JP2001306359A - 自動評価システム - Google Patents
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- G—PHYSICS
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- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
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- G06F11/36—Preventing errors by testing or debugging software
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-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F11/00—Error detection; Error correction; Monitoring
- G06F11/36—Preventing errors by testing or debugging software
- G06F11/3668—Software testing
- G06F11/3672—Test management
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- Theoretical Computer Science (AREA)
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Debugging And Monitoring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 アプリケーションプログラムの品質を保持す
るとともに、自動評価における安定性を確保する自動評
価システムを提供することを課題とする。 【解決手段】 任意の入力イベントと任意の入力イベン
トに対する参照出力結果により、ターゲットシステム上
で動作するアプリケーションプログラムを自動評価する
自動評価システム1において、アプリケーションプログ
ラムによる動作をシミュレーションするシミュレーショ
ン装置2とアクセス可能であり、シミュレーション装置
2による任意の入力イベントに対するシミュレーション
結果と参照出力結果とを比較することによって、自動評
価することを特徴する。
るとともに、自動評価における安定性を確保する自動評
価システムを提供することを課題とする。 【解決手段】 任意の入力イベントと任意の入力イベン
トに対する参照出力結果により、ターゲットシステム上
で動作するアプリケーションプログラムを自動評価する
自動評価システム1において、アプリケーションプログ
ラムによる動作をシミュレーションするシミュレーショ
ン装置2とアクセス可能であり、シミュレーション装置
2による任意の入力イベントに対するシミュレーション
結果と参照出力結果とを比較することによって、自動評
価することを特徴する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キー入力等の入力
イベントとこの入力イベントに対する出力画面等の参照
出力結果により、マイクロコンピュータ(以下、マイコ
ンと記載する)等のターゲットシステム上で動作するア
プリケーションプログラムを自動評価する自動評価シス
テムに関する。
イベントとこの入力イベントに対する出力画面等の参照
出力結果により、マイクロコンピュータ(以下、マイコ
ンと記載する)等のターゲットシステム上で動作するア
プリケーションプログラムを自動評価する自動評価シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、マイコンは、家電製品等の様々な
装置に組み込まれ、広く利用されている。マイコンは、
組み込み先の装置の仕様や周辺装置等に対応して動作す
るために、アプリケーションプログラムが内蔵ROM
[Read Only Memory]に書き込まれて
いる。また、液晶表示装置(以下、LCD[Liqui
dCrystal Display]と記載する)も、
家電製品等の様々な装置に組み込まれている。そのた
め、マイコンは、ユーザによるキー入力等の入力イベン
トが入力されると、アプリケーションプログラムによっ
てこの入力イベントに対する出力画面をLCDに出力さ
せる。そこで、マイコンのアプリケーションプログラム
による動作を確認する場合、マイコンの組み込み先の装
置の仕様に対応した多数の入力イベントに対する出力結
果を確認しておかなければならない。
装置に組み込まれ、広く利用されている。マイコンは、
組み込み先の装置の仕様や周辺装置等に対応して動作す
るために、アプリケーションプログラムが内蔵ROM
[Read Only Memory]に書き込まれて
いる。また、液晶表示装置(以下、LCD[Liqui
dCrystal Display]と記載する)も、
家電製品等の様々な装置に組み込まれている。そのた
め、マイコンは、ユーザによるキー入力等の入力イベン
トが入力されると、アプリケーションプログラムによっ
てこの入力イベントに対する出力画面をLCDに出力さ
せる。そこで、マイコンのアプリケーションプログラム
による動作を確認する場合、マイコンの組み込み先の装
置の仕様に対応した多数の入力イベントに対する出力結
果を確認しておかなければならない。
【0003】そのため、マイコンの開発では、ハードウ
エアの開発とともに、アプリケーションプログラムの開
発も重要となる。アプリケーションプログラムの開発に
は、インサーキットエミュレータ(以下、ICE[In
Circuit Emulator])等が利用されて
いる。ICEは、ターゲットボード上でアプリケーショ
ンプログラムによる動作をエミューションすることがで
きる。前記したように、アプリケーションプログラムの
動作確認は、確認しなければならない入力イベントが多
数ある。そのため、ICEを利用して直接作業者が入力
イベントを入力する場合、入力に長時間要するととも
に、作業者が入力ミスする可能性もある。また、入力イ
ベントとエミュレーション結果を画面出力等で作業者が
確認する場合、長時間を要するとともに、作業者が確認
ミスする可能性がある。さらに、この動作確認によるア
プリケーションプログラムの評価では、評価精度を向上
させるために、同一の入力イベントに対する評価を繰り
返し行っている。そこで、アプリケーションプログラム
の動作確認を高精度かつ効率的に行うために、多数の入
力イベントを繰り返し自動的に入力できるとともに、こ
の入力イベントに対する出力結果を自動評価する自動評
価システムが利用されている。
エアの開発とともに、アプリケーションプログラムの開
発も重要となる。アプリケーションプログラムの開発に
は、インサーキットエミュレータ(以下、ICE[In
Circuit Emulator])等が利用されて
いる。ICEは、ターゲットボード上でアプリケーショ
ンプログラムによる動作をエミューションすることがで
