JP2001311690A - バイオチップ読取装置及び電気泳動装置 - Google Patents

バイオチップ読取装置及び電気泳動装置

Info

Publication number
JP2001311690A
JP2001311690A JP2000129974A JP2000129974A JP2001311690A JP 2001311690 A JP2001311690 A JP 2001311690A JP 2000129974 A JP2000129974 A JP 2000129974A JP 2000129974 A JP2000129974 A JP 2000129974A JP 2001311690 A JP2001311690 A JP 2001311690A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sample
biochip
light
electrophoresis
biochip reader
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000129974A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeo Tanaami
健雄 田名網
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
Priority to JP2000129974A priority Critical patent/JP2001311690A/ja
Publication of JP2001311690A publication Critical patent/JP2001311690A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
  • Investigating, Analyzing Materials By Fluorescence Or Luminescence (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化、低価格化、高精度化を図るととも
に、S/Nを向上させコストダウンを図るバイオチップ
読取装置を実現し、更に、電気泳動部がコンパクトであ
り、しかも高精度な泳動パターンが得られ、相互関連し
た多くの情報を短時間で得ることができる電気泳動装置
を提供する。 【解決手段】 本発明は、複数の試料をスポット状また
はラインアレイ状に配置したバイオチップに光を照射し
て、受光器により前記複数の試料に応じた画像情報を読
取るバイオチップ読取装置であって、前記試料に応じた
画像における試料像間の空き領域に、対象となる試料の
複数の分光情報を配置する手段を備えたことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DNAや蛋白質の
試料に蛍光物質を標識してこれをレーザ光等で励起して
蛍光を発生させ、その蛍光の波長を読取る読取装置に関
し、特に小型化、低価格化、高精度化のための改善に関
する。
【0002】更に、本発明は、DNAチップやプロテイ
ンチップ等のバイオチップの読み出し装置に関し、特に
S/Nが向上しコストダウンが可能なバイオチップ読み
出し装置に関する。
【0003】更に、本発明は、バイオ分野で使用される
電気泳動装置に関し、特に電気泳動の高速化および高分
解能化のための改善に関する。
【0004】
【従来の技術】従来より、DNAや蛋白質に蛍光物質を
標識しレーザ光を照射してその蛍光物質を励起し、これ
により発生した蛍光を読取り、DNAや蛋白質を検出し
解析する技術がある。また、この場合、バイオチップ上
に蛍光物質が標識されたDNAや蛋白質をアレイ状にス
ポットしたバイオチップが利用される。
【0005】バイオチップの読取りは次のようにして行
われる。レーザ光を例えば横軸方向に振って照射しアレ
イ状の各スポットの蛍光物質を励起させ、発光した蛍光
を例えば光ファイバーで集光し、これを光学フィルタを
介して受光器で受光し、目的の波長を抽出する。このよ
うにして1ライン(スポット列)の読取り動作が終わる
と、バイオチップを縦軸方向に駆動し、上記と同様の操
作を行う。この操作を繰り返してバイオチップ全体を読
取る。
【0006】しかしながら、このような従来の読取装置
には次のような課題があった。 1)バイオチップはスポットが多く、外形寸法が大き
い。アレイ数も多い。 2)蛍光の波長を光学フィルタで分離するため、多色で
はスペクトラムが各色素の濃度により混合して分離し難
い。 3)自己蛍光や背景光等が混合するため定量性が悪化
し、精度が悪い。 4)蛍光色に応じて光学フィルタ、受光器を切替える場
合、その切替え操作に時間がかかる。 5)光学フィルタ、受光器を切替える代わりに、これら
を複数個用意し同時に受光させると高速となるが、高価
になるという欠点がある。 6)走査型共焦点顕微鏡を用いると、部品点数が多いた
め、高価で大型であり、また測定に時間がかかる。
【0007】本発明の目的は、上記の課題を解決するも
ので、一挙に、小型化、低価格化、高精度化を図ること
のできるバイオチップ読取装置を実現することにある。
【0008】更に、バイオチップは、例えば、DNAチ
ップは数千から数万種類の既知のDNAの断片を基板上
にアレイ状に配置したものである。このようなDNAチ
ップに未知のDNAの断片を流した場合に同じ種類のD
NA同士で結合する性質を利用して結合が生じた既知の
DNAをバイオチップ読み出し装置を用いて調べること
により、未知のDNAの配列等を特定するものである。
【0009】図23はこのようなバイオチップにおける
ハイブリダイゼーションの一例を示す説明図である。図
23中“SB01”に示す基板上には図23中”DN0
1”、”DN02”、”DN03”、”DN04”、”
DN05”及び”DN06”に示す6種類のDNAの断
片がアレイ状に配置されDNAチップを構成している。
【0010】一方、図23中”UN01”は未知のDN
Aの断片であり、このDNAの断片は図23中”LM0
1”に示すように蛍光標識が予め付加されている。この
ような未知のDNAの断片を前述のDNAチップにハイ
ブリダイズさせることにより、配列が相補的なDNA同
士が結合する。
【0011】例えば、図23中”CB01”に示すよう
に図23中”UN01”の未知のDNAの断片は図23
中”DN01”に示す既知のDNAの断片と結合する。
【0012】バイオチップ読み出し装置を用いてこのよ
うにハイブリダイズされたDNAチップに励起光を照射
し、前記蛍光標識で発生する蛍光を検出することによ
り、既知のDNAの内でどのDNAと結合したかを識別
することができる。
【0013】例えば、図23中”SI01”に示すよう
なDNAチップを走査した結果のイメージにおいて、図
23中”CB01”が生じた部分のみが蛍光を生じるの
で図23中”LD01”に示す部分のみから蛍光が検出
されることになる。
【0014】図24はこのような従来のバイオチップ読
み出し装置の一例を示す構成ブロック図である。図24
において1はレーザ光源等の励起光を出力する光源、2
はダイクロイックミラー、3は対物レンズ、4は複数個
のセルがアレイ状に配置されたバイオチップであるDN
Aチップ、5はフィルタ、6はレンズ、7は光電子増倍
管(Photomultiplier Tube)等の光検出素子である。
【0015】また、図24中”CL01”、”CL0
2”及び”CL03”は試料である同一種類のDNAの
断片が複数個配置されている前述のセルである。
【0016】光源1の出力光は励起光としてダイクロイ
ックミラー2で反射され、対物レンズ3を介してDNA
チップ4上のセルに集光される。例えば、図24中”C
L02”に示すセルに対して励起光が照射される。
【0017】そして、励起光によりセルで生じた蛍光は
対物レンズ3を介して平行光になりダイクロイックミラ
ー2を透過し、ダイクロイックミラー2を透過した蛍光
はフィルタ5を透過してレンズ6により光検出素子7に
集光される。
【0018】また、DNAチップ4は図示しない駆動手
段により走査される。例えば、DNAチップ4上の他の
セルである図24中”CL01”及び”CL03”に示
すセルに対して励起光が照射するように図24中”MV
01”に示す方向に走査される。
【0019】この結果、蛍光発光したセルの位置から未
知のDNAの配列を特定することができる。
