JP2001306523A - インターネットサービスシステムおよびインターネットアクセス方法 - Google Patents

インターネットサービスシステムおよびインターネットアクセス方法

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JP2001306523A
JP2001306523A JP2000118181A JP2000118181A JP2001306523A JP 2001306523 A JP2001306523 A JP 2001306523A JP 2000118181 A JP2000118181 A JP 2000118181A JP 2000118181 A JP2000118181 A JP 2000118181A JP 2001306523 A JP2001306523 A JP 2001306523A
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JP2000118181A
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Takehisa Sekime
剛久 関目
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】効率的かつ安全なインターネットサービスシス
テムを提供する。 【解決手段】インターネットサービス2をインターネッ
ト4を介して受けるインターネット端末1と、該端末の
インターネット4への接続およびインターネットサービ
ス2へのアクセスを制限するインターネットプロバイダ
サーバ3とを有する。バイオメトリクス機器5にて読み
取られた利用者の生体特徴情報がインターネット端末1
からサーバ3へ送信されて個人認証が行われる。この認
証結果が正当である場合には、予め登録されている利用
者の個人属性情報がサーバ3からインターネット端末1
へ送信されて一時保管される。インターネット端末1で
は、その保管した個人属性情報に基づいて利用者固有の
個人環境が生成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットを
介してインターネットサービスにアクセスするシステム
および方法に関する。さらには、そのようなシステムを
構成するインターネット端末およびインターネットプロ
バイダサーバ、そのような方法を実行するプログラムを
記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットを利用したインタ
ーネットサービスシステムの利用形態は、電子メールに
よる情報交換やWWW(World Wide Web)による種々の
情報の提供から、電子商取引(Electronic Commerce:
EC)サービス、ASP(Application service provid
er)、オンライン行政サービスなどの提供へと拡大しつ
つある。
【0003】図5に、インターネットを利用してサービ
スを行うインターネットサービスシステムの一例を示
す。このシステムのネットワーク構成は、インターネッ
ト端末101、インターネットサービス102およびイ
ンターネットプロバイダサーバ103が、それぞれイン
ターネット100に接続されるようになっている。イン
ターネット端末101は、インターネットサービスを受
けるパーソナルコンピュータ(PC)で、不特定多数の
利用者が使用する。インターネットサービス102は、
電子メールサービス、WWWサービス、ECサービス、
オンライン行政サービスなどをインターネット100を
介して提供する。インターネットプロバイダサーバ10
3は、インターネット端末101のインターネット10
0への接続サービスを行う。
【0004】このインターネットサービスシステムで
は、インターネットサービス102からインターネット
サービスを受ける場合、まず、利用者が、インターネッ
ト端末101から予め決められたインターネット接続の
ための個人認証情報(ID番号、パスワードなど)を入
力する(図5の)。この入力された個人認証情報は、
暗号化されてインターネットプロバイダサーバ103へ
送出される(図5の)。
【0005】インターネットプロバイダサーバ103
は、個人認証情報を受信すると、その受信情報に基づい
て個人認証(ユーザ認証)を行い、その結果、サービス
を受けるべきユーザであることが確認された場合にの
み、インターネット端末101にインターネット102
への接続を許可する(図5の)。
【0006】インターネット102への接続が許可され
ると、続いて、利用者はインターネットサービス102
の所望のインターネットサービスにアクセスし、予め決
められた別の個人認証情報(ID番号、パスワードな
ど)を入力する。この入力された個人認証情報は、暗号
化されてインターネットサービス102へ送出される
(図5の)。
【0007】インターネットサービス102は、個人認
証情報を受信すると、その受信情報に基づいて個人認証
(ユーザ認証)を行い、サービスを受けるべきユーザで
あることが確認された場合にのみ、インターネット端末
101に対して、インターネット102への接続を許可
するとともに、サービスをインターネット102を介し
てインターネット端末101へ配信する(図5の)。
これにより、利用者は、所望のインターネットサービス
を受けることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のインタ
ーネットサービスシステムでは、利用者は、インターネ
ットに接続するために個人情報(ID番号、パスワード
など)を入力して個人認証を受け、さらに、インターネ
ット接続後、各インターネットサービス毎に別の個人情
報(ID番号、パスワードなど)を入力して個人認証を
受ける必要があった。さらに、利用者は、各インターネ
ットサービス毎に、必要な利用者情報を入力する必要も
あった。このように、従来は、インターネットサービス
を受けるに当たって、複数の異なる個人情報の入力に加
えて、非常に多くの利用者情報の入力が利用者に課せら
れるため、利用者にとってけっして扱い易いものとは言
えなかった。
【0009】また、インターネットサービスの大部分
は、汎用的であり、しかも共通的なメニューを案内する
ようになっているため、利用者が必要なサービスを簡単
に探したり、選択したりするといったことができず、迷
うことも多かった。そのため、利用者に分かり易く、使
い易いインターネットサービスの提供が強く望まれてい
た。
【0010】さらに、各インターネットサービス毎に個
人認証が行われることから、その安全性の保証や責任の
