JP2001312660A - 広告受容の対価支払システム - Google Patents

広告受容の対価支払システム

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JP2001312660A
JP2001312660A JP2000324269A JP2000324269A JP2001312660A JP 2001312660 A JP2001312660 A JP 2001312660A JP 2000324269 A JP2000324269 A JP 2000324269A JP 2000324269 A JP2000324269 A JP 2000324269A JP 2001312660 A JP2001312660 A JP 2001312660A
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Shiro Takagi
木 志 郎 高
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 広告画像情報の提供を求めた広告画像受容ユ
ーザに対して広告の配布や配信が確実になされることを
前提として広告受容の対価を支払う。 【解決手段】 広告受容の対価支払システムは、広告画
像情報を表示または記録するために広告画像を要求また
は選択する広告画像利用装置と、広告提供主が広告を提
供するために設けられ、広告画像利用装置からの要求ま
たは選択によって広告画像情報を提供する広告サーバ
と、広告利用装置により要求または選択された広告画像
が広告サーバから広告画像利用装置に提供されたことを
認証する認証機関と、認証機関の認証に基づいて広告利
用装置が広告画像を受入れた対価として広告受容代金を
前記広告サーバから徴収して前記広告利用装置のユーザ
に対して支払う徴収機関端末と、前記広告画像利用装
置,広告サーバ,認証機関,徴収機関端末をネットワー
ク接続した広告画像提供ネットワークとを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広告画像受容ユー
ザへの広告受容対価の支払いシステムおよび有料情報提
供ネットワークにおける広告受容による料金一部代替支
払いシステムに係り、特に、パーソナルコンピュータ
(以下、PC―Personal Computer―と略記する。)等
の画像情報供給装置と、この画像情報供給装置からの供
給情報を記録媒体上に印刷記録する、例えばカラーディ
ジタル普通紙複写機(以下、DPPC―Digital Plane
Paper Copy machine―)やプリンタ等の画像形成装置
と、広告画像情報を提供する広告サーバと、提供された
広告画像情報を受け入れた料金をユーザに対して支払う
徴収機関端末と、をネットワークにより接続した情報提
供ネットワークにおいて、広告サーバから特定のユーザ
に対して広告の提供があったことを第3者が認証しその
認証に基づいて広告受容の対価を支払うようにした広告
受容の対価支払システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年の情報技術(IT―Information Te
chnology―)産業や通信技術分野の飛躍的な進歩に伴
い、インターネット,イントラネット,イーサネット
(登録商標),ローカルエリアネットワーク(LAN―
Local Area Network―)等の情報網の整備が着々と行な
われ、PCやデジタルカメラ等の画像情報供給装置によ
り生成された画像等の情報を、DPPCやプリンタ等の
画像形成装置により供給する際にもこれらの情報網が利
用されている。これに伴い、有料情報を提供するネット
ワークにおいては、ランニングコストの低減を図るべ
く、宣伝・広告情報を含む画像情報の提供を受けたユー
ザに対して情報提供料金の課金請求を安くするサービス
も種々提案されている。
【0003】なお、この明細書において「画像情報」と
は、写真,絵画,イラストレーション,漫画等のような
彩色や色階調を施した線図に関するデータのみに限定さ
れず、文字,ロゴ,数字,数式,図表等を含むテキスト
データをも含み、それ以外にも視覚により認識可能なあ
らゆるデータを含むものとする。
【0004】例えば、特開平11−192760号公報
には、ネットワークに接続されたDPPCが、原画像を
読取る電荷結合素子(CCD―Charge Couppled Device
―)と、ダウンロードした合成用画像を読み取った原画
像に対して合成する合成回路と、を備えている。このよ
うな構成により、合成用画像を画像提供サーバからの広
告画像として通常モードの料金よりも安い料金でサービ
スを提供する広告モードを設定している。
【0005】また、特開平11−261798号公報に
は、原画像情報に影響を与えないように考慮しながら特
定画像情報を合成して画像を効果的に記録出力する画像
編集記録装置が開示されている。この画像編集記録装置
は、前記原画像情報と前記特定画像情報としての広告画
像情報とからそれぞれの特徴情報を抽出して第1の処理
および第2の処理を確定する画像編集部と、原画像情報
と広告画像情報とを1つの画像として合成する処理を行
なう合成処理確定手段と、を備えている。
【0006】しかしながら上述の2つの従来技術におい
ては、何れも原画像情報と広告画像情報とを合成して出
力する技術については開示されているが、広告情報を合
成して用いることにより有料である原画像情報の料金が
どのように取り扱われるかについての的確な開示はなさ
れていない。前者の従来技術においては、広告入りモー
ドを選択した場合に通常よりも安い料金でのサービスが
提供されることが僅かに記載されているが、具体的にど
のような方法により低料金でサービスを提供するかにつ
いては全く記載されていない。また、後者の従来技術に
おいても、原画像情報と広告画像情報とのそれぞれの特
徴情報を抽出して所定の処理を行なってから両画像を合
成するという技術的な内容を開示しているが、情報提供
に起因して発生する料金については、何も説明されてい
ない。
【0007】そもそも広告画像情報等の特定画像を原画
像に合成してダウンロードや画像記録等を行なおうとす
るユーザは、希望する原画像を表示したり記録したりす
る場合に表示または記録された情報の一部に広告画像が
合成されることを受容することの対価として、何らかの
経済的な見返りを期待するものであり、その経済的な見
返りが明確化され、広告付き画像情報の表示または記録
が通常の画像情報のそれに比べて割安感を有するとき
に、広告付き画像の表示や記録を活用しようとするもの
である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】したがって、この種の
情報提供システムを広く社会に普及させるための要点は
広告付き画像情報のダウンロード,表示,蓄積,記録等
を行なうユーザに対して、広告付き画像情報の取り込み
に相応する料金を、有料情報提供サービスの料金の一部
から割り引くか、またはユーザに料金を支払うことにあ
る。ところが、従来の技術に開示されている内容によれ
ば、有料情報提供業者が広告主から一律に広告掲載料を
受取り、この広告掲載料金に見合う金額を全体の情報提
供料金の総額から差し引いた後、有料広告提供の全機会
から按分して差し引くことによって料金体系に反映させ
ているだけであり、ユーザ所望情報の一部に広告画像が
表示もしくは記録されることを受け入れたユーザに対し
て相応の料金割引がなされていないという問題があっ
た。
【0009】また、従来技術としての画像形成装置や画
像情報処理管理システムにおいては有料画像情報を提供
することに対する料金が広告を受け入れることにより割
安になるという記載はなされているものの、具体的にど
の広告を受け入れたことによりどの程度料金が割り引か
れたかに関する具体的な記述はなされておらず、どのよ
うにして実施するかについては開示されていない。した
がって、もしも広告受入の対価の支払いや料金の割引等
がなされるとすると、広告の配布や配信が確実になされ
ているかについての認証や証明がないにも拘わらず、広
告の受け入れに対する対価を支払わなければならないと
いう問題もあった。
【0010】上記事情に鑑みて、本発明に係る広告受容
の対価支払システムは、広告サーバに対して広告画像情
報の提供を求めた広告画像受容ユーザに対して広告受容