【0020】しかし、未知のDNAの断片をハイブリダ
イズさせる液体中の混在物やその後の工程等に起因して
DNAチップ4上にゴミが付着する。特に当該ゴミが有
機系のゴミである場合には励起光によりセルよりも強い
蛍光発光を生じてしまうため、この蛍光発光がノイズと
なってS/Nが悪化してしまうと言った問題点があっ
た。
【0021】例えば、図25は図24中”CL02”に
示すセルの部分を拡大表示した説明図であり、3,4及
び”CL02”は図24と同一符号を付してある。図2
5中”DS01”及び”DS02”に示すようなゴミが
付着している場合には図25中”CL02”に示すセル
からの蛍光の他に励起光により図25中”LL01”に
示すような蛍光が生じてS/Nを悪化させてしまう。
【0022】このため、従来ではバイオチップ読み出し
装置に共焦点光学系を用いてセル部分で生じた蛍光のみ
を検出してゴミで生じる蛍光を除去したり、DNAチッ
プを遮蔽構造とすることによりゴミの付着を防止してい
るがコストアップとなるのみならず、S/Nの改善が十
分ではないと言った問題点があった。
【0023】従って本発明が解決しようとする課題は、
S/Nが向上しコストダウンが可能なバイオチップ読み
出し装置を実現することにある。
【0024】更にまた、従来より、電気泳動法は、安価
で簡単な装置を使って遺伝子構造解析やアミノ酸などの
蛋白質の構造分析を行うことができる方法としてよく知
られ、バイオ分野で多用されている。
【0025】電気泳動法には、ポリアクリルアミドを使
ったディスク電気泳動法をはじめとして、SDS(ドデ
シル硫酸ナトリウム)ポリアクリルアミドゲル電気泳動
法、等電点電気泳動法、核酸のゲル電気泳動法、他分子
との相互作用の影響を利用した電気泳動法、2次元電気
泳動法、キャピラリー電気泳動法などがある。
【0026】図26は従来の泳動計測装置の一例を示す
構成図であり、この泳動計測装置は大別して電気泳動装
置部10と信号処理装置部20から構成されている。
【0027】電気泳動装置部10は、電気泳動を行う泳
動部11と、泳動部11に電圧を印加するための第1電
極12および第2電極13と、泳動部11および各電極
12,13を保持する支持板14と、前記電極に電圧を
加える電気泳動用電源装置15と、蛍光物質を励起する
ための光を発生する光源16と、光源16からの光を導
く光ファイバ17と、蛍光物質から発生した蛍光を集光
し、光学フィルタにより特定波長の光を選択的に通した
後、これを電気信号に変換する光検出器18から構成さ
れている。
【0028】信号処理装置部20では、光検出器18か
らの電気信号を受けて、適宜の処理、例えば、デジタル
データへのデータ変換、加算平均処理等の前処理などを
施すことができるようになっている。この信号処理装置
部20の出力は図示しないデータ処理装置に送られ、解
析処理により試料の分析が行われる。
【0029】このような装置において、泳動部11にゲ
ルを注入し、このゲルの上部から蛍光物質で標識したD
NA断片の試料を注入し、続いて電源装置15により第
1電極12および第2電極13に電圧を印加すると、電
気泳動が始まる。試料の各レーンには試料に含まれる分
子が分子量ごとに集まり、それぞれバンドを作る。分子
量の軽い分子ほど泳動速度が速いため同一時間内に泳動
される距離は大きい。
【0030】これらのバンドの検出は、光源16からの
光(例えば、レーザ光)でゲルを照射してゲル中でバン
ドに集まっている標識の蛍光物質に蛍光を発生させ、こ
の蛍光を光検出器18で検出する。
【0031】すなわち、レーザ光が照射されると、図2
7に示すように光路L1上に存在するゲルの蛍光物質が
励起されて、蛍光を発する。この蛍光を、レーンごとに
所定の検出位置で電気泳動方向に時間の経過と共に検出
する。これにより、各レーンのバンドB2が光路L1上
の位置を通過する時に蛍光が検出されることになり、1
つのレーンにおける蛍光強度のパターン信号が得られ
る。
【0032】図示しないデータ処理装置は、このパター
ン信号から、例えば、DNAの各塩基配列を解析するこ
とができる。
【0033】しかしながら、このような従来の電気泳動
装置では、次のような課題があった。 測定に時間がかかる。 分離能が十分ではない。多種の分離には多数のレーン
が必要である。2次元が限界であるため3次元以上の相
互関連情報は得られない。 設置面積が大きい。泳動部の面積は、例えば、50c
m×50cm、あるいは5cm×5cm等といずれも大
きい。 特に2次元は位置の再現性が悪い。別レーンにマーカ
を入れてこれを参照すればよいが、マーカを入れると面
積が増大する。
【0034】本発明の目的は、上記の課題を解決するも
ので、泳動部がコンパクトであり、しかも高精度な泳動
パターンが得られ、更に相互関連した多くの情報を短時
間で得ることができる電気泳動装置を提供するものであ
る。
【0035】
【課題を解決するための手段】上述したような課題を解
決するための本発明は次の通りである (請求項1)複数の試料をスポット状またはラインアレ
イ状に配置したバイオチップに光を照射して、受光器に
より前記複数の試料に応じた画像情報を読取るバイオチ
ップ読取装置であって、前記試料に応じた画像における
試料像間の空き領域に、対象となる試料の複数の分光情
報を配置する手段を備えたことを特徴とするバイオチッ
プ読取装置。 (請求項2)前記手段は、前記試料と受光器の間に、回
折格子、または光学フィルタと光学的シフト手段の組み
合わせ、またはフーリエ分光手段を配置した構成である
ことを特徴とする請求項1記載のバイオチップ読取装
置。 (請求項3)前記手段は、前記試料がスポットの場合、
前記受光器上に分光情報を2次元的に展開するように構
成されてなることを特徴とする請求項1記載のバイオチ
ップ読取装置。 (請求項4)前記手段は、走査型または非走査型の共焦
点顕微鏡、あるいは2光子励起型顕微鏡を用いたことを
特徴とする請求項1記載のバイオチップ読取装置。 (請求項5)前記分光情報の信号に対し、既知のスペク
トラムを利用して回帰法によりノイズと分離する手段を
有したことを特徴とする請求項1記載のバイオチップ読
取装置。 (請求項6)分光対象領域を制限するための開口部が、
各試料の位置と一致するかまたは各試料の一部と一致す
るようにしたことを特徴とする請求項1記載のバイオチ
ップ読取装置。 (請求項7)複数の試料をスポット状またはラインアレ
イ状に配置したバイオチップに光を照射して、受光器に
より前記複数の試料に応じた画像情報を読取るバイオチ
ップ読取装置であって、1画像上の前記試料または前記
試料の一部の像と光学的に共役の位置にある開口部を持
つ非走査型共焦点顕微鏡を読取手段としたことを特徴と
するバイオチップ読取装置。 (請求項8)請求項7にあって、前記開口部の光源側に
集光手段を持つ非走査型共焦点顕微鏡を読取手段とした
ことを特徴とするバイオチップ読取装置。 (請求項9)複数の試料をスポット状またはラインアレ
イ状に配置したバイオチップに光を照射して、受光器に
より前記複数の試料に応じた画像情報を読取るバイオチ
ップ読取装置であって、1画像上の前記試料または前記
試料の一部の像と光学的に共役の位置を焦点位置とする
集光手段を持つ非走査型共焦点顕微鏡を読取手段とした
ことを特徴とするバイオチップ読取装置。 (請求項10)励起光を出力する光源と、前記励起光を
反射若しくは透過させるダイクロイックミラーと、この
ダイクロイックミラーの反射光若しくは透過光をバイオ
チップに集光し前記バイオチップで生じた蛍光を前記ダ
イクロイックミラーに入射させる対物レンズと、前記蛍
光を検出する光検出素子と、前記ダイクロイックミラー
で透過若しくは反射した前記蛍光を前記光検出素子に集
光するレンズとを備えたバイオチップ読み出し装置にお
いて、 前記バイオチップを前記励起光及び前記蛍光に対して透
明基板で構成し、前記励起光を前記バイオチップの試料
が配置された側とは反対側から照射することを特徴とす
るバイオチップ読み取り装置。 (請求項11)前記対物レンズが、 液浸型であることを特徴とする請求項10記載のバイオ
チップ読み取り装置。 (請求項12)前記対物レンズが、 水浸型若しくは油浸型であることを特徴とする請求項1
0記載のバイオチップ読み取り装置。 (請求項13)前記対物レンズが、 SILであることを特徴とする請求項10記載のバイオ
チップ読み取り装置。 (請求項14)光学系を共焦点光学系で構成したことを
特徴とする請求項10記載のバイオチップ読み取り装
