JP2001307191A - 自動販売機システム - Google Patents

自動販売機システム

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JP2001307191A
JP2001307191A JP2000126041A JP2000126041A JP2001307191A JP 2001307191 A JP2001307191 A JP 2001307191A JP 2000126041 A JP2000126041 A JP 2000126041A JP 2000126041 A JP2000126041 A JP 2000126041A JP 2001307191 A JP2001307191 A JP 2001307191A
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Japan
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vending machine
product
unit
message
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Nobuo Nakayama
信男 中山
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 他の自動販売機に対して差別化を図ることで
収益性を高めた自動販売機システムを提供すること。 【解決手段】 所定金額の金銭が投入された状態で、登
録ボタン121が操作された場合、自動販売機110は
伝言メッセージの登録を受け付ける。また、呼び出しボ
タン122が操作された場合、自動販売機110は登録
されている伝言メッセージの呼び出しをおこなう。この
登録・呼び出しは、マイク126aおよびスピーカ12
6bを備えた受話器126によっておこなう。この登
録、呼び出しの際には、文字キー123を用いて、識別
コードを入力することで、伝言メッセージを呼び出すこ
とのできる者を制限することができる。登録されたメッ
セージは、別途用意された自動販売機管理装置において
登録保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、メッセージ等の
情報を伝達する機能を有する情報処理装置と組み合わせ
て使用される自動販売機を備えた自動販売機システムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】電話は、現在最も主要な通信手段であ
る。駅前など人の往来の多い場所には、公衆電話が必ず
設けられており、主要な社会基盤の一部をなしている。
この公衆電話は、一般的には、個々の電話機ごとに通話
料金の精算機構を備えており、投入されたコインの真贋
判定、コインの収容等をおこなうようになっている。ま
た、テレホンカードの読み取り装置を備え、テレホンカ
ードによる通話料金の決済をおこなうようになってい
る。
【0003】また、同様に街角の各所に設置され、主要
な社会基盤の一部をなすものとして、自動販売機があ
る。自動販売機は、金銭の投入および商品の選択という
一連の操作に応じて、選択された商品(たとえば飲料、
たばこ)を販売するものである。商品購入の手軽さや管
理の容易さ、わずかな設置面積、販売に要する人件費の
削減等の理由により、各地に数多く普及するに至ってい
る。また、その種類も様々なタイプが開発されている。
【0004】ところで、自動販売機自体は、無人で稼働
するものではあるが、商品の補充等はサービス要員がお
こなう必要がある。この場合、街角に設置された自動販
売機のすべてについて実際に定期的に巡回した上で、不
足している商品の補充、故障の有無を確認しなければな
らず、管理が面倒であった。そのため、最近ではこのよ
うな保守管理面での負担を少なくするべく、通信機能を
備えた自動販売機が開発されている。このような通信機
能を備えた自動販売機は、商品残量、釣り銭残高、故障
の有無等の情報を自動的に送信してくるため、サービス
要員はこの送られてきた情報に基づいて効率的に保守管
理をおこなうことができる。このようなネットワークを
介した複数の自動販売機の販売情報の収集や保守管理を
おこなう技術としては、たとえば、特開平6−4745
号公報や特開平10−124585号公報に開示されて
いるものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した公衆電話に
は、現在、以下のような問題があった。公衆電話は、近
年の携帯電話の普及に伴って、その多くが利用頻度が下
がりつつある。なかには採算面で成立しなくなった公衆
電話も出始めている。公衆電話がいかに社会基盤の一部
を構成する重要な設備であるとはいえ、経済的に見合わ
なくなったものを維持してゆくことは困難である。この
ため、公衆電話は、次第にその設置箇所、設置個数が減
少しはじめているのが現状である。
【0006】しかしながら、国民のすべてが携帯電話を
所有しているわけではない。また、携帯電話を所有して
いるからといって、常にこれを携帯しているわけではな
い。このため、公衆電話の減少は、一般市民に不便さを
強いるものであり、徐々に社会的な問題となりつつあっ
た。
【0007】また、自動販売機にも以下のような問題が
あった。上述した利点によって、自動販売機は、現在、
過剰なまでに増えている。このため、自動販売機1台当
たりの売上高は伸び悩みがちであった。売り上げを伸ば
すためには、他の自動販売機との差別化を図ることが重
要である。しかし、自動販売機はいずれもその基本構成
が同じであり、商品の販売を促進させる上で他の自動販
売機と差別化を図ることが困難であった。同様な商品の
販売をおこなう自動販売機間において、どの自動販売機
で商品を購入するかは、もっぱら利用者側の趣向に委ね
られていた。このため、他の自動販売機との差別化をは
かり、より収益性を高めた新たな自動販売機が求められ
ていた。
【0008】この発明は、上記に鑑みてなされたもので
あって、メッセージ等の情報を伝達する機能を備えるこ
とで、利便性および収益性を高めた自動販売機を備えた
自動販売機システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願発明者は、上記問題
を解決するべく様々な観点から検討を行った結果、公衆
電話として必要な構成の多くを自動販売機が備えてお
り、これを活用することで、これまで公衆電話が果たし
てきた社会基盤設備としての役割を代替し得ることに気
づいた。また、自動販売機についても、このような公衆
電話に類する機能を付与することで、新たな収益源とす
ることができることに気づいた。また、自動販売機とし
ての活用範囲も広がることに気づいた。本発明はこのよ
うな観点からなされたものである。
【0010】上述の目的を達成するために、請求項1に
かかる発明は、情報を登録可能に構成された情報処理装
置と、その情報処理装置と組み合わせて使用される自動
販売機とを備えた自動販売機システムにおいて、前記自
動販売機は、利用者による商品の取り出しを可能に構成
された商品取り出し部と、商品が収容される商品収容庫
を備え、該商品収容庫に収容されている商品を前記商品
取り出し部へと搬出する商品搬出機構と、利用者によ
る、商品の選択を受け付ける商品選択スイッチと、利用
者による、前記情報処理装置への情報の登録指示を受け
付ける登録スイッチと、利用者から入力される情報を記
録する情報記録手段と、前記情報処理装置と直接または
間接的に所望の情報を授受可能な通信手段と、金銭の投
入を受け付け、受け付けた金銭の金額を積算する金銭処
理部と、提供可能な商品の種類を、前記金銭処理部にお
ける積算結果に応じて判定する判定手段と、提供するこ
とを前記判定手段によって許可された商品についての選
択を前記商品選択スイッチが受け付けた場合には前記商
品搬出機構に当該商品を搬出させ、また前記登録スイッ
チの操作に応じて、前記情報記録手段に利用者から入力
される情報を記録させるとともにこの記録された情報を
前記通信手段によって前記情報処理装置へと送信させる
ことでこれを登録する制御手段と、を備えることを特徴
とするものである。
【0011】この請求項1に記載の発明によれば、利用
者から入力される情報を記録する情報記録手段と、前記
情報処理装置と直接または間接的に所望の情報を授受可
能な通信手段と、金銭処理部が、投入された金銭の金額
を積算する。判定手段が、この積算結果に応じて、提供
可能な商品の種類を判定する。提供することを許可され
た商品についての選択を商品選択スイッチが受け付けた
場合には、制御手段は、商品搬出機構にその商品を商品
取り出し部へと搬出させる。また、制御手段は、登録ス
