JP2001312572A - 危機管理評価システム、危機管理評価方法および当該方法を実行するプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
危機管理評価システム、危機管理評価方法および当該方法を実行するプログラムを記録した記録媒体Info
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Landscapes
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 組織や体制、或いは、これらの間における危
機管理を適切に評価するシステムを提供する。 【解決手段】 危機管理システム10は、組織の危機管
理状況を、事前段階、事故・トラブル発生段階および事
後段階の状況に分類し、各段階におけるチェックリスト
を提示し、かつ、記入されたチェックリストを管理する
チェックリスト管理部13と、提示されたチェックリス
トの各項目に与えられた項目値にしたがって、各段階の
評価点および/または前記複数の段階にわたる評価点を
算出する評価点算出部14と、評価点に基づき、組織の
危機管理状況に対する指標を作成して提示する指標生成
部16とを備えている。
機管理を適切に評価するシステムを提供する。 【解決手段】 危機管理システム10は、組織の危機管
理状況を、事前段階、事故・トラブル発生段階および事
後段階の状況に分類し、各段階におけるチェックリスト
を提示し、かつ、記入されたチェックリストを管理する
チェックリスト管理部13と、提示されたチェックリス
トの各項目に与えられた項目値にしたがって、各段階の
評価点および/または前記複数の段階にわたる評価点を
算出する評価点算出部14と、評価点に基づき、組織の
危機管理状況に対する指標を作成して提示する指標生成
部16とを備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、安全管理等を評価
するシステムに関し、より詳細には、ある組織や体制、
或いは、組織間や体制間において、実施されている危機
管理を評価する指標を与えるシステムに関する。
するシステムに関し、より詳細には、ある組織や体制、
或いは、組織間や体制間において、実施されている危機
管理を評価する指標を与えるシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の安全管理においては、基本的に、
発生した個々の事故に対して、その要因を分析するとと
もに対策を行なう事後対応型のものが主流であった。し
かしながら、昨今の、大地震や火山の噴火などのような
重大な災害や事故の多発、および、これらに対する対応
を鑑みると、この分野における危機管理や危機管理体制
の整備が大きく遅れていることが如実に示されている。
発生した個々の事故に対して、その要因を分析するとと
もに対策を行なう事後対応型のものが主流であった。し
かしながら、昨今の、大地震や火山の噴火などのような
重大な災害や事故の多発、および、これらに対する対応
を鑑みると、この分野における危機管理や危機管理体制
の整備が大きく遅れていることが如実に示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】たとえば、輸送機関に
おける環境は、民営化、規制緩和など大きく変化してい
る。規制緩和により自主保安の拡大や情報公開の推進が
求められている。したがって、上述した事後対応型の安
全管理ではなく、上記自主保安の拡大や情報公開の推進
を考慮して、発生し得る事故を想定し、その事故原因の
除去や被害の防止を図る危機管理のための手法の確立が
求められている。無論、輸送機関に限定されず、事業者
や公共団体などの組織や体制、或いは、これら組織間や
体制間においても、事前的な危機管理の手法を確立すべ
きである。本発明は、上記組織や体制、或いは、これら
の間における危機管理を適切に評価するシステムを提供
することを目的とする。
おける環境は、民営化、規制緩和など大きく変化してい
る。規制緩和により自主保安の拡大や情報公開の推進が
求められている。したがって、上述した事後対応型の安
全管理ではなく、上記自主保安の拡大や情報公開の推進
を考慮して、発生し得る事故を想定し、その事故原因の
除去や被害の防止を図る危機管理のための手法の確立が
求められている。無論、輸送機関に限定されず、事業者
や公共団体などの組織や体制、或いは、これら組織間や
体制間においても、事前的な危機管理の手法を確立すべ
きである。本発明は、上記組織や体制、或いは、これら
の間における危機管理を適切に評価するシステムを提供
することを目的とする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、組織
の危機管理状況を、事前段階、事故・トラブル発生段階
および事後段階の状況に分類し、各段階におけるチェッ
クリストを提示するチェックリスト提示手段と、提示さ
れたチェックリストの各項目に与えられた項目値にした
がって、各段階の評価点および/または前記複数の段階
にわたる評価点を算出する評価点算出手段と、前記評価
点に基づき、前記組織の危機管理状況に対する第1の指
標を提示する第1の指標提示手段とを備えたことを特徴
とする危機管理評価システムにより達成される。
の危機管理状況を、事前段階、事故・トラブル発生段階
および事後段階の状況に分類し、各段階におけるチェッ
クリストを提示するチェックリスト提示手段と、提示さ
れたチェックリストの各項目に与えられた項目値にした
がって、各段階の評価点および/または前記複数の段階
にわたる評価点を算出する評価点算出手段と、前記評価
点に基づき、前記組織の危機管理状況に対する第1の指
標を提示する第1の指標提示手段とを備えたことを特徴
とする危機管理評価システムにより達成される。
【0005】本発明によれば、各段階のチェックリスト
に記入するだけで、当該組織の危機管理状況に対する評
価点および当該評価点に基づく第1の指標が得られる。
したがって、任意の組織における危機管理を客観的に把
握することが可能となる。
に記入するだけで、当該組織の危機管理状況に対する評
価点および当該評価点に基づく第1の指標が得られる。
したがって、任意の組織における危機管理を客観的に把
握することが可能となる。
【0006】本発明の好ましい実施態様においては、さ
らに、前記評価点に基づき、複数の組織間における、危
機管理状況に対する第2の指標を提示する第2の指標提
示手段を備えている。たとえば、この第2の指標には、
複数の組織の比較や、同様な組織全体におけるある組織
の格付けなどが含まれる。
らに、前記評価点に基づき、複数の組織間における、危
機管理状況に対する第2の指標を提示する第2の指標提
示手段を備えている。たとえば、この第2の指標には、
複数の組織の比較や、同様な組織全体におけるある組織
の格付けなどが含まれる。
【0007】チェックリスト提示手段は、事前段階とし
て、被害予防対策に関する項目を提示し、前記事故・ト
ラブル発生段階として、応急対策に関する項目を提示
し、かつ、前記事後段階として、復旧対策に関する項目
を提示するのが望ましい。また、チェックリスト提示手
段は、事前段階として、組織における危機の特定、およ
び/または、前記危機に対する方針に関する項目を提示
するのがさらに望ましく、また、事後段階として、危機
管理の事後評価に関する項目を提示するのがさらに望ま
しい。
て、被害予防対策に関する項目を提示し、前記事故・ト
ラブル発生段階として、応急対策に関する項目を提示
し、かつ、前記事後段階として、復旧対策に関する項目
