JP2001311621A - 傾斜センサユニット - Google Patents
傾斜センサユニットInfo
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- JP2001311621A JP2001311621A JP2000131597A JP2000131597A JP2001311621A JP 2001311621 A JP2001311621 A JP 2001311621A JP 2000131597 A JP2000131597 A JP 2000131597A JP 2000131597 A JP2000131597 A JP 2000131597A JP 2001311621 A JP2001311621 A JP 2001311621A
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- sensor unit
- circuit board
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 傾斜センサユニットの他軸誤差を小さくし、
高精度の傾斜角測定を行えるようにする。 【解決手段】 回路基板34をネジ38によって回転自
在にケース本体32内に取り付ける。回路基板34の上
には、軸部43を中心として回転できるようにして副回
路基板35を設け、副回路基板35の上に傾きセンサ3
6を搭載したステム37を実装する。回路基板34と副
回路基板35の角度を調整することによって傾斜センサ
ユニット31の他軸誤差を小さくする。
高精度の傾斜角測定を行えるようにする。 【解決手段】 回路基板34をネジ38によって回転自
在にケース本体32内に取り付ける。回路基板34の上
には、軸部43を中心として回転できるようにして副回
路基板35を設け、副回路基板35の上に傾きセンサ3
6を搭載したステム37を実装する。回路基板34と副
回路基板35の角度を調整することによって傾斜センサ
ユニット31の他軸誤差を小さくする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、測定対象物に設置
して測定対象物の傾斜角を計測するための傾斜センサユ
ニットに関する。
して測定対象物の傾斜角を計測するための傾斜センサユ
ニットに関する。
【0002】
【背景技術】図1(a)(b)(c)は従来の傾斜セン
サユニット1の外観を示す平面図、側面図及び正面図で
ある。また、図2は当該傾斜センサユニット1のケース
カバー7を外して内部の構造を表した平面図である。こ
の傾斜センサユニット1では、ステム9内に傾きセンサ
3が搭載されており、回路基板2にこのステム9を実装
し、該回路基板2をほぼ水平にしてケース本体4内に納
めて3本のネジ5によって回路基板2をケース本体4に
固定し、回路基板2に接続されたケーブル6をケース本
体4から外部へ引き出してあり、ケース本体4の上面を
ケースカバー7で覆っている。ケース本体4の両側面に
は、固定用ボス8が設けられており、固定用ボス8に通
したネジ等によって傾斜センサユニット1を測定対象物
に取り付け、測定対象物の傾斜角を傾斜センサユニット
1で計測し、その計測値をケーブル7を通じて出力する
ようになっている。
サユニット1の外観を示す平面図、側面図及び正面図で
ある。また、図2は当該傾斜センサユニット1のケース
カバー7を外して内部の構造を表した平面図である。こ
の傾斜センサユニット1では、ステム9内に傾きセンサ
3が搭載されており、回路基板2にこのステム9を実装
し、該回路基板2をほぼ水平にしてケース本体4内に納
めて3本のネジ5によって回路基板2をケース本体4に
固定し、回路基板2に接続されたケーブル6をケース本
体4から外部へ引き出してあり、ケース本体4の上面を
ケースカバー7で覆っている。ケース本体4の両側面に
は、固定用ボス8が設けられており、固定用ボス8に通
したネジ等によって傾斜センサユニット1を測定対象物
に取り付け、測定対象物の傾斜角を傾斜センサユニット
1で計測し、その計測値をケーブル7を通じて出力する
ようになっている。
【0003】次に、上記傾きセンサ3の構造とその動作
を説明する。図3(a)〜(c)に従来の傾きセンサ3
を示す。図3(a)は傾きセンサ3の正面図、図3
(b)は図3(a)のA1−A1線断面図、図3(c)
は図3(a)のA2−A2線断面図である。この傾きセ
ンサ3にあっては、周枠部14の内周面から延出された
梁部15の先端に重り部16を設けたセンサ本体12の
両面を、固定基板13によって挟み込んだ構造となって
いる。センサ本体12はSi基板などの半導体基板にフ
ォトリソグラフィ等の半導体加工技術を適用することに
よって作製されたものであり、細く延びた梁部15は重
り部16と周枠部14とを弾性結合している。この梁部
15は、傾きセンサ13の厚み方向にのみ弾性変形する
ようになっており、主軸方向(図3にMで表したような
重り部の変位方向を主軸方向ということにする。この従
来例では、主軸方向は傾きセンサ13の厚み方向となっ
ている。)と直交する方向での弾性変形はほぼゼロか、
極めて小さくなっている。
を説明する。図3(a)〜(c)に従来の傾きセンサ3
を示す。図3(a)は傾きセンサ3の正面図、図3
(b)は図3(a)のA1−A1線断面図、図3(c)
は図3(a)のA2−A2線断面図である。この傾きセ
ンサ3にあっては、周枠部14の内周面から延出された
梁部15の先端に重り部16を設けたセンサ本体12の
両面を、固定基板13によって挟み込んだ構造となって
いる。センサ本体12はSi基板などの半導体基板にフ
ォトリソグラフィ等の半導体加工技術を適用することに
よって作製されたものであり、細く延びた梁部15は重
り部16と周枠部14とを弾性結合している。この梁部
15は、傾きセンサ13の厚み方向にのみ弾性変形する
ようになっており、主軸方向(図3にMで表したような
重り部の変位方向を主軸方向ということにする。この従
来例では、主軸方向は傾きセンサ13の厚み方向となっ
ている。)と直交する方向での弾性変形はほぼゼロか、
極めて小さくなっている。
【0004】両固定基板13の内面には、それぞれガラ
ス被膜17が形成されており、ガラス被膜17の上には
重り部16と対向させるようにして静電電極18a、1
