれらの組み合わせか
らなるマスタ組織パターンの基本付加情報表現(以下、
拡張付加情報表現とする)は、以下のように表現でき
る。 拡張付加情報表現(X対称・反転)
Sy(3),Sy(4)}=(8,3,1,2,2,2,1,3,2)となる。基本付加
情報は、以下の特徴を持つことは自明である。組織パタ
ーンの白黒を反転(図2)することは、Sをmax(S)
−Sに、Sx(n)をmax[Sx(n)]−Sx(n)に、Sy(n)をmax
[Sy(n)]−Sy(n)にすることである。また、組織パタ
ーンをX軸対称変換(図3)することは、Sy(1),…,Sy
(n)をSy(n),…,Sy(1)に並び替えることである。さら
に、組織パターンがY軸対称変換(図4)すること
は、Sx(1),…,Sx(n)をSx(n),…,Sx(1)に並び替えること
である。これらの性質から、組織の白黒反転パターン、
X・Y軸対称変換パターンおよびそれらの組み合わせか
らなるマスタ組織パターンの基本付加情報表現(以下、
拡張付加情報表現とする)は、以下のように表現でき
る。 拡張付加情報表現(X対称・反転)
【式3】 拡張付加情報表現(Y対称・反転)
【式4】 拡張付加情報表現(X・Y対称)
【式5】 更に、上記の対称・反転パターンのすべての組み合わせ
も、拡張付加情報表現となる。
も、拡張付加情報表現となる。
【0024】上述の構成における付加情報は、組織パタ
ーン情報から算出されるものであるが、上記の用語法に
よれば、組織の基本付加情報表現であり、そのX,Y各
列の黒点の総和Sx,Syは以下に示すような環状リス
トとする。
ーン情報から算出されるものであるが、上記の用語法に
よれば、組織の基本付加情報表現であり、そのX,Y各
列の黒点の総和Sx,Syは以下に示すような環状リス
トとする。
【式6】
【0025】次に、本発明に係る織物組織検索システム
の一実施の形態における動作、特に検索アルゴリズムに
ついて以下に説明する。先ず、指定されたデータ組織情
報が、図9に示される入力装置1により、付加情報計算
手段21に入力され、組織の基本付加情報が計算され
る。次いで、データ組織情報とそれに対応する基本付加
情報即ち付加情報は、付加情報比較手段22に入力さ
れ、記憶装置3に格納されているマスタ組織情報と、以
下の検索アルゴリズムで事前マッチングを行う。付加情
報比較アルゴリズム 1.データとマスタとの黒点総和を比較し、SM=SD
が成立するマスタ組織の基本付加情報を、記憶装置3か
ら抽出する。 2.マスタのX方向総和SMX(1)がSDX(1)…
SDX(n)中に存在するか調べる。 headから順番にSMX(1)=SDX(k)となるデ
ータを探索。
の一実施の形態における動作、特に検索アルゴリズムに
ついて以下に説明する。先ず、指定されたデータ組織情
報が、図9に示される入力装置1により、付加情報計算
手段21に入力され、組織の基本付加情報が計算され
る。次いで、データ組織情報とそれに対応する基本付加
情報即ち付加情報は、付加情報比較手段22に入力さ
れ、記憶装置3に格納されているマスタ組織情報と、以
下の検索アルゴリズムで事前マッチングを行う。付加情
報比較アルゴリズム 1.データとマスタとの黒点総和を比較し、SM=SD
が成立するマスタ組織の基本付加情報を、記憶装置3か
ら抽出する。 2.マスタのX方向総和SMX(1)がSDX(1)…
SDX(n)中に存在するか調べる。 headから順番にSMX(1)=SDX(k)となるデ
ータを探索。
【式7】 となるインデックスkを見つけたら、head位置をSDX
(k)に変更し、続くデータSMX(2)…S
MX(n)がSDX(k+1)…SDX(tail)とそれ
ぞれ等しいか調べる。 条件が成立するインデックスkを発見したら、SDX
(k)をheadにする。
(k)に変更し、続くデータSMX(2)…S
MX(n)がSDX(k+1)…SDX(tail)とそれ
ぞれ等しいか調べる。 条件が成立するインデックスkを発見したら、SDX
(k)をheadにする。
【式8】 ここで、SMX(1)=SDX(k)が成立したとする
と、
と、
【式9】 続くデータSMX(2)…SMX(n)がSDX(k
+1)…SDX(tail)とそれぞれ等しいか調べる。
+1)…SDX(tail)とそれぞれ等しいか調べる。
【式10】 即ち、SMX(2)から順次比較して、SMX(2)=
SDX(k+1)、SMX(3)=SDX(k+2)、
