JP2001315695A - 飛行船回収方法およびシステム - Google Patents

飛行船回収方法およびシステム

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Abstract

(57)【要約】 【課題】降下点側の設備を小規模にする。降下点として
確保すべき面積が狭くてすむようにする。 【解決手段】浮力よりも自重が僅かに大きな状態で降下
する飛行船1から係留用ロープ2を吊下げ、係留用ロー
プ2の下端を降下点に固定した後、飛行船1に自重を超
えるように浮力を追加する浮力体5を係留用ロープ2に
沿って飛行船1まで上昇させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、降下する比較的
大型の無人の飛行船を捕捉係留する飛行船回収に係る技
術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】 一般に、無人の飛行船では、制御の困
難性等から、捕捉係留のための複雑な機構を設備するこ
とが不可能である。従って、地上等の降下点側に捕捉係
留のための複雑な機構を設備することが必要になる。ま
た、比較的大型の飛行船では、衝突,墜落等を防止する
ために、浮力よりも自重が僅かに大きな状態で、飛行動
力を止めた慣性力または飛行動力を微小にした推進力に
よってゆっくりと斜め下方に降下する。従って、降下バ
ランスを崩さないように飛行船を捕捉する必要がある。
【0003】従来、前述の背景の下に提供された飛行船
回収技術としては、例えば、特許3005861号公報
に記載のものが知られている。
【0004】この従来の飛行船回収技術は、浮力よりも
自重が僅かに大きな状態で降下する飛行船の降下方向へ
捕捉係留のための複雑な機構を設備した捕捉装置を移動
させ、捕捉装置を移動させながら飛行船を捕捉してその
まま係留点まで移動を継続する構成からなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 前述の従来の飛行船
回収技術では、降下点となる捕捉装置が移動するため、
降下点側の設備が大規模化するととともに、降下点とし
て広い面積を確保しなければならないという問題点があ
る。
【0006】本発明は、このような問題点を考慮してな
されたもので、降下点側の設備が小規模で降下点として
確保すべき面積が狭くてすむ飛行船回収方法と、この飛
行船回収方法を実施するのに好適な飛行船回収システム
とを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】 前述の課題を解決する
ため、本発明に係る飛行船回収方法は、次のような手段
を採用する。
【0008】即ち、請求項1に記載のように、浮力より
も自重が僅かに大きな状態で降下する飛行船から係留用
ロープを吊下げ、係留用ロープの下端を降下点に固定し
た後、飛行船に自重を超えるように浮力を追加する浮力
体を係留用ロープに沿って飛行船まで上昇させる。
【0009】この手段では、降下点として浮力体を待機
させ係留用ロープの下端を固定するだけの設備の規模と
面積とが必要となる。
【0010】さらに、前述の課題を解決するため、本発
明に係る飛行船回収システムは、次のような手段を採用
する。
【0011】即ち、請求項2に記載のように、飛行船に
設備され浮力よりも自重が僅かに大きな状態で降下する
際に吊下げられる係留用ロープと、降下点に設備され係
留用ロープの下端を固定する固定装置と、降下点に設備
され係留用ロープに沿って飛行船まで上昇し飛行船に自
重を超えるように浮力を追加する浮力体とからなる。
【0012】この手段では、係留用ロープの下端を固定
するための固定手段が降下点に設備される。
【0013】また、請求項3に記載のように、請求項2
の飛行船回収システムにおいて、係留用ロープの下端と
固定装置とには、ワンタッチで連結が可能なカプラが取
付けられていることを特徴とする。
【0014】この手段では、係留用ロープの下端と固定
