JP2001311663A - 光の色識別方法,表示灯の点灯色識別方法及びその方法を実施する装置,光電気変換回路 - Google Patents

光の色識別方法,表示灯の点灯色識別方法及びその方法を実施する装置,光電気変換回路

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JP2001311663A
JP2001311663A JP2000128455A JP2000128455A JP2001311663A JP 2001311663 A JP2001311663 A JP 2001311663A JP 2000128455 A JP2000128455 A JP 2000128455A JP 2000128455 A JP2000128455 A JP 2000128455A JP 2001311663 A JP2001311663 A JP 2001311663A
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Tadahito Mizutani
忠仁 水谷
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Ando Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示灯の点灯色を、簡単な装置で自動識別す
る。 【解決手段】 被検査装置(1)の表示灯(1a〜1b)の発す
る光を、測定装置の光電気変換回路(2)で受光し電気変
換する装置において、被検査装置(1)の表示灯(1a〜1b)
の点灯色による光度の相違を拡大させるような波長感度
特性をもつ光電気変換回路(2)を用いることにより、点
灯色の種類によって光電気変換回路(2)から変換出力さ
れる電気信号のレベル差を大きくし、そのレベル差を判
定(3)することにより点灯色を確実に識別する。 【発明の効果】 識別結果をパソコン等に取り込むこと
で、点灯色を自動識別するシステムを提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光の色識別方法,表示
灯の点灯色識別方法及びその装置,光電気変換回路に関
し、特に、光電気変換素子と光学フィルター等の波長感
度特性を利用した光の色識別方法,点灯色の識別方法及
びその装置,光電気変換回路及び判定回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の表示灯の点灯色識別方法
は、たとえば電子装置の機能動作検査のうち点灯色の識
別検査のために、検査者による目視確認がおこなわれて
いた。また、光を3成分に分解しその構成から色を識別
する方法として、光学フィルター等で構成した赤色検出
用のセンサ、緑色検出用のセンサ、青色検出用のセンサ
で測定し、その成分構成から色を識別する方法がおこな
われていた。また、色の互いに異なる波長の光を時分割
に検出物体に投光し、この検出物体からの反射光を受光
素子を用いて光電気変換し、その出力信号から色を識別
する方法や、1つの光源を検出物体に投光し、その反射
光を1つの受光素子を用いて光電変換し、その出力信号
から色識別する方法もおこなわれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来の表示灯の点
灯色識別方法では、電子装置の機能動作検査のうち点灯
色の識別を検査者が目視確認で行うため、電子装置の機
能動作検査の自動化がはかれないという課題がある。光
を3成分に分解し受光する方法では、3種類のセンサが
必要である、という課題がある。異なる波長の光を投光
し反射光を測定する方法では、2種類以上の投光用光源
が必要である、という課題がある。1つの光源で投光し
反射光を測定する方法では、反射光量が大きく違わない
ものは識別しにくい、という課題がある。そこで、本発
明は、前記表示灯の点灯色識別に関し、前記従来の課題
を解消することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述した問題点を解決す
るために、本発明による光の色識別方法は、 1:波長が大きくなるに従い感度が大きくなる波長感度
特性をもつ受光手段により受光して電気信号に変換し、
この電気信号を異なる複数の基準値と比較し、この比較
結果に基づいて論理判断をして、前記光の色を識別する
ことを特徴とする。
【0005】上述した問題点を解決するために、本発明
による表示灯の点灯色識別方法は、 2:被検査装置の表示灯の発する光を電気変換し表示灯