・・・、SMX(n)=SDX(tail)のそれぞれの等
式がすべて成立するかどうかを調べる。 3.前記2.が不成立なら、つづけて2をデータがな
くなるまで(2.においてSMX(1)とS
DX(n)の比較が終了するまで)繰り返す。尚、シフ
トパターンの検索が必要ないときは、行わない。 4.前記2.においてリストの最後まで完全に一致し
たら、データパターンからSDY(1)…SDY(n)
を計算し、2,3と同様のマッチングをY方向に行う。 尚、付加情報比較手段22に入力する付加情報を、以下
の拡張付加情報に置き換えることで、同一ロジックで更
に多種のパターンを検索可能である。 X軸対称・反転パターンの検索の例
SDX(k+1)、SMX(3)=SDX(k+2)、
・・・、SMX(n)=SDX(tail)のそれぞれの等
式がすべて成立するかどうかを調べる。 3.前記2.が不成立なら、つづけて2をデータがな
くなるまで(2.においてSMX(1)とS
DX(n)の比較が終了するまで)繰り返す。尚、シフ
トパターンの検索が必要ないときは、行わない。 4.前記2.においてリストの最後まで完全に一致し
たら、データパターンからSDY(1)…SDY(n)
を計算し、2,3と同様のマッチングをY方向に行う。 尚、付加情報比較手段22に入力する付加情報を、以下
の拡張付加情報に置き換えることで、同一ロジックで更
に多種のパターンを検索可能である。 X軸対称・反転パターンの検索の例
【式11】 に置き換えて、同様の処理を行う。 Y軸対称・反転パターンの検索の例
【式12】 に置き換えて、同様の処理を行う。 X・Y軸対称パターンの検索の例
【式13】 に置き換えて、同様の処理を行う。以上により、
SDX,SDYがすべてマスタと一致したときは、head
インデックスおよび、組織情報を組織情報比較手段23
へ入力する。次いで、この組織情報比較手段23では、
データ組織パターンすべてについて、マスタ組織パター
ンと順次照合をおこなう。この照合は、SDX,SDY
がすべてマスタと一致しても、パターンは一意に決まら
ないために、必ず行う必要がある。このことは、図8の
例で証明可能である。この組織パターンは、すべて式1
4のような同一の基本付加情報表現を持つため、判別不
能である。
SDX,SDYがすべてマスタと一致したときは、head
インデックスおよび、組織情報を組織情報比較手段23
へ入力する。次いで、この組織情報比較手段23では、
データ組織パターンすべてについて、マスタ組織パター
ンと順次照合をおこなう。この照合は、SDX,SDY
がすべてマスタと一致しても、パターンは一意に決まら
ないために、必ず行う必要がある。このことは、図8の
例で証明可能である。この組織パターンは、すべて式1
4のような同一の基本付加情報表現を持つため、判別不
能である。
【式14】 比較終了後、すべてのパターンが一致した場合には、合
致パターンとみなして情報をディスプレイ装置4に表示
する。このとき、X,Yの各headインデックスから、マ
スタパターンとのシフト量(上下左右にどの程度シフト
された組織かを示す値)が計算できる。他方、マスタと
のマッチングの結果、該当する組織が記憶装置3に登録
されていない場合、計算した基本付加情報と組織情報を
付加情報・組織情報更新手段24に入力して、記憶装置
3への保存を行う。
致パターンとみなして情報をディスプレイ装置4に表示
する。このとき、X,Yの各headインデックスから、マ
スタパターンとのシフト量(上下左右にどの程度シフト
された組織かを示す値)が計算できる。他方、マスタと
のマッチングの結果、該当する組織が記憶装置3に登録
されていない場合、計算した基本付加情報と組織情報を
付加情報・組織情報更新手段24に入力して、記憶装置
3への保存を行う。
【0026】上記手法により、マスタとそのすべてのシ
フトパターンに対して、データが一致するかどうか調べ
ることができ、更に、その差も分かる。また、説明の中
で注意したように、マスタの対称変換や反転パターン
も、前述の式を使ってマスタパターンを変換することに
より同様の手順で検索を行うことができる。さらに、こ
のような拡張付加情報表現の使用により、データベース
化されるマスタ組織の数を減らすことができる。
フトパターンに対して、データが一致するかどうか調べ
ることができ、更に、その差も分かる。また、説明の中
で注意したように、マスタの対称変換や反転パターン