8bが設けられている。重り部16は導電性を有してい
るので、重り部16の表面(可動電極)と各静電電極1
8a、18bとの間にはそれぞれ静電容量が形成されて
おり、この静電容量は重り部16と静電電極18a、1
8bとの距離によって変化する。
ス被膜17が形成されており、ガラス被膜17の上には
重り部16と対向させるようにして静電電極18a、1
8bが設けられている。重り部16は導電性を有してい
るので、重り部16の表面(可動電極)と各静電電極1
8a、18bとの間にはそれぞれ静電容量が形成されて
おり、この静電容量は重り部16と静電電極18a、1
8bとの距離によって変化する。
【0005】図3(c)は、傾きセンサ13を水平な測
定面19の上に設置した状態を表しているが、この状態
では、重り部16に加わる重力加速度Gの主軸方向成分
は0である。これに対し、図4に示すように、測定面1
9が水平面に対してθだけ傾斜した場合には、重り部1
6に加わる重力加速度Gの主軸方向成分はGsinθとな
る。この重力加速度Gの主軸方向成分Gsinθにより梁
部15が撓んで屈曲するので、重量加速度Gの主軸方向
成分の変化、すなわち測定面19の傾斜角θの変化が重
り部6の変位量の変化として表れる。
定面19の上に設置した状態を表しているが、この状態
では、重り部16に加わる重力加速度Gの主軸方向成分
は0である。これに対し、図4に示すように、測定面1
9が水平面に対してθだけ傾斜した場合には、重り部1
6に加わる重力加速度Gの主軸方向成分はGsinθとな
る。この重力加速度Gの主軸方向成分Gsinθにより梁
部15が撓んで屈曲するので、重量加速度Gの主軸方向
成分の変化、すなわち測定面19の傾斜角θの変化が重
り部6の変位量の変化として表れる。
【0006】しかして、測定面19が傾いていている
と、その傾斜角θに応じて梁部15が撓んで重り部16
が変位するので、静電容量がそれぞれ変化する。例え
ば、重り部16が静電電極18aに接近し、静電電極1
8bから遠くなると、静電電極18aと重り部16の間
の静電容量が大きくなり、静電電極18bと重り部16
の間の静電容量が小さくなる。
と、その傾斜角θに応じて梁部15が撓んで重り部16
が変位するので、静電容量がそれぞれ変化する。例え
ば、重り部16が静電電極18aに接近し、静電電極1
8bから遠くなると、静電電極18aと重り部16の間
の静電容量が大きくなり、静電電極18bと重り部16
の間の静電容量が小さくなる。
【0007】測定面9の傾斜角θは、図5に示すような
信号処理回路20により傾きセンサ13から取り出され
る。すなわち、このときの静電容量の変化は、差動増幅
回路等を含む集積回路素子21により電圧信号に変換さ
れ、当該信号に基づいて傾きセンサ3が取り付けられて
いる測定面19の傾斜角θが計測される。なお、図5に
示すローパスフィルター(LPF)22は、差動増幅回
路からの出力の高周波成分を遮断するために設けられて
おり、外部衝撃などの高周波振動成分による測定誤差を
除去する。
信号処理回路20により傾きセンサ13から取り出され
る。すなわち、このときの静電容量の変化は、差動増幅
回路等を含む集積回路素子21により電圧信号に変換さ
れ、当該信号に基づいて傾きセンサ3が取り付けられて
いる測定面19の傾斜角θが計測される。なお、図5に
示すローパスフィルター(LPF)22は、差動増幅回
路からの出力の高周波成分を遮断するために設けられて
おり、外部衝撃などの高周波振動成分による測定誤差を
除去する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
傾斜センサユニットでは、組み立て工程において、傾き
センサ等の取付精度や部品寸法ばらつき等の要因によ
り、傾斜センサユニットの主軸方向(予め主軸方向と定
められている方向であって、ハウジングの形状などから
定める。他軸方向も同じ。)と傾きセンサの主軸方向と
の間にずれが発生し、このため傾斜センサユニットに他
軸誤差が発生していた。他軸誤差とは、傾斜センサユニ
ットを非検知方向(=傾斜センサユニットの他軸方向)
に傾斜させたときに傾斜センサユニット出力が変動する
現象(他軸感度)が基になって発生する計測誤差であ
る。この他軸誤差は、傾斜センサユニットを組込んだシ
ステムが誤動作する原因となるものであり、傾きセンサ
3の主軸方向と傾斜センサユニット1の主軸方向とのず
れが大きくなるほど、大きくなる特徴を持つ。
傾斜センサユニットでは、組み立て工程において、傾き
センサ等の取付精度や部品寸法ばらつき等の要因によ
り、傾斜センサユニットの主軸方向(予め主軸方向と定
められている方向であって、ハウジングの形状などから
定める。他軸方向も同じ。)と傾きセンサの主軸方向と
の間にずれが発生し、このため傾斜センサユニットに他
軸誤差が発生していた。他軸誤差とは、傾斜センサユニ
ットを非検知方向(=傾斜センサユニットの他軸方向)
に傾斜させたときに傾斜センサユニット出力が変動する
現象(他軸感度)が基になって発生する計測誤差であ
る。この他軸誤差は、傾斜センサユニットを組込んだシ
ステムが誤動作する原因となるものであり、傾きセンサ
3の主軸方向と傾斜センサユニット1の主軸方向とのず
れが大きくなるほど、大きくなる特徴を持つ。
【0009】図6及び図7(a)(b)(c)は他軸誤
差を説明するための図であって、図6は軸方向x、y、
z;x0、y0、z0の定義を示し、図7(a)(b)
(c)は3つのずれ角α、β、γの定義を示している。
まず、図6により軸方向の定義を説明する。図6に表さ
れている、x、y、zはそれぞれ次のような軸方向を表
している。 x: 傾斜センサユニット1の主軸方向 y: 傾斜センサユニット1の他軸方向 z: 測定面10の法線方向(x方向及びy方向に直
交する方向) また、x0、y0、z0はそれぞれ次のような軸方向を
表している。 x0: 傾きセンサ3の主軸方向 y0: 傾きセンサ3の他軸方向 z0: x0方向及びy0方向に直交する方向 従って、傾きセンサ3が傾斜センサユニット1に正しく
組み込まれている場合には、x軸とx0軸とは一致し、
y軸とy0軸とは一致し、z軸とz0軸とは一致する
が、傾きセンサ3等の部品寸法ばらつきや取り付け誤差
により、これらの軸どうしの間にずれ角が生じる。
差を説明するための図であって、図6は軸方向x、y、
z;x0、y0、z0の定義を示し、図7(a)(b)
