JP2001312319A - 太陽光発電システムとそれに用いる昇圧ユニット - Google Patents

太陽光発電システムとそれに用いる昇圧ユニット

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる出力電圧を有する複数の太陽電池スト
リングを含む太陽光発電システムを商用電力系統へ容易
にかつ効率的に系統連係させることを可能にする。 【解決手段】 複数枚の太陽電池モジュールが直列接続
された太陽電池ストリングの複数1a,1bをパワーコ
ンディショナ3を介して商用電力系統4に系統連係させ
るための太陽電池システムは、標準直列枚数のモジュー
ルを含む標準太陽電池ストリング1aとその標準直列枚
数未満のモジュールを含む非標準太陽電池ストリング1
bとがパワーコンディショナ3に並列に接続される場合
に、非標準太陽電池ストリング1bの非標準出力電圧を
標準太陽電池ストリング1aの標準出力電圧まで高める
昇圧ユニット2がパワーコンディショナ3の前段に設け
られることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は太陽光発電システム
に関し、特に、複数の太陽電池モジュール(パネル)が
商用電力系統に系統連係される太陽光発電システムの改
善に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7において、従来の太陽光発電システ
ムの一例が模式的なブロック図で示されている。この太
陽光発電システムにおいては図面の簡略化のために2つ
の太陽電池ストリング1のみが示されているが、通常は
さらに多くの太陽電池ストリング1が含まれることは言
うまでもない。一般に、1つの標準的な太陽電池ストリ
ングは、相互に直列接続された8枚または9枚の太陽電
池モジュール(図示せず)を含んでいる。
【0003】太陽光発電システムにおいて、太陽電池ス
トリング1からの直流出力電力を交流電力に変換して商
用電力系統4に系統連係させる場合、太陽電池ストリン
グ1と商用電力系統4との間にパワーコンディショナ3
を介在させる必要がある。そして、複数の太陽電池スト
リング1を商用電力系統4に系統連係させる場合、それ
ら複数の太陽電池ストリング1はパワーコンディショナ
3に並列接続される。パワーコンディショナ3は、並列
接続された複数の太陽電池ストリング1から発電された
電流が逆流しないように、逆流防止ダイオード31を含
んでいる。逆流防止ダイオード31を通過した直流電力
はDC/AC(直流/交流)インバータ32によって交
流電力に変換され、保護回路33を介して商用電力系統
4へ供給される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来では、日本におけ
る太陽光発電システムにおいては、それに含まれる複数
の太陽電池ストリングを南に向いた屋根の主要部上に設
置し、それらの太陽電池ストリングからの配線をパワー
コンディショナに接続するのが一般的である。
【0005】しかし、住宅の屋根上に太陽電池ストリン
グを設置する場合、屋根の形状や面積によっては、太陽
光量の最も多い屋根の南面だけに太陽電池モジュールを
配置して太陽電池ストリングを構成することができない
場合がある。屋根の南面に配置されなかった太陽電池モ
ジュールは屋根の東面や西面にも配置されて太陽電池ス
トリングを構成したり、屋根の南面の主要部上に太陽電
池モジュールを設置した後の周辺の残余の領域に配置さ
れた小型の太陽電池モジュールをも含めて太陽電池スト
リングが構成される場合などがある。すなわち、いくつ
かの太陽電池ストリングに含まれる太陽電池モジュール
の直列枚数が他の太陽電池ストリングに比べて異なる場
合があり、その場合には太陽電池ストリング間で出力電
圧が異なることになる。
【0006】たとえば、標準直列枚数の太陽電池モジュ
ールを含む標準太陽電池ストリングとその標準直列枚数
未満のモジュールを含む非標準太陽電池ストリングとが
パワーコンディショナ3に並列に接続される場合、標準
出力電圧を有する標準太陽電池からの電力のみがパワー
コンディショナ3へ入力され、標準出力電圧より低い非
標準出力電圧を有する非標準太陽電池ストリングからの
電力はパワーコンディショナ3内へ送ることができな
い。このような非標準太陽電池ストリングからの電力も
効率よくパワーコンディショナ3内へ送れるようにしな
ければ、非標準太陽電池ストリングの設置面積は無駄な
スペースになるだけである。また、何らかの工夫をして
非標準太陽電池ストリングからの電力をパワーコンディ
ショナ3内へ送れるようにしたとしても、図8からわか
るように、標準太陽電池ストリングからの最大電力と非
標準太陽電池ストリングからの最大電力とが足し合され