負担も各インターネットサービス毎に行われているのが
現状であった。そのため、安全性の保証や責任の負担を
統一でき、利用者が安心してインターネットサービスを
受けられるシステムの開発が急務となっていた。
【0011】本発明の目的は、インターネットサービス
を利用する上で必要となる利用者属性情報を共通的なイ
ンフラサービスとして提供することのできる、効率的か
つ安全な、インターネットサービスシステムおよびイン
ターネットアクセス方法を提供することにある。
【0012】また、本発明のさらなる目的は、そのよう
なインターネットサービスを実現することのできる、イ
ンターネット端末およびインターネットプロバイダサー
バを提供することにある。
【0013】さらに、本発明の他の目的は、そのような
インターネットサービスを実行するためのプログラムを
記録した記録媒体を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のシステムは、所定のインターネットサービ
スを受けるインターネット端末の前記インターネットサ
ービスへのアクセスがインターネットプロバイダサーバ
により制限されるインターネットサービスシステムにお
いて、前記インターネット端末は、利用者の生体特徴を
取得するためのバイオメトリクス手段を備え、該バイオ
メトリクス手段により得られる利用者の生体特徴情報を
前記インターネットプロバイダサーバへ送信するように
構成され、前記インターネットプロバイダサーバは、利
用者に関する生体特徴情報と利用者が前記インターネッ
トサービスを利用する上で必要となる個人属性情報とが
対応づけられて予め格納された格納手段と、前記インタ
ーネット端末から送信された生体特徴情報と前記格納手
段に格納されている生体特徴情報との照合を行う認証手
段とを有し、前記認証手段による生体特徴情報の照合が
正当である場合にのみ、その生体特徴情報を基に前記格
納手段から利用者の個人属性情報を読み出し、前記イン
ターネット端末に対して、その読み出した個人属性情報
を送信して利用者固有の個人環境を生成させるととも
に、前記インターネットサービスへのアクセスを行うた
めのインタフェースを予め決められたルールに従って設
定するように構成されていることを特徴とする。
【0015】上記の場合、インターネット端末は、イン
ターネットプロバイダサーバから受信した個人属性情報
を一時保管するとともに、インターネットサービスへア
クセスするための所定の入力操作に応じて、その一時保
管した個人属性情報から所要の情報を読み出してそのイ
ンターネットサービスを提供するサーバへ送信するよう
に構成されてもよい。また、インターネット端末は、イ
ンターネットへの接続を終了するための所定の入力操作
に応じて、一時保管した個人属性情報を消去するように
構成されてもよい。さらに、インターネット端末が、一
時保管した個人属性情報から読み出した所要の情報をイ
ンターネットサービスを提供するサーバへ送信する際
に、その情報に生体特徴情報による個人認証を受けたこ
とを示すメッセージを付与するように構成され、前記イ
ンターネットサービスを提供するサーバが、前記メッセ
ージを送信したインターネット端末に対してのみサービ
スを提供するように構成されてもよい。
【0016】本発明のインターネット端末は、所定のイ
ンターネットサービスへのアクセスがインターネットプ
ロバイダサーバにより制限されるインターネット端末に
おいて、利用者の生体特徴を取得するためのバイオメト
リクス手段を備え、該バイオメトリクス手段により得ら
れる利用者の生体特徴情報を前記インターネットプロバ
イダサーバへ送出して個人認証を受け、その認証結果が
正当である場合に前記インターネットプロバイダサーバ
から受信する利用者の個人属性情報を一時保管するとと
もに、その個人属性情報を基に利用者固有の個人環境を
生成するように構成されていることを特徴とする。
【0017】上記の場合、インターネットサービスへア
クセスするための所定の入力操作に応じて、一時保管し
た個人属性情報から所要の情報を読み出してそのインタ
ーネットサービスを提供するサーバへ送信するように構
成されてもよい。また、インターネットへの接続を終了
するための所定の入力操作に応じて、一時保管した個人
属性情報を消去するように構成されてもよい。
【0018】本発明のサーバは、所定のインターネット
サービスを受けるインターネット端末の前記インターネ
ットサービスへのアクセスを制限するインターネットプ
ロバイダサーバにおいて、利用者に関する生体特徴情報
と利用者が前記インターネットサービスを利用する上で
必要となる個人属性情報とが対応づけられて予め格納さ
れた格納手段と、前記インターネット端末から送出され
た生体特徴情報と前記格納手段に格納されている生体特
徴情報との照合を行う認証手段とを有し、前記認証手段
による生体特徴情報の照合が正当である場合にのみ、そ
の生体特徴情報を基に前記格納手段から利用者の個人属
性情報を読み出し、前記インターネット端末に対して、
その読み出した個人属性情報を送信して利用者固有の個
人環境を生成させるとともに、前記インターネットサー
ビスへのアクセスを行うためのインタフェースを予め決
められたルールに従って設定するように構成されている
ことを特徴とする。
【0019】本発明のインターネットアクセス方法は、
所定のインターネットサービスを受けるインターネット
端末の前記インターネットサービスへのアクセスがイン
ターネットプロバイダサーバにより制限されるインター
ネットサービスシステムにおいて行われるインターネッ
トアクセス方法において、利用者に関する生体特徴情報
と所定の個人属性情報を前記インターネットプロバイダ
サーバに予め登録することと、前記インターネット端末
を利用する際に、その利用者の生体特徴を入手し、該入
手した生体特徴情報と前記インターネットプロバイダサ
ーバに予め登録しておいた生体特徴情報を照合すること
で個人認証を行うことと、前記認証結果が正当である場
合に、前記インターネットプロバイダサーバに予め登録
しておいた個人属性情報からその利用者に関する個人属
性情報を読み出して、該読み出した個人属性情報を前記
インターネット端末に一時保管するとともに、該一時保
管した個人属性情報に基づいて前記インターネット端末
に利用者固有の個人環境を生成することとを少なくとも
含むことを特徴とする。
【0020】上記の場合、インターネットサービスへア
クセスするための所定の入力操作に応じて、前記インタ
ーネット端末に一時保管した個人属性情報から所要の情
報を読み出し、該情報をそのインターネットサービスを
提供するサーバへ送信することをさらに含んでいてもよ
