JP2001312657A - ウェブサイト上でのインタラクティブなプロモーションのためのシステム、方法、装置、およびコンピュータプログラム製品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウェブサーバおよびカラーディスプレイに関
連する少なくとも１つのクライアント装置を含むシステ
ムで使用するオンラインプロモーションを提供するため
のシステム、方法、装置、およびコンピュータプログラ
ム製品を提供することである。 【解決手段】 本発明の方法は、ウェブサーバによって
制御されるウェブページ上で賞品ボックスフィールドを
提供するステップを含む。この方法は、賞品ボックスフ
ィールドの掩蔽デザイン部によって掩蔽される隠しイメ
ージを提供するステップも含み、この隠しイメージは、
ウェブサーバによって制御される。ユーザが、クライア
ント装置を用いてウェブサイトにログオンし、ティンテ
ッドフィルムのゲームデコーダを通してカラーディスプ
レイ上で賞品ボックスフィールドを見ると、隠しイメー
ジが読める。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、インターネット等
の１つまたは複数のネットワークを介してコンピュータ
によってアクセスされ得るウェブサイト上でインタラク
ティブなプロモーションを提供するためのシステム、方
法、装置、およびコンピュータプログラム製品に関す
る。インタラクティブなプロモーションの目的は、ウェ
ブサイトへのトラフィックを増加させることである。

【０００２】

【従来の技術】商取引が典型的に行われるインターネッ
ト上の場所であるワールドワイドウェブ（「ウェブ」と
も呼ばれる）は、つい１９９３年あたりから存在してい
るものである。ウェブ以前では、主に研究者および大学
によって使用されていたインターネット上には、グラフ
ィック、音声、または動画は存在しなかった。実在して
から数年のうちに、ウェブは、ビジネスの先導力となっ
た。統計は、ウェブが、毎年、数１０億ドルの価値のあ
るビジネスを生み出していることを示す。製品およびサ
ービスの売上および手数料は、経常収入の大部分を占め
る。小売業者、製造業者、卸売業者、および配給業者
は、全て、自分達のサービスおよび製品をオンラインで
販売している。したがって、産業界全体のビジネスのや
り方が変化している。例えば、不動産業界および観光業
界は、ますます多くの顧客がオンラインで買物および購
買を行うにつれ、劇的な変化を経験した。

【０００３】ウェブ上には、何百万というサイトが存在
する。とにかく会社は、自分達が誰で、何処にいて、何
を提供できるかを人々に知らせなければならない。多く
の会社は、どのように潜在的な顧客を見つけ出すか、ま
たは自分達の製品またはサービスをどうやって効率的に
販売するかを知らないために失敗してしまう素晴らしい
ビジネスのアイデアを持っている。より具体的には、多
くの会社は、顧客のトラフィックを自分たちのウェブサ
イトへと導く方法を知らない。顧客のトラフィックを持
たないウェブサイトは、空の店のようなものである。顧
客のいない場所では、売上げがあるはずがない。

【０００４】典型的には、第１のステップは、企業が自
分達のウェブサイトをメインサーチエンジンおよびディ
レクトリに登録することである。これらのメインサーチ
エンジンおよびディレクトリには、Ｉｎｆｏｓｅｅｋ、
Ａｌｔａ Ｖｉｓｔａ、Ｙａｈｏｏ、ＨｏｔＢｏｔ、Ｎ
ｏｒｔｈｅｒｎ Ｌｉｇｈｔｓ、Ｅｘｃｉｔｅ、Ｌｙｃ
ｏｓ、Ｗｅｂｃｒａｗｌｅｒ、およびＷＷＷＷｏｒｍ等
が含まれる。これにより、ウェブのユーザ（すなわち、
見込み客）が、サーチエンジンの１つを用いて入力する
検索語に基づいて、企業のウェブサイトを見つけること
ができる。

【０００５】企業のウェブサイトへのトラフィックを増
加させる別の方法は、名刺および通信文上、およびあら
ゆる印刷物または広告にユニフォームリソースロケータ
ー（ＵＲＬ）（「ウェブサイトアドレス」とも呼ばれ
る）を入れることである。しかし、この種のマーケティ
ングは、企業の代表者と接触する、または企業の印刷物
または広告を読む見込み客に及ぶのみである。さらに、
このような方法は、あまり気を引くものではなく、その
結果、見込み客が企業のウェブサイトにログオンしない
かもしれない。

【０００６】企業のウェブサイトへのトラフィックを増
加させる別の方法は、企業のウェブサイトアドレスを含
む対象を絞った電子メールを見込み客に送ることであ
る。しかし、この方法は、企業が獲得できる電子メール
リストによって制限を受ける。

【０００７】ウェブサイトへのトラフィックの獲得を試
みる方法には、より気を引く方法が多数存在する。例え
ば、企業は、他のウェブサイト上にクリックスルー広告
バナー（ｃｌｉｃｋ−ｔｈｒｏｕｇｈ ａｄｖｅｒｔｉ
ｚｉｎｇ ｂａｎｎｅｒ）を配置し得る。ユーザがバナ
ーをクリックすると、ユーザは、その企業のウェブサイ
トにジャンプする。典型的には、わずか数個のバナー
を、１つのウェブサイト上に一度に表示することができ
る。従って、その企業のバナーは、別の企業のバナーに
取って代わられる前に数秒間表示されるだけかもしれな
い。さらに、これらのバナーは非常に一般的になってい
るので、昔ほど気を引くものではないかもしれない。従
って、企業のウェブサイトへのトラフィックを増加させ
るためのより気を引く方法が必要とされる。

【０００８】Ｇｌｏｂａｌ Ｃｏｍｍｅｒｃｅ Ｇｒｏ
ｕｐは、ユーザがウェブサイト上の青い画面にかざすＭ
ｙｌａｒデコーダカード（ゲームピース（ｇａｍｅ ｐ
ｉｅｃｅ）とも呼ばれる）から構成されるＷｅｂＤｅｃ
ｏｄｅｒ（商標）と呼ばれるプロモーション用アイテム
を市販している。このゲームピースは、次に、Ｍｙｌａ
ｒデコーダカード中に隠された隠しメッセージを表示す
る。このゲームがコンテストプロモーションに使用され
る場合には、メッセージは、「あたり」または「もう一
度挑戦して下さい」等であるかもしれない。ＷｅｂＤｅ
ｃｏｄｅｒの詳細は、１９９９年１１月１６日にＢａｒ
ｎｈａｒｔらに発行された米国特許第５，９８４，３６
７号に記載されていると思われる。

【０００９】米国特許第５，９８４，３６７号に記載さ
れるように、ゲームピースは、イメージを形成するため
に１１０〜１８０の密度で透明／半透明の基板上に堆積
される着色インクの第１のパターンから構成される。次
に、第１のパターンのインクとは異なる色の着色インク
の第２のパターンが、第１のパターンの少なくとも一部
の上に９０〜１７０の密度で基板上に堆積される。ゲー
ムピースに、第２のパターンのインクと同じ色の付加光
（ａｄｄｉｔｉｖｅ ｌｉｇｈｔ）があたると、第１の
パターンのインクから成る以前に隠されたイメージが認
知できるようになる。米国特許第５，９８４，３６７号
によれば、透明または高度に半透明な基板がゲームピー
スに使用され、且つ、インクの塗布密度が特定の範囲で
制御されるので、ゲームピースは、コンピュータモニタ
または他の低強度の付加光源と共に使用され得る。

【００１０】

【発明が解決しようとする課題】上記のＷｅｂｄｅｃｏ
ｄｅｒプロモーションの不利点の１つは、固有のゲーム
ピースが見込み客それぞれに送られる必要がある点であ
る。別の不利点は、Ｗｅｂｄｅｃｏｄｅｒがプロモーシ
ョンコンテストの一部として使用される場合に、ゲーム
の当選者の数および／または割合が制御され得ない点で
ある。なぜなら、見込み客に対して（例えば、郵送によ
って、または雑誌中で）配布されたゲームピースの多く
が、一度も使用されないかもしれないからである。例え
ば、見込み客は、自分達が当選者であるかどうかを見る
ために適切なウェブサイトに一度もログオンしないかも
しれないし、見込み客が、当選しているゲームピースを
含む郵便物を捨てるかもしれないし、または当選してい
るゲームピースが売れていない雑誌中にあるかもしれな
い。別の不利点は、Ｗｅｂｄｅｃｏｄｅｒのゲームピー
スが、１つのプロモーションにのみ使用され得る点であ
る。Ｗｅｂｄｅｃｏｄｅｒゲームピースの別の不利点
は、見込み客が、別の低強度の付加光源を用いてゲーム
ピースをデコードし、その結果、ゲームピースがプロモ
ーションを行っているウェブサイトに実際にログオンす
ることが一度もないかもしれない点である。従って、現
在のオンラインプロモーションの上記の不利点の幾つか
または全てを克服する必要がある。