の対価を支払うシステムを提供することを目的としてい
る。
【0011】また、本発明は、有料情報提供者から提供
を受ける有料の原画像情報に、特定画像情報としての広
告画像情報を合成して画像情報の提供を受けるユーザに
対して請求される情報提供料金の一部を広告主に代替支
払いさせるシステムを提供することをも目的としてい
る。
【0012】本発明は、インターネットのブラウザ等の
有料情報提供者からネットワークを介して電子的に原画
像情報をダウンロードしてディスプレイ等に表示させる
際にその表示画面の一部に広告画像を表示させる場合に
は、ダウンロードに要する費用の一部を広告主に負担さ
せる広告受容の対価支払システムを提供することを副次
的な目的としている。
【0013】また、本発明は広告を受け入れたユーザに
対して広告受け入れの対価を支払う際に第3者による認
証に基づいて一定の料金支払い基準を定め、これに適合
しないユーザに対しては対価の支払いを制限することに
より、広告の確実な配布や配信に対する正当な対価とし
て広告の受入料を支払うことができる広告受容の対価支
払システムを提供することをも目的としている。
【0014】本発明は、有料コピーサービス店やレンタ
ルオフィス店などで広告入りのコピーサービスの提供を
受ける場合には、ユーザが支払うべきコピー料金の一部
を広告主に負担させる広告受容の対価支払システムを提
供することをも副次的な目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の基本構成に係る第3者の認証により
広告画像を受入れたユーザに広告受容の対価を支払う広
告受容の対価支払システムは、広告画像情報を表示また
は記録するために広告画像を要求しまたは選択する広告
画像利用装置と、広告提供主が広告を提供するために設
けられ、前記広告画像利用装置からの要求または選択に
よって広告画像情報を提供する広告サーバと、前記広告
利用装置により要求または選択された広告画像が広告サ
ーバから広告画像利用装置に提供されたことを認証する
認証機関と、前記認証機関の認証に基づいて前記広告利
用装置が広告画像を受入れた対価として広告受容代金を
前記広告サーバから徴収して前記広告利用装置のユーザ
に対して支払う徴収機関端末と、前記広告画像利用装
置,広告サーバ,認証機関,徴収機関端末をネットワー
ク接続した広告画像提供ネットワークと、を備えるもの
である。
【0016】また、本発明の第2の基本構成に係る広告
受容の対価支払システムは、上記第1の基本構成に係る
システムにおいて、前記広告画像利用装置は、前記広告
サーバに対して広告画像情報の提供を要求または選択す
る広告画像要求/選択部を備え、前記広告サーバは、前
記広告画像要求/選択部により要求または選択された前
記広告画像情報を前記広告画像利用装置に供給する広告
画像情報提供部を備え、前記認証機関は、前記広告サー
バより前記広告画像利用装置に対して提供された前記広
告画像情報が改変されることなく受け入れられたことを
認証する認証部を備え、前記徴収機関端末は、前記認証
機関の認証部の認証に基づいて前記広告サーバから徴収
した広告受け入れ代金を前記広告画像利用装置に支払う
料金徴収部を備えるものである。
【0017】さらに、上記第2の基本構成において、前
記広告画像利用装置は前記ネットワークに接続されたウ
ェブ(Web)端末により構成され、この端末が前記ネ
ットワーク上の広告を記憶した前記広告サーバから前記
広告画像情報をダウンロードした後、この広告画像情報
を適正にダウンロードしたことを示す受信証明書を前記
認証機関より前記広告サーバに送信し、前記広告サーバ
は受信証明書を確認後に、前記端末が指定する前記徴収
機関端末としての指定銀行のユーザの口座に広告を受け
容れた対価を支払うものであっても良い。
【0018】上記構成において、前記広告サーバは、広
告料金に関する振込最大回数を管理し、実際に計数され
た振込回数が前記振込最大回数を超えない範囲内で広告
料金の振込みを許可するものであっても良い。
【0019】上記構成において、前記広告サーバは、広
告料金に関する振込最大回数を管理し、実際に計数され
た振込回数が前記振込最大回数を超えない範囲内で広告
料金の請求が可能であることを広告サーバのホームペー
ジに表示するものであっても良い。
【0020】上記構成において、前記ウェブ(Web)
端末は、前記広告サーバにおける所望広告の格納場所を
広告IDを指定して前記サーバに受け容れ広告の指定を
し、前記広告サーバは前記ウェブ(Web)端末からの
要求に対して広告ID,広告データ,代金を添付して前
記ウェブ(Web)端末に送信し、前記ウェブ(We
b)端末は受信証明書を作成して前記広告IDと共に前
記広告サーバに返信し、前記広告サーバは広告IDと受
信証明書を確認すると共に最大振込回数を確認して条件
が満たされている場合に請求証明書を作成して振込I
D,広告IDと共に代金請求情報として前記ウェブ(W
eb)端末に返信し、前記ウェブ(Web)端末は前記
代金請求情報を受信してこれに振込先を追加して代金振
込請求情報を作成してこの情報により前記広告サーバに
代金振込請求を送信し、前記広告サーバは代金振込請求
を受信して請求証明書を確認して振込先である前記徴収
機関端末にユーザの広告受入対価としての代金を振り込
んでから前記ウェブ(Web)端末に前記振込IDと共
に振込完了を送信するものであっても良い。
【0021】上記構成において、前記受信証明書,前記
請求証明書,前記振込先を含む秘密情報は、前記認証機
関が発行する秘密鍵および公開鍵を用いてデータを暗号
化して前記広告提供ネットワークを介して送受信されて
いるものであっても良い。
【0022】上記構成において、前記受信証明書は、前
記ウェブ(Web)端末において受信された広告データ
の要約数を前記認証機関が発行するウェブ(Web)端
末側の自己の秘密鍵を用いて暗号化して前記広告サーバ
に送信し、前記広告サーバは前記認証機関が発行する公
開鍵を用いて前記ウェブ(Web)端末より受信した前
記広告データの要約数を復号して対応する広告データと
照合することにより広告データ受入の際のデータ改変を
チェックして不一致のときには振込不可をウェブ(We
b)端末に送信するものであっても良い。
【0023】また、上記構成において、前記広告画像利
用装置はコンビニエンスストアまたはレンタルオフィス
に設置されると共に前記ネットワークに接続されたディ
ジタルカラー普通紙複写機(DPPC)により構成さ
れ、このDPPCが前記ネットワーク上の広告を記憶し
た前記広告サーバから前記広告画像情報をダウンロード
した後、この広告画像情報を適正にダウンロードしたこ
とを示す受信証明書を前記認証機関より前記広告サーバ
に送信し、前記広告サーバは受信証明書を確認後に、前
記DPPCが指定する前記徴収機関端末としての指定銀
行のユーザの口座に広告を受け容れた対価を支払い、前
記DPPCは受け容れた対価をユーザから徴収する複写
代金より差し引いて表示するものであっても良い。
【0024】さらに上記第2の基本構成において、前記
広告サーバは、前記DPPCからの要求または選択に基
づいて提供した前記広告画像が改変されることなくDP
PCに受け容れられたことを前記認証機関の認証により
確認できたことを条件として前記徴収機関端末に広告受
入の対価を支払い、前記DPPCは前記広告サーバが確
実に広告受入代金の支払いをすることを条件としてDP
PCのユーザより徴収する複写代金から前記広告受入の
対価を差し引いて請求することにより、コピーに要する
費用の一部を代替支払いし、広告入りコピーサービスを
広告の入らない通常コピーサービスよりも低料金で提供
するものであっても良い。
【0025】また、上記構成において、前記DPPC
は、前記広告サーバにおける所望広告の格納場所を広告
IDを指定して前記サーバに受け容れ広告の指定をし、
前記広告サーバは前記DPPCからの要求に対して広告
ID,広告データ,代金を添付して前記DPPCに送信
し、前記DPPCは受信証明書を作成して前記広告ID
と共に前記広告サーバに返信し、前記広告サーバは広告
IDと受信証明書を確認すると共に最大振込回数を確認
して条件が満たされている場合に請求証明書を作成して
振込ID,広告IDと共に代金請求情報として前記DP
PCに返信し、前記DPPCは前記代金請求情報を受信
してこれに振込先を追加して代金振込請求情報を作成し
