JP2001318595A - 点字変換システム - Google Patents

点字変換システム

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JP2001318595A
JP2001318595A JP2000135062A JP2000135062A JP2001318595A JP 2001318595 A JP2001318595 A JP 2001318595A JP 2000135062 A JP2000135062 A JP 2000135062A JP 2000135062 A JP2000135062 A JP 2000135062A JP 2001318595 A JP2001318595 A JP 2001318595A
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JP
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braille
data
storage unit
conversion system
kana
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JP2000135062A
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Takahisa Yoshida
貴久 吉田
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 点字変換システムにおいて点訳速度の向上
を図る。 【解決手段】 点字に変換すべき文書を格納した文書記
録装置(101)と、前記文書記録手段に記録されてい
る文書データを点字データへ変換するデータ処理装置
(102)と、前記データ処理手段における変換処理に
必要なデータを記憶する記憶装置(103)と、前記デ
ータ処理手段にて変換した点字データを出力するデータ
出力装置(104)とを具える点字変換システムにおい
て、前記記憶装置が所定の語句とその語句に対応する点
字データを対応づけて記憶した語句→点字記憶部(13
1)を具えており、前記文書データに含まれる語句を語
句ごとに点字データに変換するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は点字変換システムに
関するものであり、特に、漢字、ひらがな、カタ仮名、
数字、記号、英単語およびこれらの複合語で作成された
日本語文書や、英語文書を点字に変換するシステムに関
する。
【0002】
【従来の技術】視覚障害者にとって点字は重要な情報伝
達手段であり、従来より、通常の文書を点字文書に変換
する点訳が行われている。近年では、この点訳をコンピ
ュータを利用して行う点字変換システムが開発されてお
り、点訳者の労力削減が試みられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
点字変換システムでは、コンピュータが読み込んだ点訳
すべき文書を構成する文字(語句)を一度すべて読み仮
名に置き換えて、その読み仮名毎に点字に直して出力す
るようにしているため、点訳処理に時間がかかるという
問題がある。
【0004】本発明は、通常の文字から点字への変換効
率を上げることによって、点訳にかかる時間を短縮する
ことのできる点字変換システムを提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の点字変換システムは、点字に変換すべき文
書を格納した文書記録手段と、前記文書記録手段に記録
されている文書データを点字データへ変換するデータ処
理手段と、前記データ処理手段における変換処理に必要
なデータを記憶する記憶手段と、前記データ処理手段に
て変換した点字データを出力するデータ出力手段とを具
える点字変換システムにおいて、前記記憶手段が所定の
語句とその語句に対応する点字データを対応づけて記憶
した語句→点字記憶部を具えており、前記データ処理手
段が前記文書データから語句を抽出し、この抽出した語
句が前記語句→点字記憶部に記憶されている場合は当該
語句ごとに点字データに変換することを特徴とする。
【0006】このように、本発明の点字変換システムで
は、通常使用される一般的な語句について当該語句と、
それに対応する点字データを記憶装置に予め登録してお
き、入力文書に含まれている語句を抽出して、この抽出
した語句について、語句毎に点字データに変換するよう
にしている。したがって、入力文書を構成する各文字を
仮名に変換して点字データを得るようにしている従来の
システムに比して、点字変換処理の速度を早くすること
ができる。
【0007】前記語句→点字記憶部に記憶する語句は、
複数の仮名の組み合わせ、漢字、複数の漢字の組み合わ
せ、または漢字と仮名の組み合わせで構成することがで
きる。
【0008】また、本発明の点字変換システムは、前記
記憶手段が所定の漢字の読みを記憶した読み方記憶部を