【００１１】

【課題を解決するための手段】本発明は、ウェブサーバ
およびカラーディスプレイに関連する少なくとも１つの
クライアント装置を含むシステムで使用するオンライン
プロモーションを提供するためのシステム、方法、装
置、およびコンピュータプログラム製品に向けられる。
ある実施形態によれば、この方法は、ウェブサーバによ
って制御されるウェブページ上で賞品ボックスフィール
ド（ｐｒｉｚｅ ｂｏｘ ｆｉｅｌｄ）を提供するステ
ップと、賞品ボックスフィールドの掩蔽デザイン部（ｏ
ｂｓｃｕｒｉｎｇ ｄｅｓｉｇｎ ｐｏｒｔｉｏｎ）に
よって掩蔽される隠しイメージを提供するステップとを
含み、隠しイメージは、ウェブサーバによって制御され
る。ユーザ（例えば、人）が、クライアント装置を用い
てウェブサイトにログオンし、ゲームデコーダを通して
カラーディスプレイ上の賞品ボックスフィールドを見る
と、隠しイメージが読める。

【００１２】本発明のある実施形態によれば、ゲームデ
コーダは、ティンテッドフィルム（ｔｉｎｔｅｄ ｆｉ
ｌｍ）を含む。ある実施形態では、掩蔽デザイン部の大
部分が、ティンテッドフィルムの色相から、０度から３
０度の範囲の色相、またはティンテッドフィルムの色相
から、３２０度から０度の範囲の色相を有する。ある実
施形態では、隠しイメージが、ティンテッドフィルムの
色相から、１５０度から２１０度の範囲の色相を有す
る。ある特定の実施形態によれば、掩蔽デザイン部は、
ティンテッドフィルムの色相から、１５０度から２１０
度の範囲の色相も有する騙し部（ｄｅｃｏｙ）を含む。

【００１３】本発明のある実施形態によれば、賞品ボッ
クスフィールドの掩蔽デザイン部の少なくとも一部が動
的であり、それによって、掩蔽デザイン部の掩蔽効果が
増す。

【００１４】本発明のある実施形態によれば、ウェブサ
ーバが、隠しイメージを決定する。ウェブサーバは、隠
しイメージを無作為に決定し得る。あるいは、ウェブサ
ーバは、ウェブページが表示される回数の所定の割合だ
け、ある特定の隠しイメージが表示されるように隠しイ
メージを決定し得る。別の実施形態では、ウェブサーバ
は、事前定義された期間中の所定の回数だけ、ある特定
の隠しイメージが表示されるように隠しイメージを決定
する。

【００１５】システム、サーバ装置、およびコンピュー
タプログラム製品に向けられる本発明のさらなる関連の
実施形態もまた提供される。

【００１６】本発明のさらなる特徴および利点、並びに
本発明の様々な実施形態の構成および動作を、添付の図
面を参照して以下に詳細に説明する。

【００１７】

【発明の実施の形態】本発明の特徴、目的、および利点
は、図全体を通して同様の参照符号が一致する部品を示
す図面と合わせて、以下に記載する詳細な説明から、よ
り明白となるであろう。

【００１８】Ｉ．序文 本発明は、ウェブサイト上で使用するためのインタラク
ティブなプロモーションである。本発明の目的は、ウェ
ブサイトへのトラフィックを増加させることである。本
発明がインタラクティブである理由は、ビューアー（す
なわち、コンピュータ１０２のユーザ）が、ウェブペー
ジの特定のコンテンツを見るために物理的に何かをする
必要があるからである。本発明のこのインタラクティブ
な特徴は気を引くものである。なぜなら、典型的には、
単に観察するよりも参加することを人は好むからであ
る。本発明を詳細に説明する際に、特定の特徴のさらな
る利点を示す。

【００１９】ＩＩ．システム例 本発明が有用であるシステム例１００を図１に示す。シ
ステム１００には、インターネット１０４等の１つまた
は複数のネットワークによって全て共にリンクされるコ
ンピュータ１０２およびウェブサイト１０６（例えば、
ある業者のウェブサイト）が含まれる。インターネット
１０４は、グローバル分散型ネットワークを形成するた
めに１組の標準プロトコルによって共にリンクされる相
互接続された（公衆および／または私設）ネットワーク
の集まりである。コンピュータ１０２は、ユーザ（例え
ば、見込み客）がウェブブラウザ１１４を介してウェブ
サイトをインタラクティブにブラウズすることを可能に
する任意のタイプの計算機器であり得る。例えば、コン
ピュータ１０２は、Ｗｉｎｄｏｗｓ ＮＴ（登録商標）
オペレーティングシステムをランするパーソナルコンピ
ュータ（ＰＣ）であり得る。コンピュータ１０２はま
た、インターネットに無線でアクセスする無線装置（例
えば、ＰａｌｍＰｉｌｏｔ（登録商標）または無線電
話）でもよい。コンピュータ１０２の要件は、カラーグ
ラフィックスを表示できるディスプレイを有する、また
はカラーグラフィックスを表示できるディスプレイに取
り付けられていることである。

【００２０】ウェブサイト１０６は、例えば、見込み客
が製品を購入することを可能にする様々な機能性を提供
するサイトである。典型的には、サイト１０６は、製品
および／またはサービスを販売する企業団体（例えば、
業者）によって運営される。ウェブサイト１０６は、通
信社等の情報団体によって運営されてもよく、または、
寄付を求める非営利機関によって運営されてもよい。こ
れらは、ウェブサイト１０６を運営または主催し得る団
体の種類の数例にすぎない。これらの例は、限定的にと
らえられるものではない。

【００２１】より一般的には、ウェブサイト１０６は、
ワールドワイドウェブの標準プロトコルを用いて、ネッ
トワーク（例えばインターネット）上で情報コンテンツ
を提供するコンピュータシステムを含む。ウェブサイト
１０６は、ネットワーク上で情報コンテンツを提供する
ハードウェアおよびソフトウェアコンポーネントと、ウ
ェブサイト１０６のユーザに対するサービスを行う「バ
ックエンド」ハードウェアおよびソフトウェアコンポー
ネントとの両方を含む。図１に示されるように、ウェブ
サイト１０６は、ウェブサーバ１０８、ウェブページ１
１０（文書とも呼ばれる）、およびコンピュータプログ
ラム１１２を含む。ウェブページ１１０を「アップ」ま
たは送達できるウェブサーバ１０８は、典型的には、少
なくとも１つのインターネットプロトコル（ＩＰ）アド
レスと、おそらくドメイン名（すなわち、１つまたは複
数のＩＰアドレスを識別する名）とを有する。ウェブペ
ージ１１０は、各々が、典型的には固有のユニフォーム
リソースロケーター（ＵＲＬ）によって識別される文書
である。コンピュータプログラム１１２は、顧客と取引
きを行うための機能等のウェブサイト１０６の機能を自
動化するためのソフトウェアを含む。ほとんどのコンピ
ュータは、サーバソフトウェアをインストールし、マシ
ンをインターネットに接続することによってウェブサー
バとすることができる。ＮＣＳＡおよびＡｐａｃｈｅの
パブリックドメインソフトウェア、およびＭｉｃｒｏｓ
ｏｆｔ、Ｎｅｔｓｃａｐｅ等の市販パッケージを含む多
数のウェブサーバソフトウェアアプリケーションが存在
する。

【００２２】コンピュータ１０２は、Ｍｉｃｒｏｓｏｆ
ｔ Ｉｎｔｅｒｎｅｔ ＥｘｐｌｏｒｅｒまたはＮｅｔ
ｓｃａｐｅ Ｎａｖｉｇａｔｏｒ等のウェブブラウザ１
１４を含む。動作時には、コンピュータ１０２のユーザ
は、ウェブブラウザ１１４を用いてウェブサイト１０６
にアクセスする。ウェブブラウザ１１４は、例えば、ネ
ットワーク１０４上でウェブサイト１０６のウェブサー
バ１０８と通信するためにハイパーテキスト転送プロト
コル（ＨＴＴＰ）を使用する。ウェブサーバ１０８は、
ハイパーテキストマークアップ言語（ＨＴＭＬ）または
「ウェブ」文書の形式で書かれた文書１１０のローカル
な格納場所にアクセスする。文書１１０は、ウェブブラ
ウザ１１４を介してコンピュータ１０２のユーザが、要
求したり、取り出したり、見たりすることが可能であ
る。