た最大出力電力を得ることはできない。
【0007】図8(a)〜(d)に示された各グラフに
おいて、横軸は出力電圧Vを表わし、縦軸は出力電力P
を表わしている。図8(a)のグラフにおいて、曲線S
は標準太陽電池ストリングからの出力電力を表わし、曲
線Nは非標準太陽電池ストリングからの出力電力を表わ
している。すなわち、標準太陽電池ストリングは最大出
力電力Psを有し、非標準太陽電池ストリングは最大出
力電力Pnを有している。これら2つの出力電力が足し
合された出力電力が図8(b)に示されている。図8に
示された出力電力曲線(S+N)における最大出力電力
Psnは、図8(a)に示された最大出力電力PsとP
nの和である(Ps+Pn)よりかなり小さな値とな
る。これは、標準太陽電池ストリングの最大出力電力P
sの電圧位置と非標準太陽電池ストリングからの最大出
力電力Pnの電圧位置とが異なっていることによるもの
であることが理解されよう。
【0008】このようなことから、複数の太陽電池スト
リングからの出力電圧を合せることが考えられるが、そ
の目的のために標準太陽電池ストリングとパワーコンデ
ィショナ3との間にインピーダンスを介在させる方法も
あるが、この方法ではインピーダンスによって電力を損
失するので実用的ではない。また、直流電圧を変える方
法にはMG(モータ発電機)方式もあるが、この方式で
は機械的振動や騒音が発生したり、モータ発電機自体が
かさばるので好ましくない。
【0009】他方、特開平8−46231に開示された
太陽電池発電システムにおいては、各太陽電池モジュー
ルまたは各太陽電池ストリングに最大電力追従機能を有
する昇圧型DC−DCコンバータが組込まれている。し
かし、このような太陽電池発電システムでは複雑な回路
構成となったり、出力電圧が異なる各太陽電池ストリン
グごとに最初の設計段階で太陽光発電システム全体とし
ての電圧調整をしなければならないという問題がある。
また、特開平8−46231における昇圧回路には絶縁
トランスが接続されていることから、システムの重量が
増加するとともに電力変換効率の低下が生じる。さら
に、昇圧回路がサージなどによって故障した場合には、
作業者が屋根に登って太陽電池モジュールを交換しなけ
ればならないという不便さをも生じる。
【0010】上述のような先行技術における太陽光発電
システムにおける課題に鑑み、本発明は、異なる出力電
圧を有する複数の太陽電池ストリングを簡略に商用電力
系統に系統連結させることができかつそれらの太陽電池
ストリングの最大出力電力の効率的利用を可能ならしめ
ることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、複数枚
の太陽電池モジュールが直列接続された太陽電池ストリ
ングの複数をパワーコンディショナを介して商用電力系
統に系統連係させるための太陽光発電システムは、標準
直列枚数のモジュールを含む標準太陽電池ストリング
と、その標準直列枚数未満のモジュールを含む非標準太
陽電池ストリングとがパワーコンディショナに並列に接
続される場合に、非標準太陽電池ストリングの非標準出
力電圧を標準太陽電池の標準出力電圧まで高める昇圧ユ
ニットがパワーコンディショナの前段に設けられること
を特徴としている。
【0012】昇圧ユニットは非標準太陽電池ストリング
とパワーコンディショナとの間に設けられ、標準太陽電
池ストリングとパワーコンディショナとの間では昇圧ユ
ニットが省略され得る。
【0013】昇圧ユニットは、非標準太陽電池ストリン
グとパワーユニットとの間で着脱可能であることが好ま
しい。
【0014】昇圧ユニットの昇圧電圧比率は、標準太陽
電池ストリングと非標準太陽電池ストリングとに含まれ
る太陽電池モジュールの枚数の比によって決定すること
ができる。
【0015】昇圧電圧比率は、昇圧ユニットに設けられ
た接点切換スイッチによって手動的に選択可能にするこ
とができる。昇圧電圧比率は、PWM制御によって決定
されてもよい。
【0016】昇圧ユニットは、太陽電池モジュールの出
力電力によって駆動させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1において、本発明の実施の形
態による太陽光発電システムの一例が模式的なブロック
図で示されている。この太陽光発電システムにおいて、
図面の簡略化のために1つの標準太陽電池ストリング1
aと1つの非標準太陽電池ストリング1bのみが示され
ているが、さらに多くの太陽電池ストリングが含まれ得
ることは言うまでもない。標準太陽電池ストリング1a
は、通常は8枚または9枚の太陽電池モジュール(図示
せず)を含んでいる。なお、非標準太陽電池ストリング
1bは、その標準直列枚数未満の太陽電池モジュールを
含んでいる。