具えており、前記データ処理手段が、前記文書データか
ら抽出した語句のうち前記語句→点字記憶部に記憶され
ていない語句について、前記読み方記憶部に記憶されて
いる読みを参照して当該語句の読みを推察して仮名に変
換する手段を具え、この推察した読みに基づいて当該語
句を点字データに変換することを特徴とする。また、本
発明の点字変換システムは、前記記憶手段が、仮名、記
号、数字、またはアルファベットでなる単文字と、それ
ぞれの単文字に対応する点字データを記憶した単文字→
点字記憶部を具え、前記データ処理手段が、前記文書デ
ータを構成する単文字について、前記単文字→点字記憶
部に記憶したデータに基づいて点字データに変換するこ
とを特徴とする。
【0009】このように構成することによって、文書デ
ータを好適に点字データに変換することができる。
【0010】本発明の点字変換システムの好適な実施形
態では、前記記憶手段が、アルファベットに対応する点
字データを記憶したアルファベット→点字記憶部と、数
字に対応する点字データを記憶した数字→点字記憶部
と、所定の記号とこの記号に対応する点字データを記憶
した記号→点字記憶部と、仮名に対応する点字データを
記憶した仮名点字記憶部とを具え、前記データ処理手段
が、前記文書データに含まれるアルファベットを前記ア
ルファベット→点字記憶部に記憶したデータに基づいて
点字データに変換し、前記文書データに含まれる数字を
前記アルファベット→数字記憶部に記憶したデータに基
づいて点字データに変換し、前記文書データに含まれる
記号を前記記号→点字記憶部に記憶したデータに基づい
て点字データに変換し、前記文書データに含まれる仮名
を前記仮名点字記憶部に記憶したデータに基づいて点字
データに変換するようにしている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。図1は、本発明の点字変換システム
にかかる第1実施形態の構成を示す図である。本実施形
態におけるシステムは、点字に変換すべき文書を格納し
た文書記録装置101と、文書を点字へ変換するのに必
要な情報を記憶している記憶装置102と、文書記録装
置101に記録されている文書を点字に変換処理するデ
ータ処理装置103と、前記データ処理装置103で変
換した点字文書を外部へ出力する出力装置104とを具
える。なお、文書記録装置101に記録するは、日本
語、あるいは英語、ドイツ語等のアルファベットを用い
た言語で書かれたもの、またはこれらの組み合わせで書
かれたものであっても良い。データ処理装置103はプ
ログラム制御により動作する。
【0012】文書記憶装置101は、例えばディスク装
置やFD読み取り装置などである。
【0013】記憶装置103は、語句→点字記憶部13
1と、読み方記憶部132と、単文字→点字記憶部13
3を具える。なお、この記憶部131〜133の各構成
を図2に示す。
【0014】語句→点字記憶部131は、漢字、ひらが
な、カタ仮名、英単語、およびこれらの組み合わせで構
成されている所定の語句と、これらの語句に対応する点
字データを語句毎にあらかじめ記憶している。読み方記
憶部132は、各種漢字、および熟語(漢字)と、それ
に対応する読み方をそれぞれ仮名で記憶している。ま
た、単文字→点字記憶部133は、仮名、アルファベッ
ト、数字、記号などの単文字と、これらの単文字に対応
する点字データがあらかじめ記憶されている。
【0015】一方、データ処理装置102は、語句検索
手段121、読み推察手段122、および点字変換手段
123を具える。語句検索手段121は、文書記録装置
101に記録されている文書を読み込んで、この入力文
字列から語句を抽出して、この語句が語句→点字記憶部
131に記憶されているかどうかを検索する。読み推察
手段122は、語句検索手段121において入力文字列
から抽出した語句のうち、語句→点字記憶部121に記
憶されている語句と一致しなかったものについて、読み
方記憶部122に記憶されている漢字や熟語を検索し
て、対応する仮名に変換する。また、点字変換手段12
3は、語句検索手段121で検索して語句→点文字記憶
部131に記憶されていた語句については、語句→点文
字記憶部131に記憶している対応する点字データを用
いて語句毎に点字に変換し、入力文字列を構成するそれ
以外の仮名、アルファベット、数字、記号等の単文字、
および読み推察手段122で読み方を推察した語句の読
み方(仮名)については、単文字→点字記憶部133に
記憶されているデータを参照して点字に変換する。
【0016】出力装置104では、点字変換手段123
で変換した点字データを点字文書として外部に出力す
る。
【0017】次いで、図1及び図2に示す点字変換シス
テムの動作を、図3に示すフローチャートに基づいて説
明する。まず、データ処理装置102では、ディスク装
置などの文書記録装置101に記録されている文書を読
み込んで、この入力文字列を語句検索手段121に供給
し、ここで入力文字列を構成する語句(日本語、または
英語)が記憶装置103の語句→点字記憶部131に記