きる。前記したように、アプリケーションプログラムの
動作確認は、確認しなければならない入力イベントが多
数ある。そのため、ICEを利用して直接作業者が入力
イベントを入力する場合、入力に長時間要するととも
に、作業者が入力ミスする可能性もある。また、入力イ
ベントとエミュレーション結果を画面出力等で作業者が
確認する場合、長時間を要するとともに、作業者が確認
ミスする可能性がある。さらに、この動作確認によるア
プリケーションプログラムの評価では、評価精度を向上
させるために、同一の入力イベントに対する評価を繰り
返し行っている。そこで、アプリケーションプログラム
の動作確認を高精度かつ効率的に行うために、多数の入
力イベントを繰り返し自動的に入力できるとともに、こ
の入力イベントに対する出力結果を自動評価する自動評
価システムが利用されている。
【0004】図4に従来のマイコンのアプリケーション
プログラムの自動評価を行うための構成図を示す。自動
評価システム50は、パーソナルコンピュータ(以下、
パソコンと記載する)PC上で構成され、パソコンPC
のディスク装置DUとのアクセスが可能である。さら
に、自動評価システム50は、ターゲットボードTBに
入力イベントを入力するために、エミュレーション用拡
張ボード50aを備える。一方、ICE51は、パソコ
ンPCにRS232等を介して接続するとともに、ター
ゲットボードTBに接続する。また、パソコンPC上に
はデバッガ52が構成され、ICE51でアプリケーシ
ョンプログラムAPをエミュレーションしながら、デバ
ッガ52でデバッグを行うことができる。アプリケーシ
ョンプログラムAPの自動評価を行う場合、まず、作業
者は、複数の入力イベントが格納された入力イベントフ
ァイルIFとこの入力イベントに対する参照出力結果が
格納されたリファレンス出力ファイルOFを用意する。
そして、自動評価システム50が起動されると、自動評
価システム50は、ディスク装置DUから入力イベント
ファイルIFに格納された入力イベントおよびリファレ
ンス出力ファイルOFに格納された参照出力結果を読み
出す。そして、自動評価システム50は、エミュレーシ
ョン用拡張ボード50aを介してこの入力イベントをタ
ーゲットボードTBに入力する。すると、ICE51が
この入力イベントに対するアプリケーションプログラム
APによる動作をエミュレーションし、出力結果を自動
評価システム50に出力する。そして、自動評価システ
ム50は、この出力結果と参照出力結果を比較してこの
出力結果が正しいか否かを判定し、判定結果を結果ログ
ファイル等に出力する。さらに、自動評価システム50
は、複数の入力イベントに対して、この入力、比較およ
び判定を繰り返し自動的に実行し、アプリケーションプ
ログラムAPを自動的に評価する。
プログラムの自動評価を行うための構成図を示す。自動
評価システム50は、パーソナルコンピュータ(以下、
パソコンと記載する)PC上で構成され、パソコンPC
のディスク装置DUとのアクセスが可能である。さら
に、自動評価システム50は、ターゲットボードTBに
入力イベントを入力するために、エミュレーション用拡
張ボード50aを備える。一方、ICE51は、パソコ
ンPCにRS232等を介して接続するとともに、ター
ゲットボードTBに接続する。また、パソコンPC上に
はデバッガ52が構成され、ICE51でアプリケーシ
ョンプログラムAPをエミュレーションしながら、デバ
ッガ52でデバッグを行うことができる。アプリケーシ
ョンプログラムAPの自動評価を行う場合、まず、作業
者は、複数の入力イベントが格納された入力イベントフ
ァイルIFとこの入力イベントに対する参照出力結果が
格納されたリファレンス出力ファイルOFを用意する。
そして、自動評価システム50が起動されると、自動評
価システム50は、ディスク装置DUから入力イベント
ファイルIFに格納された入力イベントおよびリファレ
ンス出力ファイルOFに格納された参照出力結果を読み
出す。そして、自動評価システム50は、エミュレーシ
ョン用拡張ボード50aを介してこの入力イベントをタ
ーゲットボードTBに入力する。すると、ICE51が
この入力イベントに対するアプリケーションプログラム
APによる動作をエミュレーションし、出力結果を自動
評価システム50に出力する。そして、自動評価システ
ム50は、この出力結果と参照出力結果を比較してこの
出力結果が正しいか否かを判定し、判定結果を結果ログ
ファイル等に出力する。さらに、自動評価システム50
は、複数の入力イベントに対して、この入力、比較およ
び判定を繰り返し自動的に実行し、アプリケーションプ
ログラムAPを自動的に評価する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、自動評
価システム50とICE51での自動評価では、自動評
価システム50とターゲットボードTB間でデータのや
りとりをしはければならないので、自動評価用の機能を
組み込む必要がある。つまり、自動評価システム50
は、入力イベントをエミュレーション用のデータに変換
するために、エミュレーション用拡張ボード50aが必
要となる。さらに、ターゲットボードTBには、入力イ
ベントを受信するために拡張ボード用インターフェース
TBaが組み込まれ、出力結果をパソコンPCに出力す
るためにパソコン用インターフェースTBbが組み込ま
れる。また、アプリケーションプログラムAPにも、自
動評価システム50からの入力イベントの解析や出力結
果をパソコンPCに出力するためにVRAM[Visu
al Random Access Memory]に
データ送信等を行うための自動評価システム用インター
フェースプログラムIPが組み込まれる。そのため、こ
の自動評価で評価するアプリケーションプログラムAP
は、実際にマイコンに組み込まれるアプリケーションプ
ログラムと異なるとともに、実際のマイコンで行なわれ
る処理より自動評価システム用インターフェースプログ
ラムIP分負荷が重くなる。このように自動評価用の機
能を追加することによって、自動評価における不安定要
因が増大するるとともに、評価対象であるアプリケーシ
ョンプログラムAP自体の品質が低下する。
価システム50とICE51での自動評価では、自動評
価システム50とターゲットボードTB間でデータのや
りとりをしはければならないので、自動評価用の機能を
組み込む必要がある。つまり、自動評価システム50
は、入力イベントをエミュレーション用のデータに変換
するために、エミュレーション用拡張ボード50aが必
要となる。さらに、ターゲットボードTBには、入力イ
ベントを受信するために拡張ボード用インターフェース
TBaが組み込まれ、出力結果をパソコンPCに出力す
るためにパソコン用インターフェースTBbが組み込ま
れる。また、アプリケーションプログラムAPにも、自
動評価システム50からの入力イベントの解析や出力結
果をパソコンPCに出力するためにVRAM[Visu
al Random Access Memory]に
データ送信等を行うための自動評価システム用インター
フェースプログラムIPが組み込まれる。そのため、こ