【0018】標準太陽電池ストリング1aの出力電力は
パワーコンディショナ3に含まれる逆流防止ダイオード
31に直接接続される。他方、非標準太陽電池ストリン
グ1bの出力電力は、昇圧ユニット2を介して逆流防止
ダイオード31に接続されている。パワーコンディショ
ナ3内において、複数の逆流防止ダイオード31からの
出力電力は1つにまとめられてDC−AC変換器32に
接続される。DC−AC変換器からの交流出力電力は、
保護回路33を介して商用電力系統4に接続される。
【0019】図1に示されているような太陽光発電シス
テムにおいては、非標準太陽電池ストリング1bからの
出力電圧が昇圧ユニット2によって標準太陽電池ストリ
ング1aからの出力電圧に等しくされるので、図8から
理解されるように標準太陽電池ストリングからの最大出
力電力と非標準太陽電池ストリングからの非標準出力電
力とを足し合せた最大出力電力が商用電力系統4へ接続
され得る。
【0020】すなわち、図8(c)において、曲線Sは
標準太陽電池ストリング1aからの出力電力を表わして
いる。他方、曲線Nmは非標準太陽電池ストリング1b
からの出力電力を昇圧ユニット2で昇圧した後の出力電
力を表わしている。図8(c)のグラフからわかるよう
に、昇圧ユニット2によって昇圧された非標準太陽電池
ストリングからの最大出力Pnの電圧位置は、標準太陽
電池ストリングからの最大出力電力Psの電圧位置と一
致している。したがって、これらの出力電力SとNmと
を並列接続によって加算すれば、図8(d)のグラフに
示されているように、出力電力曲線SとNmの最大値が
足し合された最大出力電力(Ps+Pn)を得ることが
できる。
【0021】このように、本発明による太陽光発電シス
テムにおいては、昇圧ユニット2を単に非標準太陽電池
ストリング1bとパワーコンディショナ3との間に設け
るという簡略な方法で、標準太陽電池ストリング1aか
らの最大出力電力Psと非標準太陽電池ストリング1b
からの最大出力電力Pnとが足し合された最大出力電力
(Ps+Pn)が商用電力系統に接続され得る。また、
このような昇圧ユニット2は容易に着脱可能であり、非
標準太陽電池ストリング1bを標準太陽電池ストリング
1aに変更する場合には取外すことができる。
【0022】図2は、図1中の昇圧ユニット2の具体的
な一例を示す模式的なブロック図である。この昇圧ユニ
ット2は、その入力部における入力端子21から順に、
入力EMI(電波雑音干渉)フィルタ22、遮断器2
3、昇圧回路24、出力EMIフィルタ25、および出
力端子26を含んでいる。出力端子26は、パワーコン
ディショナの入力端子に接続される。昇圧比は標準太陽
電池ストリング1aと非標準太陽電池ストリング1bと
に含まれる直列接続太陽電池モジュールの枚数の比率に
よって決定することができ、昇圧ユニット2内の昇圧回
路24の回路構成が非常に簡単にされ得る。また、非標
準太陽電池ストリング1bの出力電圧を標準太陽電池ス
トリング1aの出力電圧に合せるために、図3に示され
ているように昇圧ユニット2が標準太陽電池ストリング
1aの出力電圧を基準電圧として電圧計で検出しながら
調整するという煩雑な制御を必要としない。
【0023】図4は、昇圧ユニット2に含まれる昇圧回
路24の具体的な一例を示す回路図である。この昇圧回
路においては、入力側から順に、リアクトル101、ス
イッチング素子104、ダイオード102、およびコン
デンサ103を含んでいる。スイッチング素子104と
しては、BJT(バイポーラ接合トランジスタ)、FE
T(電界効果トランジスタ)、IGBT(絶縁ゲートバ
イポーラトランジスタ)、またはGTO(ゲートターン
オフサイリスタ)などが用いられ得る。
【0024】図5は、昇圧電圧比を決定するための切換
スイッチを模式的に示している。これによれば、昇圧電
圧比率は、切換スイッチを手動的に切換えることによっ
て決定することができる。すなわち、一般に太陽光発電
システムにおける太陽電池モジュールとしては同じ機種
で同じ特性のものが使用されるので、標準太陽電池スト
リング1aと非標準太陽電池ストリング1bとの間の電
圧比、すなわち昇圧比は8:4〜8:7または9:4〜
9:7といった簡単な固定された整数比で決めることが
できる。したがって昇圧電圧比率を設定する場合には、
まず標準太陽電池ストリング1aに含まれる太陽電池モ
ジュール枚数n1(8または9)をスイッチ27aで設
定する。次に、非標準太陽電池ストリング1bに含まれ
る太陽電池モジュール枚数n2(4〜7)をスイッチ2
7bで設定する。この2つの切換スイッチ27aと27
bを手動的に操作することによって、昇圧ユニット2の
出力電圧はそれに接続されている非標準太陽電池ストリ
ング1bの出力電圧のn1/n2倍となり、標準直列太陽