い。また、インターネットへの接続を終了するための所
定の入力操作に応じて、前記インターネット端末に一時
保管した個人属性情報を消去することをさらに含んでい
てもよい。さらに、一時保管した個人属性情報から読み
出した所要の情報をインターネットサービスを提供する
サーバへ送信する際に、その情報に生体特徴情報による
個人認証を受けたことを示すメッセージを付与すること
と、前記メッセージを送信したインターネット端末に対
してのみ前記インターネットサービスを提供することと
をさらに含んでいてもよい。
【0021】本発明の記録媒体は、インターネット端末
から受信した生体特徴情報と予め格納されている利用者
に関する生体特徴情報とを照合して個人認証を行う個人
認証処理と、前記認証結果が正当である場合にのみ、そ
の生体特徴情報に対応して予め記憶されている、利用者
が前記インターネットサービスを利用する上で必要とな
る個人属性情報を、前記インターネット端末へ送信し
て、該個人属性情報に基づく利用者固有の個人環境を前
記インターネット端末に生成させる個人属性情報送信処
理と、前記インターネット端末に対して、インターネッ
トサービスへのアクセスを行うためのインタフェースを
予め決められたルールに従って設定するインタフェース
設定処理と、をインターネットプロバイダサーバのコン
ピュータに実行させるプログラムを記録したことを特徴
とする。
【0022】また、本発明の記録媒体は、利用者の生体
特徴情報をインターネットプロバイダサーバへ送信して
個人認証を受ける生体特徴情報送信処理と、前記認証結
果が正当である場合に、前記インターネットプロバイダ
サーバから利用者の個人属性情報を受け取ってその情報
を一時保管するとともにその保管された個人属性情報に
基づいて利用者固有の個人環境を生成する個人環境生成
処理と、をインターネット端末のコンピュータに実行さ
せるプログラムを記録したことを特徴とする。
【0023】上記の場合、インターネットサービスへア
クセスするための所定の入力操作に応じて、一時保管し
た個人属性情報から所要の情報を読み出してそのインタ
ーネットサービスを提供するサーバへ送信する個人属性
情報送信処理をインターネット端末のコンピュータに実
行させるプログラムをさらに記録したものとしてもよ
い。また、インターネットへの接続を終了するための所
定の入力操作に応じて、一時保管した個人属性情報を消
去する個人属性情報消去処理をインターネット端末のコ
ンピュータに実行させるプログラムをさらに記録したも
のとしてもよい。
【0024】さらに、本発明の記録媒体は、利用者の生
体特徴情報をインターネットプロバイダサーバへ送信し
て個人認証を受ける生体特徴情報送信処理と、前記認証
結果が正当である場合に、前記インターネットプロバイ
ダサーバから利用者の個人属性情報を受け取ってその情
報を一時保管するとともにその保管された個人属性情報
に基づいて利用者固有の個人環境を生成する個人環境生
成処理と、をインターネット端末のコンピュータに実行
させるプログラムを記録し、インターネット端末から受
信した生体特徴情報と予め格納されている利用者に関す
る生体特徴情報とを照合して個人認証を行う個人認証処
理と、前記生体特徴情報の認証結果が正当である場合に
のみ、その生体特徴情報に対応して予め記憶されてい
る、利用者が前記インターネットサービスを利用する上
で必要となる個人属性情報を、前記インターネット端末
へ送信して、該個人属性情報に基づく利用者固有の個人
環境を前記インターネット端末に生成させる個人属性情
報送信処理と、前記インターネット端末に対して、イン
ターネットサービスへのアクセスを行うためのインタフ
ェースを予め決められたルールに従って設定するインタ
フェース設定処理と、をインターネットプロバイダサー
バのコンピュータに実行させるプログラムを記録したこ
とを特徴とする。
【0025】上記の場合、インターネットサービスへア
クセスするための所定の入力操作に応じて、一時保管し
た個人属性情報から所要の情報を読み出してインターネ
ットサービスを提供するサーバへ送信する個人属性情報
送信処理をインターネット端末のコンピュータに実行さ
せるプログラムをさらに記録したものとしてもよい。ま
た、インターネットへの接続を終了するための所定の入
力操作に応じて、一時保管した個人属性情報を消去する
個人属性情報消去処理をインターネット端末のコンピュ
ータに実行させるプログラムをさらに記録したものとし
てもよい。
【0026】上記のとおりの本発明においては、インタ
ーネットサービスを利用する際に利用者が自身の生体特
徴を入力すると、この入力した生体特徴情報を基にイン
ターネットプロバイダサーバによって個人認証が行われ
る。よって、利用者がインターネットプロバイダサーバ
による個人認証の際にID番号、パスワードを入力する
必要はない。
【0027】また、インターネットプロバイダサーバで
は、利用者がインターネットサービスを利用する上で必
要となる個人属性情報が予め格納されており、個人認証
で本人であることが確認されると、利用者に関する個人
属性情報がインターネット端末へ送信されて利用者固有
の個人環境が自動的に生成されるとともに、インターネ
ットサービスへのアクセスを行うためのインタフェース
が自動的に設定される。よって、利用者は、自身の生体
特徴を入力するだけで、任意のインターネットサービス
へアクセスすることが可能である。
【0028】さらに、本発明によれば、インターネット
サービスへアクセスするための所定の入力操作に応じ
て、インターネット端末に一時保管した個人属性情報か
ら所要の情報が読み出されてそのインターネットサービ
スを提供するサーバへ送信されるようになっているの
で、利用者はインターネットサービスによる個人認証の
際にID番号、パスワードを入力する必要がなく、ま
た、所望のインターネットサービスを個人属性情報を入
力することなく利用することが可能である。
【0029】また、インターネット端末が個人属性情報
から読み出した所要の情報に生体特徴情報による個人認
証を受けたことを示すメッセージを付与するものにおい
ては、そのメッセージをインターネットサービスを提供
するサーバが確認することでそのアクセスが正当なもの
であるかどうかを確認できるので、他のサーバからの不
正なアクセスを排除することができる。
【0030】以上のように、本発明によれば、利用者の
生体特徴を入力するだけで、インターネットプロバイダ
サーバおよびインターネットサービスによる個人認証を
行うことができ、かつ、任意のインターネットサービス
へアクセスした際の個人属性情報の入力も自動的に行う
ことができるので、インターネットサービスを利用する