てこの情報により前記広告サーバに代金振込請求を送信
し、前記広告サーバは代金振込請求を受信して請求証明
書を確認して振込先である前記徴収機関端末にユーザの
広告受入対価としての代金を振り込んでから前記DPP
Cに前記振込IDと共に振込完了を送信し、前記DPP
Cは振込完了を確認してから通常の複写代金より振り込
まれた広告受入対価に相当する料金を割り引いて表示す
るものであっても良い。
【0026】上記構成において、前記受信証明書,前記
請求証明書,前記振込先を含む秘密情報は、前記認証機
関が発行する秘密鍵および公開鍵を用いてデータを暗号
化して前記広告提供ネットワークを介して送受信されて
いるものであっても良い。
【0027】上記構成において、前記受信証明書は、前
記DPPCにおいて受信された広告データの要約数を前
記認証機関が発行するDPPC側の自己の秘密鍵を用い
て暗号化して前記広告サーバに送信し、前記広告サーバ
は前記認証機関が発行する公開鍵を用いて前記DPPC
より受信した前記広告データの要約数を復号して対応す
る広告データと照合することにより広告データ受入の際
のデータ改変をチェックして不一致のときには振込不可
をDPPCに送信し、前記DPPCは振込不可を受信し
た場合には通常の複写代金を表示するものであっても良
い。
【0028】また、上記第1の基本構成に係る広告受容
の対価支払システムは、前記広告画像利用装置は、前記
広告サーバに対して広告画像情報の提供を要求または選
択する広告画像要求/選択手段を備え、前記広告サーバ
は、前記広告画像要求/選択手段により要求または選択
された前記広告画像情報を前記広告画像利用装置に供給
する広告画像情報提供手段を備え、前記認証機関は、前
記広告サーバより前記広告画像利用装置に対して提供さ
れた前記広告画像情報が改変されることなく受け入れら
れたことを認証する認証手段を備え、前記徴収機関端末
は、前記認証機関の認証手段の認証に基づいて前記広告
サーバから徴収した広告受け入れ代金を前記広告画像利
用装置に支払う料金徴収手段を備えていても良い。
【0029】また、本発明の第3の基本構成に係る広告
受容の対価を支払うシステムは、前記広告画像利用装置
は原画像情報と広告画像情報とを合成した合成画像を表
示または記録出力可能な画像形成装置により構成され、
前記ネットワークには前記画像形成装置に有料画像情報
を提供する有料情報サーバが接続されることによって前
記広告受容の対価を支払うシステムは有料情報料金の一
部代替支払いシステムとして構成され、前記徴収機関端
末は前記広告サーバより広告を受け容れた利用ユーザに
対して有料情報提供サービスの料金の一部を広告受入対
価分だけ割り引いてユーザに請求するものでも良い。
【0030】上記第3の基本構成に係る広告受容の対価
支払システムにおいて、前記料金一部代替支払いシステ
ムを構成する、前記画像形成装置は、前記有料情報サー
バに対して有料画像情報の提供を要求する有料画像要求
手段と、前記広告サーバに対して広告画像情報の提供を
要求または選択する広告画像要求/選択手段と、を備
え、前記広告サーバは、前記広告画像要求/選択手段に
より要求または選択された前記広告画像情報を前記有料
情報サーバに対して供給する広告画像情報提供手段を備
え、前記有料情報サーバは、前記有料画像要求部により
要求された前記有料画像情報を提供する有料画像情報提
供手段と、前記有料情報提供手段より提供された前記有
料画像情報と前記広告画像情報提供手段より提供された
前記広告画像情報とを合成して広告入り画像情報を生成
する画像合成手段と、前記画像合成手段により合成され
た前記広告入り画像情報の徴収料金割合を決定する徴収
料金割合決定手段と、を備え、前記認証機関は、画像合
成手段により合成された前記広告入り画像情報に基づい
て前記画像形成装置に提供される有料情報に広告が付加
されていることを認証する広告付加認証手段を備え、前
記徴収機関は、徴収料金割合決定手段により決定された
割合に基づいて前記画像形成装置のユーザに対して広告
料金を割り引いた後の料金を請求する割引後料金徴収手
段と、前記徴収料金割合決定手段により決定された広告
サーバ負担分の料金を前記広告サーバに対して請求する
広告料金徴収手段と、を備えるものであっても良い。
【0031】上記第3の基本構成に係る広告受容の対価
支払システムにおいて、前記広告画像利用装置は前記ネ
ットワークに接続されたウェブ(Web)端末により構
成され、この端末が前記有料情報サーバより有料画像情
報をダウンロードすると共に前記ネットワーク上の広告
を記憶した前記広告サーバから前記広告画像情報をダウ
ンロードして有料画像情報と広告画像情報とを合成した
後、前記広告画像情報を適正にダウンロードしたことを
示す受信証明書を前記認証機関より前記広告サーバに送
信し、前記広告サーバは受信証明書を確認後に、前記端
末が指定する前記徴収機関端末としての指定銀行のユー
ザの口座に広告を受け容れた対価を支払うものでも良
い。
【0032】上記構成に係る広告受容の対価支払システ
ムにおいて、前記ウェブ(Web)端末は、前記広告サ
ーバにおける所望広告の格納場所を広告IDを指定して
前記サーバに受け容れ広告の指定をし、前記広告サーバ
は前記ウェブ(Web)端末からの要求に対して広告I
D,広告データ,代金を添付して前記ウェブ(Web)
端末に送信し、前記ウェブ(Web)端末は受信証明書
を作成して前記広告IDと共に前記広告サーバに返信
し、前記広告サーバは広告IDと受信証明書を確認する
と共に最大振込回数を確認して条件が満たされている場
合に請求証明書を作成して振込ID,広告IDと共に代
金請求情報として前記ウェブ(Web)端末に返信し、
前記ウェブ(Web)端末は前記代金請求情報を受信し
てこれに振込先を追加して代金振込請求情報を作成して
この情報により前記広告サーバに代金振込請求を送信
し、前記広告サーバは代金振込請求を受信して請求証明
書を確認して振込先である前記徴収機関端末にユーザの
広告受入対価としての代金を振り込んでから前記ウェブ
(Web)端末に前記振込IDと共に振込完了を送信す
ると共に、前記受信証明書,前記請求証明書,前記振込
先を含む秘密情報は、前記認証機関が発行する秘密鍵お
よび公開鍵を用いてデータを暗号化して前記広告提供ネ
ットワークを介して送受信され、さらに、前記受信証明
書は、前記ウェブ(Web)端末において受信された広
告データの要約数を前記認証機関が発行するウェブ(W
eb)端末側の自己の秘密鍵を用いて暗号化して前記広
告サーバに送信し、前記広告サーバは前記認証機関が発
行する公開鍵を用いて前記ウェブ(Web)端末より受
信した前記広告データの要約数を復号して対応する広告
データと照合することにより広告データ受入の際のデー
タ改変をチェックして不一致のときには振込不可をウェ
ブ(Web)端末に送信するものであっても良い。
【0033】上記第3の基本構成に係る広告受容の対価
支払システムにおいて、前記広告画像利用装置はコンビ
ニエンスストアまたはレンタルオフィスに設置されると
共に前記ネットワークに接続されたディジタルカラー普
通紙複写機(DPPC)により構成され、このDPPC
が前記ネットワーク上の広告を記憶した前記広告サーバ
から前記広告画像情報をダウンロードした後、この広告
画像情報を適正にダウンロードしたことを示す受信証明
書を前記認証機関より前記広告サーバに送信し、前記広
告サーバは受信証明書を確認後に、前記DPPCが指定
する前記徴収機関端末としての指定銀行のユーザの口座
に広告を受け容れた対価を支払い、前記DPPCは受け
容れた対価をユーザから徴収する複写代金より差し引い
て表示するものであっても良い。
【0034】上記構成に係る広告受容の対価支払システ
ムにおいて、 前記DPPCは、前記広告サーバにおけ
る所望広告の格納場所を広告IDを指定して前記サーバ
に受け容れ広告の指定をし、前記広告サーバは前記DP
PCからの要求に対して広告ID,広告データ,代金を
添付して前記DPPCに送信し、前記DPPCは受信証
明書を作成して前記広告IDと共に前記広告サーバに返
信し、前記広告サーバは広告IDと受信証明書を確認す
ると共に最大振込回数を確認して条件が満たされている
場合に請求証明書を作成して振込ID,広告IDと共に
代金請求情報として前記DPPCに返信し、前記DPP
Cは前記代金請求情報を受信してこれに振込先を追加し
て代金振込請求情報を作成してこの情報により前記広告
