JP2001314285A - 空気袋用の空気栓 - Google Patents
空気袋用の空気栓Info
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Abstract
ず、空気が通る穴の目詰まりも生じさせないようにする
ことのできる空気栓10を、簡単な構成によって提供す
ること。 【解決手段】軟質な合成樹脂シート21によって空気室
22を有する袋状に形成される浮き輪、枕、あるいはベ
ッド等の空気袋内に空気を注入するために使用される空
気栓10であって、空気穴12を閉じる栓体13を一体
的に有した可撓性支持部11aを備えて、合成樹脂シー
ト21の表面に溶着される取付基部11と、この取付基
部11の裏面に一体化されて、前記空気穴からの空気の
前記空気袋内への出入を可能にする多数の通気孔を有し
た収納部14と、この収納部14の側壁の一部を内方へ
突出させることにより形成した係止部16と、この係止
部16より内側の収納部14内に収納されるスポンジ体
17とを備えたこと。
Description
ートによって形成された浮き輪等の空気袋内に空気を注
入するための空気栓に関するものである。
浮きマットや、浮き輪、空気枕等といったものに形成さ
れるものであり、図2にも示すように、合成樹脂シート
21によって空気室22を構成して使用されるものであ
る。勿論、この空気袋20に対しては、本発明が対象と
している空気栓が使用され、この空気栓から空気室22
内に空気を注入し、使用後にあっては、この空気栓から
空気を抜いてその縮小化が図られる便利なものである。
は、その空気室22内に鈴を入れて動かしたときに生ず
る音を楽しんだり、合成樹脂シート21を透明あるいは
半透明として、空気室22内に種々な着色を施したビー
ズ等を入れて、デザイン的にも優れたものとすることが
なされてきている。このようなビーズ等を空気室22内
に入れた場合、空気栓から空気を抜くときに、このビー
ズ等が空気と一緒に出てきてしまうおそれがあるが、そ
れを解消しようとする目的で、例えば、登録実用新案第
3017848号公報にて「風船状おもちゃ」が提案さ
れている。
にて提案されている「風船状おもちゃ」は、図4に示し
たような構成を有するものであり、空気室22の中に入
れた「粒状体」が内部「キャップ」の「通気孔」から外
に出ないようにするものであり、これはこれでその目的
を達成することが十分できるものである。
20では、次のようなことに対応できなくなってきてい
る。つまり、近年に至って、例えば透明な合成樹脂シー
ト21によって形成した空気室22内に非常に小さいラ
メ体23を入れて、このラメ体23が七色で輝くことに
より、空気袋20全体の意匠的美しさを増大させること
がなされてきているが、図4に示したような通気孔から
簡単に外に飛び出してしまうだけでなく、この通気孔を
目詰まりさせてしまうこともあったのである。
の平板状のもので、「雲母」のように見る方向によって
反射する光の波長が異なるものである。つまり、このラ
メ体23を透明な合成樹脂シート21によって形成した
空気袋20内にたくさん入れたとき、当該空気袋20が
太陽光によって七色に輝くといった効果を発揮するもの
であるが、このラメ体23が外に出てしまえば、このよ
うな効果が薄れてしまうのである。
メ体23が空気袋20の外に飛び出したり、通気孔の目
詰まりを発生させたりしないようにするにはどうしたら
よいか、について種々検討を重ねてきた結果、本発明を
完成したのである。
気袋20における上記問題に鑑みてなされたもので、そ
の解決しようとする課題は、小さなラメ体23が空気袋
20外に飛び出さず、空気が通る穴の目詰まりも生じさ
せないようにすることのできる空気栓10を、簡単な構
成によって提供することにある。
めに、本発明の採った手段は、後述する実施の形態の説
明中において使用する符号を付して説明すると、「軟質
な合成樹脂シート21によって空気室22を有する袋状
に形成される浮き輪、枕、あるいはベッド等の空気袋2
0内に空気を注入するために使用される空気栓10であ
って、空気穴12を閉じる栓体13を一体的に有した可
撓性支持部11aを備えて、合成樹脂シート21の表面
に溶着される取付基部11と、この取付基部11の裏面
に一体化されて、前記空気穴からの空気の前記空気袋内
への出入を可能にする多数の通気孔を有した収納部14
と、この収納部14の側壁の一部を内方へ突出させるこ
とにより形成した係止部16と、この係止部16より内
側の収納部14内に収納されるスポンジ体17とを備え
たことを特徴とする空気栓10」である。
本的には、従来技術である図4に示した空気栓と同様で
あるが、根本的に異なる点は、図4に示したキャップを
収納部14として、この収納部14内にスポンジ体17
を収納したことである。このスポンジ体17は、三次元
網目構造の通気路を有しているものであり、この通気路
は、空気袋20内に入れたラメ体23を通さない小さな
穴となっている。また、このスポンジ体17は、非常に
柔軟なものであって、図3に示すように、栓体13を空
気袋20側に押し込んだとき、空気穴12を構成してい
る下端部の押圧力によって小さくされるものである。
ンジ体17が当該空気栓10内に存在することによっ