(c)は3つのずれ角α、β、γの定義を示している。
まず、図6により軸方向の定義を説明する。図6に表さ
れている、x、y、zはそれぞれ次のような軸方向を表
している。 x: 傾斜センサユニット1の主軸方向 y: 傾斜センサユニット1の他軸方向 z: 測定面10の法線方向(x方向及びy方向に直
交する方向) また、x0、y0、z0はそれぞれ次のような軸方向を
表している。 x0: 傾きセンサ3の主軸方向 y0: 傾きセンサ3の他軸方向 z0: x0方向及びy0方向に直交する方向 従って、傾きセンサ3が傾斜センサユニット1に正しく
組み込まれている場合には、x軸とx0軸とは一致し、
y軸とy0軸とは一致し、z軸とz0軸とは一致する
が、傾きセンサ3等の部品寸法ばらつきや取り付け誤差
により、これらの軸どうしの間にずれ角が生じる。
【0010】ずれ角αは、傾斜センサユニット1を側面
から見た図7(a)に示すように、z−x平面で見たz
軸とz0軸のずれ角を表す。ずれ角βは、傾斜センサユ
ニット1を上面から見た図7(b)に示すように、x−
y平面で見たx軸とx0軸のずれ角を表す。ずれ角γ
は、傾斜センサユニット11を正面から見た図7(c)
に示すように、y−z平面で見たy軸とy0軸のずれ角
を表す。傾きセンサ3が傾斜ユニットに正しく組み込ま
れている場合には、α=β=γ=0となる。
から見た図7(a)に示すように、z−x平面で見たz
軸とz0軸のずれ角を表す。ずれ角βは、傾斜センサユ
ニット1を上面から見た図7(b)に示すように、x−
y平面で見たx軸とx0軸のずれ角を表す。ずれ角γ
は、傾斜センサユニット11を正面から見た図7(c)
に示すように、y−z平面で見たy軸とy0軸のずれ角
を表す。傾きセンサ3が傾斜ユニットに正しく組み込ま
れている場合には、α=β=γ=0となる。
【0011】同様にして、次の表1に示すように、傾
きセンサ3とステム9の間のずれ角をα1、β1、γ1
とし、傾きセンサ3を搭載したステム9と回路基板2
の間のずれ角をα2、β2、γ2とし、傾きセンサ3
を搭載した回路基板2とケース本体4との間のずれ角を
α3、β3、γ3とし、ケース本体4と測定面10と
の間のずれ角をα4、β4、γ4とする。
きセンサ3とステム9の間のずれ角をα1、β1、γ1
とし、傾きセンサ3を搭載したステム9と回路基板2
の間のずれ角をα2、β2、γ2とし、傾きセンサ3
を搭載した回路基板2とケース本体4との間のずれ角を
α3、β3、γ3とし、ケース本体4と測定面10と
の間のずれ角をα4、β4、γ4とする。
【0012】
【表1】
【0013】傾きセンサ3と傾斜センサユニット1との
間のずれ角α、β、γは、上記ずれ角α1〜α3、β1
〜β3、γ1〜γ3の累積として決まるから、傾きセン
サ3やステム9、回路基板2、ケース本体4等の寸法誤
差や取付ばらつきによるずれ角α1、β1、γ1;α
2、β2、γ2;α3、β3、γ3が個々には小さなも
のであっても、その累積としてのずれ角α、β、γは大
きな値となることがある。この結果、傾斜センサユニッ
ト1の他軸方向における傾きが傾きセンサ3で検知さ
れ、他軸誤差となって表れ、計測誤差となるのである。
間のずれ角α、β、γは、上記ずれ角α1〜α3、β1
〜β3、γ1〜γ3の累積として決まるから、傾きセン
サ3やステム9、回路基板2、ケース本体4等の寸法誤
差や取付ばらつきによるずれ角α1、β1、γ1;α
2、β2、γ2;α3、β3、γ3が個々には小さなも
のであっても、その累積としてのずれ角α、β、γは大
きな値となることがある。この結果、傾斜センサユニッ
ト1の他軸方向における傾きが傾きセンサ3で検知さ
れ、他軸誤差となって表れ、計測誤差となるのである。
【0014】なお、傾斜センサユニット1を測定面10
に設置して実際に使用している場合には、傾きセンサ3
と傾斜センサユニット1の間のずれ角α、β、γだけで
なく、ケース本体4と測定面10とのずれ角α4、β
4、γ4も多軸誤差の原因となるが、傾斜センサユニッ
ト1の製造工程では、ずれ角α4、β4、γ4は問題と
することができず、またずれ角α4、β4、γ4は傾斜
センサユニット1そのものの問題ではないので、本発明
においてはずれ角α、β、γによる他軸誤差だけを問題
とする。
に設置して実際に使用している場合には、傾きセンサ3
と傾斜センサユニット1の間のずれ角α、β、γだけで
なく、ケース本体4と測定面10とのずれ角α4、β
4、γ4も多軸誤差の原因となるが、傾斜センサユニッ
ト1の製造工程では、ずれ角α4、β4、γ4は問題と
することができず、またずれ角α4、β4、γ4は傾斜
センサユニット1そのものの問題ではないので、本発明
においてはずれ角α、β、γによる他軸誤差だけを問題
とする。
【0015】
【発明の開示】本発明は、上記の従来例の欠点に鑑みて
なされたものであり、その目的とするところは、傾斜セ
ンサユニットの他軸誤差を小さくし、高精度の傾斜角測
定を行えるようにすることにある。
なされたものであり、その目的とするところは、傾斜セ
ンサユニットの他軸誤差を小さくし、高精度の傾斜角測
定を行えるようにすることにある。
【0016】本発明にかかる第1の傾斜センサユニット
は、傾斜角を検出するための傾きセンサと、当該傾きセ
ンサを搭載した回路基板と、当該回路基板を取り付ける
ハウジングとを備えた傾斜センサユニットであって、前
記ハウジングに対する前記傾きセンサの取付け角度を、
1軸方向の回りで調整可能にするための機構を備えたも
のである。
は、傾斜角を検出するための傾きセンサと、当該傾きセ
ンサを搭載した回路基板と、当該回路基板を取り付ける
ハウジングとを備えた傾斜センサユニットであって、前
記ハウジングに対する前記傾きセンサの取付け角度を、
1軸方向の回りで調整可能にするための機構を備えたも
のである。
【0017】傾きセンサの取付け角度を1軸方向の回り
で調整する態様としては、例えば、傾きセンサを搭載し
た回路基板の取付け角度を、当該回路基板に垂直な軸の
回りで調整できるようにしたものがあり、これにより効
率よく他軸誤差を調整できる。あるいは、傾きセンサを
搭載した回路基板の取付け角度を、当該回路基板と平行
な軸の回りで(特に、回路基板を含む平面に直交し、か
つ、検出軸と平行な面内で回転させることで)調整する
ことにより他軸誤差を効率よく調整できる。
で調整する態様としては、例えば、傾きセンサを搭載し
