JP2001309321A - 電子透かし埋め込み方法及び装置、電子透かし検出方法及び装置、並びに、ソフトウェア記憶媒体 - Google Patents

電子透かし埋め込み方法及び装置、電子透かし検出方法及び装置、並びに、ソフトウェア記憶媒体

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JP2001309321A
JP2001309321A JP2000120540A JP2000120540A JP2001309321A JP 2001309321 A JP2001309321 A JP 2001309321A JP 2000120540 A JP2000120540 A JP 2000120540A JP 2000120540 A JP2000120540 A JP 2000120540A JP 2001309321 A JP2001309321 A JP 2001309321A
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signal
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Jun Hirai
純 平井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 埋め込むデータ量を適応的に制御すること
で、知覚不能な範囲で電子透かしを埋め込むととも誤り
なく電子透かしを検出する。 【解決手段】 電子透かしの埋め込み装置側では、検出
器側が把握し得る情報、例えば、輝度に合わせて適応的
に埋め込み量を調整して画質の妨害を回避する。例え
ば、テレビ受像機の画面上ではノイズが目立ちにくい1
00IRE付近では埋め込み量を増やし、ノイズが目立
つ30IRE付近では逆に埋め込み量を減らす。他方の
電子透かしの検出器側では、映像信号の状態を把握し、
その状態に応じて検出閾値を動的に調整することで、誤
検出の発生を抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像や音楽などの
コンテンツ中に、ほとんど目に見えない又は耳に聞こえ
ない形で情報を埋め込む電子透かし技術に係り、特に、
知覚不能な範囲で電子透かしを埋め込むとともに誤りな
く電子透かしを検出するための電子透かし技術に関す
る。
【0002】更に詳しくは、本発明は、埋め込むデータ
量を適応的に制御することで、知覚不能な範囲で電子透
かしを埋め込むととも誤りなく電子透かしを検出する電
子透かし技術に係り、特に、電子透かし検出器側におけ
る誤動作と検出速度の双方の要求を満たす電子透かし技
術に関する。
【0003】
【従来の技術】著作権とは、著作物を利用し得る相対的
な排他的独占権であり、いわゆる無体財産権の1つに含
まれる。ここで言う「著作物」とは、思想又は感情を創
作的に表現したものであって、文芸、学術、美術又は音
楽の範囲に属するものを指す。著作権は、例えば、各国
の著作権法や、ベルヌ条約や万国著作権条約などの国際
的な条約で保護されている。例えば、デジタル化された
テキストやコンピュータ・プログラム、デジタル化され
た音楽コンテンツ、映像コンテンツ、番組の放送コンテ
ンツなど各種のメディアも著作物であり、著作権法制下
で適正に保護を受けるべきである。
【0004】著作権者自身においてのみ著作物の利用が
行われるのはごく稀であり、他人が著作権を利用するこ
とに対して著作権者が一定の対価を得て許諾するという
のが一般的である。したがって、著作権の保護を担保す
るためには、他人が勝手に(許可なく)著作物を複製す
るなどの著作物の不正使用を防止する必要がある。
【0005】著作権保護の歴史は15世紀中ごろの印刷
技術の発明に由来すると言われているが、昨今における
電気・電子技術の飛躍的な進歩により著作物の複製が技
術的に容易となってきているので、著作権をめぐる情勢
も刻々と変貌してきている。
【0006】従来は、撮像、記録再生、送信というコン
テンツ制作・流通のほとんどの過程でアナログ信号処理
が行われ、したがって、高価で大規模な装置が使用さ
れ、コンテンツの記録媒体も巨大で且つ高価であった。
このため、コンテンツを保管場所から盗み出して複製を
作成したとしても容易に再生できないため、著作権の無
断使用は事実上困難であった。ところが、最近では、デ
ジタル信号処理技術、データ記録技術、データ送信技術
のいずれもが高度に発達し、コンテンツの記録再生装置
も記録媒体も小型化し、安価な装置上でも極めて良好な
データ処理性能を実現できるようになってきている。略
言すれば、デジタル形式のデータやコンテンツの複製や
改竄は極めて容易であり、著作権侵害の危険に無防備に
さらされているとさえ言える。したがって、著作権法や
その他の法規制を強化するだけでは不充分であり、情報
技術の観点からも著作物の正当な利用を支援し若しくは
不正利用を排除して、著作権の保護を拡充する必要があ
ると思料される。
【0007】デジタル・コンテンツの世界において、不
正コピーに対抗するための1つの手段として「電子透か
し」(Digital Watermarking 又はData Hidingとも言
う)と呼ばれる技術を挙げることができる。電子透かし
とは、画像や音楽などのコンテンツ中に、ほとんど目に
見えない又は耳に聞こえない形で情報を埋め込むことを
意味するが(例えば、「電子透かしを支えるデータ・ハ
イディング技術(上・下)」(日経エレクトロニクス1
997年2月24日号並びに同年3月10日号)を参照
のこと)。電子透かしは、埋め込み先であるホスト信号
の統計的性質を利用して、ホスト信号の一部に元の情報
とは異なる情報を挿入することで実現される。例えば、
著作権情報を電子透かしにより埋め込むことで、後にコ
ンテンツを採取したときに、透かしすなわち著作権情報
を浮き上がらせて、データの流通経路や使用権の有無を
検査することができる。
【0008】暗号化技術を用いた著作権保護も従来から
行われていた。すなわち、コンテンツを暗号化処理して
おけば、コンテンツが不正に複製されてもそのままの状
態では再生することができないので、コンテンツに関す
る著作権を保護することができるという訳である。但
し、暗号化による場合、モニタしたり従来の再生装置上
で再生する場合に暗号を解読しなければならないので、
復元されたコンテンツは再び不正利用の危険にさらされ
る。これに対し、電子透かし技術を適用した場合には、
コンテンツ記録・複製装置が電子透かしに反応して記録
動作を禁止するような仕組みにすることで、無断複製を
排除することができる。また、電子透かしを検出するこ
とで、いつでもコンテンツの原点を証明することができ
る。
【0009】映像や音楽など各種コンテンツや信号に電
子透かしを埋め込む場合、コンテンツを再生したとき
に、挿入した情報が目に見えない、あるいは耳に聞こえ
ないことが重要である。このため、原コンテンツの複雑
度を解析して、視覚的又は聴覚的なマスキング効果(大
振幅の信号によって近傍にある小振幅の信号が見えなく
なってしまう現象)を大きく取れる信号部分に対しては
埋め込み量が増えるように埋め込み量を適応的に制御す
ることが、従来より行われている。例えば、高域成分に
対しては電子透かし信号成分を大きくしても目に見えな
い(又は聞こえない)。また、時間的な変動が激しい信
号部分に電子透かし成分を大きくすることも従来より行
われていた。
【0010】電子透かしによるデータ埋め込み量を増や
すことによって、電子透かし検出時の誤動作は当然少な
くなる。しかしながら、画像には埋め込んだ信号が目に
見えてしまう(音声であれば聞こえてしまう)。
【0011】特に、コンテンツに著作権情報を埋め込ん
で複製制御を行うような場合、複製自由のコンテンツを
複製禁止と誤って制御したりしてしまうと、ユーザは複
製装置の故障と判断してしまうので信頼性が要求され
る。一般には、誤検出の発生率を10-12以下に抑える
ことが技術的に要求されている。
【0012】電子透かしの検出器側においては、繰り返
し特定のパターンに合わせて蓄積することにより映像信
号と電子透かしの弁別を行うが、弁別の閾値を規定し
て、この閾値を越えた部分を検出するようになってい
る。検出閾値が低ければ検出速度は速くなるが誤動作が
増える。逆に、検出閾値を高く設定すると誤動作は減る
が検出速度が低下してしまう。誤動作と検出速度という
双方の要求を満たしつつ、低コストで検出器を構成する
ことが、電子透かし利用上の技術的な課題としてなお残
されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、知覚
不能な範囲で電子透かしを埋め込むととも誤りなく電子
透かしを検出することができる、優れた電子透かし技術
を提供することにある。
【0014】本発明の更なる目的は、埋め込むデータ量
を適応的に制御することで、知覚不能な範囲で電子透か
しを埋め込むとともに誤りなく電子透かしを検出するこ
とができる、優れた電子透かし技術を提供することにあ
る。
【0015】本発明の更なる目的は、電子透かし検出器
側における誤動作と検出速度の双方の要求を満たしつ
つ、低コストで検出器を構成することができる、優れた
電子透かし技術を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を参
酌してなされたものであり、その第1の側面は、映像信
号に電子透かしを埋め込むための電子透かし埋め込み方