装置とがカプラで連結される。
【0015】また、請求項4に記載のように、請求項3
の飛行船回収システムにおいて、固定装置のカプラは、
降下点に固定設置されたウインチに捲回された回収用ロ
ープの先端に取付けられていることを特徴とする。
【0016】この手段では、ウインチによる回収用ロー
プ,係留用ロープの巻取りで飛行船が降下される。
【0017】また、請求項5に記載のように、請求項2
〜4のいずれかの飛行船回収システムにおいて、浮力体
は、係留用ロープにスライド可能に嵌装されたガイドに
接続用ロープを介して接続され上昇して飛行船に対して
非接触状態となる単数または複数の気球からなることを
特徴とする。
【0018】この手段では、浮遊体が飛行船に対して非
接触状態で浮力を付与する。
【0019】また、請求項6に記載のように、請求項2
〜4のいずれかの飛行船回収システムにおいて、浮力体
は、係留用ロープにスライド可能に嵌装されたガイドに
接続用ロープを介して接続され上昇して飛行船の胴体に
接触する単数または複数の気球からなることを特徴とす
る。
【0020】この手段では、浮遊体が飛行船の胴体に接
触して浮力を付与する。
【0021】また、請求項7に記載のように、請求項6
の飛行船回収システムにおいて、浮力体には、上昇位置
から降下点まで垂下がる位置調整用ロープが吊下げられ
ていることを特徴とする。
【0022】この手段では、位置調整用ロープにより浮
遊体の飛行船の胴体への接触位置が調整される。
【0023】また、請求項8に記載のように、請求項2
〜4のいずれかの飛行船回収システムにおいて、浮力体
は、係留用ロープにスライド可能に嵌装されたリング形
の気球からなることを特徴とする。
【0024】この手段では、浮力体が直接に係留用ロー
プに沿って上昇する。
【0025】また、請求項9に記載のように、係留用ロ
ープは、降下専用として降下まで飛行船に格納されてい
ることを特徴とする。
【0026】この手段では、係留用ロープが飛行船の打
上げ(上昇)用としては使用されず降下まで飛行船に格
納される。
【0027】
【発明の実施の形態】 以下、本発明に係る飛行船回収
方法およびシステムの実施の形態を図面に基づいて説明
する。
【0028】図1〜図5は、本発明に係る飛行船回収方
法およびシステムの実施の形態(1)を示すものであ
る。
【0029】まず、本発明に係る飛行船回収システムの
実施の形態の構成を説明する。
【0030】この実施の形態で回収対象となる飛行船1
は、成層圏まで上昇して停留するのに必要な制御が地上
から行われる無人のものからなるもので、その大きさは
長さ200m程度,最大直径50m程度である。
【0031】飛行船1には、係留用ロープ2が設備され
る。
【0032】係留用ロープ2は、図2に詳細に示される
ように、飛行船1の本体部1aの先端部に設けられた半
球形の開閉可能な格納部1bに捲回収納されてなるもの
で、飛行船の打上げ(上昇)用としては使用されず、降
下まで飛行船1に格納され降下点からの指示による格納
部1bの開放に伴って空中に放出され捲回を解きながら
吊下がる。従って、飛行船1の飛行中の空気抵抗を減少
させることができ、飛行船1の動力消費を低減すること
ができる。なお、飛行船の打上げ用として使用するロー
プについては、例えば、飛行船1の他の箇所に着脱可能
に吊持ちしておき、打上げ後に離脱落下させるようにす
る。係留用ロープ2と打上げ用ロープとを別個にする
と、打上げ後に打上げ用ロープを巻上げて係留用ロープ
2として格納する場合に比して、係留用ロープ2の格納
構造を簡素化することができる。
【0033】この係留用ロープ2は、上端が本体部1a
に固定され下端にカプラ3が取付けられている。カプラ
3は、後述の固定装置4側とワンタッチで連結できる係
合構造等を備えるとともに、空気(風)の抵抗に抗して
係留用ロープ2を下方へ吊下げ案内する少しの重量を備
えている。なお、この係留用ロープ2については、飛行
船1の衝突,墜落等の回避のために約200m以上が確
保される場合もある。
【0034】降下点には、固定装置4,浮力体5が設備