【００２３】クライアント−サーバ型のシステムである
上記のアーキテクチャによって、ウェブサイト１０６の
ホストが、多数の（例えば、何千人）のコンピュータ１
０２のユーザとインタラクトする（例えば、取引きす
る）ことが可能になる。このようなクライアント−サー
バ型システムにおいては、要求する装置／プログラムを
「クライアント」と呼び、応答する装置／プログラムを
「サーバ」と呼ぶ。この明細書の状況においては、クラ
イアント（「クライアント装置」とも呼ばれる）は、コ
ンピュータ１０２と、コンピュータ１０２上でランする
ウェブブラウザ１１４（単にブラウザ１１４とも呼ばれ
る）とである。ウェブサーバ１０８（単にサーバ１０８
とも呼ばれる）は、ウェブページを提供することによっ
てブラウザの要求に応答する装置／プログラムである。

【００２４】ＩＩＩ．本発明の実施形態 図２を参照すると、本発明のインタラクティブなプロモ
ーションは、ウェブブラウザ１１４を介してコンピュー
タ１０２のディスプレイ２０６（例えば、モニタ）上で
ユーザ２１０が見ることのできるウェブページ２０４上
に賞品ボックスフィールド２０２を提供するウェブサー
バ−１０８によってサポートされている。図示されるよ
うに、ユーザ２１０は、隠しイメージの読み取りを要求
されるゲームデコーダ２０８（ゲームピースまたはプロ
モーションピースとも呼ばれる）を保持している。この
隠しイメージ（例えば、テキストメッセージまたはグラ
フィック画像）は、図２中では見ることができない。な
ぜなら、賞品ボックスフィールド２０２の掩蔽デザイン
部２１２またはカモフラージュ部分によって掩蔽されて
いるからである。

【００２５】ある実施形態では、ゲームピース２０８
は、透明または半透明の着色フィルムから構成され、こ
の着色フィルムは、その色に応じて、隠しイメージの可
読性が向上し、その結果、ユーザ２１０に識別可能であ
るように、掩蔽デザイン部２１２をフィルタ除去する
（ｆｉｌｔｅｒ ｏｕｔ）。もちろん、ゲームピース
は、例えば着色フィルムを包囲する半透明でない縁を有
し得る。ゲームピース２０８は、多くの方法で配布され
得る。例えば、ゲームピース２０８は、ダイレクトメー
ルによって、または雑誌またはカタログの挿入物として
配布され得る。ゲームピース２０８はまた、野球カード
のパッケージまたは飲み物の容器のような製品と共に配
布され得る。ゲームピース２０８がどのように配布され
るかにかかわらず、ゲームピース２０８の受取人は、そ
のゲームピースが関連するウェブサイト１０６について
知らされるべきである。従って、ある実施形態では、ウ
ェブサイトアドレスが、ゲームピース２０８上に印刷さ
れ、それによって、ユーザは、関連するプロモーション
にアクセスする方法が常にわかる。

【００２６】ゲームピース２０８が食品タイプのプロモ
ーションにおいて使用される場合には、「Ｐｌａｓｔｉ
ｃ Ａｄｖｅｒｔｉｓｉｎｇ Ｉｎｓｅｒｔ ｆｏｒ
Ｆｏｏｄ Ｐａｃｋａｇｅｓ」という名称の米国特許第
４，８３７，９５６号、「Ｐｒｏｍｏｔｉｏｎａｌ Ｇ
ａｍｅ」という名称の米国特許第４，７８１，３７８
号、または「Ｐｒｏｍｏｔｉｏｎａｌ Ｇａｍｅ」とい
う名称の米国特許第４，７７５，１５４号（これらの各
々の全文を本明細書中に援用する）に開示されるような
ゲームピースを使用することが好ましい。これらの特許
に開示されるゲームピースは、食品に対して安全であ
り、食品からの湿気または油脂の吸収から保護されてい
る。

【００２７】詳細に説明する具体的な実施形態例によれ
ば、ゲームピース２０８は、赤の着色フィルムである、
または赤の着色フィルムを含む。このような実施形態で
は、赤の着色フィルムのゲームピース２０８が、賞品ボ
ックスフィールド２０２上で（例えば、ユーザ２１０に
よって）保持されると、掩蔽デザイン部２１２のうちの
（カラーホイール（ｃｏｌｏｒ ｗｈｅｅｌ）上での）
赤色に近い部分は、実質的に影響を受けず、自由に赤の
着色フィルム中を通過する（そして、その結果、実質的
にフィルタ除去される）。それとは対照的に、赤に近く
ない色（シアン等）は、赤の着色フィルムをそれほど自
由に通過しない。より具体的には、シアン光は、赤の着
色フィルムのゲームピース２０８を容易に通過しないの
で、シアン色の隠しイメージが、ゲームピース２０８を
通して暗く（ほとんど黒に）見え得る。従って、ゲーム
ピース２０８が赤のフィルムから構成される本発明の一
実施形態では、サーバ１０８は、隠しイメージが実質的
にシアンである賞品ボックスフィールド２０２を含むウ
ェブページ２０４を提供する。

【００２８】掩蔽デザイン部２１２の大部分は、ゲーム
ピース２０８に使用されたフィルムの色に近い色である
べきである。従って、本発明のこの実施形態では、掩蔽
デザイン部２１２の少なくとも一部は、赤および／また
は赤の色調（明るい赤および／または暗い赤等）、およ
び／または赤に近い他の色（マゼンタ等）であるべきで
ある。

【００２９】ある実施形態によれば、掩蔽デザイン部２
１２の少なくとも一部が、隠しイメージに色が近い（例
えば、シアンに近い）騙し部から構成される。騙し部の
目的は、ユーザがゲームピース２０８を使用せずに（す
なわち、ゲームピース２０８を通して賞品ボックスフィ
ールド２０２を見ることなく）隠しイメージをデコード
できることを防止する補助をすることである。しかし、
ユーザ２１０が、ゲームピース２０８を通して賞品ボッ
クスフィールド２０２を見る際に騙し部が見えるので、
騙し部は、好ましくは、実際の隠しイメージの上に重な
らない、または実際の隠しイメージを掩蔽しない。騙し
部の一例を、図６Ａに関連して以下に説明する。

【００３０】ある実施形態によれば、掩蔽デザイン部２
１２の少なくとも一部は、アニメーションである、また
は動いている点で動的である。ある実施形態では、これ
は、カリフォルニア州サンフランシスコのＭａｃｒｏｍ
ｅｄｉａ Ｉｎｃ．によって開発されたソフトウェアで
あるＦｉｒｅｗｏｒｋｓ（商標）を用いて達成される。
Ｆｉｒｅｗｏｒｋｓ（商標）ソフトウェアを用いて、Ａ
ｄｏｂｅ Ｐｈｏｔｏｓｈｏｐ（商標）ファイルをフレ
ームに分散させ、それによって、グラフィックインター
チェンジフォーマット（ＧＩＦ）アニメーションを作成
する。しかし、もちろん他のアニメーション製品を用い
て、本発明のこれらの特徴を実施することが可能であ
る。ある実施形態によれば、少なくとも２つの異なるフ
レームが、１つのループ中で使用され、それによって、
アニメーションが生じる。これらのフレームの例を図４
に示す。アニメーションは、各フレームを１つの連続す
るループ中で約０．１５秒の間表示することによって達
成される。たった２つのフレームがアニメーションに使
用されるある例においては、第２のフレームの部分と同
じ第１のフレームの部分は、掩蔽デザイン部２１２の静
的または非アニメーション部分である。第２のフレーム
の部分と異なる第１のフレームの部分は、掩蔽デザイン
部２１２のアニメーションまたは動的部分である。これ
は、図６Ａを説明する際に、以下により詳しく説明され
る。

【００３１】掩蔽デザイン部２１２の動的部分の利点
は、ユーザ２１０がゲームピース２０８を使用せずに隠
しイメージをデコードできることをさらに防止する点で
ある。すなわち、動的部分によって、掩蔽デザイン部２
１２の掩蔽効果が増す。動的な掩蔽デザイン部２１２の
別の利点は、ユーザ２１０の気を引き、その結果、ユー
ザ２１０がウェブサイト１０６に戻る、および／または
ウェブサイト１０６を他のユーザに勧める可能性が増し
得ることである。