の自動評価で評価するアプリケーションプログラムAP
は、実際にマイコンに組み込まれるアプリケーションプ
ログラムと異なるとともに、実際のマイコンで行なわれ
る処理より自動評価システム用インターフェースプログ
ラムIP分負荷が重くなる。このように自動評価用の機
能を追加することによって、自動評価における不安定要
因が増大するるとともに、評価対象であるアプリケーシ
ョンプログラムAP自体の品質が低下する。
【0006】そこで、本発明の課題は、アプリケーショ
ンプログラムの品質を保持するとともに、自動評価にお
ける安定性を確保する自動評価システムを提供すること
である。
ンプログラムの品質を保持するとともに、自動評価にお
ける安定性を確保する自動評価システムを提供すること
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決した本発
明に係る自動評価システムは、任意の入力イベントと前
記任意の入力イベントに対する参照出力結果により、タ
ーゲットシステム上で動作するアプリケーションプログ
ラムを自動評価する自動評価システムにおいて、前記ア
プリケーションプログラムによる動作をシミュレーショ
ンするシミュレーション装置とアクセス可能であり、前
記シミュレーション装置による前記任意の入力イベント
に対するシミュレーション結果と前記参照出力結果とを
比較することによって、自動評価することを特徴する。
この自動評価システムによれば、シミュレーション装置
とのアクセスを可能とすることにより、シミュレーショ
ン装置の入力イベントに対するシミュレーション結果を
利用して自動評価することができる。このとき、シミュ
レーション装置は、入力イベントに基づいて、アプリケ
ーションプログラムによる動作を通常のシミュレーショ
ンを行う。そのため、アプリケーションプログラムに自
動評価用の機能を組み込む必要がない。
明に係る自動評価システムは、任意の入力イベントと前
記任意の入力イベントに対する参照出力結果により、タ
ーゲットシステム上で動作するアプリケーションプログ
ラムを自動評価する自動評価システムにおいて、前記ア
プリケーションプログラムによる動作をシミュレーショ
ンするシミュレーション装置とアクセス可能であり、前
記シミュレーション装置による前記任意の入力イベント
に対するシミュレーション結果と前記参照出力結果とを
比較することによって、自動評価することを特徴する。
この自動評価システムによれば、シミュレーション装置
とのアクセスを可能とすることにより、シミュレーショ
ン装置の入力イベントに対するシミュレーション結果を
利用して自動評価することができる。このとき、シミュ
レーション装置は、入力イベントに基づいて、アプリケ
ーションプログラムによる動作を通常のシミュレーショ
ンを行う。そのため、アプリケーションプログラムに自
動評価用の機能を組み込む必要がない。
【0008】さらに、前記自動評価システムにおいて、
前記シミュレーション装置および前記自動評価システム
がアクセス可能な記憶手段を備え、前記シミュレーショ
ン装置が前記記憶手段に記憶した前記シミュレーション
結果を、前記参照出力結果と比較することを特徴とす
る。この自動評価システムによれば、自動評価システム
とシミュレーション装置がアクセス可能な記憶手段を備
えることによって、自動評価システムとシミュレーショ
ン装置間でのアクセスが可能となる。そのため、自動評
価システムとシミュレーション装置による自動評価で
は、自動評価を行うために自動評価用の機能を組み込む
必要がない。
前記シミュレーション装置および前記自動評価システム
がアクセス可能な記憶手段を備え、前記シミュレーショ
ン装置が前記記憶手段に記憶した前記シミュレーション
結果を、前記参照出力結果と比較することを特徴とす
る。この自動評価システムによれば、自動評価システム
とシミュレーション装置がアクセス可能な記憶手段を備
えることによって、自動評価システムとシミュレーショ
ン装置間でのアクセスが可能となる。そのため、自動評
価システムとシミュレーション装置による自動評価で
は、自動評価を行うために自動評価用の機能を組み込む
必要がない。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
に係る自動評価システムの実施の形態を説明する。図1
は自動評価システムおよびシミュレーション装置が動作
するパーソナルコンピュータの構成図、図2は自動評価
システムとシミュレーション間のアクセスの説明図、図
3は入力イベントと参照出力結果の一例であり、(a)
はキー入力、(b)は(a)図のキー入力前のLCDの
参照出力画面、(c)は(a)図のキー入力に対するL
CDの参照出力画面である。
に係る自動評価システムの実施の形態を説明する。図1
は自動評価システムおよびシミュレーション装置が動作
するパーソナルコンピュータの構成図、図2は自動評価
システムとシミュレーション間のアクセスの説明図、図
3は入力イベントと参照出力結果の一例であり、(a)
はキー入力、(b)は(a)図のキー入力前のLCDの
参照出力画面、(c)は(a)図のキー入力に対するL
CDの参照出力画面である。
【0010】本発明に係る自動評価システムは、ターゲ
ットシステム上で動作するアプリケーションプログラム
を、シミュレーション装置によるシミュレーション結果
を利用して自動評価することができる。このとき、シミ
ュレーション装置は、入力イベントに対してシミュレー
ションを行い、そのシミュレーション結果を出力する通
常の処理を行う。そのため、アプリケーションプログラ
ムには、自動評価用の機能を組み込む必要がない。
ットシステム上で動作するアプリケーションプログラム
を、シミュレーション装置によるシミュレーション結果
を利用して自動評価することができる。このとき、シミ
ュレーション装置は、入力イベントに対してシミュレー
ションを行い、そのシミュレーション結果を出力する通
常の処理を行う。そのため、アプリケーションプログラ
ムには、自動評価用の機能を組み込む必要がない。
【0011】なお、ターゲットシステムは、アプリケー
ションプログラムに基づて動作し、例えば、マイコン等
である。また、入力イベントは、ターゲットシステムの
組み込み先の装置の仕様に対応して設定し、組み込み先
の装置の入力手段によって対象となる入力イベントが異
なる。対象となる入力イベントとしては、例えば、キー
入力、音声入力等である。参照出力結果は、入力イベン
トに対するターゲットシステムの正常な出力であり、タ
ーゲットシステムの組み込み先の装置の仕様に対応して
設定し、組み込み先の装置の出力手段によって対象とな
る参照出力結果が異なる。対象となる参照出力結果は、
例えば、画面出力、音声出力等である。
ションプログラムに基づて動作し、例えば、マイコン等
である。また、入力イベントは、ターゲットシステムの
組み込み先の装置の仕様に対応して設定し、組み込み先
の装置の入力手段によって対象となる入力イベントが異
なる。対象となる入力イベントとしては、例えば、キー
入力、音声入力等である。参照出力結果は、入力イベン
トに対するターゲットシステムの正常な出力であり、タ
ーゲットシステムの組み込み先の装置の仕様に対応して