イッチの操作に応じて、情報記録手段に利用者から入力
される情報を記録させる。そして、この記録された情報
を通信手段によって情報処理装置へと送信させることで
これを登録する。
【0012】また、請求項2にかかる発明は、請求項1
に記載の発明において、前記判定手段は、さらに、情報
登録の可否を、前記金銭処理部における積算結果に応じ
て判定するものであり、前記制御手段は、情報の登録が
前記判定手段によって許可されている場合に限り、前記
登録スイッチの操作に応じて、前記情報記録手段に利用
者から入力される情報を記録させるとともにこの記録さ
れた情報を前記通信手段によって前記情報処理装置へと
送信させるものであることを特徴とするものである。
【0013】この請求項2に記載の発明によれば、さら
に前記判定手段は、情報登録の可否を、前記金銭処理部
における積算結果に応じて判定する。前記制御手段は、
情報の登録が前記判定手段によって許可されている場合
に限り、前記登録スイッチの操作に応じて、前記情報記
録手段に利用者から入力される情報を記録させるととも
にこの記録された情報を前記通信手段によって前記情報
処理装置へと送信させる。
【0014】また、請求項3にかかる発明は、請求項1
または2に記載の発明において、利用者による任意の識
別情報の入力を受け付ける識別情報入力手段を備え、前
記制御手段は、前記情報の記録に際してはさらに、前記
識別情報入力手段に識別情報の入力を受け付けさせ、入
力された識別情報をそのとき前記情報記録手段によって
記録された情報とともに、前記情報処理装置へと送信さ
せるものであること、を特徴とするものである。
【0015】この請求項3に記載の発明によれば、情報
の記録に際して、制御手段は、識別情報入力手段に識別
情報の入力を受け付けさせる。そして、入力された識別
情報を、そのとき情報記録手段によって記録された情報
とともに、情報処理装置へと送信させる。
【0016】また、請求項4にかかる発明は、請求項1
〜3のいずれか一つに記載の発明において、利用者によ
る、前記情報処理装置に登録されている情報の呼び出し
指示を受け付ける呼び出しスイッチと、情報を、利用者
に対して出力する情報出力手段と、を備え、前記制御手
段は、さらに、前記呼び出しスイッチの操作に応じて、
前記情報処理装置に登録されている情報を前記通信手段
を通じて呼び出すとともに、呼び出された情報を前記情
報出力手段によって出力させるものであること、を特徴
とするものである。
【0017】この請求項4に記載の発明によれば、制御
手段は、呼び出しスイッチの操作に応じて、情報処理装
置に登録されている情報を通信手段を通じて呼び出す。
そして、呼び出された情報を情報出力手段によって利用
者に対して出力させる。
【0018】また、請求項5にかかる発明は、請求項4
に記載の発明において、前記判定手段は、さらに、情報
の呼び出しの可否を、前記金銭処理部における積算結果
に応じて判定するものであり、前記制御手段は、情報の
呼び出しが前記判定手段によって許可されている場合に
限り、前記情報処理装置からの情報の呼び出しを行わせ
るものであること、を特徴とするものである。
【0019】この請求項5に記載の発明によれば、判定
手段は、さらに、情報の呼び出しの可否を、金銭処理部
における積算結果に応じて判定する。制御手段は、情報
の呼び出しが許可されている場合に限り、情報処理装置
からの情報の呼び出しを行わせる。
【0020】また、請求項6にかかる発明は、請求項5
に記載の発明において、前記制御手段は、前記情報の呼
び出しに際してはさらに、前記識別情報入力手段に識別
情報の入力を受け付けさせ、受け付けられた識別情報に
対応する情報を前記通信手段によって、前記情報処理装
置から呼び出させるものであること、を特徴とするもの
である。
【0021】この請求項6に記載の発明によれば、情報
の呼び出しに際して、制御手段は、識別情報入力手段に
識別情報の入力を受け付けさせる。そして、受け付けら
れた識別情報に対応する情報を、通信手段によって、情
報処理装置から呼び出させる。
【0022】また、請求項7にかかる発明は、情報を登
録可能に構成された情報処理装置と、その情報処理装置
と組み合わせて使用される自動販売機とを備えた自動販
売機システムにおいて、前記自動販売機は、利用者によ
る商品の取り出しを可能に構成された商品取り出し部
と、商品が収容される商品収容庫を備え、該商品収容庫
に収容されている商品を前記商品取り出し部へと搬出す
る商品搬出機構と、利用者による、商品の選択を受け付
ける商品選択スイッチと、利用者による、前記情報処理
装置に登録されている情報の呼び出し指示を受け付ける
呼び出しスイッチと、利用者に対して、情報を出力する
情報出力手段と、前記情報処理装置と直接または間接的
に所望の情報を授受可能な通信手段と、金銭の投入を受
け付け、受け付けた金銭の金額を積算する金銭処理部
と、提供可能な商品の種類を、前記金銭処理部における
積算結果に応じて判定する判定手段と、提供することを
前記判定手段によって許可された商品についての選択を
前記商品選択スイッチが受け付けた場合には前記商品搬
出機構に当該商品を搬出させ、また、前記呼び出しスイ
ッチの操作に応じて、前記情報処理装置に登録されてい
る情報を、前記通信手段によって呼び出すとともにこの
呼び出された情報を前記情報出力手段によって出力させ
る制御手段と、を備えることを特徴とするものである。
【0023】この請求項7に記載の発明によれば、金銭
処理部が、投入された金銭の金額を積算する。判定手段
が、この積算結果に応じて、提供可能な商品の種類を判
定する。提供することを許可された商品についての選択
を商品選択スイッチが受け付けた場合、制御手段は、商
品搬出機構にその商品を商品収容庫から商品取り出し口
へと搬出させる。また、制御手段は、呼び出しスイッチ
の操作に応じて、情報処理装置に登録されている情報
を、通信手段によって呼び出す。そして、この呼び出さ
れた情報を情報出力手段によって利用者に対して出力さ
せる。
【0024】また、請求項9にかかる発明は、請求項7
または8に記載の発明において、前記制御手段は、前記
情報の呼び出しに際してはさらに、前記識別情報入力手
段に識別情報の入力を受け付けさせ、受け付けられた識
別情報に対応する情報を前記通信手段によって、前記情
報処理装置から呼び出させるものであること、を特徴と
するものである。
【0025】この請求項9に記載の発明によれば、情報
の呼び出しに際して、制御手段は、識別情報入力手段に
識別情報の入力を受け付けさせる。そして、入力された
識別情報に対応する情報を、通信手段によって、情報処
理装置から呼び出させる。
【0026】また、請求項10にかかる発明は、請求項
1〜9のいずれか一つに記載の発明において、前記情報
の登録あるいは情報の呼び出しは、電話機あるいは携帯
端末により行えるものである。
【0027】この請求項10に記載の発明によれば、電
話機あるいは携帯端末によって情報の登録または情報の
呼び出しを行う。
【0028】また、請求項11にかかる発明は、物品が
収容される収容庫を備え、該収容庫に収容された物品を
搬出することでこれを販売する物品販売手段と、あらか
じめ備えた情報および/または必要に応じて外部から転
送されてくる情報を、出力することでこれを販売する情
報販売手段と、利用者の操作を受け付けて、決済の可否
を判定するとともに、該判定結果に応じて、前記物品販
売手段および前記情報販売手段に販売を許可するととも
に、該販売の内容に応じて金銭の決済をおこなう決済手
段と、を備えたことを特徴とするものである。
【0029】この請求項11に記載の発明によれば、決
済手段は、利用者の操作を受け付けて、決済の可否を判
定する。そして、この判定結果に応じて、物品販売手段
および情報販売手段に販売を許可する。物品販売手段
は、収容庫に収容された物品を搬出することでこれを販
売する。情報販売手段は、内部にあらかじめ格納された
情報、必要に応じて外部から転送されてくる情報を、出
力することでこれを販売する。決済手段は、販売の内容
に応じて金銭の決済をおこなう。
【0030】また、請求項12にかかる発明は、請求項
11に記載の発明において、前記情報販売手段は、前記
情報を信号として出力するものであり、前記物品は、前
記情報販売手段によって出力される情報の信号を記録可
能な記録媒体であること、を特徴とするものである。
【0031】この請求項12に記載の発明によれば、情
報販売手段は、情報を信号として出力する。物品販売手
段は、情報販売手段によって出力される情報の信号を記
録可能な記録媒体を販売する。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかる自動販売