【００３２】上記のように、ユーザ２１０は、図３に示
されるように、賞品ボックスフィールド２０２の隠しイ
メージを読むためにゲームピース２０８を使用しなけれ
ばならない。より具体的には、本質的に賞品ボックスフ
ィールド２０２をデコードするためには、ユーザ２１０
は、ゲームピース２０８を賞品ボックスフィールド２０
２上に保持し、ゲームピース２０８を通して賞品ボック
スフィールド２０２を見る。これによって、上記のよう
に、ある色はフィルタ除去され、他の色は、ゲームピー
ス２０８を自由に通過しない。従って、ウェブサーバ１
０８によって、隠しイメージが、ゲームピース２０８を
自由に通過しない色で表示され（すなわち、隠しイメー
ジに色を割り当てる）、それによって、隠しイメージ
が、ゲームピース２０８を通して見られ得る。例えば、
ゲームピース２０８が、赤の半透明フィルムから構成さ
れている場合には、隠しイメージは、シアンであるべき
である。図３の例では、隠しイメージ３０２は、「あた
り」というテキストである。もちろん、隠しイメージ
は、「はずれ、もう一度挑戦して下さい」、または「こ
のウェブサイトを訪問中に今購入すれば商品はすべて１
０％オフ」等という任意の他のタイプのテキストでもよ
い。隠しイメージはまた、テキスト以外のイメージまた
はテキストに加えて他のイメージから構成されていても
よい。例えば、隠しイメージは、ロゴ、ニコニコ顔、し
かめ面、または任意の他のグラフィカルイメージであり
得る。図２に示されるように、ある特定の隠しイメージ
を見た場合にユーザが何をすればよいのかを指示する追
加のテキストが、ウェブページ２０４上に含まれ得る。

【００３３】本発明のある実施形態では、ウェブページ
２０４は、１つまたは複数の特定の隠しイメージが表示
される場合に、認証コード（例えば、複数の英数字記
号）を含む。例えば、「あたり」という隠しイメージ
が、賞品ボックスフィールド２０２中で提供される場合
には、ウェブページ２０４は、電話をかけるように指示
された電話番号に電話をかける際にユーザ２１０が復唱
できる認証コードを含む。このように、ウェブサイト１
０６のホストは、例えば、ユーザ２１０が実際に当選者
かどうかを決定できる。このような認証コードは、賞品
ボックスフィールド２０２の外側のウェブページ２０４
上に配置され得る。別の実施形態では、このような認証
コードは、隠しイメージの一部であり、従って、ゲーム
ピース２０８が、認証コードを見ることを必要とする。

【００３４】ある代替の実施形態では、１つまたは複数
の特定の隠しイメージが表示される場合に、ウェブペー
ジ２０４（または別のウェブページ）が、ユーザ２１０
が連絡用情報を入力できる１つまたは複数の編集可能フ
ィールドを含む。この連絡用情報は、例えば、賞品をユ
ーザ２１０に送るために使用され得る。ある例では、
「あたり」の隠しイメージが、賞品ボックスフィールド
２０２中にあれば、ウェブページ２０４は、ユーザが、
自分の名前、郵便の宛先、および電子メールアドレスを
入力できる編集可能フィールドを含む。このような連絡
用情報は、例えば、ユーザ２１０に賞品を提供するため
に使用され得る。

【００３５】上記のように、図４は、アニメーションを
用いた賞品ボックスフィールド２０２を作成するために
使用され得る２つのフレーム例を示し、このアニメーシ
ョンは、各フレーム４０２および４０４（すなわち、フ
レーム１およびフレーム２）を、１つの連続するループ
中で約０．１５秒間表示することによって達成される。
より具体的には、フレーム４０２が０．１５秒間表示さ
れ、次に、フレーム４０４が０．１５秒間表示され、次
に、フレーム４０２が０．１５秒間表示され、次に、フ
レーム４０４が０．１５秒間表示される（以下同様に続
く）。もちろん、０．１５秒以外の各フレームを表示す
る期間が使用され得る。すなわち、アニメーションの速
度を上げるためには、各フレーム４０２および４０４が
表示される期間を短縮するべきである。逆に、アニメー
ションの速度を下げるためには、各フレーム４０２およ
び４０４が表示される期間を長くするべきである。使用
されるフレーム数も増やされ得る。ある実施形態では、
アニメーションがユーザに認識可能である。すなわち、
アニメーションを、例えば、動く文字、スクロールする
テキスト、または花火の打ち上げに似せることも可能で
ある。次に、賞品ボックスフィールド２０２がゲームピ
ース２０８を通して見られると、アニメーションは、実
際にはフィルタ除去され、隠しイメージが読める。さら
に別の実施形態では、隠しイメージは、賞品ボックスフ
ィールド２０２がゲームピース２０８を通して見られる
と、アニメーションを用いた隠しイメージが見えるよう
にアニメーション化され得る。

【００３６】図５は、各フレーム４０２および４０４を
構成し得る複数の層を示す。より具体的には、層５０２
ａ、５０４ａ、５０６ａ、５０８ａ、５１０ａ、および
５１２ａは、フレーム４０２を構成する層の例である。
層５０２ｂ、５０４ｂ、５０６ｂ、５０８ｂ、５１０
ｂ、および５１２ｂは、フレーム４０４を構成する層の
例である。ある実施形態によれば、各層は、異なる色の
ものである。好ましくは、少なくとも３つの異なる層
（従って、３つの異なる色）が、掩蔽デザイン部を作成
するために使用される。フレーム５０２ａおよび５０２
ｂが異なることに注目されたい。従って、これらの層
は、賞品ボックスフィールド２０２の掩蔽デザイン部２
１２のアニメーション部分の一部である。同様に、層５
０４ａおよび５０４ｂもまた、賞品ボックスフィールド
２０２の掩蔽デザイン部２１２のアニメーション部分の
一部である。層５０６ａおよび５０６ｂが同じであるこ
とに注目されたい。従って、これらの層は、賞品ボック
スフィールド２０２の静的部分の一部である。同様に、
層５０８ａおよび５０８ｂおよび層５１０ａおよび５１
０ｂは、賞品ボックスフィールド２０２の掩蔽デザイン
部２１２の静的部分の一部である。最後に、この例では
静的である層５１２ａおよび５１２ｂが、隠しイメージ
３０２を含む。

【００３７】上記のように、掩蔽デザイン部２１２の色
は、典型的には、ゲームピース２０８のティンテッドフ
ィルムの色に近い色であるべきである。スミスのＨＳＶ
（色相、彩度、明度）のモデルから見れば、これは、ゲ
ームピース２０８のティンテッドフィルムを容易に通過
する（従って、効果的にフィルタ除去される）掩蔽デザ
イン部２１２の色相が、ティンテッドフィルムの色相か
ら約０度から３０度の範囲、またはゲームピース２０８
のティンテッドフィルムの色相から３２０度から０度の
範囲（０度を含む）にあるべきであることを意味する。
それに対して、隠しイメージ３０２の色相および掩蔽デ
ザイン部２１２の騙し部の色相は、ゲームピース２０８
のティンテッドフィルムの色相から約１５０度から２１
０度の範囲にあるべきである。最適には、隠しイメージ
３０２の色相は、ゲームピース２０８のティンテッドフ
ィルムの色相から１８０度（すなわち、補色）である。
例えば、ティンテッドフィルムが純粋な赤（すなわち、
０度の色相を有する）である場合には、最適な隠しイメ
ージ３０２はシアン（すなわち、１８０度の色相を有す
る）である。別の例では、ティンテッドフィルムが純粋
な黄色（すなわち、６０度の色相を持つ）である場合に
は、最適な隠しイメージ３０２は純粋な青（すなわち、
２４０度の色相を有する）である。さらに、「色がどの
程度純粋であるか」を評価できる隠しイメージ３０２の
彩度は、比較的低く、約２０％から３０％の間であるべ
きであり、それによって、隠しイメージ３０２が、掩蔽
デザイン部２１２によって、より簡単にカモフラージュ
される。隠しイメージ３０２の彩度が高すぎれば、ユー
ザが、ゲームピース２０８を用いることなく隠しイメー
ジ３０２を解読することが可能になり得る。さらに、カ
ラーイメージから反射される、またはカラーイメージに
よって透過される光の強度の差を表す隠しイメージの明
るさ（「明度」または「強度」としても知られる）は、
好ましくは、５０％から７５％の範囲である（１００％
は最大明度である）。

【００３８】上記のように、賞品ボックスフィールド２
０２がゲームピース２０８を通して見られると、騙し部
が読めるので、騙し部は、好ましくは、隠しイメージ３
０２の上に重ならない、または隠しイメージ３０２を掩
蔽しない。図５の層の例を参照すると、層５１０ａおよ
び５１０ｂは、掩蔽デザイン部２１２の騙し部の例を含
んでいる。従って、例えば、ゲームピース２０８が、純
粋な赤のティンテッドフィルム（すなわち、０度の色相
を有するフィルム）を含む場合には、層５１０ａおよび
５１０ｂの色相は、好ましくは、約１５０度から２１０
度の範囲であるべきである。上記のように、掩蔽デザイ
ン部２１２の残りの部分（すなわち、騙し部以外の部
分）は、色相がティンテッドフィルムに似ているべきで
あり、従って、層５０２ａ、５０２ｂ、５０４ａ、５０
４ｂ、５０６ａ、５０６ｂ、５０８ａ、および５０８ｂ
の色相は、約０度から３０度の範囲、または約３２０度
から０度の範囲（０度を含む）のものであるべきであ
る。ゲームピース２０８のティンテッドフィルムが赤で
ある場合には、層５０２ａ、５０２ｂ、５０４ａ、５０
４ｂ、５０６ａ、５０６ｂ、５０８ａ、および５０８ｂ
に使用され得る色の例は、ウェブ安全色の赤緑青（ＲＧ
Ｂ）１６進コードから、マゼンタ（ｃｃ ３３９９）、
赤（ｃｃ ３３ ３３）、薄い赤（ｆｆ ９９ ９
９）、および暗い赤（９９ ３３ ３３）である。ゲー
ムピース２０８のティンテッドフィルムが赤である場合
には、層５１０ａおよび５１０ｂ（騙し部）、および層
５１２ａおよび５１２ｂ（隠しイメージ３０２）に使用
され得る色の一例は、シアン（６６９９ ９９）であ
る。