上で必要となる利用者属性情報を共通的なインフラサー
ビスとして提供することが可能である。
【0031】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0032】図1は、本発明の一実施形態のインターネ
ットサービスシステムの概略構成を示すブロック図であ
る。このインターネットサービスシステムのネットワー
ク構成は、バイオメトリクス機器5を備えるインターネ
ット端末1と、インターネットサービス2と、インター
ネットプロバイダサーバ3とがそれぞれインターネット
4に接続可能になっている。
【0033】インターネット端末1はパーソナルコンピ
ュータ(PC)等、インターネットに接続可能な端末で
ある。このインターネット端末1には、例えば店頭に置
かれ、不特定多数の利用者が使用する端末や、利用者が
所有する端末が含まれる。インターネットサービス2
は、電子メールサービス、WWWサービス、ECサービ
ス、オンライン行政サービスなどをインターネット4を
介して利用者に提供する。バイオメトリクス機器5は、
例えば指紋、掌紋、網膜、音声など個人に特有な生体特
徴を計測するものである。本形態では、バイオメトリク
ス機器5として、指紋センサを備え、該センサにより利
用者の指紋を計測する機器が用いられているものとす
る。このバイオメトリクス機器5で計測された指紋情報
がインターネット端末1にて暗号化され、これが個人認
証用指紋情報としてインターネットプロバイダサーバ3
へ送出される。
【0034】インターネットプロバイダサーバ3は、イ
ンターネット端末1のインターネット4への接続および
インターネットサービス2へのアクセスを制限する。こ
のインターネットプロバイダサーバ3は、インターネッ
ト端末1から送信される暗号化された個人認証用指紋情
報を基に個人認証を行う個人認証部31と、各利用者の
個人コンフィグレーションパラメータが予め格納された
個人コンフィグレーションパラメータ格納部32とを備
えた個人インターネットサービス30を有する。ここ
で、個人コンフィグレーションパラメータは、個人がイ
ンターネットサービスを利用する際に必要なID番号や
パスワード、さらには個人のクレジット番号、銀行口座
番号、保険証番号、住所、行政区、利用しているインタ
ーネットサービスや電子メールアドレス、職業、所属団
体、趣味・健康上の関心事項などからなる利用者属性情
報である。この利用者属性情報および個人の指紋情報
は、契約時に利用者によって予め提供され、それぞれ暗
号化されて個人コンフィグレーションパラメータ格納部
32に格納される。この契約時のデータの登録作業は、
インターネットを介して行うことも可能である。
【0035】インターネットサービス2とインターネッ
トプロバイダサーバ3との間では、各種インターネット
サービスにアクセス(個人認証および利用者属性情報の
入力)する際の、インターネット端末1とインターネッ
トサービス2との間の接続に必要なインタフェースに関
する取り決めと仕組み(ルール)が予め構築されてい
る。インターネットプロバイダサーバ3は、インターネ
ット端末1から送信される暗号化された個人認証用指紋
情報を基に個人認証を行い、その情報の正当性が確認さ
れた場合にのみ、その利用者に関する個人コンフィグレ
ーションパラメータと、個人環境生成用プログラムをイ
ンターネット端末1へ送信するようになっている。この
個人環境生成用プログラムの実行により、一緒に送信さ
れた個人コンフィグレーションパラメータに基づいて、
その送信先であるインターネット端末1に利用者固有の
個人環境を生成したり、インターネットサービスの認
証、配信コンテンツの選別などの予め決められているル
ールに従ってインタフェースを設定したりすることが可
能である。この個人環境生成用プログラムは、インター
ネットプロバイダサーバ3内の記憶装置(不図示)に予
め暗号化されて格納されている。
【0036】以下、このインターネットサービスシステ
ムにおける、インターネットサービスを受ける際の具体
的な処理手順を詳細に説明する。
【0037】利用者が、任意のインターネット端末1を
起動し、インターネットプロバイダサーバ3の個人イン
ターネットサービス30へアクセスすると、個人インタ
ーネットサービス30からインターネット端末1に対し
て指紋入力による個人認証要求が送信される。これに応
じて、利用者が、その端末に備えられているバイオメト
リクス機器5のセンサ部から自身の指紋画像を入力する
と、バイオメトリクス機器5では、その入力された指紋
画像に対して指紋の特徴を抽出するための周知の処理が
行われ、その抽出結果が指紋情報としてインターネット
端末1に送信される(図1の)。インターネット端末
1では、指紋情報を受信すると、その指紋情報に所定の
暗号化処理が施され、該暗号化データが個人認証用指紋
情報としてインターネットプロバイダサーバ3へ送られ
る(図1の)。
【0038】インターネットプロバイダサーバ3は、個
人認証用指紋情報(暗号化データ)を受信すると、受信
した個人認証用指紋情報(暗号化データ)と予め登録し
てある個人指紋情報(暗号化データ)とを復号化して
(ステップS12)、両指紋情報を照合することにより
個人認証を行う。通常、登録指紋情報は複数あるため、
順次登録指紋情報を読み出して照合する1対N照合が行
われる。個人認証の結果、不当となった場合は、アクセ
スを拒否し、正当となった場合は、個人コンフィグレー
ションパラメータ格納部32に予め格納されている個人
コンフィグレーションパラメータ(暗号化データ)から
その個人認証された利用者に関する個人コンフィグレー
ションパラメータ(暗号化データ)を読み出して、これ
を個人環境生成用プログラム(暗号化データ)と一緒に
インターネット端末1へ送り、インターネット端末1の
インターネット4への接続を許可する((図1の)。
ここで、個人コンフィグレーションパラメータはポータ
ルサービスの情報の一つとしてインターネット端末1へ
送られる。ポータルサービスとは、利用者がインターネ
ットサービスへアクセスする際に、プロバイダーサーバ
が利用者の端末に最初に提供するサービスで、利用者は
このポータルサービスにより提供されるサービス情報
(メニューなど)を利用して所望のインターネットサー
ビスへアクセスする。
【0039】インターネット端末1は、個人コンフィグ
レーションパラメータ(暗号化データ)および個人環境
生成用プログラム(暗号化データ)を受信すると、両受
信データを復号化して、個人環境生成用プログラムを実
行する。受信された個人コンフィグレーションパラメー
タはインターネット端末1に一時的に保管される。個人
環境生成用プログラムが実行されると、保管された個人