法又は装置であって、映像信号に埋め込むべき電子透か
しパターン信号を生成するパターン発生ステップ又はパ
ターン発生部と、映像信号の表示位置に応じて該電子透
かしパターン信号を変調処理する表示位置変調ステップ
又は変調部と、該変調処理された電子透かしパターン信
号を映像信号に埋め込む埋め込みステップ又は埋め込み
部と、を具備することを特徴とする電子透かし埋め込み
方法又は装置である。
【0017】ここで、前記表示位置変調ステップ又は変
調部は、表示画面の周辺部において埋め込み量が大きく
なるように電子透かしパターン信号を変調処理するよう
にしてもよい。あるいは、前記表示位置変調ステップ又
は変調部は、表示画面略中心位置からの距離に応じて埋
め込み量が大きくなるように電子透かしパターン信号を
変調処理するようにしてもよい。
【0018】また、本発明の第2の側面は、映像信号に
電子透かしを埋め込むための電子透かし埋め込み方法又
は装置であって、映像信号に埋め込むべき電子透かしパ
ターン信号を生成するパターン発生ステップ又は発生部
と、映像信号の輝度に応じて該電子透かしパターン信号
を変調処理する輝度適応変調ステップ又は変調部と、該
変調処理された電子透かしパターン信号を映像信号に埋
め込む埋め込みステップ又は埋め込み部と、を具備する
ことを特徴とする電子透かし埋め込み方法又は装置であ
る。
【0019】また、本発明の第3の側面は、映像信号に
電子透かしを埋め込むための電子透かし埋め込み方法又
は装置であって、映像信号に埋め込むべき電子透かしパ
ターン信号を生成するパターン発生ステップ又は発生部
と、該電子透かしパターン信号を変調処理する変調ステ
ップ又は変調部と、該変調処理された電子透かしパター
ン信号を映像信号に埋め込む埋め込みステップ又は埋め
込み部とで構成され、前記変調ステップ又は変調部は下
記の2以上のサブステップ又は手段を含むことを特徴と
する電子透かし埋め込み方法又は装置である。 (a)映像信号の高域空間周波数帯の信号の大きさに応
じて該電子透かしパターン信号を変調処理する高域適応
変調サブステップ又は手段 (b)映像信号の輝度に応じて該電子透かしパターン信
号を変調処理する輝度適応変調サブステップ又は手段 (c)映像信号の表示位置に応じて該電子透かしパター
ン信号を変調処理する表示位置変調サブステップ又は手
【0020】また、本発明の第4の側面は、垂直方向に
走査線を走査して描画される映像信号に電子透かしを埋
め込むための電子透かし埋め込み方法又は装置であっ
て、垂直帰線区間以外の映像信号に埋め込むべき第1の
電子透かしパターン信号を生成する第1の電子透かし生
成ステップ又は生成部と、垂直帰線区間の映像信号に埋
め込むべき第2の電子透かしパターン信号を生成する第
2の電子透かし生成ステップ又は生成部と、第1及び第
2の電子透かしパターン信号を映像信号に埋め込む埋め
込みステップ又は埋め込み部と、を具備することを特徴
とする電子透かし埋め込み方法又は装置である。
【0021】ここで、前記第1の電子透かし生成ステッ
プ又は生成部は、第1の電子透かしパターン信号を変調
するための下記の1以上のサブステップを含んでいても
よい。すなわち、 (a)映像信号の高域空間周波数帯の信号の大きさに応
じて該電子透かしパターン信号を変調処理する高域適応
変調サブステップ又は手段 (b)映像信号の輝度に応じて該電子透かしパターン信
号を変調処理する輝度適応変調サブステップ又は手段 (c)映像信号の表示位置に応じて該電子透かしパター
ン信号を変調処理する表示位置変調サブステップ又は手
【0022】また、前記第1の電子透かし生成ステップ
又は生成部は、画面枠から外れて見えなくなるオーバー
スキャン領域における埋め込み量が大きくなるように第
1の電子透かしパターン信号を変調処理するサブステッ
プ又は手段を含んでいてもよい。
【0023】また、前記第2の電子透かし生成ステップ
又は生成部は、帰線区間のうち他の用途に割り当てられ
ていない走査線に対して埋め込み量が大きくなるように
第2の電子透かしパターン信号を変調処理するサブステ
ップ又は手段を含んでいてもよい。
【0024】また、前記第2の電子透かし生成ステップ
又は生成部では、フロント・ポーチ、バック・ポーチ、
同期信号の各部分において埋め込み量を変化させるよう
に第2の電子透かしパターン信号を変調処理するサブス
テップ又は手段を含んでいてもよい。
【0025】また、本発明の第5の側面は、映像信号に
埋め込まれた電子透かしを検出するための電子透かし検
出方法又は装置であって、映像信号の表示位置に応じて
電子透かし弁別に用いる検出閾値を変調処理する表示位
置変調ステップ又は変調部と、該変調処理された検出閾
値を用いて電子透かしを検出する検出ステップ又は検出
部と、を具備することを特徴とする電子透かし検出方法
又は装置である。
【0026】ここで、前記表示位置変調ステップ又は変
調部は、表示画面の周辺部において埋め込み量が大きく
なるように検出閾値を変調処理するようにしてもよい。
あるいは、前記表示位置変調ステップ又は変調部は、表
示画面略中心位置からの距離に応じて埋め込み量が大き
くなるように検出閾値を変調処理するようにしてもよ
い。
【0027】また、本発明の第6の側面は、映像信号に
埋め込まれた電子透かしを検出するための電子透かし検
出方法又は装置であって、映像信号の輝度に応じて電子
透かし弁別に用いる検出閾値を変調処理する輝度適応変
調ステップ又は変調部と、該変調処理された検出閾値を
用いて電子透かしを検出する検出ステップ又は検出部
と、を具備することを特徴とする電子透かし検出方法又
は装置である。
【0028】また、本発明の第7の側面は、映像信号に
埋め込まれた電子透かしを検出するための電子透かし検
出方法又は装置であって、電子透かし弁別に用いる検出
閾値を変調処理する変調ステップ又は変調部と、該変調
処理された検出閾値を用いて電子透かしを検出する検出
ステップ又は検出部と、で構成され、前記変調ステップ
又は変調部は下記の2以上のサブステップ又は手段を含
むことを特徴とする電子透かし検出方法又は装置であ
る。 (a)映像信号の高域空間周波数帯の信号の大きさに応
じて該検出閾値を変調処理する高域適応変調サブステッ
プ又は手段 (b)映像信号の輝度に応じて該検出閾値を変調処理す
る輝度適応変調サブステップ又は手段 (c)映像信号の表示位置に応じて該検出閾値を変調処
理する表示位置変調サブステップ又は手段
【0029】また、本発明の第8の側面は、垂直方向に
走査線を走査して描画される映像信号に埋め込まれた電
子透かしを検出するための電子透かし検出方法又は装置
であって、垂直帰線区間以外の映像信号に埋め込まれた
第1の電子透かしパターン信号を検出するための第1の
検出閾値を生成する第1の検出閾値生成ステップ又は生
成部と、垂直帰線区間の映像信号に埋め込まれた第2の
電子透かしパターン信号を検出するための第2の検出閾
値を生成する第2の検出閾値生成ステップ又は生成部
と、第1及び第2の検出閾値を用いて映像信号に埋め込
まれた電子透かしを検出する検出ステップ又は検出部
と、を具備することを特徴とする電子透かし検出方法又
は装置である。
【0030】ここで、前記第1の検出閾値生成ステップ
又は生成部は、第1の検出閾値を変調するための下記の
1以上のサブステップ又は手段を含んでいてもよい。す
なわち、 (a)映像信号の高域空間周波数帯の信号の大きさに応
じて第1の検出閾値を変調処理する高域適応変調サブス
テップ又は手段 (b)映像信号の輝度に応じて第1の検出閾値を変調処
理する輝度適応変調サブステップ又は手段 (c)映像信号の表示位置に応じて第1の検出閾値を変
調処理する表示位置変調サブステップ又は手段
【0031】また、前記第1の検出閾値生成ステップ又
は生成部は、画面枠から外れて見えなくなるオーバース
キャン領域における第1の検出閾値が大きくなるように
変調処理するサブステップ又は手段を含んでいてもよ
い。
【0032】また、前記第2の検出閾値生成ステップ又
は生成部は、帰線区間のうち他の用途に割り当てられて
いない走査線に対して第2の検出閾値が大きくなるよう
に変調処理するサブステップ又は手段を含んでいてもよ
い。
【0033】また、前記第2の検出閾値生成ステップ又
は生成部は、フロント・ポーチ、バック・ポーチ、同期
信号の各部分において第2の検出閾値を変化させるよう
にしてもよい。
【0034】また、本発明の第9の側面は、映像信号に
電子透かしを埋め込むための電子透かし埋め込み処理を
コンピュータ・システム上で実行するように記述された
コンピュータ・ソフトウェアをコンピュータ可読形式で
物理的に格納したソフトウェア記憶媒体であって、前記
電子透かし埋め込み処理は、映像信号に埋め込むべき電
子透かしパターン信号を生成するパターン発生ステップ
と、該電子透かしパターン信号を変調処理する変調ステ
ップと、該変調処理された電子透かしパターン信号を映
像信号に埋め込む埋め込みステップとで構成され、前記
変調ステップは下記の2以上のサブステップを含むこと
を特徴とするソフトウェア記憶媒体である。すなわち、 (a)映像信号の高域空間周波数帯の信号の大きさに応
じて該電子透かしパターン信号を変調処理する高域適応
変調サブステップ (b)映像信号の輝度に応じて該電子透かしパターン信
号を変調処理する輝度適応変調サブステップ (c)映像信号の表示位置に応じて該電子透かしパター
ン信号を変調処理する表示位置変調サブステップ
【0035】また、本発明の第10の側面は、垂直方向
に走査線を走査して描画される映像信号に電子透かしを