設定し、組み込み先の装置の出力手段によって対象とな
る参照出力結果が異なる。対象となる参照出力結果は、
例えば、画面出力、音声出力等である。
【0012】本実施の形態では、自動評価システムを、
自動評価プログラムを記憶した記憶媒体を介してパソコ
ン内に自動評価プログラムをロードし、この自動評価プ
ログラムによる動作をパソコンで実行させて自動評価を
行う自動評価システムとして構成した。さらに、この自
動評価システムは、入力イベントおよび参照出力結果を
取り入れるために、パソコンに接続したディスク装置を
利用する。また、本実施の形態では、シミュレーション
装置を、シミュレーションプログラムを記憶した記憶媒
体を介してパソコン内にシミュレーションプログラムを
ロードし、このシミュレーションプログラムによる動作
をパソコンで実行させてシミュレーションを行うシミュ
レータとして構成した。なお、自動評価システムとシミ
ュレータは、同一のパソコン内に構成する。また、本実
施の形態では、ターゲットシステムをマイコンとする。
さらに、本実施の形態では、マイコンは、組み込む先と
してゲーム、時計、データバンク等、外部からのキー
(ボタン)入力が可能であり、LCDに画面出力する装
置に組み込まれるものとする。
自動評価プログラムを記憶した記憶媒体を介してパソコ
ン内に自動評価プログラムをロードし、この自動評価プ
ログラムによる動作をパソコンで実行させて自動評価を
行う自動評価システムとして構成した。さらに、この自
動評価システムは、入力イベントおよび参照出力結果を
取り入れるために、パソコンに接続したディスク装置を
利用する。また、本実施の形態では、シミュレーション
装置を、シミュレーションプログラムを記憶した記憶媒
体を介してパソコン内にシミュレーションプログラムを
ロードし、このシミュレーションプログラムによる動作
をパソコンで実行させてシミュレーションを行うシミュ
レータとして構成した。なお、自動評価システムとシミ
ュレータは、同一のパソコン内に構成する。また、本実
施の形態では、ターゲットシステムをマイコンとする。
さらに、本実施の形態では、マイコンは、組み込む先と
してゲーム、時計、データバンク等、外部からのキー
(ボタン)入力が可能であり、LCDに画面出力する装
置に組み込まれるものとする。
【0013】まず、図1を参照して、自動評価システム
1およびシミュレータ2の全体構成について説明する。
自動評価システム1は、パソコンPCのディスク装置D
Uによって自動評価プログラムを記憶した記憶媒体から
自動評価プログラムが読み込まれ、さらに図示しないR
AM[Random Access Memory]に
自動評価プログラムがロードされ、そして中央処理装置
CPで実行されて自動評価を行う。なお、ディスク装置
DUは、フロッピディスクや光ディスク等の記憶媒体に
対応して読み書きできる装置とする。また、自動評価シ
ステム1は、ディスク装置DUから入力イベントファイ
ルIFに格納された入力イベントを読み込み、この入力
イベントをシミュレータ2に送信する。さらに、自動評
価システム1は、ディスク装置DUからリファレンス出
力ファイルOFに格納された参照出力結果を読み込み、
シミュレータ2の入力イベントに対するシミュレーショ
ン結果と比較して自動評価する。なお、自動評価システ
ム1は、評価結果をディスク装置DUに結果ログファイ
ルとして格納したり、ディスプレイDPに画面出力す
る。
1およびシミュレータ2の全体構成について説明する。
自動評価システム1は、パソコンPCのディスク装置D
Uによって自動評価プログラムを記憶した記憶媒体から
自動評価プログラムが読み込まれ、さらに図示しないR
AM[Random Access Memory]に
自動評価プログラムがロードされ、そして中央処理装置
CPで実行されて自動評価を行う。なお、ディスク装置
DUは、フロッピディスクや光ディスク等の記憶媒体に
対応して読み書きできる装置とする。また、自動評価シ
ステム1は、ディスク装置DUから入力イベントファイ
ルIFに格納された入力イベントを読み込み、この入力
イベントをシミュレータ2に送信する。さらに、自動評
価システム1は、ディスク装置DUからリファレンス出
力ファイルOFに格納された参照出力結果を読み込み、
シミュレータ2の入力イベントに対するシミュレーショ
ン結果と比較して自動評価する。なお、自動評価システ
ム1は、評価結果をディスク装置DUに結果ログファイ
ルとして格納したり、ディスプレイDPに画面出力す
る。
【0014】シミュレータ2は、パソコンPCのディス
ク装置DUによってシミュレーションプログラムを記憶
した記憶媒体からシミュレーションプログラムが読み込
まれ、さらに図示しないRAMにシミュレーションプロ
グラムがロードされ、そして中央処理装置CPで実行さ
れてシミュレーションを行う。また、シミュレータ2
は、ディスク装置DUからマイコンのアプリケーション
プログラムAPを読み込み、このアプリケーションプロ
グラムAPによる動作をシミュレーションする。なお、
シミュレータ2は、自動評価システム1から入力イベン
トが送信されると、この入力イベントに基づいてアプリ
ケーションプログラムAPによる動作をシミュレーショ
ンする。そして、シミュレータ2は、このシミュレーシ
ョン結果を、パソコンPCのRAM10に記憶させる
(図2参照)。
ク装置DUによってシミュレーションプログラムを記憶
した記憶媒体からシミュレーションプログラムが読み込
まれ、さらに図示しないRAMにシミュレーションプロ
グラムがロードされ、そして中央処理装置CPで実行さ
れてシミュレーションを行う。また、シミュレータ2
は、ディスク装置DUからマイコンのアプリケーション
プログラムAPを読み込み、このアプリケーションプロ
グラムAPによる動作をシミュレーションする。なお、
シミュレータ2は、自動評価システム1から入力イベン
トが送信されると、この入力イベントに基づいてアプリ
ケーションプログラムAPによる動作をシミュレーショ
ンする。そして、シミュレータ2は、このシミュレーシ
ョン結果を、パソコンPCのRAM10に記憶させる
(図2参照)。
【0015】また、シミュレータ2は、組み込み装置の
キー入力に対応してキーボードKBによって外部からの
操作が可能であり、組み込み装置のLCDの画面出力に
対応してディスプレイDPにLCD画面を出力する。
キー入力に対応してキーボードKBによって外部からの
操作が可能であり、組み込み装置のLCDの画面出力に
対応してディスプレイDPにLCD画面を出力する。
【0016】なお、シミュレーションを行いながらアプ
リケーションプログラムAPのデバッグを行うために、
シミュレータ2はデバッガ3に接続される。デバッガ3
は、パソコンPCのディスク装置DUによってデバッグ
プログラムを記憶した記憶媒体からデバッグプログラム
が読み込まれ、図示しないRAMにロードされ、そして
中央処理装置CPで実行されてデバッグを行う。デバッ
ガ3は、シミュレータ2の起動/停止、シミュレータ2
上でのデータの参照やデータの書き換え等を行うことが
できる。さらに、デバッガ3は、アプリケーションプロ
グラムAPをステップ毎に実行させたり、ブレークした