を提示するのが望ましい。また、チェックリスト提示手
段は、事前段階として、組織における危機の特定、およ
び/または、前記危機に対する方針に関する項目を提示
するのがさらに望ましく、また、事後段階として、危機
管理の事後評価に関する項目を提示するのがさらに望ま
しい。
【0008】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、評価点算出手段が、前記段階に含まれる項目の各々
に重み付けを与え、前記重み付けにしたがって算出され
た評価点に基づき、総合評価点を算出するように構成さ
れている。本実施態様によれば、客観的な総合評価を得
ることにより、他の組織との適切な比較や当該組織の格
付けなどを適切に得ることが可能となる。
は、評価点算出手段が、前記段階に含まれる項目の各々
に重み付けを与え、前記重み付けにしたがって算出され
た評価点に基づき、総合評価点を算出するように構成さ
れている。本実施態様によれば、客観的な総合評価を得
ることにより、他の組織との適切な比較や当該組織の格
付けなどを適切に得ることが可能となる。
【0009】また、チェックリスト提示手段は、前記項
目の下層に位置する他の項目を提示するように構成さ
れ、評価点算出手段は、当該項目の下層に位置する他の
項目の各々に重み付けを与え、前記重み付けにしたがっ
て、前記項目のうちの何れかに関する評価点を算出する
ように構成されているのが望ましい。このような構成に
することで、各項目に関する客観的な評価点を得ること
ができる。したがって、組織の危機管理体制における問
題点の所在や、対策の充実度を適切に得ることが可能と
なる。上記項目を階層的に構築し、この階層構造に対し
て階層的意思決定法(AHP:Analytic Hi
erarchicalProcessing)を利用し
て評価点を算出するのが望ましい。
目の下層に位置する他の項目を提示するように構成さ
れ、評価点算出手段は、当該項目の下層に位置する他の
項目の各々に重み付けを与え、前記重み付けにしたがっ
て、前記項目のうちの何れかに関する評価点を算出する
ように構成されているのが望ましい。このような構成に
することで、各項目に関する客観的な評価点を得ること
ができる。したがって、組織の危機管理体制における問
題点の所在や、対策の充実度を適切に得ることが可能と
なる。上記項目を階層的に構築し、この階層構造に対し
て階層的意思決定法(AHP:Analytic Hi
erarchicalProcessing)を利用し
て評価点を算出するのが望ましい。
【0010】また、本発明の目的は、上記手段により実
行されるステップからなる危機管理評価方法、および、
上記ステップを備えたプログラムを記憶した、コンピュ
ータにより読み取り可能な記録媒体によっても達成され
る。
行されるステップからなる危機管理評価方法、および、
上記ステップを備えたプログラムを記憶した、コンピュ
ータにより読み取り可能な記録媒体によっても達成され
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態につき、詳細に説明を加える。この実施
の形態において、危機管理評価システムは、具体例とし
て、鉄道における危機、その管理を考慮し、駅や鉄道会
社などの組織或いは組織間の危機管理を評価するように
構成されている。まず、本明細書における用語について
説明を加える。「安全管理」、「リスク管理」および
「危機管理」という語は、同義として用いられる場合も
多い。しかしながら、たとえば、以下のようにこれらの
語を定義することも可能である。
明の実施の形態につき、詳細に説明を加える。この実施
の形態において、危機管理評価システムは、具体例とし
て、鉄道における危機、その管理を考慮し、駅や鉄道会
社などの組織或いは組織間の危機管理を評価するように
構成されている。まず、本明細書における用語について
説明を加える。「安全管理」、「リスク管理」および
「危機管理」という語は、同義として用いられる場合も
多い。しかしながら、たとえば、以下のようにこれらの
語を定義することも可能である。
【0012】「安全管理」とは、事故再発防止のための
主要な事故対策を示すものとする。「リスク管理」と
は、安全管理に加え、危険性の発見、事故予測・防止と
ともに、事故が発生した場合には、被害を最小限に食い
止めるための緊急時対策、応急活動、事後救済などを含
んだ概念とする。さらに、損失の範囲の拡大、コスト・
ベネフィット評価、自主保安、インセンティブ規制など
もその対象とする。これらの実現には、応急体制の充実
強化、事後救済のための法制度や保険制度の整備が必要
であり、事故原因や過失の所在を究明するための専門組
織の機能および体制強化もこれに含まれる。「危機管
理」は、リスク管理の特別な場合を意味し、企業・組織
の危急存亡や社会システムの維持が困難になる状態に対
応するリスク管理を指す。ここでは、特に、緊急時・異
常時の対応が重要である。
主要な事故対策を示すものとする。「リスク管理」と
は、安全管理に加え、危険性の発見、事故予測・防止と
ともに、事故が発生した場合には、被害を最小限に食い
止めるための緊急時対策、応急活動、事後救済などを含
んだ概念とする。さらに、損失の範囲の拡大、コスト・
ベネフィット評価、自主保安、インセンティブ規制など
もその対象とする。これらの実現には、応急体制の充実
強化、事後救済のための法制度や保険制度の整備が必要
であり、事故原因や過失の所在を究明するための専門組
織の機能および体制強化もこれに含まれる。「危機管
理」は、リスク管理の特別な場合を意味し、企業・組織
の危急存亡や社会システムの維持が困難になる状態に対
応するリスク管理を指す。ここでは、特に、緊急時・異
常時の対応が重要である。
【0013】本明細書においては、「危機管理」という
語句は「リスク管理」とほぼ同義なものとして使用す
る。したがって、危機管理評価システムも、危急存亡や
社会システム維持の困難な状態における管理に限定され
ず、一般に生じる事故やトラブルの、危険性の発見、予
測・防止、応急対策などを評価するためにも利用するこ
とができる。
語句は「リスク管理」とほぼ同義なものとして使用す
る。したがって、危機管理評価システムも、危急存亡や
社会システム維持の困難な状態における管理に限定され
ず、一般に生じる事故やトラブルの、危険性の発見、予
測・防止、応急対策などを評価するためにも利用するこ
とができる。
【0014】図1は、本実施の形態にかかる危機管理評
価システムの構成を示すブロックダイヤグラムである。
図1に示すように、この危機管理評価システム10は、
後述するような種々の項目を有するチェックリストなど
を記憶する記憶装置12と、前記チェックリストをオペ
レータに提示するとともに、オペレータにより与えられ
た値(項目値)を受理して、組織や体制と関連付けたデ
ータを生成するチェックリスト管理部13と、記憶され
たチェックリスト中の項目値に基づき、所定の評価点を
算出する評価点算出部14と、評価点算出部14におい
て算出された評価点に基づいて、危機管理状況に関する
指標を得る指標生成部16と、システム10を作動させ
るプログラムなどを記憶したメモリ18と、メモリ18
から読み出されたプログラムにしたがって、チェックリ
スト管理部13、評価点算出部14等を制御する制御部
20とを備えている。また、システム10には、インタ
フェース(I/F)22を介して、キーボードやマウス
からなる入力装置24、および、CRTなどから構成さ
れた表示装置26が接続されている。
価システムの構成を示すブロックダイヤグラムである。