の点灯色を識別する点灯色識別方法において、被検査装
置の表示灯の点灯色による光度の相違を拡大させるよう
な波長感度特性をもつ光電気変換回路を用いることによ
り、点灯色の種類によって光電気変換回路から変換出力
される電気信号のレベル差を大きくし、そのレベル差を
判定することにより点灯色を識別する、ことを特徴とす
る。
【0006】上述した問題点を解決するために、本発明
による表示灯の点灯色識別装置は、 3:被検査装置の表示灯の発する光を、測定装置の光電
気変換回路で受光し電気変換して、表示灯の点灯色を識
別する表示灯の点灯色識別装置において、被検査装置の
表示灯の点灯色による光度の相違を拡大させるような波
長感度特性をもつ光電気変換回路を用いることにより、
点灯色の種類によって光電気変換回路から変換出力され
る電気信号のレベル差を大きくし、そのレベル差を判定
することにより点灯色を識別する、ことを特徴とする。 4:表示灯からの点灯光を受光し、波長が大きくなるに
従い感度が大きくなる波長感度特性をもち、受光強度に
比例した電流を出力する光電気変換回路と、前記光電気
変換回路の出力信号をそれぞれ異なる基準電圧値と比較
する複数個のコンパレータにより構成される比較部と、
前記各コンパレータの出力信号を反転させる反転手段
と、前記各コンパレータの出力と前記反転手段の出力と
の組み合わせにより前記複数個の表示灯の点灯色を判定
するANDゲートにより構成される論理部と、から構成
される判定回路と、からなることを特徴とする。 5:表示灯からの点灯光を受光し、波長が大きくなるに
従い感度が大きくなる波長感度特性をもち、受光強度に
比例した電流を出力する光電気変換回路と、前記表示灯
と前記光電気変換回路との間に挿入された点灯色による
光度の相違を拡大させるように、光波長が大きくなるに
従い透過率が大きくなるような特性をもつ光学フィルタ
ーと、前記光電気変換器の出力信号をそれぞれ異なる基
準電圧値と比較する複数個のコンパレータにより構成さ
れる比較部と、前記各コンパレータの出力信号を反転さ
せる反転手段と、前記各コンパレータの出力と前記反転
手段の出力との組み合わせにより前記複数個の表示灯の
点灯色を判定するANDゲートにより構成される論理部
と、から構成される判定回路と、からなることを特徴と
する。 6:前記光学フィルターの波長透過特性は、555nm
は42%、580nmは56%、660nmは75%で
ある、ことを特徴とする。 7:前記光電気変換回路は、受光強度に比例した電流を
出力する受光素子と、この受光素子の出力電流を電圧に
変換する電流電圧変換回路と、からなり、前記受光素子
は波長が大きくなるに従い感度が大きくなる波長感度特
性をもつものである、ことを特徴とする。 8:前記光電気変換回路は、オペアンプの入力端に接続
されたフォトトランジスタと、該オペアンプの出力側と
前記入力端との間に接続された抵抗器とからなり、前記
受光素子は波長が大きくなるに従い感度が大きくなる波
長感度特性をもつものである、ことを特徴とする。 9:前記受光素子または前記フォトトランジスタの波長
感度特性は、660nmの受光感度を100%とすれ
ば、555nmは75%、580nmは81%である、
ことを特徴とする。 10:前記光電気変換回路の相対的出力は、各色光の出
力が互いにオーバーラップしないように選定されてい
る、ことを特徴とする。 11:前記光電気変換回路の相対的出力は、検査対象L
ED赤色の最大光度30mcdを受光した場合を100
%とすれば、赤色が67%〜100%、黄色が43%〜
65%、緑色が20%〜30%となる。ことを特徴とす
る。 12:前記光学フィルターを使用したときの前記光電気
変換回路の相対出力は、検査LED赤色の最大光度30
mcdを受光した場合を100%とすれば、赤色が67
%〜100%、黄色が32%〜49%、緑色が11%〜
17%となる、ことを特徴とする。 13:前記論理部は、全ての前記コンパレータからの出
力を入力される第1ANDゲートと、前記各コンパレー
タの一の出力を反転させた反転出力と残りのコンパレー
タの出力を入力される第2ANDゲートと、前記各コン
パレータの一の出力及び前記残りの各コンパレータの出
力の内の一つの出力を反転させた反転出力と残部のコン
パレータの出力を入力される第3ANDゲートと、から
構成されることを特徴とする。 14:前記論理部に、さらに、全ての前記コンパレータ
からの出力を反転させた反転出力を入力される第4のA
NDゲートを設け、表示灯の非点灯をも検出するように
