JP2001311368A - 可動ルーバー装置用のルーバー - Google Patents

可動ルーバー装置用のルーバー

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JP2001311368A
JP2001311368A JP2000132247A JP2000132247A JP2001311368A JP 2001311368 A JP2001311368 A JP 2001311368A JP 2000132247 A JP2000132247 A JP 2000132247A JP 2000132247 A JP2000132247 A JP 2000132247A JP 2001311368 A JP2001311368 A JP 2001311368A
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louver
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support arm
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Takashi Nakamura
孝 中村
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Nakamura Co Ltd
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Nakamura Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 板厚を厚くすることなく、ルーバー支持ア
ーム挿入用の切り込み溝がルーバー本体の表面側を突き
抜けるおそれのないルーバーを提供する。 【解決手段】 ルーバー6のルーバー本体6aは、所要
の板厚Tと幅Hと長さとを有する中空帯板状のアルミ押
し出し型材からなり、このルーバー本体6aにはその幅
方向中央部で且つ板厚方向中央部からルーバー本体裏面
側へ偏った位置に、枢支ピン挿入用の軸孔12がルーバ
ー本体長さ方向に貫通形成されていると共に、この軸孔
12を挟んでルーバー本体表面側部分aの肉厚t1がそ
の反対側のルーバー本体裏面側部分bの肉厚t2よりも
厚く形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、面格子やフェンス
等として使用される可動ルーバー装置のルーバーに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】可動ルーバー装置として一般に使用され
る可動ルーバー面格子では、左右縦枠と上下横枠とから
なる面格子周枠内に、例えば横長のルーバーが多段状に
配置されていて、各ルーバーの両端部が左右の両縦枠に
軸支されている。そして、各ルーバーは、ルーバー本体
がアルミ押し出し型材によって所要の板厚と幅と長さと
を有する中空帯板状に形成されていて、このルーバー本
体にはその幅方向中央部で且つ板厚方向中央部に、上記
両縦枠側から軸支用のピンを挿入させるための軸孔がル
ーバー本体長さ方向に貫通形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本願出願人
は、この度、例えば窓開口部等に複数の支柱を配設する
と共に、各支柱にはその長さ方向一定ピッチでルーバー
支持アームを突設しておいて、各支柱のルーバー支持ア
ームにルーバーを軸支するようにした可動ルーバー装置
を提案したが、この可動ルーバー装置では、各ルーバー
の裏面(ルーバーが閉じた時に室内側を向く面)側所要
箇所に、ルーバー支持アームの先端部が挿入可能な切込
溝を開口形成し、この切込溝からアーム先端部をルーバ
ー本体内部の軸孔に挿入させて、この軸孔とアーム先端