憶されているか否かを調べる(ステップ201)。
【0018】入力文字列を構成する語句が語句→点字記
憶部131に記憶されている場合(ステップ202、Y
ES)は、この語句を点字変換手段123に供給する。
点字変換手段123では、語句→点字記憶部131に記
憶されている対応関係に基づいて、この語句を対応する
点字データに変換する(ステップ203)。
【0019】一方、入力文字列のうち、語句→点字記憶
部131に記憶されていない文字列は(ステップ20
2、NO)、読み推察手段122へ入力文字列として与
えられる。ここで、この入力文字列を検索して、当該文
字列が、仮名、アルファベット、数字、記号等の単文字
であるか、語句であるかを調べ(ステップ205)、単
文字である場合(ステップ206、NO)、点字変換手
段123にて記憶装置103の単文字→点字記憶部13
3に記憶されている対応関係に基づいて点字データに変
換する(ステップ208)。
【0020】一方、読み推察手段122にて、入力文字
列が語句(語句検索手段121で検索して語句→点字記
憶部131に記憶されていると判断された語句以外の語
句)であると判断された場合(ステップ206、YE
S)、当該語句を構成する文字または熟語について読み
方記憶部132に記憶されている漢字、熟語の読み方を
参照してその読みを仮名に変換する(ステップ20
7)。
【0021】ステップ207で変換された仮名は、点字
変換手段123に送られて、単文字→点字記憶部133
に記憶されている変換データに基づいて点字データに変
換され(ステップ208)、他の変換された点字データ
と共に出力装置104に送られ点字データとして出力さ
れる(ステップ204)。
【0022】図4、図5、図6を参照して第1実施形態
のシステムの動作をより具体的に説明する。図4には、
文字記憶装置101から送られてきた入力文字列を語句
と単文字に分解した状態と、このうちの語句について
の、語句→点字記憶部131における語句と点字との対
応関係を示す。また、図5には、文字記憶装置101か
ら送られてきた入力文字列を語句と単文字に分解し、こ
のうちの単文字についての、単文字→点字記憶部132
における単文字と点字との対応関係を示す図。さらに、
図6は、文字記憶装置101から送られてきた入力文字
列の中の、語句検索手段121において登録された語句
として判別されず、さらに読み推察手段122において
アルファベット、数字、記号等の単文字と判別されなか
った語句が含まれている場合に、この語句を点字に変換
するステップを説明するための図である。
【0023】ここで、文書記録装置101から送られて
きた入力文字列が、例えば“花子の誕生会を開催しま
す。A Birthday Party will be held.”であった場合、
語句検索手段121では図4に示すようにこの入力文字
列を語句と単文字に分解する。ここで、“花子”“誕生
会”、“開催”、“します”、“Birthday”、“Part
y”、 “will”、“be”、“held”は、語句と認識され
る。これらの語句の内、“花子”以外は語句→点字記憶
部131に語句として登録されており、これらの語句に
対応する点字が記憶されている。したがって、これらの
語句は、語句検索手段121にて登録された「語句」で
あると判断され、点字変換手段123において、語句→
点字記憶部131における対応関係に基づいて点字デー
タに変換される。
【0024】一方、図6に示すように、入力文字列のう
ち、語句→点字記憶部131に記憶されていない文字
列、すなわち、“花子”、“の”、“を”、“。”、
“A”“.”は、読み推察手段122へ入力文字列として
与えられる。読み推察手段122では、ここで、この入
力文字列を検索して、当該文字列がアルファベット、数
字、記号、仮名(仮名)等の単文字なのか、それ以外の
語句なのかを調べる。本例の場合、“A”はアルファベ
ット、“。”、および“.”は記号、“の”、“を”は
仮名であり、したがってこれらの入力文字列は単文字で
あると判断され、また“花子”はそれ以外の語句である
と判定される。これらの判別された文字列は、点字変換
手段123に送られて、単文字“の”、
“を”、“。”、“A”“.”については、図5に示すよ
うに、記憶装置103の単文字→点字記憶部133に記
憶されている対応関係に基づいて点字データに変換され
る。
【0025】一方、読み推察手段122にて、語句(た
だし、語句→点字記憶部131に登録されていない)で
あると判断された“花子”の文字列については、図6に
示すように、各文字について読み方記憶部132に記憶
されている漢字、熟語の読みを参照して、その読みを仮
名に変換する。すなわち、ここでは“花子”を“はな
こ”に変換して、点字変換手段123に送り、単文字→
点字記憶部133に記憶されている変換データに基づい
て点字データに変換する。このデータは、他の変換され
た点字データと共に出力装置104に送られて点字デー
タとして出力される。
【0026】このようにして、文書記憶装置101から
読み込んだ、“花子の誕生会を開催します。A Birthday