した、ことを特徴とする。 15:前記コンパレータの各基準電圧値は、それぞれ赤
色LEDの最大光度を受光した場合の光電気変換回路の
最大出力電圧に対する割合に基づいて決定するものであ
る、ことを特徴とする。 16:前記コンパレータの各基準電圧値は、それぞれ赤
色LEDの最大光度を受光した場合の光電気変換回路の
最大出力電圧の67%,43%,20%である、ことを
特徴とする。 17:前記光学フィルターを使用したときの前記コンパ
レータの各基準電圧値は、それぞれ赤色LEDの最大光
度を受光した場合の光電気変換回路の最大出力電圧の6
7%,32%,11%である、ことを特徴とする。
【0007】上述した問題点を解決するための本発明に
よる表示灯の点灯色識別装置に使用するのに好適な光電
気変換回路は、 18:受光強度に比例した電流を出力する受光素子と、
この受光素子の出力電流を電圧に変換する電流電圧変換
回路とからなり、前記受光素子は波長が大きくなるに従
い感度が大きくなる波長感度特性をもつものである、こ
とを特徴とする。 19:オペアンプの入力端に接続されたフォトトランジ
スタと、該オペアンプの出力側と前記入力端との間に接
続された抵抗器とから構成され、前記受光素子は波長が
大きくなるに従い感度が大きくなる波長感度特性をもつ
ものである、ことを特徴とする。 20:前記受光素子または前記フォトトランジスタの波
長感度特性は、660nmの受光感度を100%とすれ
ば、555nmは75%、580nmは81%である、
ことを特徴とする。 21:前記光電気変換回路の相対的出力は、各色光の出
力が互いにオーバーラップしないように選定されてい
る、ことを特徴とする。 22:前記光電気変換回路の相対的出力は、検査対象L
ED赤色の最大光度30mcdを受光した場合100%
とすれば、赤色が67%〜100%、黄色が43%〜6
5%、緑色が20%〜30%となる。ことを特徴とす
る。 23:表示灯と波長が大きくなるに従い感度が大きくな
る波長感度特性をもつ光学フィルターを前記受光素子ま
たは前記フォトトランジスタの受光面に設けた、ことを
特徴とする。 24:前記光学フィルターは、点灯色による光度の相違
を拡大させるように、光波長が大きくなるに従い透過率
が大きくなるような特性をもつものである、ことを特徴
とする。 25:前記光学フィルターの波長透過特性は、555n
mは42%、580nmは56%、660nmは75%
である、ことを特徴とする。 26:前記光学フィルターを使用したときの前記光電気
変換回路の相対的出力は、検査対象LED赤色の最大光
度30mcdを受光した場合を100%とすれば、赤色
が67%〜100%、黄色が32%〜49%、緑色が1
1%〜17%である、ことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。図1は、本発明の一実施例を示すブロッ
ク図である。図1において、被検査装置1は、検査対象
となる、表示灯1a、表示灯1b、表示灯1cを有す
る。検査装置5は、光電気変換回路2と判定回路3で構
成される。光電気変換回路2は、表示灯1a〜1cの前
面に置かれ、表示灯1a〜1cが点灯した光を受光し、
光電気変換をおこなう。判定回路3は、光電気変換回路
2の電気出力の信号レベルが、どの点灯色に相当するか
判定し、結果を電気信号として出力端子4へ出す。図2
は、光電気変換回路2と判定回路3の実施例を示す。光
電気変換回路2は、フォトトランジスタ21と、抵抗器
22とオペアンプ23で構成される。フォトトランジス
タ21は受光強度に比例して電流を出力する。抵抗器2
2とオペアンプ23は電流電圧変換回路を構成している
ので、受光強度に比例した電圧を端子Aに出力する。
【0009】検査対象を、赤色、黄色、緑色の3種類の
LEDとすれば、光電気変換回路2の出力レベルは、検
査対象LEDの光度と、受光素子の波長感度特性の積に
より求められる。検査対象LED赤色は発光波長660
nm光度20mcd〜30mcd、黄色は発光波長58
0nm光度16mcd〜24mcd、緑色は発光波長5
55nm光度8mcd〜12mcdである。受光素子フ
ォトトランジスタ21の波長感度特性は、660nmの
受光感度を100%とすれば、555nmは75%、5
80nmは81%である。このとき光電気変換回路2の
相対的出力は、検査対象LED赤色の最大光度30mc
dを受光した場合100%とすれば、赤色が67%〜1
00%、黄色が43%〜65%、緑色が20%〜30%
となる。図3に各LED色と光電気変換回路2の相対的
出力の関係を示す。