も、前述の式を使ってマスタパターンを変換することに
より同様の手順で検索を行うことができる。さらに、こ
のような拡張付加情報表現の使用により、データベース
化されるマスタ組織の数を減らすことができる。
【0027】(実施形態2)以下に、本発明に係る織物
検索システムの一実施の形態について図面を参照して説
明する。図10は、本発明に係る織物検索システムの一
実施の形態における構成を示すブロック図である。織物
に関する他の織物設計データと組み合わせることで、よ
り実務運用に合致した織物検索システムを実現する事が
可能になる。本発明に係る織物検索システムは、図9に
示す本発明に係る織物組織検索システムにおける構成に
加え、データ処理装置2が織物設計情報比較手段25、
記憶装置3が織物設計情報記憶部33を有する。織物設
計情報とは図11の表に示されるとおり、組織以外の織
物に関する情報である。また、入力装置1よりデータ組
織情報、並びに、織物設計情報に関するキーワードが与
えられると、まず、実施形態1に述べた方法で、類似し
た組織を検索する。次に、それに関連づけられた織物設
計情報が織物設計情報記憶部より取り出され、さらに取
り出された結果に対して織物設計情報比較手段25によ
りキーワードによる絞り込みが行われ、結果が一覧とし
て出力装置4に表示される。
検索システムの一実施の形態について図面を参照して説
明する。図10は、本発明に係る織物検索システムの一
実施の形態における構成を示すブロック図である。織物
に関する他の織物設計データと組み合わせることで、よ
り実務運用に合致した織物検索システムを実現する事が
可能になる。本発明に係る織物検索システムは、図9に
示す本発明に係る織物組織検索システムにおける構成に
加え、データ処理装置2が織物設計情報比較手段25、
記憶装置3が織物設計情報記憶部33を有する。織物設
計情報とは図11の表に示されるとおり、組織以外の織
物に関する情報である。また、入力装置1よりデータ組
織情報、並びに、織物設計情報に関するキーワードが与
えられると、まず、実施形態1に述べた方法で、類似し
た組織を検索する。次に、それに関連づけられた織物設
計情報が織物設計情報記憶部より取り出され、さらに取
り出された結果に対して織物設計情報比較手段25によ
りキーワードによる絞り込みが行われ、結果が一覧とし
て出力装置4に表示される。
【0028】このようにして、類似した織物を簡単に検
索することが可能になる。また、織物設計者が検索によ
って得られた織物設計情報を援用することで、織物設計
作業の効率化や品質の向上が期待できる。さらに、本発
明では織物組織の格子模様を0と1の数値配列化するこ
とで検索を実現しているが、このアルゴリズムを一般の
図柄の類似検索にも応用することができる。すなわち、
検索対象となる図柄の一部分を切り取りこれを標本と
し、同様の図柄を含んでいるか否か確かめることが可能
になる。
索することが可能になる。また、織物設計者が検索によ
って得られた織物設計情報を援用することで、織物設計
作業の効率化や品質の向上が期待できる。さらに、本発
明では織物組織の格子模様を0と1の数値配列化するこ
とで検索を実現しているが、このアルゴリズムを一般の
図柄の類似検索にも応用することができる。すなわち、
検索対象となる図柄の一部分を切り取りこれを標本と
し、同様の図柄を含んでいるか否か確かめることが可能
になる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る織物
組織検索方法及び織物検索システム並びに織物組織検索
プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
媒体によれば、全く同じ組織のみならず、類似した組織
を検索できる。従って、例えば、組織が左右方向に対称
の場合、結果としては同一の織物ができあがることにな
るが、組織だけに着目して別物のつもりが、できあがっ
た物は同一であったというようなミスを防止する事が可
能になる。さらに、冗長な組織情報を記憶装置に蓄える
必要がなくなり記憶領域資源の削減、検索性能の改善が
図られる。
組織検索方法及び織物検索システム並びに織物組織検索
プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
媒体によれば、全く同じ組織のみならず、類似した組織