Party will be held.”の文書が点字文書へと変換さ
れ、出力装置104から出力されて処理が終了する。
【0027】次に、図7〜図11を参照して本発明の第
2の実施形態について説明する。図7は、第2の実施形
態にかかる点字変換システムの構成を示すブロック図で
ある。本システムは、文書記録装置701と、データ処
理装置702と、記憶装置703と出力装置704とを
具える。このうち、文書記録装置701と出力装置70
4とは第1実施形態のものと同様であるので、その説明
は省略する。
【0028】第2実施形態では、データ処理装置702
が語句検索手段711、アルファベット検索手段71
2、数字検索手段713、記号検索手段714、仮名検
索手段715、および読み推察手段716を具える。ま
た、第1実施形態の点字変換手段123の機能が分割さ
れており、語句→点字変換手段721、アルファベット
→点字変換手段722、数字→点字変換手段723、記
号→点字変換手段724および仮名点字変換手段725
を具えている。各変換手段の出力は出力装置704に送
られて、点字文書として外部に出力される。さらに、こ
れらの検索手段711〜715および点字変換手段72
1〜725に対応して、記憶装置703に、語句→点字
記憶部731、アルファベット→点字記憶部732、数
字→点字記憶部733、記号→点字記憶部734、仮名
(単文字)→点字記憶部735が、また、読み推察手段
716に対応して読み方記憶部736が設けられてい
る。
【0029】図8は、図7に示す点字変換システムにお
ける処理の流れを示すフローチャートである。まず、語
句検索手段711にて、文書記録装置701から送られ
てきた入力文書を検索して、この入力文書を構成する入
力文字列を語句と単文字に分解し、このうちの語句が語
句→点字記憶部731に記憶されているか否かを検索す
る(ステップ801)。語句検索手段711にて、入力
文書に語句→点字記憶部731に記憶されている語句が
検索された場合は(ステップ802、YES)、語句→
点字変換手段721にて、語句→点字記憶部731に記
憶されている点字データとの対応関係を参照してこの語
句を点字データに変換して出力装置に送る(ステップ8
03)。
【0030】次いで、残りの文字列について、アルファ
ベット検索手段712にてアルファベットが含まれてい
るかどうかを調べ、含まれている場合は(ステップ80
5、YES)アルファベット→点字変換手段722に
て、アルファベット→点字記憶部732に記憶されてい
るデータを参照してこのアルファベットを点字データに
変換して(ステップ810)出力装置に送る。
【0031】更に、残りの文字列について、数字検索手
段713にて、数字が含まれているかどうかを調べて、
含まれている場合(ステップ806、イエス)は数字→
点字変換手段723にてこの数字を点字データに変換し
て出力装置に送る(ステップ809)。
【0032】更に、記号検索手段714にて残りの文字
列に記号が含まれているかどうかを同様にして調べて、
含まれている場合(ステップ807、YES)は記号→
点字変換手段724にて、記号→点字記憶部734に記
憶されているデータを参照して、この記号を点字データ
に変更して出力装置に送る(ステップ808)。
【0033】更に、仮名検索手段715にて、残った入
力文字列が仮名であるかどうかをしらべ、仮名である場
合(ステップ811、YES)は、仮名点字変換手段7
25にて、仮名点字記憶部735部に記憶されているデ
ータを参照して、この仮名を点字データに変更して出力
装置に送る(ステップ813)。一方、残った文字列が
仮名でない場合には(ステップ811、NO)、読み推
察手段716にて読み方記憶部736に記憶されている
データを参照して、この文字列の読みを仮名に変換し
(ステップ812)、さらに、この仮名を仮名点字変換
手段725にて、仮名点字記憶部735部に記憶されて
いるデータを参照して点字データに変更して出力装置に
送る(ステップ813)。
【0034】出力装置704では、各点字変換手段72
1〜725にて変換した点字データをまとめて、点字文
書として外部に出力する(ステップ804)。
【0035】図9は、記憶装置703における記憶部7
31、732、733、734、735、736の各々
の構成を示す図である。図9に示すように、語句→点字
記憶部731には所定の語句について、対応する点字デ
ータが記憶されている。また、アルファベット→点字記
憶部732にはアルファベット各文字について対応する
点字データが、数字→点字記憶部733には0〜9の各
々について対応する点字データが、記号→点字記憶部7
34には「。」や「()」などの記号について対応する
点字データが、仮名点字記憶部735には各仮名(ひら
がな、カタ仮名)に対応する点字データが、また読み方
記憶部736には漢字、あるいは熟語に対応する点字デ
ータが記憶されている。
【0036】図10および図11を参照して、第2実施
形態の具体例を説明する。入力文字列が、例えば“花子