サーバに代金振込請求を送信し、前記広告サーバは代金
振込請求を受信して請求証明書を確認して振込先である
前記徴収機関端末にユーザの広告受入対価としての代金
を振り込んでから前記DPPCに前記振込IDと共に振
込完了を送信し、前記DPPCは振込完了を確認してか
ら通常の複写代金より振り込まれた広告受入対価に相当
する料金を割り引いて表示すると共に、前記受信証明
書,前記請求証明書,前記振込先を含む秘密情報は、前
記認証機関が発行する秘密鍵および公開鍵を用いてデー
タを暗号化して前記広告提供ネットワークを介して送受
信され、さらに、前記受信証明書は、前記DPPCにお
いて受信された広告データの要約数を前記認証機関が発
行するDPPC側の自己の秘密鍵を用いて暗号化して前
記広告サーバに送信し、前記広告サーバは前記認証機関
が発行する公開鍵を用いて前記DPPCより受信した前
記広告データの要約数を復号して対応する広告データと
照合することにより広告データ受入の際のデータ改変を
チェックして不一致のときには振込不可をDPPCに送
信し、前記DPPCは振込不可を受信した場合には通常
の複写代金を表示するものでも良い。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る広告画像受容
ユーザへの広告受容対価の支払いシステムおよび画像形
成装置を含む有料情報提供ネットワークにおける情報提
供料金の一部代替支払いシステムの好適な実施形態につ
いて添付図面を参照しながら詳細に説明する。最初に、
図1を用いて本発明の基本的な概念について説明する。
図1は、本発明の基本概念に係る広告画像受容ユーザへ
の広告受容の対価支払システムの概略構成を示してい
る。
【0036】すなわち、図1において、広告受容対価の
支払いシステムは、広告画像情報を要求または選択して
広告画像を受け入れる広告画像受容ユーザ(または広告
画像利用装置)1と、広告提供主(スポンサー)が広告
を提供するための広告サーバ3と、その広告の提供があ
ったことを認証する認証機関4と、前記認証機関の認証
に基づいて前記広告受容の対価を前記広告サーバ3より
徴収して前記受容ユーザ1に広告受容の対価を支払う徴
収機関(銀行)5と、前記広告画像利用装置1,広告サ
ーバ3,認証機関4,徴収機関5をネットワーク接続す
る情報提供ネットワーク7と、を備えている。
【0037】図1に示す上記基本概念に係る広告受容の
対価支払システムにおいて、前記広告画像利用装置1
は、前記広告サーバ3に対して広告の提供を要求または
選択する広告画像要求/選択部(手段)12を備えてい
る。また、前記広告サーバ3は、広告画像要求/選択部
12により要求または選択された前記広告画像情報を前
記広告画像利用装置1に供給する広告画像情報提供部
(手段)31を備えている。前記認証機関4は、前記広
告サーバ3からの前記広告画像が改変されることなく前
記広告画像利用装置1に提供されたことを認証する認証
部(手段)41を備え、また、前記徴収機関端末5は、
前記認証部41による広告画像の提供の認証に基づいて
前記広告画像利用装置1の受容ユーザに対して広告の受
容代金を支払うと共に前記広告サーバ3からはその料金
を徴収する料金徴収部(手段)51を備えている。
【0038】広告画像情報を要求する広告画像利用装置
1の具体的な構成としては、図2に示すように、例えば
インターネット7のウェブ(Web)端末13として用
いられるPCや、例えばコンビニエンスストア等に設置
されているディジタルカラー普通紙コピー(DPPC)
15等が考えられる。前者の場合、広告画像のみをダウ
ンロードしてそのダウンロードに対して受け入れ代金を
支払うようにしても良い。これが第1実施形態に係る広
告受容の対価を支払うシステムである。また、有料情報
をダウンロードしてPCに付属するCRTやLCD等の
表示装置に広告画像を表示することにより広告受容の対
価を徴収機関5としての銀行53のユーザの口座に広告
受入料が振り込まれるように構成しても良い。これが第
3実施形態に係る有料情報ネットワークにおける広告受
容による料金一部代替支払いシステムである。
【0039】また、後者の場合、コンビニエンスストア
のDPPC15を用いて広告をダウンロードしてからコ
ピーしたユーザに対して回数の上限をチェックしつつ、
相当分の硬貨を支払うようにしても良い。硬貨は銀行5
3等の係員が巡回して定期的に補充すると共に、支払わ
れた硬貨を計数して広告サーバ3より銀行53が徴収手
数料を加算した上で徴収するようにしても良い。これが
第2実施形態に係るDPPCへの広告取り込みによる料
金割引システムである。以下、各実施形態ごとに詳細に
説明する。
【0040】(第1実施形態)次に、本発明の第1実施
形態について、図1ないし図7を参照しながら詳細に説
明する。図2は、本発明の第1実施形態に係る広告受容
の対価を支払うシステムの構成を示す説明図である。図
2においては、広告画像受容ユーザとしての広告画像利
用装置1,広告サーバ3,認証機関4,徴収機関端末5
が、広告情報提供ネットワークとしてのインターネット
7に接続されている。
【0041】広告画像利用装置1は、ユーザとしての例
えばPC等のウェブ(Web)端末13と、例えばコン
ビニエンスストアやレンタルオフィス等に設置されてイ
ンターネット7を介して広告サーバ3より広告画像をダ
ウンロード可能なDPPC15と、を備えている。な
お、DPPC15は第2実施形態において詳細に説明す
る。また、広告サーバ3はスポンサーの広告画像データ
を蓄積するものであり、認証機関4は電子的な証明書を
発行することにより認証を行なうものである。徴収機関
端末5は、例えば銀行53により構成されているが、他
の金融機関または信販会社のような決済機関であれば銀
行に限定されるものではない。
【0042】インターネット7上の通信は、例えばSS
L(Secure Socktes Layer)等の公知の方法により暗号
化したり、または公知の公開鍵方式を用いたりして、電
子証明書を作成して認証を行なうものとする。なお、公
知の公開鍵方式の一例として「PGP−暗号メールと電
子署名」(O'Reilly 社発行、Simson Garfinkel著、邦
訳は山本和彦監訳、株式会社ユニテック訳)が刊行され
ている。ウェブ(Web)端末13、DPPC15、広
告サーバ3等の構成は既存技術と同一であるので説明を
省略する。
【0043】広告サーバ3に格納されている広告画像デ
ータは、図3(a)および図3(b)に示されるような
テーブルによってそれぞれ管理されている。図3(a)
に示す広告データ管理テーブルは、広告画像ごとに情報
を識別する「広告ID」と、JPEG(Joint Photogra
phic coding Expert Group―カラー静止画像符号化の標
準化方式―)等の形式により作成された「広告データ」
と、広告をダウンロードしたユーザや広告を紙に印刷し
たユーザ等に対して料金徴収端末5を介してスポンサー
が料金を支払う「振込代金」と、振込回数の最大値であ
る「最大振込回数」と、現実にそのときまでに振込を行
なった「振込回数」と、の各項目より構成され、それぞ
れの広告IDごとに各項目ごとのデータが格納されてい
る。
【0044】振込情報管理テーブルは、振込代金をどこ
に振り込むかを管理するためのものであり、ウェブ(W
eb)端末13やDPPC15から受信完了通知を受け
る毎に1行ずつ追加されて蓄積されていく。この振込情
報管理テーブルは、図3(b)に示すように、受信完了
通知を受けるたびごとに発番される「振込ID」と、ユ
ーザへの代金振込の状態を示す「ステータス」と、対応
する広告の「広告ID」と、ユーザが代金を請求する際
に使用する「代金請求証明書」と、ユーザへの代金振込
先である「代金振込先」と、の各項目が設けられ、これ
らの項目に充当されるデータにより構成されている。
「ステータス」の項目に書き込まれる情報としては「未
請求」と「請求済」と「振込完」の3種類があり、ユー
ザから受信完了通知を受け取ると「ステータス」の初期
値として「未請求」を設定し、代金請求証明書を作成す
る。その後ユーザから代金の振込が請求されると、「ス
テータス」を「請求済」に設定する。最後に、ユーザが
指定した振込先に代金を振り込むと「ステータス」を
「振込完」に設定する。
【0045】次に、ウェブ(Web)端末13を用いて
有料画像情報をダウンロードする際に広告画像を合成し