機システムの実施の形態について、図面を参照しつつ詳
細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が
限定されるものではない。
【0033】この実施の形態の自動販売機システムは、
自動販売機管理装置101を介して、自動販売機間ある
いは自動販売機と電話機との間で、伝言メッセージ等の
情報を伝達する機能を備えたことを主な特徴とするもの
である。以下、詳細に説明する。
【0034】まず、この実施の形態の自動販売機システ
ムを含んで構成された販売および通信システムの概要を
図1を用いて説明する。このシステムは、図1に示した
とおり、自動販売機管理装置101と、複数の自動販売
機110(1)〜110(4)と、これらをつなぐネッ
トワーク100とを含んで構成されている。そして、自
動販売機管理装置101と、各自動販売機110(1)
〜110(4)とは、ネットワーク100を介して、デ
ータの送受信が可能に構成されている。これ以降、自動
販売機110(1)〜110(4)を総称して、自動販
売機110と呼ぶ。
【0035】このシステムにおける自動販売機110
は、通常の商品を販売する機能に加えて、伝言メッセー
ジの登録、読み出し操作を受け付ける機能を備えてい
る。したがって、利用者は自動販売機110を操作する
ことによって、伝言メッセージを登録することができ
る。この場合、伝言メッセージの内容は、ネットワーク
100を通じて自動販売機管理装置101へ送られて、
ここで登録、管理される。また、自動販売機管理装置1
01に登録されている伝言メッセージは、所望の自動販
売機110においてその内容を呼び出すことができるよ
うになている。さらに、この伝言メッセージの登録およ
び読み出しの操作は、電話機Pによっても可能になって
いる。
【0036】図1においては、ネットワーク100に接
続された自動販売機110を4つのみ示しているが、そ
れ以上の自動販売機110が接続可能であることは言う
までもない。また、ネットワーク100は、専用線や公
衆通信回線等の有線回線のみならず、PHS(Pers
onal Handyphone System)や携
帯電話の通信プロトコルに従うことにより無線回線とす
ることもできる。通信を可能とする媒体であれば特に限
定されるものではない。
【0037】以上で概要説明を終わる。これ以降におい
ては、このシステムをさらに詳細に説明する。まず、自
動販売機110の外観を図2を用いて説明する。この自
動販売機110は、外観上は縦長の略直方体であり、そ
の正面には、商品展示選択部111、金銭投入部11
5、メッセージ操作部120、メッセージ入出力部12
5等が設けられている。
【0038】商品展示選択部111は、この自動販売機
において販売される商品サンプルの展示ならびに商品選
択操作を受け付けるための部分であり、正面上半分の領
域に設けられている。商品展示選択部111には、商品
サンプルが展示される商品展示台112と商品の選択を
受け付けるための選択スイッチ113とが複数列に渡っ
て配置されている。そして、商品展示台112には選択
スイッチ113のそれぞれに対応して商品サンプルが展
示されている。ある商品サンプル直下の選択スイッチ1
13を操作することで、当該商品を選択することができ
るようになっている。また、この図では明らかではない
が、この選択スイッチ113には点灯機構が備えられて
いる。金銭投入部115に金銭が投入された場合、その
とき選択可能な商品に対応する選択スイッチ113が点
灯される。なお、選択された商品は、後述する商品搬出
機構138によって正面下部に設けられた商品取出口1
19に搬出されるようになっている。
【0039】金銭投入部115は、金銭の投入を受け付
けるための部分であり、商品展示選択部111の下、右
側領域に設けられている。金銭投入部115には、コイ
ン投入口116a、紙幣投入口116bおよび投入金額
表示器117が設けられている。コイン投入口116a
(あるいは、紙幣投入口116b)に金銭が投入された
場合、後述するコイン処理機構136や紙幣処理機構1
37等によって所定の処理(たとえば、真贋判定、金額
判定)が実行された上で、その投入金額が投入金額表示
器117に表示されるようになっている。なお、一旦投
入された金銭の返却および釣り銭の払い出しは、金銭投
入部115の下方に設けられた返却口118においてな
されるようになっている。
【0040】メッセージ操作部120は、伝言メッセー
ジの登録等の操作を受け付けるためのものである。メッ
セージ操作部120には、登録ボタン121、呼び出し
ボタン122、文字キー123およびガイダンス表示部
124等が設けられている。登録ボタン121は、伝言
メッセージの登録指示を受け付けるためのものである。
呼び出しボタン122は、既に登録されている伝言メッ
セージの呼び出し指示を受け付けるためのものである。
これらは、上述した選択スイッチ113と同様に、金銭
投入部115に所定金額以上の金銭が投入された場合に
は、登録等が可能であることを明示するために点灯され
るようになっている。
【0041】文字キー123は、伝言メッセージの登
録、呼び出しの際に必要な識別コードを入力するための
ものである。文字キー123としては、アルファベット
キー、カナキー、数字キー、記号キー等が設けられてい
る。また、この他にも、たとえば、入力内容の確定等を
指示するためのコマンドキーなども設けられている。
【0042】ガイダンス表示部124は、伝言メッセー
ジの登録、呼び出しの操作方法等を表示するためのもの
であり、この実施の形態では液晶表示装置を備えて構成
されている。メッセージ入出力部125は、伝言メッセ
ージを実際に登録(録音)等するためのものである。こ
こには、伝言メッセージの登録等を音声でおこなうため
の受話器126が設けられている。この受話器126
は、通常の電話機と同様に、マイク126aおよびスピ
ーカ126bが備えられている。
【0043】さらに、このメッセージ入出力部125に
は、信号入力端子127および信号出力端子128が備
えられている。これらの端子(コネクタ)を備えたこと
で、音声による伝言メッセージのみならず各種データ
を、電気的な信号として登録/呼び出すことができるよ
うになっている。信号入力端子127および信号出力端
子128としては、汎用性を考慮し、通常のアナログ信
号を入出力するための端子(アナログ端子)と、デジタ
ル信号を入出力するための端子(デジタル端子)との両
方が設けられている。これらの端子の具体例としては、
通常の電話に用いられているコネクタ、パーソナルコン
ピュータ、デジタルカメラ、ビデオカメラ等において使
用されることが多い各種規格(たとえば、USB、IE
EE1394端子)に準拠した端子、さらには、各種メ
モリーカードの規格に準拠した端子(スロット)が設け
られている。
【0044】つぎに、この自動販売機の制御構成を図3
を用いて説明する。自動販売機110は、送受信部13
1、演算処理部132、表示器134、コイン処理機構
136、紙幣処理機構137、商品搬出機構138およ
び制御部139を備えて構成されている。また、さらに
は、選択スイッチ113、登録ボタン121、呼び出し
ボタン122、文字キー123、ガイダンス表示部12
4、マイク126a、スピーカ126b、信号入力端子
127、信号出力端子128等を備えて構成されてい
る。
【0045】送受信部131は、ネットワーク100を
介したデータの送受信を制御するためのものである。演
算処理部132は、送受信部131を通じて送信するデ
ータの作成、受信したデータの解析等をおこなうための
ものである。たとえば、演算処理部132は、マイク1
26aから入力されるアナログの音声信号に、A/D変
換、圧縮などを施した上で、識別コード、種別コードと
ともに、送受信部131へ出力する機能を備えている。
ここで「識別コード」とは、伝言メッセージのそれぞれ
を特定する役割と、伝言メッセージの内容を呼び出す場
合における操作者の正当性を確認するためのパスワード
としての役割とを果たすものである。
【0046】この識別コードは、伝言メッセージを登録
する際に、文字キー123を利用して指定されるように
なっている。また、「種別コード」とは、送信するデー
タの内容(伝言メッセージの登録依頼/呼び出し依頼、
データの種類、販売数量を示す情報等)を示す情報であ
る。また、自動販売機管理装置101から送られてきた
データ(伝言メッセージ)に対して、伸張、D/A変換
等を施した上で、スピーカ126b(あるいは、信号出
力端子128)から出力させる機能を備えている。この
演算処理部132は、具体的には、各種プログラムなど
が格納されたメモリと、この制御プログラムを実行する
プロセッサ、A/D変換回路、DSPなどを含んで構成