図1に示すように、この危機管理評価システム10は、
後述するような種々の項目を有するチェックリストなど
を記憶する記憶装置12と、前記チェックリストをオペ
レータに提示するとともに、オペレータにより与えられ
た値(項目値)を受理して、組織や体制と関連付けたデ
ータを生成するチェックリスト管理部13と、記憶され
たチェックリスト中の項目値に基づき、所定の評価点を
算出する評価点算出部14と、評価点算出部14におい
て算出された評価点に基づいて、危機管理状況に関する
指標を得る指標生成部16と、システム10を作動させ
るプログラムなどを記憶したメモリ18と、メモリ18
から読み出されたプログラムにしたがって、チェックリ
スト管理部13、評価点算出部14等を制御する制御部
20とを備えている。また、システム10には、インタ
フェース(I/F)22を介して、キーボードやマウス
からなる入力装置24、および、CRTなどから構成さ
れた表示装置26が接続されている。
【0015】上記危機管理評価システム10は、図2に
示すコンピュータシステム40により実現される。この
コンピュータシステム40は、通常のパーソナルコンピ
ュータのようなものであり、CPU42、プログラムや
データ等を一時的に記憶するRAM(Random Access Me
mory)44、プログラム等を記憶するROM(Read Only
Memory)46、インタフェース22、入力装置24、表
示装置26、ハードディスク記憶装置48、CD−RO
Mを駆動するCD−ROMドライバ50、外部の通信回
線と接続された通信インタフェース52を備えている。
これらは、バス54を介して相互に接続されている。C
PU42により実行されるプログラムは、CD−ROM
(図示せず)に記憶され、CPU42により読み出され
て実行されても良いし、通信回線を介して外部から供給
され、RAM44やハードディスク記憶装置48に一旦
記憶され、所望のときにCPU42により読み出されて
実行されても良い。
示すコンピュータシステム40により実現される。この
コンピュータシステム40は、通常のパーソナルコンピ
ュータのようなものであり、CPU42、プログラムや
データ等を一時的に記憶するRAM(Random Access Me
mory)44、プログラム等を記憶するROM(Read Only
Memory)46、インタフェース22、入力装置24、表
示装置26、ハードディスク記憶装置48、CD−RO
Mを駆動するCD−ROMドライバ50、外部の通信回
線と接続された通信インタフェース52を備えている。
これらは、バス54を介して相互に接続されている。C
PU42により実行されるプログラムは、CD−ROM
(図示せず)に記憶され、CPU42により読み出され
て実行されても良いし、通信回線を介して外部から供給
され、RAM44やハードディスク記憶装置48に一旦
記憶され、所望のときにCPU42により読み出されて
実行されても良い。
【0016】このように構成された危機管理評価システ
ム10の動作について以下に説明を加える。本実施の形
態においては、危機管理を、(I)事前段階、(II)事
故・トラブル発生段階、および、(III)事後段階にお
ける状況に分類し、各段階におけるチェックリストを利
用し、チェックリスト中の項目値に基づく処理を実行し
ている。図3はチェックリストの一例を示す図である。
ム10の動作について以下に説明を加える。本実施の形
態においては、危機管理を、(I)事前段階、(II)事
故・トラブル発生段階、および、(III)事後段階にお
ける状況に分類し、各段階におけるチェックリストを利
用し、チェックリスト中の項目値に基づく処理を実行し
ている。図3はチェックリストの一例を示す図である。
【0017】チェックリストにおいて、 (1)危機の特定、つまり、危機とは何かを示す記述 (2)方針の明確化 (3)被害予防対策 が、事前段階に含まれる中項目に対応し、 (4)応急対策 が、事故・トラブル発生段階に含まれる中項目に対応す
る。また、 (5)復旧対策 (6)危機管理の事後評価 が、事後段階に含まれる中項目に対応する。
る。また、 (5)復旧対策 (6)危機管理の事後評価 が、事後段階に含まれる中項目に対応する。
【0018】本実施の形態においては、図3から理解で
きるように、さらに、(3)被害予防対策、および、
(4)応急対策に関して、より細かい項目を設けてい
る。これは、本実施の形態では、被害予防対策や応急対
策について、より詳細な評価を与えられるために、より
細かい項目を設けているものである。しかしながら、他
の項目(たとえば、事前段階や事後段階)に関する詳細
な評価を与えることが望まれれば、(1)、(2)、
(5)、(6)に関して、より細かい項目を設ければよ
い。
きるように、さらに、(3)被害予防対策、および、
(4)応急対策に関して、より細かい項目を設けてい
る。これは、本実施の形態では、被害予防対策や応急対
策について、より詳細な評価を与えられるために、より
細かい項目を設けているものである。しかしながら、他
の項目(たとえば、事前段階や事後段階)に関する詳細
な評価を与えることが望まれれば、(1)、(2)、
(5)、(6)に関して、より細かい項目を設ければよ
い。
【0019】上記中項目について、さらに説明を加え
る。「(1)危機の特定」では、どのような危機がある
かを具体的に特定しているかが問われており、本実施の
形態では、特に、鉄道にとってどのような危機が想定さ
れるかに関する記述がなされる。「(2)方針の明確
化」では、たとえば、方針を文書化して周知徹底させて
いるかどうかが問われる。「(5)復旧対策」には、た
とえば、緊急時の終了と通常業務再開の判断基準の評価
や、復旧時の後処理の手順の評価などが含まれる。
「(6)危機管理の事後評価」では、危機が顕在化した
とき、管理体制を評価する仕組みがあるかが問われる。
る。「(1)危機の特定」では、どのような危機がある
かを具体的に特定しているかが問われており、本実施の
形態では、特に、鉄道にとってどのような危機が想定さ
れるかに関する記述がなされる。「(2)方針の明確
化」では、たとえば、方針を文書化して周知徹底させて
いるかどうかが問われる。「(5)復旧対策」には、た
とえば、緊急時の終了と通常業務再開の判断基準の評価
や、復旧時の後処理の手順の評価などが含まれる。
「(6)危機管理の事後評価」では、危機が顕在化した
とき、管理体制を評価する仕組みがあるかが問われる。
【0020】図4は、チェックリストの提示および項目
値の入れられたチェックリストの記憶に関する処理を示
すフローチャートである。図4に示すように、オペレー
タが入力装置24を操作して、チェックリストの要求が
指示されると、制御部20は、チェックリストの提示プ
ログラムにしたがって、チェックリスト管理部13に、
チェックリストの空欄を示すデータの読み出しを指示す
る(ステップ401)。チェックリスト管理部13は、
記憶装置12からチェックリストの空欄データを取り出
して、これを、制御部20およびI/F22を介して、
表示装置26に伝達する(ステップ402)。これによ
り、表示装置26の画面上に、記入欄が空欄となったチ
ェックリスト(図3参照)が表示される。
値の入れられたチェックリストの記憶に関する処理を示
すフローチャートである。図4に示すように、オペレー
タが入力装置24を操作して、チェックリストの要求が
指示されると、制御部20は、チェックリストの提示プ
ログラムにしたがって、チェックリスト管理部13に、
チェックリストの空欄を示すデータの読み出しを指示す
る(ステップ401)。チェックリスト管理部13は、