て広告付加代金をユーザが受け取る場合について説明す
る。図4(a)ないし図4(d)は、ウェブ(Web)
端末13の表示画面における表示例を示している。図4
(a)に示す最初の表示画面は、あるウェブ(Web)
ブラウザのホームページを表示しているものであり、こ
の図4(a)において、アンダーラインが引かれている
「カラーDPPC」をマウス等により指示すると、図4
(b)に示すようなカラーDPPCの製品情報画面が表
示される。
【0046】この図4(b)に示されるカラーDPPC
製品情報画面において、「ダウンロード料金請求可!」
と表示されている「詳細カタログ」を指示すると、カラ
ーDPPCの詳細カタログのダウンロードが行なわれ、
図4(c)に示すような詳細な製品情報が表示される。
この図4(c)に示される画面において、「ダウンロー
ド代金請求画面へ!」を指示すると、図4(d)に示す
ようなダウンロード代金請求画面が表示される。このダ
ウンロード代金請求画面は、ダウンロード料金の振込先
を入力する画面であり、銀行名、支店名、口座番号、口
座名義人氏名を入力して、「代金請求!」の表記を指示
することにより、広告スポンサーに対してダウンロード
費用を請求することができ、広告スポンサーは図4
(a)ないし図4(d)に示す表示画面を用いて必要項
目を入力したユーザに対してその指定口座に広告付加料
金を支払うことになる。この例においては、その広告を
ダウンロードした代金として100円が振り込まれるこ
とになる。
【0047】上記図4(a)ないし図4(d)を用いて
説明した広告ダウンロードに対する代金の支払いに関連
するウェブ(Web)端末13と広告サーバ3との間の
通信の手順について、図5を参照しながら説明する。ウ
ェブ(Web)端末13よりページが指示されると、U
RL(Uniform Resource Locator)アドレスにより広告
サーバ3に対してページが要求される。広告サーバ3
は、URLのアドレスにより指定されたページの広告画
像データをHTML(HyperText Markup Language―他
のリソースへのハイパーリンクを実現するための言語
―)により送り返し、ウェブ(Web)端末13は広告
画像データのHTMLデータを表示する。
【0048】次に、ウェブ(Web)端末13より広告
データそのもののダウンロードを指示すると、広告ID
を用いて広告データのダウンロード要求が広告サーバ3
に対して出される。要求を受けた広告サーバ3は、広告
ID、広告代金等と共に広告データをウェブ(Web)
端末13に送信する。広告データを受け取ったウェブ
(Web)端末13は、受信証明書を作成した後その受
信証明書を広告サーバ3に対して送信する。
【0049】広告IDと共に受信証明書を受信した広告
サーバ3は、送られてきた広告IDと受信証明書を確認
すると共に最大振込回数を確認して、請求証明書を作成
して代金請求情報を振込ID、請求証明書と共にウェブ
(Web)端末13に送信する。端末13では、振込情
報を作成し、振込ID、請求証明書、振込先と共に代金
振込を広告サーバ3に請求する。請求を受けた広告サー
バ3では、請求証明書を確認し振込先に代金を振り込
む。代金の振込が済むと広告サーバ3は振込完了通知を
振込IDと共にウェブ(Web)端末13に対して送信
する。ウェブ(Web)端末13が送信完了通知を受信
することにより一連の広告画像の配信が終了する。以上
が端末13と広告サーバ3との間の通信手順である。
【0050】次に、ウェブ(Web)端末13で行なわ
れる処理について図6を参照しながら説明する。ウェブ
(Web)端末処理は、図6に示すように、まず、ユー
ザが指定する広告サーバのウェブ(Web)ページ情報
をURLのアドレスを用いて要求する(ステップS
1)。ステップS2では、受信されたHTMLを画面に
表示し、ステップS3において広告IDを用いて広告デ
ータのダウンロードを広告サーバ3に要求する。ステッ
プS4では、広告IDおよび振込代金を含む広告データ
を広告サーバ3より受信する。ステップS5では自分の
秘密キーを用いて広告データの要約数を暗号化して受信
証明書を作成し、ステップS6において広告IDと共に
受信証明書を認証機関4の認証部(認証手段)41に送
信する。
【0051】認証機関4では、ステップS7において、
広告画像利用装置1よりユーザの代金請求情報を受信し
た後、振込ID,広告ID,受信証明書等と振込可否の
条件等に基づき振込の可否を判断して振込可であると判
断した場合には、ユーザに対して暗号化された請求証明
書を発行し、ステップS8において振込先情報をユーザ
に入力させる。その後ユーザは、ステップS9で送られ
てきた請求証明書を自分の秘密キーで復号化し、ステッ
プS10で復号化した請求証明書を広告サーバの公開キ
ーで暗号化する。次に、ステップS11で振込ID,広
告ID,暗号化された請求証明書,振込先等が広告受容
ユーザの広告画像利用装置1から徴収機関5に送信され
る。
【0052】最後に、ステップS12において、ユーザ
は徴収機関5ないしは広告サーバ3より振込完了情報ま
たは振込可否情報を受信する。なお、ステップS7にお
いて認証機関4により判断された振込の可否のうち振込
不可と判定された場合には、徴収機関5より振込不可情
報が広告画像利用装置1に対して送信され、処理の流れ
はこのステップS12に跳んで振込不可情報を受信した
後終了する。
【0053】以上のようにウェブ(Web)端末13側
は、広告画像をダウンロードしたことを証明するため
に、ダウンロードした広告データから要約数(MD5等
のハッシュ関数)を作成し、これをユーザの秘密キーを
用いて暗号化して受信証明書を作成し、広告サーバ3に
送信している。広告サーバ3は、受信した受信証明書を
ユーザの公開鍵で復号化した値と、自分が記憶している
広告データから作成された要約数とを比較し、同じであ
ればウェブ(Web)端末13が広告データを正しくダ
ウンロードしたことを確認することができる。
【0054】次に、広告サーバにおける処理の流れを図
7に示すフローチャートに従って説明する。まず、ステ
ップS13において、ウェブ(Web)端末13より指
示されたページが、URL(Uniform Resource Locato
r)アドレスにより広告サーバ3により受信される。広
告サーバ3は、ステップS14において、URLアドレ
スにより指定されたページ情報をHTMLにより送信す
る。次に、ステップS15において、ウェブ(Web)
端末13より広告IDと共に広告データのダウンロード
要求を受信し、ステップS16において、広告データ管
理テーブルから指定された広告IDに対応する情報を広
告ID,広告データ,振込代金情報と共にウェブ(We
b)端末13に送信する。
【0055】その後、ステップS17において、広告I
D,受信証明書を受信することにより受信完了通知をウ
ェブ(Web)端末13より受信する。次に、ステップ
S18において広告サーバ側の秘密鍵を用いて受信証明
書を復号化し、広告データの要約数と比較して一致およ
び不一致を判定する。ステップS18で復号化された受
信証明書の要約数データと広告サーバ側に保持されてい
た広告データの要約数とが不一致の場合には、ステップ
S30に跳んで、振込不可をウェブ(Web)端末13
に対して送信する。ステップS18で要約数データと広
告データの要約数とが一致した場合にはステップS19
に進み、広告サーバ3側の秘密鍵を用いて大機請求証明
書を作成して代金請求情報をウェブ(Web)端末13
側に送信する。
【0056】ウェブ(Web)端末13側で代金請求情
報に対して作成して広告サーバ3側に送信した振込情報
を受信した後の処理について説明する。広告データ管理
テーブルの広告IDに対応する振込回数が最大振込回数
以下であるか否かをチェックし、実際の振込回数が最大
振込回数を超えている場合にはステップS30に跳んで
振込不可を送信する。実際の振込回数が最大振込回数以
下である場合には、ステップS21に進み、乱数から代
金請求証明書を作成する。次に、ステップS22におい
て、振込情報管理テーブルに1行追加し、振込IDを新
規に発番し、振込のステータスを未請求に設定し、広告
IDを樹脂完了通知で指定された広告IDとし、これら
を代金請求情報とする代金請求証明書とする。
【0057】次に、ステップS23においてウェブ(W
eb)端末13側の公開鍵により請求証明書を暗号化
