JP2001318812A - 性能評価モデル生成装置および性能評価モデル生成方法 - Google Patents

性能評価モデル生成装置および性能評価モデル生成方法

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JP2001318812A JP2000138391A JP2000138391A JP2001318812A JP 2001318812 A JP2001318812 A JP 2001318812A JP 2000138391 A JP2000138391 A JP 2000138391A JP 2000138391 A JP2000138391 A JP 2000138391A JP 2001318812 A JP2001318812 A JP 2001318812A
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Toshihiko Nakamura
寿彦 中村
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NEC Corp
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    • G06F11/34Recording or statistical evaluation of computer activity, e.g. of down time, of input/output operation ; Recording or statistical evaluation of user activity, e.g. usability assessment
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Abstract

(57)【要約】 【課題】UMLモデルから性能評価モデルを自動的に生
成できるようにし、性能評価モデルの作成にかかる時間
およびコストを削減する。 【解決手段】利用者は変換規則編集部3を使用して変換
規則を入力し、変換規則格納部4に格納する。UMLモ
デル解析部1はUMLモデル5を入力して解析し、変換
処理部2はUMLモデル解析部1による解析結果を変換
規則格納部4の変換規則に従って変換して性能評価モデ
ル6を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は性能評価モデル生成
装置および性能評価モデル生成方法に関し、特にUML
(Unified Modeling Languag
e)モデルから性能評価モデルを生成する性能評価モデ
ル生成装置および性能評価モデル生成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】製品サイクルの短期化のため、サービス
分析から実現までの時間的短縮が望まれている。また、
組み込み機器分野においては、情報端末の普及によっ
て、より多機能かつ高機能なシステムが求められ、ま
た、システムLSI(Large Scaled In
tegration)の登場によって、ハードウェアと
ソフトウェアとをより密にシステム設計する必要が生じ
ている。
【0003】このような状況の下で、システム構成を決
めて実装した後に評価を行っているようでは、時間的な
短縮は望めない。そこで、システム構成を決定するに当
たって、実装することなく性能などの見積もりを行う必
要性が生じてくる。このニーズに対して、待ち行列理論
を使った性能評価ツールが使われている。このような性
能評価ツールでは、システムに入力されるジョブを待ち
行列を使ってプロセッサに割り当てるという性能評価モ
デルを作成し、処理速度などのパラメータを与えること
で性能評価を行っている。この性能評価モデルを使った
性能評価は、性能評価モデルを作成するコストが高いた
め、強力な性能評価ができるにもかかわらず、広く使わ
れるに至っていない。
【0004】特開平7−84831号公報では、このよ
うな性能評価の支援手法として、過去に性能評価したモ
デル(性能評価モデル)をデータベースに保持し、以降
の設計モデルの作成に役立てるようなツールが提案され
ている。このツールでは、性能評価をある一定期間続け
ることでツールに依存することなく性能評価モデルが蓄
積されて、設計モデルの作成が容易になるというメリッ
トが得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のツールによっても、システムをゼロから開発する場合
で、性能評価モデルに類似のものがないときには、性能
評価モデルをゼロから作成する必要があるため、性能評
価モデルを作成するコストが高いという問題点に関して
はなんら解決されていなかった。
【0006】本発明の目的は、モデル作成のための事実
上の標準言語であるUMLで記述されたUMLモデルか
ら性能評価モデルを自動的に生成する性能評価モデル生
成装置を提供することにある。
【0007】また、本発明の他の目的は、UMLで記述
されたUMLモデルから性能評価モデルを自動的に生成
する性能評価モデル生成方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の性能評価モデル
生成装置は、変換規則を格納する変換規則格納部と、U
MLモデルを入力して解析するUMLモデル解析部と、
前記UMLモデル解析部による解析結果を前記変換規則
格納部に格納された変換規則に従って変換して性能評価
モデルを生成する変換処理部とを有することを特徴とす
る。
【0009】また、本発明の性能評価モデル生成装置
は、利用者からの変換規則を入力する変換規則編集部
と、前記変換規則編集部により入力された変換規則を格
納する変換規則格納部と、UMLモデルを入力して解析
するUMLモデル解析部と、前記UMLモデル解析部に
よる解析結果を前記変換規則格納部に格納された変換規