た回路基板の取付け角度を、当該回路基板に垂直な軸の
回りで調整できるようにしたものがあり、これにより効
率よく他軸誤差を調整できる。あるいは、傾きセンサを
搭載した回路基板の取付け角度を、当該回路基板と平行
な軸の回りで(特に、回路基板を含む平面に直交し、か
つ、検出軸と平行な面内で回転させることで)調整する
ことにより他軸誤差を効率よく調整できる。
【0018】本発明にあっては、ハウジングに対する傾
きセンサの取付け角度を1軸方向の回りで調整可能とし
ているので、傾きセンサの角度を調整することによって
傾きセンサの主軸方向と傾斜センサユニットの主軸方向
とのずれを小さくすることができ、傾斜センサユニット
の他軸誤差を低減することができる。
きセンサの取付け角度を1軸方向の回りで調整可能とし
ているので、傾きセンサの角度を調整することによって
傾きセンサの主軸方向と傾斜センサユニットの主軸方向
とのずれを小さくすることができ、傾斜センサユニット
の他軸誤差を低減することができる。
【0019】本発明にかかる第2の傾斜センサユニット
は、傾きを検出するための傾きセンサと、当該傾きセン
サを搭載した回路基板と、当該回路基板を取り付けるハ
ウジングとを備えた傾斜センサユニットであって、前記
ハウジングに対する前記傾きセンサの取付け角度を、2
軸方向の回りで調整可能にするための機構を備えたもの
である。
は、傾きを検出するための傾きセンサと、当該傾きセン
サを搭載した回路基板と、当該回路基板を取り付けるハ
ウジングとを備えた傾斜センサユニットであって、前記
ハウジングに対する前記傾きセンサの取付け角度を、2
軸方向の回りで調整可能にするための機構を備えたもの
である。
【0020】傾きセンサの取付け角度を2軸方向の回り
で調整する態様としては、例えば、傾きセンサを搭載し
た回路基板の取付け角度を、当該回路基板に垂直な軸の
回りと、当該回路基板と平行な軸の回りとで調整できる
ようにすることが考えられる。
で調整する態様としては、例えば、傾きセンサを搭載し
た回路基板の取付け角度を、当該回路基板に垂直な軸の
回りと、当該回路基板と平行な軸の回りとで調整できる
ようにすることが考えられる。
【0021】本発明にあっては、ハウジングに対する傾
きセンサの取付け角度を2軸方向の回りで調整可能とし
ているので、傾きセンサの角度を調整することによって
傾きセンサの主軸方向と傾斜センサユニットの主軸方向
とを一致させ、あるいはそのずれを小さくすることがで
き、傾斜センサユニットの他軸誤差を解消または低減す
ることができる。
きセンサの取付け角度を2軸方向の回りで調整可能とし
ているので、傾きセンサの角度を調整することによって
傾きセンサの主軸方向と傾斜センサユニットの主軸方向
とを一致させ、あるいはそのずれを小さくすることがで
き、傾斜センサユニットの他軸誤差を解消または低減す
ることができる。
【0022】本発明の一実施形態にあっては、前記傾き
センサからの信号を傾斜角に応じた所望の信号に変換す
るための集積回路素子と、前記傾きセンサとを同一パッ
ケージ内に納めたものであってもよい。このような実施
形態によれば、傾きセンサと集積回路素子とを一体化で
きるので、傾斜センサユニットを小型化することができ
る。
センサからの信号を傾斜角に応じた所望の信号に変換す
るための集積回路素子と、前記傾きセンサとを同一パッ
ケージ内に納めたものであってもよい。このような実施
形態によれば、傾きセンサと集積回路素子とを一体化で
きるので、傾斜センサユニットを小型化することができ
る。
【0023】本発明の別な実施形態にあっては、前記傾
きセンサが、梁部によって重り部を支持し、該梁部の表
面にピエゾ抵抗素子を形成した構造を有するものであっ
て、傾斜角に応じた前記梁部表面の応力変化を、前記ピ
エゾ抵抗素子の抵抗変化として検出するようになってい
てもよい。
きセンサが、梁部によって重り部を支持し、該梁部の表
面にピエゾ抵抗素子を形成した構造を有するものであっ
て、傾斜角に応じた前記梁部表面の応力変化を、前記ピ
エゾ抵抗素子の抵抗変化として検出するようになってい
てもよい。
【0024】また、本発明のさらに別な実施形態にあっ
ては、前記傾きセンサが、梁部によって重り部を支持
し、該重り部と対向させて固定電極を設けた構造を有す
るものであって、傾斜角に応じた前記重り部の変位量
を、前記固定電極と重り部との間の静電容量の変化とし
て検出するようになっていてもよい。
ては、前記傾きセンサが、梁部によって重り部を支持
し、該重り部と対向させて固定電極を設けた構造を有す
るものであって、傾斜角に応じた前記重り部の変位量
を、前記固定電極と重り部との間の静電容量の変化とし
て検出するようになっていてもよい。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明による傾斜センサユニット
は、傾きセンサを搭載した回路基板の傾きを調整できる
ようにしたものであって、傾きセンサの主軸方向と傾斜
センサユニットの主軸方向とを一致させるように傾きセ
ンサが搭載された回路基板の傾き調整を行い、他軸誤差
を小さくするようにしたものである。
は、傾きセンサを搭載した回路基板の傾きを調整できる
ようにしたものであって、傾きセンサの主軸方向と傾斜
センサユニットの主軸方向とを一致させるように傾きセ
ンサが搭載された回路基板の傾き調整を行い、他軸誤差
を小さくするようにしたものである。
【0026】(第1の実施形態)図8(a)(b)
(c)は、本発明の一実施形態による傾斜センサユニッ
ト31の外観を示す平面図、側面図及び正面図である。
また、図9は当該傾斜センサユニット31のケースカバ
ー33を外して内部の構造を表した平面図である。この
傾斜センサユニット31では、上面開口した箱状のケー
ス本体32とケースカバー33によってハウジングが構
成されており、ケース本体32内には回路基板34が水
平に取り付けられている。回路基板34の上には、さら
に副回路基板35が取り付けられており、副回路基板3
5には、傾きセンサ36(例えば、図3に示したような
構造のもの)を搭載したステム37が実装されている。
なお、この傾きセンサ36は、図3に示したようなチッ
プ状の傾きセンサと当該チップ状傾きセンサからの信号
を所望の信号に変換する集積回路素子とを同一ステムで
1パッケージ化したものであってもよい。