【0010】この例における、被検査装置1の表示灯1
a,1b,1cの点灯色による光度の相違を拡大させる
ような波長感度特性をもつ光電気変換回路2について説
明する。検査対象LEDは、波長が555nm、580
nm、660nmと大きくなるに従い、光度が大きくな
っている。光電気変換回路2の感度特性として、波長が
大きくなるに従い感度が大きくなるような特性をもて
ば、検査対象LEDの色別の光度の相違はより大きくな
る。受光素子フォトトランジスタ21の波長感度特性
は、555nmは75%、580nmは81%、660
nmは100%と波長が大きくなるに従い感度が大きく
なっている。このような波長感度特性をもつフォトトラ
ンジスタ21を用いたことにより、検査対象LEDの光
度の相違が、緑色は8mcd〜12mcd、黄色は16
mcd〜24mcd、赤色は20mcd〜30mcdで
あったものが、光電気変換回路2の相対的出力は、緑色
が20%〜30%、黄色が43%〜65%、赤色が67
%〜100%とオーバーラップのないものになり、確実
に識別ができるようになった。
【0011】判定回路3の実施例を示す。検査対象を、
赤色、黄色、緑色の3種類のLEDとしている。コンパ
レータ301、コンパレータ303、コンパレータ30
5は、それぞれ、基準電圧302、基準電圧304、基
準電圧306と端子Aの電圧とを比較し、その結果を端
子B、端子C、端子Dへ出力する。端子B、端子C、端
子Dの状態を、インバータ307〜312、ANDゲー
ト313〜316で条件分けし、その結果を端子E〜H
へ出力する。
【0012】基準電圧302、基準電圧304、基準電
圧306の電圧は、それぞれ赤色LEDの最大光度を受
光した場合の光電気変換回路2の最大出力電圧(以下M
AXEとする)に対する割合で決定する。基準電圧30
2の電圧はMAXEの67%、基準電圧304の電圧は
MAXEの43%、基準電圧306の電圧はMAXEの
20%とする。
【0013】図4は図2の実施例の動作一覧を示す。赤
色を受光した場合、端子Aの電圧はMAXEの67%〜
100%となり、基準電圧302、基準電圧304、基
準電圧306を越えるため、端子B、端子C、端子Dは
ONとなる。黄色を受光した場合、端子Aの電圧がMA
XEの43%〜65%となり、基準電圧304、基準電
圧306を越えるため、端子C、端子DはONとなる。
緑色を受光した場合、端子Aの電圧がMAXEの20%
〜30%となり、基準電圧306を越えるため、端子D
はONとなる。受光していない場合は、端子Aの電圧が
MAXEの0%となり、基準電圧302、基準電圧30
4、基準電圧306を越えないため、端子B、端子C、
端子DはOFFとなる。
【0014】端子B、端子C、端子Dの状態を、インバ
ータ307〜312、ANDゲート313〜316で条
件分けした結果、赤色を受光した場合は端子EがONと
なり、黄色を受光した場合は端子FがONとなり、緑色
を受光した場合は端子GがONとなり、受光しない場合
は端子HがONとなる。
【0015】また、判定回路3は、受光しない場合を含
めて判定しているが、点灯色(赤色、黄色、緑色)のみ
を判定するのであれば、判定回路3からコンパレータ3
05、基準電圧306、インバータ310〜312、A
NDゲート316を除いた回路で目的を実現できる。本
発明においては、多数の表示灯を順次受光し、その検査
結果をパソコン等に取り込むことで表示灯の点灯色を自
動識別することができるシステムを構築することができ
る。
【0016】光電気変換回路に、光電気変換素子と光学
フィルターを用いた実施例を図5に示す。図2,図3,
図4に示した実施例に、光学フィルターを追加すること
で、識別性能の向上がはかれる。光電気変換回路2a
は、図2の光電気変換回路2に、光学フィルター24を
追加した構成である。光学フィルター24を、表示灯1
aとフォトトランジスタ21の間に置くと、フォトトラ
ンジスタ21は、光学フィルター24を透過した光を受
光し、受光強度に比例して電流を出力するようになる。
したがって、光電気変換回路2aの出力レベルは、検査
対象LEDの光度と、光学フィルター24の波長透過特
性と、受光素子の波長感度特性の積により求められる。
図2の実施例と同様に、検査対象を、赤色、黄色、緑色
の3種類のLEDとすれば、検査対象LED赤色は発光
波長660nm光度20mcd〜30mcd、黄色は発
光波長580nm光度16mcd〜24mcd、緑色は
発光波長555nm光度8mcd〜12mcdである。
光学フィルター24としては、点灯色による光度の相違