記憶装置12からチェックリストの空欄データを取り出
して、これを、制御部20およびI/F22を介して、
表示装置26に伝達する(ステップ402)。これによ
り、表示装置26の画面上に、記入欄が空欄となったチ
ェックリスト(図3参照)が表示される。
【0021】オペレータが入力装置を操作して、組織名
を入力するとともに、必要な項目に、文章や値、或い
は、チェックを示す印を入力すると、制御部20はI/
Fを介してこれを受理し、チェックリスト管理部13に
伝達する(ステップ403)。チェックリスト管理部1
3は、組織名と関連付けて、項目値が埋め込まれたチェ
ックリストを、記憶装置12の所定の領域に記憶する
(ステップ404)。なお、本実施の形態において、上
記組織名には、駅名、線区名、事業所名などが含まれ
る。無論、組織名とはこれらに限定されず、会社名な
ど、任意のものとすることができる。
を入力するとともに、必要な項目に、文章や値、或い
は、チェックを示す印を入力すると、制御部20はI/
Fを介してこれを受理し、チェックリスト管理部13に
伝達する(ステップ403)。チェックリスト管理部1
3は、組織名と関連付けて、項目値が埋め込まれたチェ
ックリストを、記憶装置12の所定の領域に記憶する
(ステップ404)。なお、本実施の形態において、上
記組織名には、駅名、線区名、事業所名などが含まれ
る。無論、組織名とはこれらに限定されず、会社名な
ど、任意のものとすることができる。
【0022】このようにして、ある組織のチェックリス
トが完備すると、当該組織に関する危機管理状況の評価
処理が実行される。より進んだ本実施の形態において
は、階層的意思決定法(AHP)の手法を利用して定量
評価を行なう。「危機管理体制の評価」を問題(課題)
とし、(1)危機の特定、(2)方針の明確化、(3)
被害予防対策、(4)応急対策、(5)復旧対策、およ
び、(6)危機管理の事後評価を、評価基準としてい
る。本明細書において、最終的な課題である「危機管理
体制の評価」を「大項目」と称し、上記(1)〜(6)
を、「中項目」と称する。さらに、たとえば、(3)や
(4)の「□」に続く項目(たとえば、「危機管理計画
・マニュアル整備」)を「小項目」と称する。小項目
は、中項目を細分したものである。また、「・」に続く
項目(たとえば、「計画・マニュアル類の整備・更
新」)を極小項目と称する。これら極小項目は、小項目
をさらに細分したものである。
トが完備すると、当該組織に関する危機管理状況の評価
処理が実行される。より進んだ本実施の形態において
は、階層的意思決定法(AHP)の手法を利用して定量
評価を行なう。「危機管理体制の評価」を問題(課題)
とし、(1)危機の特定、(2)方針の明確化、(3)
被害予防対策、(4)応急対策、(5)復旧対策、およ
び、(6)危機管理の事後評価を、評価基準としてい
る。本明細書において、最終的な課題である「危機管理
体制の評価」を「大項目」と称し、上記(1)〜(6)
を、「中項目」と称する。さらに、たとえば、(3)や
(4)の「□」に続く項目(たとえば、「危機管理計画
・マニュアル整備」)を「小項目」と称する。小項目
は、中項目を細分したものである。また、「・」に続く
項目(たとえば、「計画・マニュアル類の整備・更
新」)を極小項目と称する。これら極小項目は、小項目
をさらに細分したものである。
【0023】本実施の形態においては、図5に示すよう
に、AHPを用いて、大項目〜極小項目までの階層構造
を構築している。たとえば、「被害予防対策」という中
項目(評価基準)の下層には、「危機管理計画(の有無
或いは計画の程度)」、「体制整備(有無或いは整備の
程度)」、「通信連絡体制の整備(の有無或いは整備の
程度)」などの小項目が設けられ、さらに、その下層に
は、必要な極小項目が設けられている。このように構成
された階層構造により、本実施の形態においては、全体
の危機管理体制の評価、各大項目に関する危機管理体制
の評価、大項目の下層に位置する中項目に関する危機管
理体制の評価など、種々の危機管理体制の評価を実現す
ることができる。まず、全体の危機管理体制の評価につ
いて説明する。
に、AHPを用いて、大項目〜極小項目までの階層構造
を構築している。たとえば、「被害予防対策」という中
項目(評価基準)の下層には、「危機管理計画(の有無
或いは計画の程度)」、「体制整備(有無或いは整備の
程度)」、「通信連絡体制の整備(の有無或いは整備の
程度)」などの小項目が設けられ、さらに、その下層に
は、必要な極小項目が設けられている。このように構成
された階層構造により、本実施の形態においては、全体
の危機管理体制の評価、各大項目に関する危機管理体制
の評価、大項目の下層に位置する中項目に関する危機管
理体制の評価など、種々の危機管理体制の評価を実現す
ることができる。まず、全体の危機管理体制の評価につ
いて説明する。
【0024】本実施の形態においては、(1)〜(6)
の各々の中項目について重みが定められている。これ
は、専門家による一対比較等に基づき得られている。し
たがって、上記(1)〜(6)の中項目に関する回答
(たとえば、5段階評価)に基づいて、「当てはま
る」、「やや当てはまる」、「どちらでもない」、「や
や当てはまらない」、「当てはまらない」という回答の
各々に対しては、その項目に対応する重みが加点され
る。このようにして、項目ごとの評価点や、総合評価
(すなわち、項目点の総和)を算出することができる。
の各々の中項目について重みが定められている。これ
は、専門家による一対比較等に基づき得られている。し
たがって、上記(1)〜(6)の中項目に関する回答
(たとえば、5段階評価)に基づいて、「当てはま
る」、「やや当てはまる」、「どちらでもない」、「や
や当てはまらない」、「当てはまらない」という回答の
各々に対しては、その項目に対応する重みが加点され
る。このようにして、項目ごとの評価点や、総合評価
(すなわち、項目点の総和)を算出することができる。
【0025】また、本実施の形態においては、各中項目
に関して、それより下層に位置する項目に対して定めら
れた重みに基づき、中項目の評価点を与えることも可能
である。さらに各小項目に関しても、それより下層に項
目が存在する場合には、当該下層の項目に対して定めら
れた重みに基づき、小項目の評価点を与えることも可能
である。これらについても、項目に対する回答(たとえ
ば、5段階評価)に基づいて、重みを加算することによ
り、評価点を得ることが可能となる。
に関して、それより下層に位置する項目に対して定めら
れた重みに基づき、中項目の評価点を与えることも可能
である。さらに各小項目に関しても、それより下層に項
目が存在する場合には、当該下層の項目に対して定めら
れた重みに基づき、小項目の評価点を与えることも可能
である。これらについても、項目に対する回答(たとえ
ば、5段階評価)に基づいて、重みを加算することによ
り、評価点を得ることが可能となる。
【0026】たとえば、本実施の形態においては、オペ
レータが、任意の組織や体制のチェックリストを特定
し、かつ、当該組織や体制のどの部分を評価するかを選
択することにより、評価点算出部14が所定の処理を実
行する。図6に示すように、オペレータが入力装置24
を操作することにより、何れかの組織や体制が選択さ
れ、これに応じて、選択された組織や体制に関して、項
目値が記入されたチェックリストが記憶装置12から取
り出される(ステップ601)。次いで、当該チェック
リストのうち、評価をなすべき項目が選択される(ステ
ップ602)。この項目の選択は、図5に示す階層構造
において、大項目(問題:課題)、中項目、小項目を順