則に従って変換して性能評価モデルを生成する変換処理
部とを有することを特徴とする。
【0010】さらに、本発明の性能評価モデル生成方法
は、UMLモデルの拡張記法を使い、ハードウェアリソ
ースに割り付ける表記を定め、その表記に従ったUML
モデルから性能評価モデルへの変換規則を決め、この変
換規則によってUMLモデルから系統的に性能評価モデ
ルを作成することを特徴とする。
【0011】さらにまた、本発明の性能評価モデル生成
方法は、シーケンス図の最初のメッセージをカレントメ
ッセージにセットする工程と、シーケンス図のカレント
メッセージに着目する工程と、送信先オブジェクトを定
義するクラスのタイプおよび属性を調査する工程と、送
信元オブジェクトを定義するクラスのタイプおよび属性
を調査する工程と、送信元オブジェクトおよび送信先オ
ブジェクトを定義するクラスのタイプに基づいて変換規
則を検索する工程と、検索された変換規則に従ってカレ
ントメッセージを性能評価ツールのノードに変換し配置
する工程と、カレントメッセージの次のメッセージがあ
るかどうかを判定する工程と、次のメッセージがあれば
これをカレントメッセージとして制御を前記カレントメ
ッセージに着目する工程に戻す工程とを含むことを特徴
とする。特に、前記クラスタイプおよび属性を調査する
工程が、さらに、オブジェクトに着目する工程と、オブ
ジェクトを定義するクラスに着目する工程と、オブジェ
クトから対応するクラスを探し該クラスに繋がるリソー
ス関連線を探す工程と、リソース関連線が存在するかど
うかを判定する工程と、リソース関連線が存在すればリ
ソース関連のあるリソースクラスのタイプおよび属性を
クラスのタイプおよび属性として保存する工程と、リソ
ース関連線が存在しなければ元のクラスのタイプおよび
属性をクラスのタイプおよび属性として保存する工程と
からなることを特徴とする。
【0012】一方、本発明の記録媒体は、コンピュータ
を、変換規則を格納する変換規則格納部,UMLモデル
を入力して解析するUMLモデル解析部,および前記U
MLモデル解析部による解析結果を前記変換規則格納部
に格納された変換規則に従って変換して性能評価モデル
を生成する変換処理部として機能させるためのプログラ
ムを記録する。
【0013】また、本発明の記録媒体は、コンピュータ
を、利用者からの変換規則を入力する変換規則編集部,
前記変換規則編集部により入力された変換規則を格納す
る変換規則格納部,UMLモデルを入力して解析するU
MLモデル解析部,および前記UMLモデル解析部によ
る解析結果を前記変換規則格納部に格納された変換規則
に従って変換して性能評価モデルを生成する変換処理部
として機能させるためのプログラムを記録する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0015】(1)第1の実施の形態 図1は、本発明の第1の実施の形態に係る性能評価モデ
ル生成装置の構成を示すブロック図である。本実施の形
態に係る性能評価モデル生成装置は、UMLモデル5を
入力して解析するUMLモデル解析部1と、UMLモデ
ル解析部1による解析結果を変換規則格納部4に格納さ
れた変換規則に従って変換して性能評価モデル6を生成
する変換処理部2と、利用者からの変換規則を入力する
変換規則編集部3と、変換規則編集部3により入力され
た変換規則を格納する変換規則格納部4とから構成され
ている。なお、図1中、符号7はUMLモデル5を生成
するUMLモデル入力ツール、8は性能評価モデル6を
性能評価する性能評価ツールをそれぞれ示す。
【0016】図2は、システムの動作を記述したUML
モデル5から性能評価モデル6を系統的に生成する性能
評価モデル生成方法を説明する図である。UMLモデル
5は、全てUMLという統一モデリング言語の規格に従
った記法で記述する。システムの動作は、動的な振る舞
いを表すシーケンス図51と、システムの静的な特徴を
表すクラス図52とで表現される。第1の実施の形態で
は、UMLモデル5の記述単位として、UMLモデル5
をパッケージ50という単位に分割する。つまり、UM
Lモデル5は1つ以上のパッケージ50から構成され、
パッケージ50毎にシーケンス図51およびクラス図5
2を用意する。また、1つのパッケージ50内のシーケ
ンス図51およびクラス図52から生成される性能評価
モデル6の単位を、性能評価サブモデル60と呼ぶ。つ
まり、性能評価モデル6は、1つ以上の性能評価サブモ
デル60から構成されている。
【0017】図3を参照すると、シーケンス図51は、
システムの動的な関係をモデル化した図である。シーケ
ンス図51の構成要素の中で、性能評価サブモデル60
の作成に関係するものには、オブジェクトOb01〜O
b06と、メッセージM01〜M07とがある。オブジ
ェクトOb01〜Ob06は、機能単位に登場するクラ
スのインスタンスである。具体的には、後述する図4の
クラス図52中に対応するクラスC01〜C05のイン
スタンスである。メッセージM01〜M07は、クラス
C01〜C05の実際の動作手順を時系列に沿って配置
したものであり、上の方が相対的に早い時間を表してい
る。破線矢印で示されたものは、手続き呼び出しの戻り
を示している。戻りの破線矢印は省略してもよい。
【0018】図4は、クラス図52およびクラス図52
に対して性能評価サブモデル60を作成するために行わ
れる拡張表記を説明する図である。クラス図52は、シ
ステムを構成するクラスの静的な関連を示した図であ
る。クラスは、モデリングに使用されるモデル要素であ
り、システムを構成する通常のオブジェクト指向設計で
使われるクラス(以下、システムクラスという)と、ハ
ードウェアリソースを表すクラス(以下、リソースクラ
スという)とに大きく区別され、それぞれさらに細かく
分類される。この分類については、以下の[クラスの分
類]で詳しく説明する。図4においては、クラスC01
〜C05がシステムクラスである。性能評価のためにク