の誕生会を開催します。A Birthday Party will be hel
d.”であった場合、“誕生会”、“開催”、“します”
の各語句については、語句→点字記憶部731に語句と
して登録されている。したがって、これらの単語は、語
句検索手段711にて「語句」であると判断され、語句
→点字変換手段721において、語句→点字記憶部73
1に記憶されている対応関係に基づいて点字データに変
換される。
【0037】ついで、アルファベット検索手段712に
おいて残った文字列を検索して“Birthday”、“Part
y”、“will”、“be”、“held”をピックアップし、
アルファベット→点字変換手段722において、アルフ
ァベット→点字記憶部732に記憶されている対応関係
に基づいて点字データに変換する。
【0038】更に、数字検索手段713で残った文字列
に数字が含まれていないかどうかを検索する。本例では
含まれていないので、数字→点字変換は行わない。次い
で、記号検索手段714にて、“。”と“.”をピック
アップして記号→点字変換を、仮名検索手段715にて
“の”と“を”をピックアップして仮名点字変換を行
う。
【0039】上記の各変換手順において、語句、アルフ
ァベット、数字、記号、仮名のいずれにも検索されなか
った“花子”については、読み推察手段716にて読み
方記憶部736に記憶されているデータに基づいて読み
方を推察して、“はなこ”に変換し、さらに、仮名点字
変換手段725にてこれを点字データに変換する。
【0040】このようにして入力文書“花子の誕生会を
開催します。A Birthday Party will be held.”を点字
データに変換して、出力装置704に送り、点字文書を
外部へ出力する。
【0041】上述の例では、日本語と英語の変換につい
て説明したが、例えば英語、フランス語などその他のア
ルファベットを使用する言語についても本発明を好適に
使用することができる。また、アルファベット以外の文
字を使用する言語、例えばハングル語、アラビア語など
であっても、単語と、その単語に対応する点字データを
記憶させておき、単語毎に点訳するようにすることによ
って、同様の効果を得ることができる。
【0042】
【発明の効果】上述したとおり、本発明の点字変換シス
テムでは、一般的に使用される語句について、予め点字
データに変換して記憶装置にこれを登録しておき、入力
文字列中にこの登録されている語句が含まれている場合
に、記憶装置に記憶されている語句→点字間の対応関係
に基づいて当該語句を点字データに変換するようにして
いるので、点訳の効率を大幅に改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる点字変換システムの第1実施形
態の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す点字変換システムの記憶装置の内部
構成を示すブロック図である。
【図3】図1に示す点字変換システムの処理の流れを示
すフローチャートである。
【図4】図1に示す点字変換システムにおける変換動作
を具体的に説明するための図である。
【図5】図1に示す点字変換システムにおける変換動作
を具体的に説明するための図である。
【図6】図1に示す点字変換システムにおける変換動作
を具体的に説明するための図である。
【図7】本発明にかかる点字変換システムの第2実施形
態の構成を示すブロック図である。
【図8】図2に示す点字変換システムの処理の流れを示
すフローチャートである。
【図9】図2に示す点字変換システムの記憶装置の内部
構成を示すブロック図である。
【図10】図7に示す点字変換システムにおける変換動
作を具体的に説明するための図である。
【符号の説明】
101、701 文書記録装置 102、702 データ処理装置 103、703 記憶装置 104、704 出力装置 121、711 語句検索手段 122、716 読み推察手段 123 点字変換手段 131、731 語句→点字記憶部 132、736 読み方記憶部 133 単文字→点字記憶部 712 アルファベット検索手段 713 数字検索手段 714 記号検索手段 715 仮名検索手段 721 語句→点字変換手段 722 アルファベット→点字変換手段 723 数字→点字変換手段 724 記号→点字変換手段 725 仮名点字変換手段 732 アルファベット→点字記憶部 733 数字→点字記憶部 734 記号→点字記憶部 735 仮名→点字記憶部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 点字に変換すべき文書を格納した文書記
    録手段と、前記文書記録手段に記録されている文書デー
    タを点字データへ変換するデータ処理手段と、前記デー
    タ処理手段における変換処理に必要なデータを記憶する
    記憶手段と、前記データ処理手段にて変換した点字デー
    タを出力するデータ出力手段とを具える点字変換システ
    ムにおいて、前記記憶手段が所定の語句とその語句に対
