JP2001303211A - Dcモータ用電磁鋼板 - Google Patents
Dcモータ用電磁鋼板Info
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Abstract
率化を達成し得る、新規な電磁鋼板。 【解決手段】Si:2.5 〜10mass%及びCr:1.5 〜20mass
%を含み、C及びNを合計量0.01mass%以下で含有し、
残部がFe及び不可避的不純物からなり、固有抵抗が60μ
Ωcm以上で、平均結晶粒径が75μm 以上、W10/400が14W
/kg以下、B1が0.7 T 以上であることを特徴とするブラ
シレスDCモータ用電磁鋼板。
Description
し、DCモータ、特にブラシレスDCモータに用いて好
適な鋼板を提案しようとするものである。
の家庭用電気製品に用いられるモータとしては、AC誘
導モータが用いられてきたが、近年では、省エネルギー
対策からブラシレスDCモータが用いられることが多く
なってきた。かかるブラシレスDCモータについても、
電気機器の消費電力を抑えるために、モータの高効率化
が求められている。モータを高効率化するには、モータ
の構造等を変更することも考えられるが、鉄心に用いら
れている電磁鋼板の磁気特性を高めることも重要であ
る。
心には、Siを3.5 mass%程度含有する、安価な無方向性
電磁鋼板が用いられてきた。かような通常の無方向性電
磁鋼板は、安価な点や打ち抜き加工が良好である点には
メリットがあるが、高効率化を目指す場合には、今なお
改良の余地が残されていた。
DCモータ、特に上述したブラシレスDCモータに求め
られている高効率化を達成し得る、新規な電磁鋼板を提
案することを目的とする。
材料を用いてモデルのモータ(希土類磁石を用いたIP
M(Interior Parmanent Magnet: 内部永久磁石型) 、3
相、8 極、出力400 W)を作成し、実際にモータ効率を
調査することにより、鉄心材料を評価した。その結果、
モータ効率を90%以上にするためには、商用周波数によ
りもやや高周波域での鉄損を低減することが重要である
ことを見出した。また、安定してモータ効率を90%以上
にするためには、素材の平均結晶粒径を大きくすること
が肝要であることを見出した。この発明は、上記の知見
に立脚するものである。
%及びCr:1.5 〜20mass%を含み、C及びNを合計量0.
01mass%以下で含有し、残部がFe及び不可避的不純物か
らなり、固有抵抗が60μΩcm以上で、平均結晶粒径が75
μm 以上、W10/400が14W/kg以下、B1が0.7 T 以上であ
ることを特徴とするDCモータ用電磁鋼板である。
びCr:1.5 〜20mass%を含み、C及びNを合計量0.01ma
ss%以下で含有し、更に、Sを0.010 mass%以下で含有
するとともに、Ti量をC量、N量及びS量との関係で、
Ti×(C+N+S)×105 ≦5.0 を満足する範囲とし、
残部がFe及び不可避的不純物からなり、固有抵抗が60μ
Ωcm以上で、平均結晶粒径が75μm 以上、W10/400 が14
W/kg以下、B1が0.7 T 以上であることを特徴とするDC
モータ用電磁鋼板である。
びCr:1.5 〜20mass%を含み、C及びNを合計量0.01ma
ss%以下で含有し、更に、Sを0.010 mass%以下で含有
するとともに、Ti量をC量、N量及びS量との関係で、
Ti×(C+N+S)×105 ≦5.0 を満足する範囲とし、
かつ、Alよりなる群、Mn及びPから選ばれる1種又は2
種よりなる群、Sb及びSnから選ばれる1種又は2種より
なる群、並びに、Ni、Cu、Coから選ばれる1種又は2種
以上よりなる群の1群又は2群以上の成分を、Alは5 ma
ss%以下、Mn及びPはそれぞれ1 mass%以下、Sb及びSn
はそれぞれ1 mass%以下、Ni及びCoはそれぞれ5 mass%
以下、Cuは1 mass%以下の範囲で含有し、残部がFe及び
不可避的不純物からなり、固有抵抗が60μΩcm以上で、
平均結晶粒径が75μm 以上、W10/400 が14W/kg以下、B1
が0.7 T 以上であることを特徴とするDCモータ用電磁
鋼板である。
明する。この発明の鋼板は、W10/400 が14W/kg以下か
つ、B1が0.7 T 以上であることが必要である。発明者ら