部のピン孔とにわたって枢支ピンを挿通させることによ
り、ルーバーをルーバー支持アームに回転自在に軸支す
るようにしている。
【0004】然るに、このようなルーバーにあっては、
従来のルーバー本体のように、枢支ピンを挿入させる軸
孔がルーバー本体の幅方向中央部で且つ板厚方向中央部
に貫通形成されている構造であれば、ルーバー本体の板
厚が予め相当厚く形成されていないと、ルーバー本体の
裏面側から切り込んで形成される切込溝がルーバー本体
の表面(ルーバーが閉じた時に室外側を向く面)側を突
き抜け、又は突き抜ける寸前の状態となり、そうなると
ルーバー本体の表面側に開口部ができて、ルーバー閉鎖
時の外観上の体裁を損なうのみならず、降雨時に雨水が
浸入することになって、きわめて不都合な事態が生ず
る。また、ルーバー本体の板厚を厚く形成すると、それ
だけ重量が重くなり、コストが高くつくことになる。
【0005】本発明は、板厚を特に厚くすることなくし
て、ルーバー支持アーム挿入用の切込溝がルーバー本体
の表面側を突き抜けるおそれのない可動ルーバー装置用
のルーバーを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る可動ルー
バー面格子用ルーバーは、支柱4にその長さ方向一定ピ
ッチで突設したルーバー支持アーム5の先端部5sをル
ーバー本体6aの裏面側に設けた切込溝15に挿入し
て、このアーム先端部5sに枢支ピン14を挿通させる
ことにより、ルーバー6をルーバー支持アーム5に軸支
するようにした可動ルーバー装置用のルーバーであっ
て、ルーバー本体6aが所要の板厚Tと幅Hと長さとを
有する中空帯板状のアルミ押し出し型材からなり、この
ルーバー本体6aにはその幅方向中央部で且つ板厚方向
中央部からルーバー本体裏面側へ偏った位置に、枢支ピ
ン挿入用の軸孔12がルーバー本体長さ方向に貫通形成
されると共に、この軸孔12を挟んでルーバー本体表面
側部分の肉厚t1がルーバー本体裏面側部分よりも厚く
形成されてなることを特徴とする。
【0007】請求項2は、請求項1に記載の可動ルーバ
ー面格子において、ルーバー本体6aにはその幅方向中
央部とその端部とに、枢支ピン挿入用の軸孔12,13
が夫々板厚方向中央部からルーバー本体裏面側へ偏った
位置でルーバー本体長さ方向に貫通形成されていると共
に、各軸孔12,13を挟んでルーバー本体表面側部分
a,a′の肉厚がその反対側のルーバー本体裏面側部分
b,b′の肉厚よりも厚く形成されていることを特徴と
する。
【0008】請求項3に係る可動ルーバー面格子用ルー
バーは、支柱4にその長さ方向一定ピッチで突設したル
ーバー支持アーム5の先端部5sをルーバー本体6aの
裏面側に設けた切込溝15に挿入して、このアーム先端
部5sに枢支ピン14を挿通させることにより、ルーバ
ー6をルーバー支持アーム5に軸支するようにした可動
ルーバー装置用のルーバーであって、ルーバー本体6a
が所要の板厚Tと幅Hと長さとを有する中空帯板状のア
ルミ押し出し型材からなり、このルーバー本体6aには
ルーバー本体裏面側の幅方向中央部から外方へ突出する
突条部30がルーバー本体長さ方向に条設されると共
に、この突条部30に枢支ピン挿入用の軸孔32がその
長さ方向に貫通形成されてなることを特徴とする。
【0009】請求項4は、請求項3に記載の可動ルーバ
ー面格子において、前記ルーバー本体6aの裏面側には
幅方向中央部とその端部とから夫々外方へ突出する突条
部30,31がルーバー本体長さ方向に条設されると共
に、各突条部30,31に枢支ピン挿入用の軸孔32,
33がその長さ方向に貫通形成されてなることを特徴と
する
【0010】
【発明の実施の形態】図1は可動ルーバー面格子として
実施した可動ルーバー装置の正面図であり、図2はその
面格子の概略横断面図、図3は概略縦断面図である。図
4は図1のX−X線拡大断面図、図5は図1のY−Y線
拡大断面図であり、また図6は図4のU−U線拡大断面