て、図2に示すように、空気穴12から空気袋20内へ
の空気の注入が行えることは当然として、当該空気袋2
0の空気室22内の空気を抜くときには、内に入れてあ
って収納部14の通気孔15から外に出ようとするラメ
体23が、その図示下面にて漉し取られることになるの
である。これにより、空気袋20のの空気室22内に入
れてある光輝く小さなラメ体23は、空気袋20内に閉
じこめられたままとされるのである。
している収納部14に設けた係止部16によって、その
図2に示した位置に保持されている。このため、当該ス
ポンジ体17の下面が通気孔15を有する収納部14の
下面に常に当接していて、前述したラメ体23の漉し取
り作用を確実に行うようにしている。また、空気穴12
を押し込んだときに、図3に示すように、このスポンジ
体17が常に上面にて押し潰されることになり、空気穴
12が外されたときのスポンジ体17の復元を確実に行
えるようにしているのである。
23が空気袋20外に飛び出さず、空気が通る穴の目詰
まりも生じさせないようにすることができて、空気袋2
0の空気室22内に入れたラメ体23の消失が確実に防
止されるのである。
明を、図面に示した実施の形態である空気栓10につい
て説明すると、図1には、当該空気栓10が採用される
マット状の空気袋20が示してある。この空気袋20
は、透明あるいは半透明の合成樹脂シート21によっ
て、空気栓10から空気が注入されることになる空気室
22を有しているものであり、この空気室22内には、
図2に示したように、反射光が見る方向によって七色に
変化する多数の小さなラメ体23が入れてある。
合成樹脂シート21の一部に溶着されるものであり、こ
の可撓性支持部11aの上端側に一体成形した空気穴1
2と、この空気穴12に連結部12aを介して連結した
栓体13とを備えているものである。栓体13は、図3
に示したように、空気穴12内に挿入されることにより
空気穴12を閉じるものであり、これらの空気穴12及
び栓体13は、可撓性支持部11aによって取付基部1
1側に連結されたまま、後述する収納部14内に押し込
まれ、合成樹脂シート21の表面から突出しないように
なされるものである。
れている取付基部11の裏面には、図2及び図3に示し
たように、収納部14がその取付部14aにて一体化し
てある。この収納部14は、栓体13を挿入した空気穴
12と、後述するスポンジ体17とを収納できる程度の
収納空間を有するもので、その底壁には空気を通すため
の通気孔15が複数形成してある。また、この収納部1
4の側壁には、当該収納部14を型成形する際に同時に
成形するか、あるいは筒状に成形した収納部14に後に
押し込み熱加工される係止部16が形成してある。
図2及び図3に示したように、スポンジ体17が収納し
てある。このスポンジ体17は、合成樹脂を一定の率で
発泡させた文字通り「スポンジ」状のものであり、空気
を十分通す三次元網目構造の通気路を内部に多数有した
ものである。また、このスポンジ体17は、その直径が
収納部14の内径と略同じ程度にしてあり、高さも収納
部14の底面と各係止部16との間の寸法と同じにして
あって、収納部14内の係止部16以下の部分になるべ
く隙間なく収納したものである。
納は、収納部14を取付基部11に溶着する前に行われ
ることは当然であり、収納部14内に突出している係止
部16上から押し込めば、このスポンジ体17は変形し
て各係止部16の下側に押し込まれるものである。ま
た、このスポンジ体17が簡単に変形し得るものである
ことから、図3に示したように、空気穴12の収納部1
4内への押し込みが簡単になされ、図2に示した原型へ
の復帰も確実になされるのである。
は、上記実施の形態にて例示した如く、「軟質な合成樹
脂シート21によって空気室22を有する袋状に形成さ
れる浮き輪、枕、あるいはベッド等の空気袋20内に空
気を注入するために使用される空気栓10であって、空
気穴12を閉じる栓体13を一体的に有した可撓性支持
部11aを備えて、合成樹脂シート21の表面に溶着さ
れる取付基部11と、この取付基部11の裏面に一体化
されて、前記空気穴からの空気の前記空気袋内への出入
を可能にする多数の通気孔を有した収納部14と、この
収納部14の側壁の一部を内方へ突出させることにより
形成した係止部16と、この係止部16より内側の収納
部14内に収納されるスポンジ体17とを備えたこと」
にその構成上の特徴があり、これにより、小さなラメ体
23が空気袋20外に飛び出さず、空気が通る穴の目詰
まりも生じさせないようにすることのできる空気栓10
を、簡単な構成によって提供することができるのであ
る。
である。
空気を注入している状態を示す、図1中の1−1線にそ
って見た拡大断面図である。
態の拡大断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 軟質な合成樹脂シートによって空気室を
有する袋状に形成される浮き輪、枕、あるいはベッド等
の空気袋内に空気を注入するために使用される空気栓で
あって、 空気穴を閉じる栓体を一体的に有した可撓性支持部を備
えて、前記合成樹脂シートの表面に溶着される取付基部
と、この取付基部の裏面に一体化されて、前記空気穴か
らの空気の前記空気袋内への出入を可能にする多数の通