ラス図52に付加する拡張表記は、1つが、処理に必要
なハードウェアリソースを表すリソースクラスC11,
C12,C13として記述する。もう1つは、これらの
ハードウェアリソースへの関連記述であり、これをリソ
ース関連線L01,L02,L03と名付ける。また、
関連自体をリソース関連と名付け、システムクラスC0
2,C03,C04をリソース関連線L01,L02,
L03を使ってリソースクラスC11,C12,C13
と結び付けることで、リソースクラスC11,C12,
C13のハードウェアリソースにシステムクラスC0
2,C03,C04を割り付けるという意味づけをす
る。このリソース関連により、性能評価サブモデル60
の生成を可能としている。
【0019】変換規則格納部4中の変換規則は、以下に
示す[クラスの分類]と、[性能評価モデルの変換規則]と
で構成されている。
【0020】[クラスの分類] ◎システムクラス ・タイプ<<Active>>のクラス 通常のクラス。属性およびメソッドを持ち、自立的に動
作するクラス。
【0021】・タイプ<<Data>>のクラス 属性が中心のクラス。メソッドは、所有する属性の読み
書きのみに限定されている。
【0022】・タイプ<<Interface>>のク
ラス タイプ<<Interface>>のクラスは、パッケ
ージ50内に唯一のクラスであり、外部パッケージから
カレントパッケージへの全てのメッセージを受け取り、
カレントパッケージ内の各クラスにメッセージを送出す
る。
【0023】・タイプ<<Actor>>のクラス タイプ<<Actor>>のクラスは、システムの外部
に存在し、外部からシステム内に何らかの働きかけを行
うクラスの一種である。アクターがシステム内部にも記
憶域を持つ場合、クラス図52にタイプ<<Actor
>>のクラスとタイプ<<Storage>>のクラス
とのクラス関連を記述する関係上、アクターの記述が必
要となる(後述する[変換規則]の a.アクターを参
照)。これ以外の場合、クラス図52にアクターの記述
がなくてもよい。
【0024】◎リソースクラス リソースクラスは、ハードウェアリソースを表すクラス
である。リソースクラスには、性能評価サブモデル60
に対応するノード群がある。ハードウェアリソースの占
有時間など、変換したノードに設定すべきパラメータを
クラスの属性に記述し、そのパラメータを使って性能評
価サブモデル60のノードに変換する。性能評価の対象
にする必要がない場合、評価対象外と記し、性能評価サ
ブモデル60のノードは生成しない。リソースクラスが
対応する性能評価サブモデル60のノード群の例を、図
7に示す。
【0025】・タイプ<<Storage>>のクラス タイプ<<Storage>>のクラスは、ハードウェ
アリソースの中で記憶域を定義するクラスである。 記
憶域の種類や性質に応じて、タイプ<<Storage
>>でさまざまなクラスを定義する。
【0026】・タイプ<<Processing>>の
クラス タイプ<<Processing>>のクラスは、ハー
ドウェアリソースの中で実際の処理をするハードウェア
を定義するクラスである。ソフトウェア処理の場合のC
PU(Central Processing Uni
t)も、このクラスで定義する。
【0027】[性能評価モデルへの変換規則]メッセージ
の送信元オブジェクトおよび送信先オブジェクトを定義
するクラスのタイプに応じて、以下の変換規則を適用す
る。クラスのタイプを追加することで、この変換規則を
追加することが可能となる。以下、「送信元オブジェク
トを定義するクラスのタイプ → 送信先オブジェクト
を定義するクラスのタイプ」という形式で変換規則を記
述する。
【0028】a.「タイプ<<Actor>> → 任
意のクラスタイプ」 タイプ<<Actor>>のクラスが最初のメッセージ
を送信する送信元オブジェクトになっている場合、デー
タの発生源であるソースノードに変換する。
【0029】b.「外部パッケージの任意のクラスタイ
プ → カレントパッケージのタイプ<<Interf
ace>>」 カレントパッケージのタイプ<<Interface>
>のクラスに対するメッセージは、データの入り口であ
るエンターノードに変換する。
【0030】c.「カレントパッケージのタイプ<<I
nterface>> → 外部パッケージの任意のク
ラスタイプ」 カレントパッケージのタイプ<<Interface>
>のクラスから外部パッケージへのメッセージは、デー
タの出口であるリターンノードに変換する。
【0031】d.「任意のクラスタイプ → タイプ<
<Processing>>」 タイプ<<Processing>>のクラスが定義す
るリソースノードを配置する。
【0032】e.「任意のクラスタイプ → タイプ<
<Storage>>」 タイプ<<Storage>>のクラスが定義するリソ
ースノードを配置する。
【0033】f.「任意のクラスタイプ → 外部パッ
ケージのタイプ<<Interface>>」 外部パッケージのタイプ<<Interface>>の
クラスがメッセージを受け取る場合、外部パッケージに
対する処理の依頼であるので、その外部パッケージに対
応する性能評価サブモデル60に変換する。これに続く
メッセージが、カレントメッセージと逆方向になってい
る場合、これに続くメッセージを無視する。
【0034】g.破線矢印 破線矢印のメッセージは、それ自体省略しても可能なも
のである。よって、このメッセージは、変換の際に無視
することができる。
【0035】h.終了処理 最後のメッセージでシンクノードまたはリターンノード
が配置されない場合、このどちらかのノードを配置し、
性能評価サブモデル60を完結させる。どちらのノード
を配置するかは、変換した性能評価サブモデル60の最
初のノードに着目し、シンクノードの場合はソースノー
ド、エンターノードの場合はリターンノードを配置す
る。
【0036】図5を参照すると、性能評価サブモデル6