図、図7は図4のV−V線拡大断面図、図8は図4のW
−W線拡大断面図である。また、図9はルーバー6の拡
大詳細横断面図である。ここに示す可動ルーバー装置1
は、建物躯体2の窓開口部3の室外側に夫々上下方向に
延びる左右2本の支柱4,4を設け、両支柱4,4には
夫々室外側に突出するルーバー支持アーム5を支柱長さ
方向一定ピッチで多数設け、両支柱4,4相互間で左右
方向に対応する2つの支持アーム5,5ごとにルーバー
6を軸支することによって、多数の横長ルーバー6を上
下多段状に開閉可能に配設したものである。尚、窓開口
部3の室内側には引き戸障子用サッシ7が取り付けられ
ている。
【0011】左右各支柱4は、図4及び図5に示すよう
に、アルミニウム合金の押し出し型材からなる支柱本体
4aと、この支柱本体4aの一隅角部に凹設された凹段
部4oに係嵌される同様な押し出し型材製の押え枠4b
とによって形成される。ルーバー支持アーム5は、図6
に示すように、上下方向に延びる基杆8の一側端部にそ
の長さ方向一定ピッチで一体形成されたもので、各ルー
バー支持アーム5の先端部5sにはピン孔5aが設けら
れている。これらルーバー支持アーム5と基杆8とは金
属板を例えば打ち抜きプレス加工することによって形成
される。尚、基杆8は複数に分割形成される。
【0012】また図4及び図5を参照すると、上記のよ
うに多数のルーバー支持アーム5を形成した基杆8が支
柱本体4aの凹段部4o内に挿入されて、基杆8のビス
孔8aから支柱本体4aにビス9止めされ、この状態で
押え枠4bが凹段部4oに係嵌されて図示のようにな
る。左右各支柱4は、複数の取付金具10により引き戸
障子用サッシ7の室外側突条部7aに取り付けられて、
窓開口部3の室外側定位置に夫々固定される。各取付金
具10は、支柱4にビス11止めされる金具本体10a
と、サッシ7の室外側突条部7aに嵌合される嵌合部1
0bとによって構成される。
【0013】各ルーバー6は、図4〜図9に示されてい
るが、特に図9から分かるように、所要の板厚Tと幅H
と長さ(図1及び図2参照)とを有する中空帯板状のア
ルミ押し出し型材からなるルーバー本体6aを有し、こ
のルーバー本体6aにはその幅H方向中央部で且つ板厚
T方向中央部(その中央線をOで示す)からルーバー本
体裏面側へ一定量eだけ偏った位置に、枢支ピン挿入用
の軸孔12がルーバー本体6a長さ方向に貫通形成され
ていると共に、この軸孔12を挟んでルーバー本体表面
側部分aの肉厚t1がその反対側のルーバー本体裏面側
部分bの肉厚t2よりも十分に厚く、例えば約3倍程度
に形成されている。また、ルーバー本体6aの幅H方向
両端部にも、上記軸孔12と同じく板厚T方向中央部か
らルーバー本体裏面側へ一定量eだけ偏った位置に枢支
ピン挿入用の軸孔13がルーバー本体6a長さ方向に貫
通形成されている。
【0014】しかして、ルーバー本体6aの幅方向中央
部側の軸孔12に枢支ピン14を嵌挿すると共に、この
枢支ピン14を、ルーバー支持アーム先端部5sのピン
孔5aに挿通させることによって、各ルーバー支持アー
ム5の先端部5sにルーバー6が軸支されるようになっ
ている。
【0015】各ルーバー支持アーム5の先端部5sにル
ーバー6を軸支するにあたっては、図5及び図9を参照
すると分かるように、ルーバー本体6aの裏面(ルーバ
ー6が閉じた時に室内側を向く面)側の端部に、ルーバ
ー本体幅方向に延びる切込溝15を、ルーバー本体6a
の表面(ルーバー6が閉じた時に室外側を向く面)側に
貫通しないように形成し、この切込溝15にルーバー支
持アーム5の先端部5sを挿入すると共に、ルーバー本
体6aの中央部側軸孔12に挿入した枢支ピン14を当
該ルーバー支持アーム5の先端部5sのピン孔5aに挿
通し、しかして左右両支柱4,4で左右方向に対応する
2つのルーバー支持アーム5,5ごとに上記のようにル
ーバー6を軸支することにより、多数の横長ルーバー6