し、ステップS24においてこの暗号化された請求証明
書を振込IDおよび広告IDと共に代金請求情報として
ウェブ(Web)端末13側に送信する。次に、ステッ
プS25において、ウェブ(Web)端末13で作成さ
れた振込請求情報を受信する。この振込請求情報は、振
込ID,広告ID,請求証明書,振込先のデータを含む
ものである。次に、ステップS26において、受信され
た請求証明書を広告サーバ3側の秘密鍵を用いて復号化
する。復号化された請求証明書の内容は、ステップS2
7において、振込情報管理テーブル内の振込IDに対応
する行の代金請求証明書と比較されてその一致および不
一致が判定される。ステップS27において、複合化さ
れた請求証明書の内容と振込情報kなりてーぶるの対応
行の内容とが不一致の場合にはステップS30に跳んで
振込不可を送信して処理を終了するが、一致している場
合にはステップS28に進んで、指定された振込先に代
金を振り込むことになる。その後、ステップS29にお
いてウェブ(Web)端末13に対して振込完了情報を
送信して代金振込処理が終了する。
【0058】以上のように、広告サーバ3側から送信す
る代金振込を許可する代金請求証明書を作成する際に
は、送信するユーザ側の公開鍵により暗号化してからユ
ーザに送信している。ユーザ側は、受信された暗号化代
金請求書を自分の秘密キー(鍵)を用いて復号化し、代
金の振込請求時には、復号化された代金請求証明書を広
告サーバ3側の公開鍵により暗号化してから請求してい
る。広告サーバ3側では受信したデータを自分の秘密鍵
で復号化して、記憶している代金請求証明書と比較する
ことにより、改竄されていない代金請求証明書であるこ
とが確認される。なお、公開鍵は認証機関4などより入
手することができる。また、証明書の作成方法および認
証の詳しい手順等については、「PGP―暗号メールと
電子署名」を参照することにより容易に理解することが
できる。
【0059】また、広告サーバ3側は、受信証明書を確
認語にウェブ(Web)端末13側からの代金請求時に
使用する代金請求証明書を策ししこれをウェブ(We
b)端末13側に送信し、振込IDと共に振込情報管理
テーブルに記憶する。広告サーバ3はウェブ(Web)
端末13から代金請求時に送信される振込IDと代金請
求証明書とが振込情報管理テーブル内の値と一致する場
合についてのみ指定口座に広告画像を受け入れたことに
対する対価としての代金を振り込むようにしている。
【0060】また、広告サーバ3内の広告データ管理テ
ーブル内には、広告IDごとに「最大振込回数」と「振
込回数」とが記憶されており、同じ広告に対する振込回
数を制限することができる。「振込回数」が「最大振込
回数」に達した場合には、ウェブ(Web)端末13の
画面上に、ダウンロード代金請求か!のメッセージを表
示するようにしても良い。このように構成することによ
り、ユーザは早い者勝ちで広告代金を請求するようにな
り、より早く広告を配布することができるようになる。
【0061】また、同一のユーザが同一の広告画像情報
をダウンロードした場合には、代金請求を認めないよう
にすることにより、より数多くのユーザに、代金請求可
能な状態での広告のダウンロードが可能となる。すなわ
ち、振込情報管理テーブル内の同一行に、新たな代金請
求時の「広告ID」と「振込先」と同一のデータが既に
保存されている場合には、過去に同じユーザから同じ広
告に対する広告受入に基づく料金の請求が既にあったこ
とになる。
【0062】(第2実施形態)次に、本発明の第2実施
形態としてのDPPCでの広告入りコピーサービスにつ
いて図2および図8ないし図11を参照しながら詳細に
説明する。この第2実施形態は、コンビニエンスストア
やレンタルオフィス等に設置されるDPPCにより広告
入りのコピーを行なう場合に適用される。図8にDPP
Cディスプレイの表示例を示している。この第2実施形
態に係るDPPC広告受け入れ代金割引システムの基本
構成は、図2に示すブロック図と同様であるので重複説
明を省略する。
【0063】図8において、最初に、DPPCのディス
プレイ上にコピーモードを選択する画面が表示され、ユ
ーザは「通常」か「広告入り」かの何れかを選択する。
広告入りモードを選択すると、さらに、広告の種類を選
択する画面に移り、希望する特定の広告画像を選択する
ことにより、通常モードよりも低料金でコピーサービス
の提供を受けられることになる。
【0064】図9は広告入りモードでコピーを行なった
ときの複写結果を示すものであり、この例では、矢印の
左側に示されている原稿の下部側の余白に広告画像が合
成され、矢印の右側に示されているような複写結果が出
力されることになる。このように原稿の下部に広告画像
を合成する場合には、原稿の下側にある程度の余白があ
ることが必要であるが、原稿そのものに全く余白が無い
場合には広告画像を裏面にコピーすることも可能であ
る。このように、用紙の裏面を利用することにより原稿
のコピー結果が縮小されることが無く、原稿と複写結果
との縮小拡大率を変化させずにコピーを行なうことがで
きるというメリットもある。また、コピー結果の表面側
には広告画像が記録されていないので、広告入りコピー
から再コピーする際などに希望しない情報まで複写して
しまうという不具合を避けることができる。
【0065】上述した第2実施形態に係るDPPCにお
ける表示例を備えるDPPCと広告サーバとの間の通信
手順が図10に示されている。なお、基本構成を示すブ
ロック図については、図2に示す第1実施形態の構成図
におけるDPPC15が第2実施形態に対応している。
【0066】図10は第1実施形態における図5に対応
する通信プロトコルの手順を示す説明図であり、図10
において、まずDPPC15から広告データのダウンロ
ードが広告サーバ3側に要求される。広告サーバ3では
広告データのダウンロード要求があると広告データをD
PPC15に対して送信する。DPPC15では送信さ
れてきた広告データを記憶しておく。広告データを受け
取ったDPPC15において、ユーザが広告入りモード
を選択し、さらに好みの特定の広告を選択すると、DP
PC15は受信証明書を作成した後、その受信証明書を
広告IDと共に広告サーバ3に対して送信する。
【0067】広告IDと共に受信証明書を受信した広告
サーバ3は、送られてきた広告IDと受信証明書を確認
すると共に最大振込回数を確認してから、請求証明書を
作成し、この請求証明書,振込ID,広告IDを含む代
金請求情報をDPPC15に送信する。DPPC15で
は、振込情報を作成し、振込ID、請求証明書、振込先
を含む代金振込請求を広告サーバ3に請求する。請求を
受けた広告サーバ3では、請求証明書を確認し振込先に
代金を振り込む。代金の振込が済むと広告サーバ3は振
込完了通知を振込IDと共にDPPC15に対して送信
する。DPPC15が、広告サーバ3からの送信完了通
知を受信することにより一連の広告画像の配信が終了す
る。DPPC15側では、割引料金を操作用のディスプ
レイ等に表示して、ユーザが広告入りDPPCを実行す
ることができるようする。以上がDPPC15と広告サ
ーバ3との間の通信手順である。
【0068】図11は、DPPC15側の処理の流れを
示すフローチャートである。図10に示す通信手順の左
側に示すDPPC15側の処理の流れを示すものである
が、図10の右側に示される広告サーバにおける処理の
流れは図7に示す第1実施形態における処理の流れと同
様であるので、重複説明を省略する。
【0069】図11において、ステップS31におい
て、広告サーバ3に対して広告データを要求する。広告
サーバ3には複数のスポンサーの広告画像が整理して蓄
積されており、DPPC15側より全広告画像のダウン
ロードを要求したり、または特定の広告画像を選択して
ダウンロードすることができる。次に、ステップS32
において、広告サーバ3側より送られてきた広告データ
を広告IDと共に受信してメモリに記憶する。ステップ
S33ではユーザにコピーモードを選択させ、ユーザが
広告入りモードを選択した場合に図11の左側に示され
た広告入りモードの処理を実行する。
【0070】広告入りモードに入ると、まず、ステップ
S34において、ユーザに好みの特定広告画像を選択さ
せる。広告画像が選択されると、ステップS35に進
み、選択された広告の受信証明書が作成される。作成さ
れた受信証明書は、ステップS36において広告IDと