次選択することにより、当該選択された項目の下層に位
置する項目のリストを提示し、これを、オペレータが選
択できるようにしても良い。
レータが、任意の組織や体制のチェックリストを特定
し、かつ、当該組織や体制のどの部分を評価するかを選
択することにより、評価点算出部14が所定の処理を実
行する。図6に示すように、オペレータが入力装置24
を操作することにより、何れかの組織や体制が選択さ
れ、これに応じて、選択された組織や体制に関して、項
目値が記入されたチェックリストが記憶装置12から取
り出される(ステップ601)。次いで、当該チェック
リストのうち、評価をなすべき項目が選択される(ステ
ップ602)。この項目の選択は、図5に示す階層構造
において、大項目(問題:課題)、中項目、小項目を順
次選択することにより、当該選択された項目の下層に位
置する項目のリストを提示し、これを、オペレータが選
択できるようにしても良い。
【0027】このようにして、評価をなすべき項目が選
択されると、評価点算出部14は、上記AHPを利用し
て、選択された項目に関する評価点算出の演算を実行す
る(ステップ603)。図11は、チェックリストに記
入された項目値に基づき算出された評価点の一例を示す
図である。
択されると、評価点算出部14は、上記AHPを利用し
て、選択された項目に関する評価点算出の演算を実行す
る(ステップ603)。図11は、チェックリストに記
入された項目値に基づき算出された評価点の一例を示す
図である。
【0028】評価点が得られると、指標生成部16は、
評価点に基づき、評価の指標を作成する(ステップ60
4)。この評価の指標には、問題点の所在や対策の充実
度、および、総合評価を示すレーダーチャートが含まれ
る。指標生成部16にて得られた評価の指標は、記憶装
置12中の所定の領域に記憶されるとともに、表示装置
26の画面上に表示される(ステップ605)。これに
より、担当者等は、ある組織や体制における、所定の項
目に関する客観的評価を知ることができる。図7は、上
記処理の結果得られたレーダーチャートの一例を示す図
である。図7においては、ある組織(たとえば、○○
駅)における、大項目(目的)である「危機管理体制の
評価」を示すものである。図7の例においては、(1)
〜(6)の中項目に対する評価点と、総合評価とが表さ
れている。また、ある中項目に関しても、同様のレーダ
ーチャートを得ることができる。図8は、ある組織(た
とえば、××駅)における、「(3)被害予防対策」の
下層にある小項目の各々の評価を示すレーダーチャート
の例である。このように、本実施の形態においては、所
望の項目に関する評価点に基づくレーダーチャートを得
ることにより、組織の体制(システム)、情報伝達、意
思決定など種々の項目における弱点を把握し、有効な改
善策の策定を支援することが可能となる。また、指標生
成部16においては、評価点の高いものから、項目に順
位を付けて表示することなどを実現することも可能であ
る。
評価点に基づき、評価の指標を作成する(ステップ60
4)。この評価の指標には、問題点の所在や対策の充実
度、および、総合評価を示すレーダーチャートが含まれ
る。指標生成部16にて得られた評価の指標は、記憶装
置12中の所定の領域に記憶されるとともに、表示装置
26の画面上に表示される(ステップ605)。これに
より、担当者等は、ある組織や体制における、所定の項
目に関する客観的評価を知ることができる。図7は、上
記処理の結果得られたレーダーチャートの一例を示す図
である。図7においては、ある組織(たとえば、○○
駅)における、大項目(目的)である「危機管理体制の
評価」を示すものである。図7の例においては、(1)
〜(6)の中項目に対する評価点と、総合評価とが表さ
れている。また、ある中項目に関しても、同様のレーダ
ーチャートを得ることができる。図8は、ある組織(た
とえば、××駅)における、「(3)被害予防対策」の
下層にある小項目の各々の評価を示すレーダーチャート
の例である。このように、本実施の形態においては、所
望の項目に関する評価点に基づくレーダーチャートを得
ることにより、組織の体制(システム)、情報伝達、意
思決定など種々の項目における弱点を把握し、有効な改
善策の策定を支援することが可能となる。また、指標生
成部16においては、評価点の高いものから、項目に順
位を付けて表示することなどを実現することも可能であ
る。
【0029】さらに、本実施の形態においては、組織や
体制ごとの評価点を、記憶装置12に記憶しておくこと
により、組織間の評価指標を得ることも可能である。た
とえば、オペレータが入力装置24を操作して、比較す
る組織や体制を選択し、かつ、これらの間で、比較すべ
き項目を選択すれば、当該項目に関して、何れかの組織
や体制がより適切な対応を取っているかを知ることがで
きる。この組織や体制の比較には、2つの組織や体制の
比較はもちろん、組織全てのものであっても良い。たと
えば、二つの鉄道事業者における危機管理の評価を比較
することも可能であり、かつまた、ある鉄道事業者中の
全ての駅における危機管理の評価を比較することも可能
である。
体制ごとの評価点を、記憶装置12に記憶しておくこと
により、組織間の評価指標を得ることも可能である。た
とえば、オペレータが入力装置24を操作して、比較す
る組織や体制を選択し、かつ、これらの間で、比較すべ
き項目を選択すれば、当該項目に関して、何れかの組織
や体制がより適切な対応を取っているかを知ることがで
きる。この組織や体制の比較には、2つの組織や体制の
比較はもちろん、組織全てのものであっても良い。たと
えば、二つの鉄道事業者における危機管理の評価を比較
することも可能であり、かつまた、ある鉄道事業者中の
全ての駅における危機管理の評価を比較することも可能
である。
【0030】前者において、「危機管理体制の評価」つ
まり大項目の評価(総合評価)と、その下層にある中項
目の評価を考える。図9(a)のフローチャートに示す
ように、オペレータが入力装置を操作して、比較対象と
なる組織、および、比較すべき項目を入力すると(ステ
ップ901、902参照)、指標生成部16は、記憶装
置12中の関連する組織の評価点を取得し(ステップ9
03)、対応する項目の評価点を比較する(ステップ9
04)。次いで、このような比較の結果を示すチャート
が作成され(ステップ905)、これが、記憶装置12
の所定の領域に記憶されるとともに、表示装置26の画
面上に表示される(ステップ906)。図10は、上記
例における評価点の比較の結果得られたチャートを示す
図である。このように、各項目ごとの比較結果を知るこ
とで、組織や体制の弱点をより明確に知ることが可能と
なる。
まり大項目の評価(総合評価)と、その下層にある中項
目の評価を考える。図9(a)のフローチャートに示す
ように、オペレータが入力装置を操作して、比較対象と
なる組織、および、比較すべき項目を入力すると(ステ
ップ901、902参照)、指標生成部16は、記憶装
置12中の関連する組織の評価点を取得し(ステップ9
03)、対応する項目の評価点を比較する(ステップ9
04)。次いで、このような比較の結果を示すチャート
が作成され(ステップ905)、これが、記憶装置12
の所定の領域に記憶されるとともに、表示装置26の画
面上に表示される(ステップ906)。図10は、上記
例における評価点の比較の結果得られたチャートを示す
図である。このように、各項目ごとの比較結果を知るこ
とで、組織や体制の弱点をより明確に知ることが可能と
なる。
【0031】また、後者において、全ての駅における