電池ストリング1aの出力電圧と等しくなる。
【0025】図6(a)は、PWM(パルス幅変調)制
御によって昇圧回路24を駆動する場合に用いられる制
御回路を示すブロック図である。切換スイッチ27aと
27bによって設定された昇圧電圧比率は、信号設定演
算器106によって次式(1)の演算に従って信号設定
値が求められる。 (信号設定値)=(スイッチ27bの設定値)/(スイッチ27aの設定値) …(1) 図6(b)のグラフに示されているように、信号設定演
算器106で演算された結果の信号設定値Mと三角波発
生器105で発振された0から1の振幅値をとる三角波
Tとが比較され、信号設定値Mの方が三角波Tよりも小
さい値のときの比較器107はゲートONレベルを出力
し、信号設定値Mの方が三角波Tより大きい値のときに
比較器107はゲートOFFレベルを出力する。その結
果、図6(c)のグラフに示されているようなパルス信
号PSを出力する。このパルス信号PSの周期時間とパ
ルスの幅の時間との比(デューティ比)は次式(2)で
表わされる。 (デューティ比)=1−(信号設定値) …(2) このパルス信号PSは昇圧回路24のためのスイッチン
グ素子ドライブ回路108に入力され、そのドライブ回
路108はたとえば図4に示されたスイッチング素子1
04を駆動する。このようなPWM制御による昇圧方法
を利用すれば、昇圧回路24を簡単な構造で作製するこ
とができる。
【0026】ところで、昇圧ユニット2を駆動させるた
めには、そのための電源が必要となる。その場合に、乾
電池や蓄電池のように常に出力し得るバッテリを使用す
れば、スイッチを設けなければ昇圧ユニットが昼夜を問
わず1日中動作し続けることになる。そして、バッテリ
が消耗したときには、それを取替えなければならないと
い手間が生じる。さらに、商用電力系統4から昇圧ユニ
ット2用の電力を得る場合には、そのための配線が別途
に必要となる。しかし、昇圧ユニット2自身に接続され
ている太陽電池ストリングからのエネルギをその駆動エ
ネルギとして利用することによって、昇圧ユニット2は
太陽光電池ストリングが動作する昼間の間だけそれと同
時に動作し、夜間においては自動的に停止されることに
なる。また、太陽電池は消耗することがないので、乾電
池や蓄電池が消耗した場合のように取替える必要がな
く、さらに外部電源からの配線を必要としないという利
点も得られる。
【0027】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、複数枚
の太陽電池モジュールが直列接続された太陽電池ストリ
ングの複数をパワーコンディショナを介して商用電力系
統に系統連係させる太陽光発電システムが標準太陽電池
ストリングの他に非標準太陽電池ストリングを含む場合
であっても、そのような太陽光発電システムを簡略に商
用電力系統に系統連係させることができかつ各太陽電池
ストリングからの最大出力の和を最終的最大出力電力と
して利用することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態による太陽光発電システ
ムの一例を示す模式的なブロック図である。
【図2】 図1の太陽光発電システムに含まれる昇圧ユ
ニットの具体的な一例を示す模式的なブロック図であ
る。
【図3】 標準太陽電池ストリングの出力電圧を検出し
てそれに適合する昇圧電力比を昇圧ユニットに生じさせ
る方法を説明するための模式的なブロック図である。
【図4】 昇圧ユニットに含まれる昇圧回路の具体的な
一例を示す回路図である。
【図5】 昇圧ユニットにおける昇圧電圧比を手動的に
決定するための接点切換スイッチを模式的に示す図であ
る。
【図6】 (a)は昇圧回路中のスイッチング素子を制
御するための回路を示すブロック図であり、(b)は三
角波と設定信号との比較を示すグラフであり、(c)は
スイッチング素子を駆動するゲートパルス信号を示すグ
ラフである。
【図7】 従来の太陽光発電システムの一例を示す模式
的なブロック図である。
【図8】 異なる出力能力を有する2つの太陽電池スト
リングからの出力電力の関係とそれらの出力電力を並列
結合させた出力電力とを表わすグラフである。
【符号の説明】
1 太陽電池ストリング、1a 標準太陽電池ストリン
グ、1b 非標準太陽電池ストリング、2 昇圧ユニッ
ト、3 パワーコンディショナ、4 商用電力系統、2
1 昇圧ユニット入力端子、22 入力EMIフィル
タ、23 遮断器、24 昇圧回路、25 出力EMI
フィルタ、26 昇圧ユニット出力端子、27a 標準
直列太陽電池モジュール数設定スイッチ、27b 非標
準直列太陽電池モジュール数設定スイッチ、31 逆流
防止ダイオード、32 DC/ACインバータ、33
保護回路、101 リアクトル、102 ダイオード、