置。 (請求項15)前記バイオチップの試料が配置された側
とは反対側の表面に反射防止膜を形成したことを特徴と
する請求項10記載のバイオチップ読み取り装置。 (請求項16)前記透明基板の表面に透明電極を形成し
たことを特徴とする請求項10記載のバイオチップ読み
取り装置。 (請求項17)前記透明電極が、 インジウム・スズ酸化膜であることを特徴とする請求項
16記載のバイオチップ読み取り装置。 (請求項18)前記試料が、 DNAであることを特徴とする請求項10記載のバイオ
チップ読み取り装置。 (請求項19)前記試料が、 RNAであることを特徴とする請求項10記載のバイオ
チップ読み取り装置。 (請求項20)前記試料が、 蛋白であることを特徴とする請求項10記載のバイオチ
ップ読み取り装置。 (請求項21)前記試料が、 糖鎖であることを特徴とする請求項10記載のバイオチ
ップ読み取り装置。 (請求項22)請求項1−9にあって、前記バイオチッ
プは、前記励起光及び前記蛍光に対して透明基板で構成
し、前記励起光を前記バイオチップの試料が配置された
側とは反対側から照射することを特徴とするバイオチッ
プ読み取り装置。 (請求項23)蛍光色素で標識した試料を泳動部で電気
泳動し、発光する蛍光パターンを読み取るように構成し
た電気泳動装置であって、 多種の蛋白またはDNA等の標的物質に対してそれぞれ
異なる蛍光色素を結合させた複数の試料を前記泳動部の
同一レーンに流して電気泳動を行う電気泳動装置部と、 前記泳動部の試料を励起光で走査し、励起光の照射によ
り発光した前記試料の多色の蛍光パターンを透過特性の
異なる複数のフィルタを介して同時に検出するように構
成してなる共焦点スキャナまたは蛍光画像測定装置を具
備し、 複数種の泳動パターンを同時に検出できるようにしたこ
とを特徴とする電気泳動装置。 (請求項24)蛍光色素で標識した試料を泳動部で電気
泳動し、発光する蛍光パターンを読み取るように構成し
た電気泳動装置であって、 多種の蛋白またはDNA等の標的物質を前記泳動部に流
し、試料の厚さ方向に電圧、pH、密度、濃度などの物
理的勾配を設けて電気泳動を行う電気泳動装置部と、 前記泳動部の試料を励起光で走査し、励起光の照射によ
り発光した前記試料の蛍光パターンを検出するように構
成してなる走査型または非走査型の共焦点型顕微鏡ある
いは2光子励起型顕微鏡を具備し、 試料の3次元位置と濃度を検出できるようにしたことを
特徴とする3次元型の電気泳動装置。 (請求項25)請求項24に記載の電気泳動装置におい
て、前記電気泳動装置部は平面方向2軸と厚み方向にそ
れぞれ異なる物理的勾配を設け、3軸を同時に試料分離
するように構成したことを特徴とする3次元型の多色電
気泳動装置。 (請求項26)請求項24に記載の電気泳動装置におい
て、前記電気泳動装置部は試料の厚さ方向に試料とマー
カを設けたことを特徴とする3次元型の電気泳動装置。 (請求項27)請求項24に記載の電気泳動装置におい
て、前記非走査型の共焦点顕微鏡は1画像上の前記試料
または前記試料の一部の像と光学的に共役の位置にある
開口部を持つ非走査型共焦点顕微鏡であることを特徴と
する3次元型の電気泳動装置。 (請求項28)請求項27に記載の電気泳動装置におい
て、前記開口部の光源側に集光手段を持つ非走査型共焦
点顕微鏡であることを特徴とする3次元型の電気泳動装
置。 (請求項29)請求項24に記載の電気泳動装置におい
て、1画像上の前記試料または前記試料の一部の像と光
学的に共役の位置を焦点位置とする集光手段を持つ非走
査型共焦点顕微鏡であることを特徴とする3次元型の電
気泳動装置。 (請求項30)請求項23または24に記載の共焦点顕
微鏡は、共焦点用開口部の光源側に集光手段を持つこと
を特徴とする電気泳動装置。 (請求項31)請求項24に記載の厚さ方向の濃度分布
は、ゲルの片面のみに高濃度溶液を接触させるかまたは
遠心分離または多層の積層により厚み方向に密度差をつ
けることにより実現したことを特徴とする電気泳動装
置。 (請求項32)請求項24記載の前記泳動部の試料を励
起光で走査し、励起光の照射により発光した前記試料の
蛍光パターンを検出するように構成してなる走査型また
は非走査型の共焦点型顕微鏡あるいは2光子励起型顕微
鏡は、請求項1−3記載または請求項5−9記載のバイ
オチップ読み取り装置であることを特徴とする電気泳動
装置。
【0036】
【発明の実施の形態】以下図面を用いて本発明を詳しく
説明する。図1は本発明の読取装置の一実施例を示す構
成図である。
【0037】図において、101はレーザ光を発生する
光源、102は光源からの光を平行光にするレンズ、1
03はダイクロイックミラー、106は対物レンズ、S
は試料、Gは回折格子、108はレンズ、109は受光
器である。
【0038】光源101から発生した光(励起光)はレ
ンズ102により平行光となり、ダイクロイックミラー
103で反射し、対物レンズ106を介して集光し試料
S面を照射する。この照射光により試料は蛍光(励起光
とは波長が異なる)を発し、その蛍光は再び対物レンズ
106に逆戻りしダイクロイックミラー103に入射す
る。
【0039】ダイクロイックミラー103を透過した試
料からの蛍光は回折格子Gで回折する。その回折角は波
長に対応する。回折格子Gで回折した光はレンズ108
を介して受光器109上に集光する。受光器109は例
えばカメラ等が使用される。
【0040】バイオチップに、例えば図2に示すように
4個の試料S1,S2,S3,S4のスポットが配置さ
れている場合、受光器109には図3のように各試料ご
とに空間的にずれた位置に波長λ1〜λnの分光画像
(スペクトラム)が得られる。この分光画像は分光情報
であるが、白黒カメラで十分その分光情報を測定するこ
とができる。この場合、図からも明らかなように各スポ
ットの隙間が巧みに利用されている。
【0041】上記実施例ではスポットがアレイ状に点在
するバイオチップを対象としているが、本発明はこれに
限らずライン状に配置された電気泳動パターンの蛍光パ
ターンも対象にすることができる。その場合は、図4に
示すような像が得られる。すなわち、各レーンの泳動パ
ターン(縦軸方向)について空間的に横軸方向にずれた
位置にλ1〜λnの分光画像が生じる。
【0042】図5は本発明の他の実施例を示す構成図で
ある。図5はその回折方向を互いに直角に2枚の回折格
子を配置した例である。このような構成によれば、図6
に示すように2次元のスペクトラムが得られる。例え
ば、横軸方向(X軸方向)を100nm刻み、縦軸方向
(Y軸方向)を10nm刻みとすれば、ダイナミックレ
ンジが広く、かつ高精度の計測が可能となる。
【0043】図7は回折格子の代わりにダイクロイック
ミラーを使用した場合の実施例である。これは光学フィ
ルタと光学的シフト手段の組み合わせである。図示のよ
うに、透過波長の異なるダイクロイックミラー31,3
2,33(光学フィルタ)を光軸上に積み重ねる。この
場合、ダイクロイックミラーを反射する光が、丁度回折
格子で回折するのと同様な角度で反射するように、各ダ
イクロイックミラーの角度を設定しておく(光学的シフ
ト手段に相当する)。
【0044】図18は回折格子やダイクロイックミラー
に代えて、サバール方式やマイケルソン型の非可動型の
フーリエ分光手段81を用いた例である。この場合、受
光器109に得られる画像は、スペクトラムそのもので
はなく、干渉縞像である。したがって、この干渉縞像を
計算手段(図示せず)によりフーリエ変換処理すること
によりスペクトラムが得られる。
【0045】なお、測定には通常の蛍光顕微鏡やカメラ
だけでなく、共焦点や2光子方式の顕微鏡を用いると、
更に高分解能となる。また、共焦点のスライス効果によ
り個々の試料の厚みがばらついている場合でも常に一定
の体積の試料を測定出来るため、定量性も向上する。
【0046】なお、この場合、共焦点顕微鏡は非走査型
でもよい。
【0047】また、図9に示すように本来の蛍光とわず
かに波長が異なる自己蛍光等は、使用される試薬の特性
が既知であるため、容易に除去することができる。必要
なら信号スペクトルを回帰法により分離してもよい。こ
のようにすれば、高精度、高感度化を容易に実現するこ
とができる。
【0048】また、分光では、スリット等の遮光手段で
測定領域を制限する必要がある。この遮光手段が試料よ
り広すぎると受光器に無駄を生じる。また、狭すぎると
試料に無駄を生じる。そのため、例えば図10(A),