「危機管理体制の評価」を比較し、各駅の「危機管理体
制」の格付けを得る場合を考える。この場合には、図9
(b)に示すように、オペレータによる比較対象となる
組織(この場合には、全駅)および比較すべき項目(こ
の場合には、大項目である「危機管理体制の評価」)の
入力(ステップ911、912参照)、指標生成部16
は、記憶装置12中の関連する組織(全駅)の評価点を
取得し(ステップ913)、これに基づき、統計的な処
理を施して、各駅の格付けを得て(ステップ914)、
これを表示装置26の画面上に表示する(ステップ91
5)。この格付けとして、「1」〜「5」などの段階評
価を使用することができる。さらに、特定の組織(たと
えば、駅)の格付けを知りたい場合には、特定の組織が
指定されること(ステップ921参照)に応答して、当
該指定された組織と同等な組織の評価点が取得され(ス
テップ921)、これに基づく統計的な処理が実行され
れば良い。無論、「(1)危機の特定」〜「(6)危機
管理の事後評価」などの中項目に関する比較や、当該中
項目に関する組織や体制の格付けを得ることも可能であ
ることは言うまでもない。
「危機管理体制の評価」を比較し、各駅の「危機管理体
制」の格付けを得る場合を考える。この場合には、図9
(b)に示すように、オペレータによる比較対象となる
組織(この場合には、全駅)および比較すべき項目(こ
の場合には、大項目である「危機管理体制の評価」)の
入力(ステップ911、912参照)、指標生成部16
は、記憶装置12中の関連する組織(全駅)の評価点を
取得し(ステップ913)、これに基づき、統計的な処
理を施して、各駅の格付けを得て(ステップ914)、
これを表示装置26の画面上に表示する(ステップ91
5)。この格付けとして、「1」〜「5」などの段階評
価を使用することができる。さらに、特定の組織(たと
えば、駅)の格付けを知りたい場合には、特定の組織が
指定されること(ステップ921参照)に応答して、当
該指定された組織と同等な組織の評価点が取得され(ス
テップ921)、これに基づく統計的な処理が実行され
れば良い。無論、「(1)危機の特定」〜「(6)危機
管理の事後評価」などの中項目に関する比較や、当該中
項目に関する組織や体制の格付けを得ることも可能であ
ることは言うまでもない。
【0032】本実施の形態によれば、組織の危機管理状
況を、事前段階(たとえば、危機の特定、方針の明確化
の有無、被害予防対策)、事故・トラブル発生段階(た
とえば、応急対策)、および、事後段階(たとえば、復
旧対策、危機管理の事後評価)に分類したチェックリス
トを提示し、当該チェックリストに記入された各項目の
値に基づき、各段階における評価点を算出し、当該評価
点に基づき、危機管理状況に対する指標(たとえば、危
機管理の評価指標)を作成している。したがって、組織
や体制における危機管理の問題や弱点を適切に知ること
ができ、その有効策の策定を支援することが可能とな
る。
況を、事前段階(たとえば、危機の特定、方針の明確化
の有無、被害予防対策)、事故・トラブル発生段階(た
とえば、応急対策)、および、事後段階(たとえば、復
旧対策、危機管理の事後評価)に分類したチェックリス
トを提示し、当該チェックリストに記入された各項目の
値に基づき、各段階における評価点を算出し、当該評価
点に基づき、危機管理状況に対する指標(たとえば、危
機管理の評価指標)を作成している。したがって、組織
や体制における危機管理の問題や弱点を適切に知ること
ができ、その有効策の策定を支援することが可能とな
る。
【0033】特に、本実施の形態によれば、危機管理の
評価の下に、前記事前段階、事故・トラブル発生段階、
および、事前段階を表す中項目を配置し、かつ、中項目
の下に、各中項目を細分化した小項目を設けている。こ
れにより、各中項目の評価点などを得ることもできるた
め、ある組織において、危機管理のいかなる部分に問題
点があるのか、或いは、対策がどのくらい充実している
かを客観的に知ることができる。
評価の下に、前記事前段階、事故・トラブル発生段階、
および、事前段階を表す中項目を配置し、かつ、中項目
の下に、各中項目を細分化した小項目を設けている。こ
れにより、各中項目の評価点などを得ることもできるた
め、ある組織において、危機管理のいかなる部分に問題
点があるのか、或いは、対策がどのくらい充実している
かを客観的に知ることができる。
【0034】さらに、本実施の形態によれば、総合評価
や項目の評価が客観的にできるため、組織や体制間の比
較や、その格付けが可能となる。本発明は、以上の実施
の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載さ
れた発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それら
も本発明の範囲内に包含されるものであることは言うま
でもない。
や項目の評価が客観的にできるため、組織や体制間の比
較や、その格付けが可能となる。本発明は、以上の実施
の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載さ
れた発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それら
も本発明の範囲内に包含されるものであることは言うま
でもない。
【0035】たとえば、前記実施の形態において、チェ
ックリストには、「(1)危機の特定」〜「(6)危機
管理の事後評価」という中項目を設けているが、これに
限定されるものではなく、事前段階、事故・トラブル発
生時、および、事後段階のそれぞれについて、他の項目
を設けても良い。また、前記実施の形態においては、
「(3)被害予防対策」、「(4)応急対策」および
「(6)危機管理の事後評価」について、下層に位置す
る小項目を設けているが、これに限定されるものではな
く、特に、詳細な評価が必要であれば、他の中項目の下
により詳細な小項目を設けても良い。
ックリストには、「(1)危機の特定」〜「(6)危機
管理の事後評価」という中項目を設けているが、これに
限定されるものではなく、事前段階、事故・トラブル発
生時、および、事後段階のそれぞれについて、他の項目
を設けても良い。また、前記実施の形態においては、
「(3)被害予防対策」、「(4)応急対策」および
「(6)危機管理の事後評価」について、下層に位置す
る小項目を設けているが、これに限定されるものではな
く、特に、詳細な評価が必要であれば、他の中項目の下
により詳細な小項目を設けても良い。
【0036】さらに、前記実施の形態においては、レー
ダーチャートなどを用いて評価の指標を提示したが、こ
れらは一例にすぎないことは言うまでもない。また、本
実施の形態においては、鉄道事業者の組織(たとえば、
駅や線区)などにおける危機管理の評価に、危機管理評
価システムを利用したが、このような用途に限定されな
いことも明らかである。たとえば、企業、国や地方公共
団体など、任意の組織や体制の危機管理を評価するため
に利用可能である。
ダーチャートなどを用いて評価の指標を提示したが、こ
れらは一例にすぎないことは言うまでもない。また、本
実施の形態においては、鉄道事業者の組織(たとえば、
駅や線区)などにおける危機管理の評価に、危機管理評
価システムを利用したが、このような用途に限定されな
いことも明らかである。たとえば、企業、国や地方公共
団体など、任意の組織や体制の危機管理を評価するため
に利用可能である。
【0037】さらに、前記実施の形態において、チェッ
クリストの項目値として、5段階評価(「当てはま