される。
【0035】固定装置4は、図3に詳細に示されるよう
に、降下点に固定設置されたウインチ4aと、ウインチ
4aに捲回された回収用ロープ4bと、降下点に固定設
置され回収用ロープ4bをウインチ4aから引出し案内
する滑車付きの支持アーム4cと、回収用ロープ4bの
先端に取付けられたカプラ4dとを備えている。カプラ
4dは、係留用ロープ2の下端に取付けられた前述のカ
プラ3に連結可能である。
【0036】浮力体5は、図3に詳細に示されるよう
に、ヘリウムガス等が充満された球形の気球からなるも
ので、直径約14〜18m程度の大きさに形成されて、
浮力よりも自重が僅かに大きな状態で降下する飛行船1
に自重を超えるように浮力を追加する浮力が確保されて
いる。この浮力体5は、固定装置4の回収用ロープ4b
(係留用ロープ2)にスライド可能に嵌装されたリング
形のガイド6に接続用ロープ7を介して接続されてい
る。また、この浮力体5は、係留用ロープ2(カプラ
3)の回収用ロープ4b(カプラ4d)への連結前に
は、接続用ロープ7が図示しないフック等で降下点に固
定され、浮力体5を地上付近に固定している。なお、ガ
イド6は、図4に示すように、両カプラ3,4bをもス
ライド可能な径に形成されている。
【0037】次に、本発明に係る飛行船回収システムの
実施の形態の操作,動作の説明に基づいて、本発明に係
る飛行船回収方法の実施の形態を説明する。
【0038】浮力よりも自重が僅かに大きな状態で降下
する飛行船1は、降下点の手前の200mよりも高い高
度で係留用ロープ2を吊下げる。そして、そのまま降下
点に斜め方向から侵入する。
【0039】降下点では、少なくとも1人の要員Mが待
機し、係留用ロープ2の下端に取付けられて近づいてく
るカプラ3に固定装置4のカプラ4dを連結する。この
カプラ3,4bの連結については、ワンタッチで行うこ
とができるため、迅速,確実に実行可能である。
【0040】慣性力等により降下点を通過しようとする
飛行船1には、固定装置4に固定された係留用ロープ2
の引張力が作用する。従って、飛行船1の前進動作が制
動される。
【0041】このとき、浮力体5の降下点への固定を解
除し、浮力体5(ガイド6)を固定装置4の回収用ロー
プ4bに沿って上昇させカプラ3,4dを超えてさらに
係留用ロープ2に沿って上昇させる(図5参照)。
【0042】上昇した浮力体5は、飛行船1に接触する
ことなく浮力を追加して、飛行船1を自重よりも浮力が
僅かに大きな状態として墜落を阻止する。なお、浮力体
5による浮力の追加は、初期段階で飛行船1の慣性力等
による降下動作の制動にも寄与し、最終段階で降下点に
おける安定した係留を維持する。浮力体5が飛行船1に
非接触状態であることは、飛行船1の姿勢を変化させる
ことなく有効に浮力を追加することができる。
【0043】なお、この後、風の状態等を考慮して、固
定装置4のウインチ4aで回収用ロープ4b,係留用ロ
ープ2を巻取り、飛行船1を降下させて格納庫等へ格納
することができる。この格納作業においても、飛行船1
の安定した係留姿勢が保持される。
【0044】以上のように、この実施の形態によると、
降下点に固定装置4,浮力体5(ガイド6,接続用ロー
プ7)を設備するのみであるため、降下点側の設備が小
規模となるとともに、降下点として確保すべき面積が狭
くてすむ。なお、降下点として広い面積が確保されるな
らば、前述の従来例のように降下点の設備(固定装置
4,浮力体5,ガイド6,接続用ロープ7)を車両,船
舶等に搭載することも可能である。
【0045】図6,図7は、本発明に係る飛行船回収方
法およびシステムの実施の形態(2)を示すものであ
る。
【0046】この実施の形態では、1本の係留用ロープ
2に沿って飛行船1の左右両側に2個の浮力体5を上昇
させる構成としてある。なお、浮力体5は、共通のガイ
ド6に同長の接続用ロープ7を介して接続されている。
【0047】また、この実施の形態では、飛行船1の本
体部1aの後部側にも、飛行船1に浮力を追加する構成
を採用している。