りすることができる。
リケーションプログラムAPのデバッグを行うために、
シミュレータ2はデバッガ3に接続される。デバッガ3
は、パソコンPCのディスク装置DUによってデバッグ
プログラムを記憶した記憶媒体からデバッグプログラム
が読み込まれ、図示しないRAMにロードされ、そして
中央処理装置CPで実行されてデバッグを行う。デバッ
ガ3は、シミュレータ2の起動/停止、シミュレータ2
上でのデータの参照やデータの書き換え等を行うことが
できる。さらに、デバッガ3は、アプリケーションプロ
グラムAPをステップ毎に実行させたり、ブレークした
りすることができる。
【0017】ここで、入力イベントファイルIFとリフ
ァレンス出力ファイルOFについて説明しておく。入力
イベントファイルIFおよびリファレンス出力ファイル
OFは、自動評価システム1の入力イベントデータ作成
機能およびリファレンスデータ作成機能を利用して作成
したり、または予めエディタによって作成する。
ァレンス出力ファイルOFについて説明しておく。入力
イベントファイルIFおよびリファレンス出力ファイル
OFは、自動評価システム1の入力イベントデータ作成
機能およびリファレンスデータ作成機能を利用して作成
したり、または予めエディタによって作成する。
【0018】まず、入力イベントファイルIFを自動評
価システム1で作成する場合について説明する。まず、
マイコンの組み込み装置の各キーを、自動評価システム
1によってキーボードKBの各キーに割り当てる。そし
て、ユーザが、組み込み装置の仕様に対応して多数の入
力イベントを用意し、キーを1つ1つ入力する。する
と、自動評価システム1が、1つの入力イベント毎にキ
ーの種類と入力順序を入力イベントデータとして確定す
る。最後に、自動評価システム1が、全ての入力イベン
トに対する入力イベントデータを入力イベントファイル
IFに格納する。なお、入力イベントファイルIFは、
任意のファイル名が付されて記憶媒体に記憶され、ディ
スク装置DUから読み出し可能な状態にセットされる。
ちなみに、入力イベントファイルIFは、マイコンの仕
様変更、組み込み装置の仕様変更、評価内容の変更等に
対応して、変更可能である。例えば、図3の(a)図に
示すように、1つの入力イベント20として[A]キー
押下、[B]キー押下、[C]キー押下の順にキー操作
が行なわれたとする。この場合、入力イベント20は、
入力イベントデータとして、A,B,Cキーの種類とこ
のキーの入力順序が入力イベントデータとして入力イベ
ントファイルIFに格納される。
価システム1で作成する場合について説明する。まず、
マイコンの組み込み装置の各キーを、自動評価システム
1によってキーボードKBの各キーに割り当てる。そし
て、ユーザが、組み込み装置の仕様に対応して多数の入
力イベントを用意し、キーを1つ1つ入力する。する
と、自動評価システム1が、1つの入力イベント毎にキ
ーの種類と入力順序を入力イベントデータとして確定す
る。最後に、自動評価システム1が、全ての入力イベン
トに対する入力イベントデータを入力イベントファイル
IFに格納する。なお、入力イベントファイルIFは、
任意のファイル名が付されて記憶媒体に記憶され、ディ
スク装置DUから読み出し可能な状態にセットされる。
ちなみに、入力イベントファイルIFは、マイコンの仕
様変更、組み込み装置の仕様変更、評価内容の変更等に
対応して、変更可能である。例えば、図3の(a)図に
示すように、1つの入力イベント20として[A]キー
押下、[B]キー押下、[C]キー押下の順にキー操作
が行なわれたとする。この場合、入力イベント20は、
入力イベントデータとして、A,B,Cキーの種類とこ
のキーの入力順序が入力イベントデータとして入力イベ
ントファイルIFに格納される。
【0019】次に、リファレンス出力ファイルOFを自
動評価システム1で作成する場合について説明する。リ
ファレンス出力ファイルOFは、1つの入力イベントに
対して1つの参照出力結果を対応させたリファレンスデ
ータが格納されるので、入力イベントファイルIFの作
成に対応して作成する。ユーザが入力イベントとしてキ
ーを入力する毎に、自動評価システム1がこのキー入力
を入力イベントとしてシミュレータ2に送信する。そし
て、シミュレータ2が、このキー入力に対してシミュレ
ーションを行い、シミュレーション結果をディスプレイ
DPに表示する。表示後、ユーザが、ディスプレイDP
の表示内容を確認し、正しければ参照出力結果として確
定する。ちなみに、組み込み装置の出力手段がLCDな
ので、この参照出力結果(リファレンスデータ)は、L
CDの表示用の画像データとLCDに表示する際の位置
データである。なお、アプリケーションプログラムAP
が開発途中の場合には、アプリケーションプログラムA
Pのバージョンアップに対応してリファレンス出力ファ
イルOFを作成する。このとき、リファレンス出力ファ
イルOFは、アプリケーションプログラムAPのバグ修
正箇所や仕様変更箇所等を自動評価の項目に追加し、ア
プリケーションプログラムAPの変更箇所を含めた自動
評価を行うことができるものとする。あるいは、ユーザ
が、1つの入力イベントのキーを入力した後、自動評価
システム1のリファレンスデータ作成用エディタによっ
て、LCDの表示用の画像データを参照出力結果として
作成してもよい。最後に、自動評価システム1が、全て
の参照出力結果に対するリファレンスデータをリファレ
ンス出力ファイルOFに格納する。なお、リファレンス
出力ファイルOFは、任意のファイル名が付されて記憶
媒体に記憶され、ディスク装置DUから読み出し可能な
状態にセットされる。そして、リファレンス出力ファイ
ルOFは、入力イベントファイルIF内にそのファイル
名が記述され、入力イベントファイルIFに応じて読み
出される。したがって、リファレンス出力ファイルOF
は、入力イベントファイルIFに対応して変更する。例
えば、図3の(b)図に示すように、入力イベント20
が入力される前には、LCDの参照出力画面21におい
て、左上端に[_]が表示されているとする。そして、
入力イベント20として(a)図のキー入力が行なわれ
ると、(c)図に示すように、LCDの参照出力画面2
2において、左上端から右方に[ABC_]が参照出力
結果23として表示される。この場合、参照出力結果2
3は、リファレンスデータとして、「ABC_」のLC
Dの表示用の画像データとLCD画面上での表示位置デ
ータがリファレンス出力ファイルOFに格納される。
動評価システム1で作成する場合について説明する。リ
ファレンス出力ファイルOFは、1つの入力イベントに
対して1つの参照出力結果を対応させたリファレンスデ
ータが格納されるので、入力イベントファイルIFの作
成に対応して作成する。ユーザが入力イベントとしてキ
ーを入力する毎に、自動評価システム1がこのキー入力
を入力イベントとしてシミュレータ2に送信する。そし
て、シミュレータ2が、このキー入力に対してシミュレ
ーションを行い、シミュレーション結果をディスプレイ
DPに表示する。表示後、ユーザが、ディスプレイDP
の表示内容を確認し、正しければ参照出力結果として確