る」、「やや当てはまる」、「どちらでもない」、「や
や当てはまらない」、「当てはまらない」)の何れかが
与えられるようになっているが、これに限定されるもの
ではなく、「ある」および「ない」からなる2段階評価
や、他の評価(3段階評価など)であっても良い。
クリストの項目値として、5段階評価(「当てはま
る」、「やや当てはまる」、「どちらでもない」、「や
や当てはまらない」、「当てはまらない」)の何れかが
与えられるようになっているが、これに限定されるもの
ではなく、「ある」および「ない」からなる2段階評価
や、他の評価(3段階評価など)であっても良い。
【0038】また、前記実施の形態においては、記憶装
置12から取り出した空欄のチェックリストを表示装置
26の画面上に提示し、オペレータが入力装置24を操
作して、空欄を埋めていき、出来上がったチェックリス
トの項目値を示すデータなどが記憶装置12に記憶され
るように構成した。しかしながら、本発明はこれに限定
されるものではなく、予め紙に印刷されたチェックリス
トに、担当者等が項目値を記入し、これを利用して、オ
ペレータが、入力装置24を操作して、項目値など必要
なデータ入力をするように構成しても良い。なお、本明
細書において、手段とは必ずしも物理的手段を意味する
ものではなく、各手段の機能が、ソフトウェアによって
実現される場合も無論包含する。また、一つの手段の機
能が、二つ以上の物理的手段により実現されても、若し
くは、二つ以上の手段の機能が、一つの手段により実現
されてもよい。
置12から取り出した空欄のチェックリストを表示装置
26の画面上に提示し、オペレータが入力装置24を操
作して、空欄を埋めていき、出来上がったチェックリス
トの項目値を示すデータなどが記憶装置12に記憶され
るように構成した。しかしながら、本発明はこれに限定
されるものではなく、予め紙に印刷されたチェックリス
トに、担当者等が項目値を記入し、これを利用して、オ
ペレータが、入力装置24を操作して、項目値など必要
なデータ入力をするように構成しても良い。なお、本明
細書において、手段とは必ずしも物理的手段を意味する
ものではなく、各手段の機能が、ソフトウェアによって
実現される場合も無論包含する。また、一つの手段の機
能が、二つ以上の物理的手段により実現されても、若し
くは、二つ以上の手段の機能が、一つの手段により実現
されてもよい。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、組織や体制、或いは、
これらの間における危機管理を適切に評価するシステム
を提供することが可能となる。
これらの間における危機管理を適切に評価するシステム
を提供することが可能となる。
【図1】 図1は、本実施の形態にかかる危機管理評価
システムの構成を示すブロックダイヤグラムである。
システムの構成を示すブロックダイヤグラムである。
【図2】 図2は、本実施の形態にかかる危機管理評価
システムを構成し得るパーソナルコンピュータのハード
ウェア構成を示す図である。
システムを構成し得るパーソナルコンピュータのハード
ウェア構成を示す図である。
【図3】 図3は、本実施の形態にかかるチェックリス
トの一例を示す図である。
トの一例を示す図である。
【図4】 図4は、本実施の形態における、チェックリ
ストの提示および項目値の入れられたチェックリストの
記憶に関する処理を示すフローチャートである。
ストの提示および項目値の入れられたチェックリストの
記憶に関する処理を示すフローチャートである。
【図5】 図5は、本実施の形態にかかる項目の階層構
造を説明するための図である。
造を説明するための図である。
【図6】 図6は、本実施の形態にかかる評価点算出お
よび指標作成の処理を示すフローチャートである。
よび指標作成の処理を示すフローチャートである。
【図7】 図7は、図6の処理の結果得られたレーダー
チャートの一例を示す図である。
チャートの一例を示す図である。
【図8】 図8は、図6の処理の結果得られたレーダー
チャートの他の例を示す図である。
チャートの他の例を示す図である。
【図9】 図9は、本実施例にかかる組織間の比較およ
び組織の格付けのための処理を示すフローチャートであ
る。
び組織の格付けのための処理を示すフローチャートであ
る。
【図10】 図10は、図9の処理の結果得られた比較
チャートの一例を示す図である。
チャートの一例を示す図である。
【図11】 図11は、チェックリストの各項目に与え
られた項目値と、評価点との関係を示す図である。
られた項目値と、評価点との関係を示す図である。
10 危機管理評価システム 12 記憶装置 13 チェックリスト管理部 14 評価点算出部 16 指標生成部 18 メモリ 20 制御部 22 インタフェース 24 入力装置 26 表示装置
Claims (21)
- 【請求項1】 組織の危機管理状況を、事前段階、事故
・トラブル発生段階および事後段階の状況に分類し、各
段階におけるチェックリストを提示するチェックリスト
提示手段と、 提示されたチェックリストの各項目に与えられた項目値
にしたがって、各段階の評価点および/または前記複数
の段階にわたる評価点を算出する評価点算出手段と、 前記評価点に基づき、前記組織の危機管理状況に対する
第1の指標を提示する第1の指標提示手段とを備えたこ
とを特徴とする危機管理評価システム。 - 【請求項2】 さらに、前記評価点に基づき、複数の組
織間における、危機管理状況に対する第2の指標を提示
する第2の指標提示手段を備えたことを特徴とする請求
項1に記載の危機管理評価システム。 - 【請求項3】 前記チェックリスト提示手段が、前記事
前段階として、被害予防対策に関する項目を提示し、前
記事故・トラブル発生段階として、応急対策に関する項
目を提示し、かつ、前記事後段階として、復旧対策に関
する項目を提示することを特徴とする請求項1または2
の何れか一項に記載の危機管理評価システム。 - 【請求項4】 前記チェックリスト提示手段が、前記事
前段階として、組織における危機の特定、および/また
は、前記危機に対する方針に関する項目を提示すること
を特徴とする請求項1ないし3の何れか一項に記載の危
機管理評価システム。 - 【請求項5】 前記チェックリスト提示手段が、前記事
後段階として、危機管理の事後評価に関する項目を提示
することを特徴とする請求項1ないし4の何れか一項に
記載の危機管理評価システム。 - 【請求項6】 前記評価点算出手段が、前記段階に含ま
れる項目の各々に重み付けを与え、前記重み付けにした
がって算出された評価点に基づき、総合評価点を算出す
るように構成されたことを特徴とする請求項1ないし5
の何れか一項に記載の危機管理評価システム。 - 【請求項7】 前記チェックリスト提示手段が、前記項
目の下層に位置する他の項目を提示するように構成さ
れ、 前記評価点算出手段が、当該項目の下層に位置する他の
項目の各々に重み付けを与え、前記重み付けにしたがっ
て、前記項目のうちの何れかに関する評価点を算出する
ように構成されたことを特徴とする請求項1ないし6の
何れか一項に記載の危機管理評価システム。 - 【請求項8】 組織の危機管理状況を、事前段階、事故
・トラブル発生段階および事後段階の状況に分類するス
テップと、 前記分類された各段階におけるチェックリストを提示す
るステップと、 提示されたチェックリストの各項目に与えられた項目値
を受理するステップと、 前記項目値ににしたがって、各段階の評価点および/ま
たは前記複数の段階にわたる評価点を算出するステップ
と、 前記評価点に基づき、前記組織の危機管理状況に対する