の研究によるモデルモータ評価により、モータ効率を90
%以上とするためには、素材が、上述したW10/400 が14
W/kg以下かつ、B1が0.7 T以上を具備することが必要で
あることを見出した。ここで、モータ効率とは、モデル
モータにおける入力に対する出力を比で表したものであ
る(出力/入力×100 )。図1に成分組成を変化させる
ことにより、鉄損特性及び磁束密度特性を変えた種々の
鋼について、モータ効率を測定した結果を示す。この図
1より、ブラシレスDCモータにおいて、モータ効率を
90%以上にするためには、W10/400 が14W/kg以下かつ、
B1が0.7 T 以上を満足させることが必要であることが分
かる。これは、ブラシレスDCモータの鉄心材料につい
ては、商用周波数よりもやや高周波域での鉄損を低減す
ることと、磁束密度の立ち上がりが早いことが重要であ
ることを意味している。
機におけるモータ効率を90%以上にするためには、前述
した磁気特性を満足させることに加えて、鋼板の平均結
晶粒径が75μm 以上であることが必要であることを見出
した。この理由は、以下のように考える。
インバータ波形により励磁されるため、高周波域での鉄
損が小さいことが必要だと考えられる。一般に、高周波
域での鉄損を低減するためには、素材の結晶粒径を小さ
くすることが有効である。しかし、近年の磁石の着磁方
法の改善やモータ設計の改善によって、励磁成分に低周
波成分が含まれるようになったことから、素材の結晶粒
径がやや大きい方が、むしろ安定して高いモータ効率が
得られるものと考えられる。また、結晶粒が大きい方が
打ち抜き加工時のせん断歪の影響を受けにくいことも一
因と考えられる。
なる鋼について平均結晶粒径を種々に変化させて、実際
のモータ効率を調査した結果を示す。この図2からも明
らかなように、平均結晶粒径が75μm 以上の範囲を外れ
る場合は、実際のモータ効率90%以上が得られない。よ
り好ましい範囲は、90μm 以上、より好ましくは100μm
以上である。また、上限は加工性の点から500 μm 以
下とすることが好ましい。このように、平均結晶粒径を
所定の範囲にする具体的手段としては、後述する成分調
整による方法の他、仕上焼鈍の温度条件を制御する方法
がある。
とするために、磁束密度の立ち上がりが早いほうがよ
い。したがって、この発明では磁束密度を、B1が0.7 T
以上とする。
効率を達成するには、固有抵抗を高めることが必要であ
り、この発明の鋼では、60μΩcm以上が望ましい。60μ
Ωcmより固有抵抗が低いと、板厚をいかに薄くしても所
望の高周波鉄損は得られないためである。
減じれば高周波鉄損特性改善の効果を促進し、ひいては
モータ効率を向上させることができるが、この減厚の効
果を格段に得るためには、板厚を0.35mm以下とすること
が有効である。ただし、0.01mmより薄くするには、製造
コストが高くなるばかりか、その鋼板の取扱いに格段の
注意が必要で、製品製造のコストも高くなるために、板
厚の範囲を0.01mm以上、0.35mm以下とするのが好まし
い。更に好ましくは、0.02〜0.25mmである
りである。Siは、単独でも鋼の固有抵抗を上昇させる
が、更に、Crとの相乗効果によって固有抵抗を大幅に上
昇させ、特に高周波域での鉄損を低減するのに有効な成
分である。Si量が2.5 mass%未満ではCrやAlを併用して
も磁束密度を余り犠牲にせずに60μΩcm以上の固有抵抗
を得るには至らず、このため、良好なモータ効率は得ら
れない。一方、10mass%を超えると、Crを含有させても
通常圧延可能なまでの靱性が確保できないので、Siの含
有量の範囲は、2.5 mass%以上、10mass%以下、好まし
くは、2.5 mass%以上、7 mass%以下、より好ましく
は、3.5 mass%以上、5 mass%以下と規定する。
有抵抗を大幅に向上させて、特に高周波域での鉄損を低
減し、更には耐食性を向上させる基本的な合金成分であ
り、しかも、3.5 mass%以上のSi含有量の場合、又は3
mass%以上のSi含有量かつ0.5 mass%を超えるAl含有量
の場合であっても通常の圧延可能な程度の靱性を得るの
に極めて有効であり、その観点からは2 mass%以上を要
する。Si量やAl量が上記の場合よりも少ないときには、
Cr量を更に減じても加工性は確保できるが、Cr含有によ