が上下多段状に開閉可能に取り付けられる。
【0016】上記切込溝15は、図9の(B)から分か
るように、ルーバー本体6aの裏面側から軸孔12を横
切って厚肉状ルーバー本体表面側部分aに対しその肉厚
t1の半分程度まで食い込むように形成されている。
【0017】図5及び図7に示すように、左右両支柱4
のうち、例えば左側の支柱4に隣接する位置で全てのル
ーバー6の室内側端部どうしがルーバー開閉用連杆16
によって枢支連結され、このルーバー開閉用連杆16と
上記左側の支柱4との間に、このルーバー開閉用連杆1
6を揺動させて各ルーバー6を図7の実線で示す開放位
置と同図の仮想線で示す閉鎖位置とに連動開閉させるル
ーバー開閉リンク機構17が介装されている。
【0018】ルーバー開閉用連杆16にはその一側端
に、多数の(ルーバー6と同じ数の)突片17が前記ル
ーバー支持アーム5の配設間隔と同じ間隔おきに突設さ
れている。しかして、この連杆16によりルーバー本体
6aの室内側端部どうしを枢支連結するには、図5及び
図7に示すように、ルーバー本体6a裏面の室内側端部
に切込溝18を形成し、この切込溝18に突片17を挿
入すると共に、ルーバー本体6aの端部側軸孔13に嵌
挿した枢支ピン19を、当該突片17の先端部に設けて
あるピン孔17aに挿着すればよい。ルーバー本体6a
の室内側端部の切込溝18は、図10に仮想線で示すよ
うな斜線Nから下側部分に形成される。
【0019】ルーバー開閉リンク機構17は、図5及び
図7に示すように、ルーバー開閉用連杆16の所要部に
固定リンク20の一端部を固着して、その他端部を室内
側に突出させ、この固定リンク20の近傍位置で揺動操
作レバー21の一端部を支柱4に枢着し、このレバー2
1の所要部と上記固定リンク20の突出端部とを揺動リ
ンク22によって枢支連結してなるものである。揺動操
作レバー21の遊端部側が図7に示すように右下がりの
状態で、各ルーバー6が全開姿勢にあり、しかしてこの
状態から揺動操作レバー21の遊端部側を同図の仮想線
図示のように右上がり状態に引き上げると、揺動リンク
22及び固定リンク20を介してルーバー開閉用連杆1
6が室外側へ上向きに揺動し、それにより各ルーバー6
はルーバー支持アーム5との枢支部を中心に一斉に回転
して同図の仮想線で示すような全閉姿勢となる。
【0020】ここに示したルーバー開閉リンク機構17
は一例であって、ルーバー開閉用連杆16を揺動させて
各ルーバー6を一斉に連動開閉させるものであれば、ど
うような機構でもよい。上記のようにルーバー開閉用連
杆16とルーバー開閉リンク機構17とを採用すること
によって、ルーバー6を簡単容易に開閉させることがで
きる。また、ルーバー開閉リンク機構17には、図7の
実線で示すようなルーバー6の全開位置、同図の仮想線
で示すような全閉位置、更にこれら全開位置と全閉位置
との中間位置でルーバー6をロックするロック手段を付
設することができる。
【0021】また、図4、図5及び図8に示すように、
左右両支柱4,4の中間部で各ルーバー6の室内側端部
どうしが揺れ止め用連杆23によって枢支連結されてい
る。この揺れ止め用連杆23は、前記ルーバー開閉用連
杆16と同じ構造であって、図8から分かるように揺れ
止め用連杆23にはその一側端に、ルーバー6と同じ数
の突片24が前記ルーバー支持アーム5の配設間隔と同
じ間隔おきに突設されている。この連杆23によりルー
バー6の室内側端部どうしを枢支連結するには、各ルー
バー本体6aの裏面の室内側端部に前記切込溝18と同
様な切込溝25を形成し、この切込溝25に突片24を
挿入すると共に、ルーバー本体6aの端部側軸孔13に
嵌挿した枢支ピン26を、当該突片24の先端部に設け
てあるピン孔に挿着すればよい。
【0022】上記のように、各ルーバー6は、ルーバー
本体6aが所要の板厚Tと幅Hと長さとを有する中空帯