0は、システム構成をノードで表現する。ノードは、大
別すると、システムの処理フロー自体を表すノードと、
処理フローで利用されるハードウェアリソースを表すノ
ードとに区別できる。図5中の性能評価サブモデル60
では、前者が下側に、後者が上側に記述されている。シ
ステムの処理フローを表現するノードは、そのフローを
ノード間の結線で表現している。このようなノードに
は、ハードウェアを消費する「処理」を表すサービスノ
ード,データの入力を表すソースノード,処理の終了を
表すシンクノードなどがある。一方、ハードウェアリソ
ースを表すノードとして、ハードウェアに相当するリソ
ースノードがある。リソースノードは、サービスノード
での処理によって消費される。この消費時間,優先順位
などを動的パラメータ61として設定する。さらに、入
力されるデータのパラメータを加えて、性能評価サブモ
デル60が生成できる。
【0037】図5は、性能評価サブモデル60の一例を
記述する図である。なお、ここでは、性能評価ツール8
として、待ち行列理論を使ったSES/Workben
ch(SES社の登録商標)を想定している。この性能
評価サブモデル60には、処理する側のノードとして、
上部に、CPUを表すサービスノードN01が記述され
ている。一方、処理フローを表すノードとして、下部
に、CPUを消費するサービスノードN03と、CPU
とは無関係に時間を消費するサービスノードN05と、
システムに入力されるデータに関連するソースノードN
02およびシンクノードN08と、その他のノードとし
て、性能評価サブモデル60への参照を表すサブモデル
ノードN07,リソース管理のアロケートノードN0
4,リリースノードN06と、そして、その間の結線3
11〜316が記述されている。最後に、上部と下部と
を結び付ける記述として、動的パラメータ61が設定さ
れている。変換では、リソース管理のアロケートノード
N04,メモリアクセスを表すサービスノードN05,
およびリリースノードN06という一連のノードを排他
アクセスMemoryのモデルとしてあらかじめ用意し
ておき、これらをセットにして変換規則を適用する。図
5にあるノード以外に、他の性能評価サブモデル60か
らデータの流れを引き継ぐエンターノードおよびリター
ンノードがある。
【0038】[性能評価サブモデルへの変換手順]図6
は、性能評価サブモデル60への変換手順を表すフロー
チャートである。性能評価サブモデル60は、あるパッ
ケージ50に着目し、そのパッケージ50のシーケンス
図51およびクラス図52から変換して生成される。こ
の着目しているパッケージ50をカレントパッケージと
呼び、それ以外のパッケージ50を外部パッケージと呼
ぶ(図4参照)。
【0039】図6を参照すると、変換処理部2の処理
は、カレントメッセージセットステップS101と、カ
レントメッセージ着目ステップS102と、送信元オブ
ジェクトのクラスタイプおよび属性調査ステップS10
3と、送信先オブジェクトのクラスタイプおよび属性調
査ステップS104と、変換規則検索ステップS105
と、ノード生成・連結ステップS106と、次メッセー
ジ有無判定ステップS107と、オブジェクト着目ステ
ップS108と、クラス着目ステップS109と、リソ
ース関連探索ステップS110と、リソース関連有無判
定ステップS111と、リソース関連先クラスタイプお
よび属性保存ステップS112と、自クラスタイプおよ
び属性保存ステップS113とからなる。
【0040】次に、このように構成された第1の実施の
形態に係る性能評価モデル生成装置の動作について、第
1の実施の形態に係る性能評価モデル生成方法とともに
説明する。
【0041】ここでは、図3のシーケンス図51および
図4のクラス図52からメッセージを時系列に沿って図
5の性能評価サブモデル60に変換する例について説明
する。
【0042】利用者は、変換規則編集部3を使用して、
あらかじめ変換規則を編集して変換規則格納部4に格納
しておく。ここでは、既述した変換規則a.〜h.が格
納されたものとする。
【0043】一方、UMLモデル解析部1は、UMLモ
デル入力ツール7を使って生成されたUMLモデル5を
入力して解析する。詳しくは、性能評価サブモデル60
に変換するために不必要な情報を削除し、必要な情報が
揃っているかどうかをチェックし、必要な情報が揃って
いたならば変換処理部2に解析結果を渡す。
【0044】変換処理部2は、UMLモデル解析部1か
ら渡された解析結果中の、シーケンス図51の最初のメ
ッセージM01をカレントメッセージにセットする(ス
テップS101)。
【0045】次に、変換処理部2は、シーケンス図51
のカレントメッセージM01に着目する(ステップS1
02)。
【0046】続いて、変換処理部2は、カレントメッセ
ージM01の送信元オブジェクトOb01を定義するシ
ステムクラスのタイプおよび属性を調査する(ステップ
S103)。
【0047】詳しくは、変換処理部2は、まず、送信元
オブジェクトOb01に着目し(ステップS108)、
名前「actor」に基づいて送信元オブジェクトOb
01を定義するクラス(ここでは、アクターはシステム
内部に記憶域を持たないものとし、図4中には対応する
クラスが図示されていない)に着目する(ステップS1
09)。次に、そのクラスに繋がるリソース関連線を探
す(ステップS110)。リソース関連線が存在しない
ので(ステップS111)、元のクラスのタイプ<<A
ctor>>および属性をタイプおよび属性としてその
まま保存する(ステップS113)。
【0048】次に、変換処理部2は、カレントメッセー
ジM01の送信先オブジェクトOb02を定義するクラ
スC01のタイプおよび属性を調査する(ステップS1
04)。
【0049】詳しくは、変換処理部2は、まず、送信先
オブジェクトOb02に着目し(ステップS108)、
名前「MainP」に基づいて送信先オブジェクトOb