    応する点字データを対応づけて記憶した語句→点字記憶
    部を具えており、前記データ処理手段が前記文書データ
    から語句を抽出し、この抽出した語句が前記語句→点字
    記憶部に記憶されている場合は当該語句ごとに点字デー
    タに変換することを特徴とする点字変換システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の点字変換システムにお
    いて、前記記憶手段が所定の文字と、その読みを記憶し
    た読み方記憶部を具えており、データ処理手段が、前記
    文書データから抽出した語句のうち前記語句→点字記憶
    部に記憶されていない語句について、前記読み方記憶部
    に記憶されている読みを参照して当該語句の読みを推察
    して仮名に変換する手段を具え、この推察した読みに基
    づいて当該語句を点字データに変換することを特徴とす
    る点字変換システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の点字変換シス
    テムにおいて、前記記憶手段が、仮名、記号、数字、ま
    たはアルファベットでなる単文字と、それぞれの単文字
    に対応する点字データを記憶した単文字→点字記憶部を
    具え、前記データ処理手段が、前記文書データを構成す
    る単文字について、前記単文字→点字記憶部に記憶した
    データに基づいて点字データに変換することを特徴とす
    る点字変換システム。
  4. 【請求項4】 請求項2または3に記載の点字変換シス
    テムにおいて、前記読み推察手段にて読みを推察して仮
    名に変換した語句について、前記単文字→点字記憶部に
    記憶したデータに基づいて点字データに変換することを
    特徴とする点字変換システム。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の点
    字変換システムにおいて、前記語句→点字記憶部に記憶
    されている語句が、仮名の組み合わせ、漢字、漢字の組
    み合わせ、漢字と仮名の組み合わせ、アルファベットの
    組み合わせであることを特徴とする点字変換システム。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし3のいずれかに記載の点
    字変換システムにおいて、前記記憶手段が、アルファベ
    ットに対応する点字データを記憶したアルファベット→
    点字記憶部と、数字に対応する点字データを記憶した数
    字→点字記憶部と、所定の記号とこの記号に対応する点
    字データを記憶した記号→点字記憶部と、仮名に対応す
    る点字データを記憶した仮名点字記憶部とを具え、前記
    データ処理手段が、前記文書データ中に含まれるアルフ
    ァベットを前記アルファベット→点字記憶部に記憶した
    データに基づいて点字データに変換し、前記文書データ
    中に含まれる数字を前記アルファベット→数字記憶部に
    記憶したデータに基づいて点字データに変換し、前記文
    書データ中に含まれる記号を前記記号→点字記憶部に記
    憶したデータに基づいて点字データに変換し、前記文書
    データ中に含まれる仮名を前記仮名点字記憶部に記憶し
    たデータに基づいて点字データに変換することを特徴と
    する点字変換システム。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の点字変換システムにお
    いて、前記読み推察手段にて読みを推察して仮名に変換
    した語句について、前記単文字→点字記憶部に記憶した
    データに基づいて点字データに変換することを特徴とす
    る点字変換システム。
  8. 【請求項8】 請求項6または7に記載の点字変換シス
    テムにおいて、前記語句→点字記憶部に記憶されている
    語句が、仮名の組み合わせ、漢字、漢字の組み合わせ、
    または漢字と仮名の組み合わせであることを特徴とする
    点字変換システム。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれかに記載の点
    字変換システムにおいて、前記点字に変換する文書が和
    文、漢文、アルファベットを使用する言語、またはこれ
    らの組み合わせであることを特徴とする点字変換システ
    ム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2020149501A1 (ko) * 2019-01-17 2020-07-23 (주)에이티소프트 전자문서의 점자 변환 시스템 및 그 방법
CN113035026A (zh) * 2021-03-10 2021-06-25 之江实验室 一种盲文信息无障碍的视听触感知匹配方法

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