板状のアルミ押し出し型材からなるもので、このルーバ
ー本体6aにはその幅方向中央部で且つ板厚方向中央部
からルーバー本体裏面側へ偏った位置に、枢支ピン14
挿入用の軸孔12がルーバー本体6a長さ方向に貫通形
成されていると共に、この軸孔12を挟んでルーバー本
体表面側部分aの肉厚t1がその反対側のルーバー本体
裏面側部分bの肉厚t2より十分に厚く形成されている
から、ルーバー本体6aの裏面側からルーバー支持アー
ム挿入用の切込溝15を切り込み形成するにあたって、
ルーバー本体6aの表面側を突き抜けるおそれがなく、
そのルーバー本体表面側部分aに対し十分余裕をもって
切り込むことができることになる。従って、ルーバー本
体6aの板厚Tを不必要に厚くすることなく、最小限に
抑えることができ、それによってルーバー本体6aの重
量をできるだけ軽くし、そのコストを安くすることがで
きる。
【0023】また、ルーバー本体6aの幅方向両端部に
は、枢支ピン19挿入用の軸孔13,13が、前記中央
部側軸孔12と同様に夫々板厚T方向中央部からルーバ
ー本体裏面側へ偏った位置でルーバー本体長さ方向に貫
通形成されていると共に、各軸孔13を挟んでルーバー
本体表面側部分a′の肉厚がその反対側のルーバー本体
裏面側部分b′よりも十分に厚く形成されている。従っ
て、各ルーバー本体6aの室内側端部どうしをルーバー
開閉用連杆16によって枢支連結する場合に、ルーバー
本体6aの幅方向両端部にある軸孔13,13のうちの
一方の軸孔13を使用して、連杆16の各突片24をル
ーバー本体6aの室内側端部に軸支することができる。
またこの場合、ルーバー本体6aの裏面側から切込溝1
8を切り込み形成するにあたって、その切込溝18がル
ーバー本体6aの表面側に出ないようにすることができ
るから、外観上の体裁を損なうことがない。各ルーバー
本体6aの室内側端部どうしを揺れ止め用連杆23によ
って枢支連結する場合も、上記ルーバー開閉用連杆16
の場合と同様である。尚、枢支ピン19挿入用の軸孔1
3は、ルーバー本体6aの幅方向一端部にのみ設けても
よい。
【0024】図10は本発明に係る可動ルーバー装置用
ルーバー6の他の実施形態を示し、(A)はルーバー本
体6aの一部を示す斜視図、(B)はその横断面図、
(C)は使用状態図である。これらの図から分かるよう
に、このルーバー本体6aも、所要の板厚Tと幅Hと長
さとを有する中空帯板状のアルミ押し出し型材からなる
もので、このルーバー本体6aにはルーバー本体裏面側
の幅方向中央部とその一端部とから夫々外方へ突出する
突条部30,31が夫々ルーバー本体長さ方向に条設さ
れると共に、これらの突条部30,31には枢支ピン挿
入用の軸孔32,33が突条部30,31の長さ方向に
貫通形成されている。しかして、このルーバー本体6a
の幅方向中央部側の軸孔32に枢支ピン14を嵌挿する
と共に、この枢支ピン14を、ルーバー支持アーム先端
部5sのピン孔5aに挿通させることにより、各ルーバ
ー支持アーム5の先端部5sにルーバー6が軸支され
る。
【0025】各ルーバー支持アーム5の先端部5sにル
ーバー6を軸支するにあたっては、図10の(C)に示
すように、ルーバー本体裏面側の幅方向中央部にある突
条部30に、当該突条部30を横断するような切込溝1
5を形成し、この切込溝15にルーバー支持アーム5の
先端部5sを挿入すると共に、突条部30の軸孔32に
挿入した枢支ピン14をルーバー支持アーム5の先端部
5sのピン孔5aに挿通すればよい。
【0026】また、図7で示したようなルーバー開閉リ
ンク機構を設ける際には、ルーバー開閉用連杆16によ
ってルーバー本体6aの室内側端部どうしを枢支連結す
るために、ルーバー本体裏面側の端部にある突条部31
に、当該突条部31を横断するような切込溝18を形成
し、この切込溝18に連杆16の突片17を挿入すると
共に、突条部31の軸孔33に挿入した枢支ピン19を
