JP2001314393A - 生体外径変位測定センサー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、生体の外径寸法の変化をリアル
タイムに正確に測定することができ、筋肉の活動および
むくみなどによる生体の変化を、定量的に把握する事が
出来る。 【構成】 ひずみゲージを貼り付けた凹型形状の起歪体
（１）と金属ワイヤー（２）とスプリング（３）により
構成されたものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、生体の足、腕、
胸部などの外径寸法の変位を測定するセンサーに関する
もので、人間工学および医学の分野で、筋肉の収縮およ
びむくみなどによる、各人固有の外径寸法の変化を定量
的に測定することに役立つものである。

【０００２】

【従来の技術】従来は筋電極を、人体に貼り付け筋電位
を測定することによって、筋活動を測定していた。しか
し、筋電極の貼り付け位置によって測定値が異なり、再
現性が悪く定量的に測定することが困難であった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、その欠点を
なくすために、筋活動の収縮による外径寸法の変化を測
定することを課題とし、解決した。

【０００４】

【課題を解決するための手段】いま、その構成を説明す
ると、 （イ）ひずみゲージを貼り付けた凹型形状の起歪体
（１）である。 （ロ）上記起歪体（１）を測定部位に固定するための金
属ワイヤー（２）である。 （ハ）測定部位の変化に応じて、伸縮するスプリング
（３）である。 以上のような構成である。

【０００５】

【作用】次に本発明の作用を述べると、凹型形状の起歪
体（１）と金属ワイヤー（２）とスプリング（３）をつ
なぎ合わせ、測定対象部位に固定する。筋肉の収縮や血
液の鬱血によるむくみにより、外径寸法が大きくなった
とき、スプリングが伸び、その伸びに応じて凹型形状の
起歪体に引っ張り荷重ｆが発生する。スプリングの変位
ｘは、一般にバネ定数をｋとすると、ｆ＝ｋｘ で算出
できる。凹型形状の起歪体への引っ張り荷重ｆは、フッ
クの法則（応力＝縦弾性係数×ひずみ）により算出でき
る。

【０００６】

【発明の実施の形態】凹型形状の起歪体を金属ワイヤー
とスプリングにより生体に固定し、測定部位の変位を計
測するので、測定部位の変位を、応答速度が速く、正確
に微小な変化でも測定することが出来る。

【０００７】

【発明の効果】本発明は以上のような構成だから、非常
にシンプルで軽く、応答性が早く正確に、生体の外径変
位を計測することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の斜視図

【符号の説明】

（１）ひずみゲージを貼り付けた凹型形状の起歪体 （２）金属ワイヤー （３）スプリング

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】（イ）ひずみゲージを貼り付けた凹型形状
   の起歪体（１）である。 （ロ）上記起歪体（１）を測定部位に固定するための金
   属ワイヤー（２）である。 （ハ）測定部位の変化に応じて、伸縮するスプリング
   （３）である。 以上の如く構成された、生体外径変位測定センサーであ
   る。