【００３９】図６の（Ａ）は、隠しイメージから目をさ
らに逸らさせるために使用され得る追加の上層５１４を
示す。この上層５１４は、例えば、ウェブサイト１０６
のホストのロゴであり得る。上層５１４のコンテンツ５
１６（例えば文字）は、好ましくは、前景にきて、ユー
ザ２１０の目を引く色（例えば白）である。この色はま
た、賞品ボックスフィールド２０２がゲームピース２０
８を通して見られる際に隠しメッセージに影響を与えな
いように選択されるべきである。ある実施形態では、コ
ンテンツ５１６の色は、ゲームピース２０８を通して見
る場合にフィルタ除去されるように選択される。別の実
施形態では、コンテンツ５１６の色はフィルタ除去され
ないが、それでも、賞品ボックスフィールド２０２がゲ
ームピース２０８を通して見られる際に、隠しイメージ
の判読を妨害しない。

【００４０】図６の（Ｂ）は、他の層（例えば、５０２
ａ、５０４ａ、５０６ａ、５０８ａ、５１０ａ、および
５１２ａ）の上に上層５１４を含むフレームを示す。図
６の（Ｂ）に示されるようなある実施形態では、コンテ
ンツ５１６は、コンテンツ５１６の後ろの掩蔽デザイン
部２１２の少なくとも一部がコンテンツ５１６を通して
見えるように少なくとも部分的に透明である。コンテン
ツ５１６の後ろにある隠しイメージの全体は、ゲームピ
ース２０８を通して見られる際に隠しイメージが読める
ようにコンテンツ５１６を通して見えるべきである。す
なわち、コンテンツ５１６は、隠しイメージに対して完
全に透明であるべきである。

【００４１】本発明の重要な局面は、隠しイメージのコ
ンテンツを最終的に決定および提供するのは、ゲームピ
ース２０８ではなく、ウェブサーバ１０８であることで
ある。従って、同じゲームピース２０８が、ウェブサイ
ト１０６の１つのプロモーション期間中にユーザ２０８
によって複数回使用され得る。さらに、同じゲームピー
ス２０８が、ウェブサイト１０６の複数のプロモーショ
ンに対してユーザ２０８によって使用され得る。すなわ
ち、ウェブサイト１０６が新しいプロモーションを行う
たびに、ウェブサイト１０６のホスト（例えば、ウェブ
サイト１０６を主催している業者）は、ユーザに新しい
ゲームピースを提供するための資源（すなわち、時間お
よびお金）を使う必要がない。これは、ゲームピース２
０８が、複数のプロモーションに対して共通のものであ
り得るからである。

【００４２】プロモーションの目的に応じて、ウェブサ
ーバ１０８は、隠しイメージを多数の異なる方法で決定
および提供し得る。ある単純な実施形態では、隠しイメ
ージは、いつ賞品ボックスフィールド２０２がゲームピ
ース２０８を通して見られるか、および誰がゲームピー
ス２０８を通して賞品ボックスフィールド２０２を見る
かとは無関係に、常に同じである。別の実施形態では、
隠しイメージは、ウェブサーバ１０８によって無作為に
選択され得る。これによって、ユーザが週に複数回、ま
たは１日に複数回でもウェブサイト１０６を訪れたくな
るかもしれない。さらに、隠しイメージに基づいて何か
を獲得する可能性があれば、さらに、ユーザは、頻繁に
ウェブサイト１０６を訪れ、他のユーザ（例えば、友達
または同僚）にウェブサイト１０６を訪れるように勧め
たくなる。また別の実施形態では、ウェブサーバ１０８
は、ウェブページ２０４を見るある特定の数のユーザ
（例えば、５人のユーザ）、またはある特定の数の範囲
のユーザ（例えば、５人から１０人のユーザ）が、所定
量の時間にわたって（例えば１日あたり、または１週間
あたりで）、ある特定の隠しイメージ（例えば、「あた
り」）を提供されるように隠しイメージを選択し得る。
ユーザの実際の数およびユーザの範囲は、以下では、総
称的に「ユーザの数」と呼ぶこととする。あるいは、ウ
ェブサーバ１０８は、ウェブページ２０４を見るある特
定の割合のユーザ（例えば、２％）、またはある特定の
割合の範囲のユーザ（例えば、２％〜５％のユーザ）
が、所定量の時間にわたって（例えば１日あたり、また
は１週間あたりで）、ある特定の隠しイメージ（例え
ば、「あたり」）を提供されるように隠しイメージを選
択し得る。ユーザの実際の割合およびユーザの割合の範
囲は、以下では、総称的に「ユーザの割合」と呼ぶこと
とする。

【００４３】本発明は、隠しイメージのコンテンツを管
理するウェブサーバ１０８のおかげで、従来技術より多
くの利点を持つ。例えば、当選者（または任意の他の賞
品、名誉、またはある特定の隠しイメージの受取人）
が、ユーザに対して物理的に配布されたプロモーション
ゲームピースおよび／または他のアイテムに基づいて決
定されるプロモーションにおいては、当選ユーザの数お
よび／または割合の唯一の制御は、配布される当選アイ
テム（例えば、ゲームピース）の数である。しかし、こ
のような制御は、多くの要因のために、このようなプロ
モーションにおいて非常に不正確である。重要なこと
に、Ｂｅｒｎｈａｒｔらの米国特許第５，９８４，３６
７号の場合のように、当選者がゲームピース内の隠しイ
メージに基づいて決定される場合には、見込み客（すな
わちユーザ）に（例えば、郵送で、または雑誌中で）配
布されたゲームピースは、一度も使用されないかもしれ
ない。例えば、見込み客は、自分達が当選者であるかど
うかを見るために適切なウェブサイトに一度もログオン
しないかもしれないし、見込み客が、当選しているゲー
ムピースを含む郵便物を捨てるかもしれないし、または
当選しているゲームピースが売れていない雑誌中にある
かもしれない。より多くの人をプロモーションに参加さ
せるために、宣伝および／またはプロモーションの当選
者にインタビューをすることが有益である場合が多い。
しかし、これは、このプロモーションに関連する当選者
が実際に存在する場合にのみ可能である。

【００４４】本発明は、発明の背景の部分において上記
でさらに詳細に説明した米国特許第５，９８４，３６７
号のゲームピースと比べて、さらに多くの利点を有す
る。まず、本発明のほとんどの実施形態においては、同
一のゲームピース２０８が異なるユーザらに提供されて
も、異なるユーザらは、同一のゲームピース２０８を用
いた場合に、異なる隠しイメージを見ることができる
（ウェブサーバ１０８による）。従って、本発明は、非
常に効率的であり、費用効率が高い。なぜなら、ゲーム
ピース２０８は、大量生産され、無差別に配布され得る
からである。それに対して、米国特許第５，９８４，３
６７号のゲームピースを使用した場合に、異なる隠しイ
メージを異なるユーザに持たせるためには、固有のゲー
ムピースが各ユーザに提供されなければならない。本発
明の別の利点は、同じゲームピース２０８が、ウェブサ
イト１０６によって主催される複数のプロモーションに
対して使用され得る点である。それに対して、米国特許
第５，９８４，３６７号のゲームピースは、単一のプロ
モーションにのみ使用できる。なぜなら、米国特許第
５，９８４，３６７号のゲームピースの各々の隠された
イメージが決して変化しないからである。上記のよう
に、本発明の重要な目的は、ウェブサイト１０６へのト
ラフィックを増加させることである。従って、本発明の
利点は、ユーザが、ウェブサイト１０６へアクセスする
ことなく、隠しイメージのコンテンツ（例えば、「あた
り」または「はずれ」）を決定することができない点で
ある。すなわち、ユーザが、ゲームピース２０８だけに
基づいて、隠しイメージを決定することは不可能であ
る。従って、ユーザは、本発明のこの重要な目的を満た
すことなく、ゲームピース２０８に関連する潜在的な賞
品を楽しむことはできない。それに対して、米国特許第
５，９８４，３６７号のゲームピースを用いた場合に
は、ユーザ（例えば、見込み客）は、ゲームピースをデ
コードするために別の低強度の付加光源を用い、それに
よって、ゲームピースがプロモーションを行っているウ
ェブサイトには実際には一度もログオンしないかもしれ
ない。