を拡大させるように、光波長が大きくなるに従い透過率
が大きくなるような特性をもつものを選ぶ。実施例とし
て、波長透過特性は、555nmで42%、580nm
で56%、660nmで75%である色温度変換フィル
ターを使用する。受光素子フォトトランジスタ21の波
長感度特性は、660nmの受光感度を100%とすれ
ば、555nmで75%、580nmで81%である。
この時光電気変換回路2aの相対的出力は、検査対象L
EDの光度と、光学フィルター24の波長透過特性と、
フォトトランジスタ21の波長感度特性の積により求め
られる。光電気変換回路2aの相対的出力は、検査対象
LED赤色の最大光度30mcdを受光した場合を10
0%とすれば、赤色が67%〜100%、黄色が32
%、〜49%、緑色が11%〜17%となる。図6に各
LED色と光電気変換回路2aの相対的出力の関係を示
す。この結果を、図2の実施例における各LED色と光
電気変換回路2の相対的出力の関係図3と比較すると、
点灯色に対する相対的出力の差が広がり識別性能が向上
していることがわかる。各検査対象LEDに対する光電
気変換回路2aの相対的出力が光電気変換回路2と変わ
ったため、判定回路として、判定回路3の判定基準電圧
を変更した判定回路3aを使用する。基準電圧302
a、基準電圧304a、基準電圧306aの電圧は、そ
れぞれ赤色LEDの最大光度を受光した場合の光電気変
換回路2aの最大出力電圧(以下、「MAXEa」とす
る)に対する割合で決定する。基準電圧302aの電圧
はMAXEaの67%、基準電圧304aの電圧はMA
XEaの32%、基準電圧306aの電圧はMAXEa
の11%とすれば、図5の実施例は図7のような動作を
する。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による表示
灯の点灯色識別方法及びその装置は、簡単な装置で、確
実に点灯色の自動識別ができるため、検査者が目視で確
認する必要がなくなり、また、検査結果をパソコン等に
取り込むことで、点灯色を自動識別するシステムを提供
できるという効果を有する。また、センサとして、小型
の光電気変換素子を用いることができるので、従来、検
査者が入り込めないような場所にあった表示灯について
も、検査が実施できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体構成を示すブロック図である。
【図2】実施例を示す構成図である。
【図3】図2の点灯色と光電気変換回路出力の関係をま
とめた表である。
【図4】図2の動作を示す表である。
【図5】実施例を示す構成図である。
【図6】図5の点灯色と光電気変換回路の出力の関係を
まとめた表である。
【図7】図5の動作を示す表である。
【符号の説明】
1 被検査装置 1a〜1c 被検査装置の表示灯 2,2a 光電気変換回路 3,3a 判定回路 4 出力端子 5 検査装置 6 判定回路 21 フォトトランジスタ 22 抵抗器 23 オペアンプ 24 光学フィルター 301 コンパレータ 302 基準電圧 302a 基準電圧 303 コンパレータ 304 基準電圧 304a 基準電圧 305 コンパレータ 306 基準電圧 306a 基準電圧 307〜312 インバータ 313〜316 ANDゲート A〜H 端子

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 波長が大きくなるに従い感度が大きくな
    る波長感度特性をもつ受光手段により受光して電気信号
    に変換し、この電気信号を異なる複数の基準値と比較
    し、この比較結果に基づいて論理判断をして、前記光の
    色を識別する、ことを特徴とする光の色識別方法。
  2. 【請求項2】 被検査装置の表示灯の発する光を電気変
    換し表示灯の点灯色を識別する点灯色識別方法におい
    て、 被検査装置の表示灯の点灯色による光度の相違を拡大さ
    せるような波長感度特性をもつ光電気変換回路を用いる
    ことにより、点灯色の種類によって光電気変換回路から
    変換出力される電気信号のレベル差を大きくし、そのレ
    ベル差を判定することにより点灯色を識別する、ことを
    特徴とする表示灯の点灯色識別方法。
  3. 【請求項3】 被検査装置の表示灯の発する光を、測定
    装置の光電気変換回路で受光し電気変換して、表示灯の
    点灯色を識別する表示灯の点灯色識別装置において、 被検査装置の表示灯の点灯色による光度の相違を拡大さ