を検索できる。従って、例えば、組織が左右方向に対称
の場合、結果としては同一の織物ができあがることにな
るが、組織だけに着目して別物のつもりが、できあがっ
た物は同一であったというようなミスを防止する事が可
能になる。さらに、冗長な組織情報を記憶装置に蓄える
必要がなくなり記憶領域資源の削減、検索性能の改善が
図られる。
【0030】
【図面の簡単な説明】
【図1】織物組織パターン図である。
【図2】白黒反転パターン図である。
【図3】X軸対称変換パターン図である。
【図4】Y軸対称変換パターン図である。
【図5】Y方向(+1)シフトパターン図である。
【図6】Y方向(+1),X方向(+2)シフトパターン図であ
る。
る。
【図7】基本付加情報定義図である。
【図8】同一基本付加情報をもつ組織パターン図であ
る。
る。
【図9】本発明に係る織物組織検索システムの一実施の
形態における構成を示すブロック図である。
形態における構成を示すブロック図である。
【図10】本発明に係る織物検索システムの一実施の形
態における構成を示すブロック図である。
態における構成を示すブロック図である。
【図11】織物設計情報の表である。
1 入力装置 2 データ処理装置 3 記憶装置 4 ディスプレイ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B050 AA03 BA18 EA18 GA08 5B075 ND08 ND35 QS13 QT10 5L096 BA08 BA18 HA08 JA09 JA24 KA13 MA05
Claims (8)
- 【請求項1】所定の範囲の織物組織図を二値化された二
次元配列に変換し、係る二次元配列の各行及び各列の配
列情報に基づいてデータ組織パターンとマスタ組織パタ
ーンとのパターンマッチングを行った後、前記所定の範
囲の織物組織図の配列情報に基づいてパターンマッチン
グを行うことを特徴とする織物組織検索方法。 - 【請求項2】織物の図柄を数値列で表現すると共に、幾
何学的な変換をマスタ図柄に作用させたことを特徴とす
る請求項1に記載の織物検索方法。 - 【請求項3】織物組織図を利用してパターンマッチング
を行う織物組織検索方法であって、織物組織図を二値化
された0と1の二次元配列と見做し、その各行の和及び
各列の和及び総和とによりなるデータ列を前記織物組織
図が有する組織パターンの表現とし、前記二次元配列の
0と1の反転及びシフト及び軸対称変換の少なくとも何
れか一を含む変換をマスタ組織パターンの前記表現に作
用させてその表現型の数を減らしたものをマスタ組織パ
ターンの付加情報としてデータベース化に用い、検索時
には、前記データ列による不完全表現でデータ組織パタ
ーン及びその変換とマスタ組織パターンの間のパターン
マッチングを行った後、完全な組織情報に基づいてパタ
ーンマッチングを行うことを特徴とする織物組織検索方
法。 - 【請求項4】組織情報比較手段と、組織情報更新手段
と、記憶装置とを有する織物組織検索システムにおい
て、算出可能で不完全な組織情報である付加情報を記憶
する記憶部と、前記付加情報を計算する付加情報計算手
段と、前記付加情報を比較する付加情報比較手段と、前
記付加情報を更新する付加情報更新手段とを備えたこと
を特徴とする織物組織検索システム。 - 【請求項5】情報比較手段と、情報更新手段と、記憶装
置とを有する織物検索システムにおいて、算出可能で不
完全な組織情報である付加情報を記憶する記憶部と、前
記付加情報を計算する付加情報計算手段と、前記付加情
報を比較する付加情報比較手段と、前記付加情報を更新
する付加情報更新手段とを備えたことを特徴とする織物
検索システム。 - 【請求項6】所定の範囲の織物組織図を二値化された二
次元配列に変換し、係る二次元配列の各行及び各列の配
列情報に基づいてデータ組織パターンとマスタ組織パタ
ーンとのパターンマッチングを行った後、前記所定の範
囲の織物組織図の配列情報に基づいてパターンマッチン
グを行うことを特徴とする織物組織検索プログラムを記
録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 【請求項7】織物の図柄を数値列で表現すると共に、幾
何学的な変換をマスタ図柄に作用させたことを特徴とす
る請求項1に記載の織物検索プログラムを記録したコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体方法。 - 【請求項8】織物組織図を二値化された0と1の二次元