気孔を有した収納部と、この収納部の側壁の一部を内方
へ突出させることにより形成した係止部と、この係止部
より内側の前記収納部内に収納されるスポンジ体とを備
えたことを特徴とする空気栓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000135773A JP3564545B2 (ja) | 2000-05-09 | 2000-05-09 | 空気袋用の空気栓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000135773A JP3564545B2 (ja) | 2000-05-09 | 2000-05-09 | 空気袋用の空気栓 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001314285A true JP2001314285A (ja) | 2001-11-13 |
JP3564545B2 JP3564545B2 (ja) | 2004-09-15 |
Family
ID=18643810
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000135773A Expired - Fee Related JP3564545B2 (ja) | 2000-05-09 | 2000-05-09 | 空気袋用の空気栓 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3564545B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100393539C (zh) * | 2006-03-17 | 2008-06-11 | 陈光彩 | 充气袋体的支撑座 |
EP2840285A1 (de) * | 2013-08-24 | 2015-02-25 | Andreas Stihl AG & Co. KG | Belüftungsventil für einen Flüssigkeitsbehälter |
US9663264B2 (en) | 2008-05-20 | 2017-05-30 | Grinon Industries | Fluid transfer assembly and methods of fluid transfer |
US9694931B2 (en) | 2008-05-20 | 2017-07-04 | Grinon Industries | Fluid transfer assembly and methods of fluid transfer |
US10207910B2 (en) | 2008-05-20 | 2019-02-19 | Grinon Industries | Fluid transfer assembly and methods of fluid transfer |
-
2000
- 2000-05-09 JP JP2000135773A patent/JP3564545B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
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US9663264B2 (en) | 2008-05-20 | 2017-05-30 | Grinon Industries | Fluid transfer assembly and methods of fluid transfer |
US9694931B2 (en) | 2008-05-20 | 2017-07-04 | Grinon Industries | Fluid transfer assembly and methods of fluid transfer |
US10207910B2 (en) | 2008-05-20 | 2019-02-19 | Grinon Industries | Fluid transfer assembly and methods of fluid transfer |
US10696530B2 (en) | 2008-05-20 | 2020-06-30 | Grinon Industries | Fluid transfer assembly and methods of fluid transfer |
EP2840285A1 (de) * | 2013-08-24 | 2015-02-25 | Andreas Stihl AG & Co. KG | Belüftungsventil für einen Flüssigkeitsbehälter |
US9677678B2 (en) | 2013-08-24 | 2017-06-13 | Andreas Stihl Ag & Co. Kg | Venting valve for a container for liquids |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3564545B2 (ja) | 2004-09-15 |
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