埋め込むための電子透かし埋め込み処理をコンピュータ
・システム上で実行するように記述されたコンピュータ
・ソフトウェアをコンピュータ可読形式で物理的に格納
したソフトウェア記憶媒体であって、前記電子透かし埋
め込み処理は、垂直帰線区間以外の映像信号に埋め込む
べき第1の電子透かしパターン信号を生成する第1の電
子透かし生成ステップと、垂直帰線区間の映像信号に埋
め込むべき第2の電子透かしパターン信号を生成する第
2の電子透かし生成ステップと、第1及び第2の電子透
かしパターン信号を映像信号に埋め込む埋め込みステッ
プと、を具備することを特徴とするソフトウェア記憶媒
体である。
【0036】また、本発明の第11の側面は、映像信号
に埋め込まれた電子透かしを検出する電子透かし検出処
理をコンピュータ・システム上で実行するように記述さ
れたコンピュータ・ソフトウェアをコンピュータ可読形
式で物理的に格納したソフトウェア記憶媒体であって、
前記電子透かし検出処理は、電子透かし弁別に用いる検
出閾値を変調処理する変調ステップと、該変調処理され
た検出閾値を用いて電子透かしを検出する検出ステップ
と、で構成され、前記変調ステップは下記の2以上のサ
ブステップを含むことを特徴とするソフトウェア記憶媒
体である。すなわち、 (a)映像信号の高域空間周波数帯の信号の大きさに応
じて該検出閾値を変調処理する高域適応変調サブステッ
プ (b)映像信号の輝度に応じて該検出閾値を変調処理す
る輝度適応変調サブステップ (c)映像信号の表示位置に応じて該検出閾値を変調処
理する表示位置変調サブステップ
【0037】また、本発明の第12の側面は、垂直方向
に走査線を走査して描画される映像信号に埋め込まれた
電子透かしを検出するための電子透かし検出処理をコン
ピュータ・システム上で実行するように記述されたコン
ピュータ・ソフトウェアをコンピュータ可読形式で物理
的に格納したソフトウェア記憶媒体であって、前記電子
透かし検出処理は、垂直帰線区間以外の映像信号に埋め
込まれた第1の電子透かしパターン信号を検出するため
の第1の検出閾値を生成する第1の検出閾値生成ステッ
プと、垂直帰線区間の映像信号に埋め込まれた第2の電
子透かしパターン信号を検出するための第2の検出閾値
を生成する第2の検出閾値生成ステップと、第1及び第
2の検出閾値を用いて映像信号に埋め込まれた電子透か
しを検出する検出ステップと、を具備することを特徴と
するソフトウェア記憶媒体である。
【0038】本発明の第9乃至第12の側面に係るソフ
トウェア記憶媒体は、例えば、様々なプログラム・コー
ドを実行可能な汎用コンピュータ・システムに対して、
コンピュータ・ソフトウェアをコンピュータ可読な形式
で提供する媒体である。このような媒体は、例えば、C
D(Compact Disc)やFD(Floppy Disc)、MO(Mag
neto-Optical disc)などの着脱自在で可搬性の記憶媒
体である。あるいは、ネットワーク(ネットワークは無
線、有線の区別を問わない)などの伝送媒体などを経由
してコンピュータ・ソフトウェアを特定のコンピュータ
・システムに提供することも技術的に可能である。
【0039】このようなソフトウェア記憶媒体は、コン
ピュータ・システム上で所定のコンピュータ・ソフトウ
ェアの機能を実現するための、コンピュータ・ソフトウ
ェアと記憶媒体との構造上又は機能上の協働的関係を定
義したものである。換言すれば、本発明の第9乃至第1
2の側面に係るソフトウェア記憶媒体を介して所定のコ
ンピュータ・ソフトウェアをコンピュータ・システムに
インストールすることによって、コンピュータ・システ
ム上では協働的作用が発揮され、本発明の第3、第4、
並びに、第7、第8の各側面に係る情報提供システム又
は方法と同様の作用効果を得ることができる。
【0040】
【作用】本発明は、電子透かしの埋め込み先であるホス
ト信号として映像信号を扱う記録、送信、又は再生装置
などに好適に適用することができる。
【0041】本発明では、電子透かしの埋め込み装置側
では、検出器側が把握し得る情報、例えば、輝度に合わ
せて適応的に埋め込み量を調整するようにした。一般的
に、100IRE付近でノイズが存在しても、テレビ受
像機の画面上では目立ちにくいが、30IRE付近のノ
イズは目立つ。したがって、100IRE付近では電子
透かしの埋め込み量をふやすことができるが、30IR
E付近では逆に埋め込み量を減らすようにする。
【0042】電子透かしのデータ埋め込み量に関して
は、画像の複雑度に応じて埋め込み量を適応的に制御す
ることは一般的に行われていたが、検出器側での埋め込
みデータの検出閾値は固定であった。このため、埋め込
みデータ量の変動に追従できず、誤検出の発生率が増大
するか又は検出速度が低下してしまう。
【0043】これに対し、本発明に係る電子透かし検出
器側では、映像信号の状態を把握して、その状態に応じ
て検出閾値を動的に調整するようにした。したがって、
100IRE不付近ではその埋め込み量に合わせて検出
閾値を設定する。また、30IRE不効くの画像が連続
すると、電子透かしが検出されない状態が続くが、30
IRE付近の埋め込み量に合わせて検出閾値を適正に変
更することで、好適に電子透かしを検出することができ
る。したがって、検出速度を向上させながら、誤検出の
発生を抑制することができる。
【0044】すなわち、本発明によれば、電子透かしの
埋め込み側と検出側とで、映像信号をキーとして埋め込
み量と検出閾値の双方をコントロールするようにした。
この結果、画像への妨害と誤検出の観点から、埋め込み
易い部分と埋め込みにくい部分のそれぞれの部分に対し
て、常に最適なデータ埋め込みを行うことができる訳で
ある。
【0045】従来は、誤検出の特性を維持しようとする
と部分的に電子透かしが見えてしまったり、ある特定の
シーンが続くと長い時間電子透かしが検出できないとい
う事態が発生していた。これに対し、本発明によれば、
映像信号の状態に応じた埋め込みが行われるので、画
質、誤検出、検出率が改善される。
【0046】本発明に係る電子透かし検出器側では、映
像信号に基づいて検出閾値を容易且つ適切にコントロー
ルすることができるので、装置コストに与える影響は少
なくて済む。
【0047】また、映像信号の垂直帰線区間など画像の
有効部分以外を電子透かしの伝送路として利用すること
で、比較的多くのデータを、画質や検出率に影響を与え
ることなく転送することができる。
【0048】本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、
後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳
細な説明によって明らかになるであろう。
【0049】
【発明の実施の形態】本発明は、電子透かしの埋め込み
先であるホスト信号として映像信号を扱う記録、送信、
又は再生装置などに好適に適用することができる。
【0050】本発明者は、特にテレビ受像機の画面に表
示される映像信号に着目して、ホスト信号としての適性
を考察した結果、以下の特徴を見出した。すなわち、
【0051】(1)一般に、高域信号が多いと、マスキ
ング効果(大振幅の信号によって近傍にある小振幅の信
号が見えなくなってしまう現象)により見えにくくなる
ので、埋め込み量を増やすことができる。
【0052】(2)テレビ受像機の画面上では、一般的
に、100IREの輝度付近では感度が低いのでノイズ
が存在しても目立ちにくいが、30IRE付近では感度
が高くノイズは目立つ。
【0053】(3)一般に、人間の注目点は画面の中心
付近に収斂するという心理的な側面がある。このため、
コンテンツ制作現場においても画面の中心付近に重要な
情報を配置する傾向にあり、視聴者はさらに画面中央に
注意が向けられるようになる。したがって、画面の中央
付近には電子透かしの埋め込み量を少なくした方が、視
聴者に気付かれる可能性が小さい。
【0054】(4)製造技術上の観点からは、CRT
(Cathode Ray Tube)のような陰極線型ディスプレイを
組み立てる場合、画面全体に渡ってフォーカスを合わせ
ることは困難であり、通常は、画面中央付近のフォーカ
ス調整に重点が置かれる。言い換えれば、画面中央から
遠ざかり、周辺部に行くほどフォーカスがずれている可
能性が高い。したがって、電子透かしのパターンを細か
く形成したような場合には、画面中央への埋め込み量を
小さく、周辺部に進むほど埋め込み量を多くした方が、
視聴者に気付かれずにより多くの電子透かしを埋め込む
ことができる。
【0055】(5)CRTのように電子銃で表示画面上
をスキャンさせて描画するようなタイプのディスプレイ
の場合、一般にオーバースキャンさせているので、画面
の端縁付近はそもそも画面表示には使用されない(例え
ば総走査線数525本の現行NTSCテレビ放送を通常
のテレビ受像機で受信した場合、垂直方向では約8%の
オーバースキャン(すなわち画面枠から外れて見えない
部分)が生ずる)。したがって、このような画面端縁の
相当する部分への埋め込み量を増やしても、視聴者に気
付かれることはない。
【0056】(6)「透かし」という語義からデータの
埋め込み場所として、画像の有効部分への電子透かしの
埋め込みのみを連想しがちであるが、帰線区間を始めと
して映像信号のいずれの部分にも電子透かしを埋め込む
ことは可能である。著作権保護のため従来の機器でも確
実に伝送されなければならない場合には、キャプチャー