(B)に示すように、開口部Aを光学的に試料S1のあ
る領域と一致させるか、または試料の一部と一致させる
ことにより、受光器及び試料の面積を最も有効に使うこ
とができる。
【0049】これは、試料のふち部の乱れによるエラー
を除去するためにも有効である。なお、開口部の形状は
丸型だけでなく矩形などでもよい。
【0050】また、図10(A),(B)に示すような
開口部あるいは上記のような矩形型の開口部を非走査型
共焦点顕微鏡のピンホールまたはスリットとして利用す
ると、安価かつ小型でありながら共焦点の高分解能とス
ライスによる定量性が得られる。
【0051】この場合、検出手段は図1に示すような分
光方式に限らず、一般のフィルタ方式でもよい。
【0052】また、開口部の光源側にマイクロレンズア
レイMAを付加すると、さらに光量を増加させることが
できる。このマイクロレンズアレイMAを用いる場合
は、ビームは各レンズの焦点位置に集光されるため、開
口部の部品はなくてもよい。
【0053】以上説明したように本発明によれば次のよ
うな効果がある。 1)フィルタや受光器を切替えることなく多波長の蛍光
を同時に測定でき、コンパクトな構造の読取装置を実現
することができる。 2)受光器上に表示されるスペクトラムの撮影は白黒カ
メラでよく、安価で済む。 3)受光器上に表示されるスペクトラムは、容易に2次
元スペクトラムとすることもでき、高精度化が容易であ
る。 4)励起光の開口部またはマイクロレンズアレイによる
集光スポット位置を試料と一致させることにより、面積
をもっとも有効に用いることができる。
【0054】次に図11は本発明に係るバイオチップ読
み出し装置の一実施例を示す構成ブロック図である。図
11において1〜3及び5〜7は図7と同一符号を付し
てあり、8はガラスやプラスチック等の励起光や発生す
る蛍光に対して透明な基板を用いたDNAチップであ
る。
【0055】また、図11中”CL11”、”CL1
2”及び”CL13”は試料である同一種類のDNAの
断片が複数個配置されている前述のセルであり、図11
中”DS11”及び”DS12”はDNAチップ8の図
11中”CL12”に示すセルに付着したゴミである。
【0056】光源1の出力光は励起光としてダイクロイ
ックミラー2で反射され、対物レンズ3を介してDNA
チップ8のセルに集光される。この時、励起光はDNA
チップ8のセルが配置された側とは反対側から照射され
る。
【0057】例えば、励起光はDNAチップ8の透明な
基板を透過して図11中”CL12”に示すセルに対し
て照射される。
【0058】そして、励起光によりセルで生じた蛍光は
対物レンズ3を介して平行光になりダイクロイックミラ
ー2を透過し、ダイクロイックミラー2を透過した蛍光
はフィルタ5を透過してレンズ6により光検出素子7に
集光される。この時、励起光によりセルで生じた蛍光は
DNAチップ8を透過してセルが配置された側とは反対
側に出力される。
【0059】また、DNAチップ8は図示しない駆動手
段により走査される。例えば、DNAチップ8上の他の
セルである図11中”CL11”及び”CL13”に示
すセルに対して励起光が照射するように図11中”MV
11”に示す方向に走査される。
【0060】このとき、未知のDNAの断片をハイブリ
ダイズさせる液体は図16中”CL12”等に示すセル
が配置された側に流されるため、図11中”DS11”
や”DS12”に示すゴミはDNAチップ8の基板の内
セルが配置された側に付着することになる。
【0061】一方、DNAチップ8の基板の内セルが配
置された側と反対側には図11中”DS11”等に示す
ようなゴミは付着しない。
【0062】この結果、励起光をDNAチップ8のセル
が配置された側とは反対側から照射することにより、例
えば、DNAチップ8の基板とセルの境界面近傍に励起
光を照射させることにより、当該ゴミに起因するノイズ
成分となる蛍光を減少させることができる。
【0063】また、バイオチップ読み出し装置にシンプ
ルな光学系で良く、DNAチップ8を遮蔽構造にす必要
性はくなくなるのでコストダウンを図ることが可能にな
る。
【0064】なお、図11等の説明に際してはバイオチ
ップとしてDNAチップを例示しているが、勿論DNA
チップに限定されるものではなく、RNA,蛋白、糖鎖
等を透明な基板上にアレイ状に配置したものであっても
構わない。
【0065】この場合、RNAはDNAと同じくハイブ
リダイゼーションにより、また蛋白及び糖鎖等は抗原抗
体反応により既知の試料と蛍光標識が付加された未知の
試料が結合することになる。
【0066】また、図11に示す対物レンズ3は非液浸
型であったが、水浸や油浸等の液浸型であっても構わな
い。図12は液浸形を用いた場合の図11中”CL1
2”に示すセルの部分を拡大表示した説明図であり、図
12において3,8及び”CL12”は図11と同一符
号を付してある。
【0067】図12中”LQ11”は対物レンズ3とD
NAチップ8との間に浸された水や油等である。この場
合、水や油等の屈折率によりNA(開口数)が向上して
更にS/Nが向上する。但し、この場合にはDNAチッ
プ8若しくは対物レンズ3を走査するのではなく励起光
自身をビームスキャンする走査方法が適している。
【0068】また、図13は液浸と同等の効果があるS
IL(Solid Immersion Lens)を用いた場合の図11
中”CL12”に示すセルの部分を拡大表示した説明図
である。図13において8及び”CL12”は図11と
同一符号を付してあり、9はSILである。この場合
も、SILによりNA(開口数)が向上して更にS/N
が向上する。
【0069】また、DNAチップを構成する基板に導電
性が必要な場合には透明基板の上にITO(インジウム
・スズ酸化膜)等の透明電極を設けていも構わない。D
NAはマイナスに帯電しているため、この電極にプラス
の電圧を印加することにより、ハイブリダイゼーション
を加速することができる。
【0070】また、DNAチップ8の基板の内セルが配
置された側と反対側の表面に反射防止膜を設けても構わ
ない。図14は反射防止膜の有無を対比する説明図であ
る。図14において8及び”CL12”は図11と同一
符号を付してあり、200は反射防止膜である。
【0071】図14(A)は図11と同一構成であり、
図14(B)はDNAチップ8の基板の内セルが配置さ
れた側と反対側に反射防止膜200が形成される。図1
4(A)の場合、図14中”IL01”に示す入射光に
対する図14中”RL01”に示す反射光の割合が”約
4%”であるのに対して、図14(B)の場合、図14
中”IL11”に示す入射光に対する図14中”RL1
1”に示す反射光の割合が”約0.5%”程度にするこ
とができるため、DNAチップ8のセルに照射される励
起光の光量が増加してS/Nを向上させることが可能に
なる。
【0072】また、DNAチップ8の基板の内セルが配
置された側はドライの状態でも良く、また、ハイブリダ
イズの液体に浸されたままの状態であっても構わない。
【0073】また、励起光の光源としてはレーザ光源を
例示したがレーザ光源であっても、LED、キセノンラ
ンプやハロゲンランプ、その他の白色光源等の非レーザ
光源であっても構わない。
【0074】また、バイオチップ読み出し装置の光学系
に共焦点光学系を用いれば、ゴミで発生した蛍光をより
除去できるため、非共焦点光学系の場合よりもS/Nが
更に向上する。
【0075】以上説明したことから明らかなように、本
発明によれば次のような効果がある。
【0076】励起光をバイオチップの試料が配置された
側とは反対側から照射することにより、S/Nが向上し
コストダウンが可能になる。
【0077】また、対物レンズに液浸若しくはSILを
用いることによりNA(開口数)が向上して更にS/N
が向上する。
【0078】また、光学系を共焦点光学系で構成したこ
とにより、非共焦点光学系の場合よりもS/Nが更に向
上する。
【0079】また、バイオチップの試料が配置された側
とは反対側の表面に反射防止膜を形成したことにより、
試料に照射される励起光の光量が増加してS/Nを向上
させることが可能になる。
【0080】また、透明基板の表面に透明電極を形成し
たことにより、DNAはマイナスに帯電しているため、
この電極にプラスの電圧を印加することにより、ハイブ
リダイゼーションを加速することができる。
【0081】また、試料がDNA若しくはRNAである
ことにより、ハイブリダイゼーションにより相補的な配