共に広告サーバ3側に送信される。広告サーバ3側では
送信されてきた受信証明書に基づいて、振込が可能であ
るか不可であるかを判断し可能である場合には振込I
D,広告ID,請求証明書等を作成し、振込不可または
可能な場合の所定データの何れかを送信している。
【0071】ステップS37では、広告サーバ3より送
信されてきた振込拒否通知または代金請求情報の何れか
を受信する。DPPC15側で振込拒否通知を受信した
場合には、振込不可として通常モードに移行し、ステッ
プS42に跳んで通常料金表示する。ステップS37で
広告サーバ3側から代金請求情報が送信されてきた場合
には、ステップS38に進み、振込に関する種々の項目
を広告サーバ3側に送信するための振込情報を作成す
る。次に、ステップS39において、振込ID,広告I
D,請求証明書,振込先等のデータを含む代金振込請求
を広告サーバ3に対して送信する。
【0072】広告サーバ3側では、代金振込請求を確認
して振込先に代金を振り込んだ後、振込完了通知をDP
PC15側に送信してくるので、ステップS40におい
て、DPPC15は振込完了通知を受信する。その後、
ステップS41において、例えば操作パネル等の表示部
に割引料金を表示する。その後の処理は、通常モードを
選択した場合のステップ42からの流れも同様である
が、ステップS43においてユーザがコピーボタンを押
下することによりコピー動作がスタートし、ステップS
44においてコピーが実行されて一連の処理が終了す
る。
【0073】(第3実施形態)以上説明した第2実施形
態に係るDPPCに広告データを配信して合成画像を形
成させることにより、原画像に広告画像を入れて合成さ
れたコピー画像を得ると共にこの広告画像をコピー画像
に取り入れたことに対する対価としての代金を広告サー
バ3側からDPPC15を使用するユーザに対して支払
うことが可能となる。DPPCにより広告画像を利用す
る際に、広告画像を確実にダウンロードして改竄するこ
となくコピーしたことを第3者により認証させることに
より、スポンサー側からユーザに対して個別にかつ確実
に代金を支払うことができるので広告の周知および頒布
を徹底させることができる。
【0074】以上説明した第2実施形態では、第1実施
形態のように広告そのものをユーザに受け入れて貰って
その受け入れに対する対価として代金を支払うのではな
く、コピー代金から広告受け入れの対価を差し引くこと
により結果としてユーザに広告の受入料を支払ってい
た。この考え方をさらに発展させると、例えばインター
ネット等の有料情報提供ネットワークシステムにおいて
も、有料情報をダウンロードして原画像を取り込んだ
後、広告画像を合成することによりダウンロード代金か
ら広告受け入れ対価相当分の広告代金を差し引くように
しても良い。
【0075】上記有料画像情報ダウンロードの際の広告
画像の合成による個別割引するシステムについて、図1
2および図13に示された第3実施形態に従い説明す
る。図12は第1実施形態の図2に対応するシステムの
全体構成を示すブロック図であり、図13は第3実施形
態に係るダウンロード料金一部代替支払いシステムの構
成を示すブロック図である。
【0076】図12において、本発明の第3実施形態に
係る料金一部代替支払いシステムはユーザとしての画像
形成装置1,有料情報サーバ2,広告サーバ3,認証機
関4,徴収機関端末5が、有料情報ネットワークとして
のインターネット7に接続されている。画像形成装置1
は、ユーザとしての例えばPC等のウェブ(Web)端
末13と、端末13にダウンロードされた有料画像情報
を広告画像と合成した後に印刷出力するプリンタ14
と、例えばコンビニエンスストアやレンタルオフィス等
に設置されてインターネット7を介して広告サーバ3よ
り広告画像をダウンロード可能なDPPC15と、を含
んで構成されている。有料情報サーバ2は、例えばウェ
ブ(Web)サーバ24により構成されている。広告サ
ーバ3はスポンサーの広告画像データを蓄積するもので
あり、認証機関4は電子的な証明書を発行することによ
り認証を行なうものである。徴収機関端末5は、例えば
銀行53により構成されているが、他の金融機関または
信販会社のような代金決済機関でさえあれば銀行に限定
されることはない。
【0077】図13において、料金一部代替支払いシス
テムは、画像情報を表示または記録する画像形成装置1
と、有料情報を提供する有料情報サーバ2と、広告提供
主が広告を提供するための広告サーバ3と、その広告の
提供があったことを認証する認証機関4と、有料情報サ
ービスの対価としての情報提供料金を代替徴収しかつ前
記認証機関の認証に基づいて前記広告受容の対価として
前記情報提供料金の一部を差し引くと共に差し引いた料
金を前記広告提供主から徴収する徴収機関端末5と、画
像形成装置1,有料情報サーバ2,広告サーバ3,認証
機関4,徴収機関端末5をネットワーク接続する有料情
報提供ネットワークとを備えている。
【0078】図13に示す上記基本概念に係る料金一部
代替支払いシステムにおいて、前記画像形成装置1は、
前記有料情報サーバ2に対して有料画像情報の提供を要
求する有料画像要求部11と、前記広告サーバ3に対し
て広告画像情報の提供を要求または選択する広告画像要
求/選択部12と、を備えている。また、前記広告サー
バ3は、広告画像要求/選択部12により要求または選
択された前記広告画像情報を前記有料情報サーバ2に供
給する広告画像情報提供部31を備えている。また、前
記有料情報サーバ2は、前記有料画像要求部11により
要求された前記有料画像情報を提供する有料画像情報提
供部21と、この有料情報提供部21より提供された前
記有料画像情報と前記広告画像情報提供部31より提供
された前記広告画像情報とを合成する画像合成部22
と、この画像合成部22により合成された広告入り画像
情報の徴収料金割合を決定する徴収料金割合決定部23
と、を備えている。
【0079】前記認証機関4は、前記画像合成部22に
より合成された前記広告入り画像情報に基づいて前記画
像形成装置1に提供される有料情報に広告が付加されて
いることを認証する広告付加認証部41を備え、また、
前記徴収機関端末5は、前記徴収料金割合決定部23に
より決定された割合に基づいて前記画像形成装置1のユ
ーザに対して広告料金を割り引いた後の料金を請求する
割引後料金徴収部51と、前記徴収料金割合決定部23
により決定された広告サーバ負担分の料金を広告サーバ
3に対して請求する広告料金徴収部31と、を備えてい
る。
【0080】有料画像情報を要求する画像形成装置1の
具体的な構成としては、上記第1実施形態において説明
したように、例えばインターネットのウェブ(Web)
端末として用いられるPCおよびこのPCにダウンロー
ドされた有料画像データを印刷記録するプリンタや、上
記第2実施形態において説明したように、コンビニエン
スストア等に設置されているディジタルカラー普通紙コ
ピー(DPPC)等が考えられる。前者の場合、有料情
報をダウンロードしてPCに付属するCRTやLCD等
の表示装置に表示する際に広告画像を同時に表示するこ
とにより原画像データをダウンロードする料金を割り引
くように構成しても良いし、付属するプリンタを使用し
て画像情報を記録する際に一括して料金を割り引くよう
にしても良い。
【0081】また、後者の場合、操作パネルと硬貨投入
口とを設けておくことにより、広告画像要求/選択部1
2の実質的な機能を操作パネルを用いて入力する。有料
画像要求部11はDPPCの原稿載置用ガラス面とコピ
ースイッチとし、操作パネルを介して選択した広告画像
を原稿画像に合成して複写することにより、コピー代金
を通常の料金から広告代を差し引いた料金として計算し
て表示する。このように構成することにより、例えば1
枚50円のコピー料金から広告代10円を差し引いた4
0円を投入することにより可能とすることもできるし、
1枚100円のカラーコピーをカラー広告を合成して1
枚当たりの広告代20円を差し引いて、1枚80円で提
供することも可能となる。
【0082】なお、叙述した実施形態においては代金の
振込や硬貨の払い戻しと等を例にして説明したが、本発
明はこれに限定されず、電子マネーを直接広告画像利用
装置や画像形成装置に送信するようにしても良い。ま
た、プリペイドカード方式のDPPCやプリンタ等を用
いてコピー代金やカラープリント代金の精算時に広告受