ボードなどで転送されないので、帰線区間の利用は適さ
ない。但し、コンテンツの付随情報や放送中継局間の通
信などの場面においても、電子透かしが有効なデータ転
送方法として考えられる。このような場合、信号内容が
付録と・ポーチ、バック・ポーチ、同期信号(垂直、水
平、前縁、後縁)、バースト信号、VBIなど固定的な
波形が主なので、埋め込み量の適応処理を簡単に行うこ
とができる。また、画像の有効部分でないので、直接的
には画像への妨害が知覚されないので、埋め込み量を大
きくすることができる。
【0057】以上詳記したような考察結果に基づき、本
発明に係る電子透かし埋め込み装置においては、高域空
間周波数の信号の大きさ、輝度、画面の幾何学的な位
置、画像の有効部分又は帰線区間、帰線区間内の波形な
どに対応して、埋め込み量を適応的に変調することにし
た。
【0058】図1には、本発明の実施例に係る電子透か
し埋め込み装置100の構成を模式的に示している。同
図に示すように、この電子透かし埋め込み装置100
は、パターン発生部101と、高域適応変調部102
と、輝度適応変調部103と、周辺部変調部104と、
埋め込み部105とで構成される。
【0059】パターン発生部101は、ホスト信号に書
き込む(例えば足し算する)電子透かし信号を生成す
る。
【0060】高域適応変調部102は、高域信号が多い
とマスキング効果によって埋め込み量を増やすことがで
きるという特性に基づいて、電子透かし信号の変調処理
を行う。より具体的には、入力されるホスト信号の高域
信号成分を解析して、電子透かし信号を適応的に変調処
理する。高域適応変調部102における埋め込み量の変
調特性を図3に示している。同図に示すように、高域空
間周波数帯の信号が大きくなるにつれて埋め込み量を増
大させる。
【0061】輝度適応変調部103は、輝度に応じてテ
レビ受像機の画面上の感度が相違するという特性に基づ
いて、電子透かし信号の変調処理を行う。より具体的に
は、100IREでの付近の信号部分の埋め込み量が大
きくなるとともに、30IRE付近の信号部分の埋め込
み量が小さくなるように、電子透かし信号を適応的に変
調処理する。
【0062】輝度適応変調部103における埋め込み量
の変調特性を図4に示している。同図に示すように、輝
度が大きくなるにつれて埋め込み量を増大させる。ま
た、0IRE付近では黒つぶれで何も見えなくなること
が多いので、同図中の点線で示すように0IRE付近で
は埋め込み量を増やすような補正を行ってもよい。
【0063】周辺部変調部104は、視聴者の注意が画
面中央に収斂する、重要な情報が画面中央に配置され
る、画面中央に重点を置いて画面フォーカスが調整され
るなどの、画面上の幾何学的な位置に関連する特徴に基
づいて、電子透かし信号の変調処理を行う。より具体的
には、画面の周辺(及び端縁)での埋め込み量を大きく
したり、画面の中央部からの距離に応じて徐々に埋め込
み量を増やしていくように、電子透かし信号を適応的に
変調処理する。
【0064】周辺部変調部104における埋め込み量の
変調特性を図5に示している。同図に示すように、画面
の中心部からの距離が大きくなるにつれて埋め込み量を
増大させる。また、画面中心部からの距離がさらに大き
くなり、表示領域の端縁を越えたオーバスキャン領域で
は埋め込み量をさらに増やすことができるので、同図中
の点線で示すように埋め込み量をさらに増やすような補
正を行ってもよい。
【0065】そして、埋め込み部105では、埋め込み
装置100に入力されたホスト信号と、上述のように変
調処理が施された電子透かし信号とを合成(足し算)し
て、電子透かし入りの映像信号を生成して、外部出力す
る。
【0066】電子透かし埋め込み装置100を図1に示
すように構成することで、ホスト信号への埋め込み量を
適応的にコントロールして、視覚的な妨害を減らしなが
ら埋め込み量を大きくすることができる。
【0067】なお、図1に示す例では、3種類の変調部
102、103、104を配置しているが、このうち1
個、又は2個の組み合わせであっても、電子透かしの埋
め込み量を適応的に制御する効果を奏することができ
る、という点を充分理解されたい。埋め込み量を適応的
に制御する結果として、電子透かし検出時における誤動
作防止と検出速度の妥協点を見出すことができる。
【0068】他方、本発明に係る電子透かし検出器にお
いては、高域空間周波数の信号の大きさ、輝度、画面の
幾何学的な位置、画像の有効部分又は帰線区間、帰線区
間内の波形などに対応して、電子透かしを検出する閾値
を適応的に変調することにした。
【0069】図2には、本実施例に係る電子透かし検出
器200の構成を模式的に示している。同図に示すよう
に、この電子透かし検出器200は、高域適応変調部2
01と、輝度適応変調部202と、周辺部変調部203
と、検出部204とで構成される。
【0070】高域適応変調部201は、高域信号が多い
とマスキング効果によって埋め込み量を増やすことがで
きるという特性に基づいて、検出閾値を適応的に変調す
る。高域適応変調部201における検出閾値の変調特性
を図6に示している。同図に示すように、高域空間周波
数帯の信号が大きくなるにつれて検出閾値を増大させ
る。
【0071】また、輝度適応変調部202は、輝度に応
じてテレビ受像機の画面上の感度が相違するという特性
に基づいて、検出閾値を適応的に変調する。より具体的
には、100IREでの付近の信号部分の埋め込み量は
大きくされているとともに、30IRE付近の信号部分
の埋め込み量が小さくされていることを前提として、検
出閾値を適応的に変調処理する。
【0072】輝度適応変調部202における検出閾値の
変調特性を図7に示している。同図に示すように、輝度
が大きくなるにつれて検出閾値を増大させる。また、0
IRE付近では黒つぶれで何も見えなくなり、埋め込み
量が増やされているので(前述)、同図中の点線で示す
ように0IRE付近では検出閾値を増やすような補正を
行ってもよい。
【0073】また、周辺部変調部104は、画面の周辺
(及び端縁)での埋め込み量は大きく、あるいは画面の
中央部からの距離に応じて徐々に埋め込み量が増えてい
るということを前提として、検出閾値を適応的に変調処
理する。
【0074】周辺部変調部203における検出閾値の変
調特性を図8に示している。同図に示すように、画面の
中心部からの距離が大きくなるにつれて埋め込み量を増
大させる。また、画面中心部からの距離がさらに大きく
なり、表示領域の端縁を越えたオーバスキャン領域では
埋め込み量をさらに増やされているので(前述)、同図
中の点線で示すように検出閾値をさらに増やすような補
正を行ってもよい。
【0075】また、図9には、画面上の幾何的な位置情
報に従って変調された検出閾値を表している(但し、検
出閾値の大きさを濃淡で表現しているものとする)。画
面中央から周辺に向かうにつれて検出閾値が徐々に大き
くなっていく様子が理解できるであろう。
【0076】検出部204では、高域適応変調部201
と、輝度適応変調部202と、周辺部変調部203によ
って変調処理された検出閾値を用いて、入力された被検
出信号中から電子透かしを検出する。被検出信号中の埋
め込みパターンと検出器200側のパターンが一致して
いるときに、電子透かしを検出することができる。
【0077】電子透かし検出器200を図2に示すよう
に構成することで、電子透かしを検出するための検出閾
値を適応的にコントロールして、誤検出を好適に防止す
ることができる。すなわち、検出閾値を適応的に制御す
る結果として、電子透かし検出時における誤動作防止と
検出速度の妥協点を見出すことができる。
【0078】なお、図2に示す例では、3種類の変調部
201、202、203を配置しているが、いずれの変
調部を使用すべきかは、被検出信号に埋め込まれた電子
透かし信号に対していずれの変調処理が施されたかに応
じて決定することができる。
【0079】図10には、本発明の第2の実施例に係る
電子透かし埋め込み装置100−2の構成を模式的に示
している。同図に示すように、この電子透かし埋め込み
装置100−2は、同期分離部111と、パターン発生
部112と、高域適応変調部113と、輝度適応変調部
114と、周辺部変調部115と、正負変調部116
と、加算部117とで構成される。
【0080】この電子透かし埋め込み装置100−2
は、電子透かしを埋め込む対象であるホスト信号とし
て、例えばテレビ放送などに使用される映像信号を入力
する。映像信号は、一般に、垂直帰線区間が同期的に挿
入されている。
【0081】同期分離部111は、入力された映像信号
を同期的に分離する。また、パターン発生部112は、
「電子透かしの鍵」に相当するパターンを発生する。
【0082】高域適応変調部113は、高域信号が多い
とマスキング効果によって埋め込み量を増やすことがで
きるという特性に基づいて(前述)、パターンの変調処
理を行う。
【0083】輝度適応変調部114は、輝度に応じてテ
レビ受像機の画面上の感度が相違するという特性に基づ
いて(前述)、パターンの変調処理を行う。
【0084】周辺部変調部115は、視聴者の注意が画
面中央に収斂する、重要な情報が画面中央に配置され
る、画面中央に重点を置いて画面フォーカスが調整され
るなどの、画面上の幾何学的な位置に関連する特徴に基
づいて(前述)、パターンの変調処理を行う。
【0085】正負変調部116は、変調処理が施された
パターンを用いて電子透かしにのせる情報をエンコード