【００４５】本発明のある実施形態では、コード（例え
ば、複数の英数字記号）が、各ゲームピース２０８上に
印刷されている。このコードは、様々な異なる目的のた
めに使用され得る。例えば、ある実施形態では、ウェブ
サーバ１０８が、ウェブブラウザ１１４を介してユーザ
が入力するコード番号に基づいて隠しイメージのコンテ
ンツを決定する。別の実施形態では、ウェブサーバ１０
８は、コード番号に基づいて、価値のある情報を収集し
得る。例えば、ゲームピース２０８が、複数の異なる方
法で配布される場合には、どの配布方法がウェブサイト
１０６へのトラフィックを増加させるために効果的かを
決定するために、コードが使用され得る。より具体的に
は、ゲームピースが複数の異なる雑誌中の挿入物として
配布され、各雑誌に対応するゲームピースが、ある特定
の１つのコード（または特定の複数のコード）に関連づ
けられている場合には、ウェブサーバ１０８は、どの雑
誌がウェブサイトのトラフィックを生じさせるのに最も
有効であったかを決定できる。あるいは、および／また
は、さらに、ある郵便番号に送られたゲームピース２０
８のコードが、異なる郵便番号に送られたゲームピース
２０８のコードと区別され得るように、コードは地理領
域に対応し得る。このように、ウェブサーバ１０８は、
ウェブサイト１０６を訪れているユーザの地理領域を決
定し得る。コードを用いて知ることが可能なこのような
種類の情報は、今後のプロモーションの運営方法を決定
するため、ウェブサイト１０６が引きつける人口統計に
関する情報を広告主に提供するため、発送集約型マーケ
ティング（ｓｅｎｄｉｎｇ ｔａｒｇｅｔｅｄ ｍａｒ
ｋｅｔｉｎｇ）に使用するため、および／またはウェブ
サイト１０６のコンテンツに焦点を合わせるために非常
に価値のあるものである。これらは、コード使用の潜在
的な利点のほんの数例にすぎない。もちろん、コードの
使用は、本発明に必ずしも必要ではない。

【００４６】ある実施形態では、ウェブサーバ１０８
は、賞品ボックスフィールド２０２を有するウェブペー
ジ２０４を提供する前に、マルチメディアプレゼンテー
ション等のプレゼンテーションを提供する。すなわち、
ユーザが賞品ボックスフィールド２０２を有するウェブ
ページ２０４を見ることができる前に、プレゼンテーシ
ョンが示される。ユーザは、プロモーションに参加する
ためにその特定のウェブサイト１０６に既に訪れている
かもしれないので、ユーザがそのプレゼンテーション
（例えば、広告または他のあらゆる種類の情報）を実際
に観察する可能性が増す。従って、本発明のこの実施形
態の利点は、プロモーションに参加するという魅力が、
様々なタイプの広告または他の情報表示の読者を獲得す
る一助となり得る点である。例えば、ウェブサイト１０
６のホストは、この機会を利用して、ウェブサイト１０
６の特徴を説明し得る、またはウェブサイト１０６を通
して利用可能な製品またはサービスを強調し得る。ウェ
ブサイト１０６のホストはまた、このような広告時間／
空間を、他者に販売し得る。もちろん、このようなプレ
ゼンテーションは、望ましければ、マルチメディアプレ
ゼンテーションよりも単純なもの（例えば、静的プレゼ
ンテーション）でもよい。

【００４７】本発明は、雑誌等の製品の販売を増加させ
るためにも使用され得る。例えば、プロモーションが、
Ａｍｅｒｉｃａ Ｏｎｌｉｎｅのホームサイト等の人気
のあるウェブサイトによって行われている場合には、ウ
ェブサイトは、ユーザに隠しイメージフィールドを提示
し、例えばＳｐｏｒｔｓ Ｉｌｌｕｓｔｒａｔｅｄとい
う雑誌中でゲームピースデコーダを得ることができるこ
とをユーザに知らせることができる。これによって、ユ
ーザが、プロモーションに参加できるように、Ｓｐｏｒ
ｔｓ Ｉｌｌｕｓｔｒａｔｅｄの雑誌を購入し得る。ま
た、ユーザが、Ａｍｅｒｉｃａ Ｏｎｌｉｎｅのプロモ
ーションについて最初は知らずにＳｐｏｒｔｓ Ｉｌｌ
ｕｓｔｒａｔｅｄの雑誌を購入し、その雑誌が、プロモ
ーションに参加するためはＡｍｅｒｉｃａ Ｏｎｌｉｎ
ｅへ行くようにという指示と共にゲームピースを含んで
いる場合には、ユーザは、Ａｍｅｒｉｃａ Ｏｎｌｉｎ
ｅのウェブサイトを訪れたくなるかもしれない。このよ
うに、本発明によって、ウェブサイトと様々な他の種類
のビジネスとの間の互いに利益となる関係を築く多くの
機会が広がる。

【００４８】本発明（すなわち、ウェブまたはウェブの
一部を介してインタラクティブなプロモーションを提供
すること）は、ハードウェア、ソフトウェア、またはそ
れらの組み合わせを用いて実施され、１つまたは複数の
コンピュータシステムまたは他の処理システムにおいて
実施され得る。実際、ある実施形態では、本発明は、本
明細書中に記載される機能性を達成することが可能な１
つまたは複数のコンピュータシステムに向けられる。別
の実施形態では、本発明は、以下により詳細に説明する
コンピュータプログラム製品に向けられる。

【００４９】ウェブサーバ１０８、コンピュータプログ
ラム１１２、およびウェブ文書１１０は共に本発明の特
徴を実施し、事実上、コンピュータシステムを含む。ウ
ェブサーバ１０８は、事実上コンピュータシステムの一
部であるサーバコントローラを用いて、特定の特徴を制
御し得る。

【００５０】ウェブサーバ１０８によって行われる機能
は、１つまたは複数の汎用コンピュータまたはカスタマ
イズハードウェア上で実行されるソフトウェア（コンピ
ュータプログラム）を含み得る。あるいは、本発明の機
能を達成するためのソフトウェアおよびハードウェアの
組み合わせが、ウェブページ上で賞品ボックスフィール
ドを提供すること、および賞品ボックスフィールドの掩
蔽デザイン部によって掩蔽される隠しイメージを提供す
ること等の別個のタスクを各々が行うサーバコントロー
ラの集合体として概念化され得る。これらの別個のタス
クの１つ、２つ、またはそれ以上が、単一のサーバコン
トローラによって行われ得る。すなわち、第１のサーバ
コントローラおよび第２のサーバコントローラによって
行われるタスクを、単一のサーバコントローラによって
行うことが可能で、それでも、本発明の趣旨および範囲
内であり得る。あるいは、別個のタスクが、任意の数の
サーバコントローラによって行われ得る。

【００５１】特定のハードウェアおよびソフトウェア
が、本発明を実施するために使用され得るが、汎用コン
ピュータシステムの以下の説明を、完全性のために提供
する。このようなコンピュータシステム６００の一例を
図７に示す。本発明では、コンピュータ１０２もまた、
同様のコンピュータシステムを含む。コンピュータシス
テム６００は、プロセッサ６０４等の１つまたは複数の
プロセッサを含む。プロセッサ６０４は、通信インフラ
ストラクチャ６０６（例えば、通信バス、クロスオーバ
ーバー（ｃｒｏｓｓ−ｏｖｅｒ ｂａｒ）、またはネッ
トワーク）に接続される。様々なソフトウェアの実施形
態を、このコンピュータシステム例に関して説明する。
この説明を読めば、他のコンピュータシステムおよび／
またはコンピュータアーキテクチャを用いて本発明を実
施する方法が、当業者には明らかとなるであろう。

【００５２】コンピュータシステム６００は、ディスプ
レイユニット６３０上で表示を行うために、通信インフ
ラストラクチャ６０６から（または不図示のフレームバ
ッファから）グラフィックス、テキスト、および他のデ
ータを受け渡すディスプレイインタフェース６０２を含
み得る。