(c)は、本発明の一実施形態による傾斜センサユニッ
ト31の外観を示す平面図、側面図及び正面図である。
また、図9は当該傾斜センサユニット31のケースカバ
ー33を外して内部の構造を表した平面図である。この
傾斜センサユニット31では、上面開口した箱状のケー
ス本体32とケースカバー33によってハウジングが構
成されており、ケース本体32内には回路基板34が水
平に取り付けられている。回路基板34の上には、さら
に副回路基板35が取り付けられており、副回路基板3
5には、傾きセンサ36(例えば、図3に示したような
構造のもの)を搭載したステム37が実装されている。
なお、この傾きセンサ36は、図3に示したようなチッ
プ状の傾きセンサと当該チップ状傾きセンサからの信号
を所望の信号に変換する集積回路素子とを同一ステムで
1パッケージ化したものであってもよい。
【0027】図10に示すように、回路基板34は、コ
ーナー部の1箇所にあけられた通孔に通した1本のネジ
38によってケース本体32に止められており、ネジ3
8を中心として回路基板34を含む平面内で回転できる
ようになっている。回路基板34の縁には縦片39が立
設されており、ケース本体32の側壁面の孔に挿通させ
た調整ネジ40は、ケース本体32の側壁面と縦片39
との間に介在させられた圧縮バネ41に挿通され、さら
に縦片39の通孔を貫通して先端にナット42を取り付
けられている。しかして、この調整ねじ40を回すこと
により、回路基板34及び傾きセンサ36のα方向のず
れ角を調整することができる。
ーナー部の1箇所にあけられた通孔に通した1本のネジ
38によってケース本体32に止められており、ネジ3
8を中心として回路基板34を含む平面内で回転できる
ようになっている。回路基板34の縁には縦片39が立
設されており、ケース本体32の側壁面の孔に挿通させ
た調整ネジ40は、ケース本体32の側壁面と縦片39
との間に介在させられた圧縮バネ41に挿通され、さら
に縦片39の通孔を貫通して先端にナット42を取り付
けられている。しかして、この調整ねじ40を回すこと
により、回路基板34及び傾きセンサ36のα方向のず
れ角を調整することができる。
【0028】図11に示すように、副回路基板35は、
回路基板34の表面に設けられた軸部43によって一辺
を回動自在に支持されており、裏面側から回路基板34
の通孔に挿通させたネジ44は、回路基板34と副回路
基板35との間に介在させられた圧縮バネ45に挿通さ
れ、さらに副回路基板35を貫通して先端に調整ナット
46が取り付けられている。しかして、この調整ナット
46を回すことにより、副回路基板35及び傾きセンサ
36のβ方向のずれ角を調整することができる。
回路基板34の表面に設けられた軸部43によって一辺
を回動自在に支持されており、裏面側から回路基板34
の通孔に挿通させたネジ44は、回路基板34と副回路
基板35との間に介在させられた圧縮バネ45に挿通さ
れ、さらに副回路基板35を貫通して先端に調整ナット
46が取り付けられている。しかして、この調整ナット
46を回すことにより、副回路基板35及び傾きセンサ
36のβ方向のずれ角を調整することができる。
【0029】よって、この傾斜センサユニット31にあ
っては、調整ねじ40又は調整ナット46を回すことに
より、ほぼ直交する2軸の回りで傾きセンサ36の傾斜
角を微調整することができ、傾きセンサ36の主軸方向
と傾斜センサユニット31の主軸方向を一致させて他軸
誤差が小さくなるようにすることができる。
っては、調整ねじ40又は調整ナット46を回すことに
より、ほぼ直交する2軸の回りで傾きセンサ36の傾斜
角を微調整することができ、傾きセンサ36の主軸方向
と傾斜センサユニット31の主軸方向を一致させて他軸
誤差が小さくなるようにすることができる。
【0030】副回路基板35と回路基板34とはリード
線47によって接続されており、回路基板34に接続さ
れたケーブル48はケース本体32の溝から外部へ引き
出されている。ケース本体32の両側面には、傾斜セン
サユニット31を測定面にネジ止めするための取付用ボ
ス49が設けられている。
線47によって接続されており、回路基板34に接続さ
れたケーブル48はケース本体32の溝から外部へ引き
出されている。ケース本体32の両側面には、傾斜セン
サユニット31を測定面にネジ止めするための取付用ボ
ス49が設けられている。
【0031】次に、傾斜センサユニット31と傾きセン
サ36との間のずれ角α、β、γと他軸誤差Kとの関係
を定量的に説明する。図12(a)は傾斜センサユニッ
ト31を側面から見た状態であって、ずれ角αの影響を
表している。図12(b)は傾斜センサユニット31を
上面から見た状態であって、ずれ角βの影響を表してい
る。図12(c)は傾斜センサユニット31を正面から
見た状態であって、ずれ角γの影響を表している。な
お、x軸、y軸、z軸、x0軸、y0軸、z0軸、ずれ
角の定義は、背景技術において説明したとおりである。
Gは重力加速度の値(9.80665m/sec2)であ
る。
サ36との間のずれ角α、β、γと他軸誤差Kとの関係
を定量的に説明する。図12(a)は傾斜センサユニッ
ト31を側面から見た状態であって、ずれ角αの影響を
表している。図12(b)は傾斜センサユニット31を
上面から見た状態であって、ずれ角βの影響を表してい
る。図12(c)は傾斜センサユニット31を正面から
見た状態であって、ずれ角γの影響を表している。な
お、x軸、y軸、z軸、x0軸、y0軸、z0軸、ずれ
角の定義は、背景技術において説明したとおりである。
Gは重力加速度の値(9.80665m/sec2)であ
る。
【0032】いま、傾斜センサユニット31が水平に
(傾きのない状態で)設置されている場合を考えると、
ずれ角α=β=γ=0の場合には、傾きセンサ36に加
わる加速度はゼロであるが、ずれ角α、β、γの存在し
ていると、傾きセンサ36に加速度が加わる。傾きセン
サ36の主軸方向に加わる加速度は、各ずれ角からの寄
与を加え合わせたものであるから、傾斜センサユニット
31が水平に設置されているときの加速度a(0)は、
図12(a)(b)(c)から分かるように、次の
(1)式で表される。
(傾きのない状態で)設置されている場合を考えると、
ずれ角α=β=γ=0の場合には、傾きセンサ36に加
わる加速度はゼロであるが、ずれ角α、β、γの存在し