る加工性向上効果を発揮させ、かつ、鋼の固有抵抗を60
μΩcm以上とするためには、1.5 mass%以上のCrが必須
である。一方、20mass%を超えると靱性向上の効果が飽
和するとともに、コスト上昇を招くので、Crの含有量の
範囲は、1.5 mass%以上、20mass%以下、好ましくは、
2 mass%以上、10mass%以下、より好ましくは、3 mass
%以上、7 mass%以下と規定する。
ために、できる限り低減するのが好ましく、その許容量
はこの発明のCr量、Si量及びAl量の場合には、高靱性を
確保するために合計量で0.01mass%以下に抑える必要が
ある。好ましくはC及びNをそれぞれ0.005 mass%以下
に抑える。C及びNをそれぞれ0.005 mass%以下低減さ
せることで十分に冷延性を確保でき、しかも、低周波域
から高周波域までの磁気特性に優れる鋼板が得られる。
より好ましくは、それぞれ0.003 mass%以下である。更
に好ましくはそれぞれ0.0015mass%以下がよい。
しくはSを0.010 mass%以下で含有するとともに、Ti量
をC量、N量及びS量との関係で、Ti×(C+N+S)
×10 5 ≦5.0 を満足する範囲とする。Sは、この発明で
は不純物成分であり、できるだけ低減することが望まし
く、Sの許容量として上限を0.010 mass%とする。ま
た、前述したようにこの発明では、安定してモータ効率
90%以上を確保するために鋼板の平均結晶粒径を75μm
以上としているのであるが、このように平均結晶粒径を
75μm 以上を達成するには、Ti量をC量、N量及びS量
との関係で、Ti×(C+N+S)×105 ≦5.0 を満足さ
せることが望ましいことを見出したのである。これは、
安定して結晶粒成長を確保するには、Tiの炭化物、窒化
物及び硫化物を低減することが有効であることを意味す
ると考えられる。かかるTiの炭化物、窒化物及び硫化物
は、それぞれ異なる温度で生成し、単独で又は複合して
粒成長に悪影響を与えるが、Ti×(C+N+S)×105
≦5.0 を満たすようにTiの量を制御することにより、こ
の悪影響が軽減できるものと考えられる。
れないが、一般の珪素鋼と同様に、磁気特性及び加工性
を良好に保つためには、以下の範囲に制限することが重
要である。Oは0.005 mass%以下、好ましくは0.003 ma
ss%以下、より好ましくは0.0015mass%以下がよい。V
は0.005 %以下、好ましくは0.002 mass%以下、より好
ましくは0.0015mass%以下がよい。その他、La、Mg等も
極力低減させることが好ましい。
Si、Crに加えて、Alよりなる群、Mn及びPから選ばれる
1種又は2種よりなる群、Sb及びSnから選ばれる1種又
は2種よりなる群、並びに、Ni、Cu、Coから選ばれる1
種又は2種以上よりなる群の1群又は2群以上の成分を
含有させることができる。
鋼の固有抵抗を大幅に向上させ、高周波域での鉄損を低
減するのに有効な成分であるので、この発明では、必要
に応じてAlを含有させることができる。しかし、Al量が
5 mass%を超えると、コスト上昇を招くうえに、この発
明のようにSiを2.5 mass%以上含有する鋼では、Crを多
量に含有させても通常の圧延が可能なまでの靱性が確保
できないので、Alの含有量は5 mass%以下とする。Alの
下限は特に限定する必要がないが、脱酸や結晶粒成長性
の改善のために0.005 〜0.3 mass%程度を含有させるこ
とがある。更に、Alを積極的に固有抵抗の増大のために
活用するときは、この発明のようにSiが2.5 mass%以上
含有されている鋼ではAlが0.5 mass%未満では固有抵抗
を更に上昇させるに十分な効果が得られない。したがっ
て、好ましくはAlの含有量は0.05mass%以上、5 mass%
以下、より好ましくは0.5 mass%以上、3 mass%以下で
ある。
することにより、一層の固有抵抗の上昇を与えることが
知られている。これらの成分の添加により、この発明の
趣旨が損なわれることなく、更なる鉄損の低減が達成で
きる。そこで、この発明では、Mn、Pの中から選ばれる
1 種又は2 種を含有させることができる。とはいえ、こ
れらの成分を大量に添加するとコスト上昇を招くので、
それぞれの添加量は1mass%を上限とする。より好まし