列を有する既知の試料と蛍光標識が付加された未知の試
料が結合して未知の試料の配列を特定することができ
る。
【0082】また、試料が蛋白若しくは糖鎖であること
により、抗原抗体反応により既知の試料と未知の試料が
結合して未知の試料の配列を特定することができる。
【0083】ここで、図1から図10に示した本発明の
いくつかの実施例にあって、上述したような試料、即
ち、DNA、RNA、蛋白、糖鎖を使用するようにして
もよい。
【0084】また、図11から図14に示した本発明の
いくつかの実施例にあって、光受光部は図1、図5、図
7、図8に示した手段によってもよい。
【0085】更にまた、図15は本発明に係る電気泳動
装置の一実施例を示す要部構成図である。図において、
100は共焦点顕微鏡部、200は電気泳動装置部であ
る。
【0086】共焦点顕微鏡部(共焦点光スキャナとも呼
ぶ)100は、泳動部201の担体を光走査し、担体か
ら発光した蛍光の泳動パターンを読み取ることができる
ものであり、以下のような構成になっている。
【0087】光源101からの励起光(例えば、波長λ
1の青色のレーザ光)はレンズ102により平行光とな
り、ダイクロイックミラー103で反射した後、レンズ
104を介してスリットアレイ105のスリット上に集
光され、続いてスリットを通過した光は対物レンズ10
6により絞られ泳動部201の担体上に入射する。泳動
部の蛍光物質はこの光により励起され蛍光を発する。
【0088】この蛍光は、再び対物レンズ106、スリ
ットアレイ105、レンズ104と逆戻りし、ダイクロ
イックミラー103を透過して次のダイクロイックミラ
ー107に入射する。
【0089】なお、ダイクロイックミラー103は波長
λ1(例えば、青色)の光を反射し、波長λ1より長い
波長の光を透過する。また、ダイクロイックミラー10
7は波長λ2(例えば、緑色)の光を反射し、波長λ3
(例えば、赤色)の光を透過する。波長λ1,λ2,λ
3は図16のような関係にある。
【0090】ダイクロイックミラー107を反射した波
長λ2の光はレンズ108を介して受光器109に集光
し、ダイクロイックミラー107を透過した波長λ3の
光はレンズ110を介して受光器111に集光する。
【0091】スリットアレイ105を移動させて光源か
らの光が泳動部201の表面を光走査するように制御す
れば、各受光器109,111には泳動部201で発生
した蛍光泳動パターンが結像する。
【0092】この場合、受光器109上には泳動パター
ン中で緑色に発光したパターンのみ像し、受光器111
には泳動パターン中で赤色に発光したパターンのみが結
像する。受光器109,111は結像画像を電気信号に
変換して出力する。
【0093】電気泳動装置部200には、泳動部201
と、泳動部201で電気泳動を行うための電圧を供給す
る電源202を備えている。
【0094】このように共焦点スキャナを用いて泳動部
201で発生した多色の蛍光泳動パターンを高精度で容
易に測定することができる。
【0095】ところで、電気泳動では分子量の絶対値は
得られない。そのため、通常は図17に示すように参照
用のマーカ分子を隣りのレーンに流すが、この方式で
は、場所をとり、また全レーンにわたり電圧を均一に印
加し難いなどが原因で、測定誤差が生じるという問題が
ある。
【0096】本発明では、図18に示すように同一レー
ンに試料と共に参照用のマーカ分子(以下単にマーカと
いう)も混入して流す。ただし、各マーカと試料には異
なる蛍光波長を持つ色素を結合しておく。このような物
質を電気泳動させて、共焦点スキャナで光走査すること
により同時に複数種の蛍光泳動パターンを検出すること
ができる。
【0097】図19は図15に関する他の実施例であ
る。2次元電気泳動は一般によく知られているが、これ
に対して図19は厚み方向(Z軸方向)に更に1次元加
えた3次元電気泳動の例である。
【0098】この場合、例えば、X軸方向(縦方向)、
Y軸方向(横方向)、Z軸方向(厚み方向)に対し次の
ような電圧勾配やpH勾配のかけ方がある。 1)X軸方向に高電圧、Y軸方向にpH勾配、Z軸方向
に低電圧をそれぞれ与える。 2)X軸方向に電圧、Y軸方向にpH勾配を与え、Z軸
方向はゲル濃度を変えた多層ゲルとする。 3)X軸方向に電圧、Y軸方向にpH勾配を与え、Z軸
方向には電圧勾配をかけアフィニティー電気泳動を行
う。
【0099】この場合、泳動部201の光走査面が光軸
方向(Z軸方向)に上下できるように、例えば共焦点ス
キャナ100の対物レンズ106を上下移動可能に構成
しておく。そしてZ軸方向の光走査面を制御しながら、
XY軸方向の蛍光泳動パターンを多色検出することによ
り、容易に3次元の情報を得ることができる。
【0100】なお、以上の説明は、本発明の説明および
例示を目的として特定の好適な実施例を示したに過ぎな
い。したがって本発明は、上記実施例に限定されること
なく、その本質から逸脱しない範囲で更に多くの変更、
変形をも含むものである。
【0101】例えば、図19の実施例において、例えば
図20に示すようにXZのみをレーンとして使えば、通
常の2次元電気泳動より泳動部の大きさがコンパクトと
なる。
【0102】また、厚み方向(Z軸方向)の濃度分布
は、片面のみ高濃度溶液を接触させたり、あるいは遠心
分離により密度差を厚み方向につけることによって実現
することができる。あるいはまた濃度の異なるゲルを多
層に積層する方式で実現することもできる。
【0103】また、図21に示すように厚み方向に試料
とマーカを分離して入れると、他の条件は図5と同じで
コンパクトな構造で測定ができる。この場合、共焦点方
式で厚み方向を分離して測定できるため、蛍光色は同一
でもよい。
【0104】更にまた、図22に示すように、電気泳動
を非走査型共焦点顕微鏡で測定するときは、共焦点の開
口部61が試料の位置62と一致あるいはその一部を測
定するように設置すれば、試料のふちの影響のない高S
/Nの測定が実現できる。
【0105】なお、光源としては単一光子型または2光
子型のいずれの光源を用いても差し支えず、同様の効果
が得られる。
【0106】以上説明したように本発明によれば次のよ
うな効果がある。 1)コンパクトで高精度の多色電気泳動を容易に実現す
ることができる。 2)3次元の電気泳動が実現でき、装置がコンパクトで
あり、しかも相互関連を持った多くの情報を短時間で得
ることができる。
【0107】更にまた、上述したような、多種の蛋白ま
たはDNA等の標的物質を泳動部に流し、試料の厚さ方
向に電圧、pH、密度、濃度などの物理的勾配を設けて
電気泳動を行う電気泳動装置部と、泳動部の試料を励起
光で走査し、励起光の照射により発光した前記試料の蛍
光パターンを検出するように構成してなる走査型または
非走査型の共焦点型顕微鏡あるいは2光子励起型顕微鏡
を具備して試料の3次元位置と濃度を検出できるように
したことを特徴とする3次元型電気泳動装置にあって、
このうち走査型または非走査型の共焦点型顕微鏡あるい
は2光子励起型顕微鏡は、図1から図10に示したよう
な本発明の実施例を用いても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るバイオチップ読取装置の一実施例
を示す構成図である。
【図2】バイオチップ上の試料の配列を説明するための
図である。
【図3】受光器上に表示される分光情報を説明するため
の説明図である。
【図4】ラインアレイ状に配置された試料を測定した場
合の分光情報を説明するための説明図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す構成図である。
【図6】分光情報が2次元的に展開された場合の分光画
像についての説明図である。
【図7】本発明の更に他の実施例を示す構成図である。
【図8】本発明の更に他の実施例を示す構成図である。
【図9】自己蛍光等の分布状態を示す説明図である。
【図10】試料と開口部の関係に係る説明図である。
【図11】本発明に係るバイオチップ読み出し装置の一
実施例を示す構成ブロック図である。
【図12】液浸形を用いた場合の部分を拡大表示した説
明図である。
【図13】SILを用いた場合のセルの部分を拡大表示
した説明図である。
【図14】反射防止膜の有無を対比する説明図である。
【図15】本発明に係る多色電気泳動装置の一実施例を
示す構成図である。
【図16】励起光および蛍光の各波長分布を示す説明図
である。
【図17】試料とマーカの配置についての説明図であ