入料金を差し引いて徴収するようにしても良い。
【0083】また、上述した説明においては、広告を写
真やイラストレーション等の画像を念頭において説明し
ている箇所もあるが、この明細書の冒頭でも定義したよ
うに例えば文字、ロゴ、文書、数字、数式等を含むテキ
ストデータ等のような、他のフォーマットによる視覚的
に認識可能なデータであっても構わない。
【0084】以上詳細に説明したように、本発明に係る
広告受け容れ対価の支払いシステムによれば、広告をダ
ウンロードすることにより広告受容ユーザに広告受け容
れた以下に相当する代金が支払われるため、広告ネット
ワーク上での広告画像情報の配布または配信を効果的に
行なうことができる。また、代金振込を早い者勝ちとす
ることにより、広告配信の効果をより高めることも可能
となる。さらに、広告入りコピーサービスを行なう際
に、DPPC側から広告スポンサーに対してコピー代金
の一部を振り込ませる処理を代行することにより、ユー
ザの負担を軽くして安い料金での広告入りコピーが可能
となり、特にカラーコピー等の付加の高いコピーを提供
する際のユーザの負担を軽減して効率よく広告の配布を
行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成に係る広告画像受容ユーザへ
の広告受容対価の支払いシステムを示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の第1および第2実施形態に係る広告画
像受容ユーザへの広告受容対価の支払いシステムの構成
を示すブロック図である。
【図3】広告サーバに格納される(a)広告データを管
理するテーブル、(b)振込情報管理テーブルをそれぞ
れ示す説明図である。
【図4】ネットワークのウェブ(Web)端末における
表示画面を(a)ないし(d)により示す説明図であ
る。
【図5】ネットワークにおけるウェブ(Web)端末と
広告サーバとの間の通信手順を示す説明図である。
【図6】ネットワークに接続されたウェブ(Web)端
末の処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】ネットワークに接続された広告サーバの処理の
流れを示すフローチャートである。
【図8】本発明の第2実施形態に係るDPPCのディス
プレイの表示例を示す平面図である。
【図9】第2実施形態における広告入りコピーの記録例
を示す平面図である。
【図10】第2実施形態において、広告入りモードでコ
ピーを行なった場合のDPPCと広告サーバ間の通信手
順を示す説明図である。
【図11】第2実施形態のDPPCにおける処理の流れ
を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第3実施形態に係る有料情報提供ネ
ットワークにおける情報提供料金の一部代替支払いシス
テムの構成を示すブロック図である。
【図13】本発明の第3実施形態に係る有料情報提供ネ
ットワークにおける情報提供料金の一部代替支払いシス
テムを示すブロック図である。
【符号の説明】
1 広告画像利用装置(受容ユーザ) 2 有料情報サーバ 3 広告サーバ 4 認証機関 5 徴収機関 7 インターネット 11 有料画像要求部(手段) 12 広告画像要求/選択部(手段) 21 有料画像情報提供部(手段) 22 画像合成部(手段) 23 徴収料金割合決定部(手段) 31 広告画像情報提供部(手段) 41 広告付加認証部(手段) 51 割引後料金徴収部(手段) 52 広告料金徴収部(手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第3者の認証により広告画像を受入れたユ
    ーザに広告受容の対価を支払う広告受容の対価支払シス
    テムであって、 広告画像情報を表示または記録するために広告画像を要
    求または選択する広告画像利用装置と、 広告提供主が広告を提供するために設けられ、前記広告
    画像利用装置からの要求または選択によって広告画像情
    報を提供する広告サーバと、 前記広告利用装置により要求または選択された広告画像
    が広告サーバから広告画像利用装置に提供されたことを
    認証する認証機関と、 前記認証機関の認証に基づいて前記広告利用装置が広告
    画像を受入れた対価として広告受容代金を前記広告サー
    バから徴収して前記広告利用装置のユーザに対して支払
    う徴収機関端末と、 前記広告画像利用装置,広告サーバ,認証機関,徴収機
    関端末をネットワーク接続した広告画像提供ネットワー
    クと、 を備えることを特徴とする広告受容の対価支払システ
    ム。
  2. 【請求項2】第3者の認証により広告画像を受入れたユ
    ーザに広告受容の対価を支払う広告受容の対価支払シス
    テムであって、 広告画像情報を表示または記録するために広告画像を要
    求または選択する広告画像利用装置と、 広告提供主が広告を提供するために設けられ、前記広告
    画像利用装置からの要求または選択によって広告画像情
    報を提供する広告サーバと、 前記広告利用装置により要求または選択された広告画像
    が広告サーバから広告画像利用装置に提供されたことを
    認証する認証機関と、 前記認証機関の認証に基づいて前記広告利用装置が広告
    画像を受入れた対価として広告受容代金を前記広告サー
    バから徴収して前記広告利用装置のユーザに対して支払
    う徴収機関端末と、 前記広告画像利用装置,広告サーバ,認証機関,徴収機
    関端末をネットワーク接続した広告画像提供ネットワー
    クと、 を備え、 前記広告画像利用装置は、前記広告サーバに対して広告
    画像情報の提供を要求または選択する広告画像要求/選
    択部を備え、 前記広告サーバは、前記広告画像要求/選択部により要
    求または選択された前記広告画像情報を前記広告画像利
    用装置に供給する広告画像情報提供部を備え、 前記認証機関は、前記広告サーバより前記広告画像利用
    装置に対して提供された前記広告画像情報が改変される
    ことなく受け入れられたことを認証する認証部を備え、 前記徴収機関端末は、前記認証機関の認証部の認証に基
    づいて前記広告サーバから徴収した広告受け入れ代金を
    前記広告画像利用装置に支払う料金徴収部を備えること
    を特徴とする広告受容の対価支払システム。
  3. 【請求項3】第3者の認証により広告画像を受入れたユ
    ーザに広告受容の対価を支払う広告受容の対価支払シス
    テムであって、 広告画像情報を表示または記録するために広告画像を要
    求または選択する広告画像利用装置と、 広告提供主が広告を提供するために設けられ、前記広告
    画像利用装置からの要求または選択によって広告画像情
    報を提供する広告サーバと、 前記広告利用装置により要求または選択された広告画像
    が広告サーバから広告画像利用装置に提供されたことを
    認証する認証機関と、 前記認証機関の認証に基づいて前記広告利用装置が広告
    画像を受入れた対価として広告受容代金を前記広告サー
    バから徴収して前記広告利用装置のユーザに対して支払
    う徴収機関端末と、 前記広告画像利用装置,広告サーバ,認証機関,徴収機
    関端末をネットワーク接続した広告画像提供ネットワー
    クと、 を備え、 前記広告画像利用装置は原画像情報と広告画像情報とを
    合成した合成画像を表示または記録出力可能な画像形成
    装置により構成され、前記ネットワークには前記画像形
    成装置に有料画像情報を提供する有料情報サーバが接続
    されることによって前記広告受容の対価を支払うシステ
    ムは有料情報料金の一部代替支払いシステムとして構成
    され、前記徴収機関端末は前記広告サーバより広告を受
    け容れた利用ユーザに対して有料情報提供サービスの料
    金の一部を広告受入対価分だけ割り引いてユーザに請求
    することを特徴とする広告受容の対価支払システム。
JP2000324269A 2000-04-28 2000-10-24 広告受容の対価支払システム Pending JP2001312660A (ja)

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