【0048】この実施の形態によると、1個の浮力体5
を小型化することができるため、降下点での浮力体5の
取扱いが容易になる。また、飛行船1の先端部側と後部
側とに浮力が追加されるため、水平に安定した係留姿勢
を得ることができる。
【0049】図8,図9は、本発明に係る飛行船回収方
法およびシステムの実施の形態(3)を示すものであ
る。
【0050】この実施の形態では、飛行船1の本体部1
aの後部側の浮力を追加する構成の浮力体5を飛行船1
の胴体に接触する楕円球形とし、2本の係留用ロープ2
に沿って上昇するようにしてある。また、この浮力体5
には、降下点まで垂下がる位置調整用ロープ8が吊下げ
られている。浮力体5を楕円球形とした目的は、空気抵
抗を減少させるためである。
【0051】この実施の形態によると、飛行船1の胴体
に接触する浮力体5を位置調整用ロープ8で微妙に位置
調整して、飛行船1の姿勢を積極的に変化させることも
できる。また、位置調整用ロープ8は、上昇中の浮力体
5の姿勢の調整を行うこともできる。楕円球形の浮力体
5は、空気抵抗の減少に寄与する。
【0052】図10は、本発明に係る飛行船回収方法お
よびシステムの実施の形態(4)を示すものである。
【0053】この実施の形態では、飛行船1の本体部1
aの先端部側の固定装置4を旋回機構を備えたタワー形
とし後部側の固定装置4を移動可能にしてある。
【0054】この実施の形態によると、風の向きに対応
して飛行船1の向きを可変し、飛行船1の安定した係留
姿勢を維持することができる。
【0055】図11は、本発明に係る飛行船回収方法お
よびシステムの実施の形態(5)を示すものである。
【0056】この実施の形態では、浮力体5を係留用ロ
ープ2にスライド可能に嵌装されたリング形の気球とし
てある。
【0057】この実施の形態によると、浮力体5に接続
されるガイド6,接続用ロープ7を省略して降下点の設
備をより小規模化することができる。
【0058】以上、図示した実施の形態の外に、浮力体
5の形状,個数のついては適宜選択が可能である。
【0059】
【発明の効果】 以上のように、本発明に係る飛行船回
収方法およびシステムは、降下点として浮力体を待機さ
せ係留用ロープの下端を固定するだけの設備の規模と面
積とが必要となるため、降下点側の設備が小規模となる
とともに、降下点として確保すべき面積が狭くてすむ効
果がある。
【0060】さらに、請求項3として、ワンタッチで連
結を可能なカプラにより降下点の固定装置に係留用ロー
プを固定するため、固定装置に係留用ロープを迅速,確
実に固定することができる効果がある。
【0061】さらに、請求項4として、ウインチによる
回収用ロープ,係留用ロープの巻取りで飛行船を降下さ
せることができるため、飛行船の格納庫への格納等に有
効となる効果がある。
【0062】さらに、請求項5として、浮遊体が飛行船
に対して非接触状態で浮力を付与するため、飛行船の姿
勢を変化させることなく有効に浮力を追加することがで
きる効果がある。
【0063】さらに、請求項6として、浮遊体が飛行船
の胴体に接触して浮力を付与するため、飛行船の姿勢を
積極的に可変することができる効果がある。
【0064】さらに、請求項7として、位置調整用ロー
プにより浮遊体の飛行船の胴体への接触位置が調整され
るため、飛行船の姿勢を微妙に可変することができる効
果がある。
【0065】さらに、請求項8として、浮力体が直接に
係留用ロープに沿って上昇するため、浮力体の付属部品
を省略して降下点の設備をより小規模化することができ
る効果がある。
【0066】さらに、請求項9として、係留用ロープが
飛行船の打上げ用としては使用されず降下まで飛行船に
格納されるため、飛行船の飛行中の空気抵抗を減少さ
せ、飛行船の動力消費を低減することができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る飛行船回収方法およびシステム
の実施の形態(1)を示す捕捉係留工程の側面図であ
る。
【図2】 図1の要部の拡大断面図である。
