JP2001315831A - 磁石式キャップと磁石蓋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 燃料タンクのキャツプに於いて、開けた後の
保管、管理の簡単な燃料タンクのキャツプを提供する。 【解決手段】 キャツプの部分に磁力を持たせ、それに
応じてキャツプ全体が磁気反応に連れて順応する性質を
利用して管理することで、作業中での油の染みだしを皆
無にする。そして作業時間外での保管では、磁気反応物
板に吸い付かせ保管することで、面倒な動作を要せず、
又、紛失する恐れも解決する。車両での燃料タンクの蓋
に磁力を有させることで、給油所に設けた所定の磁気反
応板に、給油時間帯に於いて蓋を吸い付かせ保管する。
それにより、ボデーを傷つけることを無くし、又、ゴミ
の付着も皆無とするものである。容器保管の整理棚等に
磁気反応棚板を用い、その下裏の空間スペースに容器も
ろとも蓋を吸い付かせ保管する対策で、新たな整理保管
の方法を生み出すものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、燃料タンク並びに容器
全般の蓋を開閉するためのキャップ及び蓋そのものに係
るものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の開閉キャップは、合成樹脂製のも
のが主流であり、磁性は有しておらず引っ掛け穴を施し
てあるものがある。

【０００３】従来の燃料タンクの蓋は、金属製のものや
樹脂製のものがあるが、ツマミの有無に関わらず、何れ
も磁性は有していない。

【０００４】従来の容器蓋は金属性や樹脂製等がある
が、何れも磁性は有していない。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】従来の開閉キャツプで
は、蓋を開けた後に、床、地面、台等の平面状態の上に
置くもので、その場合に蓋に付着した燃料が外部に染み
出し、持ち手を汚したり置いた周囲等を汚す問題があ
る。

【０００６】上述の作業外でのキャップの保管では、引
っ掛けて置く保管作業は困難であり怠った場合に紛失す
る恐れがあり問題である。

【０００７】車両等の燃料タンクの蓋では、蓋を開けた
後、保管場所が一定しておらず、場合によれば車体の上
に乗せて置き、ボデーを傷つけることがあり問題であ
る。

【０００８】従来の容器蓋での容器管理では、重力に従
った管理であるため、管理スペースは重力に適応させた
整理棚での利用であり、このため、棚の下裏面の利用が
できておらず問題である。

【０００９】

【問題を解決するための手段】本発明は上記目的達成の
ため、開閉キャップに磁力を持たせ、その磁力の作用を
利用して蓋を管理するようにする。

【００１０】又、本発明は、蓋そのものに磁力を持たせ
る方法を困ずることで、その磁力作用を利用して蓋を管
理するようにする。

【００１１】

【作用】燃料タンク９の蓋６に磁石式キャツプ１を被
せ、磁石式キャツプ１越しに蓋６を廻して開ける。そし
て、タンク９の胴体７に吸い付かして置き、その間に給
油を終えて磁石式キャツプ１ともに蓋６を閉じる。車両
１６の燃料タンク１７の磁石蓋１０を開け、所定の磁気
反応板２０に磁石蓋１０を吸い付かせて置き、その間に
給油を終え磁石蓋１０を閉じる。整理棚２９の磁気反応
棚板２６の下裏面に磁石蓋２１で蓋を閉じている容器２
５を、磁石蓋２１と、ともに、全体を磁気反応棚板２６
に吸い付かせて保管管理をする。

【００１２】

【実施例】実施例について図面を参照して説明する。１
図は磁石式キャツプ１の正面図で一部断面にしている。
２図はその平面図で一部断面図にしている。磁石式キャ
ップ１を構成する胴筒部４の片端で融合させた、天板部
５の内面側に沿わせて磁石２を埋め込んでいる。その磁
石２の更に内面を内天板部３で覆っている。３図、４図
はその使用状況の正面図であるが、磁石式キャツプ１を
燃料タンク９の蓋６に被せ廻して開ける。次に矢印の指
定した場所の燃料タンク９の胴体７に磁石式キャツプ１
を被せた蓋６ともに吸い付かせる。その間に給油を終え
て磁石式キャツプ１もろとも蓋６を閉じる。

【００１３】５図はツマミ付きの磁石蓋１０の正面図で
一部断面図である。６図はその平面図で一部断面図であ
る。磁石蓋１０を構成する、内部にネジを有した胴筒部
１３の片端に融合させた、天板１４の上部に合体してい
るツマミ１２の芯部に磁石１１を外覆部材１５で包み込
んでいる。７図はその使用状況の正面絵図である。車両
１６の燃料タンク１７のツマミ付き磁石蓋１０を開け、
矢印の所定の位置の磁気反応板２０に磁石蓋１０を吸い
付かせ、その間に給油を終えツマミ付きの磁石蓋１０を
閉じる。

【００１４】８図はツマミなしの磁石蓋２１の正面図で
あり、一部断面図で表してある。磁石蓋２１を構成す
る、内部にネジを有した胴筒部２３の片端で融合させ
た、天板部２４の内面に沿わせ磁石２２を接着保持させ
ている。９図はその使用状況の正面絵図である。磁石蓋
２１で閉じた容器２５もろともに整理棚２９の磁気反応
棚板２６の下裏面に吸い付かせた状態で保管継続してい
るものである。