くは0.5 mass%以下がよい。
作用を有し、それにより製品の磁気特性向上に寄与す
る。したがって、この発明では、Sb及びSnから選ばれる
1 種又は2 種を、それぞれ1 mass%以下の範囲で添加さ
せることができる。Sb量やSn量が1 mass%を超えると効
果は薄れ、また、コストの上昇を招くことからSb量、Sn
量の上限は1 mass%とする。なお、Sb量、Sn量の下限は
特に限定するものではないが、前述したSb、Snの添加効
果を十分に発揮させるためには、それぞれ、0.001 mass
%以上を添加することが好ましい。
作用を有する。また、延性−脆性遷移温度を下げて、加
工性を向上させる。更に、結晶粒径を細粒化する作用を
有するため、渦電流損を低減させる効果がある。また、
いずれも製品の耐食性、耐候性を改善する作用を有す
る。したがって、この発明では、所望の諸特性に応じ
て、NiやCuを含有させることができる。Ni量が5 mass%
を超える場合やCu量が1 mass%を超える場合は、いずれ
も、前述の効果が飽和するばかりか、飽和磁束密度を著
しく低下させるため、また、延性を劣化させ、更には、
コスト上昇を招くことから、Ni、Cuの含有量の上限はそ
れぞれ5 mass%、1 mass%とする。なお、Ni量、Cu量の
下限は特に限定するものではないが、前述したNi、Cuの
添加効果を十分に発揮させるためには、それぞれ、0.00
5 mass%以上を含有させることが好ましい。
向上させる作用を有する。したがって、この発明では、
Coを含有させることができる。Co量が5 mass%を超える
場合、コスト上昇を招くことから、Co含有量の上限は5
mass%とする。なお、Co量の下限は特に限定するもので
はないが、前述した添加効果を十分に発揮させるために
は、0.005 mass%以上を含有させることが好ましい。
法により製造することができる。前述した成分組成範囲
に調整された素材を、連続鋳造又は造塊−分塊圧延によ
りスラブとし、又は、薄スラブ連続鋳造法を用いて、厚
みの薄いスラブを製造する。得られたスラブは、加熱保
持後に熱間圧延に供するか、また、CC-DR 法( 連続鋳造
後、直送し圧延する方法) やHCR ( 連続鋳造後、保温を
行う方法) 法のように、連続鋳造時の顕熱を保持したま
ま加熱することなく熱間圧延に供することができる。
とによって、次工程の冷間圧延ないしは温間圧延におけ
る加工性、すなわち圧延性を良好にすることができる。
そのための熱延板の厚みは3 mm以下、好ましくは2.5 mm
以下、より好ましくは2.0 mm以下とする。
行う。熱延板焼鈍を行うことにより、圧延された素材の
集合組織が改善され、鉄損特性の向上に有利に作用す
る。この熱延板焼鈍条件は、例えば、温度700 〜1100
℃、時間1 秒〜2 時間で行う。熱間圧延後又は必要に応
じて行った熱延板焼鈍後は、酸洗もしくはショットブラ
スト等により熱延スケールを除去した後に、冷間圧延や
温間圧延を行う。
の圧延又は途中焼鈍を含む2回以上の圧延により行う。
途中焼鈍を行うことは、圧延材の集合組織の改善を通じ
て磁気特性の向上に有利に作用する。また、この冷間圧
延や温間圧延の作業性を改善することができる。途中焼
鈍の条件は、例えば、温度600 〜1100℃で時間1 秒〜10
分の範囲とする。ここで、冷間圧延及び温間圧延は、コ
ストの面からできるだけ低い温度とすることが好まし
い。温間圧延を行う場合は、300 ℃程度以下の温度とす
ることが望ましい。
施し、更に絶縁被膜を被成して製品とする。これらの仕
上げ焼鈍の条件、絶縁被膜の被成条件に関しては、通常
の電磁鋼板や電磁ステンレス鋼板で常用される方法と同
様にすればよい。さらに素材成分を調整すること及び/
又は仕上げ焼鈍の温度条件を制御することにより、平均
結晶粒径を75μm 以上にすることができる。
可避的不純物よりなる鋼を溶製し、連続鋳造によりスラ
ブとし、熱間圧延により板厚2.0 mmの熱延板とした。こ
れらの熱延板のスケールを除去した後に、板厚0.90mmま
で冷間圧延を行い、850 ℃で10秒間の中間焼鈍を水素・
窒素混合雰囲気中で行った。これらの鋼板を更に冷間圧
延によって板厚0.35mmとし、900 ℃で10秒間の最終焼鈍
を水素・窒素混合雰囲気中で行い、絶縁被膜を付与し
た。得られた製品をエプスタイン試料に切り出し、JIS