定する。ちなみに、組み込み装置の出力手段がLCDな
ので、この参照出力結果(リファレンスデータ)は、L
CDの表示用の画像データとLCDに表示する際の位置
データである。なお、アプリケーションプログラムAP
が開発途中の場合には、アプリケーションプログラムA
Pのバージョンアップに対応してリファレンス出力ファ
イルOFを作成する。このとき、リファレンス出力ファ
イルOFは、アプリケーションプログラムAPのバグ修
正箇所や仕様変更箇所等を自動評価の項目に追加し、ア
プリケーションプログラムAPの変更箇所を含めた自動
評価を行うことができるものとする。あるいは、ユーザ
が、1つの入力イベントのキーを入力した後、自動評価
システム1のリファレンスデータ作成用エディタによっ
て、LCDの表示用の画像データを参照出力結果として
作成してもよい。最後に、自動評価システム1が、全て
の参照出力結果に対するリファレンスデータをリファレ
ンス出力ファイルOFに格納する。なお、リファレンス
出力ファイルOFは、任意のファイル名が付されて記憶
媒体に記憶され、ディスク装置DUから読み出し可能な
状態にセットされる。そして、リファレンス出力ファイ
ルOFは、入力イベントファイルIF内にそのファイル
名が記述され、入力イベントファイルIFに応じて読み
出される。したがって、リファレンス出力ファイルOF
は、入力イベントファイルIFに対応して変更する。例
えば、図3の(b)図に示すように、入力イベント20
が入力される前には、LCDの参照出力画面21におい
て、左上端に[_]が表示されているとする。そして、
入力イベント20として(a)図のキー入力が行なわれ
ると、(c)図に示すように、LCDの参照出力画面2
2において、左上端から右方に[ABC_]が参照出力
結果23として表示される。この場合、参照出力結果2
3は、リファレンスデータとして、「ABC_」のLC
Dの表示用の画像データとLCD画面上での表示位置デ
ータがリファレンス出力ファイルOFに格納される。
【0020】それでは、図2を参照して、自動評価シス
テム1とシミュレータ2の自動評価を行う時の動作につ
いて説明する。
テム1とシミュレータ2の自動評価を行う時の動作につ
いて説明する。
【0021】自動評価システム1は、ユーザによって起
動されると、ディスク装置DUから入力イベントファイ
ルIFに格納された入力イベントデータIDをパソコン
PC内にロードする。なお、入力イベントファイルIF
は、ユーザによってファイル名で指定される。入力イベ
ントファイルIFがロードされると、自動評価システム
1は、入力イベントファイルIFに記述されているファ
イル名のリファレンス出力ファイルOFに格納されてい
るリファレンスデータRDをパソコンPC内にロードす
る。
動されると、ディスク装置DUから入力イベントファイ
ルIFに格納された入力イベントデータIDをパソコン
PC内にロードする。なお、入力イベントファイルIF
は、ユーザによってファイル名で指定される。入力イベ
ントファイルIFがロードされると、自動評価システム
1は、入力イベントファイルIFに記述されているファ
イル名のリファレンス出力ファイルOFに格納されてい
るリファレンスデータRDをパソコンPC内にロードす
る。
【0022】そして、自動評価システム1は、入力イベ
ントデータIDから1つの入力イベントをシミュレータ
2に送信する。入力イベントの送信には、パソコンのO
S[Operating System]のAPI[A
pplication Programming In
terface]コマンドを利用する。例えば、OSが
Windows(登録商標)の場合、APIコマンドの
FindWindowを使って、シミュレータ2のウイ
ンドウハンドルを取得する。そして、APIコマンドの
PostMessageを使って、入力イベントデータ
ID中の1つの入力イベントをウインドウハンドルに送
信する。つまり、自動評価システム1とシミュレータ2
間では、APIコマンドをよって入力イベントの送信が
可能となる。ちなみに、自動評価システム1およびシミ
ュレータ2は、APIコマンド等のOSに備わる機能を
使用するので、入力イベントを送信するために特別に機
能を追加しなくてもよい。
ントデータIDから1つの入力イベントをシミュレータ
2に送信する。入力イベントの送信には、パソコンのO
S[Operating System]のAPI[A
pplication Programming In
terface]コマンドを利用する。例えば、OSが
Windows(登録商標)の場合、APIコマンドの
FindWindowを使って、シミュレータ2のウイ
ンドウハンドルを取得する。そして、APIコマンドの
PostMessageを使って、入力イベントデータ
ID中の1つの入力イベントをウインドウハンドルに送
信する。つまり、自動評価システム1とシミュレータ2
間では、APIコマンドをよって入力イベントの送信が
可能となる。ちなみに、自動評価システム1およびシミ
ュレータ2は、APIコマンド等のOSに備わる機能を
使用するので、入力イベントを送信するために特別に機
能を追加しなくてもよい。
【0023】入力イベントが送信される毎に、シミュレ
ータ2は、この入力イベントに基づいてアプリケーショ
ンプログラムAPによる動作をシミュレーションする。
そして、シミュレータ2は、ディスプレイDPに表示す
るために、シミュレーション結果としてLCDの表示用
の画像データおよび位置データをRAM10に一時記憶
する。ちなみに、シミュレータ2は、このRAM10に
記憶されているLCDの表示用の画像データをディスプ
レイDPに表示も行う。ちなみに、ここで行なわれるシ
ミュレータ2の処理は、通常のアプリケーションプログ
ラムAPによる動作をシミュレーションする処理と同様
であり、自動評価を行うために特別の処理を行わない。
したがって、アプリケーションプログラムAPは、実際
にマイコンに搭載されるアプリケーションプログラムと
同一のものを使用できる。なお、RAM10は、パソコ
ンPCの内蔵RAMであり、自動評価システム1とシミ
ュレータ2で共有可能なRAMである。したがって、R
AM10は、自動評価システム1およびシミュレータ2
からアクセス可能である。つまり、自動評価システム1
とシミュレータ2間では、RAM10を介してシミュレ
ーション結果に対するやりとりが可能となる。ちなみ
に、自動評価システム1およびシミュレータ2は、パソ
コンPCのRAM10を利用するので、シミュレーショ
ン結果を参照するために特別の機能を追加しなくてもよ
い。なお、RAM10は、パソコンのVRAMであって
もよい。なお、本実施の形態では、RAM10が、特許
請求の範囲に記載された記憶手段に相当する。
ータ2は、この入力イベントに基づいてアプリケーショ
ンプログラムAPによる動作をシミュレーションする。
そして、シミュレータ2は、ディスプレイDPに表示す
るために、シミュレーション結果としてLCDの表示用
の画像データおよび位置データをRAM10に一時記憶
する。ちなみに、シミュレータ2は、このRAM10に
記憶されているLCDの表示用の画像データをディスプ
レイDPに表示も行う。ちなみに、ここで行なわれるシ