    せるような波長感度特性をもつ光電気変換回路を用いる
    ことにより、点灯色の種類によって光電気変換回路から
    変換出力される電気信号のレベル差を大きくし、そのレ
    ベル差を判定することにより点灯色を識別する、ことを
    特徴とする表示灯の点灯色識別装置。
  4. 【請求項4】 表示灯からの点灯光を受光し、波長が大
    きくなるに従い感度が大きくなる波長感度特性をもち、
    受光強度に比例した電流を出力する光電気変換回路と、 前記光電気変換回路の出力信号をそれぞれ異なる基準電
    圧値と比較する複数個のコンパレータにより構成される
    比較部と、 前記各コンパレータの出力信号を反転させる反転手段
    と、前記各コンパレータの出力と前記反転手段の出力と
    の組み合わせにより前記複数個の表示灯の点灯色を判定
    するANDゲートにより構成される論理部と、から構成
    される判定回路と、からなることを特徴とする表示灯の
    点灯色識別装置。
  5. 【請求項5】 表示灯からの点灯光を受光し、波長が大
    きくなるに従い感度が大きくなる波長感度特性をもち、
    受光強度に比例した電流を出力する光電気変換回路と、 前記表示灯と前記光電気変換回路との間に挿入された点
    灯色による光度の相違を拡大させるように、光波長が大
    きくなるに従い透過率が大きくなるような特性をもつ光
    学フィルターと、 前記光電気変換回路の出力信号をそれぞれ異なる基準電
    圧値と比較する複数個のコンパレータにより構成される
    比較部と、 前記各コンパレータの出力信号を反転させる反転手段
    と、前記各コンパレータの出力と前記反転手段の出力と
    の組み合わせにより前記複数個の表示灯の点灯色を判定
    するANDゲートにより構成される論理部と、から構成
    される判定回路と、からなることを特徴とする表示灯の
    点灯色識別装置。
  6. 【請求項6】 前記光学フィルターの波長透過特性は、
    555nmは42%、580nmは56%、660nm
    は75%である、ことを特徴とする請求項5記載の表示
    灯の点灯色識別装置。
  7. 【請求項7】 前記光電気変換回路は、受光強度に比例
    した電流を出力する受光素子と、この受光素子の出力電
    流を電圧に変換する電流電圧変換回路と、からなり、前
    記受光素子は波長が大きくなるに従い感度が大きくなる
    波長感度特性をもつものである、ことを特徴とする請求
    項3〜5のいずれかに記載の表示灯の点灯色識別装置。
  8. 【請求項8】 前記光電気変換回路は、オペアンプの入
    力端に接続されたフォトトランジスタと、該オペアンプ
    の出力側と前記入力端との間に接続された抵抗器とから
    なり、前記受光素子は波長が大きくなるに従い感度が大
    きくなる波長感度特性をもつものである、ことを特徴と
    する請求項3〜5のいずれかに記載の表示灯の点灯色識
    別装置。
  9. 【請求項9】 前記受光素子または前記フォトトランジ
    スタの波長感度特性は、660nmの受光感度を100
    %とすれば、555nmは75%、580nmは81%
    である、ことを特徴とする請求項7または8記載の表示
    灯の点灯色識別装置。
  10. 【請求項10】 前記光電気変換回路の相対的出力は、
    各色光の出力が互いにオーバーラップしないように選定
    されている、ことを特徴とする請求項3〜5のいずれか
    に記載の表示灯の点灯色識別装置。
  11. 【請求項11】 前記光電気変換回路の相対的出力は、
    検査対象LED赤色の最大光度30mcdを受光した場
    100%とすれば、赤色が67%〜100%、黄色
    が43%〜65%、緑色が20%〜30%となる、こと
    を特徴とする請求項記載の表示灯の点灯色識別装置。
  12. 【請求項12】 前記光学フィルターを使用したときの
    前記光電気変換回路の相対出力は、検査LED赤色の最
    大光度30mcdを受光した場合を100%とすれば、
    赤色が67%〜100%、黄色が32%〜49%、緑色
    が11%〜17%となる、ことを特徴とする請求項5記
    載の表示灯の点灯色識別装置。
  13. 【請求項13】 前記論理部は、全ての前記コンパレー
    タからの出力を入力される第1ANDゲートと、前記各
    コンパレータの一の出力を反転させた反転出力と残りの