02を定義するシステムクラスC01に着目する(ステ
ップS109)。次に、システムクラスC01に繋がる
リソース関連線を探す(ステップS110)。リソース
関連線が存在しないので(ステップS111)、元のシ
ステムクラスC01のタイプ<<Interface>
>および属性をシステムクラスC01のタイプおよび属
性としてそのまま保存する(ステップS113)。
【0050】続いて、変換処理部2は、送信元オブジェ
クトOb01を定義するクラスのタイプ<<Actor
>>および送信先オブジェクトOb02を定義するシス
テムクラスC01のタイプ<<Interface>>
に基づいて、変換規則格納部4から変換規則a.を検索
する(ステップS105)。
【0051】続いて、変換処理部2は、検索された変換
規則a.「アクターが最初のメッセージを送信するオブ
ジェクトになっている場合、データの発生源であるソー
スノードに変換する。」に基づいて、ソースノードN0
2に変換して性能評価サブモデル60に配置する(ステ
ップS106)。
【0052】次に、変換処理部2は、シーケンス図51
の次のメッセージの存在を調査し(ステップS10
7)、次のメッセージM02があるので、ステップS1
02に制御を戻す。
【0053】変換処理部2は、次のメッセージM02を
カレントメッセージにセットして着目する(ステップS
102)。
【0054】次に、変換処理部2は、メッセージM02
の送信元オブジェクトOb02を定義するシステムクラ
スのタイプおよび属性を調査する(ステップS10
3)。
【0055】詳しくは、変換処理部2は、まず、送信元
オブジェクトOb02に着目し(ステップS108)、
名前「MainP」に基づいて送信元オブジェクトOb
02を定義するシステムクラスC01に着目する(ステ
ップS109)。次に、システムクラスC01に繋がる
リソース関連線を探す(ステップS110)。リソース
関連線が存在しないので(ステップS111)、元のシ
ステムクラスC01のタイプ<<Interface>
>および属性をシステムクラスC01のタイプおよび属
性としてそのまま保存する(ステップS113)。
【0056】続いて、変換処理部2は、メッセージM0
2の送信先オブジェクトOb03を定義するシステムク
ラスのタイプおよび属性を調査する(ステップS10
4)。
【0057】詳しくは、変換処理部2は、まず、送信先
オブジェクトOb03に着目し(ステップS108)、
名前「Main」に基づいて送信先オブジェクトOb0
3を定義するシステムクラスC02に着目する(ステッ
プS109)。次に、システムクラスC02に繋がるリ
ソース関連線を探す(ステップS110)。リソース関
連線L01が存在するので(ステップS111)、リソ
ース関連のあるリソースクラスC11のタイプ<<Pr
ocessing>>および属性「評価対象」をシステ
ムクラスC02のタイプとして保存する(ステップS1
12)。
【0058】次に、変換処理部2は、送信元オブジェク
トOb02を定義するシステムクラスC01のタイプ<
<Interface>>および送信先オブジェクトO
b03を定義するシステムクラスC02のタイプ<<P
rocessing>>に基づいて、変換規則格納部4
から変換規則d.を検索する(ステップS105)。
【0059】続いて、変換処理部2は、変換規則d.
「タイプ<<Processing>>のクラスが定義
するリソースノードを配置する。」を適用して、図7に
示すように、タイプ<<Processing>>のリ
ソースクラスC11が定義するリソースノードN01に
変換して配置する(ステップS106)。
【0060】次に、変換処理部2は、シーケンス図51
の次のメッセージの存在を調査し(ステップS10
7)、次のメッセージM03があるので、ステップS1
02に制御を戻す。
【0061】続いて、変換処理部2は、次のメッセージ
M03をカレントメッセージにセットして着目する(ス
テップS102)。
【0062】次に、変換処理部2は、メッセージM03
の送信元オブジェクトOb03を定義するシステムクラ
スのタイプおよび属性を調査する(ステップS10
3)。
【0063】詳しくは、変換処理部2は、まず、送信元
オブジェクトOb03に着目し(ステップS108)、
名前「Main」に基づいて送信元オブジェクトOb0
3を定義するシステムクラスC02に着目する(ステッ
プS109)。次に、システムクラスC02に繋がるリ
ソース関連線を探す(ステップS110)。リソース関
連線L01が存在するので(ステップS111)、リソ
ース関連のあるリソースクラスC11のタイプ<<Pr
ocessing>>および属性「評価対象」をシステ
ムクラスC02のタイプおよび属性として保存する(ス
テップS112)。
【0064】続いて、変換処理部2は、メッセージM0
3の送信先オブジェクトOb04を定義するシステムク
ラスのタイプおよび属性を調査する(ステップS10
4)。
【0065】詳しくは、変換処理部2は、まず、送信先
オブジェクトOb04に着目し(ステップS108)、
名前「A」に基づいて送信先オブジェクトOb04を定
義するシステムクラスC03に着目する(ステップS1
09)。次に、システムクラスC03に繋がるリソース
関連線を探す(ステップS110)。リソース関連線L
02が存在するので(ステップS111)、リソース関
連のあるリソースクラスC12のタイプ<<Stora
ge>>および属性「評価対象外」をシステムクラスC
03のタイプおよび属性として保存する(ステップS1
12)。
【0066】次に、変換処理部2は、送信元オブジェク
トOb03を定義するシステムクラスC02のタイプ<
<Processing>>および送信先オブジェクト
Ob04を定義するシステムクラスC03のタイプ<<
Storage>>に基づいて、変換規則格納部4から
変換規則e.を検索する(ステップS105)。
【0067】続いて、変換処理部2は、変換規則e.