されている。
【0047】表示器134は、この自動販売機110の
使用(特に、商品の購入)を助けるための各種表示をお
こなうものである。この図では一つの表示器134とし
て描いているが、実際には、複数の表示部がある。たと
えば、投入金額表示器117への金額表示、選択スイッ
チ113の点灯等をおこなうための表示部があげられ
る。
【0048】ガイダンス表示部124は、この自動販売
機110の使用(特に、伝言メッセージの登録、呼び出
し)を助けるための各種表示をおこなうものである。こ
のガイダンス表示部124への表示は、制御部139か
らの指示に基づいてなされるように構成されている。
【0049】コイン処理機構136および紙幣処理機構
137は、利用者によってコイン投入口116a等へ投
入された金銭の真偽判定、合計金額の演算および釣銭の
返却等をおこなうためのものである。
【0050】商品搬出機構138は、この自動販売機1
10内部に設けられた収容庫に格納されている商品を商
品取出口119に搬出するためのものである。図面上明
らかではないが、この収容庫は、商品展示選択部111
の背面部に設けられている。
【0051】制御部139は、この自動販売機110の
全体を制御統括するためのものである。上記各部は、基
本的にはこの制御部139の制御下において作動するよ
うに構成されている。この制御部139には、選択スイ
ッチ113、登録ボタン121、呼び出しボタン12
2、文字キー123の受け付けた操作内容が入力されて
いる。商品の販売、伝言メッセージの登録、伝言メッセ
ージの呼び出しなどの動作は、これら各種スイッチ等の
操作内容に応じてこの制御部139が上記各部を作動さ
せることで実現されている。また、ガイダンス表示部1
24への表示もこの制御部139によって制御されてい
る。この他、この制御部139は、商品の販売数量等を
監視し、その監視結果を適宜自動販売機管理装置101
へ通知する機能を備えている。これらの情報と、伝言メ
ッセージとは、先に述べた種別情報に基づいて区別され
るようになっている。
【0052】この制御部139は、具体的には、各種プ
ログラムなどが格納されたメモリと、この制御プログラ
ムを実行するプロセッサなどを含んで構成されている。
プロセッサがこの制御プログラムを実行することで各種
機能を実現している。
【0053】つぎに、この自動販売機管理装置101の
制御構成を図4を用いて説明する。自動販売機管理装置
101は、送受信部102、演算処理部103および記
憶部104および制御部105を備えて構成されてい
る。
【0054】送受信部102は、ネットワーク100を
介したデータの送受信を制御するためのものである。こ
の送受信部102は、自動販売機110のみならず、P
HS、携帯電話等とも通信可能に構成されている。演算
処理部103は、送受信部102により送信するデータ
の作成や受信したデータの解析等をおこなうためのもの
である。
【0055】記憶部104は、送受信部102が受信し
た各種データの内容を記憶するためのものである。この
記憶部104に記憶される情報としては、たとえば、伝
言メッセージ、メッセージ管理テーブル1040等が上
げられる。メッセージ管理テーブル1040とは、この
記憶部104に記憶されている伝言メッセージを管理す
るためのものであり、伝言メッセージの登録、呼び出し
は、このメッセージ管理テーブル1040を用いて行わ
れる。メッセージ管理テーブル1040は、具体的に
は、図5に示すとおり、識別コード(図中、符号104
1を付した)と、当該識別コードによって特定される伝
言メッセージの内容が実際に格納されている場所を示す
アドレス情報(図中、符号1042を付した)と、当該
伝言メッセージが登録された日時(図中、符号1043
を付した)と、を対応づけて格納されるようになってい
る。
【0056】具体的な記憶部104は、ハードディスク
装置や光磁気ディスク装置、フラッシュメモリ等の不揮
発性のメモリや、RAM(Random Access
Memory)のような揮発性のメモリ、あるいはこ
れらの組み合わせによって構成されている。
【0057】制御部105は、この自動販売機管理装置
101の全体を制御統括するためのものである。上記各
部は、基本的にはこの制御部105の制御下において作
動するように構成されている。この制御部105は、具
体的には、各種プログラムなどが格納されたメモリと、
この制御プログラムを実行するプロセッサなどを含んで
構成されている。このプロセッサが、プログラムを実行
することで各種機能を実現している。たとえば、識別コ
ードに基づいて、伝言メッセージの登録、読み出しをお
こなう機能を備えている。なお、この登録、読み出し
は、上述したメッセージ管理テーブル1040を利用し
て行われるようになっている。
【0058】さらに、制御部105は、アクセスしてき
た相手(自動販売機110、電話機P)を判別する機能
を備えている。電話機Pからのアクセスであった場合に
は、当該アクセスに際して送られてくる情報(特に、電
話機Pを特定する識別番号(電話番号))を、上述した
識別コードとして使用可能になっている。これら機能の
詳細については後ほど動作説明において述べることにす
る。この他、制御上必要な各種データは、記憶部104
に格納されている。この他、自動販売機管理装置101
には、必要に応じて表示装置や入力装置等を付加して、
一般的なコンピュータの構成を採用することもできる。
【0059】特許請求の範囲において云う「商品取り出
し部」とは、商品取り出し口119に相当する。「商品
搬出機構」とは、商品搬出機構138等によって実現さ
れている。「商品選択スイッチ」とは、選択スイッチ1
13に相当する。「情報処理装置」とは、自動販売機管
理装置101に相当する。「登録スイッチ」とは、登録
ボタン121に相当する。「情報記録手段」とは、マイ
ク126a、演算処理部132などによって実現されて
いる。「通信手段」とは、送受信部131などによって
実現されている。「金銭処理部」とは、コイン処理機構
136、紙幣処理機構137、制御部139等によって
実現されている。「判定手段」とは、制御部139など
によって実現されている。
【0060】また、「制御手段」とは、制御部139等
によって実現されている。「識別情報入力手段」とは、
文字キー123等によって実現されている。「識別情
報」とは、識別コードに相当する「呼び出しスイッチ」
とは、呼び出しボタン122に相当する。「情報出力手
段」とは、スピーカ126b、演算処理部132等によ
って実現されている。「物品販売手段」とは、商品展示
選択部111、商品搬出機構138、制御部139等に
よって実現されている。「情報販売手段」とは、呼び出
しボタン122、ガイダンス表示部124、受話器12
6、信号出力端子128、制御部139等によって実現
されている。「決済手段」とは、コイン投入口116
a、コイン処理機構136、紙幣処理機構137、制御
部139等によって実現されている。ただし、上記各部
は互いに密接に連携して機能するものであり、ここで述
べた対応関係は厳密なものではない。
【0061】つぎに、このシステムの動作を図6および
図7を用いて説明する。まず、自動販売機110におけ
る処理動作を図6を用いて説明する。この自動販売機1
10の制御部139は、利用者による金銭の投入の有無
(ステップS501)を確認しつつ、待機状態となって
いる。
【0062】ステップS501において、コイン投入口
116aまたは紙幣投入口116bに金銭が投入された
ことを検知した場合には、この金銭投入に対する処理を
実行するべく、ステップS510〜ステップS513の
処理を実行する。すなわち、コイン処理機構136ある
いは紙幣処理機構137が、投入された金銭の真偽判定
をおこなう(ステップS510)。判定の結果、不良な
金銭であった場合には、返却口118等から返却する
(ステップS511)。
【0063】一方、ステップS510における判定の結
果、本物の金銭であった場合には、コイン処理機構13
6、紙幣処理機構137および制御部139が、連続投
入された金銭の合計金額を演算するとともに、その合計
金額を投入金額表示器117に表示させる(ステップS
512)。さらにこの後、制御部139はこの合計金額
に応じて、選択スイッチ113、登録ボタン121等を
点灯させる(ステップS513)。より詳細には以下の
通りである。すなわち、制御部139は、商品の販売価
格、伝言メッセージの登録/読み出しの料金に達したか
否かを判定する。
【0064】そして、投入した金銭の合計金額が自動販
売機110において販売可能な商品のいずれかの販売価
格に達すると、制御部139は、その合計金額によって
購入可能な商品の選択スイッチ113の販売可能ランプ