して、埋め込むべき電子透かし情報を生成する。
【0086】そして、加算部117では、埋め込み装置
100−2に入力された映像信号と、上述のように変調
処理が施された電子透かし信号とを合成(足し算)し
て、電子透かし入りの映像信号を生成して、外部出力す
る。
【0087】電子透かし埋め込み装置100−2を図1
0に示すように構成することで、ホスト信号への埋め込
み量を適応的にコントロールして、視覚的な妨害を減ら
しながら埋め込み量を大きくすることができる。但し、
図10に示す例では、3種類の変調部113、114、
115を配置しているが、このうち1個、又は2個の組
み合わせであっても、電子透かしの埋め込み量を適応的
に制御する効果を奏することができる、という点を充分
理解されたい。
【0088】図11には、図10に示す電子透かし埋め
込み装置100−2によって電子透かしが埋め込まれた
映像信号から電子透かしを検出する検出器200の検出
部204−2の構成を示している。この検出部204−
2は、図2に示す電子透かし検出器200内において検
出部204として配置されるが、同期分離部211と、
パターン発生部212と、和接合部213と、積分器2
14と、決定部215とで構成される。
【0089】同期分離部211は、入力された被検出信
号を同期的に分離する。また、パターン発生部212
は、検出した電子透かしに相当するパターンを発生す
る。そして、和接合部213は、被検出信号とパターン
とを和接合する。
【0090】さらに積分器214は、被検出信号を積分
する。決定部215は、高域適応変調部201、輝度適
応変調部202、周辺部変調部203(前述)によって
変調(すなわちシフト)された検出閾値を用いて電子透
かしを検出する。すなわち、被検出信号中に挿入された
パターンと検出部204−2が持つパターンとが一致し
ているときに電子透かしの検出が可能になる。
【0091】映像信号中の垂直帰線区間は、走査線が画
面の一番下に到達してから一番上まで復帰するための期
間であり、言い換えれば画面の描画には使用されない映
像信号の「隙間」であり、データすなわち電子透かしを
埋め込むことができる。例えば、総走査線数525をイ
ンターレース走査するNTSC(National Television
System Committee)方式の場合、1〜21番、並びに、
264〜284番の走査線が垂直帰線期間に相当する。
【0092】図12には、映像信号の帰線区間を利用し
て電子透かしを埋め込むように構成された、本発明の第
3の実施例に係る電子透かし埋め込み装置100−3の
構成を模式的に示している。同図に示すように、この電
子透かし埋め込み装置100−2は、同期分離部121
と、第1のパターン発生部122と、高域適応変調部1
23と、輝度適応変調部124と、周辺部変調部125
と、第1の正負変調部126と、加算部127と、第2
のパターン発生部129と、帰線区間、波形変調部13
0と、第2の正負変調部131とで構成される。
【0093】同期分離部121は、入力された映像信号
を同期的に分離する。また、第1のパターン発生部12
2は、垂直帰線区間以外(すなわち画像有効部分)の信
号中に電子透かしを挿入するために使用するパターンを
発生する。
【0094】高域適応変調部123は、高域信号が多い
とマスキング効果によって埋め込み量を増やすことがで
きるという特性に基づいて(前述)、パターンの変調処
理を行う。また、輝度適応変調部124は、輝度に応じ
てテレビ受像機の画面上の感度が相違するという特性に
基づいて(前述)、パターンの変調処理を行う。また、
周辺部変調部125は、視聴者の注意が画面中央に収斂
し、重要な情報が画面中央に配置され、画面中央に重点
を置いて画面フォーカスが調整されるなどの、画面上の
幾何学的な位置に関連する特徴に基づいて(前述)、パ
ターンの変調処理を行う。
【0095】第1の正負変調部126は、変調処理が施
されたパターンを用いて、垂直帰線区間以外(すなわち
画像の有効部分)において電子透かしにのせる情報をエ
ンコードして、埋め込むべき電子透かし情報を生成す
る。
【0096】また、第2のパターン発生部129は、垂
直帰線区間の信号中に電子透かしを挿入するために使用
するパターンを発生する。
【0097】帰線区間、波形変調部130は、映像信号
中の垂直帰線区間は信号の「隙間」に相当し、埋め込み
量を増やすことができるという特徴に基づいて(前
述)、パターンの変調処理を行う。例えば、垂直帰線区
間において、フロント・ポーチ、バック・ポーチ、同期
信号の各部分で埋め込み量を変化させることができる。
【0098】第2の正負変調部131は、変調処理が施
されたパターンを用いて、垂直帰線区間において電子透
かしにのせる情報をエンコードして、埋め込むべき電子
透かし情報を生成する。
【0099】そして、加算部127では、埋め込み装置
100−3に入力された映像信号のうち、垂直帰線区間
以外(すなわち画像有効部分)については第1の正負変
調部126が出力する電子透かし信号とを合成(足し
算)するとともに、垂直帰線期間については第2の正負
変調部131が出力する電子透かし信号と合成して、電
子透かし入りの映像信号を生成して、外部出力する。
【0100】電子透かし埋め込み装置100−3を図1
2に示すように構成することで、映像信号が垂直帰線区
間か否かに応じて埋め込み量を適応的にコントロールす
ることができ、この結果、視覚的な妨害を減らしながら
埋め込み量を大きくすることができる。例えば、垂直帰
線区間において電子透かしを埋め込む際に、フロント・
ポーチ周辺、バック・ポーチ周辺、同期信号の各部分で
埋め込み量を変化させることができる。
【0101】図13には、図12に示す電子透かし埋め
込み装置100−3によって映像信号の垂直帰線区間に
埋め込まれた電子透かしを検出することができる検出器
250の構成を示している。
【0102】図13に示すように、検出器250は、同
期分離部251と、帰線区間、波形、係数部252と、
検出部253とで構成される。
【0103】同期分離部251は入力された被検出信号
を分離する。また、帰線区間、波形、係数部252は、
帰線区間における波形に基づいて係数を生成する。そし
て、検出部253では、帰線区間における波形に応答し
てシフトした検出閾値を用いて、被検出信号中から電子
透かしを検出する。被検出信号中の埋め込みパターンと
検出器側のパターンが一致しているときに、電子透かし
を検出することができる。
【0104】なお、映像信号の垂直帰線区間以外(すな
わち画像の有効部分)に埋め込まれた電子透かしに関し
ては、例えば、図2に示す検出器200(但し、図11
に示す検出部204−2を使用する)で検出することが
できる。
【0105】画像の有効部分の電子透かし検出と垂直帰
線区間の電子透かし検出を独立に行うことができるの
で、一方の検出器を他方の検出器に従属するような形態
で実装してもよいし、あるいは、各検出器を並設しても
よい。あるいは、画像の有効部分の電子透かし検出時と
垂直帰線区間の電子透かし検出時とで検出閾値やパター
ンを変更するなどして、単一の検出器を用いて双方の電
子透かしを検出するようにしてもよい。
【0106】また、画像の有効部分と垂直帰線区間と
で、電子透かし検出のためのパターンを共通にしてもよ
いし、両者の目的や機能が相違するので異なるパターン
を使用してもよい。但し、埋め込み側と検出側とで同じ
パターンを用いないと電子透かしを検出できないことは
言うまでもない。
【0107】図14には、図13に示した検出器250
内の検出部253の詳細な構成について図解している。
同図に示すように、この検出部253は、同期分離部2
61と、パターン発生部262と、和接合部263と、
積分器264と、決定部265とで構成される。
【0108】同期分離部261は、入力された被検出信
号を同期的に分離する。また、パターン発生部262
は、検出した電子透かしに相当するパターンを発生す
る。そして、和接合部263は、被検出信号とパターン
とを和接合する。
【0109】さらに積分器264は、被検出信号を積分
する。決定部265は、高域適応変調部201、輝度適
応変調部202、周辺部変調部203(前述)によって
変調(すなわちシフト)された検出閾値を用いて電子透
かしを検出する。
【0110】このような検出部253の構成によれば、
垂直帰線区間を利用して埋め込まれた電子透かしを好適
に検出することができる。また、フロント・ポーチ周
辺、バック・ポーチ周辺、同期信号の各部分で埋め込み
量を変化させた場合であっても、被検出信号中から電子
透かしを検出することが可能である。
【0111】最後に、垂直帰線区間内において電子透か
しを挿入することができる場所について説明する。図1
5には総走査線数525をインターレース走査するNT
SC方式における走査線1〜21番の垂直帰線期間を示
し、また、図16には同方式における走査線264〜2
84番の垂直帰線期間を示している。
【0112】例えば、水平同期信号の周辺を避けて、ペ
デスタル部分をゲートにして電子透かし信号を挿入する
ことができる。図17及び図18には、走査線1〜3
番、並びに、10〜11番に、ペデスタル部分をゲート
にして電子透かしを挿入した様子を拡大してそれぞれ図
解している。
【0113】これらの走査線区間は画像ではないので、
比較的大きな振幅で電子透かしを挿入することができ
る。但し、従来のビデオ機器で問題にならない振幅レベ
ルを選択するべきである。
【0114】また、水平同期信号の周辺を避けて、ペデ