「タイプ<<Storage>>のクラスが定義するリ
ソースノードを配置する。」を適用して、図7に示すよ
うに、タイプ<<Storage>>のクラスC12が
定義するリソースノード群N04,N05,N06に変
換し、リソースクラスC12の属性が「評価対象」とな
っているので、ノード群N04,N05,N06を評価
対象サブモデル60に配置する(ステップS106)。
【0068】次に、変換処理部2は、シーケンス図51
の次のメッセージの存在を調査し(ステップS10
7)、次のメッセージM04があるが、破線矢印のメッ
セージであるので、これを無視し、さらに次のメッセー
ジの存在を調査し、メッセージM05があるので、ステ
ップS102に制御を戻す。
【0069】変換処理部2は、次のメッセージM05を
カレントメッセージにセットして着目する(ステップS
102)。
【0070】次に、変換処理部2は、カレントメッセー
ジM05の送信元オブジェクトOb03を定義するシス
テムクラスのタイプおよび属性を調査する(ステップS
103)。
【0071】詳しくは、変換処理部2は、まず、送信元
オブジェクトOb03に着目し(ステップS108)、
名前「Main」に基づいて送信元オブジェクトOb0
3を定義するシステムクラスC02に着目する(ステッ
プS109)。次に、システムクラスC02に繋がるリ
ソース関連線を探す(ステップS110)。リソース関
連線L01が存在するので(ステップS111)、リソ
ース関連のあるリソースクラスC11のタイプ<<Pr
ocessing>>および属性「評価対象」をシステ
ムクラスC02のタイプおよび属性として保存する(ス
テップS112)。
【0072】続いて、変換処理部2は、メッセージM0
5の送信先オブジェクトOb05を定義するシステムク
ラスのタイプおよび属性を調査する(ステップS10
4)。
【0073】詳しくは、変換処理部2は、まず、送信先
オブジェクトOb05に着目し(ステップS108)、
名前「B」に基づいて送信先オブジェクトOb05を定
義するシステムクラスC04に着目する(ステップS1
09)。次に、システムクラスC04に繋がるリソース
関連線を探す(ステップS110)。リソース関連線L
03が存在するので(ステップS111)、リソースク
ラスC13のタイプ<<Storage>>および属性
「評価対象外」をシステムクラスC04のタイプおよび
属性として保存する(ステップS112)。
【0074】次に、変換処理部2は、送信元オブジェク
トOb03を定義するシステムクラスC02のタイプ<
<Processing>>および送信先オブジェクト
Ob05を定義するシステムクラスC04のタイプ<<
Storage>>に基づいて、変換規則格納部4から
変換規則e.を検索する(ステップS105)。
【0075】続いて、変換処理部2は、変換規則e.を
適用しようとするが、システムクラスC04の属性が
「評価対象外」となっているので、ノードへの変換を行
わずに性能評価サブモデル60に配置しない(ステップ
S106)。
【0076】次に、変換処理部2は、シーケンス図51
の次のメッセージの存在を調査し(ステップS10
7)、次のメッセージM06があるので、ステップS1
02に制御を戻す。
【0077】次に、変換処理部2は、シーケンス図51
のカレントメッセージM06に着目する(ステップS1
02)。
【0078】続いて、変換処理部2は、メッセージM0
6の送信元オブジェクトOb03を定義するシステムク
ラスのタイプおよび属性を調査する(ステップS10
3)。
【0079】詳しくは、変換処理部2は、まず、送信元
オブジェクトOb03に着目し(ステップS108)、
名前「Main」に基づいて送信元オブジェクトOb0
3を定義するシステムクラスC02に着目する(ステッ
プS109)。次に、システムクラスC02に繋がるリ
ソース関連線を探す(ステップS110)。リソース関
連線L01が存在するので(ステップS111)、リソ
ース関連のあるリソースクラスC11のタイプ<<Pr
ocessing>>および属性「評価対象」をシステ
ムクラスC02のタイプおよび属性として保存する(ス
テップS112)。
【0080】次に、変換処理部2は、メッセージM06
の送信先オブジェクトOb06を定義するシステムクラ
スのタイプおよび属性を調査する(ステップS10
4)。
【0081】詳しくは、変換処理部2は、まず、送信先
オブジェクトOb06に着目し(ステップS108)、
名前「subP」に基づいて送信先オブジェクトOb0
6を定義するシステムクラスC05に着目する(ステッ
プS109)。次に、システムクラスC05に繋がるリ
ソース関連線を探す(ステップS110)。リソース関
連線が存在しないので(ステップS111)、元のシス
テムクラスC05のタイプ<<Interface>>
および属性をシステムクラスC05のタイプおよび属性
として保存する(ステップS113)。
【0082】次に、変換処理部2は、送信元オブジェク
トOb03を定義するシステムクラスC03のタイプ<
<Processing>>および送信先オブジェクト
Ob06を定義するシステムクラスC05のタイプ<<
Interface>>に基づいて、変換規則格納部4
から変換規則f.を検索する(ステップS105)。
【0083】続いて、変換処理部2は、変換規則f.を
適用して、外部パッケージのタイプ<<Interfa
ce>>のクラスがメッセージを受け取る場合、外部パ