コンフィグレーションパラメータに基づいてインターネ
ット端末1の環境が生成されるとともに(図1の)、
インターネットサービスの認証、配信コンテンツの選別
などの予め決められているルールに従ったインタフェー
スの設定が行われる。そして、利用者が所望のインター
ネットサービスにアクセスする操作を行うと、保管され
た個人コンフィグレーションパラメータがそのインター
ネットサービスへ自動的に送信される(図1の)。
【0040】個人コンフィグレーションパラメータを受
信したインターネットサービスは、その受信した個人コ
ンフィグレーションパラメータに基づいて個人認証を行
い、その個人属性に応じた固有のコンテンツやプログラ
ムなどの配信サービスをインターネット端末1に対して
行う(図1の)。
【0041】以上の処理によれば、インターネットを利
用する全ての利用者は、個々のID番号やパスワードを
入力することなく、指紋入力だけで、インターネットサ
ービスを統一的に利用することができる。この指紋入力
によるインターネットサービスは、「なりすまし」など
の悪意の第三者による不当な行為を防止する点でも有効
である。
【0042】また、個人コンフィグレーションパラメー
タに含まれる個人属性に応じて、その個人に最も適した
メニューやサービスが自動的に提供されるので、利用者
は安心してインターネットサービスを受けられることに
なる。例えば、ECサービスを利用する場合は、嗜好性
に合ったバーチャルショッピングが紹介され、利用者は
クレジット番号、銀行口座番号など余分な情報を入力す
ることなく決済を簡潔に行うことができる。また、電子
行政サービス(オンライン行政サービス)を利用する場
合には、該当する行政機関に自動的に案内され、必要と
する行政サービスメニューが提供されるため、利用者は
迷うことなく手続きを選択することができる。以下に、
一例として、電子行政サービスを利用する場合のシステ
ムの構成および動作を具体的に説明する。
【0043】(実施例)図2は、本発明の一実施例であ
る、電子行政サービスを提供するインターネットサービ
スシステムの概略構成を示すブロック図である。このイ
ンターネットサービスシステムは、インターネットサー
ビス2として電子行政サービス2aおよびクレジットサ
ービス2bを有し、さらに電子行政サービス2aから提
供される電子データをプリント出力するためのプリンタ
6を有する以外は、前述の図1に示したネットワーク構
成と同様のものである。図2中、同じ部分には同じ符号
を付しており、ここではその構成についての詳細な説明
は省略する。
【0044】本システムの個人コンフィグレーションパ
ラメータ格納部32に格納される情報の一例を図3に示
す。この例では、基礎情報として、指紋情報、氏名、年
齢・性別、誕生日・血液型が登録され、基本属性とし
て、本籍地、現住所・電話番号、基礎年金番号、保険証
情報、Eメールアドレス、電子証明が登録され、決済属
性として、銀行口座情報、クレジット情報が登録されて
いる。これら基礎情報、基本属性、決済属性の個人属性
情報は、各利用者毎に用意され、それぞれの利用者の個
人属性情報を指紋情報から検索できるようなテーブルデ
ータとして格納されている。
【0045】以下、本実施例のシステムにおける、イン
ターネットサービスを受ける際の具体的な処理手順を詳
細に説明する。なお、図2中の〜までの処理は前述
の図1の〜までの処理と同様であるので、ここで
は、その処理については省略する。
【0046】インターネット端末1にて個人環境生成用
プログラムが実行されてインターネット端末1に利用者
固有の個人環境が生成され、インターネットサービスの
認証、配信コンテンツの選別などの予め決められている
ルールに従ったインタフェースの設定が行われた後、利
用者が電子行政サービス2aにアクセスすると、端末に
一時保管されている個人コンフィグレーションパラメー
タがその電子行政サービス2aへ自動的に送信される
(図2の)。個人コンフィグレーションパラメータを
受信した電子行政サービス2aは、その受信した個人コ
ンフィグレーションパラメータに基づいて個人認証を行
い、ログインプログラムをインターネット端末1へ送信
する。インターネット端末1にて受信ログインプログラ
ムが実行され、利用者によるログイン操作が行われる
と、インターネット端末1に一時保管されている個人コ
ンフィグレーションパラメータから現住所が読み出され
て電子行政サービス2aへ自動的に送信される。
【0047】インターネット端末1から現住所データを
受信した電子行政サービス2aは、その受信現住所デー
タから行政区を判断し、該当する行政区の電子行政サー
ビスメニュープログラムをインターネット端末1へ送信
する(図1の)。インターネット端末1にて受信電子
行政サービスメニュープログラムが実行されると、端末
の画面上に「住民票発行」などの項目が含まれたサービ
スメニューが表示される。利用者が、その表示されたサ
ービスメニューの中から「住民票発行」を選択し、さら
に発行条件の1つとして表示されている「本籍地・本人
のみ」の項目を選択すると、端末に一時保管されている
個人コンフィグレーションパラメータの中から氏名、現
住所、電子証明(これは実印に相当する)が読み出され
て電子行政サービス2aへ自動的に送信される(図2の
)。
【0048】氏名、現住所、電子証明の各データを受信
した電子行政サービス2aは、その受信データに基づい
て必要な住民票データおよび住民票発行プログラムを判
別し、それをインターネット端末1へ送信する。この送
信の際、電子行政サービス2aは、住民票発行料金をク
レジット支払いすることの確認メッセージを合せてイン
ターネット端末1へ送信する(図2の)。インターネ
ット端末1にて受信住民票発行プログラムが実行される
と、端末の画面上にクレジット支払の確認メッセージが
表示される。利用者が、そのメッセージに応答して同意
する旨の入力を行うと、電子行政サービス2aから受信
した住民票データがプリンタ6へ送出されて住民票がプ
リントアウトされる(図2の)とともに、端末に一時
保管されている個人コンフィグレーションパラメータの
中からクレジット情報が読み出されて電子行政サービス
2aへ自動的に送信される(図2の
【外1】 )。この送信の際、インターネット端末1は、住民票発
行料金をクレジット支払いすることに利用者が同意した
旨のメッセージを合せて電子行政サービス2aへ送信す
る。
【0049】クレジット情報および支払い同意メッセー
ジを受信した電子行政サービス2aは、その受信したク
レジット情報に基づいて該当するクレジット会社を判断
し、そのクレジット会社が提供するクレジットサービス