【００５３】コンピュータシステム６００は、主メモリ
６０８（好ましくは、ランダムアクセスメモリ（ＲＡ
Ｍ））も含み、二次メモリ６１０も含み得る。ある実施
形態では、コンピュータプログラム１１２は、主メモリ
６０８および／または二次メモリ６１０に記憶される。
同様に、文書１１０は、主メモリ６０８および／または
二次メモリ６１０に記憶され得る。二次メモリ６１０
は、例えば、ハードディスクドライブ６１２および／ま
たはフロッピー（登録商標）ディスクドライブ、磁気テ
ープドライブ、光ディスクドライブ等に代表される取外
し可能ストレージドライブ６１４を含み得る。取外し可
能ストレージドライブ６１４は、周知の様式で取外し可
能ストレージユニット６１８から読み出し、かつ／また
は取外し可能ストレージユニット６１８に書き込む。取
外し可能ストレージユニット６１８は、取外し可能スト
レージドライブ６１４によって読み出され、かつ書き込
まれるフロッピーディスク、磁気テープ、光ディスク等
を表す。理解されるように、取外し可能ストレージユニ
ット６１８は、内部にコンピュータソフトウェアおよび
／またはデータを記憶したコンピュータ使用可能記憶媒
体を含む。

【００５４】代替の実施形態では、二次メモリ６１０
は、コンピュータプログラムまたは他の命令がコンピュ
ータシステム６００にロードされることを可能にする他
の同様な手段を含み得る。このような手段には、例え
ば、取外し可能ストレージユニット６２２およびインタ
フェース６２０が含まれ得る。そのような例には、プロ
グラムカートリッジおよびカートリッジインタフェース
（ビデオゲーム装置に見られるようなもの等）、取外し
可能メモリチップ（ＥＰＲＯＭまたはＰＲＯＭ等）およ
び関連のソケット、およびソフトウェアおよびデータが
取外し可能ストレージユニット６２２からコンピュータ
システム６００に転送されることを可能にする他の取外
し可能ストレージユニット６２２およびインタフェース
６２０が含まれ得る。

【００５５】コンピュータシステム６００は、通信イン
タフェース６２４も含み得る。通信インタフェース６２
４は、ソフトウェアおよびデータが、コンピュータシス
テム６００および外部装置間で転送されることを可能に
する。通信インタフェース６２４の例には、モデム、ネ
ットワークインタフェース（イーサネット（登録商標）
カード等）、通信ポート、ＰＣＭＣＩＡスロットおよび
カード等が含まれ得る。通信インタフェース６２４を介
して転送されたソフトウェアおよびデータは、電子信
号、電磁信号、または光信号であり得る信号、または通
信インタフェース６２４によって受け取られることが可
能な他の信号６２８の形をとる。これらの信号６２８
は、通信パス（すなわち、チャネル）６２６を介して通
信インタフェース６２４に提供される。このチャネル６
２６は、信号６２８を搬送し、ワイヤまたはケーブル、
光ファイバ、電話回線、セル式電話リンク、ＲＦリン
ク、および他の通信チャネルを用いて実施され得る。

【００５６】ここでは、「コンピュータプログラム媒
体」および「コンピュータ使用可能媒体」という用語
は、概して、取外し可能ストレージドライブ６１４、ハ
ードディスクドライブ６１２にインストールされたハー
ドディスク、および信号６２８等の媒体を意味するため
に使用される。これらのコンピュータプログラム製品
は、ソフトウェアをコンピュータシステム６００に提供
するための手段である。本発明は、このようなコンピュ
ータプログラム製品に向けられる。

【００５７】コンピュータプログラム（コンピュータ制
御論理とも呼ばれる）は、主メモリ６０８および／また
は二次メモリ６１０に格納される。コンピュータプログ
ラムは、通信インタフェース６２４を介しても受け取ら
れ得る。このようなコンピュータプログラムは、実行さ
れると、コンピュータシステム６００が本明細書中に記
載されるような本発明の特徴を行うようにイネーブルす
る。具体的には、コンピュータプログラムは、実行され
ると、プロセッサ６０４が本発明の特徴を行うようにイ
ネーブルする。したがって、このようなコンピュータプ
ログラムは、コンピュータシステム６００のコントロー
ラを表すものである。

【００５８】本発明がソフトウェアを用いて実施される
ある実施形態においては、ソフトウェアは、取外し可能
ストレージドライブ６１４、ハードドライブ６１２、ま
たは通信インタフェース６２４を用いて、コンピュータ
プログラム製品中に記憶され、コンピュータシステム６
００にロードされ得る。制御論理（ソフトウェア）は、
プロセッサ６０４によって実行されると、１つまたは複
数のプロセッサ６０４に本明細書中に記載されるような
本発明の機能を行わせる。

【００５９】別の実施形態では、本発明は、主に例えば
特定用途向け集積回路（ＡＳＩＣ）等のハードウェアコ
ンポーネントを用いたハードウェアにおいて実施され
る。本明細書中に記載される機能を行うようなハードウ
ェア状態マシンの実現は、当業者には明白であろう。

【００６０】さらに別の実施形態では、本発明は、ハー
ドウェアおよびソフトウェア両方の組み合わせを用いて
実施される。

【００６１】ＩＶ．結論 本発明の様々な実施形態を上に説明したが、これらの実
施形態は、例として示されたものであり、限定的なもの
ではないことが理解されるものとする。形式および詳細
の様々な変更が、本発明の趣旨および範囲から逸脱する
ことなく成され得ることが当業者には明らかであろう。

【００６２】本発明を、定められた各機能の実行および
それらの関係を示す機能構成ブロックを利用して上に説
明した。これらの機能構成ブロックの境界線は、本明細
書では、説明の便宜上定めたものである。定められた各
機能およびそれらの関係が適切に行われる限り、代替の
境界線が定義され得る。従って、このような代替の境界
線は、請求の範囲に記載の発明の範囲および趣旨の範囲
内である。当業者は、これらの機能構成ブロックが、別
々の構成部品、特定用途集積回路、適切なソフトウェア
を実行するプロセッサ等、またはそれらの任意の組み合
わせによって実施され得ることを認識するであろう。従
って、本発明の幅および範囲は、上記の実施形態例のい
ずれにも限定されるものではなく、特許請求の範囲およ
びそれらの等価物に従ってのみ定義されるものである。

【００６３】上記において記載した特許文献および刊行
物は全て、本明細書中に援用される。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明が有用であるシステム例を示す。

【図２】本発明の一実施例による、掩蔽デザインによっ
て掩蔽される隠しイメージを有する賞品フィールドボッ
クスを表示するコンピュータモニタを示す。

【図３】本発明の一実施形態による、ゲームピースを通
して賞品フィールドボックスを見ることによって、隠し
イメージが明らかになる様子を示す。

【図４】本発明の一実施形態による、アニメーションを
用いた賞品ボックスフィールドを作成するために使用さ
れ得るフレームを示す。

【図５】図４のフレームを構成するために使用される層
の例を示す。

【図６】本発明に使用されるフレームを構成するために
使用され得る上層の一例を示す。

【図７】本発明の動作を行うために使用され得るコンピ
ュータシステムの一例である。

【符号の説明】

１０８ ウェブサーバ ２０６、６３０ ディスプレイ １１０、２０４、ウェブページ ２０２ 賞品ボックスフィールド ２１２ 掩蔽デザイン部 ３０２ 隠しイメージ ２１０ ユーザ １０６ ウェブサイト ６０４ プロセッサ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 500410640 10437 Ｉｎｎｏｖａｔｉｏｎ Ｄｒｉｖ ｅ， Ｓｕｉｔｅ 119 Ｍｉｌｗａｕｋ ｅｅ， Ｗｉｓｃｏｎｓｉｎ 53226 Ｕ ｎｉｔｅｄ Ｓｔａｔｅｓ ｏｆ Ａｍｅ ｒｉｃａ (72)発明者 ダニエル ブライエルマイヤー アメリカ合衆国 53207 ウィスコンシン 州 ミルウォーキー サウス ショア ド ライブ 2525 (72)発明者 ジョセフ ジー． ウィルツ アメリカ合衆国 53051 ウィスコンシン 州 メノモニー フォールズ アバディー ン ドライブ エヌ52 ダブリュー14166 Ｆターム(参考） 5B049 AA06 EE07 FF01 GG00 5E501 AA02 BA09 BA17 CA02