る。
【図18】試料、マーカを同一レーンに注入する場合の
説明図である。
【図19】3次元泳動を行う場合の泳動部の説明図であ
る。
【図20】1つの軸方向を切り離す場合の説明図であ
る。
【図21】試料の厚み方向にマーカを並べた場合の説明
図である。
【図22】試料の位置と開口部の関係を示す説明図であ
る。
【図23】バイオチップにおけるハイブリダイゼーショ
ンの一例を示す説明図である。
【図24】従来のバイオチップ読み出し装置の一例を示
す構成ブロック図である。
【図25】セルの部分を拡大表示した説明図である。
【図26】従来の電気泳動装置の一例を示す構成図であ
る。
【図27】泳動パターンの説明図である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 27/447 G01N 33/483 C 4B063 31/22 121 F 33/483 33/53 M 33/566 33/53 C12N 15/00 F 33/566 G01N 27/26 315Z 325B 325D Fターム(参考) 2G042 AA01 BD12 BD20 DA08 FA11 FB05 HA07 2G043 AA01 BA16 CA03 DA02 EA01 EA19 FA02 GA02 GB19 HA09 HA15 JA03 JA04 KA09 LA03 MA01 MA04 NA01 NA02 2G045 AA34 AA35 BB10 DA12 DA13 DA14 DA36 FA05 FA11 FA12 FA16 FA17 FB05 FB07 FB12 GC15 JA07 4B024 AA19 CA01 HA11 4B029 AA07 AA23 BB15 BB20 CC02 CC03 CC08 FA12 FA15 4B063 QA01 QQ41 QQ79 QR56 QR66 QR84 QS32 QS39 QX02

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の試料をスポット状またはラインアレ
    イ状に配置したバイオチップに光を照射して、受光器に
    より前記複数の試料に応じた画像情報を読取るバイオチ
    ップ読取装置であって、 前記試料に応じた画像における試料像間の空き領域に、
    対象となる試料の複数の分光情報を配置する手段を備え
    たことを特徴とするバイオチップ読取装置。
  2. 【請求項2】前記手段は、前記試料と受光器の間に、回
    折格子、または光学フィルタと光学的シフト手段の組み
    合わせ、またはフーリエ分光手段を配置した構成である
    ことを特徴とする請求項1記載のバイオチップ読取装
    置。
  3. 【請求項3】前記手段は、前記試料がスポットの場合、
    前記受光器上に分光情報を2次元的に展開するように構
    成されてなることを特徴とする請求項1記載のバイオチ
    ップ読取装置。
  4. 【請求項4】前記手段は、走査型または非走査型の共焦
    点顕微鏡、あるいは2光子励起型顕微鏡を用いたことを
    特徴とする請求項1記載のバイオチップ読取装置。
  5. 【請求項5】前記分光情報の信号に対し、既知のスペク
    トラムを利用して回帰法によりノイズと分離する手段を
    有したことを特徴とする請求項1記載のバイオチップ読
    取装置。
  6. 【請求項6】分光対象領域を制限するための開口部が、
    各試料の位置と一致するかまたは各試料の一部と一致す
    るようにしたことを特徴とする請求項1記載のバイオチ
    ップ読取装置。
  7. 【請求項7】複数の試料をスポット状またはラインアレ
    イ状に配置したバイオチップに光を照射して、受光器に
    より前記複数の試料に応じた画像情報を読取るバイオチ
    ップ読取装置であって、 1画像上の前記試料または前記試料の一部の像と光学的
    に共役の位置にある開口部を持つ非走査型共焦点顕微鏡
    を読取手段としたことを特徴とするバイオチップ読取装
    置。
  8. 【請求項8】請求項7にあって、前記開口部の光源側に
    集光手段を持つ非走査型共焦点顕微鏡を読取手段とした
    ことを特徴とするバイオチップ読取装置。
  9. 【請求項9】複数の試料をスポット状またはラインアレ
    イ状に配置したバイオチップに光を照射して、受光器に
    より前記複数の試料に応じた画像情報を読取るバイオチ
    ップ読取装置であって、 1画像上の前記試料または前記試料の一部の像と光学的
    に共役の位置を焦点位置とする集光手段を持つ非走査型
    共焦点顕微鏡を読取手段としたことを特徴とするバイオ
    チップ読取装置。
  10. 【請求項10】励起光を出力する光源と、前記励起光を
    反射若しくは透過させるダイクロイックミラーと、この
    ダイクロイックミラーの反射光若しくは透過光をバイオ
    チップに集光し前記バイオチップで生じた蛍光を前記ダ
    イクロイックミラーに入射させる対物レンズと、前記蛍
    光を検出する光検出素子と、前記ダイクロイックミラー
    で透過若しくは反射した前記蛍光を前記光検出素子に集
    光するレンズとを備えたバイオチップ読み出し装置にお
    いて、 前記バイオチップを前記励起光及び前記蛍光に対して透
    明基板で構成し、前記励起光を前記バイオチップの試料
    が配置された側とは反対側から照射することを特徴とす
    るバイオチップ読み取り装置。
  11. 【請求項11】前記対物レンズが、 液浸型であることを特徴とする請求項10記載のバイオ
    チップ読み取り装置。
  12. 【請求項12】前記対物レンズが、 水浸型若しくは油浸型であることを特徴とする請求項1
    0記載のバイオチップ読み取り装置。
  13. 【請求項13】前記対物レンズが、 SILであることを特徴とする請求項10記載のバイオ
    チップ読み取り装置。
  14. 【請求項14】光学系を共焦点光学系で構成したことを
    特徴とする請求項10記載のバイオチップ読み取り装
    置。
  15. 【請求項15】前記バイオチップの試料が配置された側
    とは反対側の表面に反射防止膜を形成したことを特徴と
    する請求項10記載のバイオチップ読み取り装置。
  16. 【請求項16】前記透明基板の表面に透明電極を形成し
    たことを特徴とする請求項10記載のバイオチップ読み
    取り装置。
  17. 【請求項17】前記透明電極が、インジウム・スズ酸化
    膜であることを特徴とする請求項16記載のバイオチッ
    プ読み取り装置。
  18. 【請求項18】前記試料が、 DNAであることを特徴とする請求項10記載のバイオ
    チップ読み取り装置。
  19. 【請求項19】前記試料が、 RNAであることを特徴とする請求項10記載のバイオ
    チップ読み取り装置。
  20. 【請求項20】前記試料が、 蛋白であることを特徴とする請求項10記載のバイオチ
    ップ読み取り装置。
  21. 【請求項21】前記試料が、 糖鎖であることを特徴とする請求項10記載のバイオチ
    ップ読み取り装置。
  22. 【請求項22】請求項1−9にあって、前記バイオチッ
    プは、前記励起光及び前記蛍光に対して透明基板で構成
    し、前記励起光を前記バイオチップの試料が配置された
    側とは反対側から照射することを特徴とするバイオチッ
    プ読み取り装置。
  23. 【請求項23】蛍光色素で標識した試料を泳動部で電気
    泳動し、発光する蛍光パターンを読み取るように構成し
    た電気泳動装置であって、 多種の蛋白またはDNA等の標的物質に対してそれぞれ
    異なる蛍光色素を結合させた複数の試料を前記泳動部の
    同一レーンに流して電気泳動を行う電気泳動装置部と、 前記泳動部の試料を励起光で走査し、励起光の照射によ
    り発光した前記試料の多色の蛍光パターンを透過特性の
    異なる複数のフィルタを介して同時に検出するように構
    成してなる共焦点スキャナまたは蛍光画像測定装置を具
    備し、 複数種の泳動パターンを同時に検出できるようにしたこ
    とを特徴とする電気泳動装置。
  24. 【請求項24】蛍光色素で標識した試料を泳動部で電気
    泳動し、発光する蛍光パターンを読み取るように構成し