スタル部分及び同期信号部分をゲートにして電子透かし
信号を挿入することができる。図19及び図20には、
走査線1〜3番、並びに、10〜11番に、ペデスタル
部分及び同期信号部分をゲートにして電子透かしを挿入
した様子を拡大してそれぞれ図解している。
【0115】これらの走査線区間は画像ではないので、
比較的大きな振幅で電子透かしを挿入することができ
る。但し、従来のビデオ機器で問題にならない振幅レベ
ルを選択するべきである。
【0116】文字放送など、VBIを伝送する部分に電
子透かしを挿入することを避けるか、又は、方式やレベ
ルを切り換えて挿入する方法もある。
【0117】同期信号の前縁並びに後縁部分は、同期信
号との干渉を起こし易いので、電子透かしの挿入を避け
た方がよい。但し、後縁の方は、時間軸情報を使用する
場合が少なく、比較的安全なので、前縁よりも大きな振
幅の電子透かしを挿入することができる。
【0118】[追補]以上、特定の実施例を参照しなが
ら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発
明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施例の修正や
代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示とい
う形態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈
されるべきではない。本発明の要旨を判断するために
は、冒頭に記載した特許請求の範囲の欄を参酌すべきで
ある。
【0119】
【発明の効果】以上詳記したように、本発明によれば、
知覚不能な範囲で電子透かしを埋め込むととも誤りなく
電子透かしを検出することができる、優れた電子透かし
技術を提供することができる。
【0120】また、本発明によれば、埋め込むデータ量
を適応的に制御することで、知覚不能な範囲で電子透か
しを埋め込むとともに誤りなく電子透かしを検出するこ
とができる、優れた電子透かし技術を提供することがで
きる。
【0121】また、本発明によれば、電子透かし検出器
側における誤動作と検出速度の双方の要求を満たしつ
つ、低コストで検出器を構成することができる、優れた
電子透かし技術を提供することができる。
【0122】本発明によれば、電子透かしの埋め込み側
と検出側とで、映像信号をキーとして埋め込み量と検出
閾値の双方をコントロールするようにした。この結果、
画像への妨害と誤検出の観点から、埋め込み易い部分と
埋め込みにくい部分のそれぞれの部分に対して、常に最
適なデータ埋め込みを行うことができる。
【0123】従来は、誤検出の特性を維持しようとする
と部分的に電子透かしが見えてしまったり、ある特定の
シーンが続くと長い時間電子透かしが検出できないとい
う自体が発生していた。これに対し、本発明によれば、
映像信号の状態に応じた埋め込みが行われるので、画
質、誤検出、検出率が改善される。
【0124】本発明に係る電子透かし検出器側では、映
像信号に基づいて検出閾値を容易且つ適切にコントロー
ルすることができるので、装置コストに与える影響は少
なくて済む。
【0125】また、映像信号の帰線区間を電子透かしの
伝送路として利用することで、比較的多くのデータを、
画質や検出率に影響を与えることなく転送することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る電子透かし埋め込み装置
100の構成を模式的に示した図である。
【図2】本発明の実施例に係る電子透かし検出器200
の構成を模式的に示した図である。
【図3】高域適応変調部102における埋め込み量の変
調特性を示した図である。
【図4】輝度適応変調部103における埋め込み量の変
調特性を示した図である。
【図5】周辺部変調部104における埋め込み量の変調
特性を示した図である。
【図6】高域適応変調部201における検出閾値の変調
特性を示した図である。
【図7】輝度適応変調部202における検出閾値の変調
特性を示した図である。
【図8】周辺部変調部203における検出閾値の変調特
性を示した図である。
【図9】画面上の幾何的な位置情報に従って検出閾値が
変調されている様子を示した図である。
【図10】本発明の第2の実施例に係る電子透かし埋め
込み装置100−2の構成を模式的に示した図である。
【図11】図10に示す電子透かし埋め込み装置100
−2によって電子透かしが埋め込まれた映像信号から電
子透かしを検出する検出器の検出部204−2の構成を
示した図である。
【図12】本発明の第3の実施例に係る電子透かし埋め
込み装置100−3の構成を模式的に示した図である。
【図13】図12に示す電子透かし埋め込み装置100
−3によって映像信号の垂直帰線区間に埋め込まれた電
子透かしを検出することができる検出器253の構成を
示した図である。
【図14】図13に示した検出器250内の検出部25
3の構成を示した図である。
【図15】垂直帰線期間(走査線番号1〜21番)の映
像信号を示した図である。
【図16】垂直帰線期間(走査線番号264〜284
番)の映像信号を示した図である。
【図17】映像信号の走査線1〜3番において、水平同
期信号の周辺を避けてペデスタル部分をゲートにして電
子透かし信号を挿入した様子を拡大して示した図であ
る。
【図18】映像信号の走査線10〜11番において、水
平同期信号の周辺を避けてペデスタル部分をゲートにし
て電子透かし信号を挿入した様子を拡大して示した図で
ある。
【図19】映像信号の走査線1〜3番において、水平同
期信号の周辺を避けてペデスタル部分及び同期信号部分
をゲートにして電子透かし信号を挿入した様子を拡大し
て示した図である。
【図20】映像信号の走査線10〜11番において、水
平同期信号の周辺を避けてペデスタル部分及び同期信号
部分をゲートにして電子透かし信号を挿入した様子を拡
大して示した図である。
【符号の説明】
100…電子透かし埋め込み装置 101…パターン発生部,102…高域適応変調部 103…輝度適応変調部,104…周辺部変調部 105…埋め込み部 200…電子透かし検出部 201…高域適応変調部,202…輝度適応変調部 203…周辺部変調部,204…検出部

Claims (45)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】映像信号に電子透かしを埋め込むための電
    子透かし埋め込み方法であって、 映像信号に埋め込むべき電子透かしパターン信号を生成
    するパターン発生ステップと、 映像信号の表示位置に応じて該電子透かしパターン信号
    を変調処理する表示位置変調ステップと、 該変調処理された電子透かしパターン信号を映像信号に
    埋め込む埋め込みステップと、を具備することを特徴と
    する電子透かし埋め込み方法。
  2. 【請求項2】前記表示位置変調ステップは、表示画面の
    周辺部において埋め込み量が大きくなるように電子透か
    しパターン信号を変調処理することを特徴とする請求項
    1に記載の電子透かし埋め込み方法。
  3. 【請求項3】前記表示位置変調ステップは、表示画面略
    中心位置からの距離に応じて埋め込み量が大きくなるよ
    うに電子透かしパターン信号を変調処理することを特徴
    とする請求項1に記載の電子透かし埋め込み方法。
  4. 【請求項4】映像信号に電子透かしを埋め込むための電
    子透かし埋め込み方法であって、 映像信号に埋め込むべき電子透かしパターン信号を生成
    するパターン発生ステップと、 映像信号の輝度に応じて該電子透かしパターン信号を変
    調処理する輝度適応変調ステップと、 該変調処理された電子透かしパターン信号を映像信号に
    埋め込む埋め込みステップと、 を具備することを特徴とする電子透かし埋め込み方法。
  5. 【請求項5】映像信号に電子透かしを埋め込むための電
    子透かし埋め込み方法であって、 映像信号に埋め込むべき電子透かしパターン信号を生成
    するパターン発生ステップと、 該電子透かしパターン信号を変調処理する変調ステップ
    と、 該変調処理された電子透かしパターン信号を映像信号に
    埋め込む埋め込みステップと、で構成され、前記変調ス
    テップは下記の2以上のサブステップを含むことを特徴
    とする電子透かし埋め込み方法。 (a)映像信号の高域空間周波数帯の信号の大きさに応
    じて該電子透かしパターン信号を変調処理する高域適応
    変調サブステップ (b)映像信号の輝度に応じて該電子透かしパターン信
    号を変調処理する輝度適応変調サブステップ (c)映像信号の表示位置に応じて該電子透かしパター
    ン信号を変調処理する表示位置変調サブステップ
  6. 【請求項6】垂直方向に走査線を走査して描画される映
    像信号に電子透かしを埋め込むための電子透かし埋め込
    み方法であって、 垂直帰線区間以外の映像信号に埋め込むべき第1の電子
    透かしパターン信号を生成する第1の電子透かし生成ス
    テップと、 垂直帰線区間の映像信号に埋め込むべき第2の電子透か
    しパターン信号を生成する第2の電子透かし生成ステッ
    プと、 第1及び第2の電子透かしパターン信号を映像信号に埋
    め込む埋め込みステップと、を具備することを特徴とす
    る電子透かし埋め込み方法。