ッケージに対する処理の依頼であるので、その外部パッ
ケージに対応する性能評価サブモデル60のノードN0
7に変換し配置する(ステップS106)。このノード
N07は、タイプ<<Interface>>のシステ
ムクラスC05が属するパッケージ50を表している。
【0084】次に、変換処理部2は、シーケンス図51
の次のメッセージの存在を調査し、次のメッセージM0
7があるが、破線矢印のメッセージであるので、これを
無視し、さらに次のメッセージの存在を調査し、メッセ
ージがないと判断する(ステップS107)。
【0085】最後に、変換処理部2は、性能評価サブモ
デル60がシンクノードまたはリターンノードで完結し
ていないので、変換規則h.により、性能評価サブモデ
ル60に終了処理を加える。この性能評価サブモデル6
0では、最初のオブジェクトOb01をソースノードN
02としたので、シンクノードN08を配置し、性能評
価サブモデル60を完結させる。
【0086】なお、第1の実施の形態では、変換規則
a.〜h.が変換規則格納部4に格納されているものと
したが、変換規則は変換規則編集部3により変換規則格
納部4に追加および変更可能となっているので、上記に
示した変換規則以外に従った変換も可能であることはい
うまでもない。
【0087】また、第1の実施の形態では、1つのパッ
ケージ50の性能評価サブモデル60について説明した
が、この処理を繰り返すことにより複数の性能評価サブ
モデル60からなる性能評価モデル6の全体が同様にし
て得られることはいうまでもない。
【0088】第1の実施の形態では、通常のシステム分
析およびシステム設計で行われるような機能的な観点か
らUMLモデル5を作成し、ハードウェアリソースを表
すリソースクラスと、システムクラスとリソースクラス
との関連を示すリソース関連線とを追加することで、性
能評価モデル6を生成することが可能となる。これによ
り、UMLモデル5の作成と性能評価モデル6の作成と
の距離が縮まり、最終的に、性能評価モデル6の作成時
間および作成コストを軽減することが可能となる。
【0089】(2)第2の実施の形態 図8を参照すると、本発明の第2の実施の形態に係る性
能評価モデル生成装置は、図1に示した第1の実施の形
態に係る性能評価モデル生成装置に対して、性能評価モ
デル生成プログラムを記録した記録媒体100を備える
点のみが異なっている。この記録媒体100は、磁気デ
ィスク,半導体メモリ,その他の記録媒体であってよ
い。
【0090】性能評価モデル生成プログラムは、記録媒
体100からコンピュータでなる性能評価モデル生成装
置に読み込まれ、UMLモデル解析部1,変換処理部
2,変換規則編集部3,および変換規則格納部4として
動作する。各部1〜4の動作は、第1の実施の形態に係
る性能評価モデル生成装置における対応する各部1〜4
と全く同様になるので、その詳しい説明を割愛する。
【0091】
【発明の効果】第1の効果は、システムの分析および設
計で広く使われているUMLモデルを元に、性能評価モ
デルを作成することにより、性能評価モデルの作成が容
易になり、性能評価モデルの作成にかかる時間の削減、
つまりコストの削減ができることである。
【0092】その理由は、UMLモデルで純粋に機能モ
デルを作成する部分に関しては、これまでのシステム設
計の手法をほぼそのまま流用でき、UMLモデルを元に
してハードウェアリソースとの対応を考えるだけで性能
評価モデルが生成できるためである。
【0093】第2の効果は、システムのUMLモデルに
誤りが無ければ、性能評価モデルの作成時点で起こりう
る性能評価モデルの作成誤りをなくすことが可能となる
ことである。
【0094】その理由は、UMLモデルに誤りがなく、
そのUMLモデルから系統的に性能評価モデルを作成す
るため、性能評価モデルの作成時に起こりうる単純な誤
り,勘違いなどを防ぐことが可能となるからである。
【0095】第3の効果は、性能評価ツールの違いを越
えて、既存のモデルや他の人が作成したモデルを広く参
照することが容易になることである。
【0096】その理由は、機能モデルとしてUMLとい
う統一モデリング言語を使うことにより、異なる性能評
価ツール間でも同一のUMLモデルを使ってシステムを
表現できるためである。性能評価モデルは、一般的に、
独自のフォーマットでモデルを記述する必要があり、こ
のモデルは一般的に各ツールで異なっている。本発明に
よれば、UMLモデルという統一表記法でシステムの機
能モデルを入力し、性能評価をするため、システムの機
能モデルの入力も一般的なツールが使え、性能評価ツー
ルの違いを越えて、既存資産の流用も容易となるからで
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る性能評価モデ
ル生成装置の構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態に係る性能評価モデル生成方
法の概要を説明する図である。
【図3】図2中のシーケンス図の内容を例示する図であ
る。
【図4】図2中のクラス図の内容を例示する図である。
【図5】図2中の性能評価サブモデルの内容を例示す
る。
【図6】第1の実施の形態に係る性能評価モデル生成方
法の手順を示すフローチャートである。
【図7】リソースクラスに対応するノード群を例示する
図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る性能評価モデ