第1の指標を提示するステップとを備えたことを特徴と
する危機管理評価方法。 - 【請求項9】 さらに、前記評価点に基づき、複数の組
織間における、危機管理状況に対する第2の指標を提示
するステップを備えたことを特徴とする請求項8に記載
の方法。 - 【請求項10】 チェックリストの提示ステップが、 前記事前段階として、被害予防対策に関する項目を提示
するステップと、 前記事故・トラブル発生段階として、応急対策に関する
項目を提示するステップと、 前記事後段階として、復旧対策に関する項目を提示する
ステップとを含むことを特徴とする請求項8または9に
記載の方法。 - 【請求項11】 前記チェックリストの提示ステップ
が、 前記事前段階として、組織における危機の特定、および
/または、前記危機に対する方針に関する項目を提示す
るステップを含むことを特徴とする請求項8ないし10
の何れか一項に記載の方法。 - 【請求項12】 前記チェックリストの提示ステップ
が、 前記事後段階として、危機管理の事後評価に関する項目
を提示するステップを含むことを特徴とする請求項8な
いし11の何れか一項に記載の方法。 - 【請求項13】 前記評価点を算出するステップが、 前記段階に含まれる項目の各々に重み付けを与えるステ
ップと、 前記重み付けにしたがって算出された評価点に基づき、
総合評価点を算出するステップとを含むことを特徴とす
る請求項8ないし12の何れか一項に記載の方法。 - 【請求項14】 前記チェックリストの提示ステップ
が、 前記項目の下層に位置する他の項目を提示するように構
成され、 前記評価点を算出するステップが、 当該項目の下層に位置する他の項目の各々に重み付けを
与えるステップと、 前記重み付けにしたがって、前記項目のうちの何れかに
関する評価点を算出するステップとを含むことを特徴と
する請求項8ないし13の何れか一項に記載の方法。 - 【請求項15】 組織の危機管理状況を、事前段階、事
故・トラブル発生段階および事後段階の状況に分類する
ステップと、 前記分類された各段階におけるチェックリストを提示す
るステップと、 提示されたチェックリストの各項目に与えられた項目値
を受理するステップと、 前記項目値ににしたがって、各段階の評価点および/ま
たは前記複数の段階にわたる評価点を算出するステップ
と、 前記評価点に基づき、前記組織の危機管理状況に対する
第1の指標を提示するステップとを備えたことを特徴と
する危機管理を評価するプログラムを記録した、コンピ
ュータにより読み取り可能な記録媒体。 - 【請求項16】 さらに、前記評価点に基づき、複数の
組織間における、危機管理状況に対する第2の指標を提
示するステップを備えたことを特徴とする請求項15に
記載のコンピュータにより読み取り可能な記録媒体。 - 【請求項17】 チェックリストの提示ステップが、 前記事前段階として、被害予防対策に関する項目を提示
するステップと、 前記事故・トラブル発生段階として、応急対策に関する
項目を提示するステップと、 前記事後段階として、復旧対策に関する項目を提示する
ステップとを含むことを特徴とする請求項15または1
6に記載のコンピュータにより読み取り可能な記録媒
体。 - 【請求項18】 前記チェックリストの提示ステップ
が、 前記事前段階として、組織における危機の特定、および
/または、前記危機に対する方針に関する項目を提示す
るステップを含むことを特徴とする請求項15ないし1
7の何れか一項に記載のコンピュータにより読み取り可
能な記録媒体。 - 【請求項19】 前記チェックリストの提示ステップ
が、 前記事後段階として、危機管理の事後評価に関する項目
を提示するステップを含むことを特徴とする請求項15
ないし18の何れか一項に記載のコンピュータにより読
み取り可能な記録媒体。 - 【請求項20】 前記評価点を算出するステップが、 前記段階に含まれる項目の各々に重み付けを与えるステ
ップと、 前記重み付けにしたがって算出された評価点に基づき、
総合評価点を算出するステップとを含むことを特徴とす
る請求項15ないし19の何れか一項に記載のコンピュ
ータにより読み取り可能な記録媒体。 - 【請求項21】 前記チェックリストの提示ステップ
が、 前記項目の下層に位置する他の項目を提示するように構
成され、 前記評価点を算出するステップが、 当該項目の下層に位置する他の項目の各々に重み付けを
与えるステップと、 前記重み付けにしたがって、前記項目のうちの何れかに
関する評価点を算出するステップとを含むことを特徴と
する請求項15ないし20の何れか一項に記載のコンピ
ュータにより読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000128798A JP2001312572A (ja) | 2000-04-28 | 2000-04-28 | 危機管理評価システム、危機管理評価方法および当該方法を実行するプログラムを記録した記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000128798A JP2001312572A (ja) | 2000-04-28 | 2000-04-28 | 危機管理評価システム、危機管理評価方法および当該方法を実行するプログラムを記録した記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001312572A true JP2001312572A (ja) | 2001-11-09 |
Family
ID=18638181
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000128798A Pending JP2001312572A (ja) | 2000-04-28 | 2000-04-28 | 危機管理評価システム、危機管理評価方法および当該方法を実行するプログラムを記録した記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001312572A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005129023A (ja) * | 2003-09-30 | 2005-05-19 | Japan Research Institute Ltd | 行政管理支援方法、その方法をコンピュータに実行させるプログラムおよび行政管理支援システム |
JP2008117288A (ja) * | 2006-11-07 | 2008-05-22 | Osaka Gas Co Ltd | リスクマネジメント評価システム及びリスクマネジメント評価シート |
JP2008293106A (ja) * | 2007-05-22 | 2008-12-04 | Hitachi Plant Technologies Ltd | メンテナンス計画立案方法 |
JP2009122737A (ja) * | 2007-11-12 | 2009-06-04 | Tokyo Gas Co Ltd | プラント施設の安全管理方法 |
JP2010015405A (ja) * | 2008-07-04 | 2010-01-21 | Railway Technical Res Inst | 鉄道技術系職場における安全風土評価方法 |
-
2000
- 2000-04-28 JP JP2000128798A patent/JP2001312572A/ja active Pending
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