  7. 【請求項7】前記第1の電子透かし生成ステップは、第
    1の電子透かしパターン信号を変調するための下記の1
    以上のサブステップを含むことを特徴とする請求項6に
    記載の電子透かし埋め込み方法。 (a)映像信号の高域空間周波数帯の信号の大きさに応
    じて該電子透かしパターン信号を変調処理する高域適応
    変調サブステップ (b)映像信号の輝度に応じて該電子透かしパターン信
    号を変調処理する輝度適応変調サブステップ (c)映像信号の表示位置に応じて該電子透かしパター
    ン信号を変調処理する表示位置変調サブステップ
  8. 【請求項8】前記第1の電子透かし生成ステップでは、
    画面枠から外れて見えなくなるオーバースキャン領域に
    おける埋め込み量が大きくなるように第1の電子透かし
    パターン信号を変調処理するサブステップを含むことを
    特徴とする請求項6に記載の電子透かし埋め込み方法。
  9. 【請求項9】前記第2の電子透かし生成ステップでは、
    帰線区間のうち他の用途に割り当てられていない走査線
    に対して埋め込み量が大きくなるように第2の電子透か
    しパターン信号を変調処理するサブステップを含むこと
    を特徴とする請求項6に記載の電子透かし埋め込み方
    法。
  10. 【請求項10】前記第2の電子透かし生成ステップで
    は、フロント・ポーチ、バック・ポーチ、同期信号の各
    部分において埋め込み量を変化させるように第2の電子
    透かしパターン信号を変調処理するサブステップを含む
    ことを特徴とする請求項6に記載の電子透かし埋め込み
    方法。
  11. 【請求項11】映像信号に電子透かしを埋め込むための
    電子透かし埋め込み装置であって、 映像信号に埋め込むべき電子透かしパターン信号を生成
    するパターン発生部と、 映像信号の表示位置に応じて該電子透かしパターン信号
    を変調処理する表示位置変調部と、 該変調処理された電子透かしパターン信号を映像信号に
    埋め込む埋め込み部と、を具備することを特徴とする電
    子透かし埋め込み装置。
  12. 【請求項12】前記表示位置変調部は、表示画面の周辺
    部において埋め込み量が大きくなるように電子透かしパ
    ターン信号を変調処理することを特徴とする請求項11
    に記載の電子透かし埋め込み装置。
  13. 【請求項13】前記表示位置変調部は、表示画面略中心
    位置からの距離に応じて埋め込み量が大きくなるように
    電子透かしパターン信号を変調処理することを特徴とす
    る請求項11に記載の電子透かし埋め込み装置。
  14. 【請求項14】映像信号に電子透かしを埋め込むための
    電子透かし埋め込み装置であって、 映像信号に埋め込むべき電子透かしパターン信号を生成
    するパターン発生部と、 映像信号の輝度に応じて該電子透かしパターン信号を変
    調処理する輝度適応変調部と、 該変調処理された電子透かしパターン信号を映像信号に
    埋め込む埋め込み部と、を具備することを特徴とする電
    子透かし埋め込み装置。
  15. 【請求項15】映像信号に電子透かしを埋め込む電子透
    かし埋め込み装置であって、 映像信号に埋め込むべき電子透かしパターン信号を生成
    するパターン発生部と、 該電子透かしパターン信号を変調処理する変調部と、 該変調処理された電子透かしパターン信号を映像信号に
    埋め込む埋め込み部と、で構成され、前記変調部は下記
    の2以上の手段を含むことを特徴とする電子透かし埋め
    込み装置。 (a)映像信号の高域空間周波数帯の信号の大きさに応
    じて該電子透かしパターン信号を変調処理する高域適応
    変調手段 (b)映像信号の輝度に応じて該電子透かしパターン信
    号を変調処理する輝度適応変調手段 (c)映像信号の表示位置に応じて該電子透かしパター
    ン信号を変調処理する表示位置変調手段
  16. 【請求項16】垂直方向に走査線を走査して描画される
    映像信号に電子透かしを埋め込むための電子透かし埋め
    込み装置であって、 垂直帰線区間以外の映像信号に埋め込むべき第1の電子
    透かしパターン信号を生成する第1の電子透かし生成部
    と、 垂直帰線区間の映像信号に埋め込むべき第2の電子透か
    しパターン信号を生成する第2の電子透かし生成部と、 第1及び第2の電子透かしパターン信号を映像信号に埋
    め込む埋め込み部と、を具備することを特徴とする電子
    透かし埋め込み装置。
  17. 【請求項17】前記第1の電子透かし生成部は、第1の
    電子透かしパターン信号を変調するための下記の1以上
    の手段を含むことを特徴とする請求項16に記載の電子
    透かし埋め込み装置。 (a)映像信号の高域空間周波数帯の信号の大きさに応
    じて該電子透かしパターン信号を変調処理する高域適応
    変調手段 (b)映像信号の輝度に応じて該電子透かしパターン信
    号を変調処理する輝度適応変調手段 (c)映像信号の表示位置に応じて該電子透かしパター
    ン信号を変調処理する表示位置変調手段
  18. 【請求項18】前記第1の電子透かし生成部は、画面枠
    から外れて見えなくなるオーバースキャン領域における
    埋め込み量が大きくなるように第1の電子透かしパター
    ン信号を変調処理する手段を含むことを特徴とする請求
    項16に記載の電子透かし埋め込み装置。
  19. 【請求項19】前記第2の電子透かし生成部は、帰線区
    間のうち他の用途に割り当てられていない走査線に対し
    て埋め込み量が大きくなるように第2の電子透かしパタ
    ーン信号を変調処理する手段を含むことを特徴とする請
    求項ぬ6に記載の電子透かし埋め込み装置。
  20. 【請求項20】前記第2の電子透かし生成部では、フロ
    ント・ポーチ、バック・ポーチ、同期信号の各部分にお
    いて埋め込み量を変化させるように第2の電子透かしパ
    ターン信号を変調処理する手段を含むことを特徴とする
    請求項16に記載の電子透かし埋め込み装置。
  21. 【請求項21】映像信号に埋め込まれた電子透かしを検
    出するための電子透かし検出方法であって、 映像信号の表示位置に応じて電子透かし弁別に用いる検
    出閾値を変調処理する表示位置変調ステップと、 該変調処理された検出閾値を用いて電子透かしを検出す
    る検出ステップと、を具備することを特徴とする電子透
    かし検出方法。
  22. 【請求項22】前記表示位置変調ステップは、表示画面
    の周辺部において埋め込み量が大きくなるように検出閾
    値を変調処理することを特徴とする請求項21に記載の
    電子透かし検出方法。
  23. 【請求項23】前記表示位置変調ステップは、表示画面
    略中心位置からの距離に応じて埋め込み量が大きくなる
    ように検出閾値を変調処理することを特徴とする請求項
    21に記載の電子透かし検出方法。
  24. 【請求項24】映像信号に埋め込まれた電子透かしを検
    出するための電子透かし検出方法であって、 映像信号の輝度に応じて電子透かし弁別に用いる検出閾
    値を変調処理する輝度適応変調ステップと、 該変調処理された検出閾値を用いて電子透かしを検出す
    る検出ステップと、を具備することを特徴とする電子透
    かし検出方法。
  25. 【請求項25】映像信号に埋め込まれた電子透かしを検
    出するための電子透かし検出方法であって、 電子透かし弁別に用いる検出閾値を変調処理する変調ス
    テップと、 該変調処理された検出閾値を用いて電子透かしを検出す
    る検出ステップと、で構成され、前記変調ステップは下
    記の2以上のサブステップを含むことを特徴とする電子
    透かし検出方法。 (a)映像信号の高域空間周波数帯の信号の大きさに応
    じて該検出閾値を変調処理する高域適応変調サブステッ
    プ (b)映像信号の輝度に応じて該検出閾値を変調処理す
    る輝度適応変調サブステップ (c)映像信号の表示位置に応じて該検出閾値を変調処
    理する表示位置変調サブステップ
  26. 【請求項26】垂直方向に走査線を走査して描画される
    映像信号に埋め込まれた電子透かしを検出するための電
    子透かし検出方法であって、 垂直帰線区間以外の映像信号に埋め込まれた第1の電子
    透かしパターン信号を検出するための第1の検出閾値を
    生成する第1の検出閾値生成ステップと、 垂直帰線区間の映像信号に埋め込まれた第2の電子透か
    しパターン信号を検出するための第2の検出閾値を生成
    する第2の検出閾値生成ステップと、 第1及び第2の検出閾値を用いて映像信号に埋め込まれ
    た電子透かしを検出する検出ステップと、を具備するこ
    とを特徴とする電子透かし検出方法。
  27. 【請求項27】前記第1の検出閾値生成ステップは、第
    1の検出閾値を変調するための下記の1以上のサブステ
    ップを含むことを特徴とする請求項26に記載の電子透
    かし検出方法。 (a)映像信号の高域空間周波数帯の信号の大きさに応
    じて第1の検出閾値を変調処理する高域適応変調サブス
    テップ (b)映像信号の輝度に応じて第1の検出閾値を変調処