103 コンデンサ、104 スイッチング素子、10
5 三角波発生器、106信号設定演算器、107 比
較器、108 ドライブ回路。
フロントページの続き (72)発明者 竹林 司 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 小玉 博一 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 西田 清 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 5F051 JA07 JA20 KA01 KA02 KA03 KA05 5G003 AA06 DA16 DA18 GA01 GB03 GB06 5H420 BB03 CC03 CC06 DD03 EA20 EA43 EA47 EB04 EB09 EB39

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の太陽電池モジュールが直列接続
    された太陽電池ストリングの複数をパワーコンディショ
    ナを介して商用電力系統に系統連係させるための太陽光
    発電システムであって、 標準直列枚数の前記モジュールを含む標準太陽電池スト
    リングと、その標準直列枚数未満の前記モジュールを含
    む非標準太陽電池ストリングとが前記パワーコンディシ
    ョナに並列に接続される場合に、前記非標準太陽電池ス
    トリングの非標準出力電圧を前記標準太陽電池ストリン
    グの標準出力電圧まで高める昇圧ユニットが前記パワー
    コンディショナの前段に設けられることを特徴とする太
    陽光発電システム。
  2. 【請求項2】 複数の前記非標準太陽電池ストリングを
    含み、それらの各々と前記パワーコンディショナとの間
    に前記昇圧ユニットが設けられることを特徴とする請求
    項1に記載の太陽光発電システム。
  3. 【請求項3】 前記昇圧ユニットは、前記非標準太陽電
    池ストリングと前記パワーユニットとの間で着脱可能で
    あることを特徴とする請求項1または2に記載の太陽光
    発電システム。
  4. 【請求項4】 前記昇圧ユニットの昇圧電圧比率は前記
    標準太陽電池ストリングと前記非標準太陽電池ストリン
    グとに含まれる前記モジュールの枚数の比によって決定
    されることを特徴とする請求項1から3のいずれかの項
    に記載の太陽光発電システム。
  5. 【請求項5】 前記昇圧電圧比率は前記昇圧ユニットに
    設けられた接点切換スイッチによって手動的に選択可能
    であることを特徴とする請求項4に記載の太陽光発電シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 前記昇圧電圧比率はPWM制御によって
    決定されることを特徴とする請求項4または5に記載の
    太陽光発電システム。
  7. 【請求項7】 前記昇圧ユニットは前記太陽電池モジュ
    ールの出力電力によって駆動されることを特徴とする請
    求項1から6のいずれかの項に記載の太陽光発電システ
    ム。
  8. 【請求項8】 複数枚の太陽電池モジュールが直列接続
    された太陽電池ストリングの複数をパワーコンディショ
    ナを介して商用電力系統に系統連係させるための太陽光
    発電システムにおいて用いられる昇圧ユニットであっ
    て、 標準直列枚数の前記モジュールを含む標準太陽電池スト
    リングと、その標準直列枚数未満の前記モジュールを含
    む非標準太陽電池ストリングとが前記パワーコンディシ
    ョナに並列に接続される場合に、前記非標準太陽電池ス
    トリングの非標準出力電圧を前記標準太陽電池ストリン
    グの標準出力電圧まで高めるように前記パワーコンディ
    ショナの前段に設けられることを特徴とする昇圧ユニッ
    ト。
  9. 【請求項9】 前記非標準出力電圧を前記標準出力電圧
    まで高める昇圧電圧比率は接点切換スイッチによって手
    動的に選択可能であることを特徴とする請求項8に記載
    の昇圧ユニット。
  10. 【請求項10】 前記非標準出力電圧を前記標準出力電
    圧まで高める昇圧電圧比率はPWM制御によって決定さ
    れることを特徴とする請求項8に記載の昇圧ユニット。
  11. 【請求項11】 前記太陽電池モジュールからの出力電
    力によって駆動されることを特徴とする請求項8から1
    0のいずれかの項に記載の昇圧ユニット。
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