を点灯させる。同様に、伝言メッセージの登録あるいは
読み出しに必要な金額に達した場合には、登録ボタン1
21、読み出しボタン122を点灯させる。
【0065】つづいて、ステップS502へ進み、登録
ボタン121等の操作の有無を判定する。なお、ここで
操作が無いと判定されるのは、所定の金銭返却レバー
(図示せず)を介して、一旦投入された金銭の返却が要
求された場合に該当する。この場合には、投入された金
銭を返却して、ステップS501へ戻り、同様の処理を
繰り返す。
【0066】ステップS502において、登録ボタン1
21等の操作が検出された場合には、つづいて、操作さ
れたボタンの種類を判定する(ステップS520)。そ
して、これ以降は、その判定結果に応じて異なる処理が
実行される。
【0067】ステップS520における判定の結果、操
作されたのが登録ボタン121であった場合には、伝言
メッセージを登録するべく、ステップS521〜ステッ
プS524の処理を実行する。操作されたのが呼び出し
ボタン122であった場合には、伝言メッセージを呼び
出すべく、ステップS531〜ステップS535の処理
を実行する。操作されたのが選択スイッチ113であっ
た場合には、選ばれた商品を搬出するべく、ステップS
541の処理を実行する。これ以降は、各場合に分けて
述べることにする。
【0068】(1)伝言メッセージの登録 ステップS520における判定の結果、操作されたのが
登録ボタン121であった場合には、まず、ステップS
521へ移行する。このステップS521において、制
御部139は、伝言メッセージの録音をおこなう。この
録音は具体的には以下のようにしてなされる。まず、ガ
イダンス表示部124に伝言メッセージの入力を促す表
示を行わせる。たとえば、「受話器からメッセージを吹
き込んでください」という文言を表示させる。これに応
じて、利用者が受話器126によってメッセージを話
す。すると、演算処理部132が、このメッセージの内
容を記録する。この場合の記録は、メッセージの吹き込
みが開始されてから所定時間(たとえば、1分間)後に
自動的に終了する。
【0069】伝言メッセージの吹き込み後は、識別コー
ドの入力を受け付ける(ステップS522)。この識別
コードの受け付けの際にも、制御部139は、ガイダン
ス表示部124に識別コードの入力を促す表示を行わせ
る。これに応じて、利用者が文字キー123を操作して
識別コードを入力する。すると、制御部139はこのと
き入力された識別コードの内容を受け付けて、演算処理
部132へ通知する。また、制御部139は、伝言メッ
セージの登録依頼であることを示す種別情報を演算処理
部132へ通知する。
【0070】この後、演算処理部132は、このとき入
力された識別コードと、先ほど記録された伝言メッセー
ジの内容と、伝言メッセージの登録依頼であることを示
す種別情報とを、含んだ送信データを作成する(ステッ
プS523)。送受信部131が、ネットワーク100
を介して、この送信データを自動販売機管理装置101
へと送信する(ステップS524)。なお、以上の登録
動作に対応して、自動販売機管理装置101では、伝言
メッセージの登録動作が行われることになる。
【0071】(2)伝言メッセージの呼び出し ステップS520における判定の結果、操作されたのが
呼び出しボタン122であった場合には、まず、ステッ
プS531へ移行する。このステップS531におい
て、制御部139は、識別コードの入力を受け付ける。
この識別コードの受け付けの際には、制御部139は、
ガイダンス表示部124に識別コードの入力を促す表示
を行わせる。これに応じて、利用者が文字キー123を
操作して識別コードを入力する。すると、制御部139
はこのとき入力された識別コードの内容を演算処理部1
32へ通知する。また、制御部139は、伝言メッセー
ジの呼び出し依頼であることを示す内容の種別情報を演
算処理部132へ通知する。
【0072】この後、演算処理部132は、このとき入
力された識別コードと、伝言メッセージの呼び出し依頼
であることを示す種別情報と、を含んだ送信データを作
成する(ステップS532)。送受信部131が、ネッ
トワーク100を介して、この送信データを自動販売機
管理装置101へと送信する(ステップS533)。こ
の後は、自動販売機管理装置101から伝言メッセージ
が送られてくるのを待つ(ステップS534)。
【0073】自動販売機管理装置101から伝言メッセ
ージが送られてきた場合、演算処理部132がこれに伸
張等の処理を施した上でスピーカ126b(あるいは、
信号出力端子128)からこれを出力させる(ステップ
S535)。
【0074】(3)商品の販売動作 商品販売動作について説明する。ステップS520にお
ける判定の結果、操作されたのがいずれかの選択スイッ
チ113であった場合には、まず、ステップS541へ
移行する。このステップS541において、制御部13
9は、商品搬出機構138を作動させて、選ばれた商品
を商品取出口119へ搬出させる。
【0075】以上述べた伝言メッセージの登録処理(ス
テップS521〜ステップS524)、呼び出し処理
(ステップS531〜ステップS535)、あるいは商
品の販売処理(ステップS541)の後は、釣り銭の支
払いをおこなう(ステップS550)。具体的には、以
下の通りである。制御部139が釣銭の金額を演算し、
コイン処理機構136にその金額を通知する。そして、
コイン処理機構136はその金額分の釣銭を返却口11
8から払い出す。この後は、ステップS501へ戻り同
様の処理を繰り返す。
【0076】つぎに、自動販売機管理装置101の処理
動作を図7を用いて説明する。自動販売機管理装置10
1の制御部105は、自動販売機110から情報(送信
データ)が送られきたか否かの判定処理(ステップS6
01)と、電話機Pからのアクセスがあったか否かの判
定処理(ステップS602)と、伝言メッセージの更新
処理(ステップS603)とを繰り返している。
【0077】ステップS601における判定の結果、自
動販売機110から情報が送られてきていた場合には、
これを処理するべく、ステップS606へ移行する。ス
テップS606において、制御部105は、その情報に
含まれている種別情報に基づいて、その情報の内容種別
を判定する。
【0078】ステップS606における判定の結果、伝
言メッセージの登録依頼であった場合には、その情報に
含まれている伝言メッセージ(圧縮データ)を記憶部1
04の所望の領域に記憶させる(ステップS607)。
また、この伝言メッセージを記憶させた領域を示すアド
レスと、識別コードとを、メッセージ管理テーブル10
40(図5)に登録する(ステップS608)。この後
は、再びステップS601へ戻り同様の処理を繰り返
す。
【0079】ステップS606における判定の結果、伝
言メッセージの呼び出し依頼であった場合には、制御部
105は、その情報に含まれている識別コードに対応す
る伝言メッセージを記憶部104から読み出す(ステッ
プS609)。この場合、伝言メッセージが記録されて
いる領域を示すアドレスは、識別コードに基づいてメッ
セージ管理テーブル1040を参照することで得る。そ
して、読み出した伝言メッセージを識別コードととも
に、このときの呼び出しの依頼元(自動販売機110あ
るいは電話機P)へ送信する(ステップS610)。こ
の後は、再びステップS601へと戻る。
【0080】ところで、ステップS602において、電
話機Pからのアクセスが検出された場合には、これを処
理するべく、ステップS604〜ステップS605の処
理をおこなう。すなわち、まず、アクセスの目的の入力
を受け付ける(ステップS604)。ここでいうアクセ
スの目的とは、伝言メッセージの登録依頼/呼び出し依
頼であり、ここで入力された内容は、上述した種別情報
に相当するものとして扱われることになる。この後は、
つづいて、伝言メッセージの登録/呼び出しの際に必要
となる識別コードの入力を受け付ける(ステップS60
5)。
【0081】これらの入力は、電話機Pのスピーカから
入力の仕方を説明する音声メッセージを出力させ、これ
に応じて発信者がたとえば、「#」キーにつづいて所定
の番号などを入力することで行われるようになってい
る。なお、識別コードについては、当該電話機Pの電話
番号がデフォルト値として設定されるようになってい
る。ステップS605の後は、ステップS606へと進
む。これ以降の動作は、上述したとおりである。
【0082】ステップS603における更新処理は、時
間に基づいて行われている。すなわち、制御部105
は、各伝言メッセージについて登録からの経過時間を確
認する。そして、登録後、あらかじめ定められた所定期
間(たとえば、1週間)が経過しているものについては