    理する輝度適応変調サブステップ (c)映像信号の表示位置に応じて第1の検出閾値を変
    調処理する表示位置変調サブステップ
  28. 【請求項28】前記第1の検出閾値生成ステップでは、
    画面枠から外れて見えなくなるオーバースキャン領域に
    おける第1の検出閾値が大きくなるように変調処理する
    サブステップを含むことを特徴とする請求項26に記載
    の電子透かし検出方法。
  29. 【請求項29】前記第2の検出閾値生成ステップでは、
    帰線区間のうち他の用途に割り当てられていない走査線
    に対して第2の検出閾値が大きくなるように変調処理す
    るサブステップを含むことを特徴とする請求項26に記
    載の電子透かし検出方法。
  30. 【請求項30】前記第2の検出閾値生成ステップでは、
    フロント・ポーチ、バック・ポーチ、同期信号の各部分
    において第2の検出閾値を変化させることを特徴とする
    請求項26に記載の電子透かし検出方法。
  31. 【請求項31】映像信号に埋め込まれた電子透かしを検
    出するための電子透かし検出装置であって、 映像信号の表示位置に応じて電子透かし弁別に用いる検
    出閾値を変調処理する表示位置変調部と、 該変調処理された検出閾値を用いて電子透かしを検出す
    る検出部と、を具備することを特徴とする電子透かし検
    出装置。
  32. 【請求項32】前記表示位置変調部は、表示画面の周辺
    部において埋め込み量が大きくなるように検出閾値を変
    調処理することを特徴とする請求項31に記載の電子透
    かし検出装置。
  33. 【請求項33】前記表示位置変調部は、表示画面略中心
    位置からの距離に応じて埋め込み量が大きくなるように
    検出閾値を変調処理することを特徴とする請求項31に
    記載の電子透かし検出装置。
  34. 【請求項34】映像信号に埋め込まれた電子透かしを検
    出するための電子透かし検出装置であって、 映像信号の輝度に応じて電子透かし弁別に用いる検出閾
    値を変調処理する輝度適応変調部と、 該変調処理された検出閾値を用いて電子透かしを検出す
    る検出部と、を具備することを特徴とする電子透かし検
    出装置。
  35. 【請求項35】映像信号に埋め込まれた電子透かしを検
    出するための電子透かし検出装置であって、 電子透かし弁別に用いる検出閾値を変調処理する変調部
    と、 該変調処理された検出閾値を用いて電子透かしを検出す
    る検出部と、で構成され、前記変調部は下記の2以上の
    手段を含むことを特徴とする電子透かし検出方法。 (a)映像信号の高域空間周波数帯の信号の大きさに応
    じて該検出閾値を変調処理する高域適応変調手段 (b)映像信号の輝度に応じて該検出閾値を変調処理す
    る輝度適応変調手段 (c)映像信号の表示位置に応じて該検出閾値を変調処
    理する表示位置変調手段
  36. 【請求項36】垂直方向に走査線を走査して描画される
    映像信号に埋め込まれた電子透かしを検出するための電
    子透かし検出装置であって、 垂直帰線区間以外の映像信号に埋め込まれた第1の電子
    透かしパターン信号を検出するための第1の検出閾値を
    生成する第1の検出閾値生成部と、 垂直帰線区間の映像信号に埋め込まれた第2の電子透か
    しパターン信号を検出するための第2の検出閾値を生成
    する第2の検出閾値生成部と、 第1及び第2の検出閾値を用いて映像信号に埋め込まれ
    た電子透かしを検出する検出部と、を具備することを特
    徴とする電子透かし検出装置。
  37. 【請求項37】前記第1の検出閾値生成部は、第1の検
    出閾値を変調するための下記の1以上の手段を含むこと
    を特徴とする請求項36に記載の電子透かし検出装置。 (a)映像信号の高域空間周波数帯の信号の大きさに応
    じて第1の検出閾値を変調処理する高域適応変調手段 (b)映像信号の輝度に応じて第1の検出閾値を変調処
    理する輝度適応変調手段 (c)映像信号の表示位置に応じて第1の検出閾値を変
    調処理する表示位置変調手段
  38. 【請求項38】前記第1の検出閾値生成部は、画面枠か
    ら外れて見えなくなるオーバースキャン領域における第
    1の検出閾値が大きくなるように変調処理する手段を含
    むことを特徴とする請求項36に記載の電子透かし検出
    装置。
  39. 【請求項39】前記第2の検出閾値生成部は、帰線区間
    のうち他の用途に割り当てられていない走査線に対して
    第2の検出閾値が大きくなるように変調処理する手段を
    含むことを特徴とする請求項36に記載の電子透かし検
    出装置。
  40. 【請求項40】前記第2の検出閾値生成部は、フロント
    ・ポーチ、バック・ポーチ、同期信号の各部分において
    第2の検出閾値を変化させることを特徴とする請求項3
    6に記載の電子透かし検出装置。
  41. 【請求項41】前記検出部は、垂直帰線区間の映像信号
    又は垂直帰線機関以外の映像信号のいずれにおいて電子
    透かしを検出するかに応じて、検出閾値及び/又は検出
    パターンを変更することを特徴とする請求項36に記載
    の電子透かし検出装置。
  42. 【請求項42】映像信号に電子透かしを埋め込むための
    電子透かし埋め込み処理をコンピュータ・システム上で
    実行するように記述されたコンピュータ・ソフトウェア
    をコンピュータ可読形式で物理的に格納したソフトウェ
    ア記憶媒体であって、前記電子透かし埋め込み処理は、
    映像信号に埋め込むべき電子透かしパターン信号を生成
    するパターン発生ステップと、該電子透かしパターン信
    号を変調処理する変調ステップと、該変調処理された電
    子透かしパターン信号を映像信号に埋め込む埋め込みス
    テップとで構成され、前記変調ステップは下記の2以上
    のサブステップを含むことを特徴とするソフトウェア記
    憶媒体。 (a)映像信号の高域空間周波数帯の信号の大きさに応
    じて該電子透かしパターン信号を変調処理する高域適応
    変調サブステップ (b)映像信号の輝度に応じて該電子透かしパターン信
    号を変調処理する輝度適応変調サブステップ (c)映像信号の表示位置に応じて該電子透かしパター
    ン信号を変調処理する表示位置変調サブステップ
  43. 【請求項43】垂直方向に走査線を走査して描画される
    映像信号に電子透かしを埋め込むための電子透かし埋め
    込み処理をコンピュータ・システム上で実行するように
    記述されたコンピュータ・ソフトウェアをコンピュータ
    可読形式で物理的に格納したソフトウェア記憶媒体であ
    って、前記電子透かし埋め込み処理は、 垂直帰線区間以外の映像信号に埋め込むべき第1の電子
    透かしパターン信号を生成する第1の電子透かし生成ス
    テップと、 垂直帰線区間の映像信号に埋め込むべき第2の電子透か
    しパターン信号を生成する第2の電子透かし生成ステッ
    プと、 第1及び第2の電子透かしパターン信号を映像信号に埋
    め込む埋め込みステップと、を具備することを特徴とす
    るソフトウェア記憶媒体。
  44. 【請求項44】映像信号に埋め込まれた電子透かしを検
    出する電子透かし検出処理をコンピュータ・システム上
    で実行するように記述されたコンピュータ・ソフトウェ
    アをコンピュータ可読形式で物理的に格納したソフトウ
    ェア記憶媒体であって、前記電子透かし検出処理は、 電子透かし弁別に用いる検出閾値を変調処理する変調ス
    テップと、 該変調処理された検出閾値を用いて電子透かしを検出す
    る検出ステップと、で構成され、前記変調ステップは下
    記の2以上のサブステップを含むことを特徴とするソフ
    トウェア記憶媒体。 (a)映像信号の高域空間周波数帯の信号の大きさに応
    じて該検出閾値を変調処理する高域適応変調サブステッ
    プ (b)映像信号の輝度に応じて該検出閾値を変調処理す
    る輝度適応変調サブステップ (c)映像信号の表示位置に応じて該検出閾値を変調処
    理する表示位置変調サブステップ
  45. 【請求項45】垂直方向に走査線を走査して描画される
    映像信号に埋め込まれた電子透かしを検出するための電
    子透かし検出処理をコンピュータ・システム上で実行す
    るように記述されたコンピュータ・ソフトウェアをコン
    ピュータ可読形式で物理的に格納したソフトウェア記憶
    媒体であって、前記電子透かし検出処理は、 垂直帰線区間以外の映像信号に埋め込まれた第1の電子
    透かしパターン信号を検出するための第1の検出閾値を
    生成する第1の検出閾値生成ステップと、 垂直帰線区間の映像信号に埋め込まれた第2の電子透か
    しパターン信号を検出するための第2の検出閾値を生成
    する第2の検出閾値生成ステップと、 第1及び第2の検出閾値を用いて映像信号に埋め込まれ
    た電子透かしを検出する検出ステップと、を具備するこ
    とを特徴とするソフトウェア記憶媒体。
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