突片17のピン孔に挿着すればよい。また、ルーバー本
体6aの室内側端部どうしを揺れ止め用連杆23によっ
て枢支連結する際にも、ルーバー開閉用連杆16の場合
と同様に、突条部31に切込溝25を形成し、この切込
溝25に連杆23の突片24を挿入すると共に、突条部
31の軸孔33に挿入した枢支ピン26を突片24のピ
ン孔に挿着すればよい。
【0027】以上説明した図10に示すようなルーバー
6によれば、ルーバー本体6aにはルーバー本体裏面側
の幅方向中央部に外方へ突出する突条部30がルーバー
本体長さ方向に条設されると共に、この突条部30に枢
支ピン挿入用の軸孔32が突条部30の長さ方向に貫通
形成されたものであるから、ルーバー支持アーム挿入用
切込溝15の切り込み形成が容易となる上、ルーバー本
体6aの板厚Tを十分薄く形成でき、それによってルー
バー本体6aの重量の軽減化とコストの低廉化を期する
ことができる。また、ルーバー開閉用連杆16や揺れ止
め用連杆23によって各ルーバー本体6aの一側端部ど
うしを枢支連結する場合も、切込溝18,25の切り込
み形成が容易となる。
【0028】
【発明の効果】請求項1に係る発明のルーバーによれ
ば、ルーバー本体が中空帯板状のアルミ押し出し型材か
らなり、このルーバー本体にはその幅方向中央部で且つ
板厚方向中央部からルーバー本体裏面側へ偏った位置
に、枢支ピン挿入用の軸孔がルーバー本体長さ方向に貫
通形成されると共に、この軸孔を挟んでルーバー本体表
面側部分の肉厚がルーバー本体裏面側部分よりも厚く形
成されているから、ルーバー本体の裏面側からルーバー
支持アーム挿入用の切込溝を切り込み形成する際に、ル
ーバー本体の表面側を突き抜けるおそれがなく、そのル
ーバー本体表面側部分に対し十分余裕をもって切り込む
ことができることになる。従って、ルーバー本体の板厚
を厚くすることなく、最小限に抑えることができ、それ
によってルーバー本体の重量をできるだけ軽くし、その
コストを安くできる。
【0029】請求項2に係る発明によれば、ルーバー本
体には幅方向中央部と端部とに、枢支ピン挿入用の軸孔
が夫々板厚方向中央部からルーバー本体裏面側へ偏った
位置でルーバー本体長さ方向に貫通形成されていると共
に、各軸孔を挟んでルーバー本体表面側部分の肉厚がル
ーバー本体裏面側部分より厚く形成されているから、各
ルーバー本体の室内側端部どうしをルーバー開閉用連杆
や揺れ止め用連杆によって枢支連結する場合に、上記端
部側軸孔を使用して、ルーバー開閉用連杆や揺れ止め用
連杆の各突片を各ルーバー本体の室内側端部に軸支する
ことができる。そして、ルーバー本体の裏面側から切込
溝を切り込み形成する際に、その切込溝がルーバー本体
の表面側に出ないようにすることができるため、外観上
の体裁を損なうことがない。
【0030】請求項3に係る発明によれば、ルーバー本
体が所要の板厚と幅と長さとを有する中空帯板状のアル
ミ押し出し型材からなるもので、このルーバー本体には
ルーバー本体裏面側の幅方向中央部から外方へ突出する
突条部がルーバー本体長さ方向に条設されると共に、こ
の突条部に枢支ピン挿入用の軸孔がその長さ方向に貫通
形成されているから、ルーバー支持アーム挿入用切込溝
の切り込み形成が容易となる上、ルーバー本体の板厚を
十分薄く形成でき、それによってルーバー本体の重量の
軽減化とコストの低廉化を期することができる。
【0031】請求項4に係る発明によれば、ルーバー本
体の裏面側には幅方向中央部とその端部とから夫々外方
へ突出する突条部がルーバー本体長さ方向に条設される
と共に各突条部に枢支ピン挿入用の軸孔がその長さ方向
に貫通形成されているから、ルーバー開閉用連杆や揺れ
止め用連杆によって各ルーバー本体の一側端部どうしを
枢支連結する場合の切込溝の切り込み形成が容易とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る可動ルーバー装置の一実施形態