配列と見做し、その各行の和及び各列の和及び総和とに
よりなるデータ列を前記織物組織図が有する組織パター
ンの表現とし、前記二次元配列の0と1の反転及びシフ
ト及び軸対称変換の少なくとも何れか一を含む変換をマ
スタ組織パターンの前記表現に作用させてその表現型の
数を減らしたものをマスタ組織パターンの付加情報とし
てデータベース化に用い、検索時には、前記データ列に
よる不完全表現でデータ組織パターン及びその変換とマ
スタ組織パターンの間のパターンマッチングを行った
後、完全な組織情報に基づいてパターンマッチングを行
うことを特徴とする織物組織検索プログラムを記録した
コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000139088A JP2001318924A (ja) | 2000-05-11 | 2000-05-11 | 織物組織検索方法及びそれを用いた織物組織検索システム並びに織物組織検索プログラムを記録した記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000139088A JP2001318924A (ja) | 2000-05-11 | 2000-05-11 | 織物組織検索方法及びそれを用いた織物組織検索システム並びに織物組織検索プログラムを記録した記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001318924A true JP2001318924A (ja) | 2001-11-16 |
Family
ID=18646598
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000139088A Pending JP2001318924A (ja) | 2000-05-11 | 2000-05-11 | 織物組織検索方法及びそれを用いた織物組織検索システム並びに織物組織検索プログラムを記録した記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001318924A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101498548B1 (ko) * | 2014-04-29 | 2015-03-04 | 주식회사 티디소프트 | 직물 구조 데이터를 이용한 직물 구조 설계방법 |
KR20150127393A (ko) * | 2014-05-07 | 2015-11-17 | 주식회사 티디소프트 | 경사 분리를 이용한 다층직 직물 설계방법 |
CN109947970A (zh) * | 2019-03-16 | 2019-06-28 | 张兴宇 | 一种纺织织物花型检索系统 |
-
2000
- 2000-05-11 JP JP2000139088A patent/JP2001318924A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101498548B1 (ko) * | 2014-04-29 | 2015-03-04 | 주식회사 티디소프트 | 직물 구조 데이터를 이용한 직물 구조 설계방법 |
KR20150127393A (ko) * | 2014-05-07 | 2015-11-17 | 주식회사 티디소프트 | 경사 분리를 이용한 다층직 직물 설계방법 |
KR101634096B1 (ko) | 2014-05-07 | 2016-06-28 | 주식회사 티디소프트 | 경사 분리를 이용한 다층직 직물 설계방법 |
CN109947970A (zh) * | 2019-03-16 | 2019-06-28 | 张兴宇 | 一种纺织织物花型检索系统 |
CN109947970B (zh) * | 2019-03-16 | 2021-01-15 | 南通联发信息科技有限公司 | 一种纺织织物花型检索系统 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040310 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040707 |