(ここでは、クレジットサービス2bとしている)に対
して、受信したクレジット情報および支払い同意メッセ
ージを送信して住民票発行料金の請求を行う(図2の
【外2】 )。クレジットサービス2bでは、電子行政サービス2
aから受信したクレジット情報および支払い同意メッセ
ージに基づいて、住民票発行料金の請求に対する処理を
し、決済を行う(図2の
【外3】 )。
【0050】以上説明した実施形態は、バイオメトリク
ス機器5により利用者の指紋を読み取り、その指紋画像
から得られる情報とインターネットプロバイダサーバ3
に予め登録されている指紋情報とを比較することで個人
認証を行っているが、この個人認証をインターネット端
末1側で行うこともできる。その場合、利用者の指紋情
報はインターネット端末1側に予め登録される。
【0051】また、利用者の指紋情報を暗号化してIC
カードに書き込み、インターネットサービスを利用する
際に、そのICカードに書き込まれた指紋情報と、バイ
オメトリクス機器により得られる指紋情報とを比較する
ことで個人認証を行うようにしてもよい。
【0052】さらに、インターネット端末1にて利用者
によるインターネットへの接続を終了するための所定の
入力操作が行われると、端末に一時保管されている個人
属性情報を消去するようにしてもよい。これにより、個
人属性情報に対するセキュリティがより高められる。
【0053】また、上述した例では、各インターネット
サービス毎に個人コンフィグレーションパラメータに基
づいて個人認証を行っているが、この個人認証は、イン
ターネットプロバイダサーバによる認証で代行すること
も可能である。このようにすることで、各インターネッ
トサービスにおける個人認証に関する処理を省くことが
できるとともに、各インターネットサービスにおける個
人認証に関する責任をインターネットプロバイダサーバ
側で統括して負うことができる。
【0054】また、インターネット端末1からインター
ネットサービス2に送られる個人コンフィグレーション
パラメータに、インターネットプロバイダサーバ3で生
体特徴による個人認証を受けたことを示すメッセージを
付与し、インターネットサービス2が、個人コンフィグ
レーションパラメータ受信時にその付与されたメッセー
ジを確認するようにして、メッセージを送信した端末に
対してのみサービスを提供するようにしてもよい。この
ようにすることにより、他のプロバイダサーバを介した
第三者によるインターネットサービス2への不当なアク
セスを容易に排除することができる。
【0055】(他の実施形態)上述した生体特徴(指
紋)入力によるインターネットサービスの提供は、その
手順を記録した記録媒体をシステムに供給することによ
り実現することができる。図4は、生体特徴入力による
インターネットサービスの提供手順が記録された記録媒
体を備えるシステムの一構成例を示すブロック図であ
る。
【0056】記録媒体1b、3bは、磁気ディスク、半
導体メモリ、その他の記録媒体である。記録媒体3bに
は、インターネット端末から受信した生体特徴情報と予
め格納されている利用者に関する生体特徴情報とを照合
して個人認証を行う個人認証処理と、その認証結果が正
当である場合にのみ、その生体特徴情報に対応して予め
記憶されている利用者がインターネットサービスを利用
する上で必要となる個人属性情報をインターネット端末
へ送信して、該個人属性情報に基づく特定の個人環境を
インターネット端末に生成させる個人属性情報送信処理
と、インターネット端末に対して、インターネットサー
ビスへのアクセスを行うためのインタフェースを予め決
められたルールに従って設定するインタフェース設定処
理と、をインターネットプロバイダサーバ3のサーバコ
ンピュータ3aに実行させるプログラムが記録されてい
る。他方の記録媒体1bには、利用者の生体特徴情報を
インターネットプロバイダサーバへ送信して個人認証を
受ける生体特徴情報送信処理と、その認証結果が正当で
ある場合に、インターネットプロバイダサーバ3から利
用者の個人属性情報を受け取ってその情報を一時保管す
るとともにその保管された個人属性情報に基づいて特定
の個人環境を生成する個人環境生成処理と、をインター
ネット端末のコンピュータ1aに実行させるプログラム
が記録されている。
【0057】インターネットプロバイダサーバ3のサー
バコンピュータ3aが記録媒体3bに記録されたプログ
ラムを実行し、インターネット端末のコンピュータ1a
が記録媒体1bに記録されたプログラムを実行すること
で、前述した生体特徴(指紋)入力によるインターネッ
トサービスの提供が実現される。
【0058】また、記録媒体1bに、特定のインターネ
ットサービスを受けるために、一時保管した個人属性情
報から所要の情報を読み出してインターネットサービス
を提供するサーバへ送信する個人属性情報送信処理をイ
ンターネット端末のコンピュータ1aに実行させるプロ
グラムをさらに記録してもよい。
【0059】さらにまた、記録媒体1bに、利用者によ
るインターネットへの接続を終了するための所定の入力
動作が行われると、一時保管した個人属性情報を消去す
る個人属性情報消去処理をインターネット端末のコンピ
ュータ1aに実行させるプログラムをさらに記録しても
よい。
【0060】なお、記録媒体1b、3bに記録されたプ
ログラムをまとめて一つの記録媒体に記録してよい。こ
の場合は、インターネット端末のコンピュータ1aまた
はインターネットプロバイダサーバ3のサーバコンピュ
ータ3aによって、そのプログラムが実行され、必要な
プログラムがコンピュータ1aからサーバコンピュータ
3aへ、またはサーバコンピュータ3aからコンピュー
タ1aへ送信される。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
利用者が自身の生体特徴を入力するだけで、個人認証を
受けられるとともに利用する端末に利用者固有の個人環
境が生成されるので、従来にない、効率的かつ安全なイ
ンターネットサービを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のインターネットサービス
システムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例である、電子行政サービスを
提供するインターネットサービスシステムの概略構成を
示すブロック図である。
【図3】図2に示すシステムの個人コンフィグレーショ
ンパラメータ格納部に格納される個人属性情報の一例を
示す図である。
【図4】本発明の他の実施形態を示すブロック図であ
る。
【図5】従来のインターネットサービスシステムの概略