ていると、傾きセンサ36に加速度が加わる。傾きセン
サ36の主軸方向に加わる加速度は、各ずれ角からの寄
与を加え合わせたものであるから、傾斜センサユニット
31が水平に設置されているときの加速度a(0)は、
図12(a)(b)(c)から分かるように、次の
(1)式で表される。
【0033】
【数1】
【0034】次に、傾斜センサユニット31が他軸方向
に(x軸の回りに)θcだけ傾いた場合に、傾きセンサ
36の主軸方向に加わる加速度a(θc)は、上記
(1)式においてγ→γ+θcの置き換えをしたもので
あるから、次の(2)式で表される。
に(x軸の回りに)θcだけ傾いた場合に、傾きセンサ
36の主軸方向に加わる加速度a(θc)は、上記
(1)式においてγ→γ+θcの置き換えをしたもので
あるから、次の(2)式で表される。
【0035】
【数2】
【0036】よって、傾斜センサユニット31が他軸方
向に傾いたときに、傾きセンサ36の主軸方向に加わる
加速度の変化Δa(θc)=a(θc)−a(0)は、次
の(3)式で表される。
向に傾いたときに、傾きセンサ36の主軸方向に加わる
加速度の変化Δa(θc)=a(θc)−a(0)は、次
の(3)式で表される。
【0037】
【数3】
【0038】他軸誤差とは、この加速度の変化Δa(θ
c)が電圧信号として出力されるものであるから、比例
係数をAとすると、α、β、γのずれ角を有する傾斜セ
ンサユニット31の他軸誤差Kは、次の(4)式で表さ
れる。
c)が電圧信号として出力されるものであるから、比例
係数をAとすると、α、β、γのずれ角を有する傾斜セ
ンサユニット31の他軸誤差Kは、次の(4)式で表さ
れる。
【0039】
【数4】
【0040】この他軸誤差Kは、傾斜センサユニット3
1と傾きセンサ36との間にずれがない(ずれ角α=β
=γ=0)場合には、任意の傾きθcに対してK=0と
なるが、ずれ角がゼロでない場合には他軸方向の傾きθ
cが他軸誤差Kとして出力される。つまり、傾斜センサ
ユニット31が、他軸方向に角度θcだけ傾斜すると、
傾斜センサユニット31の出力は、主軸方向の傾斜角は
全く変化していないにもかかわらず、上記(4)式で表
される出力が現れる。この現象を一般に他軸誤差と呼ん
でいる。本発明の傾斜センサユニット31では、調整ネ
ジ40と調整ナット46を操作することにより、この他
軸誤差Kが傾きθcによれずほぼゼロ、あるいは小さく
なるように調整することができる。
1と傾きセンサ36との間にずれがない(ずれ角α=β
=γ=0)場合には、任意の傾きθcに対してK=0と
なるが、ずれ角がゼロでない場合には他軸方向の傾きθ
cが他軸誤差Kとして出力される。つまり、傾斜センサ
ユニット31が、他軸方向に角度θcだけ傾斜すると、
傾斜センサユニット31の出力は、主軸方向の傾斜角は
全く変化していないにもかかわらず、上記(4)式で表
される出力が現れる。この現象を一般に他軸誤差と呼ん
でいる。本発明の傾斜センサユニット31では、調整ネ
ジ40と調整ナット46を操作することにより、この他
軸誤差Kが傾きθcによれずほぼゼロ、あるいは小さく
なるように調整することができる。
【0041】次に示す表2、表3、表4は、主軸方向へ
30°傾斜させたときに1.5Vの出力変化がえられる
傾斜センサユニット31における他軸誤差を上記(4)
式により計算した結果を示している。この場合、回路感
度Aは、Asin30°=1.5Vから、A=3Vとなる。
ここで、表2は、β=0°、γ=0°として、ずれ角α
を+3°〜−3°まで変化させたときの他軸誤差Kを表
している。表3は、α=0°、γ=0°として、ずれ角
βを+3°〜−3°まで変化させたときの他軸誤差Kを
表している。表4は、α=0°、β=0°とし、あるい
はα=1°、β=1°とし、あるいはα=3°、β=−
3°とし、γを+3°〜−3°まで変化させたときの他
軸誤差Kを表している。
30°傾斜させたときに1.5Vの出力変化がえられる
傾斜センサユニット31における他軸誤差を上記(4)
式により計算した結果を示している。この場合、回路感
度Aは、Asin30°=1.5Vから、A=3Vとなる。
ここで、表2は、β=0°、γ=0°として、ずれ角α
を+3°〜−3°まで変化させたときの他軸誤差Kを表
している。表3は、α=0°、γ=0°として、ずれ角
βを+3°〜−3°まで変化させたときの他軸誤差Kを
表している。表4は、α=0°、β=0°とし、あるい
はα=1°、β=1°とし、あるいはα=3°、β=−
3°とし、γを+3°〜−3°まで変化させたときの他
軸誤差Kを表している。
【0042】
【表2】
【0043】
【表3】
【0044】
【表4】
【0045】表2〜表4の結果によれば、ずれ角βの影
響が最も他軸誤差に影響を与えることになるが、γはほ
ぼ他軸誤差に影響を与えないことになる。従って、調整
ネジ40によってずれ角αを調整してx軸方向とx0軸
方向とを一致させ、調整ナット46によってずれ角βを
調整してz軸方向とz0軸方向とを一致させ、ずれ角α
及びβをほぼ0°とすれば、他軸誤差K=0することが
できる。
響が最も他軸誤差に影響を与えることになるが、γはほ
ぼ他軸誤差に影響を与えないことになる。従って、調整
ネジ40によってずれ角αを調整してx軸方向とx0軸
方向とを一致させ、調整ナット46によってずれ角βを
調整してz軸方向とz0軸方向とを一致させ、ずれ角α
及びβをほぼ0°とすれば、他軸誤差K=0することが
できる。
【0046】なお、傾きセンサとしては、直交2軸方向
の傾きを検出することができるものを用いてもよい。ま
た、1軸回りの傾きを検出することができる2台の傾き
センサを検出方向が互いに直交するように配置してあっ
てもよい。
の傾きを検出することができるものを用いてもよい。ま
た、1軸回りの傾きを検出することができる2台の傾き
センサを検出方向が互いに直交するように配置してあっ
てもよい。
【0047】(第2の実施形態)図13は本発明の別な
実施形態による傾斜センサユニット51のケースカバー
を外して内部の構造を表した平面図である。この傾斜セ
ンサユニット51では、ケース本体52内に2枚の回路
基板54、55が隣接して水平に配置されている。一方
の回路基板54には、傾きセンサ56(例えば、図3に
示したような構造のもの)を搭載したステム57が実装
されており、他方の回路基板55には、傾きセンサ58