【００１５】

【発明の効果】本発明は以上のように発案構成されてい
るので、下記に記載の効果を奏する。

【００１６】磁石式キャツプでは、給油中に燃料タンク
に吸い付かせ固定させているために蓋に付着している油
の滴が染みだすことがないため、他を汚すことがない効
果を奏し、又、作業で持ち手を汚すこともない効果を奏
する。

【００１７】磁石式キャツプは作業中に燃料タンク以外
でも、磁気反応物体に吸い付かして置くことができるた
め、上述の効果を合わせて奏する。

【００１８】磁石式キャツプは作業中時間外での保管管
理に於いては、引っ掛ける等の面倒な動作を要すること
なく、磁気反応物に吸い付かせて保管できるため、保管
忘れの危険がない効果を奏する。

【００１９】磁石蓋を車両に利用する場合、給油時間
帯、開けた蓋の保管場所が従来では定まっておらず、そ
のため、車両のボデーの上に置いたりしていることであ
った。その場合、ボデーに傷がつく恐れもあり、又、地
面等保管場所によってはゴミが付着する恐れもあり、ツ
マミ付きは特にころがりやすく、上述の危険が増すもの
である。それらの問題に対し、磁石蓋である場合、所定
の磁気反応板に吸い付かせ保管することで上述の問題を
全て解決できる効果を奏するものである。

【００２０】従来の容器保管では、重力に従う保管を必
須条件とした管理態勢となった整理棚になっており、容
器の大小に合わせて棚の上下スペースが一定外に変更で
きない構造のものが主流である。その場合、従来のよう
に棚に並べた容器の上にできた空間に、容器を保管する
ことは不可能であった。その要求の場合、磁石蓋で閉じ
ている容器もろともに磁気反応棚板に吸い付かせて保管
することで、その整理棚の無駄な空間へ保管できる効果
を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

【１図】磁石式キャツプの正面図である。一部断面で表
してある。

【２図】１図の平面図であり、一部断面で表してある。

【３図】磁石式キャツプの使用状況の正面図である。

【４図】３図の連続した正面図である。

【５図】ツマミ付き磁石蓋の正面図である、一部断面で
表してある。

【６図】５図の平面図であり、一部断面で表してある。

【７図】ツマミ付き磁石蓋の使用状況の正面絵図であ
る。

【８図】ツマミなしの磁石蓋の正面図である。一部断面
で表してある。

【９図】ツマミなしの磁石蓋の使用状況の正面図の部分
図である。他は省略している。

【符号の説明】

１ 磁石式キャップ ２ 磁石式キャツプ用磁石 ３ 内天板部 ４ 胴筒部 ５ 天板部 ６ 燃料タンク蓋 ７ タンク胴体 ８ タンク開口部 ９ 燃料タンク １０ ツマミ付きの磁石蓋 １１ ツマミ用磁石 １２ ツマミ １３ ツマミ付き磁石蓋胴筒部 １４ 同 天板部 １５ ツマミ外覆部材 １６ 車両 １７ 車両燃料タンク １８ 給油装置 １９ 建物柱 ２０ 磁気反応板 ２１ ツマミなしの磁石蓋 ２２ 同 用磁石 ２３ 同 胴筒部 ２４ 同 ２５ 同 用容器 ２６ 磁気反応棚板 ２７ 従来保管容器 ２８ 従来整理棚 ２９ 整理棚庫

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 灯油タンク蓋等を開閉するための磁石キ
   ャップ１を構成する胴筒部４の片端で天板部５を融合さ
   せている。その天板部５の内面側に磁石２を沿わせ、更
   に磁石２の内面側を内天板部３で覆っている。このよう
   に、蓋の開閉のための磁石式キャップ１の天板部５に磁
   石２の磁力を貫通させることで、磁石式キャップ１の全
   体が磁力に連れて反応する性質を持つことを有させた磁
   石式キャップと磁石蓋。
2. 【請求項２】 磁石蓋１０を構成する、内部にネジを有
   した胴筒部１３の片端で融合させた天板部１４の外部で
   ツマミ１２を突起させている。そのツマミ１２を構成す
   る外覆部材１５の内芯部を磁石１１で構成している。こ
   のように、磁石蓋１０のツマミ１２の芯部に包み込んだ
   磁石１１の磁力を、ツマミ１２の外覆部材１５を貫通さ
   せることで、磁石蓋１０の全体が磁力に連れて反応する
   性質を持つことを有させた請求項１の磁石式キャップと
   磁石蓋。
3. 【請求項３】 磁石蓋２１を構成する、内部にネジを有
   した胴筒部２３の片端で融合させた、天板部２４の内面
   側に磁石２２を沿わせた状態で接着保持させている。こ
   のように、ツマミを有していない磁石蓋２１の天板部２
   ４を磁石２２の磁力が貫通することで、磁石蓋２１の全
   体が磁力に連れて反応する性質を持つことを有させた請
   求項１、２の磁石式キャップと磁石蓋。