    た電気泳動装置であって、 多種の蛋白またはDNA等の標的物質を前記泳動部に流
    し、試料の厚さ方向に電圧、pH、密度、濃度などの物
    理的勾配を設けて電気泳動を行う電気泳動装置部と、 前記泳動部の試料を励起光で走査し、励起光の照射によ
    り発光した前記試料の蛍光パターンを検出するように構
    成してなる走査型または非走査型の共焦点型顕微鏡ある
    いは2光子励起型顕微鏡を具備し、 試料の3次元位置と濃度を検出できるようにしたことを
    特徴とする3次元型の電気泳動装置。
  25. 【請求項25】請求項24に記載の電気泳動装置におい
    て、前記電気泳動装置部は平面方向2軸と厚み方向にそ
    れぞれ異なる物理的勾配を設け、3軸を同時に試料分離
    するように構成したことを特徴とする3次元型の多色電
    気泳動装置。
  26. 【請求項26】請求項24に記載の電気泳動装置におい
    て、前記電気泳動装置部は試料の厚さ方向に試料とマー
    カを設けたことを特徴とする3次元型の電気泳動装置。
  27. 【請求項27】請求項24に記載の電気泳動装置におい
    て、前記非走査型の共焦点顕微鏡は1画像上の前記試料
    または前記試料の一部の像と光学的に共役の位置にある
    開口部を持つ非走査型共焦点顕微鏡であることを特徴と
    する3次元型の電気泳動装置。
  28. 【請求項28】請求項27に記載の電気泳動装置におい
    て、前記開口部の光源側に集光手段を持つ非走査型共焦
    点顕微鏡であることを特徴とする3次元型の電気泳動装
    置。
  29. 【請求項29】請求項24に記載の電気泳動装置におい
    て、 1画像上の前記試料または前記試料の一部の像と光学的
    に共役の位置を焦点位置とする集光手段を持つ非走査型
    共焦点顕微鏡であることを特徴とする3次元型の電気泳
    動装置。
  30. 【請求項30】請求項23または24に記載の共焦点顕
    微鏡は、共焦点用開口部の光源側に集光手段を持つこと
    を特徴とする電気泳動装置。
  31. 【請求項31】請求項24に記載の厚さ方向の濃度分布
    は、ゲルの片面のみに高濃度溶液を接触させるかまたは
    遠心分離または多層の積層により厚み方向に密度差をつ
    けることにより実現したことを特徴とする電気泳動装
    置。
  32. 【請求項32】請求項24記載の前記泳動部の試料を励
    起光で走査し、励起光の照射により発光した前記試料の
    蛍光パターンを検出するように構成してなる走査型また
    は非走査型の共焦点型顕微鏡あるいは2光子励起型顕微
    鏡は、請求項1−3記載または請求項5−9記載のバイ
    オチップ読み取り装置であることを特徴とする電気泳動
    装置。
JP2000129974A 2000-04-28 2000-04-28 バイオチップ読取装置及び電気泳動装置 Withdrawn JP2001311690A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000129974A JP2001311690A (ja) 2000-04-28 2000-04-28 バイオチップ読取装置及び電気泳動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000129974A JP2001311690A (ja) 2000-04-28 2000-04-28 バイオチップ読取装置及び電気泳動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001311690A true JP2001311690A (ja) 2001-11-09

Family

ID=18639162

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000129974A Withdrawn JP2001311690A (ja) 2000-04-28 2000-04-28 バイオチップ読取装置及び電気泳動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001311690A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005527827A (ja) * 2002-05-28 2005-09-15 オウトジエノミクス・インコーポレーテツド マイクロアレイ検出器および方法
JP2005283568A (ja) * 2004-03-01 2005-10-13 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 微小対象物放出光検出装置
JP2005345181A (ja) * 2004-06-01 2005-12-15 Sony Corp 物質間の相互作用検出部と該検出部を備えるバイオアッセイ用基板、並びに物質間の相互作用の検出方法
JP2006078475A (ja) * 2004-08-09 2006-03-23 Nsk Ltd 反応器及びその製造方法
US7115883B2 (en) 2002-12-12 2006-10-03 Yokogawa Electric Corporation Detector calibration method and power measurement instruments using the method
JPWO2005064327A1 (ja) * 2003-12-25 2007-07-19 独立行政法人産業技術総合研究所 糖鎖構造プロファイリング技術
JP2009505076A (ja) * 2005-08-11 2009-02-05 パシフィック バイオサイエンシーズ オブ カリフォルニア, インコーポレイテッド 単一信号源からの複数の光信号をモニターするための方法及びシステム
US8008094B2 (en) 2003-12-25 2011-08-30 National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology Methods for analyzing interactions between proteins and sugar chains
JP2011525629A (ja) * 2008-06-24 2011-09-22 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ マイクロアレイ評価システム及び方法
JP2019521373A (ja) * 2016-05-27 2019-07-25 ヴェリリー ライフ サイエンシズ エルエルシー 空間光変調器ベースのハイパースペクトル共焦点顕微鏡および使用方法
JP2019163990A (ja) * 2018-03-19 2019-09-26 株式会社堀場製作所 分光装置、ハイパースペクトル測定システム、及び、分光方法
WO2022044702A1 (ja) * 2020-08-31 2022-03-03 横河電機株式会社 ターゲット計測方法、ターゲット計測用デバイス、ターゲット計測装置、及びターゲット計測用キット

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005527827A (ja) * 2002-05-28 2005-09-15 オウトジエノミクス・インコーポレーテツド マイクロアレイ検出器および方法
US7115883B2 (en) 2002-12-12 2006-10-03 Yokogawa Electric Corporation Detector calibration method and power measurement instruments using the method
JP4515387B2 (ja) * 2003-12-25 2010-07-28 独立行政法人産業技術総合研究所 糖鎖構造プロファイリング技術
US8008094B2 (en) 2003-12-25 2011-08-30 National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology Methods for analyzing interactions between proteins and sugar chains