(例えば、図3に示したような構造のもの)を搭載した
ステム59が実装されており、両傾きセンサ56、58
は傾き検出方向(主軸方向)が互いに直交するように配
置されている。従って、この傾斜センサユニット51
は、直交2方向における傾斜角を検出できるようになっ
ており、水平面内の全方向の傾斜角を測定できる。な
お、この傾きセンサ56、58も、図3に示したような
チップ状の傾きセンサと当該チップ状傾きセンサからの
信号を所望の信号に変換する集積回路素子とを同一ステ
ムで1パッケージ化したものであってもよい。
実施形態による傾斜センサユニット51のケースカバー
を外して内部の構造を表した平面図である。この傾斜セ
ンサユニット51では、ケース本体52内に2枚の回路
基板54、55が隣接して水平に配置されている。一方
の回路基板54には、傾きセンサ56(例えば、図3に
示したような構造のもの)を搭載したステム57が実装
されており、他方の回路基板55には、傾きセンサ58
(例えば、図3に示したような構造のもの)を搭載した
ステム59が実装されており、両傾きセンサ56、58
は傾き検出方向(主軸方向)が互いに直交するように配
置されている。従って、この傾斜センサユニット51
は、直交2方向における傾斜角を検出できるようになっ
ており、水平面内の全方向の傾斜角を測定できる。な
お、この傾きセンサ56、58も、図3に示したような
チップ状の傾きセンサと当該チップ状傾きセンサからの
信号を所望の信号に変換する集積回路素子とを同一ステ
ムで1パッケージ化したものであってもよい。
【0048】図14に示すように、回路基板54は、ケ
ース本体52の底面に設けられた4つのケースガイド部
53の上に載置されており、コーナー部の1箇所にあけ
られた通孔に通したネジ60によってケースガイド部5
3に回動自在に取り付けられており、ケースガイド部5
3に取り付けられたネジ61によって対角方向に位置す
るコーナー部を押圧されている。また、回路基板54に
は調整用の溝64が設けられている。従って、ネジ61
を緩め、調整用の溝64に調整用治具65を挿入し、調
整用治具65を動かすことによって、図15に示すよう
にネジ60を中心として回路基板54と共に傾きセンサ
56を回転させ、傾きセンサ56の主軸を傾斜センサユ
ニット51の一方の主軸方向に合わせて他軸誤差を小さ
くすることができる。調整後は、ネジ61を締め付けて
ネジ61の頭部で回路基板54の縁を抑えることで回路
基板54を固定することができる。
ース本体52の底面に設けられた4つのケースガイド部
53の上に載置されており、コーナー部の1箇所にあけ
られた通孔に通したネジ60によってケースガイド部5
3に回動自在に取り付けられており、ケースガイド部5
3に取り付けられたネジ61によって対角方向に位置す
るコーナー部を押圧されている。また、回路基板54に
は調整用の溝64が設けられている。従って、ネジ61
を緩め、調整用の溝64に調整用治具65を挿入し、調
整用治具65を動かすことによって、図15に示すよう
にネジ60を中心として回路基板54と共に傾きセンサ
56を回転させ、傾きセンサ56の主軸を傾斜センサユ
ニット51の一方の主軸方向に合わせて他軸誤差を小さ
くすることができる。調整後は、ネジ61を締め付けて
ネジ61の頭部で回路基板54の縁を抑えることで回路
基板54を固定することができる。
【0049】同様に、回路基板55も、コーナー部の1
箇所にあけられた通孔に通したネジ62によってケース
ガイド部に回動自在に取り付けられており、ケースガイ
ド部に取り付けられたネジ63によって対角方向に位置
するコーナー部を押圧されている。従って、ネジ63を
緩め、調整用の溝に調整用治具を挿入し、調整用治具を
動かすことによって、図15に示すように、ネジ62を
中心として回路基板55と共に傾きセンサ58を回転さ
せ、傾きセンサ58の主軸を傾斜センサユニット51の
もう一方の主軸方向に合わせて他軸誤差を小さくするこ
とができる。調整後は、ネジ63を締め付けてネジ63
の頭部で回路基板55の縁を抑えることで回路基板55
を固定することができる。
箇所にあけられた通孔に通したネジ62によってケース
ガイド部に回動自在に取り付けられており、ケースガイ
ド部に取り付けられたネジ63によって対角方向に位置
するコーナー部を押圧されている。従って、ネジ63を
緩め、調整用の溝に調整用治具を挿入し、調整用治具を
動かすことによって、図15に示すように、ネジ62を
中心として回路基板55と共に傾きセンサ58を回転さ
せ、傾きセンサ58の主軸を傾斜センサユニット51の
もう一方の主軸方向に合わせて他軸誤差を小さくするこ
とができる。調整後は、ネジ63を締め付けてネジ63
の頭部で回路基板55の縁を抑えることで回路基板55
を固定することができる。
【0050】次に、この傾斜センサユニット51におい
て回路基板54を回転させることによる他軸誤差の調整
方法を説明する。図16(a)(b)に示すように、回路
基板54が傾斜センサユニット51の他軸方向にθcだ
け傾いている場合の他軸感度は、上記(4)式で表され
る。このとき図16(b)に示すようにy軸方向とy0軸
方向とがβだけずれていたとすると、回路基板54をθ
cだけ傾かせたままで回路基板54を回転させ、他軸誤
差が最小となるように調整する。この結果、図16
(c)に示すように、y軸方向とy0軸方向とが平行に
なってずれ角β=0°となるので、他軸誤差は、次の
(5)式となる。
て回路基板54を回転させることによる他軸誤差の調整
方法を説明する。図16(a)(b)に示すように、回路
基板54が傾斜センサユニット51の他軸方向にθcだ
け傾いている場合の他軸感度は、上記(4)式で表され
る。このとき図16(b)に示すようにy軸方向とy0軸
方向とがβだけずれていたとすると、回路基板54をθ
cだけ傾かせたままで回路基板54を回転させ、他軸誤
差が最小となるように調整する。この結果、図16
(c)に示すように、y軸方向とy0軸方向とが平行に
なってずれ角β=0°となるので、他軸誤差は、次の
(5)式となる。
【0051】
【数5】
【0052】この実施形態では示していないが、さらに
ずれ角αを小さくする機構を加えれば、ずれ角α=0°
となるように調整することで、他軸誤差をより小さくす
ることができる。
ずれ角αを小さくする機構を加えれば、ずれ角α=0°