ミュレータ2の処理は、通常のアプリケーションプログ
ラムAPによる動作をシミュレーションする処理と同様
であり、自動評価を行うために特別の処理を行わない。
したがって、アプリケーションプログラムAPは、実際
にマイコンに搭載されるアプリケーションプログラムと
同一のものを使用できる。なお、RAM10は、パソコ
ンPCの内蔵RAMであり、自動評価システム1とシミ
ュレータ2で共有可能なRAMである。したがって、R
AM10は、自動評価システム1およびシミュレータ2
からアクセス可能である。つまり、自動評価システム1
とシミュレータ2間では、RAM10を介してシミュレ
ーション結果に対するやりとりが可能となる。ちなみ
に、自動評価システム1およびシミュレータ2は、パソ
コンPCのRAM10を利用するので、シミュレーショ
ン結果を参照するために特別の機能を追加しなくてもよ
い。なお、RAM10は、パソコンのVRAMであって
もよい。なお、本実施の形態では、RAM10が、特許
請求の範囲に記載された記憶手段に相当する。
【0024】シミュレーション後、自動評価システム1
は、RAM10に記憶されているシミュレーション結果
を参照する。そして、自動評価システム1は、このシミ
ュレーション結果とロードされているリファレンスデー
タRD中のシミュレータ2に送信した入力イベントに対
応する参照出力結果であるリファレンスデータ(LCD
の表示用の画像データおよび位置データ)を比較する。
自動評価システム1は、両結果が一致するか否かで判定
し、入力イベントに対するアプリケーションプログラム
APの動作を評価する。さらに、自動評価システム1
は、この判定結果を、結果ログファイルに格納する。結
果ログファイルには、判定結果を全て格納してもよい
し、シミュレーション結果と参照出力結果が異なる場合
だけ判定結果を格納してもよい。なお、自動評価システ
ム1は、シミュレーション結果と参照出力結果を並べて
ディスプレイDPに表示し、ユーザに確認可能な状態と
してもてもよい。また、自動評価システム1は、判定結
果をディスプレイDPに表示してもよい。
は、RAM10に記憶されているシミュレーション結果
を参照する。そして、自動評価システム1は、このシミ
ュレーション結果とロードされているリファレンスデー
タRD中のシミュレータ2に送信した入力イベントに対
応する参照出力結果であるリファレンスデータ(LCD
の表示用の画像データおよび位置データ)を比較する。
自動評価システム1は、両結果が一致するか否かで判定
し、入力イベントに対するアプリケーションプログラム
APの動作を評価する。さらに、自動評価システム1
は、この判定結果を、結果ログファイルに格納する。結
果ログファイルには、判定結果を全て格納してもよい
し、シミュレーション結果と参照出力結果が異なる場合
だけ判定結果を格納してもよい。なお、自動評価システ
ム1は、シミュレーション結果と参照出力結果を並べて
ディスプレイDPに表示し、ユーザに確認可能な状態と
してもてもよい。また、自動評価システム1は、判定結
果をディスプレイDPに表示してもよい。
【0025】そして、1つの入力イベントに対する評価
が終了する毎に、自動評価システム1は、入力イベント
データIDに格納されている次の入力イベントに対し
て、前記した処理を繰り返し、自動評価を行う。そし
て、入力イベントデータIDの全ての入力イベントに対
する評価が終了すると、自動評価システム1は、ユーザ
の指示に従って結果ログファイルをハードディスク等の
記憶媒体に記憶し、自動評価を終了する。
が終了する毎に、自動評価システム1は、入力イベント
データIDに格納されている次の入力イベントに対し
て、前記した処理を繰り返し、自動評価を行う。そし
て、入力イベントデータIDの全ての入力イベントに対
する評価が終了すると、自動評価システム1は、ユーザ
の指示に従って結果ログファイルをハードディスク等の
記憶媒体に記憶し、自動評価を終了する。
【0026】この自動評価システム1によれば、自動評
価システム1とシミュレータ2間のアクセスがAPIコ
マンドやRAM10等によって可能となる。そのため、
自動評価システム1からシミュレータ2へ入力イベント
を送信およびシミュレータ2のシミュレーション結果を
自動評価システム1で参照するために、自動評価システ
ム1およびシミュレータ2に特別の機能を追加しなくて
もよい。さらに、アプリケーションプログラムAPも、
自動評価用の機能を組み込む必要はなく、実際にマイコ
ンに搭載するアプリケーションプログラムと同一のもの
でよい。
価システム1とシミュレータ2間のアクセスがAPIコ
マンドやRAM10等によって可能となる。そのため、
自動評価システム1からシミュレータ2へ入力イベント
を送信およびシミュレータ2のシミュレーション結果を
自動評価システム1で参照するために、自動評価システ
ム1およびシミュレータ2に特別の機能を追加しなくて
もよい。さらに、アプリケーションプログラムAPも、
自動評価用の機能を組み込む必要はなく、実際にマイコ
ンに搭載するアプリケーションプログラムと同一のもの
でよい。
【0027】以上、本発明は、前記の実施の形態に限定
されることなく、様々な形態で実施される。例えば、自
動評価システムとシミュレーション装置間でアクセス可
能とするためにAPIコマンドやRAMを利用したが、
これらの手段に限定されず、他の手段を利用してもよ
い。また、自動評価システムおよびシミュレータを同一
のパソコンに構成したが、ワークステーション等の他の
電子計算機に構成してもよい。
されることなく、様々な形態で実施される。例えば、自
動評価システムとシミュレーション装置間でアクセス可
能とするためにAPIコマンドやRAMを利用したが、
これらの手段に限定されず、他の手段を利用してもよ
い。また、自動評価システムおよびシミュレータを同一
のパソコンに構成したが、ワークステーション等の他の
電子計算機に構成してもよい。
【0028】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る自動評価システ
ムは、シミュレーション装置とのアクセスを可能とする
ことにより、シミュレーション装置の入力イベントに対
するシミュレーション結果を利用して自動評価すること
ができる。この際、シミュレーション装置は入力イベン
トに対して通常のシミュレーションするだけなので、ア
プリケーションプログラムに自動評価用の機能を組み込
む必要がない。そのため、アプリケーションプログラム
の品質は、ターゲットシステムに搭載するアプリケーシ
ョンプログラムと等価である。
ムは、シミュレーション装置とのアクセスを可能とする
ことにより、シミュレーション装置の入力イベントに対
するシミュレーション結果を利用して自動評価すること
ができる。この際、シミュレーション装置は入力イベン
トに対して通常のシミュレーションするだけなので、ア
プリケーションプログラムに自動評価用の機能を組み込
む必要がない。そのため、アプリケーションプログラム
の品質は、ターゲットシステムに搭載するアプリケーシ
ョンプログラムと等価である。
【0029】本発明の請求項2に係る自動評価システム