これを削除する。この経過時間は、メッセージ管理テー
ブル1040を参照することで確認している。また、削
除は、メッセージ管理テーブル1040から、削除対象
となった伝言メッセージに関する記載を削除することで
おこなう。
【0083】以上説明したとおりこの実施の形態のシス
テムでは、各地に多数設置された自動販売機を通じて、
伝言メッセージの登録、読み出しが可能である。したが
って、公衆電話の代替手段として有用である。自動販売
機は、公衆電話と較べて遙かに多数台が設置されてい
る。またその設置場所も駅前等にだけ集中することな
く、日本全国あらゆる場所に設置されている。このた
め、利用者にとっては、これまでの公衆電話以上に利便
性が高く且つ手軽に使用可能である。この場合、情報の
登録者は、識別コードを特定の相手以外には秘密にして
おくことで、伝言メッセージの内容を第3者には秘密に
することができる。したがって、プライベートな内容に
ついても安心して登録できる。
【0084】自動販売機の収益としては、商品の販売に
よる収益のみならず、伝言メッセージの登録/読み出し
に伴う収益も期待できる。したがって、1台当たりの売
り上げ、すなわち、利益も増大する。また、両者の相乗
効果によって、それぞれの機能を単独で備えている場合
よりもさらに高い収益を期待できる。このような収益性
の高さは、自動販売機の設置可能条件(特に、売り上げ
の最低限度額)を引き下げるものである。したがって、
これまでは採算上設置できなかった場所にまで自動販売
機を設置することができる。これは、公衆電話の代替手
段としての存在価値をより高めることにもつながる。
【0085】送受信部などは既に自動販売機に備えられ
ているものを利用可能であるため、この発明を実施する
にあたっては、装置コストの上昇は最小限に抑えること
ができる。登録されたメッセージは、自動販売機管理装
置において集中して管理されるため、各自動販売機に何
らかの障害が生じた場合でもメッセージは確実に保持さ
れる。また、ある自動販売機が使用不能状態になってい
たとしても、他の自動販売機を用いて内容を確認するこ
とができる。
【0086】自動販売機管理装置に保持されている伝言
メッセージは、自動販売機、電話機のみならず、自動販
売機管理装置自身によっても内容を確認可能にしてもよ
い。このようにすることで、自動販売機の利用者は、こ
の自動販売機を管理運営している会社等に対して、その
場で容易に、意見、苦情などを伝えることができる。こ
れは、自動販売機筐体のいずれかの部分(マイクなどの
周辺部が好ましい)に当該自動販売機を管理している会
社を示す識別コードを表記するとともに、この識別コー
ドを指定してメッセージ等を登録することを表記するこ
とで容易に可能である。
【0087】上述した実施の形態では、メッセージ等は
マイク126aによって入力するか、あるいは、あらか
じめ用意されたデータを信号入力端子127を通じて入
力するようになっていた。これ以外にも、文字キー12
3を用いて、文字データとして入力するようにしても構
わない。
【0088】上述した実施の形態では、メッセージ等は
スピーカ126bによって出力するか、あるいは、信号
出力端子128を通じて出力するようになっていた。こ
れ以外にも、文字データ等についてはガイダンス表示部
124へ表示させるようにしても構わない。
【0089】この自動販売機を通じて登録、読み出しす
る内容は、いわゆる「伝言メッセージ」に限定されるも
のではなく、あらゆる情報、データを登録、読み出し可
能である。したがって、この自動販売機は、いわゆる有
料コンテンツを通信回線を通じて販売することにも利用
可能である。たとえば、音楽データなどを自動販売機管
理装置へ登録し、これを自動販売機において読み出し
(ダウンロード)するようにしてもよい。なお、この場
合の、データの入出力は、信号入力端子127、信号出
力端子128を用いておこなうことになる。また、ダウ
ンロード可能なコンテンツの一覧表示は、ガイダンス表
示部124等を用いて表示することが可能である。この
場合には、上述した識別コードは、パスワードとしてで
はなく、情報を特定するための役割を果たすことにな
る。したがって、情報の内容を示す文字列(たとえば、
タイトル名)等を識別コードとして用いるようにしても
構わない。コンテンツの種類の変更が希であるならば、
一覧を印刷したシールなどを自動販売機に貼り付けるよ
うにしてもよい。
【0090】この自動販売機は、商品(物)を販売する
機能と、伝言メッセージ(さらには、有料コンテンツ)
の提供というサービス、情報を販売する機能と、の両方
を備えている。したがって、両者の相乗効果によって、
売り上げの増大が期待できる。たとえば、伝言メッセー
ジを登録した際に、自動販売機において商品を購入する
ことも考えられる。このような相乗効果は、この自動販
売機において販売する商品と、この自動販売機を通じて
提供されるコンテンツとが関係ある場合にはさらに高
い。たとえば、音楽データのダウンロードを可能に構成
した自動販売機においては、ダウンロードしたデータを
記録するための、記録媒体(たとえば、メモリーカー
ド、磁気ディスク、光磁気ディスク、磁気テープ)等を
販売するようにすれば、相乗効果によって、売り上げの
増大が期待できる。すなわち、記録媒体をその場で購入
できることがダウンロードをより促進し、また逆に、ダ
ウンロードしたい情報の存在が記録媒体の販売を促進す
る。また、記録媒体に情報を書き込んでから販売しても
よい。
【0091】また、ダウンロードを希望していながら記
録媒体を所有していないがためにダウンロードできない
といったことがないため、販売機会のロスも防止でき
る。この他、メモ用紙、筆記用具などの商品は、様々な
情報に対して有用である。なお、一つの自動販売機にお
いて情報と物品とを販売するという観点からは、自動販
売機管理装置の存在は必須ではない。販売対象となる商
品(物品)のみならず、販売対象となる情報も、自動販
売機自体に備えるようにしてもよい。この場合には、各
自動販売機には情報を蓄えておくための記憶装置を備え
ることになる。
【0092】メッセージ等の登録/読み出しは、必ずし
も有料である必要はない。メッセージの内容および用途
等によっては、無料で登録/読み出しを可能としても当
然構わない。たとえば、先に述べた自動販売機に対する
苦情などについては無料でメッセージを登録できるよう
にすることが好ましい。あるいは、当該自動販売機で販
売されている商品に関する情報(たとえば、キャンペー
ン情報)等は、無料で読み出し可能にしてもよい。ま
た、メッセージの読み出し等についても、ユーザによる
利用がない状態では、自動的に繰り返し行われるように
してもよい。TVコマーシャルなどとは異なり利用者は
いつでも好きなだけ繰り返し聞くことができるため、応
募者の増大、すなわち、商品の販売数量の増大につなが
る。また、自動販売機の商品を所定本数以上購入した場
合には、情報の登録、呼び出しは無料にしてもよい。
【0093】本発明を実施するに当たっては上述した実
施の形態の構成すべてを備えている必要はない。必要に
応じて一部の構成のみを備えるようにしてもよい。たと
えば、伝言メッセージの登録機能だけを備えた自動販売
機、あるいは、伝言メッセージの呼び出し機能だけを備
えた自動販売機であっても構わない。
【0094】この実施の形態では、一台の自動販売機管
理装置が、商品の販売に関する制御と、メッセージの登
録および呼び出しに関する制御とを行っていた。しか
し、両制御を必ずしも同一の装置でおこなう必要はな
い。両制御をそれぞれ異なる装置が担当するようにして
も構わない。この場合には、各自動販売機は、送信デー
タの内容に応じて、送信先を変更することになる。
【0095】自動販売機110の演算処理部132、制
御部139、自動販売機管理装置101の演算処理部1
03、制御部105は、専用のハードウエアにより実現
されるものであってもよい。あるいは、それぞれの機能
を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可
能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプ
ログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行す
ることによって各種処理を行ってもよい。なお、ここで
いう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器な
どのハードウエアを含むものとする。「コンピュータシ
ステム」は、WWWシステムを利用している場合であれ
ば、ホームページ提供環境(或いは表示環境)も含むも
のとする。
【0096】「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」