となるように調整することで、他軸誤差をより小さくす
ることができる。
【0053】また、上記実施形態では、静電容量型の傾
斜センサユニットについて説明したが、これ以外にも、
傾きセンサの梁部に埋め込んだピエゾ抵抗素子によって
梁部の応力を計測することにより、傾きを検出するよう
にしたピエゾ抵抗型の傾斜センサユニットであってもよ
い。
斜センサユニットについて説明したが、これ以外にも、
傾きセンサの梁部に埋め込んだピエゾ抵抗素子によって
梁部の応力を計測することにより、傾きを検出するよう
にしたピエゾ抵抗型の傾斜センサユニットであってもよ
い。
【0054】
【発明の効果】本発明にかかる傾斜センサユニットによ
れば、ハウジングに対する傾きセンサの取付け角度を1
軸方向又は2軸方向の回りで調整可能としているので、
傾きセンサの角度を調整することによって傾きセンサの
他軸方向と傾斜センサユニットの他軸方向とのずれを小
さくすることができ、傾斜センサユニットの他軸誤差を
低減することができる。
れば、ハウジングに対する傾きセンサの取付け角度を1
軸方向又は2軸方向の回りで調整可能としているので、
傾きセンサの角度を調整することによって傾きセンサの
他軸方向と傾斜センサユニットの他軸方向とのずれを小
さくすることができ、傾斜センサユニットの他軸誤差を
低減することができる。
【図1】(a)(b)(c)は従来例の傾斜センサユニ
ットを示す平面図、側面図及び正面図である。
ットを示す平面図、側面図及び正面図である。
【図2】同上の傾斜センサユニットの、ケースカバーを
外した状態の平面図である。
外した状態の平面図である。
【図3】(a)は傾きセンサの断面図、(b)は(a)
のA1−A1線断面図、(c)は(a)のA2−A2線
断面図である。
のA1−A1線断面図、(c)は(a)のA2−A2線
断面図である。
【図4】同上の傾きセンサを傾斜した測定面の上に設置
した状態を示す断面図である。
した状態を示す断面図である。
【図5】同上の傾きセンサから測定面の傾斜角を出力す
るための信号処理回路を示す図である。
るための信号処理回路を示す図である。
【図6】x軸、y軸、z軸、x0軸、y0軸、z0軸の
各方向の定義を示す図である。
各方向の定義を示す図である。
【図7】(a)(b)(c)はずれ角α、β、γの定義
を示す図である。
を示す図である。
【図8】(a)(b)(c)は本発明の一実施形態によ
る傾斜センサユニットを示す平面図、側面図及び正面図
である。
る傾斜センサユニットを示す平面図、側面図及び正面図
である。
【図9】同上の傾斜センサユニットの、ケースカバーを
外した状態の平面図である。
外した状態の平面図である。
【図10】図8の傾斜センサユニットにおける、α方向
の他軸誤差を調整する機構を示す図である。
の他軸誤差を調整する機構を示す図である。
【図11】図8の傾斜センサユニットにおける、β方向
の他軸誤差を調整する機構を示す図である。
の他軸誤差を調整する機構を示す図である。
【図12】他軸誤差を表す式を導くために用いた説明図
である。
である。
【図13】本発明の別な実施形態による傾斜センサユニ
ットの、ケースカバーを外した状態の平面図である。
ットの、ケースカバーを外した状態の平面図である。
【図14】同上の傾斜センサユニットにおける、回路基
板の設置状態を示す斜視図である。
板の設置状態を示す斜視図である。
【図15】図13の傾斜センサユニットにおいて、各回
路基板の角度を調整するようすを示す図である。
路基板の角度を調整するようすを示す図である。
【図16】(a)(b)(c)は図13の傾斜センサユ
ニットにおいて、他軸誤差が小さくなるように調整する
様子を示す図である。
ニットにおいて、他軸誤差が小さくなるように調整する
様子を示す図である。
31 傾斜センサユニット 32 ケース本体 34 回路基板 35 副回路基板 36 傾きセンサ 40 調整ネジ 46 調整ナット 51 傾斜センサユニット 52 ケース本体 54、55 回路基板 56 傾きセンサ 58 傾きセンサ
Claims (5)
- 【請求項1】 傾斜角を検出するための傾きセンサと、
当該傾きセンサを搭載した回路基板と、当該回路基板を
取り付けるハウジングとを備えた傾斜センサユニットで
あって、 前記ハウジングに対する前記傾きセンサの取付け角度
を、1軸方向の回りで調整可能にするための機構を備え
たことを特徴とする傾斜センサユニット。 - 【請求項2】 傾きを検出するための傾きセンサと、当
該傾きセンサを搭載した回路基板と、当該回路基板を取
り付けるハウジングとを備えた傾斜センサユニットであ
って、 前記ハウジングに対する前記傾きセンサの取付け角度
を、2軸方向の回りで調整可能にするための機構を備え
たことを特徴とする傾斜センサユニット。 - 【請求項3】 前記傾きセンサからの信号を傾斜角に応
じた所望の信号に変換するための集積回路素子と、前記
傾きセンサとを同一パッケージ内に納めたことを特徴と
する、請求項1又は2に記載の傾斜センサユニット。 - 【請求項4】 前記傾きセンサは、梁部によって重り部
を支持し、該梁部の表面にピエゾ抵抗素子を形成した構
造を有するものであって、 傾斜角に応じた前記梁部表面の応力変化を、前記ピエゾ
抵抗素子の抵抗変化として検出することを特徴とする、
請求項1又は2に記載の傾斜センサユニット。 - 【請求項5】 前記傾きセンサは、梁部によって重り部
を支持し、該重り部と対向させて固定電極を設けた構造
を有するものであって、 傾斜角に応じた前記重り部の変位量を、前記固定電極と
重り部との間の静電容量の変化として検出することを特
徴とする、請求項1又は2に記載の傾斜センサユニッ
ト。
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JP2000131597A JP2001311621A (ja) | 2000-04-28 | 2000-04-28 | 傾斜センサユニット |
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JP2000131597A JP2001311621A (ja) | 2000-04-28 | 2000-04-28 | 傾斜センサユニット |
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