    コンパレータの出力を入力される第2ANDゲートと、
    前記各コンパレータの一の出力及び前記残りの各コンパ
    レータの出力の内の一つの出力を反転させた反転出力と
    残部のコンパレータの出力を入力される第3ANDゲー
    トと、から構成されることを特徴とする請求項4または
    5記載の表示灯の点灯色識別装置。
  14. 【請求項14】 前記論理部に、さらに、全ての前記コ
    ンパレータからの出力を反転させた反転出力を入力され
    る第4のANDゲートを設け、表示灯の非点灯をも検出
    するようにした、ことを特徴とする請求項13記載の表
    示灯の点灯色識別装置。
  15. 【請求項15】 前記コンパレータの各基準電圧値は、
    それぞれ赤色LEDの最大光度を受光した場合の光電気
    変換回路の最大出力電圧に対する割合に基づいて決定す
    るものである、ことを特徴とする請求項4または5記載
    の点灯色識別装置。
  16. 【請求項16】前記コンパレータの各基準電圧値は、そ
    れぞれ赤色LEDの最大光度を受光した場合の光電気変
    換回路の最大出力電圧の67%,43%,20%であ
    る、ことを特徴とする請求項4記載の点灯色識別装置。
  17. 【請求項17】 前記光学フィルターを使用したときの
    前記コンパレータの各基準電圧値は、それぞれ赤色LE
    Dの最大光度を受光した場合の光電気変換回路の最大出
    力電圧の67%,32%,11%である、ことを特徴と
    する請求項5記載の点灯色識別装置。
  18. 【請求項18】 受光強度に比例した電流を出力する受
    光素子と、この受光素子の出力電流を電圧に変換する電
    流電圧変換回路とからなり、前記受光素子は波長が大き
    くなるに従い感度が大きくなる波長感度特性をもつもの
    である、ことを特徴とする光電気変換回路。
  19. 【請求項19】 オペアンプの入力端に接続されたフォ
    トトランジスタと、該オペアンプの出力側と前記入力端
    との間に接続された抵抗器とから構成され、前記受光素
    子は波長が大きくなるに従い感度が大きくなる波長感度
    特性をもつものである、ことを特徴とする光電気変換回
    路。
  20. 【請求項20】 前記受光素子または前記フォトトラン
    ジスタの波長感度特性は、660nmの受光感度を10
    0%とすれば、555nmは75%、580nmは81
    %である、ことを特徴とする請求項18または19記載
    の光電気変換回路。
  21. 【請求項21】 前記光電気変換回路の相対的出力は、
    各色光の出力が互いにオーバーラップしないように選定
    されている、ことを特徴とする請求項18または19記
    載の光電気変換回路。
  22. 【請求項22】 前記光電気変換回路の相対的出力は、
    検査対象LED赤色の最大光度30mcdを受光した場
    合を100%とすれば、赤色が67%〜100%、黄色
    が43%〜65%、緑色が20%〜30%となる。こと
    を特徴とする請求項21記載の光電気変換回路。
  23. 【請求項23】 表示灯と波長が大きくなるに従い感度
    が大きくなる波長感度特性をもつ光学フィルターを前記
    受光素子または前記フォトトランジスタの受光面に設け
    た、ことを特徴とする請求項18または19記載の光電
    気変換回路。
  24. 【請求項24】 前記光学フィルターは、点灯色による
    光度の相違を拡大させるように、光波長が大きくなるに
    従い透過率が大きくなるような特性をもつものである、
    ことを特徴とする請求項23記載の光電気変換回路。
  25. 【請求項25】 前記光学フィルターの波長透過特性
    は、555nmは42%、580nmは56%、660
    nmは75%である、ことを特徴とする請求項24記載
    の光電気変換回路。
  26. 【請求項26】 前記光学フィルターを使用したときの
    前記光電気変換回路の相対的出力は、検査対象LED赤
    色の最大光度30mcdを受光した場合を100%とす
    れば、赤色が67%〜100%、黄色が32%〜49
    %、緑色が11%〜17%である、ことを特徴とする請
    求項23または24記載の光電気変換回路。
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