とは、フロッピー(登録商標)ディスク、光磁気ディス
ク、ROM、CD−ROMなどの可搬媒体、コンピュー
タシステムに内蔵されるハードディスクなどの記録装置
のことをいう。さらに、「コンピュータ読み取り可能な
記録媒体」とは、インターネットなどのネットワークや
電話回線などの通信回線を解してプログラムを送信する
場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラム
を保持するもの、その場合のサーバやクライアントとな
るコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、
一定時間プログラムを保持しているものを含むものとす
る。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実
現するためのものであってもよく、さらに前述した機能
をコンピュータシステムにすでに記録されているプログ
ラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
【0097】上記実施の形態では、硬貨等の金銭の投入
を受け付けて、この投入された金額の範囲で商品、伝言
メッセージの登録/呼び出しサービスを販売(提供)す
るようになっていた。しかし、金銭の決済方式(支払い
方式)は、これに限定されるものではない。利用者、支
払いが行われる口座、先払いされた金額に相当するポイ
ント数等を、直接あるいは間接的に特定可能な情報が、
記載あるいは格納されたカード(たとえば、キャッシュ
カード、クレジットカード、プリペイドカード)の投入
を受け付けて、このカードを利用した決済をおこなうよ
うにしても構わない。このような構成においては、投入
されたカードについて決済可能な金額等を判定し、この
判定結果に応じて、販売を許可するか否かを商品(ある
いは、サービス、情報)ごとに許可することになる。そ
して、販売後には、販売の内容に応じて金銭の決済をお
こなう。なお、請求項10において云う「決済の可否」
とは、このような構成においては、カード(或いは、口
座)の残高の大小、挿入されたカードがその自動販売機
で使用可能なものであるか否か、といった事項について
のいずれか(少なくとも一つ)を含む概念である。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の自動販
売機は収益性が高く、また、公衆電話等の代替手段とし
ても機能しうる。より詳細には以下の通りである。
【0099】請求項1に記載の発明では、商品の販売と
情報の登録との両者の相乗効果によって、自動販売機の
利用率を高め、高い収益を期待できる。
【0100】請求項2に記載の発明では、商品の販売の
みならず、情報の登録によっても収益を上げることがで
きる。また、両者の相乗効果によって、それぞれの機能
を単独で備えている場合よりもさらに高い収益を期待で
きる。また、公衆電話の代替手段としても機能しうる。
このような収益性の高さは、自動販売機の設置可能条件
(特に、売り上げの最低限度額)を引き下げるものであ
る。したがって、これまでは採算上設置できなかった場
所にまで自動販売機を設置することができる。これは、
公衆電話の代替手段としての存在価値を高めることにも
つながる。
【0101】また、請求項3に記載の発明では、情報と
ともに所望の識別情報も登録することができる。したが
って、この識別情報を用いることで、この情報を呼び出
そうとしている者の正当性を確認することができる。し
たがって公にはしたくない情報(たとえば、プライベー
トな会話など)の登録にも適する。また、識別情報を用
いることで、呼び出そうとする情報を容易且つ確実に特
定することができる。
【0102】また、請求項4に記載の発明では、情報処
理装置に情報を登録するだけでなく、登録されている情
報を読み出すことができる。したがって、より利便性の
高い、公衆電話の代替手段としてみた場合にも、より有
用である。また、情報の登録、読み出し、商品販売の相
乗効果によって、それぞれの機能を単独で備えている場
合よりさらに高い収益を期待できる。
【0103】また、請求項5に記載の発明では、情報の
呼び出しについても収益が期待できるため、さらに高い
収益を期待できる。また、自動販売機は情報の呼び出
し、ダウンロードによっても収益を上げることができ
る。このような収益性の高さは、自動販売機の設置可能
条件(特に、売り上げの最低限度額)を引き下げるもの
である。したがって、これまでは採算上設置できなかっ
た場所にまで自動販売機を設置することができる。これ
は、公衆電話の代替手段としての存在価値をより高める
ことにもつながる。情報の呼び出し時に料金を課すこと
ができるため、自動販売機の使用料としての料金のみな
らず、情報代としての料金も課すことができる。これ
は、様々な情報の登録を誘発するものである。
【0104】また、請求項6に記載の発明では、識別情
報を秘密にしておけば、情報を呼び出そうとしている者
の正当性を確認することができる。したがって公にはし
たくない情報(たとえば、プライベートな会話など)の
登録にも適する。また、識別情報を公開しておけば、情
報を呼び出そうとする者は、この識別情報を用いること
で所望の情報を容易且つ確実に特定することができる。
【0105】また、請求項7に記載の発明では、商品の
販売と情報の呼び出しとの両者の相乗効果によって、自
動販売機の利用率を高め、高い収益を期待できる。
【0106】また、請求項8に記載の発明では、商品の
販売のみならず、情報の呼び出し、ダウンロードによっ
ても収益を上げることができる。また、両者の相乗効果
によって、それぞれの機能を単独で備えている場合より
もさらに高い収益を期待できる。また、公衆電話の代替
手段としても機能しうる。このような収益性の高さは、
自動販売機の設置可能条件(特に、売り上げの最低限度
額)を引き下げるものである。したがって、これまでは
採算上設置できなかった場所にまで自動販売機を設置す
ることができる。これは、公衆電話の代替手段としての
存在価値をより高めることにもつながる。
【0107】また、請求項9に記載の発明では、識別情
報が秘密にされている場合には、情報を呼び出そうとし
ている者の正当性を確認することができる。識別情報が
公開されている場合、情報を呼び出そうとする者は、こ
の識別情報を用いることで所望の情報を容易且つ確実に
特定することができる。
【0108】また、請求項10に記載の発明では、電話
機あるいは携帯端末などで、情報の登録あるいは呼び出
しが可能なため、自宅にいる場合、あるいは外出先で、
近隣に自動販売機がなく、金銭を所持していいない場合
なども、利用でき、利用者の利便性も高い。
【0109】また、請求項11に記載の発明では、商品
(物品)と、情報との両方を一台の自動販売機で販売す
ることができる。したがって、両者の相乗効果によっ
て、それぞれを単独で販売している場合に較べて、より
高い収益を期待できる。
【0110】また、請求項12に記載の発明では、呼び
出した情報を記録するために必要な記録媒体を販売する
ことで、相乗効果によってより高い収益を期待できる。
利用者の利便性も高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態である自動販売機を含ん
で構成された通信システムの概要を示す図である。
【図2】この発明の実施の形態である自動販売機の外観
を示す正面図である。
【図3】自動販売機の制御構成を示すブロック図であ
る。
【図4】自動販売機管理装置の制御構成を示すブロック
図である。
【図5】メッセージ管理テーブルを示す図である。
【図6】自動販売機における伝言メッセージの登録/呼
び出し動作を示すフローチャートである。
【図7】自動販売機管理装置の処理動作を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
100 ネットワーク 101 自動販売機管理装置 102 送受信部 103 演算処理部 104 記憶部 105 制御部 110 自動販売機 113 選択スイッチ 115 金銭投入部 120 メッセージ操作部 121 登録ボタン 122 呼び出しボタン 123 文字キー 124 ガイダンス表示部 125 メッセージ入出力部 126 受話器 127 信号入力端子 128 信号出力端子 131 送受信部 132 演算処理部 136 コイン処理機構 137 紙幣処理機構 138 商品搬出機構 139 制御部 1040 メッセージ管理テーブル

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報を登録可能に構成された情報処理装