C 2550 (1975年) に準じて磁気特性を測定した結果を、
モータに組み込んだ場合のモータ効率等と共に表2に示
す。
である固有抵抗、粒径及び鉄損値を満たす例は、優れた
実機モータ効率が格段に優れている。
スDCモータ用としてモータ効率90%以上を達成可能で
あり、省エネルギーの観点からその工業的価値は大であ
る。
を示すグラフである。
ラフである。
Claims (3)
- 【請求項1】Si:2.5 〜10mass%及びCr:1.5 〜20mass
%を含み、C及びNを合計量0.01mass%以下で含有し、
残部がFe及び不可避的不純物からなり、固有抵抗が60μ
Ωcm以上で、平均結晶粒径が75μm 以上、W10/400が14W
/kg以下、B1が0.7 T 以上であることを特徴とするDC
モータ用電磁鋼板。 - 【請求項2】Si:2.5 〜10mass%及びCr:1.5 〜20mass
%を含み、C及びNを合計量0.01mass%以下で含有し、
更に、Sを0.010 mass%以下で含有するとともに、Ti量
をC量、N量及びS量との関係で、Ti×(C+N+S)
×105 ≦5.0 を満足する範囲とし、残部がFe及び不可避
的不純物からなり、固有抵抗が60μΩcm以上で、平均結
晶粒径が75μm 以上、W10/400 が14W/kg以下、B1が0.7
T 以上であることを特徴とするDCモータ用電磁鋼板。 - 【請求項3】Si:2.5 〜10mass%及びCr:1.5 〜20mass
%を含み、C及びNを合計量0.01mass%以下で含有し、
更に、Sを 0.010mass%以下で含有するとともに、Ti量
をC量、N量及びS量との関係で、Ti×(C+N+S)
×105 ≦5.0 を満足する範囲とし、かつ、Alよりなる
群、Mn及びPから選ばれる1種又は2種よりなる群、Sb
及びSnから選ばれる1種又は2種よりなる群、並びに、
Ni、Cu、Coから選ばれる1種又は2種以上よりなる群の
1群又は2群以上の成分を、Alは5 mass%以下、Mn及び
Pはそれぞれ1 mass%以下、Sb及びSnはそれぞれ1 mass
%以下、Ni及びCoはそれぞれ5 mass%以下、Cuは1 mass
%以下の範囲で含有し、残部がFe及び不可避的不純物か
らなり、固有抵抗が60μΩcm以上で、平均結晶粒径が75
μm 以上、W10/400 が14W/kg以下、B1が0.7 T 以上であ
ることを特徴とするDCモータ用電磁鋼板。
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---|---|---|---|
JP2000117285A JP4258949B2 (ja) | 2000-04-19 | 2000-04-19 | Dcモータ用電磁鋼板 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013172487A (ja) * | 2012-02-17 | 2013-09-02 | Nippon Steel & Sumitomo Metal | 回転電機 |
JP2015508454A (ja) * | 2011-12-28 | 2015-03-19 | ポスコ | 無方向性電気鋼板およびその製造方法 |
-
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- 2000-04-19 JP JP2000117285A patent/JP4258949B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2015508454A (ja) * | 2011-12-28 | 2015-03-19 | ポスコ | 無方向性電気鋼板およびその製造方法 |
US10096414B2 (en) | 2011-12-28 | 2018-10-09 | Posco | Non-oriented electrical steel sheet and method of manufacturing the same |
JP2013172487A (ja) * | 2012-02-17 | 2013-09-02 | Nippon Steel & Sumitomo Metal | 回転電機 |
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