構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 インターネット端末 1a パーソナルコンピュータ 1b、3b 記録媒体 2 インターネットサービス 2a 電子行政サービス 2b クレジットサービス 3 インターネットプロバイダサーバ 3a サーバコンピュータ 4 インターネット 5 バイオメトリクス機器 30 個人インターネットサービス 31 個人認証部 32 個人コンフィグレーションパラメータ格納部

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のインターネットサービスを受ける
    インターネット端末の前記インターネットサービスへの
    アクセスがインターネットプロバイダサーバにより制限
    されるインターネットサービスシステムにおいて、 前記インターネット端末は、利用者の生体特徴を取得す
    るためのバイオメトリクス手段を備え、該バイオメトリ
    クス手段により得られる利用者の生体特徴情報を前記イ
    ンターネットプロバイダサーバへ送信するように構成さ
    れ、 前記インターネットプロバイダサーバは、 利用者に関する生体特徴情報と利用者が前記インターネ
    ットサービスを利用する上で必要となる個人属性情報と
    が対応づけられて予め格納された格納手段と、 前記インターネット端末から送信された生体特徴情報と
    前記格納手段に格納されている生体特徴情報との照合を
    行う認証手段とを有し、 前記認証手段による生体特徴情報の照合が正当である場
    合にのみ、その生体特徴情報を基に前記格納手段から利
    用者の個人属性情報を読み出し、前記インターネット端
    末に対して、その読み出した個人属性情報を送信して利
    用者固有の個人環境を生成させるとともに、前記インタ
    ーネットサービスへのアクセスを行うためのインタフェ
    ースを予め決められたルールに従って設定するように構
    成されていることを特徴とするインターネットサービス
    システム。
  2. 【請求項2】 インターネット端末は、インターネット
    プロバイダサーバから受信した個人属性情報を一時保管
    するとともに、インターネットサービスへアクセスする
    ための所定の入力操作に応じて、その一時保管した個人
    属性情報から所要の情報を読み出してそのインターネッ
    トサービスを提供するサーバへ送信するように構成され
    ていることを特徴とする請求項1に記載のインターネッ
    トサービスシステム。
  3. 【請求項3】 インターネット端末は、インターネット
    への接続を終了するための所定の入力操作に応じて、一
    時保管した個人属性情報を消去するように構成されてい
    ることを特徴とする請求項2に記載のインターネットサ
    ービスシステム。
  4. 【請求項4】 インターネット端末が、一時保管した個
    人属性情報から読み出した所要の情報をインターネット
    サービスを提供するサーバへ送信する際に、その情報に
    生体特徴情報による個人認証を受けたことを示すメッセ
    ージを付与するように構成され、 前記インターネットサービスを提供するサーバが、前記
    メッセージを送信したインターネット端末に対してのみ
    サービスを提供するように構成されていることを特徴と
    する請求項2に記載のインターネットサービスシステ
    ム。
  5. 【請求項5】 所定のインターネットサービスへのアク
    セスがインターネットプロバイダサーバにより制限され
    るインターネット端末において、 利用者の生体特徴を取得するためのバイオメトリクス手
    段を備え、該バイオメトリクス手段により得られる利用
    者の生体特徴情報を前記インターネットプロバイダサー
    バへ送出して個人認証を受け、その認証結果が正当であ
    る場合に前記インターネットプロバイダサーバから受信
    する利用者の個人属性情報を一時保管するとともに、そ
    の個人属性情報を基に利用者固有の個人環境を生成する
    ように構成されていることを特徴とするインターネット
    端末。
  6. 【請求項6】 インターネットサービスへアクセスする
    ための所定の入力操作に応じて、一時保管した個人属性
    情報から所要の情報を読み出してそのインターネットサ
    ービスを提供するサーバへ送信するように構成されてい
    ることを特徴とする請求項5に記載のインターネット端
    末。
  7. 【請求項7】 インターネットへの接続を終了するため
    の所定の入力操作に応じて、一時保管した個人属性情報
    を消去するように構成されていることを特徴とする請求
    項5または6に記載のインターネット端末。
  8. 【請求項8】 所定のインターネットサービスを受ける
    インターネット端末の前記インターネットサービスへの
    アクセスを制限するインターネットプロバイダサーバに
    おいて、 利用者に関する生体特徴情報と利用者が前記インターネ
    ットサービスを利用する上で必要となる個人属性情報と
    が対応づけられて予め格納された格納手段と、前記イン
    ターネット端末から送出された生体特徴情報と前記格納
    手段に格納されている生体特徴情報との照合を行う認証
    手段とを有し、 前記認証手段による生体特徴情報の照合が正当である場
    合にのみ、その生体特徴情報を基に前記格納手段から利
    用者の個人属性情報を読み出し、前記インターネット端
    末に対して、その読み出した個人属性情報を送信して利
    用者固有の個人環境を生成させるとともに、前記インタ
    ーネットサービスへのアクセスを行うためのインタフェ
    ースを予め決められたルールに従って設定するように構
    成されていることを特徴とするインターネットプロバイ
    ダサーバ。
  9. 【請求項9】 所定のインターネットサービスを受ける
    インターネット端末の前記インターネットサービスへの
    アクセスがインターネットプロバイダサーバにより制限
    されるインターネットサービスシステムにおいて行われ
    るインターネットアクセス方法において、 利用者に関する生体特徴情報と所定の個人属性情報を前
    記インターネットプロバイダサーバに予め登録すること
    と、 前記インターネット端末を利用する際に、その利用者の
    生体特徴を入手し、該入手した生体特徴情報と前記イン
    ターネットプロバイダサーバに予め登録しておいた生体