を示す正面図である。
【図2】 同上の面格子の概略横断面図である。
【図3】 同上の面格子の概略縦断面図である。
【図4】 図1のX−X線拡大断面図である。
【図5】 図1のY−Y線拡大断面図である。
【図6】 図4のU−U線拡大断面図である。
【図7】 図4のV−V線拡大断面図である。
【図8】 図4のW−W線拡大断面図である。
【図9】 (A)はルーバー本体の拡大詳細横断面図、
(B)はルーバー支持アームに軸支された状態でのルー
バー本体の拡大詳細横断面図である。
【図10】 (A)は本発明によに可動ルーバー装置用
ルーバーの他のルーバーを示す斜視図、(B)はそのル
ーバーの横断面図、(C)はそのルーバーの使用状態図
である。
【符号の説明】
1 可動ルーバー装置 3 窓開口部 4 支柱 5 ルーバー支持アーム 6 ルーバー 6a ルーバー本体 12,13 枢支ピン挿入用の軸孔 14,19,26 枢支ピン 16 ルーバー開閉用連杆 17 ルーバー開閉リンク機構 23 揺れ止め用連杆 30,31 突条 32,33 枢支ピン挿入用の軸孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支柱にその長さ方向一定ピッチで突設し
    たルーバー支持アームの先端部をルーバー本体の裏面側
    に設けた切込溝に挿入して、このアーム先端部に枢支ピ
    ンを挿通させることにより、ルーバーをルーバー支持ア
    ームに軸支するようにした可動ルーバー装置用のルーバ
    ーであって、ルーバー本体が所要の板厚と幅と長さとを
    有する中空帯板状のアルミ押し出し型材からなり、この
    ルーバー本体にはその幅方向中央部で且つ板厚方向中央
    部からルーバー本体裏面側へ偏った位置に、枢支ピン挿
    入用の軸孔がルーバー本体長さ方向に貫通形成されると
    共に、この軸孔を挟んでルーバー本体表面側部分の肉厚
    がルーバー本体裏面側部分よりも厚く形成されてなる可
    動ルーバー装置用のルーバー。
  2. 【請求項2】 前記ルーバー本体には幅方向中央部とそ
    の端部とに、枢支ピン挿入用の軸孔が夫々板厚方向中央
    部からルーバー本体裏面側へ偏った位置でルーバー本体
    長さ方向に貫通形成されていると共に、各軸孔を挟んで
    ルーバー本体表面側部分の肉厚がルーバー本体裏面側部
    分よりも厚く形成されている請求項1に記載の可動ルー
    バー面格子用ルーバー。
  3. 【請求項3】 支柱にその長さ方向一定ピッチで突設し
    たルーバー支持アームの先端部をルーバー本体の裏面側
    に設けた切込溝に挿入して、このアーム先端部に枢支ピ
    ンを挿通させることにより、ルーバーをルーバー支持ア
    ームに軸支するようにした可動ルーバー装置用のルーバ
    ーであって、ルーバー本体が所要の板厚と幅と長さとを
    有する中空帯板状のアルミ押し出し型材からなり、この
    ルーバー本体にはルーバー本体裏面側の幅方向中央部か
    ら外方へ突出する突条部がルーバー本体長さ方向に条設
    されると共に、この突条部に枢支ピン挿入用の軸孔がそ
    の長さ方向に貫通形成されてなる可動ルーバー装置用の
    ルーバー。
  4. 【請求項4】 前記ルーバー本体の裏面側には幅方向中
    央部とその端部とから夫々外方へ突出する突条部がルー
    バー本体長さ方向に条設されると共に、各突条部に枢支
    ピン挿入用の軸孔がその長さ方向に貫通形成されてなる
    請求項3に記載の可動ルーバー装置用のルーバー。
JP2000132247A 2000-05-01 2000-05-01 可動ルーバー装置用のルーバー Withdrawn JP2001311368A (ja)

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