ル生成装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 UMLモデル解析部 2 変換処理部 3 変換規則編集部 4 変換規則格納部 5 UMLモデル 6 性能評価モデル 7 UMLモデル入力ツール 8 性能評価ツール 50 パッケージ 51 シーケンス図 52 クラス図 60 性能評価サブモデル 61 動的パラメータ 100 記録媒体 311〜316 結線 C01〜C05 システムクラス C11〜C13 リソースクラス L01〜L03 リソース関連線 M01〜M07 メッセージ Ob01〜Ob06 オブジェクト S101 カレントメッセージセットステップ S102 カレントメッセージ着目ステップ S103 送信元オブジェクトのクラスタイプおよび属
性調査ステップ S104 送信先オブジェクトのクラスタイプおよび属
性調査ステップ S105 変換規則検索ステップ S106 ノード変換・配置ステップ S107 次メッセージ有無判定ステップ S108 オブジェクト着目ステップ S109 クラス着目ステップ S110 リソース関連探索ステップ S111 リソース関連有無判定ステップ S112 リソース関連先クラスタイプおよび属性保存
ステップ S113 自クラスタイプおよび属性保存ステップ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】変換規則を格納する変換規則格納部と、U
    MLモデルを入力して解析するUMLモデル解析部と、
    前記UMLモデル解析部による解析結果を前記変換規則
    格納部に格納された変換規則に従って変換して性能評価
    モデルを生成する変換処理部とを有することを特徴とす
    る性能評価モデル生成装置。
  2. 【請求項2】利用者からの変換規則を入力する変換規則
    編集部と、前記変換規則編集部により入力された変換規
    則を格納する変換規則格納部と、UMLモデルを入力し
    て解析するUMLモデル解析部と、前記UMLモデル解
    析部による解析結果を前記変換規則格納部に格納された
    変換規則に従って変換して性能評価モデルを生成する変
    換処理部とを有することを特徴とする性能評価モデル生
    成装置。
  3. 【請求項3】UMLモデルの拡張記法を使い、ハードウ
    ェアリソースに割り付ける表記を定め、その表記に従っ
    たUMLモデルから性能評価モデルへの変換規則を決
    め、この変換規則によってUMLモデルから系統的に性
    能評価モデルを作成することを特徴とする性能評価モデ
    ル生成方法。
  4. 【請求項4】シーケンス図の最初のメッセージをカレン
    トメッセージにセットする工程と、シーケンス図のカレ
    ントメッセージに着目する工程と、送信先オブジェクト
    を定義するクラスのタイプおよび属性を調査する工程
    と、送信元オブジェクトを定義するクラスのタイプおよ
    び属性を調査する工程と、送信元オブジェクトおよび送
    信先オブジェクトを定義するクラスのタイプに基づいて
    変換規則を検索する工程と、検索された変換規則に従っ
    てカレントメッセージを性能評価ツールのノードに変換
    し配置する工程と、カレントメッセージの次のメッセー
    ジがあるかどうかを判定する工程と、次のメッセージが
    あればこれをカレントメッセージとして制御を前記カレ
    ントメッセージに着目する工程に戻す工程とを含むこと
    を特徴とする性能評価モデル生成方法。
  5. 【請求項5】前記クラスタイプおよび属性を調査する工
    程が、さらに、オブジェクトに着目する工程と、オブジ
    ェクトを定義するクラスに着目する工程と、オブジェク
    トから対応するクラスを探し該クラスに繋がるリソース
    関連線を探す工程と、リソース関連線が存在するかどう
    かを判定する工程と、リソース関連線が存在すればリソ
    ース関連のあるリソースクラスのタイプおよび属性をク
    ラスのタイプおよび属性として保存する工程と、リソー
    ス関連線が存在しなければ元のクラスのタイプおよび属
    性をクラスのタイプおよび属性として保存する工程とか
    らなる請求項4記載の性能評価モデル生成方法。
  6. 【請求項6】コンピュータを、変換規則を格納する変換
    規則格納部,UMLモデルを入力して解析するUMLモ
    デル解析部,および前記UMLモデル解析部による解析
    結果を前記変換規則格納部に格納された変換規則に従っ
    て変換して性能評価モデルを生成する変換処理部として
    機能させるためのプログラムを記録した記録媒体。
  7. 【請求項7】コンピュータを、利用者からの変換規則を
    入力する変換規則編集部,前記変換規則編集部により入
    力された変換規則を格納する変換規則格納部,UMLモ
    デルを入力して解析するUMLモデル解析部,および前
    記UMLモデル解析部による解析結果を前記変換規則格
    納部に格納された変換規則に従って変換して性能評価モ
    デルを生成する変換処理部として機能させるためのプロ
    グラムを記録した記録媒体。
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