Claims (28)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ウェブサーバおよびカラーディスプレイ
   に関連する少なくとも１つのクライアント装置を含むシ
   ステムで使用するオンラインプロモーションを提供する
   ための方法であって、 （ａ）前記ウェブサーバによって制御されるウェブペー
   ジ上で賞品ボックスフィールドを提供するステップと、 （ｂ）前記賞品ボックスフィールドの掩蔽デザイン部に
   よって掩蔽され、前記ウェブサーバによって制御される
   隠しイメージを提供するステップと、 を含み、 ユーザが、前記クライアント装置を用いてウェブサイト
   にログオンし、ゲームデコーダを通して前記カラーディ
   スプレイ上の前記賞品ボックスフィールドを見ると、前
   記隠しイメージが読めることを特徴とする方法。
2. 【請求項２】 前記ゲームデコーダが、ティンテッドフ
   ィルムを含むことを特徴とする、請求項１に記載の方
   法。
3. 【請求項３】 前記掩蔽デザイン部の大部分が、前記テ
   ィンテッドフィルムの色相から、０度から３０度の範囲
   の色相、または前記ティンテッドフィルムの前記色相か
   ら、０度を含む３２０度から０度の範囲の色相を有する
   ことを特徴とする、請求項２に記載の方法。
4. 【請求項４】 前記隠しイメージが、前記ティンテッド
   フィルムの前記色相から、１５０度から２１０度の範囲
   の色相を有することを特徴とする、請求項３に記載の方
   法。
5. 【請求項５】 前記掩蔽デザイン部は、前記ティンテッ
   ドフィルムの前記色相から、１５０度から２１０度の範
   囲の色相を有する騙し部を含むことを特徴とする、請求
   項４に記載の方法。
6. 【請求項６】 前記賞品ボックスフィールドの前記掩蔽
   デザイン部の少なくとも一部が動的であり、それによっ
   て、前記掩蔽デザイン部の掩蔽効果が増すことを特徴と
   する、請求項１に記載の方法。
7. 【請求項７】 前記ティンテッドフィルムが、前記動的
   掩蔽デザイン部をフィルタ除去することを特徴とする、
   請求項６に記載の方法。
8. 【請求項８】 前記隠しイメージの少なくとも一部が動
   的であることを特徴とする、請求項６に記載の方法。
9. 【請求項９】 前記ステップ（ｂ）は、 （ｉ）前記隠しイメージを決定するステップを含み、前
   記決定が、前記ウェブサーバによって行われることを特
   徴とする、請求項１に記載の方法。
10. 【請求項１０】 前記ステップ（ｂ）（ｉ）は、前記隠
    しイメージを無作為に決定するステップを含むことを特
    徴とする、請求項９に記載の方法。
11. 【請求項１１】 前記ステップ（ｂ）（ｉ）は、前記ペ
    ージが表示される回数の所定の割合だけ、ある特定の隠
    しイメージが表示されるように、前記隠しイメージを決
    定するステップを含むことを特徴とする、請求項１０に
    記載の方法。
12. 【請求項１２】 前記ステップ（ｂ）（ｉ）は、事前定
    義された期間中に所定の回数だけ、ある特定の隠しイメ
    ージが表示されるように前記隠しイメージを決定するス
    テップを含むことを特徴とする、請求項１０に記載の方
    法。
13. 【請求項１３】 前記ステップ（ｂ）の前に、前記クラ
    イアント装置を介して前記ユーザによって行われた入力
    に基づいてコードを受け取るステップをさらに含み、 前記ステップ（ｂ）が、少なくとも部分的に前記コード
    に基づいて、前記隠しイメージを決定するステップをさ
    らに含むことを特徴とする、請求項１に記載の方法。
14. 【請求項１４】 前記ステップ（ａ）の前に、前記カラ
    ーディスプレイ上で前記ユーザが見ることのできるプレ
    ゼンテーションを提供するステップをさらに含むことを
    特徴とする、請求項１に記載の方法。
15. 【請求項１５】 コンピュータ使用可能媒体を含むコン
    ピュータプログラム製品であって、前記コンピュータ使
    用可能媒体は、プロセッサがオンラインプロモーション
    を提供することを可能にする前記コンピュータ使用可能
    媒体上に記録されたコンピュータプログラム論理を有
    し、前記コンピュータプログラム論理は、 プロセッサが、ウェブページ上に賞品ボックスフィール
    ドを提供することを可能にする手段と、 プロセッサが、前記賞品ボックスフィールドの掩蔽デザ
    イン部によって掩蔽される隠しイメージを提供すること
    を可能にする手段と、 を備え、 ユーザが、クライアント装置を用いてウェブサイトにロ
    グオンし、ゲームデコーダを通してカラーディスプレイ
    上で前記賞品ボックスフィールドを見ると、前記隠しイ
    メージが読めることを特徴とするコンピュータプログラ
    ム製品。
16. 【請求項１６】 プロセッサが隠しイメージを提供する
    ことを可能にする前記手段が、前記隠しイメージを無作
    為に決定することを特徴とする、請求項１５に記載のコ
    ンピュータプログラム製品。
17. 【請求項１７】 プロセッサが隠しイメージを提供する
    ことを可能にする前記手段が、前記ページが表示される
    回数の所定の割合だけ、ある特定の隠しイメージが表示
    されるように前記隠しイメージを決定することを特徴と
    する、請求項１５に記載のコンピュータプログラム製
    品。
18. 【請求項１８】 プロセッサが隠しイメージを提供する
    ことを可能にする前記手段が、事前定義された期間中に
    所定の回数だけ、ある特定の隠しイメージが表示される
    ように前記隠しイメージを決定することを特徴とする、
    請求項１５に記載のコンピュータプログラム製品。
19. 【請求項１９】 通信システムを介して、カラーディス
    プレイに関連するクライアント装置にオンラインプロモ
    ーションを提供するためのサーバ装置であって、 ウェブページ上で賞品ボックスフィールドを提供する第
    １のコントローラと、 前記賞品ボックスフィールドの掩蔽デザイン部によって
    掩蔽される隠しイメージを提供する第２のコントローラ
    と、 を備え、 ユーザが、前記クライアント装置を用いてウェブサイト
    にログオンし、ゲームデコーダを通して前記カラーディ
    スプレイ上の前記賞品ボックスフィールドを見ると、前
    記隠しイメージが読めることを特徴とするサーバ装置。
20. 【請求項２０】 前記ゲームデコーダがティンテッドフ
    ィルムを含むことを特徴とする、請求項１９に記載の装
    置。
21. 【請求項２１】 前記第１のコントローラは、前記掩蔽
    デザイン部の大部分が、前記ティンテッドフィルムの色
    相から、０度から３０度の範囲の色相、または前記ティ
    ンテッドフィルムの前記色相から、０度を含む３２０度
    から０度の範囲の色相を有するような前記賞品ボックス
    フィールドを提供することを特徴とする、請求項２０に
    記載の装置。
22. 【請求項２２】 前記第２のコントローラは、前記ティ
    ンテッドフィルムの前記色相から、１５０度から２１０
    度の範囲の色相を有するような前記隠しイメージを提供
    することを特徴とする、請求項２１に記載の装置。
23. 【請求項２３】 前記掩蔽デザイン部は、前記ティンテ
    ッドフィルムの前記色相から、１５０度から２１０度の
    範囲の色相を有する騙し部を含むことを特徴とする、請
    求項２１に記載の装置。
24. 【請求項２４】 前記賞品ボックスフィールドの前記掩
    蔽デザイン部の少なくとも一部が動的であり、それによ
    って、前記掩蔽デザイン部の掩蔽効果が増すことを特徴
    とする、請求項１９に記載の装置。
25. 【請求項２５】 前記第２のコントローラが、前記隠し
    イメージを無作為に決定することを特徴とする、請求項
    １９に記載の装置。
26. 【請求項２６】 前記第２のコントローラが、前記ペー
    ジが表示される回数の所定の割合だけ、ある特定の隠し
    イメージが表示されるように前記隠しイメージを決定す
    ることを特徴とする、請求項１９に記載の装置。
27. 【請求項２７】 前記第２のコントローラが、事前定義
    された期間中に所定の回数だけ、ある特定の隠しイメー
    ジが表示されるように前記隠しイメージを決定すること
    を特徴とする、請求項１９に記載の装置。
28. 【請求項２８】 ウェブサーバおよびカラーディスプレ
    イに関連する少なくとも１つのクライアント装置を含む
    システムで使用するオンラインプロモーションを提供す
    るための方法であって、 （ａ）カラーディスプレイに関連するクライアントへの
    アクセスを有するユーザにゲームデコーダを提供するス
    テップであって、前記ゲームデコーダは、コードに関連
    づけられているステップと、 （ｂ）前記クライアントを介して前記ユーザによって行
    われる入力に基づいて、前記コードを決定するステップ
    と、 （ｃ）前記ウェブサーバによって制御されるウェブペー
    ジ上に、賞品ボックスフィールドを提供するステップ
    と、 （ｄ）前記賞品ボックスフィールドの掩蔽デザイン部に
    よって掩蔽される隠しイメージを提供するステップであ
    って、前記隠しイメージが、少なくとも部分的に前記コ
    ードに基づいて前記ウェブサーバによって決定されるス
    テップと、 を含み、 前記ユーザが、前記クライアントを使用してウェブサイ
    トにログオンし、前記クライアントを用いて前記コード
    を入力し、そして、前記ゲームデコーダを通して前記カ
    ラーディスプレイ上の前記賞品ボックスフィールドを見
    ると、前記隠しイメージが読めることを特徴とする方
    法。