JPWO2005064327A1 (ja) * 2003-12-25 2007-07-19 独立行政法人産業技術総合研究所 糖鎖構造プロファイリング技術
JP2010160167A (ja) * 2003-12-25 2010-07-22 National Institute Of Advanced Industrial Science & Technology 糖鎖構造プロファイリング技術
JP2005283568A (ja) * 2004-03-01 2005-10-13 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 微小対象物放出光検出装置
JP4521517B2 (ja) * 2004-03-01 2010-08-11 独立行政法人産業技術総合研究所 微小対象物放出光検出装置
JP2005345181A (ja) * 2004-06-01 2005-12-15 Sony Corp 物質間の相互作用検出部と該検出部を備えるバイオアッセイ用基板、並びに物質間の相互作用の検出方法
JP2006078475A (ja) * 2004-08-09 2006-03-23 Nsk Ltd 反応器及びその製造方法
JP2009505076A (ja) * 2005-08-11 2009-02-05 パシフィック バイオサイエンシーズ オブ カリフォルニア, インコーポレイテッド 単一信号源からの複数の光信号をモニターするための方法及びシステム
JP2011525629A (ja) * 2008-06-24 2011-09-22 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ マイクロアレイ評価システム及び方法
US8686376B2 (en) 2008-06-24 2014-04-01 Koninklijke Philips N.V. Microarray characterization system and method
JP2019521373A (ja) * 2016-05-27 2019-07-25 ヴェリリー ライフ サイエンシズ エルエルシー 空間光変調器ベースのハイパースペクトル共焦点顕微鏡および使用方法
JP2019163990A (ja) * 2018-03-19 2019-09-26 株式会社堀場製作所 分光装置、ハイパースペクトル測定システム、及び、分光方法
JP7033968B2 (ja) 2018-03-19 2022-03-11 株式会社堀場製作所 分光装置、ハイパースペクトル測定システム、及び、分光方法
WO2022044702A1 (ja) * 2020-08-31 2022-03-03 横河電機株式会社 ターゲット計測方法、ターゲット計測用デバイス、ターゲット計測装置、及びターゲット計測用キット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1055925B1 (en) Biochip reader
US8264680B2 (en) Biochip reader and electrophoresis system
US20220154274A1 (en) Method and System for Multiplex Genetic Analysis
US6704104B2 (en) Multi-wavelength array reader for biological assay
US6856390B2 (en) Time-delay integration in electrophoretic detection systems
EP1984670B1 (en) Method and system for simultaneous real-time monitoring of optical signals from multiple sources
US8149399B2 (en) Methods and systems for simultaneous real-time monitoring of optical signals from multiple sources
US6437345B1 (en) Sensing unit provided with separated detection light guiding
US7532326B2 (en) Multiple-label fluorescence imaging using excitation-emission matrices
US6191425B1 (en) Multicolor fluorescence detection type electrophoretic analyzer
JPH09288088A (ja) キャピラリーアレー電気泳動装置
US20100167413A1 (en) Methods and systems for analyzing fluorescent materials with reduced autofluorescence
Barsky et al. Fluorescence data analysis on gel-based biochips
JP2001311690A (ja) バイオチップ読取装置及び電気泳動装置
US10989662B2 (en) Devices and methods for imaging biomolecules
Reilly et al. Advances in confocal microscopy and selected applications
JP3695631B2 (ja) 電気泳動装置
JP3689901B2 (ja) バイオチップ読取装置
Anazawa et al. An ultra-small, multi-point, and multi-color photo-detection system with high sensitivity and high dynamic range
JP2011002398A (ja) 分光イメージング装置
Gallery et al. 1. Detectors & Imaging Sequencers benefit from solid-state detectors Oct. 1, 1995 During the past eight years, laser-based automated deoxyribonucleic acid (DNA) sequencing instruments have revolutionized molecular biology by enabling researchers to automatically determine the sequence of nucleotide bases in an already formed strand of DNA (see Laser Focus World, May 1994, p. 135). Several firms manufacture laser-based sequencers including Pharmacia Biotech (Piscataway, NJ), LI-COR (Lincoln, NE), Molecular Dynamics (Sunnyvale, CA), and Perkin-Elmers Applied Biosystems Divisio
Bell et al. An integrated digital imaging system and microarray mapping software for rapid multiplexed quantitation of protein microarray immunoassays
EP1682883A1 (en) Methods and devices for measuring fluorescence of a sample in a capillary

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040810

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060608

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060613

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20060712