    特徴情報を照合することで個人認証を行うことと、 前記認証結果が正当である場合に、前記インターネット
    プロバイダサーバに予め登録しておいた個人属性情報か
    らその利用者に関する個人属性情報を読み出して、該読
    み出した個人属性情報を前記インターネット端末に一時
    保管するとともに、該一時保管した個人属性情報に基づ
    いて前記インターネット端末に利用者固有の個人環境を
    生成することとを少なくとも含むインターネットアクセ
    ス方法。
  10. 【請求項10】 インターネットサービスへアクセスす
    るための所定の入力操作に応じて、前記インターネット
    端末に一時保管した個人属性情報から所要の情報を読み
    出し、該情報をそのインターネットサービスを提供する
    サーバへ送信することをさらに含む請求項9に記載のイ
    ンターネットアクセス方法。
  11. 【請求項11】 インターネットへの接続を終了するた
    めの所定の入力操作に応じて、前記インターネット端末
    に一時保管した個人属性情報を消去することをさらに含
    む請求項9または10に記載のインターネットアクセス
    方法。
  12. 【請求項12】 一時保管した個人属性情報から読み出
    した所要の情報をインターネットサービスを提供するサ
    ーバへ送信する際に、その情報に生体特徴情報による個
    人認証を受けたことを示すメッセージを付与すること
    と、 前記メッセージを送信したインターネット端末に対して
    のみ前記インターネットサービスを提供することとをさ
    らに含む請求項10に記載のインターネットアクセス方
    法。
  13. 【請求項13】 インターネット端末から受信した生体
    特徴情報と予め格納されている利用者に関する生体特徴
    情報とを照合して個人認証を行う個人認証処理と、 前記認証結果が正当である場合にのみ、その生体特徴情
    報に対応して予め記憶されている、利用者が前記インタ
    ーネットサービスを利用する上で必要となる個人属性情
    報を、前記インターネット端末へ送信して、該個人属性
    情報に基づく利用者固有の個人環境を前記インターネッ
    ト端末に生成させる個人属性情報送信処理と、 前記インターネット端末に対して、インターネットサー
    ビスへのアクセスを行うためのインタフェースを予め決
    められたルールに従って設定するインタフェース設定処
    理と、をインターネットプロバイダサーバのコンピュー
    タに実行させるプログラムを記録したことを特徴とする
    記録媒体。
  14. 【請求項14】 利用者の生体特徴情報をインターネッ
    トプロバイダサーバへ送信して個人認証を受ける生体特
    徴情報送信処理と、 前記認証結果が正当である場合に、前記インターネット
    プロバイダサーバから利用者の個人属性情報を受け取っ
    てその情報を一時保管するとともにその保管された個人
    属性情報に基づいて利用者固有の個人環境を生成する個
    人環境生成処理と、をインターネット端末のコンピュー
    タに実行させるプログラムを記録したことを特徴とする
    記録媒体。
  15. 【請求項15】 インターネットサービスへアクセスす
    るための所定の入力操作に応じて、一時保管した個人属
    性情報から所要の情報を読み出してそのインターネット
    サービスを提供するサーバへ送信する個人属性情報送信
    処理をインターネット端末のコンピュータに実行させる
    プログラムをさらに記録したことを特徴とする請求項1
    4に記載の記録媒体。
  16. 【請求項16】 インターネットへの接続を終了するた
    めの所定の入力操作に応じて、一時保管した個人属性情
    報を消去する個人属性情報消去処理をインターネット端
    末のコンピュータに実行させるプログラムをさらに記録
    したことを特徴とする請求項14または15に記載の記
    録媒体。
  17. 【請求項17】 利用者の生体特徴情報をインターネ
    ットプロバイダサーバへ送信して個人認証を受ける生体
    特徴情報送信処理と、 前記認証結果が正当である場合に、前記インターネット
    プロバイダサーバから利用者の個人属性情報を受け取っ
    てその情報を一時保管するとともにその保管された個人
    属性情報に基づいて利用者固有の個人環境を生成する個
    人環境生成処理と、をインターネット端末のコンピュー
    タに実行させるプログラムを記録し、 インターネット端末から受信した生体特徴情報と予め格
    納されている利用者に関する生体特徴情報とを照合して
    個人認証を行う個人認証処理と、 前記生体特徴情報の認証結果が正当である場合にのみ、
    その生体特徴情報に対応して予め記憶されている、利用
    者が前記インターネットサービスを利用する上で必要と
    なる個人属性情報を、前記インターネット端末へ送信し
    て、該個人属性情報に基づく利用者固有の個人環境を前
    記インターネット端末に生成させる個人属性情報送信処
    理と、 前記インターネット端末に対して、インターネットサー
    ビスへのアクセスを行うためのインタフェースを予め決
    められたルールに従って設定するインタフェース設定処
    理と、をインターネットプロバイダサーバのコンピュー
    タに実行させるプログラムを記録したことを特徴とする
    記録媒体。
  18. 【請求項18】 インターネットサービスへアクセスす
    るための所定の入力操作に応じて、一時保管した個人属
    性情報から所要の情報を読み出してインターネットサー
    ビスを提供するサーバへ送信する個人属性情報送信処理
    をインターネット端末のコンピュータに実行させるプロ
    グラムをさらに記録したことを特徴とする請求項17に
    記載の記録媒体。
  19. 【請求項19】 インターネットへの接続を終了するた
    めの所定の入力操作に応じて、一時保管した個人属性情
    報を消去する個人属性情報消去処理をインターネット端
    末のコンピュータに実行させるプログラムをさらに記録
    したことを特徴とする請求項17または18に記載の記
    録媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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