【図3】 図1の他の要部の拡大図である。
【図4】 図3の要部の拡大断面図である。
【図5】 図1の他の要部の拡大図である。
【図6】 本発明に係る飛行船回収方法およびシステム
の実施の形態(2)を示す捕捉係留状態の側面図であ
る。
【図7】 図6の正面図である。
【図8】 本発明に係る飛行船回収方法およびシステム
の実施の形態(3)を示す捕捉係留状態の側面図であ
る。
【図9】 図8の正面図である。
【図10】 本発明に係る飛行船回収方法およびシステ
ムの実施の形態(4)を示す捕捉係留状態の側面図であ
る。
【図11】 本発明に係る飛行船回収方法およびシステ
ムの実施の形態(5)を示す捕捉係留状態の側面図であ
る。
【符号の説明】
1 飛行船 2 係留用ロープ 3 カプラ 4 固定装置 4a ウインチ 4b 回収用ロープ 4d カプラ 5 浮力体 6 ガイド 7 接続用ロープ 8 位置調整用ロープ M 要員
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉本 潤一 千葉県野田市二ツ塚118番地 川崎重工業 株式会社野田工場内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浮力よりも自重が僅かに大きな状態で降
    下する飛行船から係留用ロープを吊下げ、係留用ロープ
    の下端を降下点に固定した後、飛行船に自重を超えるよ
    うに浮力を追加する浮力体を係留用ロープに沿って飛行
    船まで上昇させる飛行船回収方法。
  2. 【請求項2】 飛行船に設備され浮力よりも自重が僅か
    に大きな状態で降下する際に吊下げられる係留用ロープ
    と、降下点に設備され係留用ロープの下端を固定する固
    定装置と、降下点に設備され係留用ロープに沿って飛行
    船まで上昇し飛行船に自重を超えるように浮力を追加す
    る浮力体とからなる飛行船回収システム。
  3. 【請求項3】 請求項2の飛行船回収システムにおい
    て、係留用ロープの下端と固定装置とには、ワンタッチ
    で連結が可能なカプラが取付けられていることを特徴と
    する飛行船回収システム。
  4. 【請求項4】 請求項3の飛行船回収システムにおい
    て、固定装置のカプラは、降下点に固定設置されたウイ
    ンチに捲回された回収用ロープの先端に取付けられてい
    ることを特徴とする飛行船回収システム。
  5. 【請求項5】 請求項2〜4のいずれかの飛行船回収シ
    ステムにおいて、浮力体は、係留用ロープにスライド可
    能に嵌装されたガイドに接続用ロープを介して接続され
    上昇して飛行船に対して非接触状態となる単数または複
    数の気球からなることを特徴とする飛行船回収システ
    ム。
  6. 【請求項6】 請求項2〜4のいずれかの飛行船回収シ
    ステムにおいて、浮力体は、係留用ロープにスライド可
    能に嵌装されたガイドに接続用ロープを介して接続され
    上昇して飛行船の胴体に接触する単数または複数の気球
    からなることを特徴とする飛行船回収システム。
  7. 【請求項7】 請求項6の飛行船回収システムにおい
    て、浮力体には、上昇位置から降下点まで垂下がる位置
    調整用ロープが吊下げられていることを特徴とする飛行
    船回収システム。
  8. 【請求項8】 請求項2〜4のいずれかの飛行船回収シ
    ステムにおいて、浮力体は、係留用ロープにスライド可
    能に嵌装されたリング形の気球からなることを特徴とす
    る飛行船回収システム。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかの飛行船回収シ
    ステムにおいて、係留用ロープは、降下専用として降下
    まで飛行船に格納されていることを特徴とする飛行船回
    収システム。
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