は、自動評価システムとシミュレーション装置がアクセ
ス可能な記憶手段を備えることによって、自動評価シス
テムとシミュレーション装置間でのアクセスが可能とな
る。そのため、自動評価システムとシミュレーション装
置による自動評価では、自動評価を行うために自動評価
用の機能を組み込む必要がない。その結果、自動評価に
おける安定性が確保される。
は、自動評価システムとシミュレーション装置がアクセ
ス可能な記憶手段を備えることによって、自動評価シス
テムとシミュレーション装置間でのアクセスが可能とな
る。そのため、自動評価システムとシミュレーション装
置による自動評価では、自動評価を行うために自動評価
用の機能を組み込む必要がない。その結果、自動評価に
おける安定性が確保される。
【図1】本実施の形態に係る自動評価システムおよびシ
ミュレーション装置が動作するパーソナルコンピュータ
の構成図である。
ミュレーション装置が動作するパーソナルコンピュータ
の構成図である。
【図2】本実施の形態に係る自動評価システムとシミュ
レーション間のアクセスの説明図である。
レーション間のアクセスの説明図である。
【図3】入力イベントと参照出力結果の一例であり、
(a)は入力イベントであるキー入力、(b)は(a)
図のキー入力前のLCDの参照出力画面、(c)は参照
結果である(a)図のキー入力に対するLCDの参照出
力画面である。
(a)は入力イベントであるキー入力、(b)は(a)
図のキー入力前のLCDの参照出力画面、(c)は参照
結果である(a)図のキー入力に対するLCDの参照出
力画面である。
【図4】従来のマイコンのアプリケーションプログラム
の自動評価を行うための構成図である。
の自動評価を行うための構成図である。
1・・・自動評価システム 2・・・シミュレータ(シミュレーション装置) 10・・・RAM(記憶手段) 20・・・入力イベント 23・・・参照出力結果 AP・・・アプリケーションプログラム
Claims (2)
- 【請求項1】 任意の入力イベントと前記任意の入力イ
ベントに対する参照出力結果により、ターゲットシステ
ム上で動作するアプリケーションプログラムを自動評価
する自動評価システムにおいて、 前記アプリケーションプログラムによる動作をシミュレ
ーションするシミュレーション装置とアクセス可能であ
り、 前記シミュレーション装置による前記任意の入力イベン
トに対するシミュレーション結果と前記参照出力結果と
を比較することによって、自動評価することを特徴する
自動評価システム。 - 【請求項2】 前記シミュレーション装置および前記自
動評価システムがアクセス可能な記憶手段を備え、 前記シミュレーション装置が前記記憶手段に記憶した前
記シミュレーション結果を、前記参照出力結果と比較す
ることを特徴とする請求項1に記載の自動評価システ
ム。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000119722A JP2001306359A (ja) | 2000-04-20 | 2000-04-20 | 自動評価システム |
US09/838,490 US20020007254A1 (en) | 2000-04-20 | 2001-04-19 | Automated evaluation system and program |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000119722A JP2001306359A (ja) | 2000-04-20 | 2000-04-20 | 自動評価システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001306359A true JP2001306359A (ja) | 2001-11-02 |
Family
ID=18630647
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000119722A Withdrawn JP2001306359A (ja) | 2000-04-20 | 2000-04-20 | 自動評価システム |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20020007254A1 (ja) |
JP (1) | JP2001306359A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB0225649D0 (en) * | 2002-11-04 | 2002-12-11 | Transitive Technologies Ltd | Incremental validation |
KR100858080B1 (ko) * | 2002-11-12 | 2008-09-10 | 삼성전자주식회사 | 전기적 신호를 측정하는 pcr 증폭 산물을 검출하는 방법 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4620302A (en) * | 1984-01-06 | 1986-10-28 | Burroughs Corporation | Programmable digital signal testing system |
US5157782A (en) * | 1990-01-31 | 1992-10-20 | Hewlett-Packard Company | System and method for testing computer hardware and software |
US5233611A (en) * | 1990-08-20 | 1993-08-03 | International Business Machines Corporation | Automated function testing of application programs |
US5363501A (en) * | 1992-12-22 | 1994-11-08 | Sony Electronics, Inc. | Method for computer system development verification and testing using portable diagnostic/testing programs |
-
2000
- 2000-04-20 JP JP2000119722A patent/JP2001306359A/ja not_active Withdrawn
-
2001
- 2001-04-19 US US09/838,490 patent/US20020007254A1/en not_active Abandoned
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20020007254A1 (en) | 2002-01-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
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