    置と、その情報処理装置と組み合わせて使用される自動
    販売機とを備えた自動販売機システムにおいて、 前記自動販売機は、 利用者による商品の取り出しを可能に構成された商品取
    り出し部と、 商品が収容される商品収容庫を備え、該商品収容庫に収
    容されている商品を前記商品取り出し部へと搬出する商
    品搬出機構と、 利用者による、商品の選択を受け付ける商品選択スイッ
    チと、 利用者による、前記情報処理装置への情報の登録指示を
    受け付ける登録スイッチと、 利用者から入力される情報を記録する情報記録手段と、 前記情報処理装置と直接または間接的に所望の情報を授
    受可能な通信手段と、 金銭の投入を受け付け、受け付けた金銭の金額を積算す
    る金銭処理部と、 提供可能な商品の種類を、前記金銭処理部における積算
    結果に応じて判定する判定手段と、 提供することを前記判定手段によって許可された商品に
    ついての選択を前記商品選択スイッチが受け付けた場合
    には前記商品搬出機構に当該商品を搬出させ、また、前
    記登録スイッチの操作に応じて、前記情報記録手段に利
    用者から入力される情報を記録させるとともにこの記録
    された情報を前記通信手段によって前記情報処理装置へ
    と送信させることでこれを登録する制御手段と、 を備えることを特徴とする自動販売機システム。
  2. 【請求項2】 前記判定手段は、さらに、情報登録の可
    否を、前記金銭処理部における積算結果に応じて判定す
    るものであり、 前記制御手段は、情報の登録が前記判定手段によって許
    可されている場合に限り、前記登録スイッチの操作に応
    じて、前記情報記録手段に利用者から入力される情報を
    記録させるとともにこの記録された情報を前記通信手段
    によって前記情報処理装置へと送信させるものであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の自動販売機システム。
  3. 【請求項3】 利用者による任意の識別情報の入力を受
    け付ける識別情報入力手段を備え、 前記制御手段は、前記情報の記録に際してはさらに、前
    記識別情報入力手段に識別情報の入力を受け付けさせ、
    入力された識別情報をそのとき前記情報記録手段によっ
    て記録された情報とともに、前記情報処理装置へと送信
    させるものであることを特徴とする請求項1または2に
    記載の自動販売機システム。
  4. 【請求項4】 利用者による、前記情報処理装置に登録
    されている情報の呼び出し指示を受け付ける呼び出しス
    イッチと、 情報を、利用者に対して出力する情報出力手段と、 を備え、 前記制御手段は、さらに、前記呼び出しスイッチの操作
    に応じて、前記情報処理装置に登録されている情報を前
    記通信手段を通じて呼び出すとともに、呼び出された情
    報を前記情報出力手段によって出力させるものであるこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の自
    動販売機システム。
  5. 【請求項5】 前記判定手段は、さらに、情報の呼び出
    しの可否を、前記金銭処理部における積算結果に応じて
    判定するものであり、 前記制御手段は、情報の呼び出しが前記判定手段によっ
    て許可されている場合に限り、前記情報処理装置からの
    情報の呼び出しを行わせるものであること、を特徴とす
    る請求項4に記載の自動販売機システム。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記情報の呼び出しに
    際してはさらに、前記識別情報入力手段に識別情報の入
    力を受け付けさせ、受け付けられた識別情報に対応する
    情報を前記通信手段によって、前記情報処理装置から呼
    び出させるものであることを特徴とする請求項5に記載
    の自動販売機システム。
  7. 【請求項7】 情報を登録可能に構成された情報処理装
    置と、その情報処理装置と組み合わせて使用される自動
    販売機とを備えた自動販売機システムにおいて、 前記自動販売機は、 利用者による商品の取り出しを可能に構成された商品取
    り出し部と、 商品が収容される商品収容庫を備え、該商品収容庫に収
    容されている商品を前記商品取り出し部へと搬出する商
    品搬出機構と、 利用者による、商品の選択を受け付ける商品選択スイッ
    チと、 利用者による、前記情報処理装置に登録されている情報
    の呼び出し指示を受け付ける呼び出しスイッチと、 利用者に対して、情報を出力する情報出力手段と、 前記情報処理装置と直接または間接的に所望の情報を授
    受可能な通信手段と、 金銭の投入を受け付け、受け付けた金銭の金額を積算す
    る金銭処理部と、 提供可能な商品の種類を、前記金銭処理部における積算
    結果に応じて判定する判定手段と、 提供することを前記判定手段によって許可された商品に
    ついての選択を前記商品選択スイッチが受け付けた場合
    には前記商品搬出機構に当該商品を搬出させ、また、前
    記呼び出しスイッチの操作に応じて、前記情報処理装置
    に登録されている情報を、前記通信手段によって呼び出
    すとともにこの呼び出された情報を前記情報出力手段に
    よって出力させる制御手段と、 を備えることを特徴とする自動販売機システム。
  8. 【請求項8】 前記判定手段は、さらに、情報呼び出し
    の可否を、前記金銭処理部における積算結果に応じて判
    定するものであり、 前記制御手段は、情報の呼び出しが前記判定手段によっ
    て許可されている場合には前記呼び出しスイッチの操作
    に応じて、前記情報処理装置に登録されている情報を、
    前記通信手段によって呼び出すとともにこの呼び出され
    た情報を前記情報出力手段によって出力させるものであ
    ることを特徴とする請求項7に記載の自動販売機システ
    ム。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、前記情報の呼び出しに
    際してはさらに、前記識別情報入力手段に識別情報の入
    力を受け付けさせ、受け付けられた識別情報に対応する
    情報を前記通信手段によって、前記情報処理装置から呼
    び出させるものであることを特徴とする請求項7または
    8に記載の自動販売機システム。
  10. 【請求項10】 前記情報の登録あるいは情報の呼び出
    しは、電話機あるいは携帯端末により行えることを特徴
    とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の自動販売機
    システム。
  11. 【請求項11】 物品が収容される収容庫を備え、該収
    容庫に収容された物品を搬出することでこれを販売する
    物品販売手段と、 あらかじめ備えた情報および/または必要に応じて外部
    から転送されてくる情報を、出力することでこれを販売
    する情報販売手段と、 利用者の操作を受け付けて、決済の可否を判定するとと
    もに、該判定結果に応じて、前記物品販売手段および前
    記情報販売手段に販売を許可するとともに、該販売の内
    容に応じて金銭の決済をおこなう決済手段と、 を備えることを特徴とする自動販売機システム。
  12. 【請求項12】 前記情報販売手段は、前記情報を信号
    として出力するものであり、前記物品は、前記情報販売
    手段によって出力される情報の信号を記録可能な記録媒
    体であることを特徴とする請求項11に記載の自動販売
    機システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2011013942A2 (ko) * 2009-07-30 2011-02-03 주식회사 혼 골드바 자판기

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WO2011013942A2 (ko) * 2009-07-30 2011-02-03 주식회사 혼 골드바 자판기
WO2011013942A3 (ko) * 2009-07-30 2011-04-07 주식회사 혼 골드바 자판기
KR101041940B1 (ko) * 2009-07-30 2011-06-